JPH10209842A - 熱線式自動スイッチ - Google Patents

熱線式自動スイッチ

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JPH10209842A
JPH10209842A JP9013495A JP1349597A JPH10209842A JP H10209842 A JPH10209842 A JP H10209842A JP 9013495 A JP9013495 A JP 9013495A JP 1349597 A JP1349597 A JP 1349597A JP H10209842 A JPH10209842 A JP H10209842A
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light
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Tatsuya Abe
達也 阿部
Toshiyuki Masuda
敏行 増田
Seiji Fukushima
政治 福島
Mototsugu Kawamata
基嗣 川又
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Matsushita Electric Works Ltd
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】検知エリアに人が存在しない場合でも低光出力
で照明負荷を点灯させるように制御する熱線式自動スイ
ッチを提供する。 【解決手段】明るさセンサ3により検出される周囲の明
るさが点灯値L2 になってから消灯値L1 以上になるま
での暗期間Pdには、焦電センサ1により検出される熱
線量の変化に基づいて検知エリアにおける人の存在をマ
イクロコンピュータ2が検出すると、照明負荷5を保持
時間T2 だけ点灯させる。また、暗期間Pbにおける保
持時間T2 以外の期間には照明負荷5を減光点灯させ
る。したがって、門灯や階段灯における主照明灯と常夜
灯との機能を1つの照明負荷5で兼用することが可能に
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体から放射され
る熱線を検出することにより人の存否を判断し、照明負
荷を自動的に点灯・消灯させるようにした熱線式自動ス
イッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人体からの熱線(遠赤外線)
を熱線センサにより受光し、熱線量の変化に基づいて照
明負荷を点灯・消灯させるようにした熱線式自動スイッ
チが提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の熱線
式自動スイッチでは、照明負荷の点灯と消灯とを指示す
るのみであって、所定の検知エリアに人が存在しないと
きには照明負荷を消灯させるようになっている。しかし
ながら、門灯、階段灯、廊下灯などに用いる場合には、
安全を確保するなどの目的で照明負荷を点灯させておき
たいことがある。また、照明をその他の目的で用いる場
合でも、人がいないときに照明負荷を完全に消灯させる
のではなく、周囲に存在するものを確認できる程度の明
かりは確保したい場合がある。
【0004】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、検知エリアに人が存在しない場合で
も低光出力で照明負荷を点灯させることによって、常夜
灯としての機能や周囲に存在するものを確認できる程度
の明かりを確保する機能を持たせるように照明負荷を制
御する熱線式自動スイッチを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、人体
より放射される熱線を検出する熱線センサと、熱線セン
サの出力に基づいて所定の検知エリアでの人の存在を検
出すると検出信号を発生する人検出手段と、周囲の明る
さを検出する明るさセンサと、検出信号の発生毎に所定
の保持時間を時限するタイマ手段と、明るさセンサによ
り検出される周囲の明るさが規定の点灯値以下になって
から点灯値より明るい規定の消灯値以上になるまでの期
間に検出信号が発生すると照明負荷を所定の光出力で点
灯させるとともに保持時間が満了すると照明負荷の光出
力を検出信号の発生前の状態まで低減させ、周囲の明る
さが消灯値以上になってから点灯値以下になるまでの期
間には検出信号の有無にかかわらず照明負荷を消灯させ
る点灯制御手段とを備え、点灯制御手段は、明るさセン
サにより検出される周囲の明るさが点灯値以下になって
から消灯値以上になるまでの期間であって保持時間を除
く期間には、照明負荷を保持時間よりも少ない光出力で
減光点灯させるものである。この構成によれば、周囲の
明るさが点灯値以下になってから消灯値以上になるまで
の期間には、人が検出されない状態でも減光点灯するか
ら、常夜灯として機能させることができ、門灯、階段
灯、廊下灯など人がいないときにも点灯させておくほう
が望ましいような場所では、主照明灯と常夜灯との機能
を1つの照明負荷で兼用することが可能になる。
【0006】請求項2の発明は、人体より放射される熱
線を検出する熱線センサと、熱線センサの出力に基づい
て所定の検知エリアでの人の存在を検出すると検出信号
を発生する人検出手段と、検出信号の発生毎に所定の保
持時間を時限するタイマ手段と、検出信号が発生すると
照明負荷を所定の光出力で点灯させるとともに保持時間
が満了すると照明負荷の光出力を検出信号の発生前の状
態まで低減させる点灯制御手段とを備え、点灯制御手段
は、保持時間を除く期間には、照明負荷を保持時間より
も少ない光出力で減光点灯させるものである。この構成
によれば、人の存在が検出されないときでも照明負荷を
減光点灯しているから、照明負荷により照明されている
箇所に何が存在するかを確認することができ、しかも、
人が近付けば照明負荷の光出力が増加してよりよく視認
することが可能になる。したがって、美術館や博物館や
各種の展示場などにおいて展示物の周囲を通常は低照度
で照明し、人が近付くと所要照度が得られるように照明
するといった用途に用いることができ、人目をひく演出
効果に加えて省電力にもなる。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、点灯値と消灯値とが周囲の明るさが点灯値以下にな
って照明負荷が点灯しても周囲の明るさが消灯値以上に
ならない程度に設定されているものである。点灯値と消
灯値とをこのような関係に設定することにより、照明負
荷の点灯に伴う誤動作を防止することができる。請求項
4の発明は、請求項1の発明において、点灯中の照明負
荷の光出力を低減させるように点灯制御装置に指示して
強制減光モードに移行させる外部スイッチを接続可能と
したものである。この構成によれば、常夜灯として減光
点灯中である場合も人通りの少ない夜中には外部スイッ
チの操作によって照明負荷を消灯させるかあるいは光出
力をより低減させて点灯させることができ、無駄な電力
消費を抑制することが可能になる。
【0008】請求項5の発明は、請求項1の発明におい
て、明るさセンサにより検出される周囲の明るさが点灯
値以下になった後に所定の動作有効時間を時限する第2
のタイマ手段を備え、点灯制御手段を動作有効時間が満
了すると光出力を減光点灯の状態よりもさらに低減させ
る強制減光モードに移行させるものである。この構成で
は、外部スイッチと同様に無駄な電力消費を抑制するこ
とが可能であるとともに、強制減光モードに自動的に移
行するから、外部スイッチの操作が不要になるものであ
る。
【0009】請求項6の発明は、請求項1の発明におい
て、あらかじめ設定された切換時刻を計時する時計手段
を備え、点灯制御手段を切換時刻になると照明負荷の光
出力を減光点灯の状態よりもさらに低減させる強制減光
モードに移行させるものである。この構成では、外部ス
イッチと同様に無駄な電力消費を抑制することが可能で
あるとともに、強制減光モードに自動的に移行するか
ら、外部スイッチの操作が不要になるものである。しか
も、切換時刻は季節による日没時間の変動に影響される
ことがなく、所望の時刻に設定することが可能である。
【0010】請求項7の発明は、請求項4ないし請求項
6の発明において、強制減光モードでは照明負荷を消灯
させるものである。この構成では、強制減光モードにお
いて照明負荷を消灯させることで消費電力を抑制するこ
とができるものである。請求項8の発明は、請求項4な
いし請求項6の発明において、強制減光モードの期間に
検出信号が発生すると検出信号の発生前よりも大きい光
出力で照明負荷を保持時間だけ点灯させるものである。
この構成では、強制減光モードで照明負荷が消灯ないし
低光出力で点灯している状態であっても人が検出される
と照明負荷を適当な光出力で自動的に点灯させることが
できる。
【0011】請求項9の発明は、請求項4ないし請求項
6の発明において、明るさセンサにより検出される周囲
の明るさが消灯値以上であると強制減光モードを解除す
るものである。この構成によれば、明け方のように周囲
が明るくなると強制減光モードが自動的に解除され、強
制減光モードの解除に特別な操作が不要であって利便性
の高いものとなる。
【0012】請求項10の発明は、請求項1または請求
項2の発明において、照明負荷を減光点灯させる際の光
出力を設定する光量設定手段を備えるものである。この
構成によれば、照明負荷の仕様や設置環境に合わせて減
光点灯中の光出力を設定することができる。請求項11
の発明は、請求項1の発明において、周囲の明るさが点
灯値以下になって照明負荷が減光点灯を開始した時点で
明るさセンサにより出力される周囲の明るさよりも所定
値だけ明るい値を消灯値として設定する消灯値設定手段
を備えるものである。この構成によれば、消灯値を自動
的に設定することができ、しかも照明負荷の仕様や設置
条件などに合わせて、最適な消灯値を設定することがで
きる。つまり、照明負荷の仕様や設置条件に応じて、点
灯値に対してなるべく近い消灯値を設定することができ
るのであって、減光点灯中であっても明け方には照明負
荷を早く消灯させることができ、結果的に無駄な電力消
費を抑制することができる。
【0013】請求項12の発明は、請求項1または請求
項2の発明において、少なくとも熱線センサと人検出手
段とを備え人の存在を検出すると検出信号を発生する子
器を接続可能としたものである。この構成によれば、複
数個の熱線センサを用いて検知エリアを形成することが
できるから、広範囲の検知エリアを設定したり、複雑な
形状の検知エリアを設定することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)本実施形態は、図1(a)に示すよう
に、人体からの熱線を検出する熱線センサとして焦電型
赤外線センサ(以下、焦電センサという)1を用い、焦
電センサ1の出力を増幅部11で増幅した後にマイクロ
コンピュータ2に入力している。マイクロコンピュータ
2は増幅部11の出力をA/D変換し、さらに焦電セン
サ1の出力値に基づいてあらかじめ設定された検知エリ
ア内における人の存否を判断する。ここに、検知エリア
は焦電センサ1への熱線の入射経路に配置したレンズ、
ミラー、遮光板のような光学素子により設定される。マ
イクロコンピュータ2の内部では焦電センサ1の出力に
基づいて検知エリアに人が存在すると判断したときには
検出信号を発生する。
【0015】マイクロコンピュータ2にはCdSなどを
用いて周囲の明るさを検出する明るさセンサ3も接続さ
れる。明るさセンサ3の出力はA/D変換され、明るさ
センサ3により検出された周囲の明るさは動作照度調整
部4で設定された消灯値および点灯値と比較される。消
灯値は点灯値に対して数倍(4倍程度)に設定される。
ここに、明るさセンサ3により検出される周囲の明るさ
が点灯値以下になってから消灯値以上になるまでの期間
を暗期間、消灯値以上になってから点灯値以下になるま
での期間を明期間と呼ぶことにする。すなわち、消灯値
はたとえば明け方に照明が不要になる頃の周囲の明るさ
に設定された値であって、点灯値はたとえば夕方に照明
が必要になる頃の周囲の明るさに設定されている。動作
照度調整部4は、切替スイッチまたは可変抵抗器よりな
り、消灯値と点灯値とを段階的または連続的に調整す
る。消灯値と点灯値とは個別に設定するようにしてもよ
いが、設定操作が面倒であるから、消灯値と点灯値とが
一定の差ないし一定の倍率を保つようにして設定操作を
行なう。
【0016】マイクロコンピュータ2は駆動部12を介
して双方向3端子サイリスタ(トライアック)13をオ
ンオフさせる機能を有する。このトライアック13は、
商用電源ACを接続する電源端子F11,F12と照明負荷
5を接続する負荷端子F13,F14との間(電源端子F11
と負荷端子F14との間)に挿入され、マイクロコンピュ
ータ2により導通角が制御されて照明負荷5への供給電
力を調節し光出力を変化させる。ここでは、照明負荷5
としての白熱電球への供給電力をトライアック13で制
御する場合を例示しているが、所要の点灯回路を設けれ
ば放電灯を照明負荷5として用いることも可能である。
【0017】ところで、マイクロコンピュータ2のもっ
とも基本的な動作は、明るさセンサ3により検出された
周囲の明るさが点灯値以下になってから消灯値以上にな
るまでの期間、すなわち暗期間において、焦電センサ1
に入射した熱線量の変化に基づいて人が検知されると
(すなわち、検出信号が発生すると)、照明負荷5を点
灯させる動作であって、照明負荷5が点灯する時間はマ
イクロコンピュータ2により構成されたタイマ手段によ
り時限される。また、明期間においては、焦電センサ1
による人の検知の有無にかかわらず照明負荷5は消灯状
態に保たれる。
【0018】タイマ手段は、検出信号の発生毎に所定の
保持時間および保持時間よりも短い予告時間を時限する
ものであってリトリガラブルに構成されている。すなわ
ち、保持時間が満了するまでに検出信号が発生すると、
予告時間と保持時間との時限をやり直すのであって、も
っとも遅く発生した検出信号から予告時間の経過後に予
告時間が満了し、予告時間の満了から後に検出信号が発
生しなければ保持時間の経過後に保持時間が満了するの
である。予告時間や保持時間は動作保持時間設定部14
により調節可能であって、動作保持時間設定部14は切
替スイッチあるいは可変抵抗器により構成される。動作
保持時間設定部14では予告時間と保持時間との2種類
の時間を設定するが、一般に予告時間と保持時間との時
間差は数秒程度の一定時間でよいから、時間差を固定し
て1つの操作部で両時間を設定することができる。
【0019】本実施形態においては、焦電センサ1の出
力とは無関係に照明負荷5を点灯ないし消灯させること
も可能であって、焦電センサ1の出力に連動させるか連
動させずに点灯させるか消灯させるかを選択するための
動作切替スイッチ15も設けられている。さらに、検出
信号が発生したか否かを表示する発光ダイオードよりな
る動作表示灯16も設けられる。内部回路の電源は電源
端子F11,F12に接続された商用電源ACを受けて直流
定電圧を出力する直流安定化電源17により得られる。
また、マイクロコンピュータ2には電源投入時にリセッ
トを行なうための集積回路よりなるリセット回路18も
接続される。
【0020】上述の説明から明らかなように、焦電セン
サ1の出力に基づいて検知エリア内に人が存在すると判
断したときに検出信号を発生する人検出手段、保持時間
を時限するタイマ手段、照明負荷5の点灯状態を制御す
る点灯制御手段はマイクロコンピュータ2により実現さ
れる。次に、図1(a)に示す回路の動作を説明する。
本実施形態においては、昼間などであって周囲が明るい
明期間Pb(図1(b))には検出信号の有無にかかわ
らず照明負荷5を消灯した状態に維持するのであるが、
図1(b)に示すように、夜間などのような周囲が暗い
暗期間Pdには、時刻t1 において人の検出による検出
信号が発生すると、照明負荷5を点灯(一般には定格点
灯)させる。
【0021】その後、照明負荷5が点灯した後に時刻t
3 において予告時間T1 が満了すると、光出力を50%
に落として予告減光(調光点灯)させる。これは、保持
時間T2 の満了を予告するためであって、時刻t4 に保
持時間T2 が満了すると照明負荷5はさらに減光される
ことになる。ただし、上述したように、タイマ手段はリ
トリガラブルであるから、保持時間T2 中(実際には時
刻t2 〜時刻t4 の期間)に検出信号が発生したときに
は、照明負荷5を全点灯させ、その後の予告時間T1
間に検出信号がなければ予告時間T1 の満了後に予告減
光させるのである。その結果、照明負荷5が全点灯であ
る期間中に検出信号が発生すれば全点灯の状態を予告時
間T1 分だけ延長することになり、照明負荷5が予告減
光である期間中に検出信号が発生すれば全点灯の状態に
復帰することになる。要するに、予告時間T1 の満了か
ら保持時間T2 の満了までは予告減光によって、照明負
荷5がまもなく消灯することを予告するから、この期間
に、検知エリア内の人が動けば照明負荷5の点灯状態が
維持されることになる。こうして、たとえばトイレを使
用しているときや立ち話しをしているときに、照明負荷
5が急に消灯するのを防止することができる。また、照
明負荷5の点灯状態を維持したければ、予告減光中に検
知エリア内で動けば検出信号が発生して、照明負荷5の
点灯が維持される。
【0022】ところで、本実施形態では、図1(b)の
ように、暗期間Pdに検出信号が発生しなくても照明負
荷5を所定の光出力で点灯させておくことを特徴として
いる。暗期間Pdにおける常時の照明負荷5の光出力
は、たとえば全点灯に対する15%に設定しておく。こ
のような動作によって、夜間にも常夜灯として照明負荷
5を減光点灯させておくことができ、人が近付いたとき
にのみ照明負荷5を全点灯させることができる。つま
り、夜間でも暗闇になることがなく、しかも全点灯させ
る場合に比較して消費電力を低減することが可能にな
る。
【0023】すなわち、昼間のような明期間Pbには照
明負荷5を消灯させ、夜間のような暗期間Pdには時刻
0 において明るさが点灯値以下になると15%の光出
力で減光点灯するのである。また、減光点灯の期間中に
人が検出されて時刻t1 で検出信号が発生すると照明負
荷5の光出力が全点灯し、その後、予告時間T1 が経過
して時刻t3 になると50%の光出力で予告減光する。
また、保持時間T2 が経過して時刻t4 になると15%
の光出力に復帰する。つまり、1つの照明負荷5によっ
て門灯や廊下灯などにおいて、主照明と常夜灯との2つ
の機能を持たせることが可能になる。
【0024】ところで、本実施形態においては、暗期間
Pdにおいて照明負荷5が点灯するから、消灯値と点灯
値とをそれぞれL1 ,L2 とすれば、明るさセンサ3に
より検出される周囲の明るさは、図2(a)のように変
化することになる。つまり、周囲の明るさが点灯値L2
まで下がって暗期間Pdになると照明負荷5の点灯によ
って明るさが上昇することになる。ただし、消灯値L1
は点灯値L2 に対して十分に高く設定されているから
(たとえば、消灯値L1 を80ルクス、点灯値L 1 を2
0ルクスに設定する)、明るさが消灯値L1 を超えるこ
とはなく、暗期間Pdを維持することができる。このよ
うに、暗期間Pdを維持するには、照明負荷5の点灯に
伴う明るさの変化を考慮して消灯値L1 と点灯値L2
の差を設定することが必要であり、照明負荷5の仕様や
設置条件などの変化に対応するために、消灯値L1 と点
灯値L2 との差は余裕を見込んで十分に大きく設定され
ている。このように、消灯値L1 と点灯値L2 との差を
十分に大きくとることによって、暗期間Pdになって照
明負荷5が点灯しても明るさが消灯値L1 を超えて照明
負荷5が再び消灯するといった不都合を回避することが
できる。
【0025】ただし、消灯値L1 は大きい値に設定する
ことが必要であるから、照明負荷5の消灯が遅れて無駄
に電力を消費する場合がある。そこで、暗期間Pdの開
始時点で照明負荷5が点灯した時点での明るさをマイク
ロコンピュータ2で記憶し、図2(b)に示すように、
記憶した明るさに所要のマージンMを加算した値を消灯
値L1 として自動的に設定するのが望ましい。この構成
によって、点灯値L2のみを設定すれば、照明負荷5の
仕様や設置条件に応じて消灯値L1 が自動的に設定さ
れ、しかも、消灯値L1 と点灯値L2 との差に余裕を見
込む必要がなく、消灯値L1 をできるだけ暗い値に設定
することが可能になる。その結果、明け方に照明負荷5
を消灯させる時刻を早めることができ、結果的に無駄な
電力消費を抑制することができる。
【0026】上述の例では、照明負荷5の光出力を15
%、50%、100%(定格点灯)に切り換えている
が、これは一例であって光出力の各値については、必要
に応じて適宜選択される。また、予告時間T1 の満了に
より全点灯から50%点灯に変化させているのは、視覚
的に十分に認識されるような光量差をつけて予告を確実
に認識させるためであって、必ずしも50%である必要
はない。同様に照明負荷5の点灯時も100%点灯では
なく適宜の光出力に設定してもよい。
【0027】ところで、上述した熱線式自動スイッチY
は、図3に示すように、天井に取り付けるように構成さ
れ照明負荷5に並設される。これは、照明負荷5による
光の照射範囲に検知エリアをほぼ一致させるためであ
る。具体的には、図4に示すようなケース20を用いる
ことにより、天井に取り付けることができる。ケース2
0は、円板状のケース本体21と、ケース本体21の上
面中央部に結合されるカバー22とを備える。ケース本
体21の上面中央部には環状の囲壁21aが形成され、
囲壁21aの上縁には4本の結合片21bが立設されて
いる。各結合片21bにはそれぞれ結合孔21cが形成
され、カバー22の側面に突設された結合突起22aに
結合孔21cが凹凸係合することによって、ケース本体
21にカバー22が結合される。カバー22の側面には
結合片21bに嵌合する溝部22bが形成され、結合突
起22aが結合孔21cに凹凸係合した状態でカバー2
2の側面と結合片21bとがほぼ面一になるようにして
ある。
【0028】このケース20は、ケース20に結合され
る一対の取付金具30を用いたり、配線器具用の埋込ボ
ックスに螺合するボックスねじを用いたりして天井に固
定される。取付金具30は、ケース本体21の周部に設
けた取付溝23に着脱自在に嵌合する水平断面略コ字形
の柱体31を備え、柱体31には上下方向の引締めねじ
32が回動自在に保持されている。また、引締めねじ3
2には挟み片33が螺合しており、引締めねじ32の回
転によって挟み片33を上下に移動させることができる
ようにしてある。柱体31の上部側壁には引き入れ切欠
31aが形成されており、引締めねじ32を回転させて
挟み片33を上方に移動させると、挟み片33が最終的
に引き入れ切欠31aに挿入されるようにしてある。
【0029】しかして、取付金具30をケース本体21
に固定した状態で、挟み片33を下方に移動させるよう
に引締めねじ32を回転させると、挟み片33が引き入
れ切欠31aから出てケース本体21の直径方向の外向
きに突出し、挟み片33とケース本体21との距離を小
さくするようになっている。したがって、挟み片33を
引き入れ切欠31aに挿入しておき、天井板に設けた透
孔に取付金具30を挿入し、かつケース本体21を天井
面に当接させた状態で、引締めねじ32を回転させて挟
み片33を下方に引き下げると、ケース本体21と挟み
片33とにより透孔の周部で天井板を挟持することにな
り、ケース20を天井に固定することができるのであ
る。
【0030】一方、配線器具用のスイッチボックスのよ
うな埋込ボックスを天井に設置しているときには、ケー
ス本体21の周部に設けたボックス孔24に挿通される
ボックスねじを埋込ボックスに螺合させれば、天井にケ
ース20を固定することができる。ところで、ケース本
体21の囲壁21aに囲まれている部位の中央付近には
円形に開口する窓孔25が形成される。窓孔25にはそ
れぞれ半球状に形成された回転体41aとレンズ41b
とをレンズ枠41cで結合した球状の回転ケース41が
装着される。回転ケース41はレンズ枠41cに突設さ
れた一対の突片41dを窓孔25の内周面に形成した一
対の溝部25aにそれぞれ挿入してあり、溝部25aの
中で突片41dを軸とする回動および突片41dを溝部
25aの中でスライドさせる回動とが可能になってい
る。したがって、回転ケース41を所望の向きに向ける
ことが可能になっている。回転ケース41には、焦電セ
ンサ1と明るさセンサ3とを実装したプリント基板42
が収納される。
【0031】回転ケース41の直径は窓孔25の直径よ
りも小さくケース本体21から下方に脱落しないように
装着される。また、回転ケース41の上面側にはケース
本体21に対して一対の固定ねじ43で固定した押さえ
板44が配設され、押さえ板44に対してばね45によ
って下方に付勢されている支持棒46がOリング47を
介して回転ケース41の上面に弾接する。したがって、
回転ケース41を上方に押しながら回転させると窓孔2
5の周部との摩擦力が減少して回転ケース41を容易に
回転させることができ、またOリング47を設けている
から、その摩擦力によって回転ケース41の不用意な位
置ずれが防止される。
【0032】ケース20の中には焦電センサ1および明
るさセンサ3を除く他の回路部分を実装した2枚のプリ
ント基板26a,26bが上下に配置した形で収納さ
れ、上側のプリント基板26aの上面には速結端子とし
ての端子部27が実装される。すなわち、端子部27は
水平断面略コ字形の端子板27aにばね性を有する帯板
を曲成した錠ばね27bを収納し、電線を端子板27a
と錠ばね27bとの間に挟持するものである。端子部2
7に接続される電線はカバー22の上壁に形成した電線
挿入口27cに挿通され、端子部27に接続された状態
の電線を外すには各一対の錠ばね27bに当接するよう
に設けた解錠釦27dを押操作して、端子板27aと錠
ばね27bとの間の距離を広げるように錠ばね27bを
押すようにする。この状態で電線を引き抜けば電線を容
易に外すことができる。解錠釦27dの押操作にはマイ
ナスドライバの先端部のような工具を用い、カバー22
の上壁に設けた工具挿入口27eに工具を挿入すればよ
い。
【0033】ケース20の上面には電線挿入口27cを
覆うことができる端子カバー28が着脱自在に嵌着され
る。端子カバー28は下向きに突出する係合脚28aを
有し、この係合脚28aをカバー22に設けた係合孔2
2cに係合させることによって端子カバー28がケース
20に固定される。また、ケース本体21の下面側に
は、開口窓29aを中央部に備える化粧プレート29が
嵌着される。化粧プレート29は周部に設けた爪29b
をケース本体21の周部に係合させることによってケー
ス本体21に固定され、引締めねじ31やボックスねじ
の頭部を隠すようになっている。
【0034】(実施形態2)本実施形態は、図5に示す
ように、実施形態1の構成において、消灯指示用の押釦
スイッチよりなる外部スイッチSW(図6参照)を接続
可能とするための接続端子F15,F16を設け、外部スイ
ッチSWの操作を検出するための押釦入力検出部19a
および電流制限回路19bを設けたものである。すなわ
ち、押釦入力検出部19aは接続端子F15,F16の間の
電圧を検出し、その電圧値に応じて外部スイッチSWが
押操作されたか否かを判断し、判断結果をマイクロコン
ピュータ2に与えるものであって、接続端子F15,F16
を通して外部スイッチSWに流す電流が過大にならない
ように電流制限回路19bを設けているのである。一
方、外部スイッチSWは押操作に対応させて接続端子F
15,F16の間に接続するツェナーダイオードを切り換え
ることで、接続端子F15,F16の間の電圧を変化させる
ように構成されている。接続端子F15,F16は、図7に
示すように、上側のプリント基板26aの上面側に実装
されている。
【0035】外部スイッチSWは押操作によってマイク
ロコンピュータ2に対して強制減光モードを指示するた
めに設けられている。図8に示すように、時刻t5 にお
いて強制減光モードが指示されると、減光点灯中の照明
負荷5を強制的に消灯させる。この機能によって、夜間
に人通りが少なくなって照明負荷5を点灯させる必要が
ないときには、照明負荷5を強制的に消灯させることが
でき、結果的に無駄な電力消費を抑制することができ
る。また、強制減光モードで照明負荷5が消灯している
ときでも、焦電センサ1により人が検知されて時刻t6
に検出信号が発生すれば、照明負荷5を全点灯させ、予
告時間T1 および保持時間T2 の時限を行なう。このこ
とにより、強制減光モードに設定した後も、人が通ると
きには照明負荷5を自動的に点灯させることができて便
利である。また、強制減光モードへの移行後に照明負荷
5を点灯させたときには、保持時間T2 の満了後に減光
点灯ではなく照明負荷5を消灯させる(予告減光は行な
う)。強制減光モードは周囲の明るさが消灯値に達して
明期間Pbになった時点で自動的に解除される。したが
って、強制減光モードを解除するために特別な操作は不
要である。なお、強制減光モードにおいて、照明負荷5
を完全に消灯させるのではなく、減光点灯時よりもさら
に小さい光出力で照明負荷5を点灯させるようにしても
よい。他の構成および動作は実施形態1と同様である。
【0036】(実施形態3)実施形態2では外部スイッ
チSWにより強制減光モードを選択するものであった
が、本実施形態は、外部スイッチSWを用いずに、暗期
間Pdの開始から所定の動作有効時間T3 (図10参
照)が経過した後に自動的に強制減光モードに移行させ
るようにしたものである。すなわち、図10に示すよう
に、時刻t0 において暗期間Pdになると、マイクロコ
ンピュータ2は動作有効時間T3 の時限を開始し、動作
有効時間T3 の時限中には15%の光出力で減光点灯を
行ない、検出信号が発生すれば予告時間T1 および保持
時間T2 の時限を行なって実施形態1と同様に動作す
る。一方、動作有効時間T3 が満了すれば、強制減光モ
ードに移行して照明負荷5を消灯させるか、あるいは減
光点灯時よりもさらに小さい光出力で点灯させるのであ
る。また、実施形態2と同様に、強制減光モードにおい
て検出信号が発生すれば、照明負荷5を保持時間の満了
まで点灯させ、その後は消灯(または低レベルで減光点
灯)させる。
【0037】このような動作によって、外部スイッチS
Wの操作が不要になり、使い勝手が向上する。とくに、
毎晩、強制減光モードに移行させなければならないよう
な場所では利便性が高くなる。なお、強制減光モードの
解除は実施形態2と同様であって、明期間Pbに移行し
たときに自動的に解除される。ところで、動作有効時間
3 は図9に示す時間設定部7により可変であって、時
間設定部7は可変抵抗器により構成されている。このよ
うに、動作有効時間T 3 を調節可能としていることによ
り、照明負荷5の設置場所などの条件に応じて動作有効
時間T3 を適宜に設定することができる。他の構成およ
び動作は実施形態2と同様である。
【0038】(実施形態4)本実施形態は、強制減光モ
ードへの移行を時刻によって定めるものである。すなわ
ち、図11に示すように、時刻表示部8aおよび時刻設
定部8bを設けてあり、図12のように暗期間Pdにお
いて時刻設定部8bで設定した時刻t5 になると強制減
光モードに移行するのである。時刻表示部8aは液晶表
示器あるいは発光ダイオード表示器を用いて構成され、
時刻設定部8bには複数個のスイッチが設けられてい
る。強制減光モードに移行したときには、実施形態2と
同様に照明負荷5を消灯ないし減光点灯させ、強制減光
モード中に検出信号が発生すれば保持時間の満了までは
照明負荷5を全点灯させる。強制減光モードの解除につ
いても実施形態2と同様であって、明期間Pbへの移行
によって強制減光モードは自動的に解除される。この構
成によって、外部スイッチSWの操作が不要になり、使
い勝手が向上する。とくに、毎晩、強制減光モードに移
行させなければならないような場所では利便性が高くな
る。他の構成および動作は実施形態2と同様である。
【0039】(実施形態5)本実施形態は、図13に示
すように、実施形態1の構成において、明るさセンサ3
および動作照度調整部4を省いたものであり、周囲の明
るさには関係なく、検知エリアでの人の存否のみに応じ
て照明負荷5を制御するものである。すなわち、実施形
態1の構成から周囲の明るさに関連する動作を省略して
いるものであって、常時は照明負荷5を減光点灯させ、
検出信号が発生すると保持時間T2 だけ点灯させるので
ある。減光点灯時の光出力は実施形態1よりも高く設定
してある。
【0040】本実施形態は、たとえば、美術館や展示場
における展示物を照明する際に、人が付近にいないとき
には減光点灯させ、人がいるときのみ全点灯させるとい
った目的で使用されるものである。このように、照明の
光量を変化させることによって、人の目を引きつける演
出効果を高めることができる。また、人がいないときに
は照明負荷5の光出力を低減していることによって電力
消費を抑制することができる。他の構成および動作は実
施形態1と同様である。
【0041】(実施形態6)本実施形態は、保持時間T
2 以外の減光点灯時の光出力を設定可能としたものであ
って、図14には実施形態1において減光点灯時の光出
力を調節するための調光レベル設定部9を設けた例を示
してある。調光レベル設定部9は、切替スイッチを用い
て段階的に切り換えるものや可変抵抗器を用いて連続的
に調節するものが用いられる。
【0042】この構成によれば、照明負荷5の定格や照
明負荷5の設置条件ないし周囲環境などに応じて、減光
点灯時の光出力を調節することができ、利便性が高くな
るものである。なお、本実施形態の技術思想は実施形態
5の構成においても適用可能である。 (実施形態7)本実施形態は、実施形態1の構成におけ
る予告時間T1 に対応する照明負荷5の点灯期間の光出
力を周囲の明るさに応じて変化させるものである。つま
り、周囲が暗いほど照明負荷5の点灯時の光出力を低減
させるのである。たとえば、周囲の明るさが図15
(a)に示すように変化するものとし、検出信号が図1
5(b)のように発生するものとすれば、照明負荷5の
上記期間の点灯の際の光出力を図15(c)のように設
定する。
【0043】このような動作によって、人を検出する前
後の明るさの差異を小さくすることができ、明るさの変
化に対する目の順応が容易になって、まぶしさを感じる
程度が少なくなる。また、照明負荷5の点灯時につねに
全点灯させるものに比較すると、消費電力が低減される
ことになる。他の構成および動作は実施形態1と同様で
ある。
【0044】(実施形態8)本実施形態は、図16、図
17に示すように、実施形態1の構成において、子器X
(図18参照)を接続可能とするための接続端子F17
18を設けたものである。この構成は基本的には外部ス
イッチSWを設けたものと同様であって、接続端子
17,F18の間の電圧変化により子器Xの動作を検出す
る子器入力検出部19cと、接続端子F17,F18を通し
て子器Xに流す電流が過大にならないように制限する電
流制限回路19dとを備える。
【0045】子器Xは焦電センサと焦電センサの出力に
基づいて検出信号を発生する人検出手段とを備えるもの
であり、ケース20と同様の構成のケースを備えてい
る。子器Xにおいて検出信号が発生した場合には、子器
Xに設けたツェナーダイオードを用いて接続端子F17
18の間の電圧を変化させ、この電圧変化を検出した子
器入力検出部19cではマイクロコンピュータ2に対し
て検出信号を与えるのである。この検出信号は熱線セン
サ1による検出信号との論理和をとってマイクロコンピ
ュータ2での処理に用いられる。要するに、焦電センサ
を並列的に用いたことと等価になる。このように子器X
を用いることにより、検知エリアを広くとったり、子器
Xの組み合わせによって複雑な形の検知エリアを形成し
たりすることが可能になる。他の構成および動作は実施
形態1と同様である。
【0046】
【発明の効果】請求項1の発明は、人体より放射される
熱線を検出する熱線センサと、熱線センサの出力に基づ
いて所定の検知エリアでの人の存在を検出すると検出信
号を発生する人検出手段と、周囲の明るさを検出する明
るさセンサと、検出信号の発生毎に所定の保持時間を時
限するタイマ手段と、明るさセンサにより検出される周
囲の明るさが規定の点灯値以下になってから点灯値より
明るい規定の消灯値以上になるまでの期間に検出信号が
発生すると照明負荷を所定の光出力で点灯させるととも
に保持時間が満了すると照明負荷の光出力を検出信号の
発生前の状態まで低減させ、周囲の明るさが消灯値以上
になってから点灯値以下になるまでの期間には検出信号
の有無にかかわらず照明負荷を消灯させる点灯制御手段
とを備え、点灯制御手段は、明るさセンサにより検出さ
れる周囲の明るさが点灯値以下になってから消灯値以上
になるまでの期間であって保持時間を除く期間には、照
明負荷を保持時間よりも少ない光出力で減光点灯させる
ものであり、周囲の明るさが点灯値以下になってから消
灯値以上になるまでの期間には、人が検出されない状態
でも減光点灯するから、常夜灯として機能させることが
でき、門灯、階段灯、廊下灯など人がいないときにも点
灯させておくほうが望ましいような場所では、主照明灯
と常夜灯との機能を1つの照明負荷で兼用することが可
能になるという利点がある。
【0047】請求項2の発明は、人体より放射される熱
線を検出する熱線センサと、熱線センサの出力に基づい
て所定の検知エリアでの人の存在を検出すると検出信号
を発生する人検出手段と、検出信号の発生毎に所定の保
持時間を時限するタイマ手段と、検出信号が発生すると
照明負荷を所定の光出力で点灯させるとともに保持時間
が満了すると照明負荷の光出力を検出信号の発生前の状
態まで低減させる点灯制御手段とを備え、点灯制御手段
は、保持時間を除く期間には、照明負荷を保持時間より
も少ない光出力で減光点灯させるものであり、人の存在
が検出されないときでも照明負荷を減光点灯しているか
ら、照明負荷により照明されている箇所に何が存在する
かを確認することができ、しかも、人が近付けば照明負
荷の光出力が増加してよりよく視認することが可能にな
るという利点がある。したがって、美術館や博物館や各
種の展示場などにおいて展示物の周囲を通常は低照度で
照明し、人が近付くと所要照度が得られるように照明す
るといった用途に用いることができ、人目をひく演出効
果に加えて省電力にもなるという効果がある。
【0048】請求項3の発明のように、点灯値と消灯値
とが周囲の明るさが点灯値以下になって照明負荷が点灯
しても周囲の明るさが消灯値以上にならない程度に設定
されているものでは、照明負荷の点灯に伴う誤動作を防
止することができる。請求項4の発明のように、点灯中
の照明負荷の光出力を低減させるように点灯制御装置に
指示して強制減光モードに移行させる外部スイッチを接
続可能としたものでは、常夜灯として減光点灯中である
場合も人通りの少ない夜中には外部スイッチの操作によ
って照明負荷を消灯させるかあるいは光出力をより低減
させて点灯させることができ、無駄な電力消費を抑制す
ることが可能になるという利点がある。
【0049】請求項5の発明のように、明るさセンサに
より検出される周囲の明るさが点灯値以下になった後に
所定の動作有効時間を時限する第2のタイマ手段を備
え、点灯制御手段を動作有効時間が満了すると光出力を
減光点灯の状態よりもさらに低減させる強制減光モード
に移行させるものでは、外部スイッチと同様に無駄な電
力消費を抑制することが可能であるとともに、強制減光
モードに自動的に移行するから、外部スイッチの操作が
不要になるという利点がある。
【0050】請求項6の発明のように、あらかじめ設定
された切換時刻を計時する時計手段を備え、点灯制御手
段を切換時刻になると照明負荷の光出力を減光点灯の状
態よりもさらに低減させる強制減光モードに移行させる
ものでは、外部スイッチと同様に無駄な電力消費を抑制
することが可能であるとともに、強制減光モードに自動
的に移行するから、外部スイッチの操作が不要になると
いう利点がある。しかも、切換時刻は季節による日没時
間の変動に影響されることがなく、所望の時刻に設定す
ることが可能であるという効果もある。
【0051】請求項7の発明のように、強制減光モード
では照明負荷を消灯させるものでは、強制減光モードに
おいて照明負荷を消灯させることで消費電力を抑制する
ことができるという利点がある。請求項8の発明のよう
に、強制減光モードの期間に検出信号が発生すると検出
信号の発生前よりも大きい光出力で照明負荷を保持時間
だけ点灯させるものでは、強制減光モードで照明負荷が
消灯ないし低光出力で点灯している状態であっても人が
検出されると照明負荷を適当な光出力で自動的に点灯さ
せることができるという利点がある。
【0052】請求項9の発明のように、明るさセンサに
より検出される周囲の明るさが消灯値以上であると強制
減光モードを解除するものでは、明け方のように周囲が
明るくなると強制減光モードが自動的に解除され、強制
減光モードの解除に特別な操作が不要であって利便性が
高くなる。請求項10の発明のように、照明負荷を減光
点灯させる際の光出力を設定する光量設定手段を備える
ものでは、照明負荷の仕様や設置環境に合わせて減光点
灯中の光出力を設定することができるという利点があ
る。
【0053】請求項11の発明のように、周囲の明るさ
が点灯値以下になって照明負荷が減光点灯を開始した時
点で明るさセンサにより出力される周囲の明るさよりも
所定値だけ明るい値を消灯値として設定する消灯値設定
手段を備えるものでは、消灯値を自動的に設定すること
ができ、しかも照明負荷の仕様や設置条件などに合わせ
て、最適な消灯値を設定することができるという利点が
ある。つまり、照明負荷の仕様や設置条件に応じて、点
灯値に対してなるべく近い消灯値を設定することができ
るのであって、減光点灯中であっても明け方には照明負
荷を早く消灯させることができ、結果的に無駄な電力消
費を抑制することができるという利点がある。
【0054】請求項12の発明は、請求項1または請求
項2の発明において、少なくとも熱線センサと人検出手
段とを備え人の存在を検出すると検出信号を発生する子
器を接続可能としたものでは、複数個の熱線センサを用
いて検知エリアを形成することができるから、広範囲の
検知エリアを設定したり、複雑な形状の検知エリアを設
定することが可能になるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1を示し、(a)はブロック図、
(b)は動作説明図である。
【図2】同上の動作説明図である。
【図3】同上の使用形態を示す図である。
【図4】同上の分解斜視図である。
【図5】実施形態2を示すブロック図である。
【図6】同上の使用形態を示す図である。
【図7】同上の分解斜視図である。
【図8】同上の動作説明図である。
【図9】実施形態3を示すブロック図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】実施形態4を示すブロック図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】実施形態5を示すブロック図である。
【図14】実施形態6を示すブロック図である。
【図15】実施形態7を示す動作説明図である。
【図16】実施形態8を示すブロック図である。
【図17】同上の分解斜視図である。
【図18】同上の使用形態を示す図である。
【符号の説明】
1 焦電センサ 2 マイクロコンピュータ 3 明るさセンサ 4 動作照度調整部 5 照明負荷 L1 消灯値 L2 点灯値 Pd 暗期間 Pb 明期間 T2 保持時間 T3 動作有効時間 X 子器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川又 基嗣 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体より放射される熱線を検出する熱線
    センサと、熱線センサの出力に基づいて所定の検知エリ
    アでの人の存在を検出すると検出信号を発生する人検出
    手段と、周囲の明るさを検出する明るさセンサと、検出
    信号の発生毎に所定の保持時間を時限するタイマ手段
    と、明るさセンサにより検出される周囲の明るさが規定
    の点灯値以下になってから点灯値より明るい規定の消灯
    値以上になるまでの期間に検出信号が発生すると照明負
    荷を所定の光出力で点灯させるとともに保持時間が満了
    すると照明負荷の光出力を検出信号の発生前の状態まで
    低減させ、周囲の明るさが消灯値以上になってから点灯
    値以下になるまでの期間には検出信号の有無にかかわら
    ず照明負荷を消灯させる点灯制御手段とを備え、点灯制
    御手段は、明るさセンサにより検出される周囲の明るさ
    が点灯値以下になってから消灯値以上になるまでの期間
    であって保持時間を除く期間には、照明負荷を保持時間
    よりも少ない光出力で減光点灯させることを特徴とする
    熱線式自動スイッチ。
  2. 【請求項2】 人体より放射される熱線を検出する熱線
    センサと、熱線センサの出力に基づいて所定の検知エリ
    アでの人の存在を検出すると検出信号を発生する人検出
    手段と、検出信号の発生毎に所定の保持時間を時限する
    タイマ手段と、検出信号が発生すると照明負荷を所定の
    光出力で点灯させるとともに保持時間が満了すると照明
    負荷の光出力を検出信号の発生前の状態まで低減させる
    点灯制御手段とを備え、点灯制御手段は、保持時間を除
    く期間には、照明負荷を保持時間よりも少ない光出力で
    減光点灯させることを特徴とする熱線式自動スイッチ。
  3. 【請求項3】 点灯値と消灯値とは周囲の明るさが点灯
    値以下になって照明負荷が点灯しても周囲の明るさが消
    灯値以上にならない程度に設定されていることを特徴と
    する請求項1記載の熱線式自動スイッチ。
  4. 【請求項4】 点灯中の照明負荷の光出力を低減させる
    ように点灯制御装置に指示して強制減光モードに移行さ
    せる外部スイッチが接続可能であることを特徴とする請
    求項1記載の熱線式自動スイッチ。
  5. 【請求項5】 明るさセンサにより検出される周囲の明
    るさが点灯値以下になった後に所定の動作有効時間を時
    限する第2のタイマ手段を備え、点灯制御手段は動作有
    効時間が満了すると光出力を減光点灯の状態よりもさら
    に低減させる強制減光モードに移行することを特徴とす
    る請求項1記載の熱線式自動スイッチ。
  6. 【請求項6】 あらかじめ設定された切換時刻を計時す
    る時計手段を備え、点灯制御手段は切換時刻になると照
    明負荷の光出力を減光点灯の状態よりもさらに低減させ
    る強制減光モードに移行することを特徴とする請求項1
    記載の熱線式自動スイッチ。
  7. 【請求項7】 点灯制御手段は、強制減光モードでは照
    明負荷を消灯させることを特徴とする請求項4ないし請
    求項6記載の熱線式自動スイッチ。
  8. 【請求項8】 点灯制御手段は、強制減光モードの期間
    に検出信号が発生すると検出信号の発生前よりも大きい
    光出力で照明負荷を保持時間だけ点灯させることを特徴
    とする請求項4ないし請求項6記載の熱線式自動スイッ
    チ。
  9. 【請求項9】 点灯制御手段は明るさセンサにより検出
    される周囲の明るさが消灯値以上であると強制減光モー
    ドを解除することを特徴とする請求項4ないし請求項6
    記載の熱線式自動スイッチ。
  10. 【請求項10】 照明負荷を減光点灯させる際の光出力
    を設定する光量設定手段を備えることを特徴とする請求
    項1または請求項2記載の熱線式自動スイッチ。
  11. 【請求項11】 周囲の明るさが点灯値以下になって照
    明負荷が減光点灯を開始した時点で明るさセンサにより
    出力される周囲の明るさよりも所定値だけ明るい値を消
    灯値として設定する消灯値設定手段を備えることを特徴
    とする請求項1記載の熱線式自動スイッチ。
  12. 【請求項12】 少なくとも熱線センサと人検出手段と
    を備え人の存在を検出すると検出信号を発生する子器が
    接続可能であることを特徴とする請求項1または請求項
    2記載の熱線式自動スイッチ。
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CN101951247A (zh) * 2010-06-08 2011-01-19 江苏大学 一种通用多功能数字遥控电子开关
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WO2019095101A1 (zh) * 2017-11-14 2019-05-23 深圳市旭日东方实业有限公司 可检测静止人体的 pir 灯具

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