JP6796797B2 - ショーケース及び制御装置 - Google Patents

ショーケース及び制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6796797B2
JP6796797B2 JP2017001013A JP2017001013A JP6796797B2 JP 6796797 B2 JP6796797 B2 JP 6796797B2 JP 2017001013 A JP2017001013 A JP 2017001013A JP 2017001013 A JP2017001013 A JP 2017001013A JP 6796797 B2 JP6796797 B2 JP 6796797B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
showcase
cold air
air
case
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017001013A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017136362A (ja
Inventor
平野 純
純 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Publication of JP2017136362A publication Critical patent/JP2017136362A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6796797B2 publication Critical patent/JP6796797B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F3/00Show cases or show cabinets
    • A47F3/04Show cases or show cabinets air-conditioned, refrigerated
    • A47F3/0439Cases or cabinets of the open type
    • A47F3/0443Cases or cabinets of the open type with forced air circulation
    • A47F3/0447Cases or cabinets of the open type with forced air circulation with air curtains
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47FSPECIAL FURNITURE, FITTINGS, OR ACCESSORIES FOR SHOPS, STOREHOUSES, BARS, RESTAURANTS OR THE LIKE; PAYING COUNTERS
    • A47F3/00Show cases or show cabinets
    • A47F3/04Show cases or show cabinets air-conditioned, refrigerated
    • A47F3/0478Control or safety arrangements

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)

Description

本開示はショーケース及び制御装置に関する。
スーパーマーケット、コンビニエンスストア等の店舗には、食料品等の商品を冷蔵状態又は冷凍状態等で商品収納庫に陳列するショーケースが使用される場合が多い。そして、本ショーケースでは、冷却器で冷却された空気が、商品収納庫の前面上部の冷気吹出口から吹き出され、商品収納庫の前面下部の冷気吸込口で吸い込まれる。これにより、ショーケースの前面開口における商品収納庫内への外気流入が抑制され、商品収納庫内の商品が保冷される。しかし、この場合、ショーケースの内側が冷気に曝され、外側が外気に曝されるので、両者の温度差により、ショーケースに結露が発生する可能性がある。そこで、このような結露発生を抑制するための提案がすでに行われている。
例えば、特許文献1では、ショーケースの機械室内の暖気を、ショーケースの透明壁(側板)の外面へ向けて吐出するための防露用のファンを設けることが記載されている。
特開2008−29410号公報
しかし、従来例は、ショーケース側面の結露対策において、ショーケース側面に暖気が送られる場合の問題について検討されていない。本開示の一態様(aspect)は、このような事情に鑑みてなされたものであり、暖気を用いずに、ショーケース側面の結露対策を行い得るショーケースを提供する。また、本開示の一態様は、このようなショーケースを制御する制御装置を提供する。
本開示の一態様のショーケースは、前面に商品取り出し用の開口を有するケースと、前記ケース内に設けられ、商品を陳列する棚を備える商品収納庫と、前記商品収納庫の前面上部に設けられ、下方に冷気を吹き出す冷気吹出口と、前記商品収納庫の前面下部に設けられ、冷気を吸込む冷気吸込口と、前記冷気吸込口よりも下方の前記ケースの前面下部に設けられ、空気を吸い込む吸込口と、前記吸込口より吸い込まれた空気が流れるダクトと、前記ケースの側面に設けられ、前記ダクトを流れる空気を排気する排気口と、前記吸込口から前記排気口に向けて前記ダクト内の空気を流すための送気器と、を備える。
本開示の一態様のショーケースは、暖気を用いずに、ショーケース側面の結露対策を行い得る。
図1は、第1実施形態のショーケースの一例を示す図である。 図2は、第1実施形態のショーケースの一例を示す図である。 図3は、第1実施形態のショーケースの一例を示す図である。 図4は、第1実施形態の第1実施例のショーケースの一例を示す図である。 図5は、第1実施形態の第2実施例のショーケースの一例を示す図である。 図6は、第2実施形態のショーケースの一例を示す図である。 図7は、第2実施形態の変形例の制御装置の一例を示す図である。
ショーケース側面の結露発生を抑制するために鋭意検討が行われ、以下の知見が得られた。
まず、ショーケース側面の結露発生の原因について説明する。
店舗の構造、商品の種類等によっては、ショーケースを一続きの横長に構成できずに分割して並べることがある。例えば、法令等に基づいて防火シャッターを店舗内に設置する場合、防火シャッターが降下する位置においてショーケースが分割される。また、保存温度帯が異なる商品(例えば、要冷の商品と非冷の商品)が陳列される場合も、このような温度帯の切り替わりにおいてショーケースが分割される。また、ショーケースがショーケースと異なる通常の陳列棚と隣接配置されたりする。
以上の場合、隣り合うショーケース同士もしくは隣り合うショーケースと通常の陳列棚は、両者の側板が近接するように配置されることが多い。すると、隣り合うショーケースもしくはショーケースと陳列棚の側板によって狭い隙間が形成され、この隙間に外気が滞留する。そして、外気の湿度、冷気の温度と外気の温度との間の温度差等の環境条件によっては、この側板の外面に結露が発生し、結露によってカビ等が生じる可能性がある。特に、ショーケースを側面から見通し得るというデザイン性を考慮して、ショーケース側面をガラス板で構成するタイプのショーケースが人気であるが、ガラスは断熱性能が低いので、ガラスタイプのショーケース側面には結露が発生しやすい。なお、断熱ガラス、二重構造のガラス等を用いることで結露発生を抑制することも可能であるが、これらのガラスを使用するとコストが嵩む。
そこで、特許文献1のショーケースでは、ショーケース側面に暖気を送ることで、ショーケース側面の結露発生が抑制されている。しかし、暖気によるショーケース側面の結露対策には、以下の問題がある。
ショーケース側面に暖気が送られる場合、暖気の熱は、ショーケース側面を通じて商品収納庫内に伝わる。すると、商品収納庫内の商品の保冷に悪影響を与える可能性がある。つまり、特許文献1の結露対策では、商品収納庫内の商品の冷却効率が低下する可能性がある。
また、ショーケースには、ショーケース内に冷凍サイクルの冷凍機(凝縮器、圧縮機等)を内蔵している冷凍機内蔵型ショーケースと、ショーケースと冷凍機とが配管でつながり、別々に設置されている冷凍機別置型ショーケースと、がある。しかし、後者の冷凍機別置型ショーケースは、ショーケースで暖気が発生しない。つまり、特許文献1の結露対策は、冷凍機内蔵型ショーケースを対象とする技術であり、冷凍機別置型ショーケースには使えない。
そこで、発明者らは、ショーケース側面の結露対策において、冷気吸込口からケースの下方へと漏れた冷気を活用するという着想に到達した。
本開示の第1の態様のショーケースは、前面に商品取り出し用の開口を有するケースと、ケース内に設けられ、商品を陳列する棚を備える商品収納庫と、商品収納庫の前面上部に設けられ、下方に冷気を吹き出す冷気吹出口と、商品収納庫の前面下部に設けられ、冷気を吸込む冷気吸込口と、冷気吸込口よりも下方のケースの前面下部に設けられ、空気を吸い込む吸込口と、吸込口より吸い込まれた空気が流れるダクトと、ケースの側面に設けられ、ダクトを流れる空気を排気する排気口と、吸込口から排気口に向けてダクト内の空気を流すための送気器と、を備える。
かかる構成によると、暖気を用いずに、ショーケース側面の結露対策を行い得る。これにより、ショーケース側面の結露対策において、ショーケース側面に暖気が送られる従来例に比べ、商品収納庫内の商品の冷却効率が向上する。具体的には、冷気吸込口からケースの下方へと漏れた空気が、吸込口から排気口へとダクト内を流れる。すると、エンタルピーが低い空気(例えば、湿度が低い空気、温度が低い空気、又は、両方が低い空気)が、排気口からショーケース側面に送られるので、ショーケース側面の結露発生が抑制される。そして、この場合、商品収納庫内の商品の保冷に悪影響を与えないので、従来例に比べ、商品収納庫内の商品の冷却効率が向上する。
また、従来例に比べ、ショーケース側面の結露対策の汎用性が向上する。具体的には、冷気吸込口からケースの下方へと漏れたエンタルピーが低い空気の活用により、ショーケース側面の結露発生が抑制されるので、本態様の結露対策は、冷凍機内蔵型ショーケースにも冷凍機別置型ショーケースにも適用できる。
本開示の第2の態様のショーケースは、第1の態様のショーケースにおいて、排気口は、ケースの側面下部に設けられる。
ショーケース側面は、冷気吸込口よりも上方の部分が、商品収納庫内の冷気で冷却されやすい。よって、ケースの側面下部に排気口を設ける方が、ケースの側面上部に排気口を設けるよりも、ショーケース側面の結露対策において効果的である。
以下、本開示の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態等は、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
(第1実施形態)
図1、図2及び図3は、第1実施形態のショーケースの一例を示す図である。なお、「上」、「下」、「右」、「左」、「前」及び「後」が、これらの図面に示すように取られており、重力は「上」から「下」へ作用するものとする。ショーケース100は、冷凍機内蔵型ショーケースであってもよいし、冷凍機別置型ショーケースであってもよい。以下、冷凍機別置型ショーケースについて説明する。また、ショーケース100は、照明器具、電動機、温度計等の様々な部品及び機器を備えるが、これらは公知なので説明を省略する。
図1には、ショーケース100を前面視した図が示されている。図2には、ショーケース100を右側から側面視した図が示されているが、左側から側面視した図も同様である。図3には、ケース10の側面21を構成する部材を取り外した状態でショーケース100を側面視した図が示されている。
図1に示すように、ショーケース100は、ケース10と商品収納庫20とを備える。
ケース10は、前面に商品取り出し用の開口を有する。具体的には、ショーケース100は、前面に扉が存在しないオープンショーケースであり、クローズショーケースに比べ商品収納庫20から商品の取り出しが容易という特徴がある。但し、オープンショーケースには、開口における商品収納庫20内への外気流入という問題がある。よって、この開口に、例えば、冷気によるエアカーテンが形成されている。エアカーテンの詳細については後述する。
商品収納庫20は、ケース10内に設けられ、図示しない商品を陳列する棚25を備える。なお、本例では、ショーケース100は、図2に示すように、側面21の中央部21Cが透明な部材(例えば、ガラス板)で構成されている。側面21の中央部21Cを、例えば、透明なガラス板で構成すると、ショーケース100を側面21から見通し得るのでデザイン性に優れている。しかし、本実施形態のショーケース100は、本構成に限定されない。例えば、側面21の全面が、不透明な部材で構成されていてもよい。
図3に示すように、ショーケース100は、冷気吹出口22と冷気吸込口23とを備える。
冷気吹出口22は、商品収納庫20の前面上部に設けられ、下方に冷気を吹き出す。冷気吸込口23は、商品収納庫20の前面下部に設けられ、冷気を吸込む。
冷気吹出口22は下方に冷気を吹き出すことができれば、どのような構成であっても構わない。冷気吸込口23は、冷気を吸込むことができれば、どのような構成であっても構わない。
例えば、ケース10の庫内ダクト12内に、冷凍サイクルの冷却器及び冷気循環用の送気器(いずれも図示せず)が設けられ、冷気吹出口22に、図示しないハニカム状の整流子が設けられていてもよい。例えば、送気器は、ファンである。これにより、冷却器で冷却された空気(冷気)が、庫内ダクト12を通過して冷気吹出口22の整流子で整流されて吹出される。すると、冷気は、棚25の先端に沿うように下方に流れて、冷気吸込口23で吸込まれることで、ショーケース100の開口に、冷気によるエアカーテンが形成される。このエアカーテンの作用により商品収納庫20内と外部との間の通気が遮断され、商品収納庫20内の商品が適温に保冷される。
ここで、本実施形態では、図1、図2及び図3に示すように、ショーケース100は、吸込口13と、ダクト14と、排気口15と、送気器16と、を備える。
吸込口13は、冷気吸込口23よりも下方のケース10の前面下部10Dに設けられ、空気を吸い込むための開口である。吸込口13は、冷気吸込口23よりも下方のケース10の前面下部10Dに設けられ、空気を吸い込む開口であれば、どのような構成であっても構わない。例えば、吸込口13は、前面下部10Dを構成するキックプレートに形成された孔であってもよいし、キックプレートに形成された金属メッシュであってもよい。
ダクト14は、吸込口13より吸い込まれた空気が流れる流路である。吸込口13より吸い込まれた空気は、ダクト14を通じて排気口15へと送られる。例えば、ダクト14は、ショーケース100の上面視において、吸込口13から排気口15へと延伸する曲管であってもよい。
排気口15は、ケース10の側面21に設けられ、ダクト14を流れる空気を排気するための開口である。排気口15は、例えば、図2に示すように、ケース10の側面下部21Dに設けられていてもよい。また、ケース10の側面下部21Dは、冷気吸込口23よりも下方の部分であってもよい。
排気口15は、ケース10の側面21に設けられ、ダクト14を流れる空気を排気する開口であれば、どのような構成であっても構わない。例えば、排気口15は、側面21を構成するプレート板に形成された孔であってもよいし、プレート板を形成された金属メッシュであってもよい。
送気器16は、吸込口13から排気口15に向けてダクト14内の空気を流すための送風器である。送気器16は、吸込口13から排気口15に向けてダクト14内の空気を流すことができれば、どのような構成であっても構わない。例えば、送気器16は、吸込口13に対置された吸気器であってもよいし、排気口15に対置された排気器であってもよい。吸気器及び排気器として、例えば、ファン、ブロワ等を挙げることができる。
ここで、冷気吹出口22から吹出した冷気の一部は、図3の矢印で示すように、冷気吸込口23で吸込まれずに、冷気吸込口23よりも下方のケース10の前面下部10Dへと漏れる。このため、ショーケース100の動作中(冷気吹き出し中)は、前面下部10Dを構成するキックプレートの付近には、冷気吸込口23から漏れた冷気が滞留する場合が多い。よって、ダクト14内には、冷気が流れ込む可能性が高く、排気口15からはエンタルピーが低い空気(例えば、湿度が低い空気、温度が低い空気、又は、両方が低い空気)が排出される可能性が高い。
このようにして、本実施形態のショーケース100は、暖気を用いずに、ケース10の側面21の結露対策を行い得る。
これにより、ケース10の側面21の結露対策において、ショーケース側面に暖気が送られる従来例に比べ、商品収納庫20内の商品の冷却効率が向上する。具体的には、冷気吸込口23からケース10の下方へと漏れたエンタルピーが低い空気が、吸込口13から排気口15へとダクト14内を流れる。すると、エンタルピーが低い空気が、排気口15からケース10の側面21に送られるので、ケース10の側面21の結露発生が抑制される。そして、この場合、商品収納庫20内の商品の保冷に悪影響を与えないので、従来例に比べ、商品収納庫20内の商品の冷却効率が向上する。
また、従来例に比べ、ケース10の側面21の結露対策の汎用性が向上する。具体的には、冷気吸込口23からケース10の下方へと漏れたエンタルピーが低い空気の活用により、ケース10の側面21の結露発生が抑制されるので、本実施形態の結露対策は、冷凍機内蔵型ショーケースにも冷凍機別置型ショーケースにも適用できる。
更に、ケース10の側面21は、冷気吸込口23よりも上方の部分が商品収納庫20内の冷気で冷却されやすい。よって、ケース10の側面下部21Dに排気口15を設ける方が、ケース10の側面上部に排気口を設けるよりも、ケース10の側面21の結露対策において効果的である。また、この場合、排気口15は、排気される空気が上方に向けた風向きになるよう構成されてもよい。
特に、ケース10の側面21の中央部21Cが、ガラス板等の透明な部材で構成された場合、側面21の中央部21Cには結露が発生しやすいが、以上の構成により、このような中央部21Cの結露発生を適切に抑制できる。
なお、ケース10の側面21は、冷気吹出口22よりも下方の部分が冷却されやすいという理由から、冷気吹出口22よりも上方のケース10の側面21に排気口を設けてもよい。この場合は、排気口は、排気される空気が下方に向けた風向きになるよう構成されてもよい。
(第1実施例)
図4は、第1実施形態の第1実施例のショーケースの一例を示す図である。図4では、ショーケース100の前面下部10D及び右側の側面下部21Dの周辺構成、及び空気の流れ方向を図示しているが、図面の簡略化のため、図3のダクト14の図示を省略している。
第1実施形態の第1実施例のショーケース100は、第1の態様又は第2の態様のショーケース100において、排気口15にフィン30を備え、フィン30は、フィン30を通過する空気の向きを上向きにする傾斜部を備える。
かかる構成によると、排気口15を空気が通過するとき、フィン30の傾斜部により空気の流れが上向きになる。よって、排気口15の上方において、ケース10の側面21に沿う空気の流れが形成されるので、排気口15に、このようなフィンを備えない場合に比べ、ケース10の側面21の結露発生を効率良く抑制できる。
本実施例のショーケース100は、上記特徴以外は、第1の態様又は第2の態様のショーケース100と同様に構成してもよい。
(第2実施例)
図5は、第1実施形態の第2実施例のショーケースの一例を示す図である。図5では、ショーケース100の前面下部10D及び右側の側面下部21Dの周辺構成、及び空気の流れ方向を図示しているが、図面の簡略化のため、図3のダクト14の図示を省略している。
第1実施形態の第2実施例のショーケース100は、第1の態様、第2の態様及び第1実施例のいずれかのショーケース100において、吸込口13及び排気口15の少なくとも一方にフィルタ32を備える。
かかる構成によると、ダクト14を通過する空気中の微粒子をフィルタ32で適切に取り除くことができる。
図5には、フィン30を備える排気口15に、フィルタ32が設けられる構成が示されているが、これに限らない。例えば、ショーケース100は、吸込口13にフィルタを備えてもよいし、吸込口13及び排気口15の両方にフィルタを備えてもよい。また、ショーケース100は、異物がダクト14に入らないように吸込口13及び排気口15の少なくとも一方にメッシュ部材を備えてもよい。更に、ショーケース100は、排気口15にフィン30を備えてなくてもよい。
本実施例のショーケース100は、上記特徴以外は、第1の態様、第2の態様及び第1実施例のいずれかのショーケース100と同様に構成してもよい。
(第2実施形態)
図6は、第2実施形態のショーケースの一例を示す図である。
第2実施形態のショーケース100は、第1の態様、第2の態様、第1実施形態の第1実施例及び第2実施例のいずれかのショーケース100において、送気器16の動作を制御する制御器50を備える。
図6に示すように、制御器50は、ショーケース100内に設けられ、送気器16の動作を制御するよう構成されている。
例えば、ショーケース100の湿度環境が第1の状態よりも高い第2の状態であるときに、制御器50は、送気器16の動作量を増加させてもよい。つまり、制御器50は、ショーケース100の湿度環境が第1の状態よりも高い第2の状態であるときに、ダクト14を通過する空気流量が増えるように、送気器16の動作を制御するとよい。これにより、ケース10の側面21において、第1の状態よりも、結露が発生しやすい湿度環境である第2の状態に移行した場合に、送気器16の動作量を増加させるので、送気器16の無駄な電力消費を抑制できる。
なお、結露が発生しやすい湿度環境については様々な状況が想定される。例えば、夏場は、冬場よりも結露が発生しやすい。また、雨天の日は、晴天の日よりも結露が発生しやすい。よって、制御器50のタイマー機能、制御器50のカレンダー機能、遠隔監視システムもしくはオペレータの遠隔操作等により、結露が発生しやすい湿度環境の期間だけ送気器16の動作量が増加されてもよい。例えば、制御器50のカレンダー機能により、制御器50は、送気器16の動作量を、冬場に比べ夏場に増加させてもよい。また、オペレータの遠隔操作により、制御器50は、送気器16の動作量を、晴天の日に比べ雨天の日に増加させてもよい。
また、制御器50が、ショーケース100の湿度環境を検知することで、送気器16の動作量を制御してもよい。本湿度環境の検知は、どのような方法であっても構わない。例えば、制御器50は、ショーケース100の適所に設けられた湿度計を用いて、ショーケース100の湿度環境を直接的に検知してもよいし、ショーケース100の湿度環境と相関する適宜の箇所に設けられた湿度計(例えば、店舗内環境を監視する湿度計)を用いて、ショーケース100の湿度環境を間接的に検知してもよい。更に、ショーケース100の湿度環境との間の適宜の相関量(例えば、温度)を用いて、ショーケース100の湿度環境を間接的に検知してもよい。
また、ショーケース100が霜取り動作中であるとき、制御器50は、送気器16の動作量を減少させてもよい。なお、「送気器16の動作量を減少」は、送気器16の動作量がゼロとなる送気器16の停止動作も含むものとする。
例えば、ショーケース100における霜取り動作のタイマー制御に連動して、制御器50が、送気器16の動作を制御してもよい。
つまり、冷凍サイクルの冷却器の霜取りが行われている間は、冷却器により庫内ダクト12を流れる空気が冷却されにくいので、冷気吸込口23からの冷気の漏洩量が少ない。また、商品収納庫20内の冷却が弱くなるので、ケース10の内部と外部の温度差が小さくなり、ケース10の側面21で結露が発生しにくくなる。よって、ショーケース100が霜取り動作中の場合、送気器16の動作量を減少させることで、送気器16の無駄な電力消費を抑制できる。
また、制御器50は、夜間において昼間より送気器16の動作量を減少させてもよい。夜間は、ショーケース100にナイトカバーが掛けられる場合がある。よって、この場合、冷気吸込口23からの冷気の漏洩量が少ないので、夜間において昼間より送気器16の動作量を減少させることで、送気器16の無駄な電力消費を抑制できる。
また、制御器50は、夜間において昼間より送気器16の動作量を増加させてもよい。夜間には店舗の空調機器が停止し、昼間よりも夜間に結露が発生しやすい湿度環境になる場合がある。よって、この場合、夜間において昼間より送気器16の動作量を増加させることで、ケース10の側面21の結露発生を適切に抑制できる。
制御器50は、制御機能を有するものであれば、どのような構成であっても構わない。制御器50は、例えば、演算回路(図示せず)と、制御プログラムを記憶する記憶回路(図示せず)と、を備える。演算回路として、例えば、MPU、CPU等が例示される。記憶回路として、例えば、メモリが例示される。制御器50は、集中制御を行う単独の制御器で構成されていてもよいし、互いに協働して分散制御を行う複数の制御器で構成されていてもよい。
なお、制御器50の演算回路が記憶回路から制御プログラムを読み出すことで、制御器50による上記送気器16の動作が行われる。また、上記送気器16の動作は、互いに相手を排除しない限り、互いに組み合わせても構わない。
(変形例)
図7は、第2実施形態の変形例の制御装置の一例を示す図である。
第2実施形態の変形例の制御装置60は、第1の態様、第2の態様、第1実施形態の第1実施例及び第2実施例のいずれかのショーケース100に送気器16を制御する制御信号を送信する送信器60Aと、送信器60Aを制御する制御器60Bと、を備える。
図7に示すように、制御装置60は、ショーケース100の外部に設けられ、制御器60Bは、送信器60Aを用いて、ショーケース100内の制御器50と通信可能に接続されるとともに、送気器16の動作を制御するように構成されている。送信器60Aによる通信は、無線ネットワーク通信でもよいし、有線ネットワーク通信でもよい。
例えば、ショーケース100の湿度環境が第1の状態よりも高い第2の状態であるときに、制御器60Bは、送信器60Aに送気器16の動作量を増加させる制御信号を送信させてもよい。また、ショーケース100が霜取り動作中であるとき、制御器60Bは、送信器60Aに送気器16の動作量を減少させる制御信号を送信させてもよい。また、制御器60Bは、送信器60Aに夜間において昼間より送気器16の動作量を減少させる制御信号を送信させてもよい。また、制御器60Bは、送信器60Aに夜間において昼間より送気器16の動作量を増加させる制御信号を送信させてもよい。
なお、制御器60Bによる送気器16の動作の詳細は、上記の制御器50による送気器16の動作と同様であるので説明は省略する。制御器60Bも、上記の制御器50と同様、制御機能を有するものであれば、どのような構成であっても構わない。
上記説明から、当業者にとっては、本開示の多くの改良及び他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本開示を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本開示の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本開示の一態様はショーケースとして利用できる。
10 :ケース
10D :前面下部
12 :庫内ダクト
13 :吸込口
14 :ダクト
15 :排気口
16 :送気器
20 :商品収納庫
21 :側面
21C :中央部
21D :側面下部
22 :冷気吹出口
23 :冷気吸込口
25 :棚
30 :フィン
32 :フィルタ
50 :制御器
60 :制御装置
60A :送信器
60B :制御器
100 :ショーケース

Claims (12)

  1. 前面に商品取り出し用の開口を有するケースと、
    前記ケース内に設けられ、商品を陳列する棚を備える商品収納庫と、
    前記商品収納庫の前面上部に設けられ、下方に冷気を吹き出す冷気吹出口と、
    前記商品収納庫の前面下部に設けられ、冷気を吸込む冷気吸込口と、
    前記冷気吸込口よりも下方の前記ケースの前面下部に設けられ、前記冷気吸込口から前記ケースの下方へと漏れた冷気を吸い込む吸込口と、
    前記吸込口より吸い込まれた冷気が流れるダクトと、
    前記ケースの側面下部に設けられ、前記ダクトを流れる冷気を排気する排気口と、
    前記吸込口から前記排気口に向けて前記ダクト内の冷気を流すための送気器と、を備えるショーケースであって、
    前記排気口にフィンを備え、前記フィンは、前記フィンを通過する冷気の向きを上向きにする傾斜部を備え、前記フィンの傾斜部は、前記ケースの側面に沿う冷気の流れを形成することにより、前記ケースの側面の結露発生を抑制するショーケース。
  2. 前記吸込口及び前記排気口の少なくとも一方にフィルタを備える請求項に記載のショーケース。
  3. 前記送気器の動作を制御する制御器を備える請求項1又は2に記載のショーケース。
  4. 前記ショーケースの湿度環境が第1の状態よりも高い第2の状態であるときに、前記制御器は、前記送気器の動作量を増加させる請求項に記載のショーケース。
  5. 前記ショーケースが霜取り動作中であるとき、前記制御器は、前記送気器の動作量を減少させる請求項に記載のショーケース。
  6. 前記制御器は、夜間において前記ショーケースにカバーが掛けられる場合は、昼間より前記送気器の動作量を減少させる請求項に記載のショーケース。
  7. 前記制御器は、夜間において空調機器が停止する場合は、昼間より前記送気器の動作量を増加させる請求項に記載のショーケース。
  8. 請求項1又は2に記載のショーケースに前記送気器を制御する制御信号を送信する送信器と、前記送信器を制御する制御器とを備える制御装置。
  9. 前記ショーケースの湿度環境が第1の状態よりも高い第2の状態であるときに、前記制御器は、前記送信器に前記送気器の動作量を増加させる制御信号を送信させる請求項に記載の制御装置。
  10. 前記ショーケースが霜取り動作中であるとき、前記制御器は、前記送信器に前記送気器の動作量を減少させる制御信号を送信させる請求項に記載の制御装置。
  11. 前記制御器は、夜間において前記ショーケースにカバーが掛けられる場合は、前記送信器に昼間より前記送気器の動作量を減少させる制御信号を送信させる請求項に記載の制御装置。
  12. 前記制御器は、夜間において空調機器が停止する場合は、前記送信器に昼間より前記送気器の動作量を増加させる制御信号を送信させる請求項に記載の制御装置。
JP2017001013A 2016-02-04 2017-01-06 ショーケース及び制御装置 Active JP6796797B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016019681 2016-02-04
JP2016019681 2016-02-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017136362A JP2017136362A (ja) 2017-08-10
JP6796797B2 true JP6796797B2 (ja) 2020-12-09

Family

ID=59496639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017001013A Active JP6796797B2 (ja) 2016-02-04 2017-01-06 ショーケース及び制御装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10548415B2 (ja)
JP (1) JP6796797B2 (ja)
CN (1) CN107028433B (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7034965B2 (ja) * 2019-02-06 2022-03-14 株式会社オカムラ 冷凍・冷蔵ショーケース
KR102498743B1 (ko) * 2022-05-30 2023-02-10 주식회사 디앤지예와가 전시용 쇼케이스의 항온항습 제어시스템
KR102563935B1 (ko) * 2023-06-16 2023-08-07 주식회사 밤일마을제주흑돈 냉장 보관용 쇼케이스

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB630579A (en) * 1946-04-29 1949-10-17 C V Hill & Company Inc Self service refrigerated case
US3304736A (en) * 1965-08-06 1967-02-21 Emhart Corp Refrigerated display case
US3756038A (en) * 1972-04-07 1973-09-04 Emhart Corp Refrigerated display equipment
CN1050604A (zh) * 1989-09-30 1991-04-10 斯蒂芬·M·马迪根 节能无霜冰箱
JPH05240569A (ja) * 1992-02-28 1993-09-17 Fuji Electric Co Ltd 冷蔵ショーケース
JPH09138054A (ja) * 1995-11-17 1997-05-27 Fuji Electric Co Ltd ショーケース
JPH1114233A (ja) * 1997-06-26 1999-01-22 Fuji Electric Co Ltd 冷凍機内蔵型ショーケース
US7222494B2 (en) * 2004-01-07 2007-05-29 Honeywell International Inc. Adaptive intelligent circulation control methods and systems
US7062932B2 (en) * 2004-08-24 2006-06-20 Hussmann Corporation Refrigerated merchandiser with fan-powered rear discharge
US8647183B2 (en) * 2005-04-25 2014-02-11 Hill Phoenix, Inc. Air curtain system for a refrigerated case
US20060255164A1 (en) * 2005-05-13 2006-11-16 W.C. Wood Company Limited Remote sensing system for a dehumidifier
CN2896155Y (zh) * 2006-04-25 2007-05-02 上海海立中野冷机有限公司 具有辅助出风口的开放式冷藏陈列柜
JP2008025888A (ja) * 2006-07-19 2008-02-07 Sanyo Electric Co Ltd 低温ショーケース
JP5081411B2 (ja) 2006-07-26 2012-11-28 三洋電機株式会社 低温ショーケース
CN102379580B (zh) * 2011-08-12 2014-01-22 银都餐饮设备股份有限公司 防凝露封闭式陈列柜
JP5691964B2 (ja) * 2011-09-20 2015-04-01 三菱電機株式会社 冷温蔵ショーケース
JP5919016B2 (ja) * 2012-02-13 2016-05-18 東芝キヤリア株式会社 オープンショーケース
US9538858B2 (en) * 2013-03-12 2017-01-10 Hussmann Corporation Dual temperature refrigerated display case
US10126039B2 (en) * 2015-12-29 2018-11-13 Whirlpool Corporation Refrigeration appliance having side air intake vent with sound dampening

Also Published As

Publication number Publication date
US20170224132A1 (en) 2017-08-10
CN107028433A (zh) 2017-08-11
US10548415B2 (en) 2020-02-04
CN107028433B (zh) 2021-11-05
JP2017136362A (ja) 2017-08-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5007185B2 (ja) 冷凍装置、冷凍装置の制御方法および制御プログラム
JP6796797B2 (ja) ショーケース及び制御装置
JP2023118908A (ja) クリーンルームシステム及び空気循環方法
KR101682332B1 (ko) 전산실용 냉방 시스템
JP2012225563A (ja) ヒートポンプ装置の熱源機、空気調和機の室外機
JP6228025B2 (ja) 冷却システム
JP2011133199A (ja) 店舗の換気装置
JP2009287811A (ja) 空気調和機
JP5747153B2 (ja) 店舗の換気装置
KR100596244B1 (ko) 공조기
JP6081955B2 (ja) 空気調和機
JP6697734B2 (ja) ショーケース
JP2010266123A (ja) 冷却貯蔵庫
JP4388346B2 (ja) オープンショーケース
JP2013127363A (ja) 空気調和機
JP5381278B2 (ja) 冷蔵貯蔵庫のエアカーテン装置
JP6946877B2 (ja) 店舗内排熱処理システム
JP5714301B2 (ja) 冷却システム及び冷却方法
JP2023115628A (ja) 冷却庫
CN100375867C (zh) 家庭用中央空调器
JP5824175B1 (ja) 空調システム
JP2023115629A (ja) 冷却庫
JP5789029B2 (ja) 空気調和機
JPH0712446A (ja) 冷凍機内蔵型ショーケースの排熱方法
JP6021657B2 (ja) 空気調和システム、局所空気調和装置、及び、空気調和システムの制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190919

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200811

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200825

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201006

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201027

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201030

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6796797

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151