JP2018175014A - メダルゲーム機 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザが所望するタイミングで容易にゲームフィールドへのメダル供給量を変更できるメダルゲーム機を提供する。【解決手段】メダルゲーム機1は、放出口から放出されたメダルが移動するゲームフィールドを有するメダルゲーム機1であって、ゲームフィールドへ送り出すためのメダルを貯留するホッパと、ホッパに貯留されたメダルを連続的に放出口へ送り出す送出駆動部21cと、送出駆動部21cの単位時間当たりのメダルの放出枚数を制御する制御部と、単位時間当たりのメダルの放出枚数を変更するためのユーザの操作を受け付ける変更操作部16と、を備える。【選択図】図2
Description
本発明は、ユーザが所有する遊技価値であるメダルを使用してゲームをプレイするメダルゲーム機に関する。
従来、ユーザが所有する遊技価値であるメダルを使用してゲームをプレイし、更に多くのメダルを獲得することを目的とするメダルゲーム機がある。
例えば特許文献1には、メダルが放出されてゲームが行われるゲーム盤面を筐体に備えるメダルゲーム機が開示されている。このメダルゲーム機では、投入口から投入したメダルが、検出センサを経て筐体内のホッパへと送られる。検出センサがメダルを検出すると、前記ホッパからゲーム盤面の上方に配置された放出口にメダルが送られ、当該放出口からゲーム盤面にメダルが放出される。ゲーム盤面に放出されたメダルは、ゲーム盤面上の釘などと衝突して不規則に方向を変えながらゲーム盤面上を落下していき、ゲーム盤面上で行われるゲーム結果に応じて、払出口からユーザにメダルが払い出される。
この種のメダルゲーム機には、例えばゲーム盤面上のメダルの経路やゲーム盤面上で行われる抽選等に応じて、ゲーム盤面にメダルを大量に投入するほどユーザに有利な成果を付与するイベントを発生させるものがある。このようなイベントは時間に限りがあるため、ユーザは、イベント発生時には通常のゲームプレイ時よりも大量のメダルをゲームフィールドに投入することを望む。ところが、上述したメダルゲーム機のように、投入口へのメダル投入動作の速さでゲームフィールドへのメダル供給量が決まる場合には、例えばメダルの投入に不慣れなユーザは、イベントの特性をうまく活かすことができなくなる。
そこで、本発明は、ユーザが所望するタイミングで容易にゲームフィールドへのメダル供給量を変更できるメダルゲーム機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るメダルゲーム機は、放出口から放出されたメダルが移動するゲームフィールドを有するメダルゲーム機であって、前記ゲームフィールドへ送り出すためのメダルを貯留するホッパと、前記ホッパに貯留されたメダルを連続的に前記放出口へ送り出す送出駆動部と、前記送出駆動部の単位時間当たりのメダルの放出枚数を制御する制御部と、単位時間当たりのメダルの放出枚数を変更するためのユーザの操作を受け付ける変更操作部と、を備える。
上記の構成によれば、ユーザによる変更操作部への操作に応じて、制御装置が送出駆動部の単位時間当たりのメダルの放出枚数を制御するため、ユーザが所望するタイミングで容易にゲームフィールドへのメダル供給量を変更できる。
また、上記のメダルゲーム機において、前記送出駆動部は、所定枚数のメダルを周期的に前記放出口へ送り出すよう構成され、前記制御部は、ユーザによる前記変更操作部への操作に応じて、前記送出駆動部がメダルを送り出す前記周期を変更してもよい。この構成によれば、制御装置は、シンプルな制御方法で送出駆動部の単位時間当たりのメダルの放出枚数を制御することができる。
また、上記のメダルゲーム機において、前記変更操作部は、ユーザによる操作により所定の範囲内で基準位置から変位可能に構成され、前記制御部は、前記変更操作部が前記基準位置に位置している場合、前記送出駆動部によるメダルの送り出しを禁止し、前記変更操作部が前記基準位置から変位している場合、前記変更操作部の変位量に基づいて前記送出駆動部の単位時間当たりのメダルの放出枚数を制御してもよい。この構成によれば、ユーザによる変更操作部の操作により、送出駆動部によるメダルの連続放出のオンとオフを切り替えることができるため、メダルゲーム機におけるユーザにより操作される箇所の構成をよりシンプルにできる。
また、上記のメダルゲーム機において、前記変更操作部は、ユーザによる操作により所定の範囲内で基準位置から変位可能に構成され、前記制御部は、前記変更操作部の変位量の連続的な変化に伴って、前記周期を連続的に変更してもよい。この構成によれば、ゲームフィールドへメダルを送出する周期の微調整が可能になる。
本発明によれば、ユーザが所望するタイミングで容易にゲームフィールドへのメダル供給量を変更できるメダルゲーム機を提供することを目的とする。
以下、本発明の実施の形態に係るメダルゲーム機について、図面を参照しつつ説明する。
[メダルゲーム機の全体構成]
図1は、一実施形態に係るメダルゲーム機1の外観を示す図であり、図2は、メダルゲーム機1の全体構成を示すブロック図である。メダルゲーム機1は、環状に配置された6機のサテライト機2を備える。互いに隣接する2機のサテライト機2のうちの一方のサテライト機2の側部が他方のサテライト機2の側部と連結される。また、図2に示すように、6機のサテライト機2と3機のボール供給機3が制御装置4に、バス5を介して互いに通信可能に接続される。なお、以下の説明では、1機のサテライト機2に着目し、このサテライト機2の正面側を前方とする。そして、サテライト機2の背面側を後方とし、サテライト機2の正面に向かって右側を右方、向かって左側を左方とする。また、メダルゲーム機1が備える6機のサテライト機2は同じであるため、図2では、図の簡略化のため、サテライト機2が備える主な構成要素を1機のサテライト機2についてのみ示している。
図1は、一実施形態に係るメダルゲーム機1の外観を示す図であり、図2は、メダルゲーム機1の全体構成を示すブロック図である。メダルゲーム機1は、環状に配置された6機のサテライト機2を備える。互いに隣接する2機のサテライト機2のうちの一方のサテライト機2の側部が他方のサテライト機2の側部と連結される。また、図2に示すように、6機のサテライト機2と3機のボール供給機3が制御装置4に、バス5を介して互いに通信可能に接続される。なお、以下の説明では、1機のサテライト機2に着目し、このサテライト機2の正面側を前方とする。そして、サテライト機2の背面側を後方とし、サテライト機2の正面に向かって右側を右方、向かって左側を左方とする。また、メダルゲーム機1が備える6機のサテライト機2は同じであるため、図2では、図の簡略化のため、サテライト機2が備える主な構成要素を1機のサテライト機2についてのみ示している。
ユーザは、メダルを用いて各サテライト機2のゲームをプレイすることができる。各サテライト機2は、放出されたメダルが移動してゲームが行われるゲームフィールドGFを有している。ユーザは、ゲームフィールドGFでのゲームの結果に応じてメダルを獲得できる。図1に示すように、サテライト機2はボックス形状の筐体10を備え、当該筐体10の内部にゲームフィールドGFが配置されている。ゲームフィールドGFは、その前側が透明なカバー(図示せず)で覆われている。そのため、ユーザは、ゲームフィールドGFでのメダルの動きを視認できる。また、筐体10におけるこの透明カバーより前側には、操作台11が設けられている。
図1に示すように、操作台11は、左右方向に延びて設けられている。また、操作台11の左右方向における中央部分後側には、ユーザによりメダルが投入される投入用ホッパ12が配置されている。投入用ホッパ12は、ユーザにより投入され貯留されたメダルを筐体10内へ順次送り込む。また、操作台11の左右方向における中央部分前側(即ち、投入用ホッパ12の前側)に、メダルが払い出される払出口13と、該払出口13から払い出されたメダルを受けるメダル受皿14とが配置されている。さらに、操作台11には、メダルをゲームフィールドGFへ放出するためのユーザの操作を受け付ける第1放出操作部15及び第2放出操作部16が設けられている。第1放出操作部15及び第2放出操作部16について、詳細は後述する。
図2に示すように、サテライト機2は、送出機構21を備えている。送出機構21は、ゲームフィールドGFにメダルを送り出すためのものである。送出機構21は、送出用ホッパ21a、案内部材21b、送出駆動部21c、及び送出センサ21dを備える。
送出用ホッパ21aは、ゲームフィールドGFへ送り出すための複数のメダルを貯留する。ユーザにより上述の投入用ホッパ12に投入されたメダルは、筐体10内へと入り、送出用ホッパ21aへと順次送られ貯留される。
案内部材21bは、送出用ホッパ21aとゲームフィールドGFの放出口32(図3参照)とを接続しており、送出用ホッパ21aから送り出されたメダルをゲームフィールドGFへ案内する。なお、案内部材21bの内部には、送出用ホッパ21aからゲームフィールドGFの放出口32にかけて、メダルが互いに接して並んだ状態で収容されている。
送出駆動部21cは、送出用ホッパ21aに貯留されたメダルを案内部材21bを介して連続的にゲームフィールドGFへ送り出す。本実施形態において、送出駆動部21cは、送出用ホッパ21aに貯留されたメダルを1枚ずつ案内部材21bに繰り出すロータと、ロータを駆動するモータとを含む。送出駆動部21cのモータは、ユーザによる第1放出操作部15又は第2放出操作部16の操作に応じて回転するよう制御装置4に制御される。そして、送出駆動部21cのロータが1枚のメダルを案内部材21bに繰り出すと、繰り出されたメダルに案内部材21bの内部に収容されたメダルが押され、放出口32から1枚のメダルが放出される。なお、後述するように、送出駆動部21cは、第2放出操作部16の操作に応じた周期でメダルを送り出すよう駆動する。
送出センサ21dは、案内部材21b送出駆動部21cのモータにより案内部材21bにメダルが繰り出される毎に制御装置4に検出信号を送る。
また、サテライト機2は、払出機構22を備えている。払出機構22は、ゲームフィールドGFでのゲーム結果等に応じて、払出口13を介してユーザにメダルを払い出すためのものである。払出機構22は、筐体10の内部に配置され、払出口13を介して払い出すためのメダルを貯留する払出用ホッパ22aを有している。
ボール供給機3は、ゲームフィールドGFでのゲーム結果等に応じて、所定数のボールをゲームフィールドGFへ供給する。本実施形態では、ボール供給機3は、隣接する2機のサテライト機2に対して1つ設けられている。ボール供給機3は、隣接する2機のサテライト機2の間に配置されており、ボール用の通路57(図3参照)を介して、それらサテライト機2の夫々に接続されている。そして、図2に示すバス5を介してサテライト機2あるいは制御装置4から信号を受信すると、これらの信号に基づいて特定される個数のボールを、所定のタイミングでゲームフィールドGFへ投入する。なお、サテライト機2の筐体10には、ボール供給機3の近傍に複数のランプ(図例では5つ)17が設けられており、所定のタイミングで点灯するようになっている。
制御装置(制御部)4は、プロセッサ等の演算手段とROM及びRAM等の記憶手段(記憶部)とを備えており、メダルゲーム機1の動作を制御すると共に、種々のデータ管理等を行う。例えば、制御装置4は、ユーザによる第1放出操作部15又は第2放出操作部16の操作に基づいて、ゲームフィールドGFにメダルを送出するよう送出機構21に指示する。また、後述するように、制御装置4は、ユーザによる第2放出操作部16の操作に基づいて、送出駆動部21cのゲームフィールドGFへの単位時間当たりのメダルの放出枚数を制御する。
図3は、メダルゲーム機1におけるゲームフィールドGF及び操作台11を示す図である。ゲームフィールドGFは、パネル30で構成された第1ゲームフィールドGF1と、その下方に設けられた固定テーブル51及びプッシャテーブル52で構成された第2ゲームフィールドGF2とを有している。本実施形態のメダルゲーム機1では、第1放出操作部15又は第2放出操作部16が操作されることにより第1ゲームフィールドGF1にメダルが送出され、そのメダルの行先や経路に応じて、ユーザに所定の成果を付与するイベントが実行される。また、第2ゲームフィールドGF2では、第1ゲームフィールドGF1から落下したメダルMによりプッシャゲームが行われる。
第1ゲームフィールドGF1を構成するパネル30は、鉛直に配置されており、複数のピン31が設けられている。パネル30の上部には、放出口32が設けられている。第1放出操作部15又は第2放出操作部16が操作されると、送出機構21により放出口32からメダルMが放出される。放出されたメダルMは、放出口32の直下に設けられた揺動部材33a,33bにより放出方向を変更され、その後、ピン31等と衝突して不規則に方向を変えながら落下する。
パネル30の上下方向中央で且つ左右方向中央には、表示装置34が設けられている。表示装置34は、例えば液晶表示装置等のモニタである。表示装置34は、例えばゲームの進行や第1ゲームフィールドGF1で実行される抽選に関する情報を表示する。
パネル30の上下方向中央における両側には、それぞれ、アーム状の第1開閉部36及び第2開閉部37が設けられる。制御装置4は、第1開閉部36及び第2開閉部37を、それぞれ、下端部を中心にパネル30に沿って開位置及び閉位置の間で揺動させる。開位置とは、落下してきたメダルMの落下方向を規制することができる位置である。また、閉位置とは、メダルMの落下方向を規制することができない位置である。具体的には、パネル30に沿って落下するメダルMが、開状態の第1開閉部36又は第2開閉部37に当接する。その後、このメダルMが第1開閉部36又は第2開閉部37に沿って転動して、落下方向が規制される。これら第1開閉部36及び第2開閉部37に当接して転動したメダルMによって、所定のイベントが実行される。
例えば、第1開閉部36に当接して転動したメダルMにより、ボール投入イベントが実行される。具体的には、第1開閉部36が開状態の間に当接して転動したメダルMは、回収口36aから送出用ホッパ21aに回収されると共に、図示しないセンサに検出される。制御装置4は、当該センサから検出信号を受けて、回収口36aから回収されたメダルMの枚数を計数すると共に、計数するごとにボール供給機3近傍に設けられた複数のランプ17(図1において縦に5つ並んだランプ17を参照)を1つずつ点灯させる。第1開閉部36により回収されたメダルMの枚数が、所定数に達した場合(例えば全てのランプ17を点灯させた場合)、制御装置4は、ボール供給機3を制御して、固定テーブル51上に1つボールBを供給させる。なお、ボールBの投入と共に、ランプ17は全て消灯される。
また、第2開閉部37に当接して転動したメダルMにより、物理抽選イベントが実行される。具体的には、表示装置34の下側近傍には、所定の速度で回転し、抽選機として用いられる回転体40が設けられている。第2開閉部37が開状態の間に当接したメダルMは、第2開閉部37の右端部近傍に設けられた孔37aに向かって転動し、その後、この孔37aから落下する。第2開閉部37の下方には、メダルMが転動する複数のレール38a,38b,38cで構成された案内部38が設けられている。孔37aから落下したメダルMは、案内部38に当接し、その後、案内部38により回転体40に案内される。回転体40は、その周に沿って均等に配置され、メダルMを保持する複数の凹部41を有している。案内部38により案内されたメダルMは、回転体40の何れかの凹部41に保持され、その凹部41に応じた所定の成果を付与する。
なお、回転体40の中央部分には、凹部41のそれぞれに対して、この物理抽選により付与される成果を示す数字やマーク等の表記45が印されている。本実施形態では、回転体40に印された「5」,「10」等の数字は、対応する凹部41にメダルMが保持された場合、その数字の枚数のメダルMが払出口13から払い出されることを意味する。回転体40に印された「V」のマークは、それに対応する凹部41にメダルMが保持された場合に第2開閉部37が所定回数(例えば8回)開閉することを意味する。言い換えれば、Vのマークが示す凹部41にメダルMが保持された場合、物理抽選イベントが所定時間延長される。
また、回転体40の周りには、所定方向にのみ開口した保持枠42が設けられている。保持枠42の開口部は、凹部41にメダルMが入り込むためのメダル入口部43を構成している。即ち、この保持枠42は、保持枠42の開口方向と同方向に開口する位置に来た1つの凹部41にのみメダルMが入り込むことを可能にしている。また、保持枠42は、保持枠42の開口方向と異なる方向に開口した位置にある複数の凹部41の開口を塞いでいる。これにより、これら凹部41にメダルMが保持された状態を維持することができる。回転体40に保持されたメダルMは、回転体40と共に一周し終わる前に、回収口(例えば、回転体40の背面側にてパネル30に形成された孔)から排出され、送出用ホッパ21aへと送られる。
また、パネル30における第1開閉部36の下方には、チャッカ39が設けられている。メダルMがこのチャッカ39を通過すると、第1開閉部36は、制御装置4により制御されて、閉位置から開位置へと移動し、開位置のまま所定時間を経過した後、開位置から閉位置へと戻される。この開閉動作は、チャッカ39にメダルMが通過するごとに1回行われてもよいし、複数回行われてもよい。
第2ゲームフィールドGF2は、固定テーブル51と、該固定テーブル51の奥側で前後に往復するプッシャテーブル52とを有している。固定テーブル51及びプッシャテーブル52上には、多数のメダルMが載置された状態にある。固定テーブル51の前方側には、落下口53が設けられている。固定テーブル51の左右方向両側には、それぞれ固定テーブル51の端縁から立ち上がる側壁部54が設けられている。各側壁部54には、メダルMを回収するための回収口55が設けられている。また、一方の側壁部54には、ボール供給機3から送られたボールBを固定テーブル51上に投入するボール投入口56が設けられている。
プッシャテーブル52は、パネル30の下方で、固定テーブル51の上面に沿って前後に一定の周期で往復動作している。第1ゲームフィールドGF1に送出されたメダルMは、プッシャテーブル52に向かって落下し載置される。プッシャテーブル52の往復動作によって、プッシャテーブル52に載置されたメダルMは、プッシャテーブル52から落下する。そして、プッシャテーブル52から落下したメダルMは、固定テーブル51上に載置される。さらに、固定テーブル51に載置されたメダルMは、プッシャテーブル52の前端部に押されて前方へと移動する。こうして、固定テーブル51上のメダルMは、前方へと押し出されて、落下口53に落下したり回収口55から回収されたりする。
落下口53から落下したメダルMは、払出口13へ送られて、メダル受皿14へ払い出される。払い出されたメダルMは、ユーザに付与される。回収口55に進入したメダルMは、送出用ホッパ21aに回収される。
また、上述したボール投入イベントで固定テーブル51上に投入されたボールBも、固定テーブル51上に載置されたメダルMと同様に、プッシャテーブル52の往復動作に伴って前方へと押し出され、やがて落下口53から落下する。落下口53には、ボールBを検出するセンサが設けられている。落下口53にボールBが落下すると、当該センサから制御装置4に検出信号が送られる。制御装置4は、センサから検出信号を受けて、所定の枚数(例えば10枚)のメダルMを払出口13から払い出すと共に、第2開閉部37を所定回数だけ開閉する。なお、第2開閉部37の開閉動作は、第1開閉部36と同様に、メダルMがチャッカ39を通過することにより実行されてもよい。第1開閉部36及び第2開閉部37は、所定回数だけ開閉動作する代わりに、所定時間だけ開状態を維持してもよい。
次に、ゲームフィールドGFへのメダルMの放出操作について、図3及び図4を参照して説明する。図4は、メダルゲーム機の操作台11の平面図である。
操作台11の左側には、上述した第1放出操作部15が配置されている。第1放出操作部15は、送出機構21に1枚のメダルMをゲームフィールドGFに放出させるためのユーザの操作を受け付ける。即ち、第1放出操作部15がユーザにより1回操作される毎に、送出機構21は、1枚のメダルMをゲームフィールドGFに放出させる。但し、第1放出操作部15は、ユーザにより1回操作される毎に、送出機構21に2枚以上の所定の枚数のメダルMをゲームフィールドGFに放出させてもよい。また、本実施形態では、第1放出操作部15は、押しボタン式であるが、特に限定されず、例えば揺動可能な操作レバーなどであってもよい。
操作台11の右側には、上述した第2放出操作部16が配置されている。第2放出操作部16は、送出機構21にメダルMをゲームフィールドGFに連続的に放出させるためのユーザの操作を受け付ける。さらに、第2放出操作部16は、単位時間当たりのメダルMの放出枚数を変更するためのユーザの操作を受け付ける変更操作部としても機能する。
具体的には、第2放出操作部16は、ユーザによる操作により所定の範囲(以下、「操作可能範囲」)内で基準位置から変位可能に構成された操作レバーである。本実施形態では、第2放出操作部16としての操作レバーは、前後方向に延びる所定の操作可能範囲内で、図4の矢印で示すように前後方向にスライド可能に構成されている。そして、当該操作レバーの操作可能範囲における前端部16aに、基準位置が設定されている。第2放出操作部16が基準位置に位置している場合、制御装置4は、送出駆動部21cによるメダルMの送り出しを禁止する。
第2放出操作部16が基準位置から変位している場合、制御装置4は、第2放出操作部16の変位量に基づいて送出駆動部21cの単位時間当たりのメダルMの放出枚数を制御する。本実施形態では、制御装置4は、第2放出操作部16の基準位置からの変位量に応じて、送出駆動部21cがメダルMを送り出す周期を変更する。これにより、送出駆動部21cの単位時間当たりのメダルMの放出枚数が制御される。
送出駆動部21cのメダルMを送り出す周期の変更方法は、特に限定されない。例えば、送出駆動部21cのモータは、1枚のメダルMを案内部材21bに繰り出すのに必要な所定角度だけ回転する回転動作と停止とを繰り返すように制御されてもよい。そして、メダルMを送り出す周期の変更は、送出センサ21dから制御装置4に検出信号が送られた時点から第2放出操作部16の変位量に応じた時間だけ経過した後に当該モータの回転動作を実行することにより行われてもよい。あるいは、メダルMを送り出す周期の変更は、送出駆動部21cのモータの回転速度を変更することにより行われてもよい。
なお、本実施形態では、第2放出操作部16としての操作レバーが、基準位置から前方へ変位するにつれて、ゲームフィールドGFへメダルMを送出する周期は短くなる。即ち、制御装置4は、第2放出操作部16の変位量の連続的な変化に伴って、送出駆動部21cがメダルMを送り出す周期を連続的に変更している。このため、ゲームフィールドGFへメダルMを送出する周期の微調整が可能となっている。但し、操作レバーの所定の操作可能範囲をいくつかの領域に区切り、各領域にメダルMを送り出す周期を設定してもよい。この場合、制御装置4は、第2放出操作部16の変位量の連続的な変化に伴って、送出駆動部21cがメダルMを送り出す周期を段階的に変更する。
以上に示したように、本実施形態に係るメダルゲーム機1では、ユーザによる第2放出操作部(変更操作部)16への操作に応じて、制御装置4が送出駆動部21cの単位時間当たりのメダルMの放出枚数を制御するため、ユーザが所望するタイミングで容易にゲームフィールドGFへのメダルMの供給量を変更できる。
また、本実施形態では、制御装置4は、ユーザによる第2放出操作部16への操作に応じて、送出駆動部21cがメダルMを送り出す周期を変更するため、制御装置4は、シンプルな制御方法で送出駆動部21cの単位時間当たりのメダルMの放出枚数を制御することができる。
また、本実施形態では、第2放出操作部16が基準位置に位置している場合、送出駆動部21cによるメダルMの送り出しが禁止され、第2放出操作部16が基準位置から変位している場合、第2放出操作部16の変位量に基づいて送出駆動部21cの単位時間当たりのメダルMの放出枚数が制御される。即ち、ユーザによる第2放出操作部16の操作により、単位時間当たりのメダルMの放出枚数を変更できるだけでなく、送出駆動部21cによるメダルMの連続放出のオンとオフとを切り替えることができる。このため、メダルゲーム機1におけるユーザにより操作される箇所の構成をよりシンプルにできる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形が可能である。
例えば、メダルゲーム機1が備えるサテライト機2、ボール供給機3及び制御装置4の個数は、上記実施形態で示された個数に限定されない。1機のボール供給機3は、1機のサテライト機2に接続されてもよいし、3機以上のサテライト機2に接続されてもよい。6機のサテライト機2のそれぞれに対して、制御装置4が1つずつ設けられてもよい。また、上記実施形態で示された、パネル30上に設けられた要素の数や配置等は、上記したものに限定されない。また、メダルゲーム機1は、ボール供給機3を備えない構成であってもよい。
また、上記のサテライト機2は、ユーザがプッシャゲームをプレイできる第2ゲームフィールドGF2を備えた構成であったが、サテライト機2は、第2ゲームフィールドGF2を備えていなくてもよい。サテライト機2が第1ゲームフィールドGF1のみを備える場合、第1ゲームフィールドGF1を落下してパネル30の最下部に到達したメダルMは、そのまま送出用ホッパ21aに回収される。
また、上記実施形態では、ユーザによる第2放出操作部16への操作に応じて、送出駆動部21cがメダルMを送り出す周期を変更していたが、ゲームフィールドGFへの単位時間当たりのメダルMの放出枚数を変更する態様は、これに限定されない。例えば、制御装置4は、送出駆動部21cのモータを所定の周期で駆動させるよう制御してもよく、ユーザによる第2放出操作部16への操作に応じて、放出口32から放出されるメダルMの枚数を変更してもよい。あるいは、ゲームフィールドGFに複数の放出口を設け、ユーザによる第2放出操作部16への操作に応じて、メダルMを放出する放出口の数を変更してもよい。
また、例えば、第2放出操作部16として説明された操作レバーは、送出駆動部21cによるメダルMの連続放出のオンとオフを切り替える操作を受け付けず、送出駆動部21cがメダルMを送り出す周期を変更する操作のみ受け付けてもよい。この場合、例えば、送出駆動部21cによるメダルMの連続放出のオンとオフを切り替えるための操作ボタン等を操作台11に別個に設けてもよい。
また、第2放出操作部16が非操作状態のときは、第1放出操作部15を操作したタイミングでメダルMは放出され、第1放出操作部15を長押しした場合は、その間、第2放出操作部16の変位量に応じた周期で連続的にメダルMを放出するように構成してもよい。
また、上記実施形態における変更操作部は、所定の範囲内でスライド可能な操作レバーであったが、ユーザによる操作により所定の範囲内で基準位置から変位可能な別の構成であってもよい。例えば、本発明の変更操作部は、前後方向又は左右方向に所定の範囲内で揺動可能な操作レバーであってもよいし、あるいは回転操作可能なつまみやハンドルなどであってもよい。また、本発明の変更操作部は、ユーザによる操作により所定の範囲内で基準位置から変位可能なものでなくてもよい。例えば、変更操作部は、互いに異なる単位時間当たりのメダル放出枚数に関連する複数の押しボタンにより構成されていてもよい。
1 メダルゲーム機
2 サテライト機
4 制御装置(制御部)
16 第2放出操作部(変更操作部)
22 送出機構
22a 送出用ホッパ(ホッパ)
22c 送出駆動部
32 放出口
GF ゲームフィールド
2 サテライト機
4 制御装置(制御部)
16 第2放出操作部(変更操作部)
22 送出機構
22a 送出用ホッパ(ホッパ)
22c 送出駆動部
32 放出口
GF ゲームフィールド
Claims (4)
- 放出口から放出されたメダルが移動するゲームフィールドを有するメダルゲーム機であって、
前記ゲームフィールドへ送り出すためのメダルを貯留するホッパと、
前記ホッパに貯留されたメダルを連続的に前記放出口へ送り出す送出駆動部と、
前記送出駆動部の単位時間当たりのメダルの放出枚数を制御する制御部と、
単位時間当たりのメダルの放出枚数を変更するためのユーザの操作を受け付ける変更操作部と、
を備える、メダルゲーム機。 - 前記送出駆動部は、所定枚数のメダルを周期的に前記放出口へ送り出すよう構成され、
前記制御部は、ユーザによる前記変更操作部への操作に応じて、前記送出駆動部がメダルを送り出す前記周期を変更する、
請求項1に記載のメダルゲーム機。 - 前記変更操作部は、ユーザによる操作により所定の範囲内で基準位置から変位可能に構成され、
前記制御部は、前記変更操作部が前記基準位置に位置している場合、前記送出駆動部によるメダルの送り出しを禁止し、前記変更操作部が前記基準位置から変位している場合、前記変更操作部の変位量に基づいて前記送出駆動部の単位時間当たりのメダルの放出枚数を制御する、
請求項1又は2に記載のメダルゲーム機。 - 前記変更操作部は、ユーザによる操作により所定の範囲内で基準位置から変位可能に構成され、
前記制御部は、前記変更操作部の変位量の連続的な変化に伴って、前記周期を連続的に変更する、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のメダルゲーム機。
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- 2017-04-04 JP JP2017074420A patent/JP2018175014A/ja active Pending
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