JP2016213240A - 製造装置及び製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】回転刃の蛇行を発生させることなく、厚さの厚い封止済基板を切断する。【解決手段】厚さt1が薄く刃先出し量L1が短い回転刃8aと厚さt2が厚く刃先出し量L2が長い回転刃8cとを使用して、厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断する。まず、薄い厚さt1と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8aを使用して、複数の切断線5に沿って封止済基板1が有する全厚さのうち一部分の厚さを切削して切削溝10を形成する。次に、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cを使用して、複数の切削溝10に沿って封止済基板1が有する全厚さのうち残る部分を切削することによって、封止済基板1を切断する。厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断することによって、各切削工程における加工負荷を小さくすることができる。したがって、回転刃8a、8cの蛇行を防止できる。【選択図】図3
Description
本発明は、被切断物を切断することによって、個片化された複数の製品を製造する製造装置及び製造方法に関するものである。
プリント基板やリードフレームなどからなる基板を格子状の複数の領域に仮想的に区画して、それぞれの領域にチップ状の素子(例えば、半導体チップ)を装着した後、基板全体を樹脂封止したものを封止済基板という。回転刃などを使用した切断機構によって封止済基板を切断し、それぞれの領域単位に個片化したものが製品になる。
従来から、製造装置を使用して封止済基板の所定領域を回転刃などの切断機構によって切断している。まず、封止済基板を切断用テーブルの上に載置する。次に、封止済基板をアライメント(位置合わせ)する。アライメントすることによって、複数の領域を区切る仮想的な切断線の位置を設定する。次に、封止済基板を載置した切断用テーブルと切断機構とを相対的に移動させる。切削水を封止済基板の切断箇所に噴射するとともに、切断機構によって封止済基板に設定された切断線に沿って封止済基板を切断する。封止済基板を切断することによって、個片化された製品が製造される。
近年、電子機器の高機能化、高速化、小型化に伴い、半導体はますます高性能化、多機能化、小型化が進んでいる。特に省エネルギー化の流れのなかで、電力などを制御するための半導体製品である制御系デバイスが注目されている。制御系デバイスは電力を使用するさまざまな機器に搭載され、発電機器、自動車、家電分野など、特に大電力を扱う機器でその役割はますます重要になっている。
半導体製品である制御系デバイスは大電力を扱うことが多いので、製品の厚さが5mm〜6mm程度に厚くなる。したがって、制御系デバイスなどの製品を製造する際の半製品である封止済基板の厚さが5mm〜6mm程度に厚くなる。回転刃を使用して厚さが厚い封止済基板を切断線に沿って切断する場合には、回転刃に対して加わる加工負荷が大きくなる。加工負荷が大きくなると、回転刃が封止済基板に対して相対的に進行する際に回転刃が蛇行する現象(回転刃の蛇行)が生じることがある。具体的には、回転刃が切断線に忠実に沿うのではなく、切断線に対して交互に(相対的な進行方向に向かって左右に)偏りながら、封止済基板を切断する。そのため、切断跡(カーフ)はまっすぐではなく左右に蛇行した切断跡になる。蛇行の程度が大きくなると、個片化された製品のサイズにばらつきが発生するので、製品の信頼性が低下するおそれがある。蛇行が発生すると、回転刃に対して加わる加工負荷が更に大きくなるので、回転刃が破損するおそれがある。したがって、厚さが厚い封止済基板を切断する場合には、回転刃の蛇行を発生させないようにして切断することが重要になる。
ブレード蛇行の発生を即座に発見して切削ブレードの破損を未然に防止するダイシング方法として、「(略)被加工物に切削加工を施す切削ブレードを有する切削手段と、(略)、切削加工による加工溝を、(略)撮像する撮像手段と、該撮像手段で撮像された前記加工溝の画像データを処理する制御手段とを備え、(略)前記被加工物のダイシングを行うダイシング方法であって、ダイシング中に前記加工溝の画像データを常時取り込み、取り込んだ該加工溝の画像データのY軸方向の一方の溝エッジのY座標の最大値と他方の溝エッジのY座標の最小値との差が予め設定された閾値を超えた場合には警告を発する」ダイシング方法が提案されている(例えば、特許文献1の段落〔0007〕、図3参照)。
特許文献1に開示された技術によれば、制御手段70は、ダイシング動作の開始とともに、CCDカメラ62を常時駆動させて切削ブレード21による切削加工直後の加工溝81の画像データを常時取り込む(特許文献1の段落〔0023〕)。加工溝81の画像データを取得する毎に、時系列上で確定した最大値Y1maxと最小値Y2minとの差D=Y1max−Y2minを演算し、この差Dの程度を監視する。演算された差Dの大きさが予め設定された閾値Dth以下に収まっていれば、ダイシング動作をそのまま継続させる。一方、差Dが閾値Dthを超えた場合には、切削ブレード21が所定量以上に蛇行したものと認定し、切削ブレード21によるダイシング動作を停止させる(特許文献1の段落〔0023〕)。
この技術によれば、制御手段70は、切削ブレード21の蛇行を監視することを行っているが、切削ブレード21の蛇行を防止することを行っていない。したがって、閾値を越えた蛇行が発生するとダイシング動作を停止させる。特に、パッケージの厚さが厚い製品については、回転刃の蛇行が発生しやすいので、ダイシングをしばしば中断せざるを得ないという問題が発生する。
本発明は、厚さが厚い被切断物を切断する場合において、回転刃の蛇行を発生させることなく、被切断物を個片化して製品を製造することができる製造装置及び製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る製造装置は、複数の切断線を有する被切断物が載置されるテーブルと、被切断物を切断する第1の切断機構と、被切断物を切断する第2の切断機構と、テーブルと第1の切断機構及び第2の切断機構とを相対的に移動させる移動機構とを備え、被切断物を切断することによって複数の製品を製造する際に使用される製造装置であって、第1の切断機構に設けられた円板状の第1の回転刃と、第1の回転刃を挟んで固定する1組の第1の固定部材と、第2の切断機構に設けられた円板状の第2の回転刃と、第2の回転刃を挟んで固定する1組の第2の固定部材と、第1の固定部材から第1の回転刃が露出する第1の露出部と、第2の固定部材から第2の回転刃が露出する第2の露出部とを備え、第2の回転刃の径方向に沿った第2の露出部の長さは、第1の回転刃の径方向に沿った第1の露出部の長さよりも長く、複数の切断線に沿って第1の回転刃が被切断物の全厚さのうち一部分の厚さを切削することによって複数の切削溝が形成され、複数の切削溝に沿って第2の回転刃が被切断物の全厚さのうち残る厚さを切削することによって被切断物が切断されて、複数の製品が製造されることを特徴とする。
本発明に係る製造装置は、上述の製造装置において、第2の回転刃の板厚が第1の回転刃の板厚以上であることを特徴とする。
本発明に係る製造装置は、上述の製造装置において、第2の回転刃の板厚が第1の回転刃の板厚よりも小さいことを特徴とする。
本発明に係る製造装置は、上述の製造装置において、テーブルとして第1のテーブルと第2のテーブルとが設けられ、第1のテーブルには被切断物として第1の被切断物が載置され、第2のテーブルには被切断物として第2の被切断物が載置されることを特徴とする。
本発明に係る製造装置は、上述の製造装置において、被切断物は封止済基板であることを特徴とする。
本発明に係る製造装置は、上述の製造装置において、被切断物は、複数の製品にそれぞれ対応する複数の領域において機能素子が作りこまれた基板であることを特徴とする。
上記の課題を解決するために、本発明に係る製造方法は、複数の切断線を有する被切断物をテーブルに載置する工程と、被切断物と円板状の第1の回転刃とを相対的に移動させる工程と、被切断物と円板状の第2の回転刃とを相対的に移動させる工程とを備え、被切断物を切断することによって複数の製品を製造する製造方法であって、1組の第1の固定部材によって挟まれて固定された第1の回転刃を準備する工程と、1組の第2の固定部材によって挟まれて固定された第2の回転刃を準備する工程と、第1の回転刃を使用して複数の切断線に沿って被切断物の全厚さのうち一部分の厚さを切削することによって複数の切削溝を形成する工程と、第2の回転刃が複数の切削溝に沿って被切断物の全厚さのうち残る厚さを切削することによって被切断物を切断する工程とを備え、第2の固定部材から第2の回転刃が露出する第2の露出部において第2の回転刃の径方向に沿った長さを、第1の固定部材から第1の回転刃が露出する第1の露出部において第1の回転刃の径方向に沿った長さよりも大きくすることを特徴とする。
本発明に係る製造方法は、上述の製造方法において、第2の回転刃の板厚を第1の回転刃の板厚以上にすることを特徴とする。
本発明に係る製造方法は、上述の製造方法において、第2の回転刃の板厚を第1の回転刃の板厚よりも小さくすることを特徴とする。
本発明に係る製造方法は、上述の製造方法において、テーブルとして第1のテーブルと第2のテーブルとを準備する工程と、被切断物として第1の被切断物と第2の被切断物とを準備する工程と、被切断物をテーブルに載置する工程は、第1の被切断物を第1のテーブルに載置する工程と、第2の被切断物を第2のテーブルに載置する工程とを有することを特徴とする。
本発明に係る製造方法は、上述の製造方法において、被切断物は封止済基板であることを特徴とする。
本発明に係る製造方法は、上述の製造方法において、被切断物は、複数の製品にそれぞれ対応する複数の領域において機能素子が作りこまれた基板であることを特徴とする。
本発明によれば、製品の製造装置が、円板状の第1の回転刃と、円板状の第2の回転刃と、第1の回転刃が露出する第1の露出部と、第2の回転刃が露出する第2の露出部とを備える。第2の回転刃の径方向に沿った第2の露出部の長さは、第1の回転刃の径方向に沿った第1の露出部の長さよりも長い。複数の切断線に沿って第1の回転刃が被切断物の全厚さのうち一部分の厚さを切削することによって複数の切削溝が形成され、複数の切削溝に沿って第2の回転刃が被切断物の全厚さのうち残る厚さを切削することによって被切断物が切断されて、複数の製品が製造される。このことによって、厚さの厚い被切断物を切断する場合において各切削工程における加工負荷を小さくする。したがって、回転刃の蛇行を発生させることなく、厚さの厚い被切断物を切断できる。
図3に示されるように、厚さt1が薄く刃先出し量L1が短い回転刃8aと厚さt2が厚く刃先出し量L2が長い回転刃8cとを使用して、厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断する。まず、薄い厚さt1と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8aを使用して、複数の切断線5に沿って封止済基板1が有する全厚さのうち一部分の厚さを切削して切削溝10を形成する。次に、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cを使用して、複数の切削溝10に沿って封止済基板1が有する全厚さのうち残る部分を切削することによって、封止済基板1を切断する。厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断することによって、各切削工程における加工負荷を小さくすることができる。したがって、回転刃8a、8cの蛇行を防止できる。
本発明に係る製造装置の実施例1について、図1〜図3を参照して説明する。本出願書類におけるいずれの図についても、わかりやすくするために、適宜省略し又は誇張して模式的に描かれている。同一の構成要素については、同一の符号を付して説明を適宜省略する。
図1に示されるように、封止済基板1は、最終的に切断されて個片化される被切断物である。封止済基板1は、プリント基板やリードフレームなどからなる基板2と、基板2が有する複数の領域(後述)にそれぞれ装着されたチップ状電子部品(機能素子)からなるチップ3と、複数の領域が一括して覆われるようにして形成された封止樹脂4とを有する。チップ3としては、例えば、放熱板(ヒートシンク)が積層された電力制御用チップ、同種のチップが複数個積層されたスタック型チップなどが搭載される。このようなチップ3を一括して樹脂封止する場合には、封止済基板1の全厚さh(=基板2の厚さ+封止樹脂4の厚さ)は5mm〜6mm程度になり、通常の製品に比べて厚くなることが多い。
図1(a)に示されるように、封止済基板1には、長手方向に沿って伸びる複数の第1の切断線5と短手方向に沿って伸びる複数の第2の切断線6とがそれぞれ仮想的に設定される。複数の第1の切断線5と複数の第2の切断線6とによって囲まれた複数の領域7が、個片化されることによってそれぞれ製品になる。図1(a)においては、例えば、長手方向に沿って伸びる4本の第1の切断線5が設定され、短手方向に沿って伸びる5本の第2の切断線6が設定される。したがって、長手方向に沿って4個及び短手方向に沿って3個の領域7が形成され、合計で12個の領域7が格子状に形成される。それぞれの領域7が製品に相当する。封止済基板1に形成される領域7は、個片化される製品のサイズや数によって任意に設定される。
図2を参照して、本発明に係る製造装置において使用される回転刃を説明する。図2に示される3種類の回転刃8(8a〜8c)は、固定部材である一対のフランジ9(9a〜9c)によって両側が挟まれることによって固定される。回転刃8は切断機構に設けられた回転軸(図示なし)の先端に取り付けられる。回転刃8は、切断機構に対して着脱可能であって交換できる。図2(a)〜(c)に示される3種類の回転刃8a〜8cは、外径d1〜d3、厚さt1、t2が、それぞれ異なる。加えて、フランジ9の外径c1〜c3が異なる。その結果、回転刃8a〜8cにおいて、それぞれフランジ9a〜9cから露出した部分(露出部)における径方向の寸法である刃先出し量L1、L2が異なる。
言い換えれば、回転刃8の刃先出し量Lは、回転刃8の外径dとフランジの外径cとの差の1/2であって、L=(d−c)/2である。回転刃8の刃先出し量Lについては、L1<L2の関係にある。回転刃8aと回転刃8bとは、等しい刃先出し量L1を有する。
図2に示される回転刃8の外径dについては、d1<d2<d3の関係にある。図2(b)に示される回転刃8bの外径d2は、回転刃8aの外径d1と回転刃8cの外径d3との中間ぐらいの大きさである。
回転刃8の厚さtについては、t1<t2の関係にある。回転刃8bと回転刃8cとは等しい厚さt2を有する。
一般的に、回転刃の蛇行は、回転刃の回転数が速いほど発生しやすく、回転刃の厚さが薄いほど発生しやすく、回転刃の刃先出し量が長いほど発生しやすいという傾向にある。したがって、これらの値を最適化することによって、回転刃の蛇行の発生を防止できる。回転刃の刃先出し量の設定は、回転刃のボンドの種類、切断する被切断物の構成、切断する切断条件などによって異なる。回転刃8がメタルブレードである場合に回転刃8の蛇行の発生を防止するためには、回転刃8の刃先出し量Lを回転刃8の厚さtの20倍以下に設定することが好ましい。
図1〜図3を参照して、封止済基板1を切断して個片化する工程を説明する。図3においては、図2(a)に示された回転刃8aと図2(c)に示された回転刃8cとを使用して、厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断する工程を示す。
まず、図3(a)に示されるように、図2(a)に示された回転刃8aを使用して封止済基板1の全厚さのうち所定の厚さ部分を切削する。回転刃8aは、厚さt1、刃先出し量L1を有する。3種類の回転刃8a〜8cのうち、薄い厚さt1と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8aを使用して、封止済基板1の所定の厚さ部分(全厚さhのうち所定の一部分の厚さ部分)を切削する。
例えば、回転刃8aを、30,000〜40,000rpm程度でもって回転させる。封止済基板1の外側において、第1の切断機構(図示なし)に取り付けられた回転刃8aを下降させる。封止済基板1が有する封止樹脂4の所定の深さ位置まで、回転刃8aの下端を下降させる。回転刃8aをX方向に移動させることにより、封止済基板1の長手方向に沿って伸びる切断線5の位置に回転刃8aを合わせる。
次に、移動機構(図示なし)を使用して、切断用テーブル(図示なし)に載置された封止済基板1をY方向に移動させる。高速回転している回転刃8aによって、封止済基板1の長手方向に沿って伸びる切断線5に沿って、基板2の厚さの全ての部分と封止樹脂4の厚さのうち所定の厚さとを切削する。このことによって、封止済基板1の長手方向に沿って伸びる切断線5に沿って、回転刃8aの厚さt1に相当する幅(詳細には厚さt1よりもわずかに大きい幅)を有する切削溝10が形成される。回転刃8aの蛇行を防ぐためには、封止済基板1における適当な深さ位置まで回転刃8aを下降させることが好ましい。封止済基板1の長手方向に沿って伸びるすべての切断線5と短手方向に沿って伸びるすべての切断線6とに沿って(図1参照)、封止済基板1を切削する。封止済基板1に設定されたすべての切断線5、6に沿って、回転刃8aの厚さt1に相当する幅を有する切削溝10が形成される。
次に、図3(b)に示されるように、図2(c)に示された回転刃8cを使用して封止済基板1の全厚さのうち残りの部分(残る厚さの部分)を切削することによって、封止済基板1を切断する。回転刃8cは、厚さt2(>t1)、刃先出し量L2(>L1)を有する回転刃である。回転刃8aよりも厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cを使用して、封止済基板1の全厚さのうち残る厚さの部分を切削する。
例えば、回転刃8cを、30,000〜40,000rpm程度でもって回転させる。封止済基板1の外側において、第2の切断機構(図示なし)に取り付けられた回転刃8cを下降させる。封止済基板1が有する封止樹脂4の下面よりも下の位置まで、回転刃8cの下端を下降させる。回転刃8cの刃先出し量L2が封止済基板1の厚さhよりも大きいので、回転刃8cの下端を封止済基板1の下面よりも下の位置まで下降させることができる。回転刃8cをX方向に移動させることにより、封止済基板1の長手方向に沿って形成された切削溝10の位置に回転刃8cを合わせる。
次に、移動機構(図示なし)を使用して、切断用テーブル(図示なし)に載置された封止済基板1をY方向に移動させる。高速回転している回転刃8cによって、封止済基板1の長手方向に沿って形成された切削溝10に沿って、封止樹脂4が形成されている残りの部分(残る厚さの部分)をすべて切削する。この状態で、封止済基板1の全厚さhに相当する部分が切断された切断跡11が、封止済基板1の長手方向に沿って形成される。
図3(c)に示されるように、封止済基板1の長手方向に沿って形成されたすべての切削溝10と短手方向に沿って形成されたすべての切削溝10とに沿って、封止済基板1の残りの部分を切断する。長手方向に沿って形成された切断跡11と短手方向に沿って形成された切断跡11とによって個片化された製品12が、それぞれ製造される。
本実施例においては、3種類の回転刃8a〜8cのうち、薄い厚さt1と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8aと、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cとを順次使用して、厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断する。まず、薄い厚さt1と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8aを使用して、封止済基板1の切断線5と切断線6とに沿って、封止済基板1が有する封止樹脂4の所定の深さまで切削溝10を形成する。短い刃先出し量L1を有する回転刃8aを使用して封止済基板1が有する所定の部分を切削することにより、回転刃8aに加わる切削負荷を小さくする。したがって、薄い厚さt1を有する回転刃8aを使用する場合において、回転刃8aの蛇行を防止できる。
次に、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cを使用して、封止済基板1の長手方向に沿って形成された切削溝10と短手方向に沿って形成された切削溝10とに沿って、封止済基板1が有する封止樹脂4の残りの部分を切削する。長い刃先出し量L2を有する回転刃8cを使用して封止済基板1の残りの部分を切削した場合において、第1に、封止済基板1が有する封止樹脂4の残りの部分のみを切断するので、回転刃8cに加わる加工負荷を小さくする。第2に、厚い厚さt2を有する回転刃8cを使用するので、回転刃8cが加工負荷の影響を受けにくい。これらのことによって、回転刃8cの蛇行を防止できる。
本実施例によれば、薄い厚さt1と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8aと、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cとを順次使用して、厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断する。長い刃先出し量L2を有する回転刃8cを使用した場合において、実質的に切断する封止済基板1の厚さを薄くすることができる。したがって、回転刃8cに加わる加工負荷が小さくなる。厚さの厚い封止済基板1を切断する場合において、封止済基板1を2段階に分けて切断するので、それぞれの工程における加工負荷が小さくなる。加えて、厚い厚さt2を有する回転刃8cを使用するので、回転刃8cが加工負荷の影響を受けにくい。したがって、回転刃8a、8cの蛇行を発生させることなく、厚さの厚い封止済基板1を切断できる。
本実施例においては、まず、薄い厚さt1を有する回転刃8aを使用して、封止済基板1に設定された切断線5、6に沿って幅(≒t1<t2)の狭い切削溝10を形成する。次に、厚い厚さt2を有する回転刃8cを使用して、封止済基板1に形成された切削溝10に沿って、封止済基板1の全厚さのうち残る厚さの部分を切削する。これにより、封止済基板1を切断する。封止済基板1に形成された幅の狭い切削溝10に沿って、切削溝10の幅よりも大きい厚さt2を有する回転刃8cを使用して封止済基板1を切断する。したがって、切削溝10の位置に対して回転刃8cの位置がずれた場合であっても、回転刃8cの厚さt2に相当する幅を有する切断跡11が封止済基板1に形成される。回転刃8cの厚さt2に相当する幅を有する切断跡11を形成するので、個片化された製品12の側面(切断面)に段差がつくことを防止できる。
図4を参照して、実施例2において封止済基板1を切断して個片化する工程を説明する。実施例1に対して異なる点は、図2(b)に示された回転刃8b(厚さt2)と図2(c)に示された回転刃8c(厚さt2)とを使用して、厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断することである。回転刃の厚さt2は同じで回転刃の刃先出し量が異なる2つの回転刃を順次使用して、封止済基板1を2段階に分けて切断する。
まず、3種類の回転刃8a〜8cのうち図2(b)に示された回転刃8bを使用して、封止済基板1の全厚さのうち所定の厚さ部分を切削する。回転刃8bは、厚さt2と刃先出し量L1とを有する回転刃である。3種類の回転刃8a〜8cのうち、厚い厚さt2と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8bを使用して、封止済基板1の所定の厚さ部分を切削する。
例えば、回転刃8bを、30,000〜40,000rpm程度でもって回転させる。封止済基板1の外側において、第1の切断機構(図示なし)に取り付けられた回転刃8bを下降させる。封止済基板1が有する封止樹脂4の所定の深さ位置まで、回転刃8bの下端を下降させる。回転刃8bをX方向に移動させることにより、封止済基板1の長手方向に沿って伸びる切断線5の位置に回転刃8bを合わせる。
実施例2において使用する回転刃8bの厚さt2は、実施例1で使用する回転刃8aの厚さt1よりも厚い。したがって、実施例1に比べて、封止済基板1が有する封止樹脂4のより深い位置まで回転刃8bの下端を下降させた場合においても、回転刃8bの蛇行を防止できる。
次に、移動機構(図示なし)を使用して、切断用テーブル(図示なし)に載置された封止済基板1をY方向に移動させる。高速回転している回転刃8bによって、封止済基板1の長手方向に沿って伸びる切断線5に沿って、基板2の厚さの全ての部分と封止樹脂4の厚さのうち所定の厚さとを切削する。このことによって、封止済基板1の長手方向に沿って伸びる切断線5に沿って、回転刃8bの幅t2に相当する幅(詳細には幅t2よりもわずかに大きい幅)を有する切削溝13が形成される。封止済基板1の長手方向に沿って伸びるすべての切断線5と短手方向に沿って伸びるすべての切断線6とに沿って(図1を参照)、封止済基板1を切削する。封止済基板1に設定されたすべての切断線5、6に沿って、回転刃8bの幅t2に相当する幅を有する切削溝13が形成される。
次に、図4(b)に示されるように、図2(c)に示された回転刃8cを使用して封止済基板1の全厚さのうち残りの部分(残る厚さの部分)を切削することによって、封止済基板1を切断する。回転刃8cは、厚さt2(>t1)、刃先出し量L2(>L1)を有している回転刃である。3種類の回転刃8a〜8cのうち、回転刃8aよりも厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cを使用して、封止済基板1の全厚さのうち残る厚さの部分を切削する。
例えば、回転刃8cを、30,000〜40,000rpm程度でもって回転させる。封止済基板1の外側において、第2の切断機構(図示なし)に取り付けられた回転刃8cを下降させる。封止済基板1が有する封止樹脂4の下面よりも下の位置まで、回転刃8cの下端を下降させる。回転刃8cの刃先出し量L2が封止済基板1の厚さhよりも大きいので、回転刃8cの下端を封止済基板1の下面よりも下の位置まで下降させることができる。回転刃8cをX方向に移動させることにより、封止済基板1の長手方向に沿って形成された切削溝10の位置に回転刃8cを合わせる。
次に、移動機構(図示なし)を使用して、切断用テーブル(図示なし)に載置された封止済基板1をY方向に移動させる。高速回転している回転刃8cによって、封止済基板1の長手方向に沿って形成された切削溝13に沿って、封止樹脂4が形成されている残りの部分(残る厚さの部分)をすべて切削する。この状態で、封止済基板1の全厚さhに相当する部分が切断された切断跡11が、封止済基板1の長手方向に沿って形成される。
図4(c)に示されるように、封止済基板1の長手方向に沿って形成されたすべての切削溝13と短手方向に沿って形成されたすべての切削溝13とに沿って、封止樹脂4が形成されている残りの部分(残る厚さの部分)を切削する。長手方向に沿って形成された切断跡11と短手方向に沿って形成された切断跡11とによって個片化された製品12が、それぞれ製造される。
本実施例においては、3種類の回転刃8a〜8cのうち、厚い厚さt2と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8bと、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cとを順次使用して、厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断する。まず、厚い厚さt2と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8bを使用して、封止済基板1の切断線5と切断線6とに沿って、封止済基板1が有する封止樹脂4の所定の深さまで、回転刃8bの厚さt2に相当する幅(詳細には厚さt2(>t1)よりもわずかに大きい幅)を有する切削溝13を形成する。厚い厚さt2と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8bを使用するので、封止済基板1が有する封止樹脂4におけるいっそう深い部分まで切削した場合においても回転刃8bに加わる切削負荷を小さくする。したがって、回転刃8bの蛇行を防止できる。
次に、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cを使用して、封止済基板1の長手方向に沿って形成された切削溝13と短手方向に沿って形成された切削溝13とに沿って、封止済基板1が有する封止樹脂4の残りの部分を切断する。長い刃先出し量L2を有する回転刃8cを使用して封止済基板1の残りの部分を切削した場合において、第1に、封止済基板1の残りの部分がいっそう少なくなっているので、回転刃8cに加わる加工負荷をいっそう小さくする。第2に、厚い厚さt2を有する回転刃8cを使用するので、回転刃8cが加工負荷の影響を受けにくい。これらのことによって、回転刃8cの蛇行をいっそう効果的に防止できる。
本実施例によれば、厚い厚さt2と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8bと、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cとを順次使用して、厚さの厚い封止済基板1を2段階に分けて切断する。長い刃先出し量L2を有する回転刃8cを使用した場合において、実質的に切断する封止済基板1の厚さを薄くすることができる。したがって、回転刃8cに加わる加工負荷が小さくなる。厚さの厚い封止済基板1を切断する場合において、封止済基板1を2段階に分けて切断するので、それぞれの工程における加工負荷が小さくなる。加えて、厚い厚さt2を有する回転刃8cを使用するので、回転刃8cが加工負荷の影響を受けにくい。したがって、回転刃8b、8cの蛇行を発生させることなく、厚さの厚い封止済基板1を切断できる。
本実施例においては、まず、厚い厚さt2と短い刃先出し量L1とを有する回転刃8bを使用して、封止済基板1に設定された切断線5、6に沿って幅(≒t2>t1)の広い切削溝13をいっそう深く形成する。次に、厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する回転刃8cを使用して、封止済基板1に形成された切削溝13に沿って、封止済基板1の全厚さのうち残る厚さの部分を切削する。これにより、封止済基板1を切断する。封止済基板1の残りの部分がいっそう少なくなっているので、封止済基板1を切断する時の加工負荷が更に小さくなる。したがって、厚い厚さt2をそれぞれ有し、異なる刃先出し量L1とL2(>L1)とを有する2つの回転刃8b、8cを使用することによって、回転刃8b、8cの蛇行を発生させることなく、いっそう厚さの厚い封止済基板1を切断できる。
本発明に係る製造装置の実施例3について、図5を参照して説明する。図5に示されるように、製造装置14は、被切断物を複数の製品に個片化する装置である。製造装置14は、基板供給モジュールAと基板切断モジュールBと検査モジュールCとを、それぞれ構成要素として備える。各構成要素(各モジュールA〜C)は、それぞれ他の構成要素に対して着脱可能かつ交換可能である。
基板供給モジュールAには基板供給機構15が設けられる。被切断物に相当する封止済基板1が、基板供給機構15から搬出され、移送機構(図示なし)によって基板切断モジュールBに移送される。
図5に示される製造装置14は、ツインカットテーブル方式の製造装置である。したがって、基板切断モジュールBには、2個の切断用テーブル16a、16cが設けられる。切断用テーブル16a、16cは、移動機構17a、17cによって図のY方向に移動可能であり、かつ、回転機構18a、18cによってθ方向に回動可能である。切断用テーブル16a、16cには切断用治具(図示なし)が取り付けられ、切断用治具の上に封止済基板1が載置されて吸着される。
基板切断モジュールBには、切断機構として2個のスピンドル19a、19cが設けられる。製造装置14は、2個のスピンドル19a、19cが設けられるツインスピンドル構成の製造装置である。スピンドル19a、19cは、独立してX方向とZ方向とに移動可能である。スピンドル19aには、回転刃の厚さが薄く、回転刃の刃先出し量が短い回転刃8aが取り付けられる。スピンドル19cには、回転刃の厚さが厚く、回転刃の刃先出し量が長い回転刃8cが取り付けられる(図2、図3参照)。スピンドル19a、19cには、高速回転する回転刃8a、8cによって発生する摩擦熱を抑えるために切削水を噴射する切削水用ノズル(図示なし)が設けられる。切断用テーブル16a、16cとスピンドル19a、19cとを相対的に移動させることによって封止済基板1を切削する。回転刃8a、8cは、Y方向とZ方向とを含む面内において回転することによって封止済基板1を切削する。
検査モジュールCには検査用テーブル20が設けられる。検査用テーブル20には、封止済基板1を切断して個片化された複数の製品12からなる集合体、すなわち、切断済基板21が載置される。複数の製品12は、検査用のカメラ(図示なし)によって検査され、良品と不良品とに選別される。良品はトレイ22に収容される。
なお、本実施例においては、製造装置14の動作、封止済基板1の搬送、封止済基板1の切断、製品12の検査など、すべての動作や制御を行う制御部CTLを基板供給モジュールA内に設けた。これに限らず、制御部CTLを他のモジュール内に設けてもよい。
基板切断モジュールBにおいて、まず、スピンドル19aに取り付けられた回転刃8aによって、封止済基板1に設定された切断線に沿って全厚さのうち一部分の厚さが切削される。次に、スピンドル19cに取り付けられた回転刃8cによって、封止済基板1に形成された切削溝に沿って封止済基板1の全厚さのうち残りの厚さに相当する部分が切削される。このことによって、封止済基板1が切断される。2段階に分けて封止済基板1を切断することによって、製品12が製造される(図3参照)。
本実施例においては、ツインカットテーブル方式であって、ツインスピンドル構成の製造装置14を説明した。これに限らず、シングルカットテーブル方式であって、ツインスピンドル構成の製造装置においても、本発明を適用できる。
本実施例においては、基板切断モジュールB内に、回転刃の厚さが薄く回転刃の刃先出し量が短い回転刃8aを有するスピンドル19aと、回転刃の厚さが厚く回転刃の刃先出し量が長い回転刃8cを有するスピンドル19cとを設けた。これに限らず、基板切断モジュールを更に追加して、異なるスピンドルをそれぞれのモジュールに設けることができる。この場合には、基板切断モジュールB1に、回転刃の厚さが薄く回転刃の刃先出し量が短い回転刃8aを有するスピンドル19aを2個設ける。基板切断モジュールB2には、回転刃の厚さが厚く回転刃の刃先出し量が長い回転刃8cを有するスピンドル19cを2個設ける。このことによって、製造装置14の生産性をより向上させることができる。
各実施例においては、被切断物として、長手方向と短手方向とを持つ矩形の形状を有する封止済基板1を切断する場合を示した。これに限らず、正方形、円形などの形状を有する封止済基板を切断する場合にも本発明を適用できる。
各実施例においては、1回目に使用される回転刃と2回目に使用される回転刃との組合せを、次のように決定した。第1の組合せは、1回目の回転刃8aと2回目の回転刃8cとの組合せである。この組合せによれば、2回目の回転刃8cは、1回目の回転刃8aに比較して厚い厚さt2と長い刃先出し量L2とを有する。第2の組合せは、1回目の回転刃8bと2回目の回転刃8cとの組合せである。この組合せによれば、2回目の回転刃8cは、1回目の回転刃8bに比較して等しい厚さt2(t1よりも厚い厚さ)と長い刃先出し量L2とを有する。
1回目の回転刃と2回目の回転刃との組合せを、次のようにしてもよい。それは、2回目の回転刃が、1回目の回転刃に比較して薄い厚さと長い刃先出し量とを有するという、回転刃の組合せである。この組合せは、2回目の回転刃が切削する対象物が1回目の回転刃が切削する対象物よりも快削性を有する場合などに有効である。
本発明においては、1回目と2回目とに使用される回転刃が対象物である被切断物を切削する際にそれぞれ蛇行しないように、厚さと刃先出し量とを決定すればよい。1回目と2回目とに使用される回転刃の厚さと刃先出し量とは、それぞれ、切削する対象物の特徴(物性、硬度、脆性など)と切削する量(深さ)とに応じて決定される。本発明の特徴の1つは、2回目に使用される回転刃が1回目に使用される回転刃に比較して長い刃先出し量を有することである。
各実施例においては、被切断物として、基板2上に封止樹脂4を形成した封止済基板1を切断する場合を示した。これに限らず、被切断物における基板として、ガラスエポキシ積層板、プリント配線板、セラミックス基板、金属ベース基板、フィルムベース基板などを使用し、その上に封止樹脂を形成した封止済基板についても本発明を適用できる。
機能素子としては、IC(Integrated Circuit )、トランジスタ、ダイオードなどの半導体素子の他に、センサ、フィルタ、アクチュエータ、発振子などが含まれる。1個の領域に複数個の機能素子が搭載されてもよい。
更に、シリコン半導体や化合物半導体のウェーハがウェーハ状態のまま一括樹脂封止されたウェーハレベルパッケージのような実質的に円形の形状を有する被切断物を切断する場合においても、ここまで説明した内容を適用できる。
基板2における各領域7に搭載されるチップ3としては、能動素子である1個のチップ3だけでなく、複数のチップ(受動部品を含む)でもよい。チップ3は例示であり、コネクタなどの機構部品、発振子、センサ、フィルタなどが各領域7に搭載されてもよい。
製品は、制御系デバイスなどの半導体製品に限定されない。回転刃を使用して、複数の機能素子が作り込まれた基板(板状部材)が個片化されることによって製造される製品であれば、レンズアレイなどの光学部品(機能素子)、一般的な樹脂成形品などが製品に含まれる。本発明における被切断物は、回転刃を使用して切削する際の加工負荷が大きい被切断物であればよい。回転刃を使用して切削する際の加工負荷が大きい被切断物であるほど、本発明は有効である。
本発明は、上述した各実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、必要に応じて、任意にかつ適宜に組み合わせ、変更し、又は選択して採用できるものである。
1 封止済基板(被切断物)
2 基板
3 チップ
4 封止樹脂
5 第1の切断線(切断線)
6 第2の切断線(切断線)
7 領域
8 回転刃
8a、8b 回転刃(第1の回転刃)
8c 回転刃(第2の回転刃)
9 フランジ
9a、9b フランジ(第1の固定部材)
9c フランジ(第2の固定部材)
10 切削溝
11 切断跡
12 製品
13 切削溝
14 製造装置
15 基板供給機構
16a 切断用テーブル(テーブル、第1のテーブル)
16c 切断用テーブル(テーブル、第2のテーブル)
17a、17c 移動機構
18a、18c 回転機構
19a スピンドル(第1の切断機構)
19c スピンドル(第2の切断機構)
20 検査用テーブル
21 切断済基板
22 トレイ
d、d1、d2、d3 回転刃の外径
t、t1、t2 回転刃の厚さ
c、c1、c2、c3 フランジの外径
L、L1、L2 回転刃の刃先出し量
h 封止済基板の厚さ
A 基板供給モジュール
B、B1、B2 基板切断モジュール
C 検査モジュール
CTL 制御部
2 基板
3 チップ
4 封止樹脂
5 第1の切断線(切断線)
6 第2の切断線(切断線)
7 領域
8 回転刃
8a、8b 回転刃(第1の回転刃)
8c 回転刃(第2の回転刃)
9 フランジ
9a、9b フランジ(第1の固定部材)
9c フランジ(第2の固定部材)
10 切削溝
11 切断跡
12 製品
13 切削溝
14 製造装置
15 基板供給機構
16a 切断用テーブル(テーブル、第1のテーブル)
16c 切断用テーブル(テーブル、第2のテーブル)
17a、17c 移動機構
18a、18c 回転機構
19a スピンドル(第1の切断機構)
19c スピンドル(第2の切断機構)
20 検査用テーブル
21 切断済基板
22 トレイ
d、d1、d2、d3 回転刃の外径
t、t1、t2 回転刃の厚さ
c、c1、c2、c3 フランジの外径
L、L1、L2 回転刃の刃先出し量
h 封止済基板の厚さ
A 基板供給モジュール
B、B1、B2 基板切断モジュール
C 検査モジュール
CTL 制御部
Claims (12)
- 複数の切断線を有する被切断物が載置されるテーブルと、前記被切断物を切断する第1の切断機構と、前記被切断物を切断する第2の切断機構と、前記テーブルと前記第1の切断機構及び前記第2の切断機構とを相対的に移動させる移動機構とを備え、前記被切断物を切断することによって複数の製品を製造する際に使用される製造装置であって、
前記第1の切断機構に設けられた円板状の第1の回転刃と、
前記第1の回転刃を挟んで固定する1組の第1の固定部材と、
前記第2の切断機構に設けられた円板状の第2の回転刃と、
前記第2の回転刃を挟んで固定する1組の第2の固定部材と、
前記第1の固定部材から前記第1の回転刃が露出する第1の露出部と、
前記第2の固定部材から前記第2の回転刃が露出する第2の露出部とを備え、
前記第2の回転刃の径方向に沿った前記第2の露出部の長さは、前記第1の回転刃の径方向に沿った前記第1の露出部の長さよりも長く、
前記複数の切断線に沿って前記第1の回転刃が前記被切断物の全厚さのうち一部分の厚さを切削することによって複数の切削溝が形成され、
前記複数の切削溝に沿って前記第2の回転刃が前記被切断物の前記全厚さのうち残る厚さを切削することによって前記被切断物が切断されて、前記複数の製品が製造されることを特徴とする製造装置。 - 請求項1に記載された製造装置において、
前記第2の回転刃の板厚が前記第1の回転刃の板厚以上であることを特徴とする製造装置。 - 請求項1に記載された製造装置において、
前記第2の回転刃の板厚が前記第1の回転刃の板厚よりも小さいことを特徴とする製造装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載された製造装置において、
前記テーブルとして第1のテーブルと第2のテーブルとが設けられ、
前記第1のテーブルには前記被切断物として第1の被切断物が載置され、
前記第2のテーブルには前記被切断物として第2の被切断物が載置されることを特徴とする製造装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載された製造装置において、
前記被切断物は封止済基板であることを特徴とする製造装置。 - 請求項1〜3のいずれかに記載された製造装置において、
前記被切断物は、前記複数の製品にそれぞれ対応する複数の領域において機能素子が作りこまれた基板であることを特徴とする製造装置。 - 複数の切断線を有する被切断物をテーブルに載置する工程と、前記被切断物と円板状の第1の回転刃とを相対的に移動させる工程と、前記被切断物と円板状の第2の回転刃とを相対的に移動させる工程とを備え、前記被切断物を切断することによって複数の製品を製造する製造方法であって、
1組の第1の固定部材によって挟まれて固定された前記第1の回転刃を準備する工程と、
1組の第2の固定部材によって挟まれて固定された前記第2の回転刃を準備する工程と、
前記第1の回転刃を使用して前記複数の切断線に沿って前記被切断物の全厚さのうち一部分の厚さを切削することによって複数の切削溝を形成する工程と、
前記第2の回転刃が前記複数の切削溝に沿って前記被切断物の前記全厚さのうち残る厚さを切削することによって前記被切断物を切断する工程とを備え、
前記第2の固定部材から前記第2の回転刃が露出する第2の露出部において前記第2の回転刃の径方向に沿った長さを、前記第1の固定部材から前記第1の回転刃が露出する第1の露出部において前記第1の回転刃の径方向に沿った長さよりも大きくすることを特徴とする製造方法。 - 請求項7に記載された製造方法において、
前記第2の回転刃の板厚を前記第1の回転刃の板厚以上にすることを特徴とする製造方法。 - 請求項7に記載された製造方法において、
前記第2の回転刃の板厚を前記第1の回転刃の板厚よりも小さくすることを特徴とする製造方法。 - 請求項7〜9のいずれかに記載された製造方法において、
前記テーブルとして第1のテーブルと第2のテーブルとを準備する工程と、
前記被切断物として第1の被切断物と第2の被切断物とを準備する工程と、
前記被切断物を前記テーブルに載置する工程は、前記第1の被切断物を前記第1のテーブルに載置する工程と、前記第2の被切断物を前記第2のテーブルに載置する工程とを有することを特徴とする製造方法。 - 請求項7〜9のいずれかに記載された製造方法において、
前記被切断物は封止済基板であることを特徴とする製造方法。 - 請求項7〜9のいずれかに記載された製造方法において、
前記被切断物は、前記複数の製品にそれぞれ対応する複数の領域において機能素子が作りこまれた基板であることを特徴とする製造方法。
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