JP2018066547A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】睡眠中に覚醒した後、再び入眠する際に寝付きやすい環境に整えることができる空気調和機を得ること。【解決手段】空気調和機1は、調和空気の風向を制御するルーバーと、物体の表面温度の検出と人の生体情報とに基づき寝具内に人が入床しているか否かを検出する活動状態検出部である表面温度センサ9と、人が起床時以外の時間帯において表面温度センサ9が、寝具から人が出床したことを検出し、かつ、出床後の寝具において人がいた箇所の表面温度が寝具の周辺の室温よりも高いことを検出したとき、ルーバーの風向を前記寝具に設定する制御部11とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、冷房機能及び暖房機能の少なくとも一方を有する空気調和機に関する。
人によっては夜中トイレに行くため目が覚めてしまうことがあるが、特に高齢になると夜間の頻尿によりその頻度が上がる。特に冬場は寝具内の温度と室温と間の温度差が夏場に比べて大きいため、体が冷えて更に覚醒したり、ひどい場合にはヒートショックにより亡くなることがある。
特許文献1に開示される室内空調システムは、生体情報検知センサで検知した信号に基づいて使用者の睡眠状態を判定し、生体情報検知センサで検知した呼吸、心拍、体重、体動といった振動又は圧力の信号に基づいて、使用者が覚醒しているか否かを判定する。そして、使用者が覚醒しており、且つ、別室の温度と設定温度との温度差が一定値より大きいとき、特許文献1に開示される室内空調システムは、就寝後に覚醒した使用者が別室の一例であるトイレに行く可能性があると判断し、別室の温度と設定温度との温度差を小さくするために別室空調機を作動させることにより、別室内の空間の温度を上昇させる。
特開2009−243724号公報
しかしながら特許文献1に開示される室内空調システムは、別室の環境を整えることによりヒートショックの発生を抑制しているが、使用者が寝室に戻ってきたときには体が多少冷えている上に寝床内が冷えておりため、寝付きにくくなってしまうという課題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、睡眠中に覚醒した後、再び入眠する際に寝付きやすい環境に整えることができる空気調和機を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る空気調和機は、調和空気の風向を制御するルーバーと、物体の表面温度の検出と人の生体情報とに基づき寝具内に人が入床しているか否かを検出する活動状態検出部と、人が起床時以外の時間帯において活動状態検出部が、寝具から人が出床したことを検出し、かつ、出床後の寝具において人がいた箇所の表面温度が寝具の周辺の室温よりも高いことを検出したとき、ルーバーの風向を寝具に設定する制御部とを備える。
本発明によれば、睡眠中に覚醒した後、再び入眠する際に寝付きやすい環境に整えることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る空気調和機の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る空気調和機の設置例を示す模式図 図2に示す就寝者が睡眠を開始してから起床するまでの睡眠状態の変化の一例を示す図 睡眠期間中の室温の設定を説明するための図 冷房運転を行った場合の室温の変化の一例を示す図 制御部における処理動作を示すフローチャート 冷房睡眠運転時の表面温度センサで生成された熱画像データにより解析される温度分布を示す第1の図 冷房睡眠運転時の表面温度センサで生成された熱画像データにより解析される温度分布を示す第2の図 寝室温度及び寝床内温度のそれぞれの推移を示した図 空気調和機から出力される睡眠情報により通信手段に表示される表示例を示す図 暖房運転における寝室温度及び寝床内温度のそれぞれの推移を示した図
以下に、本発明の実施の形態に係る空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態.
図1は本発明の実施の形態に係る空気調和機の構成を示すブロック図であり、図2は本発明の実施の形態に係る空気調和機の設置例を示す模式図である。
図1に示すように、実施の形態に係る空気調和機1は、室内機2と、冷媒配管3を介して室内機2に接続される室外機4とを備える。空気調和機1は、冷房運転及び暖房運転を含む空調運転が可能である。図2に示すように室内機2は、寝具6が設置された室内、すなわち寝室7内に設置されている。
室内機2は、室内の温度及び湿度を検出する温湿度センサ8と、表面温度センサ9と、無線通信を行う通信部10と、制御部11と、計時部12とを備える。なお図1では、冷凍サイクルを含む空調運転の実現に必要な構成の図示は省略されている。
温湿度センサ8は、温度センサ及び湿度センサを有する。温湿度センサ8は、図2に示す寝室7内の温度及び湿度を周期的に検出し、温度及び湿度のそれぞれの値を示す温湿度検出値8aを出力するセンサである。以下では、温湿度検出値8aを温湿度センサ8の出力データと称する場合がある。
表面温度センサ9は、不図示の赤外線センサを用いて構成される。赤外線センサは不図示の複数のサーモパイルを有する。表面温度センサ9は、この赤外線センサを回転駆動することで温度検出範囲を走査し、赤外線センサの出力を用いて温度検出範囲の熱画像データを生成する。すなわち表面温度センサ9は、図2に示す寝室7に存在する人の被検出体の表面温度を周期的に検出することにより、温度検出範囲の熱画像データを生成する。表面温度センサ9は、周期的に生成された熱画像データを時系列順に記憶する。そして表面温度センサ9は、時系列順に記憶された熱画像データを比較することにより、寝室7に存在する人の活動状態が判定される。活動状態を判定することにより、表面温度センサ9は、室内における人の有無を判定し、また室内に存在する人が睡眠中であるか否かを判定する。
このように表面温度センサ9は、表面温度検出部と活動状態検出部とを兼ねるセンサである。表面温度センサ9による判定結果は、活動状態データ9aとして制御部11に出力される。以下では、活動状態データ9aを表面温度センサ9の出力データと称する場合がある。表面温度センサ9を用いることにより、制御部11では、室内における人の有無の判定が可能であり、また制御部11では、室内に人が存在する場合、人の位置の特定と人の表面温度の検出とが可能となる。
通信部10は、無線通信用の送受信装置である。通信部10は、不図示のリモートコントローラ、不図示のスマートホン、又は不図示のHEMS(Home Energy Management System)といった通信手段との間でデータの送受信を行う。
計時部12は、リアルタイムクロックであり、計時情報を制御部11に出力する。計時情報は、月、日、時、分及び秒を表す情報である。
制御部11は、温湿度センサ8、表面温度センサ9及び通信部10に接続され、空気調和機1の設定情報と温湿度センサ8の出力データと表面温度センサ9の出力データとに基づき、空調運転の制御を含む各種の制御を行う。空気調和機1の設定情報の具体例は後述する。
制御部11は、各種の制御に必要な演算を実行する演算部11aと、演算部11aにおける演算に用いられるデータを記憶する記憶部11bとを備える。制御部11は、制御回路であり、マイクロコンピュータにより実現される。すなわち、演算部11aはプロセッサであり、記憶部11bはメモリである。メモリは、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリー、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、又はEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)といった不揮発性又は揮発性の半導体メモリで構成される。メモリには、空気調和機1の設定情報、温湿度センサ8の出力データ及び表面温度センサ9の出力データが記憶される。
プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSP(Digital Signal Processor)、又はシステムLSI(Large Scale Integration)で構成される。プロセッサは、メモリに記憶されたプログラムを実行し、プログラムに記載された制御方法を実行する。
図2には就寝者20が就寝するためのベッド又は布団といった寝具6と、室内機2と、冷媒配管3と、室外機4と、部屋照明15とが示される。寝具6は、寝室7の床面70に設置される。室内機2は、寝室7内の側壁面71において天井面72寄りの位置に設置される。室外機4は、寝室7外の側壁面71において床面70寄りの位置に設置される。部屋照明15は、寝室7内の天井面72に設置される室内用の照明であり、照明通信部16を備える。
室内機2の側面には照明13が設けられている。照明13は、就寝者20の睡眠を妨げることがないように、常夜灯及び足元灯といった照度が低く、睡眠中にも使用できる光源である。
次に就寝者20の睡眠状態について説明する。図3は図2に示す就寝者が睡眠を開始してから起床するまでの睡眠状態の変化の一例を示す図である。横軸は時間を表す。具体的には、図3では、就寝者20の睡眠状態の変化と、就寝者20の体内の深部体温30の変化と、就寝者20の体動の変化とが示される。睡眠状態はステップ状の実線で示される。すなわち実線は、就寝者20が覚醒状態にあるか非覚醒状態にあるかを表しており、実線の位置が下がるほど深い睡眠状態であることを表す。深部体温30は点線で示され、深部体温30としては直腸体温が代表的である。体動は棒線で示され、体動を示す棒線の高さは体動の大きさを相対的に示している。
一般に、睡眠は、眠りの浅いREM(Rapid Eye Movement)睡眠と、眠りの深い非REM睡眠とに大別される。ステップ状の実線の頂点部分は、就寝者20がREM睡眠の状態であることを表す。ステップ状の実線の頂点以外の部分は、非REM睡眠の状態表す。
REM睡眠中は、臓器及び器官が活発に活動し、特に眼球が高速で運動し、拍動の増加、血圧の上昇及び発汗量の上昇が起きる。非REM睡眠中は、体の緊張がほぐれリラックス状態となり、拍動の低下、血圧の低下及び発汗量の減少が起きる。
非REM睡眠は、眠りの浅い状態の順に、「睡眠深度1」、「睡眠深度2」、「睡眠深度3」及び「睡眠深度4」に分類される。以下では、「睡眠深度1,2」の睡眠を「浅睡眠」、「睡眠深度3,4」の睡眠を「深睡眠」という。
就寝後の睡眠状態は、「睡眠深度1」、「睡眠深度2」、「睡眠深度3」、「睡眠深度4」の順に睡眠が深くなるように移行し、その後、「睡眠深度3」、「睡眠深度2」、「睡眠深度1」、REM睡眠の順に睡眠が浅くなるように移行する。更にその後、非REM睡眠及びREM睡眠は交互に繰り返される。このような睡眠サイクルの周期、すなわちヒトの睡眠周期は通常約90分である。
また、睡眠状態の変化は、概日リズムに支配される深部体温30の変化と関係している。ヒトの深部体温30は、睡眠を促すように睡眠開始後に低下し、その後最低温度に到達した後、上昇に転ずる。図3では、深部体温30が、睡眠開始直前に一旦上昇した後に、睡眠状態が深くなるにつれて徐々に下降し、睡眠状態が「睡眠深度4」から「睡眠深度3」への移行時期に上昇に転じ、その後は覚醒に向かって徐々に上昇する。
一般に、睡眠前半は眠りが深く、室内空間の温熱環境の変化に対する感覚が鈍く、一方で体温調節機能が働く。このため、気流又は温湿度のような外的な刺激による中途覚醒が生ずる可能性が低い。これに対し、睡眠後半は眠りが浅くなり、「睡眠深度3,4」になることがあまりなくなり、外的な刺激に反応しやすくなる。
また、体動の頻度は睡眠状態と関係している。一般に、深睡眠中及びREM睡眠中の体動の頻度は低く、浅睡眠中の体動の頻度は高くなる。
このように、睡眠状態の変化は深部体温30の変化と関係していることから、一般に、就寝者20に快適な睡眠環境を提供するためには、睡眠中の室内の温度を深部体温30の変化を助長するように設定するとよい。
具体的には、睡眠開始時は、ユーザが快適と感ずる温度よりも室内の温度を下げ、放熱を促進し、深部温度を低下させるとよい。これにより、睡眠を促進することが可能となる。その後は、睡眠開始時よりも室内の温度を上げるとよい。これにより、寝冷えが抑制され、特に冷房運転時には温度刺激が抑制される。更に起床前には、室内の温度を維持し又は更に上げることで深部温度の上昇が助長される。
そこで本実施の形態に係る空気調和機1は、設定により決まる就寝時刻から設定により決まる起床時刻までの期間である睡眠期間を3つの区間に区分し、区分されたそれぞれの区間ごとに空調制御を行う。睡眠期間は、通常の冷房運転モード又は暖房運転モードとは異なる睡眠運転モードが実施される期間である。
図4は睡眠期間中の室温の設定を説明するための図である。図5は冷房運転を行った場合の室温の変化の一例を示す図である。図4に示すように、睡眠期間は、3つの区間である第1の区間、第2の区間及び第3の区間に区分される。第1の区間は、就寝時刻t11から継続時間uが経過した時点の時刻t12までの期間に相当する。第2の区間は、時刻t12から一定時間が経過した時点の時刻t13までの期間に相当する。第3の区間は、時刻t13から継続時間uが経過した時点の起床時刻t14までの期間に相当する。
夏季における冷房運転の場合、空気調和機1の設定情報の推奨例は次の通りである。
第1の区間の継続時間uには3時間が推奨され、第1の区間の設定温度Tには27℃が推奨される。夏季には、寝付き後の3時間に放熱を促進させることで、就寝者20が深い眠りにつくことができる。
第2の区間の設定温度Tは第1の区間の設定温度Tよりも高い。また第2の区間の設定温度Tと第1の区間の設定温度Tとの温度差には、0.5℃以上、かつ、1℃以下が推奨される。設定温度Tを設定温度Tよりも高くすることで、寝冷えが抑制される。
第3の区間の継続時間uには30分が推奨される。第3の区間の設定温度Tは、第2の区間の設定温度Tと同じ温度が推奨される。また、第3の区間の設定温度Tは、第2の区間の設定温度Tよりも高く、かつ、第3の区間の設定温度Tと第2の区間の設定温度Tとの温度差が1℃以下であることが推奨される。これは就寝者20が寝苦しくならないようにし、かつ、就寝者20の目覚めをよくするためである。
図5には、このような冷房運転を行った場合の室温40の変化の一例が実線で示される第1の区間では、就寝時刻t11から一定時間が経過する間に室温40が下降し、その後、時刻t12まで室温40は設定温度Tに維持される。第2の区間では、時刻t12から一定時間が経過する間に室温40が上昇し、その後、時刻t13まで室温40は設定温度Tに維持される。第3の区間では、時刻t13から一定時間が経過する間に室温40が僅かに上昇し、その後、起床時刻t14まで室温40は設定温度Tに維持される。
冬季における暖房運転の場合、空気調和機1の設定情報の推奨例は次の通りである。第1の区間の継続時間uには30分が推奨され、第1の区間の設定温度Tには17℃が推奨される。冬季には、睡眠の初期に室内を暖めれば十分であり、長く室内を暖めると、放熱が抑制され、就寝者20が深い眠りを得るという観点からは逆効果である。
次に図6、図7及び図8を用いて空気調和機1の動作を説明する。
図6は制御部における処理動作を示すフローチャートである。図7は冷房睡眠運転時の表面温度センサで生成された熱画像データにより解析される温度分布を示す第1の図である。図8は冷房睡眠運転時の表面温度センサで生成された熱画像データにより解析される温度分布を示す第2の図である。図9は寝室温度及び寝床内温度のそれぞれの推移を示した図である。
図7に示すように、寝具6で就寝中の就寝者20が掛け布団又は毛布をかけていれば、就寝者20の顔の温度は35℃前後であり、就寝者20の周辺の温度は室温と等しい28℃前後であるため、表面温度センサ9は、室温より高温の位置を特定することにより、寝室7内に就寝者20が存在していることを特定できる。
図8には、図7に示される就寝者20が寝具6から離れて別室に移動した後の状態が示される。すなわち寝具6を鉛直方向から平面視したときにおける寝具6の中央は、就寝者20の体温により、寝具6の中央以外の温度よりも高温の高温部60となる。高温部60の温度は33℃前後である。表面温度センサ9は、顔の温度よりも低く、かつ、室温よりも高い温度の位置を特定することにより、睡眠途中の就寝者20は寝室7外に移動していることを特定できると共に、寝具6の高温部60の温度を特定できる。
図9の横軸は時間を表し、縦軸は温度を表す。図9には、室温41と、冷房運転時における敷き布団の中央部における表面温度42と、非冷房運転時における敷き布団の中央部における表面温度43とが示される。敷き布団の中央部は、図8に示す高温部60、すなわち寝具6を鉛直方向から平面視したときにおける寝具6の中央部である。高温部60は、図7に示す就寝者20の頭部及び胴体部分に対応する。
図6において、使用者が前述した通信手段に設けられた運転ボタンを押下することにより、S1において空気調和機1では睡眠運転が開始される。ここでは夏場を想定して空気調和機1では睡眠冷房運転が開始されるものとする。
S1において睡眠冷房運転が開始され、制御部11が運転開始の指令を検出すると、S2において表面温度センサ9は使用者の表面温度を検出することにより、使用者の位置を特定する。使用者の位置を特定する場合、図7に示すように掛け布団又は毛布をかけている使用者である就寝者20の顔の温度と室温とを検出することにより、使用者の位置を特定できる。
次にS3では、表面温度センサ9により、就寝者20が睡眠状態であるか非睡眠状態であるかの判定が行われる。具体的には、表面温度センサ9は、熱画像データを一定時間ごとに記憶し、その差分により一定時間内に就寝者20の体動があったかを算出する。表面温度センサ9は、体動の頻度及び大きさを求めることにより、睡眠状態であるか非睡眠状態であるかを判定する。表面温度センサ9は、非睡眠状態と判定した場合(S3,No)、睡眠判定を繰り返し、睡眠状態と判定した(S3,Yes)、S4の処理を行う。
ここでは、表面温度センサ9で検出された表面温度によって体動の判定がなされたが、表面温度センサ9の代わりに、非接触で動体を測定できるドップラーセンサを用いて、就寝者20の呼吸及び心拍を測定してもよいし、表面温度センサ9の代わりに、直接体に取り付けられ又は寝具6に設置された加速度センサを用いて体動を測定してもよいし、表面温度センサ9の代わりに、寝具6の下に取り付けられた圧力センサを用いて体動を測定してもよい。
次にS4で表面温度センサ9は、通信部10を通じて、使用者が睡眠に入ったこと示す入眠情報を、任意の通信手段に対して送信する。通信手段はスマートホンのメールでもよいし、HEMSシステムでもよい。就寝者20が一人暮らしの高齢者であれば、その高齢者の子供に安全確認のために寝たことを伝えることができる。就寝者20が部屋にいる一人の子供であれば、子供が夜更かしせずにきちんと就寝したかを確認できる。
次にS5で表面温度センサ9は、寝具6内の就寝者20が覚醒して退出したか否か、すなわち就寝者20が寝具6に存在するか不在であるか判定する。就寝者20が夜中に覚醒し、トイレに向かった場合、掛け布団が開かれ、図8のように寝具6内が体温で暖まり、寝具6内の温度は33℃前後となり、寝具6の中心部の温度が高くなる。このような状態においては、就寝者20が寝具6に戻ってきたときに、夏場では冬場に比べて就寝者20の体が熱く、室温も高いため、布団が暑すぎると再度の就寝時に寝付きに難くなる。
就寝者20が寝具6に不在である場合(S5,No)、表面温度センサ9は、就寝者20が寝具6に不在であることを示す信号を活動状態データ9aとして出力する。この活動状態データ9aを受信した制御部11は、照明通信部16に対して部屋照明15を点灯、すなわち部屋照明15をONにする照明起動信号を出力する(S6)。これにより部屋照明15が点灯し、覚醒した就寝者20が寝室7から退出する際、部屋照明15の光により安全を確保できる。なお、空気調和機1は、部屋照明15の代わりに、室内機2が有する照明13をONさせるように構成してもよい。その際、照明13の照度は、就寝者20の枕元で40Lx以下となるように調整される。すなわち、照明13の照度は、覚醒を促進しないような明るさとする。
次にS7で制御部11は寝具温度が予め設定された検出温度を超えているか否かを判定する。本実施の形態では検出温度を30℃としているが、検出温度は、寝具6の周辺の室温よりも高い値であれば30℃以外でもよい。寝具温度が30℃を超える場合(S7,Yes)、制御部11はS8の処理を行い、寝具温度が30℃以下の場合(S7,No)、制御部11はS10の処理を行う。
S8で制御部11は、睡眠進度が第3の区間であるか否か、すなわち人が起床する時刻又は人が起床する時刻に近い時刻であるか否かを判定する。睡眠進度が第3の区間である場合(S8,Yes)、制御部11はS10の処理を行い、睡眠進度が第3の区間ではない場合(S8,No)、制御部11はS9の処理を行う。
S9で制御部11は、空気調和機1に設けられた不図示のルーバーの風向を寝具6の方向に定めることにより寝具6を冷却し、就寝者20が寝具6に戻ってきたときに寝付きやすい環境に整える。
寝具温度が30℃以下の場合及び睡眠進度が第3の区間である場合には、寝具6が冷たすぎると睡眠を妨げるため、S10で制御部11は寝具6の冷却は行わず、睡眠情報を通信部10を通じて任意の第三者に送信する。第3の区間では、起床に向けて体温を上げていく段階のためである。なお、寝具の温度は使用者の好みによって、更に冷たくしたり、控えめにすることができる。
次にS11で表面温度センサ9は、就寝者20が寝具6に存在するか不在であるか判定する。就寝者20が寝具6に不在である場合(S11,No)、S12で制御部11は、就寝者20の不在時間が15分を超えるか否かを判定する。就寝者20の不在時間が15分を超える場合(S12,Yes)、就寝者20の不在時間が15分を超える場合、就寝者20がトイレで倒れている場合、又はトイレまでの経路で怪我をして動けなくなっていることが想定できるため、S13で制御部11は、任意の第三者に緊急情報を送信する。これにより就寝者20の異常を家族に知らせることができる。なお、不在時間は使用者又は家族が任意に設定できるように構成してもよい。
就寝者20の不在時間が15分以下の場合(S12,No)、S6の処理が実行される。就寝者20が寝具6に存在する場合(S11,Yes)、S14で制御部11は、空気調和機1の冷房運転を停止させる。更にS15で制御部11は部屋照明15をOFFにする。
S5において就寝者20が寝具6に存在する場合(S5,Yes)及びS15の後、表面温度センサ9ではS16の処理が行われる。S16で表面温度センサ9は、非睡眠状態、すなわち起床と判定した場合(S16,Yes)、S18に進み、起床と判定されなかった場合(S16,No)、S17に進む。
次にS17で不図示の通信手段で停止SWが押されている場合(S17,Yes)、S18に進み、停止SWが押されていない場合(S17,No)、S5に戻る。
S18で制御部11は空気調和機1の冷房運転を終了させて、S19に進み、通信部10を通じて、使用者の睡眠状態を示す睡眠情報を、任意の通信手段に対して送信する。図10は空気調和機1から出力される睡眠情報により通信手段に表示される表示例を示す図である。図10に示される表示例では、横軸が時間を表し、縦軸が温度を表す。図10に示される表示例では、エアコンの設定温度の推移と表面温度センサ9で検出された就寝者20の体温の推移が示される。このような睡眠情報が送信されることにより、家族が就寝者20の状態を確認でき、就寝者20である高齢者又は子供の健康状態を把握できる。
本実施の形態に係る空気調和機1により、夜中にトイレに行って戻ったあとでも、覚醒が強まることなく、再度素早く眠りにつくことができる。また睡眠の段階に応じて空調制御が行われるため、起床に向けての体内リズムを狂わせることもない。また就寝者20に異常が発生したときには、就寝者20の家族に情報を報知できるため高齢者の事故死又は突然死を防止できる。子供にとっても、睡眠を整えることで、成長の助けになることができる。
本実施の形態では冷房運転の説明をしたが、暖房運転でも同様の効果を得ることができる。図11は暖房運転における寝室温度及び寝床内温度のそれぞれの推移を示した図である。図11の横軸は時間を表し、縦軸は温度を表す。図11には、室温41と、暖房運転時における敷き布団の中央部における表面温度42と、非暖房運転時における敷き布団の中央部における表面温度43とが示される。冬場では、寝具6の周辺温度が夏場よりも低い温度、例えば10℃前後である。そのため図11に示すように、布団が解放されると寝床内温度を検知するが、寝具6内が一気に冷えてしまう。そこで制御部11は、空気調和機1に設けられた不図示のルーバーの風向を寝具6の方向に定めることにより寝具6内の温度を33℃前後に維持させる。これにより、就寝者20が寝具6に戻ってきたときに寝付きやすい環境に整える。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 空気調和機、2 室内機、3 冷媒配管、4 室外機、6 寝具、7 寝室、8 温湿度センサ、8a 温湿度検出値、9 表面温度センサ、9a 活動状態データ、10 通信部、11 制御部、11a 演算部、11b 記憶部、12 計時部、13 照明、15 部屋照明、16 照明通信部、20 就寝者、30 深部体温、40,41 室温、42,43 表面温度、60 高温部、70 床面、71 側壁面、72 天井面。

Claims (11)

  1. 調和空気の風向を制御するルーバーと、
    物体の表面温度の検出と人の生体情報とに基づき寝具内に人が入床しているか否かを検出する活動状態検出部と、
    人が起床時以外の時間帯において前記活動状態検出部が、前記寝具から人が出床したことを検出し、かつ、出床後の前記寝具において人がいた箇所の表面温度が前記寝具の周辺の室温よりも高いことを検出したとき、前記ルーバーの風向を前記寝具に設定する制御部と
    を備える空気調和機。
  2. 前記活動状態検出部が前記寝具から人が出床したことを検出したとき、前記制御部は、前記寝具を冷却するように送風する請求項1に記載の空気調和機。
  3. 切タイマーが設定された冷房運転が停止した後、前記活動状態検出部が前記寝具から人が出床したことを検出したとき、前記制御部は、入床時の設定温度で冷房運転を行わせる請求項1に記載の空気調和機。
  4. 入床時から起床時まで冷房運転が継続されている場合、前記活動状態検出部が前記寝具から人が出床したことを検出したとき、前記制御部は、入床時点から一定時間経過したときの設定温度を入床時の設定温度よりも高い値にして冷房運転を行わせる請求項1に記載の空気調和機。
  5. 前記活動状態検出部が出床後に再び入床した人を検出したとき、前記制御部は、冷房運転又は暖房運転を停止させる請求項1から請求項4の何れか一項に記載の空気調和機。
  6. 前記活動状態検出部が前記寝具から人が出床したことを検出したとき、前記制御部は、照明を点灯させる請求項1から請求項5の何れか一項に記載の空気調和機。
  7. 前記照明は、空気調和機の室内機に設けられている請求項6の空気調和機。
  8. 前記照明の点灯時の照度は、人の枕元で40Lx以下である請求項6又は請求項7に記載の空気調和機。
  9. 前記活動状態検出部が前記寝具に入床した人が睡眠状態であると判定したとき、この判定の結果を空気調和機の外部機器に送信する請求項1から請求項8の何れか一項に記載の空気調和機。
  10. 前記活動状態検出部が起床した人を検出したとき、人の一晩の睡眠状態を睡眠情報を空気調和機の外部機器に送信する請求項1から請求項9の何れか一項に記載の空気調和機。
  11. 前記活動状態検出部が起床した人を検出したとき、人の一晩の出症回数を示す情報を空気調和機の外部機器に送信する請求項1から請求項10の何れか一項に記載の空気調和機。
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