JP2017039368A - 自動車の前部整流構造 - Google Patents
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さらに、昨今では、さらなる燃費向上や排出ガス低減を図るために、グリル開口部から流入した外気の流動を制御するシャッターユニットを備えた自動車が知られている(特許文献1参照)。
加えて、万一、駆動機構部の不具合によってフラップが開かない場合、警笛音を十分な音圧で車両前方の車外へ伝播できないおそれがあった。
上記シャッター枠部の天板部分は、車両前後方向において、フラップの前端と略同位置に前端が位置する形状、あるいはフラップの前端よりも車両前方へ突出した略庇状の形状とすることができる。
具体的には、シャッターユニットの上方に警笛装置を配置しているため、シャッターユニットは、シャッター枠部に流入する外気の流動を、警笛装置に阻害されることがない。
このため、自動車の前部整流構造は、車両前部における限られたスペースに、警笛装置とシャッターユニットを効率よく配置することができる。
この発明により、自動車の前部整流構造は、シャッターユニットよりも車両上方で、かつ警笛装置の周囲に、外気が車両後方へ流動可能な導風空間を構成することができる。
従って、自動車の前部整流構造は、警笛装置の周囲に外気が流動可能な導風空間を備えたことにより、警笛音のより確実な伝播と、グリル開口部から流入した外気の流動制御とを両立することができる。
具体的には、車両前方下方へ傾斜しているため、反響部は、警笛開口部から車両前方下方へ向けて伝播する警笛音を、車両前方上方へ向けて反射することができる。このため、自動車の前部整流構造は、グリル開口部へ向けて警笛音をより確実に伝播させることができる。
まず、本実施形態における自動車1は、インタークーラー付過給機を備えたエンジン(図示省略)を、車両前部2に搭載した車両である。この自動車1における車両前部2について、図1から図8を用いて詳しく説明する。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図中の上方を車両上方とし、図中の下方を車両下方とする。
そして、バンパーフェース5における車幅方向略中央には、車両前部2の内部に外気を取り込む取込口として、下部グリル開口部9と、上部グリル開口部10とを、車両下方からこの順番で開口形成している。
なお、左右一対のホーン41、及びシャッターユニット50については、後ほど詳しく説明する。
また、シュラウドアッパパネル25は、図2及び図5に示すように、車両前後方向において、クラッシュカン23の後端近傍と略同位置に配置している。
また、シュラウド部材28は、図2から図4に示すように、合成樹脂製の正面視略矩形の枠状体であって、左右一対のクラッシュカン23の間に配置している。
シュラウド中間支柱部283には、図3及び図4に示すように、締結ボルト32が螺合するネジ孔よりも車両上方において、シャッターユニット50の上部を締結する締結ボルト34が螺合するネジ孔(図示省略)を設けている。
詳述すると、天板部531は、図5に示すように、フラップ51のフラップ軸部511よりも車両後方側に位置する天板後部531aと、フラップ軸部511よりも車両前方側に位置する天板前部531bとで一体形成している。
天板前部531bは、天板後部531aの前端における肉厚よりも車両下方側に厚肉で、天板後部531aの前端から車両前方へ向けて延設している。このため、天板前部531bの後端には、天板後部531aよりも車両下方に突出するとともに、略鉛直な後面が形成されている。
詳述すると、底板部532は、図5に示すように、フラップ51のフラップ軸部511よりも車両後方側に位置する底板後部532aと、フラップ軸部511よりも車両前方側に位置する底板前部532bとで一体形成している。
側方取付部535は、図3及び図6に示すように、右側面部533、及び左側面部534の後端から、それぞれ車幅方向の外側へ向けて延設した平面視略矩形の略平板状に形成している。この側方取付部535には、シュラウド側部282のネジ孔に螺合する締結ボルト32が挿通するボルト挿通孔(図示省略)を開口形成している。
詳述すると、第2支持部537は、右側面部533の車両前方下端、及び左側面部534の車両前方下端から、それぞれ車幅方向外側へ向けて延設した正面視略矩形の平板部分537aと、平板部分537aの上端、及び側方取付部535の下端を連結する上面部分537bと、平板部分537aにおける車幅方向外側の縁端、及び側方取付部535の下端を連結する側面部分537cとで一体形成している。
そして、車両右側の第2支持部537は、右側面部533とで、車両前後方向に延びるとともに、車両下方側が開口した略ボックス状に構成している。一方、車両左側の第2支持部537は、左側面部534とで、車両前後方向に延びるとともに、車両下方側が開口した略ボックス状に構成している。
このようにして、シャッターユニット50は、シャッター枠部材53の内部を外気が流下可能な状態と、シャッター枠部材53の内部を外気が流下不可な状態とに移行する。
加えて、導風部材60は、上部グリル開口部10から流入した外気がヘッドライトユニット8に向けて流下可能な開口である導風開口60aを、側壁部62の上方に設けている。
さらに、下段面部分612には、車両下方へ向けて凹設するとともに、車両前後方向に延びる導風溝612aを、車幅方向に所定間隔を隔てて2つ形成している。
内方縁部分623は、側壁本体部分621の後端及び下端を車幅方向内側へ向けて略直角に延設して形成するとともに、その下端が下面部61における車幅方向の縁端と連結するように形成している。
内方縁部分623における後面に貼付したスポンジ66は、車両前部2に導風部材60を装着した状態において、シャッターユニット50の側方取付部535と当接するように配置している。
内方縁部分623における下面、前方壁部分613の後面、並びに下段面部分612の下面に貼付したスポンジ66は、バンパーレインフォースメント24と当接するように配置している。
なお、図9はフラップ51が開いた状態における外気Wの流れを説明する説明図を示し、図10はフラップ51が閉じた状態における外気Wの流れを説明する説明図を示している。
なお、図11は警笛音Sの進行方向を説明する説明図を示している。
このようにして、警笛音Sは、車両前部2の内部において、多方向へ反響しながら上部グリル開口部10を介して車両前方へ伝播する。
このため、自動車1の前部整流構造は、車両前部における限られたスペースに、ホーン41とシャッターユニット50を効率よく配置することができる。
従って、自動車1の前部整流構造は、ホーン41の周囲に外気Wが流動可能な導風空間を備えたことにより、警笛音Sのより確実な伝播と、上部グリル開口部10から流入した外気Wの流動制御とを両立することができる。
この発明の警笛装置は、実施形態のホーン41に対応し、
以下同様に、
グリル開口部は、上部グリル開口部10に対応し、
警笛開口部は、ホーン開口部41aに対応し、
シャッター枠部は、シャッター枠部材53に対応し、
シャッター枠部の天板部分は、シャッター枠部材53の天板部531に対応し、
反響部は、導風部材60の下面部61に対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、車両上下方向にフラップ51を並置したシャッターユニット50としたが、これに限定せず、車幅方向にフラップを並置したシャッターユニットであってもよい。
また、ホーン41の警笛音Sを車両前方上方へ反射させる機能と、シャッターユニット50に外気Wを導風する機能とを兼ね備えた導風部材60を配置したが、これに限定せず、ホーン41の警笛音Sを車両前方上方へ反射可能であれば、外気Wを導風する機能を不要にした構成としてもよい。
5…バンパーフェース
10…上部グリル開口部
24…バンパーレインフォースメント
41…ホーン
41a…ホーン開口部
50…シャッターユニット
51…フラップ
53…シャッター枠部材
60…導風部材
61…下面部
531…天板部
S…警笛音
Claims (3)
- 車両前部のバンパーレインフォースメントよりも車両上方側に配置した開閉自在なシャッターユニットと、
該シャッターユニットよりも車両上方に、所定間隔を隔てて配置した警笛装置と、
前記シャッターユニットよりも車両前方に配置したバンパーフェースに開口形成するとともに、前記シャッターユニットと対向するグリル開口部とを備えた自動車の前部整流構造であって、
前記警笛装置を、
警笛音の出力口である警笛開口部が車両下方を向くように配置し、
前記シャッターユニットに、
開閉自在に支持されたフラップと、
該フラップを一体的に囲繞する正面視略矩形のシャッター枠部とを備え、
前記シャッター枠部の天板部分を、
前記警笛開口部の前端よりも車両後方に、前端が位置するように形成した
自動車の前部整流構造。 - 前記グリル開口部、前記シャッターユニット、及び前記警笛装置を、
正面視において、前記グリル開口部の開口範囲に、前記シャッターユニット、及び前記警笛装置が位置するように構成した
請求項1に記載の自動車の前部整流構造。 - 前記グリル開口部の下部と前記フラップとの間に介在するとともに、前記警笛装置の前記警笛開口部と対向する反響部を備え、
該反響部を、車両前方下方へ傾斜する形状に形成した
請求項1または請求項2に記載の自動車の前部整流構造。
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