JP2021121773A - 機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラム - Google Patents

機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】睡眠の途中で離床した際の心身への覚醒刺激を抑制することに寄与する機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラムを提供する。【解決手段】機器連携システム1は、就寝中の対象者の生体情報を検出する生体情報検出部2と、生体情報を用いて、起床よりも前の対象者の途中離床を予知する制御部3とを備える。制御部3は、途中離床が予知されると、温調機器4の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器5により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、対象者が寝床から出るよりも前に実行させる。【選択図】図1

Description

本開示は、機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラムに関する。
下記特許文献1には、睡眠状態判断部がユーザの途中覚醒または途中覚醒による離床を判断した場合に、ユーザの途中覚醒時の機器の設定値である途中覚醒時設定値を、機器通信部を介して空調機器または照明機器に送信する機器操作システムが開示されている。
特開2016−065665号公報
特許文献1の技術では、途中覚醒したユーザが離床してから空調機器または照明機器が制御されるので、空調機器または照明機器の動作が手遅れになりやすく、心身への覚醒刺激を抑制しにくい。それゆえ、再入眠が妨げられやすい。
本開示は、上述のような課題を解決するためになされたもので、睡眠の途中で離床した際の心身への覚醒刺激を抑制することに寄与する機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
本開示に係る機器連携システムは、就寝中の対象者の生体情報を検出する生体情報検出部と、生体情報を用いて、起床よりも前の対象者の途中離床を予知する制御部と、を備え、制御部は、途中離床が予知されると、温調機器の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、対象者が寝床から出るよりも前に実行させるものである。
本開示に係る制御装置は、就寝中の対象者の生体情報を用いて、起床よりも前の対象者の途中離床を予知し、途中離床を予知した場合に、温調機器の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、対象者が寝床から出るよりも前に実行させるものである。
本開示に係る機器連携システムの制御方法は、就寝中の対象者の生体情報を用いて、起床よりも前の対象者の途中離床を予知するステップと、途中離床を予知した場合に、温調機器の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、対象者が寝床から出るよりも前に実行させるステップと、を含むものである。
本開示に係るプログラムは、コンピュータに、就寝中の対象者の生体情報を用いて、起床よりも前の対象者の途中離床を予知する機能と、途中離床を予知した場合に、温調機器の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、対象者が寝床から出るよりも前に実行させる機能と、を実現させるためのものである。
本開示によれば、睡眠の途中で離床した際の心身への覚醒刺激を抑制することに寄与する機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラムを提供することが可能となる。
実施の形態1による機器連携システムを示す図である。 実施の形態1による機器連携システムが備えられた住宅内の空間の例を示す斜視図である。 途中離床した対象者が通路照明の設けられた寝室外通路を歩く様子を示す側面図である。 途中離床した対象者が通路照明の設けられた寝室外通路を歩く様子を示す側面図である。 再入眠モードにおける機器連携システムの動作例を示す図である。 再入眠モードにおける機器連携システムの動作例を示す図である。 再入眠モードにおける機器連携システムの動作例を示す図である。 再入眠モードにおける機器連携システムの動作例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による機器連携システム1の例を示すブロック図である。図2は、実施の形態1による機器連携システム1が備えられた住宅内の空間の例を示す斜視図である。本開示において、寝床100が設けられた部屋を寝室と呼ぶ。寝床100は、ベッドでもよいし、室内に敷かれた布団でもよい。本実施の形態の機器連携システム1は、寝床100にて就寝中の対象者Pの生体情報を検出する生体情報検出部2と、制御装置に相当する制御部3とを備える。温調機器4及び照明機器5の少なくとも一方は、制御部3と通信する通信機能を有している。制御部3と、温調機器4及び照明機器5の両方、またはどちらか一方は、制御部3から受信する指令に応じた連携動作を実行可能である。
生体情報検出部2は、例えば、対象者Pの体動、体温、血圧、心拍、脈拍、呼吸、尿意のうちの少なくとも一つを生体情報として検出してもよい。就寝中の対象者Pが、例えばトイレに行くために、一時的に寝床100から離れることを「途中離床」と称する。途中離床の後、対象者Pは、寝床100に戻って再び睡眠する。対象者Pが睡眠を完了して起きることを「起床」と称する。
制御部3は、生体情報検出部2により検出された生体情報を用いて、対象者Pの途中離床を予知する。例えば、対象者Pの尿意を生体情報検出部2が検出した場合には、対象者Pがトイレに行くために寝床100から出る可能性があると言えるので、制御部3が途中離床を予知できる。また、寝床100の上で対象者Pが上半身を起こしたことを生体情報検出部2が検出した場合には、対象者Pが寝床100から出る可能性があると言えるので、制御部3が途中離床を予知できる。
温調機器4の温調動作により対象者Pの体感温度を調整可能である。本実施の形態において、「体感温度」とは、対象者Pが寝床100を出て用便その他の用事をしてから寝床100に戻り再入眠する間の少なくとも一部の過程における対象者Pの体感温度を意味する。体感温度に影響する因子として、対象者Pの周囲の気温、湿度、風速、及び床面温度と、対象者Pの身体に触れる空気以外の物質の温度とが挙げられる。温調機器4は、例えば、寝床100を出て用事をしてから寝床100に戻り再入眠するまでの間に対象者Pが通る経路における気温と、当該経路における湿度と、当該経路における風速と、当該経路の床面温度と、トイレの便座101の温度と、用便後に対象者Pが手を洗う洗面所の蛇口102の水温とのうちの少なくとも一つを調整することにより、体感温度を調整可能である。
温調機器4は、室温調整機器43を備えていてもよい。室温調整機器43は、図2に示す例のように、寝室エアコン41と、通路エアコン42との少なくとも一方を備えていてもよい。寝室エアコン41は、寝室の温度を調整する。通路エアコン42は、寝室を出た対象者Pが通る通路の温度を調整する。以下の説明では、寝室を出た対象者Pが通る通路を「寝室外通路」と称する。寝室外通路は、例えば、対象者Pが寝室からトイレへ行くときに通る空間である。寝室外通路は、例えば、リビングルームその他の部屋の一部でもよいし、廊下でもよいし、その両方を含むものでもよい。寝室エアコン41及び通路エアコン42のそれぞれは、温風を吹き出す暖房運転と、冷風を吹き出す冷房運転と、湿度を下げる除湿運転と、湿度を上げる加湿運転のうちの少なくとも一つの運転を実施可能でもよい。
室温調整機器43は、寝室または寝室外通路に設けられたパネルヒータと、トイレ内の空気あるいは便座101を加熱可能なトイレ暖房機と、洗面所に設置された暖房機あるいは隣接した洗面所を暖房可能な浴室暖房機と、寝室の床と寝室外通路の床とトイレの床と洗面所の床のうちの少なくとも一部の床を暖房可能な床暖房機のうちの少なくとも一つを備えていてもよい。
温調機器4は、蛇口102の水温を調整する温水給湯機器44を備えていてもよい。温水給湯機器44は、洗面所の蛇口102へ温水を供給する給湯器でもよい。当該給湯器は、ガスを燃料とするもの、灯油を燃料とするもの、電力で作動するもののうちのいずれでもよい。温水給湯機器44は、湯水の混合比を変えることにより蛇口102の水温を調整する混合弁でもよい。当該混合弁は、蛇口102に設けられていてもよいし、蛇口102よりも上流の配管に設けられていてもよい。
照明機器5は、寝室を照明する寝室照明51を有している。図2に示す例の寝室照明51は、寝室の天井に取り付けられた天井照明である。この例に限らず、寝室照明51は、例えば、天井に埋め込まれたダウンライトでもよいし、足元を照らすフットライトでもよい。
照明機器5は、照度及び色温度の少なくとも一方を調整可能な調光機能を有していてもよい。照明機器5の照度とは、例えば、照明機器5に最も近い位置の床面の照度である。以下の説明では、対象者Pが途中離床したときに覚醒刺激を受けないような照度を「低照度」と称する。低照度の範囲は、例えば、日本工業規格(JIS)Z 9110において、寝室、トイレ、廊下あるいは階段の、深夜の照度基準として定められた範囲でもよい。途中離床のときに、制御部3は、照明機器5を低照度で点灯させることが望ましい。途中離床のときに、制御部3は、覚醒刺激の少ない色温度で照明機器5が点灯するように調光してもよい。例えば、制御部3は、暖色系の色温度で照明機器5を点灯させてもよい。
本実施の形態では、温調機器4の温調動作により体感温度を調整する処理を「第一処理」と称する。第一処理は、温調機器4の運転を開始する処理でもよいし、温調機器4の設定温度、運転速度、及び運転出力のうちの少なくとも一つを変更する処理でもよいし、温調機器4の運転を停止する処理でもよい。制御部3は、途中離床を予知した場合に、対象者Pが寝床100から出るよりも前に、第一処理を実行してもよい。例えば、途中離床を予知したときに温調機器4の運転が停止していた場合には、制御部3は、温調機器4の運転を開始させてもよい。また、途中離床を予知したときに温調機器4が運転していた場合には、制御部3は、温調機器4の設定温度、運転速度、及び運転出力のうちの少なくとも一つを変更するか、あるいは温調機器4の運転を停止してもよい。第一処理を行うことで、途中離床の間に、対象者Pが、寒さ、冷たさ、あるいは暑さなどの、体感温度上の不快感を覚えることを抑制できるので、対象者Pの心身への覚醒刺激を抑制できる。それゆえ、途中離床の後に対象者Pが速やかに再入眠する上で有利になる。特に、本実施の形態であれば、対象者Pが実際に寝床100から出るよりも前に第一処理を実行できるので、第一処理による温度調整のための時間を十分に確保できる。それゆえ、対象者Pが実際に途中離床した際に、体感温度上の不快感を覚えることを確実に抑制できる。
以下の説明では、例として、寒い日に体感温度を上昇させるために温調機器4の運転が行われる場合を例に説明するが、本開示は、暑い日に体感温度を低下させるために温調機器4の運転が行われる場合にも適用可能である。
寝室照明51により寝室の照度を増加させる処理を以下「第二処理」と称する。制御部3は、途中離床を予知した場合に、対象者Pが寝床100から出るよりも前に、第二処理を実行してもよい。例えば、途中離床を予知したときに寝室照明51が消灯していた場合には制御部3は寝室照明51を低照度で点灯させてもよいし、途中離床を予知したときに寝室照明51が低照度で点灯していた場合には制御部3は低照度の範囲内で寝室照明51の照度を増加させてもよい。対象者Pが実際に寝床100から出るよりも前に第二処理を実行することで、対象者Pは、実際に寝床100を出た瞬間に、寝室内を即座に視認できる。それゆえ、対象者Pは、寝床100を出たときに方向感覚が狂うようなことがなく、寝室内の障害物を確実に避けて寝室の出口へ歩くことができる。その結果、障害物との衝突によって対象者Pの心身が覚醒刺激を受けることを防止できるので、途中離床の後に対象者Pが速やかに再入眠する上で有利になる。また、その際、寝室照明51は低照度で点灯されるため、寝室照明51の明かりによって対象者Pの覚醒が促されることも防止される。
本開示において、機器連携システム1は、途中離床が予知された場合に、第一処理と第二処理との少なくとも一方の処理を実行すればよい。これにより、途中離床のときに対象者Pの心身への覚醒刺激を確実に抑制できるので、途中離床の後に対象者Pが速やかに再入眠する上で有利になる。途中離床が予知された場合に第一処理と第二処理との少なくとも一方を含む処理を実行する機器連携システム1の動作モードを以下「再入眠モード」と称する場合がある。
また、機器連携システム1は、途中離床が予知された場合に、第一処理及び第二処理の双方を実行してもよい。その場合、先に第一処理を実行し、その後に第二処理を実行してもよいし、第一処理及び第二処理を同時に実行してもよい。第一処理と第二処理との双方の処理を実行することで、途中離床のときに対象者Pの心身への覚醒刺激をより確実に抑制できるので、途中離床の後に対象者Pが速やかに再入眠する上でさらに有利になる。
制御部3は、途中離床の兆候段階と、途中離床の直前段階とを検出可能でもよい。例えば、制御部3は、生体情報検出部2が検出する対象者Pの尿意に応じて途中離床の兆候段階を検出し、寝床100の上で対象者Pが上半身を起こすなどの体動を生体情報検出部2が検出することに応じて途中離床の直前段階を検出してもよい。そして、制御部3は、途中離床の兆候段階が検出されると第一処理を実行し、途中離床の直前段階が検出されると第二処理を実行してもよい。そのようにすることで、途中離床のときに対象者Pの心身への覚醒刺激をさらに確実に抑制できるので、途中離床の後に対象者Pが速やかに再入眠する上でさらに有利になる。
生体情報検出部2は、例えば、サーモグラフィ、焦電センサその他の赤外線センサ、ドップラセンサ、マイクロ波センサその他の電波センサ、カメラ、超音波レーダーのうちの少なくとも一つを用いて、非接触で生体情報を検出してもよい。生体情報検出部2は、寝床100に設けられたセンサを用いて生体情報を検出してもよいし、対象者Pの身体に装着するウェアラブルセンサを用いて生体情報を検出してもよい。
寝室エアコン41に生体情報検出部2が設けられていてもよい。例えば、寝室エアコン41が備える表面温度センサを生体情報検出部2として用いて生体情報を検出してもよい。寝室エアコン41の表面温度センサは、例えば、複数の赤外線センサが一列に並んだ赤外線センサアレイと、赤外線センサアレイを動かすことにより寝床100を含む寝室内の領域を走査するアクチュエータとを有している。この表面温度センサによれば、寝室内の人体及び物体の表面温度を検出し、その温度分布をマッピングした熱画像データを取得することができる。生体情報検出部2は、熱画像データから、対象者Pの身体の位置及び体勢と、寝床100の領域とを検出できる。熱画像データを取得する動作を表面温度センサが周期的に実行することで、時系列の熱画像データを取得できる。生体情報検出部2は、時系列の熱画像データにおける対象者Pの身体の位置及び体勢を比較することで、対象者Pの身体の位置及び体勢の変化、すなわち体動を検出できる。
生体情報検出部2は、対象者Pが寝床100を出たかどうかを検出してもよい。例えば、生体情報検出部2は、上記熱画像データにおける対象者Pの位置及び体勢と寝床100の領域とを比較することで、対象者Pが寝床100を出たかどうかを検出してもよい。生体情報検出部2は、上記熱画像データにおける対象者Pの手及び足の少なくとも一方の領域を特定することで手及び足の少なくとも一方の温度を検出してもよい。なお、本開示において人体の「足」とは足首よりも先の部分を意味し、「手」とは手首よりも先の部分を意味する。以下の説明では、便宜上、手及び足の少なくとも一方を「手足」と呼ぶ。
制御部3は、生体情報検出部2により検出された生体情報と、その後に対象者Pが実際に寝床100を出たかどうかの情報とを関連付けて学習することによって、生体情報から途中離床を予知するアルゴリズムを自動で修整してもよい。そのようにすることで、途中離床を予知する精度を向上することが可能となる。
生体情報検出部2、制御部3、温調機器4、照明機器5の間の通信は、例えば、有線通信または無線通信により直接的に通信するものでもよいし、住宅内ネットワークその他のネットワークを介して間接的に通信するものでもよい。制御部3は、インターネットを介して宅外のクラウドサーバと通信してもよい。
温調機器4及び照明機器5を含む住宅内の家電機器群を管理するホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)が住宅に備えられていてもよい。ホームエネルギーマネジメントシステムが備えるコントローラによって制御部3の各機能を実現してもよい。温調機器4及び照明機器5のうちの少なくとも一つは、インターネットに接続されたIoT(Internet of Things)機器でもよい。温調機器4及び照明機器5のうちの少なくとも一つが備える制御装置によって制御部3の各機能を実現してもよい。複数の機器の複数の制御装置が相互に連携して動作することによって制御部3の各機能を実現してもよい。
機器連携システム1は、例えば制御部3に設けられた処理回路を備えていてもよい。処理回路は、少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを有するコンピュータを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つのプロセッサと少なくとも1つのメモリとを有するコンピュータを備える場合、機器連携システム1の各機能は、ソフトウェア、ファームウェア、またはソフトウェアとファームウェアとの組み合わせにより実現されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、プログラムとして記述されてもよい。ソフトウェア及びファームウェアの少なくとも一方は、少なくとも1つのメモリに格納されてもよい。少なくとも1つのプロセッサは、少なくとも1つのメモリに記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、機器連携システム1の各機能を達成してもよい。少なくとも1つのメモリは、不揮発性または揮発性の半導体メモリ、磁気ディスク等を含んでもよい。
処理回路は、少なくとも1つの専用のハードウェアを備えてもよい。処理回路が少なくとも1つの専用のハードウェアを備える場合、処理回路は、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field−Programmable Gate Array)、またはこれらを組み合わせたものでもよい。機器連携システム1の各機能がそれぞれ処理回路で実現されても良い。また、機器連携システム1の各機能がまとめて処理回路で実現されても良い。機器連携システム1の各機能について、一部を専用のハードウェアで実現し、他の一部をソフトウェアまたはファームウェアで実現してもよい。処理回路は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの組み合わせによって、機器連携システム1の各機能を達成しても良い。
制御部3は、ユーザインタフェース6と通信可能である。対象者Pは、再入眠モードを利用したい場合に、ユーザインタフェース6を用いて再入眠モードを設定可能である。再入眠モードが設定されると、機器連携システム1が再入眠モードを実行する。対象者Pがユーザインタフェース6を用いて起床予定時刻を入力可能でもよい。制御部3は、その起床予定時刻と、現在時刻とを比較することで、対象者Pの状態が途中離床に相当するか起床に相当するかを識別してもよい。ユーザインタフェース6を用いて再入眠モードの動作を対象者Pがカスタマイズできるようにしてもよい。例えば、再入眠モードにおいて、第二処理を行わずに第一処理を行うか、第一処理を行わずに第二処理を行うか、第一処理及び第二処理の両方を行うかを、対象者Pがユーザインタフェース6を用いて設定可能としてもよい。
例えば、温調機器4または照明機器5に付属するリモコンのような専用操作端末をユーザインタフェース6として利用してもよいし、アプリケーションがインストールされたスマートフォンあるいはスマートスピーカをユーザインタフェース6として利用してもよい。
生体情報検出部2は、例えば、対象者Pの体動、体温、血圧、心拍、脈拍、呼吸のうちの少なくとも一つを用いて尿意の有無を推定してもよい。対象者Pが尿意を感じると、体動、体温、血圧、心拍、脈拍、呼吸のうちの少なくとも一つが変化する可能性がある。生体情報検出部2は、そのような変化を検知することによって尿意を推定してもよい。例えば、生体情報検出部2は、体動、体温、血圧、心拍、脈拍、呼吸のうちの少なくとも一つが、基準を超える増加を示したことを検知した場合に、尿意があると推定してもよい。なお、当該尿意の推定処理は、生体情報検出部2によって検出された対象者Pの体動、体温、血圧、心拍、脈拍、呼吸のうちの少なくとも一つに基づいて、制御部3によって行われてもよい。あるいは、生体情報検出部2は、例えば超音波センサを用いて対象者Pの膀胱の膨らみを検知することによって、尿意の有無を直接的に検出してもよい。
図2に示す例における機器連携システム1は、寝室外通路の少なくとも一部を照明する一または複数の通路照明52と、トイレ内を照明するトイレ照明53と、洗面所を照明する洗面所照明54とを照明機器5として備える。図示の例では、寝室からトイレに行くときに通る通路に二つの通路照明52が設けられている。図示の例における通路照明52、トイレ照明53、及び洗面所照明54のそれぞれは、天井に取り付けられた天井照明である。この例に限らず、通路照明52、トイレ照明53、及び洗面所照明54のそれぞれは、例えば、天井に埋め込まれたダウンライトでもよいし、足元を照らすフットライトでもよい。通路エアコン42、通路照明52、トイレ照明53、及び洗面所照明54のうちの少なくとも一つに、人感センサが備えられていてもよい。
途中離床が予知された場合に、制御部3は、通路照明52、トイレ照明53、及び洗面所照明54の少なくとも一つを低照度で自動点灯させてもよい。あるいは、対象者Pが寝室または寝床100を出たことを生体情報検出部2が検出した場合に、制御部3は、通路照明52、トイレ照明53、及び洗面所照明54の少なくとも一つを低照度で自動点灯させてもよい。
図3及び図4は、途中離床した対象者Pが通路照明52の設けられた寝室外通路を歩く様子を示す側面図である。これらの図に示すように、機器連携システム1では、途中離床のときに寝室外通路を歩いている対象者Pが通路照明52に近づくにつれて通路照明52の照度が低下するように通路照明52を点灯させてもよい。そのようにすることで、対象者Pと通路照明52との距離が近くなったときでも通路照明52の光が覚醒刺激となることをより確実に抑制できる。機器連携システム1では、通路照明52に設けられた人感センサによって対象者Pと通路照明52との距離を検出し、当該距離に応じて通路照明52の照度を調整してもよい。また、機器連携システム1では、対象者Pが通路照明52から遠ざかるにつれて通路照明52の照度が増加するように通路照明52を点灯させてもよい。そのようにすることで、対象者Pと通路照明52との距離が遠くなったときに対象者Pの周囲の明るさが不足することをより確実に防止できる。
寝室エアコン41は、吹き出される風の向きを自動で調整する例えばルーバのような風向調整部を備えていてもよい。制御部3は、第一処理のときに、対象者Pに風が直接当たらないように、寝室エアコン41の風向調整部を作動させることが望ましい。対象者Pに風が直接当たらないようにすることで、対象者Pが覚醒刺激を受けることをより確実に防止できる。例えば、制御部3は、第一処理のときに、寝床100の近くの床面に向けて寝室エアコン41からの風が吹き出されるように風向調整部を作動させてもよい。そのようにすることで、対象者Pが寝床100を出て床面に足を着く前に床面を暖めることができるので、対象者Pが足に冷たさを感じることをより確実に防止できる。
通路エアコン42は、吹き出される風の向きを自動で調整する例えばルーバのような風向調整部を備えていてもよい。通路エアコン42は、対象者Pの位置を検出可能なセンサを備えていてもよい。制御部3は、第一処理のときに、対象者Pに風が直接当たらないように、通路エアコン42の風向調整部を作動させることが望ましい。対象者Pに風が直接当たらないようにすることで、対象者Pが覚醒刺激を受けることをより確実に防止できる。例えば、制御部3は、第一処理のときに、寝室外通路の床面に向けて通路エアコン42からの風が吹き出されるように風向調整部を作動させてもよい。そのようにすることで、対象者Pが寝室外通路を歩く前に寝室外通路の床面を暖めることができるので、対象者Pが足に冷たさを感じることをより確実に防止できる。
機器連携システム1は、自律移動可能な自走式の温調機器4と連携してもよい。自走式の温調機器4は、住宅内を自律移動して床面を加熱あるいは冷却することで、住宅内の任意の個所を暖房あるいは冷房してもよい。制御部3は、第一処理のときに、自走式の温調機器4を寝室外通路へ自律移動させて寝室外通路の温度を調整してもよい。自走式の温調機器4は、例えば、自律移動型のロボット掃除機が学習した住宅の間取り情報を、当該ロボット掃除機との直接通信あるいは制御部3を介した通信により受信してもよい。自走式の温調機器4は、当該間取り情報を用いて、第一処理のときに寝室外通路へ自律移動してもよい。自走式の温調機器4に例えばフットライトのような照明を設け、当該照明によって寝室外通路を低照度で照らしてもよい。
図5から図8は、再入眠モードにおける機器連携システム1の動作例を示す図である。図5から図8には、制御動作のフローチャートと、制御動作の対象となる住宅内の個所とが示されている。対象者Pの就寝前に再入眠モードの設定が済んでいる場合に、機器連携システム1は、図5から図8のフローチャートの処理を実行する。以下の説明では、対象者Pが寝室からトイレに行って寝室に戻るまでの経路を「動線」と呼ぶ場合がある。
図5のフローチャートは、対象者Pが途中離床する前の段階の処理を示す。図5のステップS1として、制御部3は、対象者Pの体動あるいは体温の変化が生体情報検出部2により検出されたかどうかを判断する。対象者Pの体動あるいは体温の変化が生体情報検出部2により検出された場合には、ステップS2へ進み、制御部3は、対象者Pの尿意が生体情報検出部2により検出されたかどうかを判断する。対象者Pの尿意が検出された場合には、途中離床の兆候段階であると判断できるので、制御部3は、ステップS3へ進み、再入眠モードに移行する。
再入眠モードに移行すると、ステップS4として、制御部3は、第一処理として、寝床100の周辺の床面、リビングルームあるいは廊下のような寝室外通路の床面その他の動線、トレイ内、便座101等を、通路エアコン42あるいはその他の温調機器4により暖める温調動作を実行する。続いて、ステップS5として、制御部3は、対象者Pがトイレの後に洗面所に向かう習慣があるかどうかを判断する。トイレの後に洗面所に向かう習慣があるかどうかを対象者P自身が事前にユーザインタフェース6により設定してもよい。また、住宅内での対象者Pの行動パターンを学習したデータに基づいて、対象者Pがトイレの後に洗面所に向かう習慣があるかどうかを制御部3が判断してもよい。例えば、通路エアコン42、通路照明52、トイレ照明53、及び洗面所照明54のうちの少なくとも一つに設けられた人感センサを用いて住宅内での対象者Pの行動を検出することによって、対象者Pの行動パターンを制御部3が学習してもよい。対象者Pがトイレの後に洗面所に向かう習慣がある場合には、ステップS5からステップS6へ進み、制御部3は、第一処理として、トイレから洗面所への動線の床及び洗面所の床を温調機器4により暖める温調動作を実行する。これに対し、対象者Pがトイレの後に洗面所に向かう習慣がない場合には、ステップS6の処理が省略される。
図5のフローチャートの処理の後、図6のフローチャートの処理が実行される。図6のステップS7として、制御部3は、途中離床の直前段階に相当する対象者Pの体動が生体情報検出部2により検出されたかどうかを判断する。途中離床の直前段階に相当する対象者Pの体動が検出されると、ステップS8へ進み、制御部3は、寝室照明51を低照度で自動点灯させる第二処理を実行する。次いで、ステップS9として、制御部3は、対象者Pが寝床100を出たことを生体情報検出部2が検出したかどうかを判断する。対象者Pが寝床100を出たことがまだ検出されていない場合には、ステップS8に戻る。対象者Pが寝床100を出たことが検出された場合には、ステップS10へ進み、制御部3は、対象者Pが寝室外通路へ移動したかどうかを判断する。例えば、生体情報検出部2が寝室内の人体を検出しなくなると、対象者Pが寝室外通路へ移動したと判断してもよい。
対象者Pが寝室外通路へ移動したと判断した場合には、ステップS11へ進み、制御部3は、通路照明52を低照度で点灯させる。これにより、寝室外通路での視認性を向上させ、障害物との衝突によって対象者Pの心身が覚醒刺激を受けることを防止することができる。ステップS11において、制御部3は、通路照明52の照度を、低照度の範囲で時間とともに徐々に高くしてもよい。すなわち、制御部3は、対象者Pが寝室を出た後に通路照明52の照度を時間とともに漸増させるようにしてもよい。これにより、対象者Pの目が明るさに慣れていないうちに通路照明52の照度が増加することがなく、対象者Pの目が慣れるにつれて通路照明52の照度が増加するので、明るさにより対象者Pが覚醒刺激を受けることをより確実に防止できる。
続いて、ステップS12として、例えば寝室エアコン41の表面温度センサにより、対象者Pが途中離床している間の寝床100の温度を検出する。対象者Pが寝床100を出ると、寝床100の熱が散逸することで、寝床100の温度が徐々に低下する。ステップS13において制御部3は、ステップS12で検出された寝床100の温度低下量が基準よりも大きいかどうかを判断する。寝床100の温度低下量が基準よりも大きい場合には、ステップS14へ進み、制御部3は、第一処理として、寝床100を加熱する寝床加熱動作を実行する。この寝床加熱動作において、例えば、寝室エアコン41から温風を寝床100へ向けて送風することで、寝床100を加熱する。寝床加熱動作によれば、途中離床の間の寝床100の温度低下を抑制できるので、対象者Pが寝床100に戻ったときに寒さあるいは冷たさを感じることを抑制できる。それゆえ、対象者Pの再入眠を促す上でより有利になる。
図6のフローチャートの処理の後、図7のフローチャートの処理が実行される。図7のステップS15として、対象者Pがトイレに入室したかどうかを、例えばトイレ照明53に設けられた人感センサにより検出する。対象者Pがトイレに入室した場合には、ステップS16として、トイレ照明53が自動点灯される。続いて、ステップS17として、制御部3は、寝室外通路の通路照明52の照度を時間とともに徐々に低下させる。すなわち、制御部3は、対象者Pが寝室へ戻る前に寝室外通路の通路照明52の照度を時間とともに漸減させる。これにより、寝室へ戻る前に対象者Pの目を暗さに慣れさせることができるので、暗い寝室に戻ったときに対象者Pが寝室内をより確実に視認できる。それゆえ、対象者Pが寝室内の障害物に衝突することをより確実に防止でき、対象者Pが覚醒刺激を受けることをより確実に防止できる。
次いで、ステップS18として、制御部3は、対象者Pがトイレから洗面所へ移動したかどうかを、例えば人感センサの信号に基づいて判断する。対象者Pがトイレから洗面所へ移動したと判断した場合には、ステップS19として、トイレ照明53が自動消灯されるとともに、トイレ内を暖房する温調動作が停止される。続いて、ステップS20として、制御部3は、寝室外通路の通路照明52の照度と同じ照度で、洗面所照明54を自動点灯させる。さらに、ステップS21として、制御部3は、第一処理として、蛇口102の水で手を洗う対象者Pが冷たさを感じないように、蛇口102の水温を温水給湯機器44により調整する。この際、制御部3は、室温あるいは対象者Pの体温に応じて蛇口102の水温を調整してもよい。なお、ステップS5において対象者Pがトイレの後に洗面所に向かう習慣がないと判断された場合には、ステップS18、ステップS20、及びステップS21の処理は省略される。
続いて、ステップS22として、制御部3は、対象者Pが寝室へ移動したかどうかを、人感センサにより検出する。対象者Pが寝室へ移動したことが検出されると、図7のフローチャートから図8のフローチャートへ移行する。
図8のステップS23として、制御部3は、対象者Pが寝室に入ったかどうか、あるいは寝床100に入ったかどうかを、例えば寝室エアコン41の表面温度センサ等の生体情報検出部2により検出する。対象者Pが寝室あるいは寝床100に入ったことが検出された場合には、ステップS24として、制御部3は、通路エアコン42その他による、寝室外通路の床面その他の動線を暖房する温調動作を停止する。
続いて、ステップS25として、制御部3は、例えば寝室エアコン41の表面温度センサ等の生体情報検出部2により対象者Pの手足の温度を検出し、対象者Pの手足が冷えているかどうかを判断する。例えば、途中離床の前の手足の温度から現在の手足の温度を差し引いた手足温度低下量が基準よりも大きい場合には、制御部3は、対象者Pの手足が冷えていると判断できるので、ステップS26へ進み、第一処理として、対象者Pの手足を加熱する手足加熱動作を実行する。
手足加熱動作においては、例えば、寝室エアコン41から温風を対象者Pの手足へ向けて送風する。手足加熱動作によれば、対象者Pの冷えた手足を温めることができるので、対象者Pが寒さあるいは冷たさを感じることを抑制できる。それゆえ、対象者Pの再入眠を促す上でより有利になる。制御部3は、対象者Pの手足の温度が目標体温まで上昇すると手足加熱動作を終了し、ステップS27へ進む。また、ステップS25で手足温度低下量が上記基準以下である場合には、対象者Pの手足が冷えてはいないと判断できるので、ステップS26の手足加熱動作を実行せず、ステップS27へ進む。
ステップS27として、制御部3は、対象者Pが就寝したかどうか、すなわち対象者Pが眠る体勢に入ったかどうかを判断する。例えば、制御部3は、寝室エアコン41の表面温度センサにより取得された熱画像から、対象者Pが寝床100で布団を被って眠る体勢に入ったことを検出した場合に、対象者Pが就寝したと判断してもよい。対象者Pが就寝したと判断した場合には、ステップS28に進み、制御部3は、寝室照明51の照度を徐々に低下させて消灯する。なお、ステップS28の処理は、ステップS23の処理で対象者Pの入床、すなわち対象者Pが寝床100に入ったことが検出された後に、ステップS24〜ステップS26の処理の前後に、またはステップS24〜ステップS26の処理と並行して、行われてもよい。就寝時の照度には各人の嗜好が存在するため、ステップS28の処理を行うタイミングは、対象者Pによって適宜設定可能であってよい。その後、機器連携システム1は、ステップS29として、再入眠モードから、通常の運転モードに移行する。
本実施の形態における機器連携システム1は、再入眠モードのときに、例えば、以下のような動作を実行してもよい。対象者Pがトイレに入っているときに、トイレ内に設けた消音スピーカを作動させることで、トイレ暖房機の作動音あるいは便器の水を流す音などを低減することにより、対象者Pへの覚醒刺激を抑制してもよい。対象者Pの途中離床が予知された場合に、寝室エアコン41の送風を弱めるか送風を停止する第一処理を実行することにより、対象者Pへの覚醒刺激を低減してもよい。
1 機器連携システム、 2 生体情報検出部、 3 制御部、 4 温調機器、 5 照明機器、 6 ユーザインタフェース、 41 寝室エアコン、 42 通路エアコン、 43 室温調整機器、 44 温水給湯機器、 51 寝室照明、 52 通路照明、 53 トイレ照明、 54 洗面所照明、 100 寝床、 101 便座、 102 蛇口

Claims (14)

  1. 就寝中の対象者の生体情報を検出する生体情報検出部と、
    前記生体情報を用いて、起床よりも前の前記対象者の途中離床を予知する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記途中離床が予知されると、温調機器の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、前記対象者が寝床から出るよりも前に実行させる機器連携システム。
  2. 前記生体情報検出部は、前記対象者の体動、体温、血圧、心拍、脈拍、呼吸のうちの少なくとも一つを前記生体情報として検出可能である請求項1に記載の機器連携システム。
  3. 前記生体情報検出部は、前記対象者の尿意を前記生体情報として検出可能である請求項1または請求項2に記載の機器連携システム。
  4. 前記第一処理は、前記対象者が前記寝床を出てトイレで用便してから前記寝床に戻る間の少なくとも一部の過程における前記体感温度を調整する処理であり、
    前記制御部は、前記途中離床が予知されると、前記対象者が前記寝床から出るよりも前に前記第一処理を実行させる請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の機器連携システム。
  5. 前記制御部は、前記途中離床の兆候段階と、前記途中離床の直前段階とを検出可能であり、
    前記制御部は、前記兆候段階が検出されると前記第一処理を実行させ、前記直前段階が検出されると前記第二処理を実行させる請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の機器連携システム。
  6. 前記制御部は、前記寝室を出た前記対象者が通る通路の少なくとも一部を照明する通路照明の制御と、前記第一処理及び前記第二処理の少なくとも一方の処理を実行させる制御とを連携可能であり、
    前記制御部は、前記途中離床のときに、前記対象者が前記寝室を出た後に前記通路照明の照度を漸増させる制御を行う請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の機器連携システム。
  7. 前記制御部は、前記寝室を出た前記対象者が通る通路の少なくとも一部を照明する通路照明の制御と、前記第一処理及び前記第二処理の少なくとも一方の処理を実行させる制御とを連携可能であり、
    前記制御部は、前記途中離床のときに、前記対象者が前記寝室へ戻る前に前記通路照明の照度を漸減させる制御を行う請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の機器連携システム。
  8. 前記制御部は、前記寝室を出た前記対象者が通る通路の少なくとも一部を照明する通路照明の制御と、前記第一処理及び前記第二処理の少なくとも一方の処理を実行させる制御とを連携可能であり、
    前記制御部は、前記途中離床のときに、前記対象者が前記通路照明に近づくにつれて前記通路照明の照度を低下させる制御を行う請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の機器連携システム。
  9. 前記制御部は、前記温調機器に、前記途中離床の間に前記寝床を加熱する寝床加熱動作を実行させる請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の機器連携システム。
  10. 前記制御部は、前記温調機器に、前記途中離床から前記対象者が前記寝床に戻った後に前記対象者の手及び足の少なくとも一方を加熱する手足加熱動作を実行させる請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の機器連携システム。
  11. 前記温調機器は、前記温調機器から吹き出される風の向きを調整する風向調整部を備え、
    前記制御部は、前記第一処理のときに前記対象者に前記風が直接当たらないように前記風向調整部を作動させる請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の機器連携システム。
  12. 就寝中の対象者の生体情報を用いて、起床よりも前の前記対象者の途中離床を予知し、
    前記途中離床を予知した場合に、温調機器の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、前記対象者が寝床から出るよりも前に実行させる、制御装置。
  13. 就寝中の対象者の生体情報を用いて、起床よりも前の前記対象者の途中離床を予知するステップと、
    前記途中離床を予知した場合に、温調機器の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、前記対象者が寝床から出るよりも前に実行させるステップと、
    を含む、機器連携システムの制御方法。
  14. コンピュータに、
    就寝中の対象者の生体情報を用いて、起床よりも前の前記対象者の途中離床を予知する機能と、
    前記途中離床を予知した場合に、温調機器の温調動作により体感温度を調整する第一処理と、照明機器により寝室の照度を増加させる第二処理との少なくとも一方の処理を、前記対象者が寝床から出るよりも前に実行させる機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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