JP6398784B2 - 燃料タンクの開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、燃料タンクの開閉装置に関する。
従来、この種の燃料タンクの開閉装置として、特許文献1の技術が知られている。燃料タンクの開閉装置は、燃料タンクへ燃料を供給する燃料通路を形成するタンク開口形成部材と、タンク開口形成部材に設けられた注入口を開閉するフラップ弁と、注入口とフラップ弁との間をシールするガスケットとを備えている。タンク開口形成部材は、注入口を形成する弁支持部材を備え、弁支持部材にフラップ弁を軸支機構により回動可能に支持している。燃料タンクの開閉装置において、給油の際に、給油ノズルの先端でフラップ弁を押すことでフラップ弁を軸支機構により回動させて、給油ノズルを注入口に挿入し、この状態にて、給油ノズルから吐出した燃料を燃料通路を介して燃料タンクへ供給している。
特許文献2には、給油の際に、燃料の注入口に形成されたフラップ弁が、給油ノズルの先端で押されて開弁するときに、回動規制機構がフラップ弁における開閉装置の回動および開閉装置の位置を規制することにより、開閉装置に内蔵されたガスケットのシール性を向上させる技術が記載されている。
国際公開第2011/53563号 特開2013−203276号公報
しかし、特許文献1および特許文献2に記載された技術では、フラップ弁を閉弁する方向に付勢するスプリングにダブルトーションスプリングが用いられた場合、ダブルトーションスプリングにおける2つのコイル部の隙間が変形し、設定された所定の力でダブルトーションスプリングがフラップ弁を付勢できない場合があった。そのほか、従来の燃料タンクの開閉装置においては、その小型化や、低コスト化、製造の容易化等が望まれていた。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
(1)本発明の一形態によれば、給油ノズルから供給される燃料を燃料タンクへと導入させるための燃料通路を開閉する燃料タンクの開閉装置が提供される。この燃料タンクの開閉装置は、前記燃料通路の断面である注入口を形成する注入口形成部材と;前記注入口を開閉する開閉部材と;前記開閉部材を閉弁する方向に付勢する付勢部と、前記付勢部の両端のそれぞれに接続される2つのコイル部と、を有し、回動可能に前記注入口形成部材に支持されるダブルトーションスプリングと、を備え;前記ダブルトーションスプリングは、前記2つのコイル部によって規定される間隙を有し;前記注入口形成部材は、前記間隙に配置され、前記ダブルトーションスプリングの変形を規制する第1規制部を有する。この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、開閉部材が何度も開閉されることによって、間隙が小さくなるダブルトーションスプリングの変形や、ダブルトーションスプリングの移動を、第1規制部が規制する。これにより、従来の燃料タンクの開閉装置と比較して、ダブルトーションスプリングの変形や位置の変化が規制されるため、開閉部材において開閉が行なわれても、設定された所定の力でダブルトーションスプリングが開閉部材を付勢できる。
(2)上記形態の燃料タンクの開閉装置において、前記2つのコイル部は、同じ中心軸を中心として形成され;前記規制部の少なくとも1つは、前記規制部が形成される前記注入口形成部材の面から前記ダブルトーションスプリングが配置される方向に沿って、前記中心軸まで突出していてもよい。この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、ダブルトーションスプリングの変形や位置の変化をより規制できる。
(3)上記形態の燃料タンクの開閉装置において、前記2つのコイル部は、同じ中心軸を中心として形成され;前記第1規制部は、前記注入口形成部材における第1の面から前記中心軸に直交する面に沿って突出すると共に、前記第1の面に沿って前記コイル部の直径よりも長く延出するように形成されていてもよい。この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、注入口形成部材に第1規制部を位置決めの中心として配置する場合に、配置のガイドとなる第1規制部の第1の面に沿った長さがダブルトーションスプリングの直径よりも長いため、燃料タンクの開閉装置を製造しやすい。
(4)上記形態の燃料タンクの開閉装置において、前記2つのコイル部は、同じ中心軸を中心として形成され;前記規制部は、前記注入口形成部材における第1の面から前記中心軸に直交する面に沿って突出するように形成される第1規制部と、前記第1の面と直交する第2の面から突出されるように形成される第2規制部と、を有していてもよい。この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、ダブルトーションスプリングが接する第1の面と第2の面とのそれぞれにおいて、ダブルトーションスプリングの変形や位置の変化が規制されるため、開閉部において開閉が行なわれても、設定された所定の力でダブルトーションスプリングが開閉部材を付勢できる。
(5)上記形態の燃料タンクの開閉装置において、前記2つのコイル部のそれぞれは、平行な中心軸を中心として形成され;前記第1規制部における前記中心軸に沿った厚さは、前記ダブルトーションスプリングが前記開閉装置を閉弁している場合の前記間隙の前記中心軸に沿った長さの80パーセント以上95パーセント以下であってもよい。この形態の燃料タンクの開閉装置によれば、第1規制部は、開閉部材が開閉する範囲においてダブルトーションスプリングと不要に接触して規制しない。これにより、開閉部材において開閉が行なわれても、設定されたより正確な所定の力でダブルトーションスプリングが開閉部材を付勢できる。
なお、本発明は、燃料タンクの開閉装置以外の種々の態様で実現することも可能である。例えば、燃料タンクの開閉装置の製造方法や燃料タンクの開閉装置を搭載した車両等の形態で実現できる。
本発明によれば、従来の燃料タンクの開閉装置と比較して、ダブルトーションスプリングの変形や位置の変化が規制されるため、開閉部材において開閉が行なわれても、燃料タンクの開閉装置が製造されたときのダブルトーションスプリングの付勢力の低減を抑制できる。
本発明の一実施例にかかる燃料タンクの開閉装置を説明する斜視図である。 図1の2−2線に沿った断面図である。 図2の燃料タンクの開閉装置を分解して示す断面図である。 管体と弁支持部材とを組み付けた状態を説明する説明図である。 管体と弁支持部材とを組み付ける前の状態を説明する断面図である。 管体を弁支持部材に組み付ける前の状態を示す斜視図である。 フラップ弁機構を示す断面図である。 フラップ弁機構を分解した断面図である。 フラップ弁機構の付近を分解した斜視図である。 フラップ弁機構の開閉動作を説明する説明図である。 フラップ弁機構の開閉動作を説明する説明図である。 燃料タンクの開閉装置の給油動作を説明する説明図である。 図12に続く動作を説明する説明図である。 図13に続く動作を説明する説明図である。 他の実施例にかかる管体を弁支持部材に組み付ける前の状態を説明する説明図である。 図7の矢視Aの矢視図および弁室形成部材におけるスプリング支持端近傍の拡大図X1である。 図16の拡大図X1におけるB−B線に沿う断面図である。 図16の拡大図X1におけるC−C線に沿う断面図である。 第2実施例におけるフラップ弁機構の開閉動作を説明する説明図である。 比較例におけるフラップ弁機構の開閉動作を説明する説明図である。 第2実施例の変形例におけるスプリング支持端の断面図である。 第3実施例におけるスプリングの位置を規制する第1規制部および第2規制部の近傍を示す斜視図である。 第3実施例におけるスプリングの外観図である。 図22におけるD−D線に沿う断面図である。 図24におけるE−E線に沿う断面図である。 開閉部材の開閉の程度に応じて変化する第3実施例のスプリングの一部の概略図である。 開閉部材の開閉の程度に応じて変化する第3実施例のスプリングの一部の概略図である。 第3実施例の変形例における第2規制部の付近の断面図である。 開閉部材の開閉の程度に応じて変化する第3実施例の変形例のスプリングの一部の概略図である。
(1) 燃料タンクの開閉装置の概略構成
図1は本発明の第1実施例にかかる燃料タンクの開閉装置10を説明する斜視図である。自動車の車体の後部には、燃料を給油するための給油蓋FLが開閉可能に支持されている。給油蓋FLは、車体の外板に倣った蓋本体FLaがヒンジFLbを介して車体の外板に開閉可能に支持されている。給油蓋FLを開いたスペースは、給油室FRになっており、この給油室FR内に、基板BPに支持された燃料タンクの開閉装置10が配置されている。燃料タンクの開閉装置10は、燃料キャップを用いないで、燃料タンクに燃料を供給するための機構であり、給油蓋FLを開いた後に、給油ノズルからの外力で燃料通路に配置した弁を開閉することで、給油ノズルから燃料タンクへ燃料を供給することができる機構である。以下、燃料タンクの開閉装置の詳細な構成について説明する。
(2) 各部の構成および動作
図2は図1の2−2線に沿った断面図、図3は図2の燃料タンクの開閉装置10を分解して示す断面図である。燃料タンクの開閉装置10は、燃料タンク(図示省略)に接続される燃料通路11Pを有するタンク開口形成部材11と、シャッタ機構40と、フラップ弁機構50とを備えている。
(2)−1 タンク開口形成部材11
図3において、タンク開口形成部材11は、燃料通路11Pを構成する部材であり、燃料タンクに接続された管体12と、管体12の上部に装着されたカバー部材20と、カバー部材20内に配置された挿入ガイド部材27と、管体12の上部に装着された弁支持部材30とを備えている。
管体12は、金属製の管体であり、燃料タンクに接続される管本体13を備えている。カバー部材20は、弁支持部材30の上部に装着され、円筒状の側壁部21と、カバー上板22とを備えている。側壁部21は、上部を傾斜した円筒形状であり、その傾斜した上部にカバー上板22が一体に形成されている。カバー上板22は、給油ノズルを挿入するための開口部23を備えている。開口部23は、導入開口23aと、軸支持部23bとを備えている。導入開口23aは、給油ノズルを挿入するためのほぼ円形であり、燃料通路11Pの一部を構成しており、燃料通路11Pの通路面積より狭く形成されている。軸支持部23bは、導入開口23aの端部に形成され、シャッタ機構40の端部を装着支持するための部位である。カバー部材20は、側壁部21の下部の係合爪21bと弁支持部材30の上部との係合手段により弁支持部材30の上部に装着されている。
挿入ガイド部材27は、カバー部材20内に配置されており、燃料通路11Pに挿入された給油ノズルをガイドするとともに、カバー上板22の導入開口23aと弁支持部材30の注入口30aとを接続する部材である。挿入ガイド部材27は、弁支持部材30の注入口30aに向けて通路面積を狭くした円錐形状に傾斜して形成することで、挿入通路11Paに入った燃料を注入口30aに向けて速やかに流すように構成されている。
図4は管体12と弁支持部材30とを組み付けた状態を説明する説明図、図5は管体12と弁支持部材30とを組み付ける前の状態を説明する断面図、図6は管体12を弁支持部材30に組み付ける前の状態を示す斜視図である。
弁支持部材30は、管体12の上部に装着されており、フラップ弁機構50(図3)を取り付けることで、燃料通路11Pを挿入通路11Pa(図2)と燃料タンク側の通路であるタンク側通路11Pbとに区画する部材である。弁支持部材30は、円筒状の弁支持本体31と、フランジ32と、注入口30aを有する注入口形成部材33とを備え、これらを一体に形成している。
弁支持本体31は、管体12に挿入された円筒形状であり、その内側スペースが燃料通路11Pの一部を構成している。フランジ32は、弁支持本体31の上端に、外方へ張り出し形成されており、管体12のフランジ14に当接している。注入口形成部材33は、軸方向と直角方向の面に対して傾斜して形成されており、注入口30aが形成されている。注入口30aの開口周縁のうち、その下面側、つまり、燃料タンク側の開口周縁部にシート部33aが形成されている。
図6は管体12と弁支持部材30とを連結機構34を介して組み付ける前の状態を示す断面図である。連結機構34は、弁支持部材30を管体12に取り付けるための機構であり、第1連結部34Fと、第2連結部34Sとを備えている。
第1連結部34Fは、管体12の第1パイプ側係合部15と、弁支持部材30の内側連結部35とを備えている。第1パイプ側係合部15は、管体12の一部をその中心側へかつ周方向に沿って凹ませるように形成されており、管体12の管本体13の軸を中心として180゜の位置に所定の幅で2箇所設けられている。内側連結部35は、第1パイプ側係合部15に係合する部材であり、基部35aから片持ちで下方に向けて形成された係合片35bと、係合片35bの下部に形成され径外方に突設された爪35cとを備えている。内側連結部35は、弁支持部材30が管体12に装着されたときに、係合片35bの爪35cが第1パイプ側係合部15に係合することで、管体12から抜止めするように形成されている。内側連結部35が対向する弁支持本体31の部分は、弁支持本体31を下端から上方に向けて切り欠いた開口部31aとなっており、射出成形の際に型割りを容易にしている。
第2連結部34Sは、フランジ14に形成した第2パイプ側係合部16と、弁支持部材30に形成した内側連結部35とを備えている。第2パイプ側係合部16は、管体12の上部のフランジ14の下面に形成されている。外側連結部36は、第2パイプ側係合部16に係合する部材であり、弁支持部材30のフランジ32の下部から片持ちで下方に向けて形成された係合片36bと、係合片36bの下部に形成され径内方に突設された爪35cとを備えている。外側連結部36は、弁支持部材30が管体12に装着されたときに、係合片36bの爪36cがフランジ14の第2パイプ側係合部16に係合することで、管体12から抜止めするように形成されている。
連結機構34を構成する第1パイプ側係合部15およびフランジ14の第2パイプ側係合部16は、プレス成形やスエージング加工などの金属加工方法などにより形成することができる。
上記連結機構34の構成において、弁支持部材30を管体12に取り付けるためには、図4および図5に示すように、弁支持部材30の弁支持本体31の下部から管体12の開口へ挿入し、そして、内側連結部35の爪35cが管体12の第1パイプ側係合部15に当たって、係合片35bが径内方へ撓み、爪35cが第1パイプ側係合部15を乗り越えて第1パイプ側係合部15に係合する。また、外側連結部36も、爪36cが管体12のフランジ14に当たって、係合片35bが径外方へ撓み、爪35cがフランジ14を乗り越えて第2パイプ側係合部16に係合する。
(2)−2 シャッタ機構40
図3において、シャッタ機構40は、給油ノズルの挿入に連動して導入開口23aを開閉するための機構であり、カバー部材20に固定されている。シャッタ機構40は、シャッタ部材41と、シャッタ部材41の軸42を支持しカバー部材20に固定された軸受部45と、シャッタ部材41を閉じ方向に付勢するスプリング48とを備えている。このシャッタ機構40の構成により、シャッタ部材41が給油ノズルFNの先端で押されると、スプリング48の付勢力を抗して、軸受部45に支持された軸42を中心に回動することにより、導入開口23aを開き、一方、給油ノズルFNを抜くことにより、スプリング48の付勢力で導入開口23aを閉じる。
(2)−3 フラップ弁機構50
図7はフラップ弁機構50を示す断面図である。フラップ弁機構50は、弁支持部材30に設けた注入口30aを開閉する機構であり、注入口30aを開閉する開閉部材51と、開閉部材51と弁支持部材30とに設けられ開閉部材51を回転可能に支持する軸支機構54と、開閉部材51を閉じ方向に付勢するスプリング59と、撓み方向(給油ノズルの挿入方向)へ圧縮されることで注入口30aの開口周縁部のシート部33aと開閉部材51との間をシールするガスケットGSと、調圧弁60とを備えている。
図8はフラップ弁機構50を分解した断面図、図9はフラップ弁機構50の付近を分解した斜視図である。開閉部材51は、押圧部材52と、弁室形成部材53と、ガスケットGSとを備えている。押圧部材52は、給油ノズルにより押圧される上面部52aと、上面部52aの外周から突設された側壁部52bとを備え、下方に開放した皿状に形成されている。弁室形成部材53は、カップ形状であり、押圧部材52と接合されることで調圧弁60を収納する弁室51Sを形成している。弁室形成部材53の外周部には、フランジ53aが形成されている。ガスケットGSは、ゴム材料から形成されており、フランジ53aの内周側の上面と押圧部材52の外周開口周縁部との間で挟持されることで保持され、図7に示すように、弁支持部材30のシート部33aとの間で圧縮されることで注入口30aをシールしている。
図9において、軸支機構54は、開閉部材51の一端部に形成された軸部材55と、軸部材55を弁支持部材30(図7)に対して回転可能に支持する軸受部56と、軸受部56で支持された軸部材55の回転を規制する回転規制機構58とを備えている。
軸部材55は、軸支持部55aと、軸体55bとを一対備えている。一対の軸支持部55aは、弁室形成部材53の端部から平行に突設されており、軸支持部55aの間がスペースになっている。軸体55bは、軸支持部55aから外方へそれぞれ突出している。軸受部56は、軸部材55を回動可能に支持する機構であり、上側軸支持体56aと、下側支軸体56bとを備えている。上側軸支持体56aは、弁支持部材30の注入口形成部材33の開口周縁部の下面から突設され、下方を開放した軸支孔56cを備えている。軸支孔56cは、軸部材55の軸体55bが挿入方向(上下方向)へ移動可能とする長穴に形成され、軸支孔56cで軸部材55の軸体55bを軸支持することにより、開閉部材51を回動可能に支持している。下側支軸体56bは、弁支持部材30の内壁に図示しない係合機構を介して装着されている。下側支軸体56bの上部には、軸受突起57dが形成されている。軸受突起57dは、軸支孔56cに突入することで、軸体55bの下面を支持している。
回転規制機構58は、規制部58aと、被規制部58bとを備えている。規制部58aは、注入口形成部材33の下面から下向きに三角形に突設された楔であり、一対の上側軸支持体56aの内側に対向してそれぞれ配置されている。被規制部58bは、軸支持部55aの外周部の一部を三角形に切り欠くことにより形成されており、規制部58aが突入することにより、開閉部材51の回転を規制している。軸体55bは、ほぼ円状の外周部55cを有しており、外周部55cの一部に被規制部58bと連続する切欠きが形成されており、被規制部58bの先端を突入させるように形成されている。
スプリング59は、弦巻スプリングであり、そのコイル状の一端部が弁支持部材30(図7)の内壁に支持され、他端部が開閉部材51の下部で支持されて、弦巻に巻かれた部分が軸部材55の軸支持部55aの間に配置されており、開閉部材51を閉じる方向に付勢している。図7に示すように、スプリング59の他端部は、弁室形成部材53の中央下面のスプリング支持端53bで支持されている。スプリング支持端53bは、スプリング59の端部を滑り可能で支持しており、これにより、開閉部材51は、軸部材55を軸心として回動したときに、スプリング59によってその動きが規制されないように構成されている。
図10および図11はフラップ弁機構50の開閉動作を説明する説明図である。図7の開閉部材51の閉じ状態にて、開閉部材51は、スプリング59に抗した挿入方向の力を受ける。この状態にて、スプリング59の付勢力は、開閉部材51を介して軸体55bに及んでいるから、軸体55bは、軸支孔56c内の上部である第1位置P1にある。第1位置P1では、軸体55bは、長穴の軸支孔56cの長穴の上部に位置しているから、挿入方向(下方)への移動が許容されており、しかも、軸体55bは、回転規制機構58の規制部58aが被規制部58bに係合しているから、該軸体55bを中心とした回動が規制されている。
図10に示すように、給油ノズルFNの先端が開閉部材51を押すと、開閉部材51は、スプリング59に抗した挿入方向の力を受ける。この状態にて、スプリング59の付勢力は、開閉部材51を介して軸体55bに及んでいるから、軸体55bは、軸支孔56c内の上部である第1位置P1にある。給油ノズルFNからの下方への力を受けた開閉部材51は、軸体55bとともに軸支孔56c内を下方へ移動する。これにより、規制部58aが被規制部58bから外れ、軸体55bは、軸支孔56cの下端に当たる第2位置P2まで移動する。そして、図11に示すように、第2位置P2にて、給油ノズルFNにより押圧力を受けた開閉部材51は、軸体55bを中心に回転する。ここで、開閉部材51とガスケットGSとの関係において、第1位置P1は、開閉部材51がガスケットGSを撓ませる位置になり、第2位置P2は、開閉部材51がガスケットGSを撓ませる位置になる。
(3) 燃料タンクの開閉装置10の開閉動作
次に、燃料タンクの開閉装置10への給油ノズルFNによる給油動作について説明する。
(3)−1 開き動作
図1に示すように、給油蓋FLを開けると、給油室FR内に配置された燃料タンクの開閉装置10が表れる。図12に示すように、給油ノズルFNを導入開口23aに挿入して、給油ノズルFNの先端がシャッタ部材41を押すと、シャッタ部材41は、軸受部45を中心にスプリング48の付勢力に抗して回動して、給油ノズルFNをフラップ弁機構50の開閉部材51に達するまで挿入する。そして、給油ノズルFNの先端が開閉部材51を押すと、図7で説明した状態から、図10の状態へ移行し、つまり、開閉部材51がスプリング59の付勢力に抗して、ガスケットGSがシート部33aからガスケットGSを配置した面と平行な姿勢を維持して第1位置P1から第2位置P2へ移行する。そして、図11に示すように、第2位置にて、給油ノズルFNにより押圧力を受けた開閉部材51は、軸体55bを中心に回転する。これにより、図13に示すように給油ノズルFNがタンク側通路11Pbに挿入される。
そして、図14に示すように、給油ノズルFNがさらに燃料通路11Pに挿入されて、給油ノズルFNからタンク側通路11Pbに給油する。燃料が燃料タンクの満タン液位を越えてタンク側通路11Pb内を燃料が上昇する。そして、燃料が給油ノズルFNの先端付近の検知穴(図示省略)に入ると、給油ノズルFNのオートストップが作動して、給油が停止する。
(3)−2 閉じ動作
燃料タンクの開閉装置10の閉じ動作は、上述した開き動作と逆の動作を行なう。すなわち、給油を終えて、給油ノズルFNを注入口30aから抜くと、図11に示すように、開閉部材51がスプリング59の復元力により、閉じ方向へ回転しつつ軸部材55が軸支孔56c内を上方へ移動する。そして、軸部材55の軸支持部55aの外周部55cが規制部58aの下端に当たると、軸部材55の上方への移動が規制される。この状態にて、スプリング59の復元力により、開閉部材51が回転して、被規制部58bが規制部58aに達すると、外周部55cのほぼ円形状にならって被規制部58bが規制部58aに入り込むように、軸部材55が上方へ移動する。このとき、開閉部材51のフランジ53aがガスケットGSを圧縮する。そして、規制部58aが被規制部58bに完全に入った状態にて、開閉部材51は、注入口30aを閉じる。さらに、図12に示すように、給油ノズルFNが抜かれると、シャッタ機構40のシャッタ部材41が軸受部45のスプリング48の復元力により回動して導入開口23aを閉じる。さらに、給油蓋FL(図1)を閉じる。
(4) 燃料タンクの開閉装置10の作用・効果
上記実施例にかかる燃料タンクの開閉装置10により、以下の作用効果を奏する。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
図15は他の実施例にかかる管体を弁支持部材に組み付ける前の状態を説明する説明図である。本実施例は、連結機構34Bの第1連結部34F−Bの構成に特徴を有する。すなわち、第1連結部34F−Bは、管体12Bの内壁に環状の第1パイプ側係合部15Bが突設されており、その一部に挿入用の切欠き15Baが形成され、また、第1パイプ側係合部15Bの下面にストッパ15Bbが形成されている。弁支持部材30Bを管体12Bに装着するには、内側連結部35Bを切欠き15Baに位置合わせし、弁支持部材30Bを管体12Bに軸方向に挿入する。これにより、第2連結部34S−Bが最初に係合することで弁支持部材30Bを管体12Bに連結する。その後、弁支持部材30Bを管体12Bに対して回転すると、第1連結部34F−Bの内側連結部35Bがストッパ15Bbに当たって停止する。これにより、2箇所の連結機構34Bの係合を介して、弁支持部材30Bが管体12Bに装着される。このように、連結機構34Bは、弁支持部材30Bを管体12Bに装着するのに、軸方向へ挿入する操作の他に、回転操作を加えることで連結する構成であってもよい。
(5) 燃料タンクの開閉装置10の第2実施例
(5)−1 弁室形成部材53
図16は、図7の矢視Aの矢視図および弁室形成部材53におけるスプリング支持端53b近傍の拡大図X1である。図16の矢視Aには、弁室形成部材53のスプリング支持端53b近傍が示されている。図16の矢視Aに示すように、フラップ弁機構50が注入口30aを閉じている状態(以下、単に「閉弁状態」ともいう)において、スプリング支持端53bとスプリング59とが接触している。また、図16の矢視Aには、環状のガスケットGSと、ガスケットGSの中心線Ogsとが示されている。中心線Ogsの直径は、S0である。図16の矢視Aにおける拡大図X1に示すように、スプリング支持端53bは、平面部53b4と、スプリング59と接触する接触突部53b1と、中心突部53b2と、外側突部53b3と、有している。接触突部53b1と中心突部53b2と外側突部53b3とは、平面として形成された平面部53b4を基準として、スプリング59に接触する方向に突出するように形成されている。中心突部53b2は、弁室形成部材53の中心に円柱状に形成されている。外側突部53b3は、スプリング支持端53bにおいて、弁室形成部材53の中心を通ると共に軸部材55の軸体55bの軸中心に沿って両端に突出するように形成されている。外側突部53b3は、スプリング支持端53bの外枠で切り取られた円柱の一部のような形状である。接触突部53b1は、軸体55bの軸中心に沿って平行であると共に、スプリング59の回動中心である軸体55bの軸中心に対して、スプリング支持端53bの中心よりも長さt0離れた位置の中心線OLb1を中心に形成されている。換言すると、接触突部53b1は、開閉部材51における回動軸側の反対である自由端側に近い位置に形成されている。なお、スプリング支持端53bの中心とは、開閉部材51の重心を通る軸方向に沿ってスプリング支持端53bと交わる位置である。第2実施例では、スプリング支持端53bの中心よりも回動軸側に形成されない場合を、自由端側に形成されているという。
本実施形態では、ガスケットGSの中心線Ogsの直径S0と、接触突部53b1からスプリング支持端53bまでの距離である長さt0と、の関係が数式(1)の関係になるように設定されている。
Figure 0006398784
数式(1)の関係が満たされることにより、後述する燃料タンクが負圧の場合に、外気から燃料タンクへと流入する空気の量を増やす効果をより得ることができる。
図17は、図16の拡大図X1におけるB−B線に沿う断面図である。図17に示すように、接触突部53b1と中心突部53b2とは、平面部53b4から突出されるように形成されている。中心突部53b2は、平面部53b4に対する突出する量(突出量)が平面部53b4に対する接触突部53b1の突出量よりも大きくなるように形成されている。閉弁状態では、スプリング59と接触突部53b1とが接触している。閉弁状態において、接触突部53b1は、平面部53b4に対する突出量とスプリング59の厚さ(直径)とを加えた寸法が平面部53b4に対する中心突部53b2の突出量よりも小さくなるように形成されている。
図18は、図16の拡大図X1におけるC−C線に沿う断面図である。図18に示すように、外側突部53b3は、平面部53b4に対する突出量が平面部53b4に対する中心突部53b2の突出量と同じになるように形成されている。中心突部53b2と外側突部53b3とは、スプリング支持端53bの中心を通ると共に軸体55bの軸中心に沿った方向に、スプリング59の直径よりも広い間隔を空けるように形成されている。
(5)−2 第2実施例のフラップ弁機構50の作用・効果
図19は、第2実施例におけるフラップ弁機構50の開閉動作を説明する説明図である。図19には、燃料タンクが負圧となった場合に、外気と燃料タンクとの圧力差によって、フラップ弁機構50が開弁して注入口30aが連通した状態(以下、「開弁状態」ともいう)が示されている。第2実施例では、フラップ弁機構50が閉弁状態から開弁状態へと変化するときに、図17および図18に示すように、スプリング59とスプリング支持端53bの接触突部53b1とが接触する。そのため、スプリング59が開閉部材51を付勢する力が同じであっても、図19に示すように、開閉部材51は、軸体55bを中心に回動すると共に燃料タンク側へと平行移動するため、開弁状態における開閉部材51と弁支持部材30とで構成される隙間を大きくできる。これにより、燃料タンクが負圧の場合に、外気から燃料タンクへと流入する空気の量を増やすことができる。なお、第2実施例の燃料タンクの開閉装置10では、回転規制機構58によって第1位置P1および第2位置P2における開閉部材51の位置の変化と、回動による開閉部材51の弁支持部材30に対する向きの変化と、が規制されている。しかし、他の実施例として、回転規制機構58が存在しない他の燃料タンクの開閉装置10であっても、燃料タンクが負圧の場合に、外気から燃料タンクへと流入する空気の量を増やすことができる。他の実施形態として、例えば、単に、開閉部材51が燃料タンクと外気との圧力差およびスプリング59の付勢力のみによって回動するフラップ弁機構50であっても、軸部材55と軸受部45とに隙間が存在すれば、燃料タンクが負圧の場合に、外気から燃料タンクへと流入する空気の量を増やすことができる。
図20は、比較例におけるフラップ弁機構50zの開閉動作を説明する説明図である。図20には、燃料タンクが負圧となった場合に、比較例のフラップ弁機構50zの開弁状態が示されている。比較例のフラップ弁機構50zは、第2実施例のフラップ弁機構50と比較して、閉弁状態から開弁状態へと変化したときに、図17および図18に示すスプリング59とスプリング支持端53bとが接触する位置がスプリング支持端53bの中心よりも軸体55b側であることのみが異なる。比較例の開閉部材51zは、第2実施例の開閉部材51を付勢する付勢力と同じスプリング59によって付勢されていても、スプリング59とスプリング支持端53bとが接触する位置が軸体55b側であるため、燃料タンク側へと平行移動する量が第2実施例の開閉部材51よりも少ない。これにより、開弁状態において、開閉部材51zと弁支持部材30とによって構成される隙間が第2実施例と比較して小さく、燃料タンクが負圧の場合に、外気から燃料タンクへと流入する空気の量が第2実施例のフラップ弁機構50よりも少なくなる。
また、第2実施例のフラップ弁機構50では、閉弁状態から開弁状態に変化するときにスプリング59と開閉部材51とが初めに接触する接触突部53b1がスプリング支持端53bから突出するように形成されている。そのため、接触突部53b1の位置を変更することでスプリング59と接触突部53b1とが接触する位置を変更できるため、設計の自由度が向上する。
また、第2実施例のフラップ弁機構50では、接触突部53b1は、軸体55bの軸中心と平行に形成されている。そのため、スプリング59の変形や移動などにより、スプリング59とスプリング支持端53bとの接触位置がずれたとしても、開閉部材51の回動中心である軸体55bの中心から接触突部53b1までの距離が一定である。これにより、燃料タンクが負圧の場合に、フラップ弁機構50の開弁状態における外気からの空気の流入量を一定に保つことができる。
また、第2実施例のフラップ弁機構50では、接触突部53b1は、スプリング59と接触する面積よりも大きく形成されている。そのため、スプリング59の変形や移動などがあっても、フラップ弁機構50が閉弁状態から開弁状態に変化する場合にも、スプリング59と接触突部53b1とが初めに接触する。これにより、燃料タンクが負圧の場合に、フラップ弁機構50の開弁状態における外気からの空気の流入量を一定に保つことができる。
また、第2実施例のフラップ弁機構50では、スプリング支持端53bに中心突部53b2および外側突部53b3が形成されている。そのため、スプリング59の変形や移動などがあっても、スプリング59の軸体55bの軸方向に沿った位置が一定の範囲に規制されることで、フラップ弁機構50が閉弁状態から開弁状態になる場合にも、スプリング59と接触突部53b1とが初めに接触する。これにより、フラップ弁機構50は、燃料タンクが負圧の場合に、フラップ弁機構50の開弁状態における外気からの空気の流入量を一定に保つことができる。
(5)−3 第2実施例の変形例
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
第2実施例では、フラップ弁機構50は、回転規制機構58を有する軸支機構54や開閉部材51に内蔵されるガスケットGSなどを備えていたが、これらの構成は必須ではなく、フラップ弁機構50の構成については、種々変形可能である。フラップ弁機構50に含まれる開閉部材51は、加えられた荷重に関わらず、弁支持部材30に対して位置が固定された軸体55bの軸中心を中心として回動してもよい。
第2実施例では、接触突部53b1は、軸体55bの軸中心に沿って平行な突部として形成されたが、接触突部53b1の形状については、種々変形可能である。接触突部53b1は、スプリング支持端53bの中心よりも軸体55bから遠い位置の全面に形成されてもよい。また、接触突部53b1は、平面部53b4における小さい円柱状の突部として形成されてもよい。
また、中心突部53b2および外側突部53b3は、必ずしも必要ではなく、形成される形状についても種々変形可能である。スプリング支持端53bには、中心突部53b2と外側突部53b3とのどちらも形成されなくてもよいし、一方のみが形成されてもよい。また、中心突部53b2および外側突部53b3の平面部53b4に対する突出量は異なっていてもよく、中心突部53b2や外側突部53b3は、接触突部53b1に接触するスプリング59のスプリング支持端53bに平行な面での位置を規制できるように形成されればよい。
また、第2実施例では、スプリング支持端53bに突部としての接触突部53b1が形成されることで、フラップ弁機構50が閉弁状態から開弁状態に変化するときに初めに接触突部53b1とスプリング59とが接触したが、接触突部53b1とスプリング59との接触位置については、これに限られず、種々変形可能である。図21は、第2実施例の変形例におけるスプリング支持端53bの断面図である。図21には、図16のB−B線に沿う断面図に対応する変形例の断面図が示されている。図21(A)には、第2実施例の接触突部53b1の代わりに、スプリング59がスプリング突部59aを有する変形例が示されている。図21(A)に示す変形例では、スプリング支持端53bは、第2実施例における接触突部53b1などの突部が形成されていない平面部53b4のみの平面として形成されている。その代わりに、スプリング59は、開閉部材51を付勢する方向に突出するスプリング突部59aを有している。フラップ弁機構50の閉弁状態において、スプリング支持端53bの中心よりも軸体55bから遠い位置に接触するように形成されたスプリング突部59aがスプリング支持端53bに接触する。
図21(B)には、スプリング支持端53baは、第2実施例の接触突部53b1の代わりに、スプリング支持端53bが傾斜面によって突出するように形成されている接触突部53b1aを有する。図21(B)に示す変形例では、フラップ弁機構50の閉弁状態において、スプリング支持端53bの中心よりも軸体55bから遠い位置に接触するように形成された接触突部53b1aがスプリング59に接触する。以上説明したように、スプリング支持端53bの中心よりも軸体55bから遠い位置に接触するような開閉部材51とスプリング59との位置関係については、種々変形可能である。
(6) 燃料タンクの開閉装置10の第3実施例
(6)−1 第1規制部35a1および第2規制部35a2
図22は、第3実施例におけるスプリング59の位置を規制する第1規制部35a1および第2規制部35a2の近傍を示す斜視図である。図23は、第3実施例におけるスプリング59の外観図である。第3実施例におけるスプリング59は、離間して形成された2つのコイル部59b,59cを有するダブルトーションスプリングである。図23に示すように、スプリング59は、第1コイル部59bと第2コイル部59cとの間に、開閉装置10として組みつけられたときに開閉部材51を閉弁する方向に付勢する付勢部59dを有している。付勢部59dは、2つのコイル部59b,59cの中心軸OLsの外周方向に延出するように形成されている。スプリング59では、2つのコイル部59b,59cのそれぞれにおいて、付勢部59dに接続されていない両端が、弁支持部材30の基部35aに固定されている。そのため、フラップ弁機構50において、スプリング59は、開閉部材51を閉弁する方向に付勢する。
図22に示すように、フラップ弁機構50としてスプリング59が組みつけられた場合に、基部35aには、第1コイル部59bと第2コイル部59cとの間である間隙Sspに位置するように第1規制部35a1と第2規制部35a2とが形成されている。第1規制部35a1は、弁支持部材30の軸方向に平行な基部35aの第1の面35af1から軸中心に向かって突出している。第1規制部35a1における弁支持部材30の軸方向に垂直な断面は、軸の中心側の二等辺三角形と基部35a側の長方形とを組み合わせた形状である。第2規制部35a2は、第1規制部35a1が形成されている第1の面35af1に直交する第2の面35af2からタンク側へと突出している。第2規制部35a2は、基部35aからタンク側へと突出した直方体の形状として形成されている。第1規制部35a1と第2規制部35a2とは、弁支持部材30に配置されたスプリング59の中心軸OLsに直交する同一の面を中心に対称的に形成されている。
図24は、図22におけるD−D線に沿う断面図である。図24には、スプリング59の中心軸OLsに直交すると共に、第1規制部35a1および第2規制部35a2の中心軸を通るD−D線に沿う断面図が示されている。図24に示すように、スプリング59の中心軸OLsに対する断面の直径は、長さLspである。また、基部35aにおける第1の面35af1から突出した第1規制部35a1の弁支持部材30の軸方向に沿った長さは、長さLa1である。第3実施例では、第1規制部35a1の長さLa1は、スプリング59の直径の長さLspよりも長くなるように形成されている。また、基部35aにおける第1の面35af1から突出した第1規制部35a1のOLs中心軸OLsに直交する面に沿った長さは、配置されたスプリング59の半径よりも大きい。
図24に示すように、第2規制部35a2は、第1の面35af1に直交する基部35aにおける第2の面35af2から垂直に突出する直方体として形成されている。第2の面35af2からの第2規制部35a2の高さは、第2の面35af2から第1規制部35a1までの弁支持部材30の軸方向に沿った距離よりも小さい。そのため、第1規制部35a1と第2規制部35a2とは、接触しない。弁支持部材30の軸方向に対して外周方向に沿った第2規制部35a2の幅は、スプリング59の長さLspよりも小さくなるように形成されている。第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、スプリング59は、第1の面35af1および第2の面35af2に接している。
図25は、図24におけるE−E線に沿う断面図である。図25には、スプリング59の中心軸OLsを通る弁支持部材30の軸方向に沿う断面図が示されている。図25に示すように、スプリング59が開閉部材51を閉弁している状態で、第1コイル部59bと第2コイル部59cとによって構成される間隙Sspにおける中心軸OLsに沿った長さは、長さHspである。なお、長さHspは、間隙Sspにおいて、第1コイル部59bと第2コイル部59cとが最も近い位置における中心軸OLsに沿った距離である。第1規制部35a1と第2規制部35a2との中心軸OLsに沿った長さは、長さLb1である。第3実施例では、中心軸OLsに沿って、第1規制部35a1と第2規制部35a2との長さLb1は、間隙Sspの長さHspの85パーセント(%)となるように形成されている。
(6)−2 第3実施例の燃料タンクの開閉装置10の作用・効果
図26は、開閉部材51の開閉の程度に応じて変化する第3実施例のスプリング59の一部の概略図である。図26(A),(B)には、図24の矢視Fから見た場合のスプリング59のみの矢視図が示されている。図26(A)には、フラップ弁機構50が閉弁状態である場合の第1規制部35a1近傍のコイル部59b,59cの一部が示されている。図26(B)には、フラップ弁機構50が閉弁状態から少し開弁した状態である場合の第1規制部35a1近傍のコイル部59b,59cが示されている。図26(A),(B)に示すように、スプリング59がダブルトーションスプリングであるため、開閉部材51の開閉の程度に応じて、中心軸OLsに沿った第1コイル部59bと第2コイル部59cとの間隙Sspが変化する。図26(A),(B)に示すように、開閉部材51が開弁することによって、コイル部59b,59cの間隙Sspの長さHspが変化している。すなわち、開閉部材51の開弁の程度が増加するほど、中心軸OLsに沿った第1コイル部59bと第2コイル部59cとの間隙Sspは小さくなる。
図27は、開閉部材51の開閉の程度に応じて変化する第3実施例のスプリング59の一部の概略図である。図27(A),(B)には、図24の矢視Fからの見た場合の第1規制部35a1の近傍の矢視図が示されている。図27には、図26で示されたスプリング59に加えて、第1規制部35a1および第2規制部35a2が示されている。図27(A)に示すように、フラップ弁機構50が閉弁状態である場合には、スプリング59の間隙Sspの長さHspは、第1規制部35a1のOLs中心軸OLsに沿った長さLb1よりも大きいため、スプリング59と第1規制部35a1とは接触しない。図27(B)に示すように、フラップ弁機構50が一定以上開弁すると、スプリング59の長さHspは、第1規制部35a1の長さLb1よりも小さくなり、スプリング59と第1規制部35a1とが接触する。すなわち、フラップ弁機構50が一定以上開弁すると、第1規制部35a1は、スプリング59の変形を規制する。
以上説明したように、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、ダブルトーションスプリングであるスプリング59の第1コイル部59bと第2コイル部59cとの間の間隙Sspに配置される第1規制部35a1が基部35aに形成されている。そのため、開閉部材51が開閉されることによって、スプリング59が中心軸OLsに沿って間隙Sspが小さくなる方向へ変形したり、スプリング59が中心軸OLsに沿って一方の方向に移動することを、第1規制部35a1が規制する。これにより、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、従来の燃料タンクの開閉装置10と比較して、スプリング59の変形や位置の変化が規制されるため、開閉部材51において開閉が行なわれても、設定された所定の力でスプリング59がフラップ弁機構50を付勢できる。また、耐久性の観点から、フラップ弁機構50の複数回の開閉がされても、第1規制部35a1がスプリング59の弾性変形を一定の範囲で規制するため、スプリング59の塑性変形が抑制され、設定された所定の付勢力でスプリング59がフラップ弁機構50を付勢し続けることができる。
また、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、基部35aにおける第1の面35af1から突出した第1規制部35a1のOLs中心軸OLsに直交する面に沿った長さは、配置されたスプリング59の半径よりも大きい。そのため、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、スプリング59の変形や位置の変化をより規制できる。
また、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、基部35aにおける第1規制部35a1は、基部35aにおける第1の面35af1から、中心軸OLsを直交する断面に沿って突出する方向に形成されている。また、第1規制部35a1は、第1規制部35a1における第1の面35af1に沿った長さLa1がスプリング59の直径の長さLspよりも大きくなるように形成されている。そのため、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、弁支持部材30に第1規制部35a1を位置決めの中心として配置する場合に、配置のガイドとなる第1規制部35a1の第1の面35af1に沿った長さLa1がスプリング59の直径よりも長いため、燃料タンクの開閉装置10を製造しやすい。
また、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、第2規制部35a2が、第1規制部35a1が形成された第1の面35af1と直交する第2の面35af2から突出するように形成されている。そのため、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、スプリング59が接する第1の面35af1と第2の面35af2とのそれぞれにおいて、スプリング59の変形や位置の変化が規制されるため、開閉部材51において開閉が行なわれても、設定された所定の力でスプリング59がフラップ弁機構50をより付勢できる。
また、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、図25に示すように、第1規制部35a1の長さLb1は、間隙Sspの長さHspの85パーセント(%)となるように形成されている。そのため、第1規制部35a1は、開閉部材51が開閉する範囲においてスプリング59と不要に接触して規制しない。これにより、第3実施例の燃料タンクの開閉装置10では、開閉部材51において開閉が行なわれても、設定されたより正確な所定の力でスプリング59がフラップ弁機構50を付勢できる。
(6)−3 第3実施例の変形例
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
第3実施例では、第1の面35af1に直交する第2の面35af2に第2規制部35a2が形成されていたが、第2規制部35a2の有無や形状については、種々変形可能である。例えば、第1規制部35a1のみが形成されて、第2規制部35a2が形成されていなくてもよい。また、第2規制部35a2の形状は、第2の面35af2から突出する直方体であったが、直方体以外の円柱などの形状であってもよい。また、第2規制部35a2の形状の寸法について、第3実施例では、中心軸OLsに沿った第2規制部35a2の長さLb1は、第1規制部35a1と同じ長さであったが、異なる寸法であってもよい。また、第1規制部35a1や第2規制部35a2における基部35aから配置されたスプリング59の方向への突出量についても種々変形可能である。第3実施例では、第2規制部35a2の第2の面35af2からの突出した高さは、スプリング59の巻線の太さよりも大きかったが、スプリング59の巻線の太さと同じであってもよいし、スプリング59の巻線の太さよりも小さくてもよい。また、第2規制部35a2が形成された第2の面35af2は、第1の面35af1に直交する面であったが、必ずしも直交する面である必要はなく、90度以外の角度で第1の面35af1に交わる面でスプリング59と接していてもよい。また、第1の面35af1および第2の面35af2は、スプリング59に必ずしも接する必要はなく、スプリング59と離間していてもよい。また、第1規制部35a1と第2規制部35a2とは、中心軸OLsに直交する同じ断面を中心として形成されたが、異なる面を中心に形成されてもよいし、中心軸OLsに直交しない面を中心として形成されてもよいし、線対称の形状として形成されなくてもよい。
また、第1規制部35a1における弁支持部材30の軸方向に垂直な断面は、先端の二等辺三角形と基部35a側の長方形とを組み合わせた形状であったが、種々変形可能である。例えば、第1規制部35a1の形状は、第2規制部35a2のような直方体であってもよいし、テーパーが形成された形状であってもよい。また、第1規制部35a1の長さLa1は、スプリング59の直径の長さLspよりも長かったが、第1規制部35a1の長さLa1とスプリング59の直径の長さLspとの関係については、これに限られず、種々変形可能である。例えば、第1規制部35a1の長さLa1は、スプリング59の直径の長さLspと同じであってもよいし、スプリング59の直径の長さLspよりも小さくてもよい。
また、第3実施例では、第1規制部35a1の中心軸OLsに沿った長さLb1は、第1コイル部59bと第2コイル部59cとの間隙Sspの中心軸OLsに沿った長さHspの85%であったが、必ずしもこの値に限られず、種々変形可能である。例えば、第1規制部35a1の中心軸OLsに沿った長さは、間隙Sspの長さHspの85%よりも大きくてもよいし、小さくてもよい。なお、第1規制部35a1の中心軸OLsに沿った長さは、間隙Sspの長さHspの70%以上95%以下が好ましい。また、間隙Sspの長さHspの測定方法については、第3実施例に一例として、スプリング59が弁支持部材30に配置された状態の測定を挙げたが、スプリング59が弁支持部材30に配置される前のスプリング59単体で測定されてもよい。
図28は、第3実施例の変形例における第2規制部35a2aの付近の断面図である。図28には、第3実施例の図22におけるD−D線に沿う断面図に相当する第3実施例の変形例の断面図が示されている。この変形例では、第3実施例と比較して、第1規制部35a1aと第2規制部35a2aとの形状が異なり、他の構成や形状については、第3実施例と同じである。図28に示すように、基部35aから中心軸OLsに直交すると共にスプリング59が配置された方向への第2規制部35a2aの突出量は、スプリング59の半径よりも大きい。また、基部35aから中心軸OLsに直交すると共にスプリング59が配置された方向への第1規制部35a1aの突出量は、スプリング59の巻線の直径よりも大きく、スプリング59の半径よりも小さい。すなわち、この変形例では、基部35aから配置されたスプリング59の方向に突出する第2規制部35a2aの突出量が、第1の面35af1aの突出量よりも大きい点が第3実施例と異なる。
図29は、開閉部材51の開閉の程度に応じて変化する第3実施例の変形例のスプリング59の一部の概略図である。図29(A),(B)には、第3実施例の図24の矢視Fからの見た場合に相当する変形例の第1規制部35a1aの近傍の矢視図が示されている。図29(A)に示すように、フラップ弁機構50が閉弁状態である場合には、スプリング59の間隙Sspの長さHspは、第2規制部35a2aのOLs中心軸OLsに沿った長さLb1よりも大きいため、スプリング59と第1規制部35a1aとは接触しない。図29(B)に示すように、フラップ弁機構50が一定以上開弁すると、スプリング59の長さHspは、第2規制部35a2aの長さLb1よりも小さくなり、スプリング59と第2規制部35a2aとが接触する。すなわち、フラップ弁機構50が一定以上開弁すると、第2規制部35a2aは、スプリング59の変形を規制する。以上説明したように、スプリング59の変形を規制する突出部などは、基部35aにおいて形成される面の向きに限定されず、配置されたスプリング59との位置関係によって定められる範囲で、種々変形可能である。
本発明は、上述の実施形態や実施例、変形例に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の構成で実現できる。例えば、発明の概要の欄に記載した各形態中の技術的特徴に対応する実施形態、実施例、変形例中の技術的特徴は、上述の課題の一部または全部を解決するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行なうことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除できる。
10…燃料タンクの開閉装置
11…タンク開口形成部材
11P…燃料通路
11Pa…挿入通路
11Pb…タンク側通路
12…管体
12B…管体
13…管本体
14…フランジ
15…第1パイプ側係合部
15B…第1パイプ側係合部
15Ba…切欠き
15Bb…ストッパ
16…第2パイプ側係合部
20…カバー部材
21…側壁部
21b…係合爪
22…カバー上板
23…開口部
23a…導入開口
23b…軸支持部
27…挿入ガイド部材
30…弁支持部材
30B…弁支持部材
30a…注入口
31…弁支持本体
31a…開口部
32…フランジ
33…注入口形成部材
33a…シート部
34S−B…第2連結部
34F−B…第1連結部
34…連結機構
34B…連結機構
34F…第1連結部
34S…第2連結部
35…内側連結部
35B…内側連結部
35a…基部
35b…係合片
35c…爪
35af1…第1の面
35af2…第2の面
35a1…第1規制部
35a2…第2規制部
36…外側連結部
36b…係合片
36c…爪
40…シャッタ機構
41…シャッタ部材
42…軸
45…軸受部
48…スプリング
50…フラップ弁機構
51…開閉部材
51S…弁室
52…押圧部材
52a…上面部
52b…側壁部
53…弁室形成部材
53a…フランジ
53b…スプリング支持端
53b1…接触突部
53b2…中心突部
53b3…外側突部
53b4…平面部
54…軸支機構
55…軸部材
55a…軸支持部
55b…軸体
56…軸受部
56a…上側軸支持体
56b…下側支軸体
56c…軸支孔
57d…軸受突起
58…回転規制機構
58a…規制部
58b…被規制部
59…スプリング
59a…スプリング突部
59b…第1コイル部
59c…第2コイル部
59d…付勢部
60…調圧弁
BP…基板
FL…給油蓋
FLa…蓋本体
FLb…ヒンジ
FN…給油ノズル
FR…給油室
GS…ガスケット
OLs…中心軸
Ssp…間隙
Hsp…間隙の長さ

Claims (4)

  1. 給油ノズル(FN)から供給される燃料を燃料タンクへと導入させるための燃料通路(11P)を開閉する燃料タンクの開閉装置であって、
    前記燃料通路(11P)の断面である注入口(30a)を形成する注入口形成部材(30)と、
    前記注入口(30a)を開閉する開閉部材(51)と、
    前記開閉部材(51)を閉弁する方向に付勢する付勢部(59d)と、前記付勢部(59d)の両端のそれぞれに接続される2つのコイル部(59b,59c)と、を有し、回動可能に前記注入口形成部材(30)に支持されるダブルトーションスプリング(59)と、を備え、
    前記ダブルトーションスプリング(59)は、前記2つのコイル部(59b,59c)によって規定される間隙(Ssp)を有し、
    前記注入口形成部材(30)は、前記間隙(Ssp)に配置され、前記ダブルトーションスプリング(59)の変形を規制する規制部(35a1,35a2)を有し、
    前記2つのコイル部(59b,59c)は、同じ中心軸(OLs)を中心として形成され、
    前記規制部(35a1,35a2)は、前記注入口形成部材(30)における第1の面(35af1)から前記中心軸(OLs)に直交する面に沿って突出するように形成される第1規制部(35a1)と、前記第1の面(35af1)と直交する第2の面(35af2)から突出されるように形成される第2規制部(35a2)と、を有すること
    を特徴とする燃料タンクの開閉装置。
  2. 請求項1に記載の燃料タンクの開閉装置であって、
    前記2つのコイル部(59b,59c)は、同じ中心軸(OLs)を中心として形成され、
    前記規制部(35a1,35a2)の少なくとも1つは、前記規制部(35a1,35a2)が形成される前記注入口形成部材(30)の面(35af1,35af2)から前記ダブルトーションスプリング(59)が配置される方向に沿って、前記中心軸(OLs)まで突出していることを特徴とする燃料タンクの開閉装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の燃料タンクの開閉装置であって、
    前記2つのコイル部(59b,59c)は、同じ中心軸(OLs)を中心として形成され、
    前記規制部(35a1)は、前記注入口形成部材(30)における第1の面(35af1)から前記中心軸(OLs)に直交する面に沿って突出すると共に、前記第1の面に沿って前記コイル部(59b,59c)の直径(Lsp)よりも長く延出するように形成されていることを特徴とする燃料タンクの開閉装置。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか一項に記載の燃料タンクの開閉装置であって、
    前記2つのコイル部(59b,59c)のそれぞれは、平行な中心軸を中心として形成され、
    前記規制部(35a1,35a2)における前記中心軸に沿った厚さ(Lb1)は、前記ダブルトーションスプリング(59)が前記開閉部材(51)を閉弁している場合の前記間隙(Ssp)の前記中心軸に沿った長さ(Hsp)の70パーセント以上95パーセント以下であることを特徴とする燃料タンクの開閉装置。
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