JP2004039301A - 照明装置 - Google Patents

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Atsushi Otsubo
大坪 篤
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

【課題】昼間、夜間、深夜などの周囲の明るさに応じて自動的にランプの光出力を変えることのできる照明装置を提供する。
【解決手段】所定の検知エリア内の人を検知するセンサ部と、検知エリア内の少なくとも一部を照射範囲とする照明器具部と、照明器具部の周囲の照度を検出する照度検出部と、照度検出部により検出された検出照度が所定の照度を超えたときに所定の時間だけ点灯可能信号を出力する点灯判断タイマ部と、点灯判断タイマ部より点灯可能信号が出力されているときにセンサ部が検知対象の存在を検知すると照明器具部を所定の高光出力にて点灯させる点灯制御部を有する照明制御部と、を備えた照明装置において、照明制御部に、センサ部が人を検知したときの照度検出部の検出照度が所定の照度よりも低いときに、照明器具部を高光出力よりも低い低光出力にて点灯させる低光出力設定部を設けた。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、検知対象の存在の有無を検知するセンサ部と、光を検出する照度検出部を備えた照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の照明装置として、特開平11−233273に開示されたものがある。図11はこれに開示された照明装置の構成を示したブロック図、図12は外観図、図13は周囲の明るさ(照度)とランプ出力の関係を示す動作状態図である。
【0003】
この照明装置10は、所定の検知エリア内における検知対象の存在の有無を検知するセンサ部1と、検知エリア内の少なくとも一部を照射範囲とする照明器具部2と、この照明器具部2の周囲の照度を検出する照度検出部3と、照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度を超えたときに所定の時間T1だけ点灯可能信号を出力する点灯判断タイマ部4と、点灯判断タイマ部4より点灯可能信号が出力されているときにセンサ部1が検知対象の存在を検知すると照明器具部を所定の高光出力にて点灯させる点灯制御部5bとランプ2aを点灯させた場合は所定の時間T2だけ照明器具部2を点灯させる点灯保持タイマ5aを有した照明制御部5と、を備えて構成されている。
【0004】
ここで、センサ部1は検知対象(以下、人と略称する。)より発する赤外線を焦電素子を用いて検出するセンサであり、人が存在する場合は、その検出信号を照明制御部5に出力している。また、照度検出部3は光をCds素子を用いて検出するセンサであり、光の量に応じた検出信号を点灯判断タイマ部4と照明制御部5に出力している。また、照明器具部2は、ランプ2aと、照明制御部5からの信号によりランプ2aを点灯させるとともに調光点灯することができる点灯回路2bと、点灯回路2bや点灯判断タイマ部4や制御回路部5及びセンサ部1や照度検出部3を収納する器具本体2cと、カバー2dと、により構成されている。
【0005】
このように構成された照明装置の動作を図12を用いて説明する。ここでは、照明装置をトイレに用いた場合を例として説明しており、図において、a点〜b点は昼間、b点〜e点は夕方から就寝前までの夜間(以下、夜間)、f点は深夜、g点〜i点は夜明け〜昼間を示す。また、T1は点灯判断タイマ部4が所定のタイマ時間だけ点灯可能信号を出力する時間を示し、三角の波形が途中で終了しているのは、点灯可能信号のタイマがタイムアップするまでにセンサ部1が人を検知したことを示す。また、T2は照明制御部5に設けられた点灯保持タイマ5aの点灯保持時間を示す。さらに、照度検出部3の検出照度を示す出力波形は説明をわかりやすくするために照明器具部2からの光を含めていない。また、点灯制御部5bで行われる、照度検出部3の検出照度と所定の照度とを比較した結果を照度判定出力として示している。
【0006】
まず、昼間(a点)は、トイレ内に設置された小窓から外光が入り込み、明るいため、照度検出部3により検出された検出照度は予め設定された所定の照度より高くなる。よって、照度判定出力はOFFとなる。また、点灯判断タイマ部4は、照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度を超えたときに所定の時間T1だけ点灯可能信号を出力するが、この場合、夜明け頃に所定の照度を超えた後、常に所定の照度を超えているため、点灯可能信号はOFFとなる。従って、センサ部1が人を検知して検知信号を出力しても、照度判定出力、点灯可能信号ともにOFFであるため、点灯制御部5bは照明器具部2を点灯させない。
【0007】
夕方になり、トイレ内の照度が所定の照度以下(b点)になると、照度判定出力はOFFからONへ切り替る。この状態でトイレのドアを開けると(c点)、例えば、廊下に設置された照明器具などの光がトイレ内に入り込み、照度検出部3により検出される検出照度は所定の照度より高くなる。このため照度判定出力は再びOFFされる。一方、点灯判断タイマ部4は、照度検出部3の検出照度が所定の照度を超えるため、その超えたときより例えば10秒間など、所定の時間T1だけ点灯可能信号を出力する。この状態で人がトイレ内に入ると、センサ部1は人を検知し信号を点灯制御部5bに出力する。(d点)そして点灯可能信号が出力中にセンサ部1からの検知信号を受けた点灯制御部5bは照明器具部2のランプ2aを点灯させる信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aを点灯させる。その後、人がトイレのドアを閉めると(e点)、廊下に設置された照明器具などの光が入り込まなくなり、照度判定出力はOFFからONに切り替る。なお、ここでは動作説明上、ランプ2aが点灯したときの自光を含めず図示しているが、自光を含めて図示したとすると、照度検出部3の検出照度は所定の照度より高いままとなり、照度判定出力はランプ2aが消灯するまでOFFのままとなる。
【0008】
その後、この点灯状態は、点灯保持タイマ5aにより所定の点灯保持時間T2だけ継続される。そして、この点灯保持時間T2内にセンサ部1が人を検知したときは、再度、点灯保持タイマ5aを動作させるが、人を検知しなくなったときは点灯保持時間T2が経過した後に、点灯制御部5bは照明器具部2のランプ2aを消灯させる。
【0009】
次に、深夜(f点を含む前後)になると、照度検出部3により検出された検出照度は、所定の照度より低くなり照度判定出力がON状態となる。この状態で人がトイレに行くため廊下に設置された照明器具を点灯させずにトイレのドアを開け(f点)、トイレ内に入ったとする。このときセンサ部1は、人を検知し検知信号を出力する。さらに照度検出部3の検出照度は、廊下に設置された照明器具からの光がトイレ内に入り込まないため、所定の照度よりも低いままとなる。従って、照度判定出力はON状態のままとなる。そして点灯制御部5bは、照度判定出力がON状態のときにセンサ部1からの検知信号を受けると照明器具部2のランプ2aを点灯させる信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aを点灯させる。その後、この点灯状態は点灯保持タイマ5aにより所定の点灯保持時間T2だけ継続される。そして、この点灯保持時間T2内にセンサ部1が人を検知したときは、再度、点灯保持タイマ5aを動作させるが、人を検知しなくなったときは点灯保持時間T2が経過した後に、点灯制御部5bは照明器具部2を消灯させる。
【0010】
以上のように照明装置10が動作することにより、人がトイレ内にいるときにだけランプ2aが点灯し、トイレから出た後は、自動的にランプ2aが消えることになる。またトイレ内が明るく照明が不要なときにはランプ2aを点灯させない。従って、ランプ2aの消し忘れや不要な点灯による電力の浪費を防ぐことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この照明装置10を取付けたトイレに入るのが、深夜であって、人が眠りから覚めた直後である場合、ランプ2aは夕方から就寝前までの夜間に点灯したのと同じ明るさで点灯してしまう。従って、トイレ内が眩しく感じる場合があり、さらに、目に入った残光が刺激となり、その後、眠りにつきにくいこともある。
【0012】
そこで、特開平9−223585に開示されているように、切替え手段を設け、夜間に人を検知した時にはランプ2aはフル点灯(100%点灯)させるが、人が眠った深夜に人を検知したときは眩しさを感じさせない程度にランプ2aを調光点灯させるものが提案されている。しかし、このものは毎晩の切替え操作が必要である。
【0013】
また、24時間のスケジュールタイマを設け、前述の切替操作を自動的に行うものも提案されているが、そのスケジュールタイマは、マイコンやその他の制御回路で構成されるため、複雑であり、また停電時にメモリーをバックアップするための内蔵電池などの電源手段を別途設ける必要があり、高価なものとなってしまう。
【0014】
本発明は、上記事由に鑑みてなしたもので、その目的とするところは、昼間、夜間、深夜などの周囲の明るさに応じて自動的にランプの光出力を変えることのできる照明装置を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、所定の検知エリア内における検知対象の存在の有無を検知するセンサ部と、前記検知エリア内の少なくとも一部を照射範囲とする照明器具部と、この照明器具部の周囲の照度を検出する照度検出部と、照度検出部により検出された検出照度が所定の照度を超えたときに所定の時間だけ点灯可能信号を出力する点灯判断タイマ部と、点灯判断タイマ部より点灯可能信号が出力されているときに前記センサ部が検知対象の存在を検知すると照明器具部を所定の高光出力にて点灯させる点灯制御部を有する照明制御部と、を備えた照明装置において、前記照明制御部に、センサ部が検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度が所定の照度よりも低いときに、照明器具部を前記高光出力よりも低い低光出力にて点灯させる低光出力設定部を設けたことを特徴とする。
【0016】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記高光出力及び/又は前記低光出力を複数レベル設けたことを特徴とする。
【0017】
請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2において、前記低光出力のうち最も低い光出力を検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度と略同一の光出力としたことを特徴とする。
【0018】
請求項4に係る発明は、請求項3において、前記低光出力設定部は、検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度と略同一の光出力にて照明器具部を点灯させた後、連続的もしくは段階的に、これ以上の光出力で照明器具部を点灯させ得ることを特徴とする。
【0019】
請求項5に係る発明は、請求項1乃至請求項4において、前記低光出力設定部は、所定の照度より低い値で設けられた第2の所定の照度を有し、第2の所定の照度よりも検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度が低いときに照明器具部を低光出力にて点灯させ得ることを特徴とする。
【0020】
請求項6に係る発明は、請求項1乃至請求項4において、前記光出力設定部は、検知対象の存在を検知する前の照度検出部の検出照度と、検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度との変化量が所定の変化量以下のときに照明器具部を低光出力にて点灯させ得ることを特徴とする。
【0021】
請求項7に係る発明は、請求項1乃至請求項6において、前記センサは、赤外線センサであって、前記照明制御部は、前記低光出力又は前記高光出力にて点灯させた照明器具部を所定の時間だけ点灯させる点灯保持タイマを有し、この点灯保持タイマのタイマ時間を高光出力にて点灯さる場合より低光出力にて点灯させる場合の方を長くしたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態を図1〜図3を用いて説明する。図1は照明装置の構成を示したブロック図、図2は動作を示すタイミング図、図3は周囲の照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。
【0023】
この照明装置は、所定の検知エリア内における検知対象(人)の存在の有無を検知するセンサ部1と、前記検知エリア内の少なくとも一部を照射範囲とする照明器具部2と、照明器具部2の周囲の照度を検出する照度検出部3と、照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度を超えたときに所定の時間T1だけ点灯可能信号を出力する点灯判断タイマ部4と、点灯判断タイマ部4より点灯可能信号が出力されているときにセンサ部1が検知対象の存在を検知すると照明器具部を所定の高光出力にて点灯させる点灯制御部5bとランプ2aを点灯させた場合は所定の時間T2だけ照明器具部2を点灯させる点灯保持タイマ5aを有した照明制御部5と、を備えて構成されている。
【0024】
照明器具部2は、ランプ2aと、照明制御部5からの信号によりランプ2aを点灯させるとともに調光点灯することができる点灯回路2bと、点灯回路2bや点灯判断タイマ部4や制御回路部5及びセンサ部1や照度検出部3を収納する器具本体2cと、カバー2dと、により構成されている。
【0025】
センサ部1は、人より発する赤外線を焦電素子を用いて検出するセンサであり、人が存在する場合は、その検出信号を照明制御部5に出力している。また、照度検出部3は、光をCds素子を用いて検出するセンサであり、光の量に応じた信号を照度検出信号として点灯判断タイマ部4と照明制御部5に出力している。点灯判断タイマ部4は、照度検出部3から出た照度検出信号を処理し点灯可能信号を照明制御部5に出力している。そして照明制御部5は、センサ部1と照度検出部3と点灯判断タイマ部4との出力信号を処理し照明器具部2が所定の高光出力で点灯するように制御信号を出力している。
【0026】
ここで重要なことは、センサ部1が人を検知したときの照度検出部3の検出照度が所定の照度よりも低いときに、点灯制御部5bが出力する高光出力よりも低い低光出力にて照明器具部2を点灯させる低光出力設定部5cを照明制御部5に設けたことである。そして、高光出力を照明器具部2をフル点灯(100%)させた値とし、低光出力を照明器具部2を調光点灯(15%)させた値としたことである。
【0027】
このように構成された照明装置の動作を図2を用いて説明する。ここでは、照明装置をトイレに用いた場合を例として説明しており、図において、a点〜b点は昼間、b点〜e点は夕方から就寝前までの夜間(以下、夜間)、f点は深夜、g点〜i点は夜明け〜昼間を示す。また、T1は点灯判断タイマ部4が所定のタイマ時間だけ点灯可能信号を出力する時間を示し、三角の波形が途中で終了しているのは、点灯可能信号のタイマがタイムアップするまでにセンサ部1が人を検知したことを示す。また、T2は照明制御部5に設けられた点灯保持タイマ5aの点灯保持時間を示す。さらに、照度検出部3の検出照度を示す出力波形は説明をわかりやすくするために照明器具部2からの光を含めていない。また、点灯制御部5bで行われる、照度検出部3の検出照度と所定の照度とを比較した結果を照度判定出力として示している。
【0028】
まず、昼間(a点)は、トイレ内に設置された小窓から外光が入り込み、明るいため、照度検出部3により検出された検出照度は予め設定された所定の照度より高くなる。よって、照度判定出力はOFFとなる。また、点灯判断タイマ部4は、照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度を超えたときに所定の時間T1だけ点灯可能信号を出力するが、この場合、夜明け頃に所定の照度を超えた後、常に所定の照度を超えているため、点灯可能信号はOFFとなる。従って、センサ部1が人を検知して検知信号を出力しても、照度判定出力、点灯可能信号ともにOFFであるため、照明制御部5は照明器具部2を点灯させない。
【0029】
夕方になり、トイレ内の照度が所定の照度以下(b点)になると、照度判定出力はOFFからONへ切り替る。この状態でトイレのドアを開けると(c点)、例えば、廊下に設置された照明器具などの光がトイレ内に入り込み、照度検出部3により検出される検出照度は所定の照度より高くなる。このため照度判定出力は再びOFFされる。一方、点灯判断タイマ部4は、照度検出部3の検出照度が所定の照度を超えるため、その超えたときより例えば10秒間など、所定の時間T1だけ点灯可能信号を出力する。この状態で人がトイレ内に入ると、センサ部1は人を検知し信号を点灯制御部5bに出力する。この点灯可能信号が出力中にセンサ部1が人を検知した信号を出力すると(d点)、点灯制御部5bは照明器具部2のランプ2aをフル点灯(100%点灯)させる信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aをフル点灯(100%点灯)させる。その後、人がトイレのドアを閉めると(e点)、廊下に設置された照明器具などの光が入り込まなくなり、照度判定出力はOFFからONに切り替る。
【0030】
なお、ここでは動作説明上、ランプ2aが点灯したときの自光を含めず図示しているが、自光を含めて図示したとすると、照度検出部3の検出照度は所定の照度より高いままとなり、照度判定出力はランプ2aが消灯するまでOFFのままとなる。そして、このことは以降の説明でも同じである。
【0031】
その後、この点灯状態は、点灯保持タイマ5aにより所定の点灯保持時間T2だけ継続される。そして、この点灯保持時間T2内にセンサ部1が人を検知したときは、再度、点灯保持タイマ5aを動作させるが、人を検知しなくなったときは点灯保持時間T2が経過した後に、点灯制御部5bは照明器具部2のランプ2aを消灯させる。
【0032】
次に、深夜(f点を含む前後)になると、照度検出部3により検出された検出照度は、所定の照度より低くなり照度判定出力がON状態となる。このときに人が眠りから覚め、廊下に設置された照明器具を点灯させずにトイレのドアを開け(f点)、トイレ内に入ったとする。このときセンサ部1は、人を検知し検知信号を出力する。そして、照明制御部5の低光出力設定部5cは、この検知信号を受けて、照度検出部3により検出された検出照度を読み込み、所定の照度より高いか低いかを判断する。ここでは、廊下などに設置された照明器具からの外光はないため、検出照度は所定の照度より低くなるため、低光出力設定部5cは照明器具部2を15%(調光点灯)の出力で点灯するように、信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aを調光点灯(15%点灯)させる。
【0033】
その後、この点灯状態は点灯保持タイマ5aにより所定の点灯保持時間T2だけ継続される。そして、この点灯保持時間T2内にセンサ部1が人を検知したときは、再度、点灯保持タイマ5aを動作させるが、人を検知しなくなったときは、点灯保持時間T2が経過後、低光出力設定部5cは照明器具部2を消灯させる。
【0034】
最後に、明け方近くになり、トイレ内に設置された小窓から外光が入り込むと(g点)、照度検出部3により検出された検出照度が予め設定された所定の照度より高くなり、照度判定出力はONからOFFへ切り替る。そして点灯判断タイマ部4は、照度検出部3により検出された検出照度が予め設定された所定の照度を超えるため、T1で示した所定の時間だけ点灯可能信号を出力する。そして、T1で示した所定の時間を経過した(h点)後に、人を検知しても(i点)、点灯可能信号はOFFのため照明制御部5は照明器具部2を点灯させない。
【0035】
この実施の形態によると、照明装置10は、部屋に人が入る直前の部屋の明るさ(検出照度)や、その部屋に人が入ったときの部屋の明るさ(検出照度)を基にランプ2aの光出力を決めているため、スケジュールタイマによりランプの光出力を時間管理をするのではなく、昼間、夜間、深夜などの周囲の明るさに応じて自動的にランプ2aの光出力を変えることができる。従って、深夜、人が眠りから覚めた直後にトイレに入っても、ランプ2aは、調光点灯(15%点灯)するので、フル点灯(100%)させたときに比べ、眩しく感じることが少なくなる。さらに、夜間と深夜での切替操作が不要であるため使い勝手が良くなり、価格もスケジュールタイマを搭載したものに比べ安価なものとなる。
【0036】
なお、深夜において、人が眠りから覚めた直後の状態で、廊下に設置された照明器具を点灯させた場合は、トイレのドアを開ける際に光が入り込むため、図2中のc〜e点と同様の動作となる。よって深夜であっても照明制御部5は照明器具部2をフル点灯(100%点灯)させることになる。しかし、廊下に設置された照明器具の光によって、すでに人の目は明るい状況に慣れており、ランプ2aをフル点灯(100%点灯)させても、眩しく感じることは少ない。逆に、ランプ2aを調光点灯(15%点灯)すると、かえって暗いと感じることが多い。
【0037】
なお、この実施の形態においては、調光点灯(15%点灯)時間を点灯保持タイマ5aによる所定の点灯保持時間T2とし、フル点灯(100%点灯)させたときの点灯保持時間T2と同じとしていたが、点灯保持タイマ5aに別途機能を加え、例えば、フル点灯(100%点灯)させたときの点灯保持時間を1分、深夜に人体を検知し調光点灯(15%点灯)させたときの点灯保持時間を3分と、調光点灯させた場合を長くしてもよい。
【0038】
このように動作させた場合、深夜において人がトイレ内に居るにもかかわらず、ランプ2aが消えることが少なくなる。特にセンサ部1が人体の発する熱の変化を感知する焦電型素子で構成される場合、人の動きがほとんどなくなると熱の変化を検知できない場合がある。従って、たとえトイレ内に人が居たとしても点灯保持時間T2の間に、人の動きがないとランプ2aを消灯させる場合がある。そこで、点灯保持時間T2が終了する前に、ランプ2aを減光させて人の動きを促すことが考えられるが、ここでは深夜においては、眩しさを感じさせないレベルで調光点灯させているので、さらにランプ2aを減光して知らせる手段は適さない。従って、前述のように調光点灯(15%点灯)させたときの点灯保持時間T2を長くすることで人がトイレ内に居るにも関わらずランプ2aが消えてしまうことを少なくすることができる。なお、ここでは調光点灯(15%点灯)での点灯保持時間T2を、3分として説明しているが、これ以上に長くしてさらに消えにくくしてもかまわない。
【0039】
さらに、この調光点灯(15%点灯)させたときの点灯保持時間については、フル点灯(100%点灯)させたときの点灯保持時間と略同一の電力量となるように制御を行ってもよい。つまり、W(100%)×フル点灯時の点灯保持時間=W(調光)×調光点灯時の点灯保持時間とするものである。例えば
深夜時の調光点灯状態が15%、フル点灯時の点灯保持時間が1分である場合、
調光時の点灯保持時間=W(100%)×60秒÷W(15%)=400秒
深夜時の調光点灯状態が30%、フル点灯時の点灯保持時間が30秒である場合
調光時の点灯保持時間=W(100%)×30秒÷W(30%)=100秒
としてもよい。
【0040】
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を図4、図5を用いて説明する。図4は照明装置の動作を示すタイミング図、図5は周囲の照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。この照明装置は、第1の実施の形態における低光出力設定部5cの動作の仕方を変えたものである。従って、構成を示すブロック図は、図1と同じものとなる。なお、その他の第1の実施の形態と同一の構成部材には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0041】
ここで重要なことは、低光出力設定部5cは、センサ部1が人を検知したとき、照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度よりも低い場合、検出照度と略同一の照度レベルとなるよう照明器具部2を点灯させ得るようにしたことである。つまり、検出照度が低ければ照明器具部2の光出力を略この検出照度まで下げ、検出照度が高ければ照明器具部2の光出力を略この検出照度まで上げ得るようにしたことである。
【0042】
このように構成された照明装置の動作を図4を用いて説明する。この図において、a点〜i点、T1、T2などの符合や、照度検出部3の検出照度が照明器具部2からの光を含んでいないことや、照明制御部5で行われる照度判定出力の仕方、等は、第1の実施の形態と同様である。
【0043】
まず、a点〜e点までは、第1の実施の形態と同じである。従って、深夜の動作から説明する。深夜になると照度検出部3により検出された検出照度は、所定の照度より低くなり照度判定出力がON状態となる。このとき人が眠りから覚め、廊下に設置された照明器具を点灯させずにトイレのドアを開け(f点)、トイレ内に入ったとする。このときセンサ部1は、人を検知し検知信号を出力する。そして低光出力設定部5cは、この検知信号を受けて、照度検出部3により検出された検出照度を読み込み、所定の照度より高いか低いかを判断する。ここでは、廊下などに設置された照明器具からの外光はないため、検出照度は所定の照度より低くなるため、低光出力設定部5cは照度検出部3の検出照度と略同一の照度が得られるように、照明器具部2を制御する。以降の動作については、第1の実施の形態に示したものと同様であるため、説明を省略する。
【0044】
この実施の形態によると、センサ部1が人を検知したときの検出照度、つまり人がトイレに入りドアを閉める前のトイレ内の照度と略同一の照度で照明器具部2は点灯を開始するため、第1の実施の形態に比べ、さらに眩しさを少なくすることができる。
【0045】
なお、図6は、本発明の第2の実施の形態の応用例で、照明装置の動作を示すタイミング図を示す。この応用例は、低光出力設定部5cの深夜における動作の仕方を変えたものである。つまり、センサ部1が人を検知したとき、照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度よりも低い場合は、低光出力設定部5cは検出照度と略同一の照度レベルとなるよう照明器具部2を点灯させるが、その後、この照度から連続的もしくは段階的に光出力を所望の照度(ここでは、15%の調光点灯)にまで上げて点灯させ得るようにしている。なお、この場合においても構成を示すブロック図は、図1と同じものとなる。
【0046】
この応用例によると、センサ部1が人を検知したときの検出照度、つまり人がトイレに入りドアを閉める前のトイレ内の照度と略同一の照度で照明器具部2は点灯を開始するため、第1の実施の形態に比べ、さらに目への刺激を少なくすることができる。また、その後連続的に20%の調光点灯まで光出力を上げているため、極力、眩しさを感じないで所望の照度を得ることができる。
【0047】
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態を図7、図8を用いて説明する。図7は照明装置の動作を示すタイミング図、図8は周囲の照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。この照明装置は、第1の実施の形態における低光出力設定部5cの動作の仕方を変えたものである。従って、構成を示すブロック図は、図1と同じものとなる。なお、その他の第1の実施の形態と同一の構成部材には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0048】
ここで重要なことは、低光出力設定部5cは、センサ部1が人を検知したとき、照度検出部3により検出された検出照度を所定の照度と比較するが、このとき所定の照度よりも低い第2の所定の照度を設けたことである。そして、これら2つの所定の照度と検出照度とを比較し、その結果、検出照度が第2の所定の照度よりも低ければ、低光出力設定部5cは、照明器具部2を低光出力にて点灯させ、第2の所定の照度よりも高ければ、照明器具部2をこれよりは高い光出力にて点灯させ得るようにしたことである。そして、具体的には、所定の照度を30ルクスに第2の所定の照度を10ルクスに設定している。
【0049】
このように構成された照明装置の動作を図7を用いて説明する。ここでも照明装置をトイレに用いた場合を例として説明している。ここではa点〜e点は夕方から就寝前までの夜間、f点は深夜、g点〜i点は夜明け〜昼間を示している。なお、T1、T2などの符合や、照度検出部3の検出照度が照明器具部2からの光を含んでいないことや、照明制御部5で行われる照度判定出力の仕方、等は、第1の実施の形態と同様である。
【0050】
まず、夕方になり、照度検出部3の検出照度つまりトイレ内の照度が所定の照度30ルクス以下になった場合を説明する。このときにトイレのドアを開けると(a点)、廊下に設置された照明器具の光がトイレ内に入り、トイレ内の照度は所定の照度30ルクスより高くなる。従って、照明制御部5の照度判定出力はONからOFFへ切り替る。一方、点灯判断タイマ部4は、照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度30ルクスを超えるため、その超えたときより例えば10秒間など、所定の時間T1だけ点灯可能信号を出力する。そして、この点灯可能信号が出力中にセンサ部1が人を検知した信号を出力すると(b点)、点灯制御部5bは照明器具部2のランプ2aをフル点灯(100%)させる信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aをフル点灯(100%点灯)させる。なお、低光出力設定部5cも人を検知した時点(b点)の照度検出部3の検出照度を読み込むが所定の照度30ルクスより高いため動作はしない。その後、人がトイレのドアを閉めると(c点)、廊下に設置された照明器具などの光が入り込まなくなり、照度判定出力はOFFからONに切り替るっている。
【0051】
なお、ここでは動作説明上、ランプ2aが点灯したときの自光を含めず図示しているが、自光を含めて図示したとすると、照度検出部3の検出照度は所定の照度30ルクスより高いままとなり、照度判定出力はランプ2aが消灯するまでOFFのままとなる。そして、このことは以降の説明でも同じである。
【0052】
その後、この点灯状態は、点灯保持タイマ5aにより所定の点灯保持時間T2だけ継続される。そして、この点灯保持時間T2内にセンサ部1が人を検知したときは、再度、点灯保持タイマ5aを動作させるが、人を検知しなくなったときは、点灯保持時間T2が経過した後に、点灯制御部5bは照明器具部2のランプ2aを消灯させる。
【0053】
次に、夜間において、トイレのドアを開けたときに、トイレに通じる廊下の照明器具は消灯しており、例えば、台所などトイレから少し離れた場所で点灯している照明器具の光がトイレ内に入り込んだ場合を説明する。このような状況で人がトイレのドアを開けると(d点)照度検出部3の検出照度つまりトイレ内の照度が所定の照度30ルクスより低いため、照明制御部5の照度判定出力はONのままとなる。また、点灯判断タイマ部4も照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度30ルクスより低いためOFFのままとなる。次に、人がトイレの中に入り込み、センサ部1が人を検知し、検知信号を照明制御部5に出力すると、照明制御部5の低光出力設定部5cは、人を検知した時点(e点)の照度検出部3の検出照度を読み込む。そして、所定の照度30ルクスより高いか低いか、さらには第2の所定の照度10ルクスより高いか低いかを判断する。ここでは、所定の照度30ルクスよりは低く、第2の所定の照度10ルクスよりは、高いため低光出力設定部5cは、ランプ2aを調光点灯(80%点灯)させる信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aを調光点灯(80%点灯)させる。以下、ランプ2aが消灯するまでの動作は、前述したものと同様の動作となる。
【0054】
次に深夜において、廊下に設置された照明器具を点灯させずにトイレのドアを開けた場合(f点)を説明する。この場合、人がドアを開けると、トイレには外光が入り込まないため、照度検出部3により検出された検出照度は、所定の照度30ルクスより低く照度判定出力はON状態のままである。このときセンサ部1が人を検知し、照明制御部5は、この検知信号を受けて、照度検出部3により検出された検出照度を読み込み、所定の照度30ルクスより高いか低いか、さらには第2の所定照度10ルクスより高いか低いかを判断する。ここでは第2の所定照度10ルクスより低いため、低光出力設定部5cは、ランプ2aを調光点灯(15%点灯)させる信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aを調光点灯(15%点灯)させる。以下、ランプ2aが消灯するまでの動作は、前述したものと同様の動作となる。
【0055】
また、g点〜i点の動作は、第1の実施の形態に示したものと同様であるため、説明を省略する。
【0056】
この実施の形態によると、照明装置10は、部屋に人が入る直前の部屋の明るさ(検出照度)や、その部屋に人が入ったときの部屋の明るさ(検出照度)を基にランプ2aの光出力を決めているため、スケジュールタイマによりランプの光出力を時間管理をするのではなく、昼間、夜間、深夜などの周囲の明るさに応じて自動的にランプ2aの光出力を変えることができる。従って、深夜、人が眠りから覚めた直後にトイレに入っても、ランプ2aは、調光点灯(15%点灯)するので、フル点灯(100%)させたときに比べ、眩しく感じることが少なくなる。さらに、夜間と深夜での切替操作が不要であるため使い勝手が良くなり、価格もスケジュールタイマを搭載したものに比べ安価なものとなる。
【0057】
さらに、ランプ2aを点灯させるか否かについてトイレ以外に設置された照明器具から入り込む外光の状態に応じた細かな設定ができる。従って、例えば台所の照明器具は点灯しているが、台所とトイレの間にある廊下の照明器具は点灯させないような状態でトイレに入った場合などにおいてもランプ2aを点灯させることができる。
【0058】
なお、ここでは、トイレに入る前の廊下の明るさが暗いため、トイレ内の光出力もフル点灯(100%点灯)させるのではなく、少しく暗くした80%で点灯させている。また、第2の所定の照度については、この実施の形態では、10ルクスとして説明したが、台所などの少し離れた照明器具からトイレに入り込む外光の大きさに応じて設定するばよい。つまり、外光が大きければ第2の所定の照度を15ルクスなど少し大きくし、逆に、少なければ第2の所定の照度を5ルクスなど小さくするばよい。
【0059】
(第4の実施の形態)
本発明の第4実施の形態を図9、図10を用いて説明する。図9は照明装置の動作を示すタイミング図、図10は周囲の照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。この照明装置は、第1の実施の形態における低光出力設定部5cの動作の仕方を変えたものである。従って、構成を示すブロック図は、図1と同じものとなる。なお、その他の第1の実施の形態と同一の構成部材には同一符号を付すことにより説明を省略する。
【0060】
ここで重要なことは、光出力設定部5cは、センサ部1が人を検知する前の照度検出部3により検出された検出照度と、人を検知したときの照度検出部3の検出照度とを比較し、その変化量が所定の変化量以下のときに照明器具部2を低光出力にて点灯させ得るようにしたことである。そして、具体的には、所定の変化量を5ルクスに設定している。
【0061】
このように構成された照明装置の動作を図9を用いて説明する。ここでも照明装置をトイレに用いた場合を例として説明しており、図において、a点〜e点は夕方から就寝前までの夜間、f点〜g点は深夜、h点〜j点は夜明け〜昼間を示す。なお、T1、T2などの符合や、照度検出部3の検出照度が照明器具部2からの光を含んでいないことや、照明制御部5で行われる照度判定出力の仕方、等は、第1の実施の形態と同様である。
【0062】
まず、a点〜c点までは、第3の実施の形態と同じである。次に、夜間において、トイレのドアを開けたときに、トイレに通じる廊下の照明器具は消灯しており、例えば、台所などトイレから少し離れた場所で点灯している照明器具の光がトイレ内に入り込んだ場合を説明する。このような状況で人がトイレのドアを開けると(d点)照度検出部3の検出照度つまりトイレ内の照度が所定の照度より低いため、照明制御部5の照度判定出力はONのままとなる。また、点灯判断タイマ部4も照度検出部3により検出された検出照度が所定の照度より低いためOFFのままとなる。次に人がトイレの中に入り、センサ部1が人を検知し、検知信号を、照明制御部5に出力すると、照明制御部5は、人を検知した時点(e点)の照度検出部3の検出照度を読み込む。そして、人を検知する前(例えば10秒前)の照度検出部3の検出照度とを比較し、その変化量(差分Δ)を見る。ここでは、ΔX1で示したように、その変化量は所定の変化量5ルクス以上であるため、照明制御部5の点灯制御部5bがランプ2aをフル点灯(100%点灯)させる信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aをフル点灯(100%点灯)させる。以下、ランプ2aが消灯するまでの動作は、前述したものと同様の動作となる。
【0063】
次に深夜において、廊下に設置された照明器具を点灯させずにトイレのドアを開けた場合(f点)を説明する。この場合、人がドアを開けると、トイレには外光が入り込まないため、照度検出部3により検出された検出照度は、所定の照度より低く照度判定出力はON状態のままである。このときセンサ部1が人を検知し、照明制御部5は、この検知信号を受けて、照度検出部3により検出された検出照度を読み込み、人を検知する前(例えば10秒前)の照度検出部3の検出照度とを比較し、その変化量(差分Δ)を見る。ここでは、ΔX2で示したように、その変化量が5ルクスであるため、照明制御部5の低光出力設定部5cは、ランプ2aを調光点灯(15%点灯)させる信号を出力する。そして照明器具部2は、この信号を受けて点灯回路2bを作動させランプ2aを調光点灯(15%点灯)させる。以下、ランプ2aが消灯するまでの動作は、前述したものと同様の動作となる。
【0064】
また、h点〜j点の動作は、第1の実施の形態に示したものと同様であるため、説明を省略する。
【0065】
この実施の形態によると、照明装置10は、部屋に人が入る直前の部屋の明るさ(検出照度)や、その部屋に人が入ったときの部屋の明るさ(検出照度)を基にランプ2aの光出力を決めているため、スケジュールタイマによりランプの光出力を時間管理をするのではなく、昼間、夜間、深夜などの周囲の明るさに応じて自動的にランプ2aの光出力を変えることができる。また、ランプ2aを点灯させるか否かについてトイレ以外に設置された照明器具から入り込む外光の状態に応じた細かな設定ができる。従って、例えば台所の照明器具は点灯しているが、台所とトイレの間にある廊下の照明器具は点灯させないような状態でトイレに入った場合などにおいてもランプ2aを点灯させることができる。
【0066】
なお、所定の変化量を5ルクスとして説明したが、台所などの少し離れた照明器具からトイレに入り込む外光の大きさに応じて設定するばよい。
【0067】
【発明の効果】
請求項1記載の発明にあっては、所定の検知エリア内における検知対象の存在の有無を検知するセンサ部と、前記検知エリア内の少なくとも一部を照射範囲とする照明器具部と、この照明器具部の周囲の照度を検出する照度検出部と、照度検出部により検出された検出照度が所定の照度を超えたときに所定の時間だけ点灯可能信号を出力する点灯判断タイマ部と、点灯判断タイマ部より点灯可能信号が出力されているときに前記センサ部が検知対象の存在を検知すると照明器具部を所定の高光出力にて点灯させる点灯制御部を有する照明制御部と、を備えた照明装置において、前記照明制御部に、センサ部が検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度が所定の照度よりも低いときに、照明器具部を前記高光出力よりも低い低光出力にて点灯させる低光出力設定部を設けたことにより、照明装置の取付けられた部屋に検知対象が入ったときの部屋の明るさ(検出照度)や、その部屋に検知対象が入る直前の部屋の明るさ(検出照度)を基にランプの光出力が変わるため、昼間、夜間、深夜などの周囲の明るさに応じて自動的にランプの光出力を変えることができる。
【0068】
請求項2記載の発明にあっては、前記高光出力及び/又は前記低光出力を複数レベル設けたことにより、請求項1に記載の効果を奏する上に、より細かくランプの明るさを設定できる。
【0069】
請求項3記載の発明にあっては、前記低光出力のうち最も低い光出力を検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度と略同一の光出力としたことにより、センサ部が検知対象の存在を検知したときの検出照度と略同一の照度で照明器具部が点灯を開始するため、請求項1又は請求項2に記載の効果を奏する上に、さらに眩しさを少なくすることができる。
【0070】
請求項4記載の発明にあっては、前記低光出力設定部は、検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度と略同一の光出力にて照明器具部を点灯させた後、連続的もしくは段階的に、これ以上の光出力で照明器具部を点灯させ得るものにしたことにより、所望の明るさまで連続的に光出力を上げることができるため、極力、眩しさを感じないで所望の照度を得ることができる。
【0071】
請求項5記載の発明にあっては、前記低光出力設定部は、所定の照度より低い値で設けられた第2の所定の照度を有し、第2の所定の照度よりも検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度が低いときに照明器具部を低光出力にて点灯させ得るものにしたことにより、請求項1乃至4に記載の効果を奏するうえに、ランプを点灯させるか否かについてトイレ以外に設置された照明器具から入り込む外光の光量に応じた設定ができる。
【0072】
請求項6記載の発明にあっては、前記光出力設定部は、検知対象の存在を検知する前の照度検出部の検出照度と、検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度との変化量が所定の変化量以下のときに照明器具部を低光出力にて点灯させ得るものにしたことにより、請求項1乃至4に記載の効果を奏するうえに、ランプを点灯させるか否かについてトイレ以外に設置された照明器具から入り込む外光の変化量に応じた設定ができる。
【0073】
請求項7記載の発明にあっては、前記センサは、赤外線センサであって、前記照明制御部は、前記低光出力又は前記高光出力にて点灯させた照明器具部を所定の時間だけ点灯させる点灯保持タイマを有し、この点灯保持タイマのタイマ時間を高光出力にて点灯さる場合より低光出力にて点灯させる場合の方を長くしたことにより、請求項1乃至6に記載の効果を奏するうえに、人が居るにも関わらず、ランプが消えることが少なくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る照明装置の構成を示したブロック図である。
【図2】同上の照明装置の動作を示すタイミング図である。
【図3】同上の照明装置の検出照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る照明装置の動作を示すタイミング図である。
【図5】同上の照明装置の検出照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。
【図6】同上の照明装置の応用例の動作を示すタイミング図である。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る照明装置の動作を示すタイミング図である。
【図8】同上の照明装置の検出照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る照明装置の動作を示すタイミング図である。
【図10】同上の照明装置の検出照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。
【図11】従来例に係る照明装置の構成を示したブロック図である。
【図12】同上の照明装置の外観図である。
【図13】同上照明装置の検出照度とランプ出力の関係を示す動作状態図である。
【符号の説明】
1   センサ部
2   照明器具部
3   照度検出部
4   点灯判断タイマ部
5   照明制御部
5a  点灯保持タイマ
5b  点灯制御部
5c  低光出力設定部
10  照明装置
T2  点灯保持時間

Claims (7)

  1. 所定の検知エリア内における検知対象の存在の有無を検知するセンサ部と、前記検知エリア内の少なくとも一部を照射範囲とする照明器具部と、この照明器具部の周囲の照度を検出する照度検出部と、照度検出部により検出された検出照度が所定の照度を超えたときに所定の時間だけ点灯可能信号を出力する点灯判断タイマ部と、点灯判断タイマ部より点灯可能信号が出力されているときに前記センサ部が検知対象の存在を検知すると照明器具部を所定の高光出力にて点灯させる点灯制御部を有する照明制御部と、を備えた照明装置において、前記照明制御部に、センサ部が検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度が所定の照度よりも低いときに、照明器具部を前記高光出力よりも低い低光出力にて点灯させる低光出力設定部を設けたことを特徴とする照明装置。
  2. 前記高光出力及び/又は前記低光出力を複数レベル設けたことを特徴とする請求項1記載の照明装置。
  3. 前記低光出力のうち最も低い光出力を検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度と略同一の光出力としたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の照明装置。
  4. 前記低光出力設定部は、検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度と略同一の光出力にて照明器具部を点灯させた後、連続的もしくは段階的に、これ以上の光出力で照明器具部を点灯させ得ることを特徴とする請求項3記載の照明装置。
  5. 前記低光出力設定部は、所定の照度より低い値で設けられた第2の所定の照度を有し、第2の所定の照度よりも検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度が低いときに照明器具部を低光出力にて点灯させ得ることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の照明装置。
  6. 前記低光出力設定部は、検知対象の存在を検知する前の照度検出部の検出照度と、検知対象の存在を検知したときの照度検出部の検出照度との変化量が所定の変化量以下のときに照明器具部を低光出力にて点灯させ得ることを特徴とする請求項1乃至請求項4記載の照明装置。
  7. 前記センサは、赤外線センサであって、前記照明制御部は、前記低光出力又は前記高光出力にて点灯させた照明器具部を所定の時間だけ点灯させる点灯保持タイマを有し、この点灯保持タイマのタイマ時間を高光出力にて点灯さる場合より低光出力にて点灯させる場合の方を長くしたことを特徴とする請求項1乃至6記載の照明装置。
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