JP6380292B2 - 自動車の前部整流構造 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、車両前部に開口形成したグリル開口部からエンジンルーム内へ流入する外気の流動を制御するシャッターユニットを備えたような自動車の前部整流構造に関する。
自動車の前部は、バンパーフェースに開口形成したグリル開口部を介して、外気をエンジンルーム内に取り込み、ラジエーターやインタークーラーなどの熱交換器、及びエンジンを冷却可能に構成している。
さらに、昨今では、さらなる燃費向上や排出ガス低減を図るために、グリル開口部から流入した外気の流動を制御するシャッターユニットを備えた自動車が知られている(特許文献1、及び特許文献2参照)。
このシャッターユニットは、エンジン内を循環する潤滑油の油温や冷却水の水温、あるいは車速に応じて開閉する複数のフラップを備えている。例えば、シャッターユニットは、フラップを閉じることにより、熱交換器やエンジンに対して外気の供給を阻害することができる。これにより、潤滑油や冷却水を、所望する温度に早期に上昇させることができ、所謂、暖気運転に伴う燃費悪化を抑制している。
あるいは、車速に応じてフラップを開閉することで、シャッターユニットは、エンジンルーム内への外気の流動を抑制して、エンジンルームから車両後方へ流下した外気と、車両側部を流下した走行風との合流による乱流の発生を抑制することができる。これにより、乱流による走行抵抗の増加を抑制して、燃費向上や排出ガスの低減を図っている。
このようなシャッターユニットとして、例えば、特許文献1には、グリル開口部(エア取入口13a,13a)から流入した外気を導風する導風部材(ダクト部21,22)と、導風部材の内部に揺動可能に支持されたフラップ(シャッター23,43)と、導風部材の外部に配置するとともにフラップを開閉駆動する駆動機構部(駆動装置36,37)とを備えたダクト装置10が開示されている。
特許文献1のような構成のシャッターユニットの場合、エンジンによって熱せられた熱気が、ラジエーターファンの圧力などによって循環して車両前方へ還流すると、駆動機構部が熱気にさらされることになる。このため、駆動機構部の温度が安定して動作する範囲を超えると、シャッターユニットの動作に不具合が生じるおそれがあった。
そこで、例えば、例えば、特許文献2のシャッターユニット(グリルシャッタ装置10)のように、車幅方向の略中央に駆動機構部(アクチュエータ18)を配置する、すなわち特許文献1の導風部材の内部に駆動機構部を配置することで、車両前部を還流する熱気から駆動機構部を保護することができる。
しかしながら、導風部材の内部に駆動機構部を配置すると、フラップが開いた際、駆動機構部が抵抗となって外気がスムーズに車両後方へ流動しない、あるいは外気が通過する開口面積が小さくなるため、所望する流量の外気が熱交換器に供給されないおそれがあった。
特開2004−299522号公報 特開2013−71621号公報
本発明は、上述の問題に鑑み、シャッターユニットを通過する外気の流動を阻害することなく、車両前部を還流する熱気による駆動機構部の不具合を防止できる自動車の前部整流構造を提供することを目的とする。
この発明は、車両前部のバンパーレインフォースメントよりも車両上方側に配置した開閉自在なシャッターユニットと、該シャッターユニットよりも車両前方に配置したバンパーフェースに開口形成するとともに、前記シャッターユニットと対向するグリル開口部と、該グリル開口部から前記シャッターユニットへ導風する導風部材とを備えた自動車の前部整流構造であって、前記シャッターユニットに、開閉自在に支持されたフラップと、該フラップを一体的に囲繞するシャッター枠部と、該シャッター枠部の側部、または下部に設けるとともに、前記フラップを開閉駆動する駆動機構部とを備え、前記導風部材を、車両上下方向において、前記バンパーレインフォースメントに近接配置するとともに、正面視において、前記シャッター枠部、及び前記駆動機構部を一体的に囲う車両上方が開口した正面視略コ字状に形成したことを特徴とする。
上記シャッターユニットは、車両上下方向に平板状のフラップを並置した構成、あるいは車幅方向に平板状のフラップを並置した構成などとすることができる。
上記駆動機構部は、フラップに連結されたリンク機構、歯車、及び歯車やリンクを駆動させる駆動モーターなどとすることができ、シャッター枠部の側面、上面、あるいは下面に配置することができる。
上記導風部材は、合成樹脂製、あるいは金属製とすることができ、例えば、車両上方側が開口した正面視略コ字状の導風部材することができる。あるいは、正面視略矩形の筒状体などすることができる。
この発明により、シャッターユニットを通過する外気の流動を阻害することなく、車両前部を還流する熱気による駆動機構部の不具合を防止することができる。
具体的には、シャッター枠部の外周面に駆動機構部を配置しているため、シャッターユニットは、シャッター枠部の内部に駆動機構部を配置した場合に比べて、フラップが開いた状態におけるシャッター枠部の開口面積を所望する大きさで、確実に確保することができる。
そして、シャッター枠部と駆動機構部とを一体的に囲う形状に形成したことにより、導風部材は、グリル開口部から流入した外気を駆動機構部にも導風することができる。このため、自動車の前部整流構造は、フラップの開閉状態に関わらず、シャッター枠部の外周面に配置した駆動機構部を常時冷却することができる。
さらに、グリル開口部から流入した外気によって、車両前部を還流する熱気は、より車両上方へ流動し易くなる。このため、例えば、車両上方が開口した正面視略コ字状の導風部材の場合であっても、導風部材は、車両前部を還流する熱気が、導風部材の側方から内部へ流入することを阻止することができる。
これにより、自動車の前部整流構造は、車両上方が開口した正面視略コ字状の導風部材であっても、車両前部を還流する熱気に、駆動機構部がさらされることを防止できる。
従って、自動車の前部整流構造は、シャッター枠部の外周面に配置した駆動機構部を一体的に囲う導風部材によって、シャッターユニットを通過する外気の流動を阻害することなく、車両前部を還流する熱気による駆動機構部の不具合を防止することができる。
さらにこの発明は、前記駆動機構部を、前記シャッター枠部の側部、または下部に備え、前記導風部材を、車両上下方向において、前記バンパーレインフォースメントに近接配置するとともに、正面視において車両上方が開口した正面視略コ字状に形成したことにより、万一、フラップが閉じたままの状態になっても、シャッターユニットよりも車両後方へ外気を供給することができ、例えば、エンジンルーム内の熱害を抑制することができる。
具体的には、例えば、グリル開口部とシャッターユニットとを連結する略筒状の導風部材の場合、万一、フラップが閉じたままの状態になると、シャッターユニットの後方に配置した熱交換器やエンジンに外気が供給されなくなる。このため、熱交換器などを冷却することができず、かつエンジンによって暖められた熱気が滞留するため、エンジンルーム内において、各部品に熱害が発生するおそれがあった。
そこで、車両上方が開口した正面視略コ字状に導風部材を形成したことにより、導風部材は、フラップが閉じたシャッターユニットとの協働によって、グリル開口部を介して流入した外気を、車両上方側の開口を介して、車両後方へ供給することができる。
これにより、自動車の前部整流構造は、万一、フラップが閉じたままの状態になっても、シャッターユニットの後方における上部空間に溜まった熱気を、車両後方へ送風することができる。このため、自動車の前部整流構造は、万一、フラップが閉じたままの状態になっても、エンジンルーム内の熱害を抑制することができる。
さらに、フラップが閉じた状態の場合、シャッターユニットと導風部材との協働によって、例えば、シャッターユニットの後方に配置した熱交換器やエンジンに対して、グリル開口部から流入した外気が直接的に供給され難くなる。
このため、車両上方が開口した正面視略コ字状の導風部材であっても、自動車の前部整流構造は、フラップを閉じることで、例えば、エンジンルーム内の上部空間に溜まり易い熱気を車両後方へ送風しながら、冷却水や潤滑油を所望する温度に早期に上昇させることができる。
従って、自動車の前部整流構造は、車両上方が開口した正面視略コ字状の導風部材によって、万一、フラップが閉じたままの状態になっても、シャッターユニットよりも車両後方へ外気を供給することができ、例えば、エンジンルーム内の熱害を抑制することができる。
この発明の態様として、前記シャッターユニットを、前記グリル開口部に対して車両前後方向で対向配置するとともに、前記グリル開口部の開口範囲内において対向可能な大きさに形成することができる。
この発明により、自動車の前部整流構造は、シャッターユニットを通過する外気の流動を阻害することなく、駆動機構部をより安定して冷却することができる。
具体的には、グリル開口部の開口範囲内において対向可能な大きさにシャッターユニットを形成したことにより、駆動機構部は、グリル開口部と確実に対向することができる。
さらに、シャッター枠部と駆動機構部とを一体的に囲繞する導風部材により、自動車の前部整流構造は、グリル開口部を介して流入した外気をより安定して駆動機構部に導風することができる。
加えて、正面視におけるグリル開口部の開口面積に対して、正面視におけるシャッター枠部の面積が小さい場合、シャッターユニットは、シャッター枠部を通過する外気の流速が低下することを防止できる。
このため、自動車の前部整流構造は、例えば、シャッターユニットよりも車両後方に配置した熱交換器などに対して、外気を確実に供給することができる。
従って、自動車の前部整流構造は、グリル開口部の開口範囲内において対向可能な大きさにシャッターユニットを形成したことにより、シャッターユニットを通過する外気の流動を阻害することなく、駆動機構部をより安定して冷却することができる
たこの発明の態様として、前記シャッターユニットよりも車両前方における車幅方向の略中央に、前記バンパーフェースよりも車両前方を検知する所定の電子機器を備え、前記駆動機構部を、前記シャッター枠部の側部に配置することができる。
上記所定の電子機器は、例えば、前方の車両や障害物を識別するセンサー、前方の車両や障害物との距離を計測するセンサーとしてのミリ波レーダーやマイクロ波レーダーなどとすることができる。あるいは前方を撮像するカメラなどとすることができる。
この発明により、自動車の前部整流構造は、シャッターユニットの車両前方に所定の電子機器を配置した際、駆動機構部が発する電磁ノイズによって、所定の電子機器に不具合が生じることを抑制できる。
具体的には、例えば、駆動モーターを駆動機構部に備えた場合、駆動モーターの回転に伴って、駆動機構部が、電磁ノイズを発することがある。このため、駆動機構部と所定の電子機器とが近接するほど、所定の電子機器は、電磁ノイズの影響を受け易くなり、車両前方の状態を誤検知するおそれがあった。
そこで、車幅方向の略中央に所定の電子機器を備え、シャッター枠部における車幅方向の外側に駆動機構部を配置したことにより、所定の電子機器は、駆動機構部に対して離間できるため、駆動機構部が発する電磁ノイズの影響を受け難くなる。
従って、自動車の前部整流構造は、車幅方向の略中央に所定の電子機器を備え、シャッター枠部の側部に駆動機構部を配置したことにより、駆動機構部が発する電磁ノイズによって、所定の電子機器に不具合が生じることを抑制できる。
またこの発明の態様として、前記シャッターユニットよりも車両上方側に、冷却が所望される発熱機器を備え、前記導風部材に、前記シャッターユニットの前記駆動機構部よりも車両上方において、前記発熱機器近傍と連通する連通路を備えることができる。
上記シャッターユニットよりも車両上方側とは、シャッターユニットの上方、またはシャッターユニットの上方において車幅方向にオフセットした位置をいう。
上記発熱機器は、例えば、前照灯で構成されたヘッドライトユニット、あるいは前照灯や車幅灯などで構成されたヘッドライトユニットなどとすることができる。
上記連通路は、例えば、車両上方側が開口した正面視略コ字状の導風部材における上方部分を切り欠いて形成した連通路とすることができる。もしくは正面視略矩形の導風部材における側部、あるいは上部の一部を開口形成した連通路などとすることができる。
この発明により、自動車の前部整流構造は、発熱機器に外気を供給できるとともに、発熱機器によって加熱された熱気に駆動機構部がさらされることを防止できる。
具体的には、シャッターユニットの車両上方には、例えば、LEDヘッドランプのように動作によって発熱する発熱機器が配置されていることがある。このような発熱機器は、内蔵した回路基板などの保護、及び安定した動作のため、強制的な冷却が必要となる。
ところが、例えば、シャッターユニットよりも車両上方で、かつ車幅方向の外側にオフセットした位置に発熱機器が配置された場合、導風部材における車両上下方向の長さによっては、グリル開口部から流入した外気が、発熱機器に供給されないおそれがある。
そこで、導風部材に連通路を設けたことにより、導風部材は、グリル開口部から流入した外気を、駆動機構部、及び発熱機器に導風することができる。この際、導風部材は、フラップの開閉状態に関わらず、発熱機器へ外気を導風できるため、冷却が所望される発熱機器を安定して冷却することができる。
さらに、駆動機構部よりも車両上方に連通路を備えているため、導風部材は、発熱機器によって加熱された熱気が、導風部材の内部空間へ流入することを防止できる。
従って、自動車の前部整流構造は、駆動機構部よりも車両上方に連通路によって、フラップの開閉状態に関わらず、発熱機器に外気を供給できるとともに、発熱機器によって加熱された熱気に駆動機構部がさらされることを防止できる。
本発明により、シャッターユニットを通過する外気の流動を阻害することなく、車両前部を還流する熱気による駆動機構部の不具合を防止できる自動車の前部整流構造を提供することができる。
自動車における車両前部の正面視を示す正面図。 車両前部における内部構成の外観を示す外観斜視図。 導風部材を取外した状態における車両前部の外観を示す分解斜視図。 車両前部における要部を示す正面図。 フラップが開いた状態における図1中のA−A矢視断面図。 前方下方からのシャッターユニットの外観を示す外観斜視図。 フラップが閉じた状態における図1中のA−A矢視断面図。 後方下方からの導風部材の外観を示す外観斜視図。 フラップが開いた状態における外気の流れを説明する説明図。 フラップが閉じた状態における外気の流れを説明する説明図。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
まず、本実施形態における自動車1は、インタークーラー付過給機を備えたエンジン(図示省略)を、車両前部2に搭載した車両である。この自動車1における車両前部2について、図1から図8を用いて詳しく説明する。
なお、図1は自動車1における車両前部2の正面図を示し、図2は車両前部2における内部構成の外観斜視図を示し、図3は導風部材60を取外した状態における車両前部2の分解斜視図を示し、図4は車両前部2における要部の正面図を示し、図5はフラップ51が開いた状態における図1中のA−A矢視断面図を示し、図6は前方下方からのシャッターユニット50の外観斜視図を示し、図7はフラップ51が閉じた状態における図1中のA−A矢視断面図を示し、図8は後方下方からの導風部材60の外観斜視図を示している。
さらに、要部の図示を明確にするため、図2及び図3中において、ホーン41の図示を省略するとともに、図5及び図7中において、車両前部2の下部の図示を省略している。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図中の上方を車両上方とし、図中の下方を車両下方とする。
自動車1の車両前部2は、図1に示すように、前輪3の上方に配置した左右一対のフロントフェンダー4と、左右一対のフロントフェンダー4における前方の開口を覆うように配置したバンパーフェース5と、左右一対のフロントフェンダー4で囲われた車両上方の開口を開閉自在に覆うボンネット6と、バンパーフェース5及びボンネット6の前端の間を閉塞するボンネットガーニッシュ7とで構成している。
さらに、車両前部2の車幅方向両端には、フロントフェンダー4、バンパーフェース5、及びボンネット6に囲われた左右一対のヘッドライトユニット8を配置している。
そして、バンパーフェース5における車幅方向略中央には、車両前部2の内部に外気を取り込む取込口として、下部グリル開口部9と、上部グリル開口部10とを、車両下方からこの順番で開口形成している。
下部グリル開口部9は、図1に示すように、バンパーフェース5の下部において、車幅方向に長い正面視略矩形に開口形成している。この下部グリル開口部9は、車両前部2の内部に配置したインタークーラー44に対して、車両前方側で対向する部分を車両前後方向に沿って開口形成している。なお、インタークーラー44については、後ほど詳しく説明する。
上部グリル開口部10は、図1に示すように、バンパーフェース5における車幅方向略中央部分を、車両上方が開口した正面視略逆五角形状に凹設した凹設部分に対して装着したフロントグリル11と、ボンネットガーニッシュ7とで、正面視略逆五角形状の開口を構成している。
なお、フロントグリル11は、図1及び図5に示すように、バンパーフェース5の凹設部分における縁端に沿うように形成するとともに、車両上方が開口した形状に形成している。このフロントグリル11には、車幅方向に延びるフィンを車両上下方向に所定間隔を隔てて並置するとともに、車幅方向略中央の車両上方側に社名などを示すエンブレム11aを配置している。
この上部グリル開口部10は、図1に示すように、正面視において、車両前部2の内部に配置した左右一対のホーン41、及びシャッターユニット50を、一体的に囲繞するような大きさの開口に構成している。
なお、左右一対のホーン41、及びシャッターユニット50については、後ほど詳しく説明する。
このような外観の車両前部2の内部には、図2から図5に示すように、車両前後方向に延びる左右一対のフロントサイドフレーム21と、フランジ22を介してフロントサイドフレーム21の前端に連結するとともに、フランジ22から車両前方に延びるクラッシュカン23と、クラッシュカン23の前端同士を車幅方向で連結するバンパーレインフォースメント24とを配置している。
さらに、車両前部2の内部には、フロントサイドフレーム21よりも車幅方向外側、かつ車両上方において、車両前後方向に延びる左右一対のエプロンレインフォースメント(図示省略)と、左右一対のエプロンレインフォースメントの前端同士を車幅方向で連結するシュラウドアッパパネル25と、車幅方向略中央において、シュラウドアッパパネル25、及びバンパーレインフォースメント24を連結するステー部材26とを配置している。
加えて、車両前部2の内部には、ボンネットガーニッシュ7及びシュラウドアッパパネル25との隙間を閉塞するクーリングパネル27(図5参照)と、バンパーレインフォースメント24、及びシュラウドアッパパネル25に支持されたシュラウド部材28と、シュラウド部材28の下部に支持された脚払い部材29とを配置している。
バンパーレインフォースメント24の後面には、図3に示すように、車両後方に向けて設けるとともに、シュラウド部材28を支持する左右一対のブラケット24aを予め接合している。
また、シュラウドアッパパネル25は、図2及び図5に示すように、車両前後方向において、クラッシュカン23の後端近傍と略同位置に配置している。
また、ステー部材26の下部には、図3に示すように、後述する導風部材60を締結する締結ボルト31が螺合するネジ孔26aを形成している。
また、シュラウド部材28は、図2から図4に示すように、合成樹脂製の正面視略矩形の枠状体であって、左右一対のクラッシュカン23の間に配置している。
詳述すると、シュラウド部材28は、車幅方向に延びるとともに、シュラウドアッパパネル25に支持されるシュラウド上部281と、シュラウド上部281の車幅方向両端から車両下方に延びる左右一対のシュラウド側部282と、車幅方向に所定間隔を隔てて、シュラウド側部282の間に介在するとともに、シュラウド上部281から車両下方に延びる2つのシュラウド中間支柱部283と、シュラウド側部282、及びシュラウド中間支柱部283の下端同士を車幅方向に連結するシュラウド下部(図示省略)とで一体形成している。
そして、シュラウド部材28は、シュラウド上部281、及びシュラウド下部の間において、シュラウド側部282とシュラウド中間支柱部283との間の空間を、車両前後方向に開口した導風路28aとして構成している。この導風路28aは、上部グリル開口部10を介して流入した外気が車両後方へ流下する流路として機能する。
シュラウド側部282には、図3に示すように、バンパーレインフォースメント24のブラケット24aに締結する締結ボルトが螺合するネジ孔(図示省略)と、後述するシャッターユニット50の側部を締結する締結ボルト32が螺合するネジ孔(図示省略)と、導風部材60の上部を支持する第1支持部284とを、車両下方からこの順番で設けている。
なお、第1支持部284は、車両前方へ突出した略柱状体であって、導風部材60を固定する樹脂クリップ33が装着されるクリップ装着孔284aを開口形成している。
シュラウド中間支柱部283には、図3及び図4に示すように、締結ボルト32が螺合するネジ孔よりも車両上方において、シャッターユニット50の上部を締結する締結ボルト34が螺合するネジ孔(図示省略)を設けている。
また、脚払い部材29は、図2に示すように、合成樹脂製の略平板状であって、その前端部分が車両前方へ突出するように湾曲した形成している。この脚払い部材29は、例えば、車両前部2が歩行者と接触した際、歩行者の脚を払ってボンネット6の上に掬い上げることで、歩行者に加わる衝突荷重を低減する機能を有している。
そして、上述した車両前部2の内部には、図3から図5に示すように、左右一対のヘッドライトユニット8と、シュラウドアッパパネル25の前面に装着した左右一対のホーン41と、ステー部材26に装着した前方レーダー42と、シュラウド部材28の後側に装着したラジエーター43と、バンパーレインフォースメント24よりも車両下方に配置したインタークーラー44と、バンパーレインフォースメント24よりも車両上方に配置したシャッターユニット50、及び導風部材60とを備えている。
ヘッドライトユニット8は、図4に示すように、車両前部2の内部に位置するランプハウジング8aが、シュラウドアッパパネル25に支持されている。このランプハウジング8aは、正面視において、車幅方向内側に突出するとともに、シュラウド側部282の前方でシュラウド側部282と重合する形状に形成している。
なお、ヘッドライトユニット8は、例えば、複数のLEDを備えたランプユニットであって、LEDランプの点灯などを制御する回路基板などをランプハウジング8a内に収容した構成とする。
また、左右一対のホーン41は、図4及び図5に示すように、正面視において、シュラウド側部282とシュラウド中間支柱部283との間における車幅方向外側の位置で、シュラウドアッパパネル25の前面に設けたホーン支持部25aに、ホーンブラケット42を介して装着固定している。このホーン41は、正面視渦巻型の共鳴管を有する構成であって、共鳴管の開口であるホーン開口部41aを、車両下方に向けて配置している。
また、前方レーダー42は、上部グリル開口部10のエンブレム11aと車両前後方向で対向するように、ステー部材26に装着している。この前方レーダー42は、例えば、ミリ波レーダーなどであって、車両前方を走行する車両、あるいは車両前方の障害物との間隔を計測する機能を有している。
また、ラジエーター43は、図4に示すように、シュラウド部材28のシュラウド上部281、及びシュラウド下部に装着固定している。このラジエーター43は、ラジエーターホース(図示省略)を介してエンジンと接続され、ラジエーター43を介してエンジン内部を循環する冷却水を、車両前方からの外気によって冷却する機能を有している。
また、インタークーラー44は、図3及び図5に示すように、バンパーレインフォースメント24よりも車両下方において、シュラウド部材28の前面に装着固定している。このインタークーラー44は、インタークーラーホース(図示省略)を介して、エンジン及び過給機(図示省略)に接続され、過給機からエンジンに向けて流下する圧縮空気を、車両前方からの外気によって冷却する機能を有している。
また、シャッターユニット50は、図3から図5に示すように、シュラウドアッパパネル25とバンパーレインフォースメント24との間における車両上下方向の長さに対して、略半分の車両上下方向の長さを有するとともに、車幅方向に長い正面視略矩形に構成している。
このシャッターユニット50は、車両上下方向において、シュラウドアッパパネル25とバンパーレインフォースメント24との間における車両下方側で、かつホーン41の下端に対して所定間隔を離間した位置に配置している。
さらに、シャッターユニット50は、車両前後方向において、上部グリル開口部10から車両後方に所定間隔を隔てるとともに、バンパーレインフォースメント24の前端よりも車両後方側に、その前端が位置するように配置している。
なお、シャッターユニット50は、開閉自在の複数のフラップ51を備えており、フラップ51の開閉によって、ラジエーター43に対する外気の供給を制御する機能を有している。
詳述すると、シャッターユニット50は、図4から図6に示すように、車幅方向に延びる複数のフラップ51と、フラップ51における車幅方向の両端を回転自在に支持する回転支持部52と、複数のフラップ51及び回転支持部52を一体的に囲繞するシャッター枠部材53と、フラップ51を回転駆動するアクチュエーター54とで構成している。
なお、複数のフラップ51、及び回転支持部52は、シャッター枠部材53の内部空間において、車両右側から回転支持部52、3つのフラップ51、回転支持部52、3つのフラップ51、及び回転支持部52の順番で配置している。
フラップ51は、図5及び図6に示すように、車幅方向における車両右側、及び車両左側に、それぞれ車両上下方向に所定間隔を隔てて3つ並置している。この車両右側のフラップ51と、車両左側のフラップ51とは、車幅方向に沿った仮想線を回転軸とした同軸上に配置している。
詳述すると、フラップ51は、上部グリル開口部10からシャッター枠部材53を介して車両後方へ外気が流下可能な状態、すなわちフラップ51が開いた状態において、車幅方向に延びるフラップ軸部511と、フラップ軸部511から車両後方へ延設した略平板状のフラップ後部512と、フラップ軸部511から車両前方へ延設した略平板状のフラップ前部513とで一体形成している。
なお、フラップ51は、車両前後方向に沿った断面において、車両上方に向けて緩やかに膨出した膨出部分514によって、フラップ後部512の上面とフラップ前部513の上面とが連続する断面形状に形成している。
フラップ前部513は、フラップ後部512に対して僅かに車両上方側に形成している。さらに、フラップ前部513における車両前後方向の長さは、フラップ後部512における車両前後方向の長さよりも短く形成している。
回転支持部52は、シャッター枠部材53の内部空間において、車両右側に配置した右側回転支持部52aと、車幅方向略中央に配置した中央回転支持部52bと、車両左側に配置した左側回転支持部52cとで構成している。
この右側回転支持部52a、中央回転支持部52b、及び左側回転支持部52cは、車両前後方向におけるホーン開口部41aの後端位置と略同位置において、フラップ51のフラップ軸部511を回転自在に支持するとともに、左右のフラップ51を一体的に回動可能に構成している。
詳述すると、回転支持部52は、フラップ51のフラップ軸部511を回転自在に軸支する軸支部などと、これらを収容する車両上下方向に長い正面視略矩形のハウジングなどで構成している。
そして、回転支持部52は、車両右側のフラップ51における右端を右側回転支持部52aが回転自在に支持し、車両右側のフラップ51における左端、及び車両左側のフラップ51における右端を中央回転支持部52bが回転自在に支持し、車両左側のフラップ51における左端を左側回転支持部52cが回転自在に支持するように構成している。
シャッター枠部材53は、図5及び図6に示すように、合成樹脂製の筒状体であって、車両上方に位置する天板部531と、車両下方に所定間隔を隔てて天板部531と対面する底板部532と、天板部531の右端及び底板部532の右端を連結する右側面部533と、天板部531の左端及び底板部532の左端を連結する左側面部534とで正面視略矩形に形成している。
さらに、シャッター枠部材53には、シュラウド部材28のシュラウド側部282に固定される2つの側方取付部535と、シュラウド部材28のシュラウド中間支柱部283に固定される2つの上方取付部536と、導風部材60の下部を支持する2つの第2支持部537とを一体形成している。
なお、シャッター枠部材53は、シュラウド部材28に装着した状態において、バンパーレインフォースメント24の上面よりも車両上方に底板部532が位置するように、側方取付部535、及び上方取付部536を備えている。
天板部531は、フラップ51が開いた状態において、フラップ51の前端よりも車両前方に前端が位置する略庇状に形成している。
詳述すると、天板部531は、図5に示すように、フラップ51のフラップ軸部511よりも車両後方側に位置する天板後部531aと、フラップ軸部511よりも車両前方側に位置する天板前部531bとで一体形成している。
天板後部531aは、車幅方向に長い平面視略矩形の略平板状であって、その下面が車両後方上方へ向けて傾斜した形状に形成している。
天板前部531bは、天板後部531aの前端における肉厚よりも車両下方側に厚肉で、天板後部531aの前端から車両前方へ向けて延設している。このため、天板前部531bの後端には、天板後部531aよりも車両下方に突出するとともに、略鉛直な後面が形成されている。
さらに、天板前部531bの前端は、図3及び図6に示すように、車両前部2に装着した際、ステー部材26と対向する車幅方向略中央近傍を除く部分を、車両前方へ向けて平面視略円弧状に湾曲させた形状に形成している。
この天板前部531bの前端は、図5に示すように、車幅方向におけるホーン41の略中央で、かつ車両前後方向に沿った断面において、ホーン開口部41aの前端よりも車両後方に位置する断面形状に形成している。
加えて、天板前部531bの下面には、図6に示すように、車両上方へ凹設するとともに、車両前後方向に沿って延びる天板導風溝531cを、車幅方向に所定間隔を隔てて4つ形成している。
底板部532は、平面視において、天板部531と略同形状に形成している。
詳述すると、底板部532は、図5に示すように、フラップ51のフラップ軸部511よりも車両後方側に位置する底板後部532aと、フラップ軸部511よりも車両前方側に位置する底板前部532bとで一体形成している。
底板後部532aは、天板後部531aと略同等の大きさで、車幅方向に長い平面視略矩形の略平板状であって、その上面が車両後方下方へ向けて傾斜した形状に形成している。
底板前部532bは、底板後部532aの前端における肉厚よりも薄肉で、底板後部532aの車両上下方向略中央から車両前方下方へ向けて傾斜するように延設している。このため、底板後部532aの前端には、底板前部532bよりも車両上方に突出するとともに、略鉛直な前面が形成されている。
さらに、底板前部532bの前端は、図3及び図6に示すように、車両前部2に装着した際、ステー部材26と対向する車幅方向略中央近傍を除く部分を、車両前方へ向けて平面視略円弧状に湾曲させた形状に形成している。
加えて、底板前部532bには、図3及び図6に示すように、車両下方へ凹設するとともに、車両前後方向に沿って延びる底板導風溝532cを、車幅方向に所定間隔を隔てて6つ形成している。
右側面部533、及び左側面部534は、車幅方向に所定の厚みを有する側面視略矩形の平板状に形成している。
側方取付部535は、図3及び図6に示すように、右側面部533、及び左側面部534の後端から、それぞれ車幅方向の外側へ向けて延設した平面視略矩形の略平板状に形成している。この側方取付部535には、シュラウド側部282のネジ孔に螺合する締結ボルト32が挿通するボルト挿通孔(図示省略)を開口形成している。
上方取付部536は、図3及び図4に示すように、天板後部531aの上面から車両上方へ向けて立設している。この上方取付部536には、シュラウド中間支柱部283のネジ孔に螺合する締結ボルト34が挿通するボルト挿通孔(図示省略)を開口形成している。
第2支持部537は、図3及び図6に示すように、シャッター枠部材53における車両右下の隅部近傍、及び車両左下の隅部近傍に形成している。
詳述すると、第2支持部537は、右側面部533の車両前方下端、及び左側面部534の車両前方下端から、それぞれ車幅方向外側へ向けて延設した正面視略矩形の平板部分537aと、平板部分537aの上端、及び側方取付部535の下端を連結する上面部分537bと、平板部分537aにおける車幅方向外側の縁端、及び側方取付部535の下端を連結する側面部分537cとで一体形成している。
さらに、平板部分537aには、導風部材60を固定する樹脂クリップ35が装着されるクリップ装着孔537dを開口形成している。
そして、車両右側の第2支持部537は、右側面部533とで、車両前後方向に延びるとともに、車両下方側が開口した略ボックス状に構成している。一方、車両左側の第2支持部537は、左側面部534とで、車両前後方向に延びるとともに、車両下方側が開口した略ボックス状に構成している。
アクチュエーター54は、駆動モーターや、複数の歯車などを、所定のハウジングに収容して構成している。このアクチュエーター54は、図6に示すように、シャッター枠部材53の右側面部533に装着するとともに、右側回転支持部52aに連結して、複数のフラップ51を一体的に回動可能に構成している。
上述した構成のシャッターユニット50は、図5に示したフラップ51が開いた状態から、アクチュエーター54がフラップ51を回動させることで、車両後方への外気の流下を阻害するフラップ51が閉じた状態(図7参照)に移行する。この際、フラップ51は、フラップ軸部511を回転中心として、フラップ後部512が車両上方前方へ向けて回転する。
そして、フラップ51が閉じた状態において、最上段に位置するフラップ51は、図7に示すように、天板前部531bの後面にフラップ後部512が回転方向で当接するとともに、中段に位置するフラップ51のフラップ後部512にフラップ前部513が回転方向で当接する。
一方、最下段に位置するフラップ51は、図7に示すように、中段に位置するフラップ51のフラップ前部513にフラップ後部512が回転方向で当接するとともに、底板後部532aの前面にフラップ前部513が回転方向で当接する。
このようにして、シャッターユニット50は、シャッター枠部材53の内部を外気が流下可能な状態と、シャッター枠部材53の内部を外気が流下不可な状態とに移行する。
また、導風部材60は、図2、図3及び図5に示すように、上部グリル開口部10の下部と、フラップ51との間を閉塞するように配置している。この導風部材60は、図4に示すように、車両上方側が開口した合成樹脂製の正面視略コ字状であって、正面視において、シャッター枠部材53及びアクチュエーター54を一体的に囲繞する大きさに形成している。
詳述すると、導風部材60は、図3から図5に示すように、上部グリル開口部10の下部、及びフラップ51の間に配置した下面部61と、下面部61における車幅方向の両端から車両上方へ立設した左右一対の側壁部62とで一体形成している。
さらに、導風部材60には、シュラウド部材28の第1支持部284に固定される2つの第1固定部63と、シャッターユニット50の第2支持部537に固定される2つの第2固定部64と、ステー部材26に固定される1つの第3固定部65とを一体形成している。
加えて、導風部材60は、上部グリル開口部10から流入した外気がヘッドライトユニット8に向けて流下可能な開口である導風開口60aを、側壁部62の上方に設けている。
下面部61は、図3、図5、及び図8に示すように、シャッターユニット50に装着した状態において、シャッターユニット50における車幅方向の長さと略同等の車幅方向の長さを有する形状に形成している。
さらに、下面部61は、シャッターユニット50に装着した状態において、バンパーレインフォースメント24の前端と略同位置に前端が位置するとともに、シャッターユニット50の底板部532の前端よりも車両後方に後端が位置する車両前後方向の長さを有する形状に形成している。
具体的には、下面部61は、図3、図5、及び図8に示すように、シャッターユニット50の底板部532に対して車両上方に所定間隔を隔てた位置で対面する上段面部分611と、バンパーレインフォースメント24の上面に対して車両上方に所定間隔を隔てた位置で対面する下段面部分612と、上段面部分611の前端及び下段面部分612の後端を車両上下方向に連結する前方壁部分613とで構成している。
上段面部分611は、正面視において、車幅方向の両端が車両下方へ下がった段付き形状に形成している。この上段面部分611は、車両前後方向に沿った断面において、シャッターユニット50の底板部532における前端よりも車両後方に後端が位置するとともに、後端から車両前方下方へ向けて僅かに傾斜した断面形状に形成している。
換言すると、上段面部分611は、シャッターユニット50に装着した状態において、その後端近傍が、車両上下方向に所定間隔を隔てて、シャッターユニット50の底板部532における前端近傍と重合するように形成している。
下段面部分612は、正面視において、上段面部分611における車幅方向の両端に向けて、車幅方向の両端が車両上方へ向けて緩やかに傾斜した形状に形成している。この下段面部分612は、車両前後方向に沿った断面において、後端から車両前方下方へ向けて僅かに傾斜した断面形状に形成している。
さらに、下段面部分612には、車両下方へ向けて凹設するとともに、車両前後方向に延びる導風溝612aを、車幅方向に所定間隔を隔てて2つ形成している。
側壁部62は、図3及び図8に示すように、車幅方向に所定の厚みを有する平板状の側壁本体部分621と、側壁本体部分621の前端に沿って形成した外方縁部分622と、側壁本体部分621の後端及び下端に沿って形成した内方縁部分623とで構成している。
側壁本体部分621は、図4に示すように、シャッターユニット50よりも車両上方、かつヘッドライトユニット8のランプハウジング8aよりも車両下方に、上端が位置する車両上下方向の長さで立設している。
これにより、導風部材60は、車両前部2に装着した状態において、シュラウドアッパパネル25とシャッターユニット50の間における車両上方側に、ヘッドライトユニット8へ向けて外気が流下可能な空間である導風開口60aを形成している。
外方縁部分622は、側壁本体部分621の前端を車幅方向外側へ向けて略直角に延設するとともに、その下端が下面部61の前端近傍と連結するように形成している。
内方縁部分623は、側壁本体部分621の後端及び下端を車幅方向内側へ向けて略直角に延設して形成するとともに、その下端が下面部61における車幅方向の縁端と連結するように形成している。
第1固定部63は、左右一対の側壁部62の上端にそれぞれ形成している。詳述すると、第1固定部63は、内方縁部分623の上端から側壁本体部分621の上端に沿って車両前方へ延設したのち、車両上方へ向けて立設した正面視略矩形の平板状に形成している。この第1固定部63には、樹脂クリップ33が挿通するクリップ挿通孔63aを開口形成している。
第2固定部64は、下面部61における車幅方向の両端に、車両上方へ向けて立設した略平板状に形成している。詳述すると、第2固定部64は、上段面部分611の車両下方へ下がった部分の後端と、側壁部62の内方縁部分623とを連結するように車両上方へ立設している。
さらに、第2固定部64には、樹脂クリップ35が挿通するクリップ挿通孔64aを開口形成している。このクリップ挿通孔64aは、シャッターユニット50の底板部532から車両上方に所定間隔を隔てた位置に下面部61が位置する状態で、シャッターユニット50の第2支持部537に樹脂クリップ35を装着可能な位置に開口形成している。
第3固定部65は、下面部61における車幅方向略中央に車両上方へ向けて形成している。詳述すると、第3固定部65は、前方壁部分613における車幅方向略中央を車両上方へ延設するとともに、上段面部分611と連結するように延設した平面視略コ字状に形成している。この第3固定部65には、ステー部材26の下部に設けたネジ孔26aに螺合する締結ボルト31が挿通するボルト挿通孔65aを開口形成している。
このような構成の導風部材60には、図3及び図8に示すように、外方縁部分622における上部及び下部の前面、内方縁部分623における後面及び下面、前方壁部分613の後面、並びに下段面部分612の下面に、弾性を有する略角柱状のスポンジ66を貼付している。
外方縁部分622における上部及び下部の前面に貼付したスポンジ66は、車両前部2に導風部材60を装着した状態において、バンパーフェース5の後面と当接するように配置している。
内方縁部分623における後面に貼付したスポンジ66は、車両前部2に導風部材60を装着した状態において、シャッターユニット50の側方取付部535と当接するように配置している。
内方縁部分623における下面、前方壁部分613の後面、並びに下段面部分612の下面に貼付したスポンジ66は、バンパーレインフォースメント24と当接するように配置している。
次に、上述した構成の車両前部2において、上部グリル開口部10から流入した外気Wの流れについて、図9及び図10を用いて詳しく説明する。
なお、図9はフラップ51が開いた状態における外気Wの流れを説明する説明図を示し、図10はフラップ51が閉じた状態における外気Wの流れを説明する説明図を示している。
まず、フラップ51が開いた状態の場合、上部グリル開口部10から流入した外気Wは、図9に示すように、ホーン41の周辺、及びシャッターユニット50のフラップ51の間を通って、シュラウド部材28の導風路28aから車両後方へ向けて流下する。
一方、フラップ51が閉じた状態の場合、上部グリル開口部10の下部から流入した外気Wは、図10に示すように、フラップ51によって車両後方への流動が阻害される。このため、上部グリル開口部10の下部から流入した外気Wは、シャッターユニット50によって車両上方へ偏向する。
その後、車両上方へ偏向した外気Wは、導風部材60における車両上方の開口と、導風開口60aとを通って車両上方へ流動するとともに、上部グリル開口部10の上部から車両後方へ向けて流下する外気Wと合流して、車両後方へ流下する。
この際、導風開口60aを通る外気Wは、ヘッドライトユニット8のランプハウジング8aへ向けて流動したのち、上部グリル開口部10の上部から車両後方へ向けて流下する外気Wと合流して車両後方へ向けて流下する。
そして、外気Wは、ホーン41の周辺、及びシュラウド部材28の導風路28aを通って、ラジエーター43の上部を通過したのち、ボンネット6の下面に沿うように車両後方へ流下する。つまり、フラップ51が閉じた状態の場合、上部グリル開口部10から流入した外気Wは、車両前部2の内部における上方部分を通って、車両後方へ流下する。
以上のような外気Wの流れを実現する構成の自動車1の前部整流構造は、シャッターユニット50を通過する外気Wの流動を阻害することなく、車両前部2を還流する熱気によるアクチュエーター54の不具合を防止することができる。
具体的には、シャッター枠部材53の外周面にアクチュエーター54を配置しているため、シャッターユニット50は、シャッター枠部材53の内部にアクチュエーター54を配置した場合に比べて、フラップ51が開いた状態におけるシャッター枠部材53の開口面積を所望する大きさで、確実に確保することができる。
そして、シャッター枠部材53とアクチュエーター54とを一体的に囲う形状に形成したことにより、導風部材60は、上部グリル開口部10から流入した外気Wをアクチュエーター54にも導風することができる。このため、自動車1の前部整流構造は、フラップ51の開閉状態に関わらず、シャッター枠部材53の側面に配置したアクチュエーター54を常時冷却することができる。
さらに、上部グリル開口部10から流入した外気によって、車両前部2を還流する熱気は、より車両上方へ流動し易くなる。このため、導風部材60は、車両前部2を還流する熱気が、導風部材60の側方から内部へ流入することを阻止することができる。
これにより、自動車1の前部整流構造は、車両上方が開口した正面視略コ字状の導風部材60であっても、車両前部2を還流する熱気に、アクチュエーター54がさらされることを防止できる。
従って、自動車1の前部整流構造は、シャッター枠部材53の外周面に配置したアクチュエーター54を一体的に囲う導風部材60によって、シャッターユニット50を通過する外気Wの流動を阻害することなく、車両前部2を還流する熱気によるアクチュエーター54の不具合を防止することができる。
また、上部グリル開口部10に対して車両前後方向で対向配置するとともに、上部グリル開口部10の開口範囲内において対向可能な大きさで、シャッターユニット50を形成したことにより、自動車1の前部整流構造は、シャッターユニット50を通過する外気Wの流動を阻害することなく、アクチュエーター54をより安定して冷却することができる。
具体的には、上部グリル開口部10の開口範囲内において対向可能な大きさにシャッターユニット50を形成したことにより、アクチュエーター54は、上部グリル開口部10と確実に対向することができる。
さらに、シャッター枠部材53とアクチュエーター54とを一体的に囲繞する導風部材60により、自動車1の前部整流構造は、上部グリル開口部10を介して流入した外気Wをより安定してアクチュエーター54に導風することができる。
加えて、正面視における上部グリル開口部10の開口面積に対して、正面視におけるシャッター枠部材53の面積が小さいため、シャッターユニット50は、シャッター枠部材53を通過する外気Wの流速が低下することを防止できる。
このため、自動車1の前部整流構造は、シャッターユニット50よりも車両後方に配置したラジエーター43などに対して、外気Wを確実に供給することができる。
従って、自動車1の前部整流構造は、上部グリル開口部10の開口範囲内において対向可能な大きさにシャッターユニット50を形成したことにより、シャッターユニット50を通過する外気Wの流動を阻害することなく、アクチュエーター54をより安定して冷却することができる。
また、シャッター枠部材53の右側面部533にアクチュエーター54を備え、車両上方が開口した正面視略コ字状に導風部材60を形成したことにより、自動車1の前部整流構造は、万一、フラップ51が閉じたままの状態になっても、シャッターユニット50よりも車両後方へ外気Wを供給することができ、例えば、エンジンルーム内の熱害を抑制することができる。
具体的には、例えば、上部グリル開口部10とシャッターユニット50とを連結する略筒状の導風部材の場合、万一、フラップ51が閉じたままの状態になると、シャッターユニット50の後方に配置したラジエーター43やエンジンに外気Wが供給されなくなる。このため、ラジエーター43などを冷却することができず、かつエンジンによって暖められた熱気が滞留するため、エンジンルーム内において、各部品に熱害が発生するおそれがあった。
そこで、車両上方が開口した正面視略コ字状に導風部材60を形成したことにより、導風部材60は、フラップ51が閉じたシャッターユニット50との協働によって、上部グリル開口部10を介して流入した外気Wを、車両上方側の開口を介して、車両後方へ供給することができる。
これにより、自動車1の前部整流構造は、万一、フラップ51が閉じたままの状態になっても、シャッターユニット50の後方における上部空間に溜まった熱気を、車両後方へ送風することができる。このため、自動車1の前部整流構造は、万一、フラップ51が閉じたままの状態になっても、エンジンルーム内の熱害を抑制することができる。
さらに、フラップ51が閉じた状態の場合、シャッターユニット50と導風部材60との協働によって、ラジエーター43やエンジンに対して、上部グリル開口部10から流入した外気Wが直接的に供給され難くなる。
このため、車両上方が開口した正面視略コ字状の導風部材60であっても、自動車1の前部整流構造は、フラップ51を閉じることで、エンジンルーム内の上部空間に溜まり易い熱気を車両後方へ送風しながら、冷却水や潤滑油を所望する温度に早期に上昇させることができる。
従って、自動車1の前部整流構造は、車両上方が開口した正面視略コ字状の導風部材60によって、万一、フラップ51が閉じたままの状態になっても、シャッターユニット50よりも車両後方へ外気Wを供給することができ、例えば、エンジンルーム内の熱害を抑制することができる。
また、ステー部材26に前方レーダー42を備え、シャッター枠部材53の右側面部533にアクチュエーター54を配置したことにより、自動車1の前部整流構造は、アクチュエーター54が発する電磁ノイズによって、前方レーダー42に不具合が生じることを抑制できる。
具体的には、駆動モーターをアクチュエーター54に備えた場合、駆動モーターの回転に伴って、アクチュエーター54が、電磁ノイズを発することがある。このため、アクチュエーター54と前方レーダー42とが近接するほど、前方レーダー42は、電磁ノイズの影響を受け易くなり、車両前方の状態を誤検知するおそれがあった。
そこで、ステー部材26に前方レーダー42を備え、シャッター枠部材53の右側面部533にアクチュエーター54を配置したことにより、前方レーダー42は、アクチュエーター54に対して離間できるため、アクチュエーター54が発する電磁ノイズの影響を受け難くなる。
従って、自動車1の前部整流構造は、ステー部材26に前方レーダー42を備え、シャッター枠部材53の右側面部533にアクチュエーター54を配置したことにより、アクチュエーター54が発する電磁ノイズによって、前方レーダー42に不具合が生じることを抑制できる。
また、ヘッドライトユニット8近傍と連通する導風開口60aを導風部材60に備えたことにより、自動車1の前部整流構造は、フラップ51の開閉状態に関わらず、ヘッドライトユニット8に外気Wを供給できるとともに、ヘッドライトユニット8による熱気がアクチュエーター54へ流動することを抑制できる。
具体的には、例えば、LEDランプのように動作によって発熱するヘッドライトユニット8の場合、ヘッドライトユニット8は、内蔵した回路基板などの保護、及び安定した動作のため、強制的な冷却が必要となる。
そこで、導風部材60に導風開口60aを設けたことにより、導風部材60は、上部グリル開口部10から流入した外気Wを、アクチュエーター54、及びヘッドライトユニット8に導風することができる。
この際、導風部材60は、フラップ51の開閉状態に関わらず、ヘッドライトユニット8へ外気Wを導風できるため、冷却が所望されるヘッドライトユニット8を安定して冷却することができる。
さらに、アクチュエーター54よりも車両上方に導風開口60aを備えているため、導風部材60は、ヘッドライトユニット8による熱気が、導風部材60の内部空間へ流入することを防止できる。
従って、自動車1の前部整流構造は、アクチュエーター54よりも車両上方に導風開口60aによって、フラップ51の開閉状態に関わらず、ヘッドライトユニット8に外気Wを供給できるとともに、ヘッドライトユニット8によって加熱された熱気にアクチュエーター54がさらされることを防止できる。
また、導風部材60の第3固定部65と、ステー部材26とを連結したことにより、自動車1の前部整流構造は、シャッター枠部材53の車幅方向略中央に導風部材60を直接的に連結した場合に比べて、複数のフラップ51をより安定して回動させることができる。
具体的には、例えば、シャッター枠部材53における底板部532の車幅方向略中央に導風部材60を直接的に連結した場合、上部グリル開口部10から流入した外気Wの圧力変動による下面部61の振動が、剛性の低い底板部532を介して伝達されると、シャッター枠部材53に振動によるゆがみが生じることがある。
このため、例えば、シャッター枠部材53に支持されたリンク機構によって、複数のフラップ51を回動させる構成の場合、シャッター枠部材53のゆがみによって、摺動抵抗の増加や軸ずれなどが生じて、リンク機構の動作が阻害されるおそれがあった。
特に、複数のフラップ51を回動させるリンク機構は、単一のフラップを回動させるリンク機構に比べて、その構造が複雑になり易いため、シャッター枠部材53のゆがみによる影響を受けやすい。
そこで、導風部材60の第3固定部65と、ステー部材26とを連結したことにより、自動車1の前部整流構造は、導風部材60の振動をステー部材26に伝達することができ、シャッター枠部材53への振動伝達を抑制することができる。
これにより、自動車1の前部整流構造は、振動によるシャッター枠部材53のゆがみを抑制することができる。このため、シャッター枠部材53に支持されたリンク機構によって、複数のフラップ51を回動させる構成であっても、自動車1の前部整流構造は、リンク機構の動作が阻害されることを防止できる。
従って、自動車1の前部整流構造は、導風部材60の第3固定部65と、ステー部材26とを連結したことで、シャッター枠部材53の車幅方向略中央に導風部材60を直接的に連結した場合に比べて、振動によるシャッター枠部材53のゆがみを抑制でき、複数のフラップ51をより安定して回動させることができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明のグリル開口部は、実施形態の上部グリル開口部10に対応し、
以下同様に、
シャッター枠部は、シャッター枠部材53に対応し、
駆動機構部は、アクチュエーター54に対応し、
シャッター枠部の外周面、シャッター枠部の側部は、シャッター枠部材53の右側面部533に対応し、
所定の電子機器は、前方レーダー42に対応し、
発熱機器は、ヘッドライトユニット8に対応し、
連通路は、導風開口60aに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
例えば、上述した実施形態において、シャッターユニット50、及び導風部材60の第1固定部63をシュラウド部材28に取付ける構成としたが、これに限定せず、剛性の高い車体側部材であれば、例えば、シュラウド部材28を支持する適宜の車体側部材であってもよい。
また、車両上下方向にフラップ51を並置したシャッターユニット50としたが、これに限定せず、車幅方向にフラップを並置したシャッターユニットであってもよい。
シャッター枠部材53の右側面部533にアクチュエーター54を配置したが、これに限定せず、シャッター枠部材53の天板部531の上面、あるいは底板部532の下面にアクチュエーター54を配置してもよい。この場合、導風部材60は、シャッター枠部材53とアクチュエーター54とを一体的に囲繞する車両上下方向の長さを有する形状に形成する。
また、合成樹脂製の導風部材60としたが、これに限定せず、金属製の薄板を折り曲げ加工して形成した導風部材としてもよい。
また、車両上方側が開口した正面視略コ字状の導風部材60としたが、これに限定せず、車両下方側が開口した正面視略コ字状の導風部材、あるいは正面視略矩形の筒状体の導風部材としてもよい。
また、車両前方を走行する車両、あるいは車両前方の障害物との間隔を計測する前方レーダー42としたが、これに限定せず、車両前方を撮像するカメラなどであってもよい。
また、導風開口60aを、側壁部62の上方を切欠くようにして導風部材60に設けたが、これに限定せず、側壁部62の一部を開口した導風開口であってもよい。あるいは、正面視略矩形の導風部材の場合、上面部分の一部を開口した導風開口であってもよい。
2…車両前部
5…バンパーフェース
8…ヘッドライトユニット
10…上部グリル開口部
24…バンパーレインフォースメント
42…前方レーダー
50…シャッターユニット
51…フラップ
53…シャッター枠部材
54…アクチュエーター
60…導風部材
60a…導風開口
533…右側面部

Claims (4)

  1. 車両前部のバンパーレインフォースメントよりも車両上方側に配置した開閉自在なシャッターユニットと、
    該シャッターユニットよりも車両前方に配置したバンパーフェースに開口形成するとともに、前記シャッターユニットと対向するグリル開口部と、
    該グリル開口部から前記シャッターユニットへ導風する導風部材とを備えた自動車の前部整流構造であって、
    前記シャッターユニットに、
    開閉自在に支持されたフラップと、
    該フラップを一体的に囲繞するシャッター枠部と、
    該シャッター枠部の側部、または下部に設けるとともに、前記フラップを開閉駆動する駆動機構部とを備え、
    前記導風部材を、
    車両上下方向において、前記バンパーレインフォースメントに近接配置するとともに、正面視において、前記シャッター枠部、及び前記駆動機構部を一体的に囲う車両上方が開口した正面視略コ字状に形成した
    自動車の前部整流構造。
  2. 前記シャッターユニットを、
    前記グリル開口部に対して車両前後方向で対向配置するとともに、前記グリル開口部の開口範囲内において対向可能な大きさに形成した
    請求項1に記載の自動車の前部整流構造。
  3. 前記シャッターユニットよりも車両前方における車幅方向の略中央に、
    前記バンパーフェースよりも車両前方を検知する所定の電子機器を備え、
    前記駆動機構部を、
    前記シャッター枠部の側部に配置した
    請求項1または請求項2に記載の自動車の前部整流構造。
  4. 前記シャッターユニットよりも車両上方側に、冷却が所望される発熱機器を備え、
    前記導風部材に、
    前記シャッターユニットの前記駆動機構部よりも車両上方において、前記発熱機器近傍と連通する連通路を備えた
    請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の自動車の前部整流構造。
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