JP7307296B1 - 検温システム、検温装置、検温方法及びプログラム - Google Patents

検温システム、検温装置、検温方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7307296B1
JP7307296B1 JP2023501333A JP2023501333A JP7307296B1 JP 7307296 B1 JP7307296 B1 JP 7307296B1 JP 2023501333 A JP2023501333 A JP 2023501333A JP 2023501333 A JP2023501333 A JP 2023501333A JP 7307296 B1 JP7307296 B1 JP 7307296B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
user
temperature
wrist
thermal image
body temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2023501333A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2023089723A1 (ja
JPWO2023089723A5 (ja
Inventor
英里 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2023089723A1 publication Critical patent/JPWO2023089723A1/ja
Priority to JP2023106697A priority Critical patent/JP2023121818A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7307296B1 publication Critical patent/JP7307296B1/ja
Publication of JPWO2023089723A5 publication Critical patent/JPWO2023089723A5/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • A61B5/01Measuring temperature of body parts ; Diagnostic temperature sensing, e.g. for malignant or inflamed tissue

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Measuring And Recording Apparatus For Diagnosis (AREA)

Abstract

検温システムは、特定の場所へのユーザの入場を検出するユーザ認証装置(2)を使用するユーザの手首を撮影可能に設置され、周期的に撮影を行う赤外線カメラ(3)と、熱画像の時系列から手首の温度を推論するための学習済モデルを記憶する学習済モデル記憶部(541)と、赤外線カメラ(3)によって撮影された熱画像の時系列と、学習済モデルとに基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する手首温度取得部(402)と、ユーザ認証装置(2)によって入場が検出されたユーザの識別情報と、手首温度取得部(402)によって取得された当該ユーザの手首の温度とを含む体温情報を記憶する体温情報記憶部(542)とを備える。

Description

本開示は、検温システム、検温装置、検温方法及びプログラムに関する。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な流行もあって、検温の必要性が急速に高まり、会社、商業施設、公共施設等において、入場者の体温を計測するための検温装置を出入口に設置するケースが拡大している。従来、この種の検温装置に関する技術については、種々の提案がなされている(例えば、特許文献1)。
特許文献1に記載の体温検査装置は、可視カメラ、温度カメラ、カードリーダ、モニタ、制御部等を含み、例えば、会社の社員通用口に設置される。出勤してきた社員は、体温検査装置の前に立ち、自身の社員証であるICカードをカードリーダにかざし、これにより、当該社員のユーザIDがカードリーダによって読み取られる。続いて社員は、可視カメラで映された自分の顔をモニタで確認し、モニタに表示される顔枠に、表示される自分の顔が収まるように体温検査装置との距離や横方向のずれを修正する。
そして、顔枠に社員の顔が収まると、温度カメラによって社員の顔が撮影され、社員の顔の温度が計測される。計測された顔の温度は、当該社員のユーザIDと関連付けて制御部のメモリ、あるいは、別に設けたサーバに記憶されて管理される。
特開2011-67371号公報
上記の体温検査装置のように、被検温者がモニタに表示される枠内に自分の顔を収めることで当該被検温者の顔の温度を計測する手法は、周知であり、サーモカメラを搭載する検温装置において広く採用されている。
しかしながら、被検温者は、モニタの枠内を確認し、当該枠内に自分の顔が収まるように動作する必要があるため、手間がかかり、煩わしい作業を強いられているともいえる。このため、ユーザに特別な動作を強いることなく当該ユーザの体温を取得することができる新たな技術の提案が望まれているのが実情である。
本開示は、上記実情に鑑みてなされたものであり、ユーザに特別な動作を強いることなく当該ユーザの体温を取得することが可能な検温システム、検温装置、検温方法及びプログラム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係る検温システムは、
特定の場所へのユーザの入場を検出する入場検出装置を使用するユーザの手首を撮影可能に設置され、周期的に撮影を行う赤外線カメラと、
熱画像の時系列から手首の温度を推論するための学習済モデルを記憶する学習済モデル記憶手段と、
前記赤外線カメラによって撮影された熱画像の時系列と、前記学習済モデルとに基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する手首温度取得手段と、を備える。
本開示によれば、ユーザに特別な動作を強いることなく当該ユーザの体温を取得することが可能となる。
実施の形態における検温システムの全体構成を示す図 実施の形態におけるユーザ認証装置の設置について説明するための図 実施の形態におけるユーザ認証装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態における赤外線カメラの設置について説明するための図 実施の形態における検温装置のハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態におけるファイルサーバのハードウェア構成を示すブロック図 実施の形態におけるユーザ認証装置及び検温装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態における赤外線カメラによって撮影された熱画像の時系列の一例を示す図 実施の形態における検温装置が実行する検温処理の手順を示すフローチャート 実施の形態の変形例における検温システムの全体構成を示す図 実施の形態の変形例における空調制御装置の機能構成を示すブロック図 実施の形態の変形例におけるカードリーダの外観を示す図 実施の形態の変形例におけるユーザ認証装置の外観を示す図((a)上から見た図、(b)手前側から見た図)
以下、本開示の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施の形態における検温システム1の全体構成を示す図である。検温システム1は、本開示に係る検温システムの一例であり、例えば、オフィスビル、研究所、工場、店舗、商業施設、公共施設等における特定の場所(例えば、作業室、研究室、会議室等)を利用するユーザの検温を行い、その結果を管理できるようにしたシステムである。図1に示すように、検温システム1は、ユーザ認証装置2と、赤外線カメラ3と、検温装置4と、ファイルサーバ5と、ユーザ端末6とを備える。
<ユーザ認証装置2>
ユーザ認証装置2は、本開示に係る入場検出装置の一例であり、特定の場所へ入場するユーザの認証を行う。例えば、ユーザ認証装置2は、図2に示すように、部屋Aの出入口に設けられた電子扉Dに近接して、部屋Aの外壁に据え付けられた態様、あるいは、当該外壁に埋設された態様で設置される。本実施の形態では、ユーザ認証装置2は、ユーザによって所持されるIC(Integrated Circuit)カード7から当該ユーザの識別情報であるユーザID(identification)を読み取ることで当該ユーザの認証を行う。各ユーザが所持するICカード7は、内蔵するICチップに当該ユーザのユーザIDを記憶している。
図3に示すように、ユーザ認証装置2は、ハードウェア構成として、CPU(Central Processing Unit)20と、カードリーダ21と、通信インタフェース22と、ディスプレイ23と、ROM(Read Only Memory)24と、RAM(Random Access Memory)25と、補助記憶装置26とを備える。これらの構成部は、バス27を介して相互に接続される。CPU20は、ユーザ認証装置2を統括的に制御する。CPU20によって実現されるユーザ認証装置2の機能の詳細については後述する。
カードリーダ21は、本開示に係るカードリーダの一例である。カードリーダ21は、ユーザのICカード7に記憶される情報、すなわち、当該ユーザのユーザIDの読み取りを行う非接触型又は接触型のICカードリーダである。通信インタフェース22は、LAN(Local Area Network)等のネットワークNを介して他の装置と通信するためのインタフェースであり、例えば、有線又は無線LANインタフェースである。ディスプレイ23は、液晶ディスプレイ、有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)ディスプレイ、7セグメントディスプレイ等の表示デバイスであり、CPU20からの指令に従った情報を表示する。ROM24は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM25は、CPU20の作業領域として使用される。
補助記憶装置26は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD(Hard Disk Drive)等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置26には、ユーザの認証に係るプログラム(以下「ユーザ認証プログラム」という。)と、ユーザ認証プログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
ユーザ認証装置2は、上記のユーザ認証プログラム又はユーザ認証プログラムを更新するための更新プログラムをネットワークNを介した通信によりファイルサーバ5等の他の装置から取得することが可能である。また、これらのプログラムは、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、光磁気ディスク、USB(Universal Serial Bus)メモリ、HDD、SSD(Solid State Drive)、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。ユーザ認証装置2は、そのような記録媒体が自身に直接又は間接的に装着された場合、当該記録媒体からユーザ認証プログラム又は更新プログラムを読み出して取得してもよい。
<赤外線カメラ3>
赤外線カメラ3は、本開示に係る赤外線カメラの一例である。赤外線カメラ3は、いずれも図示しないが、赤外線イメージセンサと、通信インタフェースと、CPUを含む制御回路とを備える。赤外線カメラ3は、ユーザ認証装置2を使用するユーザの手首を撮影可能に設置される。具体的には、図4に示すように、赤外線カメラ3は、その視野が、ユーザがカードリーダ21にICカード7をかざした際、あるいは、接触させた際の当該ユーザの少なくとも手首を捉えることができる位置に設置される。
赤外線カメラ3は、当該設置された位置で周期的に撮影を行い、撮影された熱画像(すなわち、サーモグラフィ)をネットワークNを介して検温装置4に送信する。
<検温装置4>
検温装置4は、本開示に係る検温装置の一例であり、赤外線カメラ3から取得した熱画像に基づいてユーザの体温を計測する。図5に示すように、検温装置4は、ハードウェア構成として、CPU40と、通信インタフェース41と、ROM42と、RAM43と、補助記憶装置44とを備える。これらの構成部は、バス45を介して相互に接続される。CPU40は、検温装置4を統括的に制御する。CPU40によって実現される検温装置4の機能の詳細については後述する。
通信インタフェース41は、ネットワークNを介して他の装置と通信するためのインタフェースであり、例えば、有線又は無線LANインタフェースである。ROM42は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM43は、CPU40の作業領域として使用される。
補助記憶装置44は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EEPROM、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置44には、ユーザの検温に係るプログラム(以下「検温プログラム」という。)と、検温プログラムの実行時に使用されるデータとが記憶される。
検温装置4は、上記の検温プログラム又は検温プログラムを更新するための更新プログラムをネットワークNを介した通信によりファイルサーバ5等の他の装置から取得することが可能である。また、これらのプログラムは、CD-ROM、DVD、光磁気ディスク、USBメモリ、HDD、SSD、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。検温装置4は、そのような記録媒体が自身に直接又は間接的に装着された場合、当該記録媒体から検温プログラム又は更新プログラムを読み出して取得してもよい。
<ファイルサーバ5>
ファイルサーバ5は、検温システム1で共有される情報を管理するためのコンピュータである。図6に示すように、ファイルサーバ5は、ハードウェア構成として、CPU50と、通信インタフェース51と、ROM52と、RAM53と、補助記憶装置54とを備える。これらの構成部は、バス55を介して相互に接続される。CPU50は、ファイルサーバ5を統括的に制御する。
通信インタフェース51は、ネットワークNを介して他の装置と通信するためのインタフェースであり、例えば、有線又は無線LANインタフェースである。ROM52は、複数のファームウェア及びこれらのファームウェアの実行時に使用されるデータを記憶する。RAM53は、CPU50の作業領域として使用される。
補助記憶装置54は、読み書き可能な不揮発性の半導体メモリ、HDD等で構成される。読み書き可能な不揮発性の半導体メモリは、例えば、EEPROM、フラッシュメモリ等である。補助記憶装置54は、ユーザ情報記憶部540と、学習済モデル記憶部541と、体温情報記憶部542とを備える。ユーザ情報記憶部540は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報には、ユーザID、氏名、端末ID、所属部署、入場時刻等が含まれる。端末IDは、当該ユーザが所持するユーザ端末6のIDである。
学習済モデル記憶部541は、本開示に係る学習済モデル記憶手段の一例であり、予め学習により生成された、熱画像の時系列から手首の温度を推論するための学習済モデル(以下「手首温度推論用学習済モデル」という。)を記憶する。手首温度推論用学習済モデルは、本開示に係る学習済モデルの一例である。
体温情報記憶部542は、本開示に係る体温情報記憶手段の一例であり、検温装置4によって計測された各ユーザの体温を示す体温情報を記憶する。なお、このほかにも補助記憶装置54は、情報を管理するためのプログラムと各種のデータ等を記憶する。
<ユーザ端末6>
ユーザ端末6は、ユーザによって所持される電子機器であり、例えば、スマートフォン、タブレット端末等のスマートデバイスである。ユーザ端末6には、検温システム1によって提供される検温サービスを受けるためのアプリケーションプログラムである検温アプリが予めインストールされている。ユーザ端末6は、ネットワークNを介して検温装置4と通信可能に接続され、検温装置4からの指示に従って当該ユーザの体温に関する情報を表示する。
<ユーザ認証装置2及び検温装置4の機能構成>
図7は、ユーザ認証装置2及び検温装置4の機能構成を示すブロック図である。図7に示すように、ユーザ認証装置2は、ユーザID読取部200と、ユーザ認証部201と、入場時刻書込部202とを備える。これらの機能部は、CPU20が補助記憶装置26に記憶されている上述したユーザ認証プログラムを実行することで実現される。
また、検温装置4は、熱画像取得部400と、入場情報取得部401と、手首温度取得部402と、表示指示部403と、体温情報書込部404とを備える。これらの機能部は、CPU40が補助記憶装置44に記憶されている上述した検温プログラムを実行することで実現される。
ユーザ認証装置2において、ユーザID読取部200は、ユーザによってカードリーダ21にかざされ、又は、接触されたICカード7からユーザIDを読み取る。ユーザ認証部201は、ユーザID読取部200によって読み取られたユーザIDに基づいて、当該ユーザの認証を行う。詳細には、ユーザ認証部201は、ネットワークNを介してファイルサーバ5にアクセスし、ユーザ情報記憶部540に記憶されている各ユーザのユーザ情報を検索して、ユーザID読取部200によって読み取られたユーザIDと一致するユーザIDを含むユーザ情報が登録されているか否かを判定することで当該ユーザの認証を行う。
ユーザ認証部201は、読み取られたユーザIDと一致するユーザIDを含むユーザ情報が見つかった場合、当該ユーザは正当なユーザであると判定し、電子扉Dに解錠を指示する。また、ユーザ認証部201は、ユーザが認証されたことを入場時刻書込部202に通知する。一方、読み取られたユーザIDと一致するユーザIDを含むユーザ情報が見つからなかった場合、ユーザ認証部201は、当該ユーザが認証されなかったことを示す情報(例えば、“認証できませんでした”)をディスプレイ23に表示する。
入場時刻書込部202は、ユーザ認証部201からユーザが認証されたとの通知を受けると、ネットワークNを介してファイルサーバ5にアクセスし、ユーザ情報記憶部540における当該ユーザのユーザ情報に、現在時刻を入場時刻として書き込む。
検温装置4において、熱画像取得部400は、本開示に係る熱画像取得手段の一例である。熱画像取得部400は、赤外線カメラ3から、撮影された熱画像をネットワークNを介した通信により周期的に取得し、取得した熱画像を時系列で分別して熱画像記憶部440に格納する。熱画像記憶部440は、補助記憶装置44によって提供されるメモリ領域である。
入場情報取得部401は、周期的にネットワークNを介してファイルサーバ5にアクセスし、ユーザ情報記憶部540において、入場時刻が更新されたユーザ情報の有無、すなわち、部屋Aに新たなユーザが入場したか否かを判定する。なお、入場情報取得部401が当該判定を行う周期は、熱画像取得部400が赤外線カメラ3から熱画像を取得する周期より長いものとする。入場情報取得部401は、部屋Aに新たなユーザが入場したと判定した場合、当該ユーザのユーザ情報からユーザIDと端末IDと入場時刻とを入場情報として読み出して取得する。入場情報取得部401は、取得した入場情報を手首温度取得部402に通知する。
手首温度取得部402は、本開示に係る手首温度取得手段の一例である。手首温度取得部402は、入場情報取得部401によって、部屋Aに新たに入場したユーザの入場情報が取得されると、赤外線カメラ3によって撮影された熱画像の時系列と、ファイルサーバ5の学習済モデル記憶部541に記憶される手首温度推論用学習済モデルとに基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する。上述したように、学習済モデル記憶部541には、予め学習により生成された、熱画像の時系列から手首の温度を推論するための手首温度推論用学習済モデルが記憶されている。
手首温度推論用学習済モデルは、例えば、ニューラルネットワークを用いた教師あり学習によって熱画像の時系列に対応する手首の温度を学習することで生成される。詳細には、手首温度推論用学習済モデルは、ユーザがユーザ認証装置2(すなわち、カードリーダ21)を使用する際の状況を模擬した開発者等による動作時に撮影された熱画像の時系列を入力データとし、当該開発者等の実際の手首の温度を正解データとした学習を行うことで生成される。その際、開発者等は、様々な態様(例えば、手のひらをカードリーダ21の方向に向ける、手の甲をカードリーダ21の方向に向ける等)で、カードリーダ21にICカード7をかざしたり、又は、接触させる等の動作を行う。
手首温度取得部402は、熱画像記憶部440から、当該入場情報で示される入場時刻の熱画像と、当該入場時刻前後の熱画像とを含む予め定めた数(例えば7つ)の一連の熱画像の時系列(図8参照)を読み出す。手首温度取得部402は、ネットワークNを介してファイルサーバ5にアクセスし、読み出した熱画像の時系列を手首温度推論用学習済モデルに入力することで当該ユーザの手首の温度を推論して取得する。手首温度取得部402は、取得した手首の温度を表示指示部403及び体温情報書込部404に通知する。
表示指示部403は、手首温度取得部402によって取得された手首の温度の表示を当該ユーザのユーザ端末6に指示する。かかる指示を受けたユーザ端末6は、当該ユーザの手首の温度(例えば“36.5℃”)を例えばプッシュ通知により表示する。なお、表示指示部403は、手首温度取得部402によって取得された手首の温度が、予め定めた平熱上限値(例えば37℃)より高い場合、当該ユーザの手首の温度とともに、平熱より高いことを報知するための情報の表示を当該ユーザのユーザ端末6に指示してもよい。かかる指示を受けたユーザ端末6は、当該ユーザの手首の温度とともに、例えば“体温が平熱より高いです”等のメッセージを表示してもよい。
体温情報書込部404は、本開示に係る体温情報書込手段の一例である。体温情報書込部404は、ネットワークNを介してファイルサーバ5にアクセスし、当該ユーザのユーザIDと、手首温度取得部402によって取得された当該ユーザの手首の温度とを含む体温情報を体温情報記憶部542に書き込む。その際、体温情報書込部404は、当該体温情報を当該ユーザの従前の体温情報に上書きする態様で体温情報記憶部542に書き込んでもよいし、時系列で分別して書き込んでもよい。後者の場合、体温情報記憶部542には、ユーザ毎に体温情報の履歴が保存されることになる。
<検温処理>
図9は、検温装置4によって実行される検温処理の手順を示すフローチャートである。検温装置4は、周期的に(例えば1分毎に)以下の検温処理を実行する。
(ステップS100)
検温装置4は、部屋Aに新たなユーザが入場したか否かを判定する。詳細には、検温装置4は、ファイルサーバ5のユーザ情報記憶部540に記憶される各ユーザのユーザ情報をチェックし、入場時刻が更新されたユーザ情報があるか否かを判定することで、部屋Aに新たなユーザが入場したか否かを判定する。新たなユーザが部屋Aに入場した場合(ステップS100;YES)、検温装置4の処理は、ステップS101に遷移する。一方、新たなユーザが部屋Aに入場していない場合(ステップS100;NO)、検温装置4は、本周期での検温処理を終了する。
(ステップS101)
検温装置4は、当該ユーザが入場した時刻辺りに赤外線カメラ3によって撮影された熱画像の時系列と、学習済モデル記憶部541に記憶される手首温度推論用学習済モデルとに基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する。その後、検温装置4の処理は、ステップS102に遷移する。
(ステップS102)
検温装置4は、取得した手首の温度の表示を当該ユーザのユーザ端末6に指示する。その後、検温装置4の処理は、ステップS103に遷移する。
(ステップS103)
検温装置4は、当該ユーザのユーザIDと、取得した当該ユーザの手首の温度とを含む体温情報をファイルサーバ5の体温情報記憶部542に格納する。その後、検温装置4は、本周期での検温処理を終了する。
以上説明したように、本実施の形態における検温システム1では、ユーザが特定の場所に入場する場合に、当該ユーザによる、ユーザ認証装置2のカードリーダ21に自身のICカード7をかざしたり、あるいは、接触させる等の一般的なユーザ認証を受ける動作の際に撮影された熱画像に基づいて当該ユーザの手首の温度を取得する。一般に手首の温度は変化しにくく、検温として有効であることは知られている。したがって、本実施の形態における検温システム1によれば、ユーザに特別な動作を強いることなく当該ユーザの体温を取得することが可能となる。
また、本実施の形態における検温システム1では、ユーザの認証が行われた時刻近辺に撮影された熱画像の時系列と、予め学習により生成された、熱画像の時系列から手首の温度を推論するための手首温度推論用学習済モデルとに基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する。このため、精度よく当該ユーザの体温を計測することが可能となる。
(変形例1)
検温システム1において、複数の場所を検温する場所の対象としてもよい。この場合、場所毎にユーザ認証装置2と赤外線カメラ3が設置され、各ユーザ認証装置2の入場時刻書込部202は、ユーザ認証部201によってユーザが認証されると、ファイルサーバ5のユーザ情報記憶部540における当該ユーザのユーザ情報に、現在時刻を入場時刻として書き込むとともに、さらに、対応する場所の場所IDを書き込む。また、各赤外線カメラ3は、撮影した熱画像と対応する場所の場所IDとを含むデータを検温装置4に送信する。検温装置4の熱画像取得部400は、赤外線カメラ3から取得した熱画像を場所ID毎に時系列で分別して熱画像記憶部440に格納する。
検温装置4の入場情報取得部401は、周期的にファイルサーバ5にアクセスし、ユーザ情報記憶部540において、入場時刻が更新されたユーザ情報の有無、すなわち、いずれかの場所に新たなユーザが入場したか否かを判定する。そして、入場情報取得部401は、いずれかの場所に新たなユーザが入場したと判定した場合、当該ユーザのユーザ情報からユーザIDと端末IDと入場時刻と場所IDとを入場情報として読み出して取得する。手首温度取得部402は、入場情報取得部401によって入場情報が取得されると、当該入場情報で示される場所に対応する熱画像の時系列と、手首温度推論用学習済モデルとに基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する。このようにして、複数の場所を検温する場所の対象とすることができる。
(変形例2)
赤外線カメラ3によって撮影された熱画像が、ファイルサーバ5の補助記憶装置54に記憶されるようにしてもよい。この場合、検温装置4は、ユーザの手首の温度を取得する際、当該ユーザの入場時刻の熱画像と、当該入場時刻前後の熱画像とを含む予め定めた数(例えば7つ)の一連の熱画像の時系列をファイルサーバ5の補助記憶装置54から読み出して取得すればよい。
(変形例3)
ユーザ認証装置2と赤外線カメラ3とが一体化された構成であってもよい。
(変形例4)
検温装置4は、取得したユーザの手首の温度が上記の平熱上限値より高い場合、当該ユーザの体温が高いことを、当該ユーザが入場した場所の責任者、当該ユーザの上長等の予め決められた報知対象者に対して、当該報知対象者が所持するユーザ端末6を介して報知してもよい。
(変形例5)
図10は、実施の形態の変形例における検温システム1aの全体構成を示す図である。検温システム1aは、本開示に係る検温システムの一例であり、実施の形態の検温システム1と同様、例えば、オフィスビル、研究所、工場、店舗、商業施設、公共施設等における特定の場所(例えば、作業室、研究室、会議室等)を利用するユーザの検温を行い、その結果を管理できるようにしたシステムである。さらに、検温システム1aは、ユーザの体温情報を使用した空調制御を実施する。
図10に示すように、検温システム1aは、ユーザ認証装置2と、赤外線カメラ3と、検温装置4と、ファイルサーバ5と、ユーザ端末6と、空調制御装置9と、空調機10とを備える。空調制御装置9は、本開示に係る空調制御手段の一例である。空調制御装置9は、いずれも図示しないが、CPUと、通信インタフェースと、ROMと、RAMと、補助記憶装置とを備えるコンピュータである。空調機10は、空気調和装置の室内機であり、上記特定の場所(例えば、部屋A)に設置される。空調機10は、ネットワークNを介して空調制御装置9と通信可能に接続される。なお、空調機10は、当該場所に複数台設置されていてもよい。
図11は、空調制御装置9の機能構成を示すブロック図である。図11に示すように、空調制御装置9は、入場情報取得部900と、体温情報取得部901と、制御決定部902と、制御指令部903とを備える。これらの機能部は、空調制御装置9において、CPUが補助記憶装置に記憶されている、空調制御を行うためのプログラムである空調制御プログラムを実行することで実現される。
入場情報取得部900は、周期的にネットワークNを介してファイルサーバ5にアクセスし、ユーザ情報記憶部540において、入場時刻が更新されたユーザ情報の有無、すなわち、特定の場所(例えば、部屋A)に新たなユーザが入場したか否かを判定する。入場情報取得部900は、当該場所に新たなユーザが入場したと判定した場合、当該ユーザのユーザ情報からユーザIDを入場情報として読み出して取得する。
体温情報取得部901は、ファイルサーバ5にアクセスし、体温情報記憶部542から、入場情報取得部900によって取得された入場情報、すなわち、ユーザIDに対応する体温情報を読み出して取得する。なお、体温情報記憶部542において、ユーザ毎に体温情報の履歴が保存されている場合には、体温情報取得部901は、当該ユーザIDに対応する最新の体温情報を取得する。
制御決定部902は、体温情報取得部901によって取得された体温情報に基づいて、空調機10に対する制御内容を決定する。例えば、制御決定部902は、制御内容として、当該体温情報で示されるユーザの体温が予め定めた第1閾値より低い場合、空調機10の設定温度を数℃高くすることを決定し、当該ユーザの体温が予め定めた第2閾値(第1閾値<第2閾値)より高い場合、空調機10の設定温度を数℃低くすることを決定する。
あるいは、制御決定部902は、制御内容として、当該ユーザの体温が第1閾値より低い場合、冷房時は風量を低下させ、暖房時は風量を上昇させることを決定し、当該ユーザの体温が第2閾値より高い場合、冷房時は風量を上昇させ、暖房時は風量を低下させることを決定する。
制御指令部903は、制御決定部902によって決定された制御内容に基づいて空調機10に対する制御指令を生成し、生成した制御指令をネットワークNを介して空調機10に送信する。
なお、ユーザ情報記憶部540のユーザ情報に、当該ユーザの空気温度に対する感覚特性(例えば、暑がり、寒がり等)、空調に対する要望(例えば、通常より強め、通常より弱め等)等の情報(以下「温冷感情報」という。)が設定されている場合、制御決定部902は、当該ユーザの温冷感情報も加味して空調機10に対する制御内容を決定してもよい。この場合、入場情報取得部900は、当該場所に入場したユーザのユーザ情報からユーザIDと温冷感情報とを入場情報として取得すればよい。
また、空調制御装置9は、空調機10が備える熱画像センサによって当該ユーザの当該場所(例えば、部屋A)における位置を検出し、当該ユーザの体温情報と、検出した位置と、当該ユーザの温冷感情報とに基づいて、空調機10の風向き等を調整し、図示しない換気装置の換気風量等を調整してもよい。
なお、空調制御装置9に替えて、検温装置4が上記の空調制御を行ってもよい。
(変形例6)
検温装置4は、ユーザの体温情報に基づいて、当該ユーザが入場した場所における当該ユーザに適した空間を選択し、選択した空間に関する情報を当該ユーザのユーザ端末6を介して当該ユーザに提供する図示しないリコメンド部(本開示に係るリコメンド手段の一例)をさらに備える構成であってもよい。この場合、検温装置4は、検温の対象となる1又は複数の場所の各々に設置された1又は複数の空調機(例えば、変形例5における空調機10)から各空調機が計測した室温を取得する図示しない室温取得部を備え、ユーザが入場した場所に複数の空調機が設置されている場合に、当該ユーザの体温情報と、当該複数の空調機の各々から取得した各室温(すなわち、各空調機に対応する空間における室温)とに基づいて、当該ユーザに適した空間を選択する。
さらに、ユーザ情報記憶部540のユーザ情報に上記の温冷感情報が設定されている場合、リコメンド部は、当該温冷感情報も加味して、当該ユーザに適した空間を選択してもよい。
(変形例7)
図12に示すように、ユーザがカードリーダ21にICカード7をかざそうとする際、あるいは、接触させようとする際に、当該ユーザの手首が赤外線カメラ3の正面に向かうように、カードリーダ21の一部の縁辺に、前方(すなわち、ユーザ側)に迫り出た枠8を設けるようにしてもよい。このようにすることで、より正確に手首の温度を取得することが可能となり、また、画角が狭い赤外線カメラであっても赤外線カメラ3として採用することが可能となる。
(変形例8)
図13に示すように、ユーザ認証装置2を、ユーザの進行方向に合わせてカードリーダ21の読取り面が傾斜するような外観構造にしてもよい。図13(a)は、本変形例におけるユーザ認証装置2を上から見た図であり、図13(b)は、本変形例におけるユーザ認証装置2を手前側から見た図である。このように、図13に示すユーザ認証装置2は、ユーザの進行方向奥側の上部が最も分厚く、手前側下部が最も薄くなっている。また、赤外線カメラ3が、ユーザ認証装置2におけるユーザの進行方向手前側下部に取り付けられている。
このような外観構造にすることで、ユーザが、カードリーダ21にICカード7をかざそうとする際、あるいは、接触させようとする際に、ユーザの手首が、ユーザ認証装置2におけるユーザの進行方向手前側下部、すなわち、赤外線カメラ3が設置されている位置に近接するように、ユーザの手の動きを誘導することが可能となる。このため、より正確に手首の温度を取得することが可能となり、また、画角が狭い赤外線カメラであっても赤外線カメラ3として採用することが可能となる。
(変形例9)
検温装置4は、網膜認証、顔認証、非接触指紋認証等でユーザ認証を行うユーザ認証装置によって認証されたユーザの体温を計測してもよい。
(変形例10)
ユーザ認証装置2の機能部(図7参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよいし、検温装置4の機能部(図7参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよいし、空調制御装置9の機能部(図11参照)の全部又は一部が、専用のハードウェアで実現されるようにしてもよい。専用のハードウェアとは、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化されたプロセッサ、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)又はこれらの組み合わせである。
上記の各変形例に係る技術思想は、それぞれ単独で実現されてもよいし、適宜組み合わされて実現されてもよい。
本開示は、広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能である。また、上述した実施の形態は、本開示を説明するためのものであり、本開示の範囲を限定するものではない。つまり、本開示の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の開示の意義の範囲内で施される様々な変形が、本開示の範囲内とみなされる。
本開示は、人の体温を計測して管理するシステムに好適に採用され得る。
1,1a 検温システム、2 ユーザ認証装置、3 赤外線カメラ、4 検温装置、5 ファイルサーバ、6 ユーザ端末、7 ICカード、8 枠、9 空調制御装置、10 空調機、20,40,50 CPU、21 カードリーダ、22,41,51 通信インタフェース、23 ディスプレイ、24,42,52 ROM、25,43,53 RAM、26,44,54 補助記憶装置、27,45,55 バス、200 ユーザID読取部、201 ユーザ認証部、202 入場時刻書込部、400 熱画像取得部、401,900 入場情報取得部、402 手首温度取得部、403 表示指示部、404 体温情報書込部、440 熱画像記憶部、540 ユーザ情報記憶部、541 学習済モデル記憶部、542 体温情報記憶部、901 体温情報取得部、902 制御決定部、903 制御指令部

Claims (16)

  1. 特定の場所へのユーザの入場を検出する入場検出装置を使用するユーザの手首を撮影可能に設置され、周期的に撮影を行う赤外線カメラと、
    熱画像の時系列から手首の温度を推論するための学習済モデルを記憶する学習済モデル記憶手段と、
    前記赤外線カメラによって撮影された熱画像の時系列と、前記学習済モデルとに基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する手首温度取得手段と、を備える、検温システム。
  2. 前記入場検出装置によって入場が検出されたユーザの識別情報と、前記手首温度取得手段によって取得された当該ユーザの手首の温度とを含む体温情報を記憶する体温情報記憶手段をさらに備える、請求項1に記載の検温システム。
  3. 前記手首温度取得手段によって取得されたユーザの手首の温度の表示を当該ユーザのユーザ端末に指示する表示指示手段をさらに備える、請求項1又は2に記載の検温システム。
  4. 前記体温情報記憶手段に記憶される前記ユーザの体温情報に基づいて、前記特定の場所の空調を制御する空調制御手段をさらに備える、請求項に記載の検温システム。
  5. 前記体温情報記憶手段に記憶される前記ユーザの体温情報に基づいて、前記特定の場所における当該ユーザに適した空間を選択し、選択した空間に関する情報を当該ユーザに提供するリコメンド手段をさらに備える、請求項又はに記載の検温システム。
  6. 前記入場検出装置はカードリーダを備え、
    前記カードリーダの一部の縁辺には、前方に迫り出た枠が設けられている、請求項1からのいずれか1項に記載の検温システム。
  7. 前記入場検出装置はカードリーダを備え、
    前記カードリーダの読取り面がユーザの進行方向に合わせて傾斜している、請求項1からのいずれか1項に記載の検温システム。
  8. 特定の場所へのユーザの入場を検出する入場検出装置を使用するユーザの手首を撮影可能に設置される赤外線カメラから、撮影された熱画像を取得する熱画像取得手段と、
    熱画像の時系列から手首の温度を推論するための学習済モデルと、前記熱画像取得手段によって取得された熱画像の時系列に基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する手首温度取得手段と、を備える、検温装置。
  9. 前記入場検出装置によって入場が検出されたユーザの識別情報と、前記手首温度取得手段によって取得された当該ユーザの手首の温度とを含む体温情報を体温情報記憶手段に書き込む体温情報書込手段をさらに備える、請求項に記載の検温装置。
  10. 前記手首温度取得手段によって取得されたユーザの手首の温度の表示を当該ユーザのユーザ端末に指示する表示指示手段をさらに備える、請求項8又は9に記載の検温装置。
  11. 熱画像取得手段が、特定の場所へのユーザの入場を検出する入場検出装置を使用するユーザの手首を撮影可能に設置される赤外線カメラから、撮影された熱画像を取得し、
    手首温度取得手段が、熱画像の時系列から手首の温度を推論するための学習済モデルと、前記熱画像取得手段によって取得された熱画像の時系列に基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する、検温方法。
  12. さらに、体温情報書込手段が、前記入場検出装置によって入場が検出されたユーザの識別情報と、前記手首温度取得手段によって取得された当該ユーザの手首の温度とを含む体温情報を体温情報記憶手段に書き込む、請求項11に記載の検温方法。
  13. さらに、表示指示手段が、手首温度取得手段によって取得されたユーザの手首の温度の表示を当該ユーザのユーザ端末に指示する、請求項11又は12に記載の検温方法。
  14. コンピュータを、
    特定の場所へのユーザの入場を検出する入場検出装置を使用するユーザの手首を撮影可能に設置される赤外線カメラから、撮影された熱画像を取得する熱画像取得手段、
    熱画像の時系列から手首の温度を推論するための学習済モデルと、前記熱画像取得手段によって取得された熱画像の時系列に基づいて、当該ユーザの手首の温度を取得する手首温度取得手段、として機能させる、プログラム。
  15. 前記コンピュータを、
    前記入場検出装置によって入場が検出されたユーザの識別情報と、前記手首温度取得手段によって取得された当該ユーザの手首の温度とを含む体温情報を体温情報記憶手段に書き込む体温情報書込手段、としてさらに機能させる、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記コンピュータを、
    前記手首温度取得手段によって取得されたユーザの手首の温度の表示を当該ユーザのユーザ端末に指示する表示指示手段、としてさらに機能させる、請求項14又は15に記載のプログラム。
JP2023501333A 2021-11-18 2021-11-18 検温システム、検温装置、検温方法及びプログラム Active JP7307296B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2023106697A JP2023121818A (ja) 2021-11-18 2023-06-29 検温システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2021/042381 WO2023089723A1 (ja) 2021-11-18 2021-11-18 検温システム、検温装置、検温方法及びプログラム

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023106697A Division JP2023121818A (ja) 2021-11-18 2023-06-29 検温システム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2023089723A1 JPWO2023089723A1 (ja) 2023-05-25
JP7307296B1 true JP7307296B1 (ja) 2023-07-11
JPWO2023089723A5 JPWO2023089723A5 (ja) 2023-10-23

Family

ID=86396420

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023501333A Active JP7307296B1 (ja) 2021-11-18 2021-11-18 検温システム、検温装置、検温方法及びプログラム
JP2023106697A Pending JP2023121818A (ja) 2021-11-18 2023-06-29 検温システム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023106697A Pending JP2023121818A (ja) 2021-11-18 2023-06-29 検温システム

Country Status (2)

Country Link
JP (2) JP7307296B1 (ja)
WO (1) WO2023089723A1 (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007011769A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Fujitsu Ltd 生体認証方法、生体認証装置及び血管像読取装置
JP2017099846A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 体調推定装置、及び、体調推定システム
US20180092545A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Wrist temperature rhythm acquisition apparatus and method, core temperature rhythm acquisition apparatus and method, and wearable device
CN111337138A (zh) * 2020-03-17 2020-06-26 北京领邦智能装备股份公司 红外体温测量方法、装置、设备、系统及可读存储介质
WO2020183565A1 (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 三菱電機株式会社 画像処理装置及び熱画像生成システム、並びにプログラム及び記録媒体
JP2021121773A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 三菱電機株式会社 機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラム
WO2021204947A1 (en) * 2020-04-08 2021-10-14 Heba Bevan Infection and disease sensing systems

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007011769A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Fujitsu Ltd 生体認証方法、生体認証装置及び血管像読取装置
JP2017099846A (ja) * 2015-12-01 2017-06-08 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 体調推定装置、及び、体調推定システム
US20180092545A1 (en) * 2016-09-30 2018-04-05 Samsung Electronics Co., Ltd. Wrist temperature rhythm acquisition apparatus and method, core temperature rhythm acquisition apparatus and method, and wearable device
WO2020183565A1 (ja) * 2019-03-11 2020-09-17 三菱電機株式会社 画像処理装置及び熱画像生成システム、並びにプログラム及び記録媒体
JP2021121773A (ja) * 2020-01-31 2021-08-26 三菱電機株式会社 機器連携システム、制御装置、機器連携システムの制御方法、及び、プログラム
CN111337138A (zh) * 2020-03-17 2020-06-26 北京领邦智能装备股份公司 红外体温测量方法、装置、设备、系统及可读存储介质
WO2021204947A1 (en) * 2020-04-08 2021-10-14 Heba Bevan Infection and disease sensing systems

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2023089723A1 (ja) 2023-05-25
JP2023121818A (ja) 2023-08-31
WO2023089723A1 (ja) 2023-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7054800B2 (ja) 深部体温測定装置、深部体温測定システム及び深部体温測定方法
JP5787858B2 (ja) 空調制御システム、空調制御方法及びプログラム
US9791872B2 (en) Method and apparatus for an energy saving heating, ventilation, and air conditioning (HVAC) control system
JP2022182756A (ja) 入室管理システム
US20210173911A1 (en) On-board device
JP6865321B1 (ja) 入退場管理装置、入退場管理方法、入退場管理プログラム、および入退場管理システム
KR102243890B1 (ko) 병원 방문객 관리 방법 및 장치
US20160091902A1 (en) Control system
JP6509108B2 (ja) 空調管理システム及びプログラム
KR20180031552A (ko) 환자 확인을 위한 안면 인식 장치, 시스템 그리고 이를 이용한 환자 확인 방법
US11830200B2 (en) Ambient temperature reporting through infrared facial recognition
JP7307296B1 (ja) 検温システム、検温装置、検温方法及びプログラム
JP2010108037A (ja) 行動追跡システム、行動追跡方法および行動追跡プログラム
JP2007114931A (ja) 認証装置
CN112204590A (zh) 检测智能建筑物中的异常行为
JP6914279B2 (ja) 制御装置、空調機、空調システム及び空調制御方法
US20220358788A1 (en) Store management system, store management method, computer program and recording medium
TW202103065A (zh) 設施管理系統、臉部辨識裝置、設施管理方法、以及電腦程式
JP7124994B1 (ja) 方法、プログラム、及び情報処理装置
JP2023162541A (ja) 機器制御装置、機器制御システム、機器制御方法及びプログラム
JP2018155435A (ja) 空気調和機制御装置および空気調和機制御方法
JP7492939B2 (ja) 入場管理システムおよび入場管理方法
JP7538732B2 (ja) 体表面温度測定システム
JP7188417B2 (ja) 装置、方法およびプログラム
CN112204477A (zh) 在智能建筑物中挖掘和部署配置文件

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230106

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20230106

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20230106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230425

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7307296

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150