JP2016510095A - 流体土砂堰き止め装置 - Google Patents

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Abstract

ここには、流水(1)の土砂を堰き止めるための装置であって、前記装置は側壁(15;315)を備え、前記側壁(15;315)はその間に流路部(20、320)を規定し、前記流路部(20;320)は前記流水(11)の河床(12)に設けられる装置が記載される。本発明によれば、この流路部(20;320)は、前記側壁(15;315)の間に設けられ、上流から運搬される物体を保持するための装置(17;117;217)を備える上部と、流出用の開口部(30;330)を特定する下部と、を含む。【選択図】図1

Description

本発明は流体土砂堰き止め装置に関する。
特に、大量の固体物(土石流、泥流、および高濃度流れ)および/または大型浮遊植生が存在する水路に沿って建設される、土砂堰き止め装置(砂防堰堤)について記載するが、これらに限られるものではない。
水路の土砂を堰き止めるために設けられる装置は普通砂防堰堤、つまり水路の水流を横断するように設置される水理工学における装置であって、これは上流側に流送土砂や固体物の堆積を作ることにより、急流河川または大河にかかわらず、上述の水路による掃流砂輸送を減少させるように建設、設計される。
標準的な砂防堰堤は、石積み、土、木材、および、砂利や石などの捨て石で充填された金属容器、つまり蛇籠により構築される。
このような砂防堰堤は、上流側が垂直であることの多い通常台形の断面を有する壁および、河床および土手の中にある(地中に設置された)基礎から構成されており、前記壁は土手に組み込まれている。「堰」として知られている流路部は通常台形であって、装置の中心部に位置する。その他、堰から土手まで延びる部分は「袖」と呼ばれる。このような袖には通常、例えば10度の、わずかな傾斜が設けられている。堰の役目は、水路の流れを通常の状態に留めておく事で水流が装置の土手を侵食することを防止し、また可能であればこれを回避することにある。標準的な砂防堰堤の主な目的は、砂防堰堤が建設される河床の自然傾斜を修正することであり、一旦その上流側が塞がると、空いている空間が上流から流入してくる固体輸送物で一杯になる。
また、透過型砂防堰堤も知られており、これは標準的な砂防堰堤に類似した方法で建設されるが、これは透過型堰堤が組み込まれている河床勾配を修正するのではなく、むしろ水路が増水状態または洪水状態にあるときに、上流から流入してくる粒子サイズの粗い物体を溜める役割を有する。この機能の実現のため、堰は流路部または開口部で置き換えられ、その寸法は溜めようとする物体の粒子サイズに依存する。開口部は様々な方法で作られ、簡単なスリット、または(水平または垂直の)鋼鉄グリッドにより構成することができる。
透過堰として、リングネットまたはワイヤメッシュ捕捉柵、つまり、ネットまたは金属リングでできたメッシュにより構成される弾性障壁を使用することが知られており、これにより水流を通すことができる。例えば、ジェオブルッグ(Geobrugg)社は、明白に規定された流路部を定める上部支持ロープからなる袖状の配列を有する土石流防護柵を生産している。
上述のリングネット防護柵は機械篩の基準に沿って機能するものであり、洪水の初期段階で完全に埋没してしまい、これにより洪水ピーク時に積層効果を発揮しなくなるという欠点がある。
本発明の目的は従来技術の欠点を克服すること、特に洪水の初期段階で完全に埋没せず、これにより洪水ピーク時に積層効果を発揮する土石流堰き止め装置を指し示すことである。
本発明の目的は、続く請求項の対象を形成する特徴を備えている装置によって達成され、該請求項は本発明に関係してここに提供される技術的教示の不可欠な部分を形成する。本発明の目的はまた土砂を水路に留めておくための方法である。
本発明はこれより添付されている図面を参照して説明されるが、これは制限されることのない実施例によって単に提供される。
図1a、図1bおよび図1cは本発明における土石流堰き止め装置の第1実施例における概略図、つまり上平面図、正面図、および断面図をそれぞれ表している。 図2a、図2bおよび図2cは本発明における土石流堰き止め装置の第2実施例における概略図、つまり上平面図、正面図、および断面図をそれぞれ表している。 図3a、図3bおよび図3cは本発明における土石流堰き止め装置の第3実施例における概略図、つまり上平面図、正面図、および断面図をそれぞれ表している。 図4a、図4bは本発明における土石流堰き止め装置の第4実施例における概略図、つまり上平面図および正面図をそれぞれ表している。 図5a、図5bは本発明における土石流堰き止め装置の第5実施例における概略図、つまり上平面図および正面図をそれぞれ表している。 図6a、図6bは本発明における土石流堰き止め装置の第6実施例における概略図、つまり上平面図および正面図をそれぞれ表している。 図7は本発明の土石流堰き止め装置の概略図であって、ここに該当する土砂堰き止め手法に使用される数量が明記されている。 本発明の装置の堰き止め容量を示した図面である。 同様、図9は、異なった実施例、異なった流動状態における、本発明の装置の堰き止め容量を示した図面である。 同様、図10は、異なった実施例、異なった流動状態における、本発明の装置の堰き止め容量を示した図面である
洪水波の初期段階および最終段階に固体流出物を通過させるように構成され、洪水ピークの最中に物体を堰き止めることが可能で、固体流出物の積層効果を発揮させることで洪水ピーク値を減少させ、つまり固体物を遮断させる機構は流体力学的性質によるもので、機械ふるい型ではない装置をここに手短に示す。
特に、本発明の装置は水平スリットを備える砂防堰堤によって構成される。上記水平スリットは砂防堰堤の底部、つまり流路部の下部に位置している。さらには、流路部は実質的に台形であり、その水平延長部のなかで側壁により区切られ、上部と下部を備えている。流路部の上部には上流から流入してくる物体を保持するための装置が備えられ、これは特に増水または洪水状態で物体を遮断するように構成されており、側壁の間を水平に延びている。特に、本発明の好ましい形態によれば、上記の保持装置は有利にはネットから構成され、ワイヤメッシュまたは弾性リングからできているか、またはロープによって得られ、全壁としては構築されない。流路部の下部は水平スリットに対応し、前記保持装置の底縁と水路の床または上記床を覆う平板との間を垂直に延びている。前記床または平板に対する上記水平スリットの高さは、このあと図7、図8、図9、および図10を参照して詳細に記載される方法に基づいて、上流側に得ようとする堆積と、流体力学的特性と、水流の土砂流送に応じた保持動作を行うためにサイズ決めされる。
好都合なことに、本発明による水力堰き止め装置は、全てコンクリートでできた砂防堰堤よりも建設費用および建設時間が低減されている装置に関する。本発明は、金網の砂防堰堤やリングネットの砂防堰堤とは底開口部、つまり流路部の下部が存在するという点で明確に異なり、これは、
固体流出物の初期部分を通過させ、水路に沿って次々と構築されたこれら一連の構造体に、効果的な積層能力を与え、
剛性の高い縦スリット砂防堰堤と比よりも(従来のネット砂防堰堤に存在しなかった)優れた自己洗浄能力を可能にし、実際、水平開口部は閉塞の可能性を大きく減少させ、
建設費用と建設時間を削減させる、
という目的を有している。
個々の積層条件に応じて、水平スリットは河床または水路の全幅を占めるものであってもよいし、その一部分だけを占めるもの(部分幅開口部)であってもよい。
砂防堰堤のうち剛性の高い部分は補強コンクリート、ボックス型蛇籠、および鉄骨より構築することができる。
砂防堰堤の流路部は、クラッド加工されている若しくは鉄を含まないコンクリート、または固く結束された巨礫若しくは岩石から構築することができる。
以下において、図1、図2および図3に示されているのは水平スリットが河床の全幅まで占めている砂防堰堤であり、一方、図4、図5および図6に示されているのは水平スリットが河床の一部のみを占めている部分幅の砂防堰堤である。
図1に示されているのは全幅水平スリットおよびワイヤメッシュを備える砂防堰堤堰き止め装置10である。
特に図1aに示されているのは、水路11の河床12の上面図である。水路11の土手が符号13によって示されている。矢印14は水流とその方向を表す。砂防堰堤装置10は台形断面と垂直の上流面を備える側壁15を備え、これは河床12の際まで延びていて、間に台形堰20を規定し、台形の短辺は水路河床12に対応している。安定性の理由から、上流面を傾斜させてもよい。上で述べた堰20の短辺は平板21で覆われている。図1bの正面図において、側壁15が実質的に水平だが僅かに傾斜している上面15aと、堰20によって定められる台形の斜辺に対応する流路辺15bを備えている様子がよくわかるであろう。端15cから延び、堰20の上部において上面15aおよび流路辺15bによって形成されているのは、金網17で表される保持装置であり、これもまた台形状をしているが、堰20の高さhgよりも低い高さhrを有し、堰20の下部において、平板21と網17との間に高さa(a=hg−hr)を有する開口部30が定められるようになっている。網17の上長辺に沿って端15cから延びているのは、網17と係合するロープ16であって、これは保護、補強されており、つまり網に加わる推力を吸収するようにサイズ決めされ、特に物体の堆積によって及ぼされる静推力および動推力を吸収し、またこれと一緒に、網が多かれ少なかれ閉塞した場合の静水圧力も吸収するようにサイズ決めされている。袖15に2つのアンカーボルト18が設けられ、上記袖15を構成するコンクリートに埋め込まれている。一般に、アンカーボルトの数は当然ながら2以上の偶数とすることができる。開口部30の高さaは例えば1m以上である。しかし今後の記載では、開口部30の前記高さaをサイズ決めするための指標が与えられる。図1cに砂防堰堤10の横断面が図示されており、これにより、側壁15が上流側が垂直である前述の直角台形の形状をしている様子がわかる。
図2a、図2b、および図2cには全幅砂防堰堤装置110の上平面図、正面図、および断面図がそれぞれ図示されている。この場合、堰20に鋼板で覆われた平板121が設けられ、さらに弾性リングネット117が使用される。
図3a、図3b、および図3cには全幅砂防堰堤装置210の上平面図、正面図、および断面図がそれぞれ図示されている。この場合、ロープ製のネット217が使用される。堰20には、河床に打ち込まれた支柱または杭221bによって補強された岩石または巨礫221aからなる平板221が設けられている。
図4、図5、および図6は部分幅砂防堰堤装置の変形例を2つの図面、つまり、上平面図と正面図で示している。図4aおよび図4bには延長された側壁315を備えた装置310が図示されている。つまり、側壁315は水路11の土手から河床12にまで及び、河床12の際で実質的に終了せず、これにより堰320と、河床12の幅よりも幅の狭い該当開口部330を規定している。堰320の中にワイヤメッシュネット17が延びている。
図5aおよび図5bには延長された側壁315およびリングネット117を備える装置410が図示されている。
図6aおよび図6bには延長された側壁315およびロープネット118を備える装置510が図示されている
開口部30(または330)は高さaを有し、図1のネット17の下、またはその他の実施例で示される117および217の下で開放されており、図7に図示されている砂防堰堤装置10の上流区域28における制御される堆積25の高さYsmの数値を制御する。
開口部30の高さaは堆積25の高さYsmの関数としてサイズ決めすることができ、これは設計洪水流量条件(液体流出量および固体流出量)において砂防堰堤装置10の上流で得ることが意図される。
本発明の堰き止め装置を採用する土石流堰き止め方法で用いることのできる開口部30の値aの計算手順を、以下に詳細に説明する。
この手順ではネット17が完全に閉塞しているとはじめ仮定され、堆積25を計算する。このような状況では、ネット17は不透過板のようなものと考えることができる。そして、如何にして、ネット17を上手く透過性とすることで、いずれの場合にも本発明の砂防堰堤装置の機能の改善につながるのかが示される。ネット17、117、217ではなく補強コンクリート平板または鋼板が存在する完全不透過水平スリット砂防堰堤装置と比べて、本発明の装置は、ネットなどによって得られる部分的な透過部を採用することにより、費用面だけでなく、積層の状態が改善するという理由で確実に有利である。ある特定の仮定に限定しようとする意図ではないが、洪水の初期段階においてネット17、117または217に目詰りを起こす可能性のある物はなく、堆積物の量が削減されるようになっているため、洪水ピーク時の積層過程を優先し、洪水急性期の間、広い容積が土砂堆積のために空けられていると仮定することは妥当である。一方、土石流や高濃度流れの発生時、ネット17が土石流の正面から直撃された場合に、流出ピークの途中においてネット17が透過性を失っていると予想することは妥当である。閉塞の度合いは単純に堆積する浮遊物の量によって決めることもできる。
したがって、ネット17が完全に詰まった状態にある装置10の上流側の堆積25の最大堆積量の値Ysmを計算し、そして液流の一部がネット17を通過することができれば、前述の堆積値Ysmが低下することを示す。
ここに記載されている砂防堰堤装置をサイズ決めする手順は、いずれの場合にも、すべて剛体材料を用いて作られている水平スリット砂防堰堤に広く適応することができる点に注意されたい。
均一に運動する堆積物に関して、ネット17の通過のない場合に、前記ネット17が運搬物によって閉塞したという仮定の下、装置10のような水平スリット砂防堰堤の上流側の堆積は、図1に図示されているように、設計流量として最大堆積値Ysmが仮定される砂防堰堤装置に近い部分と、砂防堰堤10下流側の縮流部26との間に質量保存則と力学的エネルギー保存則を課すことによって計算することができる。これら2つの部分におけるエネルギー損失は、第一次近似では無視できると仮定してもよいだろう、
図7の図を参照すると、堆積25の最大値Ysm、水流14の上流側の速度U、および上流水頭hが明示されており、液体質量の保存関係から以下を得る。
Figure 2016510095

ただしUは砂防堰堤10下流の縮流部26における水流速度であり、Cは縮流部26の収縮係数である。
したがって、力学的エネルギー保存則から以下を得る。
Figure 2016510095

2つの数式(1)および(2)を組み合わせると、以下の無次元式を得る
Figure 2016510095
上の数式(3)から、開口部の高さの値aは砂防堰堤上流の相対最大堆積値Ysmの関数であることが分かる。実際のところ数式(3)は、最大堆積値Ysmと水頭hの無次元比Ysm/hをaの関数として表している。数式(3)による開口部高さの値aは、パラメータとして収縮係数Cも含んでいる関数によって表される。
数式(3)の表式は図8に与えられており、これは砂防堰堤上流の相対的な最大堆積Ysm、つまり比率Ysm/hの変化を、水頭hと砂防堰堤装置10の開口部高さaとの比率で表現される開口部の様々な値に対応して、流入水量のフルード数Fの関数として無次元形式で示しており、この場合ネット17の完全な閉塞とエネルギー保存を前提としている。開口部の高さaは結果的にネットの底縁が設けられる高さに設定され、砂防堰堤10上流の堆積25の所定の最大値Ysmが得られるように設定される。堆積を伴う洪水ピークにおける堆積25の最大高Ysmと河床12の勾配iが求まると、これから説明されるように、簡単な幾何的考察から洪水時の積層固体量を計算することができる。図面において開口部30(または330)の高さaは堰20(または320)の側面を計測したものとして示されているが、すでに述べたように、上記高さaの評価はネット底縁に関連して最適に評価されなければならない点に注意されたい。
堆積25の端部と砂防堰堤装置10の区域29に囲まれた領域には、実験室においても認められているような、急拡状態でよく見られる二次循環流がふつう発生している。この循環流は、堆積量を変化させることのできる大きな散逸現象を引き起こす。
前に説明した堆積高の計算に関連する力学的エネルギー保存の上記仮定の妥当性を今から評価するが、この仮定が十分に満たされない場合には、散逸現象を考慮することによって、この評価でもって前に利用した数式(3)で評価した堆積量を補正することができる。
エネルギー損失ΔEはこれを急拡のボルダ効果と結びつけることによって計算することができる。
Figure 2016510095

ただしUは砂防堰堤10上流区域29における平均流速である。連続方程式(1)を数式(4)に代入すれば、以下が得られる。
Figure 2016510095

ただし、第一次近似まで、砂防堰堤10直後の区域27における平均流速Uとして、連続方程式
Figure 2016510095

から得られる値が仮定されている。
堆積25の量を導出するため、この場合にも数式(5)の良好な近似を以下の関係式から得ることができる。
Figure 2016510095
これより、エネルギー損失を考慮して堆積高の計算の評価を行う。数式(7)で前に評価したエネルギー損失はエネルギー平衡方程式に加わらなければならない。これら2つの方程式を組み合わせると、
Figure 2016510095

を得る。数式(8)を、数式(7)を用いて同様に展開させると、
Figure 2016510095

が得られる。ただし、
Figure 2016510095

と定められ、これはエネルギー保存の状態が存在するときの堆積値Y’smに対応している。したがって、
Figure 2016510095

が得られ、数式(11)を解くことにより、
Figure 2016510095

が得られる。
平方根の前に負の符号を持つ解のみが物理的な意味を持つ。さらに、項F を無視すると、予想通り、この解はエネルギー保存の仮定を用いて得られる解に一致する。
砂防堰堤上流の相対最大堆積Ysmのプロットを示す図9の図表と、ネット17の完全な閉塞の仮定と、エネルギー保存(点線)の仮定と、エネルギー損失(実線)の仮定から、砂防堰堤10後ろの渦流によって引き起こされる散逸をエネルギー平衡方程式に加えることはさほど重要ではなく、また良い近似で、対応するエネルギー損失は無視できる点に注意されたい。
本明細書の続きにおいて、水頭hと上流側の流速Uのパラメータが、設計液体流出量(洪水ピーク時)と設計固体流出量の関数として如何に計算されるのかの指針も提供する。
ネット17(または117、217)による効果を今から評価する。これまで、ネット17が完全に不透過であるという仮定の下で堆積(つまり積層固体量)を計算するための基準を実際に説明してきた。これからの目的は、ネット17が透過性であるとの仮定においても、提案された基準が、事実上本発明による解決策として、如何にして利用可能となるかを説明することである。
ネット17が閉塞した場合には、砂防堰堤のふるまいは上で説明した通りである。植生の存在下でネット型の砂防堰堤装置が用いられる場合には、ネットを用いた状態が好ましく、またDをネット17の穴の平均サイズとした場合に、粒径曲線として0.75D〜0.5Dを有する流送土砂が大半を占めて存在する場合には、念のため、ネット17が完全に閉塞するという前提の下でサイズ基準を想定するのが便利である。
反対に、ネット17がすべてきれいになっている場合を仮定すれば、この場合にも前に説明した基準を利用することが可能で、これは単に0.61を越える収縮係数Cを用いればよい。例えば0.73に等しいCを採用することで、20%の液体流出物がネット17を通過すると予想される。これより高い収縮係数Cを仮定することも明らかに可能であるが、この値を20〜30%よりも上昇させることは賢明でないだろう。
部分透過性のネットを仮定し、特に20%の流出物がネットを通過する仮定の下、砂防堰堤上流の相対的な最大堆積Ysmを流入する水流のフルード数Fの関数として表した図面が図10(三角)で示され、透過のない堆積(実線)と比較されている。
図10から、ネット17の閉塞が存在しない場合、予想通り、同じフルード数Fに対して、上流側の堆積がネットが閉塞した場合と比べて如何に少なくなっているのかがわかる。閉塞は普通、高水頭の状態、つまり洪水ピークの経過と共に発達するため、洪水の前半部分が通過できるようにし、砂防堰堤の上流容積を空けておくことで、固体流出物の積層効果はより効果的になる。すでに述べたように、ネット17は砂防堰堤の全幅に渡って延長することもできるし(図1、図2、図3の実施例)、また幅の一部分のみ(図4、図5、図6)とすることもできるが、後者の場合、ここに記載されているネットを備える水平スリット砂防堰堤の機能に例えば、「Armanini, A., Larcher, M., “Rational criterion for designing opening of slit-check dam”, Journal of hydraulic engineering, 2001, vol. 127, No. 2, p. 94-104」または、「Armanini, A., Fraccarollo, L., Larcher, M., 2005 b), “Debris Flow”, Chap. 142」または、「Anderson, M. G. (Ed.), Encyclopedia of Hydrological Sciences, vol. 4. Hoboken, N. J., Chichester, Wiley, 2173-2185」に記載されている縦スリット砂防堰堤の機能を組み合わせることができる。
これより、上流側の状態を、液体流出量と固体流出量の関数として計算するための可能な方法、つまり今後の関係式に現れてくる上流側の流速Uと水頭hに関わるパラメータを、流入する液体流出量と固体流出量の関数として計算し、上に設定した基準を、正にこれら2つの流出量である境界条件の関数としての設計基準として用いることができるようにする方法を説明する。
水路11が掃流砂輸送の影響を受けているという仮定の下、水頭hおよび流速Uを等流公式および流砂量公式を用いて計算することができる。我々は例として、等流公式としてGauckler-Strickler式を、流砂量公式としてメイヤーピーター(Meyer-Peter)とミュラー(Muller)の公式を採用することとし、これは大量輸送のないほぼ全ての出水状況を網羅しており、以下の通りである。
・広矩形流路と水理的な粗面を仮定したゴクレール ストリクラー(Gauckler-Strickler)等流公式:
Figure 2016510095

ただしu*−mは堆積25の上に延びる区域における摩擦速度で、d50は運搬されてきた物質の粒径分布の中央値である。
・メイヤーピーター(Meyer-Peter)とミュラー(Muller)の掃流砂輸送公式:
Figure 2016510095

ただしqは単位幅における固体流出量、Δ=(ρ−ρ)/ρは流送土砂を形成する物質の平均相対埋没密度、θは限界シールズ数であり、これは粗面の場合に0.056と仮定することができる。
数式(13)と数式(14)を組み合わせると数行の計算の後に、
Figure 2016510095

が得られ、上流側の水流14の流速に対して、
Figure 2016510095

が得られる。堆積25上部の新たな河床の勾配iはよって、
Figure 2016510095

と与えられる。ただし摩擦速度u*−mは数式(13)、数式(15)および数式(16)を用いて計算することができる。つまり、勾配iを水頭hおよび流速Uの関数として直接表現すれば、
Figure 2016510095

を得る。
ここに提案する固体流出物の積層モデルおよび水平スリットおよびネットによって引き起こされる堆積モデルは、より大きな利点を伴って土石流にも拡張できる。前に説明した水力学的な箇所は土石流や泥流が存在していてもうまく機能し、これは提案する砂防堰堤装置を最も上手に利用する状況である。
この場合、輸送公式や等流式(数式(13)〜数式(18))を、土石流に利用できる類似式を用いて変形すればそれで十分である。しかしながら、土石流の場合には、全洪水時にわたりネットが完全に閉塞しているとの仮定が妥当であろう。土石流の場合、さらに、すでに参照した論文「Armanini, A., Fraccarollo, L., and M. Larcher (2005)」等に記載されている技術で周知の基準に従い、いかなる衝撃にも耐えうるようにネットがサイズ決めされる。
したがって、以下の説明から本発明の特徴と利点が明らかになる。
言うまでもなく、構築や各実施形態の詳細は、添付の請求項によって規定されている本発明の保護範囲から逸脱することなく、これまでここに記載し説明してきたものから大きく異なっていてもよい。
本発明による堰き止め装置は有利に固体流出物の最初の部分を通過可能にし、水路に沿って次々と構築されている一連の装置に有効な積層能力を提供する、
さらに、本発明の堰き止め装置は有利に、剛性の高い縦スリット砂防堰堤と比べて(従来のネット砂防堰堤にはなかった)高い自己洗浄能力を可能にする。実際、水平開口部は閉塞の可能性を大きく減少させる。
さらに、本発明の堰き止め装置は有利に建築の費用と時間の削減を可能にする。特にこの点において、上部の流路部を仕切るためには、梁などの部材を採用するよりも、ネットの使用が特に有利である。設置の容易なネットによって、設置費用も含めて費用が削減される。
この点において、好ましい実施例では流路部の上部を占めている保持装置としてメッシュまたは網状の構造が使用されるが、補強コンクリート板または鋼板などの不透過性の梁を用いた保持装置であっても、数式(1)〜数式(3)を参照して既に説明した固体流出物の積層効果を発揮させることができる。
本発明の堰き止め装置の重要な変形例には、浮遊物が上方へと徐々に変位してゆくのを補助するため、開口部を区切っているネットを、下流方向に対し垂直に10度から30度角度を傾けることが含まれ、これにより浮遊物が水平スリットを閉塞することが防止される。
他の変形例として、全幅砂防堰堤および部分幅砂防堰堤の実施例に加えて、砂防堰堤流路部の制限を堰の下部だけに関与させてもよく、つまり底開口部を部分幅型にし、一方ネットが機能する砂防堰堤上部を全幅型にしてもよい。

Claims (14)

  1. 側壁(15;315)を備え、前記側壁(15;315)はその間に流路部(20、320)の範囲を定め、前記流路部(20;320)が流水(11)の河床(12)に設けられている装置において、前記流路部(20;320)は、
    前記側壁(15;315)の間に設けられ、上流から運搬される物体を保持するための装置(17;117;217)を備える上部と、
    流出用の開口部(30;330)を規定している下部と、
    を備えていることを特徴とする流水(11)における土砂堰き止め装置。
  2. 前記保持装置(17;117;217)に網状装置(17;117;217)が設けられていることを特徴とする請求項1記載の土砂堰き止め装置。
  3. 前記側壁(15)は前記流路部(20;320)の範囲を定め、これが前記河床(12)の全幅まで延長している事を特徴とする請求項1または2記載の土砂堰き止め装置。
  4. 前記側壁(315)が河床(12)の中まで延び、前記流路部(20;320)が前記河床(12)の部分幅に制限して区切られていることを特徴とする請求項1または2記載の土砂堰き止め装置。
  5. 前記流路部(20;320)は底部が平板(21;121;221)により区切られていることを特徴とする請求項1〜4何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  6. 前記網状装置(17)が金属線ネットを備えていることを特徴とする請求項2〜5何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  7. 前記網状装置(117)が弾性リングを備えていることを特徴とする請求項2〜5何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  8. 前記網状装置(217)がロープからなるネットを備えていることを特徴とする請求項2〜5何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  9. 前記平板(21;121;221)と前記流路部(20;21;12)の両方または何れか一方が、コンクリートまたは鉄クラッド加工されているコンクリートまたは結束された岩石若しくは巨礫から構成されていることを特徴とする請求項1〜8何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  10. 前記流路部(20;320)は前記上部に、前記河床(12)または前記平板(21;121;221)に対し高さ(a)を有する前記保持装置、特に前記網状装置(17;117;217)を備え、
    前記高さ(a)は前記装置(10;110;210、310)の上流側の堆積(25)の所定の最大値Ysmの関数、特に最大堆積値(Ysm)と水頭hとの無次元比(Ysm/h)の関数であることを特徴とする請求項1〜9何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  11. 前記流路部(20;320)は前記上部に、河床(12)または前記平板(21;121;221)に対し高さ(a)を有する前記保持装置、特に前記網状装置(17;117;217)を備え、
    前記高さ(a)は流路部(20;320)下流の縮流部(26)における収縮係数(C)の関数であることを特徴とする請求項1〜10何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  12. 前記保持装置、特に前記網状装置(17;117;217)は、下流方向にとりわけ10度から30度の角度で傾斜していることを特徴とする請求項1〜11何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  13. 前記側壁(15)は前記保持装置、特に前記網状装置(17;117;217)に対応する部分において前記流路部(20;320)の範囲を定め、これを前記河床(12)の全幅まで延長させ、
    また前記側壁(15)は前記流路部(20;320)の前記開口部(30;330)の範囲を定めてこれを前記河床(12)の部分幅に制限していることを特徴とする請求項1〜12何れか1項記載の土砂堰き止め装置。
  14. 流水(11)の河床(12)に設けられ間に流路部(20;320)を定めている側壁(15;315)を提供することを想定した土砂堰き止め方法において、
    前記方法は請求項1〜13何れか1項記載の堰き止め装置(10;110;210、310)を提供することを含むことを特徴とする流水(11)における土砂の堰き止め方法。
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