JP2003264119A - 積層セラミック電子部品、積層セラミック電子部品の製造方法、及び、積層セラミック電子部品の製造装置 - Google Patents

積層セラミック電子部品、積層セラミック電子部品の製造方法、及び、積層セラミック電子部品の製造装置

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JP2003264119A
JP2003264119A JP2002063408A JP2002063408A JP2003264119A JP 2003264119 A JP2003264119 A JP 2003264119A JP 2002063408 A JP2002063408 A JP 2002063408A JP 2002063408 A JP2002063408 A JP 2002063408A JP 2003264119 A JP2003264119 A JP 2003264119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造欠陥の発生を抑え得る積層セラミック電子
部品を製造し得る方法を提供する。 【解決手段】セラミック基体11と、内部電極201、
202とを含む。内部電極201、202は、複数であ
り、セラミック基体11の内部に埋設され、内部電極2
01、202のそれぞれは、セラミック基体11の厚み
方向に間隔を隔てて層状に備えられている。セラミック
基体2の厚み方向の中心を基準として、上側に備えられ
た内部電極201、202は、下側に備えられた内部電
極201、202と反対方向に湾曲している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層セラミック電
子部品、その製造方法、及び、この製造方法の実施に直
接用いられる製造装置に関する。更に詳しくは、静水圧
による等方向加圧技術に関する。
【0002】
【従来の技術】積層コンデンサ、積層インダクタ、積層
アルミナ基板、積層バリスタ、積層圧電(電歪)素子な
どの電子部品は、内部電極パターンを印刷したセラミッ
クグリーンシート(未焼成セラミックシート)を所定枚
数積層して積層体を構成し、積層体をラミネート(加熱
圧縮一体化)し、その後、切断し、脱脂し、焼成する工
程を経て製造される。
【0003】ラミネート前の積層体は、内部電極パター
ンを印刷したセラミックグリーンシートが積層された状
態であるから、内部電極が備えられている部分と、内部
電極が備えられていない部分との間に、密度差がある。
この密度差は、焼成後の積層体の形状歪みや構造欠陥の
原因となり、素体のポア、デラミネーション等の内部欠
陥、外観不良、ショート不良等を引き起こし、歩留りの
低下、及び、信頼性の低下を招く。
【0004】そこで、この問題を解決する手段として、
ラミネート工程において、積層体に静水圧を等方向加圧
することにより、積層体の内部の密度を均一にする技術
が知られている。この種の技術としては、常温で静水圧
を加圧するCIP(Cold Isostatic Pressing)や,高
温で静水圧を加圧するWIP(Warm Isostatic Pressin
g)等がある。
【0005】例えば、特開平8−255728号公報
は、積層体をポリエチレンなどのプラスチックフイルム
のパックに入れて、真空で熱シールすることにより密閉
し、その後に60〜85℃の温度で(100〜300)
×9.8×104Paの静水圧を等方向加圧する技術を
開示している。
【0006】しかし、特開平8−255728号公報に
記載の技術では、積層体の形状が大きく歪むので、十分
な静水圧(例えば、300×(9.8×104Pa)以
上)を加えることができず、構造欠陥の発生を十分に抑
えることができなかった。
【0007】別の先行技術として、特開平11−404
57号公報は、支持基板上に配置した積層体を密閉し、
1000×(9.8×104Pa)以上の静水圧を加え
る技術を開示している。
【0008】しかし、特開平11−40457号公報に
記載の技術は、積層体の下に支持基板を配置した状態で
加圧しているので、積層体の上側のみに大きな静水圧が
印加され、積層体の歪みが上側に集中する。
【0009】このため、積層体の上側のみが大きく歪む
ので、上側において構造欠陥が生じ易くなるという問題
があった。また、積層体の上側のみが大きく歪むので、
上下面の対称性が著しく悪くなり、外観不良が発生する
という問題もあった。
【0010】特に、チップ積層コンデンサのような積層
型電子部品を多層、薄層化して大容量化を図る際には、
誘電体層の厚みが従来の5μmから1〜2μmに薄層化
され、内部電極の厚みが、従来の2μmから、0.3〜
1μmに薄層化され、積層数が500〜1000層に増
加される。このため、内部電極が形成されている部分と
形成されていない部分との間での密度差が大きくなり、
その密度差が元で、形状の歪みや、内部に発生する構造
欠陥が多数発生するようになった。
【0011】このため、例えば、積層コンデンサにおい
て、積層体の積層数を増大(例えば、300〜500層
以上)すると同時に、セラミックグリーンシートを内部
電極と同程度に薄く(例えば、2μm以下)することに
より、小型化と大容量化とを図った場合には、内部電極
が形成されている部分と、形成されていない部分との間
の密度差が非常に大きくなり、積層体の上側の歪みや構
造欠陥が著しく大きくなっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、構造
欠陥の発生を抑え得る積層セラミック電子部品、その製
造方法、及び、この製造方法の実施に直接用いられる製
造装置を提供することである。
【0013】本発明のもう一つの課題は、外観不良の発
生を抑え得る積層セラミック電子部品、その製造方法、
及び、この製造方法の実施に直接用いられる製造装置を
提供することである。
【0014】本発明の更にもう一つの課題は、作業性に
優れた積層セラミック電子部品の製造方法を提供するこ
とである。
【0015】本発明の更にもう一つの課題は、本発明の
積層セラミック電子部品の製造に適した、積層セラミッ
ク電子部品の製造装置を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明は、積層セラミック電子部品、積層セラミ
ック電子部品の製造方法、及び、積層セラミック電子部
品の製造装置を開示する。
【0017】1.積層セラミック電子部品 本発明の積層セラミック電子部品は、セラミック基体
と、内部電極とを含む。
【0018】内部電極は、複数であり、それぞれは、セ
ラミック基体の厚み方向に間隔を隔てて、その内部に層
状に埋設されている。
【0019】セラミック基体の厚み方向の中心を基準と
して、上側に備えられた内部電極と、下側に備えられた
内部電極とは、互いに反対方向に湾曲している。
【0020】上述した本発明の積層セラミック電子部品
によれば、次のような作用及び効果が得られる。
【0021】まず、内部電極は、複数であり、セラミッ
ク基体の内部に、層状に備えられている。このため、セ
ラミック基体の有する特性に応じた各種のセラミック電
子部品を得ることができる。たとえば、誘電体セラミッ
ク基体を用いた場合には積層コンデンサ、フェライトで
なるセラミック基体を用いた場合には、積層インダク
タ、電圧非直線性セラミック基体を用いた場合には積層
バリスタ、圧電セラミック基体を用いた場合は積層圧電
(電歪)素子など、各種のセラミック電子部品を得るこ
とができる。
【0022】セラミック基体の厚み方向の中心を基準と
して、上側に備えられた内部電極は、下側に備えられた
内部電極と反対方向に湾曲しているので、湾曲が上側と
下側とに分散される。このため、上側又は下側の一方の
みが湾曲する場合よりも、歪み量が略1/2になるの
で、構造欠陥の発生を抑えることができる。また、上下
面がほぼ対称形状になるので、外観不良が低減する。
【0023】したがって、例えば、積層コンデンサにお
いて、積層体の積層数を増大(例えば、500層以上)
すると同時に、セラミックグリーンシートを内部電極と
同程度に薄く(例えば、2μm以下)することにより、
小型化と大容量化とを図った場合でも、歪み量が略1/
2になるので、構造欠陥の発生を抑え、また、外観不良
を低減することができる。
【0024】2.積層セラミック電子部品の製造方法 本発明の積層セラミック電子部品の製造方法は、内部電
極を介してセラミックグリーンシートを積層して積層体
を形成する。そして、積層体を密閉化した後、これを、
少なくとも2つの支持基板の間に配置する。支持基板
は、導水路を含み、導水路は、外部から積層体を支持す
る面まで導かれている。そして、導水路及び支持基板を
介して、積層体に静水圧を加える。
【0025】上述した本発明の積層セラミック電子部品
の製造方法によれば、次のような作用及び効果が得られ
る。
【0026】まず、積層体を密閉化しているので、静水
圧を加えるための水等の媒体が積層体の内部に侵入する
ことがない。
【0027】次に、密閉化された積層体を少なくとも2
つの支持基板間に配置し、積層体に静水圧を加えるか
ら、静水圧が積層体の両面にほぼ対称的に印加される。
したがって、積層体に歪みや、反り等の不具合が生じに
くなる。このため、構造欠陥の発生を抑え、また、外観
不良を低減することができる。
【0028】しかも、支持基板は、導水路を含み、導水
路は、外部から積層体を支持する面まで導かれている。
このため、支持基板のみならず、導水路を介しても、積
層体に静水圧が加えられる。すなわち、積層体の上下面
のうち、支持基板に接している部分は、支持基板から受
ける静水圧によって加圧され、また、導水路に接してい
る部分は、導水路を通って印加される静水圧によって加
圧される。このため、積層体に対する静水圧の対称性が
一層向上し、積層体における歪みや、反り等の不具合の
発生が、更に効果的に抑制される。
【0029】また、上述した静水圧印加作用により、例
えば、超高圧(500〜5000)×9.8×104
aを加えることも可能になる。内部電極、及び、セラミ
ックグリーンシートが薄くなり(例えば、2μm以
下)、変形しやすくなった場合でも、超高圧(500〜
5000)×9.8×104Paを加えることができ
る。
【0030】更に、上述したように、静水圧が積層体の
両面にほぼ対称的に印加されるから、一枚の支持基板上
に積層体を配置した従来技術との対比において、積層体
の歪み量が略1/2になる。このため、構造欠陥の発生
を抑えることができる。また、上下面がほぼ対称形状に
なるので、外観不良が低減する。
【0031】したがって、例えば、積層コンデンサにお
いて、積層体の積層数を増大(例えば、500層以上)
すると同時に、セラミックグリーンシートを内部電極と
同程度に薄く(例えば、2μm以下)することにより、
小型化と大容量化とを図った場合でも、構造欠陥の発生
を抑え、また、外観不良を低減することができる。
【0032】積層体に静水圧を等方向加圧する方法とし
てWIPを用いた場合には、積層体のセラミックグリー
ンシートを形成する有機バインダーが柔らかくなるの
で、セラミックグリーンシートと内部電極との境界面ま
で十分に加圧することが可能となる。このため、構造欠
陥の発生を更に抑えることができる。
【0033】WIPを施す場合の加熱温度は、有機バイ
ンダの主成分のガラス転移点(転移点が定かで無い場合
は軟化点)よりも60℃低い温度からガラス転移点より
も30℃高い温度の範囲が好ましい。
【0034】このような加熱温度を用いた場合は、加熱
温度が低すぎないので、有機バインダが十分に柔らかく
なり、等方向加圧の効果が十分に出る。また、加熱温度
が高すぎないので、積層体に含まれている溶剤がガス化
し、デラミネーション等の構造欠陥を発生させることが
ない。更に、加熱温度が高すぎないので、有機バインダ
が柔らかくなりすぎず、積層体の変形量を所定範囲内に
抑えることができ、次の切断工程で、歩留まりの低下を
抑えることができる。
【0035】3.積層セラミック電子部品の製造装置 本発明の積層セラミック電子部品を製造する装置は、第
1の支持基板と、第2の支持基板と、結合部材とを含
む。
【0036】第1の支持基板及び第2の支持基板は、導
水路を有し、互いに対向している。導水路は、第1の支
持基板、及び、第2の支持基板の互いに対向する面まで
導かれている。結合部材は、第1の支持基板及び第2の
支持基板を結合している。
【0037】この製造装置は、本発明に係る製造方法の
実施に直接用いることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】1.積層セラミック電子部品 図1は本発明に係る積層セラミック電子部品の正面断面
図、図2は図1の2−2断面図である。図1、図2に示
した積層セラミック電子部品は、積層コンデンサであ
る。本発明に係る積層セラミック電子部品は、積層イン
ダクタ、積層アルミナ基板、積層バリスタ、積層圧電
(電歪)素子などであってもよい。
【0039】図1において、本実施例に係る積層セラミ
ック電子部品は、セラミック基体11と、内部電極20
1、202と、外部電極221、222とを含む。外部
電極221、222は、セラミック基体11の側面に備
えられている。セラミック基体11は、上面213の形
状と下面214の形状とが、ほぼ等しく、太鼓形状であ
る。
【0040】内部電極201、202は、例えば500
本(図1においては、10本)であり、セラミック基体
11の内部に埋設され、端部が細くなっている。内部電
極201は外部電極221に接続され、内部電極202
は外部電極222に接続されている。内部電極201、
202は、交互に配置され、セラミック基体11の厚み
方向に間隔を隔てて層状に備えられている。例えば、内
部電極201、202は、500層(図1においては、
10層)である。
【0041】セラミック基体11の厚み方向の中心を基
準として、上側に備えられた内部電極201、202
は、下側に備えられた内部電極201、202とは互い
に反対方向に湾曲している。好ましくは、上側に備えら
れた内部電極201、202は、下側に備えられた内部
電極201、202と、ほぼ対称形状であり、弧状に湾
曲し、凹曲面が向きあっている。
【0042】セラミック基体11において、内部電極2
01、202が形成された部分は、内部電極201、2
02の分だけ、内部電極201、202が形成されてい
ない部分よりも厚くなる。例えば、内部電極201、2
02の厚みをb、内部電極201、202間の厚みをa
とすると、セラミック基体11の厚み方向の中心からn
層目の厚みは、内部電極201、202が形成されてい
ない部分がna、内部電極201、202が形成された
部分がn(a+b)となる。したがって、セラミック基
体11の厚み方向の中心からn層目の内部電極201、
202の湾曲の大きさは、nbとなる。この湾曲の大き
さは、セラミック基体11の厚み方向の中心から離れる
ほど大きくなる。
【0043】図示実施例に示すように、内部電極20
1、202は、複数であり、セラミック基体11の内部
に、層状に備えられている。このため、セラミック基体
11の有する特性に応じた各種のセラミック電子部品を
得ることができる。たとえば、誘電体セラミック基体を
用いた場合には積層コンデンサ、フェライトでなるセラ
ミック基体を用いた場合には、積層インダクタ、電圧非
直線性セラミック基体を用いた場合には積層バリスタ、
圧電セラミック基体を用いた場合は積層圧電(電歪)素
子など、各種のセラミック電子部品を得ることができ
る。
【0044】セラミック基体11の厚み方向の中心を基
準として、上側に備えられた内部電極201、202
は、下側に備えられた内部電極201、202と反対方
向に湾曲しているので、湾曲が上側と下側とに分散され
る。このため、上側又は下側の一方のみが湾曲する場合
よりも、歪み量が略1/2になるので、構造欠陥の発生
を抑えることができる。また、上下面がほぼ対称形状に
なるので、外観不良が低減する。
【0045】したがって、例えば、積層コンデンサにお
いて、積層体3の積層数を増大(例えば、500層以
上)すると同時に、セラミックグリーンシート1を内部
電極201、202と同程度に薄く(例えば、2μm以
下)することにより、小型化と大容量化とを図った場合
でも、歪み量が略1/2になるので、構造欠陥の発生を
抑え、また、外観不良を低減することができる。
【0046】2.積層セラミック電子部品の製造装置 図3は本発明に係る積層セラミック電子部品の製造装置
の正面図である。図3において、積層セラミック電子部
品の製造装置8は、第1の支持基板41と、第2の支持
基板42と、結合部材61とを含む。第1の支持基板4
1と第2の支持基板42とは、互いに対向している。結
合部材は、第1の支持基板及び第2の支持基板を結合し
ている。図示実施例では、更に、弾性部材62を含んで
いる。
【0047】図4は図3に示した製造装置に含まれる第
1及び第2の支持基板の平面図、図5は図4に示した第
1及び第2の支持基板の正面断面図である。第1の支持
基板41は、図4及び図5に示すように、導水路415
と、取り付け用孔411〜414とを有する。第2の支
持基板42は、導水路425と、取り付け用孔421〜
424とを有する。
【0048】導水路415(425)は、第1の支持基
板41又は第2の支持基板42の厚み方向に貫通する円
形の孔であり、第1の支持基板41及び第2の支持基板
42の互いに対向する面まで導かれている。
【0049】再び図3において、結合部材61は、棒状
であり、取り付け用孔411〜414、421〜424
に挿入され、ストッパー611で固定されている。弾性
部材62は、第1の支持基板41、及び、第2の支持基
板42の少なくとも一方をバネ押圧する。これにより、
第1の支持基板41と第2の支持基板42との間に備え
られる積層体には、一軸加圧P1が施される。
【0050】支持基板41、42は、例えば、5000
×(9.8×104Pa)の静水圧に対しても形状変化
が5%以内に納められるような剛性を有することが望ま
しい。また、支持基板41、42は、多孔質の焼結金
属、金属網、セラミックまたは硬質プラスチックで構成
することが好ましい。
【0051】図6は図3に示した製造装置に含まれる第
1及び第2の支持基板の平面図、図7は図6に示した第
1及び第2の支持基板の正面断面図である。図6、図7
において、図3乃至図5に現われた構成部分と同一の部
分については、同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。
【0052】図6、図7において、導水路415(42
5)は、第1(第2)の支持基板41(42)の厚み方
向に貫通する菱形の孔である。
【0053】図8は図3に示した製造装置に含まれる第
1及び第2の支持基板の平面図、図9は図8に示した第
1及び第2の支持基板の正面断面図である。図8、図9
において、図3乃至図5に現われた構成部分と同一の部
分については、同一の参照符号を付し、説明を省略す
る。
【0054】図8、図9において、導水路415(42
5)は、第1(第2)の支持基板41(42)に設けら
れた凹溝である。
【0055】上述した本実施例の積層セラミック電子部
品の製造装置は、棒状の結合部材61が、取り付け用孔
411〜414、421〜424に挿入されている。こ
のため、第1の支持基板41及び第2の支持基板42を
スライドさせることにより、第1の支持基板41と第2
の支持基板42との間に積層体を確実に保持できる。ま
た、弾性部材62を用いて、積層体に一軸加圧P1を施
すこともできる。
【0056】3.積層セラミック電子部品の製造方法 次に上述した製造装置を用いた積層セラミック電子部品
の製造方法について図10〜図17を参照して、詳しく
説明する。
【0057】本発明の積層セラミック電子部品の製造方
法は、まず、図10に示すように、下部保護層110の
上に、内部電極201、202を有するセラミックグリ
ーンシート1を複数枚積層し、最後に、上部保護層12
0を積層する。セラミックグリーンシート1は、例え
ば、平面積200mm×200mm、厚さ4μmであ
る。例えば、セラミックグリーンシート1は、500枚
積層される。
【0058】図10に示した積層工程を経ることによ
り、図11に示すように、下部保護層110、セラミッ
クグリーンシート1、及び、上部保護層120が積層さ
れ、積層体3が形成される。この積層体3は、例えば、
一軸油圧プレスを用いて、100×(9.8×104
a)で加圧し、予備プレスすることが望ましい。予備プ
レスを行なうと、1000×(9.8×104Pa)以
上の超高圧でCIP処理を行なった場合でも、積層体自
身の歪みや変形等の発生がなく、後の切断工程における
パターンズレによる特性不良や、焼成時におけるデラミ
ネーション等の発生を防止し、高品質の積層セラミック
コンデンサを製造することができる。
【0059】また、積層体3は、積層工程において、上
側の層と、下側の層とを別々に積層し、上側の層の上下
面を反転させて下側の層に重ね合せることが更に好まし
い。このように積層することにより、積層体3は、予備
プレス後の上下方向の密度分布が対称となる。このた
め、CIP処理による積層体3の反りや変形を更に防ぐ
ことができる。
【0060】次に、図12に示すように、積層体3を、
包装用フイルム6で覆う。包装用フイルム6としては、
例えば、ポリエチレン、サランラップ(登録商標)等の
有機材料を用いることができる。
【0061】次に、図13に示すように、包装用フィル
ム6を真空密閉することにより、積層体3に包装用フィ
ルム6密着させ、真空包装体7を得る。
【0062】次に、図14に示すように、積層セラミッ
ク電子部品の製造装置8(図3参照)を用意し、密閉化
した積層体3を支持基板41−42の間に配置する。積
層体3の上下面には、支持基板41、42から一軸加圧
P1が加えられる。この一軸加圧P1は、上述した予備
プレス(100×(9.8×104Pa))よりも小さ
い圧力であることが好ましい。
【0063】次に、CIPを施す。図14において、金
型92は、加圧媒体となる水93を収納する受け金型で
あり、金型91は、加圧用金型である。真空包装体7、
及び、積層セラミック電子部品の製造装置8は、金型9
2内に収納され、金型91から等方向加圧(静水圧)P
2が加えられる。これにより、積層体3の上下面は、導
水路415、425及び支持基板41、42を介して、
加圧される。すなわち、積層体の上下面のうち、支持基
板41、42に接している部分は、支持基板41、42
からP1+P2で加圧され、導水路415、425に接
している部分は、導水路415、425からP2で加圧
される。本発明において、静水圧は、(500〜500
0)×9.8×104Paであることが好ましい。本実
施例において、静水圧は1000×(9.8×104
a)である。
【0064】次に、図15に示すように、真空包装体7
から積層体3を取り出す。この積層体3に対しては、更
に、切断、焼成工程等が施され、図1に示した積層セラ
ミック電子部品が製造される。CIPを施した後の工程
は周知であるので、説明は省略する。
【0065】図16、図17は、積層体が加圧される様
子を示すイメージ図である。図16は、本実施例の積層
セラミック電子部品の製造方法を用いたものであり、図
17は、特開平11−40457号公報に記載の技術を
用いたものである。図16、図17において、一点鎖線
は、セラミックグリーンシート1の変形を示している。
【0066】図16に示すように、本実施例の積層セラ
ミック電子部品の製造方法によれば、湾曲が上側と下側
とに分散されので、上側のみが湾曲する図17に示した
製造方法と比べて、歪み量が略1/2になる。
【0067】上述した本実施例の積層セラミック電子部
品の製造方法によれば、次のような作用及び効果が得ら
れる。
【0068】まず、積層体3を密閉化しているので、静
水圧P2を加えるための水93等の媒体が積層体の内部
に侵入することがない。
【0069】次に、密閉化された積層体3を少なくとも
2つの支持基板41−42の間に配置し、積層体3に静
水圧P2を加えるから、静水圧P2が積層体3の両面に
ほぼ対称的に印加される。したがって、積層体3に歪み
や、反り等の不具合が生じにくなる。このため、構造欠
陥の発生を抑え、また、外観不良を低減することができ
る。
【0070】しかも、支持基板41、42は、導水路4
15、425を含み、導水路415、425は、外部か
ら積層体3を支持する面まで導かれている。このため、
支持基板41、42のみならず、導水路415、425
を介しても、積層体3に静水圧P2が加えられる。すな
わち、積層体3の上下面のうち、支持基板41、42に
接している部分は、支持基板41、42から受ける静水
圧P2によって加圧され、また、導水路415、425
に接している部分は、導水路415、425を通って印
加される静水圧P2によって加圧される。このため、積
層体3に対する静水圧P2の対称性が一層向上し、積層
体3における歪みや、反り等の不具合の発生が、更に効
果的に抑制される。
【0071】また、上述した静水圧印加作用により、例
えば、超高圧(500〜5000)×9.8×104
aを加えることも可能になる。内部電極201、20
2、及び、セラミックグリーンシート1が薄くなり(例
えば、2μm以下)、変形しやすくなった場合でも、超
高圧(500〜5000)×9.8×104Paを加え
ることができる。
【0072】更に、上述したように、静水圧P2が積層
体3の両面にほぼ対称的に印加されるから、一枚の支持
基板41、42上に積層体3を配置した従来技術との対
比において、積層体3の歪み量が略1/2になる。この
ため、構造欠陥の発生を抑えることができる。また、上
下面がほぼ対称形状になるので、外観不良が低減する。
【0073】したがって、例えば、積層コンデンサにお
いて、積層体の積層数を増大(例えば、500層以上)
すると同時に、セラミックグリーンシート1を内部電極
201、202と同程度に薄く(例えば、2μm以下)
することにより、小型化と大容量化とを図った場合で
も、構造欠陥の発生を抑え、また、外観不良を低減する
ことができる。
【0074】積層体3に静水圧P2を等方向加圧する方
法としてWIPを用いた場合には、積層体のセラミック
グリーンシート1を形成する有機バインダーが柔らかく
なるので、セラミックグリーンシート1と内部電極20
1、202との境界面まで十分に加圧することが可能と
なる。このため、構造欠陥の発生を更に抑えることがで
きる。
【0075】WIPを施す場合の加熱温度は、有機バイ
ンダの主成分のガラス転移点(転移点が定かで無い場合
は軟化点)よりも60℃低い温度からガラス転移点より
も30℃高い温度の範囲が好ましい。
【0076】このような加熱温度を用いた場合は、加熱
温度が低すぎないので、有機バインダが十分に柔らかく
なり、等方向加圧の効果が十分に出る。また、加熱温度
が高すぎないので、積層体に含まれている溶剤がガス化
し、デラミネーション等の構造欠陥を発生させることが
ない。更に、加熱温度が高すぎないので、有機バインダ
が柔らかくなりすぎず、積層体の変形量を所定範囲内に
抑えることができ、次の切断工程で、歩留まりの低下を
抑えることができる。
【0077】更に、積層体3の上下面が歪むことによ
り、積層体3の上下面に凹凸が生じた場合には、支持基
板41、42が積層体3の上下面に生じた凸部と接し、
凸部に一軸加圧P1を与えることになる。このため、単
に静水圧P2を加えた場合よりも、積層体3の上下面に
生じる凸凹が低減し、外観不良が更に低減する。また、
次の切断工程で、歩留まりの低下を抑えることができ
る。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、次
のような効果を得ることができる。 (A)構造欠陥の発生を抑え得る積層セラミック電子部
品、その製造方法、及び、この製造方法の実施に直接用
いられる製造装置を提供することができる。 (B)外観不良の発生を抑え得る積層セラミック電子部
品、その製造方法、及び、この製造方法の実施に直接用
いられる製造装置を提供することができる。 (C)作業性に優れた積層セラミック電子部品の製造方
法を提供することができる。 (D)本発明の積層セラミック電子部品の製造に適し
た、積層セラミック電子部品の製造装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る積層セラミック電子部品の正面断
面図である。
【図2】図1の2−2断面図である。
【図3】本発明に係る積層セラミック電子部品の製造装
置の正面図である。
【図4】図3に示した第1(第2)の支持基板の平面図
である。
【図5】図3に示した第1(第2)の支持基板の正面断
面図である。
【図6】図3に示した第1(第2)の支持基板の別の平
面図である。
【図7】図3に示した第1(第2)の支持基板の別の正
面断面図である。
【図8】図3に示した第1(第2)の支持基板の更に別
の平面図である。
【図9】図3に示した第1(第2)の支持基板の更に別
の正面断面図である。
【図10】本発明の積層セラミック電子部品の製造方法
の工程を説明する図である。
【図11】図10に示した工程を経て得られた積層体を
示す図である。
【図12】図10に示した工程の後の工程を示す図であ
る。
【図13】図12に示した工程の後の工程を示す図であ
る。
【図14】図13に示した工程の後の工程を示す図であ
る。
【図15】図14に示した工程の後の工程を示す図であ
る。
【図16】積層体が加圧される様子を示すイメージ図で
ある。
【図17】積層体が加圧される様子を示す別のイメージ
図である。
【符号の説明】
11 セラミック基体 201、202 内部電極 221、222 外部電極 213 上面 214 下面

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック基体と、内部電極とを含む積
    層セラミック電子部品であって、 前記内部電極は、複数であり、それぞれは、前記セラミ
    ック基体の厚み方向に間隔を隔てて、その内部に層状に
    埋設されており、 前記セラミック基体の厚み方向の中心を基準として、上
    側に備えられた前記内部電極と、下側に備えられた前記
    内部電極とは、互いに反対方向に湾曲している積層セラ
    ミック電子部品。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された積層セラミック電
    子部品であって、 前記内部電極は、弧状であり、凹曲面が向きあっている
    積層セラミック電子部品。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載された積層セラミ
    ック電子部品であって、 前記内部電極は、端部が細くなっている積層セラミック
    電子部品。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の何れかに記載された積
    層セラミック電子部品であって、 前記内部電極は、層数が500層以上である積層セラミ
    ック電子部品。
  5. 【請求項5】 第1の支持基板と、第2の支持基板と、
    結合部材とを含み、積層セラミック電子部品を製造する
    装置であって、 前記第1の支持基板及び前記第2の支持基板は、導水路
    を有し、互いに対向しており、 前記導水路は、前記第1の支持基板、及び、前記第2の
    支持基板の互いに対向する面まで導かれており、 前記結合部材は、前記第1の支持基板及び前記第2の支
    持基板を結合している積層セラミック電子部品の製造装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された製造装置であっ
    て、 前記支持基板は、厚み方向に貫通する孔を含み、 前記孔は、前記導水路を構成する製造装置。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載された製造装置であっ
    て、前記支持基板は、網状である製造装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載された製造装置であっ
    て、 前記支持基板は、凹溝を含み、 前記凹溝は、前記導水路を構成する製造装置。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8の何れかに記載された製
    造装置であって、 前記第1の支持基板及び前記第2の支持基板は、取り付
    け用孔を含み、 前記結合部材は、棒状であり、前記取り付け用孔に挿入
    されている製造装置。
  10. 【請求項10】 請求項5乃至9の何れかに記載された
    製造装置であって、 更に、弾性部材を含み、 前記弾性部材は、前記第1の支持基板、及び、前記第2
    の支持基板の少なくとも一方を押圧する製造装置。
  11. 【請求項11】 積層セラミック電子部品の製造方法で
    あって、 内部電極を介してセラミックグリーンシートを積層して
    積層体を形成し、 前記積層体を密閉化した後、これを、少なくとも2つの
    支持基板の間に配置し、 前記支持基板は、導水路を含み、前記導水路は、外部か
    ら前記積層体を支持する面まで導かれており、 前記導水路及び前記支持基板を介して、前記積層体に静
    水圧を加える積層セラミック電子部品の製造方法。
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