JP4596252B2 - 巻き紙の切り端が掴み易い巻き紙用ホルダー。 - Google Patents
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Description
本発明は以上の問題を解決し、従来と殆ど変わらぬ紙の切り取り操作と、楽に確実な掴み取りが出来るようになされたものである。
第一に、巻き紙用ホルダーの本体に設けられた紙ロール受け軸に紙ロールを回転自在に支持させ、該紙ロールの巻き本体の上方に該巻き紙用ホルダーの本体に支持された巻き紙分離板を位置させ、該巻き紙分離板の上面を通過させて紙ロール先端の巻き端を繰り出し自在に構成することにより、紙ロールの巻き端と巻き本体との間に巻き紙の巻き紙分離板を入れた状態で、常に紙ロールの巻き端が巻き本体から上方に離されているものにおいて、該巻き紙分離板の上面に常時上方にバネで付勢位置されて、該巻き紙分離板より離れている上蓋を上下自在に設け、必要長さの紙を引き出した後、上蓋を押さえて上蓋先端のカット部で紙を切り取り、上蓋を押さえた手を離すと元の位置に上蓋が上がるようにし、前記巻き紙分離板の途中に巻き紙の繰り出し方向に前後広幅のある凹みを設け、その凹みの上に引き出されている紙を凹みに押し込む巻き紙の繰り出し方向に前後広幅のある突起を上蓋の裏に設け、該上蓋の下動により突起で紙が凹みに押し込まれ、該凹みの先にある垂直壁面の切り取り位置で必要長さの紙を切り取ると共に、上蓋の上動復帰で突起の押し込みが解除されると突起で凹みに押し込まれた分量の紙が凹み部分から垂直壁面に繰り出て紙の切り取り位置より長く端が垂れ下がることを特徴とする。
第二に、突起の巻き紙の繰り出し方向の後面側に蹴り出しを設け、蹴り出しによって凹みに 入り込んだ分量の紙が凹み部分から繰り出て紙の切り取り位置より長く端が出ることを特徴とし、第三に、上蓋を巻き紙用ホルダーの本体の基端側で上下回動自在に設け、巻き紙分離板を巻き紙用ホルダーの本体の先端側で上下回動自在に設けて、巻き紙を取り付け、または取り外すときに、上蓋と巻き紙分離板を、紙ロールの脱着が容易に出来るような位置に可働できることを特徴とする。これにより、
(A)巻き端と巻き本体との間に分離用の板が入るようにした。
(B)必要長さの紙を引き出した後、上蓋を押さえて紙を切り取り、上蓋を押さえた手を離すと元の位置に上蓋が上がるようにした。
(C)分離用の板の途中に凹みを付けて紙を凹みに押し込むような突起部分を上蓋裏に作り、上蓋を押さえて必要長さ分の紙を切り取り後、紙の切り端が押し込まれた長さ分だけ多く取り込まれ、また突起部の手前側に蹴り出し用の当たりを付け、押し込んだ紙の凹み部の手前側との隙間を無くすことにより、押さえた手を離すと押し込んだ紙が蹴り出され、切り取り位置より紙端が長く垂れ下がるようにした。
(D)巻き紙の分離用の板および凹みに押し込むための突起を巻き紙の脱着が容易に出来るよう可動式にした。
本発明は以上よりなる巻き紙用ホルダーである。
その後、上蓋を押さえている手を離すと上蓋上げバネの力で紙押し込み突起が凹みから離れ、上蓋の上動復帰で突起の押し込みが解除されると同時に巻き紙の繰り出し方向に前後広幅のある突起で凹みに押し込まれた分量長さ分の紙が、凹みから垂直壁面に繰り出て紙の切り取り位置より長く端が垂れ下がる構成とされている。
このため、本発明を使用するときに容易な掴み取りが出来るため、巻き紙の切り口の掴み取りに不自由を感じていた人への抵抗感の払拭が出来る。また卓上用、料理用などのロールペーパーホルダーとしての普及拡大ができる。
符号(1)は巻き紙用ホルダーの本体であり、紙ロール(2)を紙ロール受け軸(3)に回転自在に支持させる。(5)は紙ロールの巻き本体(2a)の上方に配置される巻き紙分離板で、巻き紙分離板取り付け軸(6)で上方に回動自在にされ、下方への移動を巻き紙分離板定位置止め(7)で固定されている。(4)は巻き紙分離板(5)の上方に配置された上蓋で、巻き紙用ホルダーの本体(1)間に設けた上蓋取り付け軸(9)で回動自在にされ、上蓋上げバネ(8)で常時上方に付勢位置されて巻き紙分離板(5)より離れている。(10)は上蓋(4)の裏に設けた紙押し込み突起部、(11)は紙ロールの巻き端を切るカット部、(12)は紙押し込み突起部(10)に設けた蹴り出しである。巻き紙分離板(5)の上面には紙押し込み突起部(10)が嵌る凹み部(5a)が設けてある。該凹み部(5a)は巻き 紙の繰り出し方向に前後広幅のある凹みに構成され、その凹み(5a)の上に引き出されている紙を凹み(5a)に押し込む紙押し込み突起部(10)も巻き紙の繰り出し方向に前後広幅のある突起(10)に形成されて上蓋(4)の裏に設けてある。
紙ロール(2)の巻き本体(2a)から巻き紙端(2b)を引き出して、巻き紙分離板(5)の上面を通過させて巻き紙分離板(5)の上に掛けるよう紙ロール(2)を本体(1)に装着し、紙ロール先端の巻き端を繰り出し自在に構成することにより、紙ロール(2)の巻き端と巻き本体(2a)との間に巻き紙の巻き紙分離板(5)を入れた状態で、常に紙ロール(2)の巻き端が巻き本体(2a)から上方に離されているものである。使用時は巻き紙端(2b)を必要長さに引き出して上蓋(4)を押さえると該上蓋(4)の下動により上蓋裏にある紙押し込み突起部(10)で紙が巻き紙分離板(5)の途中にある凹み部(5a)に押し込まれ、その状態で該凹み(5a)の先にある巻き紙分離板(5)の垂直壁面の切り取り位置で上蓋(4)先端のカット部(11)と巻き紙分離板(5)との間に挟まれて引き出されている必要長さの紙を切り取る。
その後、上蓋(4)を押さえている手を離すと上蓋上げバネ(8)の力で紙押し込み突起部(10)が凹み部(5a)から離れ、上蓋(4)の上動復帰で突起(10)の押し込みが解除されると同時に巻き紙の繰り出し方向に前後広幅のある突起(10)で凹み部(5a)に押し込まれた分量長さ分の紙が、凹み部分(5a)から垂直壁面に繰り出て紙の切り取り位置より長く端が垂れ下がる構成とされている。
また、このとき突起部(10)の巻き紙の繰り出し方向の後面側に蹴り出し(12)を設けてあると、紙が突起部(10)の蹴り出し(12)により送り出され、その長さ分がカット位置から多く垂れ下がる。あるいは紙質などにより垂れ下がりにくい場合においても切り端口が巻き紙分離板(5)で剥離されており、且つ凹みの先にある垂直壁面の構成により、凹み部分に押し込まれた長さ分の紙の引き抵抗が軽減されているため、確実に容易な掴み取りの実施が出来る。
さらに、上蓋(4)を巻き紙用ホルダーの本体(1)の基端側で上蓋取り付け軸(9)により枢支して上下回動自在に設け、巻き紙分離板(5)を巻き紙用ホルダーの本体(1)の先端側で巻き紙分離板(5)上下回動自在に設けてあるので、巻き紙を取り付け、または取り外すときに、上蓋と巻き紙分離板取り付け軸(6)により枢支して、紙ロールの脱着が容易に出来るような位置に可働できる。
本発明は以上の構成よりなる。
(2)紙ロール
(3)紙ロール受け軸
(4)上蓋
(5)巻き紙分離板
(6)巻き紙分離板取り付け軸
(7)巻き紙分離板定位置止め
(8)上蓋上げバネ
(9)上蓋取り付け軸
(10)紙押し込み突起部
(11)カット部
(12)蹴り出し
(2a)巻き本体
(2b)巻き紙端
(5a)凹み部
Claims (3)
- 巻き紙用ホルダーの本体に設けられた紙ロール受け軸に紙ロールを回転自在に支持させ、該紙ロールの巻き本体の上方に該巻き紙用ホルダーの本体に支持された巻き紙分離板を位置させ、該巻き紙分離板の上面を通過させて紙ロール先端の巻き端を繰り出し自在に構成することにより、紙ロールの巻き端と巻き本体との間に巻き紙の巻き紙分離板を入れた状態で、常に紙ロールの巻き端が巻き本体から上方に離されているものにおいて、該巻き紙分離板の上面に常時上方にバネで付勢位置されて、該巻き紙分離板より離れている上蓋を上下自在に設け、必要長さの紙を引き出した後、上蓋を押さえて上蓋先端のカット部で紙を切り取り、上蓋を押さえた手を離すと元の位置に上蓋が上がるようにし、前記巻き紙分離板の途中に巻き紙の繰り出し方向に前後広幅のある凹みを設け、その凹みの上に引き出されている紙を凹みに押し込む巻き紙の繰り出し方向に前後広幅のある突起を上蓋の裏に設け、該上蓋の下動により突起で紙が凹みに押し込まれ、該凹みの先にある垂直壁面の切り取り位置で必要長さの紙を切り取ると共に、上蓋の上動復帰で突起の押し込みが解除されると突起で凹みに押し込まれた分量の紙が凹み部分から垂直壁面に繰り出て紙の切り取り位置より長く端が垂れ下がることを特徴とする巻き紙ホルダー。
- 突起の巻き紙の繰り出し方向の後面側に蹴り出しを設け、蹴り出しによって凹みに入り込んだ分量の紙が凹み部分から繰り出て紙の切り取り位置より長く端が出ることを特徴とする請求項1に記載の巻き紙ホルダー。
- 上蓋を巻き紙用ホルダーの本体の基端側で上下回動自在に設け、巻き紙分離板を巻き紙用ホルダーの本体の先端側で上下回動自在に設けて、巻き紙を取り付け、または取り外すときに、上蓋と巻き紙分離板を、紙ロールの脱着が容易に出来るような位置に可働できることを特徴とする請求項1に記載の巻き紙ホルダー。
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