以下、実施の形態に係る照明システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施の形態およびその変形例のそれぞれは、本発明の一具体例を示すものである。したがって、以下の実施の形態および変形例で示される、数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態などは、一例であって本発明を限定する主旨ではない。よって、以下の実施の形態および変形例における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
なお、各図は模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。また、各図において、実質的に同一の構成に対しては同一の符号を付しており、重複する説明は省略または簡略化される場合がある。
(実施の形態)
以下、実施の形態に係る照明システムについて説明する。
[照明システムの構成]
まず、図1A、図1B、および図2を用いて、実施の形態に係る照明システムの構成について説明する。
図1Aは、実施の形態に係る照明システム100の構成概要を示す図であり、図1Bは、実施の形態に係るサブシステム101aの構成概要を示す図である。
具体的には、図1Aは、照明システム100の構成要素のレイアウトの一例を示す上面図であり、図1Bは、照明システム100の一部であるサブシステム101aの側面図である。なお、図1Bにおいて、照明制御装置120と各照明器具150とを接続する配線の図示は省略されている。
また、照明システム100は、例えばオフィスビル内の一室等の、照明が必要な空間(部屋)に設置されるシステムであるが、図1Aおよび図1Bでは、当該空間に存在し得る什器および人物等の物体の図示は省略されている。
図2は、実施の形態に係る照明システム100の機能的な構成を示すブロック図である。
これらの図に示すように、実施の形態に係る照明システム100は、複数の照明器具150と、複数の照明制御装置120と、システム制御装置110とを備える。
具体的には、本実施の形態では、照明システム100は4つのサブシステム(101a〜101d)を有し、各サブシステム(101a〜101d)は、1つの照明制御装置120と、4つの照明器具150とを有する。
ここで、図1Aでは、照明システム100は、A〜Dが付された4つの照明制御装置120(以下、「照明制御装置A(B、C、またはD)」とも表記する)を備えているが、照明システム100が備える照明制御装置120の数は2以上であればよい。つまり、照明システム100は、1つの照明制御装置120と1以上の照明器具150とを含むサブシステムを2以上備えればよい。なお、図1Aにおいて、A〜Dそれぞれの横に付された括弧内の“01”または“02”は、各照明制御装置120に割り当てられたアドレスの例である。
また、サブシステム101b〜101dのそれぞれは、サブシステム101aと共通する構成を有しているため、以下では、サブシステム101b〜101dについての詳細な説明は省略する。
照明器具150は、光源155、および、光源155を点灯させる点灯制御部152を有する。
照明器具150は、例えば、1以上のLED(Light Emitting Diode)を有する発光装置を光源155として備えるシーリングライトである。この場合、点灯制御部152は、例えば、当該発光装置の点灯、消灯、および調光等の動作を制御する駆動回路(点灯回路)である。
システム制御装置110は、複数の照明制御装置120を制御する装置である。システム制御装置110は、時刻を示すカウンタ値を出力するタイマ111と、スケジュール情報200を記憶するためのスケジュール記憶部112と、複数の照明制御装置120に情報を送信する第一通信部115と、指示制御部114とを有する。
スケジュール情報200は、複数の照明制御装置120への指示と、時刻とが対応付けられた情報である。スケジュール情報200の例は、図4を用いて後述する。
指示制御部114は、タイマ111が出力するカウンタ値に示される時刻に対応付けられた指示をスケジュール情報200から特定する。指示制御部114はさらに、特定した指示、および、複数の照明制御装置120のうちの少なくとも1つの照明制御装置120に割り当てられたアドレスを含む制御情報119を第一通信部115に送信させる。これにより、制御情報119は複数の照明制御装置120のそれぞれに受信され、当該アドレスが割り当てられた1以上の照明制御装置120は制御情報119に従った動作を行う。
なお、システム制御装置110は、本実施の形態では、図1Bに示すように部屋の壁面に配置されている。この場合、システム制御装置110は、例えば、照明システム100の全体の電源のオンおよびオフを行うスイッチ、スケジュール情報200の作成または更新のためのボタン、および、照明システム100の状態を示す表示パネル等を備えてもよい。
本実施の形態では、例えば操作パネルと呼ばれる装置として、システム制御装置110が配置されており、ユーザによる上記ボタン等の操作により、スケジュール情報200の生成または更新が行われる。なお、スマートフォン等の通信端末からの情報によってスケジュール情報200の生成または更新が行われてもよい。この態様については、変形例3として後述する。
また、システム制御装置110の配置位置に特に限定はなく、例えば、天井裏などの、人目に触れない場所に配置されてもよい。この場合、例えば、リモコンまたは携帯端末等と第一通信部115とが無線通信または有線通信を行うことで、ユーザからの各種の指示をシステム制御装置110が受け取ることができる。
照明制御装置120は、1以上の照明器具150の点灯制御部152を制御することで、当該1以上の照明器具150の調光制御を行う装置である。照明制御装置120は、例えば、点灯制御部152に調光率を指示することで、照明器具150を当該調光率で点灯させる制御(調光制御)を行うことができる。
なお、調光率とは、照明の明るさを調整するための変数の一種であり、数値が大きいほど(最大値は100%)、照明の明るさを増加させることのできる変数である。また、調光率は、例えば“調光レベル”または“調光比”等と表現することもできる。
例えば、照明制御装置120が、照明器具150に調光率“100%”を指示する場合、調光率“100%”に対応する指示情報が照明制御装置120から照明器具150へ送信される。照明器具150の点灯制御部152は、当該指示情報に従い、光源155の光出力が最大となるように光源155を制御する。
なお、点灯制御部152は、例えばPWM(Pulse Width Modulation)信号に応じて光源155の光出力を制御するが、当該制御の手法に特に限定はなく、照明器具150における調光制御がデジタル信号によってなされてもよい。
また、例えば、光源155が複数の電球などの複数の発光体で構成される場合、複数の発光体のうちの点灯させる発光体の数を変更することで、光源155の調光制御が行われてもよい。
本実施の形態では、照明制御装置120は、4つの照明器具150と信号線で接続されており(図1A参照)、照明制御装置120が、調光率を示す信号(指示情報)を信号線に流すことで、これら4つの照明器具150を当該調光率で点灯させることができる。
より詳細には、照明制御装置120は、センサ部121と、照明制御装置120に割り当てられたアドレスである自己アドレスを記憶するアドレス記憶部122と、制御情報119を受信する第二通信部125と、調光制御部124とを有する。
センサ部121は、調光制御の対象である1以上の照明器具150が配置された空間における人の検出および明るさの検出を行う装置である。本実施の形態では撮像装置を有し、撮像装置が撮像することで得られた画像データから、人の検出および明るさの検出を行うことができる装置である。
センサ部121は、例えば、CMOS(Complementary Metal−Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の固体撮像素子によって、対象の室内空間を撮像し、その撮像結果である画像データから人の検出および明るさの検出を行う。
なお、センサ部121の構成に特に限定はなく、例えば、互いに別体の2つのセンサである、人の検出を行う人感センサと、明るさの検出を行う照度センサとによって構成されていてもよい。
調光制御部124は、センサ部121の検出結果を利用するモードを含め、各種のモードで調光制御を行うことが可能であり、かつ、これらモードの相互間の切り替えを、システム制御装置110からの指示に応じて行う点に特徴を有している。
具体的には、調光制御部124は、第二通信部125が受信した制御情報119に示されるアドレスが、アドレス記憶部122に記憶されている自己アドレスと一致する場合、以下の動作を行う。調光制御部124は、(a)センサ部121による人の検出の結果に従って調光制御を行う人検出モード、(b)センサ部121による明るさの検出の結果に従って調光制御を行う明るさ検出モード、および(c)調光率を一定の値に維持する調光制御を行う調光率一定モードのうちの、第二通信部125が受信した制御情報119に示される一つのモードに、他のモードから切り替えて動作する。
なお、制御情報119に示されるアドレスが自己アドレスと一致しない場合、その制御情報119に含まれる指示は無視される。
本実施の形態では、図1Aに示すように、照明制御装置AおよびBには、アドレス“01”が割り当てられ、照明制御装置CおよびDには、アドレス“02”が割り当てられている。この場合、図2に示すように、制御情報119に、アドレス“01”が含まれているとき、照明制御装置AおよびBは、制御情報119に示される指示である“人検出モード”等に従って動作する。また、照明制御装置AおよびBは制御情報119に含まれる指示を無視する。
なお、アドレス“01”が割り当てられた照明制御装置120(AおよびB)は、第一照明制御装置の一例であり、アドレス“02”が割り当てられた照明制御装置120(CおよびD)は、第二照明制御装置の一例である。
このように、調光制御部124は、1以上の照明器具150の明るさを変化させる調光制御において、人の存在の有無に着目するか、検出された明るさに着目するか、および、所定の調光率の維持を目的とするか、をスケジュールに従って切り替える機能を有している。
ここで、例えば図1Aにおいて点線の矩形で示される照明領域500は、照明システム100が備える16個の照明器具150からの照明光が供給される領域である。本実施の形態では、照明領域500は、4つのサブシステム(101a〜101d)が天井に配置された1つの部屋の内部領域として規定することができる。
また、照明領域500は、4つのサブシステム(101a〜101d)のそれぞれに対応する副領域(501a〜501d)に区分される。例えば、副領域501aは、サブシステム101aが有する照明制御装置Aの調光制御の対象である1以上(本実施の形態では4つ)の照明器具150が配置された空間として扱われる。
照明領域500には、例えば、当該部屋の壁に設けられた窓からの外光が入ってくるため、照明領域500の明るさは、複数の照明器具150それぞれの調光率だけでなく、例えば天気にも依存する。
本実施の形態では、図1Aにおいて上方に位置する副領域501aおよび501bは、窓側の領域であり、下方に位置する副領域501cおよび501dは、廊下側の領域である。そのため、副領域501aおよび501bにおける明るさは、太陽光等の外光の影響を受けやすい。
なお、図1Aおよび図1Bに示す、照明システム100およびサブシステム101aのレイアウトは一例であり、他のレイアウトが採用されてもよい。例えば、サブシステム101aにおいて、センサ部121が、いずれかの照明器具150に配置されていてもよい。この場合、センサ部121を除く照明制御装置120(照明制御装置120の本体部)は、例えば、天井裏または部屋の壁面等に配置されてもよい。つまり、センサ部121と照明制御装置120の本体部とが物理的に分離されていてもよい。
さらに、システム制御装置110は、複数の照明制御装置120のうちの1つの照明制御装置120と一体であってもよい。例えば、壁に配置された操作パネル内に、システム制御装置110と照明制御装置120とが収容されていてもよい。また、例えば、1つの照明器具150の器具本体に、システム制御装置110と照明制御装置120とが収容されていてもよい。
また、本実施の形態に係るシステム制御装置110および照明制御装置120が有する各種の機能は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、通信インタフェース、I/Oポート、およびハードディスク等を備えるコンピュータ上で実行されるプログラム等のソフトウェアで実現されてもよく、または、電子回路等のハードウェアで実現されてもよい。
[照明システムの動作例]
以上のように構成された照明システム100の動作について、図3〜図6を用いて説明する。
まず、図3および図4を用いて、照明システム100の基本的な動作の流れを説明する。
図3は、実施の形態に係る照明システム100の基本的な動作の流れを示すシーケンス図である。なお、図3に示される照明制御装置120の基本的な動作は、照明装置A〜D(図1A参照)のそれぞれにおいて行われる。
図4は、実施の形態に係るスケジュール情報200の一例を示す図である。
システム制御装置110は、タイマ111から出力されるカウンタ値に示される時刻に対応付けられた指示をスケジュール情報200から特定する(S10)。
例えば、指示制御部114は、タイマ111から出力されるカウンタ値を所定の間隔ごとに取得し、取得したカウンタ値に示される時刻と、スケジュール記憶部112から読み出したスケジュール情報200に示されるモード切替時刻(図4の場合、5時、10時、17時、22時)と比較する。
なお、本実施の形態では、指示制御部114に読み出されるスケジュール情報200は、第一スケジュール情報201および第二スケジュール情報202を含んでいる。第一スケジュール情報201はアドレス“01”に対応付けられており、第二スケジュール情報202はアドレス“02”に対応付けられている。つまり、本実施の形態において、第一スケジュール情報201は、照明制御装置AおよびBへの指示と時刻とが対応付けられた情報である。第二スケジュール情報202は、照明制御装置CおよびDへの指示と時刻とが対応付けられた情報である。
指示制御部114は、上記比較の結果、取得したカウンタ値に示される時刻が、モード切替時刻のいずれかと一致、または、1日(0時以降かつ次に0時になるまでの間)の中で最初に越えた場合、当該モード切替時刻に対応する指示をスケジュール情報200から特定する。
例えば、指示制御部114が取得したカウンタ値が“5時”を示す場合、第一スケジュール情報201および第二スケジュール情報202のそれぞれから“人検出モード”(図4参照)を、複数の照明制御装置120に通知すべき指示として特定する。
また、本実施の形態では、図4に示すように、第一スケジュール情報201および第二スケジュール情報202には、人検出モードにおける人の検出時および人の非検出時それぞれの調光率が含まれている。指示制御部114は、アドレス“01”に対応する調光率である“70%”および“5%”、ならびに、アドレス“02”に対応する調光率である“100%”および“20%を、パラメータとして特定する。
システム制御装置110はさらに、特定した指示を含む制御情報119を複数の照明制御装置120に送信する(S11)。
具体的には、指示制御部114は、アドレス“01”と、上記のように特定した指示(“人検出モード”、“70%”および“5%”)とを含む制御情報119を、第一通信部115に送信させる。また、指示制御部114は、アドレス“02”と、上記のように特定した指示(“人検出モード”、“100%”および“20%”)とを含む制御情報119を、第一通信部115に送信させる。
照明制御装置120は、システム制御装置110から送信される制御情報119を受信する(S20)。
具体的には、第二通信部125が制御情報119を受信し、受信した制御情報119は調光制御部124に渡される。
照明制御装置120は、制御情報119に示されるアドレスと、アドレス記憶部122に記憶されている自己アドレスとが一致するかを確認する(S21)。この確認の結果、制御情報119に示されるアドレスと自己アドレスとが一致する場合(S21でYes)、検出モード、明るさ検出モード、および調光率一定モードのうちの、制御情報119に示される一つのモードに、他のモードから切り替えて動作する(S22)。
また、制御情報119に示されるアドレスと自己アドレスとが一致しない場合(S21でNo)、モードの切り替えは行わず、その時点で実行中のモードを継続して実行する。
以上のように、システム制御装置110が、スケジュール情報200に従ったタイミングで、各々がアドレスを有する複数の照明制御装置120に制御情報119を送信する。制御情報119には、制御情報119に示される指示に従って動作すべき1以上の照明制御装置120のアドレスが含まれている。
これにより、複数の照明制御装置120のそれぞれは、スケジュール情報200に従ったタイミングで、調光制御のモードを切り替えることができる。
次に、照明制御装置120の動作例を、図5および図6を用いて説明する。
図5は、実施の形態に係る照明制御装置120の動作の流れの一例を示す第1の図であり図6は、実施の形態に係る照明制御装置120の動作の流れの一例を示す第2の図である。
具体的には、図5は、照明制御装置120が人検出モードで動作する場合の処理手順を示し、図6は、照明制御装置120が明るさ検出モードで動作する場合の処理手順を示している。また、図5および図6に示す動作は、本実施の形態における4つの照明制御装置120(A〜D)のそれぞれが、他の照明制御装置120とは独立して実行することができる動作である。
また、以下の図5についての説明では、アドレス“01”が割り当てられた照明制御装置120(AおよびBのそれぞれ)が、アドレス“01”および指示(“人検出モード”、“70%”および“5%”)を含む制御情報119を受信した場合の動作例を説明する。
照明制御装置120は、受信した制御情報119であって、自己アドレスを含む制御情報119が人検出モードを示す場合、センサ部121による人の検出の結果に応じて1以上(本実施の形態では4つ)の照明器具150の調光率を変化させる。
具体的には、図5に示すように、センサ部121の検出結果が人を検出したことを示す場合(S110でYes)、照明制御装置120の調光制御部124は、調光率“70%”で点灯させるための信号(指示情報)を、4つの照明器具150に送信する(S111)。
その結果、4つの照明器具150のそれぞれは、調光率“70%”で光源155を点灯させる。
また、センサ部121の検出結果が人を検出したことを示さない場合(S110でNo)、つまり、非検出の場合、調光制御部124は、調光率“5%”で点灯させるための信号(指示情報)を、4つの照明器具150に送信する(S112)。
その結果、4つの照明器具150のそれぞれは、調光率“5%”で光源155を点灯させる。
なお、アドレス“02”が割り当てられた照明制御装置120(CおよびDのそれぞれ)が、アドレス“02”および指示(“人検出モード”、“100%”および“20%”)を含む制御情報119を受信した場合は、上記動作と以下の点で異なる。すなわち、センサ部121の検出結果が人を検出したことを示す場合(S110でYes)、照明制御装置120の調光制御部124は、調光率“100%”で点灯させるための信号(指示情報)を、4つの照明器具150に送信する(S111)。また、センサ部121の検出結果が人を検出したことを示さない場合(S110でNo)、調光制御部124は、調光率“20%”で点灯させるための信号(指示情報)を、4つの照明器具150に送信する(S112)。
本実施の形態に係る照明制御装置120では、上記のように、人の検出および非検出に応じて、1以上の照明器具150の調光率を2段階で変化させる制御が人検出モードにおいて実行される。また、他モードへの切り替えが生じない場合(S113でNo)、人検出モードによる調光制御が継続して行われる。その後、照明制御装置120の第二通信部125が受信した制御情報119が、他モードを示す場合、当該他モードに動作が切り替えられる(S113でYes)。
例えば、時刻が午前10時になった場合、システム制御装置110は、スケジュール情報200に含まれる、アドレス“01”に対応付けられた第一スケジュール情報201から、“明るさ検出モード”を特定する(図4参照)。
システム制御装置110は、アドレス“01”および指示“明るさ検出モード”を示す制御情報119が、照明制御装置120に送信される。また、この制御情報119には、当該指示の一部であるパラメータとして、例えば、明るさの目標値である“500ルクス(lx)”を示す情報が含まれる(図3のS10、S11、および図4参照)。
その結果、アドレス“01”を自己アドレスとして有する照明制御装置120(AおよびBのそれぞれ)は、調光制御のモードを、人検出モードから明るさ検出モードに切り替える。
この場合、照明制御装置120は、センサ部121による明るさの検出の結果に応じて1以上の照明器具150の調光率を変化させる。
具体的には、図6に示すように、センサ部121の検出結果に示される明るさ(本実施の形態では照度)が、目標値“500lx”と一致しない場合(S120でNo)、検出結果の明るさと、目標値“500lx”との大小関係に応じて調光率が変更される。
つまり、調光制御部124は、検出結果の明るさが目標値“500lx”よりも小さい場合(S121でYes)、4つの照明器具150に対して調光率を上げる制御を行う(S122)。例えば、4つの照明器具150に最後に指示した調光率が70%である場合、調光制御部124は、70%よりも高い調光率(例えば75%)で点灯させるための信号(指示情報)を、4つの照明器具150に送信する。
また、調光制御部124は、検出結果の明るさが目標値“500lx”よりも大きい場合(S121でNo)、4つの照明器具150に対して調光率を下げる制御を行う(S123)。例えば、4つの照明器具150に最後に指示した調光率が70%である場合、調光制御部124は、70%よりも低い調光率(例えば65%)で点灯させるための信号(指示情報)を、4つの照明器具150に送信する。
なお、アドレス“02”が割り当てられた照明制御装置120(CおよびD)は、制御情報119を受信するが、制御情報119にアドレス“02”が含まれないため、制御情報119に含まれる“明るさ検出モード”等の指示は無視される。つまり、照明制御装置120(CおよびD)は、午前10時以降も“人検出モード”を継続して実行する。
本実施の形態に係る照明制御装置120では、上記のように、制御対象である1以上の照明器具150が配置された空間における明るさを検出し、検出した明るさが目標値に近づくように、1以上の照明器具150の調光率を変化させる制御が、明るさ検出モードにおいて実行される。また、他モードへの切り替えが生じない場合(S125でNo)、明るさ検出モードによる調光制御が継続して行われる。
その後、照明制御装置120の第二通信部125が受信した制御情報119が、他モードを示す場合、当該他モードに動作が切り替えられる(S125でYes)。
例えば、時刻が午後5時(17時)になった場合、システム制御装置110から、アドレス“01”と指示(“人検出モード”、“100%”および“20%”)とを含む制御情報119“が、複数の照明制御装置120に送信される(図3のS10、S11、および図4参照)。
その結果、アドレス“01”を自己アドレスとして有する照明制御装置120(AおよびBのそれぞれ)は、調光制御のモードを、明るさ検出モードから人検出モードに切り替える。この場合、照明制御装置120は、センサ部121による人の検出の結果に応じて4つの照明器具150の調光率を変化させる。具体的には、人の検出時には各照明器具150の調光率が“100%”に制御され、人の非検出時には各照明器具150の調光率が“20%”に制御される。
さらにその後、例えば、時刻が午後10時(22時)になった場合、システム制御装置110から、アドレス“01”および指示“調光率一定モード”を示す制御情報119が、複数の照明制御装置120に送信される。また、システム制御装置110から、アドレス“01”および指示“調光率一定モード”を示す制御情報119が、複数の照明制御装置120に送信される。これら制御情報119には、当該指示の一部であるパラメータとして、例えば、調光率“0%”を示す情報が含まれる(図3のS10、S11、および図4参照)。
なお、このように複数のアドレスに対応する複数の照明制御装置120に、共通する指示を与える場合、宛先のアドレスとして当該複数のアドレスを含む制御情報119が、システム制御装置110から複数の照明制御装置120に送信されてもよい。
複数の照明制御装置120(A〜Dのそれぞれ)は、受信した制御情報119が、自己アドレスである“01”または“02”を含んでいるため、制御情報119に示される指示に従って動作する。すなわち、各照明制御装置120の調光制御部124は、調光率“0%”で点灯させるための信号(指示情報)を、4つの照明器具150に送信する。つまり、各照明制御装置120は、4つの照明器具150のそれぞれを消灯させるための指示情報を4つ照明器具150に送信し、4つ照明器具150のそれぞれは、その指示情報に応じて光源155を消灯させる。
なお、図6に示す動作において、調光制御部124は、センサ部121の検出結果に示される明るさと目標値とが厳密に一致しているか否かを判断しなくてもよい。例えば、検出結果に示される明るさが、目標値に対してプラスマイナス数%(例えば5%)の範囲内である場合、調光制御部124は、検出結果に示される明るさと、目標値とが一致している(S120でYes)と判断してもよい。
また、この場合、検出結果に示される明るさ(を示す値)が、目標値よりも小さいか否かの判断(S121)においても、同様の判断がなされてもよい。つまり、検出結果に示される明るさが、例えば目標値の95%よりも小さい場合に、当該明るさ(を示す値)が目標値よりも小さい(S121でYes)と判断してもよい。
このように、検出結果の明るさが、目標値を含む所定範囲内に入るように行われるフィードバック制御(S120、S121、S122、S123)は、検出結果に示される明るさを目標値に近づかせる調光制御の一例である。
以上説明したように、本実施の形態に係る照明システム100は、複数の照明器具150と、それぞれが1以上の照明器具150についての調光制御を行う複数の照明制御装置120と、複数の照明制御装置120を制御するシステム制御装置110とを備える。
システム制御装置110は、タイマ111のカウンタ値に示される時刻と、スケジュール情報200とから、少なくとも1つの照明制御装置120に通知すべき指示を特定する。システム制御装置110はさらに、当該少なくとも1つの照明制御装置120のアドレスと、特定した指示とを含む制御情報119を、複数の照明制御装置120に送信する。
複数の照明制御装置120のそれぞれは、調光制御の対象である1以上の照明器具150が配置された空間における人の検出および明るさの検出を行うセンサ部121と、制御情報119を受信する第二通信部125と、調光制御部124と、自己アドレスを記憶するアドレス記憶部122とを有する。
調光制御部124は、第二通信部125が受信した制御情報119に示されるアドレスが、自己アドレスと一致する場合、制御情報119に示される指示に従って調光制御のモードを切り替える。具体的には、調光制御部124は、人検出モード、明るさ検出モード、および調光率一定モードのうちの、制御情報119に示される一つのモードに、他のモードから切り替えて動作する。
これにより、システム制御装置110は、複数の照明制御装置120のそれぞれを、例えば時間帯ごとに異なるモードで調光制御するように、他の照明制御装置120とは独立して制御することができる。
例えば、朝の時間帯は、各照明制御装置120では、人の存在の有無に着目した動作モードである人検出モードで1以上の照明器具150の調光制御が行われる。従って、各照明制御装置120は、対象の空間(副領域501a〜501dのいずれか)に人が存在する場合は、1以上の照明器具150の調光率を比較的に大きくすることで、その人の活動範囲を明るく照らすことができる。また、人が存在しない場合は、1以上の照明器具150の調光率を比較的に小さくすることで、電力消費量を抑えつつ、例えば、当該空間に人が入ってくることが考慮された最低限の明るさが確保される。
また、例えば、昼の時間帯は、窓側の2つの照明制御装置120(AおよびB)のそれぞれでは、明るさに着目した動作モードである明るさ検出モードで1以上の照明器具150の調光制御が行われる。つまり、制御対象の1以上の照明器具150の設置場所における環境光を考慮して、例えば人の活動に適切な明るさが維持されるように、1以上の照明器具150の調光率が調整される。
これにより、例えば、窓から入る太陽光によって明るさが確保できている状態では、窓側の空間(副領域501aおよび501b)に人が存在している場合であっても、当該空間に対応する複数の照明器具150の調光率は比較的に小さくされる。その結果、照明システム100における電力消費量が抑えられる。
また、昼の時間帯における、廊下側の2つの照明制御装置120(CおよびD)のそれぞれでは、朝の時間帯から引き続いて、人検出モードで1以上の照明器具150の調光制御が行われる。これにより、例えば、窓から比較的に遠いために太陽光による明るさの確保が難しいと考えられる空間(副領域501cおよび501d)については、人の存在の有無に応じた複数の照明器具150の調光制御が実行される。つまり、複数の照明器具150についての実効的な調光制御と省エネルギー化とが図られる。
また、夜中の時間帯は、各照明制御装置120では、所定の調光率の維持を目的とした調光率一定モードで照明器具150の調光制御が行われる。例えば、人が存在しないことを前提に、照明器具150の調光率が“0%”に維持されるように、照明制御装置120が動作する。
このように、本実施の形態に係る照明システム100では、各種の環境項目(人の存在の有無、明るさ、対象空間の使用状況など)の中から、時系列上の区分ごとに適切に選択された環境項目に応じて、1以上の照明器具150の調光率を変化または維持させる。
具体的には、複数の照明制御装置120それぞれの調光制御のモードを、予め設定されたスケジュールに従って切り替えさせることができる。
これにより、照明システム100は、照明システム100が備える複数の照明器具150が設置された環境に応じて、各照明器具150を適切に調光することができる。
また、本実施の形態では、スケジュール情報200は、第一スケジュール情報201と第二スケジュール情報202とを含む。第一スケジュール情報201は、少なくとも1つの照明制御装置120(第一照明制御装置)への指示と時刻とが対応付けられた情報である。第二スケジュール情報202は、第一照明制御装置とは異なるアドレスが割り当てられた、少なくとも1つの照明制御装置120(第二照明制御装置)への指示と時刻とが対応付けられた情報である。
指示制御部114は、タイマ111のカウンタ値に示される時刻に対応付けられた指示を第一スケジュール情報201から特定した場合、特定した指示、および、第一照明制御装置に割り当てられたアドレスを含む制御情報119を第一通信部115に送信させる。
また、指示制御部114は、タイマ111のカウンタ値に示される時刻に対応付けられた指示を第二スケジュール情報202から特定した場合、特定した指示、および、第二照明制御装置に割り当てられたアドレスを含む制御情報119を第一通信部115に送信させる。
つまり、本実施の形態に係るスケジュール情報200は、アドレス毎に分けられた指示と時刻との対応付けを示す情報を有する。これにより、例えば、複数のアドレスのいずれかに対応付けられる複数の照明制御装置120のそれぞれのモード切替のタイミングの、編集または更新が容易化される。
また、本実施の形態では、指示制御部114は、特定した指示が人検出モードを示す場合、人検出モードにおける人の検出時および非検出時それぞれの調光率をパラメータとして含む制御情報119を第一通信部115に送信させる。調光制御部124は、制御情報119に示されるアドレスが自己アドレスと一致し、かつ、制御情報119が人検出モードを示す場合、パラメータである、センサ部121による人の検出の結果に応じた調光率を用いて調光制御を行う。
これにより、例えば、朝の時間帯と夜の時間帯とが共に“人検出モード”である場合であっても、夜の時間帯における人の検出時の調光率を、朝の時間帯における人の検出時の調光率よりも大きくするなどの調整が可能となる。
つまり、人の存在の有無に着目したモードである人検出モードにおいて、例えば、窓から差し込む光の量を考慮した、より緻密な調光制御が実現される。
また、本実施の形態では、指示制御部114は、特定した指示が明るさ検出モードを示す場合、目標の明るさを示す目標値をパラメータとして含む制御情報119を第一通信部115に送信させる。調光制御部124は、制御情報119に示されるアドレスが自己アドレスと一致し、かつ、制御情報119が明るさ検出モードを示す場合、センサ部121に検出される明るさが、パラメータである目標値に近づくように調光制御を行う。
これにより、例えば、緻密な作業が行われる空間に照明システム100が設置される場合に、目標値を比較的に大きく設定することで、当該空間が、緻密な作業に適した明るさに維持される。
また、実施の形態に係る照明システム100は、複数の照明器具150の調光制御に関する構成として、図1A〜図6を用いて説明された構成以外の構成を有してもよい。そこで、照明システム100の構成についての変形例を、上記実施の形態との差分を中心に以下に説明する。
(変形例1)
図7は、実施の形態の変形例1に係るスケジュール情報200aおよびパラメータ情報210の一例を示す図である。
図7に示されるスケジュール情報200aでは、人検出モードおよび明るさ検出モードそれぞれのパラメータが代数(a〜e)で指定されており、代数に対応するパラメータ(数値)が、パラメータ情報210に含まれている。
なお、本変形例におけるスケジュール情報200aは、アドレス“01”および“02”の少なくとも一方に対応付けられている。例えばスケジュール情報200aがアドレス“01”に対応付けられている場合、アドレス“02”に対応するスケジュール情報(図示せず)が、さらにスケジュール記憶部112記憶されている。このことは、後述する変形例2に係るスケジュール情報200bにも適用される。
パラメータ情報210は、複数の期間それぞれに対応付けられたパラメータを示す情報である。具体的には、パラメータ情報210では、1月から3月までなどの月単位の期間と、各種のパラメータとが対応付けられている。
本変形例において、システム制御装置110のタイマ111は、年月日のうちの少なくとも月日と、時刻と示すカウンタ値を出力する。例えば日付と時刻とを含むカウンタ値(例:“2015.01.30、12:58”)がタイマ111から出力される。
システム制御装置110の指示制御部114は、カウンタ値に示される月または日が含まれる期間に対応するパラメータをパラメータ情報210から読み出し、読み出したパラメータを含む制御情報119を第一通信部115に送信させる。
例えば、タイマ111から出力されたカウンタ値が、“2015.01.30、10:00”である場合、指示制御部114は、スケジュール情報200aから、時刻“10:00”に対応する“明るさモード”および“目標値:c”を読み出す。指示制御部114はさらに、カウンタ値に示される月“01”、および、スケジュール情報200aから読み出した“目標値:c”に対応するパラメータ“700lx”を、パラメータ情報210から読み出す。
指示制御部114は、上記のように特定した指示(“明るさ検出モード”および“700lx”)、および、スケジュール情報200aに対応付けられた1以上のアドレスを含む制御情報119を、第一通信部115に送信させる。
第一通信部115から送信された制御情報119は、各照明制御装置120の第二通信部125に受信される。その結果、制御情報119に示される1以上のアドレスのいずれかが自己アドレスと一致する1以上の照明制御装置120では、以下の動作が行われる。すなわち、調光制御部124は、センサ部121により検出される明るさが、目標値“700lx”近づくように、4つの照明器具150についての調光制御を行う(図6参照)。
このように、システム制御装置110は、時間帯ごとのモードを指定するスケジュール情報200aと、期間ごとの各モードで用いられるパラメータを指定するパラメータ情報210とを有している。これにより、例えば、同一モードにおいて、季節ごとに当該季節に適したパラメータを、照明制御装置120に与えることができる。
例えば、図7に示すパラメータ情報210では、朝の時間帯に実行される人検出モードにおいて、人の検出時の調光率は、12月〜翌年3月の期間(冬期間)では“80%”であり、4月〜11月の期間(春−秋期間)では、“70%”である。
つまり、日の出の時間が冬期間に比べて早い春−秋期間では、人の検出時の調光率を、冬期間における調光率よりも低く抑えることで、人の活動に必要な明るさの確保と、電力消費量の抑制とを両立させることができる。
このように、本変形例に係る照明システム100では、例えば自然環境の変化に応じて、各照明制御装置120に与える調光制御のパラメータをより緻密に調整することができ、これにより、例えば、省エネルギー化をより進めることができる。
なお、図7において、調光率一定モードの調光率は“0%”で固定になっているが、調光率一定モードにおいて指定される調光率も、他のモードのパラメータと同様に、期間ごとに互いに異なる値がパラメータ情報210で定義されていてもよい。
また、パラメータ情報210における時系列上の複数の区分は、月単位である必要はなく、日単位、年単位、または曜日単位などであってもよい。
また、上記実施の形態に係る第一スケジュール情報201および第二スケジュール情報202のそれぞれにおいて、パラメータ情報210よって各種のパラメータが特定されるように、代数(a〜e)によって各種のパラメータが指定されてもよい。
(変形例2)
図8は、実施の形態の変形例2に係るスケジュール情報200bおよび時間帯情報212の一例を示す図である。
図8に示されるスケジュール情報200bでは、照明制御装置120への指示と、時刻に紐付けられる識別子((1)〜(4))とが対応付けられており、識別子に対応する時刻が、時間帯情報212に含まれている。
時間帯情報212は、複数の期間それぞれに対応付けられた、識別子ごとの時間帯を示す情報である。具体的には、時間帯情報212では、1月から5月までなどの月単位の期間と、識別子ごとの22時から24時までなど時間帯とが対応付けられている。
本変形例において、システム制御装置110のタイマ111は、年月日のうちの少なくとも月日と、時刻と示すカウンタ値を出力する。
システム制御装置110の指示制御部114は、カウンタ値に示される月または日が含まれる期間と、カウンタ値に示される時刻とに対応する識別子を時間帯情報212から特定する。
指示制御部114はさらに、特定した識別子に対応するモード等を、スケジュール情報200bから特定する。
例えば、タイマ111から出力されたカウンタ値が、“2015.01.30、10:00”である場合、指示制御部114は、1月かつ10時に対応する識別子である“(2)”を時間帯情報212から特定する。
指示制御部114はさらに、識別子“(2)”に対応する指示である、“人検出モード”、“70%”および“5%”を、スケジュール情報200bから特定する。指示制御部114は、特定した指示(“人検出モード”、“70%”および“5%”)、および、スケジュール情報200aに対応付けられた1以上のアドレスを含む制御情報119を、第一通信部115に送信させる。
第一通信部115から送信された制御情報119は、各照明制御装置120の第二通信部125に受信される。その結果、制御情報119に示される1以上のアドレスのいずれかが自己アドレスと一致する1以上の照明制御装置120では、以下の動作が行われる。すなわち、調光制御部124は、センサ部121による人の検出の結果に従って、4つの照明器具150についての調光制御を行う(図5参照)。
このように、本変形例に係るシステム制御装置110は、時間帯ごとの指示を特定するスケジュール情報200bと、期間ごとの時間帯を特定する時間帯情報212とを有している。これにより、例えば、所定の時間帯に各照明制御装置120に所定のモードを実行させる場合において、その所定の時間帯を、季節に適した範囲に移動、拡大、または縮小することができる。
例えば、図8に示す時間帯情報212では、夏を含む期間(6月−9月)の朝の時間帯(識別子(2)の時間帯)は、他の期間(1月−5月、10月−12月)の朝の時間帯よりも1時間早く定義されている。
つまり、一年の中で日の出の時間が比較的に早い期間(6月−9月)では、朝の時間帯を早めに設定することで、例えば、人の活動の開始時刻に合わせた適切なモードによる調光制御を、照明制御装置120に実行させることができる。
なお、上記実施の形態に係る第一スケジュール情報201および第二スケジュール情報202のそれぞれが、時間帯情報212よって特定される時間帯を参照するように構成されていてもよい。
なお、上記実施の形態に係る第一スケジュール情報201および第二スケジュール情報202のそれぞれは、時間帯情報212よって各種のモードに割り当てられた時間帯が特定されるように、識別子((1)〜(4))を含んでもよい。
(変形例3)
図9は、実施の形態の変形例3に係るシステム制御装置110と通信端末300とを示す図である。
図10は、実施の形態の変形例3に係る通信端末300が表示する照明システム設定画面の一例を示す図である。
図9に示す変形例3に係るシステム制御装置110では、第一通信部115は、通信端末300から送信される、照明器具150の動作を制御するための設定情報を受信する。
指示制御部114は、第一通信部115が受信した設定情報を用いてスケジュール情報200を生成または更新し、生成または更新したスケジュール情報200を、スケジュール記憶部112に記憶させる。
通信端末300は、情報表示機能を有する端末装置であり、例えば、スマートフォン、タブレット、またはパーソナルコンピュータ等によって実現される。通信端末300は、表示パネル310、CPUおよび通信インタフェース等を有し、アプリケーションプログラムを実行する機能を有している。
通信端末300と第一通信部115との間の情報の送信または受信の方式に特に限定はなく、Wi−Fi(登録商標)およびBlueTooth(登録商標)など、各種の通信規格のうちのいずれかが当該方式として採用される。
以上説明した、これら通信端末300についての事項は、後述する変形例4および5にも適用される。
本変形例では、通信端末300は、一般にスマートフォンと呼ばれる携帯型端末装置であり、スケジュール情報200の内容を設定するためのアプリケーションプログラムを有している。通信端末300は、例えば図10に示すような照明システム設定画面(以下、「設定画面」という)を、ユーザインタフェースとして表示パネル310に表示する。
ユーザは、設定画面において、例えば、設定しようとしているスケジュールに対応するアドレス、および、時間帯ごとのモードを指定し、設定画面に表示される送信ボタンを押す等の所定の操作を行う。これにより、設定画面において指定されたアドレスおよびモード等を示す情報が、設定情報としてシステム制御装置110に送信される。本変形例では、無線通信によって、設定情報が通信端末300からシステム制御装置110に送信される。
なお、図10では、“朝:6−11”など、固定された時間帯に対してユーザがモード選択する画面が例示されているが、モード以外の項目が、ユーザが選択または入力可能であってもよい。
例えば、各時間帯の始期と終期とがユーザに選択または入力が可能な項目として設定画面に表示されてもよい。また、単に、“夏設定”または“省エネルギー優先設定”などの設定名をユーザが選択または入力することで、複数の時間帯と、これら時間帯に対応付けられたモードとのセット(以下、「モードセット」という。)が、設定情報としてシステム制御装置110に送信されてもよい。
なお、通信端末300は、設定情報として、“夏設定”または“省エネルギー優先設定”などの設定名を示す情報を、設定情報としてシステム制御装置110に送信してもよい。この場合、システム制御装置110が、複数の設定名にそれぞれに対応するモードセットを記憶していれば、指示制御部114は、設定情報に示される設定名によって、スケジュール情報200の生成または更新に用いるモードセットを特定することができる。
このように、本変形例では、通信端末300から送信される設定情報により、スケジュール情報200が生成または更新される。そのため、例えば、通信端末300が備える多機能な入力部(ソフトウェア/ハードウェアキーボードなど)を利用したスケジュール情報200の生成等が可能となる。
つまり、スケジュール情報200の生成または更新の効率化が図られるため、例えば、時間帯または季節などに応じたスケジュール情報200の編集が容易化される。
(変形例4)
図11は、実施の形態の変形例4に係るシステム制御装置110と通信端末300とを示す図である。
図12は、実施の形態の変形例4に係る通信端末300が表示するスケジュール確認画面の一例を示す図である。
図11に示す変形例4に係るシステム制御装置110では、第一通信部115は、スケジュール記憶部112に記憶されているスケジュール情報200の少なくとも一部を通信端末300に送信する。
本変形例では、通信端末300は、スケジュール確認情報の要求、および、受け取ったスケジュール確認情報を用いてスケジュール確認画面を生成するためのアプリケーションプログラムを有している。
ユーザは、例えば、当該アプリケーションプログラムが起動した後に表示される要求ボタンを押す等の所定の操作を行う。これにより、通信端末300からシステム制御装置110へのスケジュール確認情報の要求が行われる。
指示制御部114は、第一通信部115が当該要求を受信した場合、スケジュール記憶部112から、スケジュール情報200の少なくとも一部を読み出す。読み出された当該少なくとも一部は、スケジュール確認情報として、第一通信部115から通信端末300へ送信される。
なお、スケジュール情報200の一部がスケジュール確認情報として送信される場合、指示制御部114は、スケジュール情報200のうちの、例えば現在時刻を基準とした所定の範囲の情報を、第一通信部115を用いて通信端末300に送信してもよい。
また、指示制御部114は、例えば、スケジュール情報200のうちの、通信端末300からの要求よって指定されたアドレスに対応する部分のみ(例えば第一スケジュール情報201のみ)を、第一通信部115を用いて通信端末300に送信してもよい。
このように、システム制御装置110から通信端末300へ、スケジュール確認情報が送信されるため、通信端末300では、例えば、図12に示すようなスケジュール確認画面を表示パネル310に表示することができる。
図12に示すスケジュール確認画面では、一日分のモードの切り替えの、アドレス毎のスケジュールが表示されており、かつ、当該スケジュールの中で現在がどの位置にあるかが示されている。
これにより、ユーザは、その日の一日において、複数の照明器具150がどのようなモードで調光制御されるかを容易に視認できる。また、図12に示す例では、複数の照明器具150が、現在どのモードで調光制御されているかを容易に視認できる。
その結果、例えば、その時点において設定されているスケジュール全体が適切か否か、または、その時点において実行されている調光制御のモードが適切か否かなどの確認が容易化される。
なお、図12では、スケジュール確認画面には、“人”および“明るさ”など、モードの種類を特定する文字が表示されているが、これらは文字である必要はなく、例えば、各モードと対応付けられたアイコンがスケジュール確認画面に表示されてもよい。
また、スケジュール確認画面に、各モードに用いられているパラメータ(人の検出時の調光率、または明るさの目標値など)が表示されてもよい。
また、例えば、ユーザの所定の操作により、アドレス“01”に対応するスケジュールと、アドレス“02”に対応するスケジュールとが、スケジュール確認画面において切り替えて表示されてもよい。
また、第一通信部115は、通信端末300からの要求に依存せずに、スケジュール確認情報の通信端末300への送信を行ってもよい。第一通信部115は、例えば、定期的に、または、モードの切り替え(制御情報119の送信)などのイベントの発生をトリガとして、スケジュール確認情報の送信を行ってもよい。
(変形例5)
図13は、実施の形態の変形例5に係る照明制御装置120と通信端末300とを示す図である。
図14は、実施の形態の変形例5に係る通信端末300が表示するモード確認画面の一例を示す図である。
なお、以下では、照明制御装置120が有するモード情報の送信機能について説明するが、照明システム100が有する複数の照明制御装置120の全てが、モード情報の送信機能を有する必要はない。これら複数の照明制御装置120のうちの1つのみが、本変形例で説明されるモード情報の送信機能を有していてもよい。
図13に示す変形例5に係る照明制御装置120では、第二通信部125は、調光制御部124が実行中のモードが、人検出モード、明るさ検出モード、および、調光率一定モードのうちのいずれであるかを示すモード情報を、第二通信部125と通信する通信端末300に送信する。
本変形例では、通信端末300は、モード情報の要求、および、受け取ったモード情報を用いてモード確認画面を生成するためのアプリケーションプログラムを有している。
ユーザは、例えば、当該アプリケーションプログラムが起動した後に表示される要求ボタンを押す等の所定の操作を行う。これにより、通信端末300からシステム制御装置110へのモード情報の要求が行われる。
照明制御装置120の調光制御部124は、第二通信部125が当該要求を受信した場合、その時点で実行中のモードを示す情報(モード名またはモードIDなどの、モードの識別情報)を、モード情報として第二通信部125を用いて通信端末300に送信する。また、モード情報には、照明制御装置120も含まれる。
このようにしてモード情報を受信した通信端末300は、例えば、図14に示すようなモード確認画面を表示パネル310に表示することができる。
図14に示すモード確認画面では、照明制御装置120の識別情報(本変形例では、“照明制御装置A”)、および、現時点でどのモードが実行中であるか示されている。また、このモード確認画面では、人検出モードが実行中であり、かつ、現時点において、人が検出されており、調光率が“70%”であることが示されている。つまり、第二通信部125から送信されたモード情報には、送信の時点における調光率等の情報が含まれている。
これにより、ユーザは、1つの照明制御装置120における現時点のモードの種類および内容を容易に視認できるため、その時点において実行されている調光制御のモードが適切か否かなどの確認が容易化される。
なお、図14に示すモード確認画面では、調光率等の現在の状況も示されているが、通信端末300は、受信したモード情報に基づいて、少なくとも、現時点で実行中のモードを示す情報を出力すればよい。
また、モード情報の送信元は、照明制御装置120ではなく、システム制御装置110であってもよい。つまり、システム制御装置110は、現在時刻を確認できるタイマ111および、照明制御装置120への指示を含むスケジュール情報200を有している。
そのため、システム制御装置110は、例えば、通信端末300からの要求に含まれるアドレスを用いて、当該アドレスを有する照明制御装置120がどのモードを実行中であるかを間接的に知ることができる。従って、システム制御装置110から通信端末300へ、ある特定の照明制御装置120が実行中のモードを示すモード情報を送信することは可能である。
すなわち、システム制御装置110の第一通信部115が、複数の照明制御装置120のうちの1つの照明制御装置120が有する調光制御部124が実行中のモードが、人検出モード、明るさ検出モード、および、調光率一定モードのうちのいずれであるかを示すモード情報を、当該一方と通信する通信端末300に送信してもよい。
なお、第一通信部115または第二通信部125は、通信端末300からの要求に依存せずに、モード情報の通信端末300への送信を行ってもよい。第一通信部115または第二通信部125は、例えば、定期的にモード情報の送信を行ってもよい。
また、例えば第二通信部125は、あるモードにおける調光率の変更、または、モードの切り替えなどのイベントの発生をトリガとして、モード情報の送信を行ってもよい。
(変形例6)
図15は、実施の形態の変形例5に係るサブシステム101dにおける指示情報129の流れを示す図である。
なお、以下では、1つのサブシステム(サブシステム101d)が有する、複数の照明器具150に対する個別制御機能について説明を行うが、複数のサブシステムが個別制御機能を有してもよい。例えば、サブシステム101a〜101dの全てが個別制御機能を有してもよい。
本変形例に係るサブシステム101dは、照明制御装置120(本変形例では照明制御装置D)、および、照明制御装置120に接続されている、それぞれに器具アドレスが割り当てられた複数の照明器具150(La〜Ld)とを備える。本変形例では、複数の照明器具150(La〜Ld)のそれぞれは、互いに異なる器具アドレス(001〜004)が割り当てられている。
また、照明制御装置120の調光制御部124は、複数の器具アドレスのうちの少なくとも1つの器具アドレスと、調光率を示す情報とを含む指示情報129を、複数の照明器具150に送信する。これにより、当該少なくとも1つの器具アドレスに対応する少なくとも1つの照明器具150の調光制御が行われる。
具体的には、本変形例に係るサブシステム101dにおいて、複数の照明器具150それぞれの点灯制御部152は、照明制御装置120から送信された指示情報129を受信する。点灯制御部152はさらに、指示情報129に示される少なくとも1つの器具アドレスのうちの1つが、照明器具150の器具アドレスと一致する場合、指示情報129に示される調光率で、照明器具150が有する光源155を点灯させる。
図15に示す例では、指示情報129には、宛先の器具アドレスとして“003”および“004”の2つの器具アドレスが含まれており、かつ、調光率を示す“70%”が含まれている。
この場合、照明制御装置120から送信された指示情報129は、4つの照明器具150に受信される。しかし、器具アドレス“001”が割り当てられた照明器具150(照明器具La)および、器具アドレス“002”が割り当てられた照明器具150(照明器具Lb)では、宛先の器具アドレスに自身の器具アドレスが存在しないため、指示情報129に示される指示は無視される。
一方、器具アドレス“003”が割り当てられた照明器具150(照明器具Lc)および、器具アドレス“004”が割り当てられた照明器具150(照明器具Ld)では、宛先の器具アドレスに自身の器具アドレスが存在するため、指示情報129に示される指示が実行される。
その結果、例えば、照明器具LaおよびLbでは調光率は変更されず、かつ、照明器具LcおよびLdでは調光率は“70%”に変更される。
このように、照明制御装置120は、複数の照明器具150の各々に対し、互いに異なる調光制御を行うことが可能である。
この特徴は、例えば、以下のような場面において有用である。すなわち、照明制御装置120が、人検出モードを実行中である期間において、無人であった副領域501dに、図15に示すように人が入ってきた場合を想定する。
また、サブシステム101dが配置された副領域501dは、図15に示すように、4つの個別領域(502a〜502d)に区分されており、センサ部121は、個別領域(502a〜502d)のそれぞれにおいて、人および明るさを検出する場合を想定する。
このような状況において、副領域501dに人が入る前は、4つの照明器具150は例えば調光率“5%”で点灯している。その後、センサ部121は、個別領域502dにおいて人の存在を検出する。調光制御部124は、この検出結果に基づき、個別領域502dおよび502cに対応する、照明器具LdおよびLcの調光率を“70%”とするための指示情報129を、第二通信部125に送信させる。
つまり、図15に示す、照明器具LdおよびLcの器具アドレスを宛先とする指示情報129が4つの照明器具150に送信され、そのうちの、照明器具LdおよびLcのみが、指示情報129に従って、調光率“70%”で光源155を点灯させる。
その結果、副領域501dにおいて、人の存在位置を含む所定の領域が明るく照らされ、かつ、他の領域における1以上の照明器具150の調光率は抑えられたまま維持される。これにより、副領域501dを、必要に応じて部分的に明るくすることができるとともに、照明システム100の全体の消費電力量が抑制される。
なお、図15に示す例において、4つの個別領域(502a〜502d)のうちの、人が検出された個別領域502dの照明器具Ldのみに対し、調光率を“70%”に変更する調光制御が行われてもよい。
また、照明器具La〜Ldのそれぞれに、互いに異なる器具アドレスが割り当てられている必要はない。例えば、同じモードで同期して調光すべき2以上の照明器具150に、同一の器具アドレスが割り当てられていてもよい。
また、調光制御部124は、例えば明るさ検出モードにおいて、センサ部121が検出する4つの個別領域(502a〜502d)それぞれの明るさの検出結果に基づいて、4つの照明器具150の各々に、互いに異なる調光率を指示することも可能である。これにより、例えば、外光が入りやすいか否かなどの条件が異なる複数の個別領域の明るさを平準化することが可能となる。
(他の実施の形態)
以上、本発明に係る照明装置について、上記実施の形態およびその変形例に基づいて説明したが、本発明は、上記実施の形態およびその変形例に限定されるものではない。
例えば、図4では、スケジュール情報200が、2つのアドレス“01”および“02”それぞれに対応するスケジュールを明示する第一スケジュール情報201と第二スケジュール情報202とを含むとした。
しかし、スケジュール情報200の態様は、上記態様に限定されない。例えば、スケジュール情報200は、上記実施の形態に係る4つの照明制御装置120に共通して用いられる、指示と時刻との対応付けを示す情報を有してもよい。
この場合、指示制御部114は、例えば、アドレス“02”に対しては6時−21時の期間は指示を送らない旨のルールに従って動作してもよい。この場合、スケジュール情報200に示される6時−21時の期間における指示は、宛先のアドレスとして“01”のみが指定される。その結果、アドレス“01”の照明制御装置120(AおよびB)と、アドレス“02”の照明制御装置120(CおよびD)とで、同一時間帯において互いに異なるモードで動作させることができる。
また、例えば、スケジュール情報200に示される、モードの切り替えのタイミングが、時間単位である場合、タイマ111が出力するカウンタ値に示される時刻は、時間、分、秒のうちの少なくとも時間を示せばよい。
また、スケジュール情報200は、例えば図4に示すようなパラメータを含んでいなくてもよい。例えば、人の検出時および非検出それぞれの調光率または目標値の照度等のパラメータを、照明制御装置120が保持している場合を想定する。この場合、照明制御装置120は、システム制御装置110から、実行すべきモードを識別する情報を受信すれば、当該モードを、当該モードに適した1以上のパラメータを用いて実行することが可能である。
また、例えば、人検出モードにおいて、調光率の変化は3段階以上であってもよい。例えば、検出した人数が多くなった場合に、調光率を上げる制御が行われてもよい。さらに、人検出モードにおいて、センサ部121は、人を検出した場合に、検出した人の状態を示す検出結果を出力してもよい。例えば、センサ部121は、人を検出した場合、静止している人を検出したことを示す検出結果、または、移動している人を検出したことを示す検出結果等の、より詳しく分類された検出結果を出力しても構わない。
この場合、調光制御部124は、センサ部121から出力された検出結果が、移動している人を検出したことを示す場合と、静止している人を検出したことを示す場合とで、互いに異なる調光率を用いて調光制御を行ってもよい。また、これらの調光率は、システム制御装置110から照明制御装置120に送信されてもよい。
つまり、システム制御装置110の指示制御部114は、スケジュール情報200から特定した指示が人検出モードを示す場合、人の検出時における人の状態に応じた調光率、または、人の非検出時の調光率をパラメータとして含む制御情報119を前記第一通信部115に送信させてもよい。
また、スケジュール情報200と、他の情報(パラメータ情報210、時間帯情報212など)とは、互いに別体の複数の記憶装置に記憶されていてもよい。
また、照明制御装置120が実行すべき調光制御のスケジュールにおいて、各モードにおける調光率等のパラメータと、各モードに割り当てられる時間帯との両方が任意に設定できてもよい。つまり、照明システム100は、上記変形例1および変形例2の両方の特徴を有してもよい。
また、システム制御装置110から照明制御装置120への指示は、照明制御装置120が実行すべきモードを明示的に示さなくてもよい。例えば、制御情報119に、目標値が“500lx”であること示す情報が含まれていれば、照明制御装置120は、明るさ検出モードを実行すべきと判断することができる。同様に、制御情報119に、2つの調光率を示す情報が含まれていれば、照明制御装置120は、人検出モードを実行すべきと判断することができる。また、制御情報119に示される調光率が1つのみの場合は、照明制御装置120は、調光率一定モードを実行すべきと判断することができる。
また、照明器具150が備える光源155は、1以上のLEDでなくてもよい。例えば、1以上の蛍光管が光源155として採用されてもよい。また、半導体レーザ等の半導体発光素子、有機EL(Electro Luminescence)または無機EL等の発光素子が光源155として採用されてもよい。
また、本発明は、システム制御装置110および照明制御装置120の少なくとも一方が行う特徴的な処理をコンピュータに実行させるプログラムとして実現することもできる。そして、そのようなプログラムは、CD−ROM等の記録媒体およびインターネット等の伝送媒体を介して流通させることができる。
その他、上記実施の形態等に対して当業者が思いつく各種変形を施して得られる形態、および、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記実施の形態等における構成要素および機能を任意に組み合わせることで実現される形態も本発明に含まれる。