JP3196403U - ロールホルダー用追加型カッター - Google Patents
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Abstract
【課題】誰でも簡単にロールホルダーに組み込むことができ、初めての利用であっても一目でその使用法を理解し、片方の手だけで円滑に利用することができるロールホルダー用追加型カッターを提供する。【解決手段】既設ロールホルダーA上蓋Bに対して積層状に配置、固定可能な積層壁部2と、積層壁部2から既設ロールホルダーAカッター部Bを越えて適宜間隔を置いた外側所定位置辺りで垂れ下がり状にした庇状湾曲隔壁部3と、庇状湾曲隔壁部3の下端縁からそのまま前方に略水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後に上方に向けて立上りとし、その上端縁をエッジとした新設カッター部4とからなるカッター本体を有し、積層壁部2の適所に上蓋Bへの固着機構5を設ける一方、庇状湾曲隔壁部3には、対象ロールペーパーD巾に略相当する横長のロールペーパーD用の繰出し窓31を形成してなることを特徴とする。【選択図】図6
Description
この考案は、ロール型シート状製品を保持するロールホルダーに関連するものであって、特に、ロールホルダー用の後付け部品類を製造、提供する分野をはじめとし、その包装、輸送、保管、組み立ておよび設置に必要となる設備、器具類を提供、販売する分野から、それら資材や機械装置、部品類に必要となる素材、例えば木材、石材、各種繊維類、プラスチック、各種金属材料等を提供する分野、それらに組み込まれる電子部品やそれらを集積した制御関連機器の分野、各種計測器の分野、当該設備、器具を動かす動力機械の分野、そのエネルギーとなる電力やエネルギー源である電気、オイルの分野といった一般的に産業機械と総称されている分野、更には、それら設備、器具類を試験、研究したり、それらの展示、販売、輸出入に係わる分野、将又、それらの使用の結果やそれを造るための設備、器具類の運転に伴って発生するゴミ屑の回収、運搬等に係わる分野、それらゴミ屑を効率的に再利用するリサイクル分野などの外、現時点で想定できない新たな分野までと、関連しない技術分野はない程である。
(着目点)
一般的なロールホルダーといえば、例えば、図15に示すように、建築物室内壁面などに木ネジなどで固定可能なホルダー本体Aに、ロールペーパーDの筒状芯部分を水平状且つ回転自在に軸支可能な装着軸Cと、同装着軸Cに装着したロールペーパーDの上がわを開閉自在に覆うよう、該ホルダー本体Aに基端B3が軸着した曲面板状体であって、その遊端縁B4に、引き出したロールペーパーDの中途部分を裁断可能なカッター部B5を形成してなる上蓋Bとを有するようにしたものであり、利用に際しては、該上蓋BでロールペーパーDの外周面を抑えて、同上蓋Bカッター部B5を境に、ロールペーパーDの引き出した部分D0を引き上げるようにして裁断する構造のものが殆どであった。
一般的なロールホルダーといえば、例えば、図15に示すように、建築物室内壁面などに木ネジなどで固定可能なホルダー本体Aに、ロールペーパーDの筒状芯部分を水平状且つ回転自在に軸支可能な装着軸Cと、同装着軸Cに装着したロールペーパーDの上がわを開閉自在に覆うよう、該ホルダー本体Aに基端B3が軸着した曲面板状体であって、その遊端縁B4に、引き出したロールペーパーDの中途部分を裁断可能なカッター部B5を形成してなる上蓋Bとを有するようにしたものであり、利用に際しては、該上蓋BでロールペーパーDの外周面を抑えて、同上蓋Bカッター部B5を境に、ロールペーパーDの引き出した部分D0を引き上げるようにして裁断する構造のものが殆どであった。
しかしながら、こうした従前からの器具、手段によるものの場合には、裁断後に残されるロールペーパーDの切断残部端D1が、当該カッター部B5を境として上蓋Bの下に隠れた状態となってしまい、新たにロールペーパーD残部端D1を引き出そうとする場合には、必ずその上蓋Bのカッター部B5近傍となる遊端縁B4がわに手指を掛け、上方に持ち上げるようにしてロールペーパーDの切断残部端D1を摘み出さなければならず、遊端縁B4は、通常、硬質で鋭利なカッター部B5に形成されていることもあり、うっかり強く触れてしまうと思わぬ傷を負ってしまう虞があるだけではなく、遊端縁B4がわを上方に持ち上げてロールペーパーD残部端D1を見付け出そうとしても、紙質によっては同ロールペーパーD外周面に密着状となってしまっていて、なかなか切断残部端D1見付け出すことができず、同ロールペーパーDを何度も回転させて探さねばならないことも頻発し、やっと見付け出せたとしても、今度は、そのロールペーパーD残部端D1がなかなか摘めず、その煩わしさに辟易してしまうことも多かった。
(従来の技術)
こうした従前からの状況に、多くの人々がイラ付きを覚えながらも、これまで特に改善の兆しもないままに放置されてきており、本願発明者兼出願人においてもその状況に甘んじて来てはいたものの、機会が有って自らが宿泊関連施設を立ち上げるに及んだとき、接客サービスの一環として、トイレの利便性についても、自らの施設の評価に大きく係わりを有してくるものとの判断から、上記した従前までの器具に換えてその使い勝手を充実させるべく、下記の特許文献1(1)に示すとおり、自ら試行錯誤を重ねて試作、実験を重ねてきた結果、従前からの器具に替わるこれまでに実現されたことのない新規且つ利便性に富んだ「ロールホルダー用追加型カッター」を開発、完成し、既に実用化に踏み出そうとしている。
こうした従前からの状況に、多くの人々がイラ付きを覚えながらも、これまで特に改善の兆しもないままに放置されてきており、本願発明者兼出願人においてもその状況に甘んじて来てはいたものの、機会が有って自らが宿泊関連施設を立ち上げるに及んだとき、接客サービスの一環として、トイレの利便性についても、自らの施設の評価に大きく係わりを有してくるものとの判断から、上記した従前までの器具に換えてその使い勝手を充実させるべく、下記の特許文献1(1)に示すとおり、自ら試行錯誤を重ねて試作、実験を重ねてきた結果、従前からの器具に替わるこれまでに実現されたことのない新規且つ利便性に富んだ「ロールホルダー用追加型カッター」を開発、完成し、既に実用化に踏み出そうとしている。
この考案のものは、その自らにおいて既に完成、確定した「ロールホルダー用追加型カッター」が、主に従前からのこの種器具の欠点、即ち、ロールペーパーD残部端D1の取り出しの際の不便、つまり、カッター部品類のカッター部分がロールペーパーの外周面に圧接状となってしまっていて、引き出して切断した後のロールペーパーの残部端が当該カッター部品とロールペーパー外周面との間に挟み込まれた状態となり、ロールペーパーの残部端を引き出すには、当該カッター部品類およびロールホルダー上蓋を上方に持ち上げる操作しなければならず、その操作と、ロールペーパー残部端を掴むには、必ず一方の手でカッター部分を離すように持ち上げ、もう片方の手で同残部端を探すといった具合に両手を要し、どうしても片手での操作ができるものではなく、確かに従前までの器具への取り付けが極めて簡便且つ誰にでも設置可能となるようにしたものであって、その実用上の作用、効果は、健常者である限りにおいて何等の問題も生じる虞のないものとして完成してはいたものの、唯の一つだけ、健常者以外、即ち、片手だけ何らかの不都合、障害があって、そのような両手による操作が適わない人への配慮を欠くこととなってしまっていたことから、その点で課題を残すことになっていた。
(1)登録実用新案第3133670号公報
(問題意識)
上述のとおり、既に完成させていた「ロールホルダー用追加型カッター」が、従前までのカッター部を越えて延伸した庇状部を有するものとし、該庇状部が、少なくとも当該装着軸に装着した場合の対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置上か、または、それよりも外がわの位置に達する水平姿勢長寸法に設定し、その遊端縁に、当該ロールホルダーカッター部巾と略同等に設定した新設カッター部を設けるようにしたものとする新規な構成を有したもので、ロールホルダーの上蓋に対しては、工具類を一切使用せずに、誰でも容易に組み込むことができ、しかも、誰でも一目で使用方法が判り、初めての利用であっても迷うことなく円滑に利用できるものとしてはいたものの、更に当該器具の利用拡大を果たし、より多くの人々への利便性を増すようにすることができないものかとの願いから、改善されたこの種技術の開発に着手したものである。
上述のとおり、既に完成させていた「ロールホルダー用追加型カッター」が、従前までのカッター部を越えて延伸した庇状部を有するものとし、該庇状部が、少なくとも当該装着軸に装着した場合の対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置上か、または、それよりも外がわの位置に達する水平姿勢長寸法に設定し、その遊端縁に、当該ロールホルダーカッター部巾と略同等に設定した新設カッター部を設けるようにしたものとする新規な構成を有したもので、ロールホルダーの上蓋に対しては、工具類を一切使用せずに、誰でも容易に組み込むことができ、しかも、誰でも一目で使用方法が判り、初めての利用であっても迷うことなく円滑に利用できるものとしてはいたものの、更に当該器具の利用拡大を果たし、より多くの人々への利便性を増すようにすることができないものかとの願いから、改善されたこの種技術の開発に着手したものである。
(考案の目的)
そこで、この考案は、使用後のロールペーパー残部端が、ロールホルダーにセットされたままで何時でも露出状のままで、どの利用者からも確実に目視でき、次の利用に際しては、そのロールペーパー残部端を簡単に目視して容易に掴み、引き出して切断、使用することができるという作用、機能を損なわさせないで、しかも、一旦ロールペーパーを組み込みさえすれば、その引き出し操作は固よりのこと、所望する長さまで引き出した後のロールペーパーの切り離し操作も、全て片手で実施可能とするなどの新たな機能を加えたロールホルダーの追加技術の開発ができないものかとの判断から、先の完成していた技術に引き続き、その開発、研究を継続して試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造からなる改善されたロールホルダー用追加型カッターを実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
そこで、この考案は、使用後のロールペーパー残部端が、ロールホルダーにセットされたままで何時でも露出状のままで、どの利用者からも確実に目視でき、次の利用に際しては、そのロールペーパー残部端を簡単に目視して容易に掴み、引き出して切断、使用することができるという作用、機能を損なわさせないで、しかも、一旦ロールペーパーを組み込みさえすれば、その引き出し操作は固よりのこと、所望する長さまで引き出した後のロールペーパーの切り離し操作も、全て片手で実施可能とするなどの新たな機能を加えたロールホルダーの追加技術の開発ができないものかとの判断から、先の完成していた技術に引き続き、その開発、研究を継続して試行錯誤と幾多の試作、実験とを繰り返してきた結果、今回、遂に新規な構造からなる改善されたロールホルダー用追加型カッターを実現化することに成功したものであり、以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構成を詳述することとする。
(考案の構成)
図面に示してあるこの考案を代表する実施例からも明確に把握できるとおり、この考案のロールホルダー用追加型カッターは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その表面に積層状に配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状にした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部の下端縁からそのまま前方に略水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後に上方に向けた立上りとした上、その立上りの上端縁をエッジとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所に既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、対象ロールペーパー巾に略相当する横長のロールペーパー用の繰出し窓を形成してなるものとした構成を要旨とするロールホルダー用追加型カッターである。
図面に示してあるこの考案を代表する実施例からも明確に把握できるとおり、この考案のロールホルダー用追加型カッターは、基本的に次のような構成から成り立っている。
即ち、カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その表面に積層状に配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状にした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部の下端縁からそのまま前方に略水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後に上方に向けた立上りとした上、その立上りの上端縁をエッジとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所に既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、対象ロールペーパー巾に略相当する横長のロールペーパー用の繰出し窓を形成してなるものとした構成を要旨とするロールホルダー用追加型カッターである。
これを換言すると、カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その表面に積層状に配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状にした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部の下端縁からそのまま前方に略水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後に上方に向けた立上りとした上、その立上りの上端縁をエッジとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所に既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、対象ロールペーパー巾に略相当する横長のロールペーパー用の繰出し窓を形成し、対象ロールペーパー残部端を該繰出し窓から潜らせた所望長のものとしてセット、使用するようにした構成を要旨とするロールホルダー用追加型カッターということができる。
この基本的な構成からなるこの考案のロールホルダー用追加型カッターを、より具体的なものとして示すと、基端をロールペーパー用装着軸上がわに軸着し、当該カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その表面に積層状に重ね合わせて配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状で、略同装着軸の高さ位置辺りに達するようにした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部からそのまま前方に略水平状もしくはやや上向き水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後で屈曲、所定寸法立ち上げ、その端縁をカッターとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所に既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、その適所に湾曲形状の補強手段を採用すると共に、ロールペーパー用の繰出し窓が、その形成位置を、装着した対象ロールペーパー外縁と当該新設カッター部カッターとを結ぶ線上にある横長に形成した構成のものとするロールホルダー用追加型カッターとなる。
更に具体的には、ロールホルダー用追加型カッターを、より具体的なものとして示すと、基端をロールペーパー用装着軸上がわに軸着し、当該カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その横巾寸法やや越える巾寸法としてその表面に積層状に重ね合わせて配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状で、略同装着軸の高さ位置辺りに達するようにした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部からそのままかやや狭めた巾で前方に略水平状もしくはやや上向き水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後で屈曲、所定寸法立ち上げ、その端縁をカッターとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所には、既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、その両側縁か裏面適所に湾曲形状保持用のリブを設けると共に、ロールペーパー用の繰出し窓が、その形成位置を、装着した対象ロールペーパー外縁と当該新設カッター部カッターとを結ぶ線上にあって対象ロールペーパー巾に略相当する横長に形成した構成から成るロールホルダー用追加型カッターと言うことができる。
以上のとおり、この考案のロールホルダー用追加型カッターによれば、従前までのものとは違い、上記したとおりの固有の特徴ある構成から、誰にでも簡単に且つ短時間の中にロールホルダーの上蓋に組み込んで既存ロールホルダーと一体のものとすることができる上に、その後、対象ロールペーパーの残部端を、その繰出し窓から所望長だけ引き出してセットしておきさえすれば、初めての利用であっても一目でその使用方法を理解し、繰出し窓から引き出されて露出状となっているロールペーパーの残部端を摘んでその利用者が欲する所定の長さまで手前がわに引き出した後、従前までのロールホルダーや、既に本願考案の考案者兼出願人で完成済みとした既述の特許文献1(1)のものが斜め上方に剥がすように持ち上げるのとはその方向が異なり、下方に向けて引き千切るよう操作する片手操作だけで、それ以外の、即ち、従前までのもののように、もう片一方の手でホルダーを支持するようにするなどといった何らの補助的操作をすることなく、所望の長さのペーパーとして切り離すことができ、その後においての利用に際しても全く同様で、このロールペーパー残部端の摘む操作をはじめ、引き千切る操作も、最初から最後まで片手だけの操作によって簡単、確実に実施可能になるという秀でた特徴が得られるものである。
上記特徴は、この考案のロールホルダー用追加型カッターにおいて、その庇状湾曲隔壁部が、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大半径位置を越えた外がわ所定位置辺りに垂れ下がり状で、略同装着軸の高さ位置辺りに達するようにしたものとし、その規制した箇所に横長の繰出し窓を形成し、ロールペーパーの残部端を所望長だけ引き出してセットしてしまう(引出し程度は、繰出し窓を越えていさいすれば足りており、新設カッター部との関係は不問。)ようにし、その後の操作、即ち利用者の操作は、この状態以降に行われることとなり、その露出状になっている所望長のロールペーパー残部端を摘み、所望する長さ分を引き出した上で、それを引き千切るために下方に力を加えると、当該ロールペーパー残部端該当箇所の裏面が新設カッター部エッジに当接して同所を下方に押し下げる力として作用し、その作用は、この考案のロールホルダー用追加型カッター全体に及び、そのまま既設ロールホルダー上蓋に伝達して対象ロールペーパーの上方に押圧力となって加担する結果、それまで既設ロールホルダー装着軸にルーズにセットされていた対象ロールペーパーは、その回動を阻止され、ロールペーパー残部端を下方に引っ張る力が、直接そのまま新設カッター部エッジに当接する対象ロールペーパーに作用し、切断強度を越える力となったところで同所から対象ロールペーパーを確実に引き裂き、所望長のロールペーパーに切断、手にすることとなるという新規な構成によってもたらされるものである。
そして、新設カッター部の上方、繰出し窓を越えた範囲には、再び、ロールペーパー残部端が常に露出状に残置することとなって、次の引き裂き操作に備えた状態を常に実現し得るものとなっており、この一連の過程は、全て利用者の片手操作だけで実現可能とするものであることから、何らかの理由で片手でしか操作が出来ない人にとっては願ってもない装置として大いに歓迎され、勿論、健常者にあっても片手操作だけで、それも自分用に必要となるロールペーパー部分にしか触れないで済ますことができ、衛生面で余計なことを気にしないで済ますことができるという従前からのものには凡そ期待することができなかった恩恵に浴すことができるものとなる。
また、積層壁部をそのまま延伸させて形成する庇状湾曲隔壁部に補強手段、例えば、実施例にも採用しているように、該庇状湾曲隔壁部の湾曲辺りの両側縁や、図示にはしていないが同庇状湾曲隔壁部の湾曲辺りの両側縁間背面に適宜本数の補強リブを設けるようにしたもの、その他にあっては、その所定彎曲形状が、素材の種類や部材厚といった部材そのものに係る材質・強度の劣化などによって長期間の中に自然に変形していく虞があるのに加え、僅かとはいえ、ロールペーパーを切断操作する度毎に加えられる外力によっても次第に変形していくことが予想され、それら変形によって最初の設計どおりに機能しなくなる(ロールペーパーの回転阻止機能や同引き裂き機能などが弱まる)危険性をできるだけ回避するようにして、いつまでも所期目的が持続して円滑な使用が可能になるようにするという利点が得られることとなる。
そして、この庇状湾曲隔壁部に設ける繰出し窓が、その形成位置を、望ましくは装着した対象ロールペーパー外縁と当該新設カッター部カッターとを結ぶ線上に望むよう規制して設けるようにしたものや、加えて、その横巾も対象ロールペーパー巾に略相当する寸法となるように形成したものにあっては、対象ロールペーパー残部端を、この考案のカッター本体に最初にセットする際、その繰出し窓を潜らせる操作が極めて円滑に実施可能にするのは勿論のこと、セット後において、利用者がその都度所望の長さにロールペーパー残部端がわを引き出し操作する場合においても、途中を引っ掛からせて新設カッター部を使用する前に、その繰出し窓辺りで千切れさせてしまうといった不測事態の発生も防止できるようにするものとなし、この考案のロールホルダー用追加型カッターの利便性をより一層保証することになるという大きな効果を発揮するものとなる。
さらに、既設ロールホルダー上蓋への固着機構にあっても、特に限定されたものでなく、最初の取付け固定操作や、長期の繰り返し使用にあっても、不用意に離脱してしまわないよう、例えば、既に完成させてある特許文献1(1)のものに採用したような、左右分割型とし、夫々の外郭寸法が、積層壁部の面積内に収まる平板状とした可塑性装着板からなり、各可塑性装着板の必要箇所に、容易に剥離可能な被覆膜を有する接着層を設けるか、容易に剥離可能な被覆膜を有する両面粘着テープを添付するか、または、各接合面範囲に塗布可能なチューブ入りの接着剤を添付したものとするかなど、適宜状況に応じて採用するようにした最善の各部品を、予めこの考案のロールホルダー用追加型カッターに同梱するよう包装してなるものとすることにより、店頭販売用の、什器への吊り下げや積み重ね、ロッカー型自動販売機への陳列など、様々な販路の拡大に繋げることを可能にする効果が期待できるものとなる。
同様に、カッター本体積層壁部が、その表面の適所に、カード類の差し立てを可能とするスリット部、および、カード類を装着可能な額縁部などといった、ロールホルダー上蓋上のカッター本体積層壁部にメッセージカードや公告、写真など様々なカード類の装着が可能となるようにし、メッセージスタンドやフォトフレームなどのインテリア小物としての新たな機能を付加し得るようにすれば、一般家庭の台所やトイレなどの使用に留まらず、企業や店舗、公共施設、宿泊施設などの様々な場面での利用の可能性が広がり、より市場を拡大できるという大きな効果を奏するものとなる。
上記したとおりの構成からなるこの考案の実施に際し、その最良もしくは望ましい形態について説明を加えることにする。
カッター本体は、この考案のロールホルダー用追加型カッターの主要な本体部分を形成し、装着対象となるロールホルダーの上蓋表面がわの適所に積層状に装着し、新設カッター部を所望の位置に支持して利用可能とする機能を担い、積層壁部、庇状湾曲隔壁部およびその新設カッター部からなるものとしなければならず、その積層壁部の適所には、固着機構を簡便に装備したものとしなければならず、金属製、合成樹脂製、ガラス繊維強化樹脂製、炭素繊維強化樹脂製などといった、従来型のロールホルダー上蓋と同等か、または、それ以上の耐久強度を有するものとするのが望ましい。
カッター本体は、この考案のロールホルダー用追加型カッターの主要な本体部分を形成し、装着対象となるロールホルダーの上蓋表面がわの適所に積層状に装着し、新設カッター部を所望の位置に支持して利用可能とする機能を担い、積層壁部、庇状湾曲隔壁部およびその新設カッター部からなるものとしなければならず、その積層壁部の適所には、固着機構を簡便に装備したものとしなければならず、金属製、合成樹脂製、ガラス繊維強化樹脂製、炭素繊維強化樹脂製などといった、従来型のロールホルダー上蓋と同等か、または、それ以上の耐久強度を有するものとするのが望ましい。
カッター本体の積層壁部は、装着対象となるロールホルダー上蓋表面がわの適所に積層状に装着し、その遊端がわに配する庇状湾曲隔壁部およびその新設カッター部を、片持ち梁板状に充分な強度をもって支持可能とする機能を担い、当該上蓋の左右幅と同等か、それ以下かの何れかの外幅寸法に規制したものとし、充分な強度を持って該庇状湾曲隔壁部およびその新設カッター部を支持可能な剛性を有するものとしなければならず、板状、枠状、棒状、網状など何様々な形状のものとすることが可能であり、耐久性に秀れた金属板からなるものとすることができる外、製造コストや加工性などを考慮すると、後述する実施例に示すように、庇状湾曲隔壁部と一体成形による合成樹脂成形品とするのが望ましいと言える。
加えて、積層壁部は、固着機構の接合面範囲に容易に剥離可能な被覆膜を有する接着層を設けるか、容易に剥離可能な被覆膜を有する両面粘着テープを添付するか、または、各接合面範囲に塗布可能なチューブ入りの接着剤を添付したものとなどとし、必須となる各部品と同梱するよう包装してなるものとすることが可能であり、また、装着対象ロールホルダー上蓋表面に積層状に重ね合わせるがわとなる壁面の、積層壁部と庇状湾曲隔壁部との境界線上に、同装着対象ロールホルダー上蓋カッター部に位置合わせ可能とする位置決め目標線を表示してなるものとすることが可能である外、その表面の適所に、カード類の差し立てを可能とするスリット部、およびカード類を装着可能な額縁部などといった装飾を兼ねた適宜付属機能を付設してなるものとすることができる。
固着機構は、積層壁部を装着対象となるロールホルダーの上蓋表面がわの適所に、充分な強度を持って固着可能とする機能を担い、誰でも簡単に積層壁部を対象上蓋に取り付け可能なものとすべきであり、ネジやボルト・ナット、バックル金具、クリップ金具など様々な留め具としたり、接着剤や粘着剤、粘着テープ、粘着シートなどを挟み込み、結合可能としたものなど、特に限定するものではなく、最初の取付け、固定が出来るだけ円滑に実施できると共に、長期に渡って繰り返し使用され続けても、不用意に離脱してしまわないようにすることが期待できるものであればよく、さらに利便性を考慮すると、積層壁部に一体化可能とし、素手でも簡単に折り曲げ加工可能な可塑性装着板からなり、該可塑性装着板の左右端を、対象上蓋の左右縁に嵌合するよう折り曲げ装着可能なものとすることができ、さらにまた、左右分割型であって、夫々の外郭寸法が、積層壁部の面積内に収まる平板状とした可塑性装着板からなり、各可塑性装着板の積層壁部との接合面範囲、および、各可塑性装着板の対象上蓋裏面との接合面範囲の夫々に、容易に剥離可能な被覆膜を有する接着層を設けるか、容易に剥離可能な被覆膜を有する両面粘着テープを添付するか、または、各接合面範囲に塗布可能なチューブ入りの接着剤を添付したものとするなど既に完成済みの特許文献1(1)に採用したものによることもできる。
庇状湾曲隔壁部は、積層壁部を支持部とする新カッター部をセット済ロールペーパー前方所定箇所に位置、確保するための重要な機能を担っており、所定箇所に位置するようにした新カッター部に、ロールペーパーを引き千切るための力を加わえたとき、その外力で簡単に変形、移動してしまわないよう、確りとした材質、強度のものとすべきであり、前記したとおり、金属製、合成樹脂製、ガラス繊維強化樹脂製、炭素繊維強化樹脂製などといった、従来型のロールホルダー上蓋と同等か、または、それ以上の耐久強度を有するものとしなければならず、場合によっては、後述の実施例においても採用してあるとおりに、特に湾曲部における変形防止用として主としてその部分辺りに補強構造としてのリブを形成するようにしたり、あるいは予めその部分の材厚を厚めに形成するなどとするのが望ましい。
その際、例えば補強構造をリブとする場合、既設ロールホルダー上蓋の表面形状(装着軸軸芯方向側面形)が異なっても対応可能となるよう、その表面形状に合わせた削り取り加工が可能となるやや幅広のリブを一体形成し、その側面には曲率を変えた何本かの削取り加工用目標線を予め用意したものとしておき、既存ロールホルダー上蓋形状に合致する同目標線を目安になるようにしてカッターなど削り取り加工して適応できるようにしたり、実施例のもののように、曲率を異にする数種類(実施例では3種類)のリブを予め個別のものとして同包するようにし、その中から既設ロールホルダー上蓋表面形状に合うものを選び、予め用意してある取付け手段、例えば剥離紙付き接着剤、あるいは雌雄嵌合構造とした溝あるいは穴とホゾあるいは栓などを使い、庇状湾曲隔壁部の裏面で湾曲部分辺りに一体化したものにすると、既存の殆どのロールホルダーに対しても適応可能となり、使用時の変形防止対策となるだけではなく、撓り変形に由来するガタつき防止対策を実現してなるものとすることができる。
また、この庇状湾曲隔壁部は、積層壁部からそのまま前方に延伸し、既設ロールホルダー上蓋のカッター部相当辺りで湾曲形成して下方所定位置、望ましくは既設ロールホルダー装着軸軸装高さ位置辺りまで垂れ下がり状となって既設ロールホルダーの上方から前方を庇状に覆い被さり、セット済ロールペーパーの残部端がわを隠してしまうこととなっており、ロールペーパー残部端がわを新カッター部に望ませるための繰出し窓を、該庇状湾曲隔壁部の湾曲部分よりやや下方位置、即ち、未使用のロールペーパー断面円形の接線の中、新カッター部カッター先端に及ぶこととなる接線を完全に含む位置に、横長形状のものとして形成、確保したものとしなければならず、横巾寸法は、市販ロールペーパー巾(JIS規格114mm±2)を安全に通せる巾のものでなければならず、そして、縦寸法は、少なくともペーパー厚よりも大きければ良いとはいうものの、既設ロールホルダーに対し、最初に未使用のロールペーパーをセットしてその端部を剥がし、当該繰出し窓から引き出す際の操作性を考慮して、できれば標準的な人の親指と人差し指とを重ねた外形寸法2cm前後のものとするのが望ましいと言える。
そして、その繰出し窓に望む該庇状湾曲隔壁部は、ペーパーの引き出し操作時の安全面からも、さらにはセット済ロールペーパーの残部端がわを引き出していき、新カッター部カッターでの切断操作に入るまでに引っ掛かり、破断してしまう不測事態を回避するためにも、滑らか加工を施したものとすべきである。
そして、その繰出し窓に望む該庇状湾曲隔壁部は、ペーパーの引き出し操作時の安全面からも、さらにはセット済ロールペーパーの残部端がわを引き出していき、新カッター部カッターでの切断操作に入るまでに引っ掛かり、破断してしまう不測事態を回避するためにも、滑らか加工を施したものとすべきである。
新設カッター部は、同所において、繰出し窓を通して誘導、所望長に引き出したロールペーパー残部端がわを、望み通り円滑且つ確実に切り離す機能を担うもので、上記庇状湾曲隔壁部の垂れ下がり状となった下端縁前方所定位置に、当該庇状湾曲隔壁部下端縁に連続して一体的に形成し、そのままかやや狭めた巾で前方に略水平もしくはやや上向き水平状に屈曲して所定巾分延伸させた後で所定寸法だけ上方に屈曲して立上げとし、その上端縁をエッジに形成するものであり、該エッジの位置は、既設ロールホルダーで、対象ロールペーパーをセットした装着軸軸装高さ位置辺りと略同様の高さ位置かやや高めとなる位置に確保するようにすべきで、庇状湾曲隔壁部の垂れ下がり下端縁からその位置が決定されるようにしなければならない。
そして、新設カッター部先端に設けるエッジは、手で軽く触れても安全な程度の形状を呈するものであって、対象ロールホルダーの上蓋に設けられたカッター部と略同等の切断が可能なものとしなければならず、新設カッター部自体の遊端に一体化したものとする外、別部品の刃物を装着したものとすることもでき、それらは鋸刃型、直線状の刃型、曲面状の刃型など様々な形状のものとすることができ、充分な耐久性を確保できる素材製のもの、例えば金属製や合成樹脂製などとすることができる。
そして、新設カッター部先端に設けるエッジは、手で軽く触れても安全な程度の形状を呈するものであって、対象ロールホルダーの上蓋に設けられたカッター部と略同等の切断が可能なものとしなければならず、新設カッター部自体の遊端に一体化したものとする外、別部品の刃物を装着したものとすることもでき、それらは鋸刃型、直線状の刃型、曲面状の刃型など様々な形状のものとすることができ、充分な耐久性を確保できる素材製のもの、例えば金属製や合成樹脂製などとすることができる。
ロールペーパーは、ロール状に巻き取られたシート状、フィルム状、テープ状、薄膜状、箔状、チューブ状、連続する多数枚の袋状物など従前からの各種製品であって、この考案の追加型カッターの装着対象となるロールホルダーに回転自在に装着して、その端部がわを所望する長さ分だけ引き出して引き千切るよう切断し、各種用途に利用可能なものとすることができ、より具体的には、例えば、キッチンペーパー、アルミ箔、ロールウェス、ロール状樹脂袋、ロール状粘着テープなど、ロール紙に限定せず、ロール状に巻き取られたシート類であるということが可能であって、後述する実施例にも示すように、代表的にはトイレットペーパーを対象として略所定の形状のものに形成する一方、ロールホルダーは、それらのロールペーパーの形状および寸法に応じ、当該対象ロールペーパーを装着・利用可能とするようにしたものとしなければならない。
以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
以下では、図面に示すこの考案を代表する実施例と共に、その構造について詳述することとする。
図面は、この考案のロールホルダー用追加型カッターの技術的思想を具現化した代表的な幾つかの実施例を示すものである。
ロールホルダー用追加型カッターを、装着時仮想線とともに示す全体斜視図である。
ロールペーパーをセットした既設ロールホルダーに装着したロールホルダー用追加型カッターを示す斜視図である。
図2の状態から対象ロールペーパー残部端を引き出し終えた状態のロールホルダー用追加型カッターを示す斜視図である。
ロールホルダー用追加型カッターを示す展開図である。
ロールホルダー用追加型カッターの中央縦断面図である。
ロールペーパーをセットした既設ロールホルダーに対して装着直前としたロールホルダー用追加型カッターの側面図である。
図6の状態から既設ロールホルダー上蓋に装着しただけで、対象ロールペーパー残部端をそのままにした状態でのロールホルダー用追加型カッターを示す正面図である。
図7の状態の後、対象ロールペーパー残部端をセットした状態での各部の関係を示すロールホルダー用追加型カッターの中央縦断面図である。
ロールホルダー用追加型カッターの庇状湾曲隔壁部に形成する3種類のリブ(補強構造の一例)を示す中央縦断面図である。
既設ロールホルダー上蓋表面形状との差が少ないケースに採用するリブを組み込んだ事例によるロールホルダー用追加型カッターの中央縦断面図である。
既設ロールホルダー上蓋表面形状との差がやや大きいケースに採用するリブを組み込んだ事例によるロールホルダー用追加型カッターの中央縦断面図である。
既設ロールホルダー上蓋表面形状との差が大きいケースに採用するリブを組み込んだ事例によるロールホルダー用追加型カッターの中央縦断面図である。
既設ロールホルダーの上蓋表面にカード装着用の額縁部を組み込んだ事例によるロールホルダー用追加型カッターの正面図である。
同上ロールホルダー用追加型カッターの平面図である。
従前からの一般的な既設ロールホルダーの斜視図である。
図1ないし図8に示す事例は、カッター部B5を有する上蓋Bをロールペーパー用装着軸C上がわに軸着したロールホルダーAの、該上蓋B表面B1に、重ね合わせ配置可能な積層壁部2、および、同積層壁部2から延伸して中途から垂れ下がり状にすると共に、繰出し窓31を設けた庇状湾曲隔壁部3、同庇状湾曲隔壁部3の垂れ下がり下端縁から前方に所定巾分だけ水平または前方をやや上方に傾斜させた水平状のカッター支持板41と、そのカッター支持板41の前端縁を上方に向けて屈曲させた立上り42、およびその上端縁のエッジ43とを有する新設カッター部4とからなるカッター本体1を有し、該積層壁部2の適所には、当該既設ロールホルダーAの上蓋Bに固着可能な固着機構5を用意し、該積層壁部2を、当該上蓋B表面B1に該固着機構5を介して積層状に固定してしまうと、同庇状湾曲隔壁部3に支持された新設カッター部4のエッジ43が、上蓋Bのカッター部B5からは離れ、セットした対象ロールペーパーDとは庇状湾曲隔壁部3とカッター支持板41とで確保された間隔を置いた所定位置に望むようにした、この考案のロールホルダー用追加型カッターにおける代表的な一実施例を示すものである。
それら各図から明確に把握できるとおり、この考案のロールホルダーA用追加型カッターは、そのカッター本体1が、積層壁部2、庇状湾曲隔壁部3、新設カッター部4からなる合成樹脂一体成形品であって、該積層壁部2は、装着対象となるロールホルダーA上蓋Bの表面B1(水平姿勢状態の上面)に略一致する外郭四角形状の平板部分からなり、その長さは、図6ないし8に示すように、当該上蓋Bの全長と略同じか、それより僅かに短い長さに設定し、同表面B1に積層状に重ね合わせ配置可能なものとし、該積層壁部2の当該上蓋Bの表面B1に装着することとなる裏面には、図4の展開図に示してあるように、接合面範囲に剥離シート付きの粘着シール5が予め貼着したものとしてある。
また、この考案のロールホルダーA用追加型カッターのカッター本体1は、図6ないし図8に示す既設ロールホルダーAおよびそれにセット済の対象ロールペーパーDとの組合せ関係を示す正面図(図4展開図における正面図に相当。)および中央縦断面図からも判明するとおり、その庇状湾曲隔壁部3が、積層壁部2の長さ方向にその積層壁部2から直線的に延伸した後、対象ロールペーパーD使用開始時の水平最大径を越えた辺りで垂れ下がり状とし、既設ロールホルダーAに組み込まれている装着軸Cの取付け高さ位置辺りまで達したところで、その下端縁を前方に屈曲させてカッター支持板41を水平かやや前方上がりの水平状の所定巾のものに形成するようにする一方、垂れ下がり状に湾曲させた辺りのやや下方位置には、対象ロールペーパーDの規格巾(JIS規格114mm±2)を繰り出すのに支障を来すことがない横巾と縦寸法とした繰出し窓31を形成したものとする。
そして、所定巾としたカッター支持板41は、庇状湾曲隔壁部3下端縁から前方に所定巾を確保するよう規制した上、その前端縁をさらに上方に向け屈曲して立上り42にすると共に、その上端縁にエッジ43を設けることによって新設カッター部4とするものであり、これらのカッター支持板41の巾寸法、および立上り42の立上げ巾とその立ち上げ方向の設定は、次のような関係が保持されるようにしなければならない。
先ず、既設ロールホルダーの装着軸Cに対し、対象ロールペーパーD、即ち未使用の対象ロールペーパーDが、その巻取方向を、同図中において反時計回り(引き出し方向は時計回り)となり、その残部端を、図示の如く上方に位置させた状態から前方がわに引き出せるような装着状況とした上で、当該対象ロールペーパーDの残部端を掴んで庇状湾曲隔壁部3に設けた繰出し窓31を潜らせて前方に引き出し、略既設ロールホルダー装着軸Cの配設高さ辺りの前方に位置させたエッジ43に、その裏面切断箇所を当設状にしたときの、該エッジ43と対象ロールペーパーDとの交差角度を90度以下の角度に確保できるよう、それらカッター支持板41の巾寸法と姿勢、および立上り42の立上げ巾とその立ち上げ方向との相互関係を調整して設定するようにしなければならず、庇状湾曲隔壁部3の垂れ下がり形状にもよるが、図示した形状の場合、カッター支持板41の巾寸法は、凡そ3cm程度とし、僅かに前上がり気味の水平状のものとした上、立上り42を1cm程度で前方がわに傾斜させて立ち上げ、その上端縁には、十分安全性を考慮し、且つ対象ロールペーパーDを切断、切り離しには支障を来すことのないようなエッジ43を付設する。
先ず、既設ロールホルダーの装着軸Cに対し、対象ロールペーパーD、即ち未使用の対象ロールペーパーDが、その巻取方向を、同図中において反時計回り(引き出し方向は時計回り)となり、その残部端を、図示の如く上方に位置させた状態から前方がわに引き出せるような装着状況とした上で、当該対象ロールペーパーDの残部端を掴んで庇状湾曲隔壁部3に設けた繰出し窓31を潜らせて前方に引き出し、略既設ロールホルダー装着軸Cの配設高さ辺りの前方に位置させたエッジ43に、その裏面切断箇所を当設状にしたときの、該エッジ43と対象ロールペーパーDとの交差角度を90度以下の角度に確保できるよう、それらカッター支持板41の巾寸法と姿勢、および立上り42の立上げ巾とその立ち上げ方向との相互関係を調整して設定するようにしなければならず、庇状湾曲隔壁部3の垂れ下がり形状にもよるが、図示した形状の場合、カッター支持板41の巾寸法は、凡そ3cm程度とし、僅かに前上がり気味の水平状のものとした上、立上り42を1cm程度で前方がわに傾斜させて立ち上げ、その上端縁には、十分安全性を考慮し、且つ対象ロールペーパーDを切断、切り離しには支障を来すことのないようなエッジ43を付設する。
こうして形成される本願考案のロールホルダー用追加型カッターは、従前から採用されてきている既設ロールホルダーAが、必ずしも同一形状のものとは限らず、特にその上蓋Bの遊端縁B4がわの表面形状に多少なりとも違いを有しているものがあり、それらに採用されて、上蓋B表面に積層状にして固着機構5によって積層壁部2を既設ロールホルダーAに一体化、使用し続けた場合、当該一体化部分よりも前方に延伸状となる庇状湾曲隔壁部3は、同積層壁部2へ一体化してある限られた上蓋B部分だけで支持された状態となっているため、図8中に示すとおり、対象ロールペーパーDを切断、切り離す際の外力Pで、長年の中に、一体化していない庇状湾曲隔壁部3が次第に下降、変形を来すことも想定され、それに合わせてガタ付きが始まり、一体化の持続性にも支障を来してしまう虞も生じさせることから、それら弊害を未然に防止し得るよう、庇状湾曲隔壁部3の湾曲部分を中心に、図9ないし14に示す事例のように、補強構造としての何種類かの形を変えたリブ32(32−1,32−2,32−3)を付属品として同包し、それらの中から、上蓋B表面形状に適合するものを選択した上、本願考案によるカッター本体1の、主として庇状湾曲隔壁部3の少なくとも正面がわ、背面がわに(場合よってはそれらの間にも)適宜手段で一体化したものとし、図10,図11,図12の何れかとして既設ロールホルダーAに装着、一体化するものである。図中、矢印は、何れも既設ロールホルダーAに載置状として固着したとき、同上蓋B当接箇所から受ける反力を示すものである。
なお、この補強構造には、上記した付属部品として選択できるようにするものの外、図示にはしていないものの、予め、図9の中のカッター本体1に二点鎖線表示してあるリブ形成位置表示の中、最もその巾が広いリブ32を、カッター本体1の、主として庇状湾曲隔壁部3の少なくとも正面がわ、背面がわに一体化した合成樹脂製品として形成し、既設ロールホルダーAの上蓋B遊端縁B4がわの表面形状に相応しい形状になるよう、それらリブ32をカッターなど適宜工具類で削り落とし、成形できるようにする構造のものとしたり、場合によっては、カッター本体1に対峙する既設ロールホルダーAの上蓋B対応箇所の方へ、それらギャップを埋めるようにするもの、それは、例えば、上記したものと同様のリブに相当する部材とするか、紙粘土状の詰め物で、適宜手で形が整えられるようにしたものなど、適宜他の手段で代替することも勿論可能である。
加えて、図13、14に示すように、当該積層壁部2の表面適所にカード類を装着可能な額縁部21を一体に設けたものとすることができる。
さらに、特に図示を省略してはあるものの、既に開発、完成済みである前出の引用文献1に採用済のもののように、固着機構5の他の手段として、左右分割型で、同積層壁部2の面積内に収まる帯型平板状とし、手で簡単に折り曲げることができる程度の厚さに設定したアルミニウム板製またはステンレス板製の可塑性装着板からなり、各可塑性装着板の積層壁部2との接合面範囲、および各可塑性装着板の対象上蓋B裏面との接合面範囲の夫々に、容易に剥離可能な剥離紙を装着した両面粘着テープを添付してなるものなどを採用することもできる。
さらに、特に図示を省略してはあるものの、既に開発、完成済みである前出の引用文献1に採用済のもののように、固着機構5の他の手段として、左右分割型で、同積層壁部2の面積内に収まる帯型平板状とし、手で簡単に折り曲げることができる程度の厚さに設定したアルミニウム板製またはステンレス板製の可塑性装着板からなり、各可塑性装着板の積層壁部2との接合面範囲、および各可塑性装着板の対象上蓋B裏面との接合面範囲の夫々に、容易に剥離可能な剥離紙を装着した両面粘着テープを添付してなるものなどを採用することもできる。
(実施例1の作用・効果)
図1ないし図3に示す事例の既設ロールホルダーAに装着する場合は、図6および7のとおり、カッター本体1の積層壁部2裏面に貼着してある両面粘着テープ粘着面の剥離紙を剥がして露出させて既設ロールホルダーA上蓋B表面に、図7に示すように積層、貼着して両者を強固に一体化させた上、図7に示しているような装着状とすると、セット済の対象ロールペーパーDの残部端D1は、既設ロールホルダーAにセットしたままの状態で、そのまま垂下状になっており、カッター本体1の新設カッター部4がわを多少持ち上げながら、その残部端D1を、カッター本体1の庇状湾曲隔壁部3に設けてある繰出し窓31を潜らせ、新設カッター部4を越えるようしてカッター本体1を元に戻し、図8の状態にすれば、この考案のロールホルダー用追加型カッターを組み込んで、使用可能なロールホルダーとすればよく、何等の工具類も必要とせず、取付け位置を迷ったり、組み立て手順を誤ったりすることなく、簡便・迅速且つ正確に組み立てることができる。
図1ないし図3に示す事例の既設ロールホルダーAに装着する場合は、図6および7のとおり、カッター本体1の積層壁部2裏面に貼着してある両面粘着テープ粘着面の剥離紙を剥がして露出させて既設ロールホルダーA上蓋B表面に、図7に示すように積層、貼着して両者を強固に一体化させた上、図7に示しているような装着状とすると、セット済の対象ロールペーパーDの残部端D1は、既設ロールホルダーAにセットしたままの状態で、そのまま垂下状になっており、カッター本体1の新設カッター部4がわを多少持ち上げながら、その残部端D1を、カッター本体1の庇状湾曲隔壁部3に設けてある繰出し窓31を潜らせ、新設カッター部4を越えるようしてカッター本体1を元に戻し、図8の状態にすれば、この考案のロールホルダー用追加型カッターを組み込んで、使用可能なロールホルダーとすればよく、何等の工具類も必要とせず、取付け位置を迷ったり、組み立て手順を誤ったりすることなく、簡便・迅速且つ正確に組み立てることができる。
図8に例示するとおり、このように考案の追加型カッター1を既設ロールホルダーAに対して簡便、確実に組み込み済とした後以降、全ての使用者は、当該ロールホルダーA装着軸Cに回転自在に装着したロールペーパーDの残部端D1を、同図中の破線矢印に示すように、引出力Pで下方に引き出すようにして、引き出した同ロールペーパーDの中途部で所望する箇所が新設カッター部4に押し当てるようすると、その引出力Pによって同新設カッター部4全体を引き下げる力となって作用し、それは、一体成形された庇状湾曲隔壁部3を経て積層壁部2にも同時に作用することとなり、その裏面に一体的に積層されている既設ロールホルダーA上蓋Bを押し下げる力P1となって、それまでルーズな状態にセットされていた対象ロールペーパーDの回転作動を規制する力として作用することとなり、対象ロールペーパーDの残部端D1に加えられる力Pは、新設カッター部4エッジ43に当接する対象ロールペーパーDと噛み合う状態となって切断、引き千切りを実現し終え、対象ロールペーパーDから所望の長さに切り離された切断端部D0を手にすることとなるものである。
この一連の使用者の操作は、そのどちらか一方の手だけの操作で完全に終始させることができ、もう片方の手の操作は、対象ロールペーパーDから所望の長さに切り離す目的の範囲において一切必要とされることがなく、したがって、何らかの理由で片方の手しか使えない人でも何等の支障なく利用することが可能なものとなり、しかも、その操作することとなった手にあっても、何回同じ操作を繰り返したとしても、対象ロールペーパーDの残部端D1所望箇所以外に全く触れないで終始することになることから、その後に利用する人で、衛生面から他人の使用を不衛生なものとして敬遠したい人にとっては、正に理想的な状態のロールホルダーとしての利用が保証されるという大きな特徴を享受し得るものにすることができる。。
さらに、上記のように特徴のある使用の外、切断、切離し後の対象ロールペーパーDの残部端D1は、常に庇状湾曲隔壁部3繰出し窓31から外がわで、新設カッター部4のエッジ43までの間の同カッター支持板41上に露出状に留まることとなり、次の切断、引き千切り操作の際の最初のペーパーD把持操作に戸惑ってしまう虞は全くない上に、この実施例のように、追加型カッター1に補強構造としてのリブ32を付設するようにしたものあっては、長年に渡る使用によっても、その各部、特に庇状湾曲隔壁部3の変形が極力防止されるものとなり、使用過程での対象ロールペーパーDの回動規制作用に支障が生じ、対象ロールペーパーDの新設カッター部4での切断、切離し効果を劣化させてしまうという事態の発生を無くしてしまうという秀でた効果を発揮するものとなる。
加えて、図10および図11に示しているように、カッター本体10積層壁部2が、ロールホルダーA上蓋Bと積層状に組み合せる裏面20とは反対がわとなる表面25の適所に、カード類を装着可能な額縁部27の少なくとも何れか一方を設けてなるようにしたものは、誰でも簡単に該額縁部27に写真5を差し込んだりして、カードスタンドやフォトフレームなどといったインテリアとしての機能を備えたものとすることができるから、従前までに提案のあるものとは全く異なり、より多彩な利用を実現化することができるものになるという利点が得られる。
(結 び)
叙述の如く、この考案のロールホルダー用追加型カッターは、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からのロールホルダー用のカッター部品技術に比較して、各部品を軽量・コンパクト化して格段に陳列販売に適したものとし、従来品より一段と低廉化し、工具類を使用せずに、誰にでも簡単に対象となるロールホルダーに取り付け可能とし、その取付け強度を大幅に高め、遥かに経済的なものとすることができる上、ロールペーパーを格段に容易に引き出し、切断できるよう改善したから、従来型のロールホルダー、および、それらに組み込むカッター部品類に不満を持っていた一般家庭や一般企業は固よりのこと、こうした市場ニーズに応えようとするインテリア業界や建築業界、ホームセンター業界をはじめとし、企業施設や公共施設、宿泊施設などといった各種建築物の管理業界などにおいても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
叙述の如く、この考案のロールホルダー用追加型カッターは、その新規な構成によって所期の目的を遍く達成可能とするものであり、しかも製造も容易で、従前からのロールホルダー用のカッター部品技術に比較して、各部品を軽量・コンパクト化して格段に陳列販売に適したものとし、従来品より一段と低廉化し、工具類を使用せずに、誰にでも簡単に対象となるロールホルダーに取り付け可能とし、その取付け強度を大幅に高め、遥かに経済的なものとすることができる上、ロールペーパーを格段に容易に引き出し、切断できるよう改善したから、従来型のロールホルダー、および、それらに組み込むカッター部品類に不満を持っていた一般家庭や一般企業は固よりのこと、こうした市場ニーズに応えようとするインテリア業界や建築業界、ホームセンター業界をはじめとし、企業施設や公共施設、宿泊施設などといった各種建築物の管理業界などにおいても高く評価され、広範に渡って利用、普及していくものになると予想される。
A ロールホルダー
B 上蓋
B1 同 表面
B2 同 裏面
B3 同 基端
B4 同 遊端縁
B5 同 カッター部
C ロールペーパーD用の装着軸
D ロールペーパー
D0 同 端部
D1 同 切断残部端
1 カッター本体
2 積層壁部
21 同 額縁部
3 庇状湾曲隔壁部
31 同 繰出し窓
4 新設カッター部
41 同
42
43
5 固着機構
B 上蓋
B1 同 表面
B2 同 裏面
B3 同 基端
B4 同 遊端縁
B5 同 カッター部
C ロールペーパーD用の装着軸
D ロールペーパー
D0 同 端部
D1 同 切断残部端
1 カッター本体
2 積層壁部
21 同 額縁部
3 庇状湾曲隔壁部
31 同 繰出し窓
4 新設カッター部
41 同
42
43
5 固着機構
Claims (5)
- カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その表面に積層状に配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状にした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部の下端縁からそのまま前方に略水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後に上方に向けて立上りとした上、その立上りの上端縁をエッジとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所に既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、対象ロールペーパー巾に略相当する横長のロールペーパー用の繰出し窓を形成してなるものとしたことを特徴とするロールホルダー用追加型カッター。
- カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その表面に積層状に配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状にした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部の下端縁からそのまま前方に略水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後に上方に向けた立上りとした上、その立上りの上端縁をエッジとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所に既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、対象ロールペーパー巾に略相当する横長のロールペーパー用の繰出し窓を形成し、対象ロールペーパー残部端を該繰出し窓から潜らせた所望長のものとしてセット、使用するようにしたことを特徴とするロールホルダー用追加型カッター。
- 基端をロールペーパー用装着軸上がわに軸着し、当該カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その表面に積層状に重ね合わせて配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状で、略同装着軸の高さ位置辺りに達するようにした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部からそのまま前方に略水平状もしくはやや上向き水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後で屈曲、所定寸法立ち上げ、その端縁をカッターとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所に既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、その適所に湾曲形状の補強手段を採用すると共に、ロールペーパー用の繰出し窓が、その形成位置を、装着した対象ロールペーパー外縁と当該新設カッター部カッターとを結ぶ線上にある横長に形成したことを特徴とするロールホルダー用追加型カッター。
- ロールホルダー用追加型カッターを、より具体的なものとして示すと、基端をロールペーパー用装着軸上がわに軸着し、当該カッター部がわを上下方向揺動自在とする既設ロールホルダー上蓋に対し、その横巾寸法やや越える巾寸法としてその表面に積層状に重ね合わせて配置可能な積層壁部と、該積層壁部から既設ロールホルダーカッター部を越えてそのまま延伸した後、当該装着軸に装着した対象ロールペーパー使用開始時の水平最大径位置を越えて適宜間隔を置いた外がわ所定位置辺りで垂れ下がり状で、略同装着軸の高さ位置辺りに達するようにした庇状湾曲隔壁部と、該庇状湾曲隔壁部からそのままかやや狭めた巾で前方に略水平状もしくはやや上向き水平状に屈曲して所定幅分延伸させた後で屈曲、所定寸法立ち上げ、その端縁をカッターとした新設カッター部とからなるカッター本体を有し、該積層壁部の適所には、既存ロールホルダー上蓋への固着機構を設ける一方、当該庇状湾曲隔壁部には、その両側縁か裏面適所に湾曲形状保持用のリブを設けると共に、ロールペーパー用の繰出し窓が、その形成位置を、装着した対象ロールペーパー外縁と当該新設カッター部カッターとを結ぶ線上にあって対象ロールペーパー巾に略相当する横長に形成したことを特徴とするロールホルダー用追加型カッター。
- 積層壁部が、ロールホルダー上蓋と積層状に組合せる裏面とは反対がわとなる表面の適所に、カード類を装着可能な額縁部を設けてなる、請求項1ないし4何れか一項記載のロールホルダー用追加型カッター。
Priority Applications (1)
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JP2014006834U JP3196403U (ja) | 2014-12-25 | 2014-12-25 | ロールホルダー用追加型カッター |
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JP3196403U true JP3196403U (ja) | 2015-03-05 |
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Cited By (2)
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JP5969097B1 (ja) * | 2015-08-31 | 2016-08-10 | 梅津 権太郎 | ロールホルダー用カッター、およびそれを利用したロールホルダー |
JP2019022618A (ja) * | 2017-07-24 | 2019-02-14 | 梅津 権太郎 | 可搬型ロールホルダー |
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2014
- 2014-12-25 JP JP2014006834U patent/JP3196403U/ja not_active Expired - Fee Related
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