JP2020143861A - 冷凍装置および異常予測システム - Google Patents

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Abstract

【課題】高圧異常の発生または高圧異常に伴う不具合の発生を正確に予測することができる異常予測システムを提供する。【解決手段】異常予測システムは、冷凍回路16を備えた自動製氷機10における凝縮器36での高圧異常の発生を予測するものであり、自動製氷機10の制御部50が、ネットワークを介して外部サーバ70が記憶する将来気象情報を取得し、自動製氷機10の製氷運転時の運転情報を当該製氷運転時の気象情報と関連付けた基準情報を記憶すると共に、基準情報と将来気象情報とに基づいて圧異常の発生可能性を予測して、予測した高圧異常の発生可能性に応じて指示情報を出力するようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、冷凍回路での異常の発生を予測する異常予測システムおよび該冷凍回路を備えた冷凍装置に関する。
例えば飲食店の厨房やコンビニエンスストア等では、冷蔵庫、製氷機、冷凍・冷蔵ショーケース等の冷凍装置が一般的に使用されている。冷凍装置が備える冷凍回路は、圧縮機が吐出した高温・高圧の気化冷媒を凝縮器に導いて凝縮液化し、この液冷媒を膨張弁から蒸発器に導き蒸発させ、これを再び圧縮機に流入させ圧縮する。この冷凍回路の冷媒循環作用により、例えば冷蔵庫や冷凍・冷蔵ショーケースでは、食材や飲料等の収納物品が冷却され、製氷機では、製氷部に所要形状の氷塊が生成される(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−234368号公報
冷凍回路を構成する凝縮器は、圧縮機から導かれる気化冷媒と熱交換すると共に、空冷や水冷により放熱を行う。しかしながら、夏季等に日差しが強くなり外気温度が高まった場合や、冷凍装置の設置環境が適切でない場合等、凝縮器が放熱不良の状態になることがあり、この場合は凝縮器内を通過する冷媒の温度が充分に下がらず、凝縮圧力が過大な「高圧異常」の状態が発生し得る。そして、「高圧異常」が生じた場合、高圧の冷媒が圧縮機に流入して圧縮機が破損する等の不具合を引き起こす虞がある。
「高圧異常」に起因する圧縮機の破損等を防ぐためには、「高圧異常」を検出して直ちに圧縮機の動作を停止することが考えられる。しかしながら、圧縮機が頻繁に動作停止すると、冷凍回路による冷却運転時間が大幅に減少し、例えば冷蔵庫や冷凍・冷蔵ショーケースでは、収納物品の保冷が不充分になり、また、製氷機では、必要量の氷塊を確保できなくなる。このため、「高圧異常」の発生を未然に防ぐための有効な対策が望まれているが、冷凍装置には個体差があり「高圧異常」の発生条件が一定ではないこと等から、「高圧異常」の発生可能性を事前に把握することは困難である。
そこで本発明は、従来技術に内在する前記問題に鑑み、これを好適に解決するべく提案されたものであって、高圧異常の発生を予測する異常予測システムと、該システムに用いる冷凍装置とを提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項1に発明に係る発明は、
冷凍回路を備えた冷凍装置での高圧異常の発生を予測する異常予測システムであって、
ネットワークを介して将来気象情報を取得する取得手段と、
前記冷凍装置の運転時の運転情報を当該運転時の気象情報と関連付けた基準情報を記憶する記憶手段と、
前記基準情報と前記将来気象情報とに基づいて前記冷凍装置での前記高圧異常の発生可能性を予測する異常予測手段と、
前記異常予測手段が予測する前記高圧異常の発生可能性に応じて指示情報を出力する指示情報出力手段とを備えることを要旨とする。
請求項1に係る発明によれば、ネットワークを介して将来気象情報を取得すると共に、冷凍装置の運転時の運転情報をその運転時の気象情報と関連付けた基準情報を記憶するので、例えば、将来気象情報と同種の気象情報(運転時の気象情報)が含まれる基準情報を特定することで、特定した基準情報に含まれる運転情報等から、将来気象情報で予想される気象となった時の運転時の状況を予測する等して、当該冷凍装置についての高圧異常の発生可能性を基準情報と将来気象情報とに基づいて予測することができる。また、冷凍装置の運転によって基準情報の記憶数が増えるほど、高圧異常の発生可能性に関する予測の精度を高め得る。そして、予測した高圧異常の発生可能性に応じて指示情報を出力することで、指示情報の受け側で高圧異常の発生可能性に応じた処理を実行することができる。
請求項2に係る発明は、
前記指示情報出力手段は、前記指示情報として、情報処理端末に前記高圧異常の発生可能性に関する報知を実行させる情報を、当該情報処理端末に出力することを要旨とする。
請求項2に係る発明によれば、高圧異常の発生可能性を予測した場合、情報処理端末に高圧異常の発生可能性に関する報知を実行させ得るので、冷凍装置のユーザーが高圧異常の発生可能性に関する情報を自身の情報処理端末から得ることができる。このため、ユーザーは、例えば、冷凍装置の周辺環境を改善したり、設置空間の温度等を調整したり、凝縮器の冷却機構(空冷用ファン等)の動作確認を行ったり、凝縮器フィルタの汚れをチェックしたりする等、凝縮器周辺の温度の上昇を防ぐための措置を講ずることができる。
請求項3に係る発明は、
前記冷凍装置は、製氷部で生成した氷塊を貯留可能な製氷機であり、
前記指示情報出力手段は、前記指示情報として、前記製氷機における貯氷量の上限を上昇させる情報を出力することを要旨とする。
請求項3に係る発明によれば、高圧異常の発生可能性を予測した場合、製氷機における貯氷量の上限を上昇させ得るので、高圧異常が発生する前に通常より多くの氷塊を貯留しておくことができ、高圧異常の発生に伴う圧縮機の動作停止によって製氷運転時間が減少することによる貯氷量の不足を防止できる。
請求項4に係る発明は、
前記冷凍装置が設置される設置空間の空調を行う空調手段を備え、
前記指示情報出力手段は、前記指示情報として、前記冷凍装置が配置された設置空間の温度を低下させるための情報を、前記空調手段に出力することを要旨とする。
請求項4に係る発明によれば、高圧異常の発生可能性を予測した場合、冷凍装置が配置された設置空間の温度を低下させ得るので、設置空間が高圧異常の発生し易い環境となるのを事前に防ぐことができる。またこの場合、冷凍装置のユーザーが自ら対処する必要が生じない。
請求項5に係る発明は、
前記冷凍装置および別の冷凍装置を含む複数の冷凍装置が同じ設置空間に配置され、
前記指示情報出力手段は、前記指示情報として、前記設置空間に位置する各冷凍装置による前記冷凍回路の動作期間の重複を減少させる情報を、当該複数の冷凍装置のうち少なくとも何れかに出力することを要旨とする。
請求項5に係る発明によれば、高圧異常の発生可能性を予測した場合、同じ設置空間に位置する複数の冷凍装置による冷凍回路(圧縮機)の動作期間の重複を減少させ得るので、設置空間が高圧異常の発生し易い環境となるのを事前に防ぐことができる。またこの場合、冷凍装置のユーザーが自ら対処する必要が生じない。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項6に係る発明は、
冷凍回路を備えた冷凍装置であって、
ネットワークを介して将来気象情報を取得する取得手段と、
運転時の運転情報を当該運転時の気象情報と関連付けた基準情報を記憶する記憶手段と、
前記基準情報と前記将来気象情報とに基づいて当該冷凍装置での高圧異常の発生可能性を予測する異常予測手段と、
前記異常予測手段が予測する前記高圧異常の発生可能性に応じて予測情報を出力する予測情報出力手段とを備えることを要旨とする。
請求項6に係る発明によれば、将来気象情報を取得する取得手段と、基準情報を記憶する記憶手段と、高圧異常の発生可能性を予測する異常予測手段と、高圧異常の発生可能性に応じて指示情報を出力する指示情報出力手段とを、何れも冷凍装置に備えるようにすることで、冷凍装置を多機能化してその価値を高めることができる。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するため、請求項7に係る発明は、
冷凍回路を備えた冷凍装置であって、
前記冷凍回路の運転時の運転情報を、ネットワークを介して外部サーバに出力する出力手段と、
前記外部サーバに入力される前記運転情報を当該入力時の気象情報と関連付けた基準情報と、将来気象情報とに基づく当該冷凍装置での高圧異常の発生可能性の予測結果に応じた指示情報を、前記外部サーバから受信する受信手段とを備えることを要旨とする。
請求項7に係る発明によれば、冷凍装置において運転時の運転情報を出力することで、この運転情報をもとにした高圧異常の発生可能性の予測結果に応じた指示情報を外部サーバから受信できるので、冷凍装置の構成の複雑化を防止しつつ、高圧異常の発生可能性に応じた処理を当該冷凍装置において実行することができる。
本発明によれば、高圧異常の発生または高圧異常に伴う不具合の発生を正確に予測することができる。
実施例1に係るネットワークの概略構成図である。 実施例1に係る異常予測システムの各機能の関係を示す説明図である。 自動製氷機の概略構成図である。 蓄積記憶手段に記憶される基準情報の内容に関する説明図である。 携帯端末での指示情報の入力に基づく表示内容に関する説明図である。 自動製氷機、別の製氷機および冷蔵庫の運転動作タイミングを示すタイムチャートである。 実施例2に係る異常予測システムの各機能の関係を示す説明図である。 実施例3に係る異常予測システムの各機能の関係を示す説明図である。
次に、本発明に係る異常予測システムにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例の異常予測システムでは、冷凍回路を備えた冷凍装置として「クローズドセル式製氷機」を用いている(以下の説明では「自動製氷機」という)が、冷凍装置はクローズドセル式製氷機に限らず、他の種類の製氷機や、冷蔵庫や、冷凍・冷蔵ショーケース等を用いることができる。
(ネットワークの概略構成)
実施例1に係る異常予測システムは、図1および図2に示すように、例えば構内通信網(ローカルエリアネットワーク)や広域通信網(ワイドエリアネットワーク)等の通信回線CNを通じて自動製氷機(冷凍装置)10をインターネットに接続することでネットワークを構成し、これを利用して自動製氷機10と外部サーバ70との間でインターネットを通じた情報通信を行うものである。自動製氷機10は、冷凍回路16(図3参照)と、この冷凍回路16の運転制御を実行する制御部50(図2参照)とを備えており、制御部50に設けられる通信インターフェース52(図3参照)に前述の通信回線CNが接続されている。
前記ネットワークには、図1に示すように、自動製氷機10の設置空間(例えばレストランの厨房等の室内)80に設置されている空調手段62、別の自動製氷機(以下「別の製氷機64」という)および冷蔵庫66が接続されている。別の製氷機64および冷蔵庫66は、自動製氷機10と同様、冷凍回路および制御部(何れも図示せず)を備えている。空調手段62は、前記設置空間80の温度調整等を行うものであって、例えば換気扇、扇風機、エアコン等である。すなわち、同じ設置空間80に位置する自動製氷機10、空調手段62、別の製氷機(別の冷凍装置)64および冷蔵庫(別の冷凍装置)66を関連付けて制御できるように構成されている。また、前記ネットワークには、自動製氷機10のユーザーが所有する携帯電話等の携帯端末(情報処理端末)60が接続されている。
なお、実施例1では、図2に示すように、自動製氷機10および携帯端末60をインターネットに接続しているが、自動製氷機10、空調手段62、別の製氷機64、冷蔵庫66および携帯端末60をインターネットに接続してもよい。この他、設置空間80に各機器10,60,62,64,66を管理する管理コンピュータ(管理装置)を備える場合は、この管理コンピュータに通信回線CN経由で自動製氷機10、別の製氷機64および冷蔵庫66の夫々を接続し、この管理コンピュータをインターネットに接続する構成とすることも可能である。また、実施例1の異常予測システムは、図2に示す各種の機能(手段)を備えているが、これらについては後述する。
(自動製氷機10の概略構成)
ここで先ず、図3を参照し、自動製氷機10の概略構成について説明する。
自動製氷機10は、下方に開口する複数の製氷小室14aが形成された製氷部14を、冷媒が循環する冷凍回路16によって冷却および加温するように構成されている。冷凍回路16は、圧縮機CM、凝縮器36、膨張弁38および蒸発器18等を冷媒配管34で環状に接続したものであり、このうち蒸発器18は製氷部14の上面に沿うように蛇行配置されているが、圧縮機CMや凝縮器36等は、機内に形成された機械室12に収容されている。冷凍回路16には、圧縮機CMの吐出側と蒸発器18の吸入側とを繋ぐようにホットガス管42が設けられ、該ホットガス管42には管路を開閉するホットガス弁HVが配設されている。
なお、図3中の符号11は、自動製氷機10の外壁を簡略に示したものである。また、符号FMは、ファンを回転駆動するファンモータであり、外壁11に形成された吸気口11a(フィルタ11bが配設されている)から機外の空気を取り込んで機械室12内の凝縮器36を空冷するように構成されている。ここで、凝縮器36は、ファンモータFMの駆動(ファンの回転)により冷却されて圧縮機CMからの高温・高圧の気化冷媒と熱交換を行い、これを冷媒出口に到達するまでに凝縮液化する。凝縮器36の冷媒出口を出た液冷媒は、膨張弁38を通過することで減圧されて一挙に膨張し、次に蒸発器18に入ると蒸発して再び気化冷媒となる。
図3に示すように、製氷部14の下方には、アクチュエータモータAMの作動により製氷小室14aの開口を開閉する水皿22が配設され、この水皿22の下方には、製氷小室14aで生成された氷塊を貯留するストッカ32が位置している。水皿22には、製氷運転で使用される製氷水を貯留する製氷水タンク20と、製氷水タンク20内の製氷水を製氷部14に供給するポンプモータPMとが設けられており、製氷運転では水皿22を閉成状態に維持してポンプモータPMを駆動することで、製氷水タンク20の製氷水が各製氷小室14aに噴射供給されるようになっている。また、外部水道系(図示せず)に連通する給水管30が機内に延設されてその給出口が水皿22の上面に向いている。給水管30には、その管路を開閉するウォーターバルブWVが設けられ、このウォーターバルブWVが開放されることにより、外部水道系から給水管30を通じて製氷水タンク20への製氷水の補給が行われる。
自動製氷機10の制御部50は、図示しないCPU、ROMおよびRAMや、現在の年月日や時刻を計時する計時部(リアルタイムクロック、図示せず)等を備えたものであり、自動製氷機10による運転を全体的にコントロールしている。すなわち、制御部50は、冷凍回路16の運転制御を実行する運転制御手段101(図2参照)として機能している。
また、制御部50には、図3に示すように表示モニタHMおよび電源スイッチDSが設けられ、これらは自動製氷機10の外壁11の外側に露出している。制御部50は、電源スイッチDSをオンして運転開始操作を行うことにより、除氷運転および製氷運転を交互に連続して行う製氷サイクル(運転状態)へと移行する。そして、制御部50は、冷凍回路16(圧縮機CM、凝縮器36、膨張弁38、蒸発器18およびホットガス弁HV等)、アクチュエータモータAM、ポンプモータPM、ウォーターバルブWVおよびファンモータFM等と電気的に接続されており、これらを状況に応じて制御すると共に、必要に応じて表示モニタHMの表示内容を変更するように制御する。
制御部50(運転制御手段101)は、製氷運転では、水皿22を閉成状態に維持したもとで、冷媒により冷却される蒸発器18と製氷部14との間の熱交換に応じて各製氷小室14aを氷点下にまで冷却させ、かつポンプモータPMの駆動により製氷水タンク20の製氷水を各製氷小室14aに噴射供給することにより、各製氷小室14a内にブロック状の氷塊を生成する。また除氷運転では、水皿22を開放状態(傾斜姿勢)とし、ホットガス弁HVを開放して圧縮機CMからのホットガスを直接的に蒸発器18へと供給することで、製氷部14を加温して各製氷小室14aに生成された氷塊を自重落下させ、この氷塊が開放状態の水皿22の上面を滑落してストッカ32内に導かれるようにする。
なお、制御部50は、製氷部14の適宜位置(図3参照)に配設されている製氷サーミスタTH1の検出温度に基づいて、運転状態(製氷運転・除氷運転)を切り換える。具体的には、製氷運転において製氷小室14aに氷塊が生成されて製氷部14の温度が低下し、これにより製氷サーミスタTH1の検出温度が製氷完了温度に達すると、製氷運転を終了して除氷運転に移行する。また、除氷運転において製氷小室14aから氷塊が離脱したことで製氷部14の温度が上昇し、これにより製氷サーミスタTH1の検出温度が除氷完了温度に達すると、除氷運転を終了して製氷運転に移行する。
ここで、冷凍回路16は、凝縮器36が放熱不良になると、凝縮器36内部での冷媒の凝縮圧力が過大となり「高圧異常」の状態となり得る。これに対し、自動製氷機10は、高圧異常の発生に伴う圧縮機CMの破損等を防止するため、図3に示すように、凝縮器36の冷媒出口に凝縮器サーミスタTH2を配設して制御部50と電気的に接続し、この凝縮器サーミスタTH2の検出温度(凝縮温度)に基づいて高圧異常の発生有無を判定している。制御部50は、凝縮器サーミスタTH2の検出温度(凝縮温度)が所定の上限温度を上回る(高圧異常が発生)と判定した場合に、圧縮機CMの動作を停止(製氷運転を中止)して運転停止状態に移行する。そして、高圧異常による運転停止状態への移行後、凝縮器サーミスタTH2の検出温度が前記上限温度以下(正常状態に復帰した)と判定すると、運転状態へと移行(圧縮機CMの動作を再開)する。
また、制御部50は、給水管30の給出口付近に配設された給水温度サーミスタTH3、外壁11の外面に配設された機外温度サーミスタTH4、および機械室12に配設された機械室温度サーミスタTH5の夫々と電気的に接続されている。すなわち、給水温度サーミスタTH3によって給水管30の温度(給水温度)が検出され、機外温度サーミスタTH4によって設置空間80における自動製氷機10の周辺領域の温度(機外温度)が検出され、機械室温度サーミスタTH5によって機械室12内(凝縮器36周辺)の温度(機械室温度)が検出される。
図3に示すように、ストッカ32の内側には、該ストッカ32内の貯氷量が上限(満氷レベル)に達したことを検出する貯氷スイッチHS1,HS2が設けられている。貯氷スイッチHS1,HS2は、制御部50と電気的に接続されており、ストッカ32内に貯留される氷塊が所定の高さまで蓄積された時に、その積み上がった氷塊に押されて検出状態となり、該制御部50に検出信号を送信する。これに対し、制御部50は、貯氷スイッチHS1,HS2による検出信号の入力(非検出状態から検出状態への変化)に基づいて、ストッカ32内の貯氷量が上限に達したと判定し、圧縮機CMの動作を停止して運転状態から運転停止状態に移行する。また、貯氷スイッチHS1,HS2が検出状態から非検出状態に変化すると、圧縮機CMの動作を再開して運転停止状態から運転状態へと移行する。なお、本実施例の自動製氷機10では、図3に示すようにストッカ32内に複数の貯氷スイッチ(上側貯氷スイッチHS1および下側貯氷スイッチHS2)を配設している。
(異常予測システムの具体的な構成)
ここで、図2および図4〜図6を参照し、本実施例に係る異常予測システムに特徴的な構成について説明する。
図2に示すように、異常予測システムの外部サーバ70は、自動製氷機10が存在する地域の気象(屋外気温、屋外湿度、天気等)に関する気象情報として、将来の気象を予想した将来気象情報や、実際に測定された気象を示す測定気象情報を記憶する(気象情報記憶手段120)ように構成されている。これに対し、自動製氷機10の制御部50は、外部サーバ70(気象情報記憶手段120)からインターネットを介して気象情報(将来気象情報や計測気象情報)を取得する(取得手段100)ように構成されている。また、制御部50は、製氷運転時の運転情報を把握し(運転制御手段101)、この運転情報を基準情報(後述)に加工し(情報作成手段102)た上で蓄積記憶する(蓄積記憶手段(記憶手段)103)ように構成されている。更に、制御部50は、基準情報と将来気象情報とに基づいて、自動製氷機10での高圧異常の発生可能性を予測し(異常予測手段104)、当該発生可能性に応じて指示情報(後述)を出力する(指示情報出力手段105)ように構成されている。
制御部50(運転制御手段101)は、凝縮器サーミスタTH2、給水温度サーミスタTH3、機外温度サーミスタTH4および機械室温度サーミスタTH5の各検出温度(凝縮温度、給水温度、機外温度および機械室温度)を、製氷運転中(例えば1分経過毎)に運転情報として把握する。また、製氷運転が開始されてから終了するまでの製氷時間を計測し、その計測結果を把握する。
制御部50(情報作成手段102)は、図4に示すように、製氷運転を終了する毎に、その製氷運転の製氷時間と、その製氷運転時の凝縮温度、給水温度、機外温度および機械室温度の各最高値および各平均値と、外部サーバ70から取得した当該製氷運転時の測定気象情報(屋外気温および屋外湿度の各最高値と、平均的な天気)とを関連付けし、これを製氷運転毎の基準情報として、制御部50のRAM等に時系列で蓄積記憶する(蓄積記憶情報)。制御部50(情報作成手段102)は、基準情報の一部として、運転情報の凝縮温度から把握される製氷運転中の高圧異常の発生有無と、運転情報と同じ運転状況となった際の高圧異常の発生可能性とを付加する(図4参照)。この高圧異常の発生可能性は、過去に記憶した基準情報のうち運転情報が同じ(または同様の)基準情報との比較により算出される。
ここで、制御部50(取得手段100)は、例えば電源投入時等の予め定めた条件の成立時に、外部サーバ70(気象情報記憶手段120)に記憶される数日後までの将来気象情報を取得する。そして、将来気象情報と、RAM等(蓄積記憶手段103)に記憶されている基準情報とに基づいて、数日後までに高圧異常が発生する可能性を特定(予測)する。この場合に、制御部50(異常予測手段104)は、将来気象情報により予測される運転状況と、その運転状況での高圧異常の発生可能性とを特定する。そして、特定した発生可能性が予め定めた確率より高い日にち(年月日)を警戒対象日として特定する。なお、実施例1では、製造段階(出荷前)において試験データをもとに複数の履歴情報を予め記憶させておくことで、自動製氷機10が出荷先で初めて稼働する際にも高圧異常の発生可能性を特定できるようにしている。
また、制御部50(指示情報出力手段105)は、高圧異常の発生可能性を特定(予測)した場合に、制御部50(運転制御手段101)の制御内容を変更するための指示情報や、外部機器(携帯端末60、空調手段62、別の製氷機64および冷蔵庫66)に対する指示情報を出力する。
具体的に、制御部50(指示情報出力手段105)は、高圧異常の発生可能性に関する報知を実行させるための指示情報(異常予測通知情報)を携帯端末(情報処理端末)60に出力し(異常予測通知手段109)、これを、インターネットを通じて携帯端末60に入力させるように構成されている。この異常予測通知情報は、警戒対象日の具体的な日付と、その高圧異常の発生可能性とを示すように設定される。このため、携帯端末60では、図5に示すように、入力した異常予測通知情報(指示情報)に対応する警戒対象日およびその高圧異常の発生可能性が表示される。
また、制御部50(指示情報出力手段105)は、警戒対象日が到来する前にストッカ32の貯氷量の上限(満氷レベル)を上昇させるための指示情報(貯氷上限変更情報)を出力し(貯氷上限変更手段106)、これにより満氷レベルに関する当該制御部50(運転制御手段101)の制御内容を変更するように構成されている。
なお、実施例1では、図3に示すように、ストッカ32内に複数の貯氷スイッチ(上側貯氷スイッチHS1および下側貯氷スイッチHS2)が高さを異ならせて配設されている。制御部50(運転制御手段101)は、常には下側貯氷スイッチHS2の検出に基づいて貯氷量が上限に達したか否かを判定するが、貯氷上限変更情報(指示情報)を入力した場合、その警戒対象日に電源投入した直後から、貯氷量が上限に達したか否かを上側貯氷スイッチHS1の検出に基づいて判定する(満氷レベルを高める)ように制御部50(運転制御手段101)の制御内容が変更される。これにより、ストッカ32には、通常よりも多くの氷塊が貯留されることになり、警戒対象日には、必要な貯氷量の氷塊を高圧異常が発生する前に確保することができる。なお、自動製氷機10のストッカ32内に複数個の上側貯氷スイッチHS1を高さを異ならせて配置し、高圧異常の発生可能性に応じてどの上側貯氷スイッチHS1の検出に基づく満氷レベルを採用するかを決定してもよい。
更に、制御部50(指示情報出力手段105)は、警戒対象日における自動製氷機10が設置された設置空間80の温度を低下させるための指示情報(室内温度低下情報)を出力し(室内温度低下手段108)、これを、通信回線CNを通じて空調手段62に入力させるように構成されている。なお、換気扇や扇風機等の空調手段62に対して室内温度低下情報を出力する場合は、空調手段62を非動作状態から動作状態に移行させるか、または動作力を高める指示情報として室内温度低下情報が機能する。また、温度設定可能なエアコン等の空調手段62に対して室内温度低下情報を出力する場合は、空調手段62の設定温度を下げる指示情報として室内温度低下情報が機能する。これにより、警戒対象期間における設置空間80の温度を充分に低下させることができ、高圧異常の発生を未然に防ぐことができる。
ここで、設置空間80で複数個の圧縮機が同時に動作する状況(すなわち複数の冷凍回路の動作期間が重複する状況)では、複数個の圧縮機が同じ期間に排熱することに起因して設置空間80の温度が上昇し易く、凝縮器36に高圧異常が発生する可能性が高まる。このため、制御部50(指示情報出力手段105)は、警戒対象日における、自動製氷機10が備える冷凍回路16の動作期間と、別の製氷機64が備える冷凍回路の動作期間と、冷蔵庫66が備える冷凍回路の動作期間との重複を減少させる(なおこの場合の「減少させる」は、重複しないようにすることを含む)ための指示情報(動作重複減少情報)を出力し(動作重複減少手段107)、これにより制御部50(運転制御手段101)の制御内容を変更すると共に、当該指示情報(動作重複減少情報)を、通信回線CNを通じて別の製氷機64および冷蔵庫66に入力させるように構成されている。なお、動作重複減少情報は、自動製氷機10、別の製氷機64および冷蔵庫66の各冷凍回路の動作タイミングを変更する指示情報として機能している。
図6に示すように、動作重複減少情報を入力した別の製氷機64は、冷蔵庫66が運転停止状態の時に運転中の自動製氷機10が満氷状態となって運転停止するタイミングで、運転停止状態から運転状態に移行する。また、動作重複減少情報を入力した冷蔵庫66は、自動製氷機10が運転停止状態の時に運転中の別の製氷機64が満氷状態となって運転停止するタイミングで、運転停止状態から運転状態に移行する。更に、動作重複減少情報を入力した自動製氷機10の制御部50(運転制御手段101)は、別の製氷機64が運転停止状態の時に運転中の冷蔵庫66が霜取動作のため運転停止するタイミングで、運転停止状態から運転状態に移行する。このため、自動製氷機10、別の製氷機64および冷蔵庫66が備える各冷凍回路の動作期間が重複しないようにする(重複を減少させる)ことができ、複数個の圧縮機の排熱による設置空間80の温度上昇を防止し得る。
(第1実施形態の作用)
以上に説明した第1実施形態の異常予測システムは、例えば以下のような作用・効果を奏する。
(a) ネットワークを介して将来気象情報を取得すると共に、自動製氷機10の製氷運転時の運転情報をその製氷運転時の気象情報と関連付けた基準情報を記憶するので、先ず、将来気象情報と同種の気象情報(製氷運転時の気象情報)が含まれる基準情報を特定し、次に、特定した基準情報に含まれる運転情報等から将来気象情報で予想される気象となった時の運転時の状況を予測することで、当該自動製氷機10についての高圧異常の発生可能性を基準情報・将来気象情報に基づいて予測することができる。また、自動製氷機10の製氷運転によって基準情報の記憶数が増えるほど、高圧異常の発生可能性に関する予測の精度を高め得る。そして、予測した高圧異常の発生可能性に応じて指示情報を出力することで、指示情報の受け側で高圧異常の発生可能性に応じた処理を実行することができる。
(b) 高圧異常の発生可能性を予測した場合、携帯端末60に高圧異常の発生可能性に関する報知を実行させ得るので、自動製氷機10のユーザーが高圧異常の発生可能性に関する情報を自身の携帯端末60から得ることができる。このため、ユーザーは、例えば、自動製氷機10の周辺環境を改善したり、設置空間80の温度等を調整したり、凝縮器36の冷却機構(ファンモータFM)の動作確認を行ったり、凝縮器36用のフィルタ11bの汚れをチェックしたりする等、凝縮器36周辺の温度の上昇を防ぐための措置を講ずることができる。
(c) 高圧異常の発生可能性を予測した場合、自動製氷機10における貯氷量の上限を上昇させ得るので、高圧異常が発生する前に通常より多くの氷塊を貯留しておくことができ、高圧異常の発生に伴う圧縮機CMの動作停止によって製氷運転時間が減少することによる貯氷量の不足を防止できる。
(d) 高圧異常の発生可能性を予測した場合、設置空間80の温度を低下させ得るので、設置空間が高圧異常の発生し易い環境となるのを事前に防ぐことができる。またこの場合、自動製氷機10のユーザーが自ら対処する必要が生じない。
(e) 高圧異常の発生可能性を予測した場合、設置空間80に位置する自動製氷機10、別の製氷機64および冷蔵庫66による冷凍回路(圧縮機)の動作期間の重複を減少させ得るので、設置空間80が高圧異常の発生し易い環境となるのを事前に防ぐことができる。またこの場合、自動製氷機10のユーザーが自ら対処する必要が生じない。
(f) 将来気象情報を取得する機能と、基準情報を記憶する機能と、高圧異常の発生可能性を予測する機能と、高圧異常の発生可能性に応じて指示情報を出力する機能とを、自動製氷機10の制御部50に持たせることで、自動製氷機10を多機能化してその価値を高めることができる。
以下、実施例2に係る異常予測システムについて説明する。なお、実施例1と共通の構成については同一の名称・同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、実施例2の異常予測システムでは、外部サーバ70がインターネットを介して所定のサーバ(図示せず)から気象情報を取得し、記憶する(気象情報取得・記憶手段)ように構成されている。これに対し、自動製氷機10の制御部50は、製氷運転時の運転情報をインターネットを介して外部サーバ70に出力するように構成されている。外部サーバ70は、入力した運転情報を当該入力時の気象情報(測定気象情報)と関連付けるようにして基準情報を作成し(情報作成手段102)、これを蓄積記憶する(蓄積記憶手段(記憶手段)103)ように構成されている。更に、外部サーバ70は、基準情報と将来気象情報とに基づいて、自動製氷機10での高圧異常の発生可能性を予測し(異常予測手段104)、当該発生可能性に応じた指示情報を、インターネットを介して携帯端末60、空調手段62、別の製氷機64および冷蔵庫66に出力する(指示情報出力手段105)ように構成されている。
すなわち、実施例2の異常予測システムは、自動製氷機10の制御部50が、運転時の運転情報をインターネットを介して外部サーバ70に出力する出力部(出力手段)110と、外部サーバ70からの指示情報(貯氷上限指示情報、動作重複減少情報)を受信する受信部(受信手段)111とを備える構成であり、基準情報の作成および蓄積記憶と、高圧異常の発生可能性の予測および指示情報の出力とを外部サーバ70側で行う。
(第2実施形態の作用)
以上に説明した第2実施形態の異常予測システムは、第1実施形態の異常予測システムに関して前述した(a)〜(f)と同様の作用・効果を奏すると共に、以下の作用効果を奏する。
(g) 自動製氷機10において製氷運転時の運転情報を出力することで、この運転情報をもとにした高圧異常の発生可能性の予測結果に応じた指示情報を外部サーバ70から受信できるので、自動製氷機10の構成の複雑化を防止しつつ、高圧異常の発生可能性に応じた処理を当該自動製氷機10において実行することができる。
以下、実施例3に係る異常予測システムについて説明する。なお、実施例1と共通の構成については同一の名称・同一の符号を付して説明を省略する。
実施例3では、設置空間80に管理装置(室内管理装置、図8参照)90が配置され、この管理装置90がインターネットに接続されると共に、通信回線CNを介して空調手段62、別の製氷機64、冷蔵庫66と接続されている。
図8に示すように、実施例3の異常予測システムでは、外部サーバ70が気象情報を記憶する(気象情報記憶手段120)ように構成されている。これに対し、管理装置90は、外部サーバ70(気象情報記憶手段120)からインターネットを介して気象情報を取得する(取得手段100)ように構成されている。また、管理装置90は、自動製氷機10の制御部50(運転制御手段101)からインターネットを介して製氷運転時の運転情報を入力し、この入力した運転情報を基準情報に加工し(情報作成手段102)た上で蓄積記憶する(蓄積記憶手段(記憶手段)103)ように構成されている。更に、管理装置90は、基準情報と将来気象情報とに基づいて、自動製氷機10での高圧異常の発生可能性を予測し(異常予測手段104)、当該発生可能性に応じた指示情報を、通信回線CNを介して携帯端末60、空調手段62、別の製氷機64および冷蔵庫66に出力する(指示情報出力手段105)ように構成されている。
すなわち、実施例3の異常予測システムは、自動製氷機10の制御部50が、運転時の運転情報を通信回線CNを介して管理装置90に出力する出力部(出力手段)110と、管理装置90からの指示情報(貯氷上限指示情報、動作重複減少情報)を受信する受信部(受信手段)111とを備える構成であり、基準情報の作成および蓄積記憶と、高圧異常の発生可能性の予測および指示情報の出力とを管理装置90側で行う。
(第3実施形態の作用)
以上に説明した第3実施形態の異常予測システムは、第1・第2実施形態の異常予測システムに関して前述した(a)〜(g)と同様の作用・効果を奏する。
〔変更例〕
本願は前述した実施例の構成に限定されるものではなく、例えば以下の構成を適宜に採用することができる。
(1) 上記実施例1〜3では、冷凍装置(自動製氷機)の設置空間に備えられる1つの別の製氷機および1つの冷蔵庫をネットワークに接続するようにしたが、これらのうち一方のみをネットワークに接続してもよいし、少なくとも一方を複数備えて夫々をネットワークに接続するようにしてもよい。
(2) 上記実施例1〜3では、高圧異常の発生可能性に応じた指示情報を出力する機能(指示情報出力手段)を、冷凍装置(自動製氷機)、外部サーバおよび管理装置のうち1つの機器に集約して備えるように構成したが、複数の機器に分散して備えるように構成してもよい。例えば、情報機器端末(携帯端末)に対する指示情報を外部サーバからインターネットを介して出力する一方、他の指示情報については冷凍装置または管理装置から通信回線を介して出力するように構成し得る。
(3) 上記実施例1〜3では、基準情報を記憶する機能(記憶手段)および高圧異常の発生可能性を予測する機能(異常予測手段)の両方を、冷凍装置(自動製氷機)、外部サーバおよび管理装置のうち1つの機器に集約して備えるように構成したが、複数の機器に分散して備えるように構成してもよい。
(4) 上記実施例1〜3では、給水管に設けられる給水温度サーミスタの検出温度(給水温度)を運転情報として記憶するように構成したが、これに代えて、またはこれに加えて、製氷水タンク内に貯留される製氷水の水温を検出する製氷水温サーミスタの検出温度(製氷水温)を運転情報として記憶するように構成してもよい。
(5) 上記実施例1〜3では、ファンモータの駆動により冷却される空冷式の凝縮器を備えるように構成したが、これに代えて水冷式の凝縮器を備える構成としてもよい。なお、この場合には、凝縮器内の圧力(凝縮圧力)を検出する圧力スイッチの検出値に基づいて冷凍装置(自動製氷機)の制御部が高圧異常の発生を判定するようにし、これを運転情報として記憶するように構成することができる。また、凝縮器を冷却する冷却水の水温を検出する冷却水温サーミスタの検出値に基づいて冷凍装置(自動製氷機)の制御部が高圧異常の発生を判定し、これを運転情報として記憶するように構成することも可能である。
10 自動製氷機(冷凍装置),14 製氷部,16 冷凍回路,32 ストッカ,
60 携帯端末(情報処理端末),62 空調手段,64 別の製氷機(別の冷凍装置),
66 冷蔵庫(別の冷凍装置),70 外部サーバ,80 設置空間,
100 取得手段,103 蓄積記憶手段(記憶手段),104 異常予測手段,
105 指示情報出力手段

Claims (7)

  1. 冷凍回路(16)を備えた冷凍装置(10)での高圧異常の発生を予測する異常予測システムであって、
    ネットワークを介して将来気象情報を取得する取得手段(100)と、
    前記冷凍装置(10)の運転時の運転情報を当該運転時の気象情報と関連付けた基準情報を記憶する記憶手段(103)と、
    前記基準情報と前記将来気象情報とに基づいて前記冷凍装置(10)での前記高圧異常の発生可能性を予測する異常予測手段(104)と、
    前記異常予測手段(104)が予測する前記高圧異常の発生可能性に応じて指示情報を出力する指示情報出力手段(105)とを備える
    ことを特徴とする異常予測システム。
  2. 前記指示情報出力手段(105)は、前記指示情報として、情報処理端末(60)に前記高圧異常の発生可能性に関する報知を実行させる情報を、当該情報処理端末(60)に出力する請求項1記載の異常予測システム。
  3. 前記冷凍装置(10)は、製氷部(14)で生成した氷塊を貯留可能な製氷機であり、
    前記指示情報出力手段(105)は、前記指示情報として、前記製氷機(10)における貯氷量の上限を上昇させる情報を出力する請求項1または2記載の異常予測システム。
  4. 前記冷凍装置(10)が設置される設置空間(80)の空調を行う空調手段(62)を備え、
    前記指示情報出力手段(105)は、前記指示情報として、前記冷凍装置(10)が配置された設置空間(80)の温度を低下させるための情報を、前記空調手段(62)に出力する請求項1〜3の何れか一項に記載の異常予測システム。
  5. 前記冷凍装置(10)および別の冷凍装置(64,66)を含む複数の冷凍装置(10,64,66)が同じ設置空間(80)に配置され、
    前記指示情報出力手段(105)は、前記指示情報として、前記設置空間(80)に位置する各冷凍装置(10,64,66)による前記冷凍回路(16)の動作期間の重複を減少させる情報を、当該複数の冷凍装置(10,64,66)のうち少なくとも何れかに出力する請求項1〜4の何れか一項に記載の異常予測システム。
  6. 冷凍回路(16)を備えた冷凍装置であって、
    ネットワークを介して将来気象情報を取得する取得手段(100)と、
    運転時の運転情報を当該運転時の気象情報と関連付けた基準情報を記憶する記憶手段(103)と、
    前記基準情報と前記将来気象情報とに基づいて当該冷凍装置(10)での高圧異常の発生可能性を予測する異常予測手段(104)と、
    前記異常予測手段(104)が予測する前記高圧異常の発生可能性に応じて予測情報を出力する指示情報出力手段(105)とを備える
    ことを特徴とする冷凍装置。
  7. 冷凍回路を備えた冷凍装置であって、
    前記冷凍回路(16)の運転時の運転情報を、ネットワークを介して外部サーバ(70)に出力する出力手段(110)と、
    前記外部サーバ(70)に入力される前記運転情報を当該入力時の気象情報と関連付けた基準情報と、将来気象情報とに基づく当該冷凍装置(10)での高圧異常の発生可能性の予測結果に応じた指示情報を、前記外部サーバ(70)から受信する受信手段(111)とを備える
    ことを特徴とする冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114877577A (zh) * 2022-07-11 2022-08-09 深圳市兄弟制冰系统有限公司 一种制冰机的智能制冷系统及其控制方法

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