JP2016162696A - 照明制御装置及び照明制御方法 - Google Patents

照明制御装置及び照明制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016162696A
JP2016162696A JP2015042990A JP2015042990A JP2016162696A JP 2016162696 A JP2016162696 A JP 2016162696A JP 2015042990 A JP2015042990 A JP 2015042990A JP 2015042990 A JP2015042990 A JP 2015042990A JP 2016162696 A JP2016162696 A JP 2016162696A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lighting
lighting mode
mode
priority
switching
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015042990A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6489522B2 (ja
Inventor
淑也 森脇
Yoshiya Moriwaki
淑也 森脇
岸本 晃弘
Akihiro Kishimoto
晃弘 岸本
片山 尚武
Naotake Katayama
尚武 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2015042990A priority Critical patent/JP6489522B2/ja
Priority to CN201610082358.2A priority patent/CN105939561B/zh
Priority to US15/040,255 priority patent/US9504114B2/en
Publication of JP2016162696A publication Critical patent/JP2016162696A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6489522B2 publication Critical patent/JP6489522B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/16Controlling the light source by timing means
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/105Controlling the light source in response to determined parameters
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/10Controlling the intensity of the light
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B47/00Circuit arrangements for operating light sources in general, i.e. where the type of light source is not relevant
    • H05B47/10Controlling the light source
    • H05B47/105Controlling the light source in response to determined parameters
    • H05B47/115Controlling the light source in response to determined parameters by determining the presence or movement of objects or living beings
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)

Abstract

【課題】移動する人に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることを抑制した照明制御を行う照明制御装置及び照明制御方法を提供する。
【解決手段】照明制御装置20の制御部23は、人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせの変化に従って第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える場合に、第1点灯モードに対して予め付与された優先順位である第1優先順位と第2点灯モードに対して予め付与された優先順位である第2優先順位とを比較し、第1優先順位より第2優先順位が低い場合には、検知結果の組み合わせが変化した時点から予め定められた待機時間だけ第1点灯モードを維持した後に第2点灯モードに切り替え、第1優先順位より第2優先順位が低くない場合には、検知結果の組み合わせが変化した時点で第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える。
【選択図】図2

Description

本発明は、照明制御装置及び照明制御方法に関し、特に、人感センサの検知結果に連動して照明を制御する技術に関する。
従来、人感センサの検知結果に連動して照明を制御する様々な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の技術によれば、人感センサよって、人間が滞在する滞在領域かそうでない非滞在領域かを判定し、その判定結果に応じて異なる照明制御を行う。これにより、照明エリアを区分した区分領域が滞在領域か非滞在領域かを判定でき、判定した領域毎に異なる照明制御が行なわれるというものである。
特開2013−109876号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、人がある人感センサの検知範囲から他の人感センサの検知範囲に移動する場合に、いずれの人感センサの検知範囲にも属さない領域を通過したときには、意図しない照明制御が行われてしまうという問題がある。つまり、人が、いずれの人感センサの検知領域にも属さない領域を通過したときには、人が存在しないと判断され、照度が落とされたり、照明が消灯されてしまったりする。
そのために、移動中の人は、不快感を覚えるだけでなく、低い照度又は暗闇の下で部屋を移動しなければならず、物にぶつかったり、転倒したりするという、危険な状態になってしまう可能性もある。
そこで、本発明は、上記状況に鑑みてなされたものであり、移動する人に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることを抑制した照明制御を行う照明制御装置及び照明制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る照明制御装置の一形態は、複数の点灯モードを有する1以上の照明器具と2以上の人感センサとが設置された部屋の照明を制御する照明制御装置であって、前記2以上の人感センサの検知結果を取得する検知結果取得部と、前記2以上の人感センサの検知結果についての複数の組み合わせのそれぞれと前記照明器具の点灯モードとの対応を示す点灯モード情報を記憶している記憶部と、前記点灯モード情報を参照することにより、前記検知結果取得部で取得された前記2以上の人感センサの検知結果の組み合わせに対応する点灯モードを特定し、特定した点灯モードに前記照明器具がなるように前記照明器具を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記検知結果取得部で取得された前記2以上の人感センサの検知結果の組み合わせの変化に従って第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える場合に、前記第1点灯モードに対して予め付与された優先順位である第1優先順位と前記第2点灯モードに対して予め付与された優先順位である第2優先順位とを比較し、前記第1優先順位より前記第2優先順位が低い場合には、前記検知結果の組み合わせが変化した時点から、予め定められた待機時間だけ前記第1点灯モードを維持した後に、前記第2点灯モードに切り替え、前記第1優先順位より前記第2優先順位が低くない場合には、前記検知結果の組み合わせが変化した時点で、前記第1点灯モードから前記第2点灯モードに切り替える。
また、上記目的を達成するために、本発明に係る照明制御方法の一形態は、複数の点灯モードを有する1以上の照明器具と2以上の人感センサとが設置された部屋の照明を制御する照明制御方法であって、前記2以上の人感センサの検知結果を取得する検知結果取得ステップと、前記2以上の人感センサの検知結果についての複数の組み合わせのそれぞれと前記照明器具の点灯モードとの対応を示す点灯モード情報を参照することにより、前記検知結果取得ステップで取得された前記2以上の人感センサの検知結果の組み合わせに対応する点灯モードを特定し、特定した点灯モードに前記照明器具がなるように前記照明器具を制御する制御ステップとを含み、前記制御ステップでは、前記検知結果取得ステップで取得された前記2以上の人感センサの検知結果の組み合わせの変化に従って第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える場合に、前記第1点灯モードに対して予め付与された優先順位である第1優先順位と前記第2点灯モードに対して予め付与された優先順位である第2優先順位とを比較し、前記第1優先順位より前記第2優先順位が低い場合には、前記検知結果の組み合わせが変化した時点から、予め定められた待機時間だけ前記第1点灯モードを維持した後に、前記第2点灯モードに切り替え、前記第1優先順位より前記第2優先順位が低くない場合には、前記検知結果の組み合わせが変化した時点で、前記第1点灯モードから前記第2点灯モードに切り替える。
なお、本発明は、上記照明制御装置及び照明制御方法として実現できるだけでなく、照明制御方法をコンピュータに実行させるプログラムとして実現したり、そのプログラムを格納したコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現したりすることもできる。
本発明により、移動する人に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることを抑制した照明制御を行う照明制御装置及び照明制御方法が提供される。
実施の形態1における照明制御システムが適用される場面を説明する図 実施の形態1における照明制御システムの構成を示すブロック図 実施の形態1における点灯モード情報のデータ構造例を示す図 実施の形態1及び2における優先順位を用いた点灯モードの切替制御の機能を示すフローチャート 実施の形態1及び2における「待機時間」の定義例を示す図 実施の形態1及び2における照明制御システムの動作を示すフローチャート 実施の形態1における状態遷移表のデータ構造例を示す図 実施の形態1における照明制御システムの具体的な動作例を示すタイミングチャート 実施の形態1における点灯モード情報の変更例を示す図 図9Aに示される点灯モード情報の変更に伴う状態遷移表の更新例を示す図 実施の形態1における「空間照度」を定義する情報テーブルの例を示す図 実施の形態2における照明制御システムが適用される場面を説明する図 実施の形態2における照明制御システムの構成を示すブロック図 実施の形態2における点灯モード情報のデータ構造例を示す図 実施の形態2における状態遷移表のデータ構造例を示す図 実施の形態2における照明制御システムの具体的な動作例を示すタイミングチャート
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、より好ましい形態を構成する任意の構成要素として説明される。
(実施の形態1)
まず、本発明に係る照明制御装置及び照明制御方法について、本発明の実施の形態1(ここでは、照明制御システム)を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態1における照明制御システム10が適用される場面を説明する図である。ここでは、人16が居住する部屋15に、照明制御システム10が設けられた例が示されている。
照明制御システム10は、人感センサの検知結果に連動して照明を制御するシステムであり、3個の照明器具11a〜11cと、2個の人感センサ12a及び12bと、照明制御装置20とから構成される。
3個の照明器具11a〜11cは、照明制御装置20による制御の下で、これら3個の照明器具が一体となって、複数の点灯モードで照明する器具であり、例えば、LED光源を有するダウンライト又はシーリングライト等である。ここで、「点灯モード」は、照明器具11a〜11cの動作モードであり、本実施の形態では、部屋15における空間照度で定義される照明シーンを実現する動作モードである。
2個の人感センサ12a及び12bは、人の存否を検知するセンサであり、例えば、赤外線、超音波又は可視光によって人の存否を検知するセンサである。なお、図1では、人感センサ12a及び12bそれぞれの検知範囲は、2本の点線で挟まれた範囲である。
照明制御装置20は、人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせに基づいて、照明器具11a〜11cを制御することにより、部屋15の照明を制御する装置である。この照明制御装置20は、人16が人感センサ12a及び12bの検知範囲のいずれにも属さない領域を通過して移動する場合であっても、その人16に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることを抑制した照明制御を行う点に特徴を有する。
なお、図1では、3個の照明器具11a〜11cが設けられたが、これに限られず、1個以上の照明器具が設けられればよい。1個以上の照明器具によって、複数の点灯モード(複数の空間照度)を実現することは可能だからである。ただし、多様な照明シーン(点灯モード)を実現するためには、複数の照明器具が設けられることが好ましい。
また、図1では、2個の人感センサ12a及び12bが設けられたが、3個以上の人感センサが設けられてもよい。また、図1では、照明器具11a〜11cを手動で操作するためのリモコン及び操作スイッチ等の入力装置が図示されていないが、このような入力装置が設けられてもよい。入力装置は、スマートフォン又はタブレット端末等であってもよい。
図2は、図1に示される照明制御システム10の構成を示すブロック図である。本図に示されるように、照明制御システム10は、3個の照明器具11a〜11c、2個の人感センサ12a及び12b、及び、それらと有線又は無線で接続された照明制御装置20を備える。
照明制御装置20は、複数の点灯モードを有する1以上の照明器具(ここでは、照明器具11a〜11c)と2以上の人感センサ(ここでは、人感センサ12a及び12b)とが設置された部屋15の照明を制御する装置である。この照明制御装置20は、検知結果取得部21、記憶部22、および、制御部23を有する。
検知結果取得部21は、人感センサ12a及び12bの検知結果を取得する処理部の一例であり、例えば、人感センサから送られてくる信号を受信する通信インタフェースである。
記憶部22は、点灯モード情報22a及び状態遷移表22bを記憶する記憶媒体であり、例えば、不揮発性記憶メモリである。
点灯モード情報22aは、人感センサ12a及び12bの検知結果についての複数の組み合わせのそれぞれと照明器具11a〜11cの点灯モードとの対応を示す予め作成された情報であり、例えば、図3に示されるようなテーブルである。
図3は、点灯モード情報22aのデータ構造例を示す図である。ここでは、人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせ(「S1」、「S2」は、それぞれ、人感センサ12a及び12bの検知結果に対応)、「照明制御」(点灯モード)、照明制御の内容(「空間照度」)、及び、「優先順位」の対応が示されている。ここで、検知結果(「S1」、「S2」)の欄における「○」、「×」は、それぞれ、「人の存在が検知された」、「人の存在が検知されない」に対応する。「優先順位」は、点灯モードに対応づけられた優先度であり、ここでは、「空間照度」が高いほど、優先度の高い値(小さい数値)に設定されている。「空間照度」は、部屋15のおける代表的な場所として予め定められた1以上の場所での照度(複数の場所での照度を用いる場合には、それら複数の照度の平均値)である。
なお、点灯モード情報22aのデータ構造は、図3に示される構造だけに限られない。例えば、人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせと「照明制御」(点灯モード)とが対応づけられた表、及び、「照明制御」(点灯モード)と照明制御の内容(「空間照度」)及び「優先順位」とが対応づけられた表に分離されていてもよい。
状態遷移表22bは、制御部23が照明器具11a〜11cの点灯モードを切り替えるときに参照される表であり、制御部23による照明制御が開始される前に、制御部23によって、点灯モード情報22aから動的に生成される。この状態遷移表22bの詳細については、後述する。
制御部23は、点灯モード情報22aを参照しながら、検知結果取得部21で取得された人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせに応じて、照明器具11a〜11cを制御する処理部であり、例えば、プログラムを内蔵したマイクロコンピュータ等である。より詳しくは、制御部23は、点灯モード情報22aを参照することにより、検知結果取得部21で取得された人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせに対応する点灯モードを特定する。そして、制御部23は、特定した点灯モードに照明器具11a〜11cがなるように照明器具11a〜11cを制御(ここでは、調光)する。例えば、照明器具11a〜11cがダウンライトである場合には、制御部23は、照明器具11a〜11cに対して、位相制御調光、又は、専用制御線を介した調光を行う。位相制御調光は、照明器具11a〜11cに供給される電力の位相を制御することによる調光である。また、照明器具11a〜11cがシーリングライトである場合には、制御部23は、照明器具11a〜11cに対して、赤外線又は無線信号によって調光信号(デューティ信号)を送ることで、PWM(Pulse Width Modulation)調光を行う。PWM調光は、制御部23から送られてきた調光信号(デューティ信号)に従って、照明器具11a〜11cが明るさを制御する調光である。
ここで、特徴的な制御として、制御部23は、検知結果取得部21で取得された人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせの変化に従って点灯モードを切り替える場合に、優先順位を用いることにより、切替ケースによっては、待機時間を設ける。
図4は、制御部23による優先順位を用いた点灯モードの切替制御の機能を示すフローチャートである。いま、制御部23は、検知結果取得部21で取得された人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせの変化に従って、点灯モード情報22aを参照することにより、第1点灯モードから第2点灯モードに切り替えるとする(S10)。この場合に、制御部23は、第1点灯モードに対して予め付与された優先順位である第1優先順位と第2点灯モードに対して予め付与された優先順位である第2優先順位とを比較する(S11)。
その結果、第1優先順位より第2優先順位が低い場合には(S11でYes)、制御部23は、検知結果の組み合わせが変化した時点から予め定められた待機時間だけ第1点灯モードを維持した後に、第2点灯モードに切り替える第1切替モードを実行する(S12)。ここで、「待機時間」は、図5に示されるように、部屋15に設けられ人感センサのうち最も離れて位置する2つの人感センサ(ここでは、人感センサ12a及び12b)の間の距離を、人の歩行速度として予め定められた速度で除して得られる時間以上の時間である。つまり、「待機時間」は、このような時間として予め設定された値である。一方、第1優先順位より第2優先順位が低くない場合には(S11でNo)、制御部23は、検知結果の組み合わせが変化した時点で(つまり、即座に)第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える第2切替モードを実行する(S13)。
このような制御部23による特徴的な制御により、優先順位の低い(ここでは、空間照度が低い)点灯モードに切り替える際には、直前の優先順位が高い(つまり、空間照度が高い)点灯モードを待機時間だけ維持した後に、切り替えが行われる。よって、移動する人16に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることが抑制される。
次に、以上のように構成された本実施の形態における照明制御システム10の動作について、説明する。
図6は、本実施の形態における照明制御システム10の動作を示すフローチャートである。
なお、照明制御装置20の制御部23は、照明制御に先立ち、図4に示された処理手順に従って、記憶部22に格納された点灯モード情報22aから状態遷移表22bを生成し、記憶部22に格納しておく。この生成処理は、点灯モード情報22aが変更されない限り、一度だけ行われる。具体的には、制御部23は、点灯モード情報22aに登録された点灯モード及び優先順位を参照し、発生し得る点灯モードの切り替えの全ての組み合わせについて、図4に示される手順に従って、切替モードを判別することで、状態遷移表22bを生成する。例えば、制御部23は、点灯モード1から点灯モード2に切り替えるケースでは、点灯モード1に対応する優先順位(「1」)よりも、点灯モード2に対応する優先順位(「2」)が低いことから、第1切替モードを実行すべきと判断する。以下、同様にして、制御部23は、点灯モードの切り替えの全ての組み合わせについて、図4に示される手順に従って、切替モードを判別する。
図7は、制御部23によって生成される状態遷移表22bのデータ構造例を示す図である。状態遷移表22bは、点灯モード情報22aに従って制御部23が照明器具11a〜11cの点灯モードを切り替える(第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える)際に、第1切替モード及び第2切替モードのいずれを実行すべきかを示す情報である。上述したように、第1切替モードは、待機時間だけ第1点灯モードを維持した後に第2点灯モードに切り替える切替モードである。第2切替モードは、検知結果の組み合わせが変化した時点で第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える切替モードである。
図7に示されるように、状態遷移表22bは、第1点灯モードとしてとり得る複数の点灯モードのそれぞれと(「切替前」)、第2点灯モードとしてとり得る複数の点灯モードのそれぞれ(「切替後」)との組み合わせごとに、切替モードの種別が登録されている。図7では、第1切替モード及び第2切替モードを、それぞれ、「待機時間有」及び「待機時間無」として表記されている。図7に示される状態遷移表22bでは、図4の処理手順で生成されるので、より低い優先順の点灯モードに遷移する場合にだけ「待機時間有(第1切替モード)」(それ以外の遷移では「待機時間無(第2切替モード)」)で切り替えることが示されている。制御部23は、照明制御に先立って状態遷移表22bを生成し、照明制御においては状態遷移表22bを参照しなから点灯モードを切り替えることで、より早い切り替え制御が可能となる。
以上の事前準備の後に、図6に示されるように、まず、制御部23は、検知結果取得部21を介して、人感センサ12a及び12bの検知結果を取得する(S21)。そして、制御部23は、記憶部22に格納された点灯モード情報22aを参照することにより、いま取得した人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせに対応する点灯モード、つまり、次の切り替え候補となる点灯モードを特定する(S22)。
なお、制御部23は、一連の繰り返し処理S21〜S28において、現在の点灯モードを示す情報(初期値として、最も優先度の低い点灯モード4を示す情報)を保持している。
次に、制御部23は、現在の点灯モード(第1点灯モード(切替前))といま取得した点灯モード(第2点灯モード(切替後))とについて、記憶部22に格納された状態遷移表22bを参照することで、切替モード、つまり、待機時間の有無を確認する(S23)。
その結果、状態遷移表22bにおいて、「待機時間有(第1切替モード)」の切り替えをすべきと確認した場合には(S23で「待機時間有」)、制御部23は、続いて、待機時間の経過を確認する(S24)。具体的には、制御部23は、待機時間用のカウンタ(待機時間カウンタ)を内蔵しており、待機時間カウンタが、予め設定された待機時間に相当する値に達しているかを確認する。
その結果、待機時間が経過していないと確認した場合には(S24で「経過していない」)、制御部23は、待機時間カウンタを所定値(例えば、1回分の繰り返し処理S21〜S28に要する時間に相当する値)だけ進める(S25)。その後、制御部は、現在の点灯モードを維持したまま(S26)、再び、人感センサ12a及び12bの検知結果を取得する処理に戻り(S21)、一連の処理を繰り返す(S21〜S28)。
一方、ステップS23で「待機時間無(第2切替モード)」の切り替えをすべきと確認された場合(S23で「待機時間無」)、及び、ステップS24で待機時間が経過していると確認された場合(S24で「経過していない」)には、次の処理が行われる。つまり、制御部23は、切り替え候補の点灯モードに切り替えるように、照明器具11a〜11cを制御する(S27)。そして、制御部23は、後処理として、待機時間カウンタをリセットし(S28)、現在の点灯モードを示す情報を、切り替え後の点灯モードを示すように更新する(S26)。その後、以上の一連の処理S21〜S28が繰り返される。
図8は、本実施の形態における照明制御システム10の具体的な動作例を示すタイミングチャートである。ここでは、人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせ(「検知状態」)、人感センサ12aの検知結果(「人感センサ12a(S1)」)、人感センサ12bの検知結果(「人感センサ12b(S2)」)及び「点灯モード」のタイミングが示されている。「人感センサ12a(S1)」及び「人感センサ12b(S2)」では、Hiレベルが「人の存在が検知された(点灯モード情報22aにおける「○」)」に相当し、Lowレベルが「人の存在が検知されない(点灯モード情報22aにおける「×」)」に相当する。また、「点灯モード」のタイミングチャートには、点灯モードの種類と、その下に括弧書きで空間照度とが示されている。
図8に示されるように、最初に、人感センサ12a(S1)で人の存在が検知されず、かつ、人感センサ12b(S2)で人の存在が検知される状態(検知状態1)であるとする。この検知状態1では、制御部23は、点灯モード情報22aを参照することで、照明器具11a〜11cを点灯モード3に制御している。
次に、人16が移動したことにより、検知状態が検知状態1から検知状態2(人感センサ12a(S1)で人の存在が検知され、かつ、人感センサ12b(S2)で人の存在が検知される状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部23は、点灯モード情報22aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード1であると分かる。さらに、制御部23は、状態遷移表22bを参照することで、現在の点灯モード3から次の点灯モード1への切り替えが「待機時間無(第2切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部23は、即座に、照明器具11a〜11cを点灯モード1に切り替える。
続いて、人16が移動したことにより、検知状態が検知状態2から検知状態3(人感センサ12a(S1)で人の存在が検知され、かつ、人感センサ12b(S2)で人の存在が検知されない状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部23は、点灯モード情報22aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード2であると分かる。さらに、制御部23は、状態遷移表22bを参照することで、現在の点灯モード1から次の点灯モード2への切り替えが「待機時間有(第1切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部23は、検知状態が変化した時点から、待機時間だけ待機したうえで、照明器具11a〜11cを点灯モード2に切り替える。
続いて、人16が移動したことにより、検知状態が検知状態3から検知状態4(人感センサ12a(S1)で人の存在が検知されず、かつ、人感センサ12b(S2)で人の存在が検知されない状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部23は、点灯モード情報22aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード4であると分かる。さらに、制御部23は、状態遷移表22bを参照することで、現在の点灯モード2から次の点灯モード4への切り替えが「待機時間有(第1切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部23は、検知状態が変化した時点から、待機時間だけ待機したうえで、照明器具11a〜11cを点灯モード4に切り替える。
続いて、人16が移動したことにより、検知状態が検知状態4から検知状態5(人感センサ12a(S1)で人の存在が検知されず、かつ、人感センサ12b(S2)で人の存在が検知される状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部23は、点灯モード情報22aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード3であると分かる。さらに、制御部23は、状態遷移表22bを参照することで、現在の点灯モード4から次の点灯モード3への切り替えが「待機時間無(第2切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部23は、検知状態が変化した時点で、即座に、照明器具11a〜11cを点灯モード3に切り替える。
続いて、人16が移動したことにより、検知状態が検知状態5から検知状態6(人感センサ12a(S1)で人の存在が検知されず、かつ、人感センサ12b(S2)で人の存在が検知されない状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部23は、点灯モード情報22aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード4であると分かる。さらに、制御部23は、状態遷移表22bを参照することで、現在の点灯モード3から次の点灯モード4への切り替えが「待機時間有(第1切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部23は、検知状態が変化した時点から、待機時間だけ待機したうえで、照明器具11a〜11cを点灯モード4に切り替えようとする。
しかしながら、この遷移例では、待機時間が経過する前に、検知状態が検知状態6から検知状態7(人感センサ12a(S1)で人の存在が検知され、かつ、人感センサ12b(S2)で人の存在が検知されない状態)に変化している。よって、待機時間が経過するまでに、このような検知状態の遷移を検知するので、制御部23は、点灯モード情報22aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが、それまでの点灯モード4ではなく、点灯モード2であると分かる。さらに、制御部23は、状態遷移表22bを参照することで、現在の点灯モード3から点灯モード2への切り替えが「待機時間無(第2切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部23は、検知状態が検知状態6から検知状態7に変化した時点で、それまでの待機を終了し、照明器具11a〜11cを点灯モード2に切り替える。
以上のように、本実施の形態によれば、点灯モードの切り替えにおいて、優先順位の低い(ここでは、空間照度が低い)点灯モードに切り替える際には、直前の優先順位が高い(つまり、空間照度が高い)点灯モードを待機時間だけ維持した後に、切り替えが行われる。よって、人16の移動によって検知状態が変化した場合であっても、急に空間照度を低くすることが抑制されるので、移動する人16に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることが抑制される。
ここで、待機時間は、部屋15に設けられ人感センサのうち最も離れて位置する2つの人感センサ(ここでは、人感センサ12a及び12b)の間の距離を、人の歩行速度として予め定められた速度で除して得られる時間以上の時間に設定されている。これにより、人16が人感センサ12a及び12bの検知範囲のいずれにも属さない領域を歩いて通過する場合であっても、少なくとも、その領域を通過する時間においては、直前の点灯モードが維持される。よって、その人16に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることが抑制される。
なお、点灯モードの切り替えにおいて、優先順位の高い(ここでは、空間照度が高い)点灯モードに切り替える際には、検知状態が変化した時点で、即座に、切り替えが行われる。よって、人16がより高い空間照度が設定された空間に移動した場合には、即座に高い空間照度に変更されるので、移動する人16に対して不快感を与えることはない。
また、点灯モード情報22aは、変更可能である。つまり、制御部23は、入力装置(図示せず)から操作者の指示を取得し、その指示に従って、記憶部22に記憶された点灯モード情報22aを変更することができる。点灯モード情報22aを変更した場合には、制御部23は、再び、図4に示される処理手順に従って、変更後の点灯モード情報22aと整合するように、記憶部22に記憶された状態遷移表22bを更新する。点灯モード情報22aが変更され、状態遷移表22bが更新されると、制御部23は、変更後の点灯モード情報22a及び更新後の状態遷移表22bを用いて、点灯モードの切り替え制御(図6のS21〜S28)を行う。
図9Aは、点灯モード情報22aの変更例を示す図である。図9Bは、図9Aに示される点灯モード情報22aの変更に伴う状態遷移表22bの更新例を示す図である。この例では、図9Aに示されるように、点灯モード情報22aにおいて、「点灯モード2」及び「点灯モード4」について、対応する「空間照度」及び「優先順位」が変更されている。これに伴い、図9Bに示されるように、状態遷移表22bにおいて、変更後の点灯モード情報22aと整合するように、「点灯モード2」及び「点灯モード4」が関連する遷移箇所について、切替モードが変更されている。
このように、制御部23は、記憶部22に記憶された点灯モード情報22aが変更された場合に、点灯モード情報22aの変更に従って、記憶部22に記憶された状態遷移表22bを更新する。そして、制御部23は、変更後の点灯モード情報22a及び更新後の状態遷移表22bを用いて、点灯モードの切り替え制御を行う。これにより、操作者は、人感センサ12a及び12bの検知結果の組み合わせと「照明制御」(点灯モード)との対応、及び、「照明制御」(点灯モード)と照明制御の内容(「空間照度」)及び「優先順位」との対応を変更することができる。よって、操作者の好む点灯モードの制御が可能な柔軟な機能を有する照明制御システム10が実現される。
なお、本実施の形態において、「空間照度」は、部屋15のおける代表的な場所として予め定められた1以上の場所での照度(複数の場所での照度を用いる場合には、それら複数の照度の平均値)であったが、この定義に限られない。「空間照度」は、照明器具の調光率(0〜100%)で定められてもよいし、照明器具の光束量(ルーメンlm)で定められてもよい。
図10の(a)は、照明器具の調光率で「空間照度」を定義する情報テーブルの例を示す図である。図10の(a)に示される情報テーブルでは、5つの点灯モードそれぞれについて、5個の照明器具(「照明1」〜「照明5」)の調光率と「空間照度」とが対応づけられている。「空間照度」は、5個の照明器具(「照明1」〜「照明5」)の調光率の平均値である。このような情報テーブルを記憶部22に格納しておき、制御部23は、点灯モードを切り替えるときに情報テーブルを参照して5個の照明器具の調光率を制御することで、「空間照度」で定義される点灯モードを実現できる。
図10の(b)は、照明器具の光束量で「空間照度」を定義する情報テーブルの例を示す図である。図10の(b)に示される情報テーブルでは、5つの点灯モードそれぞれについて、4個の照明器具(「照明1」〜「照明4」)の光束量と「空間照度」とが対応づけられている。「空間照度」は、4個の照明器具(「照明1」〜「照明4」)の最大光束量の合計に対する、その点灯モードでの4個の照明器具(「照明1」〜「照明4」)の光束量の合計の割合である。このような情報テーブルを記憶部22に格納しておき、制御部23は、点灯モードを切り替えるときに情報テーブルを参照して4個の照明器具の光束量を制御することで、「空間照度」で定義される点灯モードを実現できる。
(実施の形態2)
次に、本発明に係る照明制御装置及び照明制御方法について、本発明の実施の形態2(ここでは、照明制御システム)を用いて詳細に説明する。実施の形態1では、点灯モードは、部屋の空間照度で定義される照明シーンに対応していたが、本実施の形態では、照明光の色温度で定義される照明シーンに対応する。以下、実施の形態1と異なる点を中心に説明する。
図11は、本発明の実施の形態2における照明制御システム30が適用される場面を説明する図である。ここでは、リビングダイニングに、照明制御システム30が設けられた例が示されている。図11における左領域がリビングであり、図11における右領域がダイニングであり、リビングとダイニングとは、仕切りのない一つの部屋を構成している。
照明制御システム30は、人感センサの検知結果に連動して照明を制御するシステムであり、5個の照明器具31a〜31eと、2個の人感センサ32a及び32bと、照明制御装置40とから構成される。
5個の照明器具31a〜31eは、照明制御装置40による制御の下で、これら5個の照明器具が一体となって、複数の点灯モードで照明する器具であり、例えば、LED光源を有するダウンライト又はシーリングライト等である。5個の照明器具31a〜31eのうち、3個の照明器具31a〜31cがリビングに設置され、2個の照明器具31d及び31eがダイニングに設置されている。ここで、「点灯モード」は、照明器具31a〜31eの動作モードであり、本実施の形態では、照明光の色温度で定義される照明シーンを実現する動作モードである。
2個の人感センサ32a及び32bは、人の存否を検知するセンサであり、例えば、赤外線、超音波又は可視光によって人の存否を検知するセンサである。2個の人感センサ32a及び32bのうち、一方の人感センサ32aがリビングに設置され、他方の人感センサ32bがダイニングに設置されている。
照明制御装置40は、人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせに基づいて、照明器具31a〜31eを制御することにより、部屋の照明を制御する装置である。この照明制御装置40は、人が人感センサ32a及び32bの検知範囲のいずれにも属さない領域を通過して移動する場合であっても、その人に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることを抑制した照明制御を行う点に特徴を有する。
なお、図11では、5個の照明器具31a〜31eが設けられたが、これに限られず、1個以上の照明器具が設けられればよい。1個以上の照明器具であっても、複数の点灯モード(複数の色温度が異なる照明光による照明シーン)を実現することは可能だからである。ただし、多様な照明シーン(点灯モード)を実現するためには、複数の照明器具が設けられることが好ましい。
また、図11では、2個の人感センサ32a及び32bが設けられたが、3個以上の人感センサが設けられてもよい。また、図11では、照明器具31a〜31eを手動で操作するためのリモコン及び操作スイッチ等の入力装置が図示されていないが、このような入力装置が設けられてもよい。入力装置は、スマートフォン又はタブレット端末等であってもよい。
図12は、図11に示される照明制御システム30の構成を示すブロック図である。本図に示されるように、照明制御システム30は、5個の照明器具31a〜31e、2個の人感センサ32a及び32b、及び、それらと有線又は無線で接続された照明制御装置40を備える。
照明制御装置40は、複数の点灯モードを有する1以上の照明器具(ここでは、照明器具31a〜31e)と2以上の人感センサ(ここでは、人感センサ32a及び32b)とが設置された部屋の照明を制御する装置である。この照明制御装置40は、検知結果取得部41、記憶部42、および、制御部43を有する。
検知結果取得部41は、人感センサ32a及び32bの検知結果を取得する処理部の一例であり、例えば、人感センサから送られてくる信号を受信する通信インタフェースである。
記憶部42は、点灯モード情報42a及び状態遷移表42bを記憶する記憶媒体であり、例えば、不揮発性記憶メモリである。
点灯モード情報42aは、人感センサ32a及び32bの検知結果についての複数の組み合わせのそれぞれと照明器具31a〜31eの点灯モードとの対応を示す予め作成された情報であり、例えば、図13に示されるようなテーブルである。
図13は、点灯モード情報42aのデータ構造例を示す図である。ここでは、人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせ(「S1」、「S2」は、それぞれ、人感センサ32a及び32bの検知結果に対応)、「照明制御」(点灯モード)、照明制御の内容(「色温度」)、及び、「優先順位」の対応が示されている。ここで、検知結果(「S1」、「S2」)の欄における「○」、「×」は、それぞれ、「人の存在が検知された」、「人の存在が検知されない」に対応する。「優先順位」は、点灯モードに対応づけられた優先度であり、ここでは、「色温度」が高いほど、優先度の高い値(小さい数値)に設定されている。
ここで、「色温度」は、5個の照明器具31a〜31eのうち、代表的な照明器具として予め選択された1個以上の照明器具が発する照明光の色温度(複数の照明器具が選択されている場合には、それら複数の照明器具が発する照明光の色温度の平均値)である。本実施の形態では、点灯モード1は、照明器具31a〜31eが発する照明光の平均色温度が5000Kであり、用途を問わず空間を照らす動作モードである。点灯モード2は、照明器具31a〜31eが発する照明光の平均色温度が2800Kであり、くつろいだ雰囲気を作る動作モードである。点灯モード3は、照明器具31a〜31eが発する照明光の平均色温度が6200Kであり、学習及び読書に適した明るさを提供する動作モードである。点灯モード4は、照明器具31a〜31eが発する照明光の平均色温度が2500Kであり、就寝時に適した明るさを提供する動作モードである。
なお、点灯モード情報42aのデータ構造は、図13に示される構造だけに限られない。例えば、人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせと「照明制御」(点灯モード)とが対応づけられた表、及び、「照明制御」(点灯モード)と照明制御の内容(「色温度」)及び「優先順位」とが対応づけられた表に分離されていてもよい。
状態遷移表42bは、制御部43が照明器具31a〜31eの点灯モードを切り替えるときに参照される表であり、制御部43による照明制御が開始される前に、制御部43によって、点灯モード情報42aから動的に生成される。この状態遷移表42bの詳細については、後述する。
制御部43は、点灯モード情報42aを参照しながら、検知結果取得部41で取得された人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせに応じて、照明器具31a〜31eを制御する処理部であり、例えば、プログラムを内蔵したマイクロコンピュータ等である。より詳しくは、制御部43は、点灯モード情報42aを参照することにより、検知結果取得部41で取得された人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせに対応する点灯モードを特定する。そして、制御部43は、特定した点灯モードに照明器具31a〜31eがなるように照明器具31a〜31eを制御(ここでは、調色)する。例えば、照明器具31a〜31eがダウンライトである場合には、制御部43は、照明器具31a〜31eに対して、位相制御調光、又は、専用制御線を介した調光を行う。また、照明器具31a〜31eがシーリングライトである場合には、制御部43は、照明器具31a〜31eに対して、赤外線又は無線信号によって調光信号(デューティ信号)を送ることで、PWM調光を行う。
ここで、特徴的な制御として、制御部43は、検知結果取得部41で取得された人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせの変化に従って点灯モードを切り替える場合に、優先順位を用いることにより、切替ケースによっては、待機時間を設ける。優先順位を用いた制御部43による点灯モードの切替制御の機能は、実施の形態1と同様に、図4のフローチャートで示される通りである。つまり、制御部43は、優先順位の低い(ここでは、色温度が低い)点灯モードに切り替える際には、直前の優先順位が高い(つまり、色温度が高い)点灯モードを待機時間だけ維持した後に、点灯モードを切り替える。よって、移動する人に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることが抑制される。なお、本実施の形態においても、「待機時間」は、実施の形態1と同様に、図5に示される定義の通りである。
次に、以上のように構成された本実施の形態における照明制御システム30の動作について、説明する。
本実施の形態における照明制御システム30の基本的な動作は、実施の形態1と同様に、図6のフローチャートで示される通りである。
本実施の形態においても、実施の形態1と同様に、照明制御装置40の制御部43は、照明制御に先立ち、図4に示された処理手順に従って、記憶部42に格納された点灯モード情報42aから状態遷移表42bを生成し、記憶部42に格納しておく。この生成処理は、点灯モード情報42aが変更されない限り、一度だけ行われる。
図14は、制御部43によって生成される状態遷移表42bのデータ構造例を示す図である。状態遷移表42bは、点灯モード情報42aに従って制御部43が照明器具31a〜31eの点灯モードを切り替える(第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える)際に、第1切替モード及び第2切替モードのいずれを実行すべきかを示す情報である。第1切替モードは、待機時間だけ第1点灯モードを維持した後に第2点灯モードに切り替える切替モードである。第2切替モードは、検知結果の組み合わせが変化した時点で第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える切替モードである。
図14に示されるように、状態遷移表42bは、第1点灯モードとしてとり得る複数の点灯モードのそれぞれと(「切替前」)、第2点灯モードとしてとり得る複数の点灯モードのそれぞれ(「切替後」)との組み合わせごとに、切替モードの種別が登録されている。図14では、第1切替モード及び第2切替モードを、それぞれ、「待機時間有」及び「待機時間無」として表記されている。図14に示される状態遷移表42bでは、実施の形態1と同様に、より低い優先順の点灯モードに遷移する場合にだけ「待機時間有(第1切替モード)」(それ以外の遷移では待機時間無(第2切替モード)」)で切り替えることが示されている。
以上の事前準備の後に、制御部43は、図6のフローチャートで示される手順で照明制御を行う。つまり、まず、制御部43は、検知結果取得部41を介して、人感センサ32a及び32bの検知結果を取得する(S21)。そして、制御部43は、記憶部42に格納された点灯モード情報42aを参照することにより、いま取得した人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせに対応する点灯モード、つまり、次の切り替え候補となる点灯モードを特定する(S22)。
なお、制御部43は、一連の繰り返し処理S21〜S28において、現在の点灯モードを示す情報(初期値として、最も優先度の低い点灯モード4を示す情報)を保持している。
次に、制御部43は、現在の点灯モード(第1点灯モード(切替前))といま取得した点灯モード(第2点灯モード(切替後))とについて、記憶部42に格納された状態遷移表42bを参照することで、切替モード、つまり、待機時間の有無を確認する(S23)。
その結果、状態遷移表42bにおいて、「待機時間有(第1切替モード)」の切り替えをすべきと確認した場合には(S23で「待機時間有」)、制御部43は、続いて、待機時間の経過を確認する(S24)。具体的には、制御部43は、待機時間用のカウンタ(待機時間カウンタ)を内蔵しており、待機時間カウンタが、予め設定された待機時間に相当する値に達しているかを確認する。
その結果、待機時間が経過していないと確認した場合には(S24で「経過していない」)、制御部43は、待機時間カウンタを所定値(例えば、1回分の繰り返し処理S21〜S28に要する時間に相当する値)だけ進める(S25)。その後、制御部は、現在の点灯モードを維持したまま(S26)、再び、人感センサ32a及び32bの検知結果を取得する処理に戻り(S21)、一連の処理を繰り返す(S21〜S28)。
一方、ステップS23で「待機時間無(第2切替モード)」の切り替えをすべきと確認された場合(S23で「待機時間無」)、及び、ステップS24で待機時間が経過していると確認された場合(S24で「経過していない」)には、次の処理が行われる。つまり、制御部43は、切り替え候補の点灯モードに切り替えるように、照明器具31a〜31eを制御する(S27)。そして、制御部43は、後処理として、待機時間カウンタをリセットし(S28)、現在の点灯モードを示す情報を、切り替え後の点灯モードを示すように更新する(S26)。その後、以上の一連の処理S21〜S28が繰り返される。
図15は、本実施の形態における照明制御システム30の具体的な動作例を示すタイミングチャートである。ここでは、人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせ(「検知状態」)、人感センサ32aの検知結果(「人感センサ32a(S1)」)、人感センサ32bの検知結果(「人感センサ32b(S2)」)及び「点灯モード」のタイミングが示されている。「人感センサ32a(S1)」及び「人感センサ32b(S2)」では、Hiレベルが「人の存在が検知された(点灯モード情報42aにおける「○」)」に相当し、Lowレベルが「人の存在が検知されない(点灯モード情報42aにおける「×」)」に相当する。また、「点灯モード」のタイミングチャートには、点灯モードの種類と、その下に括弧書きで色温度とが示されている。
図15に示されるように、最初に、人感センサ32a(S1)で人の存在が検知されず、かつ、人感センサ32b(S2)で人の存在が検知される状態(検知状態1)であるとする。この検知状態1では、制御部43は、点灯モード情報42aを参照することで、照明器具31a〜31eを点灯モード3に制御している。
次に、人が移動したことにより、検知状態が検知状態1から検知状態2(人感センサ32a(S1)で人の存在が検知され、かつ、人感センサ32b(S2)で人の存在が検知される状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部43は、点灯モード情報42aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード1であると分かる。さらに、制御部43は、状態遷移表42bを参照することで、現在の点灯モード3から次の点灯モード1への切り替えが「待機時間有(第1切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部43は、検知状態が変化した時点から、待機時間だけ待機したうえで、照明器具31a〜31eを点灯モード1に切り替える。
続いて、人が移動したことにより、検知状態が検知状態2から検知状態3(人感センサ32a(S1)で人の存在が検知され、かつ、人感センサ32b(S2)で人の存在が検知されない状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部43は、点灯モード情報42aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード2であると分かる。さらに、制御部43は、状態遷移表42bを参照することで、現在の点灯モード1から次の点灯モード2への切り替えが「待機時間有(第1切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部43は、検知状態が変化した時点から、待機時間だけ待機したうえで、照明器具31a〜31eを点灯モード2に切り替える。
続いて、人が移動したことにより、検知状態が検知状態3から検知状態4(人感センサ32a(S1)で人の存在が検知されず、かつ、人感センサ32b(S2)で人の存在が検知されない状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部43は、点灯モード情報42aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード4であると分かる。さらに、制御部43は、状態遷移表42bを参照することで、現在の点灯モード2から次の点灯モード4への切り替えが「待機時間有(第1切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部43は、検知状態が変化した時点から、待機時間だけ待機したうえで、照明器具31a〜31eを点灯モード4に切り替える。
続いて、人が移動したことにより、検知状態が検知状態4から検知状態5(人感センサ32a(S1)で人の存在が検知されず、かつ、人感センサ32b(S2)で人の存在が検知される状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部43は、点灯モード情報42aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード3であると分かる。さらに、制御部43は、状態遷移表42bを参照することで、現在の点灯モード4から次の点灯モード3への切り替えが「待機時間無(第2切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部43は、検知状態が変化した時点で、即座に、照明器具31a〜31eを点灯モード3に切り替える。
続いて、人が移動したことにより、検知状態が検知状態5から検知状態6(人感センサ32a(S1)で人の存在が検知されず、かつ、人感センサ32b(S2)で人の存在が検知されない状態)に変化したとする。このような検知状態の遷移では、制御部43は、点灯モード情報42aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが点灯モード4であると分かる。さらに、制御部43は、状態遷移表42bを参照することで、現在の点灯モード3から次の点灯モード4への切り替えが「待機時間有(第1切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部43は、検知状態が変化した時点から、待機時間だけ待機したうえで、照明器具31a〜31eを点灯モード4に切り替えようとする。
しかしながら、この遷移例では、待機時間が経過する前に、検知状態が検知状態6から検知状態7(人感センサ32a(S1)で人の存在が検知され、かつ、人感センサ32b(S2)で人の存在が検知されない状態)に変化している。よって、待機時間が経過するまでに、このような検知状態の遷移を検知するので、制御部43は、点灯モード情報42aを参照することによって、切り替え候補となる点灯モードが、それまでの点灯モード4ではなく、点灯モード2であると分かる。さらに、制御部43は、状態遷移表42bを参照することで、現在の点灯モード3から点灯モード2への切り替えが「待機時間有(第1切替モード)」での切り替えであると分かる。よって、制御部43は、検知状態が検知状態5から検知状態6に変化した時点から、待機時間だけ待機したうえで、照明器具31a〜31eを点灯モード2に切り替える。
以上のように、本実施の形態によれば、点灯モードの切り替えにおいて、優先順位の低い(ここでは、色温度が低い)点灯モードに切り替える際には、直前の優先順位が高い(つまり、色温度が高い)点灯モードを待機時間だけ維持した後に、切り替えが行われる。よって、人の移動によって検知状態が変化した場合であっても、急に色温度を低くすることが抑制されるので、移動する人に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることが抑制される。
なお、点灯モードの切り替えにおいて、優先順位の高い(ここでは、色温度が高い)点灯モードに切り替える際には、検知状態が変化した時点で、即座に、切り替えが行われる。よって、人がより高い色温度が設定された空間に移動した場合には、即座に高い色温度に変更されるので、移動する人に対して不快感を与えることはない。
また、点灯モード情報42aは、実施の形態1と同様に、変更可能である。つまり、制御部43は、入力装置(図示せず)から操作者の指示を取得し、その指示に従って、記憶部42に記憶された点灯モード情報42aを変更することができる。点灯モード情報42aを変更した場合には、制御部43は、再び、図4に示される処理手順に従って、変更後の点灯モード情報42aと整合するように、記憶部42に記憶された状態遷移表42bを更新する。点灯モード情報42aが変更され、状態遷移表42bが更新されると、制御部43は、変更後の点灯モード情報42a及び更新後の状態遷移表42bを用いて、点灯モードの切り替え制御(図6のS21〜S28)を行う。
このように、制御部43は、記憶部42に記憶された点灯モード情報42aが変更された場合に、点灯モード情報42aの変更に従って、記憶部42に記憶された状態遷移表42bを更新する。そして、制御部43は、変更後の点灯モード情報42a及び更新後の状態遷移表42bを用いて、点灯モードの切り替え制御を行う。これにより、操作者は、人感センサ32a及び32bの検知結果の組み合わせと「照明制御」(点灯モード)との対応、及び、「照明制御」(点灯モード)と照明制御の内容(「色温度」)及び「優先順位」との対応を変更することができる。よって、操作者の好む点灯モードの制御が可能な柔軟な機能を有する照明制御システム30が実現される。
以上のように、上記実施の形態1及び2では、照明制御装置により、複数の点灯モードを有する1以上の照明器具と2以上の人感センサとが設置された部屋の照明を制御する照明制御方法が実行される。その照明制御方法は、2以上の人感センサの検知結果を取得する検知結果取得ステップと、2以上の人感センサの検知結果についての複数の組み合わせのそれぞれと照明器具の点灯モードとの対応を示す点灯モード情報を参照することにより、検知結果取得部で取得された2以上の人感センサの検知結果の組み合わせに対応する点灯モードを特定し、特定した点灯モードに照明器具がなるように照明器具を制御する制御ステップとを含む。ここで、制御ステップでは、検知結果取得ステップで取得された2以上の人感センサの検知結果の組み合わせの変化に従って第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える場合に、第1点灯モードに対して予め付与された優先順位である第1優先順位と第2点灯モードに対して予め付与された優先順位である第2優先順位とを比較し、第1優先順位より第2優先順位が低い場合には、検知結果の組み合わせが変化した時点から、予め定められた待機時間だけ第1点灯モードを維持した後に、第2点灯モードに切り替え、第1優先順位より第2優先順位が低くない場合には、検知結果の組み合わせが変化した時点で、第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える。
これにより、点灯モードの切り替えにおいて、優先順位の低い(空間照度又は色温度が低い)点灯モードに切り替える際には、直前の優先順位が高い(空間照度又は色温度が高い)点灯モードを待機時間だけ維持した後に、切り替えが行われる。よって、人の移動によって検知状態が変化した場合であっても、急に空間照度又は色温度を低くすることが抑制されるので、移動する人に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることが抑制される。
以上、本発明に係る照明制御装置及び照明制御方法について、実施の形態1及び2に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態1及び2に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施の形態1又は2に施したものや、実施の形態1及び2における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
例えば、上記実施の形態1又は2において、部屋15(又は、リビングダイニング)に、照明制御装置と接続された照度センサを設けてもよい。そして、照明制御装置は、照度センサで検知された照度が予め定めた値を超えている(あるいは、超えていない)場合にだけ、図6に示される照明制御を実行してもよい。これにより、例えば、部屋での移動の危険度が増す夜間において、上記実施の形態1又は2における照明制御が行われ、移動する人に対して不快感を与えたり危険な状態にしたりすることが抑制される。
また、上記実施の形態1及び2では、制御部23は、照明制御に先立って、点灯モード情報から状態遷移表を生成し、照明制御においては、状態遷移表を参照しながら点灯モードを切り替えたが、この方法に限られない。制御部23は、状態遷移表を生成することなく、照明制御においては、点灯モード情報を参照しながら切替モード(第1切替モードから第2切替モード)を判断してもよい。
また、本発明は、上記実施の形態1及び2における照明制御装置、照明制御方法及び照明制御システムとして実現できるだけでなく、照明制御装置の制御部が有する機能を実現するプログラムとしても実現できる。さらに、本発明は、そのプログラムを記録したDVD等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体として実現してもよい。
10、30 照明制御システム
11a〜11c、31a〜31e 照明器具
12a、12b、32a、32b 人感センサ
15 部屋
16 人
20、40 照明制御装置
21、41 検知結果取得部
22、42 記憶部
22a、42a 点灯モード情報
22b、42b 状態遷移表
23、43 制御部

Claims (7)

  1. 複数の点灯モードを有する1以上の照明器具と2以上の人感センサとが設置された部屋の照明を制御する照明制御装置であって、
    前記2以上の人感センサの検知結果を取得する検知結果取得部と、
    前記2以上の人感センサの検知結果についての複数の組み合わせのそれぞれと前記照明器具の点灯モードとの対応を示す点灯モード情報を記憶している記憶部と、
    前記点灯モード情報を参照することにより、前記検知結果取得部で取得された前記2以上の人感センサの検知結果の組み合わせに対応する点灯モードを特定し、特定した点灯モードに前記照明器具がなるように前記照明器具を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記検知結果取得部で取得された前記2以上の人感センサの検知結果の組み合わせの変化に従って第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える場合に、前記第1点灯モードに対して予め付与された優先順位である第1優先順位と前記第2点灯モードに対して予め付与された優先順位である第2優先順位とを比較し、
    前記第1優先順位より前記第2優先順位が低い場合には、前記検知結果の組み合わせが変化した時点から、予め定められた待機時間だけ前記第1点灯モードを維持した後に、前記第2点灯モードに切り替え、
    前記第1優先順位より前記第2優先順位が低くない場合には、前記検知結果の組み合わせが変化した時点で、前記第1点灯モードから前記第2点灯モードに切り替える
    照明制御装置。
  2. 前記点灯モードは、前記部屋における空間照度で定義される照明シーンを実現する前記照明器具の動作モードであり、
    前記優先順位は、前記空間照度が高いほど、優先度の高い値に設定されている
    請求項1記載の照明制御装置。
  3. 前記点灯モードは、照明光の色温度で定義される照明シーンを実現する前記照明器具の動作モードであり、
    前記優先順位は、前記色温度が高いほど、優先度の高い値に設定されている
    請求項1記載の照明制御装置。
  4. 前記待機時間は、前記2以上の人感センサのうち最も離れて位置する2つの人感センサの間の距離を、人の歩行速度として予め定められた速度で除して得られる時間以上の時間である
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  5. 前記記憶部は、さらに、前記第1点灯モードとしてとり得る複数の点灯モードのそれぞれと、前記第2点灯モードとしてとり得る複数の点灯モードのそれぞれとの組み合わせごとに、前記制御部が、前記待機時間だけ前記第1点灯モードを維持した後に前記第2点灯モードに切り替える第1切替モードを実行すべきか、前記検知結果の組み合わせが変化した時点で前記第1点灯モードから前記第2点灯モードに切り替える第2切替モードを実行すべきかを示す状態遷移表を記憶しており、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶された前記点灯モード情報が変更された場合に、前記点灯モード情報の変更に従って、前記記憶部に記憶された前記状態遷移表を更新し、更新後の前記状態遷移表に従って前記第1点灯モードから前記第2点灯モードに切り替える
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  6. 複数の点灯モードを有する1以上の照明器具と2以上の人感センサとが設置された部屋の照明を制御する照明制御方法であって、
    前記2以上の人感センサの検知結果を取得する検知結果取得ステップと、
    前記2以上の人感センサの検知結果についての複数の組み合わせのそれぞれと前記照明器具の点灯モードとの対応を示す点灯モード情報を参照することにより、前記検知結果取得ステップで取得された前記2以上の人感センサの検知結果の組み合わせに対応する点灯モードを特定し、特定した点灯モードに前記照明器具がなるように前記照明器具を制御する制御ステップとを含み、
    前記制御ステップでは、
    前記検知結果取得ステップで取得された前記2以上の人感センサの検知結果の組み合わせの変化に従って第1点灯モードから第2点灯モードに切り替える場合に、前記第1点灯モードに対して予め付与された優先順位である第1優先順位と前記第2点灯モードに対して予め付与された優先順位である第2優先順位とを比較し、
    前記第1優先順位より前記第2優先順位が低い場合には、前記検知結果の組み合わせが変化した時点から、予め定められた待機時間だけ前記第1点灯モードを維持した後に、前記第2点灯モードに切り替え、
    前記第1優先順位より前記第2優先順位が低くない場合には、前記検知結果の組み合わせが変化した時点で、前記第1点灯モードから前記第2点灯モードに切り替える
    照明制御方法。
  7. 複数の点灯モードを有する1以上の照明器具と2以上の人感センサとが設置された部屋の照明を制御する照明制御装置のためのプログラムであって、
    請求項6記載の照明制御方法におけるステップをコンピュータに実行させるプログラム。
JP2015042990A 2015-03-04 2015-03-04 照明制御装置及び照明制御方法 Active JP6489522B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015042990A JP6489522B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 照明制御装置及び照明制御方法
CN201610082358.2A CN105939561B (zh) 2015-03-04 2016-02-05 照明控制装置以及照明控制方法
US15/040,255 US9504114B2 (en) 2015-03-04 2016-02-10 Illumination control apparatus and illumination control method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015042990A JP6489522B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 照明制御装置及び照明制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016162696A true JP2016162696A (ja) 2016-09-05
JP6489522B2 JP6489522B2 (ja) 2019-03-27

Family

ID=56845309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015042990A Active JP6489522B2 (ja) 2015-03-04 2015-03-04 照明制御装置及び照明制御方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9504114B2 (ja)
JP (1) JP6489522B2 (ja)
CN (1) CN105939561B (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018181776A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 三菱電機株式会社 照明制御装置および照明制御システム
JP2019009064A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 アズビル株式会社 照明制御方法および装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014205761A1 (de) * 2014-03-27 2015-10-01 Zumtobel Lighting Gmbh Beleuchtungssystem und Verfahren zur Ansteuerung eines Beleuchtungssystems
JP2017123319A (ja) * 2016-01-08 2017-07-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム及びコントローラ
JP6692047B2 (ja) * 2016-04-21 2020-05-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明制御システム
US10100549B1 (en) * 2016-06-22 2018-10-16 Evan Curtis Gunny Lighting apparatus for tents and canopies

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09283283A (ja) * 1996-04-15 1997-10-31 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP2003282279A (ja) * 2002-03-26 2003-10-03 Matsushita Electric Works Ltd 階段用センサ付き照明装置
JP2013084519A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Nakano Engineering Co Ltd 調色型led照明器具
JP2016500903A (ja) * 2012-10-17 2016-01-14 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 占有状態検出方法及びシステム

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3094565B2 (ja) 1991-10-28 2000-10-03 松下電工株式会社 照明装置
JPH0723470A (ja) 1993-06-29 1995-01-24 Toshiba Lighting & Technol Corp 照明制御システム
JP3433608B2 (ja) 1996-04-15 2003-08-04 松下電工株式会社 照明制御システム
JP3885328B2 (ja) 1997-12-26 2007-02-21 松下電工株式会社 照明装置
AU4083599A (en) * 1998-05-18 1999-12-06 Leviton Manufacturing Company, Inc. Network based electrical control system with distributed sensing and control
US7598859B2 (en) * 2004-08-13 2009-10-06 Osram Sylvania Inc. Method and system for controlling lighting
US7327253B2 (en) * 2005-05-04 2008-02-05 Squire Communications Inc. Intruder detection and warning system
JP2009123608A (ja) 2007-11-16 2009-06-04 Toshiba Lighting & Technology Corp 照明制御システム
JP2009266605A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Panasonic Electric Works Co Ltd 自動調光システム
JP2012028015A (ja) * 2010-07-20 2012-02-09 Toshiba Corp 照明制御システムおよび照明制御方法
JP2012028272A (ja) 2010-07-27 2012-02-09 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明装置
JP5284317B2 (ja) 2010-08-18 2013-09-11 シャープ株式会社 照明装置
JP5760189B2 (ja) * 2010-12-17 2015-08-05 パナソニックIpマネジメント株式会社 照度センサスイッチ
JP2013069504A (ja) 2011-09-21 2013-04-18 Sharp Corp 照明装置
JP5845841B2 (ja) 2011-11-18 2016-01-20 東芝ライテック株式会社 照明制御装置
JP6012009B2 (ja) * 2012-09-28 2016-10-25 パナソニックIpマネジメント株式会社 照明システム
US8941330B2 (en) * 2013-03-21 2015-01-27 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Light source operation

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09283283A (ja) * 1996-04-15 1997-10-31 Matsushita Electric Works Ltd 照明装置
JP2003282279A (ja) * 2002-03-26 2003-10-03 Matsushita Electric Works Ltd 階段用センサ付き照明装置
JP2013084519A (ja) * 2011-10-12 2013-05-09 Nakano Engineering Co Ltd 調色型led照明器具
JP2016500903A (ja) * 2012-10-17 2016-01-14 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 占有状態検出方法及びシステム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018181776A (ja) * 2017-04-20 2018-11-15 三菱電機株式会社 照明制御装置および照明制御システム
JP2019009064A (ja) * 2017-06-28 2019-01-17 アズビル株式会社 照明制御方法および装置
JP6999299B2 (ja) 2017-06-28 2022-01-18 アズビル株式会社 照明制御方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20160262238A1 (en) 2016-09-08
CN105939561B (zh) 2019-04-19
US9504114B2 (en) 2016-11-22
JP6489522B2 (ja) 2019-03-27
CN105939561A (zh) 2016-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6489522B2 (ja) 照明制御装置及び照明制御方法
EP3302004B1 (en) Method and apparatus for controlling luminaires of a lighting system based on a current mode of an entertainment device
JP6650612B2 (ja) 照明制御装置及び照明システム
JP2017510942A (ja) タッチ制御及びジェスチャ制御の照明ユニット及び照明器具を試運転及び制御するための方法及び装置
JP7080224B2 (ja) 照明制御
JP6562339B2 (ja) 照明システムおよび照明システムの制御方法
JP6617521B2 (ja) 照明制御装置及び照明システム
JP6611038B2 (ja) 照明制御装置及び照明システム
JP7186369B2 (ja) 照明装置
JP2013004312A (ja) 照明制御システム
JP5877372B2 (ja) 照明制御装置及び照明システム
JP7170660B2 (ja) 照明システムのためのコントローラ及び方法
EP4018785B1 (en) A controller for restricting control of a lighting unit in a lighting system and a method thereof
JP7021489B2 (ja) 照明装置および照明システム
JP6600950B2 (ja) 照明システム
EP3970452B1 (en) A controller for controlling a plurality of lighting units of a lighting system and a method thereof
JP6555577B2 (ja) 照明システム、スケジュールコントローラ及び照明制御方法
JP2006278051A (ja) 照明制御装置および照明システム
JP2010027418A (ja) 照明制御システム
JP6575262B2 (ja) 照明制御システム
JP2022554048A (ja) 照明システムの照明ユニットを制御するためのコントローラ及びその方法
JP2013149480A (ja) 照明装置
JP2017112061A (ja) 照明制御装置及び照明システム
JPH04115798U (ja) 照明制御システム
JP2016062881A (ja) 照明装置及び照明システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190218

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6489522

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151