JP2016143765A - 積層型セラミック電子部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】
誘電体層が薄くても、優れた信頼性及び耐熱衝撃性を有する積層型セラミック電子部品を提供すること。
【解決手段】
長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1及び第2の主面と、長さ方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の側面と、幅方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の端面とを有する直方体状の素体本体と、前記第1の端面または前記第2の端面に露出するように、前記セラミック素体の内部に、誘電体層を介して高さ方向に互いに対向する一対の内部電極層とを備え、
前記誘電体層の厚みが、中央部から、前記第1及び第2の側面に向かって大きくなる事を特徴とする、積層型セラミック電子部品の構成である。
【選択図】図3

Description

本発明は、積層型セラミックコンデンサ等の積層型セラミック電子部品に関するものである。
積層セラミックコンデンサに対する小型大容量化のニーズは依然として高く、さらなる誘電体層の薄層化・多層化が進められている。しかし、誘電体層が薄くなると、誘電体層に印加される電界強度が増大することで絶縁抵抗値の劣化が生じやすくなり、信頼性が悪化するという問題があった。その上、誘電体層の機械強度が低下する事により、耐熱衝撃性が悪化するという問題もあった。先行文献1は、誘電体層の厚みバラつきを小さくする事で信頼性の悪化を抑制している。先行文献2は、外層よりの誘電体層を少なくとも2倍以上厚くする事で、端部における電解集中起因の故障を抑制している。
特開2001―217135号公報 特開2000―173852号公報
先行文献1に記載の方法では、内部電極層端部近傍において生じる電界集中を回避出来ないので、絶縁性抵抗の劣化を十分に抑制できない。また、耐熱衝撃性に関する問題点については記載されていない。
先行文献2に記載の方法であれば端部における電解集中起因の絶縁抵抗の劣化を抑制できるが、誘電体層が厚くなる事で、部品寸法が大型化してしまう。また、耐熱衝撃性に関する問題点についての記載もない。
本発明はこのような実状を鑑みてなされ、その目的は、誘電体層が薄くても、優れた信頼性及び耐熱衝撃性を有する積層型セラミック電子部品を提供する事である。
上述した課題を解決する為、本発明は、長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1及び第2の主面と、長さ方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の側面と、幅方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の端面とを有する直方体状の素体本体と、前記第1の端面または前記第2の端面に露出するように、前記セラミック素体の内部に、誘電体層を介して高さ方向に互いに対向する一対の内部電極層とを備え、前記誘電体層の厚みが、中央部から、前記第1及び第2の側面に向かって大きくなる事を特徴とする。
内部電極層端部に挟まれた誘電体層の厚みが厚くなる事により、電界集中が緩和され、信頼性が向上する。
また、前記誘電体層の中央部の厚みをd、前記第1及び第2の側面方向の誘電体層端部の厚みをdとし、dに対するdの比(d/d)は、積層最外層から積層方向中央領域に向かって大きくなる事がこのましい。
外部電極と接続しない誘電体層端部は、積層方向中央領域に向かうほど放熱性が低く、電界集中に起因する高温化により絶縁抵抗の劣化が進行し易いが、上記の分布にする事で、劣化しやすい積層方向中央領域を重点的に改善する為、信頼性がさらに向上する。
また、前記積層方向中央領域において、誘電体中央部の厚みd1と前記第1及び第2の側面方向の誘電体層端部の厚みd2の比(d/d)が1.15〜1.30である事が好ましい。
上記範囲とすることで、相対的に薄い誘電体中央部に高電界強度が印加される事に起因する故障を抑えながら端部に生じる故障を抑えることが出来るので、信頼性が向上する。
また、前記内部電極層の厚みが、中央部から前記第1及び第2の側面に向かって小さくなる事が好ましい。
側面部と、内部電極層と誘電体層が積層された内層部との接合境界部において側面部と内層部の熱膨張係数の差を小さくすることができるので、熱衝撃によるクラックを抑制する事ができる。
また、前記内部電極層の中央部の厚みをe、前記第1及び第2の側面方向の内部電極層端部の厚みをeとしたとき、前記誘電体層の中央部の厚みd1、前記第1及び第2の側面方向の誘電体層端部の厚みdとの間に0.9≦(d+e)/(d+e)≦1.0の関係を満足する事が好ましい。耐熱衝撃性をより一層向上させる事ができる。
本発明によれば、誘電体層が薄くても、優れた信頼性及び耐熱衝撃性を有する、積層セラミックコンデンサなどの積層型セラミック電子部品を提供する事が出来る。
本発明の実施例に係る積層セラミックコンデンサの斜視外略図である。 図1に示した積層セラミックコンデンサおけるI−I線に沿った断面概略図である。 図1に示した積層セラミックコンデンサおけるII−II線に沿った断面概略図である。 図2の一部を示す拡大断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る、ホットプレス焼成炉の概略図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る、ホットプレス焼成炉の焼成時の概略図である。 図6は、比較例1、比較例2、および本発明の実施例1に係る、図2に示した5II−II線に沿った断面における誘電体層の幅方向の厚み分布を示す図である。 図7は、本発明の実施例1、実施例2、及び実施例3に係る、図2に示したII−II線に沿った断面における誘電体層の積層方向の厚み比分布を示す図である。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、同一の部材については同一の符号を付すものとし、重複する説明を省略する。なお、図面は模式的なものであり、部材相互間の寸法の比率や部材の形状等は実際のものと異なっていても良い。
<積層型セラミック電子部品(積層セラミックコンデンサ)>
本発明の積層型セラミック電子部品の一実施形態として、図1、図2および図3に積層セラミックコンデンサの斜視図および断面模式図を示す。
図1は、本発明の一実施形態に係る積層セラミックコンデンサ1(実施例1)の斜視図である。素体本体10は、直方体状に形成されている。素体本体10は、第1及び第2の主面10a、10bと、第1及び第2の側面10c、10dと、第1及び第2の端面10e、10fとを備えている。第1及び第2の主面10a、10bは、長さ方向Lと幅方向Wに沿って延びている。第1及び第2の側面10c、10dは、長さ方向Lと高さ方向Tに沿って延びている。第1及び第2の端面10e、10fは、幅方向Wと高さ方向Tに沿って延びている。
図2は、図1に示した積層セラミックコンデンサおけるI−I線に沿った断面模式図である。積層セラミックコンデンサ1は、素体本体10の内部に配設された内部電極層3が、誘電体層2を介して積層され、かつ素体本体10の積層方向の最外部は外層部4により構成されている。第1及び第2の端面には、交互に逆側の端面に露出した内部電極層3と導通するように一対の外部電極6が配設される。図3は、図1に示した積層セラミックコンデンサおけるII−II線に沿った断面概略図である。誘電体層2および内部電極層3の両端部は側面部7により構成されている。
素体本体10の形状は、特に制限されず、目的および用途に応じて適宜選択されるが、形状は通常、直方体とされる。素体本体10の表面形状は、凹面形状あるいは凸面形状
であってもよい。寸法についても、制限はなく、目的および用途に応じて適宜選択され、通常、縦(0.4〜3.2mm)×横(0.2〜2.5mm)×高さ(0.15〜1.9mm)程度である。
誘電体層2は、たとえば、BaTiO、CaZrO、(Bi0.5Na0.5)TiO、NaNbO等を主成分とした誘電体磁器組成物から構成される。
本実施形態では、上記の誘電体粒子は、所望の特性に応じて、添加成分元素を含有してもよい。さらにSi、B、Liを含む酸化物を含有してもよい。
図4は、図3の一部を示す拡大断面図である。本発明の一実施形態において、誘電体層2の厚みは、中央部から第1及び第2の側面に向かって大きくなる。前記誘電体層2の中央部の厚みd、第1及び第2の側面方向の端部の厚みdにおいて、dに対するdの比(d/d)は1以上である。中央部から端部にかけての誘電体層2の厚み分布は、特に制限されず、増減を伴いつつも、全体として大きくなっていれば良い。尚、両端部から20μm内側における厚みが、端部からもう一方の端部までの厚みの平均値よりも大きくなると好ましい。
誘電体厚みは、素体本体10の断面を5,000倍(視野領域25μm×20μm)の走査型電子顕微鏡(SEM,Scanning Electron Microscope)でイメージを分割して測定することができる。より具体的には、誘電体層2を幅方向もしくは積層方向に20μm間隔の地点でその厚さを測定することができる。
は、複数の誘電体層2の中央部における厚みの平均値である。dは、複数の誘電体層2の側面部方向の端部における厚みの平均値である。一方の積層最外層から数えて第k層目の誘電体層2中央部の厚みをd1−k、外部電極6と接続しない端部の厚みd2‐kすると、k=1〜nにおいてd1−k<d2−kを満足する事が好ましい
積層方向中央領域とは、誘電体層2の積層数をnとしたとき、第n/2層(ただし、nが奇数の場合には、第n/2+0.5層)目を中心として、上下それぞれ[0.05×n]層以下を含む領域を意味する。([]はガウス記号を示す。)
第k層目における誘電体厚み比(d2−k/d1−k)は、積層方向中央領域における誘電体厚み比(d2−n/2/d1−n/2)が積層最外層における誘電体厚み比(d2−1/d1−1)及び(d2−n/d1−n)よりも大きく、積層最外層から積層方向中央領域に向かって大きくなる分布であると好ましい。尚、滑らかな分布である必要はなく、増減を伴いつつも、全体として大きくなっていれば良い。又、第n/2層目における誘電体厚み比が最大値となる必要はなく、最大値となる層が積層方向中央領域の範囲内に存在すれば発明の効果が得られる。
又、積層方向中央領域における中央部の厚みの平均値d、側面部方向の端部の厚みの平均値dにおいて、(d/d)が1.15〜1.30である事が好ましい。
、dは、目的や用途に応じ適宜決定すればよい。好ましくは、0.15〜0.8μm、より好ましくは、0.2〜0.5μmである。誘電体層2を挟む2層の内部電極層3の長さが異なっても良く、その場合は、内側に位置する内部電極層3の端部から誘電体層2を挟むもう一方の内部電極との距離をdとすればよい。
誘電体層2の積層数は目的や用途に応じ適宜決定すればよい。このましくは100層以上である。さらに好ましくは、200層以上である。
内部電極層3に含有される導電材は特に限定されないが、たとえば、Ni,Cu,Ni−Cu合金、Ag−Pd合金等を用いる事ができる。
内部電極層3の厚みは目的や用途に応じ適宜決定すればよい。内部電極層3の中央部の
厚みが、側面部7に向かって小さくなる分布である事が好ましい。中央部から端部にかけての内部電極層3の厚み分布は、特に制限されず、増減を伴いつつも、全体として小さくなっていれば良い。内部電極層3の中央部の厚みe、及び側面部方向の端部の厚みeは、目的や用途に応じ適宜決定すればよい。好ましくは、0.6μm以下、より好ましくは、0.4μm以下である。eは、複数の内部電極層3の中央部における厚みの平均値である。eは、複数の内部電極層3の側面部方向の端部における厚みの平均値である。
中央部、端部における誘電体層2、内部電極層3の厚みは、0.9≦(d+e)/(d+e)≦1.0の関係を満足することが好ましい。尚、内部電極層3の末端領域が酸化されている場合、酸化されていない領域の末端部をeとすればよい。
外層部4および側面部7は、誘電体層2とは異なる誘電体磁器組成物から構成しても良い。また、ガラスや樹脂材料で構成することもできる。外層部4および側面部7の厚みは、目的や用途に応じ適宜決定すればよく、好ましくは、1μm〜50μm、より好ましくは、5μm〜40μmである。好ましくは、2μm〜20μmである。複数の誘電体層2および内部電極層3の厚み、長さの分布に起因する表面の凹凸を打ち消すように、外層部4および側面部7を加工することもできる。
外部電極6に含有される導電材は特に限定されないが、本発明では安価なNi,Cu、これらの合金を用いることができる。又、外部電極6には、それぞれ熱硬化性樹脂と導電性粒子とを主成分とする導電性樹脂からなる樹脂電極層を設けても良い。
<積層セラミックコンデンサの製造方法>
本実施形態の積層セラミックコンデンサは、従来の積層セラミックコンデンサと同様に、ペーストを用いた通常の印刷法やシート法によりグリーンチップを作製し、これを焼成した後、外部電極を印刷または転写して焼き付けすることにより製造される。以下、製造方法について具体的に説明する。
まず、誘電体セラミック層を形成するための誘電体セラミック原料を準備し、これを塗料化して、誘電体セラミック層用ペーストを調製する。
誘電体セラミック原料として、まずBaTiO、CaZrO、(Bi0.5Na0.5)TiO、NaNbO、KNbO等を主成分とした粉末を準備する。これらの原料としては、上記した成分の酸化物やその混合物、複合酸化物を用いることができる。また、上記した酸化物や複合酸化物となる各種化合物から適宜選択して用いることができ、これらを混合して用いることもできる。各種化合物としては、たとえば、炭酸塩、シュウ酸塩、硝酸塩、水酸化物、有機金属化合物等が挙げられる。
なお、誘電体セラミック原料は、いわゆる固相法、シュウ酸塩法の他、各種液相法(たとえば、水熱合成法、アルコキシド法、ゾルゲル法など)により製造されたものなど、種々の方法で製造されたものを用いることができる。
さらに、誘電体磁器組成物に上記の主成分以外の成分が含有される場合には、該成分の原料として、それらの成分の酸化物やその混合物、複合酸化物を用いることができる。
次に、上記の誘電体セラミック原料に、有機ビヒクルを混合して誘電体層用ペーストを作製する。有機ビヒクルとは、バインダを有機溶剤中に溶解したものである。バインダは特に限定されず、エチルセルロース、ポリビニルブチラール等の周知の各種バインダから適宜選択すればよい。有機溶剤も特に限定されず、印刷法やシート法などに応じて、ジヒドロターピネオール、ブチルカルビトール、アセトン、トルエン等の各種有機溶剤から適宜選択すればよい。
内部電極層用ペーストは、導電性金属や合金からなる導電材と、上記の有機ビヒクルを混合して作製する。導電材として用いる金属としてはNi,Cu,Ni−Cu合金、Ag−Pd合金等が使用できる。
そして、誘電体層用ペーストを印刷法等によりグリーンシート形状とし、そのグリーンシート上に内部電極層用ペーストを印刷して内部電極層パターンを形成する。
このようにして得られた内部電極層パターン印刷済みのグリーンシートを複数積層し、直方体状になるよう切断する。
本発明の一実施形態に係るグリーンチップ工程は、焼成後に側面部7となる領域を、たとえばドクターブレード法によって、側面が並んだ面の全体に誘電体層用ペーストを塗布する事で作製し、グリーンチップを得る。しかし、本発明の効果は構造体にあり、本発明の構造体が作製できる方法であれば、積層工程で側面部7となる領域を形成してもよい。
次に、得られたグリーンチップを脱バインダ工程に供し、加熱によって有機成分を除去する。その後、焼成工程、アニール工程を経て、素体本体10となる。
脱バインダ工程における条件としては、昇温速度を好ましくは10〜300℃/時間、保持温度を好ましくは500〜800℃、温度保持時間を好ましくは0.5〜24時間とする。また、雰囲気は、空気もしくは還元性雰囲気とする。
本発明の一実施形態に係る焼成工程は、誘電体層2及び内部電極層3を所望の厚み分布にするため、温度及び加圧プロファイルの制御や焼成治具の選定により、焼成工程中の試料内部に温度分布及び応力分布を与えることが可能な、特殊なホットプレス焼結法が用いられる。しかし、本発明の効果は構造体にあり、本発明の構造体が作製できる方法であれば、どのような誘電体セラミックペースト、内部電極ペースト、各種焼成方法を用いても良く、例えばローラーハースキルン焼成、熱間等方圧加圧焼成、バッチ炉焼成等が例示される。
本発明の一実施形態に係るホットプレス焼成装置は、図5、図6に示すように連続式高速ホットプレス焼成である。
図5に示すように本発明の一実施形態における連続式高速ホットプレス焼成炉は、加圧パンチ加熱室20、加圧室21、パンチ22、ステージ23、ヒーター24、プッシャー25、受け26からなり、積層体試料27は高強度プレート28の上に乗せられ、高強度プレートはセラミック台29の上とパンチ23の底部に備え付けられる。
図6に示すように本発明における連続式高速ホットプレス焼成炉は、加圧パンチ加熱室20で1100℃から1300℃に過熱された、パンチ22と高強度プレート28が、プッシャー25によってステージ23に送られた、セラミック台29と高強度プレート28との上に乗せられた積層体試料27を加圧加熱することによって焼結を行う。焼結後の積層体試料は受け26によって加圧室21の外に出される。
焼成条件としては、例えば7000℃/h以上100000℃/h以下の昇温速度で、1.0MPa以上80MPa以下の加圧量の条件が例示される。
焼成雰囲気は、加湿したNガス(酸素分圧:1.0×10−7〜1.0×10−2Pa)とすることが好ましい。酸素分圧が低すぎると、脱バインダ工程で残ったカーボンが焼成工程でも残留してしまうと共に、アニール条件が高温側にシフトしてしまい好ましくない。逆に高くなると導電性金属の酸化がおこり好ましくない。
上述の高強度プレートとしてはタングステンカーバイド、シリコンカーバイド、シリコンナイトライド等の熱衝撃に強く、曲げ強度の大きな材料が例示される。試料との反応性の観点からシリコンカーバイドを用いることが好ましい。
上述の加圧パンチとしては、シリコンカーバイド、アルミニウムナイトライド等の熱伝導度の高い材料が例示される。耐熱性、熱伝導度の観点からシリコンカーバイドを用いることが好ましい。
上述のセラミック台としては、安定化ジルコニア、アルミナ、シリコンナイトライド等の熱伝導度の低い材料が例示される。耐熱衝撃性、熱伝導度の観点から安定化ジルコニア、シリコンナイトライドを用いることが好ましい。
アニール工程における保持温度は、好ましくは650〜1100℃であり、保持時間は、好ましくは0.1〜20時間である。また、アニール工程の雰囲気は、加湿したNガス(酸素分圧:1.0×10−3〜1.0Pa)とすることが好ましい。
上記した脱バインダ工程、焼成工程およびアニール工程において、Nガスや混合ガス等を加湿する場合には、たとえばウェッター等を使用すればよい。
脱バインダ工程、焼成工程およびアニール工程は、連続して行なっても、独立に行なってもよい。尚、必要に応じて焼成工程、アニール工程を複数回実施してもよい。
また、1回以上焼成工程、アニール工程を実施した後に誘電体層用ペーストやガラスを塗布し、熱処理することで、外層部4及び側面部7を形成してもよい。
上記のようにして得られた素体本体10に、たとえばバレル研磨やサンドブラストなどにより端面研磨を施し、外部電極用ペーストを印刷ないし転写して焼成し、外部電極6を形成する。そして必要に応じ、外部電極6の外面にめっき等により被覆層を形成する。
このようにして製造された本発明の積層型セラミック電子部品は、ハンダ付等によりプ
リント基板上などに実装され、各種電子機器等に使用される。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々
に改変することができる。
たとえば、上述した実施形態では、本発明に係る積層型セラミック電子部品として積層セラミックコンデンサを例示したが、本発明に係る積層型セラミック電子部品としては、積層セラミックコンデンサに限定されず、積層バリスタ、積層サーミスタ等が例示される。
以下、本発明を、さらに詳細な実施例に基づき説明するが、本発明は、これら実施例に限定されない。
本実施例では、(Ba0.96Ca0.04)(Ti0.94Zr0.06)O+MgO(0.1質量部)+MnO(0.3質量部)+Y(0.4質量部)+SiO(0.3質量部)+V(0.05質量部)の組成の誘電体層2を有する積層型セラミック電子部品を製造した。
まず、粒径0.1〜1μmのBaTiO、CaTiO、BaZrO、MgCO3、
MnCO、Y、SiOの材料粉末を、ボールミルにより16時湿式混合し、乾燥することによって誘電粉末を用意した。
得られた誘電体セラミック原料:100質量部と、ポリビニルブチラール樹脂:10質量部と、可塑剤としてのジオクチルフタレート(DOP):5質量部と、溶媒としてのプロパノール:100質量部とをボールミルで混合してペースト化し、誘電体層用ペーストを得た。
次いで、平均粒径0.10μmのNi粒子100質量部に対し、有機ビヒクル(エチルセルロース8質量部とミネラルスピリット40質量部をジヒドロターピネオール52質量部に溶解したもの)40質量部を3本ロールにより混練してペースト化し、内部電極層用ペーストを得た。
得られた誘電体セラミック層用ペーストを用いて、PETフィルム上に、ドクターブレード法によりシート成形を行い、乾燥することにより、グリーンシートを形成した。この上に内部電極用ペーストを印刷した後、PETフィルムからシートを剥離した。次いで、内部電極層パターン層印刷済みグリーンシート(242枚)、外層部用グリーンシート(内部電極層用ペーストを印刷しないもの)とを積層、圧着して、グリーン積層体を得た。
次いで、得られた複数のグリーン積層体を、ダイシングソーを適用して切断し、側面部7が同一平面に配置するように並べ、誘電体層用ペーストをドクターブレード法により塗布した。もう一方の側面部7も同様に塗布を行うことでグリーンチップを得た。
続いて、脱バインダ工程を実施した。
脱バインダ工程は、下記条件にて行なった。
昇温速度:50℃/時間
保持温度:750℃
保持時間:2時間
降温速度:200℃/時間
雰囲気:6.0×10−17Pa
脱バインダ後のチップを、高強度プレート28で挟み、ホットプレス焼成装置を用いて焼成し、焼結体チップを得た。
得られた高強度プレート28上の脱バイ後の積層体チップを、図5に示したホットプレス焼成装置を用いて、下記の条件にて行った。
昇温速度:25000°C/時間
保持温度:1100℃
保持時間:0.2時間
降温速度:2000℃/時間
加圧量:10MPa
雰囲気:2.0×10−5Pa
上述したホットプレス焼成装置の治具材種として、本実施例ではパンチ22としては、シリコンカーバイドを用い、セラミック台29としてはシリコンナイトライドを用いた。
このように焼結させた積層体を、無加圧のバッチ炉を用いて、下記の条件にてアニールを行った。
昇降温速度:200℃/時間
保持温度:900℃
保持時間:1時間
雰囲気:2.0×10−2Pa
なお、脱バイ工程、焼成工程およびアニール工程の雰囲気は、Hと加湿したNとの混合雰囲気とした。
アニール後の焼結体チップに、バレル研磨にて端面研磨を施し、Cu端子電極用ペーストを焼き付けて端子電極6を形成し、実施例1に係る積層セラミックコンデンサを形成した。
得られた積層セラミックコンデンサの端子電極部を除いたサイズは、0.6mm×0.3mm×0.22mmであった。
<誘電体厚み評価>
得られた積層セラミックコンデンサに対して、端子電極を形成した面と平行な面で切断し、断面を走査型電子顕微鏡(SEM)で5,000倍(1視野領域 縦25μm×横20μm)で分割して観察した。誘電体層2の幅方向の厚み分布は、視野毎に任意部分の誘電体厚み300点を計測し平均値を求めることで、20μm毎の誘電体厚みを導出した。実施例1に対する測定結果を図7に示す。誘電体層241層に対する測定結果の誘電体層2中央部の厚み平均値をd、側面部方向端部の厚み平均値をdとした。また、誘電体層2の端部からもう一方の端部までの平均値を求め、これをdAVEとした。結果を表1に示す。
<信頼性評価>
高温加速寿命試験(HALT:Highly Accelerated Life Test)を実施した。30個の試料について、温度140℃で4Vの電圧を印加する高温負荷寿命試験を行い、試験を開始してから絶縁抵抗値が10Ωとなるまでの時間の平均故障時間(MTTF:Mean Time To Failure)と、バラつきの小ささの指標であるm値を測定した。MTTFは20h以上、m値は3以上であると好ましい。さらに好ましくは、MTTF40h以上、m値4以上である。
<比較例1>
グリーンシートの厚みを0.9倍に変更する他は、実施例1と同様にグリーンチップを作製した。また、焼成工程ではバッチ炉を使用し、無加圧条件で行った他は実施例1と同様の条件とした。
下記の条件にて焼成を行った。
昇温速度:20000°C/時間
保持温度:1100℃
保持時間:1.0時間
降温速度:1000℃/時間
雰囲気:2.0×10−5Pa
<比較例2>
素体本体10の側面部7をグリーンシートの積層工程で形成し、その後85℃、1000kgf/cmの条件で等圧加圧成形を行い、誘電体層2の端部の厚みが中央部に比べて薄くなるように処理する他は、比較例1と同様の条件で作製した。
実施例1、比較例1、比較例2の結果を表1、図7に示す。
Figure 2016143765
表1、図7を見れば明らかなように、誘電体層2が側面部に向かって厚くなる分布であると、信頼性が良好であることがわかる。一方、比較例1は、誘電体層2の厚み平均値が実施例よりも大きく、ばらつきの少ない厚み分布ではあるが、MTTFは短く、m値も低い。
比較例2は、誘電体層2が側面部に向かって薄くなる分布であり、さらに信頼性が悪化している。このように、誘電体層2の絶縁強度の劣化は、端部における電界集中が支配的であることが分かる。又、実施例1の分布であれば、誘電体層2の厚み平均値は厚くならないので、静電容量を下げる事なく良好な信頼性を得る事ができる。
<実施例2>
図5に示すホットプレス焼成装置を用いた焼成工程において、上部の高強度プレート28を、シリコンカーバイド、下部の高強度プレート28を、シリコンカーバイドと比較して熱伝導率の低いタングステンカーバイドとした他は、実施例1と同様に作製した。熱伝導率の高い下部に接する面の方が高温になり、焼成中の試料の上下に温度勾配を生じさせることで、外層側からもう一方の外層側に向かって誘電体中央部と端部の厚み比が大きくなる分布を形成した。
<実施例3>
ホットプレス焼成装置を用いた焼成工程において、加圧量を下記の示す条件で行うほかは、実施例1と同様に作製した。
加圧量:焼成工程開始時:3MPa
900℃到達〜終了時まで:10MPa
実施例1〜3の試料に対して、一方の外層から数えて第k層目の誘電体層2中央部の厚みをd1−k、側面部方向端部の厚みd2‐kとし、第k層目における誘電体厚み比(d2−k/d1−k)を20層毎に測定した。厚み分布の測定結果を図8に示す。
Figure 2016143765
表2、図8を見れば明らかなように、誘電体層2の中央部の厚みと、端部の厚みの比が、積層最外層から積層方向中央領域に向かって大きくなる分布となる実施例3は、m値が高く、バラつきが小さい事が分かる。
<実施例4〜8>
ホットプレス焼成装置を用いた焼成工程において、保持温度と900℃から終了時までの加圧量を表3に記す条件で行うほかは、実施例3と同様に作製した。積層方向中央領域(第109層目から第133層目)における、誘電体層2の中央部の厚みと、側面部方向端部の厚みの比(d/d)を測定し、信頼性試験結果と共に表3に示す。
Figure 2016143765
表3を見れば明らかなように、積層方向中央領域におけるdと端部の厚みdの比(d/d)が1.15〜1.30の範囲内である実施例4〜7は、特に優れた信頼性を有する事が分かる。
<実施例9〜11>
ホットプレス焼成装置を用いた焼成工程において温度保持工程の開始から終了にかけて加圧量を徐々に下げた。保持工程開始及び保持工程終了時の加圧量を表4に示す。
冷却工程においては、保持工程終了時の加圧量を維持した。
その他の条件は実施例1と同条件のホットプレス焼成を行った。
誘電体層2の緻密化が終了する前にホットプレス焼成工程の加圧量を徐々に低下させていくと、内部電極層3が試料の中心部へ収縮する事を利用して、内部電極層3の中央部の厚みが側面部に向かって小さくなる分布を形成した。
<内部電極層厚み評価>
得られた積層セラミックコンデンサに対して、誘電体層厚み評価と同様に、走査型電子顕微鏡(SEM)を用いて、内部電極層全242層に対する測定結果の内部電極層3中央部の厚み平均値e、側面部方向端部の厚み平均値eを計測した。
<耐熱衝撃性評価>
300℃となるように設定したはんだ槽を用いて、積層セラミックコンデンサを約1秒間はんだ槽に漬けて行い、浸漬後の試料について、実体顕微鏡を用いて100倍の倍率で観察し、クラックの有無を確認し、不良個数を求めた。試料数は100個とした。尚、100個中5個以下であれば民生機器用途において十分な信頼性を有する。
Figure 2016143765
表4を見れば明らかなように、内部電極層3の中央部の厚みが側面部に向かって小さくなると、耐熱衝撃性が向上する事がわかる。
<実施例12〜14>
ホットプレス焼成装置を用いた焼成工程において、保持工程終了後から800℃まで下がる間にかけて、加圧量を徐々に下げた。
800℃における加圧量を表5に示す条件で行ったほかは、実施例11と同様に作製した。誘電体層241層に対する測定結果の誘電体層2中央部の厚み平均値d、端部の厚み平均値d、内部電極層(全242層)に対する測定結果の内部電極層3中央部の厚み平均地e、端部の厚み平均値eを測定し、(d+e)/(d+e)を求めた。耐熱衝撃試験は、はんだ槽への浸漬を3回に増やし、より過酷な熱衝撃を与えた。実施例11〜14に対する結果を表5に示す。
Figure 2016143765
表5を見れば明らかなように、0.9≦(d+e)/(d+e)≦1.0の関係を満足すると、耐熱衝撃性がより一層向上する事が分かる。
本発明は、信頼性及び耐熱衝撃性の優れた積層型セラミック電子部品を提供できる。また、本発明は積層セラミックコンデンサに限らず、その他の表面実装型電子部品、たとえば、バリスタ、サーミスタ、LC複合部品などにも適用可能である。
1・・・積層型セラミック電子部品
2・・・誘電体層
3・・・内部電極層
4・・・外層部
5・・・端部
6・・・外部電極
7・・・側面部
10・・・素体本体
10a・・・第1の主面
10b・・・第2の主面
10c・・・第1の側面
10d・・・第2の側面
10e・・・第1の端面
10f・・・第2の端面
20・・・加圧パンチ加熱室
21・・・加圧室
22・・・パンチ
23・・・ステージ
24・・・ヒーター
25・・・プッシャー
26・・・受け
27・・・積層体試料
28・・・高強度プレート
29・・・セラミック台

Claims (5)

  1. 長さ方向及び幅方向に沿って延びる第1及び第2の主面と、長さ方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の側面と、幅方向及び高さ方向に沿って延びる第1及び第2の端面とを有する直方体状の素体本体と、前記第1の端面または前記第2の端面に露出するように、前記セラミック素体の内部に、誘電体層を介して高さ方向に互いに対向する一対の内部電極層とを備え、
    前記誘電体層の厚みが、中央部から、前記第1及び第2の側面に向かって大きくなる事を特徴とする、積層型セラミック電子部品。
  2. 前記誘電体層の中央部の厚みをd1、前記第1及び第2の側面方向の誘電体層端部の厚みをd2とし、d1に対するd2の比(d2/d1)は、積層最外層から積層方向中央領域に向かって大きくなる事を特徴とする、請求項1に記載の積層型セラミック電子部品。
  3. 前記積層方向中央領域において、誘電体中央部の厚みd1と前記第1及び第2の側面方向の誘電体層端部の厚みd2の比(d2/d1)が1.15〜1.30である事を特徴とする、請求項2に記載の積層型セラミック電子部品。
  4. 前記内部電極層の厚みが、中央部から前記第1及び第2の側面に向かって小さくなる事を特徴とする、請求項1から3の何れか1項に記載の積層型セラミック電子部品。
  5. 前記内部電極層の中央部の厚みをe1、前記第1及び第2の側面方向の内部電極層端部の厚みをe2としたとき、前記誘電体層の中央部の厚みd1、前記第1及び第2の側面方向の誘電体層端部の厚みd2との間に0.9≦(d2+e2)/(d1+e1)≦1.0の関係を満足する事を特徴とする、請求項4に記載の積層型セラミック電子部品。
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