JP2001301790A - 容器用蓋部 - Google Patents
容器用蓋部Info
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- JP2001301790A JP2001301790A JP2000128348A JP2000128348A JP2001301790A JP 2001301790 A JP2001301790 A JP 2001301790A JP 2000128348 A JP2000128348 A JP 2000128348A JP 2000128348 A JP2000128348 A JP 2000128348A JP 2001301790 A JP2001301790 A JP 2001301790A
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Abstract
容器開口部への嵌脱が行える容器用蓋部を開発するこ
と。 【解決手段】容器用蓋部の周縁の全周に亘って、拡径さ
れた外周縁が段部をもって形成されてなり、外周縁の内
面には、その下端に沿って固定用突条が複数の間断部を
設けて周設されてなり、且つ該固定用突条の間断部の上
方に位置する段部の上面と周縁面との間に補強用リブが
架設されてなることを特徴とする除湿器用蓋部として好
適な容器用蓋部。
Description
る。詳しくは、除湿器の蓋部に好適な合成樹脂製の容器
用蓋部に関する。
が収容されてなる除湿器等において、開口部を保護する
ために、合成樹脂製の容器用蓋部が使用されている。一
般に、こうした容器に使用される蓋部は、図3の斜視図
に示されるように、その周縁(2)の全周に亘って、拡
径された外周縁(3)が段部(4)をもって形成されて
いる。そして、外周縁(3)の内面には、容器に被嵌さ
れた蓋部を固定するために、その下端に沿って固定用突
条(5)が周設されているのが一般的である。この固定
用突条(5)は、被嵌される容器の開口部の周壁に形成
される突部と係合するため、該蓋部は容器にしっかりと
固定される。また、該固定突条(5)を外周縁(3)の
全周に設けると蓋部の嵌脱がきつくなる場合には、適宜
に間断部(6)が設けることが行われている。
蓋部において、前記外周縁(3)や段部(4)は、辺縁
に位置するため形状の保持性が充分でなく変形が生じ易
い問題があった。特に、前記した除湿器用蓋部にあって
は、該蓋部は通常、扁平で薄肉の成形品であり、しか
も、天井面(7)には多数の通気孔(9)が設けられて
いるため、かかる問題が顕著に生じ易く、除湿器への嵌
め込み時に手で保持した部分の周辺に歪みが生じたり、
保存時に経時的に反り等が生じていた。
と、容器の開口部への嵌め込み性が低下し、弱い外力で
簡単に外れてしまったり、或いは逆に、変形の状態によ
っては容器への嵌脱がきつくなったりしていた。
器開口部にしっかりと固定できなかったり、適度な力で
容器開口部への嵌脱が行えず、例えば前記除湿器用のも
のにあっては、使用中において開口部の保護が十分に行
えなかったり、或いは使用開始時の開封作業、即ち、開
口部を封止する非透湿性フィルムの剥離作業をスムーズ
に行うことができず、その商品価値を低下させていた。
従って、これらの問題を簡単な構造で解消する容器用蓋
部を開発することが大きな課題であった。
題に鑑み鋭意研究を続けてきた。その結果、前記構造の
容器用蓋部において、外周縁の下端に沿って、その内面
に周設される固定用突条に複数の間断部を設け、且つ該
固定用突条の間断部の上方に位置する段部の上面と周縁
面との間に補強用リブを架設することにより、上記の課
題が解決できることを見だし本発明を完成するに至っ
た。
に亘って、拡径された外周縁が段部をもって形成されて
なり、外周縁の内面には、その下端に沿って固定用突条
が複数の間断部を設けて周設されてなり、且つ該固定用
突条の間断部の上方に位置する段部の上面と周縁面との
間に補強用リブが架設されてなることを特徴とする容器
用蓋部である。
明を具体的に説明する。
的用途である除湿器用蓋部に適用した態様を示す斜視図
であり、図2は、該容器用蓋部(1)を除湿器(10)
の開口部に被嵌した状態を示す正面図である。図1及び
図2において容器用蓋部(1)は、ポリオレフィン等の
合成樹脂製であり、通常は、平面視が、被嵌する容器開
口部の形状に対応して、ほぼ楕円状であったり、長方形
等の多角形状をしている。また、その天井面(7)に
は、被嵌する除湿器への通気を活発に行うために、多数
の通気孔(8)が形成されている。
全周に亘って拡径された外周縁(3)が段部(4)をも
って形成されている。そして、外周縁(3)の内面に
は、その下端に沿って固定用突条(5)が複数の間断部
(6)を設けて周設されている。このように間断部
(6)を設けることにより容器用蓋部は、容器への嵌脱
に要する力が弱められ、適度な力で嵌脱が行えるように
なる。
形成箇所や形成する長さは、被嵌する容器の形状等に影
響され一概には特定できず、状況に応じて適宜設定すれ
ば良い。通常は、間断部の形成箇所は4〜8箇所である
のが好ましい。また、間断部は、外周縁内面の全周に対
して、偏在させずにバランス良く設けるのが好ましい。
さらに、蓋部の形状が、平面視がほぼ楕円状、又は多角
形状である場合には、上記固定用突条の間断部は、角部
以外の外周縁の内面に設けるのが、被嵌時の固定の確実
性の観点から好ましい。
計長が、外周縁内面の全長に対して20〜80%、好適
には35〜65%であるのが、容器への固定の確実性、
及び嵌脱を適度な力で行う観点から好ましい。
〜1.5mmであるのが一般的である。
蓋部では、外周縁(3)及び段部(4)を補強するため
に、段部(4)の上面と周縁(2)面との間に補強用リ
ブ(9)が架設されている。このように補強リブを設け
ることにより、上記外周縁(3)及び段部(4)は強度
が向上し前記変形の問題が大きく改善される。
(9)の架設箇所が、前記外周縁(3)内面における固
定用突条の間断部(6)の上方に位置する箇所である点
において大きな特徴を有している。
縁(3)の内面に周設するに際して、適度な力で蓋部の
嵌脱が行えるように間断部(6)を設けても、補強用リ
ブ(9)の架設箇所が該固定用突条の形成箇所と上下方
向において重なる場合には、該補強用リブによる外周縁
の強度の向上効果が上記固定用突条による蓋部の固定作
用を相乗的に増強させてしまい、上記目的は充分に達成
されなくなる。これに対して、図1及び図2に示される
蓋部のように補強用リブ(9)の架設箇所が固定用突条
(5)の形成箇所と重ならないように調整すれば、該補
強用リブの架設による影響は固定用突条による固定作用
にはほとんど及ばないため、嵌脱に要する力は前記適度
な状態に維持できる。
固定用突条の末端から少なくとも2mm間隔を空けて設
けるのが、上記効果を発揮させる上で好ましい。また、
容器用蓋部において上記補強用リブ(9)を設ける数
は、特に制限されず必要に応じて適宜に設定すれば良い
が、好適には固定用突条の間断部のそれぞれの箇所につ
いて各設けるのが効果的である。従って、通常は4〜6
個設けるのが一般的である。また、補強用リブは、段部
の全周に対して偏在させずにバランス良く配置するのが
好ましい。
る上記外周縁(3)及び段部(4)の補強効果は、容器
用蓋部が扁平で薄肉のものほど良好に発揮される。特
に、容器用蓋部の長手方向の長さが10cm以上、好適
には12〜20cmであり、蓋部を形成する部材の平均
肉厚が2mm以下、好適には0.5〜1.5mmの蓋部
において、顕著に発揮される。
あるのが好ましい。さらに、周縁(2)、外周縁(3)
及び段部(4)の幅は、それぞれ3〜10mmであるの
が好ましい。
は、如何なる容器の蓋部として採用しても良い。使用中
において除湿器開口部の保護が十分に行うことができ、
使用開始時においては除湿器の開封作業がスムーズに行
うことができるようになることから、内部に潮解性除湿
剤が収容される構造の除湿器に対して採用するのが好ま
しい。
非透液性フィルムにより覆われ、さらにその上面が非透
湿性フィルムにより覆われて封止されており、使用開始
時に該非透湿性フィルムが剥離されて除湿に供されるの
が一般的であり、本発明の容器用蓋部によれば、上記開
封作業における蓋部の嵌脱が簡単に行うことができるよ
うになり好ましい。また、使用時においても、開口部を
被覆する透湿性非透液性フィルムの保護がしっかりと行
え、このものの破断等の事故が防止できる。
多数の通気孔を形成させるのが一般的であり、こうした
場合には前記外周縁や段部の変形の問題が格別に激しく
生じ易いため、本発明の効果がより顕著に発揮されて好
ましい。
は、簡単な構造でありながら、形状の保持性に優れてお
り、容器開口部にしっかりと固定でき、適度な力で容器
開口部への嵌脱を行うことができる。
状、又は多角形状であり、固定用突条の間断部が角部以
外の外周縁の内面に設けられている場合においては、被
嵌時における容器への固定をより確実に行うことができ
て好ましい。
cm以上であり、蓋部を形成する部材の平均肉厚が2m
m以下である場合には、外周縁及び段部の変形が生じ易
いため、本発明の効果がより顕著に発揮されて好まし
い。
嵌する容器は、内部に潮解性除湿剤が収容される構造の
除湿器であるのが好ましい。また、その天井面には通気
孔が形成されているのが好ましい。こうした場合、除湿
器は、使用中において開口部の保護が十分に行え、使用
開始時においては開封作業がスムーズに行うことができ
るものになり、その商品価値が大きく向上する。
として採用した態様を示す斜視図である。
に被嵌した状態を示す正面図である。
を示す斜視図である。
Claims (4)
- 【請求項1】容器用蓋部の周縁の全周に亘って、拡径さ
れた外周縁が段部をもって形成されてなり、外周縁の内
面には、その下端に沿って固定用突条が複数の間断部を
設けて周設されてなり、且つ該固定用突条の間断部の上
方に位置する段部の上面と周縁面との間に補強用リブが
架設されてなることを特徴とする容器用蓋部。 - 【請求項2】容器用蓋部の平面視がほぼ楕円状、又は多
角形状であり、固定用突条の間断部が角部以外の外周縁
の内面に設けられてなる請求項1記載の容器用蓋部。 - 【請求項3】容器用蓋部の長手方向の長さが10cm以
上であり、蓋部を形成する部材の平均肉厚が2mm以下
である請求項1又は請求項2記載の容器用蓋部。 - 【請求項4】前記容器用蓋部を被嵌する容器が、内部に
潮解性除湿剤が収容されてなる除湿器であり、天井面に
通気孔が形成されてなる請求項1乃至請求項3記載の何
れかに記載の容器用蓋部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000128348A JP2001301790A (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | 容器用蓋部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000128348A JP2001301790A (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | 容器用蓋部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001301790A true JP2001301790A (ja) | 2001-10-31 |
Family
ID=18637803
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000128348A Pending JP2001301790A (ja) | 2000-04-27 | 2000-04-27 | 容器用蓋部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001301790A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7694845B2 (en) | 2005-12-22 | 2010-04-13 | Kraft Foods Global Brands Llc | Removable and reclosable lid for jar for a food product |
JP2017018865A (ja) * | 2015-07-08 | 2017-01-26 | エステー株式会社 | 除湿器と取り替え用除湿剤収容袋 |
JP2017178390A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 雪印メグミルク株式会社 | 蓋体 |
Citations (3)
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JPH11171260A (ja) * | 1997-12-10 | 1999-06-29 | Nippon Meat Packers Inc | 蓋付きの食品包装体 |
-
2000
- 2000-04-27 JP JP2000128348A patent/JP2001301790A/ja active Pending
Patent Citations (3)
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