JP6337814B2 - 燃料供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料供給装置に関する。
従来、供給された燃料を自動車の燃料タンクまで導く燃料供給装置として、燃料通路途中に開閉される開口部を有する燃料供給装置が知られている。特許文献1には、燃料タンクで気化により発生した燃料蒸気や給油時の燃料の飛沫が車外に出ることを抑制し、給油ノズルを燃料タンク側へと導くためのフィラーネック本体の内側に配置されるノズルガイドが記載されている。特許文献2には、フィラーネック本体の内側に形成された突部と、ノズルガイドにおける燃料タンク側の外周面と、が係合している給油ノズル用ガイド装置が記載されている。特許文献3には、内側に配置されるパイプの一端と、外側に配置されるホースの一端と、を結合するデテント要素を一体形成するデテント結合機構を備える内燃機関用の冷却パイプが記載されている。
特開2009−83569号公報 特開2012−116380号公報 特表2003−507615号公報
従来、給油ノズルから供給された燃料を燃料タンクへと供給するために、フィラーネック本体の燃料タンク側に形成された筒状部に接続されるフィラーチューブを有する燃料供給装置が知られている。特許文献1ないし特許文献3では、フィラーネック本体の変形および破損を防止するために、フィラーネックの筒状部の強度を向上させる技術については記載されていない。フィラーチューブがフィラーネック本体の筒状部に覆うように圧入されて接続されると、筒状部に内側へと向かう力が発生するため、筒状部の強度を向上させたいという課題があった。また、フィラーチューブの圧入による応力以外の外からの外力が加わった場合に対しても筒状部の強度を向上させたいという課題があった。また、燃料供給装置が搭載される自動車は小型化が求められているため、燃料供給装置をより小型化したいという課題があった。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[形態1]燃料供給装置であって、供給される燃料が通過する燃料通路を形成する中空の燃料通路形成部と、供給された燃料を燃料タンクへと燃料を導くためのチューブと嵌合する嵌合部と、を有するフィラーネック本体と、前記燃料通路形成部の内側に配置され、燃料を供給する給油ノズルを導くノズルガイドと、前記ノズルガイドと一体であり、前記嵌合部に対向する位置において、前記フィラーネック本体と前記ノズルガイドとの間に配置され、前記ノズルガイドの外周面から突出するリブを有し、前記嵌合部は、前記フィラーネック本体の外周面に波状に形成され、前記リブの少なくとも一部は、前記嵌合部に対向する位置において、前記フィラーネック本体(110)の内周面と接触している、燃料供給装置。この形態の燃料供給装置によれば、リブによってフィラーネックにおける内周への外力に対しての嵌合部の強度が向上する。また、リブがあることで、燃料通路形成部とノズルガイドの外周面とのクリアランスを小さくでき、ノズルガイドに挿入される給油ノズルの径に合わせてノズルガイドの内径を設定できる。これにより、ノズルガイドに挿入された給油ノズルとノズルガイドとのがたつきを少なくできる。また、リブによって、同じ肉厚であっても、燃料供給装置の軸方向の長さを減らしても、燃料供給装置の容積を確保できるため、燃料供給装置を小型化できる。またこの形態の燃料供給装置によれば、ノズルガイドに対するリブの位置を設計値の通りに製造しやすい。また、フィラーネック本体とノズルガイドと異なる別部材としてリブを配置する必要がなく、燃料供給装置を構成する部品点数が少なくなり、燃料供給装置を製造しやすい。
(1)本発明の一形態によれば、燃料供給装置が提供される。この燃料供給装置は、供給される燃料が通過する燃料通路を形成する中空の燃料通路形成部と、供給された燃料を燃料タンクへと燃料を導くためのチューブと嵌合する嵌合部と、を有するフィラーネック本体と;前記燃料通路形成部の内側に配置され、燃料を供給する給油ノズルを導くノズルガイドと;前記嵌合部に対向する位置において、前記フィラーネック本体と前記ノズルガイドとの間に配置され、前記ノズルガイドの外周面と接触するリブと、を備える。この形態の燃料供給装置によれば、リブによってフィラーネックにおける内周への外力に対しての嵌合部の強度が向上する。また、リブがあることで、燃料通路形成部とノズルガイドの外周面とのクリアランスを小さくでき、ノズルガイドに挿入される給油ノズルの径に合わせてノズルガイドの内径を設定できる。これにより、ノズルガイドに挿入された給油ノズルとノズルガイドとのがたつきを少なくできる。また、リブによって、同じ肉厚であっても、燃料供給装置の軸方向の長さを減らしても、燃料供給装置の容積を確保できるため、燃料供給装置を小型化できる。
(2)上記形態の燃料供給装置において、前記リブは、前記ノズルガイドと一体で、前記ノズルガイドの外周面から突出していてもよい。この形態の燃料供給装置によれば、ノズルガイドに対するリブの位置を設計値の通りに製造しやすい。また、フィラーネック本体とノズルガイドと異なる別部材としてリブを配置する必要がなく、燃料供給装置を構成する部品点数が少なくなり、燃料供給装置を製造しやすい。
(3)上記形態の燃料供給装置において、燃料タンク側における前記ノズルガイドの端部と前記リブの端部とは、前記フィラーネック本体の燃料タンク側の端部よりも燃料タンク側に位置していてもよい。この形態の燃料供給装置によれば、ノズルガイドのリブが、嵌合部にフィラーチューブが圧入された場合に最も力が加わる嵌合部の端部を支持できる。
(4)上記形態の燃料供給装置において、前記リブは、前記ノズルガイドの軸方向に平行に延出する複数の突部であってもよい。この形態の燃料供給装置によれば、ノズルガイドにリブとしての複数の突部が形成されることで、フィラーネック本体の嵌合部の内側へと加わる外力に対して強度がより向上する。
(5)上記形態の燃料供給装置において、燃料タンク側の端部における前記リブの径方向への突出量は、前記燃料タンクに近づくにつれて小さくなってもよい。この形態の燃料供給装置によれば、嵌合部にチューブが嵌合される場合に、補強リブが嵌合を妨げず、円滑に嵌合部にチューブが嵌合される。
なお、本発明は、燃料供給装置以外の種々の態様で実現することも可能である。例えば、燃料供給装置を搭載する自動車、燃料供給装置の製造方法等の形態で実現できる。
本発明によれば、リブによってフィラーネックにおける内周への外力に対しての嵌合部の強度が向上する。また、リブがあることで、燃料通路形成部とノズルガイドの外周面とのクリアランスを小さくでき、ノズルガイドに挿入される給油ノズルの径に合わせてノズルガイドの内径を設定できる。これにより、ノズルガイドに挿入された給油ノズルとノズルガイドとのがたつきを少なくできる。また、リブによって、同じ肉厚であっても、燃料供給装置の軸方向の長さを減らしても、燃料供給装置の容積を確保できるため、燃料供給装置を小型化できる。
本実施形態における燃料供給装置を備える自動車の給油口の斜視図である。 燃料供給装置に燃料を供給する給油ノズルが挿入された場合の斜視図である。 自動車の内部に搭載された燃料タンクと燃料供給装置との位置関係を示す概略図である。 フィラーチューブが接続されたフィラーネックの外観図である。 図4における断面M1の断面図である。 フィラーチューブとフィラーネックとの分解断面図である。 ノズルガイドの4面図である。 ノズルガイドの斜視図である。 ノズルガイドの斜視図である。 燃料がフィラーネックに供給された状態の一例を示す断面図である。
A.実施形態:
(1)燃料供給装置FSの概略構成
図1は、本実施形態における燃料供給装置FSを備える自動車の給油口の斜視図である。図1には、供給された燃料を導く燃料通路を自動車の内部にある燃料タンク(図示せず)へと有する燃料供給装置FS、および、燃料供給装置FSの周辺に配置される部材が示されている。自動車の車体には、給油蓋FLが開閉可能に支持されている。給油蓋FLは、車体の外板に倣った蓋本体FLaを備えている。蓋本体FLaは、ヒンジFLbを介して車体の外板に開閉可能に支持されている。給油蓋FLを開いたときに表われるスペースは、給油室FRになっている。給油室FR内には、基板BPに支持された燃料タンクの開閉装置10が配置されている。燃料タンクの開閉装置10は、燃料キャップを用いないで、燃料供給装置FSを介して燃料タンクに燃料を導くための機構である。燃料タンクの開閉装置10は、給油蓋FLを開いた後に、給油ノズルからの外力で燃料通路を開閉する機構である。
図2は、燃料供給装置FSに燃料を供給する給油ノズルNZが挿入された場合の斜視図である。図2には、給油ノズルNZの先端NZaが燃料タンクの開閉装置10に挿入されて、燃料供給装置FSに燃料が供給されている状態が示されている。本実施形態では、給油室FRを正面から見た場合に、給油蓋FLが左側に開くように配置されている。そのため、燃料タンクの開閉装置10に挿入された給油ノズルNZは、給油ノズルNZから燃料タンクの開閉装置10へ軸OL1を中心として、反時計回りに回転できるものの、給油蓋FLとの干渉があるため、時計回りへの回転は制限される。なお、他の実施形態では、燃料タンクの開閉装置10に挿入された給油ノズルNZと給油蓋FLとの位置関係については、種々変形可能である。
図3は、自動車の内部に搭載された燃料タンクFTと燃料供給装置FSとの位置関係を示す概略図である。燃料供給装置FSは、フィラーネック100と、フィラーチューブ40と、ブリーザパイプ50と、流量制御弁60と、逆止弁30と、を備えている。フィラーネック100と燃料タンクFTとは、フィラーチューブ40およびブリーザパイプ50によって接続されている。フィラーチューブ40は、逆止弁30を介して、燃料タンクFTと接続されている。ブリーザパイプ50は、流量制御弁60を介して燃料タンクFTと接続されている。ブリーザパイプ50は、フィラーチューブ40よりも鉛直方向の上側に配置されるため、供給された燃料は、フィラーチューブ40を通過し、ブリーザパイプ50には流れない。燃料タンクFTで気化により発生した燃料蒸気は、燃料タンクFTから、ブリーザパイプ50を介してフィラーネック100に形成された燃料通路へと戻る。
(2)フィラーネック100の詳細構成
図4は、フィラーチューブ40が接続されたフィラーネック100の外観図である。図4(A)には、フィラーチューブ40が接続されたフィラーネック100の正面図が示されている。図4(B)には、フィラーチューブ40が接続されたフィラーネック100の右側面図が示されている。フィラーネック100は、フィラーネック本体110と、フィラーネック本体110の上流側を覆う口金180と、図4に図示していないフィラーネック本体110の内側に配置されるノズルガイド150と、を有している。なお、本実施形態では、フィラーネック100において燃料が供給される側(図4における上側)を上流側と呼び、フィラーネック100においてフィラーチューブ40が接続される側(図4における下側)を下流側と呼ぶ。
図4(A)、(B)に示すように、フィラーネック本体110は、上流側と下流側とを結ぶ円筒形状に形成されている。フィラーネック本体110は、供給された燃料が通過する燃料通路を有する。燃料通路やノズルガイド150の詳細については、後述する。図4(B)に示すように、フィラーネック本体110は、上流側から下流側へと分岐するブリーザポート115を有する。ブリーザポート115は、ブリーザパイプ50(図3)に接続し、ブリーザパイプ50を介して燃料通路100Pを循環する燃料蒸気を燃料通路へ導く経路の一部を形成する。ブリーザポート115の内部には、軸OL3を中心として燃料蒸気が通過する経路が形成されている。フィラーネック本体110は、樹脂材料によって形成されている。口金180は、フィラーネック本体110の上流側の円状の開口部を覆う部材である。口金180は、金属で形成されている。なお、本実施形態では、フィラーネック100に供給された燃料が燃料通路を通過する上流側から下流側への方向をY軸の正方向と定義する。燃料通路の中心を通る軸OL2に垂直な面に平行で、かつ、軸OL2および軸OL3に交わる方向を、Z軸方向の正方向と定義する。Y軸およびZ軸に直交する軸をX軸と定義する。
図5は、図4における断面M1の断面図である。図6は、フィラーチューブ40とフィラーネック100との分解断面図である。図5には、フィラーチューブ40が接続されたフィラーネック100の断面図が示されている。図6には、図5の断面図の各部品を分解した断面図が示されている。フィラーネック100は、フィラーネック本体110と、フィラーネック本体110の上流側に位置する開口部110Paに嵌合している口金180と、フィラーネック本体110の内側に配置されたノズルガイド150と、を有している。フィラーネック本体110は、内部に燃料通路100Pを形成する内周面110aを有し、下流に近づくにつれて断面積が小さくなる円筒状の形状である。フィラーネック本体110は、下流側の外周面に、フィラーチューブ40が圧入されるための波状に形成された波状部111を有する。フィラーネック本体110のブリーザポート115は、ブリーザパイプ50を介して燃料タンクFTから戻る燃料蒸気を100Pに合流させるための導入路115Pを形成している。フィラーネック100は、フィラーネック本体110の内側にノズルガイド150が配置された後に、フィラーネック本体110の開口部110Paに口金180が嵌合されて製造される。
ノズルガイド150は、フィラーネック本体110の内側に嵌合されて配置される円筒状の部材である。ノズルガイド150の内周面は、燃料通路100Pの一部分としてのノズル案内路NZPを形成する。ノズルガイド150の内周面は、上流側から下流側に向かうにつれて、断面積が小さくなるように形成されている。上流側から下流側へと断面積が小さくなるノズル案内路NZPによって、燃料通路100Pに挿入された給油ノズルNZの先端NZaが燃料通路100Pの下流側へと導かれる。ノズルガイド150は、導入路115Pを通ってフィラーネック本体110へと導かれた燃料蒸気を下流側へと導く蒸気ガイド部152を有する。蒸気ガイド部152の詳細な形状については、後述する。
図5に示すように、蒸気ガイド部152とフィラーネック本体110と内周面とによって、導入路115Pと燃料通路100Pとを接続する空間158aが形成されている。蒸気ガイド部152とフィラーネック本体110の内周面とによって導入路115Pと直接的には連通しない空間158bが、空間158aよりも上流側に形成されている。軸OL2に対して空間158aと対称的な位置(負のZ方向の位置)には、ノズルガイド150の外周面とフィラーネック本体110の内周面110aとによって、空間158cが形成されている。空間158aと空間158bと空間158cとは、ノズルガイド150の外周面とフィラーネック本体110の内周面110aとによって、迷路構造によって連通する空間である。
図5に示すように、ノズルガイド150は、蒸気ガイド部152からノズルガイド150までの下端150yまでの間の外周面に、ノズルガイド150の強度を上昇させるための補強リブ151を有する。補強リブ151は、軸OL2に平行に、ノズルガイド150の外周面から軸OL2を中心として外周方向に突出する。本実施形態では、フィラーネック本体110の内側に配置されたノズルガイド150の下端150y、および、ノズルガイド150の外周面に形成された補強リブ151の下流側の下端は、フィラーネック本体110の下流側の下端よりも燃料タンクFTに近い位置に配置される。換言すると、ノズルガイド150および補強リブ151の下端は、軸方向に沿って、フィラーネック本体110よりも下流側に飛び出している。図5に示すように、補強リブ151の下端における外周方向への突出量は、下流側に近づくにつれて徐々に小さくなっており、軸方向に沿った断面において円弧状(R形状)の面取りの形状を形成している。給油ノズルNZから供給された燃料と、導入路115Pを介してフィラーネック本体110に戻る燃料蒸気とは、ノズルガイド150の下端の下側の合流部100Paの付近で合流する。
フィラーチューブ40は、波状部111に圧入されている圧入部40aと、圧入部40aと下流側で接続している中間部40bと、中間部40bと下流側で接続している流入部40cと、を有している。中間部40bは、波状部111の下流側の端部に向けて縮径し、フィラーネック本体110の波状部111の内周の径と略同一の内径を有する。流入部40cは、中間部40bがノズルガイド150の下端150yにおいて最も小さい径と同一の径の燃料通路100Pを、下端150yから燃料タンクFTまで形成する。中間部40bは、換言すると、波状部111の下流側に突出し、流入部40cよりも大きい径を有する。また、流入部40cの内周は、ノズルガイド150の下端150yにおいて、搭載時の車両の鉛直方向下側となるブリーザポート115と反対側(Z軸のマイナス側)の内周部分と滑らかに接続されるように、偏芯して配置されている。フィラーネック本体110の波状部111とフィラーチューブ40との間には、図示しないシールリングが配置されることにより、外部への液体燃料および燃料蒸気の流出が防止されている。
図7は、ノズルガイド150の4面図である。図7(A)には、ノズルガイド150の左側面図が示されており、図7(B)には、ノズルガイド150の正面図が示されており、図7(C)には、ノズルガイド150の右側面図が示されており、図7(D)には、ノズルガイド150の背面図が示されている。図8および図9は、ノズルガイド150の斜視図である。なお、図7(B)、(C)に示すノズルガイド150の正面図と右側面図と、図4(A)、(B)に示すフィラーネック100の正面図と右側面図と、は対応している。
図7(A)、(B)、(C)に示すように、蒸気ガイド部152は、軸OL2を中心として外周側から中心へと近づくにつれて、ノズルガイド150の円筒状の外周面に沿って、上流側から下流側へと曲がるように形成されている。また、蒸気ガイド部152は、導入路115Pに戻ってきた燃料蒸気が軸OL2を挟んだ反対側の空間158c(図5)に直接的に流れ込まない形状として形成されている。ノズルガイド150は、蒸気ガイド部152の上流側に第1連通孔156aと第2連通孔156b(以降では、合わせて単に、「連通孔156a,156b」とも呼ぶ)とを有する。連通孔156a,156bは、図5に示す空間158aと空間158bと空間158cと、燃料通路100Pと、を連通する。連通孔156a,156bは、蒸気ガイド部152の上流側に形成されているため、導入路115Pを通過してきた燃料蒸気は、蒸気ガイド部152によって下流側へと導かれ、直接的に連通孔156a,156bを介して、フィラーネック100の上流側の燃料通路100Pに合流しない。換言すると、燃料蒸気は、ノズルガイド150の外周の周方向に沿って流れることで、第1連通孔156a,156bに流れることができる。
図7(C)、(D)、図9に示すように、ノズルガイド150は、燃料通路100Pと空間158c(図5)とを連通する円筒状の外周面に形成されたセンサー対応孔155を有する。図7(D)に示すように、本実施形態では、センサー対応孔155は、2つの長方形が組み合わされた開口部である。センサー対応孔155は、軸方向に沿って、一部に、その他の部分よりも軸OL2を中心として周方向に大きく開口した拡大対応孔155aを有する。センサー対応孔155は、軸OL2に対してブリーザポート115の反対側に形成されているため、燃料供給装置FSが自動車の内部に搭載されると、下側に位置する。なお、図7(D)における拡大対応孔155aを示す破線は、拡大対応孔155aを説明するために、便宜上示した線であり、ノズルガイド150の実際の形状とは無関係の線である。他の実施形態では、センサー対応孔155は、異なる形状であってもよい。
図7(D)、図9に示すように、ノズルガイド150は、センサー対応孔155の下流側の一部に沿って、円筒状の外周面から外周方向へと突出した対応孔第1リブ154aと対応孔第2リブ154bとを有する。対応孔第1リブ154aおよび対応孔第2リブ154bは、軸OL2と平行に形成されている。対応孔第1リブ154aと対応孔第2リブ154bとにおいて、軸OL2に沿った長さと、軸OL2に沿って形成される位置と、ノズルガイド150の外周面から外周方向へ突出する高さと、は同じである。なお、以降では、対応孔第1リブ154aと対応孔第2リブ154bとを合わせて、「対応孔リブ154a,154b」とも呼ぶ。
図7(B)、図8に示すように、ノズルガイド150には、円筒状の外周面から外周方向へと突出し、蒸気ガイド部152と離間して形成される第1整流リブ153aと第2整流リブ153bとが形成されている。図7(A)に示すように、第1整流リブ153aは、蒸気ガイド部152の下流側の1つの端部である第1下流端152aから、軸OL2に沿って下流側に形成されている。同じように、第2整流リブ153bは、図7(C)に示すように、蒸気ガイド部152の下流側のもう1つの端部である第2下流端152bから、軸OL2に沿って下流側に形成されている。第1整流リブ153aと第2整流リブ153bとがノズルガイド150に形成される位置は異なるが、ノズルガイド150の円筒状の外周面から突出する第1整流リブ153aと第2整流リブ153bとの形状については、同じである。第1整流リブ153aは、軸OL2に平行に形成されている。第1整流リブ153aにおける外周方向への突出量は、上流側で最大であり、下流側になるほど小さくなる。なお、第1整流リブ153aと第2整流リブ153bとを合わせて、整流リブ153a,153bとも呼ぶ。
(3)補強リブ151の作用・効果
上記実施形態の構成により、以下の効果を奏する。
図10は、燃料FUがフィラーネック100に供給された状態の一例を示す断面図である。図10には、フィラーネック100に挿入された給油ノズルNZによって液面LLまで供給された燃料FU(ハッチング)が示されている。一般に、給油ノズルNZの先端NZaには、供給された液面LLを検知するガスセンサーGSが備えられている。ガスセンサーGSは、外気を吸い込み、液体である燃料FUを吸い込まないことで、燃料FUの液面LLを検知する。図10に示すように、ガスセンサーGSが供給された燃料FUの液面を検知して燃料FUの供給を止める信号が発信されても、給油ノズルNZの内部などに残った燃料FUがフィラーネック100に供給され続けるため、ガスセンサーGSの位置よりも高い位置まで燃料FUの液面LLは上昇する。それゆえ、供給された燃料FUがフィラーネック100から溢れ出すことを防止するために、フィラーネックの容積を大きくしたい。そのため、フィラーネック100の軸方向の長さを小さくし、かつ、フィラーネック100の断面積を大きくすることで、ガスセンサーGSが燃料FUを検知した後に供給される燃料FUの液面LLを低くできる。
本実施形態の燃料供給装置FSでは、フィラーネック100の断面積を大きくするために、フィラーネック本体110の断面積も大きくしている。フィラーチューブ40が圧入される波状部111の径が大きくなることで、波状部111の肉厚が同じ場合には、波状部111の強度が低下するが、補強リブ151によって内周への外力に対しての波状部111の強度が向上する。また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、補強リブ151があることで、フィラーネック本体110の内周面110aとノズルガイド150の外周面とのクリアランスを小さくできる。これにより、フィラーネック本体110とノズルガイド150とのがたつきを防止できる。また、挿入される給油ノズルNZの径に合わせてノズルガイド150の内径を設定でき、ノズルガイド150に挿入された給油ノズルNZとノズルガイド150とのがたつきを少なくできる。また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、図10に示すように、補強リブ151によって、同じ肉厚であってもフィラーネック100の径を大きくできるため、フィラーネック100の軸方向の長さを減らしても、フィラーネック100の容積を確保できる。これにより、給油ノズルNZのガスセンサーGSが供給された燃料FUを検知した後の燃料FUの液面LLを低くできるため、フィラーネック100を小型化できる。
また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、補強リブ151は、ノズルガイド150の外周面から径方向に突出しているため、ノズルガイド150に対する補強リブ151の位置を設計値の通りに製造しやすい。また、フィラーネック本体110とノズルガイド150と異なる別部材として補強リブ151を配置する必要がなく、フィラーネック100を構成する部品点数が少なくなり、燃料供給装置FSを製造しやすい。
また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、図5および図6に示すように、ノズルガイド150の下流側の端部と補強リブ151の下端150yとは、フィラーネック本体110の下流側の端部よりも、より下流側である燃料タンクFT側に位置している。そのため、本実施形態の燃料供給装置FSでは、ノズルガイド150の補強リブ151が、波状部111にフィラーチューブ40が圧入された場合に最も力が加わる波状部111の端部を支持できる。
また、本実施形態の燃料供給装置FSでは、補強リブ151の外周方向への突出量は、下流側になるにつれて徐々に小さくなっている。これにより、波状部111にフィラーチューブ40が圧入される場合に、補強リブ151が圧入を妨げず、円滑に波状部111にフィラーチューブ40が圧入される。
B.変形例:
なお、この発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
補強リブには、一部に脆弱部としての切り欠きが設けられてもよい。脆弱部が設けられた補強リブを有するフィラーネックでは、外力が加わった場合に、脆弱部を中心として補強リブが他の部分よりも先に壊れることで、他の部分の破損を低減できる。なお、脆弱部は、切り欠きの形状に限られず、種々変形可能である。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行なうことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。
10…燃料タンクの開閉装置
30…逆止弁
40…フィラーチューブ
40a…フィラーチューブの圧入部
40b…フィラーチューブの中間部
40c…フィラーチューブの流入部
50…ブリーザパイプ
60…流量制御弁
100…フィラーネック
100P…燃料通路
100Pa…合流部
110…フィラーネック本体
110Pa…開口部
110a…フィラーネック本体の内周面
111…波状部
115…ブリーザポート
115P…導入路
150…ノズルガイド
150y…ノズルガイドの下端
151…補強リブ
151e1…第1補強リブ
151e2…第2補強リブ
152…蒸気ガイド部
152a…蒸気ガイド部の第1下流端
152b…蒸気ガイド部の第2下流端
153a…第1整流リブ
153b…第2整流リブ
154a…対応孔第1リブ
154b…対応孔第2リブ
155…センサー対応孔
155a…拡大対応孔
156a…第1連通孔
156b…第2連通孔
158a,158b,158c…空間
180…口金
BP…基板
FL…給油蓋
FLa…蓋本体
FLb…ヒンジ
FR…給油室
FS…燃料供給装置
FT…燃料タンク
FU…燃料
GS…ガスセンサー
LL…液面
NZ…給油ノズル
NZP…ノズル案内路
NZa…給油ノズルの先端
OL1,OL2,OL3…軸

Claims (3)

  1. 燃料供給装置(FS)であって、
    供給される燃料が通過する燃料通路(100P)を形成する中空の燃料通路形成部(110a)と、供給された燃料を燃料タンク(FT)へと燃料を導くためのチューブ(40)と嵌合する嵌合部(111)と、を有するフィラーネック本体(110)と、
    前記燃料通路形成部(110a)の内側に配置され、燃料を供給する給油ノズル(NZ)を導くノズルガイド(150)と、
    前記ノズルガイド(150)と一体であり、前記嵌合部(111)に対向する位置において、前記フィラーネック本体(110)と前記ノズルガイド(150)との間に配置され、前記ノズルガイド(150)の外周面から突出するリブ(151)と、を備え、
    前記嵌合部(111)は、前記フィラーネック本体(110)の外周面に波状に形成され、
    前記リブ(151)の少なくとも一部は、前記嵌合部(111)に対向する位置において、前記フィラーネック本体(110)の内周面と接触している、燃料供給装置(FS)。
  2. 請求項に記載の燃料供給装置(FS)であって、
    前記燃料タンク(FT)側における前記ノズルガイド(150)の端部(150y)と前記リブ(151)の端部とは、前記フィラーネック本体(110)の燃料タンク(FT)側の端部よりも燃料タンク(FT)側に位置している、燃料供給装置(FS)。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料供給装置(FS)であって、
    前記燃料タンク(FT)側の端部における前記リブ(151)の径方向への突出量は、前記燃料タンク(FT)に近づくにつれて小さくなる、燃料供給装置(FS)。
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