JP3023479U - トイレットペーパーホルダー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 トイレットペーパーの端部が一目で確認出
来、片手で容易にトイレットペーパーの端部をつまんで
取り出し、片手で容易にトイレットペーパーを切断する
ことができるトイレットペーパーホルダーを提供する。 【解決手段】 カバー体の上方部に開口部を有するトイ
レットペーパーホルダーにおいて、カバー体６の正面側
に設けられているカバー板７の長手方向の基端部に開口
部１０と先端部に切断部１２とを設け、前記開口部１０
に跨って弾性板１１の基部イを開口部１０の上方側に固
着し、前記弾性板１０の先端縁ロは前記開口部１０の下
方側において開閉自在にすると共に、カバー板７の内面
に回転体１３を軸支する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、確実に所要のトイレットペーパーの端を一目で確認し、直ちに片 手で容易に引張って片手で切断することができるようにしたトイレットペーパー ホルダーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来から用いられているトイレットペーパーホルダーの本体は、金属性、或い は合成樹脂製のものが提案されている。このホルダーは金属性、及び合成樹脂製 にしても何れも一方の手でカバー板を押え、他方の手でトイレットペーパーの端 部をつまんでカバーの先端部縁で所要のトイレットペーパーを切断するように形 成されたものである。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のトイレットペーパーホルダーにおいて、紙管にペーパーを巻き付けて取 り出し自在にしているため、カバー体がペーパーに対し圧力がないので、所要以 上のペーパーを取り出すことができるように形成しており、トイレットペーパー を切断する場合、ペーパーをつまんで持ち上げ状態にすれば、カバー体も同時に 持ち上がるので、一方の手でカバー体を押え、他方の手でペーパーをつまんでカ バー体の先端部縁で切断しており、必ず両手を使用しないと完全なる切断は出来 なかった。又、次にペーパーを使用する際、ペーパーの端部はカバー体の内部に 収納されるので、端部を容易に取り出すことができなかった。

【０００４】 そこで本考案は、トイレットペーパーの取り出し及び切断に当たりトイレット ペーパーの端部が一目で確認出来、片手で容易につまんで取り出し片手で容易に ペーパーを切断することができるトイレットペーパーホルダーを提供することを 目的としたものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

前記目的を達成するために、本考案は、カバー体に開口部を有するトイレット ペーパーホルダー本体において、カバー体の基端部で、カバー体のカバー板の上 方部の長手方向に設けた開口部に跨って弾性板の基部を開口部の上方側に固着し 、弾性板の先端縁は前記開口部の下方側において開閉自在に接圧ができるように なすと共に、前記カバー板の先端に切断部と内部に回転体を軸支してトイレット ペーパーに接触させて形成したものである。

【０００６】 ここで、軸支された紙管のペーパーの端部は開口部を通ってカバー板上にある ので一目で確認出来、トイレットペーパーの端部を片手で引張るとカバー重量で 内部の回転体はトイレットペーパーをコントロールし、トイレットベーパーを切 断部で切断する時はこの回転体の摩擦抵抗により必要以上の繰り出しを停止させ ることができる。そして例えば硬質ゴム片或は合成樹脂片によりなる弾性板にて ペーパーが開口部からカバー体内部に引き入れられることを防止することができ る。

【０００７】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態を、ペーパーが軸に軸支された状態として説明する 。

【０００８】 ここで、トイレットベーパーホルダーの本体１の左右両側端に支持腕板２、２ を前方に一体的に突出し、左右支持腕板２と２との間に軸支された軸３にトイレ ットペーパー５を巻き付けた紙管４を挿嵌して回転自在に軸支されている。カバ ー体６の表面の正面側のカバー板７は弧状に形成され、両側端は鈍角の側板８、 ８を一体的に屈曲して前記支持腕板２、２上に重ねて上端隅角部を螺子止め９し 、カバー体６が回動自在になるように構成している。

【０００９】 そしてカバー体６のカバー板７の上方部の長手方向に開口部１０を設け、該開 口部１０に跨って弾性板１１例えばゴム或は合成樹脂板等何れかを用いて基部イ を開口部１０の上方側に固着し、先端縁ロを下方側に圧接させて開口部１０をカ バーして形成されている。また切断部１２は、カバー板７の先端部に突設させて 鋸歯状に形成されており、先端縁ロから切断部１２までトイレットペーパー５は 露出している。

【００１０】 更にカバー板７の内面には回転体１３を軸支しており、カバー板７上にあるペ ーパー５の端を片手で引張ると、トイレットペーパー５は弾性板１１とカバー板 ６との間で軽くコントロールされながら一方ではホルダー内にて回転体１３によ りトイレットペーパー５の回転を制御して順次繰り出され、切断部１２で片手に て切断するときは回転体１３がトイレットペーパー５及び紙管４を軽く押さえて ブレーキの作用をしてトイレットペーパー５の回転を完全に停止させ、必要量の ペーパー５を切断することができる。弾性板１１は切断されたトイレットペーパ ー５の端部が開口部１０よりカバー体６内部に引き入れられることを防止する。

【００１１】 本考案の実施の形態においては、左右側板、カバー板よりなるカバー体を備え たトイレットペーパーホルダーについて説明をしたが、カバー板のみを備えたト

【００１２】 又、切断部は鋸歯状に形成しているけれども、刃状に形成することもできる。

【００１３】

【実施例】

本考案の実施に当たり弾性板１１は、上述のようにゴム及び合成樹脂等を開口 部１０のカバーとして使用するが、ゴムについては硬質性、軟質性を問わないけ れども厚味は２ｍｍ以下のものが好ましい。合成樹脂も柔軟性のものが好適であ る。

【００１４】 また、ホルダーは透明性の硬質プラスチックが好ましいけれども、一部を耐蝕 性金属片一部はプラスチックを使用することもできる。

【００１５】

【考案の効果】 以上説明したように本考案は、カバー体内に回転体を設けカバー板の開口部に 弾性板を設けたので、紙管に巻き取ったトイレットペーパーの回転を制御し確実 に要易に必要量のトイレットペーパーを切断することができるため、トイレット ペーパーの使用の節減に多大の効果があり、また、従来のようにペーパー取り出 しに両手を使用せず片手で容易に操作することができるという特異性がある。

【００１６】 更に、開口部に弾性板を設けたので、トイレットペーパーの端部がカバー体の 中に引き入れられることを防止して常にカバー板上に一定の形体を保っているた め、次に使用する際一目でトイレットペーパーの端部が確認でき容易にトイレッ トペーパーの端部を片手でつまむことができるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】トイレットペーパーホルダーの斜視図である。

【図２】カバー体を上方に開放した一部切欠正面図であ
る。

【図３】トイレットペーパーの端部を引張って切断した
状態を示す要部の説明図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ 支持腕板 ５ トイレットペーパー ６ カバー体 ７ カバー板 １０ 開口部 １１ 弾性板 １２ 切断部 １３ 回転体 イ 基部 ロ 先端縁

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 背面に取付板を有する本体１の左右両端
   部より支持腕板２、２を一体的に前方に突設し、該支持
   腕板２、２の上方部に開口部１０を有するカバー体６を
   枢支したトイレットペーパーホルダーにおいて、前記カ
   バー体６の正面側に設けられているカバー板７の長手方
   向の基端部に開口部１０と先端部に切断部１２とを設
   け、前記開口部１０に跨って弾性板１１の基部イを開口
   部１０の上方側に固着し、前記弾性板１０の先端縁ロは
   前記開口部１０の下方側において開閉自在に接圧してト
   イレットペーパー５を軽く狭圧することができると共に
   カバー板７の内面に回転体１３を軸支してトイレットペ
   ーパー５に接触するように構成したトイレットペーパー
   ホルダー。