JP2020130953A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技に使用されるメダルよりも大径のメダルが投入された場合に、当該大径のメダルを容易に取り出すことができる遊技機を提供する。【解決手段】遊技機は、ベットボタン16と、ストップボタン13と、φ25のメダルを投入するためのメダル投入口部41と、このメダル投入口部41へのφ25のメダルの投入を補助する壁部42と、を備え、φ25のメダルを使用して遊技を行うことが可能となっている。また、ベットボタン16の可動範囲は、ストップボタン13の可動範囲以上となっている。また、メダル投入口部41の開口幅は、φ30のメダルの直径よりも短く形成されており、壁部42は、φ30のメダルがメダル投入口部41に掛かった状態において、壁部42の上端がφ30のメダルの上端よりも下方、かつφ30のメダルの上下方向における中心よりも上方に位置するように形成されている。【選択図】図9

Description

本発明は、遊技機に関する。
従来から遊技機として、外周面に複数の図柄が配列されたリールを複数備えたスロットマシンが知られている。スロットマシンでは、遊技媒体としてのメダルを投入することで遊技開始可能な状態となり、遊技者によるスタートレバーやストップボタンへの操作に基づいて遊技が行なわれる。
スロットマシンにおいては、機種に応じて使用できるメダルのサイズが規定されており、異なるサイズのメダルでは遊技を行うことができないようになっている。具体的には、例えば、スロットマシンの内部には、メダルを選別するためのセレクタが備えられており、規定されたサイズ以外のメダルがメダル投入口から投入された場合、セレクタにおいてメダルが弾かれるようになっている。
また、スロットマシンに使用されるメダルは、φ25(直径約25mm)のメダルとφ30(直径約30mm)のメダルとの2種類が一般に知られており、各スロットマシンは基本的にいずれか一方のメダルを使用して遊技を行うことができるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−104022号公報
ところで、既定のサイズよりも大きい物体(大径のメダルや硬貨等)が投入口から投入された場合、当該物体がうまく流れず、スロットマシン内部や、投入口において引っ掛かってしまうおそれがある。とりわけ、既定のサイズのメダルよりも大径のメダルであって、他の遊技機において使用されるメダルについては、誤ってあるいは悪意で投入される可能性が高く、例えば、φ25のメダルで遊技を行う遊技機に対してφ30のメダルが投入された場合に、投入されたメダルが遊技機の所定部位に引っ掛かり取り出すことが困難となる構造になっていると、遊技が阻害されたり思わぬトラブルを招いたりするおそれがある。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、遊技に使用されるメダルよりも大径のメダルが投入された場合に、当該大径のメダルを容易に取り出すことができる遊技機を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の遊技機は、押圧操作が可能なベットボタンと、押圧操作が可能なストップボタンと、φ25のメダルを投入するためのメダル投入口部と、このメダル投入口部へのφ25のメダルの投入を補助する壁部と、を備え、
φ25のメダルを使用して遊技を行うことが可能な遊技機であって、
前記ベットボタンの押圧方向における可動範囲は、前記ストップボタンの押圧方向における可動範囲以上であり、
前記メダル投入口部の開口幅は、φ30のメダルの直径よりも短く形成されており、
前記壁部は、φ30のメダルが前記メダル投入口部に掛かった状態において、前記壁部の上端が当該φ30のメダルの上端よりも下方、かつ当該φ30のメダルの上下方向における中心よりも上方に位置するように形成されており、
前記状態におけるφ30のメダルの前記壁部側を向く面に遊技者が触れることを可能にしていることを特徴とする。
このような構成によれば、φ25のメダルで遊技を行う遊技機に対し、φ30のメダルが誤ってまたは故意に投入された場合に、当該φ30のメダルは、メダル投入口部に引っ掛かる。また、このとき、φ30のメダルの後面に遊技者が触れることが可能な状態となるので、遊技者がメダルの前面と後面とに触れてメダルをつまむことが可能となり、当該φ30のメダルを容易に取り出すことができる。また、壁部の上端が、φ30のメダルの上下方向における中心よりも上方に位置するように形成されていることにより、当該φ30のメダルが後方に傾きそうになった場合に、当該φ30のメダルの上下方向中心よりも上方が壁部によって支えられるため、当該φ30のメダルが後方に倒れることが防がれ、当該φ30のメダルが安定的に支えられる。したがって、メダル投入口部に掛かったφ30のメダルの姿勢が安定するため、φ30のメダルを容易に取り出すことができる。
また、本発明の遊技機は、押圧操作が可能なベットボタンと、押圧操作が可能なストップボタンと、φ25のメダルを投入するためのメダル投入口部と、このメダル投入口部へのφ25のメダルの投入を補助する壁部と、を備え、
φ25のメダルを使用して遊技を行うことが可能な遊技機であって、
前記ベットボタンの押圧方向における可動範囲は、前記ストップボタンの押圧方向における可動範囲以上であり、
前記メダル投入口部の開口幅は、φ30のメダルの直径よりも短く形成されており、
前記壁部は、φ30のメダルが前記メダル投入口部に掛かった状態において、前記壁部の上端の上下方向における位置が、当該φ30のメダルの上下方向における中心部の位置となるように形成されており、
前記状態におけるφ30のメダルの前記壁部側を向く面に遊技者が触れることを可能にしていることを特徴とする。
このような構成によれば、メダル投入口部に引っ掛かったφ30のメダルの後面に遊技者が触れることが可能となるので、当該φ30のメダルをつまむことが可能となり、当該φ30のメダルを容易に取り出すことができる。また、壁部の上端の上下方向における位置が、φ30のメダルの上下方向における中心部の位置となるように形成されていることにより、前記構成同様、当該φ30のメダルが後方に傾きそうになった場合に、当該φ30のメダルの上下方向中心付近が壁部によって支えられるため、当該φ30のメダルが後方に倒れることが防がれ、当該φ30のメダルが安定的に支えられる。さらに、当該φ30のメダルの後面の半分近い領域に遊技者が触れることが可能となるので、当該φ30のメダルをしっかりと把持することが可能となる。したがって、メダル投入口部に掛かったφ30のメダルを容易に取り出すことができる
なお、ここで中心部の位置とは、具体的には、壁部の上端の上下方向における位置が、φ30のメダルの上下方向における中心からおおよそ±1.5mm以内の範囲となっていることを意味する。
本発明の遊技機によれば、遊技に使用されるメダルよりも大径のメダルが投入された場合に、当該大径のメダルを容易に取り出すことができる。
本発明の実施の形態に係る遊技機の一例を示すもので、その斜視図である。 同、メダル投入ユニットを示すもので、左前側から分解斜視図である。 同、メダル投入部を示すもので、下側後方から見た斜視図である。 同、レール後部材とセンサユニットとを示すもので、前側から見た斜視図である。 同、レール後部材とセンサユニットとを示すもので、後側から見た斜視図である。 同、レール前部材を示すもので、後側から見た斜視図である。 同、メダル投入部とレール後部材とレール前部材とセンサユニットとを示すもので、下側前方から見た斜視図である。 同、レール後部材とレール前部材とセレクタとを示すもので、後側から見た斜視図である。 同、大径メダルがメダル投入口に掛かった状態を説明するためのもので、前側から見た斜視図である。 同、大径メダルがメダル投入口に掛かった状態を説明するためのもので、側方から見た断面斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、遊技機の概略構成について説明する。なお、以下では遊技機の一つであるスロットマシンについて説明するが、本発明に係る遊技機は、スロットマシンに限ることなく、パチンコ遊技機等の遊技機であってもよい。
また、以下の説明においては、基本的に「前後」とは、スロットマシンの前側に遊技者が居る場合に、遊技者側が「前」で、スロットマシン側が「後」を意味し、「上下」とはスロットマシンの上面側が「上」で、下面側が「下」を意味し、「左右」とはスロットマシンを遊技する遊技者の左手側が「左」を意味し、右手側が「右」を意味する。
本実施の形態のスロットマシンXにおいては、遊技に使用可能な正規のメダルは、φ25(直径約25mm)、厚さ約1.6mmのものとする。また、以下の説明において、単に「メダル」と言った場合には、基本的に正規のメダルを意味するものとする。また、他のスロットマシンにおける遊技において使用可能なメダルであって、本実施形態のスロットマシンXに使用可能な正規のメダルよりも大径のメダルとしては、φ30(直径約30mm)のものを想定する。以下の説明において、「大径メダル」といった場合には、基本的にφ30、厚さ約1.7mmのメダルを意味するものとする。
なお、本発明において、正規のメダルおよび大径メダルは、それぞれ必ずしもφ25、φ30のメダルでなくてもよく、大径メダルが正規のメダルよりも大きいものであれば本発明を適用することが可能である。
図1はスロットマシンXを示す斜視図である。このスロットマシンXは、筐体1を備えており、この筐体1は、底板、左右の側板、天板および背板を備え、当該筐体1の正面側に開口する正面開口部を有する箱形に形成されている。なお、底板の上面には、図示は省略するが、各部品に電力を供給するための電源装置を内蔵した電源ユニット、メダルを貯留するとともにメダルを払い出す払い出し装置としてのホッパーユニット等が設けられている。
また、筐体1の正面には、筐体1の正面開口部を開閉可能に閉塞する前扉3が設けられている。
筐体1内には、図示は省略するが、リールユニットや基板ユニット等が設けられている。リールユニットは、周囲に複数の図柄を表示した3個の回転リールと、回転リールを回転させるための駆動モータ(ステッピングモータ)を有している。また、基板ユニットは、CPU、ROM、RAM、I/O等の電子部品を備えた基板を、基板ケースに収納したものである。そして、基板ユニットは、スロットマシンXの遊技を制御するための遊技制御装置として機能する。
図1に示すように、前扉3の上部中央には、平板状のパネル4が設けられている。また、パネル4は、その中央部に形成された透明な表示窓5と、表示窓5を囲うように形成され、絵柄が描かれた(印刷された)意匠部6とを備えている。
表示窓5の奥には、前記3個の回転リールが横一列に設けられている。そして、表示窓5を通して回転リールの一部が視認可能となっている。各回転リールの外周面には複数種類の図柄が配列されており、回転リールが停止すると表示窓5を通して1リール当たり3個の図柄が表示される。そして、3個の回転リールが停止したときに表示窓5を通して表示される図柄の組み合わせによって当選役が入賞したか否かが表示される。
意匠部6の背面側には、照明用の光源(LED)が設けられており、この光源からの光によって意匠部6に描かれた絵柄が背後から照らされるようになっている。また、前扉3のパネル4の上部には、報知や演出などを行うための照明装置7が設けられている。また、前扉3の左右両端部には、報知や演出などを行うための照明装置8,8が設けられている。
また、前扉3は、筐体1にヒンジを介して回動可能に連結されることで、筐体1の開口部を開閉するようになっている。
なお、前扉3は、上側部分と下側部分とで分かれている等、複数の扉に分かれているものであってもよい。また、スロットマシンXは、遊技店における機種の交換時に筐体1、前扉3の下側部分および筐体1内の電源ユニットやホッパーユニット等が遊技店の島設備に取り付けられたままで、前扉3の上側部分およびリールユニット等が交換可能ないわゆる分離型筐体タイプのものであってもよい。
また、前扉3の上下方向中央部には、スロットマシンXを操作するための操作部10が設けられている。操作部10には、クレジットされたメダルを払い出すための精算スイッチ11、遊技を開始させるためのスタートレバー12、3個の回転リールそれぞれの回転を停止させるための3個のストップボタン13、メダル(遊技媒体)を投入するためのメダル投入口41、メダル投入口41の下方で発生したメダル詰まりを解消するリジェクトボタン、1枚のメダルをゲームに投資するときに操作される1ベットボタン15、最大数の3枚のメダルをベットするときに操作されるMAXベットボタン16(ベットボタン)等が設けられている。
MAXベットボタン16は、上方を向くように配置されており、上方から下方に向かって押し込まれるように形成されている。MAXベットボタン16を動作させるために必要な力(以下、操作力という)は、約1.0Nとなっている。また、MAXベットボタン16は、押圧部と弾性部材とを備えている。押圧部は、遊技者の指等によって押し込み操作される部材であり、樹脂等で形成されている。また、押圧部は、弾性部材によって上方に付勢されている。弾性部材は、押圧部を付勢するとともに、押圧部が押し込み操作された場合には付勢力に抗して弾性変形するように形成されている部材であり、ばね等が用いられている。
また、ストップボタン13は、前方を向くように配置されており、前方から後方に向かって押し込まれるように形成されている。ストップボタン13の操作力は、約0.7Nとなっている。すなわち、ストップボタン13の操作力は、MAXベットボタン16の操作力よりも小さくなっている。
また、ストップボタン13は、MAXベットボタン16と同様に、押圧部と弾性部材とを備えており、ストップボタン13は、弾性部材によって前方に付勢されている。
また、既述のとおり、MAXベットボタン16の操作力は約1.0Nとなっている。すなわち、押圧部を押し込んで弾性部材を弾性変形させ、MAXベットボタン16が備えるセンサからスイッチON信号(ボタンが押された旨の信号)が出力される位置まで押圧部を移動させるのに必要な荷重(センサ検知荷重)が約1.0Nとなっている。また、押圧部の初期位置(非操作時の位置)からON信号が出力される位置までの移動距離(ONストローク)は、約1.0mmとなっている。なお、本実施の形態の遊技機においては、センサには、フォトセンサが用いられているが、押圧部の押し込みを検知できるものであればその他のセンサを用いてもよい。フォトセンサは、例えば、押圧部の押し込みによって動く検出物体によって、発光素子から受光素子に向かう光が変化したことを検知すると、スイッチON信号を出力するようになっている。押圧部は、センサ検知荷重より大きな荷重が加えられると、弾性部材を弾性変形させながらさらに移動し、メカストッパーに当接して停止するようになっている。MAXベットボタン16の押圧部の初期位置からメカストッパーに当接するまで(最大位置まで)の移動距離(フルストローク)は、約2.0mmであり、ONストロークの約2倍となっている。また、MAXベットボタン16の押圧部を初期位置からメカストッパーに当接するまで(最大位置まで)移動させるために必要な荷重(最大荷重)は、約2.0Nであり、センサ検知荷重(操作力)の約2倍となっている。なお、MAXベットボタン16のフルストロークを例えば約3.0mmとし、ONストロークを約1.5mmとしてもよい。ただし、MAXベットボタン16のフルストロークは、後述するストップボタン13のフルストローク以上となっていることが好ましい。換言すると、MAXベットボタン16の押圧方向における可動範囲は、ストップボタン13の押圧方向における可動範囲以上となっていることが好ましい。
ストップボタン13(操作力約0.7N)についても同様の構成となっている。また、ストップボタン13のONストロークは約1.0mmであり、フルストロークはその約2倍の約2.0mmとなっている。また、ストップボタン13のセンサ検知荷重(操作力)は約0.7Nであり、最大荷重はその約2倍の約1.4Nとなっている。なお、ストップボタン13のフルストロークは、MAXベットボタン16のフルストロークが約3.0mmである場合には、それ以下の例えば約3.0mmとしてもよい。また、この場合にストップボタン13のONストロークは、MAXベットボタン16のONストローク以下の約1.5mmとするとよい。
ここで、本実施の形態の遊技機における基本的な遊技の流れを説明する。遊技者がMAXベットボタン16を押下すると、クレジットされたメダルが投入(ベット)され、遊技を開始することが可能な状態となる。そして、遊技者が遊技を開始する操作としてスタートレバー12を押下する操作を行うと、回転リールが回転を始め、回転リールの回転速度が所定の速度まで上昇するとストップボタン13の押下操作が有効な状態となる。その後、遊技者が任意のタイミングでストップボタン13を押下していくと、各回転リールが停止する。そして、すべての回転リールが停止すると、遊技の結果に応じて、メダルを払い出す処理や、メダルを新たに消費することなく再度遊技を開始可能な状態とする処理等が行なわれ、1回の遊技が終了する。
上記から明らかなように、ストップボタン13は、遊技毎に回転リールの数に応じた複数個押下する必要がある。このとき、ストップボタン13の操作力が、MAXベットボタン16の操作力よりも小さく設定されていることにより、遊技者は、ストップボタン13の操作に関して軽くて心地よい操作フィーリングを得ることができるとともに、テンポよくすべてのストップボタン13を押下することが可能となる。したがって、遊技者は快適に遊技を行うことが可能となり、遊技性が向上する。また、このように使用頻度の高いストップボタン13の操作力が小さく設定されていることにより、遊技者の疲労の蓄積が軽減され、遊技性が向上する。
また、MAXベットボタン16は、遊技を開始するための操作に用いられることや、上から叩くようにして操作することが可能であることから、強い力で操作されることも多いが、ストップボタン13よりも操作力が大きく設定されていることにより、遊技者は適度に押しごたえのある操作フィーリングを得ることができ、遊技性が向上する。
また、前扉3の下端部には、スロットマシン内部よりメダルを排出するためのメダル払い出し口と、メダル払い出し口から排出されたメダルを溜めておくためのメダル受け皿18とが形成されている。また、操作部10とメダル受け皿18との間には遊技機の外観を装飾するための下パネル20が設けられている。また、下パネル20の背面側には、照明用の光源(LED)が設けられており、この光源からの光によって下パネル20が背後から照らされるようになっている。
次に、前記メダル投入口41(メダル投入口部)を備えるメダル投入ユニット30について説明する。メダル投入ユニット30は、図2に示すように、メダル投入部31と、メダルを選別するセレクタ33と、メダル投入部31から投入されたメダルをセレクタ33へ導くメダル通路35と、センサユニット37と、Rシュート39と、を備えている。
メダルは、メダル投入部31のメダル投入口41から投入され、メダル通路35を通過して、セレクタ33に到達する。そして、セレクタ33では、メダルの選別が行なわれる。具体的には、メダルが正規のメダルの場合には、このメダルはRシュート39に向けて流され、Rシュート39を通ってホッパーユニットに到達する。一方、既定の大きさとは異なる大きさのメダル、例えば規定の大きさのメダルよりも小さいメダルや、不適切なタイミングで投入されたメダルは、非正規のメダルとして、前記メダル払い出し口からメダル受け皿18に排出されるように導かれる。
メダル投入部31は、メダル投入口41と、メダル制止壁42(壁部)と、メダルガイド部43と、を備えており、金属(例えば、ステンレス鋼等)により一体的に成形されている。メダルガイド部43は、メダルをメダル投入口41に案内するための部分であり、メダル投入口41に向かって前後に延びる断面円弧状の溝となっている。また、メダル制止壁42は、メダルガイド部43に沿って移動させたメダルを衝突させて、メダルの前後方向への動きを止め、メダルがメダル投入口41から投入されるように案内するためのものであり、壁面をメダル投入口41側に向けている。また、メダル制止壁42は、メダルガイド部43の後端からメダル1枚分の厚さよりも僅かに離れて配置されている。メダル投入口41は、メダルガイド部43と、メダル制止壁42との間に形成された左右に長いスリット状の孔(孔部)である。そして、遊技者が、メダルガイド部43に沿ってメダルをメダル制止壁42側に移動させ、メダルがメダル制止壁42に当接した状態でメダルを離すことで、メダルがメダル投入口41から投入されるようになっている。このように、メダル制止壁42は、遊技者によるメダル投入口41へのメダルの投入動作を補助する。
メダル投入口41は、平面視において矩形状となっており、短辺(前後方向)の長さ(奥行)が正規のメダル1枚分の厚さよりも僅かに長くなっているとともに、長辺(左右方向)の長さ(幅)が正規のメダルの直径よりも僅かに長くなっている。また、メダル投入口41の短辺の長さは、正規のメダル2枚分の厚さよりも短くなっている。また、メダル投入口41は、短辺の長さが、大径メダル1枚分の厚さよりも僅かに長くなっているとともに長辺の長さが大径メダル1枚分の直径よりも短くなっている。また、メダル投入口41の短辺の長さは、大径メダル2枚分の厚さよりも短くなっている。換言すると、メダル投入口41の幅は、正規のメダルの直径よりも長く、大径メダルの直径よりも短くなっている。具体的には、例えば、約28mm〜29mmとなっている。
また、メダル制止壁42は、メダル投入口41から投入されたメダルをメダル通路35へと導く投入口側メダル通路45の後面を構成している(図3参照)。そして、メダル制止壁42の壁面と投入口側メダル通路45の後面とは面一となっている。また、メダル制止壁42は、その上部がメダル投入口41の後部から上方に延出している。また、メダル制止壁42の上縁は、メダルガイド部43よりも上方に位置しており、正面視において、メダルガイド部43の後方にメダル制止壁42の壁面が見えるようになっている。また、メダル制止壁42の上面(上縁)は、左右方向において、メダル投入口41の中央部に対応する部分が上方に凸となる山なり形状となっている。なお、メダル制止壁42は、上面(上縁)が平ら(例えば水平面等の左右方向において平らな面)であってもよい。また、メダル制止壁42の上面の左右方向における中央部が下方に向けて凹んだ形状等であってもよいが、この場合凹んだ部分以外の部分がメダル制止壁42の上端となる。
なお、メダル制止壁42の壁面と投入口側メダル通路45の後面とは、面一となっていなくてもよく、例えば、メダル制止壁42の壁面が投入口側メダル通路45の後面よりも後方に位置するように形成されていてもよい。また、メダル制止壁42と投入口側メダル通路45の後面とが、別部材により形成されていてもよい
メダル投入口41から投入されたメダルは、投入口側メダル通路45を通過してメダル通路35に至るようになっている。
なお、以下では、メダル通路35や投入口側メダル通路45等の、メダルが通過する通路について、その断面の長辺方向(メダルの径方向に対応する方向)の長さを「幅」といい、短辺方向(メダルの厚さ方向に対応する方向)の長さを「高さ」ということとする。また、メダルが通過する通路について、メダルの後面(メダル通路35を通過するメダルにおける後側を向く面、以下同様)に対向する面を後面といい、メダルの前面(メダル通路35を通過するメダルにおける前側を向く面、以下同様)に対向する面を前面といい、メダルの側面に対向する面(通路の前面と後面とをつなぐ面)を側面という。
投入口側メダル通路45は、図3および図10に示すように、上方から下方へ向かう直線状となっており、メダルが上方から下方へ向かって真っすぐ流下するようになっている。また、投入口側メダル通路45は、上方の入口から下方の出口に向かって、幅が狭くなるとともに、高さが低くなっている。具体的には、投入口側メダル通路45の入口は、メダル投入口41に相当するので、その幅は前述の通り約28mm〜29mmとなっている。また、投入口側メダル通路45の出口の幅は、約26mmとなっている。なお、投入口側メダル通路45は、入口から出口に向かって、ほぼ直線的に幅が狭くなるように形成されていてもよく、入口付近のみ幅が広がっており、他の部分は幅が約26mmで一定の直線状となっていてもよい。また、投入口側メダル通路45の高さは、最も高い部分から最も低い部分までのどの部分においても大径メダル1枚分の厚さよりも長く、正規のメダル2枚分の厚さよりも短くなっている。
投入口側メダル通路45の下部は、メダル投入部31の下面から下方に突出する角筒状突出部47によって形成されている。また、角筒状突出部47の左前側および右後側にはそれぞれ、メダル投入部31の下面から下方に突出するボス48,48が、設けられている。また、ボス48,48は、ネジ孔を有している。また、角筒状突出部47の下端面の右前部分から下方に突出するようにして、矩形の板状の係止片49が設けられている。
メダル通路35は、レール後部材50とレール前部材51とにより形成されている(図2、図7、図10参照)。レール後部材50は、メダル通路35の後面および両側面を構成している。また、レール前部材51は、メダル通路35の前面を構成している。
メダル通路35は、入口が上方を向くとともに、出口が下方を向いた状態となっている。また、メダル通路35は、図4に示すように、入口から入ってきたメダルを、下方に向かうにつれ左方に向かうように導く第一曲部35aと、第一曲部35aから出てきたメダルを左方に向かうにつれ下方に向かうように導く第二曲部35bと、第二曲部35bから出てきたメダルを下方に導く直線部35cと、を備えている。そして、これによりメダル通路35はクランク形状となっている。また、メダル通路35の入口と出口とは、メダル通路35の左右方向において、メダル1枚分以上ずれて配置されている。そして、メダル通路35がクランク形状となっていることにより、メダル投入口41からメダル通路35の深部やセレクタ33まで異物が挿入されゴト行為が行われることが防がれている。
レール前部材51は、透明な合成樹脂により成形されている。レール前部材51は、図6および図7に示すように、板状であり、正面視において、その外形がレール後部材50の外形と略一致するようになっている。また、レール前部材51の上端部左側には、前方に突出する突出部55が設けられている。突出部55は、前方から後方に向けて切り欠いた切欠き部を備えており、この切欠き部が、下方から上方に向けてネジを挿通させるネジ挿通部55aとなっている。また、レール前部材51の上端部右側には、前方から後方に向けて断面矩形状に切り欠いた切欠き部56が形成されている。また、レール前部材51の下端部の左右両端部にはそれぞれ、ネジを挿通させるためのネジ挿通孔57,57および後方に向けて突出する突起部58,58が設けられている。また、レール前部材51の背面は、平面状となっている。
レール後部材50は、図4および図5に示すように、メダル通路35の後面を形成する背板60と、メダル通路35の右側面を形成する右側壁61と、メダル通路35の左側面を形成する左側壁62と、右側壁61または左側壁62の下端部から左右方向外側に突出するフランジ部64,64と、を備えている。また、レール後部材50は、金属(例えば、ステンレス鋼等)により一体的に成形されている。背板60は、板状であり、板面を前後方向に向けた状態となっている。また、背板60は、正面視において、前述のメダル通路35の形状(第一曲部35a、第二曲部35b、直線部35c)に沿った形状となっている。また、右側壁61および左側壁62は、背板60の右端縁または左端縁に沿って前方に突出するように形成されている。また、フランジ部64,64は、右側壁61または左側壁62の下端部と一体的に形成されている。また、フランジ部64,64の前面、右側壁61の前端面および左側壁62の前端面は、面一となっている。また、左右のフランジ部64,64それぞれには、ネジを挿通するためのネジ挿通孔65,65およびレール前部材51の突起部58が挿入される突起部挿入孔66,66が設けられている。
レール後部材50とレール前部材51とは、レール前部材51の背面が、レール後部材50のフランジ部64,64の前面、右側壁61の前端面および左側壁62の前端面と当接するとともに、突起部58,58が突起部挿入孔66,66に挿入された状態で、後述するネジ止めにより一体化されている。そして、レール後部材50の背板60と、右側壁61と、左側壁62と、レール前部材51とに囲われた空間としてのメダル通路35が形成されている。
また、背板60の両側部には、前方に突出する凸部70,70がメダル通路35の延在方向に沿って形成されている。そして、メダル通路35を流下するメダルは、左右の凸部70,70両方に常に接触可能な状態でメダル通路35を流下するようになっている。換言すると、メダル通路35を流下するメダルは、左右の凸部70,70の間に形成された凹部には、接触しないようになっている。
また、レール後部材50の背板60には、左右に長い矩形状の開口80が設けられている。また、レール後部材50の背板60の背面であって、開口80の上方位置には、後方に突出するボス84が設けられている。また、ボス84は、ネジ孔を有している。また、背板60の背面上端部の右側には、後方に突出する突出部86が設けられている。突出部86は、後方から前方に向けて切り欠いた切欠き部を備えており、この切欠き部が、下方から上方に向けてネジを挿通させるネジ挿通部86aとなっている。また、レール後部材50の左側壁62の上端部には、平面視L字状の係止部88が、前方に突出して設けられている。
レール後部材50およびレール前部材51は、図7に示すように、レール後部材50のネジ挿通部86aに挿通されたネジと、レール前部材51のネジ挿通部55aに挿通されたネジとが、メダル投入部31の2つのボス48,48それぞれのネジ孔にねじ込まれることにより、メダル投入部31と一体化されている。また、レール後部材50の係止部88が、メダル投入部31の角筒状突出部47の側面に係止されるとともに、メダル投入部31の係止片49が、レール前部材51の切欠き部56に係止されることにより、メダル投入部31に対するレール後部材50およびレール前部材51の位置決めがされている。また、レール後部材50およびレール前部材51の上端面は、メダル投入部31の角筒状突出部47の下端面に当接している。そして、これにより、投入口側メダル通路45とメダル通路35とが連通した状態となっている。
なお、レール後部材50およびレール前部材51の上端面と、メダル投入部31の下端面とは、必ずしも当接している必要はなく、両端面の間に、所定の隙間が設けられ、両端面が近接した状態となっていてもよい。
投入口側メダル通路45の出口からメダル制止壁42の上端までの長さは、メダル1枚の直径(25mm)よりも短くなっている。換言すると、メダル投入部31に形成された投入口側メダル通路45と他部材により形成されるメダル通路35との境目からメダル制止壁42の上端までの長さは、メダル1枚の直径よりも短くなっている。すなわち、本実施の形態の遊技機においては、メダル通路35と投入口側メダル通路45とのつなぎ目にメダルが引っかかることはないようにされているが、仮に当該つなぎ目にメダルが引っかかりうる構成であったとしても、当該つなぎ目にメダルが引っかかった場合に、メダルの上端がメダル制止壁42の上縁よりも上側に位置し、遊技者がメダルの後面に触れることが可能となるようになっている。これにより、メダルが引っかかった場合に、メダルを掴んで容易に引き抜くことができるようになっている。
なお、メダル通路35の後面または前面は、必ずしもメダル投入部31と別部材によって形成されていなくてもよい。すなわち、例えば、レール後部材50あるいは、レール前部材51がメダル投入部31と一体的に形成されており、これにカバー部材としてのレール前部材51あるいはレール後部材50を取り付けることでメダル通路35が形成されるようになっていてもよい。また、メダル通路35(レール後部材50およびレール前部材51)が存在せず、投入口側メダル通路45が直接セレクタ33に繋がっていてもよい。また、メダル投入部31は、一体的に形成されていなくてもよい。例えば、投入口側メダル通路45の後面およびメダル制止壁42を構成する略板状の部材と、投入口側メダル通路45の前面を構成する部材とによって構成されていてもよい。
センサユニット37は、図4および図5に示すように、センサ100と、可動片110(可動部材)とを備えている(図2参照)。センサ100は、フォトインタラプタを主要素とする電子回路である。センサ100は、可動片110の動作を検知し、検知信号を出力するようになっている。
可動片110は、メダルが接触するメダル接触部111を備えており、黒色の合成樹脂により成形されている。センサ100は、レール後部材50にネジ止めにより固定されており、開口80から可動片110のメダル接触部111がメダル通路35に突出するように、可動片110がバネ(弾性部材)により付勢されている。そして、可動片110は、メダル通路35をメダル等が通る際に、メダル接触部111に接触する当該メダル等によって押下されるとともに、当該メダル等による押下が解除されると、バネの付勢力によってメダル接触部111がメダル通路35に突出した状態に戻るようになっている。また、可動片110は、後方に突出する遮光板を備えており、可動片110が押下されると当該遮光板の動きをセンサ100が検知し、可動片110が押下されたことを示す前記検知信号をセンサ100が発するようになっている。
なお、センサ100からの検知信号は、センサ100に接続された配線を介して上述の基板ユニット(メイン制御基板)に送られるようになっている。そして、基板ユニットは、所定時間(例えば、1秒程度)連続して検知信号が送られてきた場合に、ゴト行為が行われているおそれがあると判断し、スピーカー等を介して音を発したりして異常を報知するようになっている。なお、センサユニット37は、ゴト行為等の異常を検知するものではなく、例えば、メダル通路35を通過するメダルの枚数をカウントするもの等であってもよい。また、センサ100は、可動片110の動作を検知できるものであれば、フォトインタラプタ以外のセンサを用いてもよい。
レール後部材50とレール前部材51とセレクタ33とは、図8に示すように、レール後部材50のネジ挿通孔65,65およびレール前部材51のネジ挿通孔57,57に挿通されたネジ128,128がセレクタ上部に設けられたネジ孔(図示せず)にねじ込まれることで、一体化されている。
セレクタ33は、メダルを選別するメダル選別部130と、このメダル選別部130へとメダルを導くセレクタ側メダル通路131とを備えている。セレクタ側メダル通路131は、メダルが通過する通路である。セレクタ側メダル通路131は、高さ方向(メダルの厚さ方向)に湾曲した通路となっているが、入口部分のみ高さが僅かに高くなっており、入口部分を除く通路の略全体において高さが一定となっている。また、セレクタ側メダル通路131は、どの部分においても高さがメダル2枚分の厚さ未満となっている。また、セレクタ側メダル通路131の高さは、連通するメダル通路35の高さよりも高くなっている。具体的には、メダル通路35の高さが約2.3mmなのに対し、セレクタ側メダル通路131の高さは、約3.1mmとなっている。また、セレクタ側メダル通路131の幅は、どの部分においても、正規のメダルの直径よりも僅かに長い程度となっており、大径メダルの直径よりも短くなっている。換言するとセレクタ側メダル通路131は、大径メダルが流下不可能な幅となっている。すなわち、セレクタ33は、大径メダルを選別して弾くことができないようになっている。
メダル選別部130は、メダル選別機構140と、このメダル選別機構140の後側に配置されたメダル排出部141とを備えている。メダル選別機構140は、既定のメダルであって、適切なタイミングで投入されたメダルを、メダル排出部141から落ちないように支持し、前記ホッパーユニットに向けて導くようになっている。一方、メダル選別機構140は、既定の大きさとは異なる大きさのメダルや、不適切なタイミングで投入されたメダル等の非正規のメダルを、メダル排出部141に向けて落とすようになっている。そして、メダル排出部141から落とされたメダルは、前記メダル払い出し口からメダル受け皿18に排出されるようになっている。なお、このようにメダルを選別する機構は、従来のセレクタのものを用いればよい。
次に本実施の形態の遊技機において、メダル投入口41にφ30の大径メダルMが投入された場合について図9および図10を参照しながら説明する。なお、図10は、図9のA−A線断面図にレール後部材50およびレール前部材51を加えて示した図である。
メダル投入口41の開口幅は、大径メダルMの直径よりも短くなっているので、大径メダルMは、メダル投入口41に引っ掛かる。具体的には、大径メダルM側面の下側部分の左右両端(図9に点P、Qで示す部分)が、メダル投入口41の縁(短辺)に当接することで、大径メダルMがメダル投入口41に引っ掛かるようになっている。換言すると、メダル投入口41は、セレクタ33で選別不可能なサイズのメダルが引っ掛かって、遊技機内部に流れないサイズに形成されている。
また、本実施形態の遊技機においては、メダル投入口41に掛かった状態の大径メダルMは、図9の点Pおよび点Qで示す部分の近傍において、その前面が投入口側メダル通路45の前面に当接可能となっている。すなわち、大径メダルMは、その側面が点Pおよび点Qにおいてメダル投入口41部に当接するとともに、その前面が当該点Pおよび点Qの近傍においてメダル投入口41部に当接可能となっている。換言すると、大径メダルMは左右に離間した(メダルの面方向に離間した)2箇所において、その側面がメダル投入口41部に当接するとともに、当該2箇所それぞれの近傍において(メダルの面方向に離間した2点において)その前面がメダル投入口41部に当接した状態、あるいは近接し当接可能な状態となっている。さらに換言すると、大径メダルMは、左右に離間した2箇所が、メダル投入口41部の左右それぞれに離間して形成された上方視コ字状の切欠き部に挿入された状態となっている。また、当該2箇所は、そして、メダル投入口41に掛かった大径メダルM2は、図10に示すように、前方に倒れそうになった場合にその前面が点Pおよび点Qの近傍においてメダル投入口41部(投入口側メダル通路45の前面)に当接し、これにより大径メダルM2が前方に倒れることが防がれ、大径メダルM2は、前傾した状態でメダル投入口41部に掛かった状態が維持されるようになっている。なお、メダル投入口41部は、このように前傾した大径メダルM2の、前面における点Pおよび点Qの近傍部分以外の部分にも同時に当接し得るように形成されていてもよい。メダル投入口41部は、大径メダルM2の前面の2箇所以上の部分が当接し得るように形成されていてもよい。また、メダル投入口41部に当接する当該2箇所は、大径メダルM2の中心よりも下側部分の左右両端部となっている。
このように、メダル投入口41部は、メダル投入口41部に掛かった状態におけるφ30のメダルの、前面における上下方向に交差(直交)する方向に離間した2箇所が当接し得るように形成されているが、当然、当該2箇所は上下方向に交差する方向に離間していれば、互いに上下方向にも離間していてもよい(上下方向にずれていてもよい)。また、当該2箇所は、互いに略水平(上下方向へのずれがφ30のメダルの直径の10%以内(3mm以内))な位置関係となっていてもよい。
また、大径メダルMは、メダル投入口41に掛かった状態において、その下端部がメダル投入口41に挿入されており、大径メダルMの前面の下端は、メダル投入口41の前縁よりも下方に位置している。換言すると、大径メダルMの前面の下端は、投入口側メダル通路45の前面の上端縁よりも下方に位置しており、大径メダルMの前面の下端部は、投入口側メダル通路45の前面に覆われた状態となっている。具体的には、大径メダルMの下端からメダル投入口41の前縁(メダルガイド部43)までの距離T1が、1.5mm以上となっており、大径メダルMの前面の下端は、メダル投入口41の前縁よりも1.5mm以上下方に位置している。そして、大径メダルMの下端から1.5mmの領域は、投入口側メダル通路45の前面に覆われた状態となっている。
このように、大径メダルMの下端部がメダル投入口41に挿入されるようになっていることにより、メダル投入口41に掛かった状態の大径メダルMが倒れることが防がれ、当該大径メダルMが安定的に支えられるようになっている。なお、上述の例ではT1は、1.5mm以上としたが、0.5mm以上、5.0mm以下であることが好ましい。
このように、メダル投入口41に大径メダルMの下端部が挿入されることで、大径メダルMは起立した状態でメダル投入口41に引っ掛かるようになっている。換言すると、大径メダルMは、その両面を前後方向に向けた状態でメダル投入口41に掛かるようになっている。また、このとき、大径メダルMの後面は、メダル制止壁42に近接または当接した状態となる。
また、図9に示すように、大径メダルMは、メダル投入口41に掛かった状態において、その前面の上下方向中心よりも下側の部分の一部がメダル投入口41を形成する部材に覆われるようになっている。換言すると、メダルガイド部43は、メダル投入口41に掛かった大径メダルMの上下方向中心よりも下方に位置するようになっている。そして、メダル投入口41に掛かった大径メダルMを正面から(大径メダルMの面に垂直な方向から)見たときに、大径メダルMは、その上下方向中心よりも下側の部分の一部が覆い隠され、上下方向中心よりも上側の部分は覆い隠されないようになっている。
また、メダルガイド部43は、その後端部における曲率が、大径メダルMの曲率以上となっている。したがって、下端部がメダル投入口41に挿入された大径メダルMは、前面側の下端部が、大径メダルMの周方向に沿ってしっかりと支えられ、安定した状態でメダル投入口41に引っ掛かるようになっている。
また、大径メダルMは、メダル投入口41に掛かった状態において、その下端が、投入口側メダル通路45の下端よりも上方に位置するようになっている。すなわち、大径メダルMの下端は、メダル投入部31に形成された投入口側メダル通路45と、これに続くメダル通路35との境目(接続部)まで届かないようになっている。換言すると、メダル投入口41および投入口側メダル通路45(第一のメダル通路)は、メダル投入部31(第一の部材)によって形成されており、メダル通路35(第二のメダル通路)は、メダル投入部31とは別体のレール後部材50およびレール前部材51(第二の部材)によって形成されており、メダル通路35は、メダル投入口41に掛かった大径メダルMの下端が届かない位置に配置されている。さらに換言すると、メダル投入口41に掛かった大径メダルの下端は、レール後部材50およびレール前部材51に当たらないようになっている。このように、大径メダルMが、投入口側メダル通路45を形成する第一の部材としてのメダル投入部31とは別体の部材を含む1以上の部材によって形成されるメダル通路35まで届かないようになっていることにより、大径メダルMがメダル投入口41に投入された際に、大径メダルMがメダル通路35を形成する部材に当たって浮いた状態となってしまうことが無く、確実にメダル投入口41の縁に引っ掛かるようになる。したがって、誤ってあるいは故意に投入された大径メダルMが安定的に支持されるため、大径メダルの取り出しが容易となる。
なお、前述のように、メダル通路35は、その一部が投入口側メダル通路45を形成する部材(メダル投入部31)によって形成されていてもよい。すなわち、メダル通路35は、投入口側メダル通路45を形成する部材とは別体の部材のみによって形成されていなくてもよい。また、メダル通路35(レール後部材50およびレール前部材51)が存在せず、投入口側メダル通路45が直接セレクタ側メダル通路131に繋がっていてもよい。いずれにせよ、投入口側メダル通路45を形成するメダル投入部31とは別体の部材を含む1以上の部材によって形成され、投入口側メダル通路45に続く第二のメダル通路(メダル通路35または投入口側メダル通路45)がある場合に、メダル投入口41に掛かった大径メダルMが、当該第二のメダル通路に届かないよう(第二のメダル通路を構成する部材に当たらないように)になっていることが好ましい。
また、大径メダルMは、メダル投入口41に掛かった状態において、その下端が、センサ100や、セレクタ33の備えるセンサ等のメダルを検知するセンサよりも上方に位置するようになっており、大径メダルMがこれらのセンサまで届かないようになっている。したがって、大径メダルMが誤って投入され、メダル投入口41に掛かった際に、センサ100が反応してしまいゴト行為が行われていると誤って判断してしまったり、メダルが投入されたと誤って判断してしまったりすることを防ぐことができる。
前述のように、メダル制止壁42は、メダル投入口41の後部から上方に延出している。したがって、大径メダルMは、メダル投入口41に掛かった状態において、その後面の少なくとも一部がメダル制止壁42に覆われた状態となる。また、メダル制止壁42の上端は、メダル投入口41に掛かった状態の大径メダルMの後面の中心(上下方向における中心:図9に一点鎖線Cで図示)よりも上方に位置するように形成されている。換言すると、本実施形態の遊技機においては、メダル制止壁42は、大径メダルMの後面の下端から15mm以上の領域を覆うようになっている。このように、メダル制止壁42の上端が、大径メダルMの上下方向における中心よりも上方に位置するように形成されていることにより、大径メダルMが後方に傾きそうになった場合に、当該大径メダルMの上下方向中心よりも上方がメダル制止壁42によって支えられるため、大径メダルMが後方に倒れることが防がれ、大径メダルMが安定的に支えられる。したがって、大径メダルMの姿勢が安定し、大径メダルMの取出しが容易となる。
なお、メダル制止壁42の上端が、大径メダルMの後面の中心よりも厳密に上方に位置するように形成されていなくてもよい。すなわち、例えば、メダル制止壁42の上端の上下方向における位置が、大径メダルMの上下方向における中心から±1.5mm以内の位置となるように形成されていてもよい。換言すると、メダル制止壁42の上端の上下方向における位置が、大径メダルMの上下方向における中心部の位置となるように形成されていてもよい。このような構成であっても、大径メダルMの姿勢を安定させることができる。
また、メダル制止壁42は、大径メダルMがメダル投入口41に掛かった状態において、メダル制止壁42の上端が大径メダルMの上端よりも下方に位置するように形成されている。これにより、当該状態において、遊技者が大径Mメダルの後面に触れることが可能となっている。換言すると、大径メダルMは、メダル投入口41に掛かった状態において、メダル制止壁42の裏側から見た場合に、大径メダルMの後面の一部が露出した状態となっている。このように、大径メダルMの後面に触れることが可能となっていることにより、メダル投入口41に掛かった大径メダルMの前面と後面とに触れ、大径メダルMをつまむことができ、容易に取り出すことができる。なお、大径メダルMの後面に少しでも触れることが可能となっていれば、大径メダルMをつまむことができるため、メダル制止壁42の上端は、必ずしもメダル投入口41に掛かった大径メダルMの上端よりも下方に位置するように形成されていなくてもよい。しかし、メダル投入口41に掛かった状態の大径メダルMの上端の、メダル制止壁42の上端からの突出量T2が、3mm以上となっていることが好ましく、6mm以上となっていることがさらに好ましい。このような構成によれば、大径メダルMをつまむことが容易となり、より簡単に大径メダルMを取り出すことができるようになる。
なお、大径メダルMの上端とメダル制止壁42の上端との左右方向における位置は、一致していなくてもよい。また、大径メダルMの下端と、メダルガイド部43の後端部における下端(溝の最底部)との左右方向における位置は、一致していなくてもよい。
また、メダル制止壁41の後方には、メダル1枚の厚さ分(1.6mm)の奥行(前後方向の幅)を最低限有する空間が形成されている。すなわち、メダル制止壁41とパネル4との間には、メダル1枚の厚さ分以上の間隔が設けられている。したがって、メダル投入口41に掛かった大径メダルMを前後からつまんで取り出すことが容易となる。なお、メダル制止壁41とパネル4との間に、メダル3枚の厚さ分(4.8mm)以上の間隔が設けられていると、より好ましい。また、メダル制止壁41の後方にメダル1枚の厚さ分の間隔を設けない場合であっても、メダル制止壁41の前面とパネル4との間に、メダル2〜4枚の厚さ分(3.2〜6.4mm)以上の間隔を設けることが望ましい。
13 ストップボタン
16 MAXベットボタン
30 メダル投入ユニット
31 メダル投入部
41 メダル投入口(メダル投入口部)
42 メダル制止壁(壁部)
43 メダルガイド部
45 投入口側メダル通路

Claims (2)

  1. 押圧操作が可能なベットボタンと、押圧操作が可能なストップボタンと、φ25のメダルを投入するためのメダル投入口部と、このメダル投入口部へのφ25のメダルの投入を補助する壁部と、を備え、
    φ25のメダルを使用して遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    前記ベットボタンの押圧方向における可動範囲は、前記ストップボタンの押圧方向における可動範囲以上であり、
    前記メダル投入口部の開口幅は、φ30のメダルの直径よりも短く形成されており、
    前記壁部は、φ30のメダルが前記メダル投入口部に掛かった状態において、前記壁部の上端が当該φ30のメダルの上端よりも下方、かつ当該φ30のメダルの上下方向における中心よりも上方に位置するように形成されており、
    前記状態におけるφ30のメダルの前記壁部側を向く面に遊技者が触れることを可能にしていることを特徴とする遊技機。
  2. 押圧操作が可能なベットボタンと、押圧操作が可能なストップボタンと、φ25のメダルを投入するためのメダル投入口部と、このメダル投入口部へのφ25のメダルの投入を補助する壁部と、を備え、
    φ25のメダルを使用して遊技を行うことが可能な遊技機であって、
    前記ベットボタンの押圧方向における可動範囲は、前記ストップボタンの押圧方向における可動範囲以上であり、
    前記メダル投入口部の開口幅は、φ30のメダルの直径よりも短く形成されており、
    前記壁部は、φ30のメダルが前記メダル投入口部に掛かった状態において、前記壁部の上端の上下方向における位置が、当該φ30のメダルの上下方向における中心部の位置となるように形成されており、
    前記状態におけるφ30のメダルの前記壁部側を向く面に遊技者が触れることを可能にしていることを特徴とする遊技機。
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