JP2004359292A - 包装袋 - Google Patents

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Matsutaro Ono
松太郎 小野
Satoru Hasegawa
哲 長谷川
Sadako Sudou
禎子 須藤
Toyoaki Suzuki
豊明 鈴木
Takashi Shimizu
崇 清水
Tokuji Manabe
篤司 真鍋
Naohiro Nomura
直宏 野村
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Fujimori Kogyo Co Ltd
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Abstract

【課題】廃棄する際に嵩張らず、分別廃棄し易く、また内容品を徐々にその周辺雰囲気に拡散したり、或いは周辺雰囲気より内容品に徐々に吸収させたりする物資を収納する容器を提供する。
【構成】上部に気体透過性を有する天部フィルムが折り畳まれた開拡可能に形成されている包装袋であって、前記天部フィルムが、常時は外気に触れることなく上部封止部で密封され、または密封可能に形成され、開封時は外気に触れることを特徴とする包装袋である。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば芳香剤・消臭剤・脱臭剤・吸湿剤・防虫剤などを内容品とする包装袋に関し、特に開封により気化した内容品をその周辺に拡散させたり、或いは周辺雰囲気中から湿気、水分、臭気等を内容品へ吸収したりすることができる包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、芳香剤・消臭剤・脱臭剤・吸湿剤・防虫剤などを収納する容器としては、主にプラスチック成型品・ガラス瓶・陶器もしくはそれらの組み合わせ容器などが使用されている。しかし、それらの容器は、分別廃棄性が悪いものであり、廃棄容積も大容量であるという欠点があった。従って、廃棄する際に嵩張らず、又分別廃棄し易い容器が要望されている。
廃棄する際に嵩張らず、又分別廃棄し易い容器として、例えば二枚の可撓性フィルムの底部に断面逆V字状に折り込んだ底部フィルムを挿入しその周辺部を熱融着し、底部フィルムを拡開して内容物を収納する包装袋が広く使用されている。
しかし、このような包装袋を芳香剤・消臭剤・脱臭剤等の包装容器とした場合、使用に際しては、袋の頂部をカットして開口するため開口径は大きくなり、芳香剤など徐々に周辺雰囲気中に拡散させるような製品を内容品とした場合、環境により拡散効率が高くなることがあり、適正な使用方法に調整できなかった。また、内容品が固形であっても、袋の転倒などにより、内容品が袋内からこぼれてしまうため、開封により気化した内容品をその周辺に拡散させたり、或いは周辺雰囲気中から内容品へ吸収したりする物質の包装袋としては利用されていなかった。
拡散性内容物の拡散速度を調節した機能を有する包装袋が特許文献1に開示されている。この袋は口部に二列のジッパーを有し、そのジッパーの間に、穴または半切れ穴が加工されていることを特徴とする三方シール形式またはスタンディングパウチ形式の拡散調節機能付き袋である。しかし、この拡散機能付き包装袋は二列のジッパーを設けたり、或いは穿孔を行う等の手段を施すため製造するための操作が複雑で、工程数が増えコスト高となる。
【特許文献1】
特開平6−99991号公報
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明者は、気化した内容品を徐々に周辺雰囲気中に拡散させたり、或いは周辺雰囲気中から内容品に徐々に吸収させたりすることができ、且つ、廃棄する際に嵩張らず、又その製造工程が容易であると共に経済的であって、分別廃棄し易い容器について種々検討した結果、本発明を完成したもので、本発明の目的は空袋時や廃棄する際に嵩張らず、また内容品を徐々にその周辺雰囲気に拡散したり、或いは周辺雰囲気より内容品に徐々に吸収させたりする物資を収納する容器を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の要旨は、開口部に気体透過性を有する天部フィルムが折り畳まれて開拡可能に融着されている包装袋であって、前記天部フィルムが、常時は外気に触れることなく上部封止部で密封され、または密封可能に形成され、開封時は外気に触れることを特徴とする包装袋である。
即ち、本発明においては開口部に開拡可能な気体透過性の天部フィルムが設けてあるので、使用に際しては頂部を開封して天部フィルムを外気に触れさせることにより、袋内の気化した内容物をその周辺に拡散させたり、あるいは周辺雰囲気から湿気、水分、臭気等を内容物へ吸収させることが出来る。
そして、気体透過性フィルムとしては、透気度の高いフィルムが好ましく、有孔フィルムまたは織布、編布および不織布からなる群より選ばれる一種または二種以上の繊維基材であることがより好ましい。また、包装袋としては下部に逆V字状に折り畳まれた底部フィルムを有する自立袋であることが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明について詳細に述べる。
本発明にかかる包装袋は二枚の熱融着性を有する可撓性フィルム(これを胴フィルムとも言う)、開拡可能に折り畳まれた熱融着性を有する天部フィルム及び熱融着性を有する底部フィルムにより構成されている。胴フィルムとしては熱融着性を有する単一フィルムであっても、或いは少なくとも一方の面に熱接着性樹脂層を積層した積層フィルムであっても何れでもよい。積層フィルムとしては具体的に表面層として二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ナイロンフィルム或いは二軸延伸ポリプロピレンフィルム、二軸延伸ポリビニルアルコール系フィルム、セロファン及びこれらにポリ塩化ビニリデン樹脂をコーテングしたフィルム、或いはこれらにアルミニウムまたはケイ素酸化物などを蒸着したフィルム、そして、紙、レーヨン紙、不織布、アルミ箔等を用い、最内面層のシーラント層にはポリエチレン、ポリプロピレン、アイオノマー,EVA、エチレンーアクリル酸共重合体などの樹脂が使用可能である。本発明の包装袋を自立袋とする場合、底部フィルムは胴フィルムと同様の材質のフィルムを断面が逆V字状となるように折り込む。
【0006】
天部フィルムは、例えば断面がV字状、又は逆V字状に開拡可能に折り込まれている気体透過性を有する熱融着性フィルムによって構成されている。具体的には熱融着性を有する有孔フィルム或いは熱融着性を有する織布、編布、不織布或いは樹脂加工を施して熱融着性を付与した織布などが好ましい。そして、有孔フィルムの場合は、その孔の孔径、また、不織布もしくは織布の場合は、その布の目の寸法は袋内に収納される内容品に好ましい適正な大きさになるように調整する。
これらの胴フィルム、底部フィルム及び天部フィルムにより包装袋を形成するに際しては、下部に底部フィルムを断面形状が逆V字状に折り込んで二枚の胴フィルム間に挿入し、融着して底部を形成する。そして、上部に天部フィルムを断面形状がV字状又は逆V字状になるように折り込んで載置し、一方の胴フィルムと融着後、他方の胴フィルムは充填口を設けるために未融着部として残す。その後、胴フィルム同士のシール(サイドシール)を行い包装袋を構成する。
次に、充填口より内容品を収納後、天部フィルムの未融着部を胴フィルムに融着すると共に頂部の開口部を融着して開口部を封緘する。使用に際しては封緘部を開封し、天部フィルムを拡開する。
包装袋内に収納される内容品としては芳香剤、消臭剤、脱臭剤、吸湿剤、防虫剤など周辺雰囲気に芳香などの気体を拡散する物資もしくは周辺雰囲気から水分または臭気等を吸収する物質である。
【0007】
この包装袋を使用するに際しては、頂部の封緘部を開封し折り込まれている天部フィルムを開拡すると気体が天部フィルムの透過性によってその孔または布目から拡散又は流入し、周辺雰囲気中から吸湿もしくは脱臭を行うことが出来る。
本発明にかかる包装袋は、内容品の性質により、天部フィルムの孔径もしくは布目等により透過度を調整することができる。また、開封後、袋が転倒した場合なども天部フィルムによる内容品の袋内からの漏出が防止される等の機能を有する。
【0008】
【実施例】
実施例として図をもって本発明を具体的に説明する。
図1は本発明にかかる包装袋の平面図、図2は図1のX−X線の断面図、図3は内容品を充填した状態の斜視図である。図1及び図2において、二枚の胴フィルム1の下部に、断面逆V字状に折り込んだ底部フィルム2を挿入し、底シール5を施したものに、有孔フィルムよりなる断面V字状に折り込んだ天部フィルム3を挿入し、充填口6ができるように、一方の胴フィルムに融着した後サイドシール7を施し、図1に示されたような上部に折り込まれた天部フィルムを有する包装袋を作製した。
そして、充填口6から内容品を充填し、天部フィルム3と他方の胴フィルムとを融着して充填口6を封止し、さらに、上部の胴フィルム同士をシールして上部封止部8を設け、内容品が収納された包装体を得ることができた。
使用に際しては、開封部9をカットして上部封止部8から開封し、天部フィルムを広げることにより、図3のような使用時の状態となった。
図4は、他の例として、天部フィルム3を断面逆V字状に折り込んだ包装袋の断面図である。
内容品の例として、粒状芳香剤、ゲル状芳香剤を用いて充填品を作製し、開封・放置したが、周辺雰囲気に芳香剤が拡散しているのが確認できた。
【0009】
以上、本発明の例につき図をもって説明したが、本発明はこれに限定されることなく、種々の変更が可能である。
例えば、包装袋は自立袋に限らず平袋でも良い。また、天部フィルムは二つ折りに限定されることなく、W字状又は逆W字状であってもよいし、さらには四つ折り以上に折り込まれてもよい。
また、本発明の自立袋の自立性を強化するために、サイドシールに樹脂を射出したり、樹脂片を貼着したりしてもよい。
そして、上部封止部は融着部に代えてポリチャックや弱粘着性の粘着剤を用いて再封可能に形成してもよい。
【0010】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、上部に孔を開けた天部フィルムを折り込むことにより上部封止部を開封後、包装袋頂部から気化した内容品をその孔から拡散させたり、周辺雰囲気中から吸湿させたりすることができるので、粒状芳香剤やゲル状芳香剤の包装袋として好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる包装袋の平面図
【図2】図1におけるX−X線の断面図
【図3】図1の包装袋に内容品を充填した状態の斜視図
【図4】本発明にかかる他の包装袋の断面図
【符号の説明】
1.胴フィルム 2.底部フィルム 3.天部フィルム
4.開口部 5.底シール 6.充填口
7.サイドシール 8.上部封止部 9.開封部

Claims (5)

  1. 開口部に気体透過性を有する天部フィルムが折り畳まれて開拡可能に融着された包装袋であって、前記天部フィルムが、常時は外気に触れることなく上部封止部で密封され、または密封可能に形成され、開封時は外気に触れることを特徴とする包装袋。
  2. 前記天部フィルムが有孔フィルムである請求項1記載の包装袋。
  3. 前記天部フィルムが織布、編布および不織布からなる群より選ばれる一種または二種以上の繊維基材である請求項1記載の包装袋。
  4. 前記包装袋の下部に断面逆V字状に折り畳まれた底部フィルムを有する自立袋であることを特徴とする請求項1〜3の何れかの項記載の包装袋。
  5. 前記包装袋が芳香剤・消臭剤・脱臭剤・吸湿剤・防虫剤などの何れかを収納する請求項1〜4の何れかの項記載の包装袋。
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