JP2016513015A5 - - Google Patents
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Description
水を精製する方法も開示され、この方法は:a)開示された膜、または開示された方法にしたがって修飾された膜であって、第1面と第2面とを有する膜を提供し;b)第1圧力で第1塩濃度を有する第1体積の第1溶液と膜の第1面とを接触させ;そしてc)第2圧力で第2塩濃度を有する第2体積の第2溶液と膜の第2面とを接触させることを含み;ここで、第1溶液は膜を通して第2溶液と流体連通し、第1塩濃度は第2塩濃度よりも高く、それによって膜を越えて浸透圧を形成し、そして第1圧力は第2圧力よりも充分高く浸透圧を超え、それによって、第2体積を増加させ、第1体積を減少させる。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
表面を含むポリマー薄フィルム膜を含む耐汚染ろ過膜であって、前記表面が、式:
によって表される構造を有する化合物の少なくとも1つの残基で修飾され、
式中、Aは、−C(=O)−および−(SO 2 )−から選択される;
Lは、−OQ、−O − 、−N + R 3 HQおよび−NR 3 Qから選択される;
ここで、Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR 6a R 6b −、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR 7 −から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R 1a およびR 1b の各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R 2a およびR 2b の各々はハロゲンである;
R 3 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 4a およびR 4b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 8a R 8b 、−NR 8a R 8b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 9 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 9 から独立して選択される;
R 5a 、R 5b 、およびR 5c の各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 10a R 10b 、−NR 10a R 10b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 11 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 11 から独立して選択される;
R 6a およびR 6b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 12a R 12b 、−NR 12a R 12b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 13 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 13 から独立して選択される;
R 7 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 8 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 9 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 10 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 11 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 12 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、
前記耐汚染ろ過膜。
(項目2)
前記膜が逆浸透膜である、項目1に記載の膜。
(項目3)
前記膜が少なくとも1つのポリアミドを含む、項目1または2に記載の膜。
(項目4)
前記ポリアミドが芳香族である、項目3に記載の膜。
(項目5)
Lが−O − である、項目1〜4のいずれか1項に記載の膜。
(項目6)
Lが−OQおよび−NR 3 Qから選択される、項目1〜4のいずれか1項に記載の膜。
(項目7)
Qが水素である、項目1〜6のいずれか1項に記載の膜。
(項目8)
Qが親水性ポリマーである、項目1〜6のいずれか1項に記載の膜。
(項目9)
前記親水性ポリマーが、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレンイミン)およびポリアニリン、またはそれらの混合物から選択される少なくとも1つの部分を含む、項目1〜6または8のいずれか1項に記載の膜。
(項目10)
Qが、式:
によって表される構造を有する、項目1〜6のいずれか1項に記載の膜。
(項目11)
Qが:
から選択される構造を有する、項目1〜6または10のいずれか1項に記載の膜。
(項目12)
Zが、−CH 2 および−C(=NH)NH−から選択される、項目1〜11のいずれか1項に記載の膜。
(項目13)
mが0である、項目1〜12のいずれか1項に記載の膜。
(項目14)
R 1a およびR 1b の各々が水素である、項目1〜13のいずれか1項に記載の膜。
(項目15)
R 1a およびR 1b の各々がハロゲンである、項目1〜13のいずれか1項に記載の膜。
(項目16)
R 1a がハロゲンであり、R 1b が水素である、項目1〜13のいずれか1項に記載の膜。
(項目17)
前記ハロゲンが−Fおよび−Clから選択される、項目1〜13、15、または16のいずれか1項に記載の膜。
(項目18)
前記ハロゲンが−Fである、項目1〜13または15〜17のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
R 5a が−CO 2 − であり、R 5b が−NH 3 + であり、そしてR 5c が水素である、項目1〜18のいずれか1項に記載の膜。
(項目20)
R 5 aが−CO 2 − であり、そしてR 5b およびR 5c の各々が水素である、項目1〜18のいずれか1項に記載の膜。
(項目21)
R 5a が−NH 3 + であり、そしてR 5b およびR 5c の各々が水素である、項目1〜18のいずれか1項に記載の膜。
(項目22)
前記膜が少なくとも約90%の脱塩を少なくとも約4時間示す、項目1〜21に記載の膜。
(項目23)
化合物の前記残基が抗菌剤を含む、項目1〜22に記載の膜。
(項目24)
前記膜が、汚染耐性、親水性、表面電荷、および粗度から選択される少なくとも1つの特性で改善を示す、項目1〜23に記載の膜。
(項目25)
表面を含む薄フィルム膜を修飾する方法であって、前記表面を、式:
によって表される構造を有する化合物の少なくとも1つの残基と結合させるステップを含み、
式中、Aは−C(=O)−および−(SO 2 )−から選択される;
Lは、−OQ、−O − 、−N + R 3 HQおよび−NR 3 Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR 6a R 6b −、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR 7 −から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R 1a およびR 1b の各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R 2a およびR 2b の各々はハロゲンである;
R 3 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される:
R 4a およびR 4b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 8a R 8b 、−NR 8a R 8b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SQ 3 R 9 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 9 から独立して選択される;
R 5a 、R 5b 、およびR 3C の各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 10a R 10b 、−NR 10a R 10b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 11 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 11 から独立して選択される;
R 6a およびR 6b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 12a R 12b 、−NR 12a R 12b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 13 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 13 から独立して選択される;
R 7 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 8 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 9 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 10 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 11 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 12 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;そして
R 13 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、前記方法。
(項目26)
前記膜が逆浸透膜である、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記膜が少なくとも1つのポリアミドを含む、項目25または26に記載の方法。
(項目28)
前記ポリアミドが芳香族である、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記膜が、汚染耐性、親水性、電荷、および粗度から選択される少なくとも1つの特性において改善を示す、項目25〜28のいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
表面を含む薄フィルム膜を修飾する方法であって、前記表面を、一重項ニトレンを含む化合物の少なくとも1つの残基と結合させ、それによって汚染耐性、表面電荷、親水性、脱塩、および粗度から選択される少なくとも1つの特性を改善するステップを含む、前記方法。
(項目31)
前記表面が、少なくとも1つの−NH−および/または−C=C−残基を含む、項目30に記載の方法。
(項目32)
結合が、一重項ニトレン挿入を含む、項目30または31に記載の方法。
(項目33)
結合が、前記膜を化合物の少なくとも1つの残基でコーティングすることを含む、項目30または31に記載の方法。
(項目34)
コーティングがディップコーティングを含む、項目31に記載の方法。
(項目35)
コーティングがスプレーコーティングを含む、項目31に記載の方法。
(項目36)
結合が、前記膜を熱源に暴露することを含む、項目30または31に記載の方法。
(項目37)
前記熱源が少なくとも約100℃の温度を有する、項目36に記載の方法。
(項目38)
結合が、前記膜を光源に暴露することを含む、項目30または31に記載の方法。
(項目39)
前記光源がUV光を含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記光源が200nm〜370nmの範囲内のUV光を含む、項目38に記載の方法。
(項目41)
結合が前記膜を化合物の少なくとも1つの残基でコーティングし、前記膜を光源に暴露することを含む、項目30または31に記載の方法。
(項目42)
結合が共有結合による修飾を含む、項目30または31に記載の方法。
(項目43)
結合が光化学的修飾を含む、項目30または31に記載の方法。
(項目44)
化合物の前記少なくとも1つの残基が水溶性である、項目30〜43のいずれか1項に記載の方法。
(項目45)
化合物の前記少なくとも1つの残基が式:
によって表される構造を有し、
式中、Aは、−C(=O)−および−(SO 2 )−から選択される;
Lは、−OQ、−O − 、−N + R 3 HQおよび−NR 3 Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR 6a R 6b −、−C(=O)、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR 7 −から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R 1a およびR 1b の各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R 2a およびR 2b の各々はハロゲンである;
R 3 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 4a およびR 4b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 8a R 8b 、−NR 8a R 8b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 9 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 9 から独立して選択される;
R 5a 、R 5b 、およびR 5c の各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 10a R 10b 、−R 10a R 10b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 11 、 −CO 2 − 、および−CO 2 R 11 から独立して選択される;
R 6a およびR 6b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 12a R 12b 、−NR 12a R 12b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、 −SO 3 R 13 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 13 から独立して選択される;
R 7 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 8 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 9 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 10 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 11 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 12 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;そして
R 13 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、項目30〜44のいずれか1項に記載の方法。
(項目46)
前記一重項ニトレンがアジドの活性化により形成される、項目30〜45のいずれかに記載の方法。
(項目47)
活性化が光活性化である、項目46に記載の方法。
(項目48)
光活性化が化合物の前記少なくとも1つの残基を光源に暴露することを含む、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記光源がUV光を含む、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記光源が200nm〜370nmの範囲内のUV光を含む、項目48に記載の方法。
(項目51)
前記少なくとも1つの特性が汚染耐性である、項目30〜50のいずれか1項に記載の方法。
(項目52)
前記少なくとも1つの特性が親水性である、項目30〜50のいずれか1項に記載の方法。
(項目53)
式:
によって表される構造を有する化合物であって、
式中、mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
Aは、−C(=O)−および−(SO 2 )−から選択され、Lは−OQである、またはAは−(SO 2 )−であり、Lは−OQおよび−NR 3 Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR 6a R 6b −、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR 7 −から選択される;
R 1a およびR 1b の各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R 2a およびR 2b の各々はハロゲンである;
R 3 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 4a およびR 4b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 8a R 8b 、−R 8a R 8b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 9 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 9 から独立して選択される;
R 5a 、R 5b 、およびR 5c の各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 10a R 10b 、−R 10a R 10b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 11 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 11 から独立して選択される;
R 6a およびR 6b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 12a R 12b 、−NR 12a R 12b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 13 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 13 から独立して選択される;
R 7 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 8 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 9 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 10 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 11 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 12 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;そして
R 13 は、存在する場合、水素およびC1−C4アルキルから選択される、前記化合物。
(項目54)
mが0である、項目53に記載の化合物。
(項目55)
Zが−CH 2 および−C(=NH)NH−から選択される、項目53または54に記載の化合物。
(項目56)
前記ハロゲンが−Fおよび−Clから選択される、項目53〜55のいずれか1項に記載の化合物。
(項目57)
前記ハロゲンが−Fである、項目53〜55のいずれか1項に記載の化合物。
(項目58)
R 5a が−CO 2 − であり、R 5b が−NH 3 + であり、R 5c が水素である、項目53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
(項目59)
R 5a が−CO 2 − であり、R 5b およびR 5c の各々が水素である、項目53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
(項目60)
R 5a が−NH 3 + であり、R 5b およびR 5c の各々が水素である、項目53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
(項目61)
前記化合物が:
から選択される構造を有する、項目53に記載の化合物。
(項目62)
前記化合物が:
から選択される構造を有する、項目53に記載の化合物。
(項目63)
前記化合物が:
から選択される構造を有する、項目53に記載の化合物。
(項目64)
水の精製法であって:
(a)項目1に記載の膜、または項目25もしくは30に記載の方法にしたがって修飾された膜であって、第1面と第2面とを有する膜を提供し;
(b)第1圧力で第1塩濃度を有する第1体積の第1溶液と前記膜の前記第1面とを接触させ;そして
(c)第2圧力で第2塩濃度を有する第2体積の第2溶液と前記膜の前記第2面とを接触させることを含み;
前記第1溶液が前記膜を通して前記第2溶液と流体連通し、
前記第1塩濃度が前記第2塩濃度よりも高く、それにより前記膜を越えて浸透圧が形成され、そして
前記第1圧力が、前記浸透圧を越えるために前記第2圧力よりも充分に高く、それによって前記第2体積が増加し、前記第1体積が減少する、前記方法。
一実施形態において、例えば、以下の項目が提供される。
(項目1)
表面を含むポリマー薄フィルム膜を含む耐汚染ろ過膜であって、前記表面が、式:
によって表される構造を有する化合物の少なくとも1つの残基で修飾され、
式中、Aは、−C(=O)−および−(SO 2 )−から選択される;
Lは、−OQ、−O − 、−N + R 3 HQおよび−NR 3 Qから選択される;
ここで、Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR 6a R 6b −、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR 7 −から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R 1a およびR 1b の各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R 2a およびR 2b の各々はハロゲンである;
R 3 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 4a およびR 4b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 8a R 8b 、−NR 8a R 8b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 9 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 9 から独立して選択される;
R 5a 、R 5b 、およびR 5c の各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 10a R 10b 、−NR 10a R 10b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 11 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 11 から独立して選択される;
R 6a およびR 6b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 12a R 12b 、−NR 12a R 12b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 13 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 13 から独立して選択される;
R 7 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 8 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 9 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 10 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 11 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 12 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、
前記耐汚染ろ過膜。
(項目2)
前記膜が逆浸透膜である、項目1に記載の膜。
(項目3)
前記膜が少なくとも1つのポリアミドを含む、項目1または2に記載の膜。
(項目4)
前記ポリアミドが芳香族である、項目3に記載の膜。
(項目5)
Lが−O − である、項目1〜4のいずれか1項に記載の膜。
(項目6)
Lが−OQおよび−NR 3 Qから選択される、項目1〜4のいずれか1項に記載の膜。
(項目7)
Qが水素である、項目1〜6のいずれか1項に記載の膜。
(項目8)
Qが親水性ポリマーである、項目1〜6のいずれか1項に記載の膜。
(項目9)
前記親水性ポリマーが、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレンイミン)およびポリアニリン、またはそれらの混合物から選択される少なくとも1つの部分を含む、項目1〜6または8のいずれか1項に記載の膜。
(項目10)
Qが、式:
によって表される構造を有する、項目1〜6のいずれか1項に記載の膜。
(項目11)
Qが:
から選択される構造を有する、項目1〜6または10のいずれか1項に記載の膜。
(項目12)
Zが、−CH 2 および−C(=NH)NH−から選択される、項目1〜11のいずれか1項に記載の膜。
(項目13)
mが0である、項目1〜12のいずれか1項に記載の膜。
(項目14)
R 1a およびR 1b の各々が水素である、項目1〜13のいずれか1項に記載の膜。
(項目15)
R 1a およびR 1b の各々がハロゲンである、項目1〜13のいずれか1項に記載の膜。
(項目16)
R 1a がハロゲンであり、R 1b が水素である、項目1〜13のいずれか1項に記載の膜。
(項目17)
前記ハロゲンが−Fおよび−Clから選択される、項目1〜13、15、または16のいずれか1項に記載の膜。
(項目18)
前記ハロゲンが−Fである、項目1〜13または15〜17のいずれか1項に記載の方法。
(項目19)
R 5a が−CO 2 − であり、R 5b が−NH 3 + であり、そしてR 5c が水素である、項目1〜18のいずれか1項に記載の膜。
(項目20)
R 5 aが−CO 2 − であり、そしてR 5b およびR 5c の各々が水素である、項目1〜18のいずれか1項に記載の膜。
(項目21)
R 5a が−NH 3 + であり、そしてR 5b およびR 5c の各々が水素である、項目1〜18のいずれか1項に記載の膜。
(項目22)
前記膜が少なくとも約90%の脱塩を少なくとも約4時間示す、項目1〜21に記載の膜。
(項目23)
化合物の前記残基が抗菌剤を含む、項目1〜22に記載の膜。
(項目24)
前記膜が、汚染耐性、親水性、表面電荷、および粗度から選択される少なくとも1つの特性で改善を示す、項目1〜23に記載の膜。
(項目25)
表面を含む薄フィルム膜を修飾する方法であって、前記表面を、式:
によって表される構造を有する化合物の少なくとも1つの残基と結合させるステップを含み、
式中、Aは−C(=O)−および−(SO 2 )−から選択される;
Lは、−OQ、−O − 、−N + R 3 HQおよび−NR 3 Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR 6a R 6b −、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR 7 −から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R 1a およびR 1b の各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R 2a およびR 2b の各々はハロゲンである;
R 3 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される:
R 4a およびR 4b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 8a R 8b 、−NR 8a R 8b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SQ 3 R 9 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 9 から独立して選択される;
R 5a 、R 5b 、およびR 3C の各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 10a R 10b 、−NR 10a R 10b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 11 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 11 から独立して選択される;
R 6a およびR 6b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 12a R 12b 、−NR 12a R 12b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 13 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 13 から独立して選択される;
R 7 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 8 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 9 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 10 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 11 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 12 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;そして
R 13 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、前記方法。
(項目26)
前記膜が逆浸透膜である、項目25に記載の方法。
(項目27)
前記膜が少なくとも1つのポリアミドを含む、項目25または26に記載の方法。
(項目28)
前記ポリアミドが芳香族である、項目27に記載の方法。
(項目29)
前記膜が、汚染耐性、親水性、電荷、および粗度から選択される少なくとも1つの特性において改善を示す、項目25〜28のいずれか1項に記載の方法。
(項目30)
表面を含む薄フィルム膜を修飾する方法であって、前記表面を、一重項ニトレンを含む化合物の少なくとも1つの残基と結合させ、それによって汚染耐性、表面電荷、親水性、脱塩、および粗度から選択される少なくとも1つの特性を改善するステップを含む、前記方法。
(項目31)
前記表面が、少なくとも1つの−NH−および/または−C=C−残基を含む、項目30に記載の方法。
(項目32)
結合が、一重項ニトレン挿入を含む、項目30または31に記載の方法。
(項目33)
結合が、前記膜を化合物の少なくとも1つの残基でコーティングすることを含む、項目30または31に記載の方法。
(項目34)
コーティングがディップコーティングを含む、項目31に記載の方法。
(項目35)
コーティングがスプレーコーティングを含む、項目31に記載の方法。
(項目36)
結合が、前記膜を熱源に暴露することを含む、項目30または31に記載の方法。
(項目37)
前記熱源が少なくとも約100℃の温度を有する、項目36に記載の方法。
(項目38)
結合が、前記膜を光源に暴露することを含む、項目30または31に記載の方法。
(項目39)
前記光源がUV光を含む、項目38に記載の方法。
(項目40)
前記光源が200nm〜370nmの範囲内のUV光を含む、項目38に記載の方法。
(項目41)
結合が前記膜を化合物の少なくとも1つの残基でコーティングし、前記膜を光源に暴露することを含む、項目30または31に記載の方法。
(項目42)
結合が共有結合による修飾を含む、項目30または31に記載の方法。
(項目43)
結合が光化学的修飾を含む、項目30または31に記載の方法。
(項目44)
化合物の前記少なくとも1つの残基が水溶性である、項目30〜43のいずれか1項に記載の方法。
(項目45)
化合物の前記少なくとも1つの残基が式:
によって表される構造を有し、
式中、Aは、−C(=O)−および−(SO 2 )−から選択される;
Lは、−OQ、−O − 、−N + R 3 HQおよび−NR 3 Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR 6a R 6b −、−C(=O)、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR 7 −から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R 1a およびR 1b の各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R 2a およびR 2b の各々はハロゲンである;
R 3 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 4a およびR 4b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 8a R 8b 、−NR 8a R 8b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 9 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 9 から独立して選択される;
R 5a 、R 5b 、およびR 5c の各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 10a R 10b 、−R 10a R 10b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 11 、 −CO 2 − 、および−CO 2 R 11 から独立して選択される;
R 6a およびR 6b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 12a R 12b 、−NR 12a R 12b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、 −SO 3 R 13 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 13 から独立して選択される;
R 7 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 8 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 9 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 10 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 11 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 12 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;そして
R 13 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、項目30〜44のいずれか1項に記載の方法。
(項目46)
前記一重項ニトレンがアジドの活性化により形成される、項目30〜45のいずれかに記載の方法。
(項目47)
活性化が光活性化である、項目46に記載の方法。
(項目48)
光活性化が化合物の前記少なくとも1つの残基を光源に暴露することを含む、項目47に記載の方法。
(項目49)
前記光源がUV光を含む、項目48に記載の方法。
(項目50)
前記光源が200nm〜370nmの範囲内のUV光を含む、項目48に記載の方法。
(項目51)
前記少なくとも1つの特性が汚染耐性である、項目30〜50のいずれか1項に記載の方法。
(項目52)
前記少なくとも1つの特性が親水性である、項目30〜50のいずれか1項に記載の方法。
(項目53)
式:
によって表される構造を有する化合物であって、
式中、mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
Aは、−C(=O)−および−(SO 2 )−から選択され、Lは−OQである、またはAは−(SO 2 )−であり、Lは−OQおよび−NR 3 Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR 6a R 6b −、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR 7 −から選択される;
R 1a およびR 1b の各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R 2a およびR 2b の各々はハロゲンである;
R 3 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 4a およびR 4b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 8a R 8b 、−R 8a R 8b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 9 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 9 から独立して選択される;
R 5a 、R 5b 、およびR 5c の各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 10a R 10b 、−R 10a R 10b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 11 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 11 から独立して選択される;
R 6a およびR 6b の各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR 12a R 12b 、−NR 12a R 12b H + 、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO 3 − 、−SO 3 R 13 、−CO 2 − 、および−CO 2 R 13 から独立して選択される;
R 7 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 8 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 9 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 10 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 11 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R 12 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;そして
R 13 は、存在する場合、水素およびC1−C4アルキルから選択される、前記化合物。
(項目54)
mが0である、項目53に記載の化合物。
(項目55)
Zが−CH 2 および−C(=NH)NH−から選択される、項目53または54に記載の化合物。
(項目56)
前記ハロゲンが−Fおよび−Clから選択される、項目53〜55のいずれか1項に記載の化合物。
(項目57)
前記ハロゲンが−Fである、項目53〜55のいずれか1項に記載の化合物。
(項目58)
R 5a が−CO 2 − であり、R 5b が−NH 3 + であり、R 5c が水素である、項目53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
(項目59)
R 5a が−CO 2 − であり、R 5b およびR 5c の各々が水素である、項目53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
(項目60)
R 5a が−NH 3 + であり、R 5b およびR 5c の各々が水素である、項目53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
(項目61)
前記化合物が:
から選択される構造を有する、項目53に記載の化合物。
(項目62)
前記化合物が:
から選択される構造を有する、項目53に記載の化合物。
(項目63)
前記化合物が:
から選択される構造を有する、項目53に記載の化合物。
(項目64)
水の精製法であって:
(a)項目1に記載の膜、または項目25もしくは30に記載の方法にしたがって修飾された膜であって、第1面と第2面とを有する膜を提供し;
(b)第1圧力で第1塩濃度を有する第1体積の第1溶液と前記膜の前記第1面とを接触させ;そして
(c)第2圧力で第2塩濃度を有する第2体積の第2溶液と前記膜の前記第2面とを接触させることを含み;
前記第1溶液が前記膜を通して前記第2溶液と流体連通し、
前記第1塩濃度が前記第2塩濃度よりも高く、それにより前記膜を越えて浸透圧が形成され、そして
前記第1圧力が、前記浸透圧を越えるために前記第2圧力よりも充分に高く、それによって前記第2体積が増加し、前記第1体積が減少する、前記方法。
Claims (64)
- 表面を含むポリマー薄フィルム膜を含む耐汚染ろ過膜であって、前記表面が、式:
によって表される構造を有する化合物の少なくとも1つの残基で修飾され、
式中、Aは、−C(=O)−および−(SO2)−から選択される;
Lは、−OQ、−O−、−N+R3HQおよび−NR3Qから選択される;
ここで、Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR6aR6b−、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR7−から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R1aおよびR1bの各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R2aおよびR2bの各々はハロゲンである;
R3は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R4aおよびR4bの各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR8aR8b、−NR8aR8bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R9、−CO2 −、および−CO2R9から独立して選択される;
R5a、R5b、およびR5cの各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR10aR10b、−NR10aR10bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R11、−CO2 −、および−CO2R11から独立して選択される;
R6aおよびR6bの各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR12aR12b、−NR12aR12bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R13、−CO2 −、および−CO2R13から独立して選択される;
R7は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R8a およびR 8b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;
R9は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R10a およびR 10b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;
R11は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R12a およびR 12b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;そして
R 13 は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、
前記耐汚染ろ過膜。 - 前記膜が逆浸透膜である、請求項1に記載の膜。
- 前記膜が少なくとも1つのポリアミドを含む、請求項1または2に記載の膜。
- 前記ポリアミドが芳香族である、請求項3に記載の膜。
- Lが−O−である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の膜。
- Lが−OQおよび−NR3Qから選択される、請求項1〜4のいずれか1項に記載の膜。
- Qが水素である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の膜。
- Qが親水性ポリマーである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の膜。
- 前記親水性ポリマーが、ポリ(エチレングリコール)、ポリ(エチレンイミン)およびポリアニリン、またはそれらの混合物から選択される少なくとも1つの部分を含む、請求項1〜6または8のいずれか1項に記載の膜。
- Qが、式:
によって表される構造を有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の膜。 - Qが:
から選択される構造を有する、請求項1〜6または10のいずれか1項に記載の膜。 - Zが、−CH2および−C(=NH)NH−から選択される、請求項1〜11のいずれか1項に記載の膜。
- mが0である、請求項1〜12のいずれか1項に記載の膜。
- R1aおよびR1bの各々が水素である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の膜。
- R1aおよびR1bの各々がハロゲンである、請求項1〜13のいずれか1項に記載の膜。
- R1aがハロゲンであり、R1bが水素である、請求項1〜13のいずれか1項に記載の膜。
- 前記ハロゲンが−Fおよび−Clから選択される、請求項1〜13、15、または16のいずれか1項に記載の膜。
- 前記ハロゲンが−Fである、請求項1〜13または15〜17のいずれか1項に記載の膜。
- R5aが−CO2 −であり、R5bが−NH3 +であり、そしてR5cが水素である、請求項1〜18のいずれか1項に記載の膜。
- R5aが−CO2 −であり、そしてR5bおよびR5cの各々が水素である、請求項1〜18のいずれか1項に記載の膜。
- R5aが−NH3 +であり、そしてR5bおよびR5cの各々が水素である、請求項1〜18のいずれか1項に記載の膜。
- 前記膜が少なくとも約90%の脱塩を少なくとも約4時間示す、請求項1〜21に記載の膜。
- 化合物の前記残基が抗菌剤を含む、請求項1〜22に記載の膜。
- 前記膜が、汚染耐性、親水性、表面電荷、および粗度から選択される少なくとも1つの特性で改善を示す、請求項1〜23に記載の膜。
- 表面を含む薄フィルム膜を修飾する方法であって、前記表面を、式:
によって表される構造を有する化合物の少なくとも1つの残基と結合させるステップを含み、
式中、Aは−C(=O)−および−(SO2)−から選択される;
Lは、−OQ、−O−、−N+R3HQおよび−NR3Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR6aR6b−、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR7−から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R1aおよびR1bの各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R2aおよびR2bの各々はハロゲンである;
R3は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される:
R4aおよびR4bの各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR8aR8b、−NR8aR8bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SQ3R9、−CO2 −、および−CO2R9から独立して選択される;
R5a、R5b、およびR3Cの各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR10aR10b、−NR10aR10bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R11、−CO2 −、および−CO2R11から独立して選択される;
R6aおよびR6bの各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR12aR12b、−NR12aR12bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R13、−CO2 −、および−CO2R13から独立して選択される;
R7は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R8a およびR 8b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;
R9は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R10a およびR 10b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;
R11は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R12a およびR 12b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;そして
R13は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、前記方法。 - 前記膜が逆浸透膜である、請求項25に記載の方法。
- 前記膜が少なくとも1つのポリアミドを含む、請求項25または26に記載の方法。
- 前記ポリアミドが芳香族である、請求項27に記載の方法。
- 前記膜が、汚染耐性、親水性、電荷、および粗度から選択される少なくとも1つの特性において改善を示す、請求項25〜28のいずれか1項に記載の方法。
- 表面を含む薄フィルム膜を修飾する方法であって、前記表面を、一重項ニトレンを含む化合物の少なくとも1つの残基と結合させ、それによって汚染耐性、表面電荷、親水性、脱塩、および粗度から選択される少なくとも1つの特性を改善するステップを含む、前記方法。
- 前記表面が、少なくとも1つの−NH−および/または−C=C−残基を含む、請求項30に記載の方法。
- 結合が、一重項ニトレン挿入を含む、請求項30または31に記載の方法。
- 結合が、前記膜を化合物の少なくとも1つの残基でコーティングすることを含む、請求項30または31に記載の方法。
- コーティングがディップコーティングを含む、請求項31に記載の方法。
- コーティングがスプレーコーティングを含む、請求項31に記載の方法。
- 結合が、前記膜を熱源に暴露することを含む、請求項30または31に記載の方法。
- 前記熱源が少なくとも約100℃の温度を有する、請求項36に記載の方法。
- 結合が、前記膜を光源に暴露することを含む、請求項30または31に記載の方法。
- 前記光源がUV光を含む、請求項38に記載の方法。
- 前記光源が200nm〜370nmの範囲内のUV光を含む、請求項38に記載の方法。
- 結合が前記膜を化合物の少なくとも1つの残基でコーティングし、前記膜を光源に暴露することを含む、請求項30または31に記載の方法。
- 結合が共有結合による修飾を含む、請求項30または31に記載の方法。
- 結合が光化学的修飾を含む、請求項30または31に記載の方法。
- 化合物の前記少なくとも1つの残基が水溶性である、請求項30〜43のいずれか1項に記載の方法。
- 化合物の前記少なくとも1つの残基が式:
によって表される構造を有し、
式中、Aは、−C(=O)−および−(SO2)−から選択される;
Lは、−OQ、−O−、−N+R3HQおよび−NR3Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR6aR6b−、−C(=O)、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR7−から選択される;
mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
R1aおよびR1bの各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R2aおよびR2bの各々はハロゲンである;
R3は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R4aおよびR4bの各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR8aR8b、−NR8aR8b H+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R9、−CO2 −、および−CO2R9から独立して選択される;
R5a、R5b、およびR5cの各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR10aR10b、−R10aR10bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R11 、−CO2 −、および−CO2R11から独立して選択される;
R6aおよびR6bの各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR12aR12b、−NR12aR12bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 − 、−SO3R13、−CO2 −、および−CO2R13から独立して選択される;
R7は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R8a およびR 8b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;
R9は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R10a およびR 10b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;
R11は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R12a およびR 12b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;そして
R13は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される、請求項30〜44のいずれか1項に記載の方法。 - 前記一重項ニトレンがアジドの活性化により形成される、請求項30〜45のいずれかに記載の方法。
- 活性化が光活性化である、請求項46に記載の方法。
- 光活性化が化合物の前記少なくとも1つの残基を光源に暴露することを含む、請求項47に記載の方法。
- 前記光源がUV光を含む、請求項48に記載の方法。
- 前記光源が200nm〜370nmの範囲内のUV光を含む、請求項48に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの特性が汚染耐性である、請求項30〜50のいずれか1項に記載の方法。
- 前記少なくとも1つの特性が親水性である、請求項30〜50のいずれか1項に記載の方法。
- 式:
によって表される構造を有する化合物であって、
式中、mは、0、1、2、3、4、5、6、7、および8から選択される整数である;
Aは、−C(=O)−および−(SO2)−から選択され、Lは−OQである、またはAは−(SO2)−であり、Lは−OQおよび−NR3Qから選択される;
Qは、水素、親水性ポリマー、および式:
によって表される構造から選択され、
式中、Zは、−CR6aR6b−、−C(=O)−、−C(=NH)−、および−C(=NH)NR7−から選択される;
R1aおよびR1bの各々は水素およびハロゲンから独立して選択される;
R2aおよびR2bの各々はハロゲンである;
R3は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R4aおよびR4bの各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR8aR8b、−R8aR8bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R9、−CO2 −、および−CO2R9から独立して選択される;
R5a、R5b、およびR5cの各々は、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR10aR10b、−R10aR10bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R11、−CO2 −、および−CO2R11から独立して選択される;
R6aおよびR6bの各々は、存在する場合、水素、ハロゲン、−CN、−OH、−NR12aR12b、−NR12aR12bH+、C1〜C4アルキル、C1〜C4モノハロアルキル、C1〜C4ポリハロアルキル、−SO3 −、−SO3R13、−CO2 −、および−CO2R13から独立して選択される;
R7は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R8a およびR 8b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;
R9は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R10a およびR 10b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;
R11は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから選択される;
R12a およびR 12b の各々は、存在する場合、水素およびC1〜C4アルキルから独立して選択される;そして
R13は、存在する場合、水素およびC1−C4アルキルから選択される、前記化合物。 - mが0である、請求項53に記載の化合物。
- Zが−CH2および−C(=NH)NH−から選択される、請求項53または54に記載の化合物。
- 前記ハロゲンが−Fおよび−Clから選択される、請求項53〜55のいずれか1項に記載の化合物。
- 前記ハロゲンが−Fである、請求項53〜55のいずれか1項に記載の化合物。
- R5aが−CO2 −であり、R5bが−NH3 +であり、R5cが水素である、請求項53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
- R5aが−CO2 −であり、R5bおよびR5cの各々が水素である、請求項53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
- R5aが−NH3 +であり、R5bおよびR5cの各々が水素である、請求項53〜57のいずれか1項に記載の化合物。
- 前記化合物が:
から選択される構造を有する、請求項53に記載の化合物。 - 前記化合物が:
から選択される構造を有する、請求項53に記載の化合物。 - 前記化合物が:
から選択される構造を有する、請求項53に記載の化合物。 - 水の精製法であって:
(a)請求項1に記載の膜、または請求項25もしくは30に記載の方法にしたがって修飾された膜であって、第1面と第2面とを有する膜を提供し;
(b)第1圧力で第1塩濃度を有する第1体積の第1溶液と前記膜の前記第1面とを接触させ;そして
(c)第2圧力で第2塩濃度を有する第2体積の第2溶液と前記膜の前記第2面とを接触させることを含み;
前記第1溶液が前記膜を通して前記第2溶液と流体連通し、
前記第1塩濃度が前記第2塩濃度よりも高く、それにより前記膜を越えて浸透圧が形成され、そして
前記第1圧力が、前記浸透圧を越えるために前記第2圧力よりも充分に高く、それによって前記第2体積が増加し、前記第1体積が減少する、前記方法。
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