JP2017080025A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】釘調整の影響を受けない流路構造体を有する遊技機を提供する。【解決手段】取込流路の下端と連通し、第1排出路と離間する方向に分岐すると共に下方に延長する第1誘導流路と、第1誘導流路の下端と連通して下方に延長すると共に流路構造体の外に遊技球を排出する第2排出路と、第1誘導流路の下端と連通し、第2排出路と離間する方向に分岐すると共に下方に延長する第2誘導流路と、第2誘導流路の下方に配設され、第2誘導流路から流下する遊技球を取込む取込口を有し、第2誘導流路から落下する球を取り込むと共に入球により所定の賞球の払出しの契機となる入賞部品に誘導する入賞口誘導流路と、取込流路の下端に配設されると共に取込流路を流下する遊技球を第1排出路若しくは第1誘導流路に振分ける第1振分機構と、第1誘導流路の下端に配設されると共に第1誘導流路を流下する遊技球を第2排出路若しくは第2誘導流路に振分ける第2振分機構とを備えた構成とした。【選択図】図2
Description
本発明は、遊技機に関し、釘調整の影響を受けない流路構造体を有する遊技機に関する。
従来、遊技機の一例としてのパチンコ機においては、遊技盤の遊技領域内に複数の遊技釘が稙設されており、通常時ではいわゆる「左打ち」にて遊技を行うと共に、いわゆる大当りと呼ばれる特別遊技中においては、略一定の発射強度で右側の遊技領域に遊技球を発射するいわゆる「右打ち」にて遊技を行うものが知られている。
しかしながら、「右打ち」においては、略一定の発射強度で遊技球を発射させるのみであるため、パチンコ機の管理者側による遊技釘の位置調整等によって、遊技球の入球個数を調整することが行われており、調整の仕方によっては、入賞部品の入球が長時間に渡って発生しないスランプ状態が発生し易くなり、遊技者にストレスを与え、ひいては遊技者の遊技意欲の減退を招く。また、パチンコ機の管理者側による遊技釘の位置調整によっては、実射値と設計値とが大きく乖離する場合もある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、釘調整の影響を受けない流路構造体を採用することにより遊技性を向上させることが可能な遊技機を提供する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、釘調整の影響を受けない流路構造体を採用することにより遊技性を向上させることが可能な遊技機を提供する。
上記課題を解決するための構成として、遊技盤に形成された遊技領域を流下する遊技球を下流側に誘導する流路構造体を備えた遊技機であって、流路構造体は、打ち出された遊技球を取り込んで下流側に誘導する取込流路と、取込流路の下端から下方に延長すると共に流路構造体の外に遊技球を排出する第1排出路と、取込流路の下端と連通し、第1排出路と離間する方向に分岐すると共に下方に延長する第1誘導流路と、第1誘導流路の下端と連通して下方に延長すると共に流路構造体の外に遊技球を排出する第2排出路と、第1誘導流路の下端と連通し、第2排出路と離間する方向に分岐すると共に下方に延長する第2誘導流路と、第2誘導流路の下方に配設され、第2誘導流路から流下する遊技球を取込む取込口を有し、第2誘導流路から流下する球を取り込むと共に入球により所定の賞球の払出しの契機となる入賞部品に誘導する入賞口誘導流路と、取込流路の下端に配設されると共に取込流路を流下する遊技球を第1排出路若しくは第1誘導流路に振分ける第1振分機構と、第1誘導流路の下端に配設されると共に第1誘導流路を流下する遊技球を第2排出路若しくは第2誘導流路に振分ける第2振分機構とを備えた構成とした。
また、他の構成として、第2誘導流路の下方に配設されると共に、前記入賞口誘導流路の前記取込口内に入賞部品を配設する構成とした。
上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
また、他の構成として、第2誘導流路の下方に配設されると共に、前記入賞口誘導流路の前記取込口内に入賞部品を配設する構成とした。
上記発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、特徴群を構成する個々の構成もまた発明となり得る。
上記各構成に係る遊技機によれば、発射強度の調整により遊技性を向上させることが可能な遊技機を提供する。
以下、図1〜図15を参照し、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
[遊技機の全体構成について]
図1,図2に示すように、本実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の側部に軸着され、開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3の内側に装着された遊技盤30(図2参照)と、本体枠3の前面に軸着されて開閉自在に取り付けられ、中央に大きく設けられたガラス窓4A及び当該ガラス窓4Aの下方に設けられた受皿6を有するパネル扉4と、本体枠3の下部に配設された図外の発射装置と、パネル扉4の下部に取り付けられたハンドルユニット7と、パネル扉4の左右の上部にそれぞれ設けられたスピーカユニット8を主たる構成として備える。パネル扉4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル扉4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域30A(図2参照)を視認することが可能である。
図1,図2に示すように、本実施形態に係る遊技機の一例としてのパチンコ機1は、遊技場の島設備に設置される縦長方形状の機枠2と、この機枠2の側部に軸着され、開閉自在に取り付けられた本体枠3と、当該本体枠3の内側に装着された遊技盤30(図2参照)と、本体枠3の前面に軸着されて開閉自在に取り付けられ、中央に大きく設けられたガラス窓4A及び当該ガラス窓4Aの下方に設けられた受皿6を有するパネル扉4と、本体枠3の下部に配設された図外の発射装置と、パネル扉4の下部に取り付けられたハンドルユニット7と、パネル扉4の左右の上部にそれぞれ設けられたスピーカユニット8を主たる構成として備える。パネル扉4が本体枠3側に閉じられた状態において、パチンコ機1の前方に着座する遊技者からは、パネル扉4に配設されたガラス窓4Aを介して本体枠3内に収容された遊技盤30の遊技領域30A(図2参照)を視認することが可能である。
受皿6の中央部には、操作機構10が配設される。操作機構10は、後述する演出表示装置500の演出表示部500Aに表示されるカーソル等を移動するためのダイアル部と、ダイアル部の操作によって移動可能となるカーソルと対応する項目を選択する際、或いは演出表示装置500の演出表示部500A上において展開される多様なボタン演出等の際に押下されるボタン部とから構成される。操作機構10は、後述する演出制御装置300(図6参照)と接続されており、プッシュボタン、及びダイアルから出力される信号は、演出制御装置300側に入力する。
[遊技盤の構成について]
図2に示すように遊技盤30は、その前面に遊技球が流下する遊技領域30Aを有する。遊技領域30Aは、遊技球が流下可能な空間であって、遊技球を滑走させる外ガイドレール27と内ガイドレール28とによって略円形状となるように区画形成されている。前述の受皿6に収容された遊技球は、遊技者のハンドルユニット7の操作に応じて駆動する発射機構により1個ずつ供給されるようになっている。ここで、ハンドルユニット7の操作により、発射機構の駆動が継続して行われた場合に遊技領域30A内に発射される遊技球の1分間あたりの個数は100個に設定されている。即ち、遊技球は、0.6秒の間隔で遊技領域30Aに打ち出され、遊技領域30A内を流下する。
図2に示すように遊技盤30は、その前面に遊技球が流下する遊技領域30Aを有する。遊技領域30Aは、遊技球が流下可能な空間であって、遊技球を滑走させる外ガイドレール27と内ガイドレール28とによって略円形状となるように区画形成されている。前述の受皿6に収容された遊技球は、遊技者のハンドルユニット7の操作に応じて駆動する発射機構により1個ずつ供給されるようになっている。ここで、ハンドルユニット7の操作により、発射機構の駆動が継続して行われた場合に遊技領域30A内に発射される遊技球の1分間あたりの個数は100個に設定されている。即ち、遊技球は、0.6秒の間隔で遊技領域30Aに打ち出され、遊技領域30A内を流下する。
図2に示すように、本体枠3内に収容された遊技盤30には、主として演出表示装置500と、右側領域ERにおいて遊技球を誘導する流路構造体400と、後述する複数の入賞部品が配設される。演出表示装置500は、例えば1〜8までの数字、及び特定のキャラクター等からなる演出図柄Sを変動表示可能な液晶表示装置であって、その演出表示部500Aは、遊技盤30の中央部において遊技盤30全体の面積の4分の1程度を占めている。当該演出表示部500Aには、演出図柄Sの他、演出図柄Sの変動表示を伴って、予告演出やリーチ演出等の画像や動画によって表現される多様な演出表示が表示され、遊技者は一般に、演出表示部500A上に表示される演出図柄Sの変動表示や、演出表示を視認しながら遊技を楽しむこととなる。
演出表示部500Aの周囲には、遊技球誘導壁部50が前方に向けて突設されている。遊技球誘導壁部50は、演出表示部500Aの上部、及び両側部を取り囲むように延在する壁部である。上述のガラス窓4Aが閉じられた場合において、遊技球誘導壁部50の前端部とガラス窓4Aとは、遊技球の直径未満で接近し、遊技球誘導壁部50で囲まれた内側に遊技球が進入することは不可能とされる。
また、本実施形態において遊技領域30Aは、概ね左側領域ELと右側領域ERとに区分けされている。左側領域ELは、遊技盤30の左右中心線CLよりも左側の領域であり、当該左側領域ELを流下する遊技球は、矢印X1で示す方向に向かって遊技領域30A内を流下する。
一方、右側領域ERは、遊技領域30Aの左右中心線CLよりも右側の領域である。矢印X2で示すように、右側領域ERに到達した全ての遊技球は、振分構造体400Aの取込流路402に集約されて流下する。以下、図2及び図3を参照して、流路構造体を構成する振分構造体400A及び誘導構造体400Bの構成について詳細に説明する。
[流路構造体について]
図2に示すように、遊技領域30Aの右側領域ERには、打ち出された遊技球の入賞の可否を決定する流路構造体が設けられる。流路構造体は、振分構造体400A及び誘導構造体400Bに区分され、それぞれ遊技盤30の前面に取付けられる。振分構造体400A及び誘導構造体400Bは、遊技盤30の前面から前方に突出する一対のアクリル等の板片により構成されており、当該一対の板片間に各流路が形成される。各流路の寸法は、遊技球の直径よりも僅かに大寸となる程度に設定されており、各流路に至った遊技球は左右に並列となることなく、上下に1つずつ流下する。本例では、流路構造体を別個のユニットとして説明したが、単一のユニットとして構成しても良い。
図2に示すように、遊技領域30Aの右側領域ERには、打ち出された遊技球の入賞の可否を決定する流路構造体が設けられる。流路構造体は、振分構造体400A及び誘導構造体400Bに区分され、それぞれ遊技盤30の前面に取付けられる。振分構造体400A及び誘導構造体400Bは、遊技盤30の前面から前方に突出する一対のアクリル等の板片により構成されており、当該一対の板片間に各流路が形成される。各流路の寸法は、遊技球の直径よりも僅かに大寸となる程度に設定されており、各流路に至った遊技球は左右に並列となることなく、上下に1つずつ流下する。本例では、流路構造体を別個のユニットとして説明したが、単一のユニットとして構成しても良い。
図3に示すように、流路構造体としての振分構造体400Aは、右側領域ER内の右側に設けられると共に遊技球を下方に流下させるユニットであり、打ち出された遊技球を取り込んで下流側に誘導する取込流路402、振分構造体400Aの外に遊技球を排出する第1排出路404、取込流路の下端と連通し流下する遊技球を下方に誘導する第1誘導流路406、第1誘導流路406の下端と連通して振分構造体400Aの外に遊技球を排出する第2排出路408、第1誘導流路406の下端と連通して遊技球を下方に誘導する第2誘導流路410、分岐点M1に配置されて遊技球の流下方向を決定する第1振分機構440及び分岐点M2に配置されて遊技球の流下方向を決定する第2振分機構450から構成される。
取込流路402は、後述の分岐点M1まで延長する一連の通路であり、遊技領域30の右側に打ち出された全ての遊技球を取り込む取込部402a及び取り込んだ遊技球を下方に誘導する流下路402bから構成される。取込部402aは、演出表示装置500の右端から遊技領域30Aを区画する内壁に渡って上方に開口する。したがって、図2の矢印X2に示すように、右側領域ERに打ち出された全ての遊技球は、遊技盤30から前方に突出する釘群に衝突しつつ下方に流下して取込流路402内に取り込まれる。また、取込部402aは複数の遊技球を一時的に貯留できる程度の容積を有する。流下路402bは、取込流路402の底部に形成され、1の遊技球のみが流下可能な径を有する。右側領域ERに打ち出された全ての遊技球は、流下の障害となる釘群の存在により、それぞれの遊技球が取込部402aに到達する時間は異なるので、複数の遊技球が取込部402aに同時に進入する場合もある。しかし、取込流路402の取込部402aを図3のように遊技球を十分に貯留可能な形状に形成し、かつ、その底部に遊技球より若干大寸の流下路402bを形成することにより、遊技球の到達時間の相違に左右されること無く、遊技球を個別に流下させることが可能となる。また、取込部402aの開口部中央には後述の通過ゲート416が配設される。
第1排出路404は、分岐点M1において取込流路402の下端と連通すると共に第1誘導流路406と分岐して下方に延長する通路である。第1排出路404は、取込流路402の下端から遊技領域の右側に延長し、左側に蛇行しつつ振分構造体400Aの下端まで延長する。第1排出路404の下端は下方に開口しており、当該第1排出路404内を流下する遊技球は、振分構造体400Aの外に排出され、後述の可変始動部品63、大入賞部品64、一般入賞部品420或いはアウト口69に取り込まれる。
第1誘導流路406は、分岐点M1において取込流路402の下端と連通すると共に第1排出路404と分岐して下方に延長する通路である。第1誘導流路406は、取込流路402の下端から、第1排出路404と離間する方向、即ち、遊技領域の左側に迂回しつつ下方の分岐点M2まで延長する。
第2排出路408は、分岐点M2において第1誘導流路406の下端と連通すると共に第2誘導流路410と分岐して下方に延長する通路である。第2排出路408は、第1誘導流路406の下端から遊技領域の右側に延長し、振分構造体400Aの下端まで延長する。第2排出路408の下端は下方に開口しているため、第2排出路408内を流下する遊技球は振分構造体400Aの外に排出され、後述の可変始動部品63、大入賞部品64、一般入賞部品420或いはアウト口69に取り込まれる。
第2誘導流路410は、分岐点M2において第1誘導流路406の下端と連通すると共に第2排出路408と分岐して下方に延長する通路である。第2誘導流路410は、第1誘導流路406の下端から、第1排出路404と離間する方向、すなわち遊技領域の左側に迂回しつつ下方に延長する。第2誘導流路410は、振分構造体400Aの左下端まで延長し、その下端は下方に開口している。従って、第2誘導流路410内を流下する遊技球は、振分構造体400Aから下方に落下する。
第1振分機構440は、分岐点M1における取込流路402の下端内部に配置される。第1振分機構440は、取込流路402に進入した遊技球を例えば1:3の割合で、第1誘導流路406と第1排出路404とに振分ける。なお、第1振分機構440の構成については後述する。
第2振分機構450は、分岐点M2における第1誘導流路406の下端内部に配置される。第2振分機構450は、第1誘導流路406に進入した遊技球を例えば1:3の割合で、第2誘導流路410と第2排出路408とに振分ける。なお、第2振分機構450の構成については後述する。
流路構造体としての誘導構造体400Bは、演出表示装置500の下部に取り付けられる意匠パネルとしての役割を担うと共に、上述の振分構造体400Aから落下した遊技球を取込み、第1始動部品60又は第2始動部品62のいずれかに遊技球を誘導するユニットである。誘導構造体400Bは、遊技球を取り込む取込部422、取り込まれた遊技球を下方に誘導する誘導通路424、遊技球を誘導構造体400Bの外に排出する排出口426から構成される。
図2,図3に示すように、上述の第2誘導流路410の直下には、第2始動部品62が設けられ、その開口部分の上方には、釘群が植設される。取込部422は、その上部が開口する椀状の隔壁材であり、取込部422の開口部分は、第2誘導流路410の幅よりも十分に大きい幅を有し、第2始動部品62の両側壁を取り囲むように配設される。第2誘導流路410から落下する遊技球は、直下の第2始動部品62に向けて落下するが、釘群が障壁となる場合もあるので、第2始動部品62に入賞するか若しくは取込部422に取り込まれる。
取込部422の底部の左側には、誘導通路424が連通している。誘導通路424は、遊技領域30の中央下部に配置される第1始動部品60の直上に向かって取込部422の底部から左下に向かって延長する。
誘導通路424の先端には排出口426が形成される。排出口426は、後述の第1始動部品60の開口面に対向しているので、排出口426から流下する全ての遊技球は第1始動部品60に入賞する。
以下、流路構造体としての振分構造体400A及び誘導構造体400Bを流下する遊技球について説明する。
上述のように、遊技領域30の右側領域ERに打ち出された全ての遊技球は、振分構造体400Aの取込流路402に取り込まれ、それぞれが下方に流下する。取込流路402を流下する遊技球は、分岐点M1における第1振分機構440により、第1排出路404もしくは第1誘導流路406に振分けられる。第1誘導流路406に振分けられた遊技球は下方に流下し、分岐点M2における第2振分機構450により第2排出路408もしくは第2誘導流路410に振分けらえる。
上述のように、遊技領域30の右側領域ERに打ち出された全ての遊技球は、振分構造体400Aの取込流路402に取り込まれ、それぞれが下方に流下する。取込流路402を流下する遊技球は、分岐点M1における第1振分機構440により、第1排出路404もしくは第1誘導流路406に振分けられる。第1誘導流路406に振分けられた遊技球は下方に流下し、分岐点M2における第2振分機構450により第2排出路408もしくは第2誘導流路410に振分けらえる。
つぎに、第2誘導流路410を流下する遊技球は、第2誘導流路410の下端から第2始動部品62に向かって落下する。落下する遊技球は、第2始動部品62の上方に植設される釘群により、第2始動部品62に入賞する遊技球と誘導構造体400Bの取込部422に取り込まれる遊技球に選別される。取込部422に取り込まれた遊技球は、誘導通路424を経由して排出口426から排出され、第1始動部品60に入賞する。
つまり、流路構造体を流下する遊技球は、所定の割合(例えば、1/16)で第1始動部品60もしくは第2始動部品62のいずれかに入賞することとなる。なお、第1排出路404及び第2排出路408から排出された遊技球は、後述の条件に従い、可変始動部品63、大入賞部品64もしくはアウト口69に進入し、機外に排出される。
以下、遊技盤30に配設される第1始動部品60、第2始動部品62、可変始動部品63、大入賞部品64及び一般入賞部品420について説明する。
第1始動部品60は、遊技領域30Aの左右方向略中央下部における後述するアウト口69よりも上方に配設される。第1始動部品60は、遊技盤30の前面より前方に突出し、上方開口の第1始動口60Aと、第1始動口検出スイッチSW1(図6参照)とを備える。第1始動口60Aを介して内部に取り込まれた遊技球は、内部に配設された第1始動口検出スイッチSW1によって検出される。図6に示すように、第1始動口検出スイッチSW1は、主制御装置200と接続されている。主制御装置200は、第1始動口検出スイッチSW1からの入力信号に基づいて、後述する特別遊技の実行等に関する各種の抽選処理を実行するとともに、入球の対価としての賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理等を実行する。なお、本例において第1始動部品60は、上述の左側領域ELを流下する遊技球のみが入球し得る位置に設定されており、右側領域ERを流下する遊技球が入球することはない。
第2始動部品62は、遊技領域30Aの右側領域ERの右下側における誘導構造体400Bの第2誘導流路410の下方に配設される。第2始動部品62は、遊技盤30の前面より前方に突出し、上方開口の第2始動口62Aと、第2始動口検出スイッチSW2(図6参照)とを備える。第2始動口62Aを介して内部に取り込まれた遊技球は、内部に配設された第2始動口検出スイッチSW2によって検出される。図6に示すように、第2始動口検出スイッチSW2は、主制御装置200と接続されている。主制御装置200は、第2始動口検出スイッチSW2からの入力信号に基づいて、後述する特別遊技の実行等に関する各種の抽選処理を実行するとともに、入球の対価としての賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理等を実行する。なお、本例において第2始動部品62は、上述の右側領域ERを流下する遊技球のみが入球し得る位置に設定されており、左側領域ELを流下する遊技球が入球することはない。
図2及び図3に示すように、可変始動部品63は、誘導構造体400Bの第2誘導流路410の下方において後述の大入賞部品64の上方に配設される。可変始動部品63は、可動片を有するいわゆる電チュー構造の始動部品であり、上述の第2始動部品62と同様の第2始動口検出スイッチSW2(図6参照)とを備える。図示は省略するが可動片は、遊技盤30の前後方向に進退動作可能に配設され、ソレノイドSOL1の駆動によって可変始動部品63を通過しようとする遊技球を矩形状の図外の始動口内に取り込む。図6に示すように、ソレノイドSOL1は主制御装置200によって直接的に駆動制御される。
可変始動部品63の始動口に入球した遊技球は、内部に配設された第2始動口検出スイッチSW2により検出される。図6に示すように、第2始動口検出スイッチSW2は主制御装置200と接続されており、主制御装置200は、第2始動口検出スイッチSW2からの入力信号に基づいて特別遊技の実行等に関する各種の抽選処理を実行するとともに、入球の対価としての賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。なお、可変始動部品63は、上述の右側領域ER、より具体的には振分構造体400Aの第1排出路404及び第2排出路408を流下する遊技球のみが入球し得る位置に設定されている。
可変始動部品63の始動口に入球した遊技球は、内部に配設された第2始動口検出スイッチSW2により検出される。図6に示すように、第2始動口検出スイッチSW2は主制御装置200と接続されており、主制御装置200は、第2始動口検出スイッチSW2からの入力信号に基づいて特別遊技の実行等に関する各種の抽選処理を実行するとともに、入球の対価としての賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理を実行する。なお、可変始動部品63は、上述の右側領域ER、より具体的には振分構造体400Aの第1排出路404及び第2排出路408を流下する遊技球のみが入球し得る位置に設定されている。
次に、振分構造体400A下方の領域に配設された大入賞部品64について説明する。図2及び図3に示すように、大入賞部品64は、前側が開口した矩形状の大入賞口64aと、大入賞口検出スイッチSW3(図6参照)と、大入賞口64aの前面において開閉動作可能に設けられた開閉体65とを備える。大入賞口64aに入球した遊技球は、内部に配設された大入賞口検出スイッチSW3により検出される。大入賞口検出スイッチSW3は、主制御装置200と接続されており、主制御装置200は、大入賞口検出スイッチSW3からの入力信号に基づいて賞球を例えば15個払い出す賞球払出処理を実行する。
開閉体65は、遊技盤30の背面側に配設されたソレノイドSOL2の駆動によって閉鎖状態と開放状態とを取り得る羽根状部材である。開閉体65は、大入賞口の下縁部と平行な軸を中心として前後方向にフラップ状に回動自在に設けられ、遊技盤30の前面と平行に直立した閉鎖状態において大入賞口への遊技球の進入を阻止し、前方に傾動した開放状態において遊技球の大入賞口への進入を許容する。また、大入賞口64a内に取り込まれた遊技球は、大入賞部品64内に配設された大入賞口検出スイッチSW3によって検出された後、遊技盤30の背面側より機外に排出される。大入賞部品64の開閉体65は、後述する特図当否抽選の結果が「当り」となった場合に実行される特別遊技中において、主制御装置200によって制御されるソレノイドSOL2の駆動によって開放動作される。
なお、大入賞部品64の位置は、右側領域ERを流下する遊技球のみが入球し得る位置に設定されており、より具体的には振分構造体400Aに取り込まれると共に、第1振分機構440及び第2振分機構450によって第1排出路404及び第2排出路408に振り分けられ、かつ、特別遊技中において開閉体65が開放動作中である場合に限って入球が可能となる。
つぎに、振分構造体400Aの第1排出路404及び第2排出路408の下方に配設された一般入賞部品420について説明する。一般入賞部品420は、振分構造体400Aの第1排出路404及び第2排出路408の下方に配設される。一般入賞部品420は、遊技盤30の前面より前方に突出し、上方に開口する一般入賞口を有する部材であり、一般入賞口検出スイッチSW4(図6参照)を備える。一般入賞口を介して内部に取り込まれた遊技球は、内部に配設された一般入賞口検出スイッチSW4によって検出される。図6に示すように、一般入賞口検出スイッチSW4は、主制御装置200と接続されている。主制御装置200は、一般入賞口検出スイッチSW4からの入力信号に基づいて、後述する特別遊技の実行等に関する各種の抽選処理を実行するとともに、入球の対価としての賞球を例えば3個払い出す賞球払出処理等を実行する。
なお、遊技盤30の左側領域ELには、上記一般入賞部品420とは異なる複数の一般入賞部品66も配設されており、これの一般入賞部品66にも一般入賞口検出スイッチSW4が配設されている。また、遊技盤30の盤面には、複数の遊技釘や風車等の図外の部品が配置されており、これらの部品によって多様な方向に誘導される。そして、上記のいずれの入賞部品にも入球しなかった遊技球は、遊技領域30Aの最下流部に形成されたアウト口69に入球して機外に排出される。
なお、遊技盤30の左側領域ELには、上記一般入賞部品420とは異なる複数の一般入賞部品66も配設されており、これの一般入賞部品66にも一般入賞口検出スイッチSW4が配設されている。また、遊技盤30の盤面には、複数の遊技釘や風車等の図外の部品が配置されており、これらの部品によって多様な方向に誘導される。そして、上記のいずれの入賞部品にも入球しなかった遊技球は、遊技領域30Aの最下流部に形成されたアウト口69に入球して機外に排出される。
次に、振分構造体400Aの分岐点M1及び分岐点M2に配置された第1振分機構440及び第2振分機構450について説明する。第1振分機構440及び第2振分機構450は同一の機構により構成されるので、重複する説明は省略する。図4において、第1及び第2振分機構440;450は、遊技盤30の前面より後方に配設される収容本体600と、当該収容本体600内に収容され、遊技球の流下方向である上下方向に回転可能とされた振分回転体700と、収容本体600の前方を閉塞するカバー800とを備える。
収容本体600は、概略縦長矩形状の箱型であって、その前面には、一回り大寸な張出部602が形成される。張出部602は、遊技盤30の前面と面一となる平板である。収容本体600は、張出部602が図外の取り付け手段を介して遊技盤30に取り付けられることにより、遊技盤30の背面側に突出した状態となる。張出部602の前面602Aには、取込流路402及び第1誘導流路406の一部を形成する一対の板片604A;604Bが前方に突出するように設けられている。板片604A;604Bは、他の流路を構成する一対の板片と同様にアクリル等により形成されている。板片604A;604Bは、上流から下流に向って複数の段部を介して、互いの幅が拡大するように延長する。また、板片604A;604Bの間には、幅方向中央において二股に分かれて延長する分岐体606が形成されている。図4に示すとおり、分岐体606は、上流から下流に向って互いに離間する方向に傾斜する傾斜板部607A;607Bと、傾斜板部607A;607Bから、板片604A;604Bと平行に下方に垂下する垂下板部608A;608Bとを有している。そして、一方の板片604Aと傾斜板部607A及び垂下板部608Aとの間には、図2で示した前述の第1排出路404又は第2排出路408が形成される。また、他方の板片604Bと傾斜板部607B及び垂下板部608Bとの間には、図2及び図3で示した前述の第1誘導流路406又は第2誘導流路410が形成される。第1排出路404及び第1誘導流路406と第2排出路408及び第2誘導流路410の振分けは、振分回転体700の回転動作により実現される。
図4に示すように、振分回転体700は、A面〜D面を有する四角柱状の回転部702と、回転部702の一側部に形成された円盤部710と、当該円盤部710とは、反対側の他側部に形成された流下規制部716とを有する。回転部702は、両側方に突設された軸部702A;702Bを有する。当該軸部702A;702Bは、収容本体600に形成された収容空間601を形成する側面に形成された支持孔601A;601Bによって回転可能に支持される。図5に示すように、振分回転体700が収容本体600の収容空間601内に収容された状態において、回転部702を構成するA面〜D面は、回転角度に応じてその先端又は全体が張出部602の前面602Aより突出し、上流から流下してきた遊技球と衝突する。回転部702は、A面〜D面に対しての遊技球が衝突する度に所定角度(本例では90°)ずつ回転する。なお、回転部702の回転によって生じる作用については後述する。
円盤部710は、回転部702の軸心と同軸な中心を有する略円形状であって、回転部702の回転と一体に回転する。円盤部710の周方向の一部には、径方向内側に凹となる通過孔712が形成される。通過孔712は、遊技球の直径よりも大径とされており、遊技球の通過が許容される。図4に示すように、通過孔712は、A面〜D面のうち、いずれか1つの面と対応(図示の例ではA面)するように設けられる。
流下規制部716は、上記通過孔712が形成されたA面から径方向外側に向って突出する弧状板である。流下規制部716における通過孔712側の側面は、通過孔712側に僅かに膨出する面として形成されており、上流側から流下した遊技球が流下規制部716と接触した場合、当該遊技球は通過孔712方向に誘導される。
カバー800は、一対の板片604A;604Bの前面に対して図外の取り付け手段を介して取着された例えば透明のアクリル板である。当該カバー800により、遊技球の前方への飛び出しが規制される。以下、特に図5を参照して、振分回転体700による振分動作について説明する。
図5(a),(b)は、振分回転体700の動作によって上流から流下してきた遊技球の前述の第1及び第2排出路404;408への流下が阻止され、第1及び第2誘導流路406;410への流下が許容される場合の流れを示す。
図5(a)は、遊技球P1が、取込流路402及び第一誘導流路406内を流下する場合の振分回転体700の状態を示す。同図においては、振分回転体700の回転部702のA面が前側上方を向き、B面が前側下方を向き、A面と対向する図外のC面が後側下方を向き、B面と対向する図外のD面が収容本体600内において後側上方を向いた状態である。この状態において、遊技球P1が上流から流下して、板片604A;604Bの上端部を通過すると、当該遊技球P1は、A面に衝突することとなる。そして、遊技球P1のA面への衝突によって回転部702が前方に向けて90°回転すると図5(b)に示す状態となる。
同図に示すように、回転部702の回転後には、A面が前側下方を向き、図外のB面が後側下方を向き、図外のC面が後側上方を向き、D面が前側上方を向いた状態となる。そしてこの状態において、A面に対して第1及び第2排出路404;408側の側部が流下規制部716により閉鎖され、A面に対して第1及び第2誘導流路406;410側の側部が通過孔712によって開放された状態となる。
つまり、図5(a)に示す状態からA面に衝突した遊技球P1は、図5(b)の矢印に示すように、回転部702の回転に伴って開放される通過孔712を経由して、第1及び第2誘導流路406;410側に振分けられることとなる。
図5(c),(d)は、振分回転体700の動作によって上流から流下してきた遊技球の前述の第1及び第2排出路404;408への流下が許容され、第1及び第2誘導流路406;410への流下が阻止される場合の流れを示す。図5(c)の状態は、図5(b)の状態と同一であるので説明を省略する。この状態において、遊技球P2が上流から流下して、板片604A;604Bの上端部を通過すると、当該遊技球P2は、D面に衝突することとなる。そして、遊技球P2のD面への衝突によって回転部702が前方に向けて90°回転すると図5(d)に示す状態となる。
同図に示すように、回転部702の回転後には、C面が前側上方を向き、D面が前側下方を向き、図外のA面が後側下方を向き、図外のB面が後側上方を向いた状態となる。そしてこの状態において、D面と対応する第1及び第2排出路404;408側の側部は、流下規制部716の不存在により開放され、D面と対応する第1及び第2誘導流路406;410側の側部は、円盤部710の内面によって閉鎖された状態となる。
つまり、図5(c)に示す状態からD面に衝突した遊技球P2は、回転部702の回転に伴って第1及び第2誘導流路406;410側への通過が阻止され、第1及び第2排出路404;408側に振分けられることとなる。そして、以後、遊技球が繰り返し衝突することにより、回転部702が所定角度ずつ回転し、図5(a)に示すように、遊技球が、A面が前側上方に向いた状態である場合に衝突した場合にのみ第1及び第2誘導流路406;410に振分けられ、それ以外の状態である場合には、常に第1及び第2排出路404;408に振分けられることとなる。なお、振分回転体700の構成は、各排出路及び各誘導流路の振分率に応じて適宜変更可能である。
以上のように、遊技者は、遊技球が矢印X2の軌跡を描くように発射強度を調整することにより、一定の割合(例えば、1/16)で第1始動部品60もしくは第2始動部品62に入球させることができる。
また、本例の流路構造体は一連の流路により構成されるので、パチンコ機管理者側が調整可能な釘等を必要としない。したがって、遊技者は、釘等の影響を受けることなく遊技球を遊技領域内に流下させることができるので、ストレスが軽減される。また、釘等の影響を受けないので、設計値と実射値の乖離を防止することができる。
なお、流路構造体としての振分構造体400A及び誘導構造体400Bの構成は上記例に限られるものではなく、例えば第1誘導流路406及び第2誘導流路410と第1排出路404及び第2排出路408の位置関係を左右逆に設定してもよい。
なお、流路構造体としての振分構造体400A及び誘導構造体400Bの構成は上記例に限られるものではなく、例えば第1誘導流路406及び第2誘導流路410と第1排出路404及び第2排出路408の位置関係を左右逆に設定してもよい。
以下、遊技盤30に配設された他の部品について説明する。遊技盤30の遊技領域30Aの外方には、第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36Bが設けられている。各表示装置は、遊技の進行状況に応じて主制御装置200によって制御され、その表示の変化によって遊技状況を遊技者に報知する。
[パチンコ機の内部構成について]
図6は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御装置200と、主として賞球の払出動作を制御する払出制御装置250と、主として遊技球の発射を制御する発射制御装置260と、前述の演出表示装置500を制御する演出制御装置300とを備える。
図6は、パチンコ機1の制御を担う制御手段の構成を示すブロック図である。同図に示すように、パチンコ機1は、主として遊技全般に係る基本動作を制御する主制御装置200と、主として賞球の払出動作を制御する払出制御装置250と、主として遊技球の発射を制御する発射制御装置260と、前述の演出表示装置500を制御する演出制御装置300とを備える。
主制御装置200は、(メイン)CPU200a、(メイン)ROM200b、及び(メイン)RAM200cを備えてなり、CPU200aが、各検出スイッチやタイマからの入力に対応してROM200bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、主制御装置200に接続された上述のソレノイドSOL1,ソレノイドSOL2や、遊技盤30の遊技領域30Aの外方に配設された第1特別図柄表示装置35A、第2特別図柄表示装置35B、第1特別図柄保留表示装置36A、第2特別図柄保留表示装置36Bといった各表示装置を直接的に制御し、他の制御装置に対して多様な制御コマンドを送信する。また、このときRAM200cは、CPU200aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータやコマンドを一時的に保持する。
主制御装置200には、払出制御装置250、及び演出制御装置300が接続されている。払出制御装置250は、主制御装置200と同様に不図示のCPU、ROM、RAMを備えたマイクロコンピュータであって、主制御装置200と一方向通信可能に接続されている。当該払出制御装置250には、外部情報出力端子板251が接続されている。外部情報出力端子板251は、主制御装置200(CPU200a)及び払出制御装置250(払出CPU)から出力された遊技の進行に関する種々の情報をパチンコ機1の設置店等に設けられたホストコンピュータ側に送信する。
また、払出制御装置250には、遊技者に対して賞球を払い出すための払出モータ252、及び賞球数計数スイッチ253が接続されている。払出制御装置250は、主制御装置200から送信される払出コマンドに含まれる賞球数情報に基づいて所定の賞球数が払い出されるように払出モータ252を制御する。当該払出モータ252の駆動により払い出された賞球は、賞球数計数スイッチ253により検出され、払出制御装置250側において、適正な賞球数が払い出されたかが把握される。また、払出制御装置250には、この他、受皿6に許容数以上の遊技球が貯留されていることを検知する皿満タン検出スイッチ254や、本体枠3の扉が開放していることを検知する扉開放検出スイッチ255等の各種のスイッチが接続される。
発射制御装置260には、ハンドルユニット7内に搭載されたタッチセンサ261、発射ボリューム262、図外の発射機構内に受皿6に貯留された遊技球を送り込む球送りモータ263、及び発射機構内に格納された球発射モータ264が接続されている。発射制御装置260は、主制御装置200から払出制御装置250を経由した発射許可信号の入力及びタッチセンサ261からの入力などに基づいて、遊技者によるハンドルユニット7の操作量に応じて変化する発射ボリューム262からの入力信号に基づいて、球発射モータ264を制御し、受皿6に貯留された遊技球を所定の発射力により遊技領域30A内に打ち出す。すなわち、遊技者は、特別遊技中若しくは普図高確率の状態において、ハンドルユニット7の角度を調整することで流路構造体内のいずれかの流路に遊技球を打ち出すことが可能となる。なお、球発射モータ264の駆動により打ち出される遊技球の発射間隔は、約0.6秒に設定されている。従って、遊技者によるハンドルユニット7の操作が継続的に行われている場合、遊技領域30A内には、0.6秒の間隔で遊技球が順次進入し、1分間当たり約100球の遊技球が流下することとなる。
演出制御装置300は、遊技進行中や待機中における各種の演出を制御する。演出制御装置300は、(サブ)CPU300a、(サブ)ROM300b、(サブ)RAM300cを備えてなり、主制御装置200に対して、主制御装置200から演出制御装置300に対してのみ通信(一方向通信)が可能なように接続されている。当該演出制御装置300は、主制御装置200から送信される演出に関する各種の制御コマンドや内部タイマからの入力信号に基づいて、ROM300bに予め格納されたプログラムを読み出して、当該プログラムに従った演算処理を行い、演出制御装置300に接続された演出表示装置500の演出表示部500A、遊技進行中における楽曲や効果音などの音声をスピーカユニット8から出力させる音声出力制御、或いは遊技盤30及びパネル扉4等の各所に配設された発光体(LED)57を多様なパターンにより発光させる発光制御等を実行する。このときRAM300cは、CPU300aの演算処理時におけるワークエリアとして機能し、演算に必要な各種のデータや、コマンド等を一時的に保持する。
また、演出制御装置300は、CPU300aと接続され、当該CPU300aより送信される画像表示に係る各種の内部コマンドを受信して演出表示部500Aに多様な画像を表示するためのVDP、及び上記画像表示処理中に必要な各種のデータ等を一時的に保存するVRAM、音声制御のための音声合成LSI等、各種制御に必要なハードウェアを備えている。また、演出制御装置300には、遊技者の任意に操作可能な前述の操作機構10が接続されており、例えば当該操作機構10の操作タイミングに合せて前述の各制御を実行し、操作機構10の操作タイミングに従った所定の演出を表現することが可能である。
以下、上記構成からなるパチンコ機1の遊技の流れと主要な制御処理について概説する。遊技球が前述の第1始動部品60、第2始動部品62又は可変始動部品63に入球すると、主制御装置200では特別遊技の実行可否に関する抽選(以下、特図当否抽選という)、特別図柄の種類を決定する抽選(以下、特図種別決定抽選という)、特別図柄の変動パターン(変動時間)を決定する抽選(以下、特図変動パターン決定抽選という)等の種々の抽選を実行する。
そして、上記抽選のうち、特図当否抽選の結果が「当り」である場合には、前述の大入賞部品64を開放動作させ、賞球の獲得を容易とする特別遊技を実行する。以下、各抽選の概要について説明する。
まず、遊技球が第1始動部品60、第2始動部品62又は可変始動部品63に入球すると、特図当否抽選において参照される特図当否判定乱数や、特図種別決定抽選において参照される特図種別決定乱数、特図変動パターン決定抽選において参照される変動パターン決定乱数等の種々の乱数が同時に取得され、当該取得された乱数がRAM200cの保留記憶領域に格納される。なお、以下の説明においては、第1始動部品60への入球を契機として取得される上記種々の乱数を特1保留といい、第2始動部品62又は可変始動部品63への入球を契機として取得される上記種々の乱数を総称して特2保留という場合がある。また、特1保留及び特2保留を総称して始動情報という。
上記保留記憶領域は、特1保留、及び特2保留をそれぞれ独立して記憶可能な第1特図保留記憶領域と第2特図保留記憶領域に区分されている。第1特図保留記憶領域及び第2特図保留記憶領域は、それぞれ4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。
そして、第1始動部品60に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動部品62に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。ただし、第1特図保留記憶領域及び第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(Y1)及び特2保留数(Y2)は、それぞれ4つに設定されており、各保留記憶領域の上限を超えて保留数(Y1,Y2)が増加することはない。
[特図当否抽選について]
図7は、特図当否抽選に係る処理において参照される特図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が第1始動部品60、第2始動部品62又は可変始動部品63に入球すると、0〜65535の範囲から1つの特図当否判定乱数が取得される。
図7は、特図当否抽選に係る処理において参照される特図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が第1始動部品60、第2始動部品62又は可変始動部品63に入球すると、0〜65535の範囲から1つの特図当否判定乱数が取得される。
図7に示すように、特図当否判定テーブルTBは、遊技状態が特図低確率である場合に参照される低確率用特図当否判定テーブルTB1と、遊技状態が特図高確率である場合に参照される高確率用特図当否判定テーブルTB2とに細分化されている。各特図当否判定テーブルTBには、0〜65535までの特図当否判定乱数に対応する判定結果(「当り」,「ハズレ」)が規定されている。例えば、低確率用特図当否判定テーブルTB1が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、約199分の1である。一方、高確率用特図当否判定テーブルTB2が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、10倍の約19.9分の1となる。つまり、遊技状態が特図低確率である場合と特図高確率である場合とでは、判定結果が「当り」となる確率に約10倍の開きがあり、遊技者にとっては、特図低確率の状態よりも特図高確率の状態の方が「当り」を獲得するのに有利な状態と言える。そして、取得された特図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレと判定される。
そして、上記特図当否判定乱数及び特図当否判定テーブルTBに基づいて、特別遊技の可否に関する所定の抽選結果(「当り」又は「ハズレ」)を決定する特図当否抽選に係る処理を実行するCPU200aが、本実施形態における当否抽選手段に相当する。
なお、上記特図当否判定テーブルTB1,TB2においては、判定結果を「当り」,「ハズレ」の2通りとしたが、この他、「小当り」を付加したテーブルとしてもよい。ここで、「小当り」とは、判定結果が「当り」である場合に実行される大当り遊技と同様に、大入賞部品64の大入賞口64aを開放するものの、開放時間が短い遊技であり、小当り遊技終了後に、小当り遊技開始前と遊技状態が変わることがない遊技である。
なお、上記特図当否判定テーブルTB1,TB2においては、判定結果を「当り」,「ハズレ」の2通りとしたが、この他、「小当り」を付加したテーブルとしてもよい。ここで、「小当り」とは、判定結果が「当り」である場合に実行される大当り遊技と同様に、大入賞部品64の大入賞口64aを開放するものの、開放時間が短い遊技であり、小当り遊技終了後に、小当り遊技開始前と遊技状態が変わることがない遊技である。
[特図種別決定抽選について]
図8は、特図種別決定抽選に係る処理において参照される特図種別決定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、特図種別決定テーブルTBは、特図種別決定乱数が第1始動部品60への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が「当り」である場合に参照される特図種別決定テーブルTB1と、特図種別決定乱数が第2始動部品62又は可変始動部品63への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が「当り」である場合に参照される特図種別決定テーブルTB2と、特図当否抽選の結果がハズレである場合に参照される特図種別決定テーブルTB3とに細分化される。
図8は、特図種別決定抽選に係る処理において参照される特図種別決定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、特図種別決定テーブルTBは、特図種別決定乱数が第1始動部品60への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が「当り」である場合に参照される特図種別決定テーブルTB1と、特図種別決定乱数が第2始動部品62又は可変始動部品63への入球を契機として取得され、前述の特図当否抽選の結果が「当り」である場合に参照される特図種別決定テーブルTB2と、特図当否抽選の結果がハズレである場合に参照される特図種別決定テーブルTB3とに細分化される。
第1始動部品60、第2始動部品62又は可変始動部品63に入球すると、例えば0〜99の範囲から1つの特図種別決定乱数が取得される。図8に示すように、特図種別決定テーブルTB1には、0〜49までの特図種別決定乱数に対応する特図種別として特別図柄Aが規定され、50〜74までの特図種別決定乱数に対応する特図種別として特別図柄Bが規定され、75〜99までの特図種別決定乱数に対応する特図種別として特別図柄Cが規定されている。
特図種別決定テーブルTB2には、0〜49までの特図種別決定乱数に対応する特図種別として特別図柄Aが規定され、50〜99までの特図種別決定乱数に対応する特図種別として特別図柄Cが規定されている。
例えば、特図種別決定テーブルTB1が参照され、取得された特図種別決定乱数が0〜49の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Aとして決定され、50〜74の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Bとして決定され、75〜99の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Cとして決定される。つまり、第1始動部品60への入球を契機とする特図当否抽選の結果が「当り」となり、特図種別決定テーブルTB1が参照された場合の特別図柄A、特別図柄B、及び特別図柄Cの選択率は、それぞれ50%、25%、25%となる。
また、特図種別決定テーブルTB2が参照された場合、取得された特図種別決定乱数が0〜49の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Aとして決定され、50〜99の範囲である場合には、特図種別が特別図柄Cとして決定される。つまり、第2始動部品62又は可変始動部品63への入球を契機とする特図当否抽選の結果が「当り」となり、特図種別決定テーブルTB2が参照された場合には、特別図柄A、及び特別図柄Cの選択率が、それぞれ50%、50%となる。そして、上記特図種別決定乱数と特図種別決定テーブルTBとに基づいて特図種別を決定する特図種別抽選に係る処理を実行するCPU200aが、本実施形態における特図種別抽選手段に相当する。なお、図中の選択率の項目は実際のテーブルに規定されるものではなく、説明の便宜を図るために付したものである。
また、特図種別決定テーブルTB3は、上記特図当否抽選の結果が「ハズレ」である場合に参照され、取得された特図種別決定乱数の範囲、及び特図種別決定乱数の取得契機に関わらず特図種別が無条件に特別図柄X(ハズレ図柄X)に決定される。
[特図変動パターン決定抽選について]
図9(a)は、上記特図変動パターン決定抽選において参照される変動パターン決定テーブルTBの一例を示す図である。第1始動部品60、第2始動部品62又は可変始動部品63に入球すると、例えば0〜99の範囲から1つの変動パターン決定乱数が取得される。同図に示すように、変動パターン決定テーブルTBには、前述の抽選により決定された特図当否抽選の結果、及び保留記憶数に応じて、変動パターン決定乱数の範囲に対応する変動パターン番号が規定されている。なお、本実施形態では特図判定結果が「当り」である場合には、保留記憶数に依らず、変動パターン決定乱数に応じて変動パターン番号が決定される構成としている。また、変動パターン決定テーブルTBは例示であり、例えば、特図当否抽選の結果、及び保留記憶数に加えて特図種別によって異なる変動パターン番号が決定される構成としてもよい。
図9(a)は、上記特図変動パターン決定抽選において参照される変動パターン決定テーブルTBの一例を示す図である。第1始動部品60、第2始動部品62又は可変始動部品63に入球すると、例えば0〜99の範囲から1つの変動パターン決定乱数が取得される。同図に示すように、変動パターン決定テーブルTBには、前述の抽選により決定された特図当否抽選の結果、及び保留記憶数に応じて、変動パターン決定乱数の範囲に対応する変動パターン番号が規定されている。なお、本実施形態では特図判定結果が「当り」である場合には、保留記憶数に依らず、変動パターン決定乱数に応じて変動パターン番号が決定される構成としている。また、変動パターン決定テーブルTBは例示であり、例えば、特図当否抽選の結果、及び保留記憶数に加えて特図種別によって異なる変動パターン番号が決定される構成としてもよい。
図9(b)に示すように、変動パターン決定テーブルTBに規定された各変動パターン番号には、変動時間(秒)が対応付けられており、変動時間は、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35B上で表示される特別図柄の変動表示時間、及び演出表示部500A上で特別図柄の変動表示と略同期して変動表示される演出図柄Sの変動時間、及び当該演出図柄Sの変動に伴って表示される変動演出の時間となる。本実施形態における最短の変動時間は、例えば0.5秒であり、最長の変動時間は例えば180秒である。
変動パターン決定テーブルTBから変動パターン番号が決定されると、変動パターン番号、及び変動時間に関する情報(変動情報)を含む変動パターンコマンドが演出制御装置300側に送信され、演出図柄Sの変動表示とともに、各変動パターン番号に従った種々の演出を表現する変動演出が演出表示装置500の演出表示部500A上に表示されることとなる。
また、主制御装置200は、変動パターンコマンドの送信と同時に第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bを制御し、いずれかの表示装置上において特別図柄の変動表示を開始させる。その後、主制御装置200は、上記変動表示時間が経過したことに基づいて、第1特別図柄表示装置35A又は第2特別図柄表示装置35Bを制御して特別図柄の変動を停止させるとともに、演出制御装置300側に後述する特図停止指定コマンドを送信し、演出表示部500A上において変動表示される演出図柄Sの変動を停止させる。また、変動パターン決定乱数と変動パターン決定テーブルTBとに基づいて変動パターン番号を決定する変動パターン決定抽選に係る処理を実行するCPU200aが、本実施形態における特図変動パターン決定抽選手段に相当する。
以上説明したとおり、主制御装置200は、特別図柄の変動開始時に上述の特図当否抽選、特図種別決定抽選、及び特図変動パターン決定抽選を実行し、特別図柄及び演出図柄Sの最終的な停止の態様によって、特別遊技実行の可否と関連する特図当否抽選の結果を報知する。また、一般的に遊技者は、特別図柄の変動表示と同期して演出表示部500A上で変動表示される演出図柄Sの停止態様によって特図当否抽選の結果を認識することとなる。
[特別遊技について]
図10は、前述の特図当否抽選の結果が「当り」となり、遊技者にとって有利な特別遊技(大当り遊技)が実行される場合に参照される特別遊技制御テーブルTBの概要を示す図である。特別遊技制御テーブルTBには、特別遊技を制御するための各種データが記憶されており、主制御装置200は、特別遊技中において当該テーブルを参照して大入賞部品64の大入賞口64aを開閉する開閉体65の駆動源であるソレノイドSOL2を駆動制御する。なお、特別遊技制御テーブルTBは、特図種別ごとに複数設けられており、決定された特図種別に応じて対応するテーブルが特別遊技の開始時にセットされるが、ここでは1つのテーブルに全ての特図種別に対応する制御データを示す。
図10は、前述の特図当否抽選の結果が「当り」となり、遊技者にとって有利な特別遊技(大当り遊技)が実行される場合に参照される特別遊技制御テーブルTBの概要を示す図である。特別遊技制御テーブルTBには、特別遊技を制御するための各種データが記憶されており、主制御装置200は、特別遊技中において当該テーブルを参照して大入賞部品64の大入賞口64aを開閉する開閉体65の駆動源であるソレノイドSOL2を駆動制御する。なお、特別遊技制御テーブルTBは、特図種別ごとに複数設けられており、決定された特図種別に応じて対応するテーブルが特別遊技の開始時にセットされるが、ここでは1つのテーブルに全ての特図種別に対応する制御データを示す。
同図に示すように、特別遊技は、大入賞口64aが所定回数開閉される複数回のラウンド(R)遊技で構成されている。また、特別遊技制御テーブルTBによれば、オープニング時間(最初のラウンド遊技が開始されるまでの待機時間)、特別電動役物最大作動回数(1回の特別遊技中に実行されるラウンド遊技の回数)、特別電動役物開閉切替回数(1回のラウンド遊技中の大入賞口64aの開放回数)、ソレノイド通電時間(大入賞口64aの開放回数ごとのソレノイドSOL2の通電時間、すなわち、1回の大入賞口64aの開放時間)、規定数(1回のラウンド遊技における大入賞口64aへの最大入賞可能数)、大入賞口閉鎖有効時間(ラウンド遊技間の大入賞口64aの閉鎖時間、すなわち、インターバル時間)、エンディング時間(最後のラウンド遊技が終了してから、通常の特別遊技(特別図柄の変動表示)が再開されるまでの待機時間)が、特別遊技の制御データとして、特図種別ごとに図示のように予め記憶されている。
例えば、特図種別が特別図柄Aである場合に特別遊技が実行されると、特別遊技の態様として、ソレノイドSOL2への通電による開閉体65の開放動作によって大入賞口64aが29秒間開放すること、又は、大入賞口64a内に遊技球が10個(カウントC=10)入球することのいずれかの条件が成立するまで1回のラウンド遊技が継続し、当該ラウンド遊技が5回繰り返される。
また、特図種別が特別図柄Bである場合に特別遊技が実行されると、特別遊技の態様として開閉体65の開放動作によって大入賞口64aが29秒間開放すること、又は、大入賞口64a内に遊技球が10個(カウントC=10)入球することのいずれかの条件が成立するまで1回のラウンド遊技が継続し、当該ラウンド遊技が10回繰り返される。
また、特図種別が特別図柄Cである場合に特別遊技が実行されると、特別遊技の態様として、開閉体65の開放動作によって大入賞口64aが29秒間開放すること、又は、大入賞口64a内に遊技球が10個(カウントC=10)入球することのいずれかの条件が成立するまで1回のラウンド遊技が継続し、当該ラウンド遊技が15回繰り返される。
つまり、特図種別が特別図柄Aである場合に開始される特別遊技(5R)よりも、特図種別が特別図柄Bである場合に開始される特別遊技(10R)の方が、ラウンド遊技の数が5回分増加するため、遊技者が獲得可能な賞球数が多くなる。さらに、特図種別が特別図柄Bである場合に開始される特別遊技(10R)よりも、特図種別が特別図柄Cである場合に開始される特別遊技(15R)の方が、ラウンド遊技の数がさらに5回分増加するため遊技者が獲得可能な賞球数が最も多くなる。
そして、図8に示す特図種別決定テーブルTB1及び特図種別決定テーブルTB2における各特別図柄の選択率から明らかなように、遊技球が第1始動部品60に入球したことを契機として取得された始動情報(特1保留)に基づく特図当否抽選の結果が「当り」となった場合、特図種別A〜特図種別Cが選択される割合は、それぞれ50%、25%、25%であるから、特別遊技におけるラウンド遊技の選択率も50%、25%、25%となる。そして、特1保留に基づいて特別遊技が実行される場合に得られる賞球の平均値(期待値)は、約1312個となる。一方、遊技球が第2始動部品62又は可変始動部品63に入球したことを契機として取得された始動情報(特2保留)に基づく特図当否抽選の結果が「当り」となった場合、特図種別A〜特図種別Cが選択される割合は、それぞれ50%、0%、50%であるから、特別遊技におけるラウンド遊技の選択率も50%、0%、50%となる。そして、特2保留に基づいて特別遊技が実行される場合に得られる賞球の平均値は、1500個となる。
[遊技状態について]
図11は、上述の特別遊技が実行された場合に、当該特別遊技後の遊技状態を設定するために参照される遊技状態設定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、遊技状態設定テーブルTBには、特図種別に対応して、特図低確率又は特図高確率、及び普図低確率又は普図高確率の組み合わせに係る遊技状態が規定されている。
図11は、上述の特別遊技が実行された場合に、当該特別遊技後の遊技状態を設定するために参照される遊技状態設定テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、遊技状態設定テーブルTBには、特図種別に対応して、特図低確率又は特図高確率、及び普図低確率又は普図高確率の組み合わせに係る遊技状態が規定されている。
ここで、特図低確率とは、前述の特図当否抽選において、図7に示す低確率用特図当否判定テーブルTB1が参照される状態(当り確率=199分の1)である。また、特図高確率とは、図7に示す高確率用特図当否判定テーブルTB2が参照される状態(当り確率=19.9分の1)である。また、普図低確率とは、後述の普図当否抽選において、図12に示す低確率用普図当否判定テーブルTB1が参照され、判定結果が「当り」の場合に図13に示す低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1が参照される状態である。
また、普図高確率とは、後述の普図当否抽選において、図12に示す高確率用普図当否判定テーブルTB2が参照され、判定結果が「当り」の場合に図13に示す高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2が参照される状態である。
また、普図高確率とは、後述の普図当否抽選において、図12に示す高確率用普図当否判定テーブルTB2が参照され、判定結果が「当り」の場合に図13に示す高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2が参照される状態である。
図11に示す遊技状態設定テーブルTBによれば、特図種別が特別図柄Aである場合、特別遊技後の遊技状態は、特図低確率かつ普図高確率の遊技状態となり、特図種別が特別図柄B又は特別図柄Cである場合、特別遊技後の遊技状態は、特図高確率かつ普図高確率の遊技状態となる。また、遊技状態設定テーブルTBには、特図高確率及び普図高確率が継続する遊技回数(特図高確回数,普図高確回数)がそれぞれ規定されており、特図高確率及び普図高確率の状態は上記規定された遊技回数まで継続する。なお、遊技状態設定テーブルTBに規定された特図高確回数、普図高確回数は、それぞれ図外の特図高確回数切りカウンタ、普図高確回数切りカウンタによりカウントされる。なお、本実施形態においては、特図種別の種類を3パターンに設定し、これを前提として特別遊技中におけるラウンド遊技数の選択率や特別遊技後の遊技状態を設定したが、特図種別をさらに細分化し、細分化後の特図種別に対応して上記選択率等を更に細かく設定してもよい。
以上説明したとおり、パチンコ機1においては、第1始動部品60、第2始動部品62又は可変始動部品63への入球を契機とする各種の抽選が実行され、上記各種抽選の結果が所定の結果である場合に、遊技者にとって有利な特別遊技が実行され、さらに当該特別遊技後の遊技状態が切り替わる構成である。一方、パチンコ機1においては、上記特別遊技の実行等に関する種々の抽選とは独立して、可変始動部品63に設けられた開閉体63aを開放動作させる普通遊技実行の可否等に関する抽選(普図当否抽選,普図変動時間パターン決定抽選)も実行される。以下、普通遊技実行の可否等に関する種々の抽選処理(普図遊技)の概要について説明する。
遊技球が通過ゲート416を通過すると、後述の普図当否抽選において参照される普図当否判定乱数が取得され、当該取得された乱数がRAM100cの保留記憶領域に格納される。ここで、保留記憶領域は、上記普図当否判定乱数を記憶可能な普図記憶領域を有しており、当該普図記憶領域は4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。そして、通過ゲート416を遊技球が通過すると、普図当否判定乱数を第1記憶部から順に記憶する。但し、普図保留記憶領域に記憶可能な普図保留数(X3)は4つに設定されており、当該上限を超えて普図保留数X3が増加することはない。
図12は、普図当否抽選において参照される普図当否判定テーブルTBの概要を示す図である。遊技球が、通過ゲート416を通過すると、例えば0〜99の範囲から1つの普図当否判定乱数が取得される。同図に示すように普図当否判定テーブルTBは、遊技状態が前述の普図低確率である場合に参照される低確率用普図当否判定テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用普図当否判定テーブルTB2とに細分化されている。上記普図当否判定テーブルTB1,TB2には、0〜99までの普図当否判定乱数に対応する判定結果(「当り」又は「ハズレ」)が規定されている。例えば、低確率用普図当否判定テーブルTB1が参照された場合に判定結果が「当り」となる確率は、50分の1である。これに対して高確率用普図当否判定テーブルTB2が参照された場合に判定結果が当りとなる確率は、1.2分の1である。そして、上記取得された普図当否判定乱数が、「当り」と対応する乱数である場合は判定結果が当りとなり、「ハズレ」と対応する乱数である場合は判定結果がハズレとなる。
図13は、普図変動パターン決定抽選において参照される普図変動パターン決定テーブルTBを説明する図である。上述の普図当否抽選が行われると、普図変動パターン決定テーブルTBに基づいて普通図柄の変動時間が決定される。同図に示すように、普図変動パターン決定テーブルTBは、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2とに細分化されており、それぞれのテーブルに単一の変動時間が規定されている。そして、低確率用普図変動パターン決定テーブルTB1によれば、普通図柄の変動時間が「30秒」に決定され、高確率用普図変動パターン決定テーブルTB2によれば、普通図柄の変動時間が「1秒」に決定される。このようにして普通図柄の変動時間が決定されると、当該決定された変動時間に渡って、普通図柄表示装置37上で表示される普通図柄の変動表示が開始され、変動時間経過後に上記普図当否抽選の結果を示す態様で停止表示される。
ここで、普通図柄表示装置37は、例えば複数のLEDランプを配列した形態として構成されており、変動表示中においては複数のランプが点滅し、上記普図当否抽選の結果が当りである場合には、複数のランプのうち、いずれかLEDのランプが点灯して停止した状態となり、ハズレである場合には、例えば全てのLEDランプ又は一部のランプが消灯した状態となる。なお、上記説明においては遊技状態に応じて単一の変動時間が規定された例を示したが、各遊技状態において複数の変動時間を規定し、所定の乱数による抽選によって遊技状態ごとに異なる普通図柄の変動時間が決定される構成としてもよい。
[普通遊技について]
図14は、前述の普図当否抽選の結果が当りとなり、普通図柄が当りであることを示す態様で停止した場合に実行される普通遊技において参照される開閉体作動テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、開閉体作動テーブルTBには、可変始動部品63に配設された可動片の開放回数、1回の開放動作当りの開放時間が規定されており、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用開閉体作動テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用開閉体作動テーブルTB2とに細分化されている。そして、遊技状態が普図低確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、開閉体作動テーブルTB1が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、可変始動部品63の開閉体63aが0.3秒間1回開放動作される。一方、遊技状態が普図高確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、上記開閉体作動テーブルTB2が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動部品62の可動体が1.8秒間開放する動作が3回繰り返されることとなる。つまり、遊技状態が普図高確率である場合、普図低確率の場合と比較して普図当否抽選の結果が「当り」となる確率が、高くなるとともに、普通図柄の変動時間が大幅に短縮され、かつ可動体の開放時間の合計が長くなることから、遊技球が第2始動部品62に入球し易くなり、さらに普図高確率においては、特別図柄及び演出図柄Sの1回の変動時間が大幅に短縮化されることから、遊技球の消費を抑えながら第2始動部品62への入球を契機とする上述の特図遊技を効率的に行うことが可能となる。
なお、本実施形態においては、普図当否抽選の結果が「当り」となる確率、普通図柄の変動時間、及び可動片の開放時間の3つの要素を普図低確率の場合と比べて有利とすることにより、普図高確率の状態を醸成するようにしたが、これに限られるものではなく、上記3つの要素のうちの少なくとも1つを変更することにより普図高確率の状態を醸成することも可能である。そして、普図高確率の状態において遊技者が遊技球を矢印X2で示す軌跡で打ち出すことにより、流路構造体を流下する遊技球を通過ゲート416及び可変始動部品63に効率的に通過、入球させることができる。
図14は、前述の普図当否抽選の結果が当りとなり、普通図柄が当りであることを示す態様で停止した場合に実行される普通遊技において参照される開閉体作動テーブルTBの概要を示す図である。同図に示すように、開閉体作動テーブルTBには、可変始動部品63に配設された可動片の開放回数、1回の開放動作当りの開放時間が規定されており、遊技状態が普図低確率である場合に参照される低確率用開閉体作動テーブルTB1と、遊技状態が普図高確率である場合に参照される高確率用開閉体作動テーブルTB2とに細分化されている。そして、遊技状態が普図低確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、開閉体作動テーブルTB1が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、可変始動部品63の開閉体63aが0.3秒間1回開放動作される。一方、遊技状態が普図高確率である場合において、普通図柄が当りを示す態様で停止した場合、上記開閉体作動テーブルTB2が参照されることにより、ソレノイドSOL1が通電制御され、第2始動部品62の可動体が1.8秒間開放する動作が3回繰り返されることとなる。つまり、遊技状態が普図高確率である場合、普図低確率の場合と比較して普図当否抽選の結果が「当り」となる確率が、高くなるとともに、普通図柄の変動時間が大幅に短縮され、かつ可動体の開放時間の合計が長くなることから、遊技球が第2始動部品62に入球し易くなり、さらに普図高確率においては、特別図柄及び演出図柄Sの1回の変動時間が大幅に短縮化されることから、遊技球の消費を抑えながら第2始動部品62への入球を契機とする上述の特図遊技を効率的に行うことが可能となる。
なお、本実施形態においては、普図当否抽選の結果が「当り」となる確率、普通図柄の変動時間、及び可動片の開放時間の3つの要素を普図低確率の場合と比べて有利とすることにより、普図高確率の状態を醸成するようにしたが、これに限られるものではなく、上記3つの要素のうちの少なくとも1つを変更することにより普図高確率の状態を醸成することも可能である。そして、普図高確率の状態において遊技者が遊技球を矢印X2で示す軌跡で打ち出すことにより、流路構造体を流下する遊技球を通過ゲート416及び可変始動部品63に効率的に通過、入球させることができる。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に何ら限定されることはなく、実施形態を組み合わせて多様な変更、改良を行い得ることが当業者において明らかである。また、そのような多様な変更、改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが特許請求の範囲の記載から明らかである。
上記実施形態においては、流路構造体内に遊技球の衝突によって機械的に動作する第1及び第2振分機構440;450によって遊技球を一定の割合で振分ける構成としたが、これに限られるものではない。例えば、図15に示すような振分機構900を上記第1及び第2振分機構440;450のいずれかと置換して設けてもよい。同図に示すように、振分機構900は、分岐体606の上流側に設けられ、回転軸900Aを中心として第1及び第2排出路404;408と第1及び第2誘導流路406;410間を往復動作する振分軸部905を有する。振分機構900は、例えば遊技盤30の背面に配設された図外のモータの駆動により、一定時間ごとにその傾斜方向が切り替わるように制御され、遊技球の流下タイミングに応じて、第1及び第2排出路404;408側若しくは第1及び第2誘導流路406;410側に振分ける。つまり、振分機構900は、遊技球の衝突有無に依らず、所定時間に応じて電気的に制御されて振分動作を行う機構である。そして、このような振分機構900を採用すれば、遊技球の流下タイミングに応じて振分方向にランダム性を付与できるため、振分構造体400A内に第1及び第2振分機構440;450が配設される場合と比べて、第1及び第2誘導流路406;410側への振り分け率に変化を与えることができる。
1 パチンコ機,27 外ガイドレール,28 内ガイドレール,30 遊技盤,
30A 遊技領域,60 第1始動部品,62 第2始動部品,
63 可変始動部品,64 大入賞部品,64a 大入賞口,65 開閉体,
200 主制御装置,300 演出制御装置,400A 振分構造体,
400B 誘導構造体,402 取込流路,404 第1排出路,
406 第1誘導流路,408 第2排出路,410 第2誘導流路,
424 誘導通路,
500 演出表示部,700 振分回転体。
30A 遊技領域,60 第1始動部品,62 第2始動部品,
63 可変始動部品,64 大入賞部品,64a 大入賞口,65 開閉体,
200 主制御装置,300 演出制御装置,400A 振分構造体,
400B 誘導構造体,402 取込流路,404 第1排出路,
406 第1誘導流路,408 第2排出路,410 第2誘導流路,
424 誘導通路,
500 演出表示部,700 振分回転体。
Claims (2)
- 遊技盤に形成された遊技領域を流下する遊技球を下流側に誘導する流路構造体を備えた遊技機であって、
前記流路構造体は、打ち出された遊技球を取り込んで下流側に誘導する取込流路と、
前記取込流路の下端から下方に延長すると共に前記流路構造体の外に遊技球を排出する第1排出路と、
前記取込流路の下端と連通し、前記第1排出路と離間する方向に分岐すると共に下方に延長する第1誘導流路と、
前記第1誘導流路の下端と連通して下方に延長すると共に前記流路構造体の外に遊技球を排出する第2排出路と、
前記第1誘導流路の下端と連通し、前記第2排出路と離間する方向に分岐すると共に下方に延長する第2誘導流路と、
前記第2誘導流路の下方に配設され、前記第2誘導流路から流下する遊技球を取込む取込口を有し、前記第2誘導流路から流下する球を取り込むと共に入球により所定の賞球の払出しの契機となる入賞部品に誘導する入賞口誘導流路と、
前記取込流路の下端に配設されると共に前記取込流路を流下する遊技球を前記第1排出路若しくは前記第1誘導流路に振分ける第1振分機構と、
前記第1誘導流路の下端に配設されると共に前記第1誘導流路を流下する遊技球を前記第2排出路若しくは前記第2誘導流路に振分ける第2振分機構とを備えることを特徴とする遊技機。 - 前記第2誘導流路の下方に配設されると共に、前記入賞口誘導流路の前記取込口内に入賞部品を配設したことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE112018002014T5 (de) | 2017-04-13 | 2020-01-09 | Denso Corporation | GEORDNETE FeNi-LEGIERUNG, MAGNET AUS GEORDNETER FeNi-LEGIERUNG UND VERFAHREN ZUR HERSTELLUNG EINER GEORDNETEN FeNi-LEGIERUNG |
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