JP2021062870A - 通気構造を有する非通気性フィルム体を備える薬剤収容袋および薬剤収容容器ならびに通気構造を有する非通気性フィルム - Google Patents

通気構造を有する非通気性フィルム体を備える薬剤収容袋および薬剤収容容器ならびに通気構造を有する非通気性フィルム Download PDF

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Abstract

【課題】薬剤の使用時に発生するごみの量を最小限とし、環境上好ましい薬剤収容袋を提供すること。【解決手段】薬剤収容袋12を構成する非通気性フィルム体14Aに通気構造18Aが設けられている。通気構造18Aは、非通気性フィルム体14A、切り取り用溝部20A、通気性シート22Aを含んで構成されている。切り取り用溝部20Aは、非通気性フィルム体14Aの外面1410に、被切り取り部分1420Aの切り取りを可能に設けられている。被切り取り部分1420Aが切り取られた後に、非通気性フィルム体14Aに被切り取り部分1420Aに対応した大きさの開口24Aが形成される。通気性シート22Aは、開口24Aを覆うように設けられ、その周囲の箇所が切り取り用溝部20Aの外側で非通気性フィルム体14Aの内面1412に接合されている。【選択図】図2

Description

本発明は、通気構造を有する非通気性フィルム体を備える薬剤収容袋および薬剤収容容器ならびに通気構造を有する非通気性フィルムに関する。
芳香剤や消臭剤、防虫剤、除湿剤などの薬剤は、使用前にそれらの薬剤が空気にさらされて効果を発揮しないように、非通気性の薬剤収容袋や薬剤収容容器に収容されて販売されている。
例えば、芳香剤を収納する薬剤収容袋では、袋本体の一方の面を形成する非通気性フィルム体と、袋本体の他方の面を形成する通気性フィルム体と、この通気性フィルム体を含む袋本体の他方の面の全域を覆う非通気性の外側フィルム体とで構成し、芳香剤の使用時にこの外側フィルム体を剥がすようにしている(特許文献1)。
あるいは、芳香剤や消臭剤、防虫剤、除湿剤などの薬剤を通気性フィルム体からなる薬剤収容袋に挿入し、その薬剤収容袋を非通気性フィルムからなる外側包装袋に封入し、使用時に外側包装袋から薬剤収容袋を取り出すようにしている。
また、除湿剤を収容する薬剤収容容器として、除湿剤を収容する容器本体と、容器本体の上部開口を閉塞する透湿非透水性シートと、この透湿非透水性シートを含む容器本体の上部の全域を覆う非通気性の外側フィルム体とで構成し、除湿剤の使用時にこの外側フィルム体を剥がすようにしている(特許文献2)。
あるいは、外側フィルム体を設けず、薬剤収容容器を非通気性フィルムからなる外側包装袋に封入し、使用時に外側包装袋から薬剤収容容器を取り出すようにしている。
特開2012−86871号公報 特開2005−305415号公報
しかしながら、従来の薬剤収容袋や薬剤収容容器では、薬剤の使用時に外側フィルム体を剥がして捨て、あるいは外側包装袋を破いて捨てることから、大きな面積の外側フィルム体や外側包装袋がごみとなり、資源的に大きな無駄となり、また、環境上好ましくない。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、薬剤の使用時に発生するごみの量を最小限とし環境上好ましい薬剤収容袋や薬剤収容容器を構成する上で有利な通気構造を有する非通気性フィルム体を備える薬剤収容袋および薬剤収容容器ならびに通気構造を有する非通気性フィルムを提供することにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、非通気性フィルム体で形成され薬剤を収容する薬剤収容部を有する薬剤収容袋であって、前記薬剤収容部の少なくとも1つの面を構成する前記非通気性フィルム体の箇所に通気構造が設けられ、前記通気構造は、前記非通気性フィルム体と、前記薬剤収容部の外部に位置する前記非通気性フィルム体の外面に設けられ前記非通気性フィルム体の被切り取り部分の切り取りを可能とし前記被切り取り部分が切り取られた後に開口が形成される切り取り用溝部と、前記薬剤収容部の内部に位置する前記非通気性フィルム体の内面に設けられ前記開口を覆い前記開口の周囲の前記内面の箇所に接合された通気性シートとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、薬剤を収容しその一部が開放された容器本体と、前記開放された箇所を閉塞する非通気性フィルム体とを備える薬剤収容容器であって、前記非通気性フィルム体に通気構造が設けられ、前記通気構造は、前記非通気性フィルム体と、前記薬剤収容容器の外部に位置する前記非通気性フィルム体の外面に設けられ前記非通気性フィルム体の被切り取り部分の切り取りを可能とし前記被切り取り部分が切り取られた後に開口が形成される切り取り用溝部と、前記薬剤収容容器の内部に位置する前記非通気性フィルム体の内面に設けられ前記開口を覆い前記開口の周囲の前記内面の箇所に接合された通気性シートとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、非通気性フィルムであって、前記非通気性フィルムの所定の長さ毎に通気構造が設けられ、前記通気構造は、前記非通気性フィルムと、前記非通気性フィルムの厚さ方向の一方の面に設けられ前記非通気性フィルムの被切り取り部分の切り取りを可能とし前記被切り取り部分が切り取られた後に開口が形成される切り取り用溝部と、前記非通気性フィルムの厚さ方向の他方の面に設けられ前記開口を覆い前記開口の周囲の前記他方の面の箇所に接合された通気性シートとを備えることを特徴とする。
本発明の薬剤収容袋、薬剤収容容器によれば、商品の使用時に、ごみとなるのは被切り取り部分のみとなり、資源的な無駄を抑制する上で有利となり、商品の使用時に発生するごみの量を最小限とし、環境上好ましい薬剤収容袋、薬剤収容容器が得られる。
本発明の薬剤収容袋、薬剤収容容器に収容する薬剤には、芳香剤、消臭剤、防虫剤、除湿剤など、空気との接触を遮断することでその効果が発揮されず、空気に触れることでその効果を発揮する従来公知の様々な薬剤が使用可能である。
本発明の薬剤収容袋、薬剤収容容器は、本発明の通気構造が設けられた非通気性フィルムを用いて簡単に得られる。
第1の実施の形態の薬剤収容袋の斜視図である。 図1のA―A線断面図である。 通気構造の拡大断面図である。 被切り取り部分を切り取った図1のA―A線相当の断面図である。 第2の実施の形態の薬剤収容容器の断面図である。 第2の実施の形態の薬剤収容容器の平面図である。 通気構造の拡大断面図である。 被切り取り部分を切り取った第2の実施の形態の薬剤収容容器の断面図である。 第3の実施の形態の薬剤収容袋の平面図である。 図9のA―A線断面図である。 被切り取り部分を切り取った図9のA―A線相当の断面図である。 第3の実施の形態の薬剤収容袋の使用状態の説明図である。 第1の実施の形態の薬剤収容袋に用いる非通気性フィルムの説明図で、(A)は非通気性フィルムの正面図、(B)は(A)のB―B線断面図である。 第2の実施の形態の薬剤収容容器に用いる非通気性フィルムの説明図で、(A)は非通気性フィルムの正面図、(B)は(A)のB―B線断面図である。 第3の実施の形態の薬剤収容袋に用いる非通気性フィルムの説明図で、(A)は非通気性フィルムの正面図、(B)は(A)のB―B線断面側面図である。 第4の実施の形態の薬剤収容袋の平面図である。 (A)は図16のA―A線断面図、(B)は図16のB―B線断面図、(C)は被切り取り部分のつまみ片を摘まんだ状態の断面図である。 被切り取り部分を切り取った状態の第4の実施の形態の薬剤収容袋の平面図である。 (A)は図18のA―A線断面図、(B)は図18のB―B線断面図である。 第5の実施の形態の薬剤収容袋の平面図である。 (A)は図20のA―A線断面図、(B)は図20のB―B線断面図である。 被切り取り部分を切り取った状態の第5の実施の形態の薬剤収容袋の平面図である。 図22のA―A線断面図である。 第6の実施の形態の薬剤収容袋の平面図である。 被切り取り部分を切り取った状態の第6の実施の形態の薬剤収容袋の平面図である。 変形例に係る非通気性フィルム体、非通気性フィルム体の説明図で、(A)は非通気性フィルム体、非通気性フィルム体の正面図、(B)は(A)のB―B線断面図である。
(第1の実施の形態)
まず、図1〜図4を参照して第1の実施の形態から説明する。
第1の実施の形態は薬剤16を収容する薬剤収容袋12Aである。
図1、図2に示すように、薬剤収容袋12Aは、2枚の長方形の非通気性フィルム体14A、14Bの4辺1402が接合されて構成された四方袋であり、使用時まで薬剤16がその効果を発揮しないように、非通気性フィルム体14A、14Bからなる薬剤収容袋12Aの内部に封入されている。
薬剤16は、芳香剤、消臭剤、防虫剤、除湿剤など、空気との接触を遮断することでその効果が発揮されず、空気に触れることでその効果を発揮する従来公知の様々な固形や液体状の薬剤が使用可能であり、本実施の形態では薬剤16として固形の粒子からなる芳香剤を用いている。
なお、薬剤収容袋12Aの構造には、三方袋、ピロー袋、ガセット袋、スタンディングパウチ袋など薬剤16の成分や使用形態に応じて用いられる従来公知の様々な構造が使用可能であり、実施の形態の構造に限定されない。
2枚の長方形の非通気性フィルム体14A、14Bのうちの一方の非通気性フィルム体14Aに通気構造18Aが設けられている。すなわち、薬剤収容袋12Aの少なくとも1つの面を構成する非通気性フィルム体14Aの箇所に通気構造18Aが設けられている。
なお、非通気性フィルム体14A、14Bには従来公知の様々なフィルムが使用可能であるが、本実施の形態では、通気構造18Aが設けられる非通気性フィルム体14Aに透明な合成樹脂製フィルムを用い、薬剤収容袋12Aに収容された薬剤16の残量などの使用状況が簡単に確認できるように図られている。
図3、図4に示すように、通気構造18Aは、非通気性フィルム体14Aと、切り取り用溝部20Aと、通気性シート22Aとを含んで構成されている。
切り取り用溝部20Aは、非通気性フィルム体14Aの厚さ方向の一方に位置し薬剤収容袋12Aの外部に位置する外面1410に、非通気性フィルム体14Aの中央に位置する被切り取り部分1420Aの切り取りを可能に長方形枠状に設けられている。
切り取り用溝部20Aは、薬剤収容袋12Aの外面1410から薬剤収容袋12Aの内部に位置する内面1412に貫通することなく形成され、その断面形状は、U字状やV字状,Y字状や凹状など従来公知の様々な構造が採用可能である。
被切り取り部分1420Aは所定の面積を有し、切り取り用溝部20Aの内側で長方形状を呈している。
非通気性フィルム体14Aから被切り取り部分1420Aが切り取られた後に、図4に示すように、非通気性フィルム体14Aに被切り取り部分1420Aに対応した大きさの開口24Aが形成される。
開口24Aは、薬剤収容袋12Aに収容された芳香剤(薬剤16)の揮発成分が薬剤収容袋12Aの外部に十分に揮発される大きさの長方形で形成される。
このような切り取り用溝部20Aは、レーザー加工によるハーフカット加工により簡単に形成されるが、切り取り用溝部20Aの形成には従来公知の様々な加工方法が使用可能である。
通気性シート22Aは、非通気性フィルム体14Aの厚さ方向の他方に位置し薬剤収容袋12Aの内部に位置する内面1412に設けられている。
通気性シート22Aとして、紙や不織布、孔を多数設けたプラスチックシートや網など従来公知の様々な通気性を有する素材が使用可能である。
通気性シート22Aは、開口24Aを覆う大きさの長方形状を呈し、その周囲の4辺が切り取り用溝部20Aの外側で非通気性フィルム体14Aの内面1412に接合されている。
なお、被切り取り部分1420Aに、例えば、「切り取ってください」、「ゆっくりはがしてください」などの切り取る旨の表示を設けると、薬剤収容袋12Aの購入者は、使用時に被切り取り部分1420Aを切り取ればよいということが瞬時に判断でき、薬剤収容袋12Aの使い勝手を向上する上で有利となる。
この場合、被切り取り部分1420Aを、他の箇所に比べて目立つ色彩や模様などを付しておくと、薬剤収容袋12Aの購入者は、使用時に被切り取り部分1420Aを切り取ればよいということがより瞬時に判断でき、薬剤収容袋12Aの使い勝手をより向上する上で有利となる。
このような薬剤収容袋12Aを構成する非通気性フィルム体14Aは、図13に示す通気構造18Aを備える非通気性フィルム26Aから得られる。
図13において想像線は、非通気性フィルム26Aの切断予定箇所28Aを示しており、切断予定箇所28Aは非通気性フィルム26Aの長さ方向と直交する幅方向に延在している。
そして、非通気性フィルム26Aの所定の長さ毎に通気構造18Aが設けられ、言い換えると、切断予定箇所28Aで挟まれた非通気性フィルム26Aの箇所毎に通気構造18Aが設けられている。
通気構造18Aは、非通気性フィルム26Aと、非通気性フィルム26Aの厚さ方向の一方の面に設けられ非通気性フィルム26Aの被切り取り部分1420Aの切り取りを可能とし被切り取り部分1420Aが切り取られた後に開口24Aが形成される切り取り用溝部20Aと、非通気性フィルム26Aの厚さ方向の他方の面に設けられ開口24Aを覆うようにその周囲の箇所が非通気性フィルム26Aの他方の面に接合された通気性シート22Aとを備えている。
したがって、非通気性フィルム26Aが切断予定箇所28Aで切断されることにより、薬剤収容袋12Aを構成する所定の長さの非通気性フィルム体14Aが得られる。
図4に示すように、第1の実施の形態の薬剤収容袋12Aでは、商品の購入者は、使用時に被切り取り部分1420Aを切り取って使用する。
この場合、通気性シート22Aは不透明な素材が多いが、このような不透明な通気性シート22Aを用いた場合でも、通気性シート22Aの周囲に位置する透明な非通気性フィルム体14Aの箇所から内部の薬剤16の残量などの使用状況が簡単に確認でき、薬剤収容袋12Aの使い勝手を向上する上で有利となる。
第1の実施の形態の薬剤収容袋12Aによれば、商品の購入者は、使用時に被切り取り部分1420Aを切り取って使用すればよく、ごみとなるのは被切り取り部分1420Aのみとなり、資源的な無駄を抑制する上で有利となる。
すなわち従来のように、薬剤収容袋12Aの一方の面の全域を覆う大きな面積の外側フィルムや外側包装袋を省略でき、薬剤16の使用時に発生するごみの量を最小限とし、環境上好ましい薬剤収容袋12Aが得られる。
(第2の実施の形態)
次に、図5〜図8を参照して第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態は薬剤16として除湿剤を収容する薬剤収容容器30である。
なお、以下の実施の形態では、第1の実施の形態と同一の箇所、同様な箇所には同一の符号、関連した符号を付してその説明を省略し、異なった箇所を重点的に説明する。
図5、図6に示すように、薬剤収容容器30は、除湿剤(薬剤16)を収容しその一部が開放された合成樹脂製で非通気性の容器本体32と、その開放された箇所を閉塞する非通気性フィルム体14Cとを備えている。本実施の形態では、容器本体32の上部が開放され、非通気性フィルム体14Cにより容器本体32の上部が閉塞されている。
除湿剤(薬剤16)として、例えば、空気中の水分を吸収し、液状化して水溶液となる固形の粒子からなる潮解性薬剤が用いられる。
除湿剤(薬剤16)は、容器本体32の内部の高さ方向の中間部に、複数の貫通孔3402を有する支持壁34上に載置されて配置され、使用時に、液状化した水溶液が容器本体32の底部に溜まる。
なお、薬剤収容容器30に収容する薬剤16は、空気との接触を遮断することでその効果が発揮されず、空気に触れることでその効果を発揮する従来公知の様々な固形や液体状の薬剤が使用可能であり、芳香剤や消臭剤、防虫剤などのように除湿剤以外の薬剤であってもよく、用いる薬剤16の成分や使用形態に応じて容器本体32の形状が適宜変更され、それら形状には従来公知の様々な構成が採用可能であり、開放される箇所も上部に限定されず、容器本体32の形状や使用形態によって容器本体32の側部や底部に適宜変更される。
薬剤収容容器30に収容された除湿剤(薬剤16)は、非通気性フィルム体14Cにより外気と遮断され、使用時まで除湿機能が発揮されないように図られている。
容器本体32の上部には、容器本体32の上端から外側に拡がる平面視正方形枠状のフランジ3202が設けられ、非通気性フィルム体14Cは正方形を呈し、その4辺1404がフランジ3202に接合されて配置されている。
なお、非通気性フィルム体14Cには従来公知の様々なフィルムが使用可能であるが、本実施の形態では、非通気性フィルム体14Cに透明な合成樹脂製フィルムを用い、薬剤収容容器30に収容された薬剤16の残量などの使用状況が簡単に確認できるように図られている。
非通気性フィルム体14Cに通気構造18Bが設けられている。
図5〜図7に示すように、通気構造18Bは、非通気性フィルム体14Cと、切り取り用溝部20Bと、通気性シート22Bとを含んで構成されている。
切り取り用溝部20Bは、薬剤収容容器30の外部に位置する非通気性フィルム体14Cの外面1410に非通気性フィルム体14Cの被切り取り部分1420Bの切り取りを可能に設けられている。
被切り取り部分1420Bは所定の面積を有し、正方形状を呈している。
非通気性フィルム体14Cから被切り取り部分1420Bが切り取られた後に、図8に示すように、非通気性フィルム体14Cに被切り取り部分1420Bに対応した大きさの開口24Bが形成される。
開口24Bは、薬剤収容容器30に収容された除湿剤(薬剤16)の空気中の水分吸収機能が十分に発揮される大きさの正方形で形成される。
このような切り取り用溝部20Bは、レーザー加工によるハーフカット加工により簡単に形成されるが、切り取り用溝部20Bの形成には従来公知の様々な加工方法が使用可能である。
通気性シート22Bは、薬剤収容容器30の内部に位置する非通気性フィルム体14Cの内面1412に設けられている。
通気性シート22Bは、開口24Bを覆うようにその周囲の箇所が非通気性フィルム体14Cの内面1412に接合されている。
通気性シート22Bは、除湿剤(薬剤16)が空気中の水分を吸収できるように透湿性を有し、また、容器本体32の底部に溜まった水溶液が薬剤収容容器30の外部にこぼれないように非透水性を有している。
すなわち、通気性シート22Bは、透湿非透水材料で形成されている。
なお、被切り取り部分1420Bに、例えば、「切り取ってください」、「ゆっくりはがしてください」などの切り取る旨の表示を設けると、薬剤収容容器30の購入者は、使用時に被切り取り部分1420Bを切り取ればよいということが瞬時に判断でき、薬剤収容容器30の使い勝手を向上する上で有利となる。
この場合、被切り取り部分1420Bに、他の箇所に比べて目立つ色彩や模様などを付しておくと、薬剤収容容器30の購入者は、使用時に被切り取り部分1420Bを切り取ればよいということがより瞬時に判断でき、薬剤収容容器30の使い勝手をより向上する上で有利となる。
このような薬剤収容容器30を構成する非通気性フィルム体14Cは、図14に示す通気構造18Bを備える非通気性フィルム26Bから得られる。
図14において想像線は、非通気性フィルム26Bの切断予定箇所28Bを示しており、切断予定箇所28Bは非通気性フィルム26Bの長さ方向と直交する幅方向に延在している。
そして、非通気性フィルム26Bの所定の長さ毎に通気構造18Bが設けられ、言い換えると、切断予定箇所28Bで挟まれた非通気性フィルム26Bの箇所毎に通気構造18Bが設けられている。
通気構造18Bは、非通気性フィルム26Bと、非通気性フィルム26Bの厚さ方向の一方の面に設けられ非通気性フィルム26Bの被切り取り部分1420Bの切り取りを可能とし被切り取り部分1420Bが切り取られた後に開口24Bが形成される切り取り用溝部20Bと、非通気性フィルム26Bの厚さ方向の他方の面に設けられ開口24Bを覆うようにその周囲の箇所が非通気性フィルム26Bの他方の面に接合された通気性シート22Bとを備えている。
したがって、非通気性フィルム26Bが切断予定箇所28Bで切断されることにより、薬剤収容容器30を構成する非通気性フィルム体14Cが得られる。
図8に示すように、第2の実施の形態の薬剤収容容器30では、商品の購入者は、使用時に被切り取り部分1420Bを切り取って使用する。
この場合、通気性シート22Bは不透明な素材が多いが、このような不透明な通気性シート22Bを用いた場合でも、通気性シート22Bの周囲に透明な非通気性フィルム体14Cの箇所が位置することから、薬剤収容容器30の上方から内部の薬剤16の残量などの使用状況が簡単に確認でき、薬剤収容容器30の使い勝手を向上する上で有利となる。
第2の実施の形態の薬剤収容容器30によれば、商品の購入者は、使用時に被切り取り部分1420Bを切り取って使用すればよく、ごみとなるのは被切り取り部分1420Bのみとなり、資源的な無駄を抑制する上で有利となる。
すなわち従来のように、容器本体32の上部の全域を覆う大きな面積の外側フィルムや外側包装袋を省略でき、薬剤16の使用時に発生するごみの量を最小限とし、環境上好ましい薬剤収容容器30が得られる。
(第3の実施の形態)
次に、図9〜図12を参照して第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態は薬剤16を収容する薬剤収容袋12Bである。
図9、図10に示すように、薬剤収容袋12Bは非通気性フィルム体14Dから構成され、使用時まで薬剤16がその効果を発揮しないように薬剤収容袋12Bの内部に封入されている。
薬剤16は、芳香剤、消臭剤、防虫剤、除湿剤など、空気との接触を遮断することでその効果が発揮されず、空気に触れることでその効果を発揮する従来公知の様々な固形や液体状の薬剤が使用可能であり、本実施の形態では、薬剤16として第2の実施の形態と同様に除湿剤が用いられ、例えば、空気中の水分を吸収し、液状化して水溶液となる固形の粒子からなる潮解性薬剤が用いられる。
薬剤収容袋12Bはピロー袋であり、非通気性フィルム体14Dの長手方向の両端が接合された一対の横接合部1202と、非通気性フィルム体14Dの幅方向の両端がその長手方向の全長にわたって接合された縦接合部1204とを有し、薬剤16が収容された状態でその断面が偏平な環状を呈し、縦接合部1204と反対の面が正面をなし、縦接合部1204が位置する面が背面とされる。
なお、薬剤収容袋12Bの構造には、三方袋、四方袋、ガセット袋、スタンディングパウチ袋など薬剤16の成分や使用形態に応じて用いられる従来公知の様々な構造が使用可能であり、実施の形態の構造に限定されない。
また、非通気性フィルム体14Dには従来公知の様々なフィルムが使用可能であるが、本実施の形態では、非通気性フィルム体14Dに透明な合成樹脂製フィルムを用い、薬剤収容袋12Bに収容された薬剤16の残量などの使用状況が簡単に確認できるように図られている。
薬剤収容袋12Bの正面をなす非通気性フィルム体14Dの箇所に通気構造18Cが設けられている。すなわち、薬剤収容袋12Bの少なくとも1つの面を構成する非通気性フィルム体14Dの箇所に通気構造18Cが設けられている。
通気構造18Cは、非通気性フィルム体14Dと、切り取り用溝部20Cと、通気性シート22Cとを含んで構成されている。
切り取り用溝部20Cは、薬剤収容袋12Bの正面で薬剤収容袋12Bの外部に位置する通気性フィルム体14Dの外面1410に、正面の中央に位置する被切り取り部分1420Cの切り取りを可能に長方形枠状に設けられている。
被切り取り部分1420Cは所定の面積を有し、切り取り用溝部20Cの内側で長方形状を呈している。
図11に示すように、非通気性フィルム体14Dから被切り取り部分1420Cが切り取られた後に、非通気性フィルム体14Dに被切り取り部分1420Cに対応した大きさの開口24Cが形成される。
開口24Cは、薬剤収容袋12Bに収容された除湿剤(薬剤16)の空気中の水分吸収機能が十分に発揮される大きさの長方形で形成される。
このような切り取り用溝部20Cは、第1、第2の実施の形態と同様に、レーザー加工によるハーフカット加工により簡単に形成されるが、切り取り用溝部20Cの形成には従来公知の様々な加工方法が使用可能である。
本実施の形態では、開口24Cは、一対の横接合部1202の近傍まで延在する細長に形成され、より大きな開口面積が確保されている。
通気性シート22Cは、薬剤収容袋12Bの正面で薬剤収容袋12Bの内部に位置する非通気性フィルム体14Dの内面1412に設けられている。
通気性シート22Cとして微多孔膜や多孔膜など従来公知の様々な透湿性、透水性を有する素材が使用可能である。
通気性シート22Cは、開口24Cを覆う大きさの長方形状を呈し、通気性シート22Cは、薬剤収容袋12Bの正面の内面1412で通気性フィルム体14Dの長手方向の全長にわたって延在すると共に、開口24Cの周囲の通気性シート22C部分が内面1412に接合され、言い換えると、開口24Cに対向する箇所を除いた全ての箇所が内面1412に接合され、一対の横接合部1202の箇所では通気性シート22Cはそれらの間に挟まれて接合されている。
このように通気性シート22Cを通気性フィルム体14Dの長手方向の全長にわたって設けると、開口24Cの面積を大きく確保する上で有利となる。
なお、被切り取り部分1420Cに、例えば、「切り取ってください」、「ゆっくりはがしてください」などの切り取る旨の表示を設けると、薬剤収容袋12Bの購入者は、使用時に被切り取り部分1420Cを切り取ればよいということが瞬時に判断でき、薬剤収容袋12Bの使い勝手を向上する上で有利となる。
この場合、被切り取り部分1420Cを、他の箇所に比べて目立つ色彩や模様などを付しておくと、薬剤収容袋12Bの購入者は、使用時に被切り取り部分1420Cを切り取ればよいということがより瞬時に判断でき、薬剤収容袋12Bの使い勝手をより向上する上で有利となる。
このような薬剤収容袋12Bを構成する非通気性フィルム体14Dは、図15に示す通気構造18Cを備える非通気性フィルム26Cから得られる。
図15において想像線は、非通気性フィルム26Cの切断予定箇所28Cを示しており、切断予定箇所28Cは非通気性フィルム26Cの長さ方向と直交する幅方向に延在している。
そして、非通気性フィルム26Cの所定の長さ毎に通気構造18Cが設けられ、言い換えると、切断予定箇所28Aで挟まれた非通気性フィルム26Cの箇所毎に通気構造18Cが設けられている。
通気構造18Cは、非通気性フィルム26Cと、非通気性フィルム26Cの厚さ方向の一方の面に設けられ非通気性フィルム26Cの被切り取り部分1420Cの切り取りを可能とし被切り取り部分1420Cが切り取られた後に開口24Cが形成される切り取り用溝部20Cと、非通気性フィルム26Cの厚さ方向の他方の面に設けられ開口24Cを覆うようにその周囲の箇所が非通気性フィルム26Cの他方の面に接合された通気性シート22Cとを備え、通気性シート22Cは非通気性フィルム26Cの全長にわたって延在している。
したがって、非通気性フィルム26Cが切断予定箇所28Cで切断されることにより、薬剤収容袋12Bを構成する所定の長さの非通気性フィルム体14Dが得られる。
第3の実施の形態の薬剤収容袋12Bは、使用時に、被切り取り部分1420Cを切り取って開口24Cを形成し、図12に示すように、空気中の水分を吸収し、液状化した水溶液を収容する薬剤収容袋12Bを容器40内に載置して使用する。
この場合、通気性シート22Cは不透明な素材が多いが、このような不透明な通気性シート22Cを用いた場合でも、通気性シート22Cの周囲に透明な非通気性フィルム体14Dの箇所が位置することから、薬剤収容袋12Bの上方から内部の薬剤16の残量などの使用状況が簡単に確認でき、薬剤収容袋12Bの使い勝手を向上する上で有利となる。
第3の実施の形態の薬剤収容袋12Bによれば、商品の購入者は、使用時に被切り取り部分1420Cを切り取って使用すればよく、ごみとなるのは被切り取り部分1420Cのみとなり、資源的な無駄を抑制する上で有利となる。
すなわち従来のように、薬剤収容袋12Bの一方の面の全域を覆う大きな面積の外側フィルムや外側包装袋を省略でき、薬剤16の使用時に発生するごみの量を最小限とし、環境上好ましい薬剤収容袋12Bが得られる。
(第4の実施の形態)
次に、図16〜図19を参照して第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態は第3の実施の形態の変形例であり、第3の実施の形態と同様に薬剤16を収容する薬剤収容袋12Cである。
第4の実施の形態は、被切り取り部分1420Dの構造が第3の実施の形態と異なっており、第3の実施の形態と同様な箇所、部材の説明は省略しまたは簡略化して第3の実施の形態と異なった箇所を重点的に説明する。
薬剤収容袋12Cは、第3の実施の形態と同様に、非通気性フィルム体14Eの長さ方向の両端が接合された一対の横接合部1202と、一対の横接合部1202の間の非通気性フィルム体14Eの箇所により形成された薬剤が収容される薬剤収容部1220とを備えている。
薬剤収容袋12Cでは、第3の実施の形態と異なって、図16、図17(A)に示すように、一対の横接合部1202のうちの少なくとも一方の横接合部1202Aから非通気性フィルム体14Eが互いに対向しつつ切り離された状態で薬剤収容部1220から離れる方向に突出する突出片1430が設けられている。
薬剤収容袋12Cの正面で薬剤収容部1220をなす非通気性フィルム体14Eの箇所に通気構造18Dが設けられている。すなわち、薬剤収容袋12Cの少なくとも1つの面を構成する非通気性フィルム体14Eの箇所に通気構造18Dが設けられている。
通気構造18Dは、非通気性フィルム体14Eと、切り取り用溝部20Dと、通気性シート22Dとを含んで構成されている。
切り取り用溝部20Dは、図16、図17に示すように、薬剤収容袋12Cの正面で薬剤収容部1220の外部に位置する非通気性フィルム体14Eの外面1410に、一方の横接合部1202Aから一定の間隔をおいて他方の横接合部1202Bに向けて延在する一対の縦部20D―1と、他方の横接合部1202Bに沿って延在しそれら一対の縦部の先端を接続する横部20D―2とを有している。
被切り取り部分1420Dは、一対の縦部20D―1と横部20D―2とで囲まれ一定の幅で一対の横接合部1202の間で延在する第1部分1420D―1と、第1部分1420D―1に連続し第1部分1420D―1と同じ幅で一方の横接合部1202Aから突出片1430にわたって延在する第2部分1420D―2とを備えている。
第2部分1420D―2は、一方の横接合部1202Aと突出片1430の箇所において一対の縦部20D―1の延長上に設けられた切り取り線からなる切り取り構造1432により一方の横接合部1202Aと突出片1430に対して切り取り可能に設けられている。
したがって、突出片1430には、切り取り構造1432を介して第2部分1420D―2と連続し指で把持可能なするつまみ片1430Aが設けられる。
切り取り構造1432を構成する切り取り線は、複数の切れ目を間隔をおいて直線上に配置した構造など従来公知の様々な構造が採用可能である。
なお、第2部分1420D―2が切り取り構造1432を介して切り取られるように、第2部分1420D―2は、一方の横接合部1202Aにおいて、通気性シート22Dに対して剥離できるように接合されている。
また、被切り取り部分1420Dの第2部分1420D―2、つまみ片1430Aに、例えば、「切り取ってください」、「ゆっくりはがしてください」などの切り取る旨の表示を設けると、薬剤収容袋12Cの購入者は、使用時に第2部分1420D―2を切り取ればよいということが瞬時に判断でき、薬剤収容袋12Cの使い勝手を向上する上で有利となる。
この場合、第2部分1420D―2、つまみ片1430Aを、他の箇所に比べて目立つ色彩や模様などを付しておくと、薬剤収容袋12Cの購入者は、使用時につまみ片1430A、第2部分1420D―2から被切り取り部分1420Cを切り取ればよいということがより瞬時に判断でき、薬剤収容袋12Cの使い勝手をより向上する上で有利となる。
なお、つまみ片1430Aを省略し、第2部分1420D―2から被切り取り部分1420Dを切り取ってもよいが、つまみ片1430Aを設けると、被切り取り部分1420Dの切り取りを簡単に行なう上で有利となる。
図18、図19(B)に示すように、非通気性フィルム体14Eから被切り取り部分1420Dが切り取られた後に、非通気性フィルム体14Eに被切り取り部分1420Dに対応した大きさの開口24Dが形成される。
通気性シート22Dは、薬剤収容袋12Cの正面で薬剤収容部1220の内部に位置する通気性フィルム体14Dの内面1412に設けられている。
通気性シート22Dは、開口24Dを覆う大きさの長方形状を呈し、開口24Dよりも大きい一定の幅で薬剤収容部1220を通って一対の横接合部1202の間にわたって延在している。
通気性シート22Dは、薬剤収容部1220では開口24Dの両側箇所が非通気性フィルム体14Eの内面1412に接合され、一対の横接合部1202の箇所では通気性シート22Dは挟まれてそれらの間に接合され、上述したように、被切り取り部分1420Dの第2部分1420D―2は、横接合部1202Aの箇所で通気性シート22Dに剥離可能に接合されている。
第4の実施の形態の薬剤収容袋12Cは、使用時に、図17(C)で示すように、つまみ片1430Aを摘まんで突出片1430および一方の横接合部1202Aから第2部分1420D―2を切り取ると共に、第2部分1420D―2に連続する第2部分1420D―1を薬剤収容部1220から切り取り、薬剤収容部1220に開口24Dを形成し、第3の実施の形態と同様に、図12に示すように容器40内に載置して使用する。
第4の実施の形態の薬剤収容袋12Cによれば、商品の購入者は、被切り取り部分1420Dを切り取って使用すればよく、第3の実施の形態と同様に、ごみとなるのは被切り取り部分1420Dのみとなり、資源的な無駄を抑制する上で有利となる。
すなわち従来のように、薬剤収容袋12Cの一方の面の全域を覆う大きな面積の外側フィルムや外側包装袋を省略でき、薬剤16の使用時に発生するごみの量を最小限とし、環境上好ましい薬剤収容袋12Cが得られる。
(第5の実施の形態)
次に、図20〜図23を参照して第5の実施の形態について説明する。
なお、図22のB―B線断面図は図19(B)と同一となるため省略している。
第5の実施の形態は第4の実施の形態の変形例であり、図20、図21(A)に示すように、薬剤収容袋12Dの一対の横接合部1202に第4の実施の形態の突出片1430をそれぞれ設け、薬剤収容袋12Dの長手方向の両側部の構造を同一に形成したものである。
すなわち、薬剤収容袋12Dの長手方向の両側部に、第4の実施の形態の切り取り構造1432、第2部分1420D―2、つまみ片1430Aが設けられている。
したがって、第5の実施の形態では、つまみ片1430Aから被切り取り部分1420Dを切り取ると、図22、図23に示すように、薬剤収容袋12Dの長手方向の全長に亘って、一対のつまみ片1430A、一対の第2部分1420D―2、被切り取り部分1420Dが切り取られ、図19(B)に示すように、開口24Dが形成される。
このような第5の実施の形態によれば第4の実施の形態と同様な効果が奏される他、薬剤収容袋12Dの長手方向両側の構造が同一であることから薬剤収容袋12Dを簡単に製造する上で有利となり、薬剤収容袋12Dのコストダウンを図る上で有利となる。
(第6の実施の形態)
次に、図24、図25を参照して第6の実施の形態について説明する。
なお、図24のA―A線断面図とB―B線断面図は図21(A)、(B)と同一となり、図25のA―A線断面図は図23と同一となり、図25のB―B線断面図は図19(B)と同一となるため省略している。
第6の実施の形態は第5の実施の形態の変形例であり、図24に示すように、切り取り用溝部20Dを構成する一対の縦部20D―1を薬剤収容袋12Eの長手方向の全長にわたって延在させ、一対の横接合部1202、突出片1430においてこの延長された切り取り用溝部20Dの部分を第2部分1420D―2、つまみ片1430Aの切り取りを可能とした切り取り構造1432として利用したものである。
このような第6の実施の形態によれば第5の実施の形態と同様な効果が奏される他、薬剤収容袋12Eの構造が簡単化することから薬剤収容袋12Eを簡単に製造する上で有利となり、薬剤収容袋12Eのコストダウンを図る上で有利となる。
なお、切り取り用溝部20Dを構成する一対の縦部20D―1を一対の横接合部1202、突出片1430のうちの一方においてのみ延長させ、この延長された切り取り用溝部20Dの部分を第2部分1420D―2、つまみ片1430Aの切り取りを可能とした切り取り用構造として利用するようにしてもよく、この場合には、一対の横接合部1202の他方では、図16に示す第4の実施の形態のように、一対の縦部20D―1の端部を横部20D2で接続するなど任意である。
また、第4〜第6の実施の形態において、横接合部1202上において切り取り部分1420Dに連続する第2部分1420D―2を切り取るための切り取り構造1432が、切り取り線や、切り取り用溝部20Dを延長させた溝で形成されている場合について説明したが、切り取り構造1432は、非通気性フィルム体14Eを厚さ方向に貫通するスリットで構成するなど任意であり、従来公知の様々な構造が採用可能である。
なお、第4〜第6の実施の形態の切り取り用溝部20Dを構成する一対の縦部20D―1を薬剤収容袋12Eの長手方向にわたって延在させ、一対の横接合部1202、突出片1430においてこの延長された切り取り用溝部20Dの部分を第2部分1420D―2、つまみ片1430Aの切り取りを可能とした切り取り用構造として利用する構造は、第1、第2の実施の形態にも適用可能である。
例えば、図1に示す第1の実施の形態では、互いに対向する非通気性フィルム体14A、14Bが接合された4辺1402のうち互いに対向する一対の2辺1402間にわたって通気性シート22Aを設け、一対の2辺に位置する非通気性フィルム体14Aに切り取り用溝部20Aに連続する切り取り用構造を設け、被切り取り部分1420Aを一対の2辺1402間にわたって切り取るなど任意である。
また、図6に示す第2の実施の形態では、通気性シート22Bを互いに対向する一対のフランジ3202上まで延在させ、一対のフランジ3202上に位置する非通気性フィルム体14Cに切り取り用溝部20Bに連続する切り取り用構造を設け、被切り取り部分1420Bを一対のフランジ3202間にわたって切り取るなど任意である。
なお、本実施の形態では、非通気性フィルム体14A、14C、14D、14Eに設けられる被切り取り部分1420A、1420B、1420C、1420Dが単一であり、また、切断予定箇所28A、28B、28Cで挟まれた非通気性フィルム26A、26B、26Cの箇所毎に設けられる被切り取り部分1420A、1420B、1420Cが単一である場合について説明した。
しかしながら、薬剤収容袋12A、12B、12C、12D、12E、薬剤収容容器30に収容する薬剤16の成分や使用形態に応じて、図26に示すように、非通気性フィルム体14Fに、あるいは切断予定箇所で挟まれた非通気性フィルム26Eの箇所毎に、互いに間隔をおいて被切り取り部分1420Eをそれぞれ切り取り用溝部20Eにより複数設け、それら被切り取り部分1420Eが切り取られることで形成される複数の開口24Eを単一の通気性シート22Eで覆うようにしてもよい。
このように複数の開口24Eを単一の通気性シート22Eで覆うようにすると、通気構造18Eを簡単化し、部品点数を削減化し、通気構造18Eを有する非通気性フィルム体14Eを備える薬剤収容袋12A、12B、12C、12D、12E、薬剤収容容器30のコストダウンを図る上で有利となり、通気構造18Eを有する非通気性フィルム26Eのコストダウンを図る上で有利となる。
12A、12B、12C、12D、12E 薬剤収容袋
14A、14B、14C、14D、14E 非通気性フィルム体
1410 外面
1412 内面
1420A、1420B、1420C、1420D、1420E 被切り取り部分
1430 突出片
1430A つまみ片
1432 切り取り用構造
16 薬剤
18A、18B、18C、18D、18E 通気構造
20A、20B、20C、20D、20E 切り取り用溝部
22A、22B、22C、22D、22E 通気性シート
24A、24B、24C、24D、24E 開口
26A、26B、26C、26D、26E 非通気性フィルム
28A、28B、28C 切断予定箇所
30 薬剤収容容器

Claims (14)

  1. 非通気性フィルム体で形成され薬剤を収容する薬剤収容部を有する薬剤収容袋であって、
    前記薬剤収容部の少なくとも1つの面を構成する前記非通気性フィルム体の箇所に通気構造が設けられ、
    前記通気構造は、
    前記非通気性フィルム体と、
    前記薬剤収容部の外部に位置する前記非通気性フィルム体の外面に設けられ前記非通気性フィルム体の被切り取り部分の切り取りを可能とし前記被切り取り部分が切り取られた後に開口が形成される切り取り用溝部と、
    前記薬剤収容部の内部に位置する前記非通気性フィルム体の内面に設けられ前記開口を覆い前記開口の周囲の前記内面の箇所に接合された通気性シートと、
    を備えることを特徴とする薬剤収容袋。
  2. 前記薬剤収容部は、前記非通気性フィルム体の長さ方向の両端が接合された一対の横接合部の間に設けられ、
    前記切り取り用溝部は、互いに対向しつつ一対の横接合部間に延在し前記被切り取り部分が切り取られた後に前記一対の横接合部の間にわたって延在する開口が形成されるように形成され、
    前記通気性シートは、前記一方の横接合部にわたって設けられ前記開口を覆い前記非通気性フィルム体の前記開口の周囲の前記内面の箇所および一対の横接合部に接合され、
    前記被切り取り部分は、前記薬剤収容部から一対の横接合部のうちの一方の横接合部にわたって切り取り可能に設けられ、
    前記一方の横接合部において、前記被切り取り部分は前記非通気性フィルム体に対して剥離可能に設けられ、
    前記一方の横接合部において前記非通気性フィルム体には、前記一方の横接合部に位置する前記被引き取り部分の切り取りを可能とした切り取り用構造が前記切り取り用溝部の延長上に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の薬剤収容袋。
  3. 前記薬剤収容部は、前記非通気性フィルム体の長さ方向の両端が接合された一対の横接合部の間に設けられ、
    前記切り取り用溝部は、互いに対向しつつ一対の横接合部間に延在し前記被切り取り部分が切り取られた後に前記一対の横接合部の間にわたって延在する開口が形成されるように形成され、
    前記通気性シートは、前記一方の横接合部にわたって設けられ前記開口を覆い前記非通気性フィルム体の前記開口の周囲の前記内面の箇所および一対の横接合部に接合され、
    前記被切り取り部分は、前記薬剤収容部から一対の横接合部にわたって切り取り可能に設けられ、
    前記一対の横接合部において、前記被切り取り部分は前記非通気性フィルム体に対して剥離可能に設けられ、
    前記一対の横接合部において前記非通気性フィルム体には、前記一対の横接合部に位置する前記被引き取り部分の切り取りを可能とした切り取り用構造が前記切り取り用溝部の延長上に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の薬剤収容袋。
  4. 前記切り取り用構造は、前記被切り取り部分の切り取りを可能とした切り取り線あるいは前記切り取り用溝部に連続する前記切り取り用溝部と断面が同一の溝部で構成されている、
    ことを特徴とする請求項2または3記載の薬剤収容袋。
  5. 前記被切り取り部分は前記一対の横接合部が対向する方向に延在する細長形状を呈し、
    前記横接合部に位置する前記被切り取り部分に、前記被切り取り部分の長手方向で前記横接合部から離れる方向に突出し指で把持可能なするつまみ片が設けられている、
    ことを特徴とする請求項2〜4の何れか1項記載の薬剤収容袋。
  6. 薬剤を収容しその一部が開放された容器本体と、
    前記開放された箇所を閉塞する非通気性フィルム体とを備える薬剤収容容器であって、
    前記非通気性フィルム体に通気構造が設けられ、
    前記通気構造は、
    前記非通気性フィルム体と、
    前記薬剤収容容器の外部に位置する前記非通気性フィルム体の外面に設けられ前記非通気性フィルム体の被切り取り部分の切り取りを可能とし前記被切り取り部分が切り取られた後に開口が形成される切り取り用溝部と、
    前記薬剤収容容器の内部に位置する前記非通気性フィルム体の内面に設けられ前記開口を覆い前記開口の周囲の前記内面の箇所に接合された通気性シートと、
    を備えることを特徴とする薬剤収容容器。
  7. 前記非通気性フィルム体は幅と長さとを有し、
    前記通気性シートは前記非通気性フィルム体の長さ方向の全長にわたって延在している、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の薬剤収容袋または請求項6記載の薬剤収容容器。
  8. 前記非通気性フィルム体は透明である、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の薬剤収容袋または請求項6記載の薬剤収容容器。
  9. 前記薬剤は、除湿剤であり、
    前記通気性シートは、透湿非透水材料で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の薬剤収容袋または請求項6記載の薬剤収容容器。
  10. 前記薬剤は、除湿剤であり、
    前記通気性シートは、透湿透水材料で形成されている、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の薬剤収容袋または請求項6記載の薬剤収容容器。
  11. 非通気性フィルムであって、
    前記非通気性フィルムの所定の長さ毎に通気構造が設けられ、
    前記通気構造は、
    前記非通気性フィルムと、
    前記非通気性フィルムの厚さ方向の一方の面に設けられ前記非通気性フィルムの被切り取り部分の切り取りを可能とし前記被切り取り部分が切り取られた後に開口が形成される切り取り用溝部と、
    前記非通気性フィルムの厚さ方向の他方の面に設けられ前記開口を覆い前記開口の周囲の前記他方の面の箇所に接合された通気性シートと、
    を備えることを特徴とする通気構造を備えた非通気性フィルム。
  12. 前記被切り取り部分に、切り取る旨の表示が設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の薬剤収容袋または請求項6記載の薬剤収容容器または請求項11記載の通気構造を備えた非通気性フィルム。
  13. 前記被切り取り部分は、互いに間隔をおいて複数設けられ、
    前記通気性シートは、前記複数の被切り取り部分が切り取られることで形成される複数の開口を覆うように設けられている、
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項記載の薬剤収容袋または請求項6記載の薬剤収容容器または請求項11記載の通気構造を備えた非通気性フィルム。
  14. 前記通気性シートは単一である、
    ことを特徴とする請求項13記載の薬剤収容袋または薬剤収容容器または通気構造を備えた非通気性フィルム。
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