JP2018181776A - 照明制御装置および照明制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】人感センサから得られた人体検知情報と、別の環境センサから得られた他の環境検知情報と、に基づいて照明器具を制御し、利用者の利便性を維持しつつ、より省電力な照明を可能とする。【解決手段】照明器具30周辺に設置された照度センサ50から受信した照度情報から、照明器具30周辺が十分に明るいと判断できる場合、人感センサ40の検知範囲120内に歩行者130が存在していても照明制御装置10は照明器具30を点灯させない。十分に明るいとは判断できない場合であっても、照明器具30のかなり手前に設置された人感センサ40により、歩行者130が照明器具30の下を通り過ぎてから徐々に照明器具30の明るさが下がっていくので、歩行を妨げることなく不必要な点灯を避けることができる。【選択図】図1

Description

本発明は、照明制御装置および照明制御システムに関する。
人体の存在を検知したら照明器具を自動的に点灯させ、その後、人体の存在を検知しなくなってから一定時間経過した後に照明器具を自動的に消灯させる、という照明制御装置が知られている。
例えば、特許文献1に開示された照明制御装置は、人体の移動を検出した場合には、全ての照明器具を高レベルの明るさに調光し、人体が停止したことを検出した場合、或いは人体を検出しなくなった場合には、人体の存在を検知している人感センサに対応する照明器具のみを高レベルの明るさに制御し、他の照明器具を低レベルの明るさに調光する。
特開平7−263151号公報
特許文献1に開示された照明制御装置は、歩行者が通り過ぎて人がいなくなった場合でも、一定時間、一定の明るさで点灯し続ける。このため、電力の無駄使いとなる。
また、人体の移動を検出した場合に、全ての照明器具を高レベルの明るさで点灯し続けるため、電力の無駄遣いとなるおそれがある。
また、従来、ビルの集合トイレに設置された照明制御装置は、トイレの入り口に設置されている人感センサによって人体を検出して照明器具を点灯している。ただし、この種の照明制御装置は、人感センサの検知範囲外である個室内での利用を考慮して、比較的長い一定時間照明器具を点灯する。このため、使用者が個室を使用しない場合及び短時間でトイレから退出した場合には、電力の無駄遣いが発生してしまう。一方で、照明器具の点灯時間を一律に短くすると、不便である。
本発明の目的は、上記事情に鑑みてなされたものであり、利用者の利便性を維持しつつ、より省電力な照明を可能とすることを目的とする。
本発明に係る照明制御装置は、センサ情報処理部と、制御部と、を備える。センサ情報処理部は、人感センサから受信した人体検知情報と、人感センサとは別の環境センサから受信した他の環境検知情報と、に基づいて照明器具の点灯及び消灯の必要性を判断する。制御部は、センサ情報処理部の判断に基づいて照明器具を制御して点灯及び消灯させる。
本発明に係る照明制御装置は、人感センサから受信した人体検知情報だけでなく、別の環境センサで取得した環境情報に基づいて照明器具の点灯及び消灯の必要性を判断する。従って、状況に応じた、適切な点灯及び消灯制御が可能となる。このため、利用者の利便性を維持しつつ、照明器具の消費電力の無駄を削減することができる。
本発明の実施の形態1に係る照明制御システムの構成図 実施の形態1に係る照明制御システムの機能ブロック図 実施の形態1に係る照明制御装置のハードウェア構成図 実施の形態1に係る照明制御システムの処理手順を示すフローチャート 実施の形態1に係る照明制御システムで照明器具を制御したときの、照明器具周辺の照度の変化を示す図 本発明の実施の形態2に係る照明制御システムの構成図 実施の形態2に係る照明制御システムの処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態3に係る照明制御システムの構成図 実施の形態3に係るトイレの個室の構成図 実施の形態3に係る照明制御システムのブロック図 実施の形態3に係る照明制御システムの処理手順を示すフローチャート 本発明の実施の形態4に係る照明制御システムの構成図
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態に係る照明制御装置と照明制御システムについて説明する。
(実施の形態1)
以下、図1から図4を参照して、実施の形態1に係る照明制御システムについて説明する。
本実施の形態に係る照明制御システム1は、通路の天井に設置された照明器具30の点灯、消灯及び調光を制御する。なお、本実施の形態は、図1に示すように、歩行者110が、符号130、符号150で示す位置を経由して照明器具30の照射範囲外まで一方向に移動する場面を想定している。
照明制御システム1は、照明制御装置10と人感センサ40と照度センサ50と調光信号端末機60とを備え、それらが通信ネットワーク20を介して接続された構成を有する。照明制御システム1は、制御対象である照明器具30に通信ネットワーク20を介して接続されている。
照明制御装置10は、人感センサ40から受信した人体検知情報と照度センサ50から受信した照度情報とに基づいて、人感センサ40が人体を検出し、且つ、照度センサ50が検出した照度が基準照度以下の場合に、照明器具30を点灯する必要性があると判別し、その明るさを設定する。照明器具30を点灯すべきと判別した場合、照明制御装置10は調光信号端末機60に調光制御情報を送信する。調光制御情報は、照明器具30を調光制御するために、最大発光電力に対する割合、PWM(Pulse Width Modulation)駆動のDuty比などの照明器具30の明るさに関する情報を含む。調光制御情報は、さらに、照明器具30を点灯すること、消灯することを指示する情報を含む。
人感センサ40は、その最大検出半径をRとすると、歩行者110から見て照明器具30の手前にRよりわずかに小さい距離だけ離れた位置に設置されている。例えば、人感センサ40の最大検出半径Rが15mであれば、人感センサ40は照明器具30の手前10〜14m程度の位置の天井部分、壁面等に設置される。人感センサ40は、検知範囲120内に人体が存在するか否かを判別し、人体の存在の有無を示す人体検知情報を通信ネットワーク20を介して照明制御装置10に送信する。
照度センサ50は、人感センサ40よりも照明器具30の近くに設置されている。照度センサ50は照明器具30周辺の明るさを検出し、検出した明るさを示す照度情報を通信ネットワーク20を介して照明制御装置10に送信する。照度センサ50は周辺の環境状況を検出する環境センサの1例であり、周辺環境の1つである照度を示す照度情報を出力する。
調光信号端末機60は、照明制御装置10から受信した調光制御情報に基づいて照明器具30を駆動制御し、その点灯、消灯及び明るさを制御する。
図2に示すように、照明制御装置10は、機能的に、通信を行う通信部14と、点灯、消灯の必要性を判別するセンサ情報処理部13と、設定情報を格納するメモリ部12と、設定情報とセンサ情報処理部13の判別結果とに基づいて調光制御情報を生成し通信部14に送信する制御部11と、を備える。
通信部14は人感センサ40から人体検知情報を、照度センサ50から照度情報をそれぞれ受信し、センサ情報処理部13に送信する。また、通信部14は制御部11から受信した調光制御情報を調光信号端末機60に送信する。
センサ情報処理部13は、通信部14を介して、人体検知情報と照度情報とを受信し、人体検知情報が人体を検出したことを示し、且つ、照度情報が示す照度が基準照度以下の場合に、照明器具30の点灯を指示する信号を制御部11に送信する。センサ情報処理部13は、人体検知情報が人体を検出しなくなったことを示す場合には、照明器具30の消灯を指示する信号を制御部11に送信する。
メモリ部12は、設置業者やユーザ等が予め設定した設定情報を格納する。設定情報には、照明器具30を点灯する際の周辺照度の閾値(以下、照度基準値)Ih、照明器具30の明るさを段階的に調整時の時間間隔ΔTと発光強度の調整量ΔI、照明器具30の周囲の明るさの上限値IL、等の情報が含まれる。また、メモリ部12は制御部11の要求に応じて必要な設定情報を制御部11に送信する。なお、各設定値の詳細は後述する。
制御部11は、センサ情報処理部13の判断とメモリ部12から受信した設定情報と、に基づいて調光制御情報を生成し、通信部14に送信する。
上述の機能を有する照明制御装置10は、ハードウェア的には、図3に示すように、プロセッサ501、記憶装置502、インターフェース503を備える。
上述の制御部11及びセンサ情報処理部13の各機能はそれぞれプロセッサ501が記憶装置502に記憶されている照明制御プログラムを実行することにより、実現される。照明制御プログラムの内容は、図4を参照して後述する。
メモリ部12は記憶装置502により実現される。記憶装置502は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ装置等を備え、上述の設定情報の他に、プロセッサ501が実行する照明制御プログラムを記憶する。
照明制御装置10における通信部14の機能はインターフェース503により実現される。インターフェース503は通信ネットワーク20を介して接続された各装置と通信を行う。
なお、図3では、照明制御装置10がプロセッサ501、記憶装置502及びインターフェース503をそれぞれ1つずつ備える例を示しているが、複数のプロセッサ、記憶装置及びインターフェースを備えて各機能を実現してもよい。
次に、照明制御システム1の動作を図1〜図4を参照しながら説明する。
電源が投入されると、照明制御装置10内のプロセッサ501は、記憶装置502に記憶されている照明制御プログラムを実行することにより、図2に示す制御部11及びセンサ情報処理部13として機能し、図4に示す照明制御処理を継続して実行している。
処理を開始すると、センサ情報処理部13は、通信部14を介して、人感センサ40から人体検知情報を、照度センサ50から照度情報を、それぞれ受信する(ステップS101)。
センサ情報処理部13は、受信した人体検知情報と照度情報とに基づいて、点灯の必要性を判断する(ステップS102)。具体的には、センサ情報処理部13は、人体検知情報から、検知範囲120内には人体が存在しないと判別した場合と、照度情報から、照明器具30の周辺が照度基準値Ihより明るいと判別した場合には、照明器具30の点灯が必要ないと判断し(ステップS102:No)、ステップS101に処理を戻す。
一方、センサ情報処理部13は、人体検知情報から、検知範囲120内に人体が存在すると判別し、かつ照度情報から、照明器具30の周辺の明るさが照度基準値Ih以下であると判断した場合、照明器具30の点灯が必要と判断する(ステップS102:Yes)。なお、照度基準値Ihは、例えば、照明器具30が非点灯の状態で、歩行が困難となる明るさより明るい値に設定される。
センサ情報処理部13が点灯の必要性ありと判断した場合(ステップS102:Yes)、制御部11は、発光強度ΔIで発光することを指示する調光制御情報を生成し、通信部14を介して調光信号端末機60に送信する。
この調光制御情報に応答して、調光信号端末機60は、照明器具30を発光強度ΔIで点灯する(ステップS103)。これにより、照明器具30の周囲はある程度明るくなる。
制御部11は、微小時間ΔT、照度センサ50が出力する照度情報を読み込み、照度情報が示す照明器具30周辺の照度が上限値ILに到達しているか否かを判別する。
照度の上限値ILに達していないと判別した場合、制御部11は、微小時間ΔT経過後、照明器具30の調整量だけ、増加させることを指示する調光制御情報を生成し、通信部14を介して調光信号端末機60に送信する。
照明器具30の発光強度は、図5に示すように、時間ΔT毎に、段階的に上昇する。なお、時間ΔTと発光強度の調整量は、一定である必要はなく、変動してもよい。このようにして、点灯時には照明器具30は当初は暗めに設定され、段階的に明るくなる。このため、照明器具30への突入電流を軽減でき、消費電力を削減できる。
照明器具30が点灯してから明るさが最大となるまでの時間と、歩行者110が人感センサ40の検出距離Rの2倍の距離を歩行するのに要すると予想される時間とがほぼ等しくなるように、照度基準値Ih、時間間隔ΔT、調整量ΔI、明るさの上限値ILが設定されている。
制御部11は、照明器具30の発光強度を周辺照度が上限値ILに達するまで上げたら、人感センサ40が人体の存在を検知しなくなるまで、照明器具30の明るさを維持したまま待機する(ステップS104)。
人感センサ40は、その後、人体の存在を検知しなくなると、検知範囲120内に人体を検知できないことを示す情報を出力する。
センサ情報処理部13は、人体を検知できないことを示す人体検知情報を取り込むと、照明器具30を消灯する必要性があると判別する。
この判別に応答し、制御部11は、照明器具30の発光強度を調整量ΔIだけ低減することを指示する調光制御情報を生成し、通信部14を介して調光信号端末機60に送信する。
この調光制御情報に応答して、調光信号端末機60は、照明器具30の発光強度を調整量だけ低減する。制御部11は、微小時間ΔTを経過するたびに、照明器具30の発光強度を調整量だけ、低減する調光制御情報を生成し、通信部14を介して調光信号端末機60に送信する(ステップS105)。
こうして、照明器具30の発光強度は、図5に示すように、時間ΔT毎に、段階的に減少する。なお、時間ΔTと発光強度の調整量は、一定である必要はなく、変動してもよい。また、点灯時のものと異なってもよい。こうして、最終的に照明器具30は完全に消灯される。
その後、制御は、ステップS101に戻り、上述の処理を繰り返す。
以上の動作の流れを、図1に示す歩行者110が符号130、符号150で示す位置を経由して歩き続ける場面に当てはめて説明する。
歩行者110は符号130で示す位置にいる到達するまでは検知範囲120の外に存在するので、人感センサ40は検知範囲120内では人体の存在を検知しない。よって照明器具30の点灯の必要性がなく(ステップS102:No)、ステップS101とS102を繰り返す。
歩行者110が符号130で示す位置に到達すると、人感センサ40は検知範囲120内の歩行者130の存在を検知する。センサ情報処理部13は、照明器具30の周辺の明るさが照度基準値Ih以下であれば、照明器具30を点灯する必要があると判別する(ステップS102:Yes)。制御部11は、照明器具30を点灯させる調光制御情報、照明器具30の発光強度を上昇のための調光制御情報を調光信号端末機60に順次送信する。
調光信号端末機60は、調光制御情報に応答して、照明器具30を制御し、その発光強度を徐々に大きくする。
この結果、歩行者110が符号130で示す位置に到達すると、歩行者110から見てやや遠めにある照明器具30が暗めに点灯し、歩行者130が符号150で示す位置に向かって移動し続ける間、徐々に照明器具30が明るくなる。そして、歩行者130が照明近傍に達すると、照明器具30の発光強度も最大となり、周囲の照度も最大となる(ステップS103)。歩行者130の視点では、照明器具30に近づくほど照明器具30が明るくなっていくこととなる。
その後、照明制御装置10は、人感センサ40が検知範囲120内で歩行者130の存在を検知しなくなるまで待機する(ステップS104)。
歩行者130が符号150で示す位置に到達すると、人感センサ40は歩行者150の存在を検知しないことを示す人体検知情報を出力する。この人体検知情報に応答して、センサ情報処理部13は、消灯の必要性ありと判断し、制御部11は、照明器具30の発光強度をする調光制御情報を生成して、調光信号端末機60に順次送信する。
調光制御情報に応答して、調光信号端末機60は、照明器具30を徐々に暗く制御し、最終的には消灯する(ステップS105)。歩行者150の視点では、照明器具30から遠ざかるほど背後の照明器具30が暗くなっていく。ただし、瞬時に消灯するわけではないので、歩行者150の歩行があまり妨げられることなく照明器具30の消灯をすることができる。また、遠ざかるほど暗くなっていくので、歩行に不自由がなく、不必要な点灯が抑えられ、消費電力の削減となる。
以上、説明した照明制御システム及び照明制御装置では、人感センサ40が照明器具30の手前に設置されている。このため、人体検知情報及び照度情報に基づいて不要な点灯を避けることで消費電力の削減を図っている。また、点灯時には、照明器具30の発光強度を徐々に上昇する。これにより、点灯時の突入電流を削減できる。
さらに、照明器具30の明るさを点灯時に段階的に上昇させ、また、消灯時に段階的に下降させることで、照明器具30が適切なタイミングで適切な明るさとなる。このため、不必要に照明器具30が点灯し続けることを回避し、消費電力の削減を図っている。
以上説明したように、照明制御装置10は、人感センサ40から受信した人体検知情報と、人感センサ40とは別の環境センサである照度センサ50から受信した照度情報と、に基づいて照明器具30の点灯、消灯を制御し、不必要な点灯を抑えることで消費電力の削減を図っている。
(実施の形態2)
以下、図6と図7を参照して、実施の形態2に係る照明制御システムについて説明する。
この照明制御システム1Aは、通路の天井に設置された照明器具30及び照明器具31の点灯、消灯及び調光を制御するシステムである。照明制御システム1Aの基本的な構成は実施の形態1と同様であるが、人感センサ、照度センサ及び調光信号端末機がそれぞれ2つずつ含まれ、それら全てが通信ネットワーク20に接続されている点が実施の形態1と異なる。この照明制御システム1Aは、制御対象である照明器具30及び照明器具31に通信ネットワーク20を介して接続されている。照明制御システム1Aは実施の形態1と同様、歩行者が符号110で示す位置から符号130、符号150で示す位置を経由して照明器具31の照射範囲外まで一方向に移動する場面を想定している。
人感センサ40は実施の形態1と同様に、歩行者110から見て照明器具30の手前に最大検出距離Rよりわずかに小さい距離だけ離れた位置に設置されている。人感センサ41は照明器具30と照明器具31の中間となる位置に設置されている。また、人感センサ40の検知範囲120と人感センサ41の検知範囲140には重複する範囲が存在する。
照度センサ50は人感センサ40よりも照明器具30の近くに、照度センサ51は人感センサ41よりも照明器具31の近くに、それぞれ設置されている。照度センサ50は照明器具30周辺の明るさを、照度センサ51は照明器具31周辺の明るさを、それぞれ検出し、検出した明るさを示す照度情報を照明制御装置10に送信する。
調光信号端末機60は照明器具30を、調光信号端末機61は照明器具31を、それぞれ照明制御装置10から受信した調光制御情報に基づいて駆動制御し、照明器具30及び照明器具31の点灯、消灯及び明るさの変更、を行う。
照明制御装置10は、人感センサ40からの人体検知情報と照度センサ50からの照度情報とに基づき、照明器具30のための調光制御情報を生成して調光信号端末機60に送信する。同様に照明制御装置10は、人感センサ41からの人体検知情報と照度センサ51からの照度情報とに基づき、照明器具31のための調光制御情報を生成して調光信号端末機61に送信する。
照明制御装置10の各機能及びハードウェア構成は実施の形態1と同様である。
次に、照明制御システム1Aの動作を図6と図7を参照しながら説明する。
電源が投入されると、照明制御装置10内のプロセッサ501は、記憶装置502に記憶されている照明制御プログラムを実行することにより、図2に示す制御部11及びセンサ情報処理部13として機能し、図7に示す照明制御処理を継続して実行している。
処理を開始すると、センサ情報処理部13は、通信部14を介して、人感センサ40から人体検知情報を、照度センサ50から照度情報を、それぞれ受信し(ステップS201)、それらに基づいて照明器具30の点灯の必要性を判断する(ステップS202)。具体的には、実施の形態1と同様、センサ情報処理部13は、人体検知情報から、検知範囲120内には人体が存在しないと判別した場合と、照度情報から、照明器具30の周辺が照度基準値Ihより明るいと判別した場合には、照明器具30の点灯が必要ないと判断し(ステップS202:No)、ステップS201に処理を戻す。
一方、センサ情報処理部13は、実施の形態1と同様に、人体検知情報から、検知範囲120内に人体が存在すると判別し、かつ照度情報から、照明器具30の周辺の明るさが照度基準値Ih以下であると判断した場合、照明器具30の点灯が必要と判断する(ステップS202:Yes)。
センサ情報処理部13が点灯の必要性ありと判断した場合(ステップS202:Yes)、実施の形態1と同様に、制御部11は、発光強度ΔIで発光することを指示する調光制御情報を生成し、通信部14を介して調光信号端末機60に送信する。
実施の形態1と同様に、この調光制御情報に応答して、調光信号端末機60は、照明器具30を発光強度ΔIで点灯する(ステップS203)。実施の形態1と同様、照明器具30周辺の照度が上限値ILに達するまで、制御部11及び調光信号端末機60は照明器具30の発光強度を段階的に上昇させる(ステップS203)。照明器具30周辺の照度が上限値ILまで達すると、制御部11は人感センサ41が検知範囲140内で人体の存在を検知するまで照明器具30の明るさを維持したまま待機する(ステップS204)。
実施の形態1と同様、照明器具30が点灯してから明るさが最大となるまでの時間と、歩行者110が人感センサ40の検出距離Rの2倍を歩行するのに要すると予想される時間とがほぼ等しくなるように、照度基準値Ih、時間間隔ΔT、調整量ΔI、明るさの上限値ILが設定されている。
人感センサ41が検知範囲140内で人体の存在を検知したら、センサ情報処理部13が照明器具31の点灯の必要性ありと判断し、制御部11が調光制御情報を生成して調光信号端末機61へ送信する。調光信号端末機61は受信した調光制御情報に基づいて照明器具31を点灯する。照明器具30と同様、照明器具31周辺の照度が上限値ILに達するまで、制御部11は照明器具31の発光強度を段階的に上昇させる(ステップS205)。制御部11は人感センサ40が検知範囲120内で人体の存在を検知しなくなるまで待機する(ステップS206)。
人感センサ40が検知範囲120内で人体の存在を検知しなくなったら、実施の形態1と同様に制御部11は照明器具30の発光強度を調整量ΔIだけ低減することを指示する調光制御情報を生成し、通信部14を介して調光信号端末機60に送信する。この調光制御情報に応答して、調光信号端末機60は、照明器具30の発光強度を調整量だけ低減する。段階的に低減を繰り返し、最終的に照明器具30は消灯される(ステップS207)。その後、制御部11は人感センサ41が検知範囲140内で人体の存在を検知しなくなるまで待機する(ステップS208)。
人感センサ41が検知範囲140内で人体の存在を検知しなくなったら、照明器具30と同様、制御部11は照明器具31の発光強度の段階的に低減させ、最終的には照明器具31を消灯する(ステップS209)。
その後、制御は、ステップS201に戻り、上述の処理を繰り返す。
以上の動作の流れを、歩行者110が符号130、符号150で示す位置を経由して歩き続ける場面に当てはめて説明する。
歩行者110が符号110で示す位置に存在する場合、人感センサ40が検知範囲120内で歩行者110の存在を検知する。センサ情報処理部13は、照明器具30の周辺の明るさが照度基準値Ih以下であれば、照明器具30を点灯する必要があると判別する(ステップS201、ステップS202:Yes)。点灯の必要性がある場合、制御部11は照明器具30を点灯し、その発光強度を段階的に上昇させる(ステップS203)。制御部11は人感センサ41が検知範囲140内で人体の存在を検知するまで待機を続ける(ステップS204)。
歩行者110が符号130で示す位置まで到達すると、人感センサ41が検知範囲140内で歩行者130の存在を検知する。制御部11は待機を中止し、照明器具31を点灯し、その発光強度を段階的に上昇させる(ステップS205)。歩行者110の視点では、始めは歩行者110から見て手前側の照明器具30だけ点灯していたものの、ある程度歩行をすると奥側の照明器具31も点灯することとなる。奥側の照明器具31はある程度歩行をしない限り点灯しないため、不必要な点灯を抑えることとなり、消費電力の削減となる。
制御部11は、人感センサ40が検知範囲120内で歩行者130の存在を検知しなくなるまで待機を続ける(ステップS206)。歩行者130が符号130で示す位置から符号150で示す位置に向かって引き続き歩行すると、歩行者130は検知範囲120を通り過ぎるため、人感センサ40は検知範囲120内で歩行者130の存在を検知しなくなる。制御部11は待機を中止し、照明器具30の発光強度を段階的に低減させ、最終的には照明器具30を消灯する(ステップS207)。歩行者130の視点では、歩行を続けると歩行者130の後方の照明器具30が徐々に暗くなっていき消灯することとなるが、歩行者130の前方の照明器具31は引き続き点灯しているため歩行を妨げられることはない。歩行に不要な、歩行者130の後方の照明器具30を消灯させることにより消費電力の削減を図ることができる。
制御部11は、照明器具30を消灯させたのち(ステップS207)、人感センサ41が検知範囲140内で歩行者130の存在を検知しなくなるまで待機する(ステップS208)。歩行者130が、検知範囲140の外である符号150で示す位置まで到達すると、人感センサ41は検知範囲140内で歩行者150の存在を検知しなくなる。そして制御部11は待機を中止して照明器具31の発光強度を段階的に低減させ、最終的には照明器具31を消灯する(ステップS209)。歩行者150の視点では実施の形態1と同様、照明器具31から遠ざかるほど照明器具31が暗くなっていくこととなるため、実施の形態1と同様の理由により消費電力の削減を図ることができる。
以上説明したように、照明制御システム1Aでは、人感センサ40と人感センサ41の設置位置を調節し、人感センサ40及び人感センサ41から受信した2つの人体検知情報に基づいて照明器具30及び照明器具31の点灯、消灯のタイミングを調整し、不必要な点灯を抑えることで消費電力の削減を図っている。換言すると、照明制御装置10は、照明器具30、照明器具31、人感センサ40及び人感センサ41の設置位置と、第1人感センサである人感センサ40から受信した第1人体検知情報と、人感センサ40とは別の環境センサである第2人感センサ41から受信した他の環境検知情報である第2人体検知情報と、に基づいて照明器具30及び照明器具31の点灯、消灯を制御する。
(実施の形態3)
以下、図面を参照しながら実施の形態3に係る照明制御システム及び照明制御装置について説明する。
図8及び図9を参照しながら、本実施の形態に係る照明制御システムの構成を説明する。照明制御システム1Bは、オフィスビルや公共施設等内の集合トイレ200の天井に設置された照明器具30の点灯、消灯を制御するシステムである。照明制御システム1Bは、トイレ使用者300が個室210を使用せずに集合トイレ200から退出する場合及びトイレ使用者300が個室210を使用したのち集合トイレ200から退出する場合のいずれも想定している。
照明制御システム1Bは、照明制御装置10と人感センサ40と個室210内に設置された個室用人感センサ211とを備え、それらが通信ネットワーク20を介して接続されている。また、制御対象である照明器具30が通信ネットワーク20を介して照明制御システム1Bに接続されている。
照明器具30は集合トイレ200の天井に設置され、集合トイレ200内を照射する。個室210には個別の天井がないため、個室210内も照射できる。また、照明器具30は照明制御装置10の制御により点灯、消灯される。
照明制御装置10は、人感センサ40から受信した人体検知情報と個室用人感センサ211から受信した個室内人体検知情報とに基づいて、照明器具30の点灯、消灯の必要性を判断し、必要性がある場合には照明器具30を制御して点灯、消灯させる。
人感センサ40は集合トイレ200の天井に設置され、検知範囲120内に人体が存在するかを判別し、人体の存在の有無を人体検知情報として照明制御装置10に送信する。集合トイレ200内の床面全域が人感センサ40の検知範囲120内に含まれるが、個室210内は人感センサ40の検知範囲120には含まれない。
個室用人感センサ211は個室210内の側壁に設置され、便座212に着座した人体が存在するかを判別し、人体の存在の有無を個室内人体検知情報として照明制御装置10に送信する。
次に、図10を参照しながら照明制御装置10の各機能について説明する。
照明制御装置10は、通信ネットワーク20を介して照明器具30、人感センサ40及び個室用人感センサ211と情報を送受信する通信部14と、通信部14から受信した人体検知情報と個室内人体検知情報とに基づいて照明器具30の点灯、消灯の必要性を判断するセンサ情報処理部13と、設定情報を格納するメモリ部12と、メモリ部12から受信した設定情報とセンサ情報処理部13の判断とに基づいて照明器具30の点灯、消灯を制御するための照明制御情報を生成する制御部11と、を備える。
通信部14は人感センサ40から人体検知情報を、個室用人感センサ211から個室内人体検知情報を受信し、制御部11に送信する。また、通信部14は制御部11から受信した照明制御情報に基づいて照明器具30の点灯、消灯を制御する。
センサ情報処理部13は通信部14から人体検知情報と個室内人体検知情報とを受信し、それらに基づいて照明器具30の点灯、消灯の必要性を判断する。
メモリ部12はフラッシュメモリ、磁気ディスク等の不揮発性記憶媒体を備え、設置業者やユーザ等が予め設定した設定情報を格納する。設定情報には、後述の待機時間に関する情報が含まれる。また、メモリ部12は制御部11の要求に応じて必要な設定情報を制御部11に送信する。
制御部11は、センサ情報処理部13の判断と、メモリ部12から受信した設定情報と、に基づいて照明器具30の点灯、消灯を制御するための照明制御情報を生成して通信部14に送信する。
照明制御装置10のハードウェア構成は実施の形態1と同様である。
次に、照明制御システム1Bの動作を図8、図9及び図11を参照しながら説明する。この動作は、照明制御装置10内のプロセッサがプログラムを実行することにより実施される。なお、照明制御システム1Bの作動開始時には照明器具30は消灯しているものとする。
照明制御装置10は、人感センサ40が検知範囲120内で人体の存在を検知するまで待機する(ステップS301)。処理開始当初、トイレ使用者300が集合トイレ200に入っていないため、照明制御装置10は待機を続ける。トイレ使用者300が集合トイレ200内に入ると、人感センサ40が検知範囲120内でトイレ使用者300の存在を検知するので、照明制御装置10は待機を中止し、照明器具30を点灯させる(ステップS302)。
照明制御装置10は照明器具30を点灯させたまま、人感センサ40が検知範囲120内でトイレ使用者300の存在を検知しなくなるまで再び待機する(ステップS303)。トイレ使用者300が集合トイレ200内に入ったあとに人感センサ40が検知範囲120内でトイレ使用者300の存在を検知しなくなるのは2つの場合に分けられる。1つはトイレ使用者300が個室210に入った場合であり、もう1つはトイレ使用者300が個室210に入らずに集合トイレ200から退出した場合である。
人感センサ40が検知範囲120内でトイレ使用者300の存在を検知しなくなっても、照明制御装置10は照明器具30を点灯させたまま一定時間待機を続ける(ステップS304)。これはトイレ使用者300が個室210内に入るとき、人感センサ40及び個室用人感センサ211のいずれもトイレ使用者300の存在を検知できない時間が存在するためである。待機時間は、トイレ使用者300が個室210に移動してから個室用人感センサ211が便座212上のトイレ使用者300の存在を検知するまでに十分な時間であればよく、たとえば30秒である。この待機時間は照明制御装置10のメモリ部12に格納されている設定情報に含まれる。
一定時間待機したのち、照明制御装置10は個室用人感センサ211が人体の存在を検知しているかどうかを判別する(ステップS305)。個室用人感センサ211が人体の存在を検知していない場合(ステップS305:No)、トイレ使用者300が個室210に入らず集合トイレ200から退出したと判断できるため、照明制御装置10は照明器具30を消灯させ(ステップS306)、ステップS301からの流れを繰り返す。この動作によりトイレ使用者300が個室210を使用しない場合に照明器具30の点灯を最小限とすることができ、消費電力の削減を図ることができる。
個室用人感センサ211が人体、つまりトイレ使用者300の存在を検知している場合(ステップS305:Yes)、トイレ使用者300が個室210に入ったと判断できるため、照明制御装置10は、個室用人感センサ211がトイレ使用者300の存在を検知しなくなるまで待機する(ステップS307)。この場合に個室用人感センサ211がトイレ使用者300の存在を検知しなくなるのはトイレ使用者300が個室210から退室したときである。
トイレ使用者300が個室210から退室して個室用人感センサ211がトイレ使用者300の存在を検知しなくなっても、照明制御装置10は一定時間待機を続ける(ステップS308)。待機を続けるのはステップS304においてトイレ使用者300が個室210へ入室する時と同様、トイレ使用者300が個室210を退室するときに人感センサ40及び個室用人感センサ211のいずれもがトイレ使用者300の存在を検知できない時間が存在するためである。一定時間待機を続けたのち、ステップS303に戻り人感センサ40がトイレ使用者300の存在を検知しなくなるまで待機する。ステップS303に戻るのは、トイレ使用者300が個室210から退出後にも、集合トイレ200内の洗面台を使用している等の理由で集合トイレ200から退出していない可能性が高いからである。
上述の動作により、トイレ使用者300が個室210を使用せずに集合トイレ200から退出した場合、照明器具30は速やかに消灯するので不必要な点灯を避けることができ、消費電力の削減が図れる。また、トイレ使用者300が個室210を使用した場合、個室210使用中には照明器具30が消灯することなく、かつ集合トイレ200退出後は速やかに消灯するのでやはり消費電力の削減が図れる。すなわち、照明制御装置10は人感センサ40から受信した人体検知情報と個室用人感センサ211から受信した個室内人体検知情報とに基づいて照明器具30の点灯、消灯を制御することにより消費電力の削減を図っている。換言すると、照明制御装置10は、人感センサ40から受信した人体検知情報と、人感センサ40とは別の環境センサである個室用人感センサ211から受信した環境情報であり、他の環境検知情報である個室内人体検知情報と、に基づいて照明器具30の点灯、消灯を制御する。
なお、個室210内にトイレ使用者300が存在することを検知する方法として、個室用人感センサ211を用いる方法を説明したが、個室用人感センサ211の代わりに、便座212に着座したことを検知する着座センサ、トイレの蓋を自動的に開閉するための蓋開閉センサ、手をかざして水を流すための赤外線センサ、換気をするための臭気センサなどを個室内の人体の存在を検知する個室用センサとして用いても良い。他のセンサを用いる場合、ステップS304及びS308における待機時間を適宜調整する。
(実施の形態4)
以下、図12を参照しながら、本発明の実施の形態4に係る照明制御システム及び照明制御装置について説明する。実施の形態4は実施の形態3の変形例であり、実施の形態3と同様に照明制御システム1Cは集合トイレ200の天井に設置された照明器具30の点灯、消灯を制御するシステムである。
実施の形態3と比較すると、個室210内には個室用人感センサ211が設置されておらず、代わりに天井に音センサ250が設置され、通信ネットワーク20を介して照明制御装置10と接続されている。人感センサ40がトイレ使用者300の存在を検知せず、かつ音センサ250が環境音を検知して環境情報である音情報を照明制御装置10に送信しているときが、トイレ使用者300が個室210を使用しているということになるため、音センサ250は実施の形態3における個室用人感センサ211と同様の働きをする。
実施の形態4の動作の流れは、個室用人感センサ211の代わりに音センサ250を用いるという点以外は実施の形態3と同様である。音センサ250は、人感センサ40とは別の環境センサとして機能する。
音センサ250は天井に1つ設置して通信ネットワーク20と接続するだけでよいため、実施の形態3で個室210ごとに個室用人感センサ211を設置して各々を通信ネットワーク20と接続する場合と比べて安価に実現でき、かつ実施の形態3の場合と同様の消費電力の削減を図ることができる。
実施の形態3、4では、理解を容易にするため、照明器具30の点灯時と消灯時に明るさを段階的に変化させる制御をすることには触れていない。ただし、実施の形態1、2と同様に、照明器具30の点灯時と消灯時に明るさを段階的に変化させる制御をしてもよい。
また、上記実施の形態1、2においては、照明器具30の点灯時と消灯時に明るさを段階的に制御する動作を、制御部11が調光信号端末機60を介して実行すると説明したが、同様の機能を実現できるならば、機能の分担は任意である。例えば、制御部11は調光信号端末機60に点灯又は消灯のみを指示し、調光信号端末機60が、指示に応答して、照明器具30の明るさを徐々に変化させる制御をしてもよい。
また、段階的な調光制御は、点灯時または消灯時のうち一方についてのみ実施してもよい。
また、明るさを変化させる態様も、実施の形態1で説明した態様に限定されず、任意である。例えば、予め定められた時間間隔で予め定められた一定の段階数で明るさを上昇させてもよい。また、点灯時に、線形的、ルート関数的等単調増加関数に従って明るさを増加させ、逆に、消灯時に、単調減少関数に従って明るさを減少させてもよい。
また、歩行者が照明器具の近傍に到達した時点で照明器具の明るさを最大とするために、人感センサが人体を検出した時点で、目標の明るさとその時点の消灯状態での明るさの差DIを求め、予め求められている歩行に要する時間に、この差DIに相当する照度を得るために、照度の変化パターンを設定し、その変化パターンを得るためにPI(比例積分)制御、PID(比例積分微分)制御等を実行してもよい。なお、歩行に要する時間は、人感センサの検知範囲の外縁から照明装置までの距離Lを利用者の平均的歩行速度、例えば、80〜90m/分で除算することにより求めておけば良い。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、本発明には、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲が含まれる。
1、1A、1B、1C 照明制御システム、10 照明制御装置、11 制御部、12 メモリ部、13 センサ情報処理部、14 通信部、20 通信ネットワーク、30、31 照明器具、40、41 人感センサ、50、51 照度センサ、60、61 調光信号端末機、110、130、150 歩行者、120 人感センサ40の検知範囲、140 人感センサ41の検知範囲、200 集合トイレ、210 個室、211 個室用人感センサ、212 便座、250 音センサ、300 トイレ使用者、501 プロセッサ、502 記憶装置、503 インターフェース

Claims (10)

  1. 人感センサから受信した人体検知情報と、前記人感センサとは別の環境センサから受信した他の環境検知情報と、に基づいて照明器具の点灯及び消灯の必要性を判断するセンサ情報処理部と、
    前記センサ情報処理部の判断に基づいて照明器具を制御して点灯及び消灯させる制御部と、
    を備える照明制御装置。
  2. 前記制御部は、前記センサ情報処理部が照明器具の点灯が必要と判断した場合に、前記照明器具を時間の経過に伴って明るくなるように制御し、又は、前記センサ情報処理部が点灯中の照明器具の消灯が必要と判断した場合に、前記照明器具を時間の経過に伴って暗くなるように制御する、
    請求項1に記載の照明制御装置。
  3. 前記別の環境センサは照度センサであり、
    前記他の環境検知情報は前記照度センサから受信した照度情報であり、
    前記センサ情報処理部はさらに、前記人体検知情報と前記照度情報とに基づいて前記照明器具に設定すべき明るさを求め、
    前記制御部はさらに、前記センサ情報処理部が求めた明るさに基づいて前記照明器具を制御して明るさを変更する、
    請求項2に記載の照明制御装置。
  4. 前記センサ情報処理部は、前記照明器具の周辺の照度を一定とする明るさを前記照明器具に設定すべき明るさとして判断する、
    請求項3に記載の照明制御装置。
  5. 前記別の環境センサは、前記人感センサとは別の第2人感センサであり、
    前記センサ情報処理部は、前記第2人感センサから第2人体検知情報を受信し、
    前記センサ情報処理部は、前記人感センサから受信した前記人体検知情報と、前記第2人感センサから受信した前記第2人体検知情報と、に基づいて前記照明器具の点灯及び消灯の必要性を判断する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  6. 前記第2人感センサは、前記人感センサの検知範囲外となる複数の個室の室内に設置され、
    前記照明器具は、前記複数の個室を共通に照明し、
    前記センサ情報処理部は前記人感センサと前記第2人感センサとからの人体検知情報に基づいて、前記照明器具の点灯及び消灯の必要性を判断する、
    請求項5に記載の照明制御装置。
  7. 前記別の環境センサは、音センサであり、
    前記センサ情報処理部は、前記音センサから環境音の有無を示す音情報を受信し、
    前記センサ情報処理部は、前記人感センサからの人体検知情報と前記音センサからの音情報と、に基づいて前記照明器具の点灯及び消灯の必要性を判断する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  8. 前記音センサは、前記人感センサの検知範囲外となる複数の個室からの音を検知し、
    前記照明器具は、前記複数の個室を共通に照明し、
    前記センサ情報処理部は前記人感センサからの人体検知情報と前記音センサからの音情報に基づいて、前記照明器具の点灯及び消灯の必要性を判断する、
    請求項7に記載の照明制御装置。
  9. 前記制御部は、前記センサ情報処理部が照明器具の点灯が必要と判断した場合に、その時点での照明器具近傍の照度と、目標とする照度の差を求め、利用者が照明器具近傍に到達するより前のタイミングで、前記照明器具が最も明るくなるように、前記照明器具を制御する、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の照明制御装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の照明制御装置と、
    前記照明制御装置に人体検知情報を送信する人感センサと、
    前記照明制御装置に他の環境検知情報を送信する前記人感センサとは別の環境センサと、
    を備える照明制御システム。
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