JP2017018865A - 除湿器と取り替え用除湿剤収容袋 - Google Patents

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【課題】資源の無駄を大幅に省くことができる一方で、流通時や保存時のコストを抑え、除湿効率を高く維持でき、使用に際しては除湿の程度が利用者に非常に分かり易く、適切な時期での取り替えを確実とする除湿器を提供する。【解決手段】非透湿性シートから構成され密閉空間を形成する袋体と、上記密閉空間を内容物収容空間と開封用空間部とに区画するように上記袋体の内側面に折り曲げて取り付けられた透湿非透水性シートと、上記内容物収容空間に収容された潮解性を有する除湿剤と、上記非透湿性シートの外側面に取り付けられたガイド部とを備える除湿剤収容袋、並びに上記除湿剤収容袋を収容し、上記ガイド部を外側から認識することが可能な容器を備えて構成される除湿器。【選択図】図1

Description

本発明は、除湿器に関し、特にこの除湿器の容器に収められるようにサイズ決めされ、取り替え時期を可視化した取り替え用除湿剤収容袋に関するものである。
湿気取りには、潮解性を利用して容器内に水溶液を溜めるタイプのもの、潮解性を有した物質の他に高吸水性ポリマーのような保水剤を加え、除湿が進むにつれて包装袋内でゼリー状になるタイプのもの、シリカゲルのように天日に干して再生し、繰り返し利用するタイプのものが一般に知られており、夫々の特徴に照らして、容器に水溶液を溜めるタイプのものは下駄箱、押し入れ、流しの下等で用いられ、ゼリー状になるタイプのものは洋服ダンスや引き出し等で用いられ、再生タイプのものは靴や布団の除湿取りに用いられる。
このうち、容器に水溶液を溜めるタイプのものは、塩化カルシウム2水塩(4水塩や6水塩であってもよい)のような潮解性を有する除湿剤を、自立性を有する定形のプラスチック容器中において中皿によって仕切られた内側上部に収容し、該容器の下部に水を溜めるようになっており(タンク型除湿器)、容器は製品使用終期の水分量を考慮してサイズ決めされている。
このような除湿器では、容器の開口部に、微多孔膜とも称される10〜数ミクロンの多数の微細孔を有した透湿非透水性シートが取り付けられており、除湿剤が吸湿性を発揮できるようにする一方、容器転倒等により除湿剤や該除湿剤が吸湿して生じた水溶液が容器からこぼれないようになっている。そして使用開始前の流通時や保存時に吸湿性能が低下することのないように、透湿非透水性シートを覆うように、非透湿性シートが積層して取り付けられていて、使用に際しては、この非透湿性シートのみが容器から取り外される。
タンク型除湿器では、中皿によってプラスチック容器を仕切ることによって、外気に面する微多孔膜が配置される開口部の近傍に除湿剤を保持して除湿効率を高くしている。しかしながら、このようなタンク型除湿器では、潮解した液は中皿を通って容器下部に落ちてしまい、潮解液自体に除湿効力はあるものの、微多孔膜との距離が遠くなって、潮解液と微多孔膜との間に容器外部の空気を除湿する上での緩衝空間が生じてしまい、除湿効率が低下するという問題がある。
また、タンク型除湿器では、使用時に非透湿性シートのみを剥がし、その下の透湿非透水性シートは容器から剥がれないように、両者を異なる接着強度で固定する必要があり、製造コストを増大させている。更に、流通時、保存時の耐衝撃性を確保するために、容器をプラスチックで構成しているが、嵩張り、流通コストや保管コストを増加させている。そして、除湿剤がすべて液化して容器下部に水溶液になると、非透湿性シートを破いて溜まった水溶液を捨てて、残った容器は再利用することができず、製品使用終了時ごとに各自治体のゴミ捨て規制にしたがって処分するので、資源的に多くの無駄が出ている。
そこで本出願人は、特許文献1において、低コスト化を図りつつ、ゴミ量を低減させ、除湿剤の使用前の変化を防止することができる包装体、除湿器を提案した。提案に係る包装体は、ガスの透過を遮断する非透気シート(非透湿性シート)によって密閉空間を形成するとともに、該密閉空間内を、ガスの透過を許容する透気シート(透湿非透水性シート)によって、除湿剤が収容された収容空間と、使用時に開口される開口空間とに区画した包装体である。また除湿器は、上記包装体と、これを収容する容器体と、容器体の上部開口部を覆うと共に通気口を有する蓋体とを備えて構成されている。
このような包装体では、透気シートが流通時、保存時には非透気シートで成る袋体の内部にV字状に二つ折りで収まっており、使用時に、包装体の開口空間側をカットして開封し、包装体を引き開くことによって二つ折りにされていた透気シートが開いて、収容された除湿剤が外部の空気と接触開始して潮解性を発揮するようになる。そして、開封された包装体の透気シートを、反転した蓋体に対面した状態で蓋体にセットし、この蓋体上に、反転した容器体を嵌め合わせた後に、容器体を正立させて除湿器として完成させるようになっている。
特許文献1で提案した包装体を有する除湿器では、容器体や蓋体を繰り返し使用することができるので、資源の無駄をかなり省くことができる。また包装体は流通時、保存時にプラスチック容器に比べて嵩張らず、流通コストや保管コストの点でもメリットを有している。
しかしながら、このような包装体を用いた除湿器においては、使用に際して除湿の程度が利用者に分かりにくく、適切なタイミングでの取り替えをしそびれがちになるという問題を抱えている。
特開2002−332072号公報
本発明は、このような従来の問題に鑑みてなされたものであり、その課題は、資源の無駄を大幅に省くことができる一方で、流通時や保存時のコストを抑え、除湿効率を高く維持でき、使用に際しては除湿の程度が利用者に非常に分かり易く、適切な時期での取り替えを確実とする除湿器を提供することにある。
上記課題は、非透湿性シートから構成され密閉空間を形成する袋体と、上記密閉空間を内容物収容空間と開封用空間部とに区画するように上記袋体の内側面に折り曲げて取り付けられた透湿非透水性シートと、上記内容物収容空間に収容された潮解性を有する除湿剤と、上記非透湿性シートの外側面に取り付けられたガイド部とを備える除湿剤収容袋、並びに上記除湿剤収容袋を収容し、上記ガイド部を外側から認識することが可能な容器を備えて構成される除湿器によって、解決される。
除湿剤収容袋の引き開いた開口状態を保つための蓋を更に備えることが考えられる。本発明に係る除湿器での容器や蓋は、使用済みの除湿器の容器や蓋を再利用することが想定される。
本発明に係る除湿器に用いられる除湿剤収容袋には、上記非透湿性シートの外側面に取り付けられた蓋形成片を更に備え、上記蓋形成片が、開封された上記袋体を引き開く際に広がる上記透湿性シートを覆うことができる蓋体を形成すると共に、複数の開口部を備えていれば、更に好ましい。
本発明によれば、除湿剤収容袋の外側面に取り付けられたガイド部を、除湿剤収容袋を収容する容器の外側から認識することができるので、除湿器の使用に際して利用者にとって除湿の程度が非常に分かり易く、除湿剤収容袋の取り替えを適切な時期に確実に行うことができる。
また、除湿器の容器を再利用することで、資源の無駄を大幅に省くことができるだけでなく、流通時や保存時には除湿剤収容袋のみで済むので、それらのコストを抑えることができる。更に、除湿剤収容袋を容器に収容するに際して、除湿剤を透湿非透水性シートに接するように設置しておくことで、経時的に吸湿速度の低下が極めて小さく、結果として除湿効率を高く維持できる。
本発明の第1の実施の形態に係る取り替え用除湿剤収容袋を示す図で、図1aは概略的な側面断面図であり、図1bは概略的な正面断面図である。 取り替え用除湿剤収容袋を用いて除湿器として利用する態様を説明する図で、図2aから図2dに進むにつれて除湿器として使用する際の手順を示し、図2eで使用に際してガイド部が上昇する様子を示している。 使用に際しての容器と袋体、及びそのガイド片の位置関係を説明する図である。 ガイド片の取り付け位置を変えた場合の、容器と袋体、及びそのガイド片の位置関係を説明する図である。 発明品と従来品の除湿状態を比較したグラフである。 第2の実施の形態に係る取り替え用除湿剤収容袋を示す図で、図1に対応するものである。
以下、本発明の好適な実施の形態を、図面を参照して説明する。図1は第1の実施の形態に係る除湿剤収容袋を概ね使用前の状態で示すものである。
(第1の実施の形態)
除湿剤収容袋を構成する平袋状の袋体1は、対をなす矩形状の非透湿性シート11を重ね合わせ、その周縁部を互いに接合することで形成されている。重ね合わせた非透湿性シートの周縁部を接合することで袋体は閉鎖状態となり、内部は空気の流通が遮断された密閉空間12となる。2枚の非透湿性シートを重ね合わせることに代えて、1枚の縦長長尺形状の非透湿性シートを中央で折って、その周縁部を互いに接合して袋体を形成することも可能である。接合は適当な接着剤を用いて行ってもよいが、通常は熱溶着が好適に採用される。
また、この袋体1の開封されることになる側の近傍では、2枚の非透湿性シート間に、湿気の透過を許容する透湿非透水性シートとしての微多孔フィルム13が二つ折りで介在しており、この二つ折りにされた微多孔フィルム13の折り辺以外の周縁部が熱溶着にて袋体1の内側に、即ち、非透湿性シート11の内面側に固定されている。熱溶着に代えて接着剤を用いることも可能である。
この微多孔フィルム13により、密閉空間12である袋体内部は内容物収容空間121と開封用空間部122とに区画されることとなり、内容物収容空間121には、空気中の水分を吸湿する粒状の除湿剤(例えば塩化カルシウム;場合によっては保水剤が添加されていてもよい)14が所定量収容されている。微多孔フィルム13が二つ折りにされていることで、開封用空間部122が開放される際に袋体1を横方向に引き開くと微多孔フィルム13が広がって大きな面積となり、高い吸湿効率を確保できる。
ここで、袋体1を形成するフィルム状非透湿性シート11の材料としては、例えばナイロンやポリエステルのフィルム、またはこれらの表面に塩化ビニリデン樹脂をコーティングしたものを挙げることができる。また透湿非透水性シートあるいは微多孔フィルム13の材料としては、ポリエチレンやポリプロピレン等に10〜数ミクロンの多数の微細孔を明けたフィルムを挙げることができる。
また袋体1の内容物収容空間121の容積は、除湿剤14による除湿がほぼ完了して飽和した状態における除湿剤の水溶液の体積以上となるように設定される必要がある。ここで、特開2002−332072号公報でも言及したように、除湿剤として塩化カルシウム2水塩を用いる場合を例に挙げて説明する。塩化カルシウム2水塩は一般的使用条件において2.84倍の水分を吸水することが知られ、そのときの容積換算量(ml)は、
塩化カルシウム2水塩の重量(g)×(0.42+2.84) ml
となる。0.42は塩化カルシウム2水塩が水に溶けたときの容量増加割合である。これは一定量の塩化カルシウム2水塩を水に溶かして増加容積を算出した値であり、重量と容積の比であるので、これから実用的な比重を導くことができる(2.38g/ml=0.42の逆数)。つまり、内容物収容空間121に収容される除湿剤の重量をこの比重2.38で割った値の約7〜10倍を袋体1の内容物収容空間121の容積(ml)とすれば、袋体1の有効利用が可能である。一方で、この内容物収容空間121の容積は、袋体1が収容される容器の容量より小さいことが必須である。例えば400mlの容器に袋体1を収容して除湿器として用いる場合には、内容物収容空間121は300〜350ml程度の容積とするのが好ましく、これに伴って内容物収容空間121に収容される除湿剤の重量はおおよそ80〜100g程度とするのが好ましい。
また、貼り合わされた非透湿性シート11の各外側面には、ガイド部である横向き短冊状のガイド片15が夫々、貼り付けられている。場合によっては、どちらかの外側面にガイド片15を貼り付けるだけでも足りる。例えば板紙やプラスチック板から構成され或る程度の剛性を備えたガイド片15は、袋体1が容器に収容された場合に容器を介して外側から見易いように袋体1とは異なる色に着色されている。そして、このガイド片15の非透湿性シート11への取り付け位置は、微多孔フィルム13により区画された内容物収容空間121と開封用空間部122との境界に対応する部分とすれば、ガイド片自体を水位位置と認識し易い。ガイド片15の上辺を、非透湿性シート11の内面側に固定された微多孔フィルム13の上辺に概ね一致するように位置決めすれば、袋体1を除湿器容器に収容して使用する際に、袋体1の上辺が除湿器容器の上蓋に近づくことで使用者が除湿完了状態を知って遅滞なく袋体1を交換できる。ガイド片15の横方向長さは、図示の例では、袋体1が容器に収容された場合の容器の横幅より小さく設定されているが、使用開始時の作業に支障がなければ、より長くなっているのが好ましい。
次に、所定量の粒状除湿剤14を収容し外側にガイド片15を貼り付けた平袋状の袋体1を除湿器として利用する場合の態様を説明する。先ず、図1中の破線で示したように、袋体1の上部をハサミ等でカットして開封用空間部122を開放する。この際、粒状除湿剤14を収容した内容物収容空間121は、微多孔フィルム13によって開封用空間部122と分離されているため、開封用空間部122を開放した状態において、除湿剤14が不用意に飛散することが防止される。そして、この微多孔フィルム13は、空気の透過を許容するため、内容物収容空間121が微多孔フィルム13を介して外気と接した状態となり、除湿剤14が大気中の湿気を吸湿できるようになる。
一方で、除湿器の容器を用意する。容器は、その全部もしくは一部が透明もしくは半透明に構成されており、内部が透視可能になっている。これは、図2aに示すように、例えば使用済みの除湿器のプラスチック容器を再利用することができる。使用済みの除湿器から微多孔フィルム(白い透湿膜)をハサミ等で破り、溜まった液体(塩化カルシウム水溶液)を捨て、微多孔フィルムもプラスチック容器から取り外す。
ハサミでカットされた袋体1の開封部分を横方向に引き開く。このとき、二つ折りになっていた微多孔フィルム13も広がり、吸湿効率を左右するフィルム面積を増大させる。図2bに示すように、開口部を、したがって微多孔フィルム13の側を下にすると、袋体1に収容された除湿剤14が微多孔フィルム13に接するように、下側に集まる。その際、ガイド片15の剛性を利用して、袋体1の形を整える。
このように倒立させた袋体1に対して、図2cに示すように、先ほど用意したプラスチック容器21を被せてひっくり返す。袋体1を倒立させて、収容する除湿剤14が微多孔フィルム13の側に落下することで袋体1の残りの部分には除湿剤14がなくなっているので、その部分をしっかり折り畳んでおけば、被せた容器21の底側に袋体1の折り畳まれた部分が適切に収まる。
正立させた容器21の開口部から認識できる微多孔フィルム13の上に、引き開いた袋体1の開口状態を保つため開口部を有する蓋22を配置してもよい(図2d)。また、容器の開口部に同じく使用済み除湿器で用いられていた上蓋を取り付けることもできる。袋体1の除湿剤の存在しない部分を折り畳んでプラスチック容器21を被せた後に、容器21を正立させると、袋体1は容器21の底側に位置し、袋体1の外側面に取り付けられたガイド片15は、容器内の中位程度の適切な高さに位置する(図3a1,a2)。その際、蓋を開封された袋体の開口部分にはめ込むように押し込めば、袋体1を容器内の底側に確実に位置させることができる。
除湿が進んで除湿剤14が微多孔フィルム13を介して外部空気を吸湿するにつれて、除湿剤は液化して袋体1に溜まり袋体内の内容量が増えるにつれて、袋体内の水圧が増加し、容器の底側で折り畳まれていた袋体部分が徐々に解放されて、ガイド片15が徐々に上昇して、使用者にとっては除湿の進行程度を容器外部から認識し易い(図3b1,b2)。この段階においても、除湿剤14や潮解液と微多孔フィルム13とは吸湿初期と同様、近接した状況を維持している。除湿終期(図2e、図3c1,c2)になっても、除湿剤14や潮解液と微多孔フィルム13は常に接した状態にあり、緩衝空間を有する従来のタンク型除湿器のような吸湿速度の大幅低下を回避できるだけでなく、本例の除湿器では、容器21の横から溜まった水溶液の水位をガイド片15によってモニターすることができる。
本例では、ガイド片15の非透湿性シート11への取り付け位置を、微多孔フィルム13により区画された内容物収容空間と開封用空間部との境界に対応する部分とした構成で説明しているが、ガイド片15を純粋に袋体取り換え時期表示のためのインジケータとして用いるだけであれば、図4に示すように、容器側に除湿器使用終了の印を付して(例えば「終わり」の文字と線)、袋体1の外側に付されたガイド片15’がこの線と重なったら(図4c1,c2)、除湿器の使用終了、即ち、袋体1の交換時期であるとしてもよい。
図5に、同じ容器体積において本発明に係る除湿器と従来のタンク型除湿器とで経時的な吸湿状態をテストした結果を示す。従来品では、潮解した液が中皿を通って容器下部に落ち、潮解液と微多孔膜との間に容器外部の空気を除湿する上での緩衝空間が生じて、除湿効率が低下するのに対して、発明品では、除湿が進行しても除湿剤や潮解液と微多孔膜が常に接した状態にあり、吸湿速度の低下が極めて小さく、結果として除湿効率を高く維持できる。
(第2の実施の形態)
図6は、第2の実施の形態に係る除湿剤収容袋を示すもので、図1に対応するものである。第1の実施の形態と同一の構成部分については、同じ符号を付して説明を割愛し、異なる点についてのみ説明する。なお、図の明瞭化のため、図6bでは内容物収容空間内の中央範囲の粒状除湿剤14の描写を割愛する。
第1の実施の形態で説明したような蓋22を別途用意してもよいが、適当な蓋が利用者の手元にない場合も考えられる。そこで、貼り合わされた非透湿性シート11の一方の外側面で、横向き短冊状のガイド片15が貼り付けられた部分より下の領域を利用して、蓋形成片16を貼り付けておく。この蓋形成片16は、本例では四角形で示し、除湿剤収容袋の上部開口に蓋体として内挿する状態となるよう、垂れ片を周囲に備えているが、蓋形成片16は、除湿剤収容袋を開封して横方向に引き開き、広がった微多孔フィルム13を適切に覆うことができる形状になっているべきものである。また蓋形成片16の蓋面をなす領域には、内容物収容空間内に収められた除湿剤が外気と接触して充分な除湿機能を果たすことができるように複数の開口17(図示の例では8つ)が備えられている。除湿器として実際に使用するに際しては、蓋形成片16を袋体1から取り外す。蓋形成片16が蓋体として除湿剤収容袋の開封部分を覆うように嵌め込まれ、開口17を介して外気と除湿剤との接触が確保される。
1 袋体
11 ガス不透過性シート
12 密閉空間
13 微多孔フィルム
14 除湿剤
15 板材
16 蓋形成片
17 開口
21 容器
22 蓋
121 内容物収容空間
122 開封用空間部

Claims (4)

  1. 非透湿性シートから構成され密閉空間を形成する袋体と、上記密閉空間を内容物収容空間と開封用空間部とに区画するように上記袋体の内側面に折り曲げて取り付けられた透湿非透水性シートと、上記内容物収容空間に収容された潮解性を有する除湿剤と、上記非透湿性シートの外側面に取り付けられたガイド部とを備える除湿剤収容袋、並びに上記除湿剤収容袋を収容し、上記ガイド部を外側から認識することが可能な容器を備えて構成される除湿器。
  2. 上記除湿剤収容袋の引き開いた開口状態を保つための蓋を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の除湿器。
  3. 非透湿性シートから構成され密閉空間を形成する袋体と、上記密閉空間を内容物収容空間と開封用空間部とに区画するように上記袋体の内側面に折り曲げて取り付けられた透湿非透水性シートと、上記内容物収容空間に収容された潮解性を有する除湿剤と、上記非透湿性シートの外側面に取り付けられたガイド部とを備える除湿剤収容袋。
  4. 上記非透湿性シートの外側面に取り付けられた蓋形成片を更に備え、上記蓋形成片は、開封された上記袋体を引き開く際に広がる上記透湿性シートを覆うことができる蓋体を形成すると共に、複数の開口部を備えていることを特徴とする請求項3に記載の除湿剤収容袋。
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