JP5627647B2 - オープンショーケース - Google Patents

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Description

この発明は、例えば飲料、食料等の冷却対象となる商品を冷蔵陳列する保冷室と、冷気を生成するための冷凍サイクル装置とを一体構成により内蔵した冷気循環式のオープンショーケースに関するものである。
例えば、従来の冷気循環式内蔵オープンショーケース(以下、オープンショーケースという)は本体の下部に冷却器以外のサイクル要素部品を収納する機械室を備え、機械室の上方に上面、背面、下面を断熱材に囲まれ、飲料等を冷蔵陳列する保冷室を備え、保冷室と上面、背面、下面の断熱材との間に冷気を循環させる冷気循環風路を備える。幅方向に垂直断面において、機械室の上面は水平になっており、その上部に断熱材、冷気循環風路、保冷室が配置される。この断面形状は幅方向にほぼ同形状となっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−138948号公報(第4頁、第1図)
従来のオープンショーケースでは、例えば機械室に高さ寸法が高い機器を収納するような場合、断熱材および冷気循環風路、保冷室の位置をその分高くしていた。このため、例えばオープンショーケースの高さを同じにしようとすると保冷室の容量が犠牲になるという課題があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、例えば機械室に高さ寸法の高い収納物があるような場合でも保冷室の容量を確保することができるようなオープンショーケースを得ることを目的とする。
この発明に係るオープンショーケースは、圧縮機、凝縮器、膨張装置および冷却器を配管接続して構成した冷媒回路を有し、一部を開放した開口部を有し、冷却対象を収容する保冷室と、開口部の下側に位置する吸込口から流入した空気を、保冷室よりも下側に位置する底面風路および保冷室の背面側に位置し、ケース幅方向にわたって冷却器が配置される背面風路を通過させてケース幅方向にわたって開口する吹出し口に導く循環風路と、底面風路より下側に位置し、圧縮機、凝縮器および膨張装置を収容する機械室と、底面風路内に設置され、駆動により空気を循環させる複数の庫内ファンとを備えるオープンショーケースであって、底面風路の空気の流れに対して庫内ファンの下流側から冷却器に至るまでの風路部分に、機械室を突出させて空間を形成し、ケース幅方向の中央部分において機械室を突出させ、底面風路の空気の流れに対して庫内ファンの下流側から冷却器の下までの風路を、ケース幅方向に対して両端部分に分けた分割風路として形成し、各分割風路の空気流出側における、ケース幅方向の庫内ファン1台あたりの寸法について、吹出し口の各端部と冷却器とのケース幅方向における距離のうち、距離が長い方の端部と同じ側の分割風路の方が、寸法が狭くなるようにしたものである。
この発明によれば、底面風路の空気の流れに対して庫内ファンの下流側から冷却器に至るまでの風路部分に、機械室を突出させて空間を形成することにより、保冷室の容量を変化させることなく、機械室の容積を拡充することができる。そして、拡充部分においては冷凍サイクル装置に係る構成要素の配置の自由度を高めることができる。
この発明の実施の形態1におけるオープンショーケース1の正面図である。 この発明の実施の形態1におけるショーケース1の断面図である。 この発明の実施の形態1におけるショーケース1の断面図である。 この発明の実施の形態1におけるショーケース1の断面図である。 ショーケース1内の冷媒回路の構成を示す図である。 この発明の実施の形態1に係る幅方向の風速分布を説明する図である。 この発明の実施の形態2に係る幅方向の風速分布を説明する図である。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるオープンショーケース(以下、ショーケース)1の正面図である。また、図2、図3および図4は、それぞれ図1に示すショーケース1のA部、B部、C部における断面を示す図である。ここで、図1における左右(方向)をケースの幅(方向)とし、上下(方向)をケースの高さ(方向)として説明する。
ショーケース1は、正面側に向かって開口部2aを有し、下側、背面側、上側を断熱壁3で囲まれた保冷室2を有する。保冷室2は商品を保冷、陳列する商品棚4を備える。商品棚4には高さ位置を変更できる中間棚4aと最下段の床棚4bとを有している。また、保冷室2と断熱壁3の断熱材との間には、保冷室2内の空気(冷気)を含む空気を循環させる風路となる冷気循環風路5を有する。冷気循環風路5は、空気吸込み口5a、底面風路5b、背面風路5c、天面風路5dおよびエアカーテン吹出し口5eを有している。
空気吸込み口5aは、開口部2aの下側の部分に設けられ、風路への流入口となる。底面風路5bは、保冷室2の床下部分(保冷室よりも下側の位置)に設けられ、空気吸込み口5aから流入した空気を通過させる。背面風路5cは保冷室2の背面部分に設けられ、底面風路5bから天面風路5dへ空気を通過させる。背面風路5cと保冷室2とは背面仕切り15により仕切られている。そして、背面仕切り15の一部には背面孔16が設けられ、背面孔16を介して、冷却器7を通過した背面風路5cの空気が保冷室2内に流入する。また、天面風路5dは保冷室2の天井部分(保冷室よりも上側の位置)に設けられ、背面風路5cからの空気をショーケース1の背面側から正面側へ通過させる。整流用のハニカムを有するエアカーテン吹出し口5eは、開口部2aの上側の部分に設けられ、天面風路5dを通過した空気を開口部2a下方に向けて吹出す。
底面風路5bには、風路の幅方向(図1の左右方向)における寸法等に応じて、複数台の庫内冷気送風用の庫内ファン6を備えている。本実施の形態では、偶数台である2台有しているものとする。庫内ファン6が駆動することにより、保冷室2内から空気吸込み口5aに空気が流入し、底面風路5b、背面風路5c、天面風路5dを通過してエアカーテン吹出し口5eから吹出して循環する流れが形成される。ここで、底面風路5bは、庫内ファン6とその周囲に設けられた仕切り板とにより、上流側と下流側とにさらに風路が分割されている。以下、それぞれの風路を底面上流風路5f、底面下流風路5gと呼ぶ。
冷却器7は蒸気圧縮式ヒートポンプ回路を構成する蒸発器であり、背面風路5cの幅方向のほぼ全体に渡って配置される。例えば背面風路5cを通過する空気と冷媒との間で熱交換を行い、冷媒を蒸発ガス化させ、空気を冷却する熱交換器である。
図5はショーケース1内の蒸気圧縮式ヒートポンプ回路(冷媒回路)の構成を示す図である。図5において矢印は冷媒の流れる向きを示す。圧縮機9、凝縮器10、膨張弁11および前述した冷却器7を順に冷媒配管12で接続し、蒸気圧縮式ヒートポンプ回路を構成している。圧縮機9は、冷媒を高温・高圧の状態に圧縮して吐出する。特に限定するものではないが、圧縮機9は、インバータ回路により回転数を制御可能な容量制御タイプで構成することができる。凝縮器10は、例えば空気(保冷室2内以外の空気)と冷媒との間で熱交換を行い、冷媒を凝縮液化させる熱交換器である。流量調整手段(絞り装置)となる膨張弁11は、冷媒の流量を調整し、減圧して膨張させるものである。
そして、圧縮機9、凝縮器10および膨張弁11は、ショーケース1の下部に位置する機械室8に収納されている。また、機械室8には、機械室8の外から空気を吸込み、凝縮器に送風するための機械室ファン13や、冷却器7からのドレン水を蒸発させるためドレン蒸発器14等も収納されている。
また、本実施の形態では、前述した底面下流風路5gは、幅方向(図1の左右方向)において間を空けて、背面風路5cの冷却器7の下まで分割され、幅方向両端部分に分かれる分割風路を形成している。分割された底面下流風路5gには庫内ファン6をそれぞれ1台ずつ備える(偶数台の場合には、それぞれ等しい台数とする)。図2および図4は左右それぞれの底面下流風路5gに設置される庫内ファン6がある位置の断面となっている。一方、図3は分割された底面下流風路5gの間の空間の断面である。分割された底面下流風路5gの間にできる空間は機械室8の一部の空間となり、この空間に圧縮機9を配置している。
分割された底面下流風路5gの間の空間に圧縮機9を配置しているので、機械室8の正面側の高さは圧縮機9よりも低くできる。そのため、機械室8の容積を拡充しつつ、保冷室2の容積を大きくし又は維持し、商品を多く陳列できる。また、開口部2aの大きさも広くとれるため、ショーケース内の商品等を出し入れしやすい。また、例えば機械室8を部分的に高くして高さ寸法の大きい圧縮機9を搭載することができる。このとき、圧縮機9の表面積を大きくすることができ、放熱性能を高めることができる。このため、圧縮機9内部のモータの巻き線や固定子の温度を低く抑えることができ、損失を小さくできるので、ショーケース1の電力消費を小さくすることができる。
ここで、分割された底面下流風路5gの間の空間に配置する部品(機器等)を圧縮機9に限定する必要はない。例えば他の高さ寸法の高い部品を配置するようにしてもよい。また、高さ方向に複数の部品を重ねて配置するようにしてもよい。このように、空間に配置する部品について、部品の配置や冷媒配管12の取り回しの自由度が高く、メンテナンスのし易い収納形態、製造がし易い形態、冷媒配管長が短く部品原価が低い形態などを選択することができる。
次に動作について説明する。このように構成されたショーケース1において、先ず全体の空気の流れについて説明する。図2の白抜き矢印および黒塗り矢印はショーケース1を循環する気流の大まかな流れを示している。庫内側は、庫内ファン6が駆動すると、空気吸込み口5aから保冷室2の空気と外気とが混合した空気が、底面上流風路5f内に取込まれる。底面上流風路5fに取込まれた空気は庫内ファン6を介して分割したそれぞれの底面下流風路5gへ吹出される。それぞれの底面下流風路5gからの空気は更に続く背面風路5cで合流し、背面風路5cにおいて冷却器7を通過し、ここで熱交換してより温度の低い冷気となり、冷却器7を通過した冷気の一部が背面仕切り15に設けた背面孔16から保冷室2へ吹出される。冷却器7を通過した冷気の残りは背面風路5cおよび天面風路5dを経由してエアカーテン吹出し口5eから下方に向かって吹出される。
一方、機械室8側については、機械室ファン13の駆動により外部の空気が機械室8に吸込まれる。機械室8に吸込まれた空気は機械室ファン13から吹出され、凝縮器10を通過する。ここで熱交換して凝縮器10から熱を奪い、より高温の空気となる。高温となった空気はドレン蒸発器14を通過する際にドレン蒸発器14に保持されている水分を蒸発させた後、ショーケース1の外部に放出される。
図6はこの発明の実施の形態1に係る底面下流風路5g、背面風路5cにおける幅方向の風速分布を説明する図である。ショーケース1において、底面下流風路5gと背面風路5cとは概直角に交差するが、図6では簡易的に平面に表している。太い矢印は空気の流れを表している。図1との幅方向の位置関係を対比できるようにするために、図1で示したA部、B部、C部を記載している。
背面風路5cの上部の幅寸法はエアカーテンの幅寸法に等しい。冷却器7はフィンアンドチューブの熱交換器であり、チューブのヘアピン部分、冷媒配管12の分配空間が必要となる。このため、フィンが並ぶ通風部7aの幅方向の寸法は、背面風路5cの上部の幅方向の寸法よりも小さい。
庫内ファン6から底面下流風路5gに吹出した空気は、庫内ファン6の回転方向(図6では反時計回転方向)に旋回するため、底面下流風路5gから背面風路5cに流入する空気は幅方向にも風速分布を持つ。底面下流風路5gの左右端の風速が高くなり、中央の風速が低くなる。特に回転方向の下流側(図6では左側)の端において風速が大きくなる。
本実施の形態のショーケース1では、底面下流風路5gが幅方向に分割されている。このため、例えば図6(b)に示すように、ショーケース1の幅方向における風速は背面風路5cに流入する空気の風速分布も分割されて風速の大小差が小さくなる。更に底面下流風路5gは間を空けて分割されているので、風速が大きい端と端が合流する中央付近においても風速が大きくならない。
冷却器7を通過して幅方向の風速分布が小さい冷気が背面風路5c、天面風路5dを経由してエアカーテン吹出し口5eから下方に吹出す。エアカーテン吹出し口5eから吹出す冷気の幅方向の風速分布が小さいので、風速の速度差によって生じる乱れが小さく、エアカーテンの流れの下方まで到達し、外部空気が保冷室2や空気吸込み口5aに侵入する量が少なくなる。温度、湿度が高い外部空気の侵入量が少なくなるので、冷却器7において温度を低下させる熱負荷や空気に含まれる水分が凝縮、凝固する熱負荷が小さくなる。以上より、本実施の形態のショーケース1では、エネルギー消費が小さいショーケース1とすることができる。
次に冷却器7よりも上側(下流側)における幅方向寸法と底面下流風路5gの幅方向寸法とについて説明する。まず構成について説明する。先に述べたように冷却器7の通風部7aにおける幅方向寸法は、背面風路5c上部の幅方向寸法よりも小さい。通風部7aと背面風路5cの端までの距離は、図6において右側がD1、左側がD2であり、右側距離が左側の距離よりも大きい(D1>D2)。底面下流風路5gの背面風路5cとの接続部における幅方向寸法も左右で異なる。図6において右側がE1、左側がE2であり、右側の寸法が左側よりも小さい(E1<E2)。
次にこのような構成における気流の特性について説明する。冷却器7の空気の流出側において幅方向にさらに広がる風路になるため、冷却器7の通風部7aの端部付近から流出する冷気は幅方向に広がって流れる。このため、通風部7aの端部付近を通過する冷気はエアカーテン吹出し口5eの幅方向端部付近の冷気も担っていることになる。
本実施の形態のショーケース1においては、通風部7aと背面風路5cの端までの距離が大きい側(図6において右側)の底面下流風路5gの幅を小さくしている。搭載している庫内ファン6はそれぞれの底面下流風路5gに1台なので、通風部7aと背面風路5cの端までの距離が大きい側の庫内ファン6の1台あたりにおける底面下流風路5gの幅を小さくしている。庫内ファン6の1台あたりにおける底面下流風路5gの幅を小さくすることにより、その下流側における単位幅あたりの風量が多くなる。
そのため、通風部7aと背面風路5cの端までの距離が大きい側においてもエアカーテン吹出し口5eの端部の風速を確保し、中間部との速度差を小さくすることができる。したがって、風速の速度差によって、吹出す空気に生じる乱れが小さくなり、エアカーテンの流れが開口部2aの下方まで到達することで、外部空気を遮断する効果が高める。このため、温度、湿度が高い外部空気が保冷室2や空気吸込み口5aに侵入する量が少なくなり、冷却器7において温度を低下させる熱負荷や空気に含まれる水分が凝縮、凝固する熱負荷が小さくなる。以上より、本実施の形態のショーケース1を、エネルギー消費が少ないショーケース1とすることができる。
次に庫内ファン6の回転方向について述べる。図6に示すように、背面風路5cに近い外周部の回転方向が、庫内ファン6の1台あたりにおける幅方向寸法が小さい側(本実施の形態ではそれぞれ1台であるため、底面下流風路5gの幅が小さい側となっている)から広い側に向く方向(図6において反時計回り)になっている。
ここで、庫内ファン6の1台あたりにおける幅方向寸法が小さい側はその下流側における単位幅あたりの風量が多くなる。その中でも背面風路5c側から見て回転方向の下流側における風量が多くなる。本実施の形態においては、底面下流風路5gの分割部分において最も単位幅あたりの風量が高くなる。
そのため、底面下流風路5gを分割している部分の上方の冷却器7にも空気が流れ易く、冷却器7に流入する空気の速度が低下しづらくなる。それに伴い、冷却器7から背面風路5cへ流れる空気(冷気)の風速分布の差も小さくすることができる。この結果、エアカーテン吹出し口5eから吹出す冷気の幅方向の風速分布を小さくでき、風速の速度差によって生じる乱れが小さく、外部空気が保冷室2や空気吸込み口5aに侵入する量が少なくなる。以上より、本実施の形態のショーケース1では、エネルギー消費が小さいショーケース1とすることができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、庫内ファン6を偶数台搭載し、分割した底面下流風路5gにそれぞれ同数ずつ配置するようにした。本実施の形態では、庫内ファン6を奇数台搭載する場合の実施の形態を示す。
図7はこの発明の実施の形態2に係る底面下流風路5g、背面風路5cにおける幅方向の風速分布を説明する図である。本実施の形態では、背面側から見て右側の底面下流風路5gには庫内ファン6を2台搭載し、左側の底面下流風路5gには庫内ファン6を1台搭載しているものとする。また、通風部7aと背面風路5cの端までの距離については、図7に示すように、右側をD3とし、左側をD4とする、右側の距離D3が左側の距離D4よりも大きい(D3>D4)。
庫内ファン6の台数を多くすることにより、その下流側における単位幅あたりの風量が多くなる。そのため、通風部7aと背面風路5cの端までの距離が大きい側においてもエアカーテン吹出し口5eの端部の風速を確保し、中間部(中央部分)との速度差を小さくすることができる。このため、風速の速度差によって生じる乱れが小さく、エアカーテンの流れの下方まで到達し、外部空気が保冷室2や空気吸込み口5aに侵入する量が少なくなる。温度、湿度が高い外部空気の侵入量が少なくなるので、冷却器7において温度を低下させる熱負荷や空気に含まれる水分が凝縮、凝固する熱負荷が小さくなる。以上より、本実施の形態のショーケース1では、エネルギー消費が小さいショーケース1とすることができる。
さらに、底面下流風路5gの背面風路5cとの接続部における幅方向寸法について触れておく。図7に示すように、底面下流風路5gの幅方向寸法は背面側から見て右側がE3であり、左側がE4である。このため、通風部7aと背面風路5cの端までの距離が大きい側の庫内ファン6の1台あたりにおける底面下流風路5gの幅を小さくすることが望ましい(E3<2・E4)。
以上のような構成とすることにより、通風部7aと背面風路5cの端までの距離が大きい側の風量を高め、冷却器7から背面風路5cに流出する際の風路幅拡大による風速低下の影響をより小さくできる。そして、エアカーテン吹出し口5eの風速均一化による省エネルギー効果をより高めることができる。
1 オープンショーケース、2 保冷室、2a 開口部、3 断熱壁、4 商品棚、4a 中間棚、4b 床棚、5 冷気循環風路、5a 空気吸込み口、5b 底面風路、5c 背面風路、5d 天面風路、5e エアカーテン吹出し口、5f 底面上流風路、5g 底面下流風路、6 庫内ファン、7 冷却器、7a 通風部、8 機械室、9 圧縮機、10 凝縮器、11 膨張弁、12 冷媒配管、13 機械室ファン、14 ドレン蒸発器、15 背面仕切り、16 背面孔。

Claims (4)

  1. 圧縮機、凝縮器、膨張装置および冷却器を配管接続して構成した冷媒回路を有し、
    一部を開放した開口部を有し、冷却対象を収容する保冷室と、
    前記開口部の下側に位置する吸込口から流入した空気を、前記保冷室よりも下側に位置する底面風路および前記保冷室の背面側に位置し、ケース幅方向にわたって前記冷却器が配置される背面風路を通過させて前記ケース幅方向にわたって開口する吹出し口に導く循環風路と、
    前記底面風路より下側に位置し、前記圧縮機、前記凝縮器および前記膨張装置を収容する機械室と、
    前記底面風路内に設置され、駆動により前記空気を循環させる複数の庫内ファンと
    を備えるオープンショーケースであって、
    前記底面風路の前記空気の流れに対して前記庫内ファンの下流側から前記冷却器に至るまでの風路部分に、前記機械室を突出させて空間を形成し
    前記ケース幅方向の中央部分において前記機械室を突出させ、前記底面風路の前記空気の流れに対して前記庫内ファンの下流側から前記冷却器の下までの風路を、前記ケース幅方向に対して両端部分に分けた分割風路として形成し、
    各分割風路の空気流出側における、前記ケース幅方向の前記庫内ファン1台あたりの寸法について、
    前記吹出し口の各端部と前記冷却器との前記ケース幅方向における距離のうち、前記距離が長い方の端部と同じ側の前記分割風路の方が、前記寸法が狭くなるようにしたことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 圧縮機、凝縮器、膨張装置および冷却器を配管接続して構成した冷媒回路を有し、
    一部を開放した開口部を有し、冷却対象を収容する保冷室と、
    前記開口部の下側に位置する吸込口から流入した空気を、前記保冷室よりも下側に位置する底面風路および前記保冷室の背面側に位置し、ケース幅方向にわたって前記冷却器が配置される背面風路を通過させて前記ケース幅方向にわたって開口する吹出し口に導く循環風路と、
    前記底面風路より下側に位置し、前記圧縮機、前記凝縮器および前記膨張装置を収容する機械室と、
    前記底面風路内に設置され、駆動により前記空気を循環させる複数の庫内ファンと
    を備えるオープンショーケースであって、
    前記底面風路の前記空気の流れに対して前記庫内ファンの下流側から前記冷却器に至るまでの風路部分に、前記機械室を突出させて空間を形成し、
    前記ケース幅方向の中央部分において前記機械室を突出させ、前記底面風路の前記空気の流れに対して前記庫内ファンの下流側から前記冷却器の下までの風路を、前記ケース幅方向に対して両端部分に分けた分割風路として形成し、
    前記分割風路に空気を送る前記庫内ファンの数について、
    前記吹出し口の各端部と前記冷却器との前記ケース幅方向における距離のうち、前記距離が長い方の端部と同じ側の前記分割風路に空気を送る前記庫内ファンの数が多くなるようにしたことを特徴とするオープンショーケース。
  3. 圧縮機、凝縮器、膨張装置および冷却器を配管接続して構成した冷媒回路を有し、
    一部を開放した開口部を有し、冷却対象を収容する保冷室と、
    前記開口部の下側に位置する吸込口から流入した空気を、前記保冷室よりも下側に位置する底面風路および前記保冷室の背面側に位置し、ケース幅方向にわたって前記冷却器が配置される背面風路を通過させて前記ケース幅方向にわたって開口する吹出し口に導く循環風路と、
    前記底面風路より下側に位置し、前記圧縮機、前記凝縮器および前記膨張装置を収容する機械室と、
    前記底面風路内に設置され、駆動により前記空気を循環させる複数の庫内ファンと
    を備えるオープンショーケースであって、
    前記底面風路の前記空気の流れに対して前記庫内ファンの下流側から前記冷却器に至るまでの風路部分に、前記機械室を突出させて空間を形成し、
    前記ケース幅方向の中央部分において前記機械室を突出させ、前記底面風路の前記空気の流れに対して前記庫内ファンの下流側から前記冷却器の下までの風路を、前記ケース幅方向に対して両端部分に分けた分割風路として形成し、
    前記庫内ファンの外周部分のうち、前記背面風路に近い方の空気の流れについて、
    各分割風路の空気流出側における前記ケース幅方向の前記庫内ファン1台あたりの寸法が狭い方の前記分割風路から広い方の前記分割風路に向かう流れを有するように、前記庫内ファンを回転させることを特徴とするオープンショーケース。
  4. 前記圧縮機が、突出させて形成した前記空間の一部を占めることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載のオープンショーケース。
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