JP7254341B2 - キャップ及び容器 - Google Patents

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Description

本発明は、容器内の圧力により開閉するキャップ及び容器に関する。
従来、収容した内容物を吐出する容器として、チューブ容器や二重容器が知られている。チューブ容器として、例えば、弾性変形可能な容器本体と、容器本体の口部に装着され、逆止弁及び吐出ノズルを有するキャップと、を備える構成が知られている。
二重容器として、例えば、可撓性に富んだ内容器及び当該内容器が内装された外容器を有する容器本体と、容器本体の口部に装着され、逆止弁及び吐出ノズルを有するキャップと、を備える容器が知られている。このような二重容器は、外容器に吸気弁を有し、外容器が押圧力により変形することで内容器が圧縮され、内容物を吐出ノズルから吐出する。
また、二重容器は、内容物を吐出した後に外容器が復元することで、吸気弁から外容器と内容器との間に空気が供給される。これにより、二重容器は、内容器の復元を極力抑えて、内容器に空気が侵入することを防止する。また、二重容器は、キャップに設けられた蓋体が閉じられ、蓋体の内面に設けられた密封リングと吐出ノズルの開口が嵌合することで、内容器が密封される。
しかし、このような容器は、内容物を吐出した後に吐出ノズルの逆止弁が閉じると、吐出ノズル内に内容物が残存する。当該残存した内容物は、吐出ノズルの先端に残り、次に使用するときに吐出ノズルの先端からの液だれの原因となる虞があった。また、蓋体を閉じるときに、密封リングが吐出ノズルの吐出口と嵌合すると、吐出口に位置する残存した内容物が溢れ出し、キャップ内が汚れる虞があった。
そこで、特開2016-37290号公報に開示されるように、内容物を吐出した後に、吐出ノズル内に残存した内容物が漏出することを抑制する容器が知られている。この容器は、吐出ノズル内に逆止弁の弁体が当接する弁座部を設けるとともに、当該弁座部に内容物の流通を許容する流通溝を設ける構成とする。吐出通路内に残留する内容物は、当該流通溝から内容器内に戻る。これにより、容器は、吐出ノズル内に残留した内容物による液だれやキャップの汚れを抑制する。
特開2016-37290号公報
しかしながら、上述した容器では、内容物の粘度が高い場合には、吐出通路内に残留する内容物が当該流通溝から内容器内に戻らない場合がある。戻らない場合には、吐出ノズルの開口から内容物の液だれが生じる虞がある。また、この容器は、蓋体を閉じるときに、密封リングが吐出ノズルの吐出口と嵌合すると、吐出口に残存した内容物が溢れ出し、キャップ内が汚れる虞がある。
また、内容器内と吐出ノズルとが流通溝を介して連通している。このため、内容物の粘度が低い場合には、吐出通路内に残留する内容物が当該流通溝から内容器内に吸引された後に内容器内に外気が浸入して、内容物の酸化を促進する虞がある。
そこで、本発明は、逆止弁の変形を利用して、ノズル内に残存する液をキャップ内に吸引することで液だれ及び汚れを抑制可能、且つ、容器本体内に外気が侵入することを抑制可能なキャップ及び容器を提供することを目的とする。
本発明の一態様によれば、内容物を収容し、且つ、押圧力により変形する容器本体の口部に設けられるキャップは、内容物を吐出するノズル部と、流通孔が形成される底壁、並びに、前記底壁の中央部に設けられた弁座及びボスを含む、前記容器本体及び前記ノズル部間の流路上に設けられた弁室と、弁体及び前記弁体に設けられた前記弁座に当接する弁部を含み、前記弁室を上流側及び下流側に区分けする、前記弁室に設けられる逆止弁と、を備え、前記弁部が前記弁座に当接した状態から前記弁部が前記弁座から所定の距離離間する間、前記ボス及び前記弁部により前記内容物の流通が規制されることで、前記下流側の流路体積が減少し、さらに前記弁部が前記弁座から離間すると、前記弁部及び前記ボスの間に前記内容物を通過させる所定の流路を形成し、前記弁部が前記弁座から所定の距離離間し、前記内容物の流通が規制された状態から、前記弁部が前記弁座に当接するまでの間、前記下流側の流路体積が増加する。
本発明の一態様によれば、吐出容器は、上述のキャップと、前記キャップが固定される前記口部を有する外容器、及び、前記外容器内に設けられ、前記外容器の変形に伴って変形する内容器を有する前記容器本体と、を備える。
本発明によれば、逆止弁の変形を利用して、ノズル内に残存する液をキャップ内に吸引することで液だれ及び汚れを抑制可能、且つ、容器本体内に外気が侵入することを抑制可能なキャップ及び容器を提供することが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る容器の構成を示す断面図である。 図2は、同容器の構成を示す断面図である。 図3は、同容器の構成を示す断面図である。 図4は、同容器の構成を示す断面図である。 図5は、同容器に用いられるキャップの要部構成を示す平面図である。 図6は、同キャップの要部構成を示す平面図である。 図7は、同キャップの要部構成を示す断面図である。 図8は、本発明の他の実施形態に係るキャップの構成を示す断面図である。 図9は、本発明の他の実施形態に係るキャップの構成を示す断面図である。 図10は、本発明の他の実施形態に係るキャップの構成を示す断面図である。 図11は、本発明の他の実施形態に係るキャップの構成を示す断面図である。 図12は、本発明の他の実施形態に係るキャップの構成を示す断面図である。 図13は、本発明の他の実施形態に係るキャップの構成を示す断面図である。 図14は、本発明の他の実施形態に係るキャップの構成を示す断面図である。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る容器1の構成を、図1乃至図7を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る容器1の構成であって、逆止弁53が閉じた状態を示す断面図、図2は容器1の構成であって、逆止弁53が開いた状態を示す断面図である。また、図3及び図4は、容器1の構成であって、逆止弁53が開いた状態から閉じた状態への逆止弁53の動作を説明する断面図である。
図5はキャップ11の構成であって、吐出ノズル52を取り外した構成を示す平面図、図6は、キャップ11の構成であって、吐出ノズル52及び逆止弁53を取り外した構成を示す平面図である。
図7は、キャップ11の要部構成を拡大して示すとともに、逆止弁53が開いた状態における、キャップ11の弁室54内の内容物100の移動の例を示す断面図である。
図1乃至図4に示すように、容器1は、容器本体10と、キャップ11と、を備えている。容器1は、容器本体10内に液状の内容物100を収容する。容器1は、容器本体10に押圧力を印加して変形させることで、内容物100を適量吐出可能に構成されている。
ここで、内容物100とは、例えば、醤油、オリーブ油やサラダ油等の食用油、ポン酢、ソース、だし汁、化粧水、シャンプー及びリンス等の液状物である。
容器本体10は、図1乃至図4に示すように、例えば、多層ブロー成形により形成される。容器本体10は、外装と、その内面に剥離可能に積層された内装により構成される。容器本体10は、所謂二重容器である。容器本体10は、有底筒状の外容器21と、外容器21内に一体に設けられ、大部分が外容器21に対して剥離可能な袋状の内容器22と、を備えている。
外容器21は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等の樹脂材料により成形される。外容器21は、有底筒状の胴部31と、胴部31と連続して一体に設けられた口部32と、吸気弁33と、を備える。
胴部31は、使用者の手指によって押圧されたときに、押圧力により弾性変形可能に構成される。口部32は、第1突起部32aと、第2突起部32cと、第3突起部32bと、を有する。第1突起部32aは、外方に向かって環状に突出し、キャップ11と係合す。第2突起部32cは、内方に環状に突出してキャップ11と密接する。第3突起部32bは、内方に環状に突出する。第3突起部32bは、キャッピング時に胴部31の変形を防ぐための支え部となる。
吸気弁33は、内容物100を吐出するときに閉じる構造である。吸気弁33は、胴部31及び内容器22間の圧力が大気圧よりも低い負圧となった場合に開くことで、胴部31及び内容器22の間の空間に外気を供給する。なお、吸気弁33は、常時開とし、加圧されると閉じる構成であってもよい。
内容器22は、外容器21に対して相溶性のない樹脂材料により構成される。内容器22は、外容器21よりも肉薄に構成され、高い可撓性を有する。内容器22は、袋状に構成され、内容物100を収容可能に構成される。例えば、内容器22は、外容器21の口部32に一体に形成され、そして、外容器21の胴部31に対して剥離可能に形成される。
図1乃至図7に示すように、キャップ11は、キャップ本体41と、キャップ本体41にヒンジ42を介して連結された蓋体43と、が射出成形により一体に形成される。キャップ11は、例えばポリプロピレンで構成される。
キャップ本体41は、口部32に固定され、基部51及び吐出ノズル52の一部によって構成される。キャップ本体41は、逆止弁53を収容可能、且つ、逆止弁53によって上流側及び下流側に区画される弁室54を有する。弁室54は、容器本体10内から吐出ノズル52の後述するノズル部72までの流路上に設けられる。
基部51は、例えば、口部32に固定され、ヒンジ42及び蓋体43と一体に成形される。基部51は、筒状の外筒61と、外筒61の内径よりも外径が小径に構成された内筒(筒状部)62と、外筒61及び内筒62の上部を連続する環状の壁部63と、内筒62の下部に設けられた円板状の底壁64と、底壁64の中央から上方に突出する環状の弁座部65と、弁座部65の中央に設けられ、上方に突出するボス66と、を備えている。
外筒61は、開口する端部側の内周面に、口部32の第1突起部32aと係合する環状の突起61aを有する。内筒62の外径は、口部32の対向する部位の最小内径よりも若干大径に形成される。また、内筒62は、内周面に、断面が半円状の環状の凹部62aを有する。
壁部63は、環状突起63aを有する。環状突起63aは、口部32の端部の外径と略同一の内径を有し、口部32が径方向外方へ変形することを抑制し、内筒62の外周面と第2突起部32cの内周面との接触力を強固にする。
底壁64は、単数の流通孔64a又は複数の流通孔64aを有する。流通孔64aは、弁室54に設けられる逆止弁53と対向する位置の底壁64に配置され、内容器22及び弁室54を流体的に連続する。
弁座部65は、弁室54内に配置される。弁座部65は、底壁64の吐出ノズル52側の主面の中央部に設けられ、逆止弁53の一部が密着する環状の座面(弁座)65aを含む。
ボス66は、弁室54内に配置され、弁座部65の中央部に設けられる。ボス66は、例えば、円柱状に形成される。ボス66は、逆止弁53が所定量開いたときに、先端の外周面と逆止弁53との間に所望の流量の内容物100を通過可能な形状に形成される。ボス66は、例えば、吐出ノズル52側の端部の外周面に切欠部66aを有する。具体例として、切欠部66aは、ボス66の外周面の4箇所に等間隔に配置される。
吐出ノズル52は、中心が開口する天壁部71と、天壁部71の中心上面に設けられた筒状のノズル部72と、天壁部71の他方の下面外周縁側に設けられた筒部73と、天壁部71の開口を覆う規制部74と、を備えている。吐出ノズル52は、例えば、ポリエチレンにより構成される。
天壁部71は、内筒62の開口を覆うことで、内筒62及び底壁64との間に弁室54を構成する。ノズル部72は、キャップ11の内容物100を吐出する吐出口を構成する。
筒部73は、内筒62に嵌合可能に形成される。また、筒部73は、外周面に、内筒62の凹部62aと係合可能な、断面が半円状の環状の凸部73aを有する。
規制部74は、ボス66及び弁部83の間の隙間とノズル部72の開口との間に設けられる。規制部74は、図2及び図7に矢印で示すように、ボス66及び弁部83の隙間からノズル部72へ向かう内容物100の流れを邪魔し、内容物100の流れを規制し、ノズル部72から吐出される内容物100の吐出の勢いを和らげる。
このような規制部74は、ノズル部72の弁室54側の開口を覆う板状部材74aと、板状部材74aを天壁部71又はノズル部72に一体に接続するブリッジ74bと、を含む。
板状部材74aは、ノズル部72の弁室54側の開口と略同形状の円板状に形成される。板状部材74aは、天壁部71との間に、内容物100の流路を構成する。板状部材74aは、内容物100の流れ方向でノズル部72の開口を覆うことで、内容物100の流れ方向を変える邪魔板である。ブリッジ74bは、板状部材74aの外周縁に等間隔に複数設けられる。ブリッジ74bは、板状部材74aを天壁部71に一体に連結する。
図1乃至図7に示すように、逆止弁53は、筒状のベース81と、ベース81の内周面に一体に設けられた環状の弁体82と、弁体82の内周縁に一体に設けられた弁部83と、を備える。逆止弁53は、内容物100の圧力によって弾性変形可能、且つ、弾性変形後に復元可能な材料、例えば、ポリエチレンやエラストマー樹脂材料等により形成される。
ベース81は、例えば、底壁64及び筒部73によって挟持されることで、弁室54に固定される。
弁体82は、中央が開口する環状に形成されるとともに、内周縁に弁部83が一体に形成される。弁体82は、弁部83を座面65aに向かって付勢する。
弁部83は円環状に形成される。弁部83の厚さは、弁体82の厚さよりも厚く形成される。弁部83の内径は、ボス66の外径より若干大径に形成され、内容物100が通過しない程度の隙間を有している。弁部83は、例えば、断面が半円状に形成されることで、弁体82よりも肉厚に形成される。弁部83は、半円状の断面の曲面側の外面が座面65aに当接する。弁部83は、弁体82が変形して座面65aから離間したときに、ボス66の外周面と、より具体例として、ボス66の切欠部66aとの間に、内容物100が所定の量だけ通過する通路を構成する隙間を形成する。
このような逆止弁53は、弁部83が座面65aと当接することで、弁室54内を底壁64側(上流側)とノズル部72側(下流側)に区画するように密封する。
また、逆止弁53は、弁部83が座面65aから所定量離間することで、ボス66の軸方向の中途部からボス66の先端の外周面迄の間、より具体的にはボス66の切欠部66aとの間に内容物100を通過させる所定の流路を形成する。
さらに言えば、逆止弁53は、弁部83が座面65aから離間した直後においては、所望の吐出量の内容物100を通過可能な流路を極力形成しない。また、逆止弁53は、ボス66との間に流路を生じる部位である切欠部66aと対向したときに、ボス66との間に内容物100を所望の吐出量で通過可能な流路を形成する。なお、ボス66の切欠部66aは、内容物100に応じて適宜設定される。なお、内容物100の粘性に合わせて、流通孔64aの開口面積、切欠部66a等のボス66の形状、ノズル部72やノズル部72及び規制部74の板状部材74aとの間の開口面積を適宜設定することで、容器1の吐出量が設定される。
このような逆止弁53及び弁室54は、弁部83が弁座部65の座面(弁座)65aに当接した状態から弁部83が座面65aから所定の距離離間する間、内容物100の流通が規制される。これにより、弁室54の下流側の流路体積が減少し、さらに弁部83が座面65aから離間すると、弁部83及びボス66の間に内容物100を通過させる所定の流路を形成することが可能に構成される。また、逆止弁53及び弁室54は、弁部83が座面65aから所定の距離離間し、内容物100の流通が規制された状態から、弁部83が座面65aに当接するまでの間、下流側の流路体積が増加することが可能に構成される。
蓋体43は、係合部63bと係合する凸状の被係合部43aと、ノズル部72を閉塞する密封リング43bと、を有する。
次に、このように構成された容器1の使用方法について説明する。
先ず、図1に示すように、内容物100が充填された容器1は、例えば、容器本体10が下方及びキャップ11が上方の直立姿勢で保管される。使用時、即ち、内容物100を吐出するときは、先ず、使用者は、容器1を把持し、蓋体43を開けて、ノズル部72を吐出先へ向ける。これにより、容器1は、ノズル部72が下方となるように傾斜する。次いで、使用者は、内容物100を吐出する間、外容器21を押圧し、外容器21に押圧力を印加する。
外容器21が押圧されることで外容器21は弾性変形し、外容器21の弾性変形に伴って、外容器21によって内容器22に直接押圧力が印加されるか、又は、外容器21及び内容器22の間の空間の空気が圧縮され、内容器22に押圧力が印加される。これにより、内容器22が弾性変形し、内容器22内の圧力が増加すると、図2に示すように、弁体82及び弁部83が内容物100に押圧される。これにより、弁部83が座面65aから離間し、更に弁部83がボス66の先端まで移動する。なお、弁部83及びボス66は、センタリングされていることから、内容物100の流れは偏らない。
そして、図2に矢印で示すように、内容器22内の内容物100は、流通孔64aから弁体82及び底壁64の間、弁部83及び弁座部65の間、弁部83及びボス66の切欠部66aの間を通って、弁室54のノズル部72側に移動する。そして、内容物100は、規制部74によってその流れ方向が、ボス66の軸方向に対して交差する方向へ、換言すると、弁室54の径方向外方への移動へと変わり、さらに、規制部74の板状部材74aの外周面を周り、ノズル部72へ移動し、ノズル部72から吐出される。内容物100がノズル部72から吐出された内容物100の体積だけ、内容器22の容積が減少する。
次いで、使用者は、所望の内容物100を吐出させた後、外容器21の押圧を解除する。外容器21の押圧を解除することで、外容器21の形状が復元し、外容器21及び内容器22の間に吸気弁33から外気が吸入され、外容器21及び内容器22の間の空間が大気圧となる。このため、図3に示すように、弁体82は、自身の復元力でもとの形状に復元し、ボス66の外周面のうち、切欠部66aよりも座面65a側に位置すると、弁室54内が逆止弁53によって区画され、ボス66の外周面と弁部83の内周縁との間の隙間が微小になり、実質的に、ボス66及び弁部83間が内容物で密封される。そして、さらに弁体82が移動すると、図4に示すように、座面65aに弁部83が当接し、座面65a及び弁部83間が密封される。
このとき、図3の位置から図4の位置まで、弁体82及び弁部83が移動することで、弁室54の逆止弁53よりも底壁64側の内容物100が内容器22内に移動し、そして、弁室54の逆止弁53よりもノズル部72側の容積が増加する。これにより、弁部83が弁座部65の座面(弁座)65aに当接するまで、ノズル部72に位置する内容物100が弁室54に液引きされる。なお、逆止弁53の83の中央部に設けられた弁部83の小径の開口及び底壁64の中央部に設けられた小径のボス66によりセンタリングを行うことで、密封及び流量規制の精度が向上する。
このように構成された容器1によれば、内容物100の吐出後に外容器21が復元することに伴って弁体82が復元することで、弁室54のノズル部72側の容積が増加することから、ノズル部72に残存する内容物100は弁室54のノズル部72側の容積の増加分だけ、弁室54に戻されて液面が下がる。
ノズル部72の先端から内容物100の液面が容器本体10側に向かってさがることで、ノズル部72の先端に内容物100が残存することを防止できることから、次回使用時に、ノズル部72が下方に向かうように容器1を傾斜させても、ノズル部72から内容物が垂れることを抑制できる。即ち、容器1は、使用時の液だれを防止できる。
また、ノズル部72に内容物100が残存することを防止できることから、密封リング43bをノズル部72に挿入した場合に、内容物100がノズル部72から溢れ出ることを抑制できる。結果、キャップ本体41の天壁部71やノズル部72や、蓋体43が内容物100によって汚れることを抑制できる。
また、キャップ11は、ノズル部72の弁室54内の開口を覆うように規制部74を設けることで、ボス66及び弁部83間の隙間を流れる内容物100の流れ方向が規制される。結果として、ボス66及び弁部83間の隙間を通過した内容物100がノズル部72に到達するまでの距離が増加するとともに、内容物100が通過する流路の流路抵抗が増加する。これにより、ボス66及び弁部83間の隙間から弁室54内に流れた内容物100がノズル部72から吐出される勢いを和らげることが可能となり、内容物100をノズル部72から吐出するときに、勢いよく内容物100が吐出することを抑制できる。このため、容器1の使用時に、内容物100が飛散することを防止し、内容物100を所望の位置にノズル部72から吐出することができる。
また、キャップ11は、ボス66を有し、ボス66及び弁部83の間に内容物100を通過する流路を設ける構成とした。このため、キャップ11は、弁部83の開口の芯出しが可能となるとともに、ボス66及び弁部83の間の隙間の管理が容易となる。加えて、ボス66の先端側に、内容物100の流量を調整するための切欠部66aを設けることで、内容物100の吐出量の管理が容易となる。結果、キャップ11は、製造によるばらつきを抑制して、歩留まりを向上させることが可能となる。
また、弁部83は、断面形状を半円状とし、そして、座面65a側に突出するように、座面65aと対向する面を曲面状とした。この構成により、逆止弁53を基部51に配置するときに、弁部83にボス66が挿入されるときにボス66と当接する面が曲面となることから、当該曲面が弁部83をボス66の外周面に案内する機能を奏し、逆止弁53の組立性が向上する。また、弁部83を座面65a側に突出する半円状の断面形状とすることで、弁部83と座面65aとの接触する面積を極力小さくすること、換言すると、弁部83を座面65aに対して環状に線接触させることが可能となる。よって、弁部83は、弁体82の復元力によって弁部83を座面65aに全周に亘って密着させることが可能となる。
また、容器1は、内容器22が逆止弁53によって気密に密封されることから、内容物100の吐出時や保管時に、当該流通孔64aから内容器22側に空気が侵入することを防止できる。
上述したように本発明の第1の実施形態に係るキャップ11を用いた容器1によれば、ノズル部72内に残存する液をキャップ11内に吸引することで使用時の液だれ及びキャップ11の汚れを防止可能、且つ、容器本体10内に外気が侵入することを防止可能となる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、上述した例では、ボス66の先端側の外周面に4つの切欠部66aを設けることで、ボス66の外周面と弁部83との間の流路を流れる内容物100の吐出量を調整する例を説明したがこれに限定されない。例えば、図8に示すように、ボス66は、切欠部66aを有さずに、先端側を円錐台形状とする構成としてもよい。また、ボス66は、切欠部66aを設ける場合には、その数が限定されず、また、平面状の切欠部66aでなく、溝であってもよい。
また、上述した例では、基部51の底壁64に設けられた流通孔64aを逆止弁53の弁体82と対向する例を説明したが、図9に示すように、底壁64に設けられる流通孔64aの位置は弁体82と対向しない位置にもうけられていてもよい。
また、上述した例では、ノズル部72は、ボス66と軸方向で対向する位置に設けられる例を説明したがこれに限定されない。例えば、図10に示すように、ノズル部72は、ボス66と軸方向に直交する方向、換言すると径方向にずれた位置に配置される構成であってもよい。このような構成とすることで、ボス66の外周面と弁部83との間の隙間を流れた内容物100の流れは、天壁部71にあたってノズル部72に向かって径方向へその流れ方向が案内されることから、規制部74の機能を天壁部71が構成することになる。即ち、天壁部71が規制部74を構成することになることから、キャップ11は、ノズル部72をボス66と径方向にずらすことで、規制部74を設けることを要しないことから、キャップ11の構成を簡素化することができる。
また上述した例では、規制部74は、弁室54内のボス66よりもノズル部72側であって、且つ、ボス66及び弁部83の間に形成される隙間並びにノズル部72の間に設けられる例として、吐出ノズル52に設ける例を説明したがこれに限定されない。例えば、図11に示すように、規制部74は、ボス66の先端に設ける構成としてもよい。このような構成とする場合には、例えば、ボス66の先端を開口させて、板状部材74aをボス66の先端に固定するために、ボス66の先端の開口に嵌合するピン状の嵌合部74cを設ける構成とすればよい。即ち、規制部74は、ボス66の外周面と弁部83との間に生じる隙間とノズル部72の開口との間に設けることで、弁室54内を流れる内容物100の流れ方向を変えることが可能であれば、適宜設定可能である。
また、上述した例では、弁部83は、座面65aへの接触面積を小さくさせるために、座面65aに向かって突出するように断面形状を半円状とする構成を説明したがこれに限定されない。例えば、図12に示すように、弁部83を弁体82よりも肉厚の円環板状とし、座面65aの形状を平面状ではなく、弁部83に向かって突出する円環の突起状、具体例として、座面65aの断面形状を半円状としてもよい。
この他にも、キャップ11は、例えば、図13に示すように、座面65aを軸方向に対して傾斜する環状の傾斜面としてもよい。
また、上述した例に変えて、図13ボス66の先端の稜部を曲面形状とし、そして、弁部83の座面65aと当接するシール部を軸方向に対して傾斜する傾斜面とし、弁部83が座面65aから離間したときに、ボス66の稜部と弁部83のシール部とに隙間を形成する構成としてもよい。
また、上述した例では、基部51が口部32に固定される例を説明したがこれに限定されない。例えば、図13に示すように、吐出ノズル52に筒状の外筒61及び外筒61の内径よりも外径が小径に構成された内筒62を設け、基部51を有底円筒状として、基部51の筒状部を内筒62に嵌合させる構成としてもよい。
また、上述した例では、ノズル部72は、円筒状に形成される例を説明したがこれに限定されない。例えば、図8乃至図13に示すように、ノズル部72は、液切れをよくするために、先端に向かって漸次拡径する形状としてもよく、さらに、先端が湾曲する形状としてもよい。また、ノズル部72の長さも適宜設定可能である。
また、上述した例では、逆止弁53は、筒状のベース81の内周面の一部に、弁体82が一体に形成される円環板状の連結部81aを設ける構成を説明したがこれに限定されない。例えば、図13に示すように、逆止弁53は、筒状のベース81の内周面の一部に、直接弁体82が一体に形成される構成としてもよい。また、弁体82の形状は断面が円弧状に構成されていてもよく、複数の曲率半径を有する波形状に構成されていてもよく、また、断面が直線状に形成される円環板状に構成されていてもよい。
さらに、上述した例では、キャップ11は、ヒンジ42を介してキャップ本体41及び蓋体43が連結される構成を説明したがこれに限定されない。例えば、キャップ本体41及び蓋体43は別体に構成され、キャップ本体41に雄螺子を設け、蓋体43に雌ねじを設けることで、キャップ本体41に蓋体43を着脱できる構成としてもよい。
また、上述した例では、容器本体10は二重容器である構成を説明したがこれに限定されず、弾性変形可能なチューブ容器を容器本体10に用いる構成としてもよい。
また、弁部83は、上述した断面形状に限定されない。即ち、弁部83は、座面65aと当接してボス66との間の流路を密封可能、且つ、座面65aから離間してボス66の例えば切欠部66aの間に所望の流量の内容物を通過可能であれば、適宜設定できる。
さらに、上述した例では、ボス66及び弁部83の間に所望の流量の内容物100を通過可能とするために、吐出ノズル52側の端部の外周面に切欠部66aを有する構成を説明したがこれに限定されない。例えば、図14に示すように、ボス66を円柱状とし、ボス66の先端を座面65a、即ちボス66の先端面を座面65aとし、弁部83をボス66先端の座面65aに当接することで、ボス66及び弁部83間を密封する構成としてもよい。このような構成とした場合には、図14に二点鎖線で示すように、内容物100によって弁体82が変形し、弁部83が座面65aから離間することで、ボス66及び弁部83の間に所定の流路が生じる。また、このような構成の弁部83は、座面65aと当接する部位の中央に開口83aを有する。この開口83aの内径は、ボス66の外径よりも小径に形成される。また、開口83aは、内容物100の流量を規制し、所定の流量とする規制孔である。このため、開口83aの内径は、内容物100が所望の流量となる内径に設定される。
また、上述した例では、容器本体10は二重容器である構成を説明したがこれに限定されず、弾性変形可能なチューブ容器を容器本体10に用いる構成としてもよい。
即ち、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
1…容器、10…容器本体、11…キャップ、21…外容器、22…内容器、31…胴部、32…口部、32a…第1突起部、32b…第3突起部、32c…第2突起部、33…吸気弁、41…キャップ本体、42…ヒンジ、43…蓋体、43a…被係合部、43b…密封リング、51…基部、52…吐出ノズル、53…逆止弁、54…弁室、61…外筒、61a…突起、62…内筒(筒状部)、63…壁部、63a…環状突起、63b…係合部、64…底壁、64a…流通孔、65…弁座部、65a…座面(弁座)、66…ボス、66a…切欠部、71…天壁部、72…ノズル部、73…筒部、74…規制部、74a…板状部材、74b…ブリッジ、74c…嵌合部、81…ベース、81a…連結部、82…弁体、83…弁部、100…内容物。

Claims (8)

  1. 内容物を収容し、且つ、押圧力により変形する容器本体の口部に設けられるキャップであって、
    内容物を吐出するノズル部と、
    流通孔が形成される底壁、並びに、前記底壁の中央部に設けられた弁座及びボスを含む、前記容器本体及び前記ノズル部間の流路上に設けられた弁室と、
    弁体及び前記弁体に設けられた前記弁座に当接する弁部を含み、前記弁室を上流側及び下流側に区分けする、前記弁室に設けられる逆止弁と、
    を備え、
    前記弁部が前記弁座に当接した状態から前記弁部が前記弁座から所定の距離離間する間、前記ボス及び前記弁部により前記内容物の流通が規制されることで、前記下流側の流路体積が減少し、
    さらに前記弁部が前記弁座から離間すると、前記弁部及び前記ボスの間に前記内容物を通過させる所定の流路を形成し、
    前記弁部が前記弁座から所定の距離離間し、前記内容物の流通が規制された状態から、前記弁部が前記弁座に当接するまでの間、前記下流側の流路体積が増加する、キャップ。
  2. 前記ボスは、円柱状に形成される、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記ボスは、先端側の外周面の一部が切欠され、
    前記弁部は、中央に前記ボスが挿通する開口を有する、請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記弁座は、前記ボスの周囲に設けられる、請求項3に記載のキャップ。
  5. 前記弁座は、前記ボスの先端に設けられる、請求項2に記載のキャップ。
  6. 前記ノズル部の前記弁室側の開口に設けられ、前記内容物の流れを規制する板状部材を備える、請求項1に記載のキャップ。
  7. 前記弁部は、前記ボスの先端の前記弁座に当接し、中央に前記内容物の流量を規制する規制孔を有する、請求項5に記載のキャップ。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか一項に記載のキャップと、
    前記キャップが固定される前記口部を有する外容器、及び、前記外容器内に設けられ、前記外容器の変形に伴って変形する内容器を有する前記容器本体と、
    を備える容器。
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