JP2017029182A - 遊技設備 - Google Patents
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Description
そして、この貸機のシュートは特定の遊技機の奥行きと、貸機の奥行きと、その前後配置を考慮して、所定の寸法のシュートが採用されている。
この解決方法として、貸機の設置位置を前後して調整することができることもあるが、貸機を前方位置に移動させると後方に空間を生じる。又は、背後又は上方にあるメダル供給ラインと貸機との接続シュートの長短の問題が生じ、接続シュート長さが不足して貸機へメダルを補給できなくなる場合もある。又、貸機を後方にする必要がある場合で、後方には他の物品があって後方へ移動することができない場合があり、この場合は設置位置の移動では問題解決できず、貸機のシュートを別の適切な寸法のシュートに交換する方法が採用される。
この交換作業は、貸機の数が多い遊技店では長時間の作業時間とコストがかかるものであった。
更に、メダル投入シュートから投入されるメダルが、そのメダル投入口から外れて下方の床・棚テーブルへ落下して散乱することを少なくすることにある。
1) メダルを投入すると遊技できる遊技機と、紙幣又は有価カードの使用によってあるいは遊技機からのメダル供給信号によって遊技機のメダル受皿へメダルを供給することができるメダル貸機とを隣接して一組又は複数組配置するとともに、メダル貸機の内部にあるメダルホッパーからメダルを送り出す送り装置のメダル吐出路の前端にあるメダル吐出口から排出されるメダルを基端にあるメダル受部で受けて隣接した遊技機のメダル受皿へ供給する湾曲したシュートを有する遊技設備において、
前記シュートのメダル受部はメダル貸機ケーシングの前面開口部に固設された取付枠体に対して前後方向に進退可能に取付けられて、シュートの先端のメダル供給口の位置が前後に調整でき、しかも前記取付枠体の上部に遊技者がメダルを投入するメダル投入シュートを設け、同メダル投入シュートに投入されたメダルを貸機内に設けた計数ホッパーへ送るメダル通路を取付枠体内に設けたことを特徴とする、遊技設備
2) 前記メダル投入シュートは取付枠体に取付けられた湾曲したシュートとは独立して前後に移動可能とし、しかもメダル投入シュートの下方開口は前後移動しても下方のメダル通路と連通できる構造である、前記1)記載の遊技設備
3) 貸機の前面の取付枠体に進退ケースを前後方向に進退可能に取付け、シュートの基端の前記メダル受部を同進退ケースの内部の位置で進退ケースに取付け、又貸機の前記メダル吐出口を進退する進退ケースのどの前後位置でも前記進退ケース内のシュートのメダル受部に向けてメダルを吐出できる位置に設け、進退ケースを前後方向に進退することでシュート先端にあるメダル供給口の位置を前後に移動できるようにした、前記2)記載の遊技設備
4) シュートの前記メダル受部が、進退ケースの内部の取付面板に対し、所定の角度範囲内で水平方向に回転可能に取付けられ、シュートがメダル受部まわりに首振り可能とした、前記3)記載の遊技設備
5) シュートのメダル受部が進退ケース内で上下に起伏可能に取付けられた、前記1)〜4)いずれか記載の遊技設備
6) シュートの先端部がメダル受皿の上縁に載ってメダルをメダル受皿内へ供給できる状態を示すシュートの起伏角度を感知するセンサーを進退ケース内に設け、同センサーの感知信号で貸機内の送り装置を作動させてメダルの送り出しを可能にする制御手段を備えた、前記5)記載の遊技設備
7) シュートの中間でシュート長さが調整できるシュート伸縮部を有する、前記1)〜6)いずれか記載の遊技設備
8) 前記シュート伸縮部が所定の長さで保持できる長さ調整手段がある、前記7)記載の遊技設備
9) メダル投入シュートのメダル投入口に開閉自在な蓋を取付けた、前記1)〜8)いずれか記載の遊技設備
10) メダル投入シュートを前後に移動可能とするとともに、メダル投入シュートが後方位置では蓋が開かず且つメダル投入シュートを前方位置となれば蓋を開放できるようにする制動機構を設けた、前記9)記載の遊技設備
11) メダル投入シュートのメダル投入口の遊技機側に面した口縁に上方に長く延びた縦壁を設けた、前記1)〜10)いずれか記載の遊技設備
にある。
特に、メダル投入口が前方へ移動すると開くようにするする制動機構を有するものでは、メダル投入しないときは常時閉鎖状態にでき、ゴミ・タバコ吸殻等の投入を抑えることができる。
図中、G1は図1〜24に示す実施例1の遊技設備、G2,G3,G4は図25〜28,図29〜33,図35〜38に示す他の形態の実施例2,3,4の遊技設備、Pはスロットル機の遊技機、P1はそのメダル受皿、P2はメダル投入口、P3はストッパーボタン、P4はスロットル表示部、P5はスロットルレバーである。Kは貸機、Sは遊技設備全体のメダル供給ライン、Mは設備全体のメダル回収ラインである。mは使用するメダルである。又、10は貸機Kのケーシング、11はメダル吐出路、12はメダル吐出口、13は紙幣投入口、14は貸機K内にあるメダル計数器、16は貸機K内のメダルホッパー17のメダルmを一個毎メダル吐出口12へ送り込むメダル一個送り装置、17はメダルホッパーである。20はシュート、21はシュート20の基端に設けた円形状のメダル受部、22はシュート20の先端のメダル供給口、23はシュート20のガイド縦壁、24はシュート20の湾曲部である。30は進退ケース、31は進退ケース30内部にあるシュート20のメダル受部21を取付ける回転受座、31aはメダル受部21の中心に設けた首振り用回転ねじ軸、32は進退ケースの前面に開口したシュート基端挿入用開口、33はメダル吐出口12からのメダルを外部に飛散しないようにメダル受部21へ移動させる落下メダル受止室、34は進退ケースの後方に設けたメダル吐出路11を導入するメダル吐出路挿入用開口である。35は進退ケース30の後方上部に設けたケース抜け防止用ストッパー片、36はケース天井面、37は落下するメダルを受けて下方へ送る傾斜面底面である。40は取付枠体、40aは取付枠体40の進退ケース30の挿入用開口、40bは取付枠体40のメダル吐出路挿入用背面開口、40cは取付ねじ、40dは枠体、40eは傾斜面、40fは取付枠体40に設けた縦壁41eの通過のためのスリット、40gはメダル投入シュート支持台、40hはメダル投入シュート支持台に設けた傾斜面、41は取付枠体40の上方に設けたメダル投入シュート、41aはそのメダル投入口、41bはメダル案内傾斜板、41eはメダル投入口41aの遊技機P側の口縁を上方に延ばした縦壁、42はメダル投入シュート41の抜け防止用ストッパー片、43は投入されたメダルのメダル誘導路、44は蓋、44aは蓋44の蓋回転軸、44bは軸受孔、44cは軸受溝、44dは摘み片、50は遊技機P,貸機Kを設置する設置テーブル、51は遊技者の為の椅子、70はシュート起伏機構、71は回転受座板、72は回転ねじ軸、73は水平軸、74は軸支部、76はリミットスイッチ、80は伸縮部、81は細身シュート部、82は先端筒ケース、83はボール、84はスプリング、85はボール受溝、86はスプリング筒、87は固定ねじである。
図1〜24に示す実施例1の遊技設備G1は、本発明の基本的な形態の実施例である。実施例1のシュート20の基端部は進退ケース30に首振り自在に取付けられ、しかも貸機Kの前面に固設した取付枠体40に対し、前後方向に50mm程移動可能に取付けられ、しかも遊技者保有のメダルmを貸機Kへ戻して計算させるためのメダル投入シュート41を取付枠体40に前後方向に進退ケース30とは独立して進退可能にしている。しかも、シュート20の回転中心は、メダル受部21の中心と回転受座31とを連結した回転ねじ軸31aまわりである。
貸機K内のメダルホッパー17のメダルは、メダル一個送り装置16によって、図11に示すメダル吐出路11へメダルを一列で必要個数送り出す。メダル吐出路11は取付枠体40の背面開口40bから取付枠体40内に張り出していて、更に進退ケース30の後方に開口しているメダル吐出路挿入用開口34を介して、落下メダル受止室33まで延びて、そのメダル吐出口12からのメダルmを落下メダル受止室33に取付けたシュート20のメダル受部21へ落下し、シュート20へ排出される(図5,6,7,9,10,11の図面参照)。尚、貸機Kのメダルホッパー17はメダル供給ラインSからメダルが補給されている。
遊技機Pを使用中は、シュート20は図1の如くシュート20の先端部はメダル受皿P1の上縁に載った状態で接触して、メダルmをそのメダル吐出口12から送り出している。シュート20は使用状態では図9,10,11の如く、前方へまっすぐ突出した状態である。
次に、シュート20の首振りは遊技機P又は貸機Kの奥行き寸法の違いの為、シュート20の長さが長過ぎて遊技機P前面より出過ぎの場合は、シュート20を首振りさせてシュート20のメダル吐出口12を後方に移動させてメダル受皿P1上に置くようにできる。このように、シュート20の首振りは位置の微調整にも有効となる。
更に、実施例1では取付枠体40の上部にメダル投入シュート41を前後方向に移動可能に取付けている(図5,6参照)。
遊技者が精算する場合又はメダルが多くなり過ぎた場合、メダル受皿P1又はメダル容器内のメダルを貸機Kに戻してメダル数を計算させたい場合、貸機Kのメダル投入シュート41にこれらメダルを投入する。
メダルmはメダル投入口41aからメダル案内傾斜板41bで下方へ案内して、取付枠体40,進退ケース30の壁面で形成されるメダル誘導路43を経て、貸機K内のメダル計数器14に送られて、投入されたメダル数を計測して表示され、メダル計算情報として使用される。貸機Kのメダル計測情報処理・表示器は周知であるので省略している。
しかも、メダル投入シュート41も前後に出入れできるので、メダル投入口41aは前方に拡がってくるので、メダルの投入洩れ、投入時のメダルの床・設置テーブル50等への落下がないようにできる。
実施例1において、シュート20を起伏自在にできる形態の実施例2である遊技設備G2のシュート起伏機構70を図25〜28に示している。
実施例1の進退ケース30と一体的な回転受座31に代えて、進退ケース30とは別部材でシュート20のメダル受部21を回転自在に支持する回転受座板71を設け、同回転受座板71の中心にある回転ねじ軸72でメダル受部21を回転自在とし、しかも同回転受座板71の裏面に水平軸73の軸支部74を設け、同水平軸73を進退ケース30の底面に固設した左右一対の軸支片(図示せず)で水平軸73を支えて、シュート20を水平軸73まわりに回転させて前後方向に起伏自在としている。
更に、シュート20の先端部が正しい位置でメダル受皿P1の上縁に載っているか否かをシュート20の基端部での起伏角度で感知して作動するリミットスイッチ76を設けている。そして、同リミットスイッチ76のON信号でメダル一個送り装置16を作動可能にさせるようになっている。
そして、シュート20の先端部が正しくメダル受皿P1に載っていなくシュート20が下方に垂れていれば、図28に示すようにリミットスイッチ76は作動せず、メダル一個送り装置16も作動せず、シュート20からメダルが送られず、メダルが床・設置テーブル50上に落下することがない。他の構造・作用効果は実施例1と同様である。
図29〜33は、実施例1におけるシュートが伸縮部80を有して、シュート20の長さが可変の形態の実施例3の遊技設備G3の例である。
図29に示すように、実施例1のシュート20に中間において、シュート20の左右のガイド縦壁23の厚みを薄くした細身シュート部81を形成し、同細身シュート部81に先端筒ケース82を嵌装する。同先端筒ケース82を細身シュート部81に嵌装し、その嵌装して重なった部分が全部分か細身シュート部81の先端部のみかによって、シュート20の全体の長さが調整できる。
図35〜38に示す実施例4の遊技設備G4は、実施例1のメダル投入シュートのメダル投入口41aに開閉自在な蓋44を取付け、しかもメダル投入シュート41が後方位置であれば蓋44は開放されず、メダル投入口41aを閉鎖し、メダル投入シュート41が前方位置に引き出されると蓋44を開放できる制動機構を有し、しかもメダル投入口41aの遊技機側の口縁の辺に上方に長く立上った縦壁41eを設け、投入するメダルがメダル投入口41a上からメダル投入口内に落下せず外周に零れて床やテーブルの上に落下散逸するのを抑える例であり、又メダル投入口41aは常時閉鎖して、ゴミ・タバコ吸殻等の投入を少なくしている。
他の構成・作用効果及び符号は実施例1と同様である。
このままメダル投入シュート41を後方へ移動されると、蓋44の立ち上りは取付枠体40の上方開口縁又は貸機ケーシング10の上方開口縁に当って制限され蓋44は閉鎖状態となり、メダル投入口41aから物品を投入できないようになる。これによって、遊技者によるゴミ・タバコ吸殻・紙片等の投入を抑えることができる。
そして、メダル投入シュート41を前方に引き出す。蓋回転軸44aが前記の開口口縁の前方となることで、摘み片44dを摘んで上方に蓋44を起せば、蓋44は蓋回転軸44aまわりに90°回転して、貸機Kの前面にたてかけることで、メダル投入口41aは全面的に開放される。これによって、メダルの投入を可能にしている。
又、本発明は前記実施例1,2,3,4の構成を組み合せることも本発明に含まれるものである。
S メダル供給ライン
M メダル回収ライン
P 遊技機(スロットル機)
P1 メダル受皿
P2 メダル投入口
P3 ストッパーボタン
P4 スロットル表示部
P5 スロットルレバー
K 貸機
Lp 遊技機の奥行長
Lk 貸機の奥行長
10 貸機ケーシング
11 メダル吐出路
12 メダル吐出口
13 紙幣投入口
14 メダル計数器
16 メダル一個送り装置
17 メダルホッパー
20 シュート
21 シュートのメダル受部
22 シュート先端のメダル供給口
23 シュートのガイド縦壁
24 シュートの先端部分の湾曲部
30 進退ケース
31 メダル受部の回転受座
31a 回転受座の回転ねじ軸
32 シュート基端挿入用開口
33 落下メダル受止室
34 メダル吐出路挿入用開口
35 ストッパー片
36 ケース天井面
37 傾斜面
40 取付枠体
40a 挿入用開口
40b 背面開口
40c 取付ねじ
40d 枠体底面
40e 傾斜面
40f スリット
40g メダル投入シュート支持台
40h 傾斜面
41 メダル投入シュート
41a メダル投入口
41b メダル案内傾斜板
41e 縦壁
42 ストッパー片
43 メダル誘導路
44 蓋
44a 蓋回転軸
44b 軸受孔
44c 軸受溝
44d 摘み片
50 設置テーブル
51 椅子
70 シュート起伏機構
71 回転受座板
72 回転ねじ軸
73 水平軸
74 軸支部
76 リミットスイッチ
80 伸縮部
81 細身シュート部
82 先端筒ケース
83 ボール
84 スプリング
85 ボール受溝
86 スプリング筒
87 固定ねじ
Claims (11)
- メダルを投入すると遊技できる遊技機と、紙幣又は有価カードの使用によってあるいは遊技機からのメダル供給信号によって遊技機のメダル受皿へメダルを供給することができるメダル貸機とを隣接して一組又は複数組配置するとともに、メダル貸機の内部にあるメダルホッパーからメダルを送り出す送り装置のメダル吐出路の前端にあるメダル吐出口から排出されるメダルを基端にあるメダル受部で受けて隣接した遊技機のメダル受皿へ供給する湾曲したシュートを有する遊技設備において、
前記シュートのメダル受部はメダル貸機ケーシングの前面開口部に固設された取付枠体に対して前後方向に進退可能に取付けられて、シュートの先端のメダル供給口の位置が前後に調整でき、しかも前記取付枠体の上部に遊技者がメダルを投入するメダル投入シュートを設け、同メダル投入シュートに投入されたメダルを貸機内に設けた計数ホッパーへ送るメダル通路を取付枠体内に設けたことを特徴とする、遊技設備。 - 前記メダル投入シュートは取付枠体に取付けられた湾曲したシュートとは独立して前後に移動可能とし、しかもメダル投入シュートの下方開口は前後移動しても下方のメダル通路と連通できる構造である、請求項1記載の遊技設備。
- 貸機の前面の取付枠体に進退ケースを前後方向に進退可能に取付け、シュートの基端の前記メダル受部を同進退ケースの内部の位置で進退ケースに取付け、又貸機の前記メダル吐出口を進退する進退ケースのどの前後位置でも前記進退ケース内のシュートのメダル受部に向けてメダルを吐出できる位置に設け、進退ケースを前後方向に進退することでシュート先端にあるメダル供給口の位置を前後に移動できるようにした、請求項2記載の遊技設備。
- シュートの前記メダル受部が、進退ケースの内部の取付面板に対し、所定の角度範囲内で水平方向に回転可能に取付けられ、シュートがメダル受部まわりに首振り可能とした、請求項3記載の遊技設備。
- シュートのメダル受部が進退ケース内で上下に起伏可能に取付けられた、請求項1〜4いずれか記載の遊技設備。
- シュートの先端部がメダル受皿の上縁に載ってメダルをメダル受皿内へ供給できる状態を示すシュートの起伏角度を感知するセンサーを進退ケース内に設け、同センサーの感知信号で貸機内の送り装置を作動させてメダルの送り出しを可能にする制御手段を備えた、請求項5記載の遊技設備。
- シュートの中間でシュート長さが調整できるシュート伸縮部を有する、請求項1〜6いずれか記載の遊技設備。
- 前記シュート伸縮部が所定の長さで保持できる長さ調整手段がある、請求項7記載の遊技設備。
- メダル投入シュートのメダル投入口に開閉自在な蓋を取付けた、請求項1〜8いずれか記載の遊技設備。
- メダル投入シュートを前後に移動可能とするとともに、メダル投入シュートが後方位置では蓋が開かず且つメダル投入シュートを前方位置となれば蓋を開放できるようにする制動機構を設けた、請求項9記載の遊技設備。
- メダル投入シュートのメダル投入口の遊技機側に面した口縁に上方に長く延びた縦壁を設けた、請求項1〜10いずれか記載の遊技設備。
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