JP2016223711A - 冷却装置の監視装置および冷却装置の監視方法 - Google Patents

冷却装置の監視装置および冷却装置の監視方法 Download PDF

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Abstract

【課題】冷却装置の稼働状況に応じた清掃作業の必要度合いを管理者に容易に認識させることが可能な冷却装置の監視装置を提供する。【解決手段】このショーケース1の集中監視装置100は、店舗110に設置されたショーケース1の稼働状況に関する運転データを記憶する運転データ記憶部61と、運転データ記憶部61に記憶されたショーケース1の運転データに基づいてショーケース1(エアフィルタ21)の清掃優先度を判定するとともに、判定された清掃優先度を管理者に通知する制御を行うように構成された制御部50とを備える。【選択図】図1

Description

この発明は、冷却装置の監視装置および冷却装置の監視方法に関し、特に、店舗に設置された冷却装置の運転監視を行う冷却装置の監視装置および冷却装置の監視方法に関する。
従来、店舗に設置された冷却装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、冷凍商品を収納し陳列する商品収納庫を備え、商品収納庫下部の機械室に冷凍サイクル装置が配置された冷凍機内蔵型の冷凍ショーケース(冷却装置)が開示されている。この特許文献1に記載の冷凍ショーケースでは、機械室内に、圧縮機、凝縮器(熱交換器)および送風機が配置されている。また、機械室の一方側部には、エアフィルタが着脱可能に設置された外気取入口が形成され、他方側部には排熱口が形成されている。そして、冷凍ショーケースには、前回のエアフィルタの清掃終了時から次回の清掃時までの時間を計数するタイマが設けられており、タイマにより計数された定期清掃の期日が満了した際に、エアフィルタの清掃を促すための警報(清掃サインの点灯およびブザー音)が冷凍ショーケースから発出されるように構成されている。したがって、管理者は、冷凍ショーケースからの警報を認識してエアフィルタの清掃作業を行うことになる。
特開2006−230558号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された冷凍ショーケースでは、定期清掃の期日を超過しないとエアフィルタの清掃を促す警報が発出されないため、定期清掃の期日前にエアフィルタの汚れがひどくなっていても、定期清掃の期日前に清掃作業の必要度合いを管理者に認識させることが困難であるという問題点がある。つまり、上記特許文献1では、実際の冷凍ショーケース(冷却装置)の稼働状況に応じた清掃作業の必要度合いを管理者に認識させるのは困難である。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、冷却装置の稼働状況に応じた清掃作業の必要度合いを管理者に容易に認識させることが可能な冷却装置の監視装置および冷却装置の監視方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による冷却装置の監視装置は、店舗に設置された冷却装置の稼働状況に関する運転データを記憶する記憶部と、記憶部に記憶された冷却装置の運転データに基づいて冷却装置の清掃優先度を判定するとともに、判定された清掃優先度を管理者に通知する制御を行うように構成された制御部と、を備える。
この発明の第1の局面による冷却装置の監視装置では、上記のように、冷却装置の稼働状況に関する運転データに基づいて冷却装置の清掃優先度を判定するとともに、判定された清掃優先度を管理者に通知する制御を行うように構成された制御部を備える。これにより、冷却装置の稼働状況に関する実際の運転データから判断(定量化)された冷却装置の汚れ具合に基づいて監視装置側で清掃優先度が判定されてこの情報が管理者に通知されるので、通知を受けた管理者は、通知対象となった冷却装置の稼働状況に応じた清掃作業の必要度合いを容易に認識することができる。また、これにより、冷却装置の清掃作業が管理者(店舗スタッフ)に促されて、冷却装置の性能低下を未然に防止することができる。
上記第1の局面による冷却装置の監視装置において、好ましくは、制御部は、運転データに基づいて把握される冷却装置の負荷率に基づいて、冷却装置の清掃優先度を判定する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、冷却装置の負荷率の度合いに基づいて、冷却装置の汚れ具合(冷却装置に対する清掃作業の必要度合い(緊急性))を定量的に把握することができる。したがって、監視対象となった冷却装置の清掃優先度を確実に判定することができる。
上記第1の局面による冷却装置の監視装置において、好ましくは、冷却装置には、清掃周期が設定されており、制御部は、前回の清掃周期を対象として算出された冷却装置の負荷率と、前回の清掃終了日時から現在日時までの今回の清掃周期を対象として算出された冷却装置の負荷率との差分が所定のしきい値よりも大きい場合に、冷却装置に対する清掃優先度が高いと判定するように構成されている。このように構成すれば、所定の算出期間(清掃周期)ごとに算出される冷却装置の負荷率の変動に基づいて、冷却装置の性能低下(冷却装置の汚れに起因した性能劣化)の有無を確実に判定することができる。したがって、冷却装置の性能低下の有無に基づいて冷却装置に対する清掃作業の必要度合いを確実に把握することができる。また、清掃優先度の判定結果に基づいて清掃周期を調整するなど、次回に向けた清掃計画を容易に立案することができる。
上記第1の局面による冷却装置の監視装置において、好ましくは、冷却装置には、清掃周期が設定されており、制御部は、運転データに基づく清掃履歴と清掃周期とに基づいて把握される冷却装置の清掃状況を、清掃優先度とともに管理者に通知する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、管理者は、通知された冷却装置の清掃優先度と清掃状況との両方の情報に基づいて合理的な判断を行うとともに、監視対象となった冷却装置に対する清掃作業(メンテナンス)を迅速かつ円滑に行うことができる。
上記第1の局面による冷却装置の監視装置において、好ましくは、店舗には、複数の冷却装置が設置されており、制御部は、複数の冷却装置の各々の稼働状況に関する運転データに基づいて、冷却装置の清掃優先度を個別に判定するように構成されており、複数の冷却装置の各々の清掃優先度に応じて表示態様を互いに異ならせて冷却装置の清掃優先度を通知するように構成された表示部をさらに備える。このように構成すれば、複数の冷却装置が設置された店舗を管理する管理者側としては、表示部を閲覧することによって個々の冷却装置の清掃優先度(清掃作業の必要度合い)をたちどころに認識することができる。したがって、複数の冷却装置に対する効率的な清掃作業を行うことができる。
この発明の第2の局面による冷却装置の監視方法は、冷却装置の稼働状況に関する運転データに基づいて冷却装置の清掃優先度を判定するステップと、判定された清掃優先度を管理者に通知するステップと、を備える。
この発明の第2の局面による冷却装置の監視方法では、上記のように構成することによって、冷却装置の稼働状況に関する実際の運転データから判断(定量化)された冷却装置の汚れ具合に基づいて監視装置側で清掃優先度が判定されてこの情報が管理者に通知されるので、通知を受けた管理者は、通知対象となった冷却装置の稼働状況に応じた清掃作業の必要度合いを容易に認識することができる。また、これにより、冷却装置の清掃作業が管理者(店舗スタッフ)に促されて、冷却装置の性能低下を未然に防止することができる。
本発明によれば、上記のように、冷却装置の稼働状況に応じた清掃作業の必要度合いを管理者に容易に認識させることが可能な冷却装置の監視装置および冷却装置の監視方法を提供することができる。
本発明の一実施形態による集中監視装置の全体構成を示したブロック図である。 本発明の一実施形態によるショーケースの構成を概略的に示した図である。 本発明の一実施形態による集中監視装置で管理されるショーケースの運転データの構成を示した図である。 本発明の一実施形態による集中監視装置で管理されるショーケースの清掃履歴データの構成を示した図である。 本発明の一実施形態による集中監視装置における画面表示構成を示した図である。 本発明の一実施形態による集中監視装置において個々のショーケースの負荷率の算出に関する制御部(負荷算出手段)の処理フローを示した図である。 本発明の一実施形態による集中監視装置において個々のショーケースの清掃状況の把握に関する制御部(清掃状況算出手段)の処理フローを示した図である。 本発明の一実施形態による集中監視装置において個々のショーケースの清掃優先度の判定に関する制御部(清掃優先度判定手段)の処理フローを示した図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1〜図5を参照して、本発明の一実施形態による集中監視装置100の構成について説明する。なお、集中監視装置100は、特許請求の範囲の「冷却装置の監視装置」の一例である。
(集中監視装置の構成)
本発明の一実施形態による集中監視装置100は、図1に示すように、店舗110に設置された複数台のショーケース1を管理する制御コントローラである。また、店舗110としては、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどが挙げられる。なお、ショーケース1は、特許請求の範囲の「冷却装置」の一例である。
集中監視装置100は、制御対象とする店舗110に設置された個々のショーケース1の稼働状況を監視する機能の一環として、個々のショーケース1に対する清掃作業に関するメンテナンス面の管理を統括する機能を有している。また、集中監視装置100は、図示しない箱状の筐体に収納されており、筐体の正面部には、管理者(店舗スタッフ)が監視状況を閲覧可能な表示画面部70を有する操作部65が設けられている。また、集中監視装置100は、ショーケース1に専用の通信回線80を介して接続されている。なお、表示画面部70は、特許請求の範囲の「表示部」の一例である。
(ショーケースの構成)
ショーケース1は、図2に示すように、商品(図示せず)が陳列される商品陳列棚2と、商品陳列棚2の下方に設けられた機械室3(二点鎖線枠内)とによって構成されている。すなわち、ショーケース1は、冷凍機が内蔵された冷凍機内蔵型の冷却装置である。また、機械室3の一方側部には店舗110内の空気を引き入れる外気取入口3aが形成されるとともに、他方側部には排熱口3b(二点鎖線で示す)が形成されている。
また、ショーケース1は、代替フロン冷媒または自然冷媒を用いて冷凍サイクルを形成可能な冷凍サイクル装置10を備える。冷凍サイクル装置10は、圧縮機11と、凝縮器12と、電子膨張弁13と、蒸発器14と、これらを順次接続する冷媒配管15と、制御部16とを備える。また、冷凍サイクル装置10は、店舗110内の空気を機械室3に引き入れて凝縮器12などを冷却する外気ファン17と、商品陳列棚2内と蒸発器14との間で冷気を循環させる庫内ファン18と、商品陳列棚2の温度を検出する庫内温度センサ19と、蒸発器14のフィン14aに付着した霜を融かす除霜用ヒータ20とをさらに備える。
そして、外気取入口3aには、エアフィルタ21が着脱可能に設置されている。エアフィルタ21は、塵埃を捕捉して機械室3内を清浄に保つ役割を有する。また、エアフィルタ21が塵埃により目詰まりを起こすと外気ファン17により機械室3内に取り込まれる空気流量が減少し、凝縮器12の性能低下のみならず冷凍サイクル装置10の性能低下を引き起こす。このため、店舗110の管理者(店舗スタッフ)が定期的にエアフィルタ21の汚れ具合を点検して清掃することが求められる。また、外気取入口3aには、エアフィルタ21の着脱状態を検知可能なフィルタセンサ22が設けられている。なお、フィルタセンサ22は、接触式センサであってもよいし、遮光式センサであってもよい。
また、圧縮機11と、電子膨張弁13と、外気ファン17と、庫内ファン18と、庫内温度センサ19と、除霜用ヒータ20と、フィルタセンサ22とが制御回路を介して制御部16に電気的に接続されている。そして、庫内温度センサ19の検知結果に基づいて、商品陳列棚2内の設定温度に対する現在の冷却負荷(現在の庫内温度)に応じて圧縮機11の運転および電子膨張弁13の開度が制御されることにより蒸発器14の冷却能力が調整されるように構成されている。
商品陳列棚2の設定温度よりも庫内温度が高い場合には、圧縮機11の回転数制御と電子膨張弁13の開度制御とにより蒸発器14の冷却能力を増加させる制御が行われる。反対に、設定温度(目標値)と庫内温度との差が小さい場合には、その差に応じて蒸発器14の冷却能力を徐々に減少させる制御が行われる。これにより、ショーケース1は、商品陳列棚2を約−20℃以上約−5℃以下の冷凍温度、または、約−3℃以上約10℃以下の冷蔵温度に維持する役割を有している。
また、ショーケース1では、フィルタセンサ22の検知結果に基づいてエアフィルタ21が外気取入口3aに装着されているか、または、取り外されて清掃作業等が行われているかが制御部16側で把握される。この際、フィルタセンサ22の検知結果に基づいて、エアフィルタ21の清掃状況(清掃終了日時)なども把握可能に構成されている。
また、個々のショーケース1は、稼働状況(清掃期間を含む運転状態)に関する運転データを有している。具体的には、図3に示すように、運転データには、商品陳列棚2の庫内温度、商品陳列棚2の設定温度、負荷に応じて蒸発器14への冷媒の流入量を制御する電子膨張弁13の開度情報(開状態または閉状態)、消費電力量などの各種データが含まれる。また、これらに加えて、ショーケース1の運転状態(温調運転状態、除霜運転状態、清掃状態または清掃時期を報知するための警報発生状態など)を示すデータも運転データとして、ショーケース1に設けられた記憶部(図示せず)に随時記憶されている。
そして、図1に示すように、店舗110には、上記したショーケース1が複数台設置されており、個々のショーケース1と集中監視装置100とは、通信回線80を介して相互通信可能に接続されている。そして、個々のショーケース1が保有する運転データが、通信回線80を介して集中監視装置100に定期的に収集されるように構成されている。これにより、集中監視装置100では、個々のショーケース1からの運転データに基づいて、ショーケース1ごとの稼働状況(運転状態)が随時把握される。本実施形態では、集中監視装置100によってショーケース1ごとの清掃作業に関する状態管理が行われる。
ここで、本実施形態では、各々のショーケース1の稼働状況に関する運転データに基づいてショーケース1の清掃優先度が判定するとともに、判定された清掃優先度が管理者に通知されるように構成されている。これにより、稼働中のショーケース1の運転データに基づいて清掃優先度が判定されて清掃優先度が管理者に通知されるので、通知を受けた管理者は、通知対象となったショーケース1に対する清掃作業の必要度合いが容易に認識される。また、通知された清掃優先度に基づくショーケース1の清掃作業が管理者に促されるように構成されている。この点に関する集中監視装置100の構成を以下に説明する。
(集中監視装置の詳細な構成)
集中監視装置100はショーケース1とは別個な制御機器として構成されており、ショーケース1の清掃状況に関する情報を出力表示する制御回路が内部に組み込まれている。
具体的には、図1に示すように、集中監視装置100は、制御部50(破線で示す)と、通信部60と、運転データ記憶部61と、清掃履歴記憶部62と、表示画面部70(操作部65)とを主に備える。また、制御部50は、負荷算出手段51と、清掃状況算出手段52と、清掃優先度判定手段53と、画面制御手段54として機能する。なお、制御部50において、負荷算出手段51、清掃状況算出手段52、清掃優先度判定手段53および画面制御手段54の各機能は、制御プログラムなどのソフトウェアにより実現可能に構成されている。なお、運転データ記憶部61は、特許請求の範囲の「記憶部」の一例である。
通信部60は、制御部50の指令に基づき個々のショーケース1との通信を定期的に行う機能を有する。また、集中監視装置100は、通信部60を介して個々のショーケース1が保有する稼働状況に関する実際の運転データ(図3参照)を取得するように構成されている。
運転データ記憶部61は、通信部60により取得されたショーケース1ごとの運転データを記憶する機能を有する。すなわち、図3に示すように、時間経過に対して、ショーケース1がどのような稼働状況(運転状態)であるか(温調運転状態「0」、除霜運転状態「1」、清掃作業中「2」または警報発生状態「3」のいずれか)などが運転データ記憶部61(図1参照)に記憶される。また、運転データ記憶部61には、上記した運転データに加えて、電子膨張弁13(図2参照)の開閉状態(閉状態「0」、開状態「1」)や商品陳列棚2(図2参照)の庫内温度も記憶されるように構成されている。
また、図1に示すように、清掃履歴記憶部62は、負荷算出手段51によって算出されたショーケース1ごとの負荷率P(図4参照)を含む清掃履歴データを別途記憶する機能を有する。具体的には、図4に示すように、清掃履歴データは、清掃作業を終了した時間(清掃終了日時)とショーケース1の負荷率Pとからなる。なお、負荷率Pの具体的な内容および清掃履歴記憶部62に記憶される負荷率Pの算出方法については後述する。
また、図1に示すように、表示画面部70は、監視画面71(図5参照)を表示する機能を有する。監視画面71は、図5に示すような画面構成を有する。すなわち、監視画面71には、店舗110の売り場構成が平面的に表示され、売り場に設置された複数台のショーケース1の配置状態が表示されるように構成されている。また、個々のショーケース1の維持管理の一環としての清掃作業に関する情報が表示されるように構成されている。
次に、制御部50の各構成要素について説明する。まず、負荷算出手段51は、運転データ記憶部61に記憶された運転データ(図3参照)から、ショーケース1ごとの負荷率Pを算出する機能を有する。ショーケース1の負荷率Pとは、ショーケース1の稼働率(実際に圧縮機11が駆動されて蒸発器14が冷却能力を発揮する運転率)のことを意味する。なお、ショーケース1ごとの負荷率Pは、下記の式(1)によって示される。
負荷率P[%]=(電子膨張弁13が開状態のデータ数)÷(電子膨張弁13の開状態および閉状態のデータ総数)×100・・・(1)
上記式(1)の算出期間は、前回のエアフィルタ21(図2参照)の清掃終了日時から現在日時(今回の負荷率Pを算出する時間)までである。また、ショーケース1を交換したり新規に設置して運転を開始した場合など清掃終了日時が存在しない場合には、運転データの記憶を開始した日時の先頭データから現在日時までが算出期間と定められる。また、算出期間のうち、蒸発器14(図2参照)の除霜時間(たとえば5分)、蒸発器14の除霜運転終了後の一定時間(たとえば30分)、エアフィルタ21の清掃時間(たとえば30分)、およびエアフィルタ21の清掃終了後の一定時間(たとえば30分)は、上記式(1)で規定される負荷率Pの算出に組み入れる必要がないので算出期間から除外されている。
清掃状況算出手段52は、清掃履歴記憶部62に記憶されたエアフィルタ21の清掃終了日時と、管理者側で予め設定されたエアフィルタ21の清掃周期C(たとえば30日)と、現在日時とに基づいて、次のエアフィルタ21の清掃日までの残日数D、または、超過日数Eを算出する機能を有する。なお、算出値Qとして定義される清掃状況を定量的に把握する方法は、下記式(2)によって示される。
算出値Q=(清掃終了日時+清掃周期C)−現在日時・・・(2)
ただし、上記式(2)において、算出値Qが24時間未満である部分については、切り捨てを行う。また、算出値Qが、正数(算出値Q>0)の場合には、次回の清掃日までの残日数D(=算出値Q)を示し、算出値Qが、負数(算出値Q<0)の場合には、当初予定されている清掃日からの超過日数E(=算出値Q)を示すものと定められている。
清掃優先度判定手段53は、清掃履歴記憶部62に記憶された前回の負荷率P1(前々回のエアフィルタ21の清掃終了日時から負荷算出手段51により負荷率を算出した時点の日時までの数値)と、負荷算出手段51により今回算出した現在の負荷率P2(前回のエアフィルタ21の清掃終了日時から現在日時までの負荷率の算出値)と、管理者側で予め設定された負荷変動許容値αとに基づいて、清掃優先度を判定する機能を有する。なお、清掃優先度を定量的に把握する方法は、下記の判定式(3)によって示される。
現在の負荷率P2−前回の負荷率P1>負荷変動許容値α[%]・・・(3)
上記判定式(3)において、「真」を返す場合(現在の負荷率P2と前回の負荷率P1との差分が負荷変動許容値αよりも大きい場合)には、清掃優先度が「高」と判定される。また、上記判定式(3)が「偽」を返す場合(現在の負荷率P2と前回の負荷率P1との差分が負荷変動許容値α以下である場合)には、清掃優先度が「低」と判定されるものと定められている。なお、負荷変動許容値αは、たとえば一律に10%に設定されている。なお、負荷変動許容値αは、特許請求の範囲の「所定のしきい値」の一例である。
これにより、負荷率Pの増加が10%よりも大きい場合には、エアフィルタ21が汚れてショーケース1(冷凍サイクル装置10)の冷却性能が低下する分、庫内温度を保つためにより長時間ショーケース1を稼働し続ける状況であると把握されてエアフィルタ21(図2参照)の清掃優先度は「高」と判定される。また、負荷率Pの増加が10%以下の場合には、エアフィルタ21がさほど汚れておらずショーケース1の冷却性能が低下しない分、ショーケース1に過剰な負荷が掛かっていない状況であると把握されて、清掃優先度が「低」と判定される。
なお、個々のショーケース1にはエアフィルタ21の清掃周期Cが予め設定されているが、上記判定式(3)により負荷率Pの変動に基づいて判定された清掃優先度は、清掃周期Cよりも優先されるように構成されている。すなわち、前回の清掃終了日時から起算した現在日時が清掃周期Cを満了しない場合であっても、清掃優先度が「高」と判定された場合には、清掃作業の必要度合い(緊急性)が高いことが、制御部50側で把握される。
これにより、本実施形態では、各々のショーケース1の運転データに基づき把握されるショーケース1の負荷率Pに基づいて、ショーケース1の清掃優先度が判定されるように構成されている。すなわち、上記判定式(3)に示されるように、前回の清掃周期Cを対象に算出されたショーケース1の負荷率P1と、前回の清掃終了日時から現在日時までの今回の清掃周期Cを対象に算出されたショーケース1の負荷率P2との差分が負荷変動許容値αよりも大きい場合に、そのショーケース1に対する清掃優先度が高いと判定される。
また、本実施形態では、運転データに基づく清掃履歴データと清掃周期Cとに基づいて把握されるショーケース1の清掃状況が、清掃優先度(監視画面71における「高」または「低」のサイン)とともに管理者に通知されるように構成されている。
具体的には、制御部50における画面制御手段54は、運転データ記憶部61に記憶された運転データ(図3参照)と、清掃状況算出手段52で算出された清掃状況(残日数Dまたは超過日数E)と、清掃優先度判定手段53で判定された清掃優先度(「高」または「低」)とに基づいて、表示画面部70の監視画面71(図5参照)に表示される個々のショーケース1の清掃状況に関する表示態様を動的に切り替える機能を有している。
また、本実施形態では、複数のショーケース1の各々の清掃優先度に応じて表示態様を互いに異ならせてショーケース1の清掃優先度が監視画面71に表示される。たとえば、図5に示される監視画面71における個々のショーケース1の清掃状況に関する表示構成として、そのショーケース1に陳列されている商品種別(乳製品、牛乳、生菓子など)および現在の庫内温度(℃)が枠内に表示され、枠外(下部または右隣)には、そのショーケース1の次回清掃日までの残日数D(超過日数E)が表示されるように構成されている。
そして、本実施形態では、運転データ(図3参照)に基づく負荷率P、清掃状況を定量化した算出値Q(残日数Dまたは超過日数E)、および、清掃優先度(「高」または「低」)に基づいて、個々のショーケース1の清掃状況に関する状態(清掃作業の必要度合い(緊急性))が複数の色に分けられて表示されるように構成されている。
たとえば、監視画面71において、豆腐を陳列するショーケース1aにおいて枠内がピンク色に表示された場合、ショーケース1aのエアフィルタ21は清掃優先度が「高」の状態にある。また、鮮魚を陳列するショーケース1bおよび納豆を陳列するショーケース1cにおいて枠内が青色に表示された場合、ショーケース1bおよび1cのエアフィルタ21は清掃優先度が「低」の状態にある。また、チーズなどの乳製品を陳列するショーケース1dにおいて枠内が緑色に表示された場合、このエアフィルタ21は、現在「清掃作業中」の状態にある。このように、管理者は監視画面71を介して個々のショーケース1の清掃状況を視覚的に認識することが可能に構成されている。なお、飲料を陳列するショーケース1eは、枠内が赤色に表示されており「警報発生状態」であることが管理者に通知されている。この警報発生状態は、エアフィルタ21の清掃優先度とは関連せず、たとえば、商品陳列棚2(図2参照)の庫内温度が所定のしきい値(高温/低温警報設定値など)を逸脱した場合(図3の運転データに記憶される警報発生状態「3」に相当)である。
したがって、ショーケース1a(豆腐)のエアフィルタ21の清掃の必要度合いが極めて高いことが管理者(店舗スタッフ)に知らされる。すなわち、ショーケース1aは予め決められていた清掃周期Cを4日も超過しておりエアフィルタ21の汚れがひどい(負荷率Pの変動が負荷変動許容値αよりも大きい)ので、清掃優先度が「高」と判定された状態である。また、ショーケース1bおよび1cは、予め決められていた清掃周期Cを20日および10日も各々超過しているにも拘らず、エアフィルタ21の汚れがひどくない(負荷率Pの変動が負荷変動許容値α以下である)ので、清掃作業の必要性はあるもののその優先度は現時点では「低」と判定された状態である。また、ショーケース1a〜1d以外のショーケース1は、エアフィルタ21の清掃に関しては不適切ではなく次回の清掃日まで時間があるため、上記とは異なる色で枠内が表示されている。また、ショーケース1a〜1eを含む全てのショーケース1に関する次回の清掃日までの残日数Dまたは超過日数Eに関しては、「D日残」または「E日過」のようにそれぞれ表示される。
これにより、管理者は、監視画面71(図5参照)を閲覧するだけで、個々のショーケース1の清掃状況を把握することが可能になる。そして、ショーケース1aについては、緊急に清掃を行う必要があり、ショーケース1bおよび1cについては、比較的近日中(本日よりも若干後の日程)に清掃を行う必要があり、この点を清掃計画にも組み込む必要がある、という現状を管理者はたちどころに認識することができる。
このように、店舗110では、管理者が売り場を巡回してショーケース1の清掃状況(エアフィルタ21の清掃作業の履行/不履行の現状)を逐一確認する場合と異なり、稼働中のショーケース1の運転データ(運転実績)に基づいて自動的に清掃優先度が判定されてこの情報が管理者に通知されるので、通知を受けた管理者は通知対象となったショーケース1に対する清掃作業の必要度合いを容易に認識できるように構成されている。したがって、該当するショーケース1への清掃が管理者に容易に促される。本実施形態によるショーケース1の集中監視装置100は、上記のように構成されている。
次に、図1〜図4および図6を参照して、制御部50によるショーケース1の負荷率Pの算出方法について説明する。
(ショーケースの負荷率の算出)
図6に示すように、ステップS1では、前回の負荷率Pの算出日時から起算して、運転データ記憶部61(図1参照)に運転データ(図3参照)が追加(蓄積)されているか否かが負荷算出手段51(図1参照)により判断されるとともに、運転データ記憶部61に運転データが追加(蓄積)されるまでこの判断が繰り返される。そして、ステップS2では、清掃が終了しているか否かが負荷算出手段51によりさらに判断される。
ステップS2において、清掃が終了していないと判断された場合、ステップS3では、新たに蓄積されている運転データが負荷率Pの算出対象に該当するか否かが負荷算出手段51により判断されるとともに、新たに蓄積されている運転データが負荷率Pの算出対象に該当しないと判断された場合には、ステップS1に戻る。また、ステップS3において、蓄積された運転データが負荷率Pの算出対象に該当すると判断された場合、ステップS4では、清掃履歴データ(図4参照)が存在の可否が負荷算出手段51により判断される。
ステップS4において、清掃履歴データが存在すると判断された場合、ステップS5では、清掃履歴データの最終日時から現在日時までの電子膨張弁13(図2参照)の弁状態(閉状態「0」、開状態「1」)に基づいて負荷率Pが算出される。また、ステップS4において、清掃履歴データが存在しないと判断された場合、ステップS6では、運転データの先頭日時から現在日時までの電子膨張弁13の弁状態「0」または「1」に基づいて負荷率Pが算出される。なお、負荷率Pの算出式は、上記式(1)が使用される。ステップS5またはステップS6において負荷率Pが算出された後、制御フローは一旦終了される。
一方、ステップS2において、清掃が終了していると判断された場合、ステップS7では、清掃履歴記憶部62に、清掃履歴データ(清掃を終了した現在日時(清掃終了日時)およびステップS5またはステップS6において算出された負荷率P)が記憶される。そして、制御フローは一旦終了される。なお、本制御フロー終了後は、所定の制御周期が経過した後、図6に示した本制御フローが再び実行される。
なお、制御部50(負荷算出手段51)によるショーケース1の負荷率Pの算出は、店舗110内のショーケース1ごとに順次行われる。これにより、図4に示すように、清掃履歴記憶部62には、負荷算出手段51によって算出されたショーケース1ごとの負荷率Pを含む清掃履歴データが蓄積される。
次に、図1、図3、図4および図7を参照して、制御部50によるショーケース1の清掃状況の定量的な把握方法(算出方法)について説明する。
(ショーケースの清掃状況の算出)
図7に示すように、ステップS21では、清掃履歴記憶部62(図1参照)に清掃履歴データ(図4参照)が存在するか否かが清掃状況算出手段52(図1参照)により判断される。ステップS21において、清掃履歴記憶部62に清掃履歴データ(清掃終了日時および負荷率P)が存在すると判断された場合、ステップS22では、清掃履歴データにおける清掃終了日時と清掃周期Cと現在日時とに基づいて清掃状況(算出値Q)が算出される。なお、清掃状況(算出値Q)の算出式は、上記式(2)が使用される。
また、ステップS21において、清掃履歴記憶部62に清掃履歴データが存在しないと判断された場合、ステップS23において、運転データ記憶部61(図1参照)に運転データ(図3参照)が存在するか否かが清掃状況算出手段52により判断される。そして、ステップS23において、運転データ記憶部61に運転データが存在しないと判断された場合には、制御フローは一旦終了される。
また、ステップS23において、清掃履歴記憶部62に清掃履歴データが存在しないが運転データ記憶部61に運転データが存在すると判断された場合、ステップS24では、運転データの先頭日時と清掃周期Cと現在日時とに基づいて清掃状況(算出値Q)が算出される。なお、清掃状況(算出値Q)の算出式については、上記式(2)における「清掃終了日時」が「記憶が開始された運転データの先頭日時」に置き換えられる。ステップS22またはステップS24で清掃状況が算出された後、制御フローは終了される。なお、本制御フロー終了後は、所定の制御周期が経過した後、図7に示した本制御フローが再び実行される。
なお、制御部50(清掃状況算出手段52)によるショーケース1の清掃状況(算出値Q)の算出は、店舗110内のショーケース1ごとに順次行われる。これにより、図5に示すように、監視画面71には、清掃状況算出手段52によって算出されたショーケース1ごとの清掃状況(算出値Q(残日数Dまたは超過日数E))が表示される。
次に、図1、図3、図4および図8を参照して、制御部50によるショーケース1の清掃優先度の算出方法について説明する。
(ショーケースの清掃優先度の算出)
図8に示すように、ステップS31では、清掃履歴記憶部62(図1参照)に清掃履歴データ(図4参照)が存在するか否かが清掃優先度判定手段53(図1参照)により判断される。ステップS31において、清掃履歴記憶部62に清掃履歴データが存在すると判断された場合、ステップS32では、清掃履歴データの最終記録値から前回の負荷率P1(前々回のエアフィルタ21の清掃終了日時から負荷算出手段51により負荷率Pを算出した時点の日時までの負荷率)を取得するとともに、負荷算出手段51から現在の負荷率P2(前回のエアフィルタ21の清掃終了日時から現在日時までの負荷率)を取得する。
そして、本実施形態では、ステップS33では、現在の負荷率P2と前回の負荷率P1との差分が、負荷変動許容値αよりも大きいか否かが清掃優先度判定手段53により判断される。なお、清掃優先度の判定式は、上記判定式(3)が使用される。ステップS33において、現在の負荷率P2と前回の負荷率P1との差分が負荷変動許容値αよりも大きい場合、ステップS34において、清掃優先度が「高」であると判定される。
また、ステップS31において清掃履歴記憶部62に清掃履歴データが存在しないと判断された場合、または、ステップS33において、現在の負荷率P2と前回の負荷率P1との差分が負荷変動許容値α以下であると判断された場合、ステップS35において、清掃優先度が「低」であると判定される。また、ステップS34またはステップS35で清掃優先度が算出された後、制御フローは一旦終了される。なお、本制御フロー終了後は、所定の制御周期が経過した後、図8に示した本制御フローが再び実行される。
なお、制御部50(清掃優先度判定手段53)によるショーケース1の清掃優先度の判定は、店舗110内のショーケース1ごとに順次行われる。これにより、図5に示すように、監視画面71には、清掃優先度判定手段53によって判定されたショーケース1ごとの清掃優先度が表示される。たとえば、豆腐を陳列するショーケース1aを示す枠内がピンク色に表示されて清掃優先度が「高」であることが示される。また、鮮魚を陳列するショーケース1bを示す枠内が青色に表示されて清掃優先度が「低」であることが示される。
(実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、ショーケース1の稼働状況に関する運転データに基づいてショーケース1の清掃優先度を判定するとともに、判定された清掃優先度を管理者に通知する制御を行うように構成された制御部50を設ける。これにより、管理者が売り場を巡回してショーケース1に対する清掃状況(清掃作業の履行/不履行の現状)を逐一確認する管理手法を運用する場合と異なり、ショーケース1の稼働状況に関する実際の運転データから判断(定量化)されたショーケース1のエアフィルタ21の汚れ具合に基づいて集中監視装置100側で清掃優先度が判定されて、この情報が管理者に通知されるので、通知を受けた管理者は、通知対象となったショーケース1に対する清掃作業の必要度合いを容易に認識することができる。また、これにより、エアフィルタ21の清掃作業が管理者(店舗スタッフ)に促されて、ショーケース1の冷却性能の低下を未然に防止することができる。
また、本実施形態では、運転データに基づいて把握されるショーケース1の負荷率Pに基づいて、ショーケース1(エアフィルタ21)の清掃優先度を判定する制御を行うように制御部50を構成する。これにより、ショーケース1の負荷率Pの度合いに基づいて、ショーケース1のエアフィルタ21の汚れ具合(ショーケース1に対する清掃作業の必要度合い(緊急性))を定量的に把握することができる。この結果、監視対象となったショーケース1の清掃優先度を確実に判定することができる。
また、本実施形態では、ショーケース1には、清掃周期Cが設定されており、制御部50は、前回の清掃周期Cを対象として算出されたショーケース1の負荷率Pと、前回の清掃終了日時から現在日時までの今回の清掃周期Cを対象として算出されたショーケース1の負荷率Pとの差分が所定のしきい値よりも大きい場合に、ショーケース1に対する清掃優先度が高いと判定するように制御部50を構成する。これにより、所定の算出期間(清掃周期C)ごとに算出されるショーケース1の負荷率Pの変動に基づいて、ショーケース1の冷却性能の低下(エアフィルタ21の汚れに起因した冷凍サイクル装置10の性能劣化)の有無を確実に判定することができる。したがって、ショーケース1の冷却性能の低下の有無に基づいて、ショーケース1(エアフィルタ21)に対する清掃作業の必要度合いを確実に把握することができる。また、清掃優先度の判定結果に基づいて清掃周期Cを調整するなど、次回に向けた清掃計画を容易に立案することができる。
また、本実施形態では、運転データに基づく清掃履歴データと清掃周期Cとに基づいて把握されるショーケース1(エアフィルタ21)の清掃状況(残日数Dまたは超過日数E)を、清掃優先度とともに管理者に通知する制御を行うように制御部50を構成する。これにより、管理者は、通知されたショーケース1の清掃優先度と清掃状況との両方の情報に基づいて合理的な判断を行うとともに、監視対象となったショーケース1(エアフィルタ21)に対する清掃作業(メンテナンス)を迅速かつ円滑に行うことができる。
また、本実施形態では、店舗110に設置された複数のショーケース1の各々の稼働状況に関する運転データに基づいて、ショーケース1の清掃優先度を個別に判定するように制御部50を構成し、複数のショーケース1の各々の清掃優先度に応じて表示態様を互いに異ならせてショーケース1の清掃優先度を通知するように構成された表示画面部70を設ける。これにより、複数のショーケース1が設置された店舗110を管理する管理者側としては、表示画面部70(監視画面71)を閲覧することによって、個々のショーケース1の清掃優先度(清掃作業の必要度合い)をたちどころに認識することができる。したがって、複数のショーケース1に対する効率的な清掃作業を行うことができる。
また、本実施形態では、ショーケース1の稼働状況に関する運転データに基づいてショーケース1の清掃優先度を判定する処理(図8参照)と、判定された清掃優先度を管理者に通知する処理とを備える。これにより、管理者は通知対象となったショーケース1に対する清掃作業の必要度合いを容易に認識することができる。この結果、ショーケース1の清掃作業が管理者に促されてショーケース1の性能低下を未然に防止することができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、ショーケース1の清掃項目として機械室3に設けられたエアフィルタ21の清掃に関する清掃優先度を管理者に通知したが、本発明はこれに限られない。ショーケース1の清掃項目として、エアフィルタ21の清掃の他に、蒸発器14からのドレン水を受けて外部に排出する排水路や排水トラップおよび排水口まわりの清掃や、多段形のショーケース1においては冷気を吹き下ろすエアカーテン形成用の吐出ハニカム(整流部材)の清掃が挙げられる。したがって、ショーケース1の運転データに基づいて上記箇所の清掃の清掃優先度を判定して管理者に通知するように構成してもよい。
また、上記実施形態では、監視画面71中における監視中の各ショーケース1の表示色を異ならせて清掃優先度を管理者に通知したが、本発明はこれに限られない。監視画面71への表示に加えて、音声(警告音など)で清掃優先度を管理者に通知してもよい。
また、上記実施形態では、判定式(3)に使用される負荷変動許容値αを一律に10%に設定したが、本発明はこれに限られない。すなわち、負荷変動許容値αをショーケース1ごとの実状(負荷率Pの絶対的な大きさ)に応じてさらに個別に設定してもよい。
また、上記実施形態では、冷凍機内蔵型のショーケース1の清掃状況の把握手法に関して本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。すなわち、冷凍機別置型のショーケースのみからなる店舗や、冷凍機内蔵型と冷凍機別置型とが混在配置された商業施設に対して本発明を適用してもよい。冷凍機別置型の清掃項目としては、冷凍サイクルの高圧の上昇傾向を検知して凝縮器および室外機ファンまわりの洗浄が清掃候補に挙げられる。
また、上記実施形態では、電子膨張弁13の開閉状態に基づいて負荷率Pを求めたが、本発明はこれに限られない。すなわち、電子膨張弁13の開閉状態に加えて、機械室3内の温度変動や圧縮機11の吐出温度(高圧圧力)などを総合的に加味して負荷率P(エアフィルタ21の汚れ具合)を判断するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、ショーケース1の清掃状況の把握手法に関して本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。すなわち、冷却装置としての空調機器の清掃状況の把握手法に本発明を適用してもよい。この場合、室内機のフィルタ清掃や、送風機および送風ダクトを含む設備機器が設置された中・大型の空調機器におけるフィルタ清掃などの管理に本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、1つの店舗110に設置された複数台のショーケース1の運転制御を統括的に行うための集中監視装置100に対して本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。複数のテナントが混在した大型の商業施設に対して設置された冷却装置の運転制御を統括する集中監視装置に対しても、本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、説明の便宜上、制御部50の制御に関する制御処理を、処理フローに沿って順番に処理を行う「フロー駆動型」のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部50の処理を、イベント単位で処理を実行する「イベント駆動型(イベントドリブン型)」の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動型およびフロー駆動型を組み合わせて行ってもよい。
1、1a〜1e ショーケース(冷却装置)
13 電子膨張弁
21 エアフィルタ
50 制御部
51 負荷算出手段
52 清掃状況算出手段
53 清掃優先度判定手段
60 通信部
61 運転データ記憶部(記憶部)
62 清掃履歴記憶部
70 表示画面部(表示部)
71 監視画面
80 通信回線
100 集中監視装置(冷却装置の監視装置)
110 店舗

Claims (6)

  1. 店舗に設置された冷却装置の稼働状況に関する運転データを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶された前記冷却装置の運転データに基づいて前記冷却装置の清掃優先度を判定するとともに、判定された前記清掃優先度を管理者に通知する制御を行うように構成された制御部と、を備える、冷却装置の監視装置。
  2. 前記制御部は、前記運転データに基づいて把握される前記冷却装置の負荷率に基づいて、前記冷却装置の清掃優先度を判定する制御を行うように構成されている、請求項1に記載の冷却装置の監視装置。
  3. 前記冷却装置には、清掃周期が設定されており、
    前記制御部は、前回の清掃周期を対象として算出された前記冷却装置の負荷率と、前回の清掃終了日時から現在日時までの今回の清掃周期を対象として算出された前記冷却装置の負荷率との差分が所定のしきい値よりも大きい場合に、前記冷却装置に対する前記清掃優先度が高いと判定するように構成されている、請求項1または2に記載の冷却装置の監視装置。
  4. 前記冷却装置には、清掃周期が設定されており、
    前記制御部は、前記運転データに基づく清掃履歴と前記清掃周期とに基づいて把握される前記冷却装置の清掃状況を、前記清掃優先度とともに管理者に通知する制御を行うように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の冷却装置の監視装置。
  5. 前記店舗には、複数の前記冷却装置が設置されており、
    前記制御部は、複数の前記冷却装置の各々の稼働状況に関する運転データに基づいて、前記冷却装置の清掃優先度を個別に判定するように構成されており、
    複数の前記冷却装置の各々の前記清掃優先度に応じて表示態様を互いに異ならせて前記冷却装置の清掃優先度を通知するように構成された表示部をさらに備える、請求項1〜4のいずれか1項に記載の冷却装置の監視装置。
  6. 冷却装置の稼働状況に関する運転データに基づいて前記冷却装置の清掃優先度を判定するステップと、
    判定された前記清掃優先度を管理者に通知するステップと、を備える、冷却装置の監視方法。
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