JP7343994B2 - 下向きスクイズフォーマー - Google Patents

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Description

本発明は、容器本体内の液状物を泡状に吐出させる泡吐出容器に関する。
泡吐出容器のうち、弾性変形可能な容器本体を押圧することによって、容器本体内の液状物を泡状に吐出させるタイプのものはスクイズフォーマーと呼ばれ、各種洗浄剤や化粧料などを泡状に吐出させる場合に使用されている。特に、ノズルを下向きにした状態で内容物を吐出させるものは、下向きスクイズフォーマーと呼ばれている(特許文献1)。
特許5493682号公報
特許文献1の下向きスクイズフォーマーでは、ノズルを下向きにして使用するので、吐出の前後に意図せず内容物のしずくがノズルから垂れ落ちる、いわゆる液だれが起きる場合があり、周囲を汚してしまうなどの問題があった。また、特許文献1の下向きスクイズフォーマーでは、バルブの弁が開くことによって容器内の液状物が混合室へ流入し、混合室で空気と混じり合って泡となり、ノズルから吐出されるようになっている。バルブの弁の開閉が円滑でないと、良好な泡が得られず、泡質が低下するという課題もあった。
本発明の目的は、液だれを防止することができて、内容物を安定的に良好な泡質で吐出させることが可能な泡吐出容器を提供することにある。
すなわち、本発明に係る下向きスクイズフォーマーは、
容器本体、前記容器本体の開口部に取り付けられるキャップ、および、前記キャップの流路を開閉するバルブ、を備えて、前記容器本体の開口部を下に向けた状態で前記容器本体内の液状物を泡状に吐出させる下向きスクイズフォーマーであって、
前記キャップは、
前記容器本体内の液状物の通り道になる液状物流路と、
前記容器本体内の空気の通り道になる空気流路と、
前記バルブが開いた状態で、前記液状物流路および前記空気流路からなる二種類の流路と通じる混合室と、
前記混合室から容器外に通じているキャップ開口部と、を有し、
前記バルブは、
前記二種類の流路の出口を囲む位置において前記キャップに固定される環状の固定環と、前記固定環の内側に形成されて、前記二種類の流路の出口を開閉する2つの状態に弾性変形可能な可変膜と、を有し、
閉じた状態の前記可変膜は、前記固定環から当該固定環の中心軸に向けて、かつ、前記容器本体側に傾斜した状態で形成され、前記二種類の流路の出口を覆っていて、
前記固定環との接続部分を基準にして、前記固定環の中心軸方向において当該可変膜の全体の傾斜の向きが反転することによって、開いた状態になるように構成されていることを特徴とする。
なお、容器本体内の空気または液状物を流路の出口から吐出させる手段については、例えば、弾性変形可能な胴部を有する容器本体を用いるとよい。胴部を押圧変形させることにより容器本体内の空気および液状物が加圧されると、これらがそれぞれの流路を流れて各出口から吐出される。
上記構成の発明の効果を説明するため、固定環の内側において、固定環の中心軸に直交する平面に沿って可変膜が形成されている場合(「非傾斜状態の膜)と呼ぶ。)と、本発明のように可変膜が容器本体側に傾斜している場合(「容器本体側へ傾斜状態の膜」と呼ぶ。)を比較する。いずれも、可変膜が、流路の出口から吐出される空気または液状物に押されることによって、閉状態から開状態に弾性変形する、という点では共通している。
この比較において、注目すべきは、非傾斜状態の膜では、小さな力で可変膜が弾性変形して、流路の出口が容易に開いてしまう点である。また、流路の出口を閉じる際、何らかの小さな力が可変膜に作用することで、可変膜が出口を完全に閉じられなくなってしまう点である。非傾斜状態の膜では、ユーザーの意図に反して開いてしまった出口や、完全に閉じられなくなった出口から内容物が流出してしまう心配がある。可変膜が逆方向に傾斜している場合(「混合室側へ傾斜した状態の膜」と呼ぶ。)には、このような「液だれ」の可能性が高まる。
これに対して本発明の構成では、可変膜が容器本体側に傾斜した状態で流路の出口を覆っているから、比較的大きな力が可変膜に作用しないと弾性変形しない。従って、ユーザーの意図に反して出口が開いてしまったり、使用後に出口が完全に閉まらなかったり、という不具合が解消され、液だれ防止の効果がある。加えて、可変膜を斜め方向に形成することで、可変膜の開閉動作が円滑となり、混合室にて安定的に良好な品質の泡が形成される、という効果も得られる。
本発明に係る下向きスクイズフォーマーにおいて、前記可変膜は、前記固定環との接続部分を基準にして、前記固定環の中心軸方向において当該可変膜の傾斜の向きが反転するように、構成されている
この構成では、容器本体内を加圧して流路の出口を開く際、閉じた状態の可変膜が、2種類の流路の少なくとも一方の出口から吐出される液状物または空気によって押されて、混合室側に傾斜した状態に変形する。また、容器本体内を減圧して流路の出口を閉じる際は、開いた状態の可変膜が、2種類の流路の少なくとも一方の出口に吸引される液状物または空気によって引き寄せられて、容器本体側に傾斜した状態に戻される。このように、可変膜は、その傾斜の向きが固定環の中心軸方向において反転する形で弾性変形する。
バルブの形状としては、その可変膜が部分的に弾性変形することによって、流路の出口を開閉するものでも良い。しかし、より優れた開閉動作を得るには、上記の構成のように可変膜の傾斜の向きが固定環の中心軸方向において反転するものが良い。つまり、可変膜が弾性変形特性と特徴的な形状とを併せ持つことにより、開閉いずれかの状態だけが可変膜にとって弾性変形的に安定した状態になる。開状態でも閉状態でもないような中間的な変形状態には留まりにくく、開閉の切り換えが小気味よく行われて、バルブの開閉動作が一層円滑になる。
本発明に係る下向きスクイズフォーマーにおいて、前記固定環の中心軸に直交する面を基準にして、閉じた状態の前記可変膜の傾斜角度が2°以上、35°以下であることが好ましい。この構成のように可変膜の傾斜角度を一定の範囲内の角度に設定すれば、バルブの円滑な開閉動作を一層確実に実行させることができる。
本発明に係る下向きスクイズフォーマーにおいて、前記可変膜には、前記固定環の中心軸を含む範囲に開口部が形成されていることが好ましい。この構成では、可変膜のうちの当該可変膜の開口部を除く部分によって、2種類の流路の出口が閉じられる。可変膜の開口部の存在によって、可変膜の開閉2つの状態の切り換え動作がよりスムーズになる。
本発明に係る下向きスクイズフォーマーにおいて、前記可変膜に覆われる前記キャップの表面には、前記流路の出口が二重の環状に配置されており、前記空気流路の複数の出口が内環に配置され、前記液状物流路の複数の出口が外環に配置されていることが好ましい。
前記空気流路の複数の出口が内環に配置され、前記液状物流路の複数の出口が外環に配置されていることにより、液状物が、空気流路の出口から噴出した空気の流れにぶつかりながら混合室へと流れ込むので、液状物と空気との混合が良好に行われるという効果が得られる。
本発明に係る下向きスクイズフォーマーにおいて、前記可変膜に覆われる前記キャップの表面には、前記流路の出口が二重の環状に配置されており、内環に配置される複数の出口を含む一定範囲の表面と、これを覆う前記可変膜とが、同一面において接触していることが好ましい。この構成であれば、可変膜の中央に開口部がある場合にも、閉じた状態でのバルブの密封性を高めることができる。
本発明に係る下向きスクイズフォーマーにおいて、前記キャップは、更に、前記空気流路の途中から分岐して前記混合室または容器外に通じる外気吸引流路を有し、前記外気吸引流路には、前記容器本体内が減圧された際に開く外気吸引用バルブが、前記バルブと一体または別体で設けられていることが好ましい。
この構成であれば、外気吸引流路および外気吸引用バルブは、空気流路の出口がバルブによって閉じられた後も、減圧状態の容器本体内に容器外の空気を取り込んで、容器本体内を常圧に早く戻すのに役立ち、泡吐出容器の開閉動作をスムーズに繰り返すことができる。
本発明によれば、バルブの可動膜が容器本体側へ向かって傾斜していることにより、容器本体の開口部を下に向けた状態を維持した場合であっても、液状物流路に残留した液状物が液状物流路の出口から滴下することを防止できる。すなわち、上方(容器本体側)に向けて傾斜している可動膜が下方(混合室側)に撓むことなく、液状物の滴下が阻止されるので、液だれを防止することができる。また、可動膜が傾斜して形成されていることにより、バルブの開閉が円滑になり、安定的に良好な泡質で泡を吐出することができる。
第一実施形態に係る泡吐出容器のキャップを示す断面図。 前記キャップの構成要素の分解図である。 前記泡吐出容器の使用状態を示す断面図である。 前記泡吐出容器の泡吐出時の内容物の流路を示す拡大断面図。 図4において吐出停止後に外気が吸引される状態を示す拡大断面図。 第二実施形態に係る泡吐出容器のキャップを示す断面図。 前記キャップに嵌め込まれるバルブの変形例を示す平面図および断面図。
以下、本発明の第一実施形態に係る泡吐出容器について図面を用いて説明する。図1に、泡吐出容器のキャップ部分のみの断面構造を拡大して示す。図2に、キャップ部分の構成要素を分解して示す。図1の軸Pは、キャップ部分の中心軸であり、紙面上において軸Pの上側を「キャップ開口側」と呼び、下側を「容器本体側」と呼ぶ。キャップ部分は、図2のように軸Pに沿って個々の構成要素が順次嵌め込まれた組立物である。本実施形態では、泡吐出容器の一例として、下向きスクイズフォーマーの具体的な構成を説明する。
図1、図2に示すように、キャップ2は、ベースキャップ22と、チューブホルダー24と、ヒンジキャップ26とを主な構成要素とする。また、キャップ2にはバルブ3が嵌め込まれており、キャップ2の吐出口となる開口部には泡均質化手段5が嵌め込まれており、キャップ2の容器本体側にはチューブ6が保持されている。
図2のベースキャップ22は、キャップ開口側が閉じた筒状部材であり、内周面に螺旋条22cを有する内筒部22aと、内筒部22aのキャップ開口側を塞いでいる中天板22bとを有する。中天板22bには、軸Pに平行な貫通孔が複数開いている。まず、6つの空気用の貫通孔F24が環状に配置されている。また、その外側に6つの液状物用の貫通孔F14が環状に配置されている。これらの貫通孔F24,F14の配置は、軸Pを中心とする同心環状であり、空気用の貫通孔F24の配置を内環と呼び、液状物用の貫通孔F14の配置を外環と呼ぶ。さらに、液状物用の貫通孔F14の外側には、3つの外気吸引用の貫通孔F53が同心環状に配置されている。
液状物用および外気吸引用の貫通孔F14,F53の各出口は、中天板22bのキャップ開口側の表面において同一平面上に形成されているのに対し、空気用の貫通孔F24の各出口はキャップ開口側に僅かに突出した突出部分22dの表面に形成されている。そして、貫通孔F14,F53の各出口を有する表面は、軸Pに直角であるのに対し、空気用の貫通孔F24の各出口を有する突出部分22dの表面は、軸Pを中心とする逆円錐状に窪んだ部分の表面である。図2のベースキャップ22に示す角度xは、空気用の貫通孔F24の出口を有する表面と、軸Pに直交する平面との交角であり、本発明に係る傾斜角度を表す。この角度xが2°以上、35°以下の角度になるように、貫通孔F24の出口を有する表面が形成されている。
中天板22bの容器本体側の表面には、上記の貫通孔の複数の入口とともに、環状に突出した2種類の筒部22e,22fと、回り止め用の突出片22gとが形成されている。2種類の筒部とは、1つ目が、空気用の貫通孔F24をすべて囲んでいる環状の内側筒部22eであり、2つ目が、内側筒部22eの外側において液状物用の貫通孔F14をすべて囲んでいる環状の外側筒部22fである。内側筒部22eは、軸Pを中心とする環状であるが、外側筒部22fは、軸Pから偏心した環状に形成されている。このように2種類の筒部22e,22fの偏心によって、両者が大きく離れた部分における、2種類の筒部22e,22fの間に、回り止め用の突出片22gが形成されている。
図2のチューブホルダー24は、フランジ付きの細い筒状部材であり、チューブ6を内部に差し込んで固定するためのチューブ保持筒24aと、チューブ保持筒24aのキャップ開口側の端部に形成されたフランジ部24bとを有する。フランジ部24bの外径は、ベースキャップの内筒部22aの内径に対応しており、チューブホルダー24を軸Pに沿ってベースキャップの内筒部22a内に嵌め込むことができる。チューブ保持筒24のキャップ開口側の筒部24gの直径は、容器本体側の筒部の直径より大きくなっており、ベースキャップ22に嵌め込んだ際に、チューブホルダー24のキャップ開口側の端部が、ベースキャップの中天板22bの空気用の貫通孔F24を全て囲むようになる。
チューブホルダー24のキャップ開口側の筒部24gは、完全な筒形状ではなく、一部が切り欠かれており、切欠き部24cを有する。また、この切欠き部24cに連続するようにフランジ部24bのキャップ開口側の表面には溝部24dが形成されている。これらの切欠き部24cと溝部24dは、ベースキャップ22に嵌め込んだ際に、外気吸引用の貫通孔F53がチューブホルダー24のチューブ保持筒24aの内部に通じるための連絡通路になる。
チューブホルダー24のキャップ開口側の筒部24gの先端には、キャップ開口側に向けて突出する環状の内側筒部24eが形成されている。このチューブホルダー24の内側筒部24eは、軸Pを中心とする環状であり、かつ、ベースキャップ22の内側筒部22eに対応した大きさの直径を有する。ベースキャップ22に嵌め込んだ際に、チューブホルダー24の内側筒部24eが、ベースキャップ22の内側筒部22eの内側に嵌め込まれる。
また、フランジ部24bのキャップ開口側の表面には、環状に突出する外側筒部24f、および、液状物用の貫通孔F12が形成されている。このチューブホルダー24の外側筒部24fは、軸Pから偏心した環状であり、かつ、ベースキャップの外側筒部22fに対応した大きさの直径を有する。ベースキャップ22に嵌め込んだ際に、チューブホルダーの外側筒部24fが、ベースキャップ22の外側筒部22fの外側に嵌め込まれる。液状物用の貫通孔F12は、ちょうど、ベースキャップ22の突出片22gに対応した位置にあり、ベースキャップ22に嵌め込んだ際に、ベースキャップ22の突出片22gがチューブホルダー24の液状物用の貫通孔F12を貫通して、チューブホルダー24の回り止めとして機能する。
このようにして、チューブホルダー24をベースキャップ22に嵌め込み、チューブホルダー24のチューブ保持筒24aにチューブ6を差し込んだ状態にすると、図1のようにチューブ6の管内の空気流路F2は、チューブ保持筒24aの内部を介して、ベースキャップ22の6つの空気用の貫通孔F24に通じるようになる。また、容器本体内の液状物流路F1は、チューブホルダー24の液状物用の貫通孔F12を介して、ベースキャップ22の6つの液状物用の貫通孔F14に通じるようになる。この際、ベースキャップ22の2種類の筒部22e,22fと、チューブホルダー24の2種類の筒部24e,24fとの嵌合によって、ベースキャップ22とチューブホルダー24間のスペースにおける空気流路F2、液状物流路F1および外気吸引流路F5のそれぞれの隔離が確実となり、内容物が互いに混じり合うことがない。ただし、外気吸引流路F5については、連絡通路を介して、チューブホルダー24内の空気流路F2と合流する。
図2のバルブ3は、円筒状の固定環32と、本発明の可変膜に相当する内弁34と、本発明の外気吸引用バルブに相当する外弁36とを有し、これらがシリコーンやオレフィン樹脂等、種々のエラストマーによって弾性変形可能に一体成形されている。円筒状の固定環32が肉厚であるのに対し、内弁34および外弁36の厚みは薄い。
内弁34は、固定環32の下端部よりもやや上部の位置から内方に延設された薄い膜であり、中央に開口部F31を有する。内弁34の全体形状は薄肉円環状と言える。また、内弁34は、固定環32との接続部分から軸Pに向かって、容器本体側に傾斜している。この傾斜角度は、同図のベースキャップ22に示す角度xと同じ、または、多少大きめであり、固定環32との接続部分から軸Pに向かって略一定の角度である。よって、図2に示すように、内弁34の断面形状は逆ハ字状となり、左右の傾斜部分の断面は略直線になる。
外弁36は、固定環32の下端部よりもやや上部の位置から外方に延設された薄い膜であり、全体形状は薄肉円環状と言える。内弁34の形状と異なるのは、その断面形状が、固定環32との接続部分の近傍においては容器本体側に膨らむ緩やかなカーブを描き、固定環32との接続部分から離れた部分においてはキャップ開口側に傾斜している。
図2のヒンジキャップ26は、ベースキャップ22を覆うようにしてベースキャップ22に嵌め込まれるもので、両者の間でバルブ3が挟持されるようになっている。具体的には、ヒンジキャップ26は、外筒部26aと、天板26bと、ノズル部26cと、ヒンジ部26dと、ヒンジ蓋26eとを有して、これらが一体に成形されている。
外筒部26aは、ベースキャップの内筒部22aの外側に嵌め込まれる筒状部材であり、その筒状部材のキャップ開口側が天板26bで塞がれている。天板26bの中央には、筒状のノズル部26cが設けられている。ノズル部26cには、容器本体側からキャップ開口側までを空間的に通じる大開口が形成されている。また、天板26bと外筒部26aとの接続部分の一部には、ヒンジ部26dを介して折り畳み自在なヒンジ蓋26eが一体に成形されている。天板26bの表面において、ノズル部26cとヒンジ部26dのほぼ中間の位置には、1つの外気取入れ口F51が形成されている。ヒンジ蓋26eによって、キャップ開口部F4および外気取入れ口F51が同時に開閉される。
ノズル部26cは、キャップ開口側に泡均質化手段5を嵌め込み可能な直径を有する筒状部材を有し、容器本体側に比較的大きい直径を有する二重筒構造の筒状部材を有する。容器本体側の二重筒構造の筒状部材によって、容器本体側に開口する深めの溝26fが形成されている。この深めの溝26fは軸Pを中心とする円周状である。
泡均質化手段5は、ヒンジキャップのノズル部26cのキャップ開口側の筒状部材に嵌め込まれる円筒状のネットホルダーと、その円筒状のネットホルダーの上下両端に貼り付けられたネットとによって構成されている。ネットホルダーに貼り付けられるネットは、均質なきめ細かい泡を得る為、キャップ開口側(下流側)が容器本体側(上流側)よりも目が細かくなっている。なお、3枚以上のネットを使用した泡均質化手段でもよく、ネットを用いないでスポンジ等を用いた泡均質化手段を用いてもよい。
以上のようなヒンジキャップ26は、バルブ3を挟み込むようにして、ベースキャップ22の外側に嵌め込まれる。この際、バルブの固定環32のキャップ開口側のほとんどの部分が、上記のノズル部26cの深めの溝26fに嵌め込まれる。また、バルブの固定環32の容器本体側の端部は、ベースキャップの中天板22bの表面に形成された円周状の浅めの溝22hに嵌め込まれる。この浅めの溝22hは、空気用および液状物用の貫通孔F24,F14をすべて囲む位置に形成されており、外気吸引用の貫通孔F53については、この浅めの溝22hよりも外側に位置する。
ヒンジキャップ26をベースキャップ22に嵌め込むことによって、ヒンジキャップの天板26bの内側に形成された段付き部26gが、ベースキャップの中天板22bの表面に接触して、両者の間にバルブの内弁34と外弁36とが動作できるだけのスペースが形成される。そして、バルブの内弁34は、傾斜角度xで傾斜する先端部分が、同様に傾斜角度xで傾斜しているベースキャップの突出部分22dの表面に対して接触する。これによって、その突出部分22dに形成された空気用の貫通孔F24がすべて塞がれる。同時に、ベースキャップ22の液状物用の貫通孔F14も、内弁34によって全て塞がれる。また、ヒンジキャップのノズル部26cの二重筒構造の筒状部材の内部空間によって、混合室F3が形成されるが、この混合室F3は、バルブの内弁34によって、空気流路F2とも液状物流路F1とも連通していない状態になっている。
一方、外弁36の外周端は、ヒンジキャップの天板26bにおいて外気取入れ口F51よりも外側の表面に接触する。これによって、外弁36がヒンジキャップの外気取入れ口F51を容器本体側から塞ぐことになる。
図3に本実施形態の泡吐出容器の使用状態を断面図で示す。泡吐出容器は、容器本体1、上述したキャップ2、バルブ3、泡均質化手段5、および、容器本体1の底部近傍まで延びるチューブ6を備える。容器本体1は、弾性変形可能な胴部と、内容物の投入口となる筒状の開口部とを有し、その開口部から胴部内に発泡性の液状物Aが予め所定の量だけ充填される。本実施形態では、容器本体1の開口部の筒状部分の外周には螺旋溝が形成され、キャップ2の螺旋条とのねじ嵌合によって、キャップ2が容器本体1の開口部に着脱自在に取り付けられているが、その他、キャップを開口部に押し込む方法で容器本体1に取り付けてもよい。
容器本体1の材質としては、容器の押圧がし易い所謂スクイズ性及び押した後に元の形状に戻りやすい所謂スクイズバック性が良好な、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等のポリオレフィン系樹脂、および、ポリエチレンテレフタレート(PET)等のポリエステル系樹脂を単独または適宜複数種混合したものを採用できる。特に、連続使用した場合でも良好なスクイズ性を得ることができる観点からPPが好ましい。また、容器本体1の胴部の肉厚は、良好なスクイズ性を得る観点から0.5~1.5mmが好ましく、0.8~1.2mmがより好ましい。
図3のように泡吐出容器のノズル部を下向きにすると、キャップ2の容器本体1側が液状物に満たされるとともに、チューブ6の先端が容器内の液面よりも上方に突出しているので、容器本体1内の空気はチューブ6内に満たされる。この状態で容器本体1を押圧すると、容器の内圧が高まる。そして、内部の空気および液状物Aが加圧されてキャップ2のバルブ3を開くので、空気および液状物Aが混合室に進入する。混合室内では、流入した液状物Aと空気が混合し、泡が形成される。形成された泡は、ネットホルダーの2枚のネットを通過することにより、きめ細かい均質な泡となり、ヒンジキャップの吐出口より吐出される。
図4および図5を用いて、吐出時の空気および液状物の流れを詳細に示す。空気流路F2の流れを白三角の矢印で示し、液状物流路F1を黒三角の矢印で示す。
泡吐出容器が下向きの状態で、容器本体1を押圧した場合は、図4のように空気がチューブ6から供給されることにより内弁34が開く。内弁34は、軸Pの方向において容器本体側からキャップ開口側に反転するように弾性変形する。これによって、空気用の貫通孔F24から混合室F3へ空気が流れ込む。また、液状物は、液取入れ口から液状物用の貫通孔F14を通過して、混合室F3に流れ込む。
図5に泡を吐出した後のスクイズバック時の外気の流れを外気吸引流路F5として示す。容器本体1(胴部)の押圧が停止され、胴部の復元力により胴部が元の形状に戻ろうとすると、容器内が陰圧となり、内弁34が空気用および液状物用の貫通孔F14,F24をすべて塞ぐ。また、外弁36が容器内の陰圧によって外気取入れ口F51を開くので、外気取入れ口F51から容器外の空気が吸引される。吸引された外気は、ベースキャップ22とチューブホルダー24との間の連絡通路を通って、チューブ6へ流れる。容器外の気圧と容器内の気圧が同一になって容器内の陰圧状態が解消されると、外弁36が閉じて外気取入れ口F51が塞がれる。
本実施形態によれば、閉じた状態の内弁34が容器本体側に向かって傾斜していることにより、液状物流路F1に残留した液状物が液状物用の貫通孔F14から滴下しようとしても、内弁34が下方に撓むことなく、液状物の滴下を阻止するので、液だれを防止することができる。
内弁34が水平に形成されていると、液状物流路F1に残留した液状物の重さで内弁34が撓んでしまうことにより、液状物が混合室F3内へ滴下し、ネットを通過して吐出口から排出されてしまう場合があり、好ましくない。
特に、内弁34が容器側に傾く角度xは、容器側に0°より大きな角度で傾いていることが好ましい。0°より大きな角度であれば、液状物が意図せず滴下してしまうことを防止できる。また、角度xは、35°以下であることが好ましい。角度xが35°を超えると、内弁34が開き難くなり、混合室F3内へ流入する液状物および空気の流速が小さくなって、混合室F3内でうまく混合されず、泡の質が低下するので好ましくない。
角度xのより好ましい範囲は、泡吐出性能および液だれ防止性能の観点より、2°から35°である。角度xをこのような範囲とすることにより、弁の開閉が円滑となり、安定的に良好な泡質で泡を吐出することが可能となる。
ここで、容器本体1、ベースキャップ22、およびヒンジキャップ26をポリプロピレン(PP)で形成し、チューブホルダー24を高密度ポリエチレン(HDPE)で形成し、チューブ6をポリプロピレン(PP)で形成し、バルブ3をオレフィン系エラストマーで形成した下向きスクイズフォーマーを作成した。内弁34および外弁36の厚みは0.15mmとした。内弁34の傾斜角度xを-5°、0°、2°、5°、20°、35°、40°として、液だれ防止性能と泡質を比較した。液だれ防止性能については、泡を吐出後に液だれが発生したものを「×」、発生しなかったものを「○」とした。泡質については、きめ細かい良質のものを「○」、きめの粗い不良のものを「×」として評価した。結果を表1に示す。液だれは-5°および0°で発生し、2°以上の角度では発生しなかった。泡質については、40°で粗い泡が発生した。泡質については5°および20°が最も泡質が良好であった。なお、40°では液を吐出させるために必要な押圧力が大きくなり過ぎて実用に適さず、また、角度xを45°以上とすると、内弁が開かなくなり、液状物の吐出が不可能となった。以上の結果から、傾斜角度xは2°以上、35°以下とするのが好ましく、5°以上、20°以下がさらに好ましい。
Figure 0007343994000001
次に、本発明の第二実施形態に係る泡吐出容器について、図6のキャップの断面図に基づいて説明する。本実施形態の泡吐出容器は、前述の第一実施形態の泡吐出容器に対して、キャップに形成される外気吸引流路と外気吸引用バルブの各構成が相違するもので、その他の構成は略同様である。対応する構成には100を加えた符号を付し、共通部分の説明を省略する。
すなわち、図1、2の第一実施形態では、チューブホルダー24の筒部24g内で空気流路F2が分岐して、ヒンジキャップ26の外気取入れ口F51に至る外気吸引流路F5が形成されている。外気吸引流路F5は、チューブホルダー24の筒部24g内から連絡通路(切欠き部24c、溝部24d)および貫通孔F53を通って、ヒンジキャップ26の外気取入れ口F51に通じている。また、外気取入れ口F51を開く外弁36が、外気吸引用バルブとして内弁34と一体に形成されている。
これに対して、図6に示す本実施形態のキャップ102では、チューブホルダー124の筒部124g内で空気流路F2が分岐して、ベースキャップ122の容器本体側に形成された外気吸引用バルブ室122iの内部を通って、ベースキャップ122の中天板122bの中央に開けられた外気取入れ口F53に至る外気吸引流路F5が形成されている。外気取入れ口F53は、混合室F3を介して、容器外に通じる。
また、外気吸引用バルブ室122iには、外気吸引用バルブ4としてのボール弁42が、コイルバネ44によってキャップ開口側に押圧され、外気取入れ口F53を閉じるように設けられている。外気吸引用バルブ室122iには、チューブホルダー124の筒部124g内と連通する連通孔122jが形成されている。
なお、キャップ102の液状物および空気の各流路を開閉するバルブ103は、円筒状の固定環132および内弁134から構成され、ヒンジキャップ126とベースキャップ122との間に嵌め込まれている。ベースキャップ122の中天板122bには、中央の外気取入れ口F53を中心に、空気用の貫通孔が内環として、液状物用の貫通孔が外環として、それぞれ複数の孔が二重の環状に配置されている。そして、前述の実施形態と同様に、バルブ103の内弁134は、軸Pの方向において薄膜の傾斜の向きが反転するように弾性変形可能に構成されており、容器本体内の加圧・減圧に応じて、液状物および空気の各流路を開閉する。
本実施形態の泡吐出容器によれば、外気取入れ口F53が、ベースキャップ122の中天板122bの中央に形成され、ボール弁42によって閉じられている。泡吐出時に容器本体内が加圧されても、ボール弁42は外気取入れ口F53を閉じた状態を維持する。よって、容器本体1内の加圧された空気および液状物が、バルブ103の内弁134を開いて、混合室F3に進入し、混合室F3内で混ざり合って泡となり、泡均質化手段5を通ってヒンジキャップ126の吐出口より吐出される。
一方、スクイズバック時に容器内が陰圧になると、内弁134が空気用および液状物用の貫通孔をすべて塞ぐとともに、容器内外の差圧によってボール弁42がコイルバネ44を縮める向きに移動して、ボール弁42が外気取入れ口F53を開き、混合室F3を介して外気が吸引される。吸引された外気は、外気吸引用バルブ室122iの連通孔122jを通って、チューブ6の管内へと流れる。容器外の気圧と容器内の気圧が同一になって容器内の陰圧状態が解消されると、ボール弁42が外気取入れ口F53を閉じる。
本実施形態の泡吐出容器の構成によれば、外気吸引流路F5がベースキャップ122の中天板122bの中央部に形成されることで、ベースキャップ122およびキャップホルダー124の形状を簡略化することができる。
なお、図7に第一、第二実施形態におけるバルブの変形例を示す。特に内弁の形状に関する変形例を説明するため、外弁についての説明を省略する。対応する構成には200、300、400をそれぞれ加えた符号を付し、共通部分の説明を省略する。
図7(A)のバルブ203は、円筒状の固定環232の内側に内弁234が形成され、内弁234の中央に開口部F31がある点では、上記の各実施形態の内弁と共通する。しかし、内弁234の傾斜角度xが一定ではなく、固定環232との接続部分から軸Pに向かって内弁234の傾斜角度xが徐々に増加するように、内弁234の断面形状が緩やかなカーブを描くように形成されている。また、ベースキャップ222上の内弁234に覆われる範囲には、軸Pを中心に8つの貫通孔が環状に形成され、その内の左半分の4つが液状物用の貫通孔F14であり、右半分の4つが空気用の貫通孔F24である。内弁234は、軸Pの方向において傾斜の向きが反転し、容器本体内の加圧・減圧に応じて液状物用および空気用の貫通孔F14,F24をすべて同時に開閉する。
図7(B)のバルブ303は、角筒状の固定環332の内側に内弁334が形成され、内弁334の中央に開口部F31がある。内弁334は、逆角錐台形状に形成された4枚の傾斜膜からなり、各傾斜膜の傾斜角度xが一定である。内弁334の断面形状は、容器本体側に向かって逆ハ字を描く。また、ベースキャップ322上の内弁334に覆われる範囲には、上記の内弁334の4つの傾斜膜に対応する位置に、貫通孔が2つずつ形成されており、軸Pに近い方が空気用の貫通孔F24であり、軸Pから遠い方が液状物用の貫通孔F14である。内弁334は、軸Pの方向において傾斜の向きが反転し、容器本体内の加圧・減圧に応じて液状物用および空気用の貫通孔F14,F24をすべて同時に開閉する。
図7(C)のバルブ403は、円筒状の固定環432の内側に内弁434が形成されているが、内弁434の開口部F31は中央から外れた複数の位置に形成されている。つまり、内弁434を平面図で見た場合に、軸Pを中心に12時方向および6時方向の位置にそれぞれ開口部F31が形成されている。また、内弁434の傾斜角度xは一定ではなく、軸Pに向かって徐々に傾斜角度xが増加し、ある一定の傾斜角度に達した後は再び傾斜角度xが減少して、内弁434の中央部でほぼ軸Pに直交するように形成されている。ベースキャップ422上の貫通孔については、内弁434を平面図で見た場合に、軸Pを中心に2時方向、4時方向、8時方向および10時方向の各位置に、それぞれ貫通孔が2つずつ形成されており、軸Pに近い方が空気用の貫通孔F24であり、軸Pから遠い方が液状物用の貫通孔F14である。内弁434は、軸Pの方向において傾斜の向きが反転し、容器本体内の加圧・減圧に応じて液状物用および空気用の貫通孔F14,F24をすべて同時に開閉する。
本発明の泡吐出容器は、下向きスクイズフォーマー容器に限らず、上向きスクイズフォーマー容器やポンプ式の泡吐出容器にも適用可能である。
1 容器本体
2 キャップ
22 ベースキャップ
24 チューブホルダー
26 ヒンジキャップ
3 バルブ
32 円筒状の固定環
34 内弁(可変膜)
36 外弁
5 泡均質化手段
6 チューブ
A 液状物
x 傾斜角度

Claims (7)

  1. 容器本体、前記容器本体の開口部に取り付けられるキャップ、および、前記キャップの流路を開閉するバルブ、を備えて、前記容器本体の開口部を下に向けた状態で前記容器本体内の液状物を泡状に吐出させる下向きスクイズフォーマーであって、
    前記キャップは、
    前記容器本体内の液状物の通り道になる液状物流路と、
    前記容器本体内の空気の通り道になる空気流路と、
    前記バルブが開いた状態で、前記液状物流路および前記空気流路からなる二種類の流路と通じる混合室と、
    前記混合室から容器外に通じているキャップ開口部と、を有し、
    前記バルブは、
    前記二種類の流路の出口を囲む位置において前記キャップに固定される環状の固定環と、前記固定環の内側に形成されて、前記二種類の流路の出口を開閉する2つの状態に弾性変形可能な可変膜と、を有し、
    閉じた状態の前記可変膜は、前記固定環から当該固定環の中心軸に向けて、かつ、前記容器本体側に傾斜した状態で形成され、前記二種類の流路の出口を覆っていて、
    前記固定環との接続部分を基準にして、前記固定環の中心軸方向において当該可変膜の全体の傾斜の向きが反転することによって、開いた状態になるように構成されていることを特徴とする下向きスクイズフォーマー
  2. 請求項1記載の下向きスクイズフォーマーにおいて、前記可変膜は、前記閉じた状態と前記開いた状態のみ、弾性変形的に安定することを特徴とする下向きスクイズフォーマー。
  3. 請求項1または2記載の下向きスクイズフォーマーにおいて、前記固定環の中心軸に直交する面を基準にして、閉じた状態の前記可変膜の傾斜角度が2°以上、35°以下であることを特徴とする下向きスクイズフォーマー
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の下向きスクイズフォーマーにおいて、前記可変膜には、前記固定環の中心軸を含む範囲に開口部が形成されていることを特徴とする下向きスクイズフォーマー
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の下向きスクイズフォーマーにおいて、前記可変膜に覆われる前記キャップの表面には、前記流路の出口が二重の環状に配置されており、前記空気流路の複数の出口が内環に配置され、前記液状物流路の複数の出口が外環に配置されていることを特徴とする下向きスクイズフォーマー
  6. 請求項4記載の下向きスクイズフォーマーにおいて、前記可変膜に覆われる前記キャップの表面には、前記流路の出口が二重の環状に配置されており、内環に配置される複数の出口を含む一定範囲の表面と、これを覆う前記可変膜とが、同一面において接触していることを特徴とする下向きスクイズフォーマー
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の下向きスクイズフォーマーにおいて、前記キャップは、更に、前記空気流路の途中から分岐して前記混合室または容器外に通じる外気吸引流路を有し、前記外気吸引流路には、前記容器本体内が減圧された際に開く外気吸引用バルブが、前記バルブと一体または別体で設けられていることを特徴とする下向きスクイズフォーマー
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