JP2015067057A - 車両用ドア - Google Patents

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Abstract

【課題】車内側の面を構成するインナパネルにおいて高い面剛性を得ることにより、ドア全体の剛性を向上させる。【解決手段】本発明にかかる車両用ドア(バックドア100)の構成は、インナパネル110と、アウタパネル102とを含み、インナパネルは、ドアガラス用開口112と、その下方のパネル面114と、車内側または車外側に膨出した複数のビードとを備え、複数のビードは、インナパネルの上縁に沿って左右方向に延びる横ビード122と、横ビードに連続して横ビードの左右端からインナパネルの左右それぞれの側縁に沿って下方に延びる左右一対の縦ビード124と、縦ビードに連続して縦ビードからパネル面の中央に下降しながら向かう左右一対の傾斜ビード126とを含み、左右一対の傾斜ビードの下端同士が連結されていることを特徴とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車内側に配置されるインナパネルと、車外側に配置されるアウタパネルとを含んで構成される車両用ドアに関するものである。
車両用ドアには、走行時の路面振動に対する強度、車体構成部材としての構造強度、および仕様拡大に伴う装備品を支持する強度が求められるため、車両用ドアを構成するパネルには高い剛性(強度)が要求される。剛性を向上させる方法としては、車両用ドアの車内側の面を構成するインナパネルにビードを形成することが知られている(例えば特許文献1)。特許文献1のようにインナパネルにビードを形成することにより、インナパネルの面剛性、ひいては車両用ドアの剛性を向上させることが可能である。
特表2013−514223号公報
ここで、近年、車両用ドアのパネル面積は年々拡大しているため、パネル面にべかつきが生じないよう、車両用ドアパネルにはより高い剛性が求められている。また車両用ドアは開状態ではヒンジ部のみにおいて車体に支持された状態となるため、少ない支持箇所によっても剛性を確保可能な構造が求められる。更に、車両用ドアは、閉状態において周囲の縁近傍が車体に接触する。このとき、車両用ドアの剛性が低いと、車体の振動が伝播されることによって車両用ドアの振動が生じてしまったり、車体との接触箇所においてかかる車体からの荷重による変形が生じてしまったりするおそれがある。
本発明は、このような課題に鑑み、車内側の面を構成するインナパネルにおいて高い面剛性を得ることができ、ひいてはドア全体の剛性を向上させることが可能な車両用ドアを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車両用ドアの代表的な構成は、車内側に配置されるインナパネルと、車外側に配置されるアウタパネルとを含んで構成される車両用ドアであって、インナパネルは、ドアガラスが取り付けられる上部のドアガラス用開口と、ドアガラス用開口より下方のパネル面と、車内側または車外側に膨出した複数のビードとを備え、複数のビードは、インナパネルの上縁に沿って左右方向に延びる横ビードと、横ビードに連続して横ビードの左右端からインナパネルの左右それぞれの側縁に沿って下方に延びる左右一対の縦ビードと、縦ビードに連続して縦ビードからパネル面の中央に下降しながら向かう左右一対の傾斜ビードとを含み、左右一対の傾斜ビードの下端同士が連結されていることを特徴とする。
上記構成によれば、インナパネルにおいて、横ビード、左右一対の縦ビードおよび左右一対の傾斜ビードからなる五角形状のビードが形成される。これにより、インナパネルにおいて負荷された荷重を好適に分散することができるため、荷重の集中箇所の発生を防ぎ、インナパネルひいては車両用ドアにおいて高い剛性を得ることが可能となる。また左右一対の傾斜ビードがパネル面を横切るように配置されることにより、パネル面の面剛性を高めることができ、かかるパネル面のべかつきを抑制することも可能となる。
上記左右一対の縦ビードは、ドアガラス用開口の左右両側に沿って下方に延びていて、左右一対の傾斜ビードは、ドアガラス用開口の下側のコーナー部を始点として左右一対の縦ビードに連続しているとよい。かかる構成によれば、インナパネルにおいてドアガラス用開口近傍の剛性を向上させることが可能となる。
上記横ビードと左右一対の縦ビードとの連続箇所、左右一対の縦ビードと左右一対の傾斜ビードとの連続箇所、および左右一対の傾斜ビードの下端同士の連結箇所のうち1つ以上の箇所の近傍に位置し車体構造部品が取り付けられる部品取付面を更に備えるとよい。これにより、部品取付面に取り付けられる車体構造部品からの荷重を、2方向のビードに伝播することができ、インナパネル全体に好適に分散することが可能となる。またビードの連続箇所は高い剛性を有するため、そこを部品取付面とすることで車体構造部品の取付安定性を高めることも可能となる。
上記複数のビードは、横ビード、左右一対の縦ビードおよび左右一対の傾斜ビードによって囲まれた領域内に設けられそれらのビードのうち2つのビードの間に差し渡される内側ビードを更に含むとよい。かかる構成によれば、インナパネルに対する捩れ方向の荷重に対して内側ビードが突っ張り棒として機能するため、捩れ方向の力に対する剛性を高めることが可能となる。
上記内側ビードは、2つのビードとの連続箇所の間に少なくとも1以上の屈曲部を有し、複数のビードは、横ビード、左右一対の縦ビードおよび左右一対の傾斜ビードのうち1つ以上のビードと屈曲部とを接続する接続ビードを更に含むとよい。これにより、横ビード、左右一対の縦ビードおよび左右一対の傾斜ビードからなる五角形状のビードと内側ビードとが接続ビードによって橋渡しされるため、ビードによる補強効果を更に高めることが可能となる。またビードにおける荷重分散方向が増えることで、より多くの負荷方向の荷重に対応することできる。
上記車体構造部品は、車両ドア用ヒンジ、バランサおよびドアラッチであり、部品取付面は、横ビードと左右一対の縦ビードとの連続箇所の近傍に位置し車両ドア用ヒンジが取り付けられるヒンジ取付面と、左右一対の縦ビードと左右一対の傾斜ビードとの連続箇所の近傍に位置しバランサが取り付けられるバランサ取付面と、左右一対の傾斜ビードの下端同士の連結箇所の近傍に位置しドアラッチが取り付けられるドアラッチ取付面とを含むとよい。かかる構成によれば、車両ドア用ヒンジ、バランサおよびドアラッチの取付面において上述した効果を得ることが可能となる。
本発明によれば、車内側の面を構成するインナパネルにおいて高い面剛性を得ることができ、ひいてはドア全体の剛性を向上させることが可能な車両用ドアを提供することができる。
本実施形態にかかる車両用ドアを車両後方側から観察した図である。 図1の車両用ドアを車両前方側から観察した図である。 図2のインナパネルにおける荷重の分散方向を示す図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
図1は、本実施形態にかかる車両用ドアを車両後方側から観察した図であり、図2は、図1の車両用ドアを車両前方側から観察した図である。なお、本実施形態では、車両用ドアとして車両(全体は不図示)の後部に取り付けられるバックドア100を例示しているが、これに限定するものではなく、他の車両用ドアに本発明を適用することも可能である。
本実施形態の車両用ドアであるバックドア100は、図1に示すように車外側に配置されるアウタパネル102によって外面が構成され、図2に示すように車内側に配置されるインナパネル110によって内面が構成される。アウタパネル102は、主にバックドア100のドア意匠を構成する部材であり、インナパネル110は、ドアトリム(不図示)等の車体構造部品の取付対象となる部材である。
インナパネル110では、ドアガラス104(図1参照)が取り付けられるドアガラス用開口112が上部に形成されていて、その下方にはパネル面114が配置されている。また本実施形態では、後述するように、インナパネル110において車内側に膨出した複数のビードが形成される。なお、本実施形態では、ビードが車内側に膨出する場合を例示して説明するが、これに限定するものではなく、車外側に膨出する構成とすることも可能である。また理解を容易にするために、図2では、複数のビードをハッチングにて図示している。
図2に示すように、インナパネル110には、その上縁に沿って左右方向に延びる横ビード122が形成されている。この横ビード122の左右端からは、かかる横ビード122に連続してインナパネル110の左右それぞれの側縁に沿って下方に延びる左右一対の縦ビード124(右縦ビード124aおよび左縦ビード124b)が形成されている。この左右一対の縦ビード124からは、かかる縦ビード124に連続してパネル面114の中央に下降しながら向かう左右一対の傾斜ビード126(右傾斜ビード126aおよび左傾斜ビード126b)が形成されている。これらの左右一対の傾斜ビード126は、下端同士がインナパネル110の下縁近傍で連結される。
図3は、図2のインナパネル110における荷重の分散方向を示す図である。理解を容易にするために、図3では、荷重の分散方向を白抜き矢印によって図示している。なお、以下の説明では、右縦ビード124aおよび左縦ビード124bを区別しない場合には縦ビード124と称し、右傾斜ビード126aおよび左傾斜ビード126bを区別しない場合には傾斜ビード126と称する。
上述したように左右一対の傾斜ビード126の下端同士がインナパネル110の下縁近傍で連結されることにより、インナパネル110では、横ビード122、縦ビード124および傾斜ビード126からなる略五角形状のビードが形成される。これにより、図3に示すように、インナパネルの上部に矢印202a・202bの方向にかかった荷重を、縦ビード124によって矢印204a・204bの方向、すなわち下方に伝播させることができる。そして、縦ビード124に伝播された荷重を、傾斜ビード126によって矢印206a・206bの方向、すなわちパネル面114の中央に向かって伝播させることができる。
このように荷重をインナパネル110全体に万遍なく分散できることにより、インナパネル110ひいては車両用ドア全体の剛性を高めることが可能となる。また左右一対の傾斜ビード126がパネル面114を横切るように配置されることにより、パネル面114の面剛性を高めることができ、かかるパネル面114のべかつきを抑制することも可能となる。
更に上記構成によれば、荷重の分散方向は、各ビードの連続箇所において別方向となる。これにより、各ビードの連続箇所における荷重の集中を抑制することができるため、そこにおける破損を防ぎ、ビードによる補強効果を高めることが可能となる。加えて、荷重の分散方向が各ビードの連続箇所において別方向となることで、バックドア100を閉めた際にインナパネル110がヒンジやラッチ(ともに不図示)から振動を受けた場合に、かかる振動の位相を変化させることができるため、振動の直接的な伝播を抑制することが可能となる。したがって、従来、各ビードの連続箇所において生じがちであった共振による亀裂の発生ひいてはそれに起因する破損を防ぐことが可能となる。
ここで、従来から知られている構成である六角形状や八角形状のビード、すなわち上下対称な形状のビードと本実施形態とを比較する。従来のビードでは、インナパネル110の上縁と下縁(上辺と下辺)が狭まる方向に圧縮荷重を受けたり、広がる方向に引張荷重を受けたりした際に、ビードの上下方向の中央部に荷重が集中し、その箇所に破損が生じやすい傾向があった。これに対し、本実施形態のようにビードを五角形状とすることにより、圧縮荷重や引張荷重に対して高い強度を得ることができるため、ビードの補強効果を十分に発揮することが可能となる。
なお、好ましくは、左右一対の縦ビード124をドアガラス用開口112の左右両側に沿って下方に延ばし、左右一対の傾斜ビード126を、ドアガラス用開口112の下側のコーナー部を始点として左右一対の縦ビード124に連続させるとよい。かかる構成によれば、インナパネル110においてドアガラス用開口112近傍の剛性を向上させることが可能となる。
図2に示すように、本実施形態では更に、横ビード122、左右一対の縦ビード124および左右一対の傾斜ビード126によって囲まれた領域内、すなわち五角形状のビード内の領域において、右縦ビード124aと左縦ビード124bとの間に差し渡される内側ビード128を形成している。これにより、インナパネル110に対する捩れ方向の荷重に対して内側ビード128を突っ張り棒として機能させることができ、インナパネル110の捩れ方向の荷重に対する剛性を高めることが可能となる。したがって、車両用ドア(ドアパネル)の拡大や、車体における支持箇所が少ないことにより生じがちであった車両用ドアの捩れを抑制することが可能となる。
また本実施形態では、内側ビード128において、右縦ビード124aおよび左縦ビード124bとの連続箇所P3・P4の間に屈曲部128a・128bを設けている。これにより、上述した捩れ方向の荷重に対する剛性をより高めることが可能である。なお、本実施形態では、内側ビード128に2つの屈曲部を設ける構成を例示したが、これに限定するものではなく、少なくとも1つ以上の屈曲部を設ければよい。
更に本実施形態では、インナパネル110のパネル面114において、内側ビード128の屈曲部128a・128bと、左右一対の傾斜ビード126の連結箇所P5とを接続する接続ビード130a・130bを設けている。これにより、横ビード122、左右一対の縦ビード124および左右一対の傾斜ビード126からなる五角形状のビードと、内側ビード128とが接続ビード130a・130bによって橋渡しされるため、ビードによる補強効果を更に高めることが可能となる。
また上記のように五角形状のビード内の領域に内側ビード128を設けることにより、以下の作用効果が得られる。すなわち図3の矢印204a・204bのように右縦ビード124a・124bに伝播された荷重を、矢印208a・208bのようにインナパネル110のパネル面114に伝播させることができる。
一方、五角形状のビードと内側ビード128を接続ビード130a・130bによって接続したことにより、次の作用効果も得られる。すなわち矢印208a・208bのように内側ビード128に伝播された荷重を、矢印210a・210bのように下方に伝播させ、矢印212a・印212bのように五角形状のビード(図3では傾斜ビード126)に伝播させることができる。このようにビードにおける荷重分散方向が増えることにより、より多くの荷重方向に対応することが可能となる。
なお、本実施形態では、内側ビード128が右縦ビード124aと左縦ビード124bとの間に差し渡される構成を例示したが、これに限定するものではない。例えば内側ビード128は、横ビード122、左右一対の縦ビード124および左右一対の傾斜ビード126のうち、いずれか2つのビード間に差し渡されていればよい。
また本実施形態では、接続ビード130a・130bが内側ビード128の屈曲部128a・128bと傾斜ビード126の連結箇所P5とを接続している構成を例示したが、これにも限定するものではない。例えば接続ビード130a・130bは、傾斜ビード126以外のビード、すなわち横ビード122や左右一対の縦ビード124と内側ビード128の屈曲部128a・128bとを接続してもよい。あるいは接続ビード130a・130bは、五角形状のビードの連結箇所以外の箇所と内側ビード128の屈曲部128a・128bとを接続してもよい。
ここで、上述したようにインナパネル110において五角形状のビードを構成する複数のビードが連続している箇所の近傍では高い剛性(強度)が得られる。そこで本実施形態では、複数のビードの連続箇所(横ビード122と左右一対の縦ビードとの連続箇所P1・P2、左右一対の縦ビード124と左右一対の傾斜ビード126との連続箇所P3・P4、および左右一対の傾斜ビード126の下端同士の連結箇所P5)に、車体構造部品が取り付けられる部品取付面を設ける。
本実施形態では、車体構造部品として、車両ドア用ヒンジ、バランサおよびドアラッチ(ともに不図示)を例示する。図2に示すように、本実施形態では、車両ドア用ヒンジ、バランサおよびドアラッチの取付面として、ヒンジ取付面132、バランサ取付面134およびドアラッチ取付面136を設けている。
詳細には、ヒンジ取付面132は、横ビード122と左右一対の縦ビード124との連続箇所P1・P2の近傍に位置し、バックドア100の開閉時の回転軸となる車両ドア用ヒンジが取り付けられる。バランサ取付面134は、左右一対の縦ビード124と左右一対の傾斜ビード126との連続箇所P3・P4の近傍に位置し、バックドア100が開状態のときにその状態を保持するバランサが取り付けられる。ドアラッチ取付面136は、左右一対の傾斜ビード126の下端同士の連結箇所P5の近傍に位置し、バックドア100が閉状態のときにそれを固定するドアラッチが取り付けられる。
上記構成のように、ビードの連続箇所(連結箇所)に部品取付面を設けることにより、部品取付面に取り付けられる車体構造部品からの荷重を分散方向が異なる2つのビードに伝播することができる。このため、かかる荷重をインナパネル110全体に好適に分散することが可能となる。
またビードの連結箇所と部品取付面とが近接していることにより、車体構造部品から負荷された荷重を速やかにビードひいてはインナパネル110全体に伝播させることができる。そのため、部品取付面における荷重の集中を抑制し、部品取付面の破損を防ぐことが可能となる。更に、高い剛性を有するビードの連続箇所の近傍に部品取付面を設けることで、車体構造部品の取付安定性を高めることができ、従来、取付面の剛性を向上させるために必要であった別部材のリンフォースを不要とすることも可能となる。
なお、本実施形態では、五角形状のビードにおけるすべての頂点、すなわち複数のビードの連続箇所(連結箇所)すべてに部品取付面を配置する構成を例示した。本実施形態のように複数のビードの連続箇所(連結箇所)すべてに部品取付面を配置すれば、かかる連続箇所において得られる高い剛性を最大限有効活用することができるが、これに限定するものではない。例えば横ビード122と左右一対の縦ビード124との連続箇所P1・P2、左右一対の縦ビード124と左右一対の傾斜ビード126との連続箇所P3・P4、および左右一対の傾斜ビード126の下端同士の連結箇所P5のうち1つ以上の箇所の近傍に部品取付面を配置してもよい。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車内側に配置されるインナパネルと、車外側に配置されるアウタパネルとを含んで構成される車両用ドアに利用することができる。
100…バックドア、102…アウタパネル、104…ドアガラス、110…インナパネル、112…ドアガラス用開口、114…パネル面、122…横ビード、124…縦ビード、124a…右縦ビード、124b…左縦ビード、126…傾斜ビード、126a…右傾斜ビード、126b…左傾斜ビード、128…内側ビード、128a…屈曲部、128b…屈曲部、130a…接続ビード、130b…接続ビード、132…ヒンジ取付面、134…バランサ取付面、136…ドアラッチ取付面、202a…矢印、202b…矢印、204a…矢印、204b…矢印、206a…矢印、206b…矢印、208a…矢印、208b…矢印、210a…矢印、210b…矢印、212a…矢印、212b…矢印

Claims (6)

  1. 車内側に配置されるインナパネルと、車外側に配置されるアウタパネルとを含んで構成される車両用ドアであって、
    前記インナパネルは、
    ドアガラスが取り付けられる上部のドアガラス用開口と、
    前記ドアガラス用開口より下方のパネル面と、
    車内側または車外側に膨出した複数のビードとを備え、
    前記複数のビードは、
    前記インナパネルの上縁に沿って左右方向に延びる横ビードと、
    前記横ビードに連続して該横ビードの左右端から前記インナパネルの左右それぞれの側縁に沿って下方に延びる左右一対の縦ビードと、
    前記縦ビードに連続して該縦ビードから前記パネル面の中央に下降しながら向かう左右一対の傾斜ビードとを含み、
    前記左右一対の傾斜ビードの下端同士が連結されていることを特徴とする車両用ドア。
  2. 前記左右一対の縦ビードは、前記ドアガラス用開口の左右両側に沿って下方に延びていて、
    前記左右一対の傾斜ビードは、前記ドアガラス用開口の下側のコーナー部を始点として前記左右一対の縦ビードに連続していることを特徴とする請求項1に記載の車両用ドア。
  3. 前記横ビードと前記左右一対の縦ビードとの連続箇所、該左右一対の縦ビードと前記左右一対の傾斜ビードとの連続箇所、および該左右一対の傾斜ビードの下端同士の連結箇所のうち1つ以上の箇所の近傍に位置し車体構造部品が取り付けられる部品取付面を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用ドア。
  4. 前記複数のビードは、前記横ビード、前記左右一対の縦ビードおよび前記左右一対の傾斜ビードによって囲まれた領域内に設けられそれらのビードのうち2つのビードの間に差し渡される内側ビードを更に含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の車両用ドア。
  5. 前記内側ビードは、前記2つのビードとの連続箇所の間に少なくとも1以上の屈曲部を有し、
    前記複数のビードは、前記横ビード、前記左右一対の縦ビードおよび前記左右一対の傾斜ビードのうち1つ以上のビードと前記屈曲部とを接続する接続ビードを更に含むことを特徴とする請求項4に記載の車両用ドア。
  6. 前記車体構造部品は、車両ドア用ヒンジ、バランサおよびドアラッチであり、
    前記部品取付面は、
    前記横ビードと前記左右一対の縦ビードとの連続箇所の近傍に位置し前記車両ドア用ヒンジが取り付けられるヒンジ取付面と、
    前記左右一対の縦ビードと前記左右一対の傾斜ビードとの連続箇所の近傍に位置し前記バランサが取り付けられるバランサ取付面と、
    前記左右一対の傾斜ビードの下端同士の連結箇所の近傍に位置し前記ドアラッチが取り付けられるドアラッチ取付面とを含むことを特徴とする請求項3に記載の車両用ドア。
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