JP2017123423A - 半導体実装装置および半導体実装方法 - Google Patents

半導体実装装置および半導体実装方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 基板上に未硬化の接着剤を介して仮配置された半導体チップを加熱圧着して実装するに際して、良好な実装品質が得られる半導体実装装置および半導体実装方法を提供すること。【解決手段】 基板を保持する基板ステージと、熱伝導制御部材を供給し、半導体チップを覆う位置に配置するとともに、前記熱伝導制御部材の面方向に対して垂直方向に移動可能な熱伝導制御部材供給機構と、前記熱伝導制御部材の半導体チップと接触する面と反対側の面に接触可能なアタッチメントツールを有し、前記熱伝導制御部材を介して前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドと、前記熱伝導制御部材供給機構と前記ボンディングヘッドを制御する制御部とを備え、前記制御部は、接触判定部と、前記熱伝導制御部材と前記アタッチメントツールが接触状態にある時間を計測するカウンタを有している半導体実装装置および半導体実装方法を提供する。【選択図】 図3

Description

本発明は、半導体実装装置および半導体実装方法に関する。詳しくは、バンプを有する半導体チップを、電極を有する基板に、接着剤を介した状態で熱圧着してバンプと電極を接合させるとともに接着剤を硬化させる、半導体実装装置および半導体実装方法に関する。
半導体実装分野において、バンプを有する半導体チップを基板に実装するフリップチップ実装が高密度実装に適した手法として知られている。フリップチップ実装において、半導体チップのバンプを基板に接合した状態で、接合部周辺を封止剤で封止して接合の信頼性を向上させている。
従来、接合部周辺の封止に際して、フリップチップ実装を行った後に液状の封止剤(未硬化の熱硬化性樹が主成分)を半導体チップと基板の間に浸透させた後に加熱硬化させる方法が用いられてきた。しかし、半導体の集積度向上に伴う、バンプの微細化や狭ピッチが進んだことに伴い、封止剤を必要な箇所に空隙なく充填することが困難なケースが生じてきた。
この対策の一つとして、半導体チップを基板に実装する前に、半導体チップと基板の間に熱硬化性を有する接着剤を配置してから、半導体チップを加熱圧着をするプロセスへの感心が高まっている。特に、半導体チップのバンプ側にフィルム状の接着剤を配置する方法は、半導体チップの多段実装にも適することから注目されている。
このプロセスは、図12に示す一般的なフリップチップ実装装置100を用いても実施可能である。フリップチップ実装装置100では、ボンディングヘッド107先端部のアタッチメントツール109が吸着保持した半導体チップCを、基板ステージ104が保持する基板Sの所定の箇所に画像認識装置110を用いて位置合わせした後に、ボンディングユニット106によってボンディングヘッド107を降下させるとともにヒータ108による昇温により、加熱圧着するものである。
図13では、バンプB側にフィルム状の接着剤Rが配置された半導体チップCを、基板Sに実装する様子を示す。図13(a)では画像認識装置110で、半導体チップCと基板Sの位置を認識し、基板ステージ104の移動により両者の位置合わせを行う状態を示しており、図13(b)ではボンディングヘッド107を下降させた状態を示している。図13(c)ではヒータ108による加熱を伴うボンディングヒータ108による加圧によりバンプBが溶融して基板側の電極ESと接合するとともに接着剤Rが(軟化した後に)熱硬化した状態を示している。更に図13(d)では、半導体チップCの接合が完了後、アタッチメントツール109による吸着保持を解除してボンディングヘッド107が上昇した状態を示している。ところで、図13(d)で半導体チップCの吸着を解除した状態で、ヒータ108による加熱は停止しているが、アタッチメントツール109は高温状態である。このため、次に実装する半導体チップCを吸着保持する前に、アタッチメントツール109を接着剤Rの熱硬化開始温度以下に冷却する必要がある。このため、図12に示すフリップチップ実装装置100を用いた場合、1つの半導体チップCを実装するのに、バンプBの溶融と接着剤Rの硬化に要する時間に加えて、実装完了後にアタッチメントツール109の温度が接着剤Rの熱硬化開始温度以下に冷却されるまでの時間が必要なり、加熱・冷却が占める時間的な比率が大きくなる。
このため、図12に示すフリップチップ実装装置100を、半導体チップCを基板S上に仮配置するために用い、加熱圧着には図14に示すような本圧着装置1を用いる方法が提案されている(例えば特許文献1)。このような仮配置と本圧着を行う方式では、高温加熱を要しない仮配置で半導体チップ1つに要するタクトタイムを短縮している。
また、図14に示す本圧着装置1は、基板S上に仮配置された半導体チップCを複数個単位で一括して加熱圧着するものであり、アタッチメントツール9の温度が常に一定になるように本圧着用ヒータ8を制御すればよい。このため、複数個一括による生産性向上に加えて、冷却待ちの時間的なロスも省ける。
図14に示す本圧着装置1を用いた場合、画像認識装置10で、アタッチメントツール9と熱圧着対象となる(複数の)半導体チップCの位置合わせを実施した(図15(a))後に、アタッチメントツール9を(複数の)半導体チップCに密着させた状態で加熱圧着する(図15(b))が、加熱圧着に際して一旦軟化した接着剤Rが半導体チップCの外側にはみ出た後にアタッチメントツール9に付着することがある。仮に、アタッチメントツール9に接着剤Rが付着すると、このアタッチメントツール9の加圧面が平坦でなくなるため、以後の本圧着の接合品質に悪影響を及ぼすため、アタッチメントツール9の交換が不可避となり好ましくない。このため、本圧着を行うのに際して、アタッチメントツール9に接着剤Rが付着するのを防ぐために、図16(a)のようにアタッチメントツール9と半導体チップCの間に、柔軟性と耐熱性を有する熱伝導制御部材Fを介して行う方式が知られている(例えば特許文献2)。
特開2010−034423号公報 特開2006−225642号公報
図16に示すように、アタッチメントツール9と半導体チップCの間に熱伝導制御部材Fを介して本圧着を行う場合、熱伝導制御部材Fの伝熱性が高ければ、図15(c)に示したような熱伝導制御部材Fがない場合と同様に半導体チップCを加熱圧着して、同様の実装形態とすることが可能である(図16(b))。しかし、前述のとおり熱伝導制御部材Fには柔軟性と耐熱性が求められるが、そのような特性を備えたものは一般的に伝熱性が低い。このため、熱伝導制御部材Fを介して本圧着を行おうとすると、半導体チップCの温度上昇が緩やかになり、半導体チップCが基板Sに接近する途上において、接着剤Rの硬化が先行する現象も生じる。このような現象が生じることは、半導体チップCを基板Sに実装するのに際して大きな問題であり、その状況を図17を用いて説明する。
半導体チップCの基板Sへの実装では、図17(a)のように、バンプBが溶融することにより、基板Sの電極ESと半導体チップCの電極ECが電気的にも機械的にも接合され、その周囲を接着剤Rが硬化して封止される。これに対して、接着剤Rの硬化が先行した場合には、図17(b)のように、バンプBが溶融する温度に達しても、バンプBは流動することが出来ず、さらにバンプBが基板Sの電極ESに接触することすら妨げられることがあり、半導体チップCと基板Sとの電気的な接合が不完全となり、実装後の半導体装置が動作不良となる。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、基板上に未硬化の接着剤を介して仮配置された半導体チップを加熱圧着して実装するのに際して、アタッチメントツールへの樹脂付着を防ぐとともに、良好な実装品質が得られる半導体実装装置および半導体実装方法を提供するものである。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
基板上に仮配置された半導体チップを、熱伝導制御部材を介して加熱圧着する半導体実装装置であって、
前記基板を保持する基板ステージと、前記熱伝導制御部材を供給し、前記半導体チップを覆う位置に配置するとともに、前記熱伝導制御部材の面方向に対して垂直方向に移動可能な熱伝導制御部材供給機構と、前記熱伝導制御部材の半導体チップと接触する面と反対側の面に接触可能なアタッチメントツールを有し、前記熱伝導制御部材を介して前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドと、前記熱伝導制御部材供給機構と前記ボンディングヘッドを制御する制御部とを備え、
前記制御部は、接触判定部と、前記熱伝導制御部材と前記アタッチメントツールが接触状態にある時間を計測するカウンタを有している半導体実装装置である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の半導体実装装置であって、
前記接触判定部は、前記熱伝導制御部材供給機構と前記ボンディングヘッドの相対位置から前記熱伝導制御部材と前記アタッチメントツールの接触有無を判定することを特徴とする半導体実装装置である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の半導体実装装置であって、
前記制御部は、前記熱伝導制御部材が前記半導体チップから離れている状態で、前記熱伝導制御部材供給機構に対して前記ボンディングヘッドを相対移動させることで、前記アタッチメントツールを前記熱伝導制御部材に接触させる機能と、前記接触後の時間が所定値に達してから、前記ボンディングヘッドにより、前記アタッチメントツールが接触した状態の前記熱伝導制御部材を前記半導体チップに接触させ、前記熱伝導制御部材を介して半導体チップを加熱圧着する機能を有している半導体実装装置である。
請求項4に記載の発明は、
基板上に仮配置された半導体チップを、熱伝導制御部材を介して加熱圧着する半導体実装装置であって、
前記基板を保持する基板ステージと、前記熱伝導制御部材を供給し、前記半導体チップを覆う位置に配置するとともに、前記熱伝導制御部材の面方向に対して垂直方向に移動可能な熱伝導制御部材供給機構と、前記熱伝導制御部材の半導体チップと接触する面と反対側の面に接触可能なアタッチメントツールを有し、前記熱伝導制御部材を介して前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドと、前記熱伝導制御部材の、前記半導体チップ側の面の温度を測定する温度測定手段と、前記フィルム供給機構と前記ボンディングヘッドを制御するとともに、前記温度測定手段の測定値を入力する機能を有している制御部とを備え、
前記制御部は、前記熱伝導制御部材と前記アタッチメントツールの接触有無を判定する接触判定部を有している半導体実装装置である。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の半導体実装装置であって、
前記制御部は、前記熱伝導制御部材が前記半導体チップから離れている状態で、前記熱伝導制御部材供給機構に対して前記ボンディングヘッドを相対移動させることで、前記アタッチメントツールを前記熱伝導制御部材に接触させる機能と、前記温度測定手段の測定値が所定の値以上になったら、前記ボンディングヘッドにより、前記アタッチメントツールが接触した状態の前記熱伝導制御部材を前記半導体チップに接触させ、前記熱伝導制御部材を介して半導体チップを加熱圧着する機能を有している半導体実装装置である。
請求項6に記載の発明は、基板上に未硬化の接着剤を介して仮配置された半導体チップを加熱圧着して、前記基板の電極パッドと前記半導体チップを接合させるとともに前記接着剤を硬化させる、半導体実装方法であって、
前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドを前記半導体チップに向けて移動させる工程において、前記ボンディングツールの先端部にあるアタッチメントツールを、前記接着剤が前記アタッチメントツールに付着することを防止する熱伝導制御部材に接触させ、前記アタッチメントツールが前記熱伝導制御部材に接触後の経過時間が所定値に達してから、前記ボンディングヘッドが、前記熱伝導制御部材を介して、前記半導体チップを加熱圧着する半導体実装方法である。
請求項7に記載の発明は、
基板上に未硬化の接着剤を介して仮配置された半導体チップを加熱圧着して、前記基板の電極パッドと前記半導体チップを接合させるとともに前記接着剤を硬化させる、半導体実装方法であって、
前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドを前記半導体チップに向けて移動させる工程において、前記ボンディングツールの先端部にあるアタッチメントツールを、前記接着剤が前記アタッチメントツールに付着することを防止する熱伝導制御部材に接触させ、前記熱伝導制御部材の、前記半導体側の面の温度が所定の値以上になってから、
前記ボンディングヘッドが、前記熱伝導制御部材を介して、前記半導体チップを加熱圧着する半導体実装方法である。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の半導体実装方法であって、
前記半導体チップのバンプがはんだからなり、前記所定の値が前記はんだの溶融温度であることを特徴とする半導体実装方法である。
本発明により、基板上に未硬化の接着剤を介して仮配置された半導体チップを加熱圧着して実装するのに際して、アタッチメントツールへの樹脂付着を防ぐとともに、良好な実装品質を得ることができる。
本発明の実施形態に係る主要部分の構成を示す図である。 本発明の実施形態の制御構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る実装プロセスを説明する図である。 本発明の実施形態に係る実装プロセスを説明する図である。 本発明の実施形態に係る実装プロセスを説明する図である。 本発明の実施形態に係る実装プロセスを説明する図である。 本発明の実施形態に係る実装プロセスを説明する図である。 本発明の実施形態変形例の制御構成を示す図である。 本発明の別の実施形態を説明する図である。 本発明の別の実施形態制御構成を示す図である。 実施形態とは異なる熱伝導制御部材供給機構において(a)熱伝導制御部材を供給する工程、(b)熱伝導制御部材を保持する工程を説明する図である。 フリップチップ実装装置の一例を示す図である。 接着剤を介したフリップ実装装置を用いた実装プロセスで(a)位置合わせ、(b)実装初期、(c)加熱圧着、(d)接合完了後、を説明する図である。 本圧着装置の一例を示す図である。 本圧着装置を用いた実装プロセスで(a)位置合わせ、(b)加熱圧着、(c)加熱圧着で接着剤がアタッチメントツールに付着する状態、を説明する図である。 熱伝導制御部材を用いる本圧着実装プロセスで、(a)位置合わせ、(b)加熱圧着、(c)加熱圧着時の加熱が不充分な状態、を説明する図である。 接着剤を介してフリップ実装を行い、(a)良好な実装状態、(b)加熱不足の実装状態、を説明する図である。
本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。
本発明に係る半導体実装装置は、図14に示した本圧着装置1を基本構成とするが、この構成に、図1に示した熱伝導制御部材供給機構2を更に備えたものである。
図14の基本構成を示す本圧着装置1は、基板S上に仮配置された半導体チップCを複数個単位で熱圧着するものであり、図17(a)に示すように、半導体チップCの下面にあるバンプBと基板S上面の電極ESとを金属溶着により接合するとともに、半導体チップCと基板Sの間に介在する接着剤Rを硬化させるものである。ここで、バンプBとしては一般的にCuピラー上にはんだが形成されたバンプが用いられる。電極ESとしては、一般的にOSP(Organic Solderability Preservative)処理されたCuパッドやNiとAuめっき処理されたCuパッドが用いられるが、これに限定されるものではない。また、仮配置された半導体チップCは縦方向に一枚のみから構成されているが、複数枚積層されたチップであってもよい。
本圧着装置1は、ボンディング基台3、基板ステージ4、支持フレーム5、ボンディングユニット6、ボンディングヘッ7、および画像認識装置10を備えている。
ボンディング基台3は、本圧着装置1を構成する主な構造体である。ボンディング基台3は充分な剛性を有するように構成されている。ボンディング基台3は、基板ステージ4と支持フレーム5とを支持している。
基板ステージ4は、基板Sを保持しつつ、任意の位置に移動させるものである。基板ステージ4は、駆動ユニット4aに基板Sを吸着保持できる吸着テーブル4bが取り付けられて構成されている。基板ステージ4は、ボンディング基台3に取り付けられ、駆動ユニット4aによって吸着テーブル4bをX軸方向、Y軸方向およびθ方向に移動できるように構成されている。すなわち、基板ステージ4は、ボンディング基台3上において吸着テーブル4bに吸着された基板SをX軸方向、Y軸方向、θ軸方向に移動できるように構成されている。なお、本実施形態において、基板ステージ4は、吸着により基板Sを保持しているが、これに限定されるものではない。また、基板ステージのヒータはカートリッジヒータから構成されており、基板ステージ4に組み込まれている。本実施形態において、基板ステージのヒータはカートリッジヒータから構成されているが、これに限定されるものではなく、セラミックヒータ、ラバーヒータ等、半導体チップCを所定の温度まで加熱することができるものであればよい。これらのなかでも、温度均一性の観点からカートリッジヒータが好ましい。
支持フレーム5は、ボンディングユニット6を支持するものである。支持フレーム5は、ボンディング基台3の基板ステージ4の近傍からZ軸方向に向かって延びるように構成されている。
加圧ユニットであるボンディングユニット6は、ボンディングヘッド7を移動させるものである。ボンディングユニット6は、図示しないサーボモータとボールねじとから構成される。ボンディングユニット6は、サーボモータによってボールねじを回転させることによりボールねじの軸方向の駆動力を発生するように構成されている。ボンディングユニット6は、ボールねじの軸方向が基板Sに対して垂直なZ軸方向になるように支持フレーム5に取り付けられている。つまり、ボンディングユニット6は、Z軸方向の駆動力(加圧力)を発生できるように構成されている。ボンディングユニット6は、サーボモータの出力を制御することによりZ軸方向の加圧力である本圧荷重を任意に設定できるように構成されている。なお、本実施形態において、ボンディングユニット6は、サーボモータとボールねじとの構成としたが、これに限定されるものではなく、空圧アクチュエータ、油圧アクチュエータやボイスコイルモータから構成してもよい。ボンディングユニット6の加圧力は、半導体チップCの電極の数や、基板Sとの電極同士の接触面積および一度に熱圧着する半導体チップの数に応じて可変できるよう制御される。
ボンディングヘッド7は、ボンディングユニット6の駆動力を半導体チップCに伝達するものである。ボンディングヘッド7は、ボンディングユニット6を構成しているボールねじナットに取り付けられている。つまり、ボンディングユニット6は、基板ステージ4と対向するように配置されている。つまり、ボンディングヘッド7は、ボンディングユニット6によってZ軸方向に移動されることで、基板ステージ4に近接する。ボンディングヘッド7の構成を図1に示すが、ボンディングヘッド7には、本圧着用ヒータ8およびアタッチメントツール9が設けられている。
熱伝導制御部材Fはロールトゥロールで供給できるフィルム部材であることが好ましい。図1に示すように本発明に係る半導体実装装置は、熱伝導制御部材供給機構2を備えているが、熱伝導制御部材供給機構2は、熱伝導制御部材巻出部2Sおよび熱伝導制御部材巻取部2Rを有し、熱伝導制御部材巻出部2Sに巻かれた熱伝導制御部材Fをアタッチメントツール9と半導体チップCの間に供給した後に熱伝導制御部材巻取部2Rで巻取るものである。図1では、図14におけるY方向から見た図を示しているため熱伝導制御部材Fは線として示しているが、アタッチメントツール9の全幅を覆うだけの幅を(図1の奥行き方向に)有している。熱伝導制御部材供給機構2には、熱伝導制御部材巻出部2Sと熱伝導制御部材巻取部2R以外に、熱伝導制御部材Fを安定に搬送するためのニップ機構2N、複数のガイドロール2G、および張力計等があってもよく、ガイドロール2Gの一部が張力測定機能を有する張力測定ロール2Tであってもよい。また、熱伝導制御部材供給機構2は熱伝導制御部材Fを搬送する機能とともに、熱伝導制御部材Fの面方向に対して直角方向に移動する機能を有していることが望ましい。
熱伝導制御部材部材Fとしては、柔軟性を有しつつ、耐熱性に優れ、半導体チップに対する防着性にも優れている材料が好ましく、この特性を備えた材料として、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体(PFA)等のフッ素樹脂や、シロキサン結合による主骨格を持つシリコーン樹脂が好適である。また、厚みとしては、機械的強度を保持するために20μm以上、熱伝導の観点から50μm以下が好ましい。
本圧着用ヒータ8は、半導体チップCを加熱するためのものである。本圧着ヒータ8は、カートリッジヒータから構成され、ボンディングヘッド7に組み込まれている。本実施形態において、本圧着用ヒータ8はカートリッジヒータから構成されているが、これに限定されるものではなく、セラミックヒータ、ラバーヒータ等、半導体チップCを所定の温度まで加熱することができるものであればよい。これらのなかでも、温度均一性の観点からカートリッジヒータが好ましい。
アタッチメントツール9は、熱伝導制御部材Fを介して半導体チップCを加圧するものである。アタッチメントツール9は、ボンディングヘッド7に基板ステージ4と対面するように設けられている。さらに、アタッチメントツール9は、本圧着用ヒータ8によって加熱されるように構成されている。つまり、アタッチメントツール9は、半導体チップCを加圧すると同時に、本圧着用ヒータ8からの伝熱によって加熱できるように構成されている。このため、アタッチメントツールは、一度に熱圧着する半導体チップCの形状および数に応じて適切な形状としている。
画像認識装置10は、画像によって基板S上に仮配置された半導体チップCの位置情報を取得するものである。
また、本実施形態では、熱伝導制御部材Fとアタッチメントツール9の接触有無を検知する接触検知手段14を備えている。接触検知手段14が接触を検知する方式としては、熱伝導制御部材Fとアタッチメントツール9の画像を取得して検知する方式や、熱伝導制御部材Fに加わる張力の変化を検知する方式等がある。
熱伝導制御部材Fとアタッチメントツール9の画像を取得して検知する方式においては、接触検知手段14としてカメラ(図示せず)が用いられ、熱伝導制御部材Fの上面とアタッチメントツール9の下面を同時に観察して、熱伝導制御部材Fの上面とアタッチメントツール9の下面の距離が一定以下となったら接触したと判定する(後述の接触判定部12が判定する)。
また、熱伝導制御部材Fに加わる張力の変化を検知する方式としては、接触検知手段14として張力計(図1では張力測定ロール2T)が用いられ、熱伝導制御部材Fに加わる張力を張力計が測定し、熱伝導制御部材Fとアタッチメントツール9の接触する前後での張力変化を検知して接触有無を判定する(後述の接触判定部12が判定する)。なお、熱伝導制御部材Fに加わる張力を測定する張力計を用いなくとも、熱伝導制御部材巻取部2Rが電動機により巻取張力を発生させている場合には、熱伝導制御部材Fに加わる張力の変化を電動機の電流値変化として検知することも可能である。すなわち、熱伝導制御部材巻取部2Rを駆動する電動機を接触検知手段14とすることも可能である。
本実施形態の制御構成を図2に示すが、半導体実装装置は制御部11を備えている。制御部11は、具体的には、CPU、ROM、RAM、HDD等がバスで接続される構成であってもよく、あるいはワンチップのLSI等からなる構成であってもよい。制御部11には、制御部11に接続した各種構成要素を制御するための種々のプログラムやデータが格納されている。
制御部11は、ボンディングステージ4に接続され、ボンディングステージ4のX軸方向、Y軸方向、θ軸方向の移動量をそれぞれ制御することができる。
制御部11は、熱伝導制御部材供給機構2に接続され、アタッチメントツール9直下の熱伝導制御部材Fの搬送を制御するとともに、熱伝導制御部材供給機構2の移動を制御することができる。
制御部11は、本圧着用ヒータ8に接続され、本圧着用ヒータ8との温度をそれぞれ制御することができる。特に、ボンディングヘッド7の加圧時における平均温度を接着剤の硬化温度以上かつはんだの融点以上の温度からなる一定範囲内に維持することができる。
制御部11は、ボンディングユニット6に接続され、ボンディングユニット6のZ軸方向の加圧力をそれぞれ制御することができる。
制御部11は、画像認識装置10に接続され、画像認識装置10を制御し、半導体チップCの位置情報を取得することができる。
制御部11は、接触検知手段14に接続され、熱伝導制御部材Fとアタッチメントツール9の接触情報に係る信号を取得することができる。
また、制御部11は、接触検知手段14から取得した信号に基づき、熱伝導制御部材Fとアタッチメントツール9の接触有無を判定する接触判定部12を有しているとともに、接触判定部12が接触有と判定した後の時間を計測するカウンタ13を有している。
なお、接触判定部12は、接触検知手段14の方式に応じて接触有無を判断する。例えば、接触検知手段14としてカメラを用いた場合は、接触判定部12は画像処理機能により、熱伝導制御部材Fの上面とアタッチメントツール9の下面の距離を算出し、この距離が所定の値以下になったら接触したと判断する。また、接触検知手段14として張力計を用いた場合は、張力値の変化量が所定の値以上になった時点で接触したと判断する。
以下では、本発明に係る半導体実装装置による実装プロセスについて説明する。
まず、図1に示すように基板Sには半導体チップCが仮配置されている。ここで、基板Sの面上に半導体チップCが配置されている状態は図14に示すとおりである。また、図1の半導体チップCと基板Sの断面を拡大すると、半導体チップCは図15(a)に示すように未硬化の接着剤Rを介して仮配置されているが、未硬化の接着剤Rが有する粘着性により、基板Sを動かしても半導体チップCが位置ズレすることはない。なお、図15(a)の例では、接着剤Rは半導体チップC側に配置された状態となっているが、これに限定されるものではなく基板S側に配置されていても良い。また、接着剤Rの配置方法として、フィルム形状のものの貼付けてでも、ペースト状のものの塗布の何れでも良い。
図1では、熱圧着対象の半導体チップCとアタッチメントツール9の位置合わせが実施された後の状態を示しているが、半導体チップCとアタッチメントツール9の位置合わせでは図14の画像認識装置10が基板S側を観察し、熱圧着対象となる半導体チップCがアタッチメントツールの直下となるように、制御部11が基板ステージ4の位置を制御している。
図1の状態において、本圧着用ヒータ8は半導体チップCを熱圧着するのに適した温度に維持されている。また、熱伝導制御部材供給機構2は動作により、アタッチメントツール9直下には、熱圧着に用いられていない熱伝導制御部材Fが配置されている。
この状態において、接触検知手段14の信号より、制御部11にある接触判定部12は、熱伝導制御部材Fとアタッチメントツール9は非接触と判定し、カウンタ13は機能していない。
図1の状態の後、制御部11はボンディングヘッド7と熱伝導制御部材供給機構2の相対移動により、アタッチメントツール9と熱伝導制御部材Fを近づけ、接触させる(図3)。図3では、アタッチメントツール9を熱伝導制御部材Fに接触させるためにボンディングヘッド7を下降させた状態を示しているが、熱伝導制御部材供給機構2を上昇させても良い。なお、アタッチメントツール9を熱伝導制御部材Fに接触した直後は、熱伝導制御部材Fの半導体チップ側の面の温度が低く、熱圧着には不適である。
アタッチメントツール9を熱伝導制御部材Fに接触すると、接触検知手段14の信号により、制御部11にある接触判定部12は、熱伝導制御部材Fとアタッチメントツール9は接触したと判定し、カウンタ13は時間測定を開始する。
カウンタ13が時間測定を開始して、測定時間が予め定めた所定値に達したら、制御部11は、熱伝導制御部材Fの半導体チップC側の面の温度が熱圧着に適した温度に上昇したと判断し、アタッチメントツール9は熱伝導制御部材Fと接触した状態で下降し、熱伝導制御部材Fを介して、半導体チップCを加熱圧着する(図4)。ここで、熱伝導制御部材Fの半導体チップC側の面の温度が熱圧着に適した温度に上昇しているため、バンプBを形成するハンダが溶融した後に接着剤Rが硬化して、良好な実装品質が得られる。接着剤Rが硬化した後は、ボンディングヘッド7を上昇させて加熱圧着を完了する。なお、予め定めた所定値は、熱伝導制御部材Fの半導体チップC表面の温度のピーク値を実測して求めるのが望ましい。
加熱圧着完了後、熱伝導制御部材供給機構2は半導体チップCから熱伝導制御部材Fを離した状態で、熱伝導制御部材Fを搬送して、アタッチメントツール9の直下には加熱圧着に用いていない熱伝導制御部材Fを配置する。また、画像認識装置10による基板S側の観察に伴い、制御部11はアタッチメントツール9の直下に、次の熱圧着対象となる半導体チップCが位置するように基板ステージ4を制御する。以上により、図1の状態に戻る。
以上のプロセスの説明で、図3から図4において、ボンディングヘッド7と熱伝導制御部材供給機構2を同時に降下しているが、図3と図5の関係のように、熱伝導制御部材供給機構2を固定した状態で熱伝導制御部材Fを巻き緩めながらボンディングヘッド7のみ下降させても良い。
また、アタッチメントツール9を熱伝導制御部材Fの接触判定後、ボンディングヘッド7と熱伝導制御部材供給機構2は図3に示す状態で停止し、カウンタ13の測定時間が所定値に達した後に下降を開始しても良いが、熱伝導制御部材Fの接触判定後にアタッチメントツール9を熱伝導制御部材Fが半導体チップCに接触しない範囲で下降して停止させてからカウンタ13の測定時間が所定時間に達するのを待つ方式(図6、図7)としても良い。
なお、以上の実施形態と若干異なる変形例として、アタッチメントツール9と熱伝導制御部材Fの接触判定を行うのに際して、接触検知手段14を用いない方法もある。その制御構成の例を図8に示す。図8では、図4と異なり、接触検知手段14を不要としており、接触判定部12は熱伝導制御部材供給機構2とボンディングヘッド7の相対位置情報から、アタッチメントツール9と熱伝導制御部材Fの接触有無を演算によって求める判定機能を有している。
上述の実施の形態において、熱伝導制御部材Fの半導体チップC側の面の温度が熱圧着に適した温度に上昇したという判定に際して、アタッチメントツール9と熱伝導制御部材Fが接触した後の時間を根拠としているが、正確な判定には熱伝導制御部材Fの半導体チップC側の面の温度を把握することが望ましい。そこで、本発明の別の実施形態として図9に示すように熱伝導制御部材Fの半導体チップC側の面の温度を測定する温度測定手段15を備えていても良い。図9の図1との違いは、温度測定手段15を備えていることである。ここで、温度測定手段15としては赤外放射温度計のように非接触式のものが望ましいが、熱圧着段階で退避するならば接触式も可能である。温度測定手段15を備えた実施形態の制御構成は図10のようになり、接触判定部12がアタッチメントツール9と熱伝導制御部材Fの接触有と判断した後に、温度測定手段15が測定を開始し、制御部11は温度測定手段の測定値が熱圧着に適した温度に達した段階で、ボンディングヘッド7を下降させて熱圧着を開始する。
ところで、ここまでの説明において熱伝導制御部材供給機構を、連続的な熱伝導制御部材Fを所謂ロールトゥーロールで供給する方式としているが、熱伝導制御部材供給機構2はこれに限定されるものではない。例えば、図11に示すように枚葉の熱伝導制御部材F0を、熱伝導制御部材供給機構22で供給して、アタッチメントツール9が保持する方式であっても良い。
以上のように、本発明により、基板上に未硬化の接着剤を介して仮配置された半導体チップを加熱圧着して実装するのに際して、アタッチメントツールへの接着剤の付着を防ぐとともに、適正な温度で加熱圧着が行えることから、半導体実装において良好な実装品質を得ることができる。
1 本圧着装置
2 熱伝導制御部材供給機構
4 基板ステージ
6 ボンディングユニット
7 ボンディングヘッド
8 本圧着用ヒータ
9 アタッチメントツール9
10 画像認識装置
11 制御部
12 接触判定部
13 カウンタ
14 接触検知手段
C 半導体チップ
F 熱伝導制御部材
R 接着剤
S 基板

Claims (8)

  1. 基板上に仮配置された半導体チップを、熱伝導制御部材を介して加熱圧着する半導体実装装置であって、
    前記基板を保持する基板ステージと、
    前記熱伝導制御部材を供給し、前記半導体チップを覆う位置に配置するとともに、前記熱伝導制御部材の面方向に対して垂直方向に移動可能な熱伝導制御部材供給機構と、
    前記熱伝導制御部材の半導体チップと接触する面と反対側の面に接触可能なアタッチメントツールを有し、前記熱伝導制御部材を介して前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドと、
    前記熱伝導制御部材供給機構と前記ボンディングヘッドを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記熱伝導制御部材と前記アタッチメントツールの接触時間を計測するカウンタを有している半導体実装装置。
  2. 請求項1に記載の半導体実装装置であって、
    前記熱伝導制御部材と前記アタッチメントツールの接触有無を判定する接触判定部を有し、前記接触判定部は、前記熱伝導制御部材供給機構と前記ボンディングヘッドの相対位置から前記熱伝導制御部材と前記アタッチメントツールの接触有無を判定することを特徴とする半導体実装装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の半導体実装装置であって、
    前記制御部は、
    前記熱伝導制御部材が前記半導体チップから離れている状態で、前記熱伝導制御部材供給機構に対して前記ボンディングヘッドを相対移動させることで、前記アタッチメントツールを前記熱伝導制御部材に接触させる機能と、
    前記接触後の時間が所定値に達してから、前記ボンディングヘッドにより、前記アタッチメントツールが接触した状態の前記熱伝導制御部材を前記半導体チップに接触させ、前記熱伝導制御部材を介して半導体チップを加熱圧着する機能を有している半導体実装装置。
  4. 基板上に仮配置された半導体チップを、熱伝導制御部材を介して加熱圧着する半導体実装装置であって、
    前記基板を保持する基板ステージと、
    前記熱伝導制御部材を供給し、前記半導体チップを覆う位置に配置するとともに、前記熱伝導制御部材の面方向に対して垂直方向に移動可能な熱伝導制御部材供給機構と、
    前記熱伝導制御部材の半導体チップと接触する面と反対側の面に接触可能なアタッチメントツールを有し、前記熱伝導制御部材を介して前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドと、
    前記熱伝導制御部材の、前記半導体チップ側の面の温度を測定する温度測定手段と、
    前記熱伝導制御部材供給機構と前記ボンディングヘッドを制御するとともに、前記温度測定手段の測定値を入力する機能を有している制御部とを備え、
    ている半導体実装装置。
  5. 請求項4に記載の半導体実装装置であって、
    前記制御部は、
    前記熱伝導制御部材が前記半導体チップから離れている状態で、前記熱伝導制御部材供給機構に対して前記ボンディングヘッドを相対移動させることで、前記アタッチメントツールを前記熱伝導制御部材に接触させる機能と、
    前記温度測定手段の測定値が所定の値以上になったら、前記ボンディングヘッドにより、前記アタッチメントツールが接触した状態の前記熱伝導制御部材を前記半導体チップに接触させ、前記熱伝導制御部材を介して半導体チップを加熱圧着する機能を有している半導体実装装置。
  6. 基板上に未硬化の接着剤を介して仮配置された半導体チップを加熱圧着して、前記基板の電極パッドと前記半導体チップを接合させるとともに前記接着剤を硬化させる、半導体実装方法であって、
    前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドを前記半導体チップに向けて移動させる工程において、
    前記ボンディングツールの先端部にあるアタッチメントツールを、前記接着剤が前記アタッチメントツールに付着することを防止する熱伝導制御部材に接触させ、
    前記アタッチメントツールが前記熱伝導制御部材に接触後の経過時間が所定値に達してから、
    前記ボンディングヘッドが、前記熱伝導制御部材を介して、前記半導体チップを加熱圧着する半導体実装方法。
  7. 基板上に未硬化の接着剤を介して仮配置された半導体チップを加熱圧着して、前記基板の電極パッドと前記半導体チップを接合させるとともに前記接着剤を硬化させる、半導体実装方法であって、
    前記半導体チップを加熱圧着するボンディングヘッドを前記半導体チップに向けて移動させる工程において、
    前記ボンディングツールの先端部にあるアタッチメントツールを、前記接着剤が前記アタッチメントツールに付着することを防止する熱伝導制御部材に接触させ、
    前記熱伝導制御部材の、前記半導体側の面の温度が所定の値以上になってから、
    前記ボンディングヘッドが、前記熱伝導制御部材を介して、前記半導体チップを加熱圧着する半導体実装方法。
  8. 請求項7に記載の半導体実装方法であって、
    前記半導体チップもしくは基板のバンプにはんだを有し、前記所定の値が前記はんだの溶融温度であることを特徴とする半導体実装方法。
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