JP2016143450A - 導電性パターンシート、発熱板、発熱板を備えた乗り物、導電性パターンシートの製造方法、及び、発熱板の製造方法 - Google Patents

導電性パターンシート、発熱板、発熱板を備えた乗り物、導電性パターンシートの製造方法、及び、発熱板の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】発熱板の製造に利用される導電性パターンシートの導電性パターンを、高い材料利用率で安価に製造する導電性パターンシートの製造方法を提供する。【解決手段】電圧を印加されると発熱する発熱板に用いられる導電性パターンシート20を製造する方法は、基材30に積層された第1金属膜をパターニングする工程と、第1金属膜をパターニングすることによって形成された第1金属層51上に、電界めっき法により、第2金属層52を形成する工程と、を含む。【選択図】図6

Description

本発明は、電圧を印加されると発熱する発熱板に用いられる導電性パターンシート、電圧を印加されると発熱する発熱板、発熱板を備えた乗り物、導電性パターンシートの製造方法、及び、発熱板の製造方法に関する。
従来、車両のフロントウィンドウやリアウィンドウ等の窓ガラスに用いるデフロスタ(霜取り乃至曇り止め)装置として、窓ガラスにタングステン等からなる電熱線を配置したものが知られている。このようなデフロスタ装置では、窓ガラスに配置された電熱線に通電し、その抵抗加熱により窓ガラスを昇温させて、窓ガラスの曇りを取り除いて、又は、窓ガラスに付着した雪や氷を溶かしたり、水滴を蒸発させて、乗員の視界を確保することができる。例えば、特許文献1には、デフロスタ装置を構成する発熱ガラスが開示されており、この発熱ガラスでは、2枚のガラス板の間に、メッシュパターンにて配置された電熱線を有する透明フィルムが配置されている。特許文献1に開示された発熱ガラスにおいて、透明フィルム上の電熱線は、透明フィルムに積層された金属膜、例えば金属箔をパターニングすることによって形成される。
特開2012−14945号公報
ところで、発熱ガラスは、透視性を有する必要がある。したがって、発熱ガラスの電熱線は、極めて高い開口率(非被覆率)にて形成される。すなわち、特許文献1に開示された電熱線は、金属膜の大部分を除去することによってパターニングされ、金属膜の利用効率は著しく低い。また、金属膜の大部分を除去するためには、大量の処理液を使用し且つ大量の処理液を適切に廃棄する必要が生じる。
本発明は、以上の点を考慮してなされたものであり、発熱板に含まれる導電性パターン及び発熱板の製造に利用される導電性パターンシートの導電性パターンを、高い材料利用率で安価に製造することを目的とする。
本発明による導電性パターンシートの製造方法は、
電圧を印加されると発熱する発熱板に用いられる導電性パターンシートを製造する方法であって、
基材に積層された第1金属膜をパターニングする工程と、
前記第1金属膜をパターニングすることによって形成された第1金属層上に、電界めっき法により、第2金属層を形成する工程と、を備える。
本発明による導電性パターンシートの製造方法において、前記第1金属層は、蒸着法、スパッタリング法、CVD法、PVD法、イオンプレーティング法、無電界めっき法又はこれらの二以上を組み合わせた方法により、形成されるようにしてもよい。
本発明による導電性パターンシートの製造方法において、前記第2金属層の厚みは、前記第1金属層の厚みよりも厚くなっていてもよい。
本発明による発熱板の製造方法は、一対のガラス板と、上述した本発明による製造方法で製造された前記導電性シートの前記導電性パターンであって前記一対のガラス板の間に設けられた導電性パターンと、前記一対のガラス板のうちの少なくともいずれか一方と前記導電性パターン部材との間に設けられた接合層と、を含む積層体の前記一対のガラス板を互いに向けて加熱及び加圧する工程を備える。
本発明による導電性パターンシートは、
電圧を印加されると発熱する発熱板に用いられる導電性パターンシートであって、
基材と、
前記基材に積層され且つ導電性細線を含む導電性パターンと、を備え、
前記導電性パターンの前記導電性細線は、第1金属層と、前記第1金属層に隣接して積層された第2金属層と、を含み、
前記第1金属層は、第1金属膜をパターニングすることによって形成され、
前記第2金属層は、電界めっき法により、前記第1金属膜をパターニングすることによって形成された第1金属層上に形成されている。
本発明による発熱板は、
電圧を印加されると発熱する発熱板であって、
一対のガラス板と、
前記一対のガラス板の間に配置され且つ導電性細線を含む導電性パターンと、
前記導電性パターンと前記一対のガラス板の少なくとも一方との間に配置された接合層と、を備え、
前記導電性パターンの前記導電性細線は、第1金属層と、前記第1金属層に隣接して積層された第2金属層と、を含み、
前記第1金属層は、第1金属膜をパターニングすることによって形成され、
前記第2金属層は、電界めっき法により、前記第1金属膜をパターニングすることによって形成された第1金属層上に形成されている。
本発明による乗り物は、本発明による発熱板を備える。
本発明によれば、発熱板に含まれる導電性パターン及び発熱板の製造に利用される導電性パターンシートの導電性パターンを、高い材料利用率で安価に製造することができる。
図1は、本発明による一実施の形態を説明するための図であって、発熱板を備えた乗り物を概略的に示す斜視図である。特に図1では、乗り物の例として発熱板を備えた自動車を概略的に示している。 図2は、発熱板をその板面の法線方向から見た図である。 図3は、図2の発熱板の横断面図である。 図4は、発熱板の導電性パターンのパターン形状の一例を示す平面図である。 図5は、発熱板の導電性パターンのパターン形状の他の例を示す平面図である。 図6は、導電性パターンの導電性細線の断面形状を示す断面図である。 図7は、発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。 図8は、発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。 図9は、発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。 図10は、発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。 図11は、発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。 図12は、発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。 図13は、発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。 図14は、発熱板の製造方法の一例を説明するための図である。 図15は、発熱板の製造方法の変形例を説明するための図である。 図16は、発熱板の製造方法の変形例を説明するための図である。 図17は、発熱板の製造方法の変形例を説明するための図である。 図18は、発熱板の製造方法の変形例を説明するための図である。 図19は、発熱板の製造方法の変形例を説明するための図である。 図20は、発熱板の製造方法の他の変形例を説明するための図である。 図21は、発熱板の製造方法の他の変形例を説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。
なお、本明細書において、「板」、「シート」、「フィルム」の用語は、呼称の違いのみに基づいて、互いから区別されるものではない。例えば、「導電性パターンシート」は板やフィルムと呼ばれ得るような部材をも含む概念であり、したがって、「導電性パターンシート」は、「導電性パターン板(基板)」や「導電性パターンフィルム」と呼ばれる部材と、呼称の違いのみにおいて区別され得ない。
また、「シート面(板面、フィルム面)」とは、対象となるシート状(板状、フィルム状)の部材を全体的かつ大局的に見た場合において対象となるシート状部材(板状部材、フィルム状部材)の平面方向と一致する面のことを指す。
本明細書において、「接合」とは、完全に接合を完了する「本接合」だけでなく、「本接合」の前に仮止めするための、いわゆる「仮接合」をも含むものとする。
また、本明細書において用いる、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等については、厳密な意味に縛られることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈することとする。
図1〜図14は、本発明による一実施の形態を説明するための図である。このうち図1は、発熱板を備えた自動車を概略的に示す図であり、図2は、発熱板をその板面の法線方向から見た図であり、図3は、図2の発熱板の横断面図である。
図1に示されているように、乗り物の一例としての自動車1は、フロントウィンドウ、リアウィンドウ、サイドウィンドウ等の窓ガラスを有している。ここでは、フロントウィンドウ5が発熱板10で構成されているものを例示する。また、自動車1はバッテリー等の電源7を有している。
この発熱板10をその板面の法線方向から見たものを図2に示す。また、図2の発熱板10のIII−III線に対応する横断面図を図3に示す。図3に示された例では、発熱板10は、一対のガラス板11,12と、一対のガラス板11,12の間に配置された導電性パターンシート20と、ガラス板11,12と導電性パターンシート20とを接合する接合層13,14とを有している。なお、図1および図2に示した例では、発熱板10は湾曲しているが、その他の図面では、図示の簡略化および理解の容易化のために、発熱板10およびガラス板11,12を平板状に図示している。
導電性パターンシート20は、シート状の基材30と、基材30上に形成された導電性パターン40と、導電性パターン40に通電するための配線部15と、導電性パターン40と配線部15とを接続する接続部16(バスバー或いはバスバー電極とも呼稱される)と、を有している。
図2および図3に示した例では、バッテリー等の電源7から、銅線等からなる配線部15および接続部16を介して導電性パターン40に通電し、導電性パターン40を抵抗加熱により発熱させる。導電性パターン40で発生した熱は接合層13,14を介してガラス板11,12に伝わり、ガラス板11,12が温められる。これにより、ガラス板11,12に付着した結露による曇りを取り除くことができる。また、ガラス板11,12に雪や氷が付着している場合には、この雪や氷を溶かすことができる。したがって、乗員の視界が良好に確保される。尚、図示は略すが、通常は、配線部15は電源7と導電パターン40の接続部(バスバー)16との間に開閉器が挿入(直列に接続)される。そして、発熱板10の加熱が必要な時のみ開閉器を閉じて導電体30に通電する。
ガラス板11,12は、特に自動車のフロントウィンドウに用いる場合、乗員の視界を妨げないよう可視光透過率が高いものを用いることが好ましい。このようなガラス板11,12の材質としては、ソーダライムガラス(青板ガラス)、硼珪酸ガラス(白板ガラス)、石英ガラス、ソーダガラス、カリガラス等が例示できる。ガラス板11,12は、可視光領域における透過率が90%以上であることが好ましい。ここで、ガラス板11,12の可視光透過率は、分光光度計((株)島津製作所製「UV−3100PC」、JIS K 0115準拠品)を用いて測定波長380nm〜780nmの範囲内で測定したときの、各波長における透過率の平均値として特定される。なお、ガラス板11,12の一部または全体に着色するなどして、可視光透過率を低くしてもよい。この場合、太陽光の直射を遮ったり、車外から車内を視認しにくくしたりすることができる。
また、ガラス板11,12は、1mm以上5mm以下の厚みを有していることが好ましい。このような厚みであると、強度および光学特性に優れたガラス板11,12を得ることができる。
ガラス板11,12と導電性パターンシート20とは、それぞれ接合層13,14を介して接合されている。このような接合層13,14としては、種々の接着性または粘着性を有した材料からなる層を用いることができる。また、接合層13,14は、可視光透過率が高いものを用いることが好ましい。典型的な接合層としては、ポリビニルブチラール(PVB)からなる層を例示することができる。接合層13,14の厚みは、それぞれ0.15mm以上0.7mm以下であることが好ましい。
なお、発熱板10には、図示された例に限られず、特定の機能を発揮することを期待されたその他の機能層が設けられても良い。また、1つの機能層が2以上の機能を発揮するようにしてもよいし、例えば、発熱板10のガラス板11,12、接合層13,14や、後述する導電性パターンシート20の基材30の少なくとも1つに機能を付与するようにしてもよい。発熱板10に付与され得る機能としては、一例として、反射防止(AR)機能、耐擦傷性を有したハードコート(HC)機能、赤外線遮蔽(反射)機能、紫外線遮蔽(反射)機能、偏光機能、防汚機能等を例示することができる。
次に、導電性パターンシート20について説明する。導電性パターンシート20は、シート状の基材30と、基材30上に形成された導電性パターン40と、導電性パターン40に通電するための配線部15と、導電性パターン40と配線部15とを接続する接続部16とを有している。導電性パターンシート20は、ガラス板11,12と略同一の平面寸法を有して、発熱板10の全体にわたって配置されてもよいし、運転席の正面部分等、発熱板10の一部にのみ配置されてもよい。
シート状の基材30は、導電性パターン40を支持する基材として機能する。基材30は、可視光線波長帯域の波長(380nm〜780nm)を透過する一般に言うところの透明である電気絶縁性の基板である。図2、図4および図5に示された例では、基材30は、ガラス板11,12と略同一の寸法を有して、略台形状の平面形状を有している。
基材30に含まれる樹脂としては、可視光を透過し、導電性パターン40を適切に支持し得るものであればいかなる樹脂でもよいが、好ましくは熱可塑性樹脂を用いることができる。この熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリメチルメタクリレート等のアクリル樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アモルファスポリエチレンテレフタレート(A−PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、環状ポリオレフィン等のポリエステル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、トリアセチルセルロース(三酢酸セルロース)等のセルロース系樹脂、ポリスチレン、ポリカーボネート樹脂、AS樹脂等を挙げることができる。とりわけ、アクリル樹脂やポリ塩化ビニルは、エッチング耐性、耐候性、耐光性に優れており、好ましい。
また、基材30は、導電性パターン40の保持性や、光透過性等を考慮すると、0.03mm以上0.3mm以下の厚みを有していることが好ましい。
次に、図4及び図5を参照して、導電性パターン40について説明する。図4および図5は、いずれも導電性パターンシート20をそのシート面の法線方向から見た平面図である。
導電性パターン40は、バッテリー等の電源7から、配線部15および接続部16を介して通電され、抵抗加熱により発熱する。そして、この熱が接合層13,14を介してガラス板11,12に伝わることで、ガラス板11,12が温められる。
図4に、導電性パターン40のパターン形状の一例を示す。図4に示された例では、一対の接続部16を連結する複数の導電性細線41を有している。図示された例では、複数の導電性細線41は、それぞれ波線状のパターンで一方の接続部16から他方の接続部16へ延在している。複数の導電性細線41は、当該導電性細線41の延在方向と非平行な方向に、互いから離間して配列されている。とりわけ、複数の導電性細線41は、当該導電性細線41の延在方向と直交する方向に配列されている。各導電性細線41は、波線状のパターンの他に、直線状、折れ線状または正弦波状等のパターンで一対の接続部16の間を延びていてもよい。
図5に、導電性パターン40のパターン形状の他の例を示す。図5に示された例では、導電性パターン40の導電性細線41は、多数の開口領域44を画成するメッシュ状のパターンで配置されている。導電性パターン40は、2つの分岐点43の間を延びて、開口領域44を画成する複数の接続要素45を含んでいる。すなわち、導電性パターン40の導電性細線41は、両端において分岐点43を形成する多数の接続要素45の集まりとして構成されている。
図5に示された例では、導電性パターン40の多数の開口領域44は、繰返し規則性(周期的規則性)を有しない形状およびピッチで配列されている。とりわけ図示された例では、多数の開口領域44が、ボロノイ図における各ボロノイ領域と一致するように配列されている。言い換えると、導電性パターン40の各接続要素45は、ボロノイ図におけるボロノイ領域の各境界と一致している。また、導電性パターン40の各分岐点43は、ボロノイ図におけるボロノイ点と一致している。なお、このボロノイ図は、例えば特開2012−178556号公報に開示されているような公知の方法によって得られるので、ここではボロノイ図の作成方法についての詳細な説明は省略する。
さらに他の例として、導電性パターン40が、正方格子配列やハニカム配列等の、繰返し規則性(周期的規則性)を有するパターンにて配置された導電性細線41から形成されるようにしてもよい。
次に、図6を参照して、導電性パターン40の導電性細線41の断面形状について説明する。図6は、図4および図5のA−A線に対応した、導電性パターンシート20の断面を拡大して示す図である。
図6に示された例において、導電性パターン40をなす導電性細線41は、導電性細線41の延在方向(長手方向)に直交する断面(以下、主切断面ともいう)において、基材30側の面をなす基端面41b、基端面41bと対向する先端面41a、および、先端面41aと基端面41bとを接続する側面41c,41dを有し、全体として略矩形の断面となっている。
導電性細線41の幅W、すなわち、基材30のシート面に沿った導電性細線41の幅Wは5μm以上20μm以下とすることが好ましい。このような幅Wを有する導電性細線41によれば、その導電性細線41が十分に細線化されているので、導電性パターン40を効果的に不可視化することができる。また、導電性細線41の高さ(厚さ)H、すなわち、基材30のシート面への法線方向に沿った導電性細線41の高さ(厚さ)Hは5μm以上20μm以下とすることが好ましい。このような高さ(厚さ)Hを有する導電性細線41によれば、適切な抵抗値を有しつつ十分な導電性を確保することができる。
図6に示すように、導電性パターン40をなす導電性細線41は、第1金属層51と、第1金属層51に隣接して積層された第2金属層52と、を含む導電性金属層50を有している。また、図6に示された例において、導電性細線41は、導電性金属層50を覆う第1暗色層53及び第2暗色層54をさらに有している。第1暗色層53は、導電性金属層50の表面のうち、基材30側の面を覆っており、導電性金属層50の基端面41bを形成している。第2暗色層54は、導電性金属層50の表面のうち、基材30と反対側の面および両側面を覆っており、導電性金属層50の先端面41a及び両側面41c,41dを形成している。
導電性金属層50は、導電性細線41における導電性を確保するための層である。導電性金属層50をなす第1金属層51及び第2金属層52を構成するための材料として、例えば、金、銀、銅、白金、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、タングステン、及び、これらの合金を例示することができる。一方、暗色層53,54は、導電性金属層50よりも可視光の反射率が低い層であればよく、例えば黒色等の暗色の層である。この暗色層53,54によって、一般的に高い反射率を有する導電性金属層50を、視認されづらくし、乗員の視界をより良好に確保することができる。
次に、図7〜図14を参照して、発熱板10の製造方法の一例について説明する。図7〜図14は、発熱板10の製造方法の一例を順に示す断面図である。
まず、シート状の基材30を準備する。基材30は、可視光線波長帯域の波長(380nm〜780nm)を透過する一般に言うところの透明である電気絶縁性の樹脂基材である。
次に、図7に示すように、基材30上に暗色膜63を設ける。例えば、電界めっきおよび無電界めっきを含むめっき法、スパッタリング法、CVD法、PVD法、イオンプレーティング法、またはこれらの2以上を組み合わせた方法により、基材30上に暗色膜63を設けることができる。なお、暗色膜63の材料としては、種々の公知のものを用いることができる。例えば窒化銅、酸化銅、窒化ニッケル等が例示できる。
次に、図8に示すように、暗色膜63上に第1金属膜61を設ける。第1金属膜61は、パターニングされることにより、導電性金属層50の第1金属層51をなすようになる。第1金属膜61は、上述したように、金、銀、銅、白金、アルミニウム、クロム、モリブデン、ニッケル、チタン、パラジウム、インジウム、タングステン等の金属、及び、ニッケル−クロム合金、真鍮、青銅等のこれら金属の合金の一以上からなる層である。第1金属膜61は、蒸着法、スパッタリング法、CVD法、PVD法、イオンプレーティング法、無電界めっき法又はこれらの二以上を組み合わせた方法により形成される。
第1金属膜61の厚みt1(図6参照)は、例えば10nm以上100nm以下とすることができる。第1金属膜61の厚みをこのように薄くしたとしても、後述するように第2金属層52を電界めっき法により形成する際のベースとして、十分に用いることができる。
次に、図9に示すように、第1金属膜61上に、レジストパターン65を設ける。レジストパターン65は、形成されるべき導電性パターン40のパターンに対応したパターンとなっている。ここで説明する方法では、最終的に導電性パターン40をなす領域にのみ、レジストパターン65が設けられている。このレジストパターン65は、公知のフォトリソグラフィー技術を用いたパターニングにより形成することができる。
次に、図10に示すように、レジストパターン65をマスクとして、第1金属膜61及び暗色膜63をエッチングする。このエッチングにより、第1金属膜61及び暗色膜63がレジストパターン65と略同一のパターンにパターニングされる。エッチング方法は特に限られることはなく、公知の方法が採用できる。公知の方法としては、例えば、エッチング液を用いるウェットエッチングや、プラズマエッチングなどが挙げられる。ウエットエッチングに於いて、エッチング加工に用いる腐蝕液は、金屬箔及び(暗色膜が存在する場合は)暗色膜の材料に応じて公知の腐蝕液を適宜選択して用いることが出來る。例えば、金属箔が銅、暗色膜が酸化銅(II)(CuO)の場合には、金属箔及び暗色膜共に塩化第二鉄水溶液を用いるか、或いは金属箔部分(銅)は塩化第二鉄水溶液を、又、暗色膜(酸化銅(II))部分は希塩酸を用いることが出來る。その後、図11に示すように、レジストパターン65を除去する。
次に、図12に示すように、第1金属膜61をパターニングしてなる第1金属層51を電極とする電界めっき法により、第1金属層51上に第2金属層52を形成する。電界めっき法により形成される第2金属層52は、第1金属層51上のみに形成される。そして、第1金属層51と第2金属層52とからなる導電性金属層50が得られる。
第2金属層52の厚みt2(図6参照)は、第1金属層51と第2金属層52とを含む導電性金属層50が十分な導電性を有する程度とすることができる。一例として、第2金属層52の厚みt2(図6参照)を、1μm以上10μm以下とすることができる。
その後、図13に示すように、導電性金属層50の基材30とは反対側の面41a及び側面41c,41dに第2暗色層49を形成する。第2暗色層49は、例えば導電性金属層50をなす材料の一部分に暗色化処理(黒化処理)を施して、導電性金属層50をなしていた一部分から、金属酸化物や金属硫化物からなる第2暗色層49を形成することができる。また、暗色材料の塗膜や、ニッケルやクロム等のめっき層等のように、導電性金属層50の表面に第2暗色層49を設けるようにしてもよい。また、導電性金属層50の表面を粗化して第2暗色層49を設けるようにしてもよい。
以上のようにして、図13に示す導電性パターンシート20が作製される。なお、接続部16及び配線部15を、導電性パターン40と同一の材料により導電性パターン40と一体的に形成してもよい。或いは、導電性パターン40とは別途に用意した接続部16及び配線部15を、導電性パターン40と電気的に接続するようにして、基材30上に設けるようにしてもよい。
最後に、ガラス板11、接合層13、導電性パターンシート20、接合層14、ガラス板12をこの順に重ね合わせ、加熱・加圧する。図14に示された例では、まず、接合層13をガラス板11に、接合層14をガラス板12に、それぞれ仮接着する。次に、ガラス板11,12の接合層13,14が仮接着された側が、それぞれ導電性パターンシート20に対向するようにして、接合層13が仮接着されたガラス板11、導電性パターンシート20、接合層14が仮接着されたガラス板12をこの順に重ね合わせ、加熱・加圧する。これにより、ガラス板11、導電性パターンシート20およびガラス板12が、接合層13,14を介して接合され、図3に示す発熱板10が製造される。
以上のような本実施の形態において、製造方法は、第1金属膜61をパターニングする工程と、第1金属膜61をパターニングすることによって形成された第1金属層51上に、電界めっき法により、第2金属層52を形成する工程と、を含んでいる。電界めっき法を用いて所定パターンの第1金属層51上に第2金属層52を形成する場合、第2金属層52は、第1金属層51と同一のパターンで第1金属層51上に形成される。つまり、第2金属層52は、導電性金属層50の形成に必要となる領域のみに、第2金属層52をなす材料が設けられることになる。したがって、金属膜をパターニングすることによって導電性金属層50の全体を形成することと比較し、材料の利用効率を改善することができる。そもそも、導電性金属層50がなす導電性パターン40は透視性を確保すべく極めて高い開口率で形成される。したがって、本実施の形態によれば、材料の利用効率を飛躍的に改善することができる。この結果、導電性パターンシート20及び発熱板10の製造コストを大幅に低減することができる。
また、本実施の形態によれば、金属膜をパターニングすることによって導電性金属層50の全体を形成することと比較し、パターニングに使用される処理液の量を大幅に低減することができる。加えて、処理液の使用量が低減されるので、処理液の廃棄処理時の負担を軽減することもでき、さらに単なるコストの低減に留まらず環境問題の観点からも好ましい。
さらに、電界めっき法によれば、蒸着法、スパッタリング法、CVD法、PVD法、イオンプレーティング法、無電界めっき法といった成膜法と比較して、金属層52を迅速かつ厚膜に形成することができる。すなわち、導電性パターンシート20及び発熱板10の生産性を改善し、導電性パターンシート20及び発熱板10を短時間で製造することが可能となる。
また、第2金属層52の厚みが第1金属層51の厚みよりも厚い場合、上述の本実施の形態による作用効果、すなわち、導電性パターン40の作製に用いられる材料の利用効率の改善、導電性パターン40の作製に用いられる処理液の量の低減、並びに、導電性パターン40の作製に必要となる時間の短縮といった作用効果がより顕著となる。
以上の実施の形態において説明した製造方法にて製造された発熱板10及び導電性パターンシート20の導電性パターン40は、第1金属層51と、第1金属層51に隣接して積層された第2金属層52と、を含む導電性細線51を有する。第1金属層51は、第1金属膜をパターニングすることによって形成される。第2金属層52は、電界めっき法により、第1金属膜61をパターニングすることによって形成された第1金属層51上に形成されている。このような導電性パターン40を有する発熱板10及び導電性パターンシート20は、上述した導電性パターン40の作製に用いられる材料の利用効率の改善、導電性パターン40の作製に用いられる処理液の量の低減、並びに、導電性パターン40の作製に必要となる時間の短縮といった作用効果に基づき、安価且つ容易に製造され得る。
なお、上述した実施の形態に対して様々な変更を加えることが可能である。以下、図面を適宜参照しながら、変形例について説明する。以下の説明および以下の説明で用いる図面では、上述した実施の形態と同様に構成され得る部分について、上述の実施の形態における対応する部分に対して用いた符号と同一の符号を用いることとし、重複する説明を省略する。
図15〜図19を参照して、発熱板10の製造方法の変形例について説明する。図15〜図19は、発熱板10の製造方法の変形例を順に示す断面図である。
まず、導電性パターンシート20を作製する。導電性パターンシート20は、上述の発熱板10の製造方法の一例において説明した方法により作製することができる。
次に、ガラス板11、接合層13、導電性パターンシート20をこの順に重ね合わせ、加熱・加圧する。図15に示された例では、まず、接合層13をガラス板11に仮接着する。次に、ガラス板11の接合層13が仮接着された側が、導電性パターンシート20に対向するようにして、接合層13が仮接着されたガラス板11を、導電性パターンシート20の導電性パターン40の側から重ね合わせ、加熱・加圧する。これにより、図16に示すように、ガラス板11および導電性パターンシート20が、接合層13を介して接合(仮接合または本接合)される。
次に、図17に示されているように、導電性パターンシート20の基材30を除去する。例えば、導電性パターンシート20を作製する際に、基材30上に剥離層を形成しておき、この剥離層上に導電性パターン40を形成する。この剥離層は、上述の第1金属膜61及び暗色膜63をエッチングする工程で除去されない層であることが好ましい。この場合、基材30と、導電性パターン40及び接合層13と、は剥離層を介して接合される。そして、導電性パターンシート20の基材30を除去する工程では、導電性パターンシート20の基材30を、剥離層を用いて導電性パターン40及び接合層13から剥離する。
剥離層としては、例えば界面剥離型の剥離層、層間剥離型の剥離層、凝集剥離型の剥離層等を用いることができる。界面剥離型の剥離層としては、基材30との密着性と比べて、導電性パターン40及び接合層13との密着性が相対的に低い剥離層を好適に用いることができる。このような層としては、シリコーン樹脂層、フッ素樹脂層、ポリオレフィン樹脂層等が挙げられる。また、導電性パターン40及び接合層13との密着性と比べて、基材30との密着性が相対的に低い剥離層を用いることもできる。層間剥離型の剥離層としては、複数層のフィルムを含み、導電性パターン40及び接合層13や、基材30との密着性と比べて、当該複数層間相互の密着性が相対的に低い剥離層を例示することができる。凝集剥離型の剥離層としては、連続相としてのベース樹脂中に分散相としてのフィラーを分散させた剥離層を例示することができる。
剥離層として、基材30との密着性と比べて、導電性パターン40及び接合層13との密着性が相対的に低い層を有する界面剥離型の剥離層を用いた場合、剥離層と導電性パターン40及び接合層13との間で剥離現象が生じる。この場合、剥離層が、導電性パターン40及び接合層13側に残らないようにすることができる。すなわち、基材30は、剥離層とともに除去される。このようにして基材30及び剥離層が除去されると、導電性パターン40の開口領域43内に、接合層13が露出するようになる。
その一方で、剥離層として、導電性パターン40及び接合層13との密着性と比べて、基材30との密着性が相対的に低い界面剥離型の剥離層を用いた場合には、剥離層と基材30との間で剥離現象が生じる。剥離層として、複数層のフィルムを有し、導電性パターン40及び接合層13や、基材30との密着性と比べて、当該複数層間相互の密着性が相対的に低い層間剥離型の剥離層を用いた場合には、当該複数層間で剥離現象が生じる。剥離層として、連続相としてのベース樹脂中に分散相としてのフィラーを分散させた凝集剥離型の剥離層を用いた場合には、剥離層内での凝集破壊による剥離現象が生じる。
最後に、ガラス板11、接合層13及び導電性パターン40、接合層14、ガラス板12をこの順に重ね合わせ、加熱・加圧する。図18に示された例では、まず、接合層14をガラス板12に仮接着する。次に、ガラス板12の接合層14が仮接着された側が、導電性パターン40及び接合層13に対向するようにして、ガラス板11、導電性パターン40及び接合層13、接合層14が仮接着されたガラス板12をこの順に重ね合わせ、加熱・加圧する。これにより、ガラス板11、導電性パターン40、ガラス板12が、接合層13,14を介して接合(本接合)され、図19に示す発熱板10が製造される。
図19に示された発熱板10によれば、発熱板10が基材30を含まないようにすることができる。これにより、発熱板10全体の厚みを小さくすることができる。また、発熱板10内の界面数を低減することができる。したがって、光学特性の低下すなわち視認性の低下を抑制することができる。
次に、図20及び図21を参照して、発熱板10の製造方法の他の変形例について説明する。図20及び図21は、発熱板10の製造方法の他の変形例を順に示す断面図である。
まず、上述の発熱板10の製造方法の変形例と同様の工程により、ガラス板11及び導電性パターンシート20が、接合層13を介して接合(仮接合)されたものを作製し、ここから基材30を除去する。すなわち、上述の発熱板10の製造方法の変形例で図17を参照して説明した、ガラス板11、導電性パターン40および接合層13が積層されたものを得る。
次に、図20に示すように、ガラス板11、接合層13および導電性パターン40、ガラス板12をこの順に重ね合わせ、加熱・加圧する。これにより、ガラス板11と導電性パターン40とが接合層13を介して接合(本接合)され、且つ、ガラス板14とガラス板12とが接合層13を介して接合(本接合)される。そして、図21に示す発熱板10が製造される。
図21に示された発熱板10によれば、発熱板10が基材30および接合層14を含まないようにすることができる。これにより、発熱板10全体の厚みをさらに小さくすることができる。また、発熱板10内の界面数をさらに低減することができる。したがって、光学特性の低下すなわち視認性の低下をさらに効果的に抑制することができる。加えて、導電性パターン40とガラス板12とが接触しているので、導電性パターン40によるガラス板12の加熱効率を上げることができる。
さらに別の変形例について説明する。上述した実施の形態では、導電性パターン40に含まれる複数の接続要素45は、それぞれ発熱板10の板面の法線方向から見て直線状(直線分)をなしていたが、これに限らず、複数の接続要素45のうちの少なくとも一部が、発熱板10の板面の法線方向から見て直線状以外の形状、例えば曲線状または折れ線状の形状を有してもよい。具体的には、円弧状、放物線状、波線状、ジグザグ状、曲線と直線との組み合わせ等の形状を有してもよい。とりわけ、2つの分岐点43の間を直線(直線分)として接続する接続要素45が、複数の接続要素45のうちの20%未満である、すなわち、複数の接続要素45のうちの80%以上が直線(直線分)以外の形状を有している、ことが好ましい。
このような、直線(直線分)以外の形状の接続要素45を含む導電性パターン40によれば、曲線状、折れ線状等の形状を有する接続要素45の側面に入射した光は、当該側面で乱反射する。これにより、当該接続要素45の側面に一定の方向から入射した光(対向車のヘッドライトの光や太陽光等)が、その入射方向に対応して当該側面で一定の方向に反射することが抑制される。したがって、この反射光がドライバー等の観察者に視認されて、接続要素45を有する導電性パターン40が観察者に視認されることを、抑制することができる。結果として、導電性パターン40が視認されることによる、観察者による窓ガラスを介した視認性の悪化を抑制することができる。
発熱板10は、自動車1のリアウィンドウ、サイドウィンドウやサンルーフに用いてもよい。また、自動車以外の、鉄道車両、航空機、船舶、宇宙船等の乗り物の窓あるいは扉の透明部分に用いてもよい。
さらに、発熱板10は、乗り物以外にも、特に室内と室外とを区画する箇所、例えばビルや店舗、住宅の窓あるいは扉の透明部分、建物の窓又は扉、冷蔵庫、展示箱、戸棚等の收納乃至保管設備の窓あるいは扉の透明部分等に使用することもできる。
なお、以上において上述した実施の形態に対するいくつかの変形例を説明してきたが、当然に、複数の変形例を適宜組み合わせて適用することも可能である。
1 自動車
5 フロントウィンドウ
7 電源
10 発熱板
11 ガラス板
12 ガラス板
13 接合層
14 接合層
15 配線部
16 接続部
20 導電性パターンシート
30 基材
40 導電性パターン
41 導電性細線
41a 先端面
41b 基端面
41c 側面
41d 側面
43 分岐点
44 開口領域
45 接続要素
50 導電性金属層
51 第1金属層
52 第2金属層
53 第1暗色層
54 第2暗色層
61 第1金属膜
63 暗色膜
65 レジストパターン

Claims (7)

  1. 電圧を印加されると発熱する発熱板に用いられる導電性パターンシートを製造する方法であって、
    基材に積層された第1金属膜をパターニングする工程と、
    前記第1金属膜をパターニングすることによって形成された第1金属層上に、電界めっき法により、第2金属層を形成する工程と、を備える導電性パターンシートの製造方法。
  2. 前記第1金属層は、蒸着法、スパッタリング法、CVD法、PVD法、イオンプレーティング法、無電界めっき法又はこれらの二以上を組み合わせた方法により、形成される、請求項1に記載の導電性パターンシートの製造方法。
  3. 前記第2金属層の厚みは、前記第1金属層の厚みよりも厚い、請求項1または2に記載の導電性パターンシートの製造方法。
  4. 一対のガラス板と、請求項1〜3のいずれか一項に記載された方法で製造された前記導電性シートの前記導電性パターンであって前記一対のガラス板の間に設けられた導電性パターンと、前記一対のガラス板のうちの少なくともいずれか一方と前記導電性パターン部材との間に設けられた接合層と、を含む積層体の前記一対のガラス板を互いに向けて加熱及び加圧する工程を備える、発熱板の製造方法。
  5. 電圧を印加されると発熱する発熱板に用いられる導電性パターンシートであって、
    基材と、
    前記基材に積層され且つ導電性細線を含む導電性パターンと、を備え、
    前記導電性パターンの前記導電性細線は、第1金属層と、前記第1金属層に隣接して積層された第2金属層と、を含み、
    前記第1金属層は、第1金属膜をパターニングすることによって形成され、
    前記第2金属層は、電界めっき法により、前記第1金属膜をパターニングすることによって形成された第1金属層上に形成されている、導電性パターンシート。
  6. 電圧を印加されると発熱する発熱板であって、
    一対のガラス板と、
    前記一対のガラス板の間に配置され且つ導電性細線を含む導電性パターンと、
    前記導電性パターンと前記一対のガラス板の少なくとも一方との間に配置された接合層と、を備え、
    前記導電性パターンの前記導電性細線は、第1金属層と、前記第1金属層に隣接して積層された第2金属層と、を含み、
    前記第1金属層は、第1金属膜をパターニングすることによって形成され、
    前記第2金属層は、電界めっき法により、前記第1金属膜をパターニングすることによって形成された第1金属層上に形成されている、発熱板。
  7. 請求項6に記載された発熱板を備えた乗り物。
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