JP2016141543A - ロール状物の保持・切断具 - Google Patents

ロール状物の保持・切断具 Download PDF

Info

Publication number
JP2016141543A
JP2016141543A JP2015019961A JP2015019961A JP2016141543A JP 2016141543 A JP2016141543 A JP 2016141543A JP 2015019961 A JP2015019961 A JP 2015019961A JP 2015019961 A JP2015019961 A JP 2015019961A JP 2016141543 A JP2016141543 A JP 2016141543A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roll
holding
cutting tool
arms
paper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015019961A
Other languages
English (en)
Inventor
豊 赤松
Yutaka Akamatsu
豊 赤松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oka Co Ltd
Original Assignee
Oka Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oka Co Ltd filed Critical Oka Co Ltd
Priority to JP2015019961A priority Critical patent/JP2016141543A/ja
Publication of JP2016141543A publication Critical patent/JP2016141543A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】両手を使わず片手で簡単に紙を切断することができるロール状物の保持・切断具を提供する。【解決手段】基底部2と、その基底部2から立ち上がる少なくとも2本の腕3,4を有するロール状物6の保持・切断具1であって、基底部2における腕側の表面は滑り止め部材21を有し、少なくとも2本の腕のうち1本は取付対象壁5に取り付けられ、残りの少なくとも1本の腕はロール状物の巻き芯が装着され、滑り止め部材21の硬度はデュロメータ(Cタイプ)を用いて測定したとき、C13〜C35で、そのときの見かけ密度は25〜45kg/m3である。【選択図】図1

Description

本発明はロール状物の保持・切断具(以下、単に「保持・切断具」と略称することがある)に関する。本明細書において「ロール状物」とは、カッターを使用しなくても、人の手により簡単に切断が可能なロール状のものをいうが、カッターと併用することを排除するものではない。具体的には、ロール状の紙類(例えば、ペーパータオル、キッチンペーパー、トイレットペーパー、ロール紙)、ロール状の金属箔(例えば、アルミホイル)、ミシン目で分断が可能なロール状のプラスチックシート類(例えば、ミシン目を介して縦方向に連続するロール状の包装用プラスチック袋)などである。
この種の保持・切断具として周知であるのは言うまでもなく、トイレットペーパーホルダーであろう。紙を自重により押圧するカバー部と紙を切断するカッター部を備えているものである。
その改良発明である特開2006―25908によれば、カバー板の前端縁側に、切取られるべき紙を絞って狭窄保持して切断可能な略V字形スリットを形成した発明が記載されている。この発明によれば、一方の手でカバー板を押さえつつ、他方の手で紙を切断する必要がなくなり、片手だけで前記スリット部において紙を切断することができるようになる、という。しかも、紙の新しい先端は未使用の紙と密着しないので、容易につかむことができる、としている。
特開2006―25908
本発明も上記従来技術と同様に、しかし、全く別の構成をとることにより、両手を使わず片手で簡単に紙を切断することができるロール状物の保持・切断具を提供することを目的とする。
本発明は、基底部と、その基底部から立ち上がる少なくとも2本の腕を有するロール状物の保持・切断具であって、前記基底部における前記腕側の表面は滑り止め部材を有し、前記少なくとも2本の腕のうち1本は取付対象壁に取り付けられるものであり、残りの少なくとも1本の腕はロール状物が装着されるものであり、前記滑り止め部材の硬度はデュロメータ(Cタイプ)を用いて測定したとき、C13〜C35であることを特徴とする(請求項1)。そのときの見かけ密度は25〜45 kg/m3である(請求項2)。
好ましくは、腕は2本であり、1本は取付対象壁に取り付けられ、残りの1本の腕はロール状物が装着されるものである(請求項3)。
好ましくは、ロール状物の巻き芯が装着される腕の長さは15〜30cmである(請求項4)。
請求項1、2の発明によると、使用者は紙の先端を片手の指でつかみ、ロール状物に対して接線方向に適当な長さを繰り出した後、基底部側に引くだけで、ロール状物はミシン目の部分で切断される。ミシン目がないときでも薄紙であれば引き裂くことができる。ロール状物が基底部側に引かれることによって、ロール状物の側面が基底部の滑り止め部材と摩擦係合するからである。
請求項3の発明によると、腕は2本である。腕が2本あれば、1本は対象壁に取付用であり、1本はロール状物の収容に用いることができるので、十分に目的を達成することができる。この構成は、最も構成が簡単であり、デザイン上もすっきりしたものとなる。ただし、腕を3本以上設けたときは、余った腕は予備のロール状物の収容に用いることができる利点がある。
請求項4の発明によると、少なくともこの程度の長さがあれば、幅の短いトイレットペーパーはもちろん、比較的に幅のあるペーパータオルやキッチンペーパーのロールでも十分安定的に支持できる。
以下、添付の図面に基づき、本発明の1実施例を説明する。
本発明の1実施例に係る保持・切断具の使用状態を示す斜視図である。 同保持・切断具の、(a)正面図、(b)背面図、(c)平面図、(d)左側面図、(e)右側面図である。 同保持・切断具の使用法を説明するための斜視図である。 同保持・切断具の作用効果説明するための図1矢視断面図である。 同保持・切断具の作用効果説明するための一部断面平面図である。
図1〜3に示すように、本実施例の保持・切断具1は、基底部2と、その基底部の左右端部に位置する長さの異なる2本の腕3,4を有している。短い方の腕3には面ファスナ31が取り付けられており、取付対象5の壁側面ファスナ51と接着可能である。長い方の腕4には、ロール状物6がはめまれる。ロール状物6の巻き芯63は、たんに腕4に差し込まれているだけである。必要があれば、面ファスナの代わりに釘やネジを用いて強固に固定することもできる。
この保持・切断具1は合成樹脂により成形することが好ましいが、木材や金属により成形することも可能である。製造は、全体を射出成型等で一体成形することもできるし、複数のパーツに分けて成形し、最終的にはめ込みや接着剤で一体化させることもできる。
図1、図3では、保持・切断具1は、水平かつ右向きに開口する方向に取り付けられているが、水平かつ左向きでもよいし、垂直かつ上向きでも、斜め上向きでもよい。要は、基底部2が使用者側に向くように設定することである(図3参照)。腕3,4の先端にはストッパとなるものがないので、使用者側に開口するように取り付けたり、下向きに開口するように取り付けたりするのは適当でない。使用者側に開口するように取り付けると、ロール状物6は適切に切断できず、下向きに開口するように取り付けると、ロール状物6は落下してしまうからである。
腕2,3の長さの長短に関しては、多分にデザイン的なものであり、発明の必須要素ではない。ただし、ロール状物6を取り付ける側の腕4の長さは、15〜30cmであることが好ましい。平均的なペーパータオルやキッチンペーパーを十分安定的に支持するには15cm程度は必要であり、30cmを超えると通行の妨げになるかもしれないからである。ただし、目的をトイレットペーパーの収容に特化させたときには10cm程度でも構わない。
腕2,3の幅は、平均的なペーパータオル、キッチンペーパー、トイレットペーパー等の円筒状巻き芯の円筒直径よりわずかに大きい直径を有することが好ましい。通常、3cm程度である。
図2(e)に示すように、基底部2の内側にはほぼ全面的に滑り止め部材21が貼り付けられている。
本実施例の保持・切断具1の使用状態は図3〜5に示されている。使用者は紙の先端を片手の指でつかみ、ロール状物6に対して接線方向に適当な長さを繰り出した後、基底部側(通常は使用者側)に引くだけである。
紙の繰り出し時(第1モード)は、使用者は紙61をロール状物6に対して接線方向に引くので、ロール状物6は滑り止め部材21と強く接触せず、スムーズに繰り出すことができる。しかし、紙の切断時(第2モード)は、使用者がロール状物6を基底部側に引くことによって、ロール状物の側面が基底部2の滑り止め部材21に押し付けられ、摩擦係合する。ロール状物6は回転をやめるので、ロール状物6はミシン目62の部分で切断される。ミシン目がないときでも薄紙であれば引き裂くことができる。このように使用者の意思による手の使い方だけで2つのモードを簡単に切り替えることができるのである。
ロール状物6の紙が消費されて残量が少なくなれば、側部の面積が減少するので摩擦力が減少すると考えられやすいが、実際にはそのようなことはほとんど起こらない。なぜなら、ロール状物6のうち、滑り止め部材21に最も強く接触するのは、使用者側(基底部側)にやや傾く円筒状巻き芯63の部分であり(図5参照)、この部分の接触が大部分の摩擦力を発生させているからである。
ロール状物6の紙送りをスムーズにすると共に切断時に適切な摩擦力を生じさせるためには滑り止め部材21の材質の選択が重要である。
好ましい滑り止め部材21を選択するために、本発明者は三和化工株式会社(京都市)製造の4種類(登録商標「サンペルカ」のL-1400, L-2000, L-2500, L4000)の独立気泡ポリエチレン(LDPE)フォームについて実験を行った。結果は次のとおりである。
Figure 2016141543
この結果から、滑り止め部材21の好ましい硬度は、デュロメータ(Cタイプ)を用いて測定したとき、C13〜C35であり、より好ましくはC16〜C30、最も好ましくはC18〜C25である。別の観点では、滑り止め部材21の好ましい見かけ密度は25〜45 kg/m3であり、より好ましくは27〜40 kg/m3、最も好ましくは30〜40 kg/m3であるといえる。
滑り止め部材21は、上記範囲の硬度や見かけ密度を生ずるものであれば、その材質を問わない。使用可能な樹脂としては、例えば(メタ)アクリル酸エステル樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、(メタ)アクリル変性ウレタン樹脂、EVA系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、飽和または不飽和ポリエステル系樹脂、ビニルエステル樹脂、(メタ)アクリル変性ポリエステル樹脂、ウレア・メラミン系樹脂、ゴム系樹脂、もしくは、フェノール系樹脂のうち少なくともいずれか一つを含む樹脂が挙げられる。
1 保持・切断具
2 基底部
21 滑り止め部材
3 腕
31 面ファスナ
4 腕
5 取付対象壁
51 壁側面ファスナ
6 ロール状物
61 紙
62 ミシン目
63 巻き芯

Claims (4)

  1. 基底部(2)と、その基底部(2)から立ち上がる少なくとも2本の腕(3,4)を有するロール状物(6)の保持・切断具(1)であって、
    前記基底部(2)における前記腕(3,4)側の表面は滑り止め部材(21)を有し、前記少なくとも2本の腕のうち1本の腕(3)は取付対象壁(5)に取り付けられるものであり、残りの少なくとも1本の腕(4)はロール状物(6)が装着されるものであり、
    前記滑り止め部材(21)の硬度はデュロメータ(Cタイプ)を用いて測定したとき、C13〜C35である
    ことを特徴とするロール状物の保持・切断具(1)。
  2. 基底部(2)と、その基底部(2)から立ち上がる少なくとも2本の腕(3,4)を有するロール状物(6)の保持・切断具(1)であって、
    前記基底部(2)における前記腕(3,4)側の表面は滑り止め部材(21)を有し、前記少なくとも2本の腕のうち1本の腕(3)は取付対象壁(5)に取り付けられるものであり、残りの少なくとも1本の腕(4)はロール状物(6)が装着されるものであり、
    前記滑り止め部材の見かけ密度は25〜45 kg/m3である
    ことを特徴とするロール状物の保持・切断具。
  3. 前記腕(3,4)は2本であり、1本の腕(3)は取付対象壁(5)に取り付けられ、残りの1本の腕(4)はロール状物(6)が装着されるものである請求項1または2記載の保持・切断具。
  4. 前記ロール状物(6)が装着される前記腕(4)の長さが15〜30cmである請求項1〜3のいずれかに記載の保持・切断具。

JP2015019961A 2015-02-04 2015-02-04 ロール状物の保持・切断具 Pending JP2016141543A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015019961A JP2016141543A (ja) 2015-02-04 2015-02-04 ロール状物の保持・切断具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015019961A JP2016141543A (ja) 2015-02-04 2015-02-04 ロール状物の保持・切断具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016141543A true JP2016141543A (ja) 2016-08-08

Family

ID=56569719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015019961A Pending JP2016141543A (ja) 2015-02-04 2015-02-04 ロール状物の保持・切断具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016141543A (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59128297U (ja) * 1983-02-16 1984-08-29 加藤 和一 予備紙兼ロ−ル紙二段ホルダ−
JPS60154094U (ja) * 1984-03-21 1985-10-14 渡辺 純一 ロ−ルペ−パ−ホルダ
US6013342A (en) * 1994-10-20 2000-01-11 Industria E Comercio Textil Avanti Ltda. Self-adhesive sheet with non-slip properties
JP2009125550A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Inoac Corp 滑り防止用クッション材
JP2009201498A (ja) * 2008-01-28 2009-09-10 Hasegawa Kk 釣竿結束ベルト
JP3164131U (ja) * 2010-09-03 2010-11-11 株式会社ジェイエスピー ポリエチレン系樹脂多層発泡シート

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59128297U (ja) * 1983-02-16 1984-08-29 加藤 和一 予備紙兼ロ−ル紙二段ホルダ−
JPS60154094U (ja) * 1984-03-21 1985-10-14 渡辺 純一 ロ−ルペ−パ−ホルダ
US6013342A (en) * 1994-10-20 2000-01-11 Industria E Comercio Textil Avanti Ltda. Self-adhesive sheet with non-slip properties
JP2009125550A (ja) * 2007-11-28 2009-06-11 Inoac Corp 滑り防止用クッション材
JP2009201498A (ja) * 2008-01-28 2009-09-10 Hasegawa Kk 釣竿結束ベルト
JP3164131U (ja) * 2010-09-03 2010-11-11 株式会社ジェイエスピー ポリエチレン系樹脂多層発泡シート

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8714428B2 (en) Sheet product dispenser
JP2016141543A (ja) ロール状物の保持・切断具
US20100101733A1 (en) Desktop double-sided adhesive tape dispenser
JP2006288839A (ja) ロールペーパー用ホルダ、およびそれを用いたロールペーパーの切断方法
US10300734B2 (en) Sheet material dispenser for utensil item
JP4411541B2 (ja) トイレットペーパーホルダー
JP3196403U (ja) ロールホルダー用追加型カッター
JP5372433B2 (ja) ロールペーパー保持具
JP3133670U (ja) トイレットペーパーホルダー
JP3215333U (ja) ゴミ箱に、ゴミ袋を固定するための器具。
JP2009000943A (ja) カッターガイド
JP2014124523A (ja) ロールペーパーホルダー
JP3149673U (ja) ロールペーパーホルダー
JPH11124143A (ja) ロール状ペーパー等をセットするホルダー
JP3193684U (ja) ロール紙ホルダー装着用紙切り板
JP2015203110A (ja) 剥離紙剥し器
JP2012030017A (ja) クッキングロールペーパー保持具
TWI352059B (ja)
JP2016112368A (ja) 横型ロールペーパーホルダー
JP5802508B2 (ja) トイレットペーパーホルダー
JP3184073U (ja) トイレットペーパーの巻き取り器具
CN204111028U (zh) 便利胶带撕取器
JP3133140U (ja) 使用済みポリ袋保持具
JP3204868U (ja) テープカッターケース
JP6577822B2 (ja) トイレットペーパーホルダー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170904

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180601

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180731