JP3002130B2 - 懸架式防護工及び懸架式防護工付き砂防ダム - Google Patents

懸架式防護工及び懸架式防護工付き砂防ダム

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JP3002130B2
JP3002130B2 JP8108715A JP10871596A JP3002130B2 JP 3002130 B2 JP3002130 B2 JP 3002130B2 JP 8108715 A JP8108715 A JP 8108715A JP 10871596 A JP10871596 A JP 10871596A JP 3002130 B2 JP3002130 B2 JP 3002130B2
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A50/00TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、山間の沢や渓谷等
に構築した一対の基礎柱又は砂防ダムの溢流部に敷設し
た石収容かご及び懸架した防護工により、土砂とともに
土石流の流石や流木等、雪崩等を緩衝して受け止め防護
性能を高めたことに特徴を有する懸架式防護工及び懸架
式防護工付き砂防ダムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、山間の沢や渓谷等に構築されてい
る防護柵は、通常、多数の鋼製支柱を適宜の間隔で建て
込み、この鋼製支柱群に鋼製梁を付設して格子状防護柵
とし、土石流(流石や流木等)を直接に受けて減速する
構造になつている。また、沢や渓谷等に構築した砂防ダ
ムでは、図6に示すようにダムaの中央部に設けた溢流
部b内に、複数の鋼製支柱c1を床コンクリートb1に
適宜の間隔で埋設して建て込んだ防護柵を付設し、必要
に応じその鋼製支柱群に鋼製梁c2を付設して格子状の
防護柵cとし、これらの防護柵で溢流部b内を流通する
高速の土石流の流石や流木等を直接に受けて減速する透
過型の防護柵付き砂防ダムになつている。また、前記の
鋼製支柱c1群や鋼製梁c2の間隔を小さくした不透過
型の防護柵付き砂防ダムも開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、山間の沢や渓谷
等に構築されている防護柵や防護柵付き砂防ダムは、前
記のように適宜の間隔を置き埋設して建て込んだ鋼製支
柱群や鋼製梁の剛性で土石流の流石や流木等を直接に受
ける構造になつているため、流石や流木等が直撃して損
壊され、溢流部ではこの側部や床コンクリートにも激突
して損傷される恐れがあつて、これらの補修等に多くの
手数、手間を要するなどの課題がある。
【0004】本発明は、前記のような課題を解決するた
めに開発されたものであつて、その目的とする処は、基
礎柱の間又は砂防ダムの溢流部に石収容かごを敷設し防
護工を懸架して配設したことにより、石収容かごで下側
の洗掘や床コンクリートの損傷等を防止し、防護工で土
石流の流石や流木等、雪崩等を緩衝して受け止め、保守
管理を容易にするなど、防護性能、信頼性を向上した懸
架式防護工及び懸架式防護工付き砂防ダムを提供するに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、山間の沢や渓
の両側に基礎柱を構築して、その下部間に石収容かご
を敷設し、両基礎柱の上部にアンカー金具を設け、両基
礎柱の対面側に凹部を縦設し内部に柱状鋼材を縦に埋設
して、両柱状鋼材に複数のアンカー金具を上下間隔を置
き付設し、両基礎柱の上部間に主索を両側の各アンカー
金具の頭部に索端金具を介して連結し張設して、主索に
複数の吊縦鋼材を間隔を置き吊設するとともに、両基礎
柱の両側間に複数本の横索を両側の各アンカー金具の頭
部に索端金具を介して連結し張設して各吊縦鋼材を支保
してなる防護工とし、この防護工を両基礎柱の間に懸架
したことにより、懸架式防護工として容易に施工され、
石収容かごは下側の洗掘等を防止して防護性能を高め、
防護工は、優れた剛性と適度の弾性伸びを有する主索及
び各横索で支保して懸架され、吊縦鋼材群と横索群によ
り格子状柵に形成されて、土石流の流石や流木等、雪崩
等の直撃を緩衝して効果的に受け止め、格子状柵の間隔
等の調整や補修等が容易であり、基礎柱の対面側に設け
た凹部によってアンカー頭部と索端金具の連結部分の損
傷が低減されて耐久性が高められるなど、石収容かご及
び懸架式の防護工によつて総合的に防護性能、信頼性を
高めている。
【0006】山間の沢や渓谷構築した砂防ダムにおい
て、ダムに設けた溢流部の床コンクリート上に石収容か
ごを敷設し、溢流部の両側上部にアンカー金具を設け、
溢流部の対面側に凹部を縦設し内部に柱状鋼材を縦に埋
設して、両柱状鋼材に複数のアンカー金具を上下間隔を
置き付設して、溢流部の上部間に主索を両側の各アンカ
ー金具の頭部に索端金具を介して連結し張設して、主索
に複数の吊縦鋼材を間隔をおき吊設するとともに、溢流
部の両側間に複数本の横索を両側の各アンカー金具の頭
部に索端金具を介して連結し張設して各吊縦鋼材を支保
してなる防護工とし、この防護工を溢流部内に吊設して
懸架したことにより、懸架式防護工付き砂防ダムとして
容易に施工され、石収容かごは、溢流部の床コンクリー
トの損傷を防止し防護性能を高め、防護工は、同様に
溢流部の高速の土石流の流石や流木等、雪崩等の直撃を
緩衝して効果的に受け止め、格子状柵の間隔等の調整や
補修等が容易であるなど、石収容かご及び懸架式の防護
工によつて護性能、信頼性を高めている。
【0007】また、前記の懸架式防護工又は懸架式防護
工付き砂防ダムにおいて、各アンカー金具と主索及び各
横索をそれぞれ前後間隔を置き前後対として、前後対の
各アンカー金具の頭部に前後対の各主索及び各横索を連
結して張設し、各主索及び各横索によつて各吊縦鋼材を
吊設し支保したことにより、吊縦鋼材群の支保強度や耐
久性を高めるなど、総合的に防護性能、信頼性をさらに
高めている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1に本発明の懸架式防護工(第
1実施例)全体の平面図と正面視のX−X断面図、図2
にその主索及び横索の索端金具とアンカー金具の側視図
と平面図及び柱状鋼材の側視図、図3にその防護工の要
部拡大正面図と側視図、図4に本発明の懸架式防護工付
き砂防ダム(第2実施例)全体の平面図と正面視のY−
Y断面図、図5にその主索及び横索の索端金具とアンカ
ー金具及び柱状鋼材の平面図と側視図を示している。
【0009】図1ないし図3に示す懸架式防護工(第1
実施例)において、1は山間の沢や渓谷等Gの両側に構
築した基礎柱、1cは基礎柱の側部に縦設した凹部、2
は両基礎柱の下部間に敷設した石収容かご、3は基礎柱
に埋設した柱状鋼材、4は両基礎柱の上部間に張設した
主索、5は主索に間隔を置き吊設した吊縦鋼材、6は両
基礎柱の両側間に張設した複数本の横索、7と8及び9
は主索及び横索の両端部に連設した索端金具とアンカー
金具、8a,9aはアンカー金具の頭部、10は両基礎
柱の間に懸架した防護工、21は吊縦鋼材群及び横索群
の山側に張設したスクリーンである。
【0010】図4及び図5に示す懸架式防護工付き砂防
ダム(第2実施例)において、11は沢や渓谷等Gに構
築した砂防ダムのダム、11aはダムに設けた溢流部、
11bは溢流部の床コンクリート、11cは溢流部の両
側部に縦設した凹部、12は溢流部の床コンクリートに
敷設した石収容かご、13は溢流部の両側の内部に埋設
した柱状鋼材、14は溢流部の両側の上部間に張設した
主索、15は主索に間隔を置き吊設した吊縦鋼材、16
は溢流部の両側間に上下間隔を置き張設した複数本の横
索、17,19は主索及び横索の両端部に連設した索端
金具とアンカー金具、19aはアンカー金具の頭部、2
0は溢流部に懸架した防護工、21は吊縦鋼材群及び横
索群の山側(上流側)に張設したスクリーンである。
【0011】懸架式防護工(第1実施例)について詳述
すると、基礎柱1は、図1に示すように山間の沢や渓谷
等Gにおいて、必要に応じ岩盤にアンカー(図示省略)
等して好ましくは鉄筋コンクリート又は鉄骨鉄筋コンク
リート造にして建て込み、懸架に必要な高さに構築され
て、基礎柱1の対面側の側部に凹部1cを縦設し内部に
柱状鋼材3を埋設している。また、石収容かご2は、適
度の目サイズの金網製等で形成したかごに適宜サイズの
石、礫等を収容し、適度の厚さで必要に応じ長い形状に
して、沢や渓谷等を整地し敷石又はコンクリート等の基
礎2a上に敷設(マツト状)される。必要に応じ適宜の
手段でアンカーして両基礎柱1の下部間に敷き詰めてい
る。
【0012】主索4は、山間の沢や渓谷等Gにおける土
石流の流石や流木等さらには雪崩等のサイズや流速等の
規模に対応した強靭で適度の弾性伸びを有し、好ましく
はゴム又は合成樹脂等で被覆したワイヤケーブルを適用
して、両基礎柱1の上部間に1本、必要に応じ図1に示
すように適宜の間隔で前後対にして平行に配置し、両端
部に連設した索端金具7をアンカー金具8又は9に連結
して張設される。
【0013】吊縦鋼材5は、図1及び図3のように各種
の形鋼材や鋼管材等で形成し、主索4にボルト等で固着
した金具5aに上端部をピンや長孔等で揺動可能(図1
の左右方向)に軸支して、土石流の流石や流木等、雪崩
等のサイズや流速等の規模に対応した適度の間隔で吊設
している。また、図示のように主索4を前後対にした場
合は、前後対の吊縦鋼材5を複数の繋ぎ鋼材5bで連結
した構造とし、両主索4に固着した金具に各吊縦鋼材の
上端部を軸支して揺動可能に吊設する。
【0014】横索6は、土石流の流石や流木等、雪崩等
のサイズや流速等の規模に対応した強靭で適度の弾性伸
びを有し、好ましくはゴム又は合成樹脂等で被覆したワ
イヤケーブルを適用して、図1のように両基礎柱1の側
部間に適宜の上下間隔で複数本、必要に応じ図示のよう
に適宜の間隔で前後各対にして配置し、両端部に連設し
た索端金具7を、溢流部2の両側内部のコンクリートに
埋設したアンカー金具8又は9に連結して張設するとと
もに、各吊縦鋼材5にUボルト・ナツト6a等で固着し
て支保した構造になつている。
【0015】索端金具7は、図2A,Bに示すように主
索4の端部を軸支して連結する頭部7aと、頭部にねじ
込み連設した調線器7b、及び調線器にねじ込み連設し
た環部7d付き連結杆7c等からなり、また、主索4に
連設した索端金具に適用されるアンカー金具8は、同図
に示すようにベースプレート8b上に一体に対設した頭
部8aと、頭部に装着される支軸8c、及び複数のアン
カーボルト8d等からなり、基礎柱1にアンカーした頭
部8aの支軸8cに、主索4の索端金具7の環部7dを
軸支して連結し、調線器7bで主索4に適度の張力を負
荷する構造になつている。
【0016】又は、図2Cに示すように前記の連結杆7
cを適度の長さに形成して杆状のアンカー金具9とし、
このアンカー金具は、基礎柱1に直接に埋設したり、又
は、柱状鋼材3に挿通し端部のねじ部にナツト9c等を
ねじ込み固着して配置し、柱状鋼材とともに基礎柱1に
埋設して、この突出した頭部9aを索端金具7の調線器
7bにねじ込み連結することにより、主索4又は横索6
を張設する構造になつている。また、前記の柱状鋼材3
は、各種の形鋼材や鋼管材等で形成した複数の縦鋼材3
aと、縦鋼材を一体的に連結した複数の繋ぎ梁鋼材3
b,3c等からなり、アンカー金具9を前記のように配
置して基礎柱1内に埋設する構造になつている。
【0017】図1ないし図3に示す懸架式防護工(第1
実施例)は、山間の沢や渓谷Gの両側に基礎柱1を構築
して、両基礎柱の下部間に石収容かご2を敷設し、両基
礎柱の上部にアンカー金具8をアンカーして設け、両基
礎柱の対面側に凹部1cを縦設し内部に柱状鋼材3を縦
に埋設して、両柱状鋼材に複数のアンカー金具9を上下
間隔を置き付設し、両基礎柱1の上部間に主索4を両側
の各アンカー金具8の頭部8aに索端金具7を介して連
結し張設して、主索に複数の吊縦鋼材5を間隔をおき吊
設するとともに、両基礎柱1の側部間に複数本の横索6
を両側の各アンカー金具9の頭部9aに索端金具7を介
して連結し張設して各吊縦鋼材を支保してなる防護工1
0として、この防護工を両基礎柱の間に吊設して懸架し
ことを特徴とする懸架式防護工になっている。各横索
6はUボルト6a等で柱状鋼材3に取り付けて支保す
る。この防護工は両基礎柱1の間に比較的に容易に施工
することができる。
【0018】又は、必要に応じ両基礎柱1の上部及び側
部に複数のアンカー金具9を適度の上下間隔でアンカー
して、各アンカー金具9の突出した頭部9aに主索4及
び各横索6を索端金具7で連結して張設したり、あるい
は、図5及び図6に示す索端金具17やアンカー金具1
9を適度の上下間隔でアンカーして、主索4及び各横索
6を連結して張設することも可能である。
【0019】前記の懸架式防護工(第1実施例)におい
て、両基礎柱1の間の地面に敷設した石収容かご2は、
防護工10の下側で流水し土砂等を受け止め洗掘を防止
して防護性能を高める。また、両基礎柱1間の防護工1
0は、石収容かご2の上側において優れた剛性で適度の
弾性伸びの主索4及び各横索6により支保されて懸架さ
れ、その吊縦鋼材5群及び横索6群で土石流の流石や流
木等、雪崩等のサイズや流速等の規模に対応した適度の
間隔に調節可能な格子状の柵に構成される。また、必
要に応じ図示のようにアンカー金具8,9とともに主索
4、横索6さらには吊縦鋼材5をそれぞれ前後対とし
、基本的に受け止め防護性能を高めている。また、必
要に応じ図3に示すように横索群及び吊縦鋼材群の山側
にスクリーン21を金具21a等で張設するなどの調節
も可能である。さらにまた、両基礎柱1の間に同様な基
礎柱を建て込み主索と各横索を支持して補強することも
可能であり(図示省略)、土石流の流石や流木等、雪崩
等の直撃を緩衝して受け流下エネルギーを効果的に吸収
して受け止め、比較的に小サイズのものは減速して水と
ともに流通せしめて防護工に格別に過大な負荷が加わら
ず耐久性が得られるなど、この防護工10は石収容かご
2とともに総合的に優れた防護性能、信頼性を発揮す
る。
【0020】また、前記の防護工10及び石収容かご2
は、必要に応じ随時に補修したり交換でき、土石流(流
石や流木等)、雪崩等に対応した防護性能に調整できる
など容易に保守管理できて信頼性が高められる。
【0021】さらに、前記の懸架式防護工において、両
基礎柱1の側部に凹部1cを縦設して内部に柱状鋼材3
又は13を埋設するとともに、両柱状鋼材に複数のアン
カー金具8,9又は19を上下間隔を置き配置して埋設
し、各アンカー金具の突出した頭部8a,9a又は19
aに主索4と各横索6の索端金具7又は17を連結し凹
部1c内に配置して張設し、主索と各横索のアンカー機
能及び張設性能を高めて張力を均等化し、また、アンカ
ー金具の頭部及び索端金具への土石流の流石や流木等、
雪崩等の直撃を回避して耐久性が高められるなど、総合
的に耐久性とともに防護性能、信頼性をさらに高めるこ
とができる。
【0022】また、懸架式防護工付き砂防ダム(第2実
施例)について詳述すると、図4及び図5に示すように
山間の沢や渓谷Gに構築した砂防ダムにおいて、基本的
にダム11に設けた溢流部11aの床コンクリート11
b上に敷設した石収容かご12、溢流部の対面側に縦設
した凹部11c及び埋設した柱状鋼材13、複数のアン
カー金具19、張設した主索14、複数の吊縦鋼材1
5、張設した複数本の横索16、索端金具17等からな
る防護工20になっており、この石収容かご12や、主
索14、横索16、吊縦鋼材15等は第1実施例とほぼ
同様な構造になっており、この第2実施例は、床コンク
リート11b上の石収容かご12の配置や柱状鋼材1
3、索端金具17及びアンカー金具19に特徴を有す
る。
【0023】即ち、前記の石収容かご12は、図4のよ
うに基本的には第1実施例と同様な構造とし、溢流部1
2の床コンクリート12b上にアンカー等して配設し、
水流通を許容して土砂等を受け止め床コンクリート12
bの洗掘つまり損傷を防止する構造になつている。
【0024】索端金具17は、図5に示すように主索1
4又は横索16の両端部に固着したスリーブ17aと、
スリーブに挿通してナツト17cで装着した一対の連結
杆17b、連結杆の先端部に設けた環部17d等からな
り、この環部をアンカー金具19に軸支して主索14又
は横索16を連結し、ナツト17cのねじ込みにより主
索又は横索に適度の張力を負荷して張設する構造になつ
ている。
【0025】アンカー金具19は、図5に示すように連
結軸19b付きの頭部19aと、頭部に一体的に連設し
板状に形成した一対のアンカーロツド19c、アンカー
ロツドに固着した補強材19d,19e等からなり、ア
ンカーロツド19cを溢流部12の両側部に直接に埋設
したり、又は柱状鋼材13に適宜の手段で配置して埋設
し、適度に突出させた頭部19aに索端金具17の環部
17dを軸着して連結する構造になつている。
【0026】柱状鋼材13は、図5C,Dに示すように
各種の形鋼材や鋼管材からなり、複数の縦鋼材13a
と、複数の繋ぎ鋼材13b,c等で縦長の柱状枠に形成
して、複数のアンカー金具19を配置して支持し、溢流
部12の両側のコンクリート内に縦に配置して埋設し、
アンカー機能及び主索14及び各横索16の張設性能を
高め均等化した構造になつている。
【0027】図示の懸架式防護工付き砂防ダム(第2実
施例)は、図4及び図5に示すように山間の沢や渓谷
構築した砂防ダムにおいて、ダム11に設けた溢流部
11aの床コンクリート11b上に石収容かご12を敷
設し、溢流部の両側上部にアンカー金具19を適度の上
下間隔を置き設け、溢流部の内側に凹部11cを縦設し
内部に柱状鋼材13を縦に埋設して、両柱状鋼材に複数
のアンカー金具19を上下間隔を置き付設して、溢流部
の上部間に主索14を両側の各アンカー金具の頭部19
aに索端金具17を介して連結し張設して、主索14に
複数の吊縦鋼材15を間隔をおき吊設するとともに、溢
流部の両側間に複数本の横索16を両側の各アンカー金
具19の頭部19aに索端金具17を介して連結し張設
して各吊縦鋼材を支保してなる防護工20として、前記
の防護工を溢流部内に吊設して懸架したことを特徴とす
る懸架式防護工付き砂防ダムになっている。また、前記
の懸架式防護工付き砂防ダムにおいて、各アンカー金具
19と主索14及び各横索16をそれぞれ前後間隔を置
き前後対として、前後対の各アンカー金具の頭部19a
に前後対の各主索14及び各横索16を連結して張設
し、各主索及び各横索によつて各吊縦鋼材15を吊設し
支保したことを特徴とする懸架式防護工付き砂防ダムと
して容易に構築される。
【0028】また、必要に応じ溢流部11aの上部及び
側部に図2や図3に示す索端金具7やアンカー金具8又
は9等を適用して主索14及び各横索16を連結して張
設することも可能である。
【0029】前記の懸架式防護工付き砂防ダム(第2実
施例)において、敷設した石収容かご12は、溢流部1
1aの防護工20下側で流水せしめ土砂等を受け止め床
コンクリート11bの洗掘(損傷等)を防止して防護性
能を高める。また、この防護工20は、溢流部の石収容
かご12上において優れた剛性で適度の弾性伸びを有す
る主索14と各横索16により懸架して支保され、かつ
吊縦鋼材15群及び横索16群で土石流の流石や流木
等、雪崩等のサイズや流速等の規模に対応した適度の間
隔に調節される格子状の柵に構成され、また、必要に応
じ主索と横索群及び吊縦鋼材群を前後各対にして受け止
め防護性能を大幅に高めたり、必要に応じ横索群及び吊
縦鋼材群の山側に金網等で形成したスクリーン21を金
具等で固着することも可能であり、土石流の流石や流木
等、雪崩等の直撃を緩衝して受け流下エネルギーを効果
的に吸収して受け止め、比較的に小サイズのものは減速
して水とともに流通し防護工に格別に過大な負荷が加わ
らず耐久性が高められる。また、溢流部11aの側部及
び床コンクリートの損傷も著しく低減されて耐久性が高
められるなど、この防護工20は床コンクリートに設け
た収容かご12とともに優れた防護性能、信頼性を発揮
する。図示のように溢流部11aの床コンクリート11
bを河(渓)床面の近くに設ける場合は、石収容かご1
2の付設によつてその床コンクリートの施工を簡素化す
ることができる。
【0030】また、前記の防護工20及び石収容かご1
2は、必要に応じ容易に補修したり交換でき、土石流
(流石や流木等)、雪崩等に対応した防護性能に調整で
きるなど、容易に保守管理できて信頼性が高められてい
る。
【0031】さらに、溢流部11の両側部に凹部11c
を縦設して内部に柱状鋼材13(又は3)を埋設、両
柱状鋼材に複数のアンカー金具19(又は8,9)を上
下間隔を置き配置して埋設し、各アンカー金具の突出し
た頭部19a(又は8a,9a)に主索14や横索16
を索端金具17(又は7)を介し凹部11c内で連結
ることにより、主索や各横索のアンカー機能及び張設機
能を高めて均等化し、また、アンカー金具の頭部及び索
端金具への土石流、雪崩等の直撃を回避して耐久性を高
めている。また、各アンカー金具19(又は8,9)と
主索14及び各横索16をそれぞれ前後間隔を置き前後
対として、前後対の各アンカー金具の頭部19a(又は
8a,9a)に前後対の各主索及び各横索を連結して張
設し、各主索14及び各横索16によつて各吊縦鋼材1
5を吊設し支保したことにより、吊縦鋼材15群の支保
強度、耐久性を高めるなど、総合的に耐久性とともに防
護性能、信頼性をさらに高めている。
【0032】前記の懸架式防護工及び懸架式防護工付き
砂防ダムは、山間の沢や渓谷等Gの両側に構築したり、
構築する砂防ダムに付設して構築され、必要に応じ適度
の間隔で複数段に配設して優れた防護性能、信頼性を発
揮する。また、この懸架式防護工は、道路や鉄道等の近
くに配設すると正面視で基礎柱1は門柱に防護工10は
門扉に相当する構造になつて、環境を格別に害しないで
道路や鉄道等への土砂や土石流の流石や流木等、雪崩等
の流入を防止し立ち入り防止柵の機能も得られる。ま
た、前記の懸架式防護工及び懸架式防護工付き砂防ダム
は、好ましくは全体的に防錆したり周囲の環境に馴じむ
ように彩色するなどして景観や耐久性をさらに高めるこ
とができる。また、前記の懸架式防護工において、左右
長尺に架設する場合は必要に応じ両側の基礎柱間に主索
及び各横索を支保する中間の基礎柱を付設して補強され
る。
【0033】
【発明の効果】本発明は、前述のように構成され山間の
沢や渓谷両側に基礎柱を構築して、両基礎柱の下部間
に敷設した石収容かご、両基礎柱の上部にアンカーして
設けたアンカー金具、両基礎柱の対面側に縦設した凹部
及び内部に縦に埋設した柱状鋼材、柱状鋼材に上下間隔
を置き設けた複数のアンカー金具、両基礎柱の上部間に
両側の各アンカー金具の頭部に索端金具を介し張設した
主索、主索に間隔をおき吊設した複数の吊縦鋼材、両基
礎柱の両側間に各アンカー金具の頭部と索端金具により
張設し各吊縦鋼材を支保した複数本の横索により、両基
礎柱の間に吊設して懸架した防護工として容易に施工さ
れ、石収容かごは、防護工の下側の洗掘を防止して防護
性能を高め、防護工は、土石流の流石や流木等さらには
雪崩等の直撃を緩衝して効果的に受け止める。また、前
記の凹部及び柱状鋼材により、アンカー金具の頭部及び
索端金具の損傷が低減されて、耐久性、防護性能が高め
られる。格子状柵になってこの間隔等を調整でき石収容
かごとともに容易に補修できて保守管理が容易であるな
ど、防護工及び石収容かごにより防護性能、信頼性を著
しく向上している。
【0034】また、山間の沢や渓谷に構築した砂防ダム
おいて、砂防ダムの溢流部の床コンクリート上に敷設
した石収容かご、溢流部の上部にアンカーして設けたア
ンカー金具、溢流部の対面側に縦設した凹部及び内部に
縦に埋設した柱状鋼材、柱状鋼材に上下間隔を置き付設
した複数のアンカー金具、溢流部の上部間に両側の各ア
ンカー金具の頭部と索端金具により張設した主索、主索
に間隔をおき吊設した複数の吊縦鋼材、溢流部の両側間
に各アンカー金具の頭部と索端金具により張設し各吊縦
鋼材を支保した複数本の横索により、溢流部内に吊設し
て懸架した防護工として容易に施工され、石収容かご
は、防護工の下側の洗掘を防止して防護性能を高め、防
護工は、同様に高速の土石流の流石や流木等さらには雪
崩等の直撃を緩衝して効果的に受け止め、防護工及び溢
流部格別に損傷されない。また、前記の凹部及び柱状
鋼材により、アンカー金具の頭部及び索端金具の損傷が
低減され、耐久性、防護性能が高められる。格子状柵
なってこの間隔等を調整でき石収容かごとともに容易に
補修できて保守管理が容易であるなど、防護工及び石収
容かごにより防護性能、信頼性を著しく向上している。
【0035】また、前記の懸架式防護工及び懸架式防護
工付き砂防ダムにおいて、各アンカー金具と主索及び各
横索をそれぞれ前後間隔を置き前後対として、前後対の
各アンカー金具の頭部に前後対の各主索及び各横索を連
結して張設し、各主索及び各横索によつて各吊縦鋼材を
吊設し支保したことにより、防護性能をさらに高めるな
、総合的に耐久性とともに防護性能、信頼性をさらに
向上している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す懸架式防護工全体の
平面図(A)及びその正面視のX−X断面図(B)
【図2】索端金具とアンカー金具を示す拡大平面図
(A)とその側視図(B)及び他のアンカー金具及び柱
状鋼材を示す側視図(C)
【図3】防護工の上部の拡大正面図(A)とその側視図
(B)
【図4】第2実施例を示す懸架式防護工付き砂防ダム全
体の平面図(A)及びその正面視のY−Y断面図(B)
【図5】他の索端金具及びアンカー金具を示す拡大平面
図(A)とその側視図(B)及びその索端金具とアンカ
ー金具及び他の柱状鋼材を示す側視図(C)とその側視
図(D)
【図6】従来の砂防ダムの斜視図である。
【符号の説明】
1 基礎柱 1c,11c 凹部(基礎柱,溢流部) 2,12 石収容かご 3,13 柱状鋼材 4,14 主索 5,15 吊縦鋼材 6,16 横索 7,17 索端金具 8,9,19 アンカー金具 8a,9a,19a 頭部(アンカー金具) 10,20 懸架式防護工 11 ダム 11a 溢流部(ダム) 11b 床コンクリート(溢流部) 20 懸架式防護工付き砂防ダム G 沢や渓谷等
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02B 7/02

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山間の沢や渓谷両側に基礎柱を構築し
    て、両基礎柱の下部間に石収容かごを敷設し、両基礎柱
    上部にアンカー金具を設け、両基礎柱の対面側に凹部
    を縦設し内部に柱状鋼材を縦に埋設して、両柱状鋼材に
    複数のアンカー金具を上下間隔を置き付設し、両基礎柱
    の上部間に主索を両側上部の各アンカー金具の頭部に索
    端金具を介して連結し張設して、主索に複数の吊縦鋼材
    を間隔を置き吊設するとともに、両基礎柱の両側間に複
    数本の横索を両側の各アンカー金具の頭部に索端金具を
    介して連結し張設して各吊縦鋼材を支保してなる防護工
    として、前記の防護工を両基礎柱の間に吊設して懸架し
    たことを特徴とする懸架式防護工。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の懸架式防護工において、
    アンカー金具と主索及び各横索をそれぞれ前後間隔を
    置き前後対として、前後対の各アンカー金具の頭部に前
    後対の各主索及び各横索を連結して張設し、前後対の各
    主索及び各横索によつて各吊縦鋼材を吊設して支保した
    ことを特徴とする懸架式防護工。
  3. 【請求項3】 山間の沢や渓谷構築した砂防ダムにお
    いて、ダムに設けた溢流部の床コンクリート上に石収容
    かごを敷設し、溢流部の両側上部にアンカー金具を設
    け、溢流部の対面側に凹部を縦設し内部に柱状鋼材を縦
    に埋設して、柱状鋼材に複数のアンカー金具を上下間隔
    を置き付設して、溢流部の上部間に主索を両側の各アン
    カー金具の頭部に索端金具を介して連結し張設して、主
    索に複数の吊縦鋼材を間隔をおき吊設するとともに、溢
    流部の両側間に複数本の横索を両側の各アンカー金具の
    頭部に索端金具を介して連結し張設して各吊縦鋼材を支
    保してなる防護工として、前記の防護工を溢流部内に吊
    設して懸架したことを特徴とする懸架式防護工付き砂防
    ダム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の懸架式防護工付き砂防ダ
    ムにおいて、各アンカー金具と主索及び各横索をそれぞ
    れ前後間隔を置き前後対として、前後対の各アンカー金
    具の頭部に前後対の各主索及び各横索を連結して張設
    し、各主索及び各横索によつて各吊縦鋼材を吊設して支
    保したことを特徴とする懸架式防護工付き砂防ダム。
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