JP3578743B2 - トイレ用のロールペーパー切断具、及びロールペーパー切断具付きペーパーホルダ - Google Patents

トイレ用のロールペーパー切断具、及びロールペーパー切断具付きペーパーホルダ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ロールペーパーの先端側を片手で容易に摘んで引出し、引出したロールペーパーを片手で簡単に切断し、かつ切断後のロールペーパーの先端側を再び容易に摘み取ることができるトイレ用のロールペーパー切断具、及びロールペーパー切断具付きペーパーホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物のトイレ内にはトイレ用のペーパーホルダが設置されてロールペーパーが使用されている。この一般な従来のペーパーホルダは、トイレ内の壁面に取り付けられる背面部の両サイド側に対しロールペーパーを回転自在に保持する左右一対の保持面部を設け、かつ左右の保持面部間における背面部側の位置にロールペーパー上に載置されるペーパーカバーを揺動自在に設けて構成されている。ロールペーパーを使用する際は、ロールペーパーの先端側を摘んで使用者の好みの分量を引出して、片手でペーパーカバーを押し付けつつロールペーパーの引出し部分を上方に引張り、当該ペーパーカバーの先端でロールペーパーの引出し部分を切断する。しかし、このようなタイプのペーパホルダは両手を使わなければ引出したロールペーパーを切断することができず、従って例えば病院のトイレ等で片手を使えない怪我人等が使用するには不便な面があった。
【0003】
そこで片手でロールペーパーを切断できるペーパーホルダが種々提案されており、例えば特開平8−182634号公報には、両サイドのペーパー保持具の付け根側の位置を支点に揺動可能となってロールペーパー上に載置される切断板の先端にビスで装着体を取り付け、装着体には接着剤で断面三角形状の切断部材を固着して成るものとしたトイレットペーパー保持具が記載されている。このトイレットペーパー保持具では、切断部材で切断された後にペーパー保持具間のロールペーパー側に残るペーパーの先端(切断辺)は下方へ垂れ下がりロールペーパーの最外周のペーパー上に重なるものとなっている。
【0004】
また実開平7−39693号公報には、トイレットペーパーボックスの背面側近くに対し先端に下方を向くペーパー押えを有する蓋を揺動可能に装着し、トイレットペーパーボックスの先端側に対し上記蓋のペーパー押えとすれ違いに噛み合う上方を向くペーパー押え、及び当該上方を向くペーパー押えよりも外側の位置でやはり上方を向くペーパーカッターを備えたものとしたトイレットペーパーホルダが記載されている。このトイレットペーパーホルダでは、ペーパーカッターで切断した後のロールペーパーの先端(切断辺)はトイレットペーパーボックスの先端側における上向きのペーパー押えとペーパーカッターとの間の自在式プレート上に垂れ下がるものとなっている。
【0005】
また特開平8−322759号公報には、ロールペーパーを保持する左右の側壁の間に揺動可能である板状の制動部材が設けてあり、制動部材の上面先端部にはゴム製の切断部材が設けられ、制動部材における切断部材の近くにはペーパーを引出す引出口が開口されているものとしたロールシート保持具が記載されている。このロールシート保持具では、ペーパーは引出口から外方へ引出されて切断部材により切断されるが、切断後のペーパーの先端(切断辺)は下方へ垂れ下がりロールペーパーの最外周のペーパー上に重なるものとなっている。
【0006】
また特開平10−80377号公報には、ロールペーパーを保持する左右のフレーム間に対し反り返るカバーを揺動自在に装着し、このカバーの先端に近い側には開口部を形成し、カバーにおける開口部の下方側近傍には立ち上げ板を設けるとともに、カバーの先端には上を向く切断部を設けてあるものとしたトイレットペーパーホルダが記載されている。このトイレットペーパーホルダではロールペーパーの先端側は開口部から外方に引出されて切断部で切断されるが、切断後のペーパーの先端(切断辺)はカバーの先端側における立ち上げ板と切断部との間に垂れ下がるものとなっている。
【0007】
また特開2001−252215号公報には、ロールペーパーを保持する左右の側板に対し揺動可能である開閉フタを装着し、開閉フタの先端側裏面に隙間形成部材を装着して成るものとしたトイレットペーパーホルダが記載されている。このトイレットペーパーホルダでは、ペーパーを引出し切断する際は、開閉フタを上から押えつけ、この力をロールペーパーに伝えつつ開閉フタの先端でペーパーを切断するもので、切断後のペーパーの先端(切断辺)は下方に垂れ下がりロールペーパーの最外周に重なるものとなっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、特開平8−182634号公報、特開平8−322759号公報、特開2001−252215号公報に記載された各従来例では、切断部材(開閉フタ)で切断された後のペーパーの先端(切断辺)は下方へ垂れ下がりロールペーパーの最外周のペーパー上に重なるため、次の使用において再びペーパーの先端を摘んで引出す時にペーパーの先端をペーパーロールから剥がすのに若干の面倒が伴うものであり、使い難い面がある。しかも、このことは特に高齢者等で手のひらから指の先まで油分が少なく、指の先がさらさらに乾いてしまっている人にとって顕著にみられる難点であり、苛々を感ずる人も少なくない。
【0009】
また実開平7−39693号公報に記載された従来例では、ペーパーカッターで切断した後のロールペーパーの先端(切断辺)はトイレットペーパーボックスの先端側における上向きのペーパー押えとペーパーカッターとの間の自在式プレート上に垂れ下がるが、この自在式プレートの間隔は狭く、使用する人の指先が入り難い面があり、従って特に手の大きな人にとってはペーパーの先端を摘み難く使用し辛い場合がある。
【0010】
また特開平10−80377号公報に記載された従来例でも、切断後のペーパーの先端(切断辺)はカバーの先端側における立ち上げ板と切断部との間に垂れ下がるが、立ち上げ板と切断部との間の間隔がやはり狭く、従ってペーパーの先端を摘み難い面がある。そのため、これを使い易いものにするには当然に立ち上げ板と切断部との間の間隔を大きくしなければならず、それではペーパーホルダとして切断部が前方に余分に突き出した大きなホルダとなってしまい、狭いトイレ内では使用し辛くなる問題がある。
【0011】
そこで本発明は上述したような従来存した諸欠点に鑑み創出されたもので、片手でペーパーを引出し、かつ同じ片手で切断することが容易である上に、特に構造が余分に大きくなったり複雑化することなく、簡易な構成で確実にかつ簡便にペーパーの先端を摘み取ることができるトイレ用のロールペーパー切断具、及びロールペーパー切断具付きペーパーホルダを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、本発明のトイレ用のロールペーパー切断具1にあっては、ロールペーパー21を回転自在に収容するペーパーホルダ31の背面側に近い側を支点に揺動自在であって上記ロールペーパー21上に載置されるペーパーカバー33の上面先端側に当該先端に沿って、この先端側の湾曲に概ね等しい湾曲を有して装着される基体11と、上記基体11の下側辺との間にロールペーパー21の巻き出し側22を下方から外方へ送出させるよう、ペーパーホルダ31の外側において、側方が開放されている隙間(挿通開口)14を有しつつ当該基体11の下方側に設けられてロールペーパー21の巻き出し側22を載置させる平面L字状のペーパー載置片13と、上記基体11の上側辺に一体に設けられたロールペーパー21の切断片15とを備えて成り、上記基体11の下側辺から上記切断片15の先端までの距離を上記基体11の下側辺から上記ペーパー載置片13の外側辺までの距離よりも大きくし、以って、上記基体11の下方から上記隙間14を通して引出した上記ロールペーパー21の巻き出し側22の一部を上記切断片15で切断した後に、上記ロールペーパー21側に残る巻き出し側22が上記ペーパー載置片13に被さり、その先端が当該ペーパー載置片13よりも外方の下方に垂れ下げられるようにしたことを特徴とする。
また上記基体11は、上記ペーパーカバー33の先端側の湾曲に概ね等しい湾曲を有し、当該基体11の底面側に両面テープ、接着剤、あるいはビス等を用いて当該基体11が上記ペーパーカバー33の上面先端側に装着されることを特徴とする。
また本発明のトイレ用のロールペーパー切断具付きペーパーホルダ41にあっては、ロールペーパー21を回転自在に収容するペーパーホルダ41の背面側に近い側を支点に揺動自在であって上記ロールペーパー21上に載置されるペーパーカバー43の上面先端側に、上記ペーパーカバー43の先端辺との間にロールペーパー21の巻き出し側22を下方から外方へ送出させるよう、ペーパーホルダ41の外側において、側方が開放されている隙間(挿通開口)45を有しつつ当該ペーパーカバー43の先端辺の外方側に設けられてロールペーパー21の巻き出し側22を載置させる平面L字状のペーパー載置片44と、上記ペーパーカバー43の上記先端辺よりも奥の方の上面上に一体に設けられたロールペーパー21の切断片46とを備えて成り、上記ペーパーカバー43の先端辺から上記切断片46の先端までの距離を上記ペーパーカバー43の先端辺から上記ペーパー載置片44の外側辺までの距離よりも大きくし、以って、上記隙間45を通して引出した上記ロールペーパー21の巻き出し側22の一部を上記切断片46で切断した後に、上記ロールペーパー21側に残る巻き出し側22が上記ペーパー載置片44に被さりその先端が当該ペーパー載置片44よりも外方の下方に垂れ下げられるようにしたことを特徴とする。
【0013】
以上のように構成されたトイレ用のロールペーパー切断具1にあっては、基体11の裏面に例えば両面テープ、接着剤、あるいはビス等を用いて、当該基体11をペーパーカバー33の上面先端側に貼り付ける。ペーパーホルダ31に回転自在に保持されたロールペーパー21の巻き出し側のペーパー22は、ペーパー載置片13との間の隙間14を挿通させて引出しペーパー載置片13に被せ、ペーパー22の先端をペーパー載置片13の外方の下方に垂れ下げさせる。またトイレ用のロールペーパー切断具付きペーパーホルダ41にあっても、ペーパーホルダ41に回転自在に保持されたロールペーパー21の巻き出し側のペーパー22は、ペーパー載置片44との間の隙間45を挿通させて引出しペーパー載置片44に被せ、ペーパー22の先端をペーパー載置片44の外方の下方に垂れ下げさせる。
トイレ用のロールペーパー切断具1を装着したペーパーホルダ31、及び、ロールペーパー切断具付きペーパーホルダ41の使用に際しては、ペーパー載置片13,44から垂れ下がるペーパー22の先端を手の指で摘み取って上方に持ち上げ、当該ペーパー22の好みの分量の一部を切断片15,46に押し当てて切断する。切断後にロールペーパー21側に残る巻き出し側のペーパー22は、自重で撓みつつペーパー載置片13,44の外側を降下し、当該ペーパー22の一部がペーパー載置片13,44上に係止されるとともにペーパー載置片13,44上に載置され、その先端(切断辺)はペーパー載置片13,44の外方の下方に垂れ下がり、再び何時でも摘み出せる状態になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のトイレ用のロールペーパー切断具の望ましい実施の形態を図面を参照し説明する。図1に示すように、本実施の形態のトイレ用のロールペーパー切断具1は、後述するペーパーホルダ31に設けられた揺動自在であるペーパーカバー33(図3参照)の上面先端側に、当該先端の辺に沿って装着される基体11を備えて構成されている。即ち基体11は、ペーパーカバー33の横幅に概ね等しい横幅を有しており、縦幅(つまり図3に示すペーパー22の引き出し方向の幅)はなるべく寸法の小さい縦幅となっている。但し、縦幅は基体11をペーパーカバー33の上面先端側に装着する際に十分な取り付け強度が得られる寸法を確保することが望ましい。尚、基体11はペーパーカバー33の上面先端側への装着性を良くするために、ペーパーカバー33における上面先端側の装着面の曲面に沿うべく当該曲面に概ね等しい曲面(縦幅の面が長手方向に一律に外側に向けて反る曲面)が形成されているが、これは必ずしも必要ではなく、しかも図示のペーパーカバー33の曲率を勘案せずにあらかじめある一定の曲率のなだらかな曲面を形成し汎用性に富むように形成しても良い。
【0015】
基体11の下方側の側辺12側には、基体11の図示左側の一端側に繋がる略L字状の部材から成るペーパー載置片13が設けられ、基体11の下方側の側辺12とペーパー載置片13との間にはペーパー22の横幅を挿通させるための挿通開口(隙間)14が構成されている。基体11に対するペーパー載置片13の突出角度は、基体11をペーパーカバー33に装着した際にペーパー載置片13が例えば水平に位置する角度が好ましいが、必ずしもその角度に限定されるものではない。また図1においては、ペーパー載置片13は、図示左側の一端側のみが基体11に繋がる略L字状の構成(即ち挿通開口14が図示右側の一端側を開放している)が図示されているが、強度を増すためペーパー載置片13の両サイドの端部側が基体11の両端部側に繋がる略コ字状の構成(即ち基体11とペーパー載置片13との間に挿通開口14が完全に収まる構成)を採用しても良い。尚、ペーパー載置片13は金属製である場合、基体11に対し当該基体11に繋がる部分を曲げ加工することで構成することができる。
【0016】
基体11の上方側の側辺(長手辺)には、当該側辺に沿って上方に突出し先端が鋭角になってペーパー22を切断することができる切断片15が設けられている。切断片15の先端はノコギリ歯状に形成しても良く、切断片15の突出高さは、ペーパーホルダ31に回転自在に保持されたロールペーパー21の残量が多く、従ってロールペーパー21の外径が大きい状態にあり当該ロールペーパー21上に載置されるペーパーカバー33が前方の下方へとあまり揺動せず、このためペーパーカバー33があまり下方へ傾かない状態において切断片15の先端にペーパー22を押し当ててペーパー22を切断する際に、切断片15に加わるモーメントの関係でペーパーカバー33が浮上り上方へ揺動してしまうことのない高さとなるようにすることが好ましい。切断片15の突出角度は、基体11の下方側の側辺12からペーパー載置片13の長手方向の外辺16までの距離L2よりも、基体11の側辺12から切断片15の先端までの距離L1の方が優に大きくなる突出角度となるようにすることが好ましい。この場合、詳しくは後述するが、切断片15の先端で切断されたペーパー22においてロールペーパー21に残る側のペーパー(巻き出し側)をペーパー載置片13に被せて垂れ下げさせ、その先端(切断辺)をペーパー載置片3よりも外方の下方に位置させ、これを容易に摘み取ることができるようにしている。尚、切断片15も金属製である場合、基体11に対し当該基体11に繋がる部分を曲げ加工することで構成することができる。しかし、基体11、ペーパー載置片13、及び切断片15は樹脂で一体に成形加工することも容易であることは言うまでもない。
【0017】
以上のように構成されたトイレ用のロールペーパー切断具1は、図2に示すように、ペーパーホルダ31において、ロールペーパー21を回転自在に保持する左右一対のペーパー保持壁32,32の互いの内面側で背面(トイレの内壁への取り付け面となる側)に近い側の上方の位置に形成された例えば軸穴へ回転軸(図示せず)を挿通することで当該回転軸を支点に上下に揺動自在であるペーパーカバー33の上面先端側に対し、切断具1の基体11の裏面側に、例えば両面テープ、接着剤、あるいはビス等を用いて、当該基体11の裏面側をペーパーカバー33の上面先端辺に沿って装着し利用するものである。先ず使用前にロールペーパー21の最外周側を巻き出すと、当該巻き出し側のペーパー22は挿通開口14を挿通させて切断具1のペーパー載置片13に被せられ、その先端がペーパー載置片13の外方の下方に垂れ下げられて何時でも摘み出せるようにする。
【0018】
次に、図3を用いて本実施の形態のトイレ用のロールペーパー切断具1の使用の一例について説明する。先ず、上述した通りロールペーパー21の最外周のペーパー22を図2に示す状態に設定した後、切断具1のペーパー載置片13に被せられたペーパー22の先端側を手の指で摘み取り、この巻き出し側のペーパー22を、図3(A)に示すように使用者の好みの分量を引出して、ペーパー22の切断したい箇所を切断具1の切断片15先端に押し当てて切断する。切断直後においてロールペーパー21側に残るペーパー22は、図3(B)に示すように先端の切断辺が切断片15の先端に位置することになるが、続いてペーパー22自身の僅かな剛性乃至自己復帰性と自重により緩やかに撓みつつ降下し、かつ図3(C)に示すように切断具1のペーパー載置片13よりも外側を通って降下しつつ巻き出し側のペーパー22の中間の一部がペーパー載置片13上に係止されるとともにペーパー載置片13上に載置され、当該ペーパー22の先端(切断辺)はペーパー載置片13の外方の下方の位置に垂れ下がり、図示の如く、次の利用においてもペーパー22の先端側を容易に手の指で摘み取ることができる状態を維持するものとなる。
【0019】
また図3(C)の状態に到ると、ロールペーパー21側に残る巻き出し側のペーパー22の先端は、空間に静止した状態にあり、しかもペーパー載置片13の突出幅に対応してロールペーパー21の最外周のペーパー22部分とも一定の距離で離れた状態にあるため、乾燥した手の指の人であろうと確実にかつ簡単に摘み取ることができ、極めて使用性の良いものとなる。
【0020】
次に、本発明のトイレ用のロールペーパー切断具付きペーパーホルダの望ましい実施の形態を図4を参照し説明する。図4に示すように、本実施の形態のペーパーホルダ41も、ロールペーパー21を回転自在に保持する左右一対のペーパー保持壁42,42、及びペーパー保持壁42,42の背面側を繋ぐ背面壁(図示せず)を備えており、かつ、左右のペーパー保持壁42,42の互いの内面(ロールペーパー21を保持する側の面)側で上記背面壁に近い側の上方の位置に形成された例えば軸穴へ回転軸(図示せず)を挿通することで当該回転軸を支点に上下の方向に揺動自在であるペーパーカバー43を備えて構成されている。
【0021】
特に、ペーパーカバー43は、ロールペーパー21上に載置される際に当該ロールペーパー21の最外周の曲面に対する密着性を考慮して少なくとも先端側部分がロールペーパー21の方向へ湾曲している。ペーパーカバー43の先端には例えば当該先端の横幅における一方の一端側に繋がって略L字状を成すペーパー載置片44が形成されており、ペーパーカバー43の先端とペーパー載置片44との間にはロールペーパー21の巻き出し側のペーパー22を送出させるための挿通開口(隙間)45が構成されている。尚、ペーパー載置片44は、ペーパーカバー43の非湾曲部分と例えば並行の外方に突出する角度でペーパーカバー43に一体に構成されている。
【0022】
またペーパーカバー43の上面先端側で、その先端よりも揺動の支点側に若干離れた位置にはペーパーカバー43の横幅に沿って斜め前方の上方に突出する切断片46が形成されている。本実施の形態の場合も、切断片46の突出高さは、ペーパーカバー43が前方の下方へとあまり揺動せず、このためペーパーカバー43があまり下方へ傾かない状態において切断片46の先端にペーパー22を押し当ててペーパー22を切断する際に、切断片46に加わるモーメントの関係でペーパーカバー43が浮上って上方へ揺動してしまうことのない高さとなるようにすることが好ましい。また切断片46の突出角度も、ペーパーカバー43の先端からペーパー載置片44の長手方向の外辺までの距離L2よりも、ペーパーカバー43の先端から切断片46の先端までの距離L1の方が優に大きくなる突出角度となるようにすることが好ましいことは上述の実施の形態の場合と同様である。
【0023】
本実施の形態の使用の一例も、上述の実施の形態の場合の使用の一例と基本的に同じものであるので詳しい説明は省略する。
【0024】
【発明の効果】
本発明は以上のように構成されているために、ペーパーホルダ31の先端側に設けられたペーパー載置片13にロールペーパー21の巻き出し側のペーパー22を係止させてその先端(切断辺)を外方の下方に垂れ下げさせることができるから、特に構造が余分に大きくなったり複雑化することなく、簡易な構成で確実にかつ簡便にペーパー22の先端を摘み取ることができ、これにより片手でペーパー22を引出し、かつ同じ片手で切断片15に押し当てればペーパー22を容易に切断することができ、何人に対しても使い勝手の良いものとすることができる。
【0025】
即ちこれは本発明において、ペーパーカバー33の上面先端側に、下方側に挿通開口(隙間)14を隔ててペーパー載置片13を有するとともに、上方側にペーパー22の切断片15を有する基体11を備えた切断具1を装着したからであり、これによって構造が余分に大きくなったり複雑化することなく、簡易な構成で、片手が使えない怪我人や、手の指先が乾燥している高齢者等であっても、ペーパー22の先端をロールペーパー21から剥がし取るような作業を一切不要のものとして、ペーパー22の先端を手の指で簡単に摘み取って、これにより片手でペーパー22を引出し、かつ同じ片手で切断片15に押し当ててペーパー22を容易に切断することができるのである。
【0026】
切断具1の基体11の裏面には、両面テープ、接着剤、あるいはビス等を用いてペーパーカバー33の上面先端側に装着するため、ペーパーカバー33への装着が非常に簡単であるとともに十分な取り付け強度を得ることができ、しかもペーパー22の切断以外には使用しないのであるから十分な耐用年数をも得ることができ、非常に経済的である。
【0027】
また本発明のペーパーホルダ41にあっても、ロールペーパー21を回転自在に保持する左右一対のペーパー保持壁42,42に対し揺動自在であるペーパーカバー43の上面先端側に、ロールペーパー21の巻き出し側を送出させる隙間45を隔ててペーパー載置片44を設けるとともに、ペーパーカバー43の上面上にロールペーパー21の切断片46を一体に設けたことにより、ペーパー22を引出して切断した後に、ロールペーパー21側に残る巻き出し側のペーパー22をペーパー載置片44に係止させ、その先端(切断辺)をペーパー載置片44の外方の下方に垂れ下げることができ、次の使用に際しても、当該ペーパー22の先端を確実にかつ簡単に摘み取ることができ、従って片手が使えない怪我人や手の指先が乾燥している高齢者等であっても、片手でペーパー22を引出し、かつ同じ片手で切断片46に押し当ててペーパー22を容易に切断することができるのである。
【0028】
またペーパーホルダ41にあっては、ペーパー載置片44及び切断片46を備えるペーパーカバー43のみ構成すれば、他の部材は従来から使用される部材を使用すれば良く、即ちペーパーカバー43に対してのみ本発明の技術的思想を適用することで優れたペーパーホルダ41を生産することができ、生産が容易であるとともに生産コストも低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の望ましい実施の形態に係るトイレ用のロールペーパー切断具の構成を説明する斜視図である。
【図2】上記ロールペーパー切断具を装着したペーパーホルダの構成を説明する斜視図である。
【図3】(A)、(B)、(C)は上記トイレ用のロールペーパー切断具の使用の一例を説明する説明図である。
【図4】本発明の望ましい実施の形態に係るトイレ用のロールペーパー切断具付きペーパーホルダの構成を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1…トイレ用のロールペーパー切断具 11…基体
12…側辺 13…ペーパー載置片
14…挿通開口(隙間) 15…切断片
16…外辺
21…ロールペーパー 22…ペーパー
31…ペーパーホルダ 32…ペーパー保持壁
33…ペーパーカバー
41…トイレ用のロールペーパー切断具付きペーパーホルダ
42…ペーパー保持壁 43…ペーパーカバー
44…ペーパー載置片 45…挿通開口(隙間)
46…切断片
L1…基体の側辺から切断片の先端までの距離
L2…基体の側辺からペーパー載置片の外辺までの距離

Claims (2)

  1. ロールペーパーを回転自在に収容するペーパーホルダの背面側に近い側を支点に揺動自在であって上記ロールペーパー上に載置されるペーパーカバーの上面先端側に当該先端外面に沿って、この先端側の湾曲に概ね等しい湾曲を有して両面テープ、接着剤あるいはビス等を用いて装着される基体と、
    上記基体の下側辺との間にロールペーパーの巻き出し側を下方から外方へ送出させるよう、ペーパーホルダの外側において、側方が開放されている隙間を有しつつ当該基体の下方側に設けられてロールペーパーの巻き出し側を載置させる平面L字状のペーパー載置片と、
    上記基体の上側辺に一体に設けられたロールペーパーの切断片とを備えて成り、
    上記基体の下側辺から上記切断片の先端までの距離を上記基体の下側辺から上記ペーパー載置片の外側辺までの距離よりも大きくし、以って、上記基体の下方から上記隙間を通して引出した上記ロールペーパーの巻き出し側の一部を上記切断片で切断した後に、上記ロールペーパー側に残る巻き出し側が上記ペーパー載置片に被さり、その先端が当該ペーパー載置片よりも外方の下方に垂れ下げられるようにしたことを特徴とするトイレ用のロールペーパー切断具。
  2. ロールペーパーを回転自在に収容するペーパーホルダの背面側に近い側を支点に揺動自在であって上記ロールペーパー上に載置されるペーパーカバーの上面先端側に、
    上記ペーパーカバーの先端辺との間にロールペーパーの巻き出し側を下方から外方へ送出させるよう、ペーパーホルダの外側において、側方が開放されている隙間を有しつつ当該ペーパーカバーの先端辺の外方側に設けられてロールペーパーの巻き出し側を載置させる平面L字状のペーパー載置片と、
    上記ペーパーカバーの上記先端辺よりも奥の方の上面上に一体に設けられたロールペーパーの切断片とを備えて成り、
    上記ペーパーカバーの先端辺から上記切断片の先端までの距離を上記ペーパーカバーの先端辺から上記ペーパー載置片の外側辺までの距離よりも大きくし、以って、上記隙間を通して引出した上記ロールペーパーの巻き出し側の一部を上記切断片で切断した後に、上記ロールペーパー側に残る巻き出し側が上記ペーパー載置片に被さり、その先端が当該ペーパー載置片よりも外方の下方に垂れ下げられるようにしたことを特徴とするトイレ用のロールペーパー切断具付きペーパーホルダ。
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