JP2017030846A - カップゴム使用のバックサクション機構、このバックサクション機構を備えた二重容器、およびこの二重容器を備えたスクイーズ操作態様のポンプ式製品 - Google Patents
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Abstract
【課題】カップゴム使用の内容物放出動作におけるバックサクション作用の十全化を図る。また、例えばデラミボトルへの適用により容器収容内容物の酸化防止も図る。
【解決手段】内容物酸化防止作用を呈する周知のデラミボトル1の内容物放出側に取り付けたカップゴム5は、弁作用筒状部(十字スリット5fの天面部5e+内環状起立部5d)、中栓4に取り付けられた基部(5a+5b)、およびこれらの間の環状伸縮連結部5cを備える。外容器3への内容物放出操作にともない、環状伸縮連結部5cの内側が、自弾性力に抗しながら上方へ変位して弁作用筒状部全体を内容物放出口6eの方へシフトさせる。内容物放出操作の解除により、環状伸縮連結部5cの弾性力により弁作用筒状部全体が初期位置に復帰する。この弁作用筒状部全体の上下方向の位置変化により、バックサクション空間域S2の、内容物放出操作時とその解除時とでの容積変化を大きくした。
【選択図】図2
【解決手段】内容物酸化防止作用を呈する周知のデラミボトル1の内容物放出側に取り付けたカップゴム5は、弁作用筒状部(十字スリット5fの天面部5e+内環状起立部5d)、中栓4に取り付けられた基部(5a+5b)、およびこれらの間の環状伸縮連結部5cを備える。外容器3への内容物放出操作にともない、環状伸縮連結部5cの内側が、自弾性力に抗しながら上方へ変位して弁作用筒状部全体を内容物放出口6eの方へシフトさせる。内容物放出操作の解除により、環状伸縮連結部5cの弾性力により弁作用筒状部全体が初期位置に復帰する。この弁作用筒状部全体の上下方向の位置変化により、バックサクション空間域S2の、内容物放出操作時とその解除時とでの容積変化を大きくした。
【選択図】図2
Description
本発明は、例えば内容物酸化防止機能を備えたデラミボトルの内容物放出口との間で放出口側空間域を構成する、弾性変形性状のカップゴムを用いたバックサクション機構などに関する。
特に、カップゴムが、内容物放出操作での内圧増加にともなうその形状変化により放出口側空間域の容積を縮小し、内容物放出操作の解除にともなうその形状復帰により放出口側空間域の容積を初期状態に戻すようにしたバックサクション機構などに関する。
本発明は、このようなバックサクション機構において、放出口側空間域を構成するカップゴムの弁作用筒状部(図示の内環状起立部5dに相当)の全体が、内容物放出操作にともない変位する形にしたものである。
この弁作用筒状部全体の変位作用により、バックサクションのいわば誘因空間域である放出口側空間域の、内容物放出操作時(作動モード)とその解除時(静止モード)とでの容積変化を大きくし、より強いバックサクション効果を奏するものである。
なお、本発明は、図示のようなスクイーズ操作により内容器の内容物がカップゴムの弁作用部(スリット)を介して外部空間域に放出されるタイプに、限定されない。
例えば内容物を収容した容器本体の底部が、内容物放出にともなう容器本体内圧の減少に応じて移動するいわゆるエアレスタイプや、その他のポンプ機構などにも、本発明は適用可能である。
カップゴムが、内容物放出操作での容器内圧増加にともなうその形状変化により放出口側空間域の容積を縮小し、スクイーズ操作の解除にともなうその形状復帰により放出口側空間域の容積を初期状態に戻す形のバックサクション機構はすでに知られている(特許文献1の図2,図3,図5,図6参照)。
ここでカップゴムが形状変化する(変位する)のは、弁作用スリットが形成されているいわば天面部のみである。
すなわち、内容器の中栓に固定されたカップゴム筒状基部の上端部分から連続形成されたカップゴム天面部が、スクイーズ操作時の上方(放出口側)への膨らみ状態からスクイーズ操作解除後の下方への凹み状態に変化する。このときカップゴム筒状基部の位置,形状は変化しない。
このように従来のカップゴム使用のバックサクション機構は、カップゴム天面部のみの、内容物放出操作にともなう変形に基づくものである。
そのため、バックサクション誘因となる放出口側空間域の静止モードと作動モードとでの容積変化が小さく、カップゴム変形にともなう十分なバックサクション作用を担保できないという問題点があった。
本発明では、この放出口側空間域の静止モードと作動モードとでの容積変化をより大きくして、カップゴム変形にともなうバックサクション作用の十全化を図ることを目的とする。
この容積変化をより大きくするため、本発明では、カップゴムの弁作用筒状部(上述の「カップゴム筒状基部+カップゴム天面部」に対応)を、その天面部だけではなく、その全体が、新設の連続伸縮連結部の変形作用で上下方向などへシフトする形にしている。
本発明は、上述の課題を次のカップゴム使用のバックサクション機構などにより解決する。
(1)内容物放出口(例えば後述の内容物放出口6e)との間で放出口側空間域を構成する弾性変形性状のカップゴム(例えば後述のカップゴム5)が、内容物放出操作での内圧増加にともなう形状変化により当該放出口側空間域の容積を縮小し、かつ、内容物放出操作の解除にともなう形状復帰により当該放出口側空間域の容積を初期状態に戻す形の、カップゴム使用のバックサクション機構において、
前記カップゴムは、
その上流側と、下流側の前記放出口側空間域とを、内容物放出操作(例えば後述のスクイーズ操作)に応じて連通させる弁作用筒状部(例えば後述の内環状起立部5d+天面部5e)と、
前記放出口側空間域に設けられた基部(例えば後述の下外端鍔状部5a+外環状起立部5b)と、
前記弁作用筒状部および前記基部の間に形成された伸縮連結部(例えば後述の環状伸縮連結部5c)と、を備え、
前記形状変化は、
前記伸縮連結部が、弾性力に抗しながら前記弁作用筒状部の全体を前記内容物放出口に近づける方向へシフトする形状変化であり、
前記形状復帰は、
前記伸縮連結部が、弾性力により前記弁作用筒状部の全体を前記内容物放出口から遠ざける方向へ戻る形状復帰である、
構成態様のものを用いる。
(2)上記(1)において、
前記弁作用筒状部は、
内容物放出作動用のスリット(例えば後述の十字スリット5f)が形成された天面部を持つ内環状起立部からなり、
前記基部は、
前記内環状起立部の回りの外環状起立部を有し、
前記伸縮連結部は、
前記内環状起立部の下端側と前記外環状起立部の上端側との間に形成されている、
構成態様のものを用いる。
(3)上記(1),(2)において、
前記弾性力は、
前記弁作用筒状部の下端側と前記伸縮連結部との内側可動接続部分(例えば後述の内側環状折れ部5h)、および前記基部の上端側と前記伸縮連結部との外側可動接続部分(例えば後述の外側環状折れ部5g)の少なくとも一方の弾性作用に基づく、
構成態様のものを用いる。
(4)上記(1),(2),(3)のカップゴム使用のバックサクション機構と、
前記内容物放出操作としての胴部外周面へのスクイーズ操作に基づく弾性変形作用を呈する上開口の外容器(例えば後述の外容器3)と、
前記外容器の中に配設されて放出対象の内容物を収容し、前記スクイーズ操作により前記外容器に対応した変形作用を呈して、外気が流入しない内袋態様で上開口の内容器(例えば後述の内容器2)と、
前記外容器の上開口側筒状部(例えば後述の円筒状外側起立部3a)に取り付けられて、前記内容物放出口およびこれの開閉部(例えば後述の筒状垂下部6m)を有するキャップ作用部(例えば後述のオーバキャップ6)と、
前記カップゴムを取り付けた形で前記内容器の上開口部(例えば後述の円筒状内側起立部2a)に設定され、前記スクイーズ操作にともない前記内容器の収容内容物が前記カップゴムの上流側域へと通過する形の中栓(例えば後述の中栓4)と、を備えた、
構成態様のバックサクション機構付きの二重容器を用いる。
(5)上記(4)のバックサクション機構付きの二重容器を備え、かつ、前記内容器に醤油などの各種内容物を収容した、
構成態様のスクイーズ操作態様のポンプ式製品を用いる。
(1)内容物放出口(例えば後述の内容物放出口6e)との間で放出口側空間域を構成する弾性変形性状のカップゴム(例えば後述のカップゴム5)が、内容物放出操作での内圧増加にともなう形状変化により当該放出口側空間域の容積を縮小し、かつ、内容物放出操作の解除にともなう形状復帰により当該放出口側空間域の容積を初期状態に戻す形の、カップゴム使用のバックサクション機構において、
前記カップゴムは、
その上流側と、下流側の前記放出口側空間域とを、内容物放出操作(例えば後述のスクイーズ操作)に応じて連通させる弁作用筒状部(例えば後述の内環状起立部5d+天面部5e)と、
前記放出口側空間域に設けられた基部(例えば後述の下外端鍔状部5a+外環状起立部5b)と、
前記弁作用筒状部および前記基部の間に形成された伸縮連結部(例えば後述の環状伸縮連結部5c)と、を備え、
前記形状変化は、
前記伸縮連結部が、弾性力に抗しながら前記弁作用筒状部の全体を前記内容物放出口に近づける方向へシフトする形状変化であり、
前記形状復帰は、
前記伸縮連結部が、弾性力により前記弁作用筒状部の全体を前記内容物放出口から遠ざける方向へ戻る形状復帰である、
構成態様のものを用いる。
(2)上記(1)において、
前記弁作用筒状部は、
内容物放出作動用のスリット(例えば後述の十字スリット5f)が形成された天面部を持つ内環状起立部からなり、
前記基部は、
前記内環状起立部の回りの外環状起立部を有し、
前記伸縮連結部は、
前記内環状起立部の下端側と前記外環状起立部の上端側との間に形成されている、
構成態様のものを用いる。
(3)上記(1),(2)において、
前記弾性力は、
前記弁作用筒状部の下端側と前記伸縮連結部との内側可動接続部分(例えば後述の内側環状折れ部5h)、および前記基部の上端側と前記伸縮連結部との外側可動接続部分(例えば後述の外側環状折れ部5g)の少なくとも一方の弾性作用に基づく、
構成態様のものを用いる。
(4)上記(1),(2),(3)のカップゴム使用のバックサクション機構と、
前記内容物放出操作としての胴部外周面へのスクイーズ操作に基づく弾性変形作用を呈する上開口の外容器(例えば後述の外容器3)と、
前記外容器の中に配設されて放出対象の内容物を収容し、前記スクイーズ操作により前記外容器に対応した変形作用を呈して、外気が流入しない内袋態様で上開口の内容器(例えば後述の内容器2)と、
前記外容器の上開口側筒状部(例えば後述の円筒状外側起立部3a)に取り付けられて、前記内容物放出口およびこれの開閉部(例えば後述の筒状垂下部6m)を有するキャップ作用部(例えば後述のオーバキャップ6)と、
前記カップゴムを取り付けた形で前記内容器の上開口部(例えば後述の円筒状内側起立部2a)に設定され、前記スクイーズ操作にともない前記内容器の収容内容物が前記カップゴムの上流側域へと通過する形の中栓(例えば後述の中栓4)と、を備えた、
構成態様のバックサクション機構付きの二重容器を用いる。
(5)上記(4)のバックサクション機構付きの二重容器を備え、かつ、前記内容器に醤油などの各種内容物を収容した、
構成態様のスクイーズ操作態様のポンプ式製品を用いる。
本発明は、以上の構成からなる、カップゴム使用のバックサクション機構,バックサクション機構付きの二重容器、およびバックサクション機構付きでスクイーズ操作態様のポンプ式製品を対象としている。
本発明は、以上の課題解決手段により、バックサクション誘因となる放出口側空間域の静止モードと作動モードとでの容積変化を大きくして、カップゴム変形にともなう十分なバックサクション作用の担保化を図ることができる、といった効果を奏している。
図1乃至図3を用いて本発明を実施するための形態を説明する。
上述したように本発明は、外容器へのスクイーズ操作により内容器の内容物がカップゴムスリットを介して外部空間域に放出されるタイプに限定されるものではないが、以下の実施形態では単なる説明の便宜上、この二重容器タイプのポンプ機構を前提とする。
なお、各図で用いるアルファベット付き参照番号の構成要素(例えば円筒状内側起立部2a)は原則として、当該参照番号の数字部分の構成要素(例えば内容器2)の一部であることを示している。
図示のカップゴムを用いたバックサクション機構の基本的特徴は、
(11)出力弁としての十字スリット5fが形成され、かつ、スクイーズ操作にともなう内容器2の内部圧力により、十字スリット「開」の静止モードの着座初期状態から十字スリット「閉」の作動モードの起立状態に変位するカップゴム5を、中栓4に取り付け、
(12)カップゴム5と内容物放出口6eとの間の放出口側空間域が、その着座初期状態の静止モードなど(図1,図3参照)では大容積空間域S1に設定され、その起立状態の作動モード(図2参照)では小容積空間域S2に設定され、
(13)スクイーズ操作の解除後、起立状態のカップゴム5は自弾性力で着座初期状態へ復帰し、この復帰時に放出口側空間域が小容積空間域S2から大容積空間域S1へと変化して内容物放出口6eやその近くの残留内容物に対するバックサクション作用が生じる、
ことである。
(11)出力弁としての十字スリット5fが形成され、かつ、スクイーズ操作にともなう内容器2の内部圧力により、十字スリット「開」の静止モードの着座初期状態から十字スリット「閉」の作動モードの起立状態に変位するカップゴム5を、中栓4に取り付け、
(12)カップゴム5と内容物放出口6eとの間の放出口側空間域が、その着座初期状態の静止モードなど(図1,図3参照)では大容積空間域S1に設定され、その起立状態の作動モード(図2参照)では小容積空間域S2に設定され、
(13)スクイーズ操作の解除後、起立状態のカップゴム5は自弾性力で着座初期状態へ復帰し、この復帰時に放出口側空間域が小容積空間域S2から大容積空間域S1へと変化して内容物放出口6eやその近くの残留内容物に対するバックサクション作用が生じる、
ことである。
すなわち、カップゴム5の形状を、その天面部5eの上下方向位置が、その外側環状折れ部5gおよび内側環状折れ部5hそれぞれの弾性変位作用により静止モードと作動モードとで大きく変化するように設定している。
この上下方向の違いに対応して、小容積空間域S2と大容積空間域S1との容積変化が大きく設定され、これによりスクイーズ操作終了後の、カップゴム5と内容物放出口6eとの間の放出口側空間域の内圧減少分も大きくなる。
この内圧減少分の増大化に応じて、放出口側空間域での、内容物放出口6eやその近くの残留内容物に対するバックサクション作用も強くなる。
図1〜図3において、
1は内容物収容空間域への減圧防止用の外気流入がなく、収容内容物の酸化阻止作用を呈する二重容器であって、その外容器の外周面胴部へのスクイーズ操作(内容物放出用押圧操作)により各種内容物が外部空間域に放出される形のデラミボトル,
2は醤油などの内容物を収容してスクイーズ操作に基づく変形作用を呈する内袋態様で上開口の内容器,
2aは当該内容器の上開口側に形成されて、その上側部分が後述の円筒状外側起立部3aや中栓4の環状垂下部4mおよび外端側下面4nなどで挟持される、上開口部としての円筒状内側起立部,
2bは円筒状内側起立部2aの上端に形成されて、その全体が後述の円筒状外側起立部3aの上端面および後述の中栓4の外端側下面4nで挟持される環鍔状部,
をそれぞれ示している。
1は内容物収容空間域への減圧防止用の外気流入がなく、収容内容物の酸化阻止作用を呈する二重容器であって、その外容器の外周面胴部へのスクイーズ操作(内容物放出用押圧操作)により各種内容物が外部空間域に放出される形のデラミボトル,
2は醤油などの内容物を収容してスクイーズ操作に基づく変形作用を呈する内袋態様で上開口の内容器,
2aは当該内容器の上開口側に形成されて、その上側部分が後述の円筒状外側起立部3aや中栓4の環状垂下部4mおよび外端側下面4nなどで挟持される、上開口部としての円筒状内側起立部,
2bは円筒状内側起立部2aの上端に形成されて、その全体が後述の円筒状外側起立部3aの上端面および後述の中栓4の外端側下面4nで挟持される環鍔状部,
をそれぞれ示している。
また、
3は内容器2が剥離可能な態様で内面部分に取り付けられて、スクイーズ操作に基づく弾性変形作用を呈する鞘形状で上開口の外容器,
3aは後述の円筒状基部6aの内周面ネジ部と螺合する外周面ネジ部を備えた態様で、当該外容器の上開口側に形成されて円筒状内側起立部2aの上端側部分を挟持する、上開口側筒状部としての円筒状外側起立部,
3bは円筒状外側起立部3aの下側部分に周方向飛び飛びの態様で形成された外気流入用の計二個の下横孔部,
3cは下横孔部3bの略直下外側部分に形成された環状段部,
をそれぞれ示している。
3は内容器2が剥離可能な態様で内面部分に取り付けられて、スクイーズ操作に基づく弾性変形作用を呈する鞘形状で上開口の外容器,
3aは後述の円筒状基部6aの内周面ネジ部と螺合する外周面ネジ部を備えた態様で、当該外容器の上開口側に形成されて円筒状内側起立部2aの上端側部分を挟持する、上開口側筒状部としての円筒状外側起立部,
3bは円筒状外側起立部3aの下側部分に周方向飛び飛びの態様で形成された外気流入用の計二個の下横孔部,
3cは下横孔部3bの略直下外側部分に形成された環状段部,
をそれぞれ示している。
また、
4は上開口の有底筒状部からなる中栓,
4aは当該中栓の円形状底部,
4bは円形状底部4aの中央に形成された下開口の起立キャップ状部,
4cは起立キャップ状部4bの基部周りの底面部分に形成されて、スクイーズ操作にともない内容器2の収容内容物が後述のカップゴム5の上流側域へと通過する計二個の内容物通過用の下縦孔部,
4dは下縦孔部4cの外側底面部分に連続形成された内側環状起立部,
4eは内側環状起立部4dの内周面下端側部分に形成されて、後述のカップゴム5の下外端鍔状部5aを円形状底部4aとの間で確実に係合保持する環凸状部,
4fは円形状底部4aの外端部分から上方に連続形成された環状壁部,
4gは環状壁部4fの上端部分から外方に連続形成された環状水平部,
4hは環状水平部4gの内外方向中間の上面部分から上方に連続形成された環状起立態様の逆止弁,
4jは環状水平部4gの外端部分(逆止弁4hの外側)から上方に連続形成された外端環状起立部,
4kは外端環状起立部4jの下端部分に周方向飛び飛びの態様で形成された外気流入用の計四個の上横孔部,
4mは環状水平部4gの内外方向中間の下面部分から下方に連続形成されて、円筒状内側起立部2aの上端側部分を、円筒状外側起立部3aの上端側内周面とで挟持する環状垂下部,
4nは環状水平部4gにおける環状垂下部4mの外側下面部分であって、円筒状内側起立部2aの環鍔状部2bを、円筒状外側起立部3aの上端面とで挟持する外端側下面,
をそれぞれ示している。
4は上開口の有底筒状部からなる中栓,
4aは当該中栓の円形状底部,
4bは円形状底部4aの中央に形成された下開口の起立キャップ状部,
4cは起立キャップ状部4bの基部周りの底面部分に形成されて、スクイーズ操作にともない内容器2の収容内容物が後述のカップゴム5の上流側域へと通過する計二個の内容物通過用の下縦孔部,
4dは下縦孔部4cの外側底面部分に連続形成された内側環状起立部,
4eは内側環状起立部4dの内周面下端側部分に形成されて、後述のカップゴム5の下外端鍔状部5aを円形状底部4aとの間で確実に係合保持する環凸状部,
4fは円形状底部4aの外端部分から上方に連続形成された環状壁部,
4gは環状壁部4fの上端部分から外方に連続形成された環状水平部,
4hは環状水平部4gの内外方向中間の上面部分から上方に連続形成された環状起立態様の逆止弁,
4jは環状水平部4gの外端部分(逆止弁4hの外側)から上方に連続形成された外端環状起立部,
4kは外端環状起立部4jの下端部分に周方向飛び飛びの態様で形成された外気流入用の計四個の上横孔部,
4mは環状水平部4gの内外方向中間の下面部分から下方に連続形成されて、円筒状内側起立部2aの上端側部分を、円筒状外側起立部3aの上端側内周面とで挟持する環状垂下部,
4nは環状水平部4gにおける環状垂下部4mの外側下面部分であって、円筒状内側起立部2aの環鍔状部2bを、円筒状外側起立部3aの上端面とで挟持する外端側下面,
をそれぞれ示している。
また、
5はその下外端部分が中栓4に係合保持されて、スクイーズ操作にともなう上方への変位により内容物放出の弁作用を呈する弾性変形性状のカップゴム(=5a+5b+5c+5d+5e),
5aは中栓4の円形状底部4aの一部とその上方の凸状部4eとの間に係合保持される環状の、基部としての下外端鍔状部,
5bは下外端鍔状部5aの内端部分から上方に連続形成されて、スクイーズ操作の有無にかかわらず変位せずに同じ位置に配設されたままの、基部としての外環状起立部,
5cは外環状起立部5bの上端部分から内方に連続形成されて、スクイーズ操作なしの静止モードでは内側下がりの初期状態に保持され、スクイーズ操作時には当該初期状態から弾性力に抗しながら内側上がりの放出作動状態へと変位する性状の環状伸縮連結部,
5dは環状伸縮連結部5cの内端部分から上方に外環状起立部5bよりも高身長の態様で連続形成されて、スクイーズ操作にともない当該環状伸縮連結部とともに上方向へ変位する、弁作用筒状部としての内環状起立部,
5eは内環状起立部5dの上端部分から内方に連続形成されて、静止モードではその中央部分が起立キャップ状部4bの上面に当接し、スクイーズ操作にともない当該内環状起立部とともに上方向へ変位する円形窪み状の、弁作用筒状部としての天面部,
5fは天面部5eに形成されて、スクイーズ操作のとき以外は天面部5eの弾性力で閉状態(密接状態)に設定され、スクイーズ操作のときには内容物を収容した内容器2の内圧増加によりこの弾性力に抗する形で開状態に設定される、内容物放出作動用の十字スリット,
5gは外環状起立部5bと環状伸縮連結部5cとの可動接続部分であって、当該環状伸縮連結部が当該外環状起立部の方に近づく形の弾性作用を呈する、外側可動接続部分としての外側環状折れ部,
5hは内環状起立部5dと環状伸縮連結部5cとの可動接続部分であって、当該環状伸縮連結部が当該内環状起立部の方に近づく形の弾性作用を呈する、内側可動接続部分としての内側環状折れ部,
をそれぞれ示している。
5はその下外端部分が中栓4に係合保持されて、スクイーズ操作にともなう上方への変位により内容物放出の弁作用を呈する弾性変形性状のカップゴム(=5a+5b+5c+5d+5e),
5aは中栓4の円形状底部4aの一部とその上方の凸状部4eとの間に係合保持される環状の、基部としての下外端鍔状部,
5bは下外端鍔状部5aの内端部分から上方に連続形成されて、スクイーズ操作の有無にかかわらず変位せずに同じ位置に配設されたままの、基部としての外環状起立部,
5cは外環状起立部5bの上端部分から内方に連続形成されて、スクイーズ操作なしの静止モードでは内側下がりの初期状態に保持され、スクイーズ操作時には当該初期状態から弾性力に抗しながら内側上がりの放出作動状態へと変位する性状の環状伸縮連結部,
5dは環状伸縮連結部5cの内端部分から上方に外環状起立部5bよりも高身長の態様で連続形成されて、スクイーズ操作にともない当該環状伸縮連結部とともに上方向へ変位する、弁作用筒状部としての内環状起立部,
5eは内環状起立部5dの上端部分から内方に連続形成されて、静止モードではその中央部分が起立キャップ状部4bの上面に当接し、スクイーズ操作にともない当該内環状起立部とともに上方向へ変位する円形窪み状の、弁作用筒状部としての天面部,
5fは天面部5eに形成されて、スクイーズ操作のとき以外は天面部5eの弾性力で閉状態(密接状態)に設定され、スクイーズ操作のときには内容物を収容した内容器2の内圧増加によりこの弾性力に抗する形で開状態に設定される、内容物放出作動用の十字スリット,
5gは外環状起立部5bと環状伸縮連結部5cとの可動接続部分であって、当該環状伸縮連結部が当該外環状起立部の方に近づく形の弾性作用を呈する、外側可動接続部分としての外側環状折れ部,
5hは内環状起立部5dと環状伸縮連結部5cとの可動接続部分であって、当該環状伸縮連結部が当該内環状起立部の方に近づく形の弾性作用を呈する、内側可動接続部分としての内側環状折れ部,
をそれぞれ示している。
また、
6は外容器3の円筒状外側起立部3aに螺子結合した回動開閉式の、キャップ作用部としてのオーバキャップ,
6aはその内周面ネジ部が円筒状外側起立部3aの外周面ネジ部と螺合する円筒状基部,
6bは円筒状基部6aの内周面であって、円筒状外側起立部3aの外周面との間に後述の外気流入用通路域S3を構成し、かつ、その下端側内周面が円筒状外側起立部3aの下端側外周面と係合する周方向大径部,
6cは周方向大径部6bの上端側に連続形成されて、その内周面部分が中栓4の外端環状起立部4jと係合する周方向小径部,
6dは周方向小径部6cから内方に連続形成された中央開口の天板部,
6eは天板部6dの中央部分に形成された上向きラッパ状開口で円筒状の内容物放出口,
6fは内容物放出口6eの外側天井面部分に形成されて、その下端面が中栓4の円形状底部4aに当接保持され、かつ、その内周面が内側環状起立部4dの外周面に係合保持された小径環状長垂下部,
6gは小径環状長垂下部6fの外側天井面部分に形成されて、その外周面が逆止弁4hと密接する大径環状短垂下部,
6hは小径環状長垂下部6fと大径環状短垂下部6gとの間の環状空間域における後述の連結片6kの近くに形成された外気流入用の上縦孔部,
6jは外容器3のスクイーズ操作なしの静止モードなどにおいては円筒状基部6aの上端縁側段部に閉状態で係合保持され、外容器3へのスクイーズ操作に先立つ利用者の回動開き操作により内容物放出口6eを露出させるシャーレ状のキャップ本体,
6kは円筒状基部6aとキャップ本体6jとの連結部分であって、このキャップ本体の回動開き操作の際にその回動中心として作用する連結片,
6mはキャップ本体6jの裏面中央部分に形成されて、キャップ本体閉状態のとき、内容物放出口6eの内周面に係合保持される、放出口開閉部としての筒状垂下部,
をそれぞれ示している。
6は外容器3の円筒状外側起立部3aに螺子結合した回動開閉式の、キャップ作用部としてのオーバキャップ,
6aはその内周面ネジ部が円筒状外側起立部3aの外周面ネジ部と螺合する円筒状基部,
6bは円筒状基部6aの内周面であって、円筒状外側起立部3aの外周面との間に後述の外気流入用通路域S3を構成し、かつ、その下端側内周面が円筒状外側起立部3aの下端側外周面と係合する周方向大径部,
6cは周方向大径部6bの上端側に連続形成されて、その内周面部分が中栓4の外端環状起立部4jと係合する周方向小径部,
6dは周方向小径部6cから内方に連続形成された中央開口の天板部,
6eは天板部6dの中央部分に形成された上向きラッパ状開口で円筒状の内容物放出口,
6fは内容物放出口6eの外側天井面部分に形成されて、その下端面が中栓4の円形状底部4aに当接保持され、かつ、その内周面が内側環状起立部4dの外周面に係合保持された小径環状長垂下部,
6gは小径環状長垂下部6fの外側天井面部分に形成されて、その外周面が逆止弁4hと密接する大径環状短垂下部,
6hは小径環状長垂下部6fと大径環状短垂下部6gとの間の環状空間域における後述の連結片6kの近くに形成された外気流入用の上縦孔部,
6jは外容器3のスクイーズ操作なしの静止モードなどにおいては円筒状基部6aの上端縁側段部に閉状態で係合保持され、外容器3へのスクイーズ操作に先立つ利用者の回動開き操作により内容物放出口6eを露出させるシャーレ状のキャップ本体,
6kは円筒状基部6aとキャップ本体6jとの連結部分であって、このキャップ本体の回動開き操作の際にその回動中心として作用する連結片,
6mはキャップ本体6jの裏面中央部分に形成されて、キャップ本体閉状態のとき、内容物放出口6eの内周面に係合保持される、放出口開閉部としての筒状垂下部,
をそれぞれ示している。
また、
S1は静止モード対応のいわば着座状態のカップゴム5と、オーバキャップ6の天板部6d,内容物放出口6eおよび小径環状長垂下部6fなどと、の間に設定される放出口側の大容積空間域(図1,図3参照),
S2は作動モード対応のいわば起立状態のカップゴム5と、同じくオーバキャップ6の天板部6d,内容物放出口6eおよび小径環状長垂下部6fなどと、の間に設定される放出口側の小容積空間域(図2参照),
S3は外容器3の外周面胴部へのスクイーズ操作を解除した後の当該外周面胴部の弾性復帰にともなう後述の負圧化により、逆止弁4hが開き、オーバキャップ6の上縦孔部6hから外容器3の下横孔部3bまでの連通域として設定される外気流入用の通路域(図3参照),
S4は内容器2と外容器3との間に形成されて、上記外周面胴部の弾性復帰にともなう自空間域の負圧化に応じる形で外気が通路域S3を介して流入する外気貯留空間域(図3参照),
f1はスクイーズ操作により、内容器2から略「中栓4の下縦孔部4c−起立状態のカップゴム5の内部空間域−カップゴム5の十字スリット5f−オーバキャップ6の内容物放出口6e」を経て外部空間域に放出される内容物の流れ(図2参照),
f2はスクイーズ操作解除後の小容積空間域S2から大容積空間域S1への遷移にともなうバックサクション作用の内容物の流れ(図3参照),
f3はスクイーズ操作解除後の外容器3の外周面胴部の弾性復帰にともなって生じる通路域S3から外気貯留空間域S4への外気の流れ,
をそれぞれ示している。
S1は静止モード対応のいわば着座状態のカップゴム5と、オーバキャップ6の天板部6d,内容物放出口6eおよび小径環状長垂下部6fなどと、の間に設定される放出口側の大容積空間域(図1,図3参照),
S2は作動モード対応のいわば起立状態のカップゴム5と、同じくオーバキャップ6の天板部6d,内容物放出口6eおよび小径環状長垂下部6fなどと、の間に設定される放出口側の小容積空間域(図2参照),
S3は外容器3の外周面胴部へのスクイーズ操作を解除した後の当該外周面胴部の弾性復帰にともなう後述の負圧化により、逆止弁4hが開き、オーバキャップ6の上縦孔部6hから外容器3の下横孔部3bまでの連通域として設定される外気流入用の通路域(図3参照),
S4は内容器2と外容器3との間に形成されて、上記外周面胴部の弾性復帰にともなう自空間域の負圧化に応じる形で外気が通路域S3を介して流入する外気貯留空間域(図3参照),
f1はスクイーズ操作により、内容器2から略「中栓4の下縦孔部4c−起立状態のカップゴム5の内部空間域−カップゴム5の十字スリット5f−オーバキャップ6の内容物放出口6e」を経て外部空間域に放出される内容物の流れ(図2参照),
f2はスクイーズ操作解除後の小容積空間域S2から大容積空間域S1への遷移にともなうバックサクション作用の内容物の流れ(図3参照),
f3はスクイーズ操作解除後の外容器3の外周面胴部の弾性復帰にともなって生じる通路域S3から外気貯留空間域S4への外気の流れ,
をそれぞれ示している。
ここで、内容器2,外容器3,中栓4およびオーバキャップ6はポリプロピレン,ポリエチレン,ポリブチレンテレフタレート,ポリアセタール,ナイロン,ポリエチレンビニルアルコール,ポリエチレンテレフタレートなどの各種合成樹脂製のものである。
また、カップゴム5はゴム製のものである。内容器2は変形自在な軟性状を有し、外容器3は弾性変形する。
図1の静止モードのとき、外気貯留空間域S4には、直前のスクイーズ操作解除後における外容器3の外周面胴部の弾性復帰にともなう自空間域負圧化のため開状態に移行した逆止弁4hを介して、外気が、通路域S3から流入済みである(図3の流れf3)。
この外気流入に基づく通路域S3および外気貯留空間域S4の内圧増加にともない、逆止弁4hは初期閉状態の静止モード位置に復帰している。
また、静止モードのカップゴム5は、図1で示すように、当該カップゴムと内容物放出口6eとの間の放出口側空間域がカップゴム着座初期状態の大容積空間域S1に設定されている。
すなわち、外環状起立部5b,環状伸縮連結部5cおよび内環状起立部5dの全体が略「N」字状の上下方向断面形状となっている。
ここで「N字状」断面形状が設定されるのは、外環状起立部5bと外側環状折れ部5gとの間の弾性作用、および内環状起立部5dと内側環状折れ部5hとの間の弾性作用に基づいている。
このときカップゴム5の円形窪み状の天面部5eは中栓4の起立キャップ状部4bに当接し、天面部中央の十字スリット5fが閉状態に設定されている。
また、オーバキャップ6のキャップ本体6jは閉じて円筒状基部6aの上端縁側段部に係合保持され、当該キャップ本体の筒状垂下部6mが内容物放出口6eの内周面に係合保持されている。
図2は、利用者が、図1のキャップ本体6jを図示時計方向への回動操作で開き状態に設定してから、外容器3の外周面胴部へのスクイーズ操作をおこなうことにより、内容器2の収容内容物が、内容物放出口6eから外部空間域に放出される状態を示している。
このとき、スクイーズ操作にともなう内容器2の変形作用により、その容積が小さくなって収容内容物などの圧力増加を生じる。すなわち、内容器2の内圧が増加する。
この内圧増加にともない、カップゴム5は、その環状伸縮連結部5cが外側環状折れ部5gおよび内側環状折れ部5hそれぞれの弾性力に抗しながら図1の下折れ傾斜状態から上折れ傾斜状態へと変位し、かつ、その天面部5eが外方(上方)へ変位する。
環状伸縮連結部5cの変位にともない図1の放出口側の大容積空間域S1は小容積空間域S2へと変化し、かつ、天面部5eの変位にともない十字スリット5fは図1の閉状態から開状態にシフトする。
十字スリット5fが開くことにより、内容器2の内容物は略「中栓4の下縦孔部4c−起立状態のカップゴム5の内部空間域−カップゴム5の十字スリット5f−オーバキャップ6の内容物放出口6e」を経て、外部空間域に放出される。
図3は、外容器3の外周面胴部へのスクイーズ操作解除後の、バックサクション作用および外気貯留空間域S4(内容器2と外容器3との間の外気連通スペース)への外気流入作用を示している。
スクイーズ操作により内側へと変形した内容器2および外容器3の中、内容器2は略変形状態にとどまり、外容器3は自弾性力でスクイーズ操作前の初期状態(図1の静止モード)に復帰する。
そして、スクイーズ操作解除にともない内容器2の内圧が増加しなくなるので、カップゴム5も自弾性力でスクイーズ操作前の初期状態(図1の静止モード)に復帰する。
すなわち、カップゴム5は図2の起立状態から図1の着座初期状態へと復帰する。
このとき、カップゴム5の環状伸縮連結部5cが、外側環状折れ部5gおよび内側環状折れ部5hそれぞれの弾性力に基づいて、図2の上折れ傾斜状態から図1の下折れ傾斜の起立状態へとシフトし、かつ、天面部5eの十字スリット5fが閉状態に移行する。
このとき、カップゴム5の環状伸縮連結部5cが、外側環状折れ部5gおよび内側環状折れ部5hそれぞれの弾性力に基づいて、図2の上折れ傾斜状態から図1の下折れ傾斜の起立状態へとシフトし、かつ、天面部5eの十字スリット5fが閉状態に移行する。
この環状伸縮連結部5cにおける図2の上折れ傾斜状態から図1の下折れ傾斜の起立状態への復帰にともない、図2の放出口側の小容積空間域S2は図1の大容積空間域S1へと変化する。
この空間域の容積変化分(S1−S2)に応じて、内容物放出口6eやその近くの残留内容物に対するバックサクション作用が生じる。
本発明では、この容積変化分を大きくして強いバックサクション作用を得るため、カップゴム5の外環状起立部5bと内環状起立部5dとの間に環状伸縮連結部5cを配設し、これが上折れ傾斜状態と下折れ傾斜状態とに選択設定されるようにしている。
この強いバックサクション作用により、内容物放出口6eやその近くの残留内容物は大容積空間域S1へ上側の流れf2の形で流入する。
また、外容器3の外周面胴部へのスクイーズ操作解除直後などに起立状態のカップゴム5の内側に入っている内容物は中栓4の下縦孔部4cから内容器2の円筒状内側起立部2aへ下側の流れf2の形で流入する。
カップゴム5が初期状態(図1の静止モード)に復帰したあとは、天面部5eが中栓4の起立キャップ状部4bに当接するので、逆流する内容物によって天面部5eが内方(下方)へ変位して十字スリット5fが開状態になることはない。
そのため、バックサクション作用によってカップゴム5の内側に入っている内容物が内容器2に逆流したあとは、十字スリット5fが閉状態となって、内容器2の容積は増加しなくなる。
このように、十字スリット5fはいわば逆止弁となって、外気が内容器2に侵入することや、外気に触れた内容物が内容器2に逆流することを阻止しているので、内容器2の内容物が外気に含まれる酸素や細菌などによって変質することを防止し、内容物の長期保存を可能としている。
また、スクイーズ操作解除により外容器3の形状が自弾性力で初期状態(図1参照)に復帰すると、当該外容器の内周面と容積の増加しなくなった内容器2の外周面との間の外気貯留空間域S4はその容積が増加して負圧化する。
この負圧化にともない、キャップ本体6jの外部空間域から外気が通路域S3を介して外気貯留空間域S4に流入し(流れf3)、これにより当該外気貯留空間域の負圧状態は解消される。
この外気流入用の通路域S3の経路は、概略「オーバキャップ6の上縦孔部6h−開状態の逆止弁4h−中栓4の上横孔部4k−円筒状外側起立部3aの外周面ネジ部と円筒状基部6aの内周面ネジ部との間の連通部分−外容器3の下横孔部」である。
ここで、円筒状外側起立部3aの外周面ネジ部と円筒状基部6aの内周面ネジ部との間の連通部分とは、各ネジ部の山頂側部分と谷底側部分との間の連続隙間空間域である。
この外気貯留空間域S4への外気流入は、当該貯留空間域の流入外気の内圧が内容器2の収容内容物のそれと平衡した時点で終了する。
そして、オーバキャップ6のキャップ本体6jを閉じて円筒状基部6aの上端縁側段部に係合させることにより、図1の静止モードに移行する。
なお、本発明が以上の実施形態に限定されないことは勿論であり、
(21)スクイーズ操作の二重容器タイプのポンプ機構に代えて、内容物を収容した容器本体の底部が、内容物放出にともなう容器本体内圧の減少に応じて移動するエアレスタイプや、その他のポンプ機構などにも適用する、
(22)外側環状折れ部5gおよび内側環状折れ部5hの各弾性作用、すなわち環状伸縮連結部5cが、外環状起立部5bおよび内環状起立部5dのそれぞれの方に近づく形の弾性作用について、その一方のみが生じるように設定する、
(23)十字スリット5fに代えて、一文字スリットや放射線状スリットにする、
(24)下縦孔部4c,上横孔部4kを、任意の個数(例えば実施例では二個〜四個の範囲)で設ける、
ようにしてもよい。
(21)スクイーズ操作の二重容器タイプのポンプ機構に代えて、内容物を収容した容器本体の底部が、内容物放出にともなう容器本体内圧の減少に応じて移動するエアレスタイプや、その他のポンプ機構などにも適用する、
(22)外側環状折れ部5gおよび内側環状折れ部5hの各弾性作用、すなわち環状伸縮連結部5cが、外環状起立部5bおよび内環状起立部5dのそれぞれの方に近づく形の弾性作用について、その一方のみが生じるように設定する、
(23)十字スリット5fに代えて、一文字スリットや放射線状スリットにする、
(24)下縦孔部4c,上横孔部4kを、任意の個数(例えば実施例では二個〜四個の範囲)で設ける、
ようにしてもよい。
本発明が適用されるポンプ式製品としては、醤油,ドレッシング,ソースなどの食品のほか、洗浄剤,清掃剤,制汗剤,冷却剤,筋肉消炎剤,ヘアスタイリング剤,ヘアトリートメント剤,染毛剤,育毛剤,化粧品,シェービングフォーム,液滴状のもの(ビタミンなど),医薬品,医薬部外品,塗料,園芸用剤,忌避剤(殺虫剤),クリーナ,消臭剤,洗濯のり,接着剤,潤滑剤などの各種用途のものがある。
ドレッシングやソースなどの内容物には、胡麻や玉ねぎなどの固形物を含んでも良い。また、内容物にバックサクション作用が担保される範囲で粘性をもたせても良い。
容器本体に収納する内容物に配合される成分としては例えば、粉状物,油成分,アルコール類,界面活性剤,高分子化合物,各用途に応じた有効成分,水などが挙げられる。
粉状物としては、金属塩類粉末,無機物粉末や樹脂粉末などを用いる。例えば、タルク,カオリン,アルミニウムヒドロキシクロライド(アルミ塩),アルギン酸カルシウム,金粉,銀粉,雲母,炭酸塩,硫酸バリウム,セルロース,これらの混合物などを用いる。
油成分としては、シリコーン油,パーム油,ユーカリ油,ツバキ油,オリーブ油,ホホバ油,パラフィン油,ミリスチン酸,パルミチン酸,ステアリン酸,リノール酸,リノレン酸などを用いる。
アルコール類としては、エタノールなどの1価の低級アルコール,ラウリルアルコールなどの1価の高級アルコール,エチレングリコール,グリセリン,1,3−ブチレングリコールなどの多価アルコールなどを用いる。
界面活性剤としては、ラウリル硫酸ナトリウムなどのアニオン性界面活性剤、ポリオキシエチレンオレイルエーテルなどの非イオン性界面活性剤、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタインなどの両性界面活性剤、塩化アルキルトリメチルアンモニウムなどのカチオン性界面活性剤などを用いる。
高分子化合物としては、メチルセルロース,ゼラチン,デンプン,カゼイン,ヒドロキシエチルセルロース,キサンタンガム,カルボキシビニルポリマーなどを用いる。
各用途に応じた有効成分としては、サリチル酸メチル,インドメタシンなどの消炎鎮痛剤、安息香酸ナトリウム,クレゾールなどの除菌剤、ピレスロイド,ジエチルトルアミドなどの害虫忌避剤、酸化亜鉛などの制汗剤、カンフル,メントールなどの清涼剤、エフェドリン,アドレナリンなどの抗喘息薬、スクラロース,アスパルテームなどの甘味料、エポキシ樹脂,ウレタンなどの接着剤や塗料、パラフェニレンジアミン,アミノフェノールなどの染料,リン酸二水素アンモニウム,炭酸水素ナトリウム・カリウムなどの消火剤などを用いる。
さらに、上記内容物以外の、懸濁剤,紫外線吸収剤,乳化剤,保湿剤,酸化防止剤、金属イオン封鎖剤なども用いることができる。
1:デラミボトル
2:内容器
2a:円筒状内側起立部
2b:環鍔状部
2:内容器
2a:円筒状内側起立部
2b:環鍔状部
3:外容器
3a:円筒状外側起立部
3b:下横孔部
3c:環状段部
3a:円筒状外側起立部
3b:下横孔部
3c:環状段部
4:中栓
4a:円形状底部
4b:下開口の起立キャップ状部
4c:下縦孔部
4d:内側環状起立部
4e:凸状部
4f:環状壁部
4g:環状水平部
4h:逆止弁
4j:外端環状起立部
4k:上横孔部
4m:環状垂下部
4n:外端側下面
4a:円形状底部
4b:下開口の起立キャップ状部
4c:下縦孔部
4d:内側環状起立部
4e:凸状部
4f:環状壁部
4g:環状水平部
4h:逆止弁
4j:外端環状起立部
4k:上横孔部
4m:環状垂下部
4n:外端側下面
5:カップゴム
5a:下外端鍔状部
5b:外環状起立部
5c:環状伸縮連結部
5d:内環状起立部
5e:天面部
5f:十字スリット
5g:外側環状折れ部
5h:内側環状折れ部
5a:下外端鍔状部
5b:外環状起立部
5c:環状伸縮連結部
5d:内環状起立部
5e:天面部
5f:十字スリット
5g:外側環状折れ部
5h:内側環状折れ部
6:オーバキャップ
6a:円筒状基部
6b:周方向大径部
6c:周方向小径部
6d:中央開口の天板部
6e:内容物放出口
6f:小径環状長垂下部
6g:大径環状短垂下部
6h:上縦孔部
6j:キャップ本体
6k:連結片
6m:筒状垂下部
6a:円筒状基部
6b:周方向大径部
6c:周方向小径部
6d:中央開口の天板部
6e:内容物放出口
6f:小径環状長垂下部
6g:大径環状短垂下部
6h:上縦孔部
6j:キャップ本体
6k:連結片
6m:筒状垂下部
S1:放出口側の大容積空間域
S2:放出口側の小容積空間域
S3:外気流入用の通路域
S4:外気貯留空間域
f1:スクイーズ操作時の放出内容物の流れ
f2:バックサクション作用の内容物の流れ
f3:スクイーズ操作解除後の貯留空間域への外気の流れ
S2:放出口側の小容積空間域
S3:外気流入用の通路域
S4:外気貯留空間域
f1:スクイーズ操作時の放出内容物の流れ
f2:バックサクション作用の内容物の流れ
f3:スクイーズ操作解除後の貯留空間域への外気の流れ
Claims (5)
- 内容物放出口との間で放出口側空間域を構成する弾性変形性状のカップゴムが、内容物放出操作での内圧増加にともなう形状変化により当該放出口側空間域の容積を縮小し、かつ、内容物放出操作の解除にともなう形状復帰により当該放出口側空間域の容積を初期状態に戻す形の、カップゴム使用のバックサクション機構において、
前記カップゴムは、
その上流側と、下流側の前記放出口側空間域とを、内容物放出操作に応じて連通させる弁作用筒状部と、
前記放出口側空間域に設けられた基部と、
前記弁作用筒状部および前記基部の間に形成された伸縮連結部と、を備え、
前記形状変化は、
前記伸縮連結部が、弾性力に抗しながら前記弁作用筒状部の全体を前記内容物放出口に近づける方向へシフトする形状変化であり、
前記形状復帰は、
前記伸縮連結部が、弾性力により前記弁作用筒状部の全体を前記内容物放出口から遠ざける方向へ戻る形状復帰である、
ことを特徴とするカップゴム使用のバックサクション機構。 - 前記弁作用筒状部は、
内容物放出作動用のスリットが形成された天面部を持つ内環状起立部からなり、
前記基部は、
前記内環状起立部の回りの外環状起立部を有し、
前記伸縮連結部は、
前記内環状起立部の下端側と前記外環状起立部の上端側との間に形成されている、
ことを特徴とする請求項1記載のカップゴム使用のバックサクション機構。 - 前記弾性力は、
前記弁作用筒状部の下端側と前記伸縮連結部との内側可動接続部分、および前記基部の上端側と前記伸縮連結部との外側可動接続部分の少なくとも一方の弾性作用に基づく、
ことを特徴とする請求項1または2記載のカップゴム使用のバックサクション機構。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載のカップゴム使用のバックサクション機構と、
前記内容物放出操作としての胴部外周面へのスクイーズ操作に基づく弾性変形作用を呈する上開口の外容器と、
前記外容器の中に配設されて放出対象の内容物を収容し、前記スクイーズ操作により前記外容器に対応した変形作用を呈して、外気が流入しない内袋態様で上開口の内容器と、
前記外容器の上開口側筒状部に取り付けられて、前記内容物放出口およびこれの開閉部を有するキャップ作用部と、
前記カップゴムを取り付けた形で前記内容器の上開口部に設定され、前記スクイーズ操作にともない前記内容器の収容内容物が前記カップゴムの上流側域へと通過する形の中栓と、を備えている、
ことを特徴とするバックサクション機構付きの二重容器。 - 請求項4記載のバックサクション機構付きの二重容器を備え、かつ、前記内容器に醤油などの各種内容物を収容した、
ことを特徴とするスクイーズ操作態様のポンプ式製品。
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