JPH092528A - 包装袋 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ガス不透過性フィルム１ａ，１ｂからな
る袋本体１内をガス透過性又は液透過性の仕切シート２
で内容物収容空間部３と開封用空間部４とに区画し、上
記内容物収容空間部３内に内容物６を収容して上記袋本
体１を密封してなり、上記開封用空間部４を開封するこ
とにより、ガス又は液が上記仕切シート２を通して包装
袋内外を流通するように構成した包装袋。 【効果】 二重包装を行う必要なく、常時は芳香剤、防
虫剤、乾燥剤、脱臭剤等の内容物を完全密封状態に包装
することができ、しかも使用時には内容物の性能を確実
に発揮させることができ、かつ取扱い性にも優れるもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、芳香性，昇華性を
有する物質（芳香剤，防虫剤等）や吸湿性，吸着性を有
する物質（乾燥剤，脱臭剤等）などを包装する場合に好
適に使用される包装袋に関し、更に詳述すると、内容物
を完全密封状態に包装することができると共に、所定箇
所を開封することにより、内容物を内部に保持したまま
ガスや液を内外に流通させて内容物の効果を発揮させる
ことができる包装袋に関する。

【０００２】

【従来の技術】芳香剤、防虫剤、乾燥剤、脱臭剤等は、
保存時や流通時に有効成分が発散してしまったり、吸湿
や臭気成分の吸着により吸湿，脱臭性能が低下してしま
うことを防止するために気密性の包装袋に包装する必要
があり、このため通常はガス透過性の袋や容器にこれら
を収容し、これをガス不透過性のフィルムで形成された
包装袋に包装することが行われている。

【０００３】そして、このような芳香剤、防虫剤、乾燥
剤、脱臭剤等を使用する場合には、包装袋からこれらの
薬剤が収容されたガス透過性の袋や容器を取り出し、使
用場所にこの袋や容器ごと設置することにより使用され
るものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】このように、芳香剤、
防虫剤、乾燥剤、脱臭剤等はガス透過性の内袋や容器に
収容し、これを更にガス不透過性の包装袋で包装する二
重包装が行われており、これが製造コストを引き上げる
一つの要因となっている。

【０００５】また、使用時に包装袋から内容品が収容さ
れた袋を取り出す際、この内袋は上述のようにガス透過
性フィルムで形成されているので、内容物が芳香剤や防
虫剤である場合には、臭いや殺虫成分などが手に付着す
る可能性が高く、衛生上好ましくなく、取扱い性の点に
も問題がある。

【０００６】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、二重包装を行う必要なく、常時は内容物を完全密封
状態に包装することができ、しかも使用時には内容物の
性能を確実に発揮させることができ、かつ取扱い性にも
優れる包装袋を提供することを目的とする。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、ガス不透過性フィルムからなる袋本体内を
ガス透過性又は液透過性の仕切シートで内容物収容空間
部と開封用空間部とに区画し、上記内容物収容空間部内
に内容物を収容して上記袋本体を密封してなり、上記開
封用空間部を開封することにより、ガス又は液が上記仕
切シートを通して包装袋内外を流通するように構成した
ことを特徴とする包装袋を提供する。

【０００８】この場合、本発明は、好適な実施態様とし
て、２枚のガス不透過性フィルムを重ね合わせると共
に、該ガス不透過性フィルム間に２つ折にした仕切シー
トを配置し、上記両ガス不透過性フィルムの周縁部を互
いに接着して袋本体を形成すると共に、該両ガス不透過
性フィルムの周縁部間に上記仕切シートの互いに対向し
た二縁部を挟み込んで接着し、かつ該仕切シートの互い
に対向した他の二縁部を上記両ガス不透過性フィルムの
内面にそれぞれ接着して、該仕切シートにより上記袋本
体内を内容物収容空間部と開封用空間部とに区画してな
る包装袋を提供する。

【０００９】本発明の包装袋は、上述したように、ガス
不透過性フィルムで形成された袋本体の内部をガス透過
性又は液透過性の仕切シートで内容物収容空間部と開封
用空間部とに区画し、上記内容物収容空間部内に芳香
剤、防虫剤、乾燥剤、脱臭剤等の内容物を収容して袋本
体を密封することにより包装し、使用時には上記開封用
空間部を開封して使用するものである。

【００１０】従って、保存時や流通時の非使用時には、
ガス不透過性フィルムで形成された袋本体内に内容物が
完全に密封された状態となっているので、内容物の有効
成分が包装袋外に発散してしまったり、内容物に外気中
の臭成分や湿気が吸着して内容物の性能が低下してしま
うようなことがない。また、使用時には、上記開封用空
間部をカットして該開封用空間部を開封することによ
り、内容物が収容された袋本体の内容物収容空間部がガ
ス透過性フィルムからなる仕切シートを介して外気と接
した状態となり、この仕切シートを通して包装袋内外を
流通する気体を介して内容物の有効成分を大気中に発散
させたり大気中の臭成分や湿気を吸着するものである。

【００１１】このように、本発明の包装袋によれば、非
使用時には内容物を外気から確実に遮断して密封包装す
ることができると共に、使用時には確実に外気を包装袋
内外に流通させて内容物の性能を確実に発揮させること
ができ、二重包装の必要なく、芳香剤、防虫剤、乾燥
剤、脱臭剤等の内容物を一の包装袋で保管、流通、使用
時まで良好に包装しておくことができるものである。

【００１２】また、使用時には、包装袋の開封用空間部
を開封するだけですぐに使用することができ、内容物を
取り出すような手間がなく、しかも内容物の有効成分が
流通する仕切シートに手を触れることなく使用に供する
ことができるので、衛生的にも好ましく、取扱い性に極
めて優れるものである。

【００１３】更に、上記実施態様の包装袋によれば、仕
切シートが二つ折にした状態で袋本体内に配置され、そ
の周縁部が袋本体を構成するガス不透過性フィルムの内
面に接着されて袋本体内を内容物収容空間部と開封用空
間部とに区画するように構成されているので、該仕切シ
ートの接着部に沿って上記開封用空間部をカットして開
封し、該開封部を開くことにより、二つ折にされていた
上記仕切シートが開いて該開封部を閉塞した状態とな
り、内容物を収容した状態で該開封部を下にして包装袋
を立てておくことができ、包装袋に自立性を付与するこ
とができる。

【００１４】また、上記仕切シートとして液透過性のシ
ートを用いることにより、内容物の成分を水等の液体に
より抽出して取り出すようにすることもできる。例え
ば、上記実施態様の包装袋に内容物として挽いたコーヒ
ー豆や紅茶の葉を収容して包装すれば、使用時に開封用
空間部をカットして開封し、該開封部を下にしてコーヒ
ーカップやティーカップに載せ、内容物収容空間部の上
端部を開封して該内容物収容空間部内に湯を注ぎ入れる
ことにより、液透過性の上記仕切シートを通してコーヒ
ーや紅茶を上記カップに取り出すことができるものであ
る。この場合、保存時及び流通時には、コーヒー豆や紅
茶の葉はガス不透過性フィルムからなる袋本体内に密封
されているので、吸湿等によりその風味や香味が損なわ
れるようなことがないものである。

【００１５】更にまた、上記実施態様の包装袋におい
て、袋本体内を内容物収容空間部と開封用空間部とに区
画する仕切シートを袋状に形成して、該袋状仕切シート
の外側が内容物収容空間部、内側が開封用空間部となる
ように構成し、袋本体を開封した後、開封用空間部内に
被処理物を入れることにより、該被処理物を内容物収容
空間部内に収容した内容物で処理するようにすることも
できる。例えば、上記内容物収容空間部内に味噌、塩、
麹，糠等の漬物床を収容しておき、常時は密封された袋
本体内においてこれら漬物床を保存すると共に、上記開
封用空間部を開封してこの開封用空間部内に獣肉、鶏
肉、魚介類、野菜等の漬物種を入れ、上記仕切シートを
介してこれら漬物種と上記漬物床とを接触させることに
より、各種漬物を作るようにすることもできる。これに
より、容易に各種漬物床を保存することができると共
に、使用持には漬物床で手を汚すことなく手軽に各種の
漬物を作ることができるものである。

【００１６】

【発明の実施の形態及び実施例】次に、本発明の実施例
につき、図面を参照して説明する。図１〜図３は、本発
明の一実施例にかかる包装袋を示めすもので、この包装
袋は、芳香剤、防虫剤、乾燥剤、脱臭剤等の包装に好適
に使用されるものである。

【００１７】図中１は、ガス不透過性フィルムにより形
成された平袋状の袋本体であり、長方形に裁断された２
枚のガス不透過性フィルム１ａ，１ｂ（図３（Ａ）参
照）を重ね合わせ、その周縁部を互いに接着（図１，２
では斜線で示した）したものである。

【００１８】この袋本体１の一端部には両ガス不透過性
フィルム１ａ，１ｂ間に二つ折にしたガス透過性の仕切
シート２が介装され、その互いに対向した二縁部２ａ，
２ａが両ガス不透過性フィルム１ａ，１ｂの端縁部に挟
み込まれた状態で両ガス不透過性フィルム１ａ，１ｂの
端縁部に接着されていると共に、互いに対向した他の二
縁部２ｂ，２ｂは両ガス不透過性フィルム１ａ，１ｂの
内面に接着されている。この仕切シート２により上記袋
本体１の内部が内容物収容空間部３と開封用空間部４と
に区画されている。なお、図中５，５は上記両ガス不透
過性フィルム１ａ，１ｂ縁部の上記開封用空間部４部分
に形成された開封用切欠き部である。

【００１９】ここで、上記袋本体１を形成するガス不透
過性フィルム１ａ，１ｂとしては、ガス透過率が低く、
実質的にガス不透過性のものであればよく、例えばポリ
エチレン，ポリプロピレン，ポリアミド，ポリビニルア
ルコール，エチレン−酢酸ビニル共重合体等のプラスチ
ックからなる延伸もしくは未延伸のフィルム、セロハ
ン，ポリエステルフィルム等の表面に塩化ビニリデン樹
脂をコーティングしたり、アルミニウムやケイ素等の薄
膜を形成したフィルム、アルミニウム箔等を例示するこ
とができ、これらを単独で用いても複数種を積層して用
いてもよい。この場合、積層フィルムとしては、塩化ビ
ニリデン樹脂をコーティングした二軸延伸ポリエステル
フィルム／一軸延伸ポリエチレンフィルム／ポリエチレ
ンフィルムの３層積層フィルムなどを例示することがで
きる。

【００２０】また、上記仕切シート２はガス透過率が高
く、実質的にガス透過性のものであればよく、具体的に
は紙，不織布，織布，編布やポリエチレン，ポリプロピ
レン等のプラスチックフィルム又は各種積層フィルムに
多数の小孔を形成したものが好適に使用される。

【００２１】また、上記袋本体１を構成する両ガス不透
過性フィルム１ａ，１ｂの接着、及びこれらガス不透過
性フィルム１ａ，１ｂと仕切シート２との接着は、適宜
な接着剤を用いて行うこともできるが、通常は熱接着に
よる接着が好適に採用される。

【００２２】この包装袋は、芳香剤、防虫剤、乾燥剤、
脱臭剤等の包装に好適に用いられるものであり、図１〜
３に示されているように、これらの内容物６を上記袋本
体１の内容物収容空間部３内に収容して包装するもので
ある。この場合、内容物６の密封包装は、上記袋本体１
の上端（仕切シート２が配設された端部と反対側の端縁
部）を未シール状態にしておき、この状態で袋本体１の
上端開口部から内容物６を袋本体１の内容物収容空間部
３内に入れ、上端をシールすることにより容易に行われ
る。これにより、内容物６は袋本体１内に完全密封状態
に包装され、保管，流通時に内容物６の有効成分が包装
袋外に発散してしまったり、内容物６に外気中の臭成分
や湿気が吸着して内容物６の性能が低下してしまうよう
なことがない。なお、内容物として本包装袋内に収容さ
れる防虫剤としてはナフタリン、パラジクロルベンゼン
等、乾燥剤としてはシリカゲル、炭酸カルシウム等、脱
臭剤としては活性炭、珪藻土等を例示することができ
る。

【００２３】本実施例の包装袋に包装された芳香剤、防
虫剤、乾燥剤、脱臭剤等の内容物を使用する場合は、図
２に示されているように、袋本体１の下端両側縁部に設
けられた開封用切欠き部５，５を利用して袋本体１の下
端部を上記仕切シート２の接着縁部２ｂ，２ｂに沿って
切り取り、袋本体１の上記開封用空間部４を開封する。

【００２４】これにより、内容物６が収容された袋本体
１の内容物収容空間部３がガス透過性フィルムからなる
仕切シート２を介して外気と接した状態となり、この仕
切シート２を通して包装袋内外を流通する気体を介して
内容物６の有効成分を大気中に発散させたり大気中の臭
成分や湿気を内容物６に吸着するものである。

【００２５】この場合、図２及び図３（Ｂ）に示されて
いるように、本実施例の包装袋によれば、開封した袋本
体１の下端部を開くことにより、二つ折にされていた上
記仕切シート２が内容物６の重さにより広がって該開封
部を閉塞した状態となり、内容物６を収容した状態で該
開封部を下にして包装袋を立てておくことができる。

【００２６】このように、本実施例の包装袋によれば、
非使用時には内容物を外気から確実に遮断して密封包装
することができると共に、使用時には確実に外気を包装
袋内外に流通させて内容物の性能を確実に発揮させるこ
とができ、二重包装の必要なく、芳香剤、防虫剤、乾燥
剤、脱臭剤等の内容物６を一の包装袋で保管、流通、使
用時まで良好に包装しておくことができる。

【００２７】また、使用時には、包装袋の開封用空間部
４を開封するだけですぐに使用することができ、内容物
６を取り出すような手間がなく、しかも内容物６の有効
成分が流通する仕切シート２に手を触れることなく使用
に供することができるので、衛生的にも好ましく、取扱
い性に極めて優れるものである。

【００２８】次に、図４，５は、本発明の他の実施例に
かかる包装袋を示すもので、この包装袋は、袋本体１の
長さ方向中間部内面に長方形の仕切シート２を配置し、
該仕切シート２の周縁部を一方のガス不透過性フィルム
１ａの内面に接着して袋本体１内を内容物収容空間部３
と開封用空間部４とに区画すると共に、一方のガス不透
過性フィルム１ａの長さ方向中間部一側端部に摘み片７
を該ガス不透過性フィルム１ａと一体に形成したもので
ある。なお、その他の構成は上記図１〜３に示した上記
包装袋と同様であるので、同一の参照符号を付してその
説明を省略する。

【００２９】この包装袋は、図５に示されているよう
に、上記摘み片７を摘んで一方のガス不透過性フィルム
１ａを引き裂くことにより（図５（Ａ）参照）、開封用
空間部４を開封し、外気を仕切シート２を通して内容物
６が収容された内容物収容空間部３に流通させるもので
ある。この場合、ガス不透過性フィルム１ａの延伸方向
を幅方向としておけば、図示されているように摘み片７
を引くことにより帯状に綺麗にガス不透過性フィルム１
ａを引き裂くことができる。なお、その他の作用効果は
上記図１〜３に示した上記包装袋と同様であるので、そ
の説明を省略する。

【００３０】本発明の包装袋は、上記実施例に限定され
るものではなく、例えば袋本体１や仕切シート２の形
状、仕切シート２の配設位置等は、本発明の要旨の範囲
内で種々変更して差し支えない。また、本発明の包装袋
は、芳香剤、防虫剤、乾燥剤、脱臭剤等の包装に好適に
使用されるものであるが、その用途はこれらの包装に限
定されるものではなく、例えば挽いたコーヒー豆や紅茶
の葉などの液抽出性の内容物を包装して仕切シート２を
通して液を包装袋内外に流通させ、コーヒーや紅茶を入
れるようにすることもできる。

【００３１】即ち、上記図１〜３の包装体の仕切シート
２として不織布や織布などの液透過性のシートを用い、
該包装袋内に内容物６として挽いたコーヒー豆や紅茶の
葉を収容して包装する。そして、上述したように、その
開封用空間部４を開封して、図６に示したように、開放
した袋本体１の下端部を下にしてコーヒーカップやティ
ーカップ等のカップｃの上に載せると共に、袋本体１の
上端部を開封して内容物収容空間部３を開放し、その上
端開口部から内容物収容空間部３内に湯を注ぎ込む。こ
れにより、液透過性の上記仕切シート２を通してコーヒ
ーや紅茶を上記カップｃに取り出すことができるもので
ある。この場合、保存時及び流通時には、コーヒー豆や
紅茶の葉はガス不透過性フィルム１ａ，１ｂからなる袋
本体１内に密封されているので、吸湿等によりその風味
や香味が損なわれるようなことがないものである。

【００３２】更に、図７（Ａ）に示したように、上記図
１の包装袋の仕切シート２を上方へと長くして、該仕切
シート２を袋状に形成すると共に、該袋状の仕切シート
２の外側を内容物収容空間部３、内側が開封用空間部４
となるように構成し、その内容物収容空間部３内に内容
物６として味噌、塩、麹，糠等の漬物床を収容して漬物
床パックとすることもできる。この漬物床パックを使用
する場合は、袋本体１の下端両側縁部に設けられた開封
用切欠き部５，５を利用して袋本体１の下端部を切り取
ることにより、袋本体１の上記開封用空間部４を開封
し、図７（Ｂ）に示したように、この開封用空間部４内
に獣肉、鶏肉、魚介類、野菜等の漬物種７を入れ、上記
仕切シート２を介してこれら漬物種７と上記漬物床６と
を接触させることにより、各種漬物を作るものである。
この場合、図７に示したように、開封用空間部４の下端
部に公知のチャック部材８を取り付け、図７（Ｂ）に示
したように、漬物種７を開封用空間部４内に収容した
後、このチャック部材８を用いて開封用空間部４を閉じ
ておくようにすることもできる。

【００３３】このように本発明の包装袋を用いた漬物床
パックは、常時は密封された袋本体１内において味噌、
塩、麹，糠等の漬物床６を品質を劣化させることなく保
存することができると共に、使用持には獣肉、鶏肉、魚
介類、野菜等の漬物種７を開封用空間部４内に入れて所
定期間おいた後にこれを取り出すだけで、手を汚すこと
なく手軽に各種の漬物を作ることができるものである。
なお、図７に示した漬物床パックの上述した以外の構成
及び作用効果は、上述した図１〜３の包装袋と同様であ
るので、同一の構成部分に同一の参照符号を付してその
説明を省略する。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の包装袋に
よれば、二重包装を行う必要なく、常時は、芳香剤、防
虫剤、乾燥剤、脱臭剤等の内容物を完全密封状態に包装
することができ、しかも使用時には内容物の性能を確実
に発揮させることができ、かつ取扱い性にも優れるもの
である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例にかかる包装袋を示す平面図
である。

【図２】同包装袋の開封状態を示す斜視図である。

【図３】同包装袋を示す断面図であり、（Ａ）は密封状
態、（Ｂ）は開封状態である。

【図４】本発明の他の実施例にかかる包装袋を示すもの
で、（Ａ）は平面図、（Ｂ）は部分拡大断面図である。

【図５】同包装袋の開封状態を示すもので、（Ａ）は平
面図、（Ｂ）は部分拡大断面図である。

【図６】図１〜３に示された包装袋を他の用途に用いた
例を示す概略斜視図である。

【図７】本発明の更に別の実施態様を示すもので、
（Ａ）は平面図、（Ｂ）は断面図である。

【符号の説明】

１ 袋本体 ２ 仕切シート ３ 内容物収容空間部 ４ 開封用空間部 ６ 内容物

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ガス不透過性フィルムからなる袋本体内
   をガス透過性又は液透過性の仕切シートで内容物収容空
   間部と開封用空間部とに区画し、上記内容物収容空間部
   内に内容物を収容して上記袋本体を密封してなり、上記
   開封用空間部を開封することにより、ガス又は液が上記
   仕切シートを通して包装袋内外を流通するように構成し
   たことを特徴とする包装袋。
2. 【請求項２】 ２枚のガス不透過性フィルムを重ね合わ
   せると共に、該ガス不透過性フィルム間に２つ折にした
   仕切シートを配置し、上記両ガス不透過性フィルムの周
   縁部を互いに接着して袋本体を形成すると共に、該両ガ
   ス不透過性フィルムの周縁部間に上記仕切シートの互い
   に対向した二縁部を挟み込んで接着し、かつ該仕切シー
   トの互いに対向した他の二縁部を上記両ガス不透過性フ
   ィルムの内面にそれぞれ接着して、該仕切シートにより
   上記袋本体内を内容物収容空間部と開封用空間部とに区
   画してなる請求項１記載の包装袋。
3. 【請求項３】 袋本体内を内容物収容空間部と開封用空
   間部とに区画する仕切シートが袋状に形成され、該袋状
   仕切シートの外側が内容物収容空間部、内側が開封用空
   間部となるように構成した請求項２に記載の包装袋。
4. 【請求項４】 内容物が芳香剤、防虫剤、乾燥剤又は脱
   臭剤である請求項１又は２記載の包装袋。