JPH1050484A - 住宅照明装置およびシステム住宅 - Google Patents

住宅照明装置およびシステム住宅

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JPH1050484A
JPH1050484A JP8201973A JP20197396A JPH1050484A JP H1050484 A JPH1050484 A JP H1050484A JP 8201973 A JP8201973 A JP 8201973A JP 20197396 A JP20197396 A JP 20197396A JP H1050484 A JPH1050484 A JP H1050484A
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JP
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illuminance
lighting device
lighting
time
user
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JP8201973A
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Inventor
Tomoko Kotani
朋子 小谷
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザが深夜に寝室から便所に向かうような
場合に、移動の安全を確保しながら目の眩みや覚醒も防
止する。 【解決手段】 スイッチ3に点灯開始が入力されると、
照度制御手段4が照明器具2の照度を所定の最終強度ま
で徐々に上昇させる。例えば、ユーザが寝室から便所に
向かう場合に、廊下を徐々に明るくすることができ、ユ
ーザの移動の安全を確保しながら、目が眩むことや完全
に覚醒することも防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、照明器具の照度を
制御する住宅照明装置およびシステム住宅に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、一般的な住宅では、部屋や廊下等
の複数位置の各々に照明器具が設置されており、各照明
器具は光源を最大の照度で点灯するよう形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の住宅照明装置
は、上述のように照明器具を最大の照度で点灯するの
で、例えば、ユーザが深夜に寝室から便所に行く場合、
寝室や廊下の照明器具を点灯すると、これが寝室の暗闇
に馴れた目には明るすぎ、目が眩んだり完全に覚醒して
しまう等の問題がある。このため、照明器具を点灯する
ことなく移動するユーザも多いが、これは危険である。
【0004】この点、実開平2-1898号公報に記載された
住宅照明装置は、高照度と低照度とに切り換えることが
できるので、夜中は低照度を選択することにより目の眩
みや覚醒を防止する。しかし、このように便所の照明器
具を夜間に低照度としても、寝室を真っ暗にするユーザ
には明るすぎ、寝室で常夜灯を使用するユーザには暗す
ぎることがある。
【0005】上記公報にはボリュームにより照度をユー
ザに設定させることも記載されているが、暗闇で目覚め
た人間の視力は、周囲の明るさに経時的に順応するの
で、最初に適正と感じられる照度を設定しても、これは
時間の経過により暗く感じられることになる。
【0006】また、照度を無段階に調節できる照明器具
もあるので、これは各ユーザが最適な照度を獲得するこ
とができるが、これでは暗闇で照明器具を操作する必要
があるので好ましくない。
【0007】そこで、本発明は、夜間の移動時にユーザ
に適正な照度を提供する住宅照明装置、この住宅照明装
置を用いたシステム住宅を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の住宅照
明装置は、住宅内の出発地点から目標地点まで連続する
経路を照明する照明器具と;この照明器具の点灯開始が
入力されるスイッチと;点灯開始が入力された照明器具
の照度を所定の最終強度まで徐々に上昇させる照度制御
手段と;を具備している。スイッチに点灯開始が入力さ
れると、照度制御装置が照明器具の照度を最終強度まで
徐々に上昇させるので、ユーザが出発地点から目標地点
まで移動する場合、その連続する経路が徐々に明るくな
る。例えば、寝室から便所に向かう場合に廊下を徐々に
明るくできるので、照明の明るさに目が眩むことがな
い。照明器具の照度の上昇は最終強度で停止するので、
照明の明るさをユーザが完全に覚醒しない範囲に制限で
きる。
【0009】請求項1の発明において、照明器具は、少
なくとも一個の光源により住宅内の所定位置を照明する
装置で、ここでは照度が可変自在なものである。このよ
うに照明器具の照度を可変する手法は、光源の輝度を変
化させること、輝度が一定の光源を透過率が可変自在な
デバイスで遮光すること、高輝度の光源と低輝度の光源
とを切り換えること、等を許容する。ただし、照明器具
の小型化や生産性を考慮すると、光源の輝度を変化させ
ることが好ましい。住宅内の出発地点としては、例え
ば、寝室、寝室内の寝床の位置、等を許容し、住宅内の
目標地点としては、例えば、便所、便所内の便器の位
置、等を許容する。このような出発地点から目標地点ま
で連続する経路としては、例えば、寝室と便所とを連通
する廊下、寝室内の寝床の位置から便所内の便器の位置
まで連続する経路、寝室内の寝床の位置から廊下を介し
て便所内の便器の位置まで連続する経路、等を許容す
る。スイッチは、点灯開始を入力できるものであれば良
く、通常の手動スイッチの他、移動物体を検知する超音
波センサ、人体を熱的に検知する赤外線センサ、等のデ
バイスも許容する。照度制御手段は、照明器具の照度を
一定強度まで徐々に上昇させる装置であれば良く、例え
ば、タイマと制御回路と調光装置とを接続したものを許
容する。照度の最終強度は、各種条件を考慮して設定さ
れる最終的な最高照度であり、例えば、ユーザの歩行の
安全性を目的とする場合には10[lx]程度に設定され、ユ
ーザの覚醒の防止を目的とする場合には20[lx]程度に設
定される。照明器具の照度は、例えば、照明器具の真下
の位置での床面の照度である。
【0010】請求項2の発明は、請求項1記載の住宅照
明装置であって、照度制御手段は、最初に照明器具の照
度を所定の開始強度まで立ち上げる。点灯開始が入力さ
れた照明器具の照度を、照度制御装置が最初に所定の開
始強度まで立ち上げてから最終強度まで徐々に上昇させ
るので、ユーザが出発地点から目標地点まで移動する場
合、その経路が最初に所定の明るさとなってから、さら
に徐々に明るくなる。最初から一定の明るさが確保され
るので、例えば、寝室から便所に向かう場合でも最初か
ら安全が保証される。
【0011】請求項2の発明において、照明の開始強度
は、各種条件を考慮して設定される最初の最低照度であ
り、例えば、ユーザの歩行の安全性を確保するためには
1.0[lx]程度が好ましい。
【0012】請求項3の発明は、請求項2記載の住宅照
明装置であって、出発地点の照度を検知する照度検知手
段を具備しており;照度制御手段は、検知された照度を
開始強度として設定する。照度検知手段が出発地点の照
度を検知し、この検知された照度を照度制御手段が開始
強度として設定するので、ユーザが出発地点から目標地
点まで移動する場合、その経路が最初に出発地点と同一
の明るさとなってから、さらに徐々に明るくなる。最初
に経路が出発地点と同一の明るさとなるので、ユーザが
暗い場所から明るい場所に移動することや、明るい場所
から暗い場所に移動することがない。
【0013】請求項3の発明において、照度検知手段
は、出発地点の照度を検知するもので、例えば、フォト
ダイオードである。
【0014】請求項4の発明は、請求項2記載の住宅照
明装置であって、所望の照度が入力操作される照度入力
手段を具備しており;照度制御手段は、入力操作された
照度を開始強度として設定する。ユーザが所望の照度を
照度入力手段に入力操作すると、この照度が照度制御手
段に開始強度として設定されるので、ユーザが出発地点
から目標地点まで移動する場合、その経路が最初にユー
ザの所望の明るさとなってから、さらに徐々に明るくな
る。最初の明るさをユーザが調節できるので、ユーザが
所望する明るさが最初から確保される。
【0015】請求項5の発明は、請求項1ないし4の何
れか一記載の住宅照明装置であって、所望の照度が入力
操作される照度入力手段を具備しており;照度制御手段
は、入力操作された照度を最終強度として設定する。ユ
ーザが所望の照度を照度入力手段に入力操作すると、こ
の照度が照度制御手段に最終強度として設定されるの
で、ユーザが出発地点から目標地点まで移動する場合、
その経路が最終強度まで徐々に明るくなる。この最終的
な明るさをユーザが調節できるので、例えば、上昇する
明るさをユーザが覚醒しない範囲に制限するようなこと
ができる。
【0016】請求項4または5の発明において、照度入
力手段は、手動操作に対応して照度を照度制御手段に入
力するもので、例えば、切換スイッチ、キーボード、ボ
リューム、等のデバイスを許容する。照度の入力操作
は、例えば、実際に照度をキーボードにより数値入力す
ること、複数段階に用意された照度のメニューを切換ス
イッチにより選択すること、照度をボリュームにより無
段階に調節すること、等を許容する。
【0017】請求項6の発明は、請求項1ないし5の何
れか一記載の住宅照明装置であって、所望の時間が入力
操作される時間入力手段を具備しており;照度制御手段
は、入力操作された時間で照明器具の照度を上昇させ
る。ユーザが所望の時間を時間入力手段に入力操作する
と、これが照度を上昇させる時間として照度制御手段に
設定されるので、ユーザが出発地点から目標地点まで移
動する場合、その経路が設定された時間で徐々に明るく
なる。この徐々に明るくなる時間をユーザが調節できる
ので、例えば、ユーザが明るさに馴れる速度に照明の変
化を対応させるようなことができる。
【0018】請求項6の発明において、時間入力手段
は、手動操作に対応して時間を照度制御手段に入力する
もので、例えば、切換スイッチ、キーボード、ボリュー
ム、等のデバイスを許容する。時間の入力操作は、例え
ば、実際に時間をキーボードにより数値入力すること、
複数段階に用意された時間のメニューを切換スイッチに
より選択すること、時間をボリュームにより無段階に調
節すること、等を許容する。
【0019】請求項7の発明は、請求項1ないし6の何
れか一記載の住宅照明装置であって、照度制御手段は、
照明器具の照度を所定の割合で上昇させる。ユーザが出
発地点から目標地点まで移動する場合、その経路が所定
の割合で徐々に明るくなるので、例えば、ユーザが明る
さに馴れる割合に照明の変化を対応させるようなことが
できる。
【0020】請求項7の発明において、照度が上昇する
所定の割合とは、例えば、照度の上昇が最初は急激で途
中から緩慢となること、最初は緩慢で途中から急激とな
ること、最初と最後のみ緩慢で途中は急激であること、
最初と最後のみ急激で途中は緩慢であること、等を許容
する。
【0021】請求項8の発明は、請求項1ないし7の何
れか一記載の住宅照明装置であって、現在時刻を検知す
る時刻検知手段を具備しており;照度制御手段は、所定
の範囲の時刻のみ照明器具の照度を制御する。時刻検知
手段が検知する現在時刻が所定の範囲の場合のみ照度制
御手段が照明器具の照度を制御するので、例えば、照明
を徐々に上昇させる動作を夜間のみ実行させて昼間は実
行させないようなことができる。
【0022】請求項8の発明において、時刻検知手段
は、現在時刻を検知して照度制御手段に通知するもの
で、例えば、TOD(Time Of Day Clock)等のデバイス
を許容する。ここで云う現在時刻は、一日での時間経過
を示す情報であれば良く、現実の何時何分との時刻であ
る必要はない。例えば、朝六時をタイマのカウントスタ
ートとし、朝七時半をタイマの九十分のカウントとして
検知するようなことを許容する。
【0023】請求項9の発明は、請求項8記載の住宅照
明装置であって、所望の時刻の範囲が入力操作される時
刻入力手段を具備しており;照度制御手段は、入力操作
された範囲の時刻のみ照明器具の照度を制御する。ユー
ザが時刻入力手段に所望の時刻の範囲を入力操作する
と、これに対応して時刻制御手段が照度制御手段の動作
を制御するので、例えば、照明を徐々に上昇させる動作
が実行される時刻をユーザが調節できる。
【0024】請求項9の発明において、時刻入力手段
は、手動操作に対応して時刻の範囲を照度制御手段に入
力するもので、例えば、切換スイッチ、キーボード、ボ
リューム、等のデバイスを許容する。時刻の範囲の入力
操作は、例えば、実際に開始時刻や終了時刻をキーボー
ドにより数値入力すること、複数段階に用意された時刻
の範囲のメニューを切換スイッチにより選択すること、
開始時刻と終了時刻とを一対のボリュームにより個々に
設定すること、等を許容する。
【0025】請求項10の発明は、請求項1ないし9の
何れか一記載の住宅照明装置であって、複数の照明器具
が出発地点と経路と目標地点とに個々に配置されてお
り、照度制御手段は、複数の照明器具の照度を相互に同
一の状態で同時に上昇させる。出発地点と経路と目標地
点とに複数の光源が個々に配置されていても、その照度
は照度制御手段により相互に同一の状態で同時に上昇さ
れるので、例えば、住宅内の寝室や廊下に光源が個々に
設置されていても、全部の位置が同時に均一に明るくな
る。
【0026】請求項11の発明のシステム住宅は、請求
項1ないし10の何れか一記載の住宅照明装置を具備し
ている。この住宅照明装置は照明器具の照度を最終強度
まで徐々に上昇させるので、この住宅照明装置を具備し
ているシステム住宅は、例えば、ユーザが寝室から便所
に向かう場合に廊下を徐々に明るくするようなことがで
きる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし図5を参照して説明する。図1は住宅照明装置の
ブロック図、図2は住宅照明装置の要部の回路図、図3
はシステム住宅の模式図、図4は照明の照度の変化のタ
イムチャート、図5は照明制御手段の時刻に対する動作
の有無のタイムチャート、である。図において、住宅照
明装置1は、図3に示すように、システム住宅101に
一体に組み込まれており、図1に示すように、複数の照
明器具2、スイッチ3、照度制御手段4、照度入力手段
5、等を具備している。
【0028】複数の照明器具2は、システム住宅101
の各所に分散配置されている。つまり、このシステム住
宅101には、寝室102、廊下103、便所104、
等が設けられており、これらの各々に少なくとも一個の
照明器具2が設置されている。この照明器具2は、蛍光
灯等の放電ランプ11や電球12を光源として有してお
り、各々に適正な点灯装置13,14を具備している。
例えば、放電ランプ11の点灯装置13は、手動スイッ
チ15、フィルタ16、DC(Direct Current)/DCコ
ンバータ17、インバータ回路18、等を具備してお
り、放電ランプ11を調光自在に点灯する。電球12の
点灯装置14は、手動スイッチ15、可変抵抗19、等
を具備しており、電球12を調光自在に点灯する。
【0029】図3に示すように、寝室102にはベッド
105が配置されており、このベッド105の位置が出
発地点106となる。便所104には便器107が設置
されており、この便器107の位置が目標地点108と
なる。このような出発地点106から目標地点108ま
でユーザが移動する範囲が経路109となるので、この
経路109は寝室102のベッド105から廊下103
を介して便所104の便器107の位置まで連続してい
る。
【0030】スイッチ3と照度入力手段5とは、一個の
操作パネル21に設けられており、この操作パネル21
は寝室102のベッド105の枕元に配置されている。
スイッチ3は、例えば、一般的な手動スイッチであり、
ユーザの手動操作により照明器具2の点灯開始が入力さ
れる。照度入力手段5は、例えば、タッチパネルであ
り、ユーザの手動操作により照度の開始強度と最終強度
とが入力される。この開始強度と最終強度との照度は、
照明器具2の全点灯の照度以下で任意に設定されるの
で、例えば、全点灯の照度が 200[lx]だとしても、開始
強度が 1.0[lx]、最終強度が20[lx]、等に設定される。
【0031】照度制御手段4は、照明制御装置31と条
件記憶装置32とを具備しており、照明制御装置31
は、図2に示すように、タイマ回路33と調光制御回路
34と点灯制御回路35,36とを具備している。条件
記憶装置32は、例えば、フラッシュメモリとコントロ
ール回路とを組み合わせた記憶デバイスであり、照度の
開始強度と最終強度とをデータ記憶する。この照明制御
装置31は、スイッチ3に点灯開始が入力されると、図
4に示すように、最初に照明器具2の照度を開始強度ま
で立ち上げ、この照度をタイマ回路33に設定された時
間で最終強度まで徐々に上昇させる。
【0032】上述の実施の形態の作用について説明す
る。上述の住宅照明装置1は、システム住宅101の寝
室102や廊下103等を照明器具2により照明する。
より詳細には、寝室102や廊下103等の各々には照
明器具2と手動スイッチ15とが個々に配置されてお
り、例えば、寝室102の手動スイッチ15を手動操作
すると寝室102の照明器具2が点灯し、廊下103の
手動スイッチ15を手動操作すると廊下103の照明器
具2が点灯する。この場合、照明器具2は全点灯するの
で、図4(a)に示すように、手動スイッチ15が入力
された時点で最大の照度を発生する。
【0033】しかし、このような手動スイッチ15とは
別個のスイッチ3が、寝室102のベッド105の枕元
に設置されており、このスイッチ3が手動操作された場
合には、住宅照明装置1は、複数各所の照明器具2を同
時に点灯制御する。より詳細には、夜中に目覚めたユー
ザが寝室102から便所104まで移動する場合、この
ユーザは枕元のスイッチ3を手動操作する。すると、照
明制御装置31が寝室102と廊下103と便所104
との照明器具2を動作制御するので、図4(b)に示す
ように、この複数の照明器具2が最初に開始強度の照度
で点灯し、この照度がタイマ回路33の設定時間で最終
強度まで上昇する。
【0034】つまり、ユーザが出発地点106から目標
地点108まで移動する経路109が最初に歩行に充分
で眩しくない薄明かりで照明されるので、ユーザはベッ
ド105の位置から便器104の位置まで安心して安全
に移動することができる。しかも、この照明が徐々に明
るくなるので、ユーザが明るさに順応して周囲を暗く感
じることもなく、安心して移動することができる。ま
た、この明るさの上昇は充分に制限された範囲で停止す
るので、ユーザが眩しさを感じることはなく、完全に覚
醒することも防止される。
【0035】また、ユーザが移動する経路109には複
数の照明器具2が配置されているが、これらの照明器具
2の全部が同時に均一に制御されるので、移動するユー
ザが暗い位置から明るい位置に移動することや、明るい
位置から暗い位置に移動することもなく、ユーザは安心
して安全に移動することができる。
【0036】しかも、上述のような照明器具2の照度の
開始強度や最終強度は照度入力手段5の入力操作により
可変自在に設定されるので、経路109の最初と最後と
の明るさをユーザが所望により調節することができる。
同様に、操作パネル21に時間入力手段を設け、その入
力操作によりタイマ回路33の設定時間を可変すること
も可能である。
【0037】なお、照度制御手段4は、照明器具2の照
度を直接的に上昇させるが、これを所定の割合で上昇さ
せるように設定することも可能である。このような設定
は、照度の上昇が最初は急激で途中から緩慢となるこ
と、最初は緩慢で途中から急激となること、最初と最後
のみ緩慢で途中は急激であること、最初と最後のみ急激
で途中は緩慢であること、等とすることができ、ユーザ
が明るさに馴れる割合に照明の変化を対応させるような
ことができる。
【0038】また、本実施の形態の住宅照明装置1は、
照明器具2を全点灯させる手動スイッチ15と上述のよ
うに点灯制御するスイッチ3とを別個に設けることを例
示したが、同一のスイッチ14で照明器具2の全点灯と
点灯制御とを時間により切り換えることも可能である。
つまり、現在時刻を検知する時刻検知手段を照度制御手
段4に設け、図5に示すように、この照度制御手段4に
所定の範囲の時刻のみ照明器具2の照度を制御させる。
この場合、寝室102の手動スイッチ15を手動操作す
ると、通常は寝室102の照明器具2のみ全点灯し、深
夜のみ経路109の照明器具2が点灯制御される。この
時刻の範囲が入力操作される時間入力手段を操作パネル
21に設け、点灯制御が実行される時刻をユーザが所望
により調節できるようにすることも可能である。
【0039】本発明の第2の実施の形態を図6を参照し
て説明する。図6は住宅照明装置のブロック図である。
なお、図1と同一部分には同一符号を付してある。図に
おいて、住宅照明装置41の照度制御手段42は、照明
制御装置31と照度検知手段43とを具備している。こ
の照度検知手段43は、例えば、フォトセンサ等の光電
変換素子であり、図1に示すように、ベッド105の枕
元等に設置される。この照度検知手段43が寝室102
の出発地点106の照度を検知すると、照度制御装置3
1は、検知された照度を開始強度として設定する。
【0040】上述の実施の形態の作用について説明す
る。上述の住宅照明装置41も前述の住宅照明装置1と
同様に、寝室102から便所104まで移動するユーザ
が枕元のスイッチ3を手動操作すると、照明制御装置3
1が寝室102と廊下103と便所104との照明器具
2を動作制御する。このとき、照度検知手段43が寝室
102の照度を検知し、この照度が開始強度として照度
制御装置31に設定される。この照度制御装置31は、
複数の照明器具2を最初に開始強度の照度で点灯し、こ
の照度をタイマ回路33の設定時間で最終強度まで上昇
させる。
【0041】つまり、ユーザが移動する経路109が最
初に出発地点106と同一の照度に照明されるので、例
えば、寝室102で常夜灯を使用しているユーザが廊下
109に迅速に移動しても、明るい位置から暗い位置に
移動する危険がない。
【0042】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、点灯開始が入
力された照明器具の照度が所定の最終強度まで徐々に上
昇するので、例えば、ユーザが寝室から便所に向かう場
合に廊下を徐々に明るくすることができ、ユーザの移動
の安全を確保しながら、目が眩むことや完全に覚醒する
ことも防止できる。
【0043】請求項2の発明によれば、最初に照明器具
の照度が所定の開始強度まで立ち上がるので、ユーザの
移動の安全を最初から確保することができる。
【0044】請求項3の発明によれば、出発地点の照度
が開始強度として設定されるので、ユーザが出発地点か
ら目標地点まで移動する場合に、明るい場所から暗い場
所にユーザが移動することを防止できる。
【0045】請求項4の発明によれば、入力操作された
照度が開始強度として設定されるので、ユーザが所望す
る明るさを最初から提供することができる。
【0046】請求項5の発明によれば、入力操作された
照度が最終強度として設定されるので、徐々に上昇する
照度をユーザが所望する明るさに制限できる。
【0047】請求項6の発明によれば、入力操作された
時間で照明器具の照度を上昇させるので、ユーザが所望
する時間で照明が明るくなる。
【0048】請求項7の発明によれば、照明器具の照度
を所定の割合で上昇させるので、ユーザが明るさに馴れ
る割合に照明の変化を対応させるようなことができる。
【0049】請求項8の発明によれば、所定の範囲の時
刻のみ照明器具の照度を制御するので、深夜等の必要な
時間のみ照明の制御を実行できる。
【0050】請求項9の発明によれば、入力操作された
範囲の時刻のみ照明器具の照度を制御するので、ユーザ
が所望する時間のみ照明の制御を実行できる。
【0051】請求項10の発明によれば、出発地点と経
路と目標地点とに個々に配置された複数の照明器具の照
度を相互に同一の状態で同時に上昇させるので、ユーザ
が移動する範囲の全部の位置を同時に均一に明るくでき
る。
【0052】請求項11の発明のシステム住宅は、請求
項1ないし10の何れか一記載の住宅照明装置を具備し
ているので、ユーザが深夜に寝室から便所まで安全に移
動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の住宅照明装置の第1の実施の形態のブ
ロック図
【図2】住宅照明装置の要部の回路図
【図3】システム住宅の模式図
【図4】照明の照度の変化のタイムチャート
【図5】照明制御手段の時刻に対する動作の有無のタイ
ムチャート
【図6】本発明の住宅照明装置の第2の実施の形態ブロ
ック図
【符号の説明】
1:住宅照明装置 2:照明器具 3:スイッチ 4:照度制御手段 5:照度入力手段 41:住宅照明装置 42:照度制御手段 43:照度検知手段 101:システム住宅 106:出発地点 108:目標地点 109:経路

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 住宅内の出発地点から目標地点まで連続
    する経路を照明する照明器具と;この照明器具の点灯開
    始が入力されるスイッチと;点灯開始が入力された照明
    器具の照度を所定の最終強度まで徐々に上昇させる照度
    制御手段と;を具備していることを特徴とする住宅照明
    装置。
  2. 【請求項2】 照度制御手段は、最初に照明器具の照度
    を所定の開始強度まで立ち上げることを特徴とする請求
    項1記載の住宅照明装置。
  3. 【請求項3】 出発地点の照度を検知する照度検知手段
    を具備しており;照度制御手段は、検知された照度を開
    始強度として設定することを特徴とする請求項2記載の
    住宅照明装置。
  4. 【請求項4】 所望の照度が入力操作される照度入力手
    段を具備しており;照度制御手段は、入力操作された照
    度を開始強度として設定することを特徴とする請求項2
    記載の住宅照明装置。
  5. 【請求項5】 所望の照度が入力操作される照度入力手
    段を具備しており;照度制御手段は、入力操作された照
    度を最終強度として設定することを特徴とする請求項1
    ないし4の何れか一記載の住宅照明装置。
  6. 【請求項6】 所望の時間が入力操作される時間入力手
    段を具備しており;照度制御手段は、入力操作された時
    間で照明器具の照度を上昇させることを特徴とする請求
    項1ないし5の何れか一記載の住宅照明装置。
  7. 【請求項7】 照度制御手段は、照明器具の照度を所定
    の割合で上昇させることを特徴とする請求項1ないし6
    の何れか一記載の住宅照明装置。
  8. 【請求項8】 現在時刻を検知する時刻検知手段を具備
    しており;照度制御手段は、所定の範囲の時刻のみ照明
    器具の照度を制御することを特徴とする請求項1ないし
    7の何れか一記載の住宅照明装置。
  9. 【請求項9】 所望の時刻の範囲が入力操作される時刻
    入力手段を具備しており;照度制御手段は、入力操作さ
    れた範囲の時刻のみ照明器具の照度を制御することを特
    徴とする請求項8記載の住宅照明装置。
  10. 【請求項10】 複数の照明器具が出発地点と経路と目
    標地点とに個々に配置されており、照度制御手段は、複
    数の照明器具の照度を相互に同一の状態で同時に上昇さ
    せることを特徴とする請求項1ないし9の何れか一記載
    の住宅照明装置。
  11. 【請求項11】 請求項1ないし10の何れか一記載の
    住宅照明装置を具備していることを特徴とするシステム
    住宅。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021121773A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 三菱電機株式会社 機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラム

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