JP2016161172A - 空気調和機 - Google Patents

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Abstract

【課題】既築住宅であっても容易かつ安価に、そして空調性能を損なうことなく間接照明を得ることができる空気調和機を提供する。
【解決手段】吸込口4より吸い込んだ空気を熱交換して吹出口5より吹出す壁掛け式空気調和機本体1の上面に前方側が下方に位置する傾斜面12を設け、この傾斜面に上向きに光を照射する光源ユニット14を設けた構成としてある。これにより、壁掛け式空気調和機本体1を部屋の壁面に据え付ければ壁掛け式空気調和機本体が遮壁となって間接照明が可能となり、別途部屋の壁面に光源ユニットの光源体からの光線を遮る遮壁を新たに敷設するなどのことをしなくても壁掛け式空気調和機本体の設置だけで間接照明を得ることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は照明機能を付加した空気調和機に関する。
一般に家庭で使用される空気調和機は、通常、室内への騒音及び振動を抑制するために、コンプレッサ等の大きな騒音源、振動源となるものを室外機に配設し、騒音及び振動の少ないファンや熱交換器等を室内機に配設したセパレータ型が用いられている。そして上記室内機は部屋の壁面上部等に設置されて、室内が所望の温度となるよう空調動作を行っている(例えば、特許文献1参照)。
図11は特許文献1に開示されている空気調和機を示し、100は室外機、101は室内機で、室内の空調を行っている。
一方、家庭の各部屋には照明器具が設けてある。照明器具は、直接照明と間接照明の2種に大別できる。直接照明は、部屋の天井に下方に向けて光を照射する照明器具を設け、部屋全体を明るくするのが一般的である。一方、間接照明は、天井の四辺に遮壁を設けてこの部分に照明器具を設置し、天井に光を照射することで、間接的に部屋を明るくする。
この間接照明は部屋の四辺すべてに設けるのではなく、部屋の一辺もしくは部屋の一辺の更にその一部分のみに設ける等、居住者の好みに応じて各種形態がみられるようになってきている。例えば、ダイニングとリビングが一体の居間ではリビング部分のみ、寝室等では頭部の上方部分のみ、というように、部屋の一辺もしくは部屋の一辺の更にその一部分のみに設けることが多くなっている。
そして、このような照明は、居住者に視覚的な効果を与え、空気調和機の空気調和効果と合わさってその快適性を一段と向上させることができ、根強い需要がある。
特開2012−21735号公報
しかしながら、上記間接照明は部屋の一辺もしくは部屋の一辺の更にその一部分のみに設ける場合のいずれの場合であっても照明器具の光源が居住者から直接見えないようにする必要があり、そのため光源と居住者との間に光源からの光線を遮る遮壁が必要となる。
この遮壁は住宅を新築するような時であれば容易に敷設することができるものの、既築住宅では容易でなく、大掛かりな工事を伴うとともにコスト負担も大きなものとなる。したがって現実的には、既築住宅に付設することはあきらめざるを得ないのが実情である。
また、仮にコスト負担を承知で付設するとしても、既に部屋の壁面に空気調和機が据え付けられている場合には、空気調和機を取り外して据え付け直さなければならないとともに、据え付け直した空気調和機の位置が低くなって圧迫感を感じると同時に快適な空調が得られなくなる事態を引き起こす等のことが生じ、実質上既築住宅に付設することはできないというのが実情である。
本発明はこのような点に鑑みてなしたもので、既築住宅であっても容易かつ安価に、そして空調性能を損なうことなく間接照明を得ることができる空気調和機を提供することを目的としたものである。
本発明は、前記目的を達成するために、吸込口より吸い込んだ空気を熱交換して吹出口より吹出す壁掛け式空気調和機本体の上面に前方側が下方に下り傾斜する傾斜面を設け、この傾斜面に上向きに光を照射する光源ユニットを設けた構成としてある。
これにより、壁掛け式空気調和機本体を部屋の壁面に据え付ければ壁掛け式空気調和機本体が遮壁となって間接照明が可能となり、別途部屋の壁面に光源ユニットの光源体からの光線を遮る遮壁を新たに敷設するなどのことをしなくても壁掛け式空気調和機本体の設置だけで間接照明を得ることができる。そして、壁掛式空気調和機はこれまでと同様部屋の壁面上部に設置することができ、居住者に圧迫感を与えることなく良好な空気調和が可能となる。
本発明は、上記した構成によって、壁掛け式空気調和機本体を設置するだけで間接照明を得ることができ、既築住宅であっても容易かつ安価に、そして空調性能を損なうことなく良好な間接照明を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和機における室内機の斜視図 同実施の形態1に係る空気調和機の室内機の正面図 同実施の形態1に係る空気調和機を上方から見たときの斜視図 同実施の形態1に係る空気調和機の室内機の断面図 同実施の形態1に係る空気調和機の室内機上面に設置する光源ユニットの斜視図 同実施の形態1に係る空気調和機の光源ユニットの分解斜視図 同実施の形態1に係る空気調和機の図5に示す光源ユニットのA−A断面図 同実施の形態1に係る空気調和機の図5に示す光源ユニットの部分上面図 同実施の形態1に係る空気調和機の光源ユニットの制御を示す制御フロー図 (a)(b)同実施の形態1に係る空気調和機の光源ユニットの制御を示すタイムチャート 従来の空気調和機を示す断面図
本発明の一態様による空気調和機は、吸込口より吸い込んだ空気を熱交換して吹出口より吹出す壁掛け式空気調和機本体の上面に前方側が下方に下り傾斜する傾斜面を設け、この傾斜面に上向きに光を照射する光源ユニットを設けた構成としてある。
これにより、壁掛け式空気調和機本体を部屋の壁面に据え付ければ壁掛け式空気調和機本体が遮壁となって間接照明が可能となる。つまり、部屋の壁面に光源ユニットの光源体からの光線を遮る遮壁を新たに敷設するなどのことをしなくても壁掛け式空気調和機本体の設置だけで間接照明を得ることができる。そして、壁掛式空気調和機はこれまでと同様部屋の壁面上部に設置することができ、居住者に圧迫感を与えることなく良好な空気調和が可能となる。
第2の形態は、第1の形態において、前記光源ユニットは短冊状に形成し、壁掛け式空気調和機本体の上面長手方向に沿って設置した構成としてある。
これにより、壁掛け式空気調和機本体の長手方向略全域上方を光源ユニットで照射して明るくすることができ、壁掛け式空気調和機本体の一部、例えば本体長手方向の一方端部分の上方のみが明るくなるような貧弱さを解消し、形だけの間接照明ではなくゴージャスで本格的な間接照明とすることができる。
第3の形態は、第1または第2の形態において、前記光源ユニットは壁掛け式空気調和機本体の本体横幅よりも広い範囲を照射する構成としてある。
これにより、居住者は壁掛け式空気調和機本体の下方付近に位置していても壁掛け式空気調和機本体の両側部周りの間接光によってほのかな間接照明を得ることができ、間接照明効果を確実に発揮させることができる。
第4の形態は、第1〜第3の形態において、前記光源ユニットは壁掛け式空気調和機本体上面の傾斜面と同様前下がり状態に傾斜設置した構成としてある。
これにより、光源ユニットから天井に向かって照射する光は空気調和機本体前方もしくは前端上部の天井面を明るくして間接照明機能を確実に発揮させることができ、壁掛け式空気調和機の奥行き寸法が大きなものであっても良好な間接照明を実現することができる。
第5の形態は、第1〜第4の形態において、前記光源ユニットが当該光源ユニットの前方に位置する壁掛け式空気調和機本体の上面を照射するのを遮る遮光部を設けた構成としてある。
これにより、前方の壁掛け式空気調和機上面を照らしてこの部分が明るくなるのを防止することができる。特に、前記第4の形態のように光源ユニットを壁掛け式空気調和機本体上面の傾斜面と同様前下がり状態に傾斜設置して光源ユニット設置面が光源ユニットによってより照らされやすい状態となっていても、この傾斜設置した前下がり状態の光源ユニットが光源ユニットよりも前方の空気調和機本体上面部分を照らしてこの部分が明るくなるのを防止することができる。よって、天井面に形成される間接光をくっきりと浮かび上がらせて良質な間接照明とすることができる。また、光源ユニットの一部分から前方に光が漏れることを防止できるので、壁掛け式空気調和機を正面遠方から見た場合であっても、間接照明の雰囲気を損なうことがない。
第6の形態は、第1〜第5の形態において、前記光源ユニットは短冊状筐体と、短冊状筐体の端部から中央方向に向かって光を照射する光源体と、この光源体の照射光を短冊状筐体の長手方向に沿って導光する導光板とを備えた構成としてある。
これにより、光源ユニットが壁掛け式空気調和機本体の長手方向に沿った長いものであっても少ない光源体で壁掛け式空気調和機本体の上方略全域を照射することができ、しかもその照射は導光板による光の拡散効果によってむらの少ない均一なものとすることができ、良質な間接照明を実現することができる。加えて、上記導光板によってその光を壁掛け式空気調和機本体の本体横幅よりも広い範囲を照射可能となり、光源ユニットを壁掛け式空気調和機本体の横幅一杯の長さに形成しなくても前記第3の形態で示す効果が得られる。
第7の形態は、第6の形態において、前記光源ユニットの短冊状筐体は導光板の前方側に壁板部を多重に備えた構成としてある。
これにより、導光板の前方側に位置する壁板部が第5の形態で述べた光源ユニットからの光を遮断する遮光部となって壁掛け式空気調和機本体の光源ユニットよりも前方の上面部分が明るくなるのを防止することができ、天井面に形成される間接光をくっきりと浮かび上がらせて良質な間接照明とすることができる。また、光源ユニットの一部分から前方に光が漏れることを防止できる。
第8の形態は、第7の形態において、前記多重の壁板部は当該壁板部同士の間に空間部を構成するように形成し、この空間部に光源体に接続されたリード線を配線した構成としてある。
これにより、光源体のリード線が第5の形態で述べた遮光部としても機能することになり、光源ユニットからの光を遮断する遮光効果を高めることができると同時に当該構成を利用して合理的に配線を行うことができ、遮光効果の向上と構成の合理化を同時に達成することができる。
第9の形態は、第6〜第8の形態において、前記光源ユニットの短冊状筐体は、導光板の前方を覆うカバーを備えた構成としてある。
これにより、カバー部が第5の形態で述べた遮光部となって空気調和機本体の光源ユニットよりも前方の上面部分が明るくなるのを防止することができる。また、光源ユニットの一部分から前方に光が漏れることを防止できる。
第10の形態は、第9の形態において、前記カバーは略コ字状に形成され、その両端部分が光源体を覆う構成としてある。
これにより、光源ユニットの両側部から光源体もしくは導光板両側部からの光が横方向に漏れるのを防止することができ、壁掛け式空気調和機本体の側方部が一部明るくなって間接照明効果を低下させるようなことを防止でき、更に良質な間接照明とすることができる。
第11の形態は、第1〜第10の形態において、前記光源体は発光色が異なる少なくとも二種類の発光素子を備え、前記発光素子のいずれかを任意に点・消灯可能な構成としてある。
これにより、例えば光源体を白色系の発光素子と暖色系の発光素子で構成し、昼間は白色系の発光素子を点灯させるとともに、夜間の休息時や就寝時等は暖色系の発光素子を点灯させることによってそれぞれのシーンに最適な間接照明が可能となり、空調効果と相まってより快適な空間の創出が可能となる。
第12の形態は、第11の形態において、前記空調運転を所定時刻もしくは所定時間後に開始させる「入」タイマー及び所定時刻もしくは所定時間後に空調運転を停止させる「切」タイマーを備え、前記「入」タイマーによる空調運転開始時は白色系の発光素子を点灯させ、「切」タイマーセット時には暖色系の発光素子を点灯させるようにした構成としてある。
これにより、「入」タイマーにより空調運転を開始させる起床時等には白色系の間接照明が得られ、「切」タイマーをセットして就寝するようなときには暖色系の間接照明が得られ、より快適な空間を自動的に創出することができ、使い勝手の良いものとすることができる。
以下、本発明の空気調和機に係る実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
なお、以下の実施の形態の空気調和機においては、具体的な構成について説明するが、本発明は、以下の実施の形態の具体的な構成に限定されるものではなく、同様の技術的思想に基づく構成が適用された各種空気調和機を含むものである。
(実施の形態1)
図1〜図4は、本実施の形態に係る壁掛け式空気調和機の全体構成を示す。同図1〜図4において、壁掛け式空気調和機の主体をなす壁掛け式空気調和機本体1は、内部に熱交換器2、送風ファン3を備えている。また、壁掛け式空気調和機本体1は、上方および前方に吸込口4を下方に吹出口5をそれぞれ有しており、吸込口4から吸い込んだ空気は熱交換器2を通過し、これと熱交換して吹出口5から室内に送風するように構成されている。吸込口4と熱交換器2との間には、熱交換器2を通過する空気の粉塵を除去するためにエアフィルタ6が設けられている。
また、吹出口5には上下風向変更羽根7と左右風向変更羽根(図示せず)が備えられており、室内へ送風する際の上下及び左右方向の位置を変更することができる。また、さらに壁掛け式空気調和機本体1は、その前面に壁掛け式空気調和機本体1の前面を覆う前面パネル8が設けられており、上部の軸支部(図示せず)を中心に下方部を手前上方に回動させて開くことができるようになっていて、エアフィルタ6や制御ユニット9がメンテナンスできるようになっている。
また、壁掛け式空気調和機本体1は、吹出口5の上方であって前方側に、表示部10が設けられている。表示部10は内部に壁掛け式空気調和機本体1の稼働状況を表示する液晶や、リモコン11からの指示信号を受信して制御ユニット9に伝送する受信部(図示せず)を備えている。そして、前記制御ユニット9は上記受信部を介して伝達されるリモコン11からの指示に基づいて室外機(図示せず)に設置されている圧縮機(図示せず)や前記送風ファン3等を駆動し空調運転を制御するようになっている。
そして更に、この壁掛け式空気調和機は、図3、図4に示すように、その壁掛け式空気調和機本体1上面の吸込口4より前方部分に、前方にいくほど下方に位置する前下がり状の傾斜面12を形成し、この傾斜面12に間接照明を行うための光源ユニット14を設けてある。
この光源ユニット14は図3に示すように短冊状に形成し、壁掛け式空気調和機本体1の上面長手方向ほぼ全域にわたって位置するように設置してある。より詳細には、光源ユニット14は、上方の吸込口4の開口のほぼ全幅にわたって配置されることが望ましい。
図5〜図8は上記光源ユニット14を示し、この光源ユニット14は図6に示すように、光源ユニット14の両側部に位置する光源体15と、この光源体15からの光を拡散してそれ自身が光源となる導光板16を有し、これら光源体15と導光板16とを短冊状筐体17で保持してユニット化してある。
上記短冊状筐体17は、光源体15と導光板16を支持する支持基台18と、前記導光板16及び光源体15の上方から前記支持基台18に被せ装着してこれら光源体15と導光板16を固定するカバー19とで構成してある。導光板16と支持基台18とは、それぞれ長手方向に2つの部品で構成されている。2つの導光板16はそれぞれ平面(光源体15が設けられた面と垂直な面)に微細加工が施されている。
前記光源体15は、図8に示すように例えばLEDで構成した発光素子20とこれを装着したプリント基板からなる光源体基板21とからなり、図5、図6に示すように光源ユニット14の両側部に位置していてそれぞれの発光素子20が向かい合いそれぞれが中心方向に向かって互いに光を照射するように配置してある。
導光板16と発光素子20とは、0.2mm以上0.8mm以下の隙間を設けて配置されている。これによれば、導光板16と発光素子20が接触することによる発光素子の破損の防止と、発光素子20からの光漏れ(発光素子20からの光のうち導光板16に入射されない光が生じること)の防止を両立できる。
そして、上記発光素子20は発光色が異なる少なくとも二種類の発光素子20a、20bからなっていて、例えばこの実施の形態ではその一方の発光素子20aは白色系の発光、他方の発光素子20bは暖色系の発光を行う。より詳細には、発光素子20aの色温度は、6020〜7040Kであり、発光素子20bの色温度は、3220〜3710Kであることが望ましい。
また、2つの導光板16はそれぞれの一端面を前記発光素子20a、20bに対向させ他端面を互いに突き合わせて配置してあり、発光素子20a或いは20bからの光を拡散して短冊状の長細い光源ユニット14の全域を発光状態とし、天井面に向けて光を照射する。この時この導光板16は導光板16を中心に周囲に光を拡散放射し、少なくとも壁掛け式空気調和機本体の横幅よりも広い範囲の天井を照射可能となっている。つまり、2つの導光板16は、ぞれぞれ、光源体15を設けた側の端面から入射した光を、導光板16の内面で全反射する際の光の反射角度を変え、平面から出射させることで、面発光を行うようになっている。さらに、図5中に矢印Bで示すように、導光板16から出射される光の中心軸は、平面の垂直方向から光源体15を設けた側に向かって傾斜した方向になっている。
さらに2つの導光板16は、0.7mm以上1.3mm以下の隙間を設けて、互いに突き合わせて配置されている。これによれば、2つの導光板16が、熱膨張によって長手方向に伸びて互いに衝突することによる導光板16の変形防止と、突き合わせ部の隙間を目立ちにくくすることを両立できる。これによって、導光板16を2つに分割しても、むらの少ない均一な面発光が実現できる。
また、短冊状筐体17の支持基台18は長手方向に複数の壁板部22a、22b、22c、22d(図7参照)を設けて構成してあり、後方側に位置する一対の壁板部22a、22bにより構成する凹部23に前記導光板16を嵌合装着してある。また、前方側に位置する一対の壁板部22c、22dにより構成する空間部24(図7参照)に前記光源体15の発光素子20に繋がるリード線25を通し、二つある支持基台18のうちの一方の端部に設けたリード線引出部26(図6参照)まで引き出し、他方の光源体15の発光素子20からのリード線(図示せず)とともに引き出して前記した制御ユニット9に接続し給電するようにしてある。
さらに前記短冊状筐体17のカバー19は、図6に示すように前記した導光板16の上面と対向する部分を切除した形の略コ字状に形成し、その両端部分に前記光源体15の外面側を覆う側面カバー部27が設けてある。図7に示すように、前記カバー19の前方は、長手方向に垂直な断面が略円弧状の平板で形成されている。一方、その平板の後方、すなわち、前記カバー19の導光板16の前端面側に位置する部分は階段状に隆起させてカバー壁板部28を形成している。カバー壁板部28の上端は後述するように前下がり上に設置される導光板16の後方端Xよりも上方に位置するようにして前方水平方向への光を遮る遮光部の機能を果たすようにしてある。そして前記カバー壁板部28の下端数カ所に
係合爪片29を形成し、この係合爪片29を前記各支持基台18の壁板部22bと22cとの間に形成した係合孔30に嵌合弾着させて、支持基台18を連結保持し、これらと一体になって短冊状筐体17を構成している。
以上のように構成した上記光源ユニット14は、この実施の形態では図7に示すようにその導光板16が壁掛け式空気調和機本体1上面の傾斜面12に沿って前下がり状態になるように傾斜設置してある。なお、この光源ユニット14の設置は前記前下がり状態の傾斜設置に限られるものではなく、例えば略水平状態や後ろ下がり傾斜設置等してもよいものである。
そして、上記光源ユニット14は、図1に示すリモコン11に設けた、光源ユニットを「入」「切」するスイッチである照明スイッチ31によってその通電回路を開・閉可能なようにしてある。更に、前記リモコン11に設けた運転スイッチ32をオン操作、或いは同リモコン11に設けた所定時刻もしくは所定時間後に空調運転を開始するように指示する「入」タイマースイッチ33を操作することによって、当該指示した時間に点灯させることができるようにしてある。
また、同リモコン11に設けた「切」タイマースイッチ34を操作することによって所定時刻もしくは運転停止する所定時間前に点灯させ、所定時間後に消灯させることができるようにしてある。
なお、この実施の形態では、光源ユニット14の発光素子20が既に述べたように白色系と暖色系の二種類としてあって、運転スイッチ32或いは「入」タイマースイッチ33を操作した場合は白色系の発光素子20aを点灯させ、「切」タイマースイッチ34を操作した場合は暖色系の発光素子20bを点灯する構成としてある。
以上のように構成した空気調和機の動作について以下説明する。
まず、この空気調和機は一般的な空気調和機と同様、運転スイッチ32によるオン/オフ指示、「入」タイマースイッチ33及び「切」タイマースイッチ34の操作による指示によって、それぞれの指示に応じた空気調和運転を行う。
そして、この空気調和機は、その壁掛け式空気調和機本体1の上面に光源ユニット14が設けてあるので、運転スイッチ32をオンして通常の空調運転を開始、もしくは「入」タイマースイッチ33或いは「切」タイマースイッチ34を操作してタイマー運転を行うと、間接照明を行うことが可能となる。
この間接照明は、照明スイッチ31をオンしてその給電回路を閉じておけば実施でき、オフしておけば間接照明なしの空調運転だけを行うことができる。すなわち、居住者の好みに応じて間接照明をするかしないかの選択ができる。
上記照明スイッチ31をオンした状態で運転スイッチ32をオンすると、空調運転とともに光源ユニット14の発光素子20が点灯し、間接照明を行うことができる。
また、照明スイッチ31をオンした状態で「入」タイマースイッチ33或いは「切」タイマースイッチ34を操作してタイマー運転すると、そのタイマー運転内容に応じて光源ユニット14の発光素子20が点灯し、間接照明を行うことができる。
このタイマー運転時における光源ユニット14の点灯制御を図9の制御フロー図を用いて以下説明する。
図9において、この光源ユニット制御は、まず運転指示有か否かを確認する(ステップS1)。
運転指示有の場合(ステップS1のY)、その運転指示が運転スイッチ32オンによる通常運転指示か、「入」タイマースイッチ33或いは「切」タイマースイッチ34のいずれかの操作によるタイマー運転指示かを判定する(ステップS2)。
タイマー運転指示であれば(ステップS2のタイマー運転)、それがタイマー運転「入」指示かを確認する(ステップS3)。
タイマー運転「入」指示であれば(ステップS3のY)、タイマー時刻に到達したかを確認し(ステップS4)、到達した時点で空調運転を開始する(ステップS5)。そして照明スイッチ31がオンされて照明点灯指示があるか否かを確認し(ステップS6)、照明点灯指示があれば(ステップS6のY)白色系の発光素子20aを点灯させて(ステップS7)間接照明を行う。
一方、前記タイマー運転指示がタイマー運転「切」の場合(ステップS3のN)、照明スイッチ31がオンされて照明点灯指示があるか否かを確認し(ステップS9)し、照明点灯指示があれば(ステップS9のY)、暖色系の発光素子20bを点灯させて(ステップS10)間接照明を行う。そして、所定時間、例えば使用者が眠りにつく程度の時間が経過すると(ステップ11のY)、前記発光素子20bを消灯させて(ステップS12)間接照明を停止する。その後「切」タイマー設定時刻に到達すると、空調運転を停止する(ステップ14)。
なお、前記タイマー運転指示か否かの判定(ステップS2)において、タイマー運転指示ではなく通常運転指示であれば(ステップS2の通常運転)、そのまま空調運転を開始し(ステップS5)、更に照明スイッチ31がオンされて照明点灯指示があるか否かを確認し(ステップS6)、照明点灯指示があれば(ステップS6のY)白色系の発光素子20aを点灯させて(ステップS7)間接照明を行う。
図10(a)(b)は前記光源ユニット14による間接照明例を示すタイムチャートで、以下これを用いて上記制御による空調運転の状況と発光素子20の点灯状況を説明する。
まず、図10(a)に示すように「入」タイマーを操作して予約時刻をt5に設定した場合は、t5の所定時間前であるt5aに予備運転を開始し、予約時刻t5に到達すると空調運転を開始するとともに、暖色系の発光素子20bを点灯させて間接照明を開始する。ここで、予備運転とは、予約時刻に室温がリモコン11で設定された温度となるように、早めに空調運転を開始するものである。
一方、図10(b)に示すように空調運転中に「切」タイマーを操作して時刻t15に空調運転を停止するように設定した場合は、「切」タイマー設定とともに白色系の発光素子20aが消灯等して暖色系の発光素子20bを点灯し、暖色系の間接照明を行う。そして、この間接照明を行っている暖色系の発光素子20bは、「切」タイマーを設定した時刻t12から所定時間経過した時刻t13で消灯し、間接照明を停止する。その後、「切」タイマー時刻t15に到達すると、空調運転も停止する。なお、この例では前記発光素子20bを消灯する所定時間前、例えば数十秒前に発光素子20bの明るさを最小にし、時刻t15aに到達すると消灯するようにしてある。
以上のように構成した空気調和機について、次にその間接照明付空気調和機としての作用効果を説明すると、この空気調和機は、壁掛け式空気調和機本体1上面に光源ユニット14を設けてあるから、壁掛け式空気調和機本体1そのものが遮壁となって光源ユニット14による間接照明が可能となる。
すなわち、使用者はこの空気調和機の壁掛け式空気調和機本体1を部屋の壁面に据え付けるだけで空気調和とともに間接照明が可能となる。したがって部屋の壁面に遮壁を新たに敷設して照明装置を付設するような必要がなく、既築住宅であっても容易かつ安価に間接照明を実現することができる。
また、上記空気調和機の壁掛け式空気調和機本体1は、部屋の壁面に遮壁を設けることなく据え付けることができる。したがって、従来と同様部屋の壁面の上部に据え付けることができ、その設置位置が低くなって居住者に圧迫感を与えたり、気流が遠くまで届かなくなるなどによって空調性能が低下するなどのことがなく、快適な空調が可能となる。 また、上記光源ユニット14は短冊状に形成し、壁掛け式空気調和機本体1の上面長手方向に沿って設置してあるから、壁掛け式空気調和機本体1の長手方向略全域上方を光源ユニット14で照射して明るくすることができる。
すなわち、壁掛式空気調和機に間接照明用の照明ユニットを付設する場合、壁掛け式空気調和機本体1の一部、例えば本体長手方向の一方端部分に間接照明用の照明ユニットを付設する等のことが考えられるが、このような形で付設した場合に生じる問題点、すなわち壁掛け式空気調和機本体1の一方端部分の上方のみが明るくなるようなアンバランスさや貧弱さを解消し、壁掛け式空気調和機本体1の上方略全域を明るくして、形だけの間接照明ではなくゴージャスで本格的な間接照明とすることができる。
しかも、この実施の形態では、前記光源ユニット14は壁掛け式空気調和機本体1上面の傾斜面12に当該傾斜面12と同様前下がり状態に傾斜設置してあるから、壁掛け式空気調和機本体1の前端上方もしくは前方上方の天井面を確実に明るくすることができる。すなわち、光源ユニット14の光源となる導光板16は前下がり傾斜していることによって壁掛け式空気調和機本体1の前端上方もしくは前方上方の天井面を照らし間接照明機能を確実に発揮させる。したがって、壁掛け式空気調和機の奥行き寸法が大きなものであっても良好な間接照明を実現することができる。
加えて、前記光源ユニット14は発光素子20の光を導光板16によって拡散するから、壁掛け式空気調和機本体1の本体横幅よりも広い範囲を照射することもできる。したがって、居住者は壁掛け式空気調和機本体の下方付近に位置していても、壁掛け式空気調和機本体1の両側部照射及び光源ユニット14の傾斜設置による前部照射により形成される壁掛け式空気調和機本体1周りの間接光によってほのかな間接照明を得ることができ、間接照明効果をより効果的かつ確実に発揮させることができる。
以上によれば、標準的な設置状態を想定し、壁掛け式空気調和機本体1と天井面との間の間隔を100mmであるとすると、光源ユニット14の真上(例えば、壁掛け式空気調和機本体1が設置された壁面からの距離が200mmの位置)の天井面では、150lux程度の照度とできる。そして、壁掛け式空気調和機本体1の前方(例えば、壁掛け式空気調和機本体1が設置された壁面からの距離が350mmの位置)の天井面でも、50lux以上の照度が確保できる。また、壁掛け式空気調和機本体1の本体横幅より外側(例えば、壁掛け式空気調和機本体1の中心から左右に400mmの位置)の天井面でも、50lux以上の照度が確保できる。つまり、壁掛け式空気調和機本体1の前面や側面の上部であっても、光源ユニット14の真上と比較して、約1/3以上の照度(lux値)を確保できる。
また、前記壁掛け式空気調和機本体1の上面に取付ける光源ユニット14は、短冊状筐体17と、短冊状筐体17の両端部から中央方向に向かって光を照射する光源体15と、この光源体15の照射光を短冊状筐体17の長手方向に沿って導光する導光板16とで構成してあるから、光源ユニット14自体の高さを低くすることができ、壁掛け式空気調和機を正面遠方から見た場合であっても、間接照明の雰囲気を損なうことがないようにすることができる。
そして、前記光源ユニット14は、その短冊状筐体17となる支持基台18に導光板16と光源体15を支持させ、この導光板16及び光源体15の上から前記支持基台18にカバー19を被せ装着してユニット化してあるから、導光板16及び光源体15を確実に保持しユニット化して壁掛け式空気調和機本体1に装着でき、その取り付けも容易に行うことができる。
更に、上記光源ユニット14は、導光板16を保持した短冊状筐体17の両端部に光源体15を設け、この光源体15の発光素子20から中央方向に向かって互いに向かい合うように光を照射させ導光板16で拡散するようにしてあるから、光源ユニット14が壁掛け式空気調和機本体1の長手方向に沿った長いものであっても少ない数の発光素子20で壁掛け式空気調和機本体1の上方略全域を照射することができる。
更にまた、上記光源ユニット14による光の照射は導光板16による光の拡散効果によってむらの少ない均一なものとすることができ、良質な間接照明を実現することができる。
加えて、上記導光板16によって既述したようにその光を壁掛け式空気調和機本体1の本体横幅よりも広い範囲を照射可能となり、光源ユニット14を壁掛け式空気調和機本体1の横幅一杯の長さに形成しなくても、前記したように壁掛け式空気調和機本体1の本体横幅よりも広い範囲を照射することができる。
一方、前記光源ユニット14を設けた壁掛け式空気調和機本体1は、その上面の光源ユニット14よりも前方部分が前下がり状態に傾斜する形となっているため、光源ユニット14の導光板16からの光によって壁掛け式空気調和機本体1上面の傾斜面12前部が薄明るく照らされる可能性がある。特にこの実施の形態では、前記光源ユニット14自体も前下がり状態に傾斜設置しているので、壁掛け式空気調和機本体1上面の傾斜面12前部は薄明るく照らされやすいことになる。そして、このように壁掛け式空気調和機本体1の前部上面が薄明るくなると光源ユニット14で照射している天井面の明るさがぼやけた形となる。
しかしながら、本実施の形態では、光源ユニット14の前方部分に光源となる導光板16から前方へと放射される光を遮る遮光部、すなわち多重の壁板部22あるいはリード線25あるいはカバー19およびそのカバー壁板部28が設けてあるから、良質な間接照明を得ることができる。
すなわち、短冊状筐体17の支持基台18の前部に設けた多重の壁板部22b、22c、22dは、導光板16の前端面から壁掛け式空気調和機本体1の前方上面へと放射される光を遮断し、光源ユニット14よりも前方の壁掛け式空気調和機本体1上面部分が薄明るくなるのを防止する。
また、上記多重の壁板部22b、22c、22dのうちの前部の壁板部22c、22dで形成した空間部24に設けたリード線25も、導光板16の前端面から前方へと放射さ
れる光を遮断し、壁板部22b、22c、22dによる遮効果と合わさってより確実に導光板16の前端面から壁掛け式空気調和機本体1の前方上面へと放射される光を遮断することになる。そして、上記リード線25は導光板16の前端面から前方へと放射される光を遮断する多重の壁板部22c、22dの間に形成した空間部24を利用して引き出し配線することができ、構成の合理化が図れる。
さらに、前記光源ユニット14のカバー19も、導光板16の前方を覆って導光板16の前端面から壁掛け式空気調和機本体1の前方上面へと放射される光を遮断し、光源ユニット14よりも前方の壁掛け式空気調和機本体1上面部分が薄明るくなるのを防止することができる。また、光源ユニット14の一部分から前方に光が漏れることを防止できる。
特に、この実施の形態では、光源ユニット14自体を前下がり状態に傾斜設置しているため、導光板16の特に上面から放射される光の一部が光源ユニット14よりも前方の壁掛け式空気調和機本体1上面部分を薄明るく照らす可能性があるが、この光も上記導光板16の前方部を覆うカバー19にカバー壁板部28を設けて遮光し、光源ユニット14よりも前方の壁掛け式空気調和機本体1上面部分が薄明るくなるのを防止することができる。すなわち、導光板16の前方部を覆うカバー19に設けたカバー壁板部28が導光板16の後端部Xよりも高位置まで立設設定してあるので、導光板16上面から前方への光を遮り、光源ユニット14よりも前方の壁掛け式空気調和機本体1上面部分が薄明るくなるのを防止することができる。
このように壁板部22あるいはリード線25あるいはカバー19及びそのカバー壁板部28からなる遮光部はそのいずれかもしくは複数が前下がり状態の光源ユニット14からの光を遮って光源ユニット14よりも前方の壁掛け式空気調和機本体1上面部分を照らしてこの部分が薄明るくなるのを防止することができ、天井面に形成される間接光をくっきりと浮かび上がらせて良質な間接照明とすることができる。
なお、上記遮光部となる壁板部22あるいはリード線25あるいはカバー19及びそのカバー壁板部28はそのすべてを具備させることによって遮光効果を高いものとすることができるが、そのすべてを必要とするものではなく、少なくとも導光板16の前端面に位置する壁板部22bを遮光部として備えておればよいものである。
また、この実施の形態では遮光に関しては更に次のような効果も備えている。すなわち、前記光源ユニット14の短冊状筐体17を構成するカバー19には、その両端部分に光源体15を覆う側面カバー部27を設けてあるから、光源ユニット14の両側部から光源体15の発光素子20からの光もしくは導光板16両側部からの光が横方向に漏れるのを防止することができる。これにより、壁掛け式空気調和機本体1の側方部が一部明るくなって間接照明効果を低下させてしまうのを防止でき、更に良質な間接照明とすることができる。
さらにまたこの実施の形態の光源ユニット14は、その制御例で説明したように「入」タイマー設定時は白色系の発光素子20aを点灯させて間接照明を行い、「切」タイマー設定時は暖色系の発光素子20bを点灯させて間接照明を行う。したがって、「入」タイマーを設定して空調運転を開始させる起床時のようなときには、太陽光に近い白色系の間接照明を行って目覚めやすくするとともに活動的な雰囲気を創出することができる。そして、「切」タイマーを設定する夜間の休息時や就寝時等は、暖色系の光源体を点灯させて間接照明を行って安らぎを与えるとともに眠りやすい雰囲気を創出することができる。すなわち、居住者の生活シーンに応じて最適な間接照明が可能となり、空調効果と相まってより快適な空間の創出が可能となる。
しかも、上記白色系、暖色系の照明切換は「入」タイマー及び「切」タイマーに連動して自動的に行われるので、使い勝手もよい。
さらに前記光源ユニット14による間接照明は、照明スイッチ31によって間接照明有もしくは間接照明無に任意に選択することができ、好みに応じて使い分けられるので使い勝手は一段と良好なものとなる。
以上、本発明に係る空気調和機について、上記実施の形態を用いて説明してきたが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。つまり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、遮光部となる壁板部22あるいはリード線25あるいはカバー19及びそのカバー壁板部28はそのすべてを具備することによって遮光効果の高いものとすることができるが、既に述べたように必ずしもそのすべてを必要とするものではなく、少なくとも導光板16の前端面に位置する壁板部22bを遮光部として備えておればよいものである。
また光源ユニット14の遮光部となる壁板部22は多重でなくても導光板16の前端部に対向する壁板部22b一つであってもよいし、リード線25も必ずしも導光板16の前方に配線しなければならないというものでもない。
さらに、カバー19に隆起させて設けたカバー壁板部28も、光源ユニット14、すなわち導光板16を前下がり状に傾斜設置しなければ必ずしも必要としないものである。
また、間接照明の照明色は白色系及び暖色系の二色だけではなく暖色系から白色系の間を数段階に切り換えられるようにしてもよいし、間接照明も照明スイッチ31を設けることなく空調運転時は常に間接照明を行うようにしてもよい。
また、照明スイッチ31の操作によって、空気調和機の運転とは無関係に、光源ユニット14の点灯または消灯させる場合があってもよい、等々である。
本発明は、壁掛け式空気調和機本体を設置するだけで間接照明を得ることができ、既築住宅であっても容易かつ安価に、そして空調性能を損なうことなく良好な間接照明を得ることができる。よって商業施設や一般家庭等で使用される空気調和機として有用である。
1 壁掛け式空気調和機本体
2 熱交換器
3 送風ファン
4 吸込口
5 吹出口
6 エアフィルタ
7 上下風向変更羽根
8 前面パネル
9 制御ユニット
10 表示部
11 リモコン
12 傾斜面
14 光源ユニット
15 光源体
16 導光板
17 短冊状筐体
18 支持基台
19 カバー(遮光部)
20、20a、20b 発光素子
21 光源体基板
22、22a、22b、22c、22d 壁板部(遮光部)
23 凹部
24 空間部
25 リード線(遮光部)
26 リード線引出部
27 側面カバー部
28 カバー壁板部(遮光部)
29 係合爪片
30 係合孔
31 照明スイッチ
32 運転スイッチ
33 「入」タイマースイッチ
34 「切」タイマースイッチ

Claims (12)

  1. 吸込口より吸い込んだ空気を熱交換して吹出口より吹出す壁掛け式空気調和機本体の上面に前方側が下方に下り傾斜する傾斜面を設け、この傾斜面に上向きに光を照射する光源ユニットを設けた空気調和機。
  2. 光源ユニットは短冊状に形成し、壁掛け式空気調和機本体の上面長手方向に沿って設置した請求項1に記載の空気調和機。
  3. 光源ユニットは壁掛け式空気調和機本体の本体横幅よりも広い範囲を照射する構成とした請求項1または2に記載の空気調和機。
  4. 光源ユニットは壁掛け式空気調和機本体上面の傾斜面に前下がり状態に傾斜設置した請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. 光源ユニットが当該光源ユニットの前方に位置する壁掛け式空気調和機本体の上面を照射するのを遮る遮光部を有する請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 光源ユニットは短冊状筐体と、短冊状筐体の端部から中央方向に向かって光を照射する光源体と、この光源体の照射光を短冊状筐体の長手方向に沿って導光する導光板とを備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 短冊状筐体は導光板の前方側に壁板部を多重に備えた請求項6に記載の空気調和機。
  8. 多重の壁板部は当該壁板部同士の間に空間部を構成するように形成し、この空間部に光源体に接続されたリード線を配線した請求項7に記載の空気調和機。
  9. 短冊状筐体は、導光板の前方を覆うカバーを備えた請求項6〜8のいずれか1項に記載の空気調和機。
  10. カバーは略コ字状に形成され、その両端部分が光源体を覆う請求項9に記載の空気調和機。
  11. 光源体は発光色が異なる少なくとも二種類の発光素子を備え、前記発光素子のいずれかを任意に点・消灯可能な構成とした請求項1〜10のいずれか1項に記載の空気調和機。
  12. 空調運転を所定時刻もしくは所定時間後に開始させる「入」タイマー及び所定時刻もしくは所定時間後に空調運転を停止させる「切」タイマーを備え、前記「入」タイマーによる空調運転開始時は白色系の発光素子を点灯させ、「切」タイマーセット時には暖色系の発光素子を点灯させるようにした請求項11に記載の空気調和機。
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