JP2017109585A - テールゲート構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂製のテールゲートが衝撃を受けても、破損片が車内外に飛散することを防止できるテールゲート構造を提供する。【解決手段】車体1の開口部2を開閉自在に設けられたテールゲート10と、テールゲート10に設けられて、テールゲート10が開口部2を閉塞した状態で、開口部2に係止するロック装置21とを備える。テールゲート10は、樹脂製のインナパネル30と、樹脂製のアウタパネル40と、インナパネル30と、アウタパネル40との間に設けられる金属製の膜面部材50とを有している。膜面部材50は、ロック装置21に固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、テールゲート構造に関する。
従来のテールゲート構造としては、テールゲートを構成する樹脂製のインナ部材とアウタ部材との間に、テールゲートの剛性を向上させるための補強部材が配置されているものが知られている(例えば、特許文献1等参照)。
米国特許出願公開第2012/0002434号明細書
しかしながら、このような従来のテールゲート構造では、樹脂製のテールゲートが衝撃を受けると、開放、分断、あるいは大きな穴が開くことによる荷物の飛散や部品の脱落が発生するおそれがあった。
本発明は、樹脂製のテールゲートが衝撃を受けても、開放、分断、あるいはや大きな穴が開くことによる荷物の車外放出の防止と部品の脱落から乗員を保護することができるテールゲート構造を提供することを課題とする。
本発明に係るテールゲート構造は、車体の開口部を開閉自在に設けられたテールゲートと、テールゲートに設けられて、テールゲートが開口部を閉塞した状態で、開口部に係止するロック装置とを備え、テールゲートは、樹脂製のインナパネルと、樹脂製のアウタパネルと、インナパネルおよびアウタパネルの間に設けられる金属製の膜面部材とを有し、膜面部材は、ロック装置に固定されていることを特徴としている。
このような構成によれば、金属製の前記膜面部材がロック装置に固定されている。このため、テールゲートが衝撃により割れても、車両内外に部品が脱落したり、荷物などが飛散しないように膜面部材によって受け止めることができる。その結果、乗員を保護することが出来る。
また、テールゲートのうち、車両内外方向と直交する方向で、一方の端部には、ロック装置が設けられ、テールゲートのうち、車両内外方向と直交する方向で、他方の端部には、テールゲートを車体に軸支するヒンジ機構が設けられ、膜面部材は、ヒンジ機構に固定される。
このような構成によれば、膜面部材は、上縁部および下縁部によって、車両内外方向に直交する方向の一方の端部と他方の端部とにより両持ち構造とすることができる。
さらに、膜面部材は、車両内外方向と直交する方向の一方の端部から他方の端部までに渡って直線的に架け渡される複数の主橋部と、主橋部の延在する方向と交差する方向に主橋部同士を接続する架橋部とを有している。
このような構成によれば、主橋部が延在している方向と交差する方向の剛性を向上させることができる。したがって、テールゲート下部の両端の膜面の剛性を確保できる。
そして、架橋部は、主橋部と略直交する方向に接続されている。
このような構成によれば、膜面部材の主橋部同士は、これらの架橋部によって最短距離で結ばれている。したがって、例えば直交しない場合と比較して、テールゲートが衝撃を受けた際に主橋部同士を互いに離れにくくすることができる。よって、膜面部材の耐変形性を効果的に向上させることができるだけではなく、変形後の膜面の剛性をも確保できる。
また、膜面部材は、主橋部と架橋部とによって膜面部材の表裏を貫通する膜面開口部を形成するとともに、インナパネルは、インナパネルからアウタパネル方向に向けて突出した突出部を有し、突出部を膜面開口部に貫通させた状態にて、アウタパネルに接合している。
このような構成によれば、アウタパネルのインナパネル側側面に取付部などを形成する必要がないため、車外側側面にヒケ等を生じさせるおそれがない。よって、アウタパネルが膜面部材を介在させて、インナパネルに装着された状態では、アウタパネルの車外側側面に位置する意匠面の外観品質を向上させることができる。
さらに、インナパネルは、主橋部または架橋部に接続される橋着部を有し、橋着部は、突出部に隣設して配置されている。
このような構成によれば、突出部と橋着部とが一定の距離、離間して配置されている場合と比較して、膜面部材とアウタパネルとからインナパネルに加わる荷重の偏りを低減させることが可能となり、インナパネル,アウタパネル,膜面部材といった3つの部材が存在していても、取付状態を安定させることができる。
本発明によれば、樹脂製のテールゲートが衝撃を受けても、開放、分断、や大きな穴があくことによる荷物の車外放出の防止と部品の脱落から乗員を保護するテールゲート構造を提供することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施形態に係るテールゲートが開放されている様子を示す車両後部の斜視図である。 実施形態に係るテールゲート構造の分解斜視図である。 実施形態のテールゲート構造で、膜面部材をインナパネルに固定した様子を示し、図1中A−A線に沿った位置での断面図である。 実施形態のテールゲート構造で、膜面部材をインナパネルに固定する様子を説明する車両後方位置から見た分解斜視図である。 実施形態のテールゲート構造に用いられる膜面部材の正面図である。 実施形態のテールゲート構造で、膜面部材をインナパネルに固定した様子を示す正面図である。 実施形態のテールゲート構造で、膜面部材の図5中VII−VII線に沿った位置での部分断面図である。 実施形態のテールゲート構造で、膜面部材の図5中VIII−VIII線に沿った位置での部分断面図である。 実施形態のテールゲート構造で、膜面部材の図5中IX−IX線に沿った位置での部分断面図である。
本発明の実施形態について、図1乃至図6を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。また、方向を説明する場合は、車両の運転者からみた前後左右上下に基づいて説明する。なお、車幅方向と左右方向は同義である。
図1は、実施形態に係るテールゲートが開放された車両後部の斜視図である。図2は、実施形態に係るテールゲート構造の分解斜視図である。図3は、実施形態のテールゲート構造で、膜面部材をインナパネルに固定した様子を示し、図1中A−A線に沿った位置での断面図である。図4は、実施形態のテールゲート構造で、金属製の膜面部材をインナパネルに固定する様子を説明し、車両を後方位置から見た分解斜視図である。図5は、実施形態のテールゲート構造に用いられる膜面部材の正面図である。図6は、実施形態のテールゲート構造で、膜面部材をインナパネルに固定した様子を示す正面図である。
(車体の全体構成)
図1に示すように、実施形態に係るテールゲート構造を有する車両100は、車体1の後部に開口部2を有している。なお、車両100は、例えば、エンジン、変速機、電動モータ等といった駆動輪の動力源となるパワーユニットが設置された自動車の他、キャンピングカーやトレーラーなどの駆動輪を有していない被牽引車両であってもよく、その形式および種類は特に限定されない。
開口部2の上縁部2aには、左,右ヒンジ機構3L,3Rを含むヒンジ機構3を介して、テールゲート10が装着されている。
ヒンジ機構3の左,右ヒンジ機構3L,3Rは、それぞれ車幅方向に沿って回動軸方向を有していて、テールゲート10を車両上下方向に回動自在に軸支している。
テールゲート10は、一方の端部10aに、ロック機構20のロック装置21を備えている。このロック機構20は、このロック装置21と、車体1側の開口部の下縁部2bに固着されているストライカ22とによって主に構成されている。
ロック装置21は、開口部2がテールゲート10によって閉塞された状態では、開口部2のストライカ22に係止することにより、テールゲート10を開放不能とする。そして、ストライカ22への係止を解除することにより、テールゲート10を開放可能とするように構成されている。
(テールゲートの構成)
図2に示すテールゲート10は、主に、樹脂製のインナパネル30と、樹脂製のアウタパネル40と、インナパネル30およびアウタパネル40の間に設けられる鉄製の膜面部材50と、リヤガラスパネル60とを有している。
このうち、インナパネル30には、ロック装置21を構成するロック装置本体21aがロックスティフナ21bを介して固設されている。また、インナパネル30のリヤガラスパネル60が装着されるガラス開口部35には、前記ヒンジ機構3の左,右ヒンジスティフナ31L,31Rおよびリヤワイパ装置70が固設されている。
そして、これらのインナパネル30に設けられているロック装置21,ヒンジ機構3の左,右ヒンジスティフナ31L,31R,およびリヤワイパ装置70に、膜面部材50は支持されて固定されている。
さらに、この樹脂製のインナパネル30には、膜面部材50を介装して、樹脂製のアウタパネル40が接着される。アウタパネル40は、インナパネル30のガラス開口部35側に装着されるアウタパネルアッパ部材41と、ガラス開口部35の下側に位置するアウタパネルロア部材42とを含む。
まず、本実施形態のテールゲート構造にて、特徴的な膜面部材50の固定部位について順次説明する。この実施形態のテールゲート構造では、膜面部材50が比較的高い取付剛性を得られるように、インナパネル30のロック装置21,ヒンジ機構3の左,右ヒンジスティフナ31L,31R,およびリヤワイパ装置70など、堅牢なケースを備えている機能部品あるいは、強度部材に固定されて支持されている。
(ロック装置への固定)
テールゲート10には、車両内外方向と直交する方向(ここでは、車両上下方向:図1,図2参照)で、テールゲート10の一方の端部10aには、車体側の開口部2の下縁側に設けられたストライカ22とともにロック機構20を構成するロック装置21が備えられている。
図2,図3に示すように、ロック装置21は、ロック装置本体21aと、このロック装置本体21aと一体に設けられて剛性を向上させるロックスティフナ21bとを有して主に構成されている。
このロック装置本体21aのケースを形成する筺体21gは、ゲート施錠の機能部品として所定の強度を有している。
また、ロックスティフナ21bには、係合開口部21fが形成されている。そして、この係合開口部21fに、ロック装置本体21aの筺体21gが車両上下方向に組み合わせられて、一体となるように係合される。
そして、このロックスティフナ21bによって、ロック装置本体21aが挿入、嵌着されている状態では、ロック装置本体21aの筺体とともに、ロックスティフナ21bに膜面部材50を支持する所望の強度が設定されている。
この実施形態のロック装置21は、インナパネル30の下縁側に形成されたロック開口32内に、ロックスティフナ21bを介してロック装置本体21aを装着することにより、インナパネル30に固設されるように構成されている。
そして、ロック装置21は、開口部2がテールゲート10によって閉塞された状態では、ロック装置本体21aの係止爪21cを開口部2のストライカ22に係止することにより、テールゲート10を開放不能とする。
すなわち、ロック装置21をインナパネル30に締結固定するボルト部材101は、インナパネル30のロック開口32の下側辺32aから立設される縦壁部32cに開口形成された挿通孔32b,32b、ロックスティフナ21bの取付片21dに開口形成された取付孔21e,21eを介して挿通される。
さらに、このボルト部材101は、この取付孔22b,22bに対応して、膜面部材50の下縁部51に開口形成された取付孔51a,51aに挿通される。そして、ナット部材102にこのボルト部材101が螺合されて、インナパネル30、膜面部材50およびロックスティフナ21bがロック装置本体21aを係合させた状態にて共締めされる。
図3は、実施形態のテールゲート構造で、膜面部材50をインナパネル30に固定した様子を示し、図1中A−A線に沿った位置での断面図である。
図3に示すように、ボルト部材101およびナット部材102が締結されると、インナパネル30の下側辺32aに形成されたロック開口32内に、ロックスティフナ21bを介してロック装置本体21aが固定される。
これにより、膜面部材50の下縁部51がロックスティフナ21bを介してロック装置21に固定されるとともに、インナパネル30の下側辺32aと、膜面部材50の下縁部51とが接続される。
したがって、膜面部材50の下縁部51は、インナパネル30のうち、比較的高い剛性を有するロック装置21に接続されて支持される構造となるため、所望の取付強度を得られる。
(ヒンジ部への固定)
テールゲート10には、車両内外方向と直交する方向(ここでは、車両上下方向:図1,図2参照)で、テールゲート10の一方の端部10aとは反対の他方の端部10bに、前記テールゲート10を前記車体1に軸支する左,右ヒンジ機構3L,3Rを含むヒンジ機構3が設けられている。
この実施形態のヒンジ機構3は、左,右ヒンジ機構3L,3Rに対応する位置に補強部材としての左,右ヒンジスティフナ31L,31Rを有している。
左,右ヒンジスティフナ31L,31Rは、左,右ヒンジ機構3L,3Rから加わるテールゲート10の重量を支持するため、所定の剛性を有している。
図4に示すように、左,右ヒンジスティフナ31L,31Rは、左,右ヒンジ機構3L,3Rを、インナパネル30の左,右ヒンジ取付部33L,33Rに固定する際、それぞれボルト部材101およびナット部材102を用いて共締めしている。
左,右ヒンジスティフナ31L,31Rには、車両下方に向けて延設されてヒンジ延長部31La,31Raが一体に形成されている。ヒンジ延長部31La,31Raの下端縁近傍には、膜面取付孔31Lb,31Rbがそれぞれ開口形成されている。
一方、膜面部材50の上縁部52の両側縁には、これらの膜面取付孔31Lb,31Rbに対応する位置に、取付孔52a,52aがそれぞれ開口形成されている。
そして、取付孔52a,52aおよび膜面取付孔31Lb,31Rbに取付ピン部材53,53が挿通されることにより、膜面部材50の上縁部52が左,右ヒンジスティフナ31L,31Rに固定されて、左,右ヒンジスティフナ31L,31Rを介して、インナパネル30に接続されて支持される。
(リヤワイパ装置への固定)
図4に示すように、インナパネル30には、リヤガラスパネル60(図1参照)が装着されるガラス開口部35の下縁側にワイパ取付部36が形成されている。
ワイパ取付部36は、インナパネル30のガラス開口部35の下縁側の車幅方向中央位置に設けられて、座面部周縁にワイパ取付孔36a,36aが複数形成されている。
そして、このワイパ取付部36には、リヤワイパ装置70がボルト部材101,101およびナット部材102,102によって、膜面部材50の上縁部52に形成された取付孔52c,52cに共締めされて固定されている。
ボルト部材101およびナット部材102の締結により、膜面部材50の上縁部52は、ワイパ取付部36を介してリヤワイパ装置70と同一の箇所に固定される。このため、インナパネル30およびリヤワイパ装置70が接合されて取付強度が向上している同一の箇所に膜面部材50の上縁部52を固定することができる。
(膜面部材の形状)
図5は、実施形態のテールゲート構造に用いられる膜面部材50の正面図である。
膜面部材50は、車両内外方向と直交する方向(左右方向)の一方の端部である左縁部50Lから他方の端部である右縁部50Rまでに渡って直線的に、下縁部51および上縁部52とは平行に架け渡される複数の上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50Bを有している。
また、膜面部材50は、これらの上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50Bの延在する方向と交差する方向に上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50B同士を接続する架橋部50D〜50Jを有している。
このうち、架橋部50Dは、中央に長円状の開口部を挟んで、左,右一対の橋状部を、上側主橋部50Aおよび中央主橋部50Cに対して、略直交する方向に延設して、上側主橋部50Aと中央主橋部50Cとの間を一体となるように接続している。
そして、架橋部50G,50Hは、下側主橋部50Bと中央主橋部50Cとに対して、略直交する方向に延設されて、これらの下側主橋部50Bと中央主橋部50Cとの間を接続している。
さらに、架橋部50E,50Fおよび架橋部50I,50Jは、架橋部50Dの車幅方向両側に各々設けられていて、上側主橋部50Aと中央主橋部50Cとの間を略直交する方向に延設方向を向けて接続している。
このように、膜面部材50では、上側主橋部50Aと中央主橋部50Cとの間などは、最短距離で接続されている。このため、直交しない交差方向に接続される場合に比較して、テールゲート10に衝撃が加わった際、上側主橋部50A、中央主橋部50C、下側主橋部50B同士が離反しにくく、耐変形性が良好である。また変形後も膜面として機能することが出来る。
この実施形態の前記膜面部材50には、前記上側主橋部50A,50Cと前記架橋部50E,50F及び架橋部50I,50Jとによって、膜面部材50の表裏を貫通する膜面開口部55,56が形成されている。
また、前記架橋部50G,50Hの両側には、放射状架橋部50K,50Mが車幅方向に向けて延設されている。これらの放射状架橋部50K,50Mは、各々中央主橋部50Cと下側主橋部50Bとの間を斜めに接続している。
さらに、この実施形態のテールゲート構造の上側主橋部50A,中央主橋部50Cには、車幅方向両側にそれぞれ一対の凸状橋部50AL,50ARおよび凸状橋部50CL,50CRが設けられている。
これらの凸状橋部50AL,50ARおよび凸状橋部50CL,50CRは、後述するインナパネル30の橋着部37aに対向する位置を、アウタパネル40方向へ膨出する形状に形成されている。
(インナパネルとアウタパネルとの接合)
図6は、実施形態のテールゲート構造で、アウタパネル40が取外された状態で、かつ、膜面部材50がインナパネル30に固定されている様子を示す正面図である。このうち、インナパネル30の構成について、図4の分解斜視図を参照にしつつ、説明する。
実施形態の樹脂製のインナパネル30は、アウタパネル側側面に、第1リブ37,37および第2リブ38,38および第3リブ39,39がインナパネル30からアウタパネル40方向に向けて突出するように凸設形成されている。
このうち、第1リブ37は、前記ロック装置21と各左,右ヒンジ機構3L,3Rの左,右ヒンジスティフナ31L,31Rとを連続させて接続するように、ガラス開口部35の下辺両端付近まで延設されている。第1リブ37には、前記ガラス開口部35の下縁側近傍に設けられた橋着部37aと、この橋着部37aと連設される突出部37bが設けられている。
そして、橋着部37aは前記凸状橋部50AL,50ARのインナパネル30側の対向面に接合されるとともに、各突出部37b,37bは、前記膜面開口部55,56に貫通された状態にて、アウタパネル40のインナパネル側側面に接合される。
このため、アウタパネル40のインナパネル側側面に、膜面部材50を略全面で固定する場合に比して、取付部を形成するなどの加工を行う必要がないため、車外側側面にヒケ等を生じさせるおそれがない。よって、アウタパネル40の外観品質を向上させることができる。
また、この実施形態のテールゲート構造は、前記膜面開口部55,56を利用して、各突出部37b,37bを貫通させた状態にて、アウタパネル40のインナパネル側側面に接合している。このため、接合状態では、膜面部材50と各突出部37b,37bとが干渉しないように回避される。
そして、アウタパネル40及びインナパネル30は、樹脂材料によって形成されているため、接着材を用いて接合可能である。したがって、各突出部37b,37bの形状を複雑に構成する必要がなく、構造を簡略なものとすることができる。
しかも、インナパネル30の突出部37bは、上側主橋部50Aに接続される橋着部37aに隣設されて配置されている。このため、インナパネル30は、膜面部材50とアウタパネル40との両方に隣設して接続もしくは接着される。
したがって、接続部分が離れている場合に比較して、膜面部材50とアウタパネル40とからインナパネル30に加わる荷重の偏りを低減させることが可能となり、3つの部材が存在していても取付状態を安定させることができる。
さらに、この実施形態のテールゲート構造は、テールゲート10を閉じる際に生じる衝撃を緩衝する一対のストッパ34,34がインナパネル30の下辺部の車幅方向で両端に位置する隅部に設けられている。
そして、第1リブ37から、ストッパ34に向けて第2リブ38が延設されている。このため、テールゲート10を閉じる際に荷重が集中するストッパ34の周囲の剛性を向上させることができる。
また、第1リブ37は、前記左,右ヒンジ機構3L,3Rが装着される左,右ヒンジ取付部33L,33Rと連設されている左,右ヒンジスティフナ31L,31Rの方向に延設されている。これにより、左,右ヒンジ機構3L,3Rとロック装置21との間のインナパネル30は、第1リブ37および第2リブ38により補強される。
したがって、テールゲート10全体の剛性が向上して、テールゲート10の変形が抑制される。
また、図6に示すように前記放射状架橋部50K,50Mは、前記第2リブ38,38と面内外方向に重ならない位置で、かつ第2リブ38,38に平行に延設されている。さらに、この実施形態では、凸状橋部50CL,50CRがアウタパネル40側に膨出されていて、第2リブ38,38に一定の凸設量を設定しても、放射状架橋部50K,50Mおよび凸状橋部50CL,50CRに干渉しない。
このため、第2リブ38,38の突設寸法を確保することが可能となり、さらに、テールゲート10全体の剛性を向上させることができる。
さらに、この実施形態のリヤワイパ装置70は、ボルト部材101,101およびナット部材102,102によって、前記膜面部材50の上縁部52と共締めされて、ワイパ取付部36に固定されている。
そして、インナパネル30には、リヤワイパ装置70のワイパ取付部36の周囲と、ロック装置21が固定されているロック開口32との間を連結する左右一対の第3リブ39,39が設けられている。
この実施形態の第3リブ39,39は、ワイパ取付部36の車幅方向左右側縁と、ロック開口32の車幅方向左右側縁とをそれぞれ連結して、車両上方から下方に向けて徐々に間隔を狭くする一対の凸状リブ部によって構成されている。
このように構成された実施形態のテールゲート構造では、左右一対の第3リブ39,39がリヤワイパ装置70とロック装置21との間を連結している。このため、リヤワイパ装置70が頻繁に動作しても、荷重をロック装置21の方向へ分散させて受けることが可能となる。したがって、リヤワイパ装置70から加わる荷重が直接、ワイパ取付部36の周縁のインナパネル30にのみかかり、テールゲート10を変形させるおそれを減少させることができる。
(作用効果の総括)
この実施形態のテールゲート10では、図3に示すようにインナパネル30と、アウタパネル40との間に設けられた金属製の膜面部材50がロック装置21をインナパネル30に固定するロックスティフナ21bとともに、ボルト部材101およびナット部材102によって、インナパネル30に締結されている。
このような構成によれば、金属製の膜面部材50の下縁部51が一定の強度を有するロック装置21にロックスティフナ21bを介して接続されて支持されている。このため、テールゲート10を構成する樹脂製のインナパネル30またはアウタパネル40が荷重の入力により割れても、金属製の膜面部材50は、テールゲート10内に残留するロック装置21とともに、脱落することがない。
したがって、膜面部材50は、有効に膜面として内外方向への荷物や部品の移動を阻害して受け止めることが出来、衝撃後の膜面としての変形荷重に対しても従来の鉄ゲートと同等の性能を有する。
また、図4に示すように、膜面部材50の上縁部52の車幅方向の左右両側縁に開口形成された取付孔52a,52aは、インナパネル30に固設される左,右ヒンジ機構3L,3Rの左,右ヒンジスティフナ31L,31Rに開口形成された膜面取付孔31Lbに対して、取付ピン部材53,53を挿通することによって接続される。
膜面部材50の上縁部52は、左,右ヒンジスティフナ31L,31Rを介してインナパネル30に固定されるとともに、下縁部51は、ロックスティフナ21bとともにインナパネル30に固定される。
これにより、膜面部材50は、上縁部52および下縁部51によって、車両内外方向に直交する方向の一方の端部10aと他方の端部10bとにより両持ち構造とすることができる。
さらにこの実施形態では、膜面部材50がインナパネル30のロック装置21を固設するロックスティフナ21b,ヒンジ機構3の左,右ヒンジスティフナ31L,31R,およびリヤワイパ装置70といった、堅牢なケースを備えている機能部品あるいは、強度部材に固定されて支持されている。
このため、膜面部材50は、荷重が加わっても左,右ヒンジスティフナ31L,31Rとロック装置21との間で張設されて、したがって、片持ち構造を採用する場合に比して、より安定して膜面部材50は、衝撃時および、衝撃による変形後も内外方向への破損片移動を阻害して受け止めることができる。
さらに、この実施形態では、インナパネル30のワイパ取付部36には、リヤワイパ装置70がボルト部材101およびナット部材102によって、膜面部材50の上縁部52と共締めされて固定されている。
膜面部材50の上縁部52は、テールゲート10の他方の端部10bの車幅方向中央にてリヤワイパ装置70に支持される。このため、衝撃時および、衝撃による変形後の樹脂部の割れに対して、リヤワイパ装置70が脱落し飛散するのを防止することが出来る。
また、図5に示すように、膜面部材50は、車両内外方向と直交する方向の一方の端部である左縁部50Lから他方の端部である右縁部50Rまでに渡って直線的に、下縁部51および上縁部52とは平行に架け渡される複数の上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50Bを有している。
このため、上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50Bの延在方向の剛性を向上させることができる。したがって、さらに衝撃時および、衝撃による変形後の車内の荷物等の車外放出に対して、膜面としての剛性を向上させることが出来る。
さらに、膜面部材50は、架橋部50D〜50Jによって、これらの上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50Bの延在する方向と交差する方向に上側主橋部50Aおよび中央主橋部50C同士が接続されるとともに、中央主橋部50Cおよび下側主橋部50B同士が接続されている。
よって、上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50Bが延在している方向と交差する方向の剛性を向上させることができる。
したがって、テールゲート10の衝撃時および、衝撃による変形後の車内の荷物等の車外放出に対して、膜面としての剛性を向上させることが出来る。
そして、膜面部材50は、複数の架橋部50D〜50Jおよび放射状架橋部50K,50Mによって、これらの上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50B間が接続されている。さらに架橋部50Dなどのように長円状の開口部を形成して軽量化された複数の橋状部により、膜面開口部55,56等が細分化される。
このため、テールゲート10に荷重が入力した際に、車両内外に破損片が飛散しないように網状に受け止めることができ、既存の樹脂テールゲートよりも、衝撃時および、衝撃による変形後の車内の荷物等の車外放出に対して防止効果が向上する。
しかも、実施形態のテールゲート10は、膜面部材50の上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50B同士が延在する方向と直交する方向に延設される架橋部50D〜50Jによって、接続されている。
このため、膜面部材50の上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50B同士は、これらの架橋部50D〜50Jによって最短距離で結ばれている。したがって、例えば直交しない場合と比較して、テールゲート10が衝撃を受けた際に上側主橋部50A,中央主橋部50C,下側主橋部50B同士を互いに離れにくくすることができる。よって、膜面部材50の変形後も鉄テールゲート同等の膜面として機能することが出来る。
また、図6に示すインナパネル30の第1リブ37に設けられた突出部37b,37bが膜面開口部55,56を貫通して、アウタパネル40のインナパネル側側面に接合される。接合は、接着材などを用いて行うことができる。
このため、アウタパネル40のインナパネル側側面に取付部などを形成する必要がないため、車外側側面にヒケ等を生じさせるおそれがない。よって、図1に示すように、アウタパネル40が膜面部材50を介在させて、インナパネル30に装着された状態では、アウタパネル40の車外側側面に位置する意匠面の外観品質を向上させることができる。
さらに、接合状態では、膜面部材50と各突出部37b,37bとが干渉することなく、樹脂材料で形成されたアウタパネル40に、樹脂材料で形成されたインナパネル30の突出部37b,37bを膜面開口部55,56に貫通させることにより、容易に接着材を用いて接合可能である。
しかも、突出部37bが橋着部37aと連設されているため、接合部分が集中して配置されて、剛性をさらに向上させることができる。また、各突出部37b,37bの形状を複雑に構成する必要がなく、構造を簡略なものとすることができる。
この実施形態のインナパネル30は、第1リブ37に連設される突出部37bおよび橋着部37aが隣接して配置されている。
このため、突出部37bと橋着部37aとが一定の距離、離間して配置されている場合と比較して、膜面部材50とアウタパネル40とからインナパネル30に加わる荷重の偏りを低減させることが可能となり、インナパネル30,アウタパネル40,膜面部材50といった3つの部材が存在していても、取付状態を安定させることができる。
さらに、この実施形態のインナパネル30から突設された第1リブ37は、前記左,右ヒンジ機構3L,3Rが装着される左,右ヒンジ取付部33L,33Rと、ロック装置21との間を接続する。
これにより、左,右ヒンジ機構3L,3Rとロック装置21との間が第1リブ37により補強される。
そして、この第1リブ37から、ストッパ34が装着されている箇所に向けて第2リブ38が延設されている。このため、テールゲート10を閉じる際に荷重が集中するストッパ34の周囲の剛性を向上させることができる。
また、前記放射状架橋部50K,50Mは、図5に示すように第2リブ38,38と面内外方向に重ならない位置で、かつ平行に延設されていて、アウタパネル40側に膨出する凸状橋部50CL,50CRと共に、第2リブ38,38に干渉しない。
このため、第2リブ38,38の突設寸法を確保することが可能となる。
さらに、左右一対の第3リブ39,39がリヤワイパ装置70とロック装置21との間を連結して、面内外方向の変形を抑制している。したがって、インナパネル30の剛性を向上させることができるため、テールゲート10全体の剛性を向上させて、テールゲート10の変形を抑制することができる。
また、リヤワイパ装置70が頻繁に動作しても、荷重をインナパネル30の第3リブ39,39からロック装置21の方向へ分散させて受けることが可能となる。したがって、リヤワイパ装置70から加わる荷重が直接、ワイパ取付部36の周縁のインナパネル30にのみかかり、テールゲート10が変形するおそれを減少させることができる。
さらに、リヤワイパ装置70は、インナパネル30に対して、膜面部材50の上縁部52と同一箇所にて、ボルト部材101およびナット部材102によって共締めされている。
このため、リヤワイパ装置70の取付剛性を向上させることが可能となり、リヤワイパ装置70がガタついたり、挙動が不安定になるおそれがない。しかも、別途、補強のための別部品を追加する必要もなく、部品点数の増大を抑制できる、という実用上有益な作用効果を発揮することができる。
また、膜面部材50の一般部や開口穴部には、フランジをたてたり、バランスよく、インナパネル30、アウタパネル40と接着を追加、クッション材などの設置をすることで、開閉時や走行時の入力に対し、膜面が振動して雑音がするのを防止することが出来る。
図7は、実施形態のテールゲート構造で、図5中VII−VII線に沿った位置での膜面部材50の部分断面図である。この実施形態の膜面部材50は、左縁部50L、架橋部50Iまたは膜面開口部55の周縁の架橋部には、片側もしくは両側に一体となるように補強フランジ50a〜50eが形成されている。
図8は、実施形態のテールゲート構造で、図5中VIII−VIII線に沿った位置での膜面部材50の部分断面図である。この実施形態の膜面部材50は、中央主橋部50Cおよび放射状架橋部50Kには、片側もしくは両側に一体となるように補強フランジ50f〜50hが形成されている。
図9は、実施形態のテールゲート構造で、図5中IX−IX線に沿った位置での膜面部材50の部分断面図である。この実施形態の膜面部材50では、開口部の周囲に一体となるように補強フランジ50i〜50kが形成されている。
このようにこの実施形態の膜面部材50では、架橋部や開口穴部に、補強フランジ50a〜50kが設けられている。このため、膜面部材50の振動が抑制されて雑音の発生を防止することができる。
以上、本実施形態に係るテールゲート構造について、図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能であることは言うまでもない。
例えば、本実施形態では、鉄製の膜面部材50をインナパネル30に固定するものを示して説明してきたが、これに限らず、たとえば、アルミニウム、ステンレス、ジュラルミンなど、他の金属製の膜面部材や、化学合成繊維の網などにより構成されるものであってもよい。そして、樹脂製のインナパネル30と、アウタパネル40との間に設けられる金属製の膜面部材50がロック装置21に固定されるものであれば、膜面部材の形状、数量および材質が特に限定されるものではない。
また、実施形態では、開口部2の上縁部2aに左,右ヒンジ機構3L,3Rを介して、テールゲート10を軸支して、車両上下方向にテールゲート10が開閉するものを示して説明してきたが、たとえば、開口部2の左,右縁部のいずれかに設けたヒンジ機構3によって軸支され、車両左,右方向のいずれかに開閉するテールゲートなどであってもよく、テールゲートの車両内外方向と直交する方向で、一方の端部には、ロック装置21が設けられ、他方の端部には、テールゲートを車体1に軸支するヒンジ機構3が設けられているものであれば、テールゲートの開閉方向、形状、分割枚数およびそれらの組み合わせについて、特に限定されるものではない。
1 車体
2 開口部
2a 一側縁
3 ヒンジ機構
3L,3R 左,右ヒンジ機構
4 ストライカ
10 テールゲート
10a 一方の端部
10b 他方の端部
20 ロック機構
21 ロック装置
22 ロックスティフナ
30 インナパネル
31L 右ヒンジスティフナ
31La ヒンジ延長部
31Lb 膜面取付孔
32 ロック開口
33L 右ヒンジ取付部
34 ストッパ
35 ガラス開口部
36 ワイパ取付部
37 第1リブ
37a 橋着部
37b 突出部
38 第2リブ
39 第3リブ
40 アウタパネル
50 膜面部材
50A 上側主橋部
50AL,50AR,50CL,50CR 凸状橋部
50B 下側主橋部
50C 中央主橋部
50D〜50J 架橋部
50K,50H 放射状架橋部
50L 左縁部
50R 右縁部
51 下縁部
51a,52a 取付孔
52 上縁部
53 取付ピン部材
55 膜面開口部
60 リヤガラスパネル
70 リヤワイパ装置
100 車両
101 ボルト部材
102 ナット部材

Claims (10)

  1. 車体の開口部を開閉自在に設けられたテールゲートと、
    前記テールゲートに設けられて、前記テールゲートが前記開口部を閉塞した状態で、前記開口部に係止するロック装置とを備え、
    前記テールゲートは、
    樹脂製のインナパネルと、
    樹脂製のアウタパネルと、
    前記インナパネルおよび前記アウタパネルの間に設けられる金属製の膜面部材とを有し、
    前記膜面部材は、前記ロック装置に固定されていることを特徴とするテールゲート構造。
  2. 前記テールゲートのうち、車両内外方向と直交する方向で、一方の端部には、前記ロック装置が設けられ、
    前記テールゲートのうち、車両内外方向と直交する方向で、他方の端部には、前記テールゲートを前記車体に軸支するヒンジ機構が設けられ、
    前記膜面部材は、前記ヒンジ機構に固定されることを特徴とする請求項1記載のテールゲート構造。
  3. 前記膜面部材は、車両内外方向と直交する方向の一方の端部から他方の端部までに渡って直線的に架け渡される複数の主橋部と、該主橋部の延在する方向と交差する方向に前記主橋部同士を接続する架橋部とを有することを特徴とする請求項1または2記載のテールゲート構造。
  4. 前記架橋部は、前記主橋部と略直交する方向に接続されていることを特徴とする請求項3に記載のテールゲート構造。
  5. 前記膜面部材は、前記主橋部と前記架橋部とによって前記膜面部材の表裏を貫通する膜面開口部を形成するとともに、前記インナパネルは、該インナパネルから前記アウタパネル方向に向けて突出した突出部を有し、該突出部を前記膜面開口部に貫通させた状態にて、前記アウタパネルに接合していることを特徴とする請求項3または4に記載のテールゲート構造。
  6. 前記インナパネルは、前記主橋部または前記架橋部に接続される橋着部を有し、前記橋着部は、前記突出部に隣設して配置されている請求項5記載のテールゲート構造。
  7. 前記テールゲートには、該テールゲートを閉じる際に生じる衝撃を緩衝するストッパが設けられるとともに、
    前記インナパネルには、前記ロック装置とヒンジ機構とを接続する第1リブを設け、さらに、該第1リブに接続されて前記ストッパに向けて延出される第2リブを設けたことを特徴とする請求項3〜6のうちいずれか一項記載のテールゲート構造。
  8. 前記架橋部は、第2リブと面内外方向に重ならない位置で、かつ平行に延設される放射状架橋部を含むことを特徴とする請求項7に記載のテールゲート構造。
  9. 前記インナパネルには、ワイパ装置が装着されるとともに、前記ワイパ装置と前記ロック装置との間を連結する第3リブが設けられていることを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか一項に記載のテールゲート構造。
  10. 前記ワイパ装置は、前記インナパネルと前記膜面部材とに同一箇所にて接合されていることを特徴とする請求項9に記載のテールゲート構造。
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