JP2003179101A - 接合装置、半導体装置の製造方法および接合方法 - Google Patents

接合装置、半導体装置の製造方法および接合方法

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JP2003179101A
JP2003179101A JP2001377826A JP2001377826A JP2003179101A JP 2003179101 A JP2003179101 A JP 2003179101A JP 2001377826 A JP2001377826 A JP 2001377826A JP 2001377826 A JP2001377826 A JP 2001377826A JP 2003179101 A JP2003179101 A JP 2003179101A
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semiconductor chip
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vibration
bonding
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Koji Yoshida
浩二 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、超音波接合を用いて半導体チップ
を回路基板に実装する際に、どの半導体チップに対して
も均一な荷重印加および超音波振動の伝達を行うことの
できる接合装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 突起型電極17と回路配線32とを接触
させ、超音波振動を伝達することによって接触部分を溶
融させて接合する接合装置であって、半導体チップ10
に荷重を印加して回路基板31に押圧するボンディング
ヘッド36と、超音波振動を発生する圧電素子41と、
この超音波振動をボンディングヘッド36に伝達する振
動伝達機構42と、ボンディングヘッド36と半導体チ
ップ10との間に介在される低弾性フィルム62とを備
える。低弾性フィルム62はフィルム供給用ロール部6
1aよりボンディングヘッド36と半導体チップ10と
の間に供給され、接合工程が行われる毎にフィルム回収
用ロール部61bによって回収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体チップに荷
重を印加すると共に超音波振動を伝達し、半導体チップ
を回路基板に接合する超音波接合に関し、特に量産時に
おける接合に適した接合装置および接合方法等に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、多くの電化製品に半導体チップが
実装された回路基板が用いられるようになり、日増しに
その性能が向上している。半導体チップを回路基板に実
装して半導体装置を製造する方法としては、はんだ接合
によるC4(Controlled Collapse Chip Connection)接
合工法が知られている。また、半導体チップの突起型電
極と回路基板との接触による機械的・電気的接合(以
下、メカニカル接合とする)を行う接合工法が知られて
いる。
【0003】メカニカル接合による半導体チップの実装
には、「超音波接合」が適用されつつある。本発明は、
この超音波接合に関するものである。超音波接合では、
ワイヤボンディング方式を流用して、半導体チップと回
路基板とに一括して荷重を印加し、振動させて接合す
る。この超音波接合については、例えば特許第2915
350号公報の技術が知られている。この技術では、圧
電素子から導入された振動を波長の定数倍にて固定し、
その上方から荷重を印加する。そして反射された振動波
長が重なり合って強め合い、導入された振動波形を有効
活用する。
【0004】またメカニカル接合には、伝導性粒子を内
在するACF(Anisotropic Conductive Film:異方性
導電膜)またはACP(Anisotropic Conductive Past
e:異方性導電ペースト)を介して接合を行う工法、お
よび伝導粒子を内在しないNCF(Non Conductive Fil
m)やNCP(Non Conductive Paste)を介して接合を
行う工法がある。ACF工法の詳細については、例えば
特開2000−286298号公報に記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したような超音波
接合を行って半導体チップを実装し、製品を量産する際
には、個々の半導体チップに対して印加される荷重およ
び伝達される超音波振動を一定に保つことが求められ
る。また、1つの半導体チップに対して荷重を印加し、
超音波振動を伝達させる際には、この半導体チップ内の
どの部分に対しても均一な荷重を印加し、均一な超音波
振動を伝達することが求められる。ところで、超音波接
合を行う際にはボンディングヘッドの荷重印加面と半導
体チップの裏面とが直接接触する。そして、ボンディン
グヘッドの荷重印加面から半導体チップの裏面に対して
超音波振動を伝達させる際、これらの面の間ではどうし
ても若干のすべりが生じる。1つの半導体チップを超音
波接合する際の工程を1サイクルとすると、量産時にお
いては数万サイクルもの超音波接合が繰り返されること
になる。このように超音波接合が繰り返されると、荷重
印加面はすべりによって徐々に磨耗してしまう。そうす
ると、ボンディングヘッドの荷重印加面と半導体チップ
の裏面との間における動摩擦係数が変化してしまってい
た。つまり、このために半導体チップに均一な荷重を印
加し、均一な超音波振動を伝達することができなくなる
おそれがあった。
【0006】そこで、本発明は、量産時に超音波接合を
用いた場合において、どの半導体チップに対しても一定
の荷重の印加および超音波振動の伝達が可能であり、1
つの半導体チップ内のどの部分においても均一な荷重印
加および超音波振動の伝達を行うことのできる、すなわ
ちボンディングヘッドの荷重印加面と半導体チップの裏
面との間の動摩擦係数を均一に保つことのできる超音波
接合装置および超音波接合方法を提供することを目的と
する。また、超音波接合時におけるボンディングヘッド
の損傷および磨耗を防止することのできる接合装置およ
び接合方法を提供することを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明は、次のように構成されたことを特徴とする接合装
置を提供する。この接合装置は、電子部品と回路基板と
を接触させ、振動を伝達することによって接触部分を溶
融させて接合する接合装置であって、電子部品に荷重を
印加して、この電子部品を回路基板に押圧する荷重印加
部と、振動を発生すると共に、この振動を荷重印加部に
伝達する振動発生伝達部と、荷重印加部と電子部品との
間に介在されるフィルムとを備える。ここでこの接合装
置は、フィルムを荷重印加部と回路基板との間に供給す
るフィルム供給部と、荷重印加部によって押圧されると
共に振動が伝達された後のフィルムを、荷重印加部と電
子部品との間から回収するフィルム回収部とを備える。
ロール状のフィルムを用いる場合、このフィルム供給部
はロール状のフィルムを収納し、フィルム回収部はフィ
ルム供給部より供給されたフィルムをロール状に巻き取
る構成とすることができる。このフィルムは、低弾性か
つ高耐熱性かつ非圧着性を備えたポリエチレンテフタレ
ートガラスまたはフッ素系樹脂が含まれているものとす
る。さらにこのフィルムは、30〜75μmの厚みを有
するものとする。このように、フィルムを介在させて荷
重を印加すると共に振動を伝達すれば、このフィルムに
よって電子部品および荷重印加部を清掃することができ
る。そうすると、これらの部位が損傷および磨耗するこ
とがなくなるので、荷重印加部による荷重の印加および
振動の伝達を均一に行うことができる。
【0008】また本発明は、次のように構成されたこと
を特徴とする接合装置を提供する。この接合装置は、電
子部品と回路基板とを接触させ、振動を伝達することに
よって接触部分を溶融させて接合する接合装置であっ
て、電子部品に荷重を印加して、この電子部品を回路基
板に押圧する荷重印加部と、振動を発生すると共に、こ
の振動を荷重印加部に伝達する振動発生伝達部と、荷重
印加部と電子部品との間にフィルムを繰り出し可能に保
持するフィルム保持部とを備える。このように、フィル
ムを繰り出し可能に保持するフィルム保持部が備えられ
ていれば、接合装置にフィルムが装填された場合には、
このフィルムを順次繰り出して電子部品と回路基板との
接合を行うことができる。
【0009】さらに本発明は、次のように構成されたこ
とを特徴とする接合装置を提供する。すなわち、この接
合装置は、電子部品と回路基板とを接触させ、振動を伝
達することによって接触部分を溶融させて接合する接合
装置であって、電子部品に対して荷重を印加すると共に
振動を伝達する荷重印加部と、この荷重印加部と電子部
品との間に介在され、荷重印加部からの荷重および振動
による荷重印加部の損傷および磨耗を低減する弾性部材
とを備える。このように、荷重印加部の損傷および磨耗
を低減することができれば、荷重印加部から電子部品の
どの部位に対しても均一な荷重を印加することができる
と共に、均一な振動を伝達することができる。さらに、
荷重印加部が損傷、磨耗しないので、量産工程において
各々の電子部品に対しても均一な荷重の印加および均一
な振動の伝達を行うことができる。ここで、弾性部材と
しては、低弾性かつ高耐熱性かつ非圧着性を備えたもの
を用いることができる。また、この弾性部材は、荷重印
加部と電子部品との間に介在することができれば、フィ
ルム状のものであっても良いし、荷重印加部に貼着また
は塗布される形態のものであっても構わない。
【0010】また、上記の目的を達成する本発明は、半
導体チップに形成された突起型電極と回路基板に設けら
れた回路配線との位置合わせを行う工程と、半導体チッ
プの上面をフィルムで覆う工程と、半導体チップに対し
てフィルムの上から荷重をかけると共に、この半導体チ
ップに対してフィルムを介して振動を加えることで半導
体チップを回路基板に接合する工程とを含む半導体装置
の製造方法を提供する。この製造方法を用いて半導体チ
ップを回路基板に実装し、半導体装置を製造すれば、荷
重をかけると共に振動を加える部位が損傷および磨耗す
ることがなくなる。これによって、半導体チップに対し
て均一な荷重をかけ、均一な振動を加えることができ
る。
【0011】さらにまた、本発明は、次のような接合方
法を提供する。すなわち、電子部品に形成された突起型
電極と回路基板に設けられた回路配線とを接触させ、振
動を伝達することによって接触部分を溶融させて接合す
る接合方法は、突起型電極と回路配線との位置合わせを
行うステップと、電子部品上にフィルムを覆うステップ
と、このフィルムを介して電子部品に所定の大きさの荷
重を印加して押圧するステップと、フィルムを介して振
動を伝達するステップとを含む。ここで、この接合方法
は、フィルムを覆うステップに先立って、帯状のフィル
ムの未使用部分が電子部品上を覆うようにフィルムをず
らすステップをさらに含む。そして、フィルムをずらす
ステップは、荷重を印加して押圧するステップと振動を
伝達するステップとが行われる毎に実行される。そうす
ることによって、電子部品上を覆うフィルムが接合工程
毎に移動し、常にフィルムの新しい部分がこの電子部品
上に供給されるようになる。また、この接合方法におい
て振動を伝達するステップは、超音波を発生させて超音
波振動を発振し、この超音波振動をフィルムを介して伝
達する。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す本実施の形
態に基づいて本発明を詳細に説明する。本実施の形態で
は、半導体チップを回路基板に実装して半導体装置を製
造する方法のうち、半導体チップに形成された突起型電
極を回路基板に設けられた回路配線に接触させ、荷重を
印加すると共に超音波振動を伝達することでこの接触部
分を溶融させて接合を行うメカニカル接合に関するもの
である。
【0013】図1は、本実施の形態における半導体チッ
プに突起型電極を形成する工程を示す側面図である。本
実施の形態では、この突起型電極を形成するのにスタッ
ドバンプ工法を用いる。図1(a)に示すように、半導
体チップ本体11の表面にはAl(Aluminum:アルミニ
ウム)電極12が配列されている。図1(b)に示すボ
ンディングキャピラリ13の先端部からはAu(Auru
m:金)またはAl等の金属線14が突出している。ま
た、この金属線14は、ボンディングキャピラリ13を
貫通しており、ボンディングキャピラリ13の先端部か
ら順次送り出すことができる。そして、金属線14の先
端部には、前工程にてこの金属線14が溶融した際に形
成されたイニシャルボール15が形成されている。この
ボンディングキャピラリ13に適当な荷重を印加して、
先端部にイニシャルボール15が形成された金属線14
をAl電極12に押し付ける。また同時に、Al電極1
2とイニシャルボール15との接触部分の近傍にはスパ
ークトーチ16が近づけられている。ボンディングキャ
ピラリ13には、図示しない圧電素子が接続されている
ものとする。そして、この圧電素子に任意の電圧を印加
することにより、図1(c)に矢印で示すような振動を
伝達させる。そうすると、金属線14の先端部に備えら
れたイニシャルボール15とAl電極12との間で摩擦
熱が生じてイニシャルボール15が溶融し、このイニシ
ャルボール15とAl電極12とが溶着される。
【0014】イニシャルボール15がAl電極12に溶
着されたら、図1(d)に示すようにボンディングキャ
ピラリ13を上昇させた後に、図1(e)に示すように
横方向に移動させる。そうすることによって、ボンディ
ングキャピラリ13から金属線14が引き出されて、金
属線14のループが形成される。そこで、図1(f)に
示すように、スパークトーチ16より金属線14のルー
プ部分にスパークを印加する。このスパークによって金
属線14は切断される。そして切断された金属線14の
先端部分には、図1(g)に示すように次工程にて溶接
されるイニシャルボール15が形成される。また、Al
電極12上には、図1(h)に示す突起型電極17が形
成される。
【0015】図1(b)〜図1(g)に示した工程を繰
り返すことにより、図1(i)に示す複数の突起型電極
17が形成された半導体チップ10(以下、半導体チッ
プ10とする)となる。また、図1(j)は、図1
(i)にて示した半導体チップ10を裏返した状態を示
す。
【0016】図2は、本実施の形態における突起型電極
17を平坦化する工程を示す側面図である。ここでは、
図1にて説明した工程にて製作された半導体チップ10
の突起型電極17を、図2(a)〜図2(c)および図
2(d)〜図2(f)に示す2通りの方法にて平坦化す
る工程について説明する。
【0017】まず、図2(a)〜図2(c)に示す方法
にて、突起型電極17の平坦化の工程を説明する。図2
(a)に示すように、突起型電極17が形成された半導
体チップ10は、レベリングステージ22に載せられて
いる。そしてこの半導体チップ10は、レベリングステ
ージ22により真空吸着されている。このようにして配
設されたレベリングステージ22および半導体チップ1
0の上部より、レベリングプレート21を矢印で示すよ
うに降下させる。そうすると、図2(b)に示すよう
に、半導体チップ10に形成された突起型電極17が押
しつぶされる。ここで、レベリングプレート21の上部
より任意の荷重を印加することによって、突起型電極1
7はさらに押しつぶされる。本実施の形態では、レベリ
ングプレート21による荷重は20gf(g重)以下で
あるものとする。そして、荷重印加後に図2(c)の矢
印で示すようにレベリングプレート21を上昇させる
と、半導体チップ10には平坦化された突起型電極18
(以下、平坦化突起型電極18とする)が形成される。
【0018】また、図2(d)〜図2(f)に示す方法
でも、突起型電極17の平坦化を行うことができる。図
2(d)に示すように、突起型電極17が形成された半
導体チップ10は、裏返されて配置されている。そして
この半導体チップ10は、ボンディングヘッド23によ
って真空吸着されている。また、ボンディングヘッド2
3および半導体チップ10の下方には、フラットニング
ステージ24が備えられている。このようにして配設さ
れたボンディングヘッド23および半導体チップ10を
矢印で示したように降下させる。そうすると、図2
(e)に示すように、半導体チップ10に形成された突
起型電極17が押しつぶされる。ここで、ボンディング
ヘッド23の上部より任意の荷重を印加することによっ
て、突起型電極17はさらに押しつぶされる。ここでの
荷重も図2(b)にて説明したものと同様に20gf以
下であるものとする。そして、荷重印加後に図2(f)
の矢印で示すようにボンディングヘッド23および半導
体チップ10を上昇させると、半導体チップ10には平
坦化突起型電極18が形成される。
【0019】図3は、本実施の形態における半導体チッ
プ10と回路基板との接合時の様子を示す側面図であ
る。また図4は、図3に示す接合における絶縁性フィラ
ーの挙動を示す部分拡大図である。ここでは、図3
(a)〜図3(e)に示す平坦化突起型電極18を備え
た半導体チップ10を回路基板に接合する場合と、図3
(f)〜図3(j)に示す突起型電極17を備えた半導
体チップ10を回路基板に接合する場合との2通りにつ
いて説明する。いずれの場合も、半導体チップ10を熱
硬化型樹脂を介して回路基板に接合するものとする。こ
こでは、熱硬化型樹脂として、樹脂内に導電粒子を内在
し、この導電粒子によって電気的な接続を行うACFま
たはACPを用いる場合と、樹脂内に導電粒子を内在し
ないNCFやNCPを用いる場合とについて説明する。
NCFやNCPの樹脂内には、電気的な接続を抑制する
フィラーと呼ばれるシリカやアルミナ粒子が50〜60
wt(weight)%以上含まれている。これらのフィラー
は半導体チップ10と回路基板の線膨張係数差を補償す
る目的に用いられる。
【0020】まず、図3(a)〜図3(e)に示す、平
坦化突起型電極18を備えた半導体チップ10を接合す
る場合について説明する。図3(a)に示すように、回
路基板31上に形成された回路配線32の上部には熱硬
化型樹脂33が貼り付けられている。図3(a)〜図3
(e)では、熱硬化型樹脂33としてACFまたはAC
Pを用いる場合について説明する。そして、図3(b)
に示すように、この熱硬化型樹脂33の上部に加熱され
たフィルム圧着用ヘッド35を載せる。そうすると熱硬
化型樹脂33は、フィルム圧着用ヘッド35の熱によっ
て軟化され、回路基板31および回路配線32のそれぞ
れの部位に圧着される。そして、図3(c)に示すよう
に、平坦化突起型電極18を備えた半導体チップ10
は、ボンディングヘッド36に設けられた吸着孔37に
よって真空吸着され、回路基板31上にて位置合わせが
行われる。その後、図3(d)に示すように、ボンディ
ングヘッド36を降下させて任意の荷重を印加すること
により、半導体チップ10に備えられた平坦化突起型電
極18を、熱硬化型樹脂33を介して回路基板31上に
形成された回路配線32に圧着させる。本実施の形態で
は、ボンディングヘッド36によって印加される荷重は
1つの平坦化突起型電極18あたり20gf以上である
ものとする。このように荷重を印加することによって、
平坦化突起型電極18をさらに押しつぶすことができる
と共に、回路基板31の反りを矯正することができる。
また、ボンディングヘッド36を加熱することによって
熱硬化型樹脂33を半硬化させることができる。そうす
ると、図3(e)に示すように、半導体チップ10と回
路基板31とが半硬化した熱硬化型樹脂33によって接
合される。このような熱硬化型樹脂33を用いた半導体
チップ10の圧着のプロセス時間や印加する荷重および
加熱温度等は、圧着させる半導体チップ10や回路基板
31および熱硬化型樹脂33の種類等により任意に設定
することができる。
【0021】次に、図3(f)〜図3(j)に示す、突
起型電極17を備えた半導体チップ10を接合する場合
の挙動について説明する。図3(f)〜図3(j)で
は、熱硬化型樹脂33として、NCFまたはNCPを用
いる場合について説明する。図3(f)および図3
(g)の工程は、上述した図3(a)および図3(b)
にて説明した工程と同じなので説明を省略する。平坦化
が施されていない突起型電極17を備えた半導体チップ
10は、図3(h)に示すようにボンディングヘッド3
6に設けられた吸着孔37によって真空吸着され、位置
合わせが行われる。その後、図3(i)に示すように、
ボンディングヘッド36を降下させて半導体チップ10
に備えられた突起型電極17を、熱硬化型樹脂33を介
して回路基板31上に形成された回路配線32に圧着さ
せる。このとき、図3(d)にて説明したのと同様に、
ボンディングヘッド36に任意の荷重を印加すると共に
加熱を行うことによって、熱硬化型樹脂33を半硬化さ
せる。熱硬化型樹脂33としてNCFやNCPを用いる
ことによって、これらの樹脂に内在されているフィラー
によって線膨張係数の違いによる半導体チップ10や回
路基板31の反りを抑制することができる。そうする
と、図3(j)に示すように、半導体チップ10と回路
基板31とが半硬化した熱硬化型樹脂33によって接合
される。
【0022】ここで、図4(a)および図4(b)を用
いて、平坦化突起型電極18を圧着させる場合と平坦化
が施されていない突起型電極17を圧着させる場合の挙
動の差異について説明する。図4(a)は図3(d)の
A部分の拡大図、図4(b)は図3(i)のB部分の拡
大図である。図4(a)に示すように、平坦化突起型電
極18を備えた半導体チップ10と回路配線32との間
には導電粒子を内在する熱硬化型樹脂33(ACFまた
はACP)が備えられている。そうすると、平坦化突起
型電極18と回路配線32とを圧着させようとした際、
この平坦化突起型電極18と回路配線32との間におけ
る導電粒子の存在確率を補償することができる。つま
り、熱硬化型樹脂33として導電粒子を内在したACP
やACFを用いた場合には、平坦化突起型電極18と回
路配線32とが直接接触していなくても電気的な接合を
行うことができる。また、図4(b)に示すように、平
坦化が施されていない突起型電極17を備えた半導体チ
ップ10と回路配線32との間には導電粒子を内在しな
い熱硬化型樹脂33(NCFまたはNCP)が備えられ
ている。この熱硬化型樹脂33には、図示するように、
無数の絶縁性フィラー34が内在している。ところで、
突起型電極17は平坦化が施されていないので、この突
起型電極17と回路配線32とを圧着させようとした
際、この突起型電極17の周囲に存在している絶縁性フ
ィラー34は矢印で示した方向に押し出される。そして
突起型電極17の先端は、図3(i)に示した荷重印加
時につぶれて、絶縁性フィラー34を突起型電極17と
回路配線32との間から排除しつつ回路配線32と直接
接触する。つまり、熱硬化型樹脂33として導電粒子を
内在せず、絶縁性フィラー34を内在したNCFやNC
Pを用いた場合には、突起型電極17がこの絶縁性フィ
ラー34を排除して回路配線32と確実に接触すること
によって電気的な接合を行うことができる。
【0023】図5は、超音波接合時のチップダストによ
るボンディング跡の発生過程を示す図である。ここで
は、図5(a)〜図5(c)に示す半導体チップ10よ
りも小さなボンディングヘッド36aを用いる場合と、
図5(d)〜図5(f)に示す半導体チップ10よりも
大きなボンディングヘッド36bを用いる場合とについ
て説明する。図5(a)に示すように、ボンディングヘ
ッド36aの上部には、棒状の振動伝達機構42が備え
られており、この振動伝達機構42には圧電素子41が
接続されている。そして、ボンディングヘッド36aに
真空吸着された半導体チップ10の位置合わせが行われ
て回路基板31上の回路配線32に接合される。その
際、ボンディングヘッド36aより半導体チップ10に
対して荷重を印加する。さらに、圧電素子41に電圧を
印加することにより超音波振動を発生させる。この超音
波振動は、振動伝達機構42に破線で示すように伝達さ
れる。そしてこの超音波振動は、振動伝達機構42およ
びボンディングヘッド36aを介して半導体チップ10
に矢印方向の振動として伝達される。そうすることによ
って、半導体チップ10と回路基板31とが超音波接合
される。この超音波接合を行う際、図5(b)に示すよ
うにボンディングヘッド36aと半導体チップ10との
間に、ダイシング工程にて半導体チップ10を切断した
際に発生するチップダスト51が挟まれることが考えら
れる。このダイシング工程については、後に図6を用い
て説明する。チップダスト51が挟まれた状態で超音波
振動を伝達すると、半導体チップ10の裏面10sおよ
びボンディングヘッド36aの半導体チップ10との荷
重印加面36sには、図5(c)に示すようなボンディ
ング跡52がついてしまう。つまり、荷重印加面36s
は、チップダスト51が挟まれたことによって損傷して
しまう。このようなボンディング跡52は超音波振動に
よる振動方向に沿って生じる。また、ボンディングヘッ
ド36aがいくら硬い材質のものであっても、このよう
な損傷は避けられない。
【0024】また、図5(d)に示すように、ボンディ
ングヘッド36bが半導体チップ10よりも大きい場合
には、図5(e)に示すように、図5(b)で示した場
合よりも多くのチップダスト51をボンディングヘッド
36bと半導体チップ10との間に挟み込んでしまう。
そして、この状態で超音波振動を伝達すると、半導体チ
ップ10の裏面10sおよびボンディングヘッド36b
の半導体チップ10との荷重印加面36sには、図5
(f)に示すように、図5(c)にて示したよりも多く
のボンディング跡52がついてしまう。このように超音
波振動接合では、荷重の印加および超音波振動の伝達時
に、チップダスト51によってボンディングヘッド36
の荷重印加面36sや半導体チップ10の裏面10sに
ボンディング跡52がついてしまうので、大きなボンデ
ィングヘッド36bを用いるよりも小さなボンディング
ヘッド36aを用いることが好ましい。そうすると、半
導体チップ10の裏面10sのうちで、ボンディングヘ
ッド36の荷重印加面36sによって接触される部分の
面積が小さくなるので、ボンディング跡52がつくのを
少なくすることが期待できる。
【0025】図6は、図5に示したチップダスト51が
発生するダイシング工程を示す図である。図6(a)に
示すように、シリコンウェハ上には複数の半導体チップ
10が配列されている。図6(b)は図6(a)に示し
たC部分の拡大図である。図6(b)に示すように、個
々の半導体チップ10は、シリコンウェハ上に形成され
た複数の半導体チップ10をダイシングラインLに沿っ
て切断することによって形成される。そして、個々の半
導体チップ10の端面には、図示したように多くの凹凸
が形成されることがわかる。図6(b)では、半導体チ
ップ10の切断面が視認しやすいように、凹凸を実際の
状態よりも強調して示した。このように、シリコンウェ
ハから半導体チップ10を切り出すダイシング工程にお
いて、シリコンウェハから切り出された単結晶に近い形
状のチップダスト51が発生する。このように、ダイシ
ング工程において発生したチップダスト51は、組み立
て前にクリーニング工程等を設けることにより除去され
るが、通常のクリーニング工程では完全に除去すること
ができない。そのため、ボンディングヘッド36や半導
体チップ10には、図5にて説明したようなボンディン
グ跡52がついてしまう。そして、ボンディングヘッド
36は、超音波接合を繰り返されることによって徐々に
磨耗していくばかりでなく、このボンディング跡52に
よって徐々に損傷していくので、ボンディングヘッド3
6と半導体チップ10との間の動摩擦係数が一定に保た
れなくなってしまう。すると、半導体チップ10の各部
に対して均一な荷重の印加および均一な超音波振動の伝
達を行うことができなくなると共に、量産工程において
個々の半導体チップ10に対して印加する荷重の大きさ
および伝達される超音波振動の大きさが変化してしま
う。
【0026】図7は、本実施の形態における低弾性フィ
ルムを介した超音波接合について示す図である。図7
(a)に示すように、搭載用ヘッド38には、吸着孔3
9が設けられている。半導体チップ10は、この吸着孔
39により真空吸着される。また、半導体チップ10と
回路基板31との間隙から半導体チップ10および回路
基板31を撮影することのできるCCDカメラ70が備
えられている。このCCDカメラ70は2つのCCDカ
メラを組み合わせて構成されており、半導体チップ10
が設けられたCCDカメラ70の上面側、および回路基
板31が設けられたCCDカメラ70の下面側の視野を
同時に撮影し、認識することができる。半導体チップ1
0に形成された突起型電極17と回路基板31上に備え
られた回路配線32との位置合わせを行う際には、CC
Dカメラ70により撮影された半導体チップ10の位置
の情報に基づいて半導体チップ10の位置を微調整す
る。図7(b)および図7(c)で示すように、本実施
の形態ではロールフィルム機構60を介して荷重の印加
および超音波振動の伝達を行うため、ボンディングヘッ
ド36に吸着孔を設けることができない。そこで、この
ように超音波接合を行う前に回路基板上31上に半導体
チップ10を配置する。
【0027】また、図7(b)に示すように、本実施の
形態におけるロールフィルム機構60には、回転可能な
供給用ロール部61aおよび回収用ロール部61bが備
えられている。供給用ロール部61aには低弾性フィル
ム62が巻かれており、矢印方向に回転することによっ
てボンディングヘッド36と半導体チップ10との間に
低弾性フィルム62を供給することができる。また、回
収用ロール部61bは、供給用ロール部61aと同方向
に回転することによって図7(c)に示す接合工程後の
低弾性フィルム62を巻き取ることができる。すなわ
ち、本実施の形態におけるロールフィルム機構60は、
半導体チップ10と回路基板31との間において低弾性
フィルム62を保持することができる。そして、このロ
ールフィルム機構60にロール状の低弾性フィルム62
を装填することによって、半導体チップ10と回路基板
31との間に低弾性フィルム62を介在させることがで
きる。本実施の形態では、供給用ロール部61aから半
導体チップ10上に連続して供給され、この半導体チッ
プ10上から回収用ロール部61bへと回収される帯状
の低弾性フィルム62を用いる。また、この低弾性フィ
ルム62の供給および回収は、図7(c)に示す接合工
程毎に行われ、超音波接合前の半導体チップ10の上部
には、順次新しい低弾性フィルム62が供給される。こ
こで、この帯状の低弾性フィルム62の回収および供給
によって、帯状の低弾性フィルム62のうちで接合工程
で荷重を印加されると共に振動が伝達された部分は、半
導体チップ10上から回収用ロール部61b側にずれる
ように移動することになる。そして、このずれによって
帯状の低弾性フィルム62の使用済部分が半導体チップ
10上から移動されて、未使用部分が半導体チップ10
上に移動される。
【0028】この低弾性フィルム62の特性は、低弾性
であるばかりでなく、高耐熱性および非接着性を備えた
ものであることが望ましい。低弾性フィルム62の材料
としては、ポリエチレンテフタレートガラスクロスや、
フッ素系樹脂等を用いることができる。さらに本実施の
形態では、この低弾性フィルム62を介して超音波振動
を伝達するため、30〜70μm程度のできるだけ薄い
ものを用いることが望ましい。このように、半導体チッ
プ10とボンディングヘッド36との間に低弾性フィル
ム62を配設すると、接合工程時におけるボンディング
ヘッド36の磨耗を低減することができる。またそれば
かりでなく、後に図8を用いて説明するように、ボンデ
ィングヘッド36および半導体チップ10がチップダス
ト51によって損傷することをも防止することができ
る。本実施の形態では上述したようなロールフィルム機
構60を例示したが、接合工程毎にボンディングヘッド
36と半導体チップ10との間への未使用の低弾性フィ
ルム62の供給およびボンディングヘッド36と半導体
チップ10との間からの使用済の低弾性フィルム62の
回収を行うことができるような機構および方法があれ
ば、その機構および方法を用いても構わない。そして、
このロールフィルム機構60の上部には、回路基板31
上に載せられた半導体チップ10に荷重を印加するボン
ディングヘッド36と、電圧を印加することにより超音
波振動を発生させる圧電素子41と、超音波振動をボン
ディングヘッド36に伝達する振動伝達機構42とが備
えられている。
【0029】供給用ロール部61aより新しい低弾性フ
ィルム62が供給されると、図7(c)に示すように圧
電素子41および振動伝達機構42が接続されたボンデ
ィングヘッド36が下降して、低弾性フィルム62を挟
んで半導体チップ10に荷重を印加する。さらに、圧電
素子41に電圧を印加することにより超音波振動を発生
させ、振動伝達機構42、ボンディングヘッド36およ
び低弾性フィルム62を介して半導体チップ10に矢印
方向の超音波振動を伝達する。そうすると、半導体チッ
プ10の突起型電極17と回路基板31上に形成された
回路配線32との間で摩擦が生じる。つまり、超音波振
動による運動エネルギーは、瞬間的に熱エネルギーに変
換される。そして、この摩擦によって発生する摩擦熱に
よって突起型電極17と回路配線32とが溶融される。
このようにして、半導体チップ10と回路基板31とが
超音波接合される。このとき、ボンディングヘッド36
を加熱すれば、突起型電極17と回路配線32とが溶融
するのに必要な熱エネルギーを補足することができる。
また、回路基板31側からも加熱を行えばさらに熱エネ
ルギーを補足することができる。このような熱エネルギ
ーの補足は、半導体チップ10側と回路基板31との両
方または片方から行うようにしても構わないし、必要が
なければ行わないようにしても構わない。
【0030】ここで、半導体チップ10と回路基板31
とを接合する際、超音波接合を行っただけでは接合強度
が弱いものとなってしまう。そこで、半導体チップ10
と回路基板31との間隙には、図3にて説明したACF
やACPまたはNCFやNCP等の熱硬化型樹脂33を
配設して補強を行うことが望ましい。この補強について
は、図7にて説明した超音波接合工程の前に、図3
(a)および図3(b)にて示したように行っても良い
し、図7にて説明した超音波接合工程の後に溶融した状
態のNCPやACPを半導体チップ10と回路基板31
との間隙に流し込んで、その後に硬化させるようにして
も構わない。超音波接合工程の前に熱硬化型樹脂33を
配設すれば、超音波接合時に発生する熱エネルギーによ
ってこれらの樹脂を半硬化させることができる。またこ
こで、上述したように半導体チップ10または回路基板
31側より加熱を行うことによって樹脂の硬化を促進す
ることができる。
【0031】図8は、本実施の形態における低弾性フィ
ルム62を介した超音波接合時の接合部付近の部分拡大
図である。ここでは、低弾性フィルム62を介して超音
波接合を行う際のチップダスト51の挙動について説明
する。図8に示すように、半導体チップ10の裏面10
sや側面付近には、図6で説明したダイシング工程にて
発生したチップダスト51が付着している。そして、こ
のチップダスト51が付着した半導体チップ10の裏面
10sの上部には、供給用ロール部61aより供給され
た新しい低弾性フィルム62が配設されている。図7で
も説明したように本実施の形態では、この低弾性フィル
ム62を介してボンディングヘッド36による荷重の印
加を行う。そしてさらに、超音波振動を伝達することに
よって、ボンディングヘッド36を矢印で示した方向に
振動させて超音波接合を行う。図示したように、低弾性
フィルム62を配設することによって、半導体チップ1
0の裏面10sに付着したチップダスト51がボンディ
ングヘッド36の荷重印加面36sに直接接触すること
がなくなる。
【0032】以上のように、本実施の形態では、低弾性
フィルム62を介して超音波接合を行っている。超音波
接合装置をこのような構成とし、上述したような方法に
おいて超音波接合を行えば、荷重を印加した際および超
音波振動を伝達させた際に半導体チップ10に付着した
チップダスト51が低弾性フィルム62に捕集される。
つまり低弾性フィルム62によって、半導体チップ10
に付着したチップダスト51を除去することができる。
そうすることによって、チップダスト51が半導体チッ
プ10の裏面10sおよびボンディングヘッド36の荷
重印加面36sに、ボンディング跡52をつけることを
回避することができる。つまり、チップダスト51がボ
ンディングヘッド36および半導体チップ10を損傷す
ることが無くなる。この低弾性フィルム62は、チップ
ダスト51の捕集ばかりでなく、荷重印加面36sを清
掃する効果も期待できる。
【0033】また、ボンディングヘッド36と半導体チ
ップ10との間に低弾性フィルム62を配設することに
より、超音波振動はボンディングヘッド36から低弾性
フィルム62に伝達された後に半導体チップ10に伝達
されるようになる。ここで、ボンディングヘッド36と
低弾性フィルム62との間にはすべりが発生することは
ない。また低弾性フィルム62と半導体チップ10との
間でもすべりが発生することはない。さらに本実施の形
態では、一度接合工程に用いられた低弾性フィルム62
を再び用いることなく、接合工程毎に新しい低弾性フィ
ルム62が供給されるので、各々の半導体チップ10の
接合工程において印加される荷重の大きさおよび伝達さ
れる超音波振動の大きさは変化しない。またさらに、ボ
ンディングヘッド36の荷重印加面36sと半導体チッ
プ10の裏面10sとの間ですべりが生じないので、特
に荷重印加面36s側の磨耗を防止することができるよ
うになる。そうすることによって、半導体チップ10と
回路基板31とを超音波接合によって量産した場合にお
ける接合不良等を未然に防ぐことができるようになり、
超音波接合の生産歩留まりが向上する。
【0034】図9は、本実施の形態における低弾性フィ
ルム62を用いた超音波接合装置での接合工程を示す平
面図および側面図である。図9(a)は本実施の形態に
おける超音波接合装置での接合工程を示す平面図であ
り、図9(b)は本実施の形態における超音波接合装置
での接合工程を示す側面図である。まず、半導体チップ
10を真空吸着した搭載用ヘッド38と搭載用ステージ
81上に載せられた回路基板31との間には、Y方向の
矢印に沿ってCCDカメラ70が挿入される。そしてこ
のCCDカメラ70にて、半導体チップ10のX,Y方
向およびθ方向の位置合わせを行って、搭載位置を決定
し、回路基板31上に半導体チップ10を搭載する。半
導体チップ10が搭載された回路基板31は、X方向の
矢印に沿った基板移送方向に移送される。
【0035】超音波接合用ステージ82上へと移送され
てきた回路基板31および半導体チップ10は、ボンデ
ィングヘッド36の位置にて停止する。そして、ボンデ
ィングヘッド36と超音波接合用ステージ82上に載せ
られた半導体チップ10および回路基板31との間に
は、Y方向の矢印に沿ってロールフィルム機構60が挿
入される。その後、圧電素子41と振動伝達機構42と
が接続されたボンディングヘッド36がZ方向の矢印に
沿って降下する。そして、図7にて説明したように、ボ
ンディングヘッド36により荷重を印加すると共に、圧
電素子41で発生した超音波振動を伝達することにより
超音波接合を行う。
【0036】超音波接合が終了した後には、ボンディン
グヘッド36およびロールフィルム機構60がZ方向の
矢印に沿って上昇し、ロールフィルム機構60は図9
(a)にて示した初期の位置に格納される。このとき、
ボンディングヘッド36によって荷重が印加され、超音
波振動が伝達された部分の低弾性フィルム62は回収用
ロール部61bによって巻き取られ、供給用ロール部6
1aからは新しい低弾性フィルム62が供給される。ま
た、超音波接合によって半導体チップ10が接合された
回路基板31は、基板移送方向に沿って移送される。以
上、図9にて説明した超音波接合装置における接合工程
を1サイクルとし、このサイクルを繰り返すことによっ
て量産を行うことができる。
【0037】図10は、本実施の形態における超音波接
合工程における処理の流れを示すフローチャートであ
る。この超音波接合工程に示す処理の流れに沿って半導
体チップ10と回路基板31とを接合すると、回路基板
31上に半導体チップ10が実装された半導体装置を製
造することができる。まず、回路基板31が搭載用ステ
ージ81上に配置される(ステップ1001)。また、
半導体チップ10が搭載用ヘッド38に設けられた吸着
孔39により真空吸着される(ステップ1002)。半
導体チップ10を吸着した搭載用ヘッド38は、搭載用
ステージ81上に配置された回路基板31上に移動す
る。そして、この搭載用ヘッド38の位置を移動して、
半導体チップ10の突起型電極17と回路基板31上の
回路配線32との位置合わせが行われる(ステップ10
03)。ここで、半導体チップ10と回路基板31との
間にCCDカメラ70が挿入される。そして、CCDカ
メラ70により半導体チップ10の位置を検出し、ステ
ップ1003における位置合わせによって半導体チップ
10が所定の位置に配置されたか否かの判断が行われる
(ステップ1004)。ここで、半導体チップ10が所
定の位置に配置されていないと判断された場合には、C
CDカメラ70によって検出された位置に基づいて、再
びステップ1003の位置合わせを行って半導体チップ
10の位置を微調整する。ステップ1003およびステ
ップ1004の処理は、半導体チップ10が所定の位置
に配置されるまで繰り返し行われる。ステップ1004
で半導体チップ10が所定の位置に配置されたと判断さ
れると、CCDカメラ70が抜き取られて回路基板31
上に半導体チップ10が搭載される。そして、半導体チ
ップ10を搭載した回路基板31は、搭載用ステージ8
1から超音波接合用ステージ82へと移送される(ステ
ップ1005)。
【0038】搭載用ステージ81から移送されてきた回
路基板31は、超音波接合用ステージ82上の所定の位
置に到達して停止する(ステップ1006)。そうする
と、超音波接合装置の所定の位置に格納されたローラフ
ィルム機構60が回路基板31上に移動する(ステップ
1007)。このローラフィルム機構60には、新しい
低弾性フィルム62が供給されているものとする。そし
てローラフィルム機構60を降下させて、回路基板31
に搭載された半導体チップ10の裏面10sに低弾性フ
ィルム62を密着させる(ステップ1008)。そして
さらに、ローラフィルム機構60の上部に配置されたボ
ンディングヘッド36が降下する(ステップ100
9)。そうすると低弾性フィルム62は、半導体チップ
10とボンディングヘッド36とによって挟み込まれ
る。
【0039】そして、ボンディングヘッド36から低弾
性フィルム62を介して半導体チップ10へと荷重を印
加する(ステップ1010)。また、圧電素子41に電
圧を印加することによって超音波振動を発振させ、振動
伝達機構42、ボンディングヘッド36および低弾性フ
ィルム62を介して半導体チップ10にこの超音波振動
を伝達する(ステップ1011)。超音波振動の発振に
よって半導体チップ10の突起型電極17と回路基板3
1上の回路配線32との間に摩擦熱が生じ、この部分が
摩擦熱により溶融することで超音波接合される。半導体
チップ10の裏面10s等には、ダイシング工程で発生
したチップダスト51が付着しているが、ステップ10
10の荷重の印加やステップ1011の超音波振動の発
振および伝達は、低弾性フィルム62を介して行われ
る。このとき、チップダスト51は低弾性フィルム62
によって捕集されるため、半導体チップ10の裏面10
sやボンディングヘッド36の荷重印加面36sを損傷
することがなくなる。また、低弾性フィルム62を介し
て超音波接合を行うことによって、半導体チップ10の
どの部位に対しても均一な荷重の印加や超音波振動の伝
達を行うことができるようになる。さらに、ボンディン
グヘッド36の荷重印加面36sおよび半導体チップ1
0の裏面10sの磨耗を防止することができるようにな
る。
【0040】ステップ1010におけるボンディングヘ
ッド36による荷重、およびステップ1011における
超音波振動が所定時間印加および伝達されたら、ボンデ
ィングヘッド36が上昇する(ステップ1012)。さ
らに、半導体チップ10に低弾性フィルム62を密着さ
せていたローラフィルム機構60が上昇する(ステップ
1013)。ここで、ステップ1010の荷重印加時お
よびステップ1011の超音波振動の伝達時に使用され
た部分の低弾性フィルム62は、回収用ロール部61b
によって巻き取られる(ステップ1014)。それと同
時に供給用ロール部61aから新しい低弾性フィルム6
2が供給される。その後、ロールフィルム機構60は所
定の位置に格納される(ステップ1015)。以上のよ
うにして、1つの半導体チップ10が回路基板31に超
音波接合される。そして、量産工程においては、ステッ
プ1001からステップ1015までの処理を繰り返し
て行う。
【0041】図11は、本実施の形態における超音波接
合での荷重印加および超音波振動発振と時間との関係を
示す図である。図11(a)は1段発振を行った場合の
荷重印加および超音波振動発振と時間との相関図を、図
11(b)は2段発振を行った場合の相関図を示す。図
11(a)では、ボンディングヘッド36による荷重の
印加を開始し、この荷重の値が最大となったときに、圧
電素子41に電圧を印加することにより超音波振動の発
振を行っている。また、図11(b)では、ボンディン
グヘッド36による荷重の印加の途中で圧電素子41に
電圧を印加することにより超音波振動の発振を行ってい
る。そして、超音波振動の発振を一時中断した後に、さ
らに大きな荷重を印加すると共に再び超音波振動を発振
している。
【0042】以上のように本実施の形態では、荷重印加
のタイミングや印加する荷重の大きさ、および超音波振
動の発振のタイミングやこの超音波振動の発振時間を任
意に変更することができる。これによって、半導体チッ
プ10の種類や状態、また半導体チップ10の突起型電
極17の数、および回路基板31の種類や状態等、様々
な条件に応じた超音波接合を行うことができるようにな
る。つまり、汎用性のない低ロット数の製品や多品種の
製品の製造にも対応することができるようになる。そし
て本実施の形態では、低弾性フィルム62を介して荷重
の印加や超音波振動の伝達を行うため、この荷重の印加
や超音波振動の伝達を均一に行うことができるようにな
る。さらに、低弾性フィルム62を配設することによっ
てチップダスト51によるボンディングヘッド36の損
傷や磨耗を防止することができるようになる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば量
産時においても半導体チップとボンディングヘッドとの
間における動摩擦係数を均一に保つことのできる超音波
接合装置および超音波接合方法を提供することができ
る。すなわち、1つの半導体チップの各部および各々の
半導体チップに対して均一な荷重印加および超音波振動
の伝達ができるようになる。これによって量産時におけ
る製品の接合不良を防止することができるようになり、
量産時における生産歩留まりが向上する。
【0044】また、本発明の超音波接合装置および超音
波接合方法では、半導体チップとボンディングヘッドと
の間に低弾性フィルムを配置するので、半導体チップに
付着したチップダストを捕集することができ、超音波接
合時における半導体チップおよびボンディングヘッドの
損傷および磨耗を未然に防止することができるようにな
る。つまり、チップダストによる生産性への影響を無く
することができる。
【0045】さらに本発明では、超音波接合時に印加す
る荷重の大きさおよび超音波振動の発振時間等のプロセ
スパラメータを適宜変更することができるので、様々な
種類の半導体チップの超音波接合に適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における半導体チップに突起型
電極を形成する工程を示す側面図である。
【図2】 本実施の形態における突起型電極を平坦化す
る工程を示す側面図である。
【図3】 本実施の形態における半導体チップと回路基
板との接合時における絶縁性フィラーの挙動を示す側面
図である。
【図4】 図3に示した絶縁性フィラーの挙動を示す部
分拡大図である。
【図5】 超音波接合時のチップダストによるボンディ
ング跡の発生過程の挙動を示す図である。
【図6】 図5に示したチップダストが発生するダイシ
ング工程を示す図である。
【図7】 本実施の形態における低弾性フィルムを介し
た超音波接合工法について示す図である。
【図8】 本実施の形態における低弾性フィルムを介し
た超音波接合工法における接合部付近の部分拡大図であ
る。
【図9】 本実施の形態における低弾性フィルムを用い
た超音波接合装置での接合工程を示す平面図および側面
図である。
【図10】 本実施の形態における超音波接合工程にお
ける処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】 本実施の形態における荷重の印加と時間と
の関係を示す相関図である。
【符号の説明】
10…複数の突起型電極が形成された半導体チップ(半
導体チップ)、10s…裏面、11…半導体チップ本
体、12…Al(Aluminum:アルミニウム)電極、13
…ボンディングキャピラリ、14…金属線、15…イニ
シャルボール、16…スパークトーチ、17…突起型電
極、18…平坦化された突起型電極(平坦化突起型電
極)、21…レベリングプレート、22…レベリングス
テージ、23…ボンディングヘッド、24…フラットニ
ングステージ、31…回路基板、32…回路配線、33
…熱硬化型樹脂、34…絶縁性フィラー、35…フィル
ム圧着用ヘッド、36…ボンディングヘッド、36s…
荷重印加面、37…吸着孔、38…搭載用ヘッド、39
…吸着孔、41…圧電素子、42…振動伝達機構、51
…チップダスト、52…ボンディング跡、60…ロール
フィルム機構、61a…供給用ロール部、61b…回収
用ロール部、62…低弾性フィルム、70…CCDカメ
ラ、81…搭載用ステージ、82…超音波接合用ステー

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品と回路基板とを接触させ、振動
    を伝達することによって接触部分を溶融させて接合する
    接合装置であって、 前記電子部品に荷重を印加して当該電子部品を前記回路
    基板に押圧する荷重印加部と、 振動を発生すると共に、当該振動を前記荷重印加部に伝
    達する振動発生伝達部と、 前記荷重印加部と前記電子部品との間に介在されるフィ
    ルムとを備えたことを特徴とする接合装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルムを前記荷重印加部と前記回
    路基板との間に供給するフィルム供給部と、 前記荷重印加部によって押圧されると共に前記振動が伝
    達された後の前記フィルムを、当該荷重印加部と前記電
    子部品との間から回収するフィルム回収部とを備えたこ
    とを特徴とする請求項1に記載の接合装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルム供給部は、ロール状の前記
    フィルムを収納し、 前記フィルム回収部は、前記フィルム供給部より供給さ
    れた前記フィルムをロール状に巻き取ることを特徴とす
    る請求項2に記載の接合装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルムは、 低弾性かつ高耐熱性かつ非圧着性を備えたポリエチレン
    テフタレートガラスまたはフッ素系樹脂が含まれている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の接合
    装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルムは、 30〜75μmの厚みを有することを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の接合装置。
  6. 【請求項6】 電子部品と回路基板とを接触させ、振動
    を伝達することによって接触部分を溶融させて接合する
    接合装置であって、 前記電子部品に荷重を印加して当該電子部品を前記回路
    基板に押圧する荷重印加部と、 振動を発生すると共に、当該振動を前記荷重印加部に伝
    達する振動発生伝達部と、 前記荷重印加部と前記電子部品との間にフィルムを繰り
    出し可能に保持するフィルム保持部とを備えたことを特
    徴とする接合装置。
  7. 【請求項7】 電子部品と回路基板とを接触させ、振動
    を伝達することによって接触部分を溶融させて接合する
    接合装置であって、 前記電子部品に対して荷重を印加すると共に振動を伝達
    する荷重印加部と、 前記荷重印加部と前記電子部品との間に介在され、当該
    荷重印加部からの荷重および振動による当該荷重印加部
    の損傷および磨耗を低減する弾性部材とを備えたことを
    特徴とする接合装置。
  8. 【請求項8】 半導体チップに形成された突起型電極と
    回路基板に設けられた回路配線との位置合わせを行う工
    程と、 前記半導体チップの上面をフィルムで覆う工程と、 前記半導体チップに対して前記フィルムの上から荷重を
    かけると共に、当該半導体チップに対して前記フィルム
    を介して振動を加えることで当該半導体チップを前記回
    路基板に接合する工程とを含むことを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 電子部品に形成された突起型電極と回路
    基板に設けられた回路配線とを接触させ、振動を伝達す
    ることによって接触部分を溶融させて接合する接合方法
    であって、 前記突起型電極と前記回路配線との位置合わせを行うス
    テップと、 前記電子部品上にフィルムを覆うステップと、 前記フィルムを介して前記電子部品に所定の大きさの荷
    重を印加して押圧するステップと、 前記フィルムを介して振動を伝達するステップとを含む
    ことを特徴とする接合方法。
  10. 【請求項10】 前記フィルムを覆うステップに先立っ
    て、 帯状の前記フィルムの未使用部分が前記電子部品上を覆
    うように当該フィルムをずらすステップをさらに含むこ
    とを特徴とする請求項9に記載の接合方法。
  11. 【請求項11】 前記フィルムをずらすステップは、 前記荷重を印加して押圧するステップと振動を伝達する
    ステップとが行われる毎に実行されることを特徴とする
    請求項9〜10のいずれかに記載の接合方法。
  12. 【請求項12】 前記振動を伝達するステップは、超音
    波を発生させて超音波振動を発振し、当該超音波振動を
    前記フィルムを介して伝達するステップであることを特
    徴とする請求項9に記載の接合方法。
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