JP2011020646A - 燃料給油部構造 - Google Patents

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淳 大舘
Akihiro Yoshikawa
明宏 吉川
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Abstract

【課題】フィラーパイプの燃料給油口からの燃料飛沫の飛散を確実に防止することができる燃料給油部構造を提供する。
【解決手段】フィラーパイプ3とリストリクター4とブリーザーパイプ5とを備え、リストリクター4の一端部40の外周面とノズル挿入部6の内周面6Nとの隙間が全周にわたって無くされ、リストリクター4の一端部40に連なるリストリクター本体部41の外周面41Sとノズル挿入部6の内周面6Nとの間に空気流通路Sが形成され、ブリーザーパイプ5の排気口5Aはリストリクター本体部41の外周面41Sに臨み、リストリクター本体部41に通気孔10が貫通形成され、通気孔10は排気口5Aと対向しないように、フィラーパイプ3の周方向で排気口5Aに対して位置ずれし、リストリクター本体部41の下流側の端縁4Kが排気口5Aに対して下流側に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、
給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクに導くフィラーパイプと、
前記フィラーパイプの開口側のノズル挿入部に挿入固着されて所定の給油ノズル以外の給油ノズルの挿入を阻止する筒状のリストリクターと、
一端部が前記燃料タンクに連通接続し、他端部が前記フィラーパイプのノズル挿入部に連通接続するブリーザーパイプとを備えている燃料給油部構造に関する。
前記リストリクターはレギュラーガソリンと軽油の入れ間違い等を防止する部品であり、ブリーザーパイプは給油に伴って燃料タンクから押し出される空気を燃料タンク外に排出するための部品である。
図6,図7(a),図7(b)に示すように、従来、上記の燃料給油部構造では、リストリクター4の一端部40の外周面とフィラーパイプ3のノズル挿入部6の内周面6Nとを周方向の複数箇所で溶接固着し、隣り合う溶接部Eの間に周方向に沿う隙間S1を形成して、ブリーザーパイプ5の排気口5Aからの空気を前記隙間S1からフィラーパイプ3の開口3K(給油口3K)の外側に排出させていた。
また、ブリーザーパイプ5の排気口5Aはリストリクター4の外周面41Sに臨み、リストリクター4の下流側の端縁4Kが前記排気口5Aの軸芯Pと上下方向でほぼ同じ位置に位置していた。
なお、図中矢印Jは給油時の燃料の流れの上流側方向を示し、矢印Kは下流側方向を示す。
この構造によれば、ブリーザーパイプ5を通った空気中の燃料飛沫Aが、燃料の満タン自動停止時などに前記隙間S1やリストリクター4の下流側の端部と給油ノズル1の外周面との間S2に侵入して、フィラーパイプ3の開口3Kから飛散しやすかった。
この問題を解消するために、ブリーザーパイプの排気口をリストリクターの一端部よりも上流側でフィラーパイプに下向きに開口させた技術が提案されている(特許文献1参照)。
実開昭62−56322号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、前記排気口がフィラーパイプの大径の開口端部内で給油口近くに位置しているために、燃料の満タン自動停止時などに燃料飛沫がやはりフィラーパイプ側に飛び出すことがあり改善の余地が残されていた。
本発明の目的は、フィラーパイプの燃料給油口からの燃料飛沫の飛散を確実に防止することができる燃料給油部構造を提供する点にある。
本発明の特徴は、
給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクに導くフィラーパイプと、
前記フィラーパイプの開口側のノズル挿入部に挿入固着されて所定の給油ノズル以外の給油ノズルの挿入を阻止する筒状のリストリクターと、
一端部が前記燃料タンクに連通接続し、他端部が前記ノズル挿入部に連通接続するブリーザーパイプとを備えている燃料給油部構造であって、
前記燃料の流れ方向で上流側の前記リストリクターの一端部の外周面と前記ノズル挿入部の内周面との隙間が全周にわたって無くされ、
前記リストリクターの一端部に連なるリストリクター本体部の外周面と前記ノズル挿入部の内周面との間に空気流通路が形成され、
前記ブリーザーパイプの他端部の排気口は前記リストリクター本体部の外周面に臨み、
前記リストリクター本体部に前記空気流通路と連通する通気孔が貫通形成され、
前記通気孔は前記排気口と対向しないように、前記フィラーパイプの周方向で前記排気口に対して位置ずれし、
前記リストリクター本体部の下流側の端縁が前記排気口に対して下流側に位置している点にあり、この構成によれば次の作用を奏することができる。(請求項1)
給油ノズルで燃料を燃料タンクに給油すると、燃料タンク内の空気がブリーザーパイプ内に押し出されブリーザーパイプの排気口から排出されて、リストリクター本体部の外周面と前記ノズル挿入部の内周面との間の空気流通路内に入り込む。
ブリーザーパイプの排気口はリストリクター本体部の外周面に臨んでいるから、排気口から排出された空気中の燃料飛沫はリストリクター本体部の外周面に衝突して下流側(燃料タンク側)に落下する。
すなわち、リストリクターの一端部の外周面とフィラーパイプの内周面との隙間は全周にわたって無くされているから、燃料飛沫が上流のフィラーパイプの給油口側に向かうことがない。さらに、リストリクター本体部の下流側の端縁が前記排気口に対して下流側に位置しているから、燃料飛沫がリストリクター本体部の下流側の端部と給油ノズルの外周面との間に侵入しにくい。そして、リストリクター本体部に形成された通気孔は前記排気口と対向しないように、フィラーパイプの周方向で排気口に対して位置ずれしているから、燃料飛沫が通気孔に侵入しにくい。
これにより、上記のように、排気口から排出された空気中の燃料飛沫をリストリクター本体部の外周面に衝突させて下流側(燃料タンク側)に落下させることができ、燃料飛沫がフィラーパイプの給油口から飛散することを確実に防止することができる。
ブリーザーパイプの排気口を出て前記空気流通路内に入り込んだ空気はリストリクター本体部の周方向に向かう。そして、リストリクター本体部の通気孔を通ってフィラーパイプの給油口からフィラーパイプの外側に排出される。(請求項1)
本発明において、
前記通気孔の軸芯は前記排気口の軸芯に対して前記フィラーパイプの周方向に90度〜180度位置ずれしていると、次の作用を奏することができる。(請求項2)
リストリクター本体部に形成された通気孔をフィラーパイプの周方向で前記排気口に対して十分に位置ずれさせて、通気孔を排気口と対向しないようにすることができ、燃料飛沫が通気孔に侵入しにくくすることができる。
また、前記通気孔の軸芯が排気口の軸芯に対してフィラーパイプの周方向に90度位置ずれしていると、特に、次の作用を奏することができる。
つまり、レイアウト上、給油口の位置は自動車の後部になることが多く、このような場合、ブリーザーパイプをフィラーパイプから車両前方側に延出することによって、車両後方側からの衝突時の影響を少なくしている。
そうすると、給油口が自動車の右側にある機種と左側にある機種ではフィラーパイプから出るブリーザーパイプの突出方向は180度逆になるが、リストリクター本体部の通気孔の位置を自動車の上方としてそれぞれブリーザーパイプの排気口とのずれを90度とすれば、ブリーザーパイプの取り付け位置のみ異なるだけで、リストリクターとフィラーパイプの給油口周りの形状を共通化することができ、フィラーパイプの長さ、曲げ形状、ブリーザーパイプの取り付け孔位置を変更することにより多機種に対応することができる。(請求項2)
本発明において、
前記通気孔の軸芯が前記フィラーパイプの軸芯と直交していて、前記通気孔は前記フィラーパイプの軸芯と平行な面上に形成されていると、通気孔がフィラーパイプの給油口側を向かないから、燃料飛沫がフィラーパイプの給油口から飛散することをより確実に防止することができる。(請求項3)
本発明において、
前記リストリクターの周方向で前記排気口と前記通気孔の間に位置するリストリクター本体部に径方向外方側に膨出する膨出部が形成されて、前記膨出部が前記フィラーパイプの内周面に近接していると、燃料飛沫が前記通気孔側に回り込むことを膨出部で阻止することができて、燃料飛沫がフィラーパイプの給油口から飛散することをより確実に防止することができる。(請求項4)
本発明において、
車両に取り付けられた状態で前記リストリクター本体部の通気孔が前記通気孔周りのリストリクター本体部の周部に対して車両上方側に位置するよう構成されていると、給油時に満タンになった燃料が通気孔から給油口側に溢れ出ることを防止することができる。(請求項5)
本発明によれば、
フィラーパイプの燃料給油口からの燃料飛沫の飛散を確実に防止することができる燃料給油部構造を提供することができた。
燃料給油部構造の縦断面図 燃料給油部構造の側面図 図2のC−C断面図 (a)は図2のD−D断面図(b)は図2のE−E断面図 図2のF−F断面図 従来の燃料給油部構造の側面図 (a)は図6のA−A断面図(b)は図6のB−B断面図
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1に自動車の燃料給油部構造を示してある。この燃料給油部構造は、給油ノズル1から供給される燃料20を燃料タンク2に導く断面円形のフィラーパイプ3と、フィラーパイプ3の開口3K(給油口)側のノズル挿入部6に挿入固着されて所定の給油ノズル1以外の給油ノズルの挿入を阻止する筒状のリストリクター4と、一端部が燃料タンク2に連通接続し、他端部がフィラーパイプ3のノズル挿入部6に連通接続する断面円形のブリーザーパイプ5とを備えている。
フィラーパイプ3は燃料タンク2の上部から斜め上方に延びている。図2,図3にも示すように、フィラーパイプ3の開口3K側のノズル挿入部6はフィラーパイプ3の本体部3Aよりも大径に形成され、開口端部にキャップの雄ねじ部に螺合する雌ねじ部6Bが形成されている。ノズル挿入部6の開口周縁部6Cは径方向外方側に張り出している。
リストリクター4はレギュラーガソリンと軽油の入れ間違いや有鉛ガソリンと無鉛ガソリンの入れ間違い等を防止する部品である。
また、ブリーザーパイプ5は燃料タンク2から空気を排出するための部品である。すなわち、燃料タンク2に燃料を給油するに伴って、燃料タンク2内の空気が燃料タンク2外に押し出されることから、この空気をブリーザーパイプ5を通してフィラーパイプ3のノズル挿入部6内に排出し、フィラーパイプ3のノズル挿入部6からフィラーパイプ3の外側に排出している。
図1に示すように、ブリーザーパイプ5はフィラーパイプ3よりも小径に形成され、燃料タンク2の上壁2Jから鉛直上方に延びた後に斜め上方に延びてフィラーパイプ3のノズル挿入部6の近傍に達し、ノズル挿入部6の長手方向に沿っている。そして、図2,図3,図4(b)にも示すように、ブリーザーパイプ5の上端部がノズル挿入部6側に直角に折れ曲り、上記のようにブリーザーパイプ5の他端部がノズル挿入部6に連通接続している。
図3,図4(a)に示すように、燃料の流れ方向で上流側のリストリクター4の一端部40が円筒状に形成されるとともに、前記一端部40がフィラーパイプ3の縮径部6Aの内周面に溶接固着されている。これにより、前記リストリクター4の一端部40の外周面とフィラーパイプ3のノズル挿入部6の内周面6Nとの隙間が全周にわたって無くされている。
そして、リストリクター4の一端部40に連なるリストリクター本体部41の外周面41Sとノズル挿入部6の内周面6Nとの間に空気流通路Sが形成され、ブリーザーパイプ5の他端部側の排気口5A(図3参照)がリストリクター4のリストリクター本体部41の外周面41S(後述の第1外周面部分41S1)に臨んでいる。
また、リストリクター本体部41に所定の給油ノズル1以外の給油ノズルの挿入を阻止する阻止部15が形成されている(図3,図5参照)。この阻止部15は、リストリクター本体部41の下流側の端部(リストリクター4の他端部)を前記所定の給油ノズル1以外のノズルよりも小径の円筒状に縮径させて形成されている。
リストリクター本体部41の下流側の端縁4Kは排気口5Aに対して下流側(燃料の流れ方向で下流側)に位置している。すなわち前記下流側の端縁4Kは排気口5Aよりも下流側に位置している。
図4(b)に示すように、リストリクター本体部41の前記排気口5Aが臨む第1外周面部分41S1と、この第1外周面部分41S1に対向する第2外周面部分41S2とは、前記排気口5Aの軸芯Pと直交する扁平面状に形成されている。また、第1外周面部分41S1と第2外周面部分41S2の間の第3外周面部分41S3と第4外周面部分41S4のうち、一方の第3外周面部分41S3が扁平面状に形成され、他方の第4外周面部分41S4が横断面円弧状に形成されている。
そして、第3外周面部分41S3に通気孔10が貫通形成されている。この通気孔10は排気口5Aの軸芯方向に沿う長円形状に形成され、排気口5Aと対向しないように、通気孔10の軸芯Rが排気口5Aの軸芯Pに対してフィラーパイプ3の周方向に90度位置ずれしている(90度〜180度の範囲内で位置ずれしていてもよい)。通気孔10の軸芯Rはフィラーパイプ3の軸芯Oと直交していて、通気孔10はフィラーパイプ3の軸芯Oの方向に沿って平行な面上に形成されている(図5参照)。
なお、通気孔10の形状および数については問わない。本実施形態では通気孔面積を最大限に取れる様に長円形状としている。通気孔面積を大きくすれば通気抵抗を少なくでき給油時満タンになる前の自動停止(早期ストップ)を防止できる。
燃料タンク2・フィラーパイプ3・ブリーザーパイプ5等が自動車に取り付けられた状態で、前記通気孔10は通気孔10周りのリストリクター本体部41の周部に対して車両上方側に位置し、通気孔10が車両上方を向くように構成されている。
また、第1外周面部分41S1と第3外周面部分41S3の間、及び、第2外周面部分41S2と第3外周面部分41S3の間がそれぞれ断面円弧状の膨出部11に構成されている。すなわち、リストリクター4の周方向で前記排気口5Aと前記通気孔10の間に位置するリストリクター本体部41に径方向外方側に膨出する膨出部11が形成され、この膨出部11がフィラーパイプ3のノズル挿入部6の内周面6Nに近接している。
上記の構造において、給油ノズル1で燃料を燃料タンク2に給油すると、燃料タンク2内の空気がブリーザーパイプ5内に押し出されブリーザーパイプ5の排気口5Aから排出されて、リストリクター本体部41の第1外周面部分41S1と前記ノズル挿入部6の内周面6Nとの間の空気流通路S内に入り込む。
ブリーザーパイプ5の排気口5Aはリストリクター本体部41の第1外周面部分41S1に臨んでいるから、排気口5Aから排出された空気中の燃料飛沫Aは第1外周面部分41S1に衝突して下流側(燃料タンク2側)に落下する。
本発明によれば、リストリクター4の一端部40の外周面とフィラーパイプ3の内周面との隙間は全周にわたって無くされているから、燃料飛沫Aが上流のフィラーパイプ3の開口3K(給油口)側に向かうことがない。
さらに、リストリクター本体部41の下流側の端縁4Kが前記排気口5Aに対して下流側に位置しているから、燃料飛沫Aがリストリクター本体部41の下流側の端部と給油ノズル1の外周面との間に侵入しにくい。
そして、リストリクター本体部41に形成された通気孔10は前記排気口5Aと対向しないように、フィラーパイプ3の周方向で前記排気口5Aに対して位置ずれしているから、燃料飛沫Aが通気孔10に侵入しにくい。
しかも、リストリクター4の周方向で前記排気口5Aと通気孔10の間に位置するリストリクター本体部41に径方向外方側に膨出する膨出部11が形成されて、膨出部11がフィラーパイプ3の内周面に近接しているから、燃料飛沫Aが前記通気孔10側に回り込むことを膨出部11で阻止することができる。
通気孔10の軸芯Rはフィラーパイプ3の軸芯と直交していて、通気孔10はフィラーパイプ3の軸芯と平行な面上に形成されているため、通気孔10はフィラーパイプ3の開口3K(給油口)側を向かないから、通気孔10を通る空気に燃料飛沫が含まれていたとしてもフィラーパイプ3の開口3K(給油口)側へ直接向かわないので、燃料飛沫がフィラーパイプ3の開口3K(給油口)から飛散することをより確実に防止することができる。
また、燃料タンク2・フィラーパイプ3・ブリーザーパイプ5等が自動車に取り付けられた状態で、前記通気孔10は通気孔10周りのリストリクター本体部41の周部に対して車両上方側に位置するように構成されているから、給油時に満タンになった燃料が通気孔10側からフィラーパイプ3の開口3K(給油口)側に溢れ出ることを防止することができる。
これにより、上記のように、排気口5Aから排出された空気中の燃料飛沫Aをリストリクター本体部41の第1外周面部分41S1に衝突させて下流側(燃料タンク側)に落下させることができ、燃料飛沫Aがフィラーパイプ3の開口3K(給油口)から飛散することを確実に防止することができる。
ブリーザーパイプ5の排気口5Aを出て空気流通路S内に入り込んだ空気はリストリクター本体部41の周方向に向かう。そして、リストリクター本体部41の通気孔10を通ってフィラーパイプ3の開口3K(給油口3K)からフィラーパイプ3の外側に排出される。
本発明においては、前記通気孔10が通気孔10周りのリストリクター本体部41の周部に対して車両上方側に位置し、さらに、通気孔10の軸芯Rが排気口5Aの軸芯Pに対してフィラーパイプ3の周方向に90度位置ずれしているから、給油口3Kの位置を自動車のホイールアーチの上部にレイアウトした場合には、燃料給油部構造を上下方向にコンパクトに構成することができる。その結果、燃料給油部構造とタイヤとの間のクリアランスを十分確保することができて、レイアウトの自由度を増すことができる。
1 給油ノズル
2 燃料タンク
3 フィラーパイプ
3K 開口(フィラーパイプの開口)
4 リストリクター
4K 端縁(リストリクター本体部の下流側の端縁)
5 ブリーザーパイプ
5A 排気口
6 ノズル挿入部
6N ノズル挿入部の内周面
10 通気孔
11 膨出部
15 阻止部
40 一端部(リストリクターの一端部)
41 リストリクター本体部
41S リストリクター本体部の外周面
O フィラーパイプの軸芯
P 排気口の軸芯
R 通気孔の軸芯
S 空気流通路

Claims (5)

  1. 給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクに導くフィラーパイプと、
    前記フィラーパイプの開口側のノズル挿入部に挿入固着されて所定の給油ノズル以外の給油ノズルの挿入を阻止する筒状のリストリクターと、
    一端部が前記燃料タンクに連通接続し、他端部が前記ノズル挿入部に連通接続するブリーザーパイプとを備えている燃料給油部構造であって、
    前記燃料の流れ方向で上流側の前記リストリクターの一端部の外周面と前記ノズル挿入部の内周面との隙間が全周にわたって無くされ、
    前記リストリクターの一端部に連なるリストリクター本体部の外周面と前記ノズル挿入部の内周面との間に空気流通路が形成され、
    前記ブリーザーパイプの他端部の排気口は前記リストリクター本体部の外周面に臨み、
    前記リストリクター本体部に前記空気流通路と連通する通気孔が貫通形成され、
    前記通気孔は前記排気口と対向しないように、前記フィラーパイプの周方向で前記排気口に対して位置ずれし、
    前記リストリクター本体部の下流側の端縁が前記排気口に対して下流側に位置している燃料給油部構造。
  2. 前記通気孔の軸芯は前記排気口の軸芯に対して前記フィラーパイプの周方向に90度〜180度位置ずれしている請求項1記載の燃料給油部構造。
  3. 前記通気孔の軸芯が前記フィラーパイプの軸芯と直交していて、前記通気孔は前記フィラーパイプの軸芯と平行な面上に形成されている請求項1又は2記載の燃料給油部構造。
  4. 前記リストリクターの周方向で前記排気口と前記通気孔の間に位置するリストリクター本体部に径方向外方側に膨出する膨出部が形成されて、前記膨出部が前記フィラーパイプの内周面に近接している請求項1〜3のいずれか一つに記載の燃料給油部構造。
  5. 車両に取り付けられた状態で前記リストリクター本体部の通気孔が前記通気孔周りのリストリクター本体部の周部に対して車両上方側に位置するよう構成されている請求項1〜4のいずれか一つに記載の燃料給油部構造。
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