JP2016169524A - 車両のハンドル装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】操作感の良好な車両のドアハンドルの提供を目的とする。
【解決手段】車両のドア1に固定されるベース2に回転操作自在に連結される操作部材3への操作により出力部4を変位させ、該出力部4に連結されるドア1内のドアロック装置5を作動させる車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3の単位操作角当りの出力部4における変位量を操作部材3の回転位置により変化させる。
【選択図】 図14

Description

本発明は、車両のハンドル装置に関するものである。
ベースに連結される操作部材を回転操作することにより出力点に所定の変位を発生させ、出力点に接続されるドアロック装置を作動させるハンドル装置としては、特許文献1に記載のものが知られている。
この従来例において、ハンドル装置は、ベースにハンドル(操作部材)を回転操作自在に連結して形成される。操作部材を回転操作すると、レバーが回転駆動されてレバーの出力部に連結されたワイヤを介してドアロック装置が操作される。
特開2005-2567号公報
しかし、上述した従来例には操作感が悪く、かつ、操作力も大きくなるという問題がある。
すなわち、上述した従来例において、レバーの回転中心と操作部への接触部までの距離(アーム長)は操作部の全行程にわたってほぼ一定であるために、操作部材の単位回転角度当りのレバーの回転角度はほぼ全行程にわたってほぼ一定となる。
一方、ドアロック装置に対する操作力は、ロック部分に対する実際の解除動作が開始される前の初期において小さく、解除動作の開始から完了までの間で必要な操作力が最大となるために、操作部材に対する操作力は、操作初期において低く、ドアロック装置へのロック解除動作が開始するストローク終端において急激に大きくなるために、操作感の悪化をもたらす。
また、操作力が急激に増加すると、増加前と増加後の間で操作力の差が大きくなり、ドアロック装置が作動している短期間に差分の操作力を与える必要があるために、相対的な操作力が大きくなってしまう。
本発明は、以上の欠点を解消すべくなされたものであって、操作感の良好な車両のドアハンドルの提供を目的とする。
本発明によれば上記目的は、
車両のドア1に固定されるベース2に回転操作自在に連結される操作部材3への操作により出力部4を変位させ、該出力部4に連結されるドア1内のドアロック装置5を作動させる車両のハンドル装置であって、
前記操作部材3の単位操作角当りの出力部4における変位量を操作部材3の回転位置により変化させた車両のハンドル装置を提供することにより達成される。
操作部材3への操作力を出力部4を経由してドアロック装置5に伝達し、ドアロック装置5を作動させる場合、ドアロック装置5の作動完了までの必要な仕事量は操作部材3のレバー比、ドアロック装置5の作動時の抵抗等により一義的に決定される。
操作部材3の単位操作回転角度に対する出力部4における変位量を操作部材3の回転位置により変化させる本発明において、ドアロック装置5を作動させるために必要な操作部材3への操作力のピーク位置を、ドアロック装置5側の抵抗が最大となるロック解除動作タイミングに左右されることなく自由に設定することが可能になる。この結果、操作部材3への抵抗値(操作力)の分布、ピーク値を自由に設定することが可能になるために、操作フィーリングを考慮した設計が可能になり、操作性が向上する。
また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記操作部材3の単位操作角当たりの出力部4における変位量を、操作ハンドルの操作初期において長く、ドアロック装置5のロック解除作動位置近傍において短くした車両のハンドル装置を構成することができる。
操作部材3の単位操作角当たりの出力部4における変位量を操作初期において長く、ドアロック装置5のロック解除動作位置近傍において短くする本発明において、ドアロック装置5からの動作抵抗の低い操作初期での必要操作力を大きくし、ドアロック装置5からの抵抗が大きくなる後半の操作力を小さくすることができる。
この結果、全行程にわたって操作力をほぼ均等にすることができるために、操作性が向上する。
上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記出力部4は、ベース2に連結されて操作部材3により回転駆動され、前記操作部材3回転角度-出力部4変位特性を決定するカム部6を備えたカム体7と、
カム部6により駆動されるフォロア体8とを有し、
前記フォロア体8の変位により前記ドアロック装置5を作動させる車両のハンドル装置を構成することができる。
操作部材3の単位操作角当りの出力部4における変位量を調整するためには、操作部材3から出力部4に至る伝達系全体の入出力レバー比を調整することにより達成可能であるが、本発明のように、カム体7を使用し、該カム体7により全体の入出力レバー比を調整するように構成すると、構造を簡単にすることが可能になり、さらに、カム体7を最適化、変更するだけでドアロック装置5の変更等に対応することが可能になり、汎用性が向上する。
また、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記カム部6は板レバー状のカム体7に該カム体7の回転中心からの距離が漸次変化する長孔を開設して形成されるとともに、フォロア体8には、該長孔内を移動するフォロアピン9が設けられる車両のハンドル装置を構成することができる。
カム体7には種々の周知のものが使用可能であるが、板カムとして構成することにより操作部材3との操作力伝達に多用されるレバーとしての機能を容易に付加することができるために、構造が簡単になり、かつ、確動カムとすることにより、カム部6への追随性が高くなり、動作信頼性が向上する。
さらに、上記目的を達成するための本発明の他の態様として、
前記操作部材3とベース2とを予め連結してドア1表面に固定されるハンドルユニット10と、
ユニットベース11に前記出力部4を保持してドアパネル1裏面に固定される出力部ユニット12とを有する車両のハンドル装置を構成することができる。
ハンドル装置をドア1表面から固定するハンドルユニット10と、ドアパネル1裏面に固定される出力部ユニット12に各々ユニット化し、各々のユニットをドアパネル1表裏面に固定する本発明において、まず、ハンドルユニット10をドア1に固定した後、出力部ユニット12を固定するだけでドア1への固定作業が終了するために、ドア1への固定作業性が向上する。
また、パネル表面に固定されるハンドルユニット10に出力部4を組み込んだ場合には、ドアパネル1には出力部4をドアパネル1内部に通過させるための大きな装着開口を開設する必要があるが、ユニットをハンドルユニット10から分離することにより、ドアパネル1への装着開口を小さくすることが可能になり、さらに、出力部4はユニット化されているために、ドアパネル1裏面への固定作業も簡単になる。
この場合、
前記ハンドルユニット10には、操作部材3の操作に伴って揺動し、ドア1内に被連結部13を向けたレバー14が配置されるとともに、
前記出力部ユニット12には、ドアパネル1裏面への固定に際して前記レバー14の被連結部13に連結し、操作部材3への操作力を該出力部4に伝達する連結部15が設けられる車両のハンドル装置を構成すると、出力部ユニット12の固定作業とともにハンドルユニット10との操作力伝達経路が接続されるために、ドアパネル1への固定作業性が向上する。
本発明によれば、操作部材への操作力を操作開始から終了までほぼ等しくすることができるために、操作感を良好にすることができる。
ドアに取り付けた状態を示すハンドル装置を示す正面図である。 ハンドル装置を示す背面図である。 ハンドルユニットの背面図である。 図1の4A-4A線断面図である。 ハンドルユニットの分解図である。 ハンドルユニットの動作状態を示す図1の4A-4A線断面図である。 出力部ユニットを示す図である。 図7の8A方向矢視図である。 図7の9A-9A線断面図である。 出力部の分解図である。 出力部の連結スライダへの取り付け状態を示す図である。 出力部のユニットベースへの取り付け状態を示す図である。 操作部材の操作角-操作力線図である。 出力部の動作を示す説明図である。
図1以下に示すように、ドアハンドル装置は、ベース2としての固定ハンドルに操作部材3としての可動ハンドルを連結したハンドルユニット10と、ユニットベース11に出力部4を保持した出力部ユニット12とを有して構成される。
ハンドルユニット10のドア1への固定は、図1において左側を車両前方に向けた姿勢で固定ハンドルをドアパネル(ドア1)表面から固定して行われる(以下、本明細書において、車両への取付姿勢を基準に「上下」、「前後」方向とし、図4における上方向を「表面側」、その反対側を「裏面側」とする。)。
また、図1、4に示すように、ドアパネル1には、ドア1の開放操作に際してドアパネル1表面との間に手の挿入スペースを確保するための凹部1aが形成され、さらに、固定ハンドル2を固定するための前後部装着開口1b、1cが開設される。
図5に示すように、固定ハンドル2は、前後端部にドア取付面2aを有しており中央部には、ドアパネル1の凹部1aに対応してドアパネル1表面から浮き上がった手掛け対応部2bが設けられる。
この固定ハンドル2のドア1への固定は、後端部に形成された固定用ブロック16を後部装着開口1cからドア1内に挿入した後ドアパネル1にネジ止めするとともに、前部開口1bからドア1内に挿入された前端部に適宜のクリップ部材を装着して行われる。固定用ブロック16には、ドアパネル1へのネジ止めに使用されるネジ挿通孔16aが設けられる(図3、4参照)。
可動ハンドル3は、上記固定ハンドル2の前端から突出されてドア1への固定状態でドア1内に進入するヒンジ突片2cに一端が回転自在に軸支され、図4に示す初期回転位置に保持される。
また、固定ハンドル2には、可動ハンドル3を収容するための嵌合溝2dが長手通しに形成され(図2参照)、さらに、可動ハンドル3と固定ハンドル2には、各々可動ハンドル3が初期回転位置を超えて図4において時計回りの回転を規制するためのストッパ(図示せず)が設けられる。
この可動ハンドル3は、固定ハンドル2との連結端から手掛け対応部2bを超えて固定ハンドル2の後端部まで至る長さを有しており、中間部には、固定ハンドル2の手掛け対応部2bに対応した手掛け部3aが形成される。図5において鎖線で示すように、手掛け部3aは、可動ハンドル3が初期回転位置にあるときに、固定ハンドル2の手掛け相当部2bから裏面側に張り出しており、表面側への操作代が確保される。
また、図3、5に示すように、固定ハンドル2の後端部には、ピン受けブロック17とピン受け片18とが裏面方向に向けて突設され、これらピン受けブロック17とピン受け片18間に架設されて上下方向に配置される回転軸19周りにレバー14とカウンタウエイト20が同軸で連結される。
レバー14は、一端部に前方に向けて張り出す被動片14aと、先端にフォーク形状の被連結部13を備えて裏面側に張り出す作動片14bとを有してほぼL字形状に形成され、屈曲部近傍において軸支される。
図4に示すように、出力レバー14は装着状態において、被動片14aの先端が可動ハンドル3の後端部に対応し、可動ハンドル3の初期回転位置により決定される初期回転位置と図6に示すように、被動片14aが固定ハンドル2に形成されるレバーストッパ部2eに当接する作動回転位置の間を回転する。
カウンタウエイト20は、所定の重量が発生するように、亜鉛ダイカスト等の金属材料により形成され、回転軸19に対して後方に容積の大きなウエイト部20aを配置して重心を後方に移動させてある(図3、4参照)。
このカウンタウエイト20は、図外のトーションスプリングにより図4において反時計回りに付勢されてレバー14に当接しており、レバー14の作動回転位置方向への回転(図4における時計回り方向)に追随して回転する。
また、カウンタウエイト20はレバー14に対して時計回りに空転自在であり、レバー14が初期回転位置にあるとき、カウンタウエイト20のみを時計回りに回転させることができる。
したがって本例において、ハンドルユニット10をドア1に固定した非操作状態(初期状態)において、図4に示すように、レバー14はカウンタウエイト20の付勢力により初期回転位置に保持されており、これに伴ってレバー14の被押動片14aに押し付けられた可動ハンドル3は初期位置に保持される。
この状態から手掛け部3aに指先を掛けて可動ハンドル3を表面側に引くと、図6に示すように、レバー14とカウンタウエイト20は可動ハンドル3に押されて図6において反時計回りに回転して作動回転位置まで移動する。
また、図4に示す初期状態において、矢印A方向の側面衝突力が付与されて可動ハンドル3に作動回転方向への慣性が働いてレバー14が作動回転方向に回転しようとした場合、カウンタウエイには慣性により反時計回りの回転力が発生してレバー14の作動を規制してドア1ロック解除が防がれる。
さらに、図4における矢印B方向の側面衝突力が付与された場合には、カウンタウエイト20のみが時計回りに回転してレバー14を回転させることはないために、ドア1ロック解除が防がれる。
一方、出力部ユニット12は、図7以下に示すように、ユニットベース11上にカム体7、および連結用スライダからなる出力部4を装着して形成され、ドアパネル1裏面からドア1に固定される。図7、8に示すように、ユニットベース11には、上記固定ハンドル2の固定用ブロック16とともにドアパネル1に共締めするための取付片11aと、ドアパネル1の後部開口1cの周縁に係止させるための係止爪11bが形成される。
カム体7は、図9、10に示すように、一端に杆状の連結部15を、他端に対向する2枚の翼片7aを有し、中間部に回転軸挿通孔7bが開設される。各翼片7aには、後述するフォロアピン9が移動自在に挿入可能な幅寸法を有する長孔状のカム部6が形成される。
連結用スライダ8は、一端にピン固定孔8aを、他端にケーブル装置21のインナーワイヤを連結するためのワイヤ連結孔8bを有して矩形形状に形成され、カム体7の翼片7a間に挟まれるようにして嵌合された後、カム部6、およびピン固定孔8aを貫通するフォロアピン9により連結される。
以上のように連結用スライダ8を連結したカム体7は、図9、11に示すように、スライドガイド22に装着された後、回転軸挿通孔7b、およびユニットベース11に形成されたカム取付け孔11cを貫通する連結ピン23によりユニットベース11に連結される(図7、図12参照)。図8に示すように、スライドガイド22には、連結用スライダ8に連結されるケーブル装置21のアウターケーブルを連結するためのケーブル連結凹部22aが形成される。
上記スライドガイド22は、カム体7を挟み込む一対の翼片22bに上述したフォロアピン9が挿通可能なガイド長孔22cを開設して形成され、カム体7は、ガイド長孔22cの開放端からフォロアピン9を通過させることにより組み込まれる。
以上の出力部ユニット12は、図外のスプリングによりカム体7が図7に示す初期回転位置に保持されており、ハンドルユニット10とユニットベース11の連結操作に伴ってレバー14の被連結部13はカム体7の連結部15に嵌合し、以後、ハンドルユニット10の可動ハンドル3の操作に対応して連結用スライダ8がスライドし、ケーブル装置を経由してドアロック装置5を作動させる(図2参照)。
次にカム体7の作用を詳細に説明する。上述したように、ハンドル装置をドア1に取り付けた状態で可動ハンドル3を初期回転位置から作動回転位置まで回転操作すると、可動ハンドル3、レバー14間、およびレバー14、カム体7間の伝達側と被伝達側間のレバー比は可動ハンドル3の全動作行程でほぼ一定となるために、可動ハンドル3に対する操作角度とカム体7の作動角度との比は全動作行程ほぼ一致する。
一方、カム体7と連結用スライダ8との伝達部を構成するカム部6は、図10に示すように、カム体7の回転中心からの距離(d)が初期回転位置から作動回転位置方向に移動するにつれて漸次小さくなるように形成される。この結果、カム体7が初期回転位置から回転すると、このカム部6に連結される連結用スライダ8は漸次カム体7の回転中心方向、すなわち図2の2A方向に引き寄せられ、ドアロック装置5を作動させる。
さらに、カム部6は、カム体7の回転角度の同一増分(Δθ)に対する回転中心からの距離(d)の増分(Δd)が回転初期において大きく、回転後期において小さくなるように設定される。
図14は、左側が初期回転位置から(Δθ)の増分で順次回転して右側の作動回転位置に移行したときの矢印14A方向、すなわち、連結用スライダ8のスライド方向への回転中心からの距離の増分(Δd)を示したものである。
図14に示すように、カム体7の回転初期における増分(Δd)は回転後期のものに比して大きく、かつ、最小となる角度(図14における左から4番目)の近傍がドアロック装置5からの抗力が最大となる位置、すなわち、ドア1ロックによりロック解除が行われる位置にほぼ一致する。
カム体7、すなわち、可動ハンドル3の操作により連結用スライダ8に発生する操作力は、可動ハンドル3の単位回転角に対する連結用スライダ8の移動距離に比例するために、連結用スライダ8の操作力は可動ハンドル3の操作初期に弱く、後半に大きくなる。
これにドアロック装置5からの抵抗の変化を考慮すると、可動ハンドル3への操作力(操作抵抗)と操作角との関係は、横軸に可動ハンドル3の回転角度(θ)、縦軸に可動ハンドル3の操作力(操作抵抗)(F)をプロットした図13のようになる。
図13において、鎖線は、可動ハンドル3の操作角度に対する連結用スライダ8の移動距離の増分変化がない従来例相当のものを示す線図で、ドアロック解除に相当する操作角(θ1)で操作抵抗がピーク(ピーク値F1)となる。
これに対し、可動ハンドル3の操作角度に対する連結用スライダ8の移動距離の増分に変化をもたせた本実施の形態においては、図13において実線で示すように、ドアロック装置5からの抵抗が最大になる時期(θ0)で連結用スライダ8の操作力も大きくなり、さらに、ドアロック装置5からの抵抗が小さなストローク初期においては連結用スライダ8の操作力も小さいことから、ハンドルの操作抵抗のピーク値(F0)は前方に移動し、かつ、ピーク値も低くなる。
したがって、本実施の形態において、可動ハンドル3の最大操作力を小さくすることができる上に、ピーク値に至る操作力の変化がなだらかで、急激に可動ハンドル3が重くなることもないので、操作性が良好になる。
なお、ピーク値、ピーク値をとるタイミング、およびピーク値に至る変化はカム部6の設計により適宜変更可能で、例えば、図13において破線で示すように、ピーク時操作角(θ2)を後方にシフトさせ、ピーク値(F2)を低くすることも可能である。
なお、以上においては、固定ハンドル2に可動ハンドル3を予め連結しておき、ドア1に固定するタイプのハンドル装置について説明したが、ベース2を予めドアパネル1の裏面に固定しておき、該ベース2にドア1開放操作時の手掛けを提供する可動ハンドル3を操作部材3としてドア1表面側から装着するタイプのハンドル装置に対しても適用可能である。
1 ドア
2 ベース(固定ハンドル)
3 操作部材(可動ハンドル)
4 出力部
5 ドアロック装置
6 カム部
7 カム体
8 フォロア体(連結用スライダ)
9 フォロアピン
10 ハンドルユニット
11 ユニットベース
12 出力部ユニット
13 被連結部
14 レバー
15 連結部

Claims (6)

  1. 車両のドアに固定されるベースに回転操作自在に連結される操作部材への操作により出力部を変位させ、該出力部に連結されるドア内のドアロック装置を作動させる車両のハンドル装置であって、
    前記操作部材の単位操作角当りの出力部における変位量を操作部材の回転位置により変化させた車両のハンドル装置。
  2. 前記操作部材の単位操作角当たりの出力部における変位量を、操作ハンドルの操作初期において長く、ドアロック装置のロック解除作動位置近傍において短くした請求項1記載の車両のハンドル装置。
  3. 前記出力部は、ベースに連結されて操作部材により回転駆動され、前記操作部材回転角度-出力部変位特性を決定するカム部を備えたカム体と、
    カム部により駆動されるフォロア体とを有し、
    前記フォロア体の変位により前記ドアロック装置を作動させる請求項1または2記載の車両のハンドル装置。
  4. 前記カム部は板レバー状のカム体に該カム体の回転中心からの距離が漸次変化する長孔を開設して形成されるとともに、フォロア体には、該長孔内を移動するフォロアピンが設けられる請求項3記載の車両のハンドル装置。
  5. 前記操作部材とベースとを予め連結してドア表面に固定されるハンドルユニットと、
    ユニットベースに前記出力部を保持してドアパネル裏面に固定される出力部ユニットとを有する請求項1から4のいずれかに記載の車両のハンドル装置。
  6. 前記ハンドルユニットには、操作部材の操作に伴って揺動し、ドア内に被連結部を向けたレバーが配置されるとともに、
    前記出力部ユニットには、ドアパネル裏面への固定に際して前記レバーの被連結部に連結し、操作部材への操作力を該出力部に伝達する連結部が設けられる請求項5記載の車両のハンドル装置。
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