JP4411541B2 - トイレットペーパーホルダー - Google Patents

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本発明は、トイレットペーパーホルダーからトイレットペーパーを片手で滑らかに引き出し、トイレットペーパーの残部を略三角形状に容易に切り取ることができ、ロール形状のトイレットペーパーを簡易に交換することができるトイレットペーパーホルダーに関する発明である。
現在一般に使用されているトイレットペーパーホルダーは、ペーパーロールを覆うように設けられた蓋によって、或いは蓋の先端に取り付けられている刃でトイレットペーパーを切断する構造となっている。
トイレットペーパーを切り取る際は、ペーパーロールの先端部を手で掴んで適度な長さのペーパーを引き出し、一方の手で蓋を抑え、他方の手でペーパーを上方に引き上げ蓋の先端を切断刃にして使用していた。さらに、トイレットペーパーの使用後に、次の使用者が気持ち良く使用できるようにトイレットペーパーの先端部を三角形状などにおって体裁を整えることが行われている。その切断操作、及び使用後のペーパーの折りたたみ作業は煩雑なものであった。
また、特許文献1に記載の発明のように、先端部を略三角形状に切断する蓋構造をしたトイレットペーパーホルダーも公開されている。しかし、従来同様ペーパーの切断には、一方の手で蓋を押さえ、他方の手でペーパーを上方に引き上げる操作を必要とする。
特開平07−299013号公報
そこで、特許文献2に記載の発明のように、トイレットペーパーを片手で容易に切り取れるようにするとともに、トイレットペーパーの装填作業を容易なものとするトイレットペーパーホルダーの発明も公開されている。
しかし、トイレットペーパーを単に蓋体によって押さえるだけの構造であるから、トイレットペーパーの引き出し時にトイレットペーパーを切断刃部に対して垂直、水平方向に引き出さないと、切断残部は斜めに切断され、或いはちぎれるなど意図した形状に体裁よく切断できないこととなる欠点がある。
特開2004−275539号報
特許文献3には、従来のトイレットペーパーホルダーに接続し、トイレットペーパーホルダーからトイレットペーパーを片手だけで引き出して、簡単に体裁のよい形状にカットすることができるペーパー切口成形切断刃の考案が公開されている。
実用新案登録第3104305号
しかしながら、カット板と折返し部の細い隙間にトイレットペーパーを通すことが必要であり、その操作は片手で行うことは到底困難な上、折返し部に通す作業の途中でトイレットペーパーが本来意図しない部位、形状に切断さることがある。
また、従来のトイレットペーパーホルダーに取り付けるため、トイレットペーパーの交換作業は従来と同様にトイレットペーパーホルダーから使用済みの芯を外して、新しいトイレットペーパーを芯棒に通し直す必要がある。
そこで、本発明は、トイレットペーパーホルダーからトイレットペーパーを片手で滑らかに引き出し、トイレットペーパーの残部を略三角形状に容易に体裁よく切断することができ、ロール状トイレットペーパーを簡易に交換することができるトイレットペーパーホルダーを提供することを目的とするものである。
本発明は、上記の課題を解決するために、下に凸に湾曲した底面板、前記底面板より起立した背面板、前記正面板と背面板に側面で接続し上部に左右凹部を有する左右側板、前記背面板の上部に回動可能に接続した蓋及び前記正面板の上部外側に取り付けた湾曲したガイド部材よりなるロール状トイレットペーパー収納部と、前記正面板の底部から引き出し方向に延設された張出部、前記張出部の先端に上方に向け設置され上部に略三角形状の刃及び前記刃の左右に左右突起を有する切断刃よりなる切断部とからなり、片手でトイレットペーパーを引き出し前記切断刃に押しつけことで、トイレットペーパーの切断残部を略三角形状に切断できることを特徴とするトイレットペーパーホルダーの構成とした。
さらに、前記張出部が、下に湾曲した張出板と、前記切断刃を張出部に固定するための固定部とからなることを特徴とする前記トイレットペーパーホルダーの構成とした。
本発明は、以上の構成であるから以下の効果が得られる。第1に、ロール状トイレットペーパー13の収納部2の底面板7が湾曲していることから、また、正面板3の上部にガイド部材8が取り付けられていることからロール状トイレットペーパー13滑らかに引き出すことができる。
第2に、収納部2の正面板3から切断刃11との間は張出部12によって一定の距離が確保されているため、片方の手15でトイレットペーパー14の先端部14aを掴みやすくなっており使用者は容易にトイレットペーパー14を引き出すことができる。
第3に、切断刃11の両端にトイレットペーパー14が左右傾斜刃11h、11bから逃げてしまわないように左右突起11d、11fを備えていることから、トイレットペーパー14を意図した位置で略三角形状14cに片手15で容易に切断することができる。
以下に、添付図面に基づいて、本発明であるトイレットペーパーホルダーについて詳細に説明する。
図1は本発明であるトイレットペーパーホルダーの斜視図、図2は本発明であるトイレットペーパーホルダーの蓋を開けた時の斜視図、図3本発明であるトイレットペーパーホルダーの正面図、図4は本発明であるトイレットペーパーホルダーの平面図、図5は本発明であるトイレットペーパーホルダーの右側面図である。
トイレットペーパーホルダー1は、ロール状トイレットペーパー13の収納部2とトイレットペーパー14を意図した長さに切断する切断部10よりなる。収納部2は、ロール状トイレットペーパー13を囲むように正面板3、左右側板4、5、背面板6と、ロール状トイレットペーパー13を支える底面板7からなる。これにより、内部にロール状トイレットペーパー13を収納する中空スペースができる。
左右側板4、5には、上部から下方に向かって切り込まれた左右凹部4a、5aが設けられている。これにより収納部2に入れられたロール状トイレットペーパー13の残量が蓋9を開けることなく容易に確認することができる。従って、ロール状トイレットペーパー13が無くなる前に新しいロール状トイレットペーパー13を補充することかできるため便利である。
背面板6には、本発明であるトイレットペーパーホルダー1をトイレの壁面など所定の位置に設置するためネジ留め用の穴6aを予め設けて置く。なお、壁面への取り付けに関しては、ネジ留めに限定されることなく、背面板6に接着材を塗布し壁と接着させること、両面テープにより接着させることなど既存の取り付け方法を採用することができるのは勿論である。
底面板7は、ロール状トイレットペーパー13が置かれる部分であり、ロール状トイレットペーパー13が収納部2の中心位置にあるようにするため下に凸な湾曲としてある。仮に底面板7を下に凸に湾曲させない水平の底面板である場合、トイレットペーパー14の使用が進むにつれて、ロール状トイレットペーパー13の直径が小さくなり、トイレットペーパー14を引き出し、切断する力により収納部2の中心位置からずれることとなる。収納部2の中心位置からずれることにより、次回の使用に際して、引き出されるロール状トイレットペーパー13がスムーズに引き出すことができなくなる。
また、底面板7と左右側板4、5は密封しない。このように開放されていることで、紙くず、埃などのゴミが溜まらず掃除がし易いこととなる。また、ロール状トイレットペーパー13の残量も確認できることとなる。
上述のようにしてなる収納部2は中空の容器となり、その内部にロール状トイレットペーパー13を収納することができる。収納部2の大きさは、収納部2の内部に入れられるロール状トイレットペーパー13の大きさにより適宜変更できる。
ここで、左右側板4、5の距離は、ロール状トイレットペーパー13の左右の長さよりやや長い程度が望ましい。あまり長すぎると収納部2の内部でロール状トイレットペーパー13が左右に移動し、切断する切断刃11の適当な位置に引き出すこと難しく、トイレットペーパー14を目的の位置で体裁よく切断することができなくなる。
また、正面板3と背面板6の距離も収納部2の内部に入れられるロール状トイレットペーパー13の巻き量により適宜変更する。使用前のロール状トイレットペーパー13の直径よりやや長い程度が望ましい。その距離が長すぎると無意味にトイレットペーパーホルダー1の設置スペースが必要となる。通常、トイレスペースは狭いことからできるだけトイレスペースを圧迫しないよう正面板3と背面板6距離はなるべく狭くすることが望ましい。
正面板3の上部には、正面板3の上部と同一長である筒を半分に割ったような形状のガイド部材8を設置する。このガイド部材8の湾曲形状によりトイレットペーパー14を滑らかに引き出すことが可能となる。また、正面板3の最上部は、蓋9と接しないよう左右側板4、5の上部から2−3mm凹ませる。これにより、蓋9を閉めた状態で、蓋9の上面が水平となる。この蓋9の上面に小物を置くことも可能である。蓋9の上面に小物を置いた場合でも、正面板3の上部が凹んでいることから、トイレットペーパー14を蓋9と正面板3上部とで挟み込むことがなく、トイレットペーパー14の引き出しに支障をきたすことがない。
また、ガイド部材8が収納部2より離れた位置まで張り出していることから、トイレットペーパー14を切断した後垂れ下がったトイレットペーパー14は正面板3に密着しない。これにより、新たにトイレットペーパー14を引き出すとき、垂れ下がったトイレットペーパー14と正面板3との間に指を入れ、容易にトイレットペーパー14を掴むことができることとなる。
蓋9は、正面板3から回動させて開く。これにより、新しいロール状トイレットペーパー13を収納したり、使用済みの芯13aを取り除いたりできる。使用中は、収納部2の内部を覆いゴミなどが内部に入り込まないように閉じておく。
蓋9の先端部9aは上方に反らしておくことが望ましい。蓋9を開くとき先端部9aが反っていると蓋9を持ちやすい。また、トイレットペーパー14を引き出すとき、蓋9の先端部9aに上向きの力が掛からずトイレットペーパー14を滑らかに引き出すことができる。従って、蓋9の先端部9aが上方に反っていると、仮に蓋9の水平面に小物などを置いたとしても、トイレットペーパー14を引き出すとき、蓋9が開かず小物が落ちることがない。
蓋9は背面板6上部で回動する留具9bで連結する。連結方法は、蓋9が上下に回動することができれば、特に限定しない。蓋9の形状についても、収納部2の上面を覆おう機能を有すれば特にその形状は限定しない。普段の使用中は閉じておき、蓋9の上面を小物置としても使用することができる。ロール状トイレットペーパー13の充填・補充時に上に開ける
ロール状トイレットペーパー13を交換する際は、蓋9を持ち上げて、回動させて開き、芯13aをと取り出し、又は芯13aなしロール状トイレットペーパー13であれば、収納部2の底面板7に何の操作もなく置くだけでよいので、従来のように芯棒を通し直してトイレットペーパーホルダーに嵌め込むなどの面倒な手間は掛からないで済む。
これら収納部2の素材は、特に限定することなく、通常使用されているプラスチック、ステンレスなどの素材が使用できる。
切断部10は、トイレットペーパー14を切断する切断刃11と、切断刃11を収納部2から一定の距離に固定するための張出部12からなる。切断刃11は、張出部12の固定部12bと挟み板12eとの間に挟み込み、ビス、ネジ12cなどの固定具で固定される
図6は本発明であるトイレットペーパーホルダーの切断部の分解斜視図である。切断刃11は、上部中心の刃先11aから左右の突起11d、11fの付け根まで、トイレットペーパー14を切断するための左右傾斜刃11h、11bを有する。切断刃11は、刃先11aを中心に上に尖った三角形状部分を有することから、切断されたトイレットペーパー14の先端部は略三角形状14cに体裁よく切断される。
左右傾斜刃11h、11bは、少なくとも収納部2の左右側板4、5までの長さを必要とする。これにより、トイレットペーパー14の中心に切断刃11の刃先11aが刺さるとトイレットペーパー14の端まで切断刃11によって綺麗に切断することができることとなる。
左右突起11d、11fは、左右傾斜刃11h、11bの左右V字形溝11c、11gから左右上方に突出した形状で左右に設置される。この左右突起11d、11fによりトイレットペーパー14が左右傾斜刃11h、11bから滑り落ちることが無くなる。左右突起11d、11fは、角度を60度角に設けることが望ましい。
また、左右突起11d、11fの突出の程度は、通所の大きさのロール状トイレットペーパー13を使用するのであれば、1センチ程度あれば充分である。
切断刃11は、全体に収納部2と反対方向に緩やかな湾曲形状とする。これにより、トイレットペーパー14を下方に引き下げる動作だけで、容易にトイレットペーパー14を略三角形状14cに体裁良く切断することができる。また、緩やかな湾曲形状とすることで、切断刃11に強度をもたせることができる。
左右傾斜刃11h、11bは、トイレットペーパー14を切断するためのものであるが、切断刃11の先端に鋭利な刃を立てる必要はない。ある程度切断刃11の厚さが薄ければ、切断刃11の先端が平らであっても充分切断機能を発揮する。
張出部12は、切断刃11を正面板3から一定の距離に位置させるための張出板12aと切断刃11を張出部12に固定するための固定部12bからなる。張出板12aは、正面板3の底部に接続される。或いは底面板7と一体となしてもよい。
張出板12aの切断刃11方向への長さは、およそ5〜10センチメートル程度が望ましい。この程度の長さであれば、正面板3と切断刃11の間に垂れ下がったトイレットペーパー14を手15で掴むために、無理なく手15を入れることができる。10センチメートル以上あっても問題ないが、上述したようにトイレスペースを圧迫してしまうこととなるので望ましくない。
なお、張出板12aは、トイレットペーパー14を切断するために上から下にトイレットペーパー14が引き下げられることから、一定の力が掛かる。そこで、張出板12aには一定の強度が必要になるが、張出板12aの厚みを増すこと、或いは正面板3の下部に接続する部分に接続強度を持たせることで解決できる。
固定部12bは、切断刃11を張出板12aに固定する部分である。この固定部12bは、水平面に対して張出板12aから90度の角度になるように設置することが望ましい。これにより、トイレットペーパー14を下方に引き下げる動作から生まれる力が、効率よくトイレットペーパー14を切断する力に変換され、スムーズにトイレットペーパー14を切断することができる。従って、トイレットペーパー14の切断には、トイレットペーパー14を下方に引き下げる以外の動作を要しないこととなる。
張出部12は、切断刃11を正面板3から一定の距離に固定することができれば、実施例に限定されることがないのは勿論である。
上記切断刃11と張出部12との固定は、張出板12aから起立した固定部12bに穴12dを設け、切断刃11にも12dに一致する位置に穴11eを設け、ビス、ネジ12c・ナット12gなどの固定具で、固定部12b及び切断刃11の穴12d、11eに対応する穴12fを有する挟み板12eなどを利用して固定する。なお、接着材などによっても当然固定することができる。また、切断刃11、張出板12a及び挟み板12eは別々の部品とすることなく一体となすことも何ら問題ない。しかし、切断刃11の交換を考慮すると固定部12b及び挟み板12eのような2枚の板に挟み込み、ネジ12c・ナット12gなどにより固定することが望ましい。
上記切断刃11及び張出部12からなる切断部10の素材は、収納部2と同様に特に限定することなく、通常使用されているプラスチックなどの素材が使用できる。
以下、本発明であるトイレットペーパーホルダー1の使用方法について説明する。図2で示したように本発明であるトイレットペーパーホルダー1の蓋9を開け、ロール状トイレットペーパー13を充填する。使用後にロール状トイレットペーパー13の芯13aがあるときは、その芯13aを取り除き、新しいロール状トイレットペーパー13を補充する。
ロール状トイレットペーパー13の充填・補充に際し、トイレットペーパー14の引き出し位置が正面板3よりにすることが望ましい。なぜなら、トイレットペーパー14の引き出し位置が背面板6よりになると、トイレットペーパー14を引き出すとき蓋9に上向きの力が掛かり、蓋9が持ち上げられることとなり、仮に蓋9の水平面に小物などを置いた場合水平面から小物が落ちるからである。
また、ロール状トイレットペーパー13の残量が少なくなったとき、トイレットペーパー14を引き出すとロール状トイレットペーパー13が正面板3よりに引き寄せられ、引き出しに支障をきたすことがあるためである。ただし、トイレットペーパー14の引き出し位置が背面板6よりであっても、トイレットペーパー14の先端部14aを略三角形状に切断することに影響はないため、トイレットペーパー14の引き出し位置が背面板6よりになるようロール状トイレットペーパー13を充填・補充することも本発明に含まれることは勿論である。
図7は、新しく補充したトイレットペーパーを収納した本発明であるトイレットペーパーホルダーの斜視図である。ロール状トイレットペーパー13を使用し終わった後に、トイレットペーパーホルダー1の蓋9を開けて、芯13aを使用しているロール状トイレットペーパー13であれば芯13aを収納部2から取り出して、芯13aを使用していないロール状トイレットペーパー13であれば、そのまま新しいロール状トイレットペーパー13を底面板7に置いて補充する。
次にトイレットペーパー14の先端部14aを引き出しガイド部材8に掛ける。その結果、引き出されたトイレットペーパー14は、正面板3から一定の距離を保ち垂れ下がる。このように設定した後に蓋9を閉じてトイレットペーパー14を使用する。
図8は、トイレットペーパーを片手15で掴む様子を示した模式図である。ガイド部材8より垂れ下がったトイレットペーパー14と正面板3とに、ガイド部材8を設けたことで隙間ができ、その隙間に指を入れ、別の指でトイレットペーパー14を掴む。切断刃11と正面板3との間にも一定の距離があることから片手15で容易に掴むことができる。
図9は、トイレットペーパーを引き出す様子を示した模式図である。前述のように掴んだトイレットペーパー14を掴んだまま、ガイド部材8と切断刃11の刃先11aの間をすり抜け、上方に上げることで、所定の長さのトイレットペーパー14を引き出すことができる。また、小物などが蓋9の上に置かれていたとしても、蓋9とガイド部材8との間に隙間があるため、トイレットペーパー14を容易に引き出すことができる。
図10は、トイレットペーパーの切断の途中を示した模式図である。前述のようにして、所定の長さに引き出したトイレットペーパー14を引き出し終わった位置から、垂直下方に下げることによって切断刃11の刃先11aがトイレットペーパー14の幅中央位置に刺さり、切断が開始され、トイレットペーパー14の左右の側に切断が進行する。つまり、下げるだけの動作でトイレットペーパー14は勢いで切断することができる。その結果、使用するトイレットペーパー14の末端はV字形状14bに切断される。
図11は、トイレットペーパーの切断後を示す模式図である。図10から、さらに手15を下方に引き下げることで、使用するトイレットペーパー14は完全に切り離される。最初に切断されたトイレットペーパー16は、先端部14aがロール状トイレットペーパー13の使用前の平らな形状であるが、2回目以降に切断されたトイレットペーパー17は、下方先端部が略三角形状14cで、上端がV字形状14bになる。従って、ガイド部材8に垂れ下がったトイレットペーパー14の先端部は略三角形状14cに切り残されることとなる。
このため、次回トイレットペーパー14を掴むことが容易になり、切断先端が略三角形状14cであることから従来のように切断部がちぎれ見た目が悪くなることもなく、また従来のようにトイレットペーパー14の先端部を三角形状に折る必要がない
以上のように、本発明であるトイレットペーパーホルダー1は、ロール状トイレットペーパー13の収納部2の底面板7が湾曲していること、また、正面板3の上部にガイド部材8が取り付けられていることからロール状トイレットペーパー13滑らかに引き出すことができる。
正面板3から切断刃11との間は張出板12aによって一定の距離が確保されているため、手15でトイレットペーパー14の先端部14aを掴みやすくなっており使用者は容易にトイレットペーパー14を引き出すことができる。
切断刃11の両端にトイレットペーパー14が左右傾斜刃11h、11bから逃げてしまわないように左右突起11d、11fを備えていることから、トイレットペーパー14を意図した位置で、切り残されるトイレットペーパー14の先端部を略三角形状14cに片手15で容易に切断することができることとなった。
収納部2の左右側板4、5の上部に残量を確認するための凹状に切り込み左右凹部4a、5aが設けられていることから、蓋9を開けることなく、容易にロール状トイレットペーパー13の残量を確認することができるので、新しいロール状トイレットペーパー13の補充タイミングが分かり易い。
図12は、本発明であるトイレットペーパーホルダーの第2の実施形態の斜視図である。図13は、本発明であるトイレットペーパーホルダーの第2の実施形態右側面図である。
トイレットペーパーホルダー1aは、ロール状トイレットペーパー13の収納部2とトイレットペーパー14を意図した長さに切断する切断部10aよりなる。収納部2は、実施例1で使用したものと同一である。
図14は、本発明であるトイレットペーパーホルダーの第2の実施形態を構成する切断部の分解斜視図である。切断部10aは、トイレットペーパー14を切断する切断刃11と、切断刃11を収納部2から一定の距離に固定するための張出部18からなる。切断刃11は、張出部12の固定部12bと挟み板12eとの間に挟み込み、ビス、ネジ12cなどの固定具で固定される。
張出部18は、切断刃11を正面板3から一定の距離に位置させるための張出板18aと切断刃11を張出部18に固定するための固定部18bからなる。
また、張出板18aは、トイレットペーパー14を掴み易いように下方に湾曲形状とし、正面板3の底部に接続される。或いは底面板7と一体となしてもよい。
固定部18bは、切断刃11を張出板18aに固定する部分である。この固定部18bは、水平面に対して90度の角度になるように設置することが望ましい。これにより、トイレットペーパー14を下方に引き下げる動作から生まれる力が、効率よくトイレットペーパー14を切断する力に変換され、スムーズにトイレットペーパー14を切断することができる。従って、トイレットペーパー14の切断には、トイレットペーパー14を下方に引き下げる以外の動作を要しないこととなる。
図15は、本発明であるトイレットペーパーホルダーの第2の実施形態の使用状態を示した斜視図である。トイレットペーパーを片手15で掴む様子を示している。ガイド部材8より垂れ下がったトイレットペーパー14と正面板3とに、ガイド部材8を設けたことで隙間ができ、その隙間に指を入れ、別の指でトイレットペーパー14を掴むことができる。
さらに、張出板18aの先端に切断刃11が設けられていることに加え、張出板18aが下方に湾曲していることから、正面板3と切断刃11との間に手を入れる空間が充分確保されることとなる。
従って、実施例1に比べ、容易にトイレットペーパー14を掴むことができることとなる。なお、切断操作については、実施例1と同様である。
本発明であるトイレットペーパーホルダーの斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーを開いたときの斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの正面図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの平面図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの右側面図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーを構成する切断部の分解斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーにトイレットペーパーを補充したときの斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの使用状態を示した斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの使用状態を示した斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの使用状態を示した斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの使用状態を示した斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの第2の実施形態の斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの第2の実施形態の右側面図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの第2の実施形態を構成する切断部の分解斜視図である。 本発明であるトイレットペーパーホルダーの第2の実施形態の使用状態を示した斜視図である。
1 トイレットペーパーホルダー
1a トイレットペーパーホルダー
2 収納部
3 正面板
4 左側板
4a 左凹部
5 右側板
5a 右凹部
6 背面板
6a 穴
7 底面板
8 ガイド部材
9 蓋
9a 先端部
9b 留具
10 切断部
10a 切断部
11 切断刃
11a 刃先
11b 右傾斜刃
11c 左V字形溝
11d 左突起
11e 穴
11f 右突起
11g 右V字形溝
11h 左傾斜刃
12 張出部
12a 張出板
12b 固定部
12c ネジ
12d 穴
12e 挟み板
12f 穴
12g ナット
13 トイレットペーパー
13a 芯
14 トイレットペーパー
14a 先端部
14b V字形状
14c 略三角形状
15 手
16 最初に切断されたトイレットペーパー
17 2回目以降に切断されたトイレットペーパー
18 張出部
18a 張出板
18b 固定部

Claims (2)

  1. 下に凸に湾曲した底面板前記底面板より起立した正面板及び背面板、前記正面板と背面板に側面で接続し上部に左右凹部を有する左右側板前記背面板の上部に回動可能に接続した蓋及び前記正面板の上部外側に取り付けた湾曲したガイド部材よりなるロール状トイレットペーパー収納部と、
    前記正面板の底部から引き出し方向に延設された張出部、前記張出部の先端に上方に向け設置され上部に略三角形状の刃及び前記刃の左右に左右突起を有する切断刃よりなる切断部とからなり、
    片手でトイレットペーパーを引き出し前記切断刃に押しつけことで、トイレットペーパーの切断残部を略三角形状に切断できることを特徴とするトイレットペーパーホルダー。
  2. 前記張出部が、下に湾曲した張出板と、前記切断刃を張出部に固定するための固定部とからなることを特徴とする請求項1に記載のトイレットペーパーホルダー。
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