JP6697734B2 - ショーケース - Google Patents
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Description
以下、図1から図4を参照して、本開示の一実施形態に係るショーケース1を詳説する。
各図において、x軸は、ショーケース1の前面と人が正対した時に左側から右側に向かう方向(即ち、左右方向)を示す。y軸は、ショーケース1の前面側から背面側に向かう方向(即ち、前後方向)を示す。また、z軸は、ショーケース1の設置面から鉛直上方向に向かう方向(即ち、上下方向)を示す。なお、x軸,y軸は水平方向を示し、z軸は鉛直上方向を示す。
図1〜図4において、ショーケース1は、例えばコンビニエンスストアのような店舗に設置されて、食品や飲料等の物品を陳列すると共に所定温度(例えば5℃〜10℃)で保存する。このようなショーケース1は、断熱筐体2と、冷却部3と、機械室4と、デックパン51および第一ダクト部52が一体となったダクトユニット5と、第二ダクト部6と、を備えている。
蒸発器34には、膨張器33からの吐出冷媒が流入する。また、蒸発器34の表面に沿って空気流が通過する。この空気流は、蒸発器側モータ39からの駆動力により蒸発器側ファン38が回転することで生成される。蒸発器34は、膨張器33の吐出冷媒を蒸発させて、自身の周囲を通過する空気を冷却する。以上の通り、冷却部3は、冷媒配管35の内部を循環する冷媒の相変化を利用して、第二ダクト部6(後述)において蒸発器34の周囲の部分に冷気を生成する。
機械室4は、図1,図2,図4に明示のように、断熱筐体2の直下に設けられる。機械室4は、冷却部3に備わる上記要素を収容すると共に、制御回路基板(図示せず)を収容する。制御回路基板上には、陳列室Aの温度(以下、庫内温度という)を、ユーザにより設定された温度(以下、設定温度という)に調整するために、冷却部3の動作を制御するマイコン等が実装される。
断熱パネル53は、上下方向に互いに対向しかつ水平面と略平行な上面および下面を有する平板部分を有する。また、断熱パネル53は、平板部分の前端から上方に突出し延在している。
ここで、デックパン51の前端は、断熱パネル53の前端を基準として背面側にオフセット配置され、これによって、図2,図4に示す通り、ダクトユニット5の上面前端には空気吸込口Eが形成される。
以上の通り、本ショーケース1によれば、通常使用時には、ダクトユニット5は機械室4の上端の開口Cを閉止し、これによって、第一ダクト部52および第二ダクト部6が連通して、空気吸込口Eから連通口D,Gを経由して、冷気吹出口Hに至る空気の流路が形成される。
本ショーケース1によれば、第一ダクト部52の内部には、陳列室Aの開口部分に、エアカーテンを形成するために冷気を循環させ案内するファンが無く、第二ダクト部6内に蒸発器側ファン38が設置されている。換言すると、ダクトユニット5内の第一ダクト部52には、ダクトユニット5の取り外しを阻害する部品が配置されておらず単に空気の流路となっている。したがって部品の配線等でダクトユニット5の取り外しは阻害されない。そして、開口Cに載置されたダクトユニット5を取り外せば機械室4内にアクセスすることが出来るため、メインテナンス性が向上する。例えば、ダクトユニット5がネジ等で固定されていた場合、ドライバー等を用いて簡易にダクトユニット5を取り外すことが出来る。また、より簡易な方法としては、ダクトユニット5は単に開口Cに載置される。換言すると、ダクトユニット5はネジ等の固定部材で開口Cに固定されない。これにより、サービスマン等は簡単にダクトユニット5を取り外せるので、機械室4の内部へのアクセシビリティが向上する。さらに、ユーザはダクトユニット5により簡単に開口Cを閉止できる。これらにより、本ショーケース1のメインテナンス性を向上させることが出来る。
前述の通り、ダクトユニット5において、第一ダクト部52の上面および下面は水平方向に平行となっている。また、第一ダクト部52の内部には、陳列室Aの開口部分に、エアカーテンを形成するために冷気を循環させ案内するファンが無く、第一ダクト部52内部の高さは、かかるファンによる制約を受けない。そして、第二ダクト部6に蒸発器34および蒸発器側ファン38が設けられる。これらによって、第一ダクト部52の高さの設計自由度が広がり、上下方向におけるデックパン51の位置を低くすることが出来る。これにより、ショーケース1の高さを高くする事無く陳列室Aのスペースを広く出来るため、陳列室Aの限られた空間を有効利用することが出来る。
上記実施形態では、機械室4の前面パネルにディスプレイ41が設けられていた。それゆえ、空気吸込口42の横方向幅は、ディスプレイ41により制限されていた。しかし、図5,図6に示すように、ディスプレイ41がショーケース1の上方に配置されれば、空気吸込口42の横方向幅を機械室4の横方向幅と実質的に同じにすることが出来る。もし、上記の通り、空気吸込口42の横方向幅を大きくでき、上記実施形態と同等の能力の凝縮器32を用いるのであれば、凝縮器32の上下方向高さを小さくできる。これによって、デックパン51の位置をさらに低く出来るため、空気吸込口42の上下方向高さを小さくすることが出来る。これにより、陳列室Aの限られた空間をさらに有効利用することが出来る。
<1−8.付記>
なお、第一ダクト部52の上面および下面は必ずしも水平方向に平行でなくともよい。例えば、第一ダクト部52の下面が第二ダクト部6の排水口F側に向かって下がる方向に多少傾斜していてもよい。これによって排水口Fに水を誘導しやすくなる。
2 断熱筐体
4 機械室
5 ダクトユニット
51 デックパン
52 第一ダクト部
6 第二ダクト部
3 冷却部
32 凝縮器
34 蒸発器
38 蒸発器側ファン
A 陳列室
C 開口
E 空気吸込口
F 排水口
H 冷気吹出口
Claims (5)
- 物品の陳列室が形成された筐体と、
前記筐体の下方に設けられ、前記陳列室に臨む開口が形成された機械室と、
デックパンと、空気吸込口を有すると共に前記デックパンの下方に設けられた第一ダクト部とが一体となったダクトユニットであって、前記開口を塞ぐように前記機械室上に着脱可能に載置されて、前記デックパンが前記陳列室の底面をなすダクトユニットと、
前記陳列室の背面側に沿って設けられた第二ダクト部であって、前記第一ダクト部と流体連通すると共に、前記陳列室に向かって冷気を吹き出し可能な吹出口を有する第二ダクト部と、
前記第二ダクト部を通過する空気を冷却する冷却部と、を備えた、ショーケース。 - 前記第一ダクト部は、空気の流路をなす上面および下面を有し、前記上面および前記下面はそれぞれ水平方向に平行である、請求項1に記載のショーケース。
- 前記冷却部は、前記第二ダクト部に設けられた蒸発器およびファンを含む、請求項1に記載のショーケース。
- 前記第二ダクト部には、前記蒸発器の表面上に生じる水を機械室へと導く排水口が形成された、請求項1〜3のいずれかに記載のショーケース。
- 前記冷却部は、前記機械室に収容された凝縮器を含み、
前記機械室および前記凝縮器の横方向における大きさは実質的に同じである、請求項1〜4のいずれかに記載のショーケース。
Priority Applications (1)
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JP2016058528A JP6697734B2 (ja) | 2016-03-23 | 2016-03-23 | ショーケース |
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JP2016058528A JP6697734B2 (ja) | 2016-03-23 | 2016-03-23 | ショーケース |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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- 2016-03-23 JP JP2016058528A patent/JP6697734B2/ja active Active
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