JP6380292B2 - 自動車の前部整流構造 - Google Patents
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Description
さらに、昨今では、さらなる燃費向上や排出ガス低減を図るために、グリル開口部から流入した外気の流動を制御するシャッターユニットを備えた自動車が知られている(特許文献1、及び特許文献2参照)。
上記駆動機構部は、フラップに連結されたリンク機構、歯車、及び歯車やリンクを駆動させる駆動モーターなどとすることができ、シャッター枠部の側面、上面、あるいは下面に配置することができる。
上記導風部材は、合成樹脂製、あるいは金属製とすることができ、例えば、車両上方側が開口した正面視略コ字状の導風部材することができる。あるいは、正面視略矩形の筒状体などすることができる。
具体的には、シャッター枠部の外周面に駆動機構部を配置しているため、シャッターユニットは、シャッター枠部の内部に駆動機構部を配置した場合に比べて、フラップが開いた状態におけるシャッター枠部の開口面積を所望する大きさで、確実に確保することができる。
具体的には、グリル開口部の開口範囲内において対向可能な大きさにシャッターユニットを形成したことにより、駆動機構部は、グリル開口部と確実に対向することができる。
従って、自動車の前部整流構造は、グリル開口部の開口範囲内において対向可能な大きさにシャッターユニットを形成したことにより、シャッターユニットを通過する外気の流動を阻害することなく、駆動機構部をより安定して冷却することができる。
上記発熱機器は、例えば、前照灯で構成されたヘッドライトユニット、あるいは前照灯や車幅灯などで構成されたヘッドライトユニットなどとすることができる。
上記連通路は、例えば、車両上方側が開口した正面視略コ字状の導風部材における上方部分を切り欠いて形成した連通路とすることができる。もしくは正面視略矩形の導風部材における側部、あるいは上部の一部を開口形成した連通路などとすることができる。
具体的には、シャッターユニットの車両上方には、例えば、LEDヘッドランプのように動作によって発熱する発熱機器が配置されていることがある。このような発熱機器は、内蔵した回路基板などの保護、及び安定した動作のため、強制的な冷却が必要となる。
まず、本実施形態における自動車1は、インタークーラー付過給機を備えたエンジン(図示省略)を、車両前部2に搭載した車両である。この自動車1における車両前部2について、図1から図8を用いて詳しく説明する。
また、図中において、矢印Fr及びRrは車両前後方向を示しており、矢印Frは車両前方を示し、矢印Rrは車両後方を示している。さらに、矢印Rh及びLhは車幅方向を示しており、矢印Rhは車両右方向を示し、矢印Lhは車両左方向を示している。加えて、図中の上方を車両上方とし、図中の下方を車両下方とする。
そして、バンパーフェース5における車幅方向略中央には、車両前部2の内部に外気を取り込む取込口として、下部グリル開口部9と、上部グリル開口部10とを、車両下方からこの順番で開口形成している。
なお、左右一対のホーン41、及びシャッターユニット50については、後ほど詳しく説明する。
また、シュラウドアッパパネル25は、図2及び図5に示すように、車両前後方向において、クラッシュカン23の後端近傍と略同位置に配置している。
また、シュラウド部材28は、図2から図4に示すように、合成樹脂製の正面視略矩形の枠状体であって、左右一対のクラッシュカン23の間に配置している。
シュラウド中間支柱部283には、図3及び図4に示すように、締結ボルト32が螺合するネジ孔よりも車両上方において、シャッターユニット50の上部を締結する締結ボルト34が螺合するネジ孔(図示省略)を設けている。
詳述すると、天板部531は、図5に示すように、フラップ51のフラップ軸部511よりも車両後方側に位置する天板後部531aと、フラップ軸部511よりも車両前方側に位置する天板前部531bとで一体形成している。
天板前部531bは、天板後部531aの前端における肉厚よりも車両下方側に厚肉で、天板後部531aの前端から車両前方へ向けて延設している。このため、天板前部531bの後端には、天板後部531aよりも車両下方に突出するとともに、略鉛直な後面が形成されている。
詳述すると、底板部532は、図5に示すように、フラップ51のフラップ軸部511よりも車両後方側に位置する底板後部532aと、フラップ軸部511よりも車両前方側に位置する底板前部532bとで一体形成している。
側方取付部535は、図3及び図6に示すように、右側面部533、及び左側面部534の後端から、それぞれ車幅方向の外側へ向けて延設した平面視略矩形の略平板状に形成している。この側方取付部535には、シュラウド側部282のネジ孔に螺合する締結ボルト32が挿通するボルト挿通孔(図示省略)を開口形成している。
詳述すると、第2支持部537は、右側面部533の車両前方下端、及び左側面部534の車両前方下端から、それぞれ車幅方向外側へ向けて延設した正面視略矩形の平板部分537aと、平板部分537aの上端、及び側方取付部535の下端を連結する上面部分537bと、平板部分537aにおける車幅方向外側の縁端、及び側方取付部535の下端を連結する側面部分537cとで一体形成している。
そして、車両右側の第2支持部537は、右側面部533とで、車両前後方向に延びるとともに、車両下方側が開口した略ボックス状に構成している。一方、車両左側の第2支持部537は、左側面部534とで、車両前後方向に延びるとともに、車両下方側が開口した略ボックス状に構成している。
このようにして、シャッターユニット50は、シャッター枠部材53の内部を外気が流下可能な状態と、シャッター枠部材53の内部を外気が流下不可な状態とに移行する。
加えて、導風部材60は、上部グリル開口部10から流入した外気がヘッドライトユニット8に向けて流下可能な開口である導風開口60aを、側壁部62の上方に設けている。
さらに、下段面部分612には、車両下方へ向けて凹設するとともに、車両前後方向に延びる導風溝612aを、車幅方向に所定間隔を隔てて2つ形成している。
内方縁部分623は、側壁本体部分621の後端及び下端を車幅方向内側へ向けて略直角に延設して形成するとともに、その下端が下面部61における車幅方向の縁端と連結するように形成している。
内方縁部分623における後面に貼付したスポンジ66は、車両前部2に導風部材60を装着した状態において、シャッターユニット50の側方取付部535と当接するように配置している。
内方縁部分623における下面、前方壁部分613の後面、並びに下段面部分612の下面に貼付したスポンジ66は、バンパーレインフォースメント24と当接するように配置している。
なお、図9はフラップ51が開いた状態における外気Wの流れを説明する説明図を示し、図10はフラップ51が閉じた状態における外気Wの流れを説明する説明図を示している。
従って、自動車1の前部整流構造は、上部グリル開口部10の開口範囲内において対向可能な大きさにシャッターユニット50を形成したことにより、シャッターユニット50を通過する外気Wの流動を阻害することなく、アクチュエーター54をより安定して冷却することができる。
この発明のグリル開口部は、実施形態の上部グリル開口部10に対応し、
以下同様に、
シャッター枠部は、シャッター枠部材53に対応し、
駆動機構部は、アクチュエーター54に対応し、
シャッター枠部の外周面、シャッター枠部の側部は、シャッター枠部材53の右側面部533に対応し、
所定の電子機器は、前方レーダー42に対応し、
発熱機器は、ヘッドライトユニット8に対応し、
連通路は、導風開口60aに対応するが、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
また、車両上下方向にフラップ51を並置したシャッターユニット50としたが、これに限定せず、車幅方向にフラップを並置したシャッターユニットであってもよい。
また、車両上方側が開口した正面視略コ字状の導風部材60としたが、これに限定せず、車両下方側が開口した正面視略コ字状の導風部材、あるいは正面視略矩形の筒状体の導風部材としてもよい。
5…バンパーフェース
8…ヘッドライトユニット
10…上部グリル開口部
24…バンパーレインフォースメント
42…前方レーダー
50…シャッターユニット
51…フラップ
53…シャッター枠部材
54…アクチュエーター
60…導風部材
60a…導風開口
533…右側面部
Claims (4)
- 車両前部のバンパーレインフォースメントよりも車両上方側に配置した開閉自在なシャッターユニットと、
該シャッターユニットよりも車両前方に配置したバンパーフェースに開口形成するとともに、前記シャッターユニットと対向するグリル開口部と、
該グリル開口部から前記シャッターユニットへ導風する導風部材とを備えた自動車の前部整流構造であって、
前記シャッターユニットに、
開閉自在に支持されたフラップと、
該フラップを一体的に囲繞するシャッター枠部と、
該シャッター枠部の側部、または下部に設けるとともに、前記フラップを開閉駆動する駆動機構部とを備え、
前記導風部材を、
車両上下方向において、前記バンパーレインフォースメントに近接配置するとともに、正面視において、前記シャッター枠部、及び前記駆動機構部を一体的に囲う車両上方が開口した正面視略コ字状に形成した
自動車の前部整流構造。 - 前記シャッターユニットを、
前記グリル開口部に対して車両前後方向で対向配置するとともに、前記グリル開口部の開口範囲内において対向可能な大きさに形成した
請求項1に記載の自動車の前部整流構造。 - 前記シャッターユニットよりも車両前方における車幅方向の略中央に、
前記バンパーフェースよりも車両前方を検知する所定の電子機器を備え、
前記駆動機構部を、
前記シャッター枠部の側部に配置した
請求項1または請求項2に記載の自動車の前部整流構造。 - 前記シャッターユニットよりも車両上方側に、冷却が所望される発熱機器を備え、
前記導風部材に、
前記シャッターユニットの前記駆動機構部よりも車両上方において、前記発熱機器近傍と連通する連通路を備えた
請求項1から請求項3のいずれか1つに記載の自動車の前部整流構造。
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